クリスマス★ワルドーラ★マーケット
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キマイラフューチャーのとある町もクリスマスカラーに染まり、キマイラたちがクリスマス・マーケットを楽しんでいる。
けれども現在、近くのアジトではドーラ・ワルダーの高笑いが響き渡っていた。
「オーッホホホホ! まあ、まあ、あちらもこちらも賑やかなクリスマス・マーケットが開かれているのですね!
ふわふわ、ふわふわ浮足立ったキマイラばかりが集まっていること!
キマイラ網漁をしたらとっても楽しそう! オーッホッホッホ!
――そう思いません?」
「「「はっ! ドーラ様の仰るとおりにございます!!」」」
跪く下僕怪人・フロガステリ家の召使いたちの揃えた声に、ドーラ・ワルダーは満足そうに笑む。彼らの執事やメイド服にはさりげないボンテージ意匠。
「さすが出は召使い! どいつもこいつも良い下僕顔ですね! それでは、漁を行うと致しましょう。
クリスマス・マーケットを楽しむキマイラたちを、可愛らしいクリスマス・ハウスへと誘いこむのです! そこはわたくしの領域である『魔城ワルドーラ』です!
片っ端からキマイラたちを下僕怪人に改造して差し上げましょう!
ホホホホホ、トナカイ怪人が良いかしら? 雪だるま怪人が良いかしら? 楽しみですね!」
「ドーラ様、キマイラの子息令嬢方をメイド服や執事服に着替えさせても構いませんか?」
「一向に構いません。隷属度が上がって宜しいですね! オーッホホホホホホホ!!」
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「さて、今回皆さんに向かっていただきたいのはキマイラフューチャーよ。猟書家『キング・ブレイン』の目論む『悪の組織連合による世界征服』の実現を阻止してもらいたいの」
グリモアベースへと入った猟兵たちを迎えたのは、ポノ・エトランゼ(エルフのアーチャー・f00385)だった。
「キマイラフューチャーも、場所によってはクリスマスの雰囲気たっぷりでね、とある町のクリスマス・マーケットに悪の組織「ワルドーラ」が出現するわ。
組織の幹部であるドーラ・ワルダーは、キマイラたちの楽しむクリスマスを利用して、沢山のキマイラを連れ去り下僕怪人に改造しようとしているの」
ドーラ・ワルダーの下僕となったフロガステリ家の召使いたちが、クリスマスサービスを行いつつ、強引にクリスマス・ハウスへと連れ込もうとしているらしい。
「幸い、まだ呼び込もうとしているところで被害にあったキマイラはいないから、皆さんに対処をお願いしたいの。
下僕の召使いたちは普通に戦って撃破もできるんだけど、彼らの戦意を奪っての撃破もできるみたいね。……なんかこー、悪役・子息令嬢みたいにキッツイ駄目出しとかすれば戦意も失っちゃうんじゃないかしら?」
召使いたちを撃破すればドーラ・ワルダーとの戦いだ。彼女が召喚する下僕やメカはクリスマスっぽいものとなる。
「敵は幹部とはいえ、戦場となる場所はクリスマスの雰囲気でいっぱいよ。
戦いながらどうぞ楽しんできて頂戴ね」
そう言ってポノは猟兵たちを送り出すのだった。
ねこあじ
今回はよろしくお願いします。ねこあじです。
幹部「ドーラ・ワルダー」との戦いとなります。
ちょっとクリスマス仕様にしてみたYO!
状況説明で1章、2章にリプレイ導入文が入ります。
プレイングはいつでもどうぞ。
今回は特に締切を設けず、なんか、こう、ふわっとプレイング送信欄が閉まります。
プレイング採用はなるべく頑張るの方向です。
不採用の時は時間的都合が多いので、その時はごめんなさい。
おまかせボタンでのプレイングは、戦闘メインになるかと思います。
それではよろしくお願いします。
第1章 集団戦
『フロガステリ家の召使い』
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POW : 「おかえりなさいませ!ご主人さ、あっ···」
【メイドがすっ転ぶと、怒った執事の頭部が羊】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD : 「おかえり、坊ちゃん。」「おかえりなさいませ!」
【可愛く声援を送ってくれる銀髪の少年】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ : 「フロガステリ嬢の御心のままに。」
【お盆の上】から【男はメイド服、女は執事服になるミートパイ】を放ち、【どうしてこうなったのかという疑問】により対象の動きを一時的に封じる。
イラスト:灰ノ瀬のん
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
『さあさあ、キマイラのお坊ちゃま! お嬢ちゃま! ソリに乗ってみませんか~?』
『このまま向こ~~~~うのクリスマス・ハウスに行っちゃいましょう。たっくさんのクリスマス・プレゼントが用意されていますよ!』
ボンテージ意匠の入った使用人服を着て、サンタ帽子を被った下僕怪人たちがヒョイヒョイと子供たちを大きなソリに乗せていく。
「?」
「????」
突然のことにびっくりしているキマイラの子供たち。
けれどもクリスマスの飾りがたくさんついたソリはキラキラとしていて、ふわふわクッションもあって、乗り心地は良いらしい楽しそうな声ではしゃぎはじめた。
一方では、クリスマス・ハウスへの案内を素直にする下僕怪人たち。
『こちらのクリスマス・ハウスでは、なんと! もれなく全員にクリスマス・プレゼントをプレゼント!』
『イエイエ。怪しいイベントではございません。とっても楽しい、そう、明日には違う自分に出会えるクリスマス・イベントでございます!』
さあさあどうぞ! こちらへどうぞ!
彼らに召喚された銀髪の少年もサクラとなって呼び込まれ、流れを作る。
強引な呼び込みではあったが、好奇心旺盛なキマイラたちは着いて行ってしまいそうだ。
そんなフロガステリ家の召使いたちの動きを阻止すべく、猟兵たちは動き始める。
バトルや、召使いたちとの寸劇など、面白く楽しくやっていけば、キマイラたちはきっと応援してくれるだろう。
それはきっと猟兵たちの力となるはずだ。
月夜・玲
いえーい、クリスマスプレゼントだー!
ボンテージクソダサ使用人服のお兄ちゃんお姉ちゃん、私もプレゼント欲しいー!
……
笑いなよ、ほら
クリスマスも良いけど、大事なイベント忘れて無いかな?
何だと思う?
正解は…討・ち・入・り!
キマイラフューチャーにあるかどうかは知らないけれど
今日は猟兵の討ち入りじゃーい!!
キマイラの皆、応援よろしくね!
●
《RE》IncarnationとBlue Birdを抜刀
飛んでくるミートパイを『オーラ防御』でコーティングした剣で切り払って『吹き飛ばし』
いや別に執事服とか着てもいいけどね
それよりパイには当たりたくない!
【光剣解放】を起動
光の剣を一斉放出
執事とメイド、纏めて貫く!
シャンシャンシャンとスレイベルをメインにしたBGMが流れる、キマイラフューチャーのクリスマス・マーケット。
ふわふわとデジタルな雪が周囲を舞っていて、緑や赤のリボン、カラフルピカピカなツリーと、ここはクリスマスの空気に満ちている。
マーケットに訪れた月夜・玲(頂の探究者・f01605)は、サンタ帽子を配り歩くキマイラからそれを受け取った。
浮かれきっている場で、いかにも浮かれてますという風にサンタ帽子を被った玲と、やはり浮かれているようなフロガステリ家の召使いたち――ドーラ・ワルダーの下僕がキマイラたちを抱えて駆けてくる。
そんな団体様ご一行を通せんぼするように前へ出る玲。
『お嬢さま、お嬢さま! クリスマス、楽しいですね!! サンタな帽子もなんてお可愛らしい! そんな可憐なお嬢さま! 彼らとご一緒にクリスマス・ハウスへと行きませんかー!?』
メイドの声に、玲もつられてテンションアゲアゲに、
「いえーい、やったー、クリスマスプレゼントだー!
ボンテージクソダサ使用人服のお兄ちゃんお姉ちゃん、私にもプレゼントくれるのー!?」
両の人差し指と親指を合わせて(はぁと)――にっこり笑顔を浮かべてみたつもりの玲であったが、その赤い瞳は笑っていなかった。冴え冴えとした視線が執事やメイドを射貫く。硬直する使用人たち。
召使いに抱えられていたキマイラの子供がばたばたと暴れて、その手をすり抜け逃げていく。
『あっ。お、おおおおお嬢さま! 何故邪魔をされるのですか!? ――あの……?』
…………。
シャンシャンシャン! とテンションアゲアゲなBGMが、頑張って玲とメイドの間を和ませようとしているかのようだ。
「……笑いなよ、ほら」
『ええっ!? うふふ、ふふふふ!?!?』
「笑ったね? はい、処す」
《RE》IncarnationとBlue Birdの二振りを抜刀した玲が、その切っ先をメイドへと向けた。
そして、
「キマイラフューチャーのみんなー! この時期って、クリスマスも良いけど、大事なイベント、あるよねー!」
何だと思う? とキマイラたちや、召使いたちへと問いかける玲。
「ええ、なんだろう?」
「面白そうなことやってるね!」
自身の端末で検索したり、模造神器を構えビシッと立つ玲へとカメラを向けるキマイラたち。
「あれじゃない? 授賞式!」
「違うよ、マラソンだよね」
『あっ、分かりました、雪合戦――つまりパイの投げ合いっこですね! えいっ!』
下僕怪人であるメイドが銀盆を繰りミートパイを玲に投げる。
飛んでくるアツアツのミートパイが到達する前に、玲はBlue Birdを振るってパイを吹き飛ばす。
クリスマスにぴったりなサクサクのミートパイが破裂し、中の肉みたいなミンチになった。
「正解は……討・ち・入・り! キマイラフューチャーにあるかどうかは知らないけれど、今日は猟兵の討ち入りじゃーい!!」
「わあ! 記念日だって!」
「討ち入りの日~! イケテル・猟兵・グラ!」
玲の声に呼応するかのように、あっちこっちで猟兵たちを応援する声。
『ええーい! 邪魔をするのなら、やってしまいましょう!』
『ドーラ様がクリスマスを楽しみにしているの!』
『だからなんとしても、クリスマス・ハウスへとお招きするのよ!』
当たれば服が執事服になってしまうミートパイが一斉に投げられる。玲は二振りを縦横無尽に繰り、パイがその刃に到達する前に次々と吹き飛ばしていった。纏うオーラが刃幅を広くする。
『えっ、そんなに執事服になるのがいやなんです!?』
「いや別に執事服とか着てもいいんだけどね、パイには当たりたくない!」
System[Imitation sacred treasure]が起動し、数多の光が飛び交った。
「光剣よ舞い踊れ!」
鋭く、流星の如く放たれた光剣が執事を射貫き、弧を描き追尾した光はメイドを一閃する。
『ぎゃああぁっ!』
『ドーラ様、良いクリスマスをお迎え』
『くださいねッ』
好き好きに最期の言葉を放ち、執事とメイドたちがその身を解けさせた。ブルースターの花びらとなり散る彼らを光の剣が更に煽り、払っていく。
「わあ、綺麗!」
「猟兵さん、すごーい!」
キマイラを襲う怪人を華麗にやっつける玲に歓声が上がり、彼女は隙を見つけては手を振り応じる。
光と青花の乱舞は、イルミネーションのようにマーケット内を明るく彩っていた。
大成功
🔵🔵🔵
ティエル・ティエリエル
SPDで判定
むむむー!クリスマスに悪さしようだなんて許さないぞ!
それに、キマフュのクリスマスと言えばメカサンタさんにメカトナカイだよ♪
【ライオンライド】で呼び出した子ライオンくんに「騎乗」してクリスマス・ハウスに案内している召使い達の邪魔をするぞ☆
「みんなー、プレゼントをくれるからって知らない人について行っちゃダメなんだよ♪」って呼びかけていくね!
召喚された銀髪の少年が邪魔しにきたらライオンくんでがぶっと噛んで怪人だってみんなにばらしちゃうね♪
※アドリブや他の方との連携も大歓迎です
フローライト・ルチレイテッド
アドリブ連携歓迎でーす。
好きにはさせません!
とりあえず【真っ赤な夜】の音量を窓とかを粉砕しない範囲で最大限にしつつ、【大声】で待ったをかけましょう。
その上で無闇に【存在感】を主張しつつ、【楽器演奏、歌唱、パフォーマンス、誘惑、浄化】を駆使して、
指定UCを演奏。
歌を口ずさまずにはいられない波動をばらまきましょうー。
あっちからの攻撃は【地形の利用】と【早業】でかわしつつ、【オーラ防御】でいなします。
とはいえ、メイド服になったらなったで、バーチャルレイヤー【Dress】を使用して派手な見た目に更に盛るだけなんですが。
V系を甘く見てはいけません…!
別に衣装でスカートとかもあるのです!(女形
『それでは可愛らしいお子様がたー! 大人に見つからないように、ちゃちゃっとソリで行きますね~出発進行ー♪』
「わあぁ!?」
「お姉さん、速すぎるよ!」
「コワイよ!!」
シャンシャンシャンとスレイベルを鳴らしてソリが走り出す。
それに気付いた子供たちの親は大慌てだ。可愛らしい我が子がソリに乗った姿を録画している場合ではなくなった。
「はい! そこでストップです! 好きにはさせません!」
野外用スピーカーポッド・真っ赤な夜が、ドーラの下僕である召使いたちの頭上に現れ、大音声を放った。
白い翼を一度羽ばたかせ、空から降ってきたのはフローライト・ルチレイテッド(重なり合う音の色・f02666)だ。
驚いた召使いたちのソリが急停止し、その隙に、と子供たちが飛び出し逃げていく。
『ああっ! せっかく集めましたのにー!』
「悪い人からは逃げませんとね。ティエルさん、教えてあげてください~!」
集音率をUPさせ、マイクを掲げるフローライト。その空を黄金の子ライオンに乗ったティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)が可愛らしい声で、キマイラの子供たちに、そして大人に呼びかける。
「みんなー、プレゼントをくれるからって知らない人について行っちゃダメなんだよー♪ 良い子のところにはきっとサンタさんが来てくれるからね♪」
「「「はーい!」」」
ティエルに応じる皆に、良い返事ですね、とフローライトは頷いた。
そして蛍灯を奏で、フォーエス・スプライト・トゥ・シング・ア・ソング~キラメキのメロディを披露する。
――ざわつくホールの向こうへ飛びゆく光る華 お待ちよそう急いでくなよBaby――
フローライトの歌唱に合わせて、イルミネーションのような輝きを纏い、たくさんの妖精たちが歌いだす。
――気まぐれダンス キラキラのfairytale 愛の空へ――
クリスマスアレンジした曲はポップにチューンに、キュインッと時々駆ける旋律は流星のように音が煌いた。
妖精たちの中を翔けるのは黄金の子ライオン、そしてティエルの風鳴りのレイピアが音を奏で、ひらり舞う。
「キマフュのクリスマスと言えばメカサンタさんにメカトナカイだよね☆ みんなはメカサンタさんに会ったことがあるかなー?」
「ある!」
「ぷれぜんと貰ったよ♪」
『ええー! メカなサンタなんているわけないだろ!』
『坊ちゃんの言う通り、本物のサンタさんはクリスマス・ハウスにいるんですよ~!』
召使いたちを応援するように現れた銀髪の少年は、ひねくれたことを言う。
「むむむー! そんなことを言って良い子のみんなを惑わそうだなんて、許さないぞ!」
ライオンくんが軽やかに駆けて召使いをがぶっと噛めば、ブルースターの花びらとなり散っていく。
『ああっ、メイドその4ー!』
『こうなったら、邪魔者は簀巻きにしてしまいましょう!』
『パイ投げ合戦はじめー!』
『あっ、でもあのお嬢さまには当たる気がしないぃぃ!』
跳び回るライオンくんとティエルを指差したメイドが、そのままフローライトへと銀盆からミートパイを投げつける。
とはいえ、歌いましょう踊りましょうと誘いかけるフローライトの演奏で思ったように体が動かないらしく、どこかリズミカルなステップから投げられたパイはへろへろだ。
『むむむ、当たりません』
『せーので投げましょう!』
難なく避けていたフローライトだったが、一斉にミートパイを投げられると回避も難しい。
サクサクあったかいパイがクリスマスの魔法を発動させ、フローライトの衣装をメイド服へと変化させた。
「あれ、ちょっと地味ですね。V系を甘く見てはいけません……!」
Dressがバーチャルレイヤーを施し、タイトなシルエットは維持しつつもゴシックを基調にしたフリルスカートはボリュームたっぷりに。
曲調も変化して、アップテンポにティエルも飛び回って、召使いたちの正体を暴いていく。
召使いたちは倒れるかわりに、ブルースターの花びらとなり、ティエルの軌道が更に花びらを躍らせる。
音楽と、花の舞い。
ティエルとライオンくんが可憐にくるくると空を翔ける。
その様子をカメラに映し、次々とネット上へとアップロードするキマイラたち。
この日、キマイラフューチャーの動画サイトは『楽しく幻想的なクリスマス・マーケットの実況動画』が盛況となったのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
箒星・仄々
もうすぐXマス…
しみじみ時の速さを感じます
猟書家さんらを海へお還し
キマイラさんたちと素敵なXマスをお祝いしたいです
サンタ衣装
帽子もサンタ帽子に
摩擦抵抗操作
スケータの如く高速滑走で登場
手にする竪琴奏でるはXマス曲
序に風の魔力の音操作の伴奏付ですよ~
しゃんしゃんしゃん
ほっほっほ
本物のサンタさんはここにいますよ~
と子供たちへアピール
そんな悪い贈り物は
このサンタさんが却下です!
華麗なドリフトで回避しながら
召使や銀髪さん方をペロ
転んでドミノ倒しになったり
手にしたものを落としたり
ボンテージ服がずり落ちたりしてもらいますね
あ、子供達の前ですし
セクハラにならない程度で
終幕
子供達と一緒にXマスソング♪
ノイン・フィーバー
協力等OK
サンタ衣装(フレーバー)を纏って参戦。
久々の! ガジェット! ショー! ターイム!(ターイムターイム(エコー)
取り出したるはトナカイ型ガジェット。即座にソリに繋ぎ、勝手に子供たちのせて街の普通の催しをやっている場所へエスコート!
元のソリに何か繋がれてた場合は、そっと留め具を外して野に放つ「サ、自由に生きるといいですヨー」
下僕怪人の方々は、穏便なうちはナイフジャグリングで周りをうろうろしながら妨害を試みる
戦闘:
基本は援護射撃
坊ちゃんにも容赦なく撃つ
御心のままにが発動され、本人が嫌がってそうならカバーに入る。
なお「素晴らしイ奇術ですネ!」とクラシカルメイド服を纏ってノインはわりと楽しげ
キマイラフューチャーで流行っているクリスマスBGMがマーケット内に流れている。
キラキラ輝くツリー、ポップでキュートなガーランドは建物と建物の間を飾り、設置されたレトロな移動遊園地が行く人々を楽しませている。
「あっ、サンタさんだー!」
「プレゼント、待ってるね~!」
来たるべきクリスマス本番を控えたキマイラたちが、サンタクロース衣装を着た箒星・仄々(ケットシーのシンフォニア・f07689)とノイン・フィーバー(テレビ顔のメカ野郎・f03434)に声を掛けてくる。
そんな彼らに手を振って応えるのは仄々だ。
「もうすぐクリスマス……時の流れの速さを感じますね」
しみじみとした声でそう呟いた仄々に、そうですねぇとノインは緩やかに相づちをうった。
「ノインさん、悪の組織な彼らを海へお還しし、キマイラさんたちと素敵なクリスマスをお祝いするために頑張りましょうね!」
「はい、皆サンが楽しいクリスマスを過ごせるように、ワタシたちサンタ陣営も奮闘しますヨー。ところで仄々サン、オヒゲ、つけませんカ?」
得意の手品で、綿なオヒゲをぽんぽんと出すノイン。
是非! と真っ白なオヒゲをたくわえた仄々は、よりサンタらしくなった。赤いサンタ帽子とオヒゲの間から覗く猫の目が愛らしい。
満足そうに頷いたノインもまたオヒゲを装着する。――テレビ顔のため、冬の白いファーが飾られるインテリアな雰囲気になったが、そこはサンタクロースらしい動きでカバーしていく所存である。
『きゃあ! お坊ちゃまお嬢ちゃま、なんて愛らしい!』
『さらって食べちゃいたいくらいですね!』
可愛らしいソリに乗る愛らしい我が子たちをカメラにおさめる保護者たち――その隙をついて走り出した電動ソリを繰るのは、ドーラ・ワルダーの下僕怪人であるフロガステリ家の召使いたちだ。
「うわぁぁん!」
「こっ、こわいよー……!」
駆けるソリに乗った子供たちがびっくりして泣き始める。
その時、
「久々の! ガジェット! ショー! ターイム!」
ターイム! ターイム――……!
何者かの声がエコーを響かせ、シャンシャンシャンとスレイベルを鳴り響かせて近づいてくる――「ああっ!」と子供の一人が声をあげた。
「トナカイさんが追ってくるぅ!」
トナカイ型ガジェットに騎乗したノインと、彼の前に座るのは相乗りしている仄々だ。
カッツェンリートでクリスマスの曲を奏で、彼が纏う風の魔力がシャンシャンシャンと、一部の音をスレイベルのものへと変換していた。
猫の毛づくろいで摩擦抵抗を減らしたトナカイ型ガジェットはまさしく風のように駆ける。
「ほっほっほ。本物のサンタさんはここにいますよ~」
白いオヒゲを撫でつけつつ仄々が子供たちへと手を振れば、子供たちは泣き顔から希望に輝くものに。
ソリに追いついたトナカイ型ガジェットをノインが急停止させれば、慣性の法則により仄々がぴゅーんと飛んでいく。
「悪の組織の贈り物は悪い物! そんなプレゼントはこのサンタさんが却下です!」
召使いに飛びついた仄々は次から次へと、軽々と跳躍しながら彼らをペロペロと舐めていく。
「ノインさん、今のうちです!」
「親御さんと一緒に、もっと楽しイ場所へお連れしますネ~」
トナカイ型ガジェットをソリに繋ぎ、誘拐されていた子供たちを助け出すノイン。そのままトナカイとソリを走らせた。
仄々の猫のペロペロを受け、『わああ!』とか『きゃあ!』と怪人たちの悲鳴が上がるのだが、
「良い子は見ちゃダメですヨ♪ 良い子のところに誰が来てくれるノか、皆サンは知っていますカ?」
「「「サンタさん~!」」」
上手く興味を惹き、元気よく上がった声に「はい、正解です」とノインは「(*^^*)」な顔文字を画面に表示する。
キマイラの子供たちを両親の元へと連れて行き、そのまま、楽しい移動遊園地へと送る。
彼らを送り出したあとは取り出したボールでジャグリング。
『よくも! 下僕となるキマイラたちを奪われてしまいましたが、私たちも大人しく引き下がるわけにはいきません!』
そう叫んだ召使いの声に、ぞろぞろ新たな召使いたちが集まってきた。
ジャグリング中の当たると破裂するボールを投げつけるノイン。パンッ! と、デジタルに輝く雪の結晶が飛び出し、目くらましとなったところでアームドフォートの狙撃をしていくのだった。
「子供たちも救い出しましたし、遠慮なくいきますね!」
そう宣言した仄々は猫の毛づくろいで敵の摩擦抵抗力を極限まで減らしていく。そうなると色々なものが滑る、滑る。
ドーラ・ワルダーの下僕の証である、ボンテージの意匠や使用人服がするすると。
『わああ、私たちのアイデンティティがー!?』
『着ることが出来ない……だと!?』
ショックを受け、戦意を失った召使いたちがブルースターの花びらとなり散っていった。
『ちょっと、何やってるんだ! もっと頑張れよ、お前達! 召使い業は服装がなくともなんとかなるだろう!?』
『ぼ、坊ちゃん……!』
銀髪の少年の叱咤激励は、戦意を僅かに回復するようだ。飛びかかろうとする仄々であったが、彼よりも先に銃音が少年へと到達した。撃ち貫いたのはノインだ。
「! あっ、ノインさん、ありがとうございま――す……? ……あの、大丈夫です??」
「アッ、仄々サン、お構イなく~」
ノインへと振り返った仄々が躊躇ったのち、どこか気遣わしげに声を掛けるのだが、当の本人はシャランラとクラシカルメイド服のスカートを摘まみ、ヒラヒラと舞うように歩いていた。
戦いの中に紛れ投げられたミートパイに当たってしまったのだろう。
サンタクロースから一転、ガトリングタイプのアームドフォートを備え戦うメイドさんとなっていた。
「素晴らしイ奇術に出会ったのデ、つい――。サ、仄々サン、マーケット内の召使いたちを引き続き殲滅しに行きますヨ♪」
声も弾んでいて、結構楽しそうだ。
竪琴を抱え、仄々はこくりと頷いた。
ノインのテレビからクリスマスソングが流され、伴奏する仄々。
下僕怪人を倒しながらも楽しむことを忘れない二人の即興コンサートに、キマイラの人々も感銘を受けて楽しく歌ったり踊ったり。
この日、スレイベルのようにワクワクとした爽快感あるクリスマス動画がキマイラフューチャーのネットにたくさんアップロードされたのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
アヤネ・ラグランジェ
【橙翠】
悪役令嬢っぽく演技すればいいのネ?
…
わたくし性格が良いのでそのような悪そうな演技なんて無理ですわ
すました顔で紅茶を飲みつつ
クリスマスに人攫いなんて御行儀の悪い
見逃せませんわ
即刻おやめなさい
飼い主の躾がなっていないようですわネ
さ、ソヨゴさんやっておしまいなさい
わたくしも?
では自ら手を下すとしますか
UC発動
敵を拘束して大鎌で斬ります
ところで東シナ海って?
敵UCのせいで執事服に
…
この格好だと僕でいい?
ほぼ素でダメ出し
この攻撃何?敵に有利なんだけど
メイドがそんなポットの持ち方してたらこぼすし
力いっぱいパイぶつけてくるのは執事じゃないネ
格好に気を取られて動きがメイド執事としてなってない!
城島・冬青
【橙翠】
悪役令嬢?
最近流行りのジャンルみたいだけど
ちょっとわからない
おぉアヤネさん
決まってます
ではお茶を淹れますね
そうそう!
人攫いダメ絶対!
この正義のハリセンで悪のメイドと執事を東シナ海までフルスイングしますわよ?
…ってアヤネさんも手伝って下さい
キマイラフューチャーの海の名前とかわからないんで
適当言っちゃいました
ハリセン(中に花髑髏を仕込み済)を振り衝撃波で攻撃
飛んでけー
お?執事さんが羊に?
では吹き飛ばすのはやめてジンギスカンにしましょう
花髑髏の本当の姿をお見せします
ハリセンから刀を抜き
UC発動!
メイド共々ぶった斬る!
きゃー!アヤネさん、執事姿じゃないですか
格好いい!
後で写真撮らせて下さいねっ
クリスマス・マーケットで流れるのは、キマイラフューチャーで流行っているクリスマスBGM。
曲調はUDCアースとさほど変わりがないようで、けれどもどこか新鮮な気分で聴けてしまう。
マーケット内ではクリスマスの買い物をしたり、レトロな移動遊園地で遊んだり、そしてこの時期にしか食べられないものを食べ歩いたり。
カフェも多く開かれていて、西洋風のオシャレなテラスでアヤネ・ラグランジェ(十二の結び目を解き放つ者・f00432)はしばし思案顔。
「……悪役令嬢っぽく演技すればいいのネ?」
「みたいですね? 最近流行りのジャンルらしいですが、私にはちょっとわからなくて……」
席に着くアヤネの側に立った城島・冬青(六百六十九番目の宿木・f00669)は僅かに肩を竦めてみせた。
今の二人の装いはマーケットを楽しむために提供されている衣装屋のものだ。
貴族風の学生服のような、上半身を包むコートはややかっちりとしていたが遊び心のあるベルスリーブ。動けば揺れるプリーツスカート。
にっこりとアヤネは微笑んだ。
「わたくし性格が良いのでそのような悪そうな演技なんて無理ですわ」
指先を意識して、しゅっとひらっと上品に一度手を振って。
「おぉアヤネさん、決まってますね。ではお茶を淹れますね」
カフェでサーブされた紅茶をカップに注ぎ、「どうぞ」と冬青。クリスマス用にダブルブレンドされた紅茶は香りも味も深みのあるもの。
そんな風にちょっぴり優雅に過ごしていると、何やら悪質な客引きが始まったようで……?
『さあさあ、クリスマスを楽しむキマイラの皆様方! も~っと楽しい場所へと行ってみませんか?』
ドーラ・ワルダーの下僕怪人であるフロガステリ家の召使いたちが呼び込みを始めれば、何だろう? と行き交う人々が注視する。
『あっ、そこのあなた! これは運命ですね! 私たちからのクリスマス・プレゼントを是非是非受け取ってください!』
『クリスマス・ハウスへご案内~!』
「わああ、ちょっと何ー!?」
若い女性を抱きかかえて、メイドさんが走っていこうとする。
「お待ちなさい!!」
見かねた令嬢・アヤネが鋭く待ったをかければ、使用人たちがびくっと動きを止めた。
女性を抱えていたメイドは、つんのめって「きゃあ」と派手に転んだ。どうやらドジっ子属性メイドのようだ。
「さ、今のうちに!」
冬青が掬うようにしてその女性を助け、逃がす。
見苦しいものを見たという風に、はあ、とアヤネは息を吐いた。
「クリスマスに人攫いなんて御行儀の悪い。見逃せませんわ――即刻おやめなさい」
『ぁっ……で、ですが、お嬢様、これはドーラ様の御意向でして』
『わ、我々は仕方なく……ですね……』
もじもじとするメイドやおろおろと言い訳をし始めた執事たち。
その様子に、はあぁぁ、と先程より重い息を吐くアヤネ。
気の弱い属性メイドはそれに耐えられず、青褪めてぶるぶると震えたかと思えばパッとブルースターの花びらに変化し散ってしまった。
(「ええ、メンタルよわよわ!」)
あれがまさか撃破となるのだろうか、あっ、なるんだ……と心の中でツッコミする冬青。
「あなたがた――飼い主の躾がなっていないようですわネ。あとでその「ドーラ様」とやらに、わたくしも挨拶に伺うと致しましょう」
席を立ったアヤネが腕を組む。
「けれどもまずはこの場をおさめることが優先ですネ。――さ、ソヨゴさんやっておしまいなさい」
「はい」
快活に応じた冬青が『ハリセン』を構えた。
「人攫いダメ絶対! この正義のハリセンで悪のメイドと執事を東シナ海までフルスイングしますわよ?」
ハリセンを振れば、パンッ!! と風を叩く痛そうな音。ひいっと召使いたちが震えあがる。
『分かる』
『あれは絶対痛い!』
『おしおきはイヤァ!』
「おしおきですものね、痛くしますよわよ~。……って、アヤネさんも手伝って下さいね?」
「わたくしも? では自ら手を下すと致しましょうか」
ウロボロスの大鎌を持ち、冬青の利き手の反対側に立つアヤネ。
「ところでソヨゴ、東シナ海って?」
「えっ、あー、キマイラフューチャーの海の名前とかわからないんで適当言っちゃいました☆」
リゾートな都市部もあるだろうから、機会があれば行ってみたいねとかなんとか思ったり。
「飛んでけー」
冬青がハリセンを振れば巻き起こる衝撃波。召使いたちを吹き飛ばすように下段から斬り上げたそれは敵陣の足を掬う。
『わ!』
『きゃぁぁ!?』
『ああっメイドその9-!』
転んだメイドを見て怒った執事が羊の頭部へと変化した。
『なんとご無体なことを! お嬢様! 高潔なるノブレス・オブリージュの心を取り戻してください!』
「えっ、羊さんにそんな事言われたくない……っていうか、私は一般市民ですのでー」
冬青がそう言いながら空を打つ鋭さでハリセンを振り続けると、衝撃波が縦横無尽に放たれる。
『おっ、おやめください!』
「あっ、羊が増えました。では、吹き飛ばすのはやめてジンギスカンにしましょう」
食べ放題ですね♪
にっこりと笑みを浮かべた冬青は、ばらけるハリセンを纏めるように手を添えた。握りの部分を抜けば、刀の柄が露わとなった。
「花髑髏の本当の姿をお見せします」
改めてその手に馴染む柄を持った冬青はハリセンを鞘のように引き抜いた。鍔は花と髑髏の彫り模様――虹の輝石で作られた花髑髏。魅入ってしまう刀身の輝きが虚空に舞う。
冬青が駆ければ軽やかな、華麗な斬撃。封印の解かれた花髑髏は側を過るその風圧だけで敵の身を斬り開いた。
『ああっ、ドーラ様!』
『力及ばぬ我々をおゆるしください……ッ』
ブルースターの花びらとなった召使いたちが地面に散っていく。
「こちら側は無事倒せましたね。アヤネさんの方はどうですか――って」
花髑髏をハリセン(鞘)におさめ、冬青は声を掛けながら振り向き、そしてぱっと頬を染めた。
「きゃー! アヤネさん、執事姿じゃないですか! 格好いい!」
「……なんかミートパイを投げられたらこうなってて」
危うくミートまみれになるのかと。
そう呟いたアヤネの目は若干据わっていた。
幸い、ミートパイは当たると共に消えたものの、かわりに服装が変化している。そう、かっちりとした執事服に!
腕を絡めるように大鎌を持ち、アヤネは首を傾げる。
「この攻撃何? 敵に有利なんだけど。
メイドがそんなポットの持ち方してたらこぼすし、力いっぱいパイぶつけてくるのは執事じゃないネ」
ダメ出しの連続である。アヤネは一喝した。
「格好に気を取られて、動きがメイド執事としてなってない! 召使い失格だネ!」
失格――! 失格――……!! と、エコーが掛かった雰囲気となる場。
『そ、そそそそそんな……!』
『我々のアイデンティティが!!』
ガガーンとショックを受けて次々と弾け、花びらとなり散っていく召使いたち。
冴え冴えとした、褪めた視線を彼らに向けるアヤネの立ち姿はまさに冷徹系執事。けれどもその雰囲気は冬青の前でだけ解けるもの。
「わああ、アヤネさんっ、後で写真撮らせて下さいねっ」
どんなポーズ、どんな表情をしてもらおうかなぁっ。
わくわくとした動きに切り替わった冬青は再びハリセンで召使いたちを攻撃していく。
ころころと見飽きない変化をもたらす二人のやり取りは、周囲のキマイラたちも楽しく見たり撮ったりしていたようだ。
召使いたちを倒し切った時「ぶらぼー!」と、二人はキマイラの人々の歓声に包まれるのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
鈴久名・紡
割と、脳天k……
いや、楽天家が多いんだろうか、この世界
なるほど、色々な世界が在るものだな
(※キマイラフューチャー初体験)
明日には違う自分に出会える……?
台詞を復唱して
興味がある?そう言いたげな下僕に話を振ってみる
食いついてきたら
「それはどんな変化だろうか」
「クリスマスの魔法?」
「いやいや、魔法は対価が必要だろう?」
そんな感じで少し寸劇じみた遣り取りを見せながら
ノリツッコミの勢いで
ハリセンに仕立てた禮火でスパーン!(先制攻撃)
こういうときはなんて言うんだったっけ?
寸劇だと思ってるらしい
近くのキマイラに声を掛けて確認して
あぁ、そうか
なんでやねーん!
こう?そうか……ありがとな?
それと禮火はごめんな?
温かみのあるランプや焚火が灯るキマイラフューチャーのクリスマスマーケット。
ホットで弾ける飲み物を手に、焼きたてチキンやパイを食べ歩いたり、クリスマスの買い物をしたり、レトロな移動遊園地で遊んだり。
キマイラの人々は楽しそうに過ごしている。
「あっ、君、君! 何を浮かない顔をしているの? すま~いる!」
めちゃくちゃ明るいキマイラサンタに声を掛けられた鈴久名・紡(境界・f27962)は目を瞠り、やや固まった。
「はい、御来場者様プレゼントだよー☆ メリークリスマス!」
とキマイラサンタにサンタ帽子をぐいぐい被せられた。
「め、メリー……クリス、マス?」
戸惑いながらも応じた紡。
クリスマス・マーケットで流れるのはキマイラフューチャーで流行っているクリスマスBGM。軽快な曲調はここの住民にも合っているものだった。
「割と、脳天k……いや、楽天家が多いんだろうか、この世界……」
律儀にもしっかりとサンタ帽子を被りなおした紡は、キマイラサンタを見送ったのちに再び歩き始める。リズミカルな曲が常に耳に入り、何だか歩みも軽くなってしまう――改めても再びつられるので紡はもう流されることにした。
「なるほど、色々な世界が在るものだな」
どこか諦め混じりの声で一人頷く紡。キマイラフューチャーを初めて訪れた彼だったが悟りも早かった。そう、もうこの世界は流されるのが一番なのである。
そんな時、クリスマス・ハウスへの案内をする下僕怪人たちを見つけた。
ポップなチラシを配っていて流れるままに受け取る紡。そこには貧相なトナカイとムキムキキラキラトナカイのビフォーアフターなイラストが描かれていた。
『こちらのクリスマス・ハウスでは、ワルドーラサンタさんからリスマスのプレゼントが貰えますよ~』
『とっても嬉しい、そう、明日には違う自分に出会えるクリスマスプレゼントで~っす♪』
「明日には違う自分に出会える……?」
じっくりと検分するかのように復唱した紡の声を、ドーラ・ワルダーの下僕であるフロガステリ家のメイドが拾い、近付いてきた。
『わあ、旦那様に興味を持っていただけて嬉しいです~☆』
「それはどんな変化だろうか――まさかこのトナカイみたいになるのか?」
『そうですね~……ええっと』
ドーラ様が言ってたのってなんだっけ?
雪だるま怪人とか、トナカイ怪人とか言ってたよね。
紡に背を向けてひそひそこそこそと相談しあう召使いたち。
再び紡の方へ向いたメイドさんはスマ~イル☆ を投げてくる。
『年中クリスマスを楽しめる、そんな旦那様になれるのでっす! うきうき、わくわく、ツリーみたいにキラキラ輝くあの! 一番星! みたいな!!!』
ビシッとツリーのてっぺんを指差すメイド。紡も首を動かして星を見た。
『クリスマスの魔法は普通は一晩だけ……それを永遠に手に入れられる、そんなプレゼントです☆』
「クリスマスの魔法? ――呪術や魔術――いやいや、魔法は対価が必要だろう?」
『いやですわ、旦那様ったら。ほんのちょっぴり、旦那様をいただくだけです。そう! 生まれ変わるのです。身も心もドーラ様――あえてこう言いましょう! 女王様の! 下僕として!』
正直者なメイドがバチーンとウインクするのを見た瞬間、禮火は火を噴いた(比喩)。
ハリセンに仕立てられた禮火が、スパーンッ! と軽快な、それでいて響き渡る音を放ったのだ。打ったのはメイドの頭である。
『はゎん!』
「確かに。女王の下僕ともなれば、昨日とは違う自分になれそうだ」
パン、とハリセンで軽く自身の掌を打ち、くそ真面目な表情で紡は言った。無の境地に至った顔であった。
周囲ではこらえきれない笑いが漏れていて、いつの間にか集まってきていたキマイラたち――カメラを向ける一人に紡は問う。
「こういうときはなんて言うんだったっけ?」
「そうだなあ、さっきの言葉を端的に一言であらわすなら――」
「あっ、まって! ハリセンでの叩き方にもコツがあるのよ!」
彼女っぽい隣のキマイラもまた紡に助言してくる。
そうして指導され仕上がったのは――、
「なんでやねーん!」
スパアァァァンッ!!
どこか棒読みな声と、スナップを利かせてより小気味良く鳴り響くハリセンのツッコミ定型。
「…………」
確認するように、キマイラのカップルへと顔を向ける紡。イイネ! とサムズアップで応じられた。
「そうか……これでいいのか。指導、ありがとな?」
パンパンと、現れた銀髪の少年を叩いて召使いも叩いていけば立派なハリセン無双となった。撃破される召使いたちはブルースターの花びらに変化して散っていく。
「よしっ、いいぞ兄ちゃん! 怪人の悪質な客引きなんか追い払っちまえー!」
無駄に可憐で華麗な、それなりに風情ある散り方であったが、ここはキマイラフューチャー。ハリセンに叩かれての散り具合はいっそ快活。
この日、『サンタ帽子を被るにーちゃんがハリセンで華麗に怪人を追い払っていく笑ってはいけないクリスマス動画』がアップロードされた。
そうとは知らない紡は、
「――禮火はごめんな?」
申し訳なさそうにハリセンを撫でるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
ニコリネ・ユーリカ
ゆずさんと(f19168)
今日は花屋はお休み
女優さんの付き人を頑張っちゃう
さぁ執事服に早着替え!
【特種用途車輌出動!】で超大型リムジンを召喚
あてつけに怪人が用意したソリに横付けする
停車したらレッドカーペットを敷き
ドアを開けてお嬢様(ゆずさん)を怪人の前にエスコート
お言葉に首肯&相槌するのが執事の務め
かしこまりました、お嬢様
お許しを頂けたならリムジンを運転
進入角度をコントロールしながらヒール&トゥー
アクセルでリヤを、ハンドルでフロントを流す
超絶テクで怪人だけを狙うドリフトアタックに御座います!
お粗末で御座いました
さぁお嬢様の美しさをご覧あれ
お嬢様の進路にちょいちょいカーペットを動かして援護します
御園・ゆず
ニコリネさん(f02123)と
楽しいクリスマスマーケットを邪魔するだなんて……
うーん、無粋ですね
では参りましょうか、ニコリネさん
柄ではありませんが、役者ですので……
うーん、持ち前の【演技】力でがんばります
ニコ、ドアを開けて頂戴
あの駄目下僕を躾けて差し上げましょう
革靴を高らかに鳴らして召使の前へ行きます
あらあらぁ?なにかしら、これで攻撃のつもり?
ダサすぎてその辺の掃除を命じられてるのかと思ったわ!
やっぱりオブリビオンには難しいのかしらね?
ニコ、お手本を見せてあげて頂戴な
近付いて来た召使に回し蹴りを
スカートを押さえるのは忘れずに
優雅に踊るようにやるのよ
ホルスターから銃を抜いて鉛玉もあげましょう
キマイラフューチャーのクリスマスマーケットは昼であれどどこか仄暗く、様々な光を放つランプが灯されていた。
パチパチ弾けるホットな飲み物を手に、香ばしく焼いたチキンや甘い焼き菓子を食べ歩いたり、クリスマスの買い物をしたり、レトロな移動遊園地で遊んだり。
マーケット内に流れるキマイラフューチャーのクリスマス・BGMが、人々の歩みを軽くしている。
「~♪」
楽しそうに弾むスレイベルの音には思わずニコリネ・ユーリカ(花売り娘・f02123)もリズムを取ってしまう。
「キマイラの皆さん、とても楽しそうですね」
そんな楽しいクリスマスマーケットを邪魔するだなんて……と、ぽつり呟くように御園・ゆず(群像劇・f19168)。
「そうねぇ。悪の組織・ワルドーラもクリスマスを楽しみたいのかもしれないけれど、やり方が悪質ね」
ニコリネの言葉にこくこく頷くゆず。
「無粋なことに変わりはありませんね。――では参りましょうか、ニコリネさん」
緊張の拭えないゆずに、ニコリネは「はーい♪」と力づけるように笑顔を向けた。
「私も、女優さんの付き人を頑張るわね! 楽しんでいきましょ」
『あっはははは! これでお坊ちゃまお嬢ちゃまは我々の後輩配下になるんですね~』
『さっさとクリスマス・ハウスへと連れ込みましょう!』
クリスマスなソリに乗る可愛い我が子を撮影していた親たちを振り切って、ソリを走らせ始めたフロガステリ家の召使いたち。
「こっ、怖いよー!」
「うわぁぁん!」
いきなりソリが走り出して、遠ざかる両親に気付いたキマイラの子供たちが泣きだしている。
そこへ音も無く、けれども存在感溢れる超大型リムジンがソリと並走するように現れて、驚いた召使いたちとソリは止まった。
『わわわっ、すっごい高級車です……!』
『まずいまずい、先へ行かせるんだ!』
『高位そうな気配です……!!』
慌てる召使いたちだが、無情にもリムジンはソリに横付けるように停車して、運転席側のドアが開いた。
中から出てきたのはかっちりとした執事服を着こなす猟兵――ニコリネ。お仕着せではなく、オーダーメイドのそれは明らかに上級使用人だと分かる。
「ニコ、ドアを開けて頂戴」
開いたドアから微かに漏れ聞こえる声は凛としたもの。フロガステリ家の召使いたちがぴくりと反応をする。
「あの駄目下僕たちを躾けて差し上げましょう」
ピリリッとスパイスが効いたような――機嫌の計れる声に、今度はびくっと反応する召使いたち。
「かしこまりました、お嬢様」
そう返したニコリネはレッドカーペットを抱えると、リムジン後方から召使いたちに向かって優雅にそれを転がした。
『わっ』
『左右に並べ……!』
広げられたレッドカーペットを挟み並ぶ召使いたち。本能が彼らを突き動かしているようだ。
リムジンの後方ドアを開け、僅かに礼を取ったニコリネが手を差し出せば、繊細な指先が乗せられた。
革靴が高らかに鳴ったのは降りた時に一度だけ。威嚇するそれにやはりビクッと召使いたちは震えあがった。メンタルの弱いメイド一人が、耐えられないといったようにパッとブルースターの花びらとなり散る。
車から出てきたのは、一房だけ色の違う髪を結い上げたゆず。プリーツスカートを華やかに揺らし、上半身はかっちりとした乗馬服のようなコートに遊び心のあるベルスリーブ。
『こら! お前達! それでも由緒あるフロガステリ家の召使いであるつもりか!? あんな小娘如きにビクつくなよッ』
銀髪の少年が叱咤し、ゆずを指差した。
そんな彼にくすくすと嘲笑を仕掛けるゆず。彼女のやや後ろに控えたニコリネもまた冷徹な眼差しを彼らに向けている。
「まあ、駄目下僕がコレならば、仕えられている者もそれなりなのね。主であるドーラ・ワルダーとやらも大したことがなさそうだわ」
「使用人の質は、主によって決まるものにございます」
ゆずに首肯し、同意するニコリネ。
『ほら、ドーラ姉上のことをああ言ってる! やってしまえ、執事その6!』
『は、はい! 坊ちゃん!』
向かってきた執事その6を迎え撃ったのは、ゆずの鋭い回し蹴りであった。
翻るスカートを押さえるのも忘れないその姿は、戦う貴人そのもの。
鋭い蹴撃を放った左脚は優雅に下ろされ、ふわり裾が舞う。
一撃を受けた執事その6はブルースターの花びらとなり、レッドカーペットの上に散った。
「あらあらぁ? なにかしら、これで攻撃のつもり? ふらふら、ふらふらと寄ってきて――ダサすぎてその辺の掃除を命じられてるのかと思ったわ!」
掃き掃除かしらね? と凄惨な笑みを浮かべ煽るゆず。
「それも満足そうに出来なさそうだけれども」
『ふ、ふぇぇぇ! わ、私、実は散らかす方が得意なんです~~ごめんなさいごめんなさい!!』
ドジッ子属性が付与していそうなメイドがふえええんと泣き始めた。
ふう、と、いかにも呆れ返ったような息をゆずが吐けば、戦意を失ったドジッ子メイドが花びらとなり散る。
「やっぱりオブリビオンには難しいのかしらね? ニコ、お手本を見せてあげて頂戴な」
ひらりと手を一度舞わせたゆずがニコリネの方へ僅かに振り向く。
「かしこまりました、お嬢様」
一礼するニコリネ。
「さ、貴方たちはこちらへいらっしゃい」
ソリに乗っていた子供たちを連れて、ゆずはレッドカーペットを歩き後方へと一度下がる。
「このカーペットの上は安全ですから、じっとしてなさい」
「は、はい……!」
避難する彼らに、呆然としていた召使いたちもハッと我に返り慌て始めた。
『ああっ、せっかく捕まえた後輩予定のキマイラが……!』
『思わずのまれそうになってしまったが、我々の目的は!』
『ワルダーズの悪さをしらしめ、世界征服っ!』
鼓舞しあう召使いたちを視界におさめながら、運転席へ座るニコリネ。
進入角度を見極めたならブレーキを踏んだままクラッチを踏み、踵でアクセルを軽く踏んでひと吹かし。
車体は滑らかに弧を描き、アクセルでリヤを、ハンドルでフロントを流して下僕召使いたちを翻弄し、そして轢いた。
倒れる召使いたち。
『そ、そんなショウファーとしての技術も優れているなんて……!』
青の花びらが乱舞するのを目の当たりにした執事もまた自信を失くし、その身を解けさせる。上級使用人の日々は努力の積み重ねでもあるのだろう。技が多いほどその身は重宝される。
「見事ね、ニコ」
「お粗末で御座いました。――さぁ、次はお嬢様の美しさをご覧あれ」
ニコリネがにこやかに召使いたちへと言うや否や、ホルスターからコルト・ポケットを抜いたゆずが召使いを撃った。
「それでは、ひと時だけわたくしみずから踊って差し上げるわ」
その目によく焼き付けなさい。
薄く、笑んだゆずの言葉ひとつ、一撃一撃が召使いたちを骸の海へと還していく。
彼女の歩む先へとレッドカーペットを調整するニコリネの姿――それらを録画するのはキマイラの人々だ。
ゆずとニコリネの戦う姿はばっちり動画としておさめられた。
『怪人の槿花なる一日~ツンな令嬢とハイスペック執事に散らされました編』としてキマイラフューチャーのネットにアップされ、クリスマス・スカッと物語としてタグ付けされたのだとか。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『ドーラ・ワルダー』
|
POW : わたくしにひれ伏しなさい!
【鞭】が命中した対象に対し、高威力高命中の【踏みつけ攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : 下僕達、やっておしまいなさい!
戦闘用の、自身と同じ強さの【力自慢の下僕】と【テクニック自慢の下僕】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
WIZ : こうなったら奥の手よ!
自身が戦闘で瀕死になると【巨大なびっくりメカ】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
イラスト:森乃ゴリラ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠ガジル・コリアンダー」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●
「オーッホホホホ! わたくしのお城も、すっかりクリスマスらしくなってきましたね!」
ドーラ・ワルダーの下僕にして、悪の組織ワルドーラで働くオブリビオン『フロガステリ家の召使い』たちを撃破した猟兵たちがクリスマス・ハウスへと乗りこめば、ドーラ・ワルダーと思わしき女の高笑いが聞こえてきた。
『ドーラ様ぁ、このツリー、ミサイルに改造してもいッスか?』
「ホホホホ、構いません。クリスマス明けには打ち上げて、世界征服への第一歩を知らしめておあげなさい!」
サンタクロースの帽子を被り、すっかりクリスマスにかぶれているドーラ・ワルダーは季節の行事をめちゃくちゃ楽しんでいるようだった。
下僕・モブ・偽サンタマンや、下僕・モブ・靴下マンをはべらせて城内を飾るクリスマス装飾を満足そうに眺めている。
「ああ、漁の釣果はどうかしら? 下僕・オブ・召使いたちはキマイラたちをゲットできたかしら? た~のしみですわね~! オーッホッホッホッホ!」
クリスマス独特な、ふわふわキラキラした城内。
猟兵たちは顔を見合わせて頷く。いつでもいけそうだ。
城の中心に立つドーラ・ワルダーと、下僕・モブたちへと攻撃を仕掛けるべく散開するのだった。
ティエル・ティエリエル
SPDで判定
こっそりとクリスマス・ハウスの中を覗いたら立派なクリスマスツリーをミサイルにしちゃうって!?
みんなで飾り付けするクリスマスツリーをミサイルなんて物騒なものになんてさせないよ!
散らかってるクリスマス装飾の入っていた箱の中に隠れてこっそりこそこそと近づいていくね♪
十分に近づいたら下僕たちを指揮しているドーラ・ワルダーのお尻を【妖精の見えざる一刺し】でぐさっと刺しちゃうぞ☆
ふふーん、悪いヤツにはサンタさんのプレゼントの代わりにボクのレイピアをお見舞しちゃうもんね♪
※アドリブや他の方との連携も大歓迎です
ノイン・フィーバー
チャレンジ
・UCを事前に発動し『彼女』と共にクリスマスの飾りつけを手伝ってみる。TVマンと偽センタガールマンみたいな形で一つ。
・ミサイル改造もしっかり手伝い、こっそり起爆装置は手元に確保が可能ならしてみる。
バレるOR他の猟兵達がアタックを開始したら、それに同期してノインだけ戦線に参加。
基本は他メンバーへの援護射撃。鞭を弾幕で散らす事を主眼。
モブシリーズも参戦するようならメインアタッカーの邪魔をさせないように援護。
敵が手強い等の場合、前述のミサイルの起爆スイッチをぽちり
「力業ですガ、ええマぁ、イリュージョンという事でヒトツ」
下僕達~を発動した場合。
そっと『彼女』がドーラに近づき、グーで殴りつける
鈴久名・紡
あの高笑いに意味はあるんだろうか……
…
……
なんとなくお揃いみたいで嫌だから仕舞っておこう
(貰ったサンタ帽子を脱いで懐へしまいしまい)
これでよし
煉獄焔戯を使用
弓矢に変化させた神力でドーラと下僕達に先制攻撃
先制攻撃と同時に近くの敵に接近して
ナイフに変化させた葬焔と禮火に鎧無視攻撃を乗せて攻撃
……え?何?
なんでハリセンの侭なんだ、禮火……?
いや、殴れば多分倒せるけど
拗ねてる、のかな?
まぁ、倒せるなら問題ないか
敵の攻撃は見切りと残像で回避
距離がある状態で鞭を使ってくる場合は
後方にジャンプして回避
兎に角、回避優先
やっぱり話のオチとしてはミサイルで自爆なんだろうか?
(改造済なツリーミサイルを横目にぼそり)
――オーッホッホッ、ホホホホ!
「……。あの高笑いに意味はあるんだろうか……」
真っ白なクロスの掛かったテーブルの下で、ドーラ・ワルダーの高笑う姿を眺めながら鈴久名・紡が呟いた。
「アレはお約束というものですネ♪」
応じたのは、レトロなテレビがヒーローマスクとなっているノイン・フィーバーだ。面妖な下僕・モブがいる場に溶け込んで、紡たちが隠れたテーブルの上のミニツリーの飾り付けをしている。
「………そういうものなのか」
お約束とは何だろう、っていう顔をして、しばし考えこんだ紡はサンタ帽子を脱いだ。
なんとなくこの場の敵陣とお揃いみたいに思えて嫌になったのだ。これでよし、と懐に仕舞う。
「も~、お外の立派なクリスマスツリーも、きっとミサイルにしちゃうつもりだよね!?」
頬を膨らませてぷんすかと、ティエル・ティエリエルが敵に聞こえない声で言う。紡と一緒にテーブルの下に隠れている彼女だったが、フェアリーなティエルは小さく、垂れたテーブルクロスをめくるのは紡の仕事であった。
「ここのもだけど、みんなで飾り付けするクリスマスツリーを、ミサイルなんて物騒なものになんてさせないよ!」
ティエルの声に、ノインがびくっとしてオーナメントを落とした。
それを拾うのは『?』と不思議そうにしたノインの『彼女』である。ノインの画面が映した古びた井戸から出てきた、少女は長い黒髪で顔を覆っておりその表情は見えない。いつも着ている白いワンピースではなく、赤いサンタガールな服を着ているがところどころ返り血みたいな染みもあったりなかったり。
「ノイン?」
「い、イィィエエ~なんでもナイです。サァ、行きましょうカ、ティエルサン~」
「うん」
ノインがツリー飾りが入った箱を持ち、ひらりと飛んだティエルがその箱の中に入る。
「メリ~~クリスマスーー! ドーラ様~、次のツリーを飾りますネ……!」
ティエルと共にドーラへと近付くように次のツリーへと移動するノインと『彼女』、隙を見て移動する紡はやや訝しげにノインの飾ったツリーを見やるのだった。
そうやって気付かれないように距離をつめて、十分に近付き切ったところでティエルは箱から飛び出した。
「ま、まあ、わたくしはサンタを楽しみにするような少女ではない、もう大人のオンナですけれど、ホホホホ、クリスマスって楽しいものですね~。
あ、そこの下僕・オブ・トカゲマン。そろそろ召使いたちが帰ってくるでしょうから――」
(「こっそりこそこそ♪」)
指示を出すドーラの、すべすべとした重量感のあるヒップへと近付いたティエルは、
(「えいっ☆」)
と、装備したレイピアでそのお尻を突き刺した。
「ぎゃあッ!? きゃああぁぁ、えっ、超痛いですけど、何ですか!?」
大きく跳んだドーラ。一撃を喰らった場所――そこに留まり飛ぶティエルを涙目でギロッと睨みつけた。レイピアをくるりと回し、おてんばな笑みを見せるティエル。
「ふふーん、悪いヤツにはサンタさんのプレゼントの代わりにボクのレイピアをお見舞しちゃうもんね♪」
「――猟兵!? 下僕たちよ、やっつけておしまいなさい!!」
ティエルの攻撃とドーラの大音声が開戦の合図となり、ノインは下僕・モブ・怪人たちに向かってアームドフォート・typeGをぶっ放した。
「下僕・モブたちはワタクシたちにお任せくだサイ~」
耳を劈く銃音がクリスマス・ハウスとなった魔城ワルドーラに響き渡る。
『ぴぎゃぁぁぁ!』
『クリスマスにやってくるテロリスト~』
楽しいクリスマス城でいきなり攻撃を仕掛けた猟兵たちの姿に怪人たちは好き好きに叫ぶ。
「テロ行為をやっているのはそっちだろうに」
やれやれという風に呟いた紡が神力を織り、煉獄焔戯を展開した。弓弦を弾けば数多の矢が放たれ、ドーラに突き刺さったり下僕たちを射貫く。
銃撃と確実に飛んでくる矢が下僕たちを骸の海へと還していった。
紡はドーラへとの彼我の距離をつめ、ナイフに変化させた葬焔をドーラへと繰り出した。
「ホホホ、甘っちょろいですよー!」
間合いを読みひらりと避けるドーラであったが、次の瞬間、スパァァン! と小気味よい音と衝撃が彼女を襲った。
「「!?!?」」
びっくりするドーラ、と、紡。――共にナイフ状となったはずの禮火――だが、召使いたちに張り倒しまくったハリセン状のままである。
ナイフであったら再び避けられたかもしれない一撃は、予想外の形でドーラをアタックした。
「……え? 何?」
(「なんでハリセンの侭なんだ、禮火……?」)
目を瞠る紡であったが、ここは猟書家幹部の前。そのままスパンとドーラを叩いた。手応えは十分にあった。
「ちょっと! おやめなさい! 現状、どこにツッコミ要素があるというのです!?」
(「禮火……拗ねてる、のかな?」)
禮火自体がストレス発散しているかのような気配に、まぁいいかと紡は内心頷いた。
「倒せるなら問題ないか」
「ボクも! ちっくちくプレゼント~☆」
ドーラのお尻や太もも、肩や腕をティエルが突き刺していく。
「なんて鬱陶しいの! 下僕たち、やっておしまいなさい!」
『ハイ。ドーン★』
リースを模したクリスマスカラーのまわしを装着したオスモウマンがティエルを張り飛ばした。フェアリーを受け止めるノイン――動けないドーラの背後へとそっと近付いた『彼女』が、グーでドーラを殴りつけた。
「なんて野蛮な!」
そう言ったドーラは鞭を繰り出して『彼女』と紡を打とうとするが、ノインの射撃が華麗な鞭捌きの邪魔をして、紡はその間に後方へ飛び退き回避する。
『あうっ』
下僕・モブ・ミニツリーマンにヒットし、倒れた下僕をその踏みつけるドーラ。
「まったく、あなた方猟兵ときたら。下僕度が足りなさすぎます! 教育して差し上げねば!! オホホホホ!」
オーホッホッホッホゥゥゥ! と、高笑いを続けるドーラは隙だらけのようでいてそうではない。
今踏みこめば確実に鞭が繰り出される――そんな状況のなか、ノインが赤いスイッチを取り出し、掲げてみせた。
「力業ですガ、ええマぁ、イリュージョンという事でヒトツ。ハイ321」
blast off-―!
ちょっぱやカウントダウンからポチっと押したソレは起爆スイッチであった。
彼や怪人たちが飾りつけをしていたミニツリーや家庭サイズのツリーが、一斉に発射されワルドーラの城内を飛び回った。
シュババババッ! と鋭く音が駆け、空振が城を揺るがす。
「あっ、ちょっと!? ノインーー!?」
「てへぺろ」
こらぁっ☆ とティエルがノインへと迫るも、彼は自身のテレビ画面に☆(ゝω・)vと顔文字を映し出す。
「可愛くてへぺろしてもダメ☆」
そんな二人のやり取りを、紡はやっぱりなという顔で眺め、そして城内を見回した。まだツリーはいくつかあるけれども……。
「オーホホホホ! やはりこうでなくては! そこのテレビマスク、あなたは立派に――きゃあ!」
ギュルンッと旋回するツリーの着弾点はドーラや怪人たちであった。
「やっぱり話のオチとしてはミサイルで自爆なんだろうか?」
ドカンドカンと音が鳴り響くなか、ぽつりと紡は呟く。
パーティ感たっぷりな魔城ワルドーラは、騒がしいクリスマス戦場と化していく――。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
ニコリネ・ユーリカ
ゆずさん(f19168)の執事を継続
あれも演技にございます
広い世界には過度な露出で自信をつける下品な女がいるのです
お嬢様はお若い故に御存知ないかと
おわかい!ゆえに!
当てつけにチラッチラッ敵を見ます
ここは私にお任せを
執事服をバッと脱いで強者感を演出
エプロンドレス+シャッター棒の正装で勝負
鞭の軌道を腕の振りで予測しつつ掻い潜り
横脇から燕尾を捲ってお尻をべんべん叩く!
こういう女は衣装を脱がすと
弱気になってぴーぴー泣くものです
不健全成敗!
とっくみ合いの泥仕合の末にやっつけられます
ぴー!くやしい!
お嬢様、あとは頼みます!
そこのエッチ!お前なんかお嬢様にかかれば一発だからね!
ぎったんぎったんに――(がくっ
御園・ゆず
ニコリネさん(f02123)と
……すごい格好に、すごい性格……。
は、恥ずかしく無いのかな……
なるほど?過度な露出で……
演技する気持ちはわからなくもありませんがね
めっちゃ楽しんでる所申し訳ありませんが、倒しちゃっていいです?
極悪令嬢の役を降りて、いつもの調子で伺います
……では、行きましょうニコリネさん!
って、えええ?!やられちゃってるー?!
わかりました、ぎったんぎったんに!してきます!
ほっぷ、すてっぷで肉薄して、プッシュダガーを叩き込みます
生きるべきか、死ぬべきか。
とりあえず死んでてくださいな
世界征服って……逆に子供みたいな夢ですね?
「こちらも負けていられませんね! クリスマス花火を打ち上げなさい!」
ドーラ・ワルダーの声で一斉にミニツリー(ロケット仕様)を打ち上げる下僕・モブたち。高らかな破裂音が起こり「オーホホホホホホ!!!」とドーラの高笑いも響き渡る。途切れを知らない声と一緒にゆっさゆっさと揺れる胸。
それを見てしまえば御園・ゆずの極悪令嬢な表情もぺらりと剥けてしまう。
「……すごい格好に、すごい性格……は、恥ずかしく無いのかな……」
焦茶色の目をそっと伏せて、頬を染めて――開いていた肩は自信なさげに少し閉じる。
「お嬢様、しっかりなさいませ! あれも演技にございます」
縮こまってしまいそうな少女の肩を勇気づけるように、支えるようにニコリネ・ユーリカが手を添えた。ぽんと叩いて前へと出る。
「広い世界には過度な露出で自信をつける、下品な女がいるのです。お嬢様は、お若い故に、御存知ない、かと!」
キッとドーラへと向けた視線は、何故か直ぐに勘付かれた。
「……ホホホ。ちょっとそこの貴女――」
ドーラがパシンと鞭を鳴らし二人の方を向いて仁王立ちとなる。
「おわかい! ゆえにっっ!」
チラッ! チラッ! とドーラを煽りたてるニコリネの視線と、ぐっさりと刺しにいく声。
うぐぐ、とドーラは呻いた。若さを出されれば反論も出来ないようだ。
ゆずは感心したようにこくりと頷いた。
「な、なるほど? 過度な露出で……」
確かにあんな風に身をさらけ出す行為は自信づけにもなる。納得です、とゆず。
「えっと、めっちゃクリスマスを楽しんでるところ申し訳ありませんが、倒しちゃっていいです?」
「倒されるわけにはいきませんが、パーティに参加したいというのなら構いません! わたくしはこの胸のように大きく、そして広い心を持つ悪の組織「ワルドーラ」の幹部です!! 無礼には目を瞑り、貴女がたを可愛らしいクリスマスツリー・ウーマンへと改造して差し上げますね! オーッホホホホホ!」
「それでは、ここは私にお任せを!」
ヒールを高らかに鳴らし、執事服をバッと大きく弧を描くように華麗に脱いだニコリネは、幾重にも花びらを重ねたようなフリルたっぷりのエプロンドレス姿に。
「わたくしにひれ伏しなさい!」
ひゅんッ! と敵の鞭が空を切る。彼我の距離がある故に易々と回避できた鞭攻撃は、ドーラが僅かにスナップさせれば簡単に軌道を変える。
上から叩き斬るように降ってきた鞭をシャッター棒で弾いたニコリネが、開けた敵の間合いへと飛びこんだ。
ステップ&ターン。
「こういう女は!」
踊り子のように敵横を抜けながら言ったニコリネがドーラの燕尾を掴む。
「衣装を脱がすと、弱気になってぴーぴー泣くものですっ」
燕尾を捲った先にはすべすべとした重量感のあるヒップ。
「ちょ――ちょっと!?」
「不健全成敗!」
べしーん! とシャッター棒でドーラのお尻を叩けば軽快な、小気味の良い音。
「きゃあぁあぁぁ、痛いっ! ハレンチなことはおやめなさい!!」
「お言葉そっくりそのまま返します!」
ドーラも負けじと鞭を振るうのだが、鞭は先端がしなってこそ。間近にいるニコリネへと届いた鞭は勢いに乗っていないもので、ドーラは舌打ちと共にふわふわなニコリネの髪を掴んだ。
「あっ痛っ! 何するのよ!」
「おやかましいです!」
ぎしぎしと互いの髪を掴む。
ビシビシ。ぺちぺち。背中や胸やお尻を叩き合えば、柔らかな肌には痛々しい赤い線が数多に走る――苛烈な一撃に、匂い立つはエロティック。
「こ、これが……キャットファイト」
呆然としたようにゆずが呟いた。
取っ組み合いの上、鋭い単純な一撃が繰り出す二人の姿はまさしく女の戦い(物理)。熾烈だけれどもどこか華がある。
その時シャッター棒に鞭が絡み、ニコリネが引き倒された。すかさず彼女を踏みつけるドーラ。
「はっ……はぁ……少々てこずりましたが、オーッホッホッホッホ~♪ やーりましたーわぁー♪」
「ぴー! くやしい!」
ニコリネが悔しさに叫んだ瞬間、ぐっと背中を強く踏まれ、そして蹴り飛ばされた。
「ニ、ニコリネさん……!」
悲壮な表情を浮かべ駆けつけるゆず。ニコリネを抱き起こし、震えるように上がってきた手を握った。――ああ、こ(執事)の手に守られてきた――先程まで在った令嬢の矜持が心を燻る。
「ッ……お、お嬢様……あとは……頼みます」
微笑む執事の姿――シリアスだった。次の瞬間にはちょっと崩れるけども。
「そこのエッチ! お前なんかお嬢様にかかれば一発だからね! ぎったんぎったんに――ふぁっ」
「ニ、ニコリネさんーー!!」
がくっと気を失うニコリネとその豊満な体を抱きこむゆず。とても、シリアスだった。
ゆずは彼女の体をゆっくりと横にして、きゅっと握っていた手を離した。
「……今まで守ってくれてありがとう、ニコ」
演じてたとはいえ、確かに在った心の矜持を告げて、吐き出して。
そしてゆずは立つ。
『おおっ』
『た、立った……!』
『意志を継いだ瞳だ……!』
下僕・モブたちは思わずといったように、この流れをカメラにおさめているところらしい。
「ニコリネさん、わたし、あの悪の幹部を、ぎったんぎったんに! してきます!」
「ホホホホ! かかってきなさい! そこの負け猫のように返り討ちにして差し上げます!」
駆けたゆずに向かって鞭が降ってくるが、先程の鋭さは無い。
ニコリネの放ったMisericóがドーラの動きを鈍らせていた。難なく回避したゆずが軽く跳ねる。
着地から更なる跳躍――ホップ・ステップと続く三段目は強く踏み切った。
「オッホホホホ! 可愛らしいジャンプだこと。その子猫ちゃんのような体当たりが貴女の攻撃なのかしら?」
抱き潰してあげましょうとドーラが両腕を開く。
「生きるべきか、死ぬべきか」
武器なく飛び込んだようにも思われたゆずがその腕を振るえば、やや油断していたドーラから細く赤い飛沫。
「!」
「とりあえず、あなたには死への標を」
すり抜けたゆずは着地して、再び間合いを取る。プッシュダガーは敵が察知できないよう再び袖中へ。
「世界征服って……逆に子供みたいな夢ですね? ……その道は、閉ざします」
世界の境界線に楽園へと至る道標が示された瞬間であった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
箒星・仄々
楽しいXマスを
世界征服の序幕へ変えようとする悪だくみを
許しません
貴女方を倒して
笑顔溢れる楽しいXマスにしますよ
何といっても私はサンタさんですからね
ほっほっほ
引き続きサンタ衣装
帽子に付け髭も
竪琴でXマスソング奏で
魔力を練り上げ
Xマスを心待ちにして楽しまれている人々の喧騒を風の
キャンドルや暖炉の灯を炎の
景色彩る白雪を水の
魔力の矢へと変換し放ちます
翠緋蒼とハウスを花火の如く彩りながら
びっくりメカさんとドーラさんへ
Xマス、即ち心躍る未来へ思いを馳せるそのお心ならば
未来は今を生きる命により紡がれていく事を
判っておいででしょうに
けれど貴女は変わることはできないのですね
お可哀そうに
今、海へとお還ししましょう
月夜・玲
うわーなにコイツ!
めっちゃケバい!!
いい歳して恥ずかしくないのかね!!!
せめて城内の雰囲気と合わせろよお…
何でクリスマスエンジョイしてるのさ…
クリスマス前に討ち入りじゃー!
●
引き続き《RE》Incarnationを抜刀
EX:I.S.T[BK0001]に騎乗してパーティー会場へカチコミじゃー!
【Link=Ex:I.S.T】を起動してパワーアップ!
バイクで下僕を轢いたり、剣に勢いを乗せて斬ったりして『吹き飛ばし』ながら会場を縦横無尽に走るよ
そしてワルダーを見つけたらワルダー目掛けてアクセルフルスロットル!
一緒に風になろうか、ワルダー!
これが私のクリスマスプレゼントじゃい!
●アドリブ等歓迎
シャンシャンシャンとリンリンリン、魔城ワルドーラにもクリスマスっぽい音色が流れている。
更には鋭く鳴り響くツリー型ロケットが飛び交い、ドーラと戦いを繰り広げる猟兵たち。
その時――、
「討ち入りじゃー!」
「カチコミメリークリスマースですー!」
どがっしゃんとクリスマス・ハウスの窓を割り、飛びこんできたのは特殊バイク・EX:I.S.T[BK0001]に乗った月夜・玲とタンデムしている箒星・仄々だ。ヘルメットを脱げば下のサンタ帽子もずり上がったので被りなおす仄々は、引き続きサンタクロース姿。
『あっ、ドーラ様! ケットシーのサンタさんが来ましたよ!!』
「オーッホッホッホッホ! おバカですね。サンタさんは煙突からくるものです! ですので、あれはサンタさんではありません!」
豊かな胸を揺らし高笑うドーラ・ワルダーを目の当たりにした玲は「げ」と声を上げた。
「うわーなにコイツ! めっちゃケバい!!」
心からドン引きした声であった。
「いい歳して恥ずかしくないのかね!!!?」
「そこの小娘! 初対面でなんてことを言うのです!?」
登場からして存在感マシマシな玲の言葉に、ドーラも当然強く反応した。鞭を振り上げようとするドーラであったが、玲は待ったを掛けるように、ぴしっと挙手した。ド真面目な表情であった。
「一つだけ言わせて。せめて城内の雰囲気と合わせなよ」
その赤い瞳は褪めたもので。『何でクリスマスエンジョイしてるのさ……』という呆れた色に満ちていた。
「オホホホホ、サンタ帽子をちゃんと被っているでしょう!」
「いや駄目。無理。ボンテージがその帽子を殺してる」
「…………くうっっ!!」
『ほら、ドーラ様言ったじゃないですか。お着替えしましょうって』
『緑と赤のリボンを体に巻きましょうか? ほらファーもついてますよ。プレゼントコスですよ』
「有害指定物になるよ、やめなよ」
真面目に忠告する玲。
「…………そうですね、ちょっと別の意味になりそうな気もするので、止めた方が宜しいかと……」
カッツェンリートで無意識に哀愁ある曲を控えめに奏でながら、仄々も頷き言った。
「あ、玲さん、乗せて下さりありがとうございました」
「ん。じゃ、私はプレゼントを配りに行ってくるね」
玲がアクセルを噴かして直ぐにLink=Ex:I.S.Tを起動する。
「BK0001、戦闘支援モードに移行。――リンク開始」
下僕・モブ・オスモーマン&スノーマンを轢き飛ばした玲が爆速で会場内を走り始める。
「ああっ、折角整えたクリスマス会場が、絶望のクリスマス会場に――……ん? これはこれであるべき姿な気もしますね。ホーッホッホッホ! クリスマスは絶望への序曲! ああなぁんて素晴らしい! オーッホッホホホホホホホ!!」
いかにも悪の組織らしい切り替わりに、仄々も溜息を隠せない。
「楽しいクリスマスを世界征服の序幕へ変えようとする、その悪だくみは許すことができませんね」
マーケット内で聴き覚えたばかりの、キマイラフューチャーのクリスマスソングを竪琴で奏で始める仄々。
魔力で織り上げた風の矢は、鏑矢のように楽しそうな人々の喧騒を纏う。
鋭く飛ぶ風矢とはまた別に、包みこむような曲線を描き放たれるのはあたたかな炎の矢だ。キャンドルや暖炉の炎色は猟兵に向かって飛び、ロケット型ミニツリーを射落とす。
「貴女方を倒して、笑顔溢れる楽しいクリスマスにしますよ。何といっても私はサンタさんですからね。ほっほっほ~」
白いヒゲを揺らして、恰幅なサンタクロースのように笑った仄々の声は増幅されて城内に響き渡る。城の天井は見えず、広がる星無き夜空のようなそこからちらりちらりと白雪が降ってくる。
――否、突然加速する雪――それは仄々が射放った水の矢であった。
飛び交う矢、降ってくる矢を避けるべくテーブルの下へと隠れる下僕・モブたちであったが、そこへフルバンクからテールスライドした玲がそのままの態勢で吹き飛ばしていく。地を駆ける竜巻の如きそれに、ワルドーラ城もしっちゃかめっちゃかに。
仄々の演奏も、討ち入り暴れ回る猟兵の動きにノリノリなクリスマス曲のものへとなる。
「クリスマス、即ち心躍る未来へ思いを馳せるそのお心ならば、未来は今を生きる命により紡がれていく事を判っておいででしょうに」
けれども悪の組織ワルドーラの目的は、世界の征服・破壊。クリスマスを楽しみつつも絶望への行進を世界にもたらすドーラたち。
「けれど貴女は変わることはできないのですね……お可哀そうに」
今、海へとお還ししましょう――クリスマスの勇ましい行進曲を奏でれば、玲もまた方向転換する。
「ワルダー!」
「下僕達、やっておしまいなさい! わたくしの盾になるのです!」
向かってくる玲に気付いたドーラは鞭を打ち、自身と同じ強さの下僕を召喚した。
現れたのはスノーマン怪人と、鏡餅怪人だ。双子のような白さだが質感は違う。
「玲さん、アシストします……!」
仄々が新たに放ったトリニティ・ブラスト。キャンドルの炎矢がスノーマン怪人を数多に貫き溶かし、暖炉の炎矢が鏡餅怪人を焼く。
「うわー、めっちゃいい匂いするじゃん!」
お餅の焼ける匂いに思わず言う玲。そこへ仲間の猟兵が改造した分のミニツリーロケットが下僕を貫けば、とどめとばかりに玲の《RE》Incarnationが下僕二体をなぎ払った。
「一緒に風になろうか、ワルダー!」
アクセルフルスロットル!
「きゃああぁぁっ!?」
存外可愛らしい悲鳴を上げて轢かれるドーラがふっ飛ばされた。
「これが私のクリスマスプレゼントじゃい!」
バイクの補助ジェット噴射が放たれ、轢いたあとも華麗なスライディング技術を見せる玲。
時間差でどんがらがっしゃんとツリーの墓場(ロケットの残骸)へと落ちるドーラ。
『ああっ非道なサンタさんズ!』
『だがそこがイイ!』
『ドーラ様! この絶体絶命ぴんちから返り咲いてこそが、悪の華ですぞ!! ファイトですぞ!』
生き残った下僕・モブたちが命をかけて、ドーラVS猟兵クリスマス決戦を動画撮影するのだった。
●クリスマス編『あいのうた』につづく!
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
フローライト・ルチレイテッド
アドリブ連携歓迎です
キラキラ光って【Dress】で衣装チェンジ
あの雰囲気なら大丈夫かな?
無闇に【存在感】を主張して【誘惑】しつつ、
【真っ赤な夜】の音量を上げて。
天まで届け、愛と平和の尊き祈りよ!
燃える【情熱】をこめて【楽器演奏、歌唱、パフォーマンス、範囲攻撃、浄化、精神攻撃】を駆使して指定UCを発動。
愛と平和の歌を響かせて行きましょう。
詠唱以降のサビ(使用お任せ
いつか届く 空へ
朝も昼も夜も 変わらず
希望を夢を愛を平和を
祈り願い謳えば
いつか 必ず叶うはずだ
行こうよ
手を繋いで
平和と愛に満ちた世界へ
ずっと願い続けた
希望の世界へ…
僕らは
抱き続けよう
平和の空に捧げた祈り
いつか叶う日まで
希望の世界を
歌うよ
生き残った下僕・モブたちが命をかけて、ドーラVS猟兵クリスマス決戦を動画撮影するなか、続けて映されたテロップ。
●クリスマス編『あいのうた』
讃美歌の清らかな音が降ってくる。
猟兵がズダボロにした魔城ワルドーラの窓から光が降ってくる――Dressでレイヤーを重ね、光波のようにオーロラを纏い、翼をひろげゆっくりとフローライト・ルチレイテッドがおりてくる。
「天まで届け、愛と平和の尊き祈りよ!」
城の見えない天井はまるで夜空。蛍灯を奏で、フローライトは曲を繋いだ。
紡ぐ。
――争い続くこの世を嘆き悲しみ
――人々は平和と愛を望み祈った
フローライトは歌い、問いかける。教えて、と。
――闇に浮かぶ希望はどんな色をしているの?
彼に追従する真っ赤な夜が空を飛び交った。
『~~♪ いつか叶うといいと願った――ドーラ様ぁ、これ、この前聴いたやつですぅ!』
ふと一緒に口ずさんでいた下僕・モブ・怪人がハッとしたように叫ぶ。
『ええっとなんだっけ……?』
下僕自身が持つ端末のアプリに音色を認識させれば、「Precious pray~尊き祈り」と出てくる。
フローライトは彼らの様子に気付き、そして微笑んだ。顕現したこの世界で、既にこの歌を聴いたことがあるのなら――。
(「愛と平和の歌を響かせて行きましょう」)
纏うオーロラはフローライトの銀髪にも光の輪を作り、更に神々しいものへと魅せる。
いつか届く 空へ
朝も昼も夜も 変わらず
希望を夢を愛を平和を
祈り願い謳えば
いつか 必ず叶うはずだ
サビは歌い上げるように。音を拡張するスピーカーポッドと共鳴しあうように。
弦上を踊る指先は卓越した音を奏で、音の色が重なり合う。
オブリビオンに直接響き揺るがす音と声。訴えかける詞が彼らを違う次元へと導く。
「オーッホッホッホッホ! 希望も、愛も、平和もわたくしたちには無いものですね! けれども夢はあります! それは世界の征服! そして破壊! 絶望!」
巨大なびっくりメカ――大きな大きなクリスマスツリーが召喚され、てっぺんのお星様が下から突き上げるが如くフローライトへと向かっていく。
希望の世界と彼らを繋ごうとするフローライトの歌を断ち切るように。
弾むように星を踏み切って、斜めへと飛ぶフローライト。
――僕らは
――抱き続けよう
それでも歌は止まることなく。
悪の組織ワルドーラたちに付与した愛と平和を希求する心が、彼らのそこに芽生え始めていく。
――平和の空に捧げた祈り
上向いた心の芽が空と光に向かって成長していくように。
「オホホホ……ふ、フフ……」
『ドーラ様、ツリーが輝いてます……』
「そうですね。あれが希望の輝きというものなのでしょう。この魔城にはそぐわない、光です」
届かぬものだ。激しい焦燥感が彼らの心を蝕んだ。
下僕・モブたちが深い海へと還りそうになる一瞬、垣間見るのは陽に反射した光ある海。
『ドーラ様……』
「――あなたたちは先にお還りなさい。わたくしはまだ折れるわけにはいかないのです」
いつか叶う日まで
希望の世界を
歌うよ
骸の海へと還っていくココロにフローライトが宿すのは、一粒の光であった。
成功
🔵🔵🔴
アヤネ・ラグランジェ
【橙翠】
やあ下品な服装の人
気軽に笑って挨拶
靴下に偽サンタ
取り巻きもなかなか下品揃いときたもんだ
これは殲滅するのに躊躇いはないネ
っとソヨゴ何を言い出すの?
ああそうネ
と曖昧に相槌して話題を流そうとするけど
そういう感じあるの?!
これは今年のクリスマスは何か期待してもいいのかしらいやダメでしょ
余計な想像をして顔を赤くして目を逸らす
なんでもないってば!
照れ顔を隠せない
とにかく倒しちゃおうか
アサルトライフルで靴下や偽サンタを狙い撃ち
ワルダーにも撃ちまくり
巨大メカが出たら
大型ライフルに持ち替え
そのデカブツごと打ち上げてあげるネ!
巨大メカを撃ち抜き
爆風でワルダーを打ち上げてフィニッシュ
メリークリスマス!
城島・冬青
【橙翠】
むむ!クリスマスに似つかぬ破廉恥な格好…
アヤネさん
アレは聖夜を性夜にしちゃう人ですよ!
まぁクリスマスって何かそういう感じになっちゃうとこありますけど…(ごにょごにょ)
年齢制限がついてしまう前に倒すしかありません
…ん?アヤネさん
何か顔が赤いですよ?
悪いけど私は鞭で叩かれて喜ぶタイプじゃないんで!
攻撃はダッシュと残像を用いて回避します
鞭が届く範囲には近づかないようにしつつ
攻撃は衝撃波にするか死角から素早く斬りつける
配下のなんかよくわかんない有象無象の輩も衝撃波で吹っ飛ばしUCで攻撃
はいはいメリークリスカシバ!
アヤネさん凄い!
まるで打上花火です
たーまやー
やはりお祝い事には花火がつきものですね
ドーラ・ワルダーの高笑いが響き渡る。
「オーッホッホッホッホッホ!」
クリスマス会場となった魔城ワルドーラでの戦い。ミニツリーは猟兵の手により、そして下僕・モブ・怪人たちの手によりミサイルへと改造されて、敵陣自陣と無造作に飛び交っている。
「オホホホホ、まるでパーティのようですね! まあもっとも、負かして猟兵たちも改造して差し上げる予定ですけれども! オーッホッホッホッホ!」
豊かな胸を揺らして笑うドーラに「むむっ!」と声を上げたのは城島・冬青であった。
隣のアヤネ・ラグランジェはいつもの調子で挨拶をする。
「やあ、下品な服装の人。靴下の怪人に偽サンタ怪人、あとはオスモーマンとスノーマンだっけ? 取り巻きもなかなか下品揃いときたもんだ」
アサルトライフルを手に気軽に笑って見せるアヤネ。
「まさしく悪者の集い。これは殲滅するのに躊躇いはないネ」
「ホホホホ。平和な悪のクリスマス・ハウスにテロってきてる貴方がたには言われたくないですね!」
バシン! と鞭で床を叩いたドーラは「見なさい、この惨状を」と周囲を指差した。
今や飛び交っていた数多のツリーは着弾し残骸となり、ツリーの墓場が出来上がっている。
「クリスマスに似つかぬ破廉恥な格好……」
その時、ドーラの挙動をじっと見ていた冬青が「アヤネさん、アヤネさん」と彼女の袖を引っ張った。
「アレは聖夜を性夜にしちゃう人ですよ!」
思いっきり言った冬青にアヤネが咽る。
「ソヨゴ! 何を言い出すの!?」
「え、まぁクリスマスって何かそういう感じになっちゃうとこあり……ません?」
「えっ、あ、ああそうネ。そっか。うん、そうネ」
「ですよね! 年齢制限がついてしまう前に倒すしかありません」
よし! と決意新たにする冬青であったが、今度はアヤネが色々と思い悩み始めたようだ。
(「んんんんんん!? え、そういう感じあるの?! これは今年のクリスマスは何か期待してもいいのかしらいやダメでしょあぁでもいやいや神よなんて試練を与えるのですか」)
性夜……な想像をして、アヤネは顔を赤くして頭を振った。目を逸らす。
「……ん? アヤネさん」
「なんでもないから、ちょっと今こっち見ないで」
「でも何だか顔が赤いですよ?」
「なんでもないってばー!」
しまいには両手で顔を覆い、冬青に背を向けるアヤネ。
そしてここは戦場。行き場のない葛藤(?)に八つ当たりする相手はいくらでもいる。
敵に銃口を向け、Phantom Painで靴下マンの体に風穴を作り、偽物サンタクロースを狙い撃つアヤネ。
ガガガガガガガッ!
ミサイル攻撃に加わる掃射の音が派手に場を劈いていく。
銃撃はドーラに向かうも、彼女がこちらへと集中すれば銃弾は鞭で弾かれ下僕の怪人が盾となる――けれども仲間の猟兵たちがいるこの戦場は入れ替わり立ち替わりとドーラへ攻撃の手が伸びる。
「鞭の餌食におなりなさい!」
バシン! バシン! と鞭を振るうドーラ。手首をスナップして扱う鞭は容易く軌道を変える。
「悪いけど私は鞭で叩かれて喜ぶタイプじゃないんで!」
残像を囮に上手く使い回避した冬青が駆ける。彼女の優れた脚力と、跳ねあがる瞬発力は時に飛ぶミサイルも越えるが如く。
一瞬で彼我の距離をつめた冬青――その位置は死角。抜刀した花髑髏を振るい斬りつけると一息で鞭の間合いから離脱する。
「きゃあっ! 痛いではないですか! ちょこまかと……ッ!」
『ドーラ様!』
『ええい我等一丸となりあの少女を止めるのだ!』
『メリーアタック~!』
その身で体当たりしようとする怪人たちへ、冬青は刀の魔力を放つ。
「はいはいメリークリスカシバ! スカシバちゃん達、やっちゃって下さい!」
ドーラの下僕・モブ・怪人たちも、次々と倒され骸の海へと還ってゆく。
「こうなったら奥の手よ!」
と大きな大きなクリスマスツリーが召喚され、ごろんと転がった。踏みつけ攻撃である。
魔城のなかはもうしっちゃかめっちゃかだ。
「わたくしのお城……まあ良いです。悪は本能! 破壊は正義! ですからね! オーッホッホッホ」
「アヤネさん! デカツリーそっちへ行こうとしています」
「ん、大丈夫!」
二重螺旋のウロボロスを放ち、盾のように広げたアヤネ。その障壁の向こうで対UDCライフル・Silver Bulletを構えた。
重量10kgを超える大型ライフルを支えるのはウロボロスの一部だ。
「そのデカブツごと打ち上げてあげるネ!」
引鉄を弾けば、デカツリーへ撃ちこまれるUDC細胞炸裂弾。
分体であるデカツリーは一瞬にして――下方から撃ちこまれた故に跳ね上がり、『ドンッ!!』と城を揺るがし――炸裂による瓦解。
ツリーの飾りが次々と爆発し、数多の火華が城の上空に咲き広がった。
「アヤネさん凄い! まるで打上花火です!」
たーまやー! と冬青が叫ぶ。
ドン! ババババンッ!
「あああ、わたくしのお城が……ツリーがーーーーッッ!!」
光の華と生まれた爆風は容赦なくドーラに叩きつけられる。
「フッ、せいぜいわたくしたちのかわりにクリスマスを楽しむことね! 猟兵たち……! オッホホホ……ぐうっ!」
そんな最期の言葉を残し、ドーラ・ワルダーもまた爆発四散する。
「やはりお祝い事には花火がつきものですね~。見事な悪の華だなぁ」
火の華となり散っていくドーラを見上げ、冬青はそう言うのだった。
この日も、キマイラフューチャーでは色々な楽しいクリスマス動画がネットを上がり、楽しいクリスマスを彩っていく。
特に悪の組織と猟兵のクリスマス決戦シリーズは視聴数も多く、いいね♪ もたっくさん付いたようだった。
メリークリスマス!
大成功
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