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銀河帝国攻略戦⑤~犂星を掬う

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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「皆、『ヘロドトスの戦い』の話は聞いているかな?」
 とても慌てている様子のフルム・サーブル(森林の妖精さん・f03354)。かいつまんで話を要約すると、こうだ。

 『ヘロドトスの戦い』の結果、遺失技術『ワープドライブ』がこのスペースシップワールドに復活した。
 フォースナイト・ミディアの『ワープドライブ』によって宇宙船の戦力を集結させられるようになったことで、銀河帝国に対抗する伝説の『解放軍』そのものの再現が可能になった。
 銀河帝国に対抗する意思のある宇宙船はミディアと猟兵達の呼びかけに応じ、続々と集結しつつある。

「とても喜ばしいことなんだけど、『ワープドライブ』は銀河皇帝が持っているユーベルコードでもあったんだ。銀河帝国は宇宙船のある各地に帝国の戦艦をワープアウトさせることで対抗しようとしているよ。……そして、今まさに襲われようとしている船が一隻。オリオン座をシンボルにもつ『犂星号』だ」
 犂星号はすでに解放軍に加わる決意を表明している船だ。助け出すことができれば、ミディアのワープドライブの能力を得て猟兵達のために貴重な戦力として行動してくれるだろう。

「今回の任務は、グリモアベースから犂星号を襲撃しようとしている帝国戦艦内に直接転移し、内部の敵を撃破して戦艦を破壊するんだ。ああ、脱出方法はミディア君の宇宙船に合流する形になるから、心配ないよ。大事なことは『敵戦艦の破壊』だから、それを忘れないでくれたまえ」
 帝国戦艦の内部にはセキュリティシステムであるミサイルファイターが待ち受けている。対艦ミサイルを配備した小型の戦闘機だが、今回は艦内での戦いということもあって十全なスペックを発揮できない。生身で戦う分にも何とかなるだろう。

「急ぎの依頼で申し訳ないけど、よろしく頼むよ」
 そう言うとフルムはグリモアをゲラニウムの形に変え、急ぎテレポートの準備に取り掛かるのだった。


みづかぜ
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 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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 みなさんこんにちは、みづかぜです。初めましての方は初めまして。オープニングをご覧いただき、ありがとうございます。
 微力ではありますが全力で猟兵の皆様の冒険をお手伝いする所存でございますので、宜しくお願い致します。

 そんなわけでこちらは『⑤帝国戦艦迎撃指令』でございます。
 戦闘機をばったばったとなぎ倒して帝国軍の戦艦をがしがし破壊していってください。
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第1章 集団戦 『ミサイルファイター』

POW   :    衝角突撃
【機体前方に装備された対艦衝角】が命中した対象を切断する。
SPD   :    ファイターレーザー
【速射式レーザービーム】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    スターシップキラー
【レーダー波】を向けた対象に、【対艦ミサイル『スターシップキラー』】でダメージを与える。命中率が高い。

イラスト:雲間陽子

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

メルティア・サーゲイト
 さあ、戦争を教えてやるぜ。装備は両手ガトリングカノン、右肩レドーム、左肩と両脚に56連ミサイルだ。数撃つぜ数を!
「CODE GENOCIDE、片っ端から穴あきチーズだッ!」
 まずは命中率重視のいつもより銃身が長いガトリングカノンでバリバリ撃つぜ。だが、4発に1発はペイント弾だ。ミサイル部分にでも当たればガトリングだけで落とせるだろうがそこまで細かく狙う気は無い。
「フォックス3! CODE SWARM、本命はこっちだぜぇッ!」
 ペイント弾による捕捉が出来てる敵に一気にミサイルをブチ込むぜ! 撃ち切ったらバインダーに戻して即座にリロードだ。とにかく撃ちまくるぜ!


芦屋・晴久
【WIZ】アドリブ、連携歓迎

進めていきましょう。
嗅覚等に頼らない分、私の【水舞転身環】が有効と見ます。
姿を消しながら【ジャッジメントクルセイド】で撃ち抜きましょう。

必要ならばもう1人他の方の姿も消して行動します。



「さあ、戦争を教えてやるぜ」
 全身に全射程の武装を装備したウォーマシン、メルティア・サーゲイト(人形と鉄巨人のトリガーハッピー・f03470)が一番乗りで帝国戦艦の内部へと飛び込む。
「CODE GENOCIDE、片っ端から穴あきチーズだッ!」
 始動前の、完全に不意を突かれたミサイルファイターに向けて中距離砲撃支援ガトリングカノンから放たれた銃弾の雨が横殴りに降り注ぐ。だが、四分の一はペイント弾だ。
『AWAKING――CAUTION』
 遅れを取ったミサイルファイターが起動し、機体前方に装備された対艦衝角を侵入者へと向けるが、寝起きのようにその動きは緩慢だ。
「フォックス3! CODE SWARM、本命はこっちだぜぇッ!」
 ペイント弾によるマーキングを追尾し、高威力高命中の中近距離用五六連小型ミサイルが戦闘機に追撃をかける。
 小回りの効かないうちに鉄くずと化した戦闘機の残骸を追いかけるようにして、新たな戦闘機が追加でやってくる。
『WARNING WARNING』
 メルティアは迎撃しようと集った戦闘機を片っ端から蜂の巣にしていく。敵襲の合間にリロードし、全弾を撃ち切るべく効率よく撃墜数を稼いでいった。
『DANGER DANGER!』
 集結する戦闘機のペースがいよいよもってメルティアのナノクラフトバインダーの生成ペースを上回ろうとしていた合間に、そっと光る霊符がメルティアに触れた。
「宵ノ刻、水舞転身環」
 芦屋・晴久(謎に包まれた怪しき医師・f00321)の二之式・水舞転身環がメルティアの姿を透明にしてゆく。
「ちょっとおかわりが激しすぎると思いましたんでね、余計なお節介をしました」
「もうちょっとイケたと思うけど、そういうことなら後から来る奴に残してやってもいいぜ」

 河原に流れ着いた流木のように積み上げられたスクラップを置き去りにして、ステルス状態の二人は戦艦の機関部を目指す。
「この状態なら大体先制もできますし、悪くはないですよ」
 晴久の言う通り、小回りの効かない戦闘機のセンサーをやり過ごして行くには透明化程度で十分だった。おそらくこの戦艦は、内部から突如襲われることなど全く想定していないのだろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アレキサンドラ・ミルキーウェイ
ふむふむなるほど
こちらへの協力が対価となるなら、救援に参じるのも悪くはないですね
戦闘が本領という訳では無いですが、それなりに戦える所も見せてやるのです

なるべく他の猟兵と共に戦いましょう
基本戦法は【星の鎖】で複製した流星鎖で敵を拘束、
他の猟兵に攻撃してもらう形を狙うのです
拘束についでに敵の力を奪っておくのも良いですね
拘束した敵同士をぶつけてダメージを狙ってみるのも面白そうなのです

敵の攻撃は拘束した敵を引き寄せて盾にするか、
自分の体を鎖で覆うようにして防御すれば問題ないのです

私は楽が出来る
他の者は見せ場が出来る
これがwinwinの連携ってやつなのですよ


須磨・潮
銀河の戦い。
宇宙は20年ぶりです。

「大人しく、どうぞ」
戦闘には宇宙バイク(黄色の原付)に[騎乗]。
[空中戦]を使用します。

「あなた達がいるから、私たちスペースノイドは安心して過ごせないんです。」
敵に向かってフック付きワイヤーを放ち、拘束。

「あなた、私の故郷『諠第3^弌繝?くァ』が何処にあるかご存じですか?……あ、言語が異なりますね。」
「ひとまず、殲滅されてくださいな」
拘束した状態からUCを使用。
宇宙バイクを、白い楕円のプレート状に変形させて乗ります。
そのまま発進させて、拘束したワイヤーで敵を引っ張り、他の敵艦にぶつけます。

どうか、この宇宙戦争に勝利を。

(アドリブ連携歓迎)


フレイ・ブラッドセイバー
ジャイアントキリングって、なんだかワクワクしますよね?
何かこう…壊すことにロマンがある感じがして

ここがオリオンであればさながら私はアルテミスですか

冗談はそこまでにしておいて
カッコイイメカ、ぶっ壊しましょう

一応前衛、というか前衛と言ってもその場で遠距離攻撃と近接攻撃によるドンパチメインですね
私は意外と面倒が嫌いなのですよ

戦闘中はクールなメイドさん
戦闘時、真剣な時の口調はステータスの通り

鼻歌
めーでーこの世を滅ぼす愛でめーばえたふんふんふんふんふんふーん



「ふむふむなるほど。こちらへの協力が対価となるなら、救援に参じるのも悪くはないですね」
 帝国戦艦内部へとテレポートしたアレキサンドラ・ミルキーウェイ(強欲の貧者・f13015)は、状況を把握するためにもう一度情報を咀嚼する。
「銀河の戦い。宇宙は20年ぶりです」
 黄色の原付にしか見えない宇宙バイクに騎乗した須磨・潮(マウス・f13530)は、久しぶりの故郷であるスペースシップワールドの環境に、密かに心を躍らせる。
「ジャイアントキリングって、なんだかワクワクしますよね? 何かこう……壊すことにロマンがある感じがして」
 フレイ・ブラッドセイバー(瀟洒な血濡れのメイド・f00013)はすっきりと落ち着いたメイドの外見に反して、なかなか物騒な感想を抱いていた。

『WARNING WARNING』
 侵入者を見失って緩やかな哨戒をしていたミサイルファイターが再び集結を始める。
「戦闘が本領という訳では無いですが、それなりに戦える所も見せてやるのです」
「大人しく、どうぞ」
 アレキサンドラが星の鎖(チェインスター)で一機拘束したところへ、潮が別の一機をフック付きワイヤーで捕らえる。
「あなた達がいるから、私たちスペースノイドは安心して過ごせないんです」
 20年前と変わらぬ、侵略に晒され続ける世界からオブリビオンを駆逐することは、潮の念願でもあった。
「カッコイイメカ、ぶっ壊しましょう」
 最前線に立つフレイは『我は戦神、叛逆の魔神なり(ディスペアー・イン・ザ・ダークネス)』で自らの分身を創り出す。
 接近して紅い剣で斬りかかるメイドに反応した戦闘機が衝角で反撃をしようとするが、アレキサンドラが伸ばしていた星の鎖に引っかかり戦艦内部の壁へと激突してしまった。
「あなた、私の故郷『諠第3^弌繝?くァ』が何処にあるかご存じですか? ……あ、言語が異なりますね」
 潮も駄目元で戦闘機のAIに語り掛けてみるが反応はなく、この戦艦にかつての母船の情報は把握されていないようだった。
「ひとまず、殲滅されてくださいな」
 黄色い原付を白い楕円のプレート状に変形させた潮は、ワイヤーで拘束した戦闘機を引っ張ると遠心力で別の戦闘機を巻き込み、アレキサンドラの星の鎖と合わせて振り回される戦闘機とぶつけて壁面を削っていった。
『めーでー』
 この世を滅ぼす愛で――と続けんばかりにフレイが鼻歌を歌いながら、分身と共に最前線で星の鎖とワイヤーで絡めとられた戦闘機を斬撃と重火器で捌いている。
 もっと戦場が広ければ縦横無尽に飛行する戦闘機の独壇場となりえたかもしれないが、今は新種のパズルのようにアレキサンドラと潮が引き寄せた戦闘機を連鎖させてフレイが効率よく爆破していた。
「だんだんハイスコアを狙えそうな気がして参りました」
 ミサイルファイターとて学習能力を搭載していないわけではないのだが、如何せん本来使用を想定されている戦場ではないため、動きが単調にならざるを得ない。
「ハイスコア更新でボーナス出ますかね?」
「いや、それはどうでしょう」
 アレキサンドラに潮が思わずツッコミを入れたその時、艦内にひときわ盛大な爆発音が響き渡った。
『――BREAKDOWN,DANGER』
 危険を報せる赤色の照明がしきりに点滅し、サイレンが鳴り響く。
「これは、誰か機関部に到達したのでしょうか?」
「でしたら、あとは撤退あるのみ」
 猟兵達の活躍で使われることのなかったカタパルト式の倉口へと向かう。侵入した猟兵達が戻るまでここを護り切れば、あとは脱出するだけだ。
「どうか、この宇宙戦争に勝利を」
 この先で待ち受けるミディアの宇宙船に乗って犂星号に移動できたら、景気づけにこの帝国戦艦には派手に散ってもらおう。
 流れ星になって、ひょっとしたら誰かの願いを叶えることもあるかもしれない。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年02月02日


挿絵イラスト