クリスマス大プレゼント交換会!
● ドレスコードはプレゼント?
サクラミラージュのとあるカフェー。そこでクリスマスに合わせて企画されているのが、『クリスマス・すっごい・ステキ・プレゼント交換会』である!!
誰だよ、こんなネーミングにしたの。
それはさておき。
クリスマスの夕方以降、カフェーはイベント会場になる。入場に必要なのは『プレゼント』。
そのプレゼントはお店に引き取られた後、カフェーの料理やスイーツの提供と同時に配られる。このカフェーにお客として訪れたあなたの手元に届くプレゼントは、今日そこに参加した他の誰かからのプレゼントなのである。
何が当たるかわからない、ある意味ロシアンルーレットとも言えるこの企画。
「面白そう、って人はばんばんサクラミラージュに送っちゃうわよ?」
そう言う緋薙・冬香(針入り水晶・f05538)はサンタ服姿で準備万端です。いや、実は冬香、その時間は件のカフェーでサンタウェイトレスのアルバイトをしているのです。
「ま、気になったら気楽に参加してみて。悪いことにはならない、はずよ?」
そう言って冬香は楽しそうに笑う。
では皆様、プレゼントの用意は終わりましたか?
ああ、そうそう。大切な誰かに直接手渡すプレゼントはぜひ別にご用意ください。カフェーの入り口で渡してしまうプレゼントはあくまで余興なのですから。
それではクリスマスの一時を時の運に任せて。
楽しい時間をお過ごしくださいませ。
●カフェーご案内
店内はクリスマス仕様になっています。飾り付けはもちろんのこと、雰囲気からBGMまで、
また客席もクリスマスに合わせて配置換え。二人きりやグループ、あるいは賑やかにとか静かにとかいったお客様の要望にお応え致します。
イベントの時間帯は夕方から夜。窓際の席は少し寒いかもですが、今日は雪が降る模様です。おそらくですが、窓の外には幻朧桜と雪の舞う光景が見れるのでは?
また余興を行える小さなステージがございます。腕に覚えのある方はぜひ。
ご提供できるメニューはパスタやサンドウィッチといった軽食の他、スイーツになります。
ミルクレープ、苺のショートケーキ、レアチーズケーキにベイクドチーズケーキ、ミルクプリンやアイスクリームなど。
当日スペシャルメニューは、レインボーミルクレープとフルーツたっぷりミルクレープになります。鮮やかに色付けされたミルクレープと、苺、ブルーベリーなどベリーをふんだんに使ったミルクレープです。
お飲み物は、各種紅茶、コーヒー、ジュース(オレンジ、アップル)からお好きなものをどうぞ。
時間制限はありませんが、客席が限られている関係で他のお客様とご一緒の席になることがございます。ご了承ください。
お料理のご提供は当店スタッフ(イベント開始前に確保済み)で行いますので、皆様はお客様としてご参加いただくだけで問題ごさいません。
るちる
こんにちはとかこんばんはとか。お世話になっています、るちるです。
デビルな新世界が出てる中、滑り込みでクリスマスシナリオをシュートです!
こちらは、猟兵の皆さんのクリスマスの特別シナリオ(1章シナリオ)になります。
●全体
クリスマスイベントな感じでオープニングの状況以外は特に決まってません。賑やかに騒ぐも良し、静かにまったりするも良し、どなたか特別な人と来るのも良しです。
リプレイはシリアス、コメディ、ラブラブなどプレイングの雰囲気で変わります。お気軽に参加ください。
●プレイング
大きく2パートあります。
まずはドレスコードのプレゼントの内容。
次にカフェーに訪れて何をするか。ここについてはPOW/SPD/WIZの選択肢を参考にしてください。
●プレゼント
プレイングに何かひとつ『プレゼント』をご用意ください。記載のみで大丈夫です(実際のアイテム作成は不要)
また、るちるからのアイテム発行もありませんのでご注意下さい。
プレゼントにこだわりがありましたら、説明を添えていただけるとありがたいです。出来れば腐りやすいものや強烈なにおいがするものは避けていただけると幸いです。
また、プレイングの中で特定の誰かに渡したいプレゼントは別にご用意ください。プレイングに沿ってお渡しさせていただきます。
●その他
ソロでもペアでもでもグループでも参加お待ちしています。
ちょっと羽目を外すくらいなら騒いでもオーケー。誰かに怪我だけはさせないように。マナーを守って楽しみましょう。
プレゼントをもらった際のリアクションはある程度るちるにお任せいただく形になります。苦手や嫌いなもの、あるいは貰って嬉しいものがありましたらこちらも添えていただけると嬉しいです。
●執筆予定
プレゼントを突合させる関係で、日曜27日の19時を締め切りと致します。これ以降のプレは余力があれば採用という形です。
執筆は27日夜から29日朝にかけて。おそらくですが、リプレイを一気にお返しする形になると思います。
それではみなさんのご参加お待ちしていますー。
第1章 日常
『サクラミラージュのクリスマス』
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POW : カフェー特製のクリスマスメニューに舌鼓を打つ
SPD : カフェーのメイドさんやボーイさんと楽しく過ごす
WIZ : 恋人や家族と共に、クリスマスパーティーの趣向を楽しむ
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
鳳凰院・ひりょ
アドリブ・交流歓迎
SPD
プレゼントは『レトロな雰囲気の懐中時計』
基本的に何をもらっても「誰かからプレゼントがもらえる」事自体が嬉しいから問題ないのだけど、流石にクリスマスプレゼントで武器とかの物騒なものをもらったら苦笑いしそうかな(汗
毎年一人で過ごす(天涯孤独の身ゆえ)この時期、せっかくなら皆で楽しく過ごしたいな
クリスマスの特別メニューも凄く気になるけれど!(
不思議とサクラミラージュの世界は親しみを感じる
何故かはわからないけれど(汗
そんな親しみを感じる場所でのクリスマスは、凄く楽しいひと時になりそうだ
ソロでの参加なので相席とかもお相手が良ければ大歓迎
楽しく騒いで日頃の自分も労ってあげよう、うん
●それが因果の発現?
サクラミラージュのとあるカフェー。グリモア猟兵の案内にあったように、この日はクリスマスイベント開催中である。
夜の帳も降りて、外には雪がちらつくようになってきた。
そんな中。
「…………」
鳳凰院・ひりょ(人間の聖者・f27864)は窓際の席から外を眺めていた。
(毎年一人で過ごすこの時期、せっかくなら皆で楽しく過ごしたいな)
と訪れたこのカフェー。天涯孤独の身ゆえにこういったイベントも新鮮と思って参加した今宵であるが。
残念ながら今現在、他の猟兵の姿が見えない。いや、猟兵だけがお客じゃないので店の中はわいわいしているのだが、そちらはそちらで結構に盛り上がっているのでそこに入っていく勇気はなかなか出ない。というか厳しい。
「ごめん。私の集客力の問題かも……」
「はははは……」
と料理を運んできてくれた黒髪眼鏡巨乳サンタメイドがそっと視線を逸らす。反応に困るひりょ。そりゃそうだ。そんなこと言われましてもって感じである。
そんなわけで、何故か今年の今現在時点ではぼっちである。
(仕方ない)
ここだけがクリスマスじゃない。それに目の前にはこのカフェーのクリスマス特別メニューがある。決して『凄く気になるけれど! ど!』と思って頼んだわけでは無いんだからねっ!
もちろんそのメニューの横にはドレスコードのプレゼントが添えられていて。
(流石にクリスマスプレゼントで武器とかは無いと思うけども……)
開けたら物騒なモノだったらさすがに苦笑いしそうだ。そう思いながらプレゼントの口を開くと、そこにあったのはまっしろもこもこな手袋である。大きさは……うん、問題ないようだ。
(よかった……)
心配していたものじゃなかった。微苦笑しながら安心して、そして自分のプレゼントも誰かの元に届いていることに思いを馳せて。
そんなひと時を過ごしながら、改めてスペシャルメニューに向き直るひりょ。
頼んだのはレインボーミルクレープ。ミルクレープの階層を作っている生地が色鮮やかに着色されていてめっちゃカラフルだが、ともすると目が痛い。いや、楽しい。それを口に運びながら、ひりょは改めて窓の外を見る。
この世界にずっと振り続けている幻朧桜の桜吹雪。その中に雪が混じり始めていて、雪桜模様とでもいえばいいのだろうか。そんな不思議な光景が外を舞っている。
(不思議とサクラミラージュの世界は親しみを感じる)
それが何故かはわからないけれども。思えば猟兵になって最初の依頼もこの世界であった。
そんな親しみを感じる場所でのクリスマス。それはとても特別な時間になりそう……な予感があったのだが。
「うーん……」
何の因果か、ソロってるわけでして。店内に視線を遣るとさっきのメイドと視線が合って、こちらに向かって手を振ってくれている。今のところ、知人は彼女だけっぽい。
『まぁこれはこれでいいか』と気を取り直して。レインボーミルクレープに舌鼓を打つひりょ。美味しいスイーツで日頃の自分を労うひりょさんなのでした。
大成功
🔵🔵🔵
アリス・セカンドカラー
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。
緑川・小夜(f23337)ちゃんとデート♡
入口で渡すプレゼントはブローチにしておくわ。
小夜ちゃんとイチャイチャしながらスイーツを楽しみましょ♪
ジュースは恋人ストローを用意して2人で仲良く一緒のジュースを飲むわよ。
あら、小夜ちゃん私にプレゼント?素敵な着物ね、ありがとう♪
実は私も小夜ちゃんにプレゼントを用意していたの。この簪、いつもの着物に合うんじゃないかなって、どうかしら?
ふふ、喜んでいただけて嬉しいわ☆
緑川・小夜
【WIZ】
アリス・セカンドカラー(f05202)お姉様とデートです!ラブラブです!
入り口で提出するプレゼントは手頃な宝石をいくつか差し出しておきますわ
アリスお姉様と二人で様々なスイーツを楽しませていただきます
むむ、ジュースをお姉様と一緒に飲む…なんて甘美な体験なのでしょう…
…お姉様、こちらわたくしからお姉様へのクリスマスプレゼントになります。そう言ってお姉様に合わせて仕立てさせた着物をお渡しします
よかった、喜んでいただけたみたいです
そしてお姉様から簪をいただき、その素晴らしさに舞い上がってしまいますわ
本当にありがとうございます、お姉様!今日は素晴らしい日なのです!
【アドリブ歓迎です】
●クリスマスカフェーでスイーツデートを
サクラミラージュのカフェーの中、テーブルに向い合せに座ったのはアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗のケイオト魔少女・f05202)と緑川・小夜(黒き蝶・f23337)であった。
向かい合わせに座るピンクのワンピにエプロンドレスなアリスと蝶柄の着物な小夜は見た目ミスマッチのように見えて、実はベストマッチ。
(ふふ、小夜ちゃんとデート♡)
(アリスお姉様とデートです! ラブラブです!)
とかお互い思ってるんだから、それはもう紛れもなくそうなのだ。
そんなわけでカフェー店内の二人用ブースでアリスと小夜は。
「はい、あーん♪」
「そんなっ、お姉様からそんなことをしていただけるなんて!! あむっ」
声が大きい声が大きい。しかし全力で喜びを体現しつつ、どこから見てもイチャイチャしながら様々なスイーツを楽しんでいる小夜とアリス。
そんな彼女たちの手元にはスイーツとともに、懐中時計と大きめのストールが届けられている。けどまぁ、それよりも二人の時間を大切にするのはこの場では当然かもしれない。
そして定番のジュースの恋人ストローである……!
「むむ、ジュースをお姉様と一緒に飲む……なんて甘美な体験なのでしょう……」
2人で仲良く一緒のジュースを飲むという目の前の事実に、ちょっと蕩けそうになる小夜さん。対してアリスさんは平然としているようだが、スールのお姉様としてはそういうことも大事なのかも? もちろん内心は楽しんでいるでしょう。
そしてスイーツを一通り楽しんだ後。
不意に、じっ、とアリスを見つめた小夜。その表情にアリスも小夜を見つめ直して。一瞬のシン、とした緊張の後。
「……お姉様。こちらわたくしからお姉様へのクリスマスプレゼントになります」
おもむろに小夜がプレゼントを取り出す。
「あら、小夜ちゃん私にプレゼント?」
それを予想していたのか、それとも驚いているけど顔には出さないのか。アリスはいつも通りのスタンスでそれを受け取る。さっそく中身を確認してみますと……それはアリスに会わせて小夜が仕立てさせた着物であった。
「素敵な着物ね、ありがとう♪」
さすがにここで着るわけにはいかず、ほんのちょっと体に合わせる程度で終わったけれども、小夜の思い通り、アリスにとても似合いそうだ。
(よかった、喜んでいただけたみたいです)
その様子にほっとひと息つく小夜。緊張から気が抜いた小夜に。
「実は私も小夜ちゃんにプレゼントを用意していたの」
「えっ?!」
サプライズを仕掛けるのがこの姉である。
「この簪、いつもの着物に合うんじゃないかなって……どうかしら?」
「……!」
アリスからのサプライズに、喜びのあまり言葉にならない小夜。どうやらその素晴らしさに舞い上がっているようです。
ひとしきり歓喜に舞い上がった後、小夜はどうにか落ち着いて。
「本当にありがとうございます、お姉様! 今日は素晴らしい日なのです!」
それでもこのテンションである。
「ふふ、喜んでいただけて嬉しいわ☆」
そういってアリスは微笑むのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
神坂・露
レーちゃん(f14377)と。
プレゼントね~。何がいいかしら。
あ!『ムーンストーンの原石』にするわ♪
貰った人に幸運と安らぎを…って感じかしら。
あたしが貰うプレゼントは何でもいいわ。
勿論レーちゃんと一緒に過ごすわ。うん!
レーちゃんがレアチーズのケーキなら…。
あたしはベイクドチーズとダージリンよ。
えへへ♪レーちゃんと食べ合いっこするわv
ケーキ食べる時はあーんってして貰うわ。
「えー! あーんしてくれないのー?」
むぅ…。やっぱり意地悪さん。
そしてレーちゃんへの贈り物は別にしてある。
うん!それは…あたしよ!レーちゃんッ!
…ってなんで呆れ顔であたしを無視するの~。
言い直すけど黙ってお茶飲み始めたわ。むぅ。
シビラ・レーヴェンス
露(f19223)と。
強制連行されたが入場にはプレゼントが必要か。
ふむ。…ならば『大き目のストール』にしよう。
冬は特に寒いようだからな。丁度いいだろう。
相変わらずひっつく露が会場内の歩行に邪魔だ。
注文はレアチーズとディンブラティーで頼む。
「む? 食べ合う? …ふむ。それもいいか」
食べさせろ?そういうのが好きだな君は…。
しかたがないから食べさせる。やれやれ。
…この子は急に何を言っているんだ?
私個人へのプレゼントがあるのは理解した。
何故『露がプレゼント』なんだ?わからん。
春先に出没するというが…冬にも出るんだな。
…ああ。とてもいい茶葉を使用しているな。旨い。
露が何か言っているが暫く無視していよう。
●それはいつも通りで普段と違う……
幻朧桜の桜吹雪に粉雪が混じり始めた頃。
「むぅ……どうしてこんな場所に……」
シビラ・レーヴェンス(ちんちくりんダンピール・f14377)はどうにも釈然としない表情でカフェーの前に立っていた。いや、どっちかっていうと強引に引きずって来られたというか強制連行というか。犯人は神坂・露(親友まっしぐら仔犬娘・f19223)である。
「レーちゃん行こう♪」
とシビラの返事を待たずして、手を引っ張ってここサクラミラージュへ降り立ったわけでして。
そしてカフェーの前で、ようやくクリスマスイベントの内容を聞く次第。
「む……強制連行されたが入場にはプレゼントが必要か」
ある意味理不尽っちゃあ理不尽なのだが、露の行動には慣れたものがある。いいのか、慣れても。
「ふむ。……ならば『大き目のストール』にしよう」
手持ちから渡せるものを探してそれを店員に。
(冬は特に寒いようだからな。丁度いいだろう)
そして先に入るシビラ。振り向くと肝心の露はまだ店先で悩んでいる。
「プレゼントね~。何がいいかしら」
と言った感じで真剣悩みではなさそうだが、決めきれないといった感じ?
「あ! 『ムーンストーンの原石』にするわ♪」
手頃なのがあったようだ。『貰った人に幸運と安らぎを』といった感じの祈りを込めて、店員に渡す露。
そんな感じでドレスコードをクリアしたシビラと露は店内に入っていったのである。
「勿論レーちゃんと一緒に過ごすわ。うん!」
「……歩行に邪魔だ」
相変わらずシビラにひっつく露の図は当然のように繰り広げられました。
で。
「あ! あたしのプレゼントだわ!」
「これか?」
頼んだスイーツセットとともに届いたプレゼントは、ブローチとムーンストーンの原石。ブローチは他の参加者のものであるが、ムーンストーンの原石は先ほど露が手渡したものだ。つまり、露の祈りはシビラに届いた。それはそれで良かった気がする。
「これがイベントの趣旨ならありがたく戴いておこう」
そう言ってムーンストーンの原石を仕舞い込もうとするシビラに露が手を掲げて制止する。
「待ってレーちゃん! 贈り物は別にあるわ!」
「ほう?」
そこまでは予想内というか特段不思議でもないというか。まぁそんなこともあるだろうと先を促すシビラに。
「うん! それは……あたしよ! レーちゃんッ!」
えらい勢いというか意気込みというか、そんな感じで語尾が『っ』じゃなくて『ッ』になっております。そこまでの気合いと愛と露パワーで両手を広げて立ち上がった露さんに対して。
「………………」
「視線が冷たいっ?!」
ひっじょーに冷めた目で露を見るシビラ。
(……この子は急に何を言っているんだ?)
とシビラが思うのは当然っていうか普段の温度差のままですよね、うんうん。
以下、シビラの心の内をご覧ください。
(私個人へのプレゼントがあるのは理解した。
しかし何故『露がプレゼント』なんだ? ……わからん。
あ、そうか。春先に出没するというが……冬にも出るんだな)
とそこまで自己完結したシビラは、給仕されたカップに手を伸ばす。そうだ、紅茶が冷める前に飲まなければ。せっかく最高級のディンブラティーを注文したのだから。
「……ああ。とてもいい茶葉を使用しているな。旨い」
「ってなんで呆れ顔であたしを無視するの~」
美しい所作で紅茶をいただくシビラとシビラの様子にご不満の露。しかし、ハッと気づく!
「あ、聞こえなかったもしかして? レーちゃん、あたしがプレゼントよッ!!」
先よりも激しく、満面の笑みで両手を広げて、意思を伝える露。
(露が何か言っているが暫く無視していよう)
そして瞳を閉じつつ紅茶の香りを堪能するシビラ。
「黙ってお茶飲み始めたわ。むぅ」
どうしてもその温度差を埋めることができない露さんでした。
とまあ、露のプレゼントは不発(?)したのだが、スイーツはこれからである。
シビラの注文は『レアチーズとディンブラティー』。そして露の注文は。
「ん~、レーちゃんがレアチーズのケーキなら……あたしはベイクドチーズとダージリンよ」
とあえて違うメニューを頼む。きっとそこには他の人とは被りたくないルールが……。
「えへへ♪ レーちゃんと食べ合いっこするわ」
全然違った。むしろクリスマス的なリクエストだった。そして満面の笑みだった。
「む? 食べ合う? ……ふむ。それもいいか」
「えっ、ホントに!?」
とシビラも周りの雰囲気に乗せられてか、簡単に了承を返したものだから、驚愕&歓喜でシビラを二度見する露。
そんなわけでテーブルの上に乗っているレアチーズケーキとベイクドチーズケーキを、二人がそれぞれひと口食べた後。
「レーちゃん、あーんしてあーん♪」
鳥の雛のごとく口を開けた露に。
「食べさせろ、と? そういうのが好きだな君は……」
シビラは嘆息ひとつ。露の言葉をスルーして、もう一度レアチーズケーキを口に運ぶ。
「えー! あーんしてくれないのー? むぅ……やっぱり意地悪さん」
ぶーぶーとふくれる露を見て、やれやれとシビラがレアチーズケーキをひとすくい。
「仕方がない、食べさせてやる」
「……!!」
今日は妙に優しいシビラの仕草に、しっぽを振るわんこのごとく喜びを体現する露でした。
大成功
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