宙に機竜は潜みて(作者 寅杜柳
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#ヒーローズアース  #猟書家の侵攻  #猟書家  #デストロイ・プライム  #アームドヒーロー 


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●宙の災厄
 ヒーローズアース、ラグランジュポイント。
 どこまでも澄んだ宇宙の闇に浮かぶ広大な領域の各所には、現在のヒーローズアースでも扱いきれない超兵器の数々が眠っている。
 そんな一体の機竜が潜んでいた。
 この地に飛来したはじまりのサイズは小さなビー玉、だが機械を取り込み成長する能力を持つそれは、今や巨人もかくやの見上げるような大きさの三頭竜にまで成長している。
 幹部猟書家『デストロイ・プライム』、その脅威がラグランジュポイントを襲わんとしていた。
 そしてその周囲には大型犬のような肉体を模した形状の、金属的な部品で組み上げられたオブリビオンが控えていて、
『……ガガ……ソウサク、スル……』
 主の命令に忠実な彼らは機械化されても変わることなく――寧ろより忠実に主の下した命令を遂行する。
 その最優先の指令は主の元へと機械を、超兵器を持ち帰る事。そして危機あればすぐに帰還しデストロイ・プライムと合体する事。
 主をより強化する為に、忠実な機械犬人の群はラグランジュポイントの各地へと散らばっていった。

「カクリヨファンタズムの戦いもお疲れさまー。暫くお休みしたいところだけど、別の世界の方も猟書家は待ってくれはしないみたいでね。力を貸して欲しいんだ」
 シャチのキマイラ、ヴィクトル・サリヴァン(星見の術士・f06661)はグリモアベースに集まった猟兵達にそう呼びかける。
「今回向かって欲しいのはヒーローズアースのラグランジュポイント。超兵器が数多く眠る地域なんだけど、そこに機械と融合する能力を持った猟書家がやって来て、配下の力を借りつつ周囲の超テクノロジーを集めて飲み込んでいく光景が予知されたんだ。ただ、光景は見えたけど具体的にどこなのかはラグランジュポイントが広大過ぎてちょっとわからない」
 まったく予知も不便だね、というヴィクトルだが、その表情に陰りはない。
「だけど大丈夫。現地には超兵器を管理するアームドヒーローのチームがいてね、詳しい彼らの力を借りる事ができればその場所も分かるとも予知されてる。だから上手く力を借りて超テクノロジーの機械類を探し集めてる配下達を逃さないように追い詰めて倒しつつ、その主である猟書家を倒してきてほしい」
 それでヒーローチームについては、とシャチは続ける。
「ラグランジュポイントを巡回しているヒーローでバイオモンスターの四人組チーム『スペースバイオアーミー』。ちょっと人慣れしてないみたいで、知らない人見たらびっくりして逃げ腰になるかもしれないけど、基本的に温厚な人たちみたいだから事情さえきちんと説明できれば問題なく協力してくれると思う」
 そして敵についてなんだけど、とヴィクトルは説明を続ける。
「配下は警察官のようなオブリビオンを模した機械化オブリビオンだ。集団行動が得意でとにかく命令……猟兵達を見つけたら戦いつつ主の元へ逃げて合体する事に忠実に動こうとしてくる。その上地形についてもある程度は知識があるみたいだから、多分追跡しても途中で見失うか合体させてしまう事になるだろうね。合体すればするほど猟書家は強力になるから何とか合流前に倒して阻止してほしい」
 一通り説明を終えたヴィクトルは首にかけた鍵型のグリモアを手にし、転送の準備を開始する。
「ラグランジュポイントは広いし癖もあるけど、ヒーロー達の力を借りれれば恐れる事はない筈だよ。皆なら猟書家の野望もきっと阻止してくれると信じてる」
 それじゃ、頑張ってねと話を締めくくり、猟兵達はラグランジュポイントへと転送されたのであった。


寅杜柳
 オープニングをお読み頂き有難うございます。
 超兵器とメカドラゴン、何とも強力そうな組み合わせですね。

※このシナリオは猟書家幹部シナリオで二章構成です。
 ヒーローズアース、ラグランジュポイントに潜む猟書家を退治するシナリオとなります。
 超兵器が数多く眠るこの地はアームドヒーローのみで構成されたヒーローチームが守っており、彼らの協力を得る事で広大なラグランジュポイントに潜む猟書家およびその配下との戦闘を有利に進める事が出来るかもしれません。
 今回登場するのはバイオモンスターの四人組チーム『スペースバイオアーミー』、その変形の能力を活用し、複雑に入り組んだ場所での活動をメインにしているようです。

 第一章は機械化した『ダーティポリス』達との戦いになります。
 戦場となるのは廃墟化した領域で、狭く見通しの悪い場所が多くなっています。
 ダーティポリス達は猟兵を発見すると交戦しつつも撤退を最優先に行動する為、逃がさないように戦う工夫があると楽に倒す事ができると思われます。

 第二章は幹部猟書家『デストロイ・プライム』との戦いになります。
 こちらは冒頭に状況説明を追加致しますのでそちらをご確認下さい。
 また、下記の特別なプレイングボーナスがある為、それに基づく行動があると判定が有利になりますので狙ってみるのもいいかもしれません。

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 プレイングボーナス(全章共通)……アームドヒーローのヒーローチームと共闘する、もしくは猟兵組織「秘密結社スナーク」の一員であると名乗る(敵がスナークの名の元に恐怖を集める企みを妨害します)。
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 それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
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第1章 集団戦 『ダーティーポリス』

POW ●動くな、止まれ
【銃弾】が命中した対象を爆破し、更に互いを【手錠】で繋ぐ。
SPD ●命をかけて全うする
【仲間と共鳴する咆哮により暴走状態】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
WIZ ●我々には覚悟があるのだ
【絶対的な忠誠心】の感情を爆発させる事により、感情の強さに比例して、自身の身体サイズと戦闘能力が増大する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


政木・朱鞠(サポート)
確かに集団相手の対応は厄介だけど悩む時間が勿体ないし、困っている人をほったらかしにしてたら、あっと言う間に未来が過去に喰い潰され無いように、今は目の前のターゲットを倒すことに集中しないとね…。
死ぬこと以外はかすり傷とまでは言わないけど、ここで退くわけには行かないよね。

戦闘
相手は多勢…手数で押し負けないようにしないとね。
武器は拷問具『荊野鎖』をチョイスして、『咎力封じ』を使用して動きを封じて、【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使い【傷口をえぐる】でダメージを与える戦法を取ろうかな。

アドリブ連帯歓迎


 ラグランジュポイントに転移した猟兵達は散開し、広大なこの地に潜む猟書家への手掛かりを探り始める。
 多くの宇宙船が衝突し生まれたこの地でも、廃墟の多いこの一帯は非常に見通しが悪く地形的にかなり厄介だ。
 けれど稲荷面を被った妖狐の忍者の政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)はそんな場所でも持ち前の俊敏さを活かし、周囲の探索を進めていく。
(「足跡……複数人じゃないわね」)
 見つけた足跡の数と向きから向かった方向を推測、足音を忍ばせ彼女は静かに追跡を開始する。
 暫く進んだのち、彼女が遠目に発見したのは機械化した屈強な犬の警官。
 ただ推測とは違い二体いる。どうやら別の方向から合流してきたようだ。
 ほんの一瞬仕掛けるか迷うが、悩んでいては余計状況が悪くなる可能性もある。
 ならばと、廃墟の物陰に身を隠しつつ三体の警官へと忍び寄る。多勢に対し正面から馬鹿正直に仕掛けても手数で押し負けるだろう。
 そしてユーベルコードを起動し、拘束具――手枷、猿轡、拘束ロープの三つを一体に放つと同時、もう一体に拷問用の鎖を鞭のようにして叩きつける。
 奇襲から放たれた拘束具の群は三つとも命中、その個体のユーベルコードと自由を拘束する事に成功。そしてもう一体はその鞭に巻き取られ廃墟の壁に叩きつけられる。
 機械化した頑丈なボディとはいえその頑丈な装甲も意味をなさぬ衝撃によるダメージは強烈だったからか、或いは混乱しているからか反撃は来ない。
 その隙に長槍【葬栴檀】へと持ち替え拘束された二体の胸の中心を貫き確実に機能停止させる。
 まだまだこの廃墟は広く、多くの機械化警官がいるのだろう。
 それらを始末し、過去に未来を食い潰されぬようにすべく、朱鞠は機械化オブリビオンの暗殺にかかる為に廃墟を静かに駆けて行った。 
成功 🔵🔵🔴

桜井・乃愛(サポート)
 桜の精のパーラーメイド×咎人殺しの女です。
 普段の口調は「元気(私、~さん、だ、だね、だろう、だよね?)」、偉い人には「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は明るく天真爛漫で、少し天然ボケな感じの少女。
一番好きな花は桜で、その他の植物も好き。
強敵にも怖気づく事は少なく、果敢に挑む。
人と話す事も好きなので、アドリブ歓迎。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


アラン・スミシー(サポート)
基本突然現れて仕事を終えたら去っていく人物です。

基本的に【乱戦】か【銃撃戦】での援護がメインとなります。
他の猟兵の手の足りない所に現れては銃で攻撃し、気を引いたり足止めをしたり敵の頭数を減らしたりします。

説得や交渉等が必要ならなんか良い感じの言葉を言います。
例:君の正義は分かった。しかしその正義は君を救ったかい?

ユーベルコードのセリフを参照し、MSの言って欲しい都合の良い言葉をアレンジしてやってください。
大体無意味に格好いいこと言ってます、割と適当に。

状況次第では不意打ちとかもするかもしれません。適当にお使い下さい。


 宇宙船同士が衝突した残骸の上に築かれた重力の井戸の底。
 その中の廃墟を走る四つの影があった。
 この地を防衛するアームドヒーローチームの一つ、『スペースバイオアーミー』。
 バイオモンスター四人で構成されたチームは大柄な体だが変形能力と怪力を活かし、日々狭く複雑に入り組んだ廃墟群の哨戒を行っている。
 そんな彼らは担当している場所の特性上、あまり他人に接する事がない。だから突如現れた中年の男と桜の少女に驚くのも無理はない事で。
 装備した兵器の砲を構え警戒する彼らに、アラン・スミシー(パッセンジャー・f23395)という名の男は両手を上げ敵意がないことを示す。
「何、ちょっと聞きたいことがあるだけさ」
 そう気安く和やかに笑み、アランはアームドヒーロー達に呼びかける。ヒーロー達は警戒こそしているが、いきなりぶっ放しては来ないと見抜いているからだ。
「長く時間は取らせない、ほんの少しだけ私達に時間をくれないかい?」
「この辺りに厄介なオブリビオンが潜んでいるみたいなの」
 アランの言葉を継ぎ桜井・乃愛(桜花剣舞・f23024)がそう切り出すと、バイオモンスター達は顔を見合わせ、頷くと共に砲を下ろした。
 そして二人は過不足なく情報を伝え、オブリビオンの撃破について協力を持ち掛ける。
 元よりこのヒーローズアースでの猟兵の評価は非常に高い。扱いとしてもヒーローのようなものなので、その依頼は即座に受諾された。

 暗い廃墟を六つの影が走っていく。
 最近妙に廃墟からモノが減っているような気がする――そんな気付きをヒーローの一人が言った。
 この猟書家の狙いは超兵器、だから配下に集めさせているとの情報とも一致する。
 その減っていると違和感のあった場所をヒーローの持っていた地図に書き込んでいると、その中心となる地点が見えてくる。
 猟書家本人がいるとは限らないが、少なくとも手掛かりはあるだろう、そう判断したヒーローと猟兵達はその地点へと向かっていた。
 狭く入り組んだ廃墟、バイオモンスターのヒーロー達には通り辛いだろうと思った乃愛だが、彼らは体積を変えずに変形させて易々と廃墟を抜けていく。
「器用だね」
 乃愛が率直に感想を呟くと、ヒーロー達はどこか照れたように足を早めてうっかり頭を廃墟の壁にぶつけたりしてしまう。
 桜どころか植物が見当たらないこの場所はちょっぴり残念だけれども、ヒーロー達と話すのも中々悪くはない。
 この周辺のお話を聞いたりしながら走る六人だが、ふと乃愛が足を止め先を見やる。
 その先には数人の警官の犬獣人の如きシルエット、だがよく見ればそれは機械で構成されていて、何かを探っているようだ。
 そしてそのタイミングで機械の警官――機械化オブリビオンは猟兵とヒーローに気づく。
『アレハ……ハイジョスル……』
 機械の犬が吠え、共鳴するようにラグランジュポイントの廃墟に響かせる。
 すると数体が暴走したかのように二人とヒーロー達に襲い掛かってくる。
「おおっと、アレは話は聞いてくれなさそうだねぇ」
 それでも普段通りのテンションでピースメーカーという名の拳銃を構えるアラン。
 迎撃せんとするヒーロー達を制し、
「まあまあ、ここは任せておいて。その代わり……」
 何事かを伝え、瓦礫を蹴ってトレンチコートを翻しつつ飛び込んでいく。
 速く動く物へと反応する暴走状態のオブリビオンは即座に彼へと標的を定め、警棒を叩きつけようとするが、アランはそれを見切りギリギリで躱し至近距離から引鉄を引く。
 機械化オブリビオンの装甲は頑丈、けれど急所を至近距離から狙われれば耐えきれない。
 高速で警棒を振るう敵を見切りアランは的確に頭数を減らしていく。
 その隙に乃愛が後方から援護射撃を行おうとしていたオブリビオン達に向かい走り射線を確保しようとする。
『動クナ、止マレ』
 そんな同胞を援護する為か、後方の機械化オブリビオンが言葉と共に発砲、同時に別の個体が逃走を開始する。
 放たれた銃弾が当たったならば爆発と共に手錠で繋がれてしまい、他の個体を追跡する羽目になってしまうだろう。
 その弾丸を躱しつつ、乃愛は利き手で軽機関銃【ブルーミング・ファイア】を構え、
「さぁ、これでお終いにしてあげるよ!」
 マズルフラッシュが薄暗い廃墟に花のように咲き乱れると同時、弾丸が掃射される。
 廃墟の壁を砕きつつ機械化オブリビオンの群れを弾幕で圧倒する乃愛、五体程のオブリビオンは躱しきれず蜂の巣にされるが、それでも逃れようとする個体がいて彼女から離れるように駆け出す。
 しかしそこには体を変形させたヒーロー達の姿。
 この辺りの地形に詳しい彼らはオブリビオン達に気づかれぬように、一旦引き返し別のルートからぐるりと回り込んできていたのだ。
 重武装モードに変形した彼らの射撃は機械の体を撃ち抜き破壊し、そして足を砕き体勢を崩させる。
 そこに他を撃破してきた乃愛が機関銃の弾丸を豪雨の如くばら撒いて、一体も逃さず完膚なきまでに破壊した。
 ここにオブリビオンがいた事、そして逃げようとした方角は猟兵達の目的地とも一致する。
 この先に猟書家がいると確信し、ヒーローと猟兵達は再び廃墟を走り出したのであった。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

シャイニー・デュール(サポート)
『拙者は剣士でござります故!』
ウォーマシンの剣豪×クロムキャバリアです

真面目な性格ですが勘違いや空回りも多く、かつ自分がズレているという自覚もありません
正々堂々とした戦い方を好みますが、それに拘泥して戦況を悪化させたりはしません

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
公序良俗に反する行為は(そういう依頼でない限り)しません

サムライというものに憧れていますが、正しい知識はありません
銃を使うことを嫌っているわけではなく、必要に応じて刀と内蔵兵器を使い分けます
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


 機械的な吼え声が廃墟に響く。
「これはオブリビオンが声でござるか?」
 白髪のウォーマシンのシャイニー・デュール(シャイニングサムライ・f00386)は廃墟を歩きながら訝しむ。
 この声が合図であるならばこの廃墟にいる配下共は猟書家の元へと撤退を開始するだろう。
 全てを戻らせてしまえば猟書家はパワーアップしてしまうと、そう聞いている。
 ならば少しでも減らさねばならないだろうと考えるシャイニー、そしてその後方から足音が聞こえる。
 足音は明らかに金属的な音で、そして迷いなく一方向を目指している。
 当然現れた姿は機械化された警官オブリビオン。眼前に突如現れたウォーマシンの女の巨体にぎょっとしたように立ち止まる。
『……我々ニハ、覚悟ガアルノダ!』
 そう叫ぶとオブリビオンの機械の体が廃墟の天井を破る勢いで巨大化、そして爆発した絶対的な忠誠心に従って猟書家への帰路を阻む猟兵を正面突破する為の突撃を敢行する。
 剣士であるシャイニーだが、この体格差で真正面から受け止めるのは困難だと判断、かといって回避すればオブリビオンはそのまま一目散に逃走を選ぶことも自明。
 一流のサムライならばこのような状況への対応法もあるのかもしれないが、まだサムライ知識が浅い彼女の知識の範囲にはない。
 故に彼女はウォーマシンとしての力で対抗することとする。
「充填圧縮完了。鎮圧します」
 胸部に内蔵された放水砲を展開、水圧を限界まで高めた水をオブリビオンに放つ。
 無色の水の水圧は巨大化したオブリビオンの突進を食い止め体勢を崩す事に成功、そしてそこにシャイニーが飛びかかり、無銘刀で胴の中心を貫いて機能停止させる事に成功する。
 しかしオブリビオンはこれだけではないだろう。他にいるだろう敵を止め破壊する為、シャイニーは廃墟探索を続行する事とした。
成功 🔵🔵🔴

ナミル・タグイール(サポート)
【呪詛】たっぷりの金ぴか装備の呪われ猫
金ぴかお宝大好き
メイン武器は呪いの金ぴか斧と金爪デスにゃ!呪詛で強化したり暴走したりにゃー!

「お宝はナミルが頂くにゃー!」
「金ぴか持ってるにゃ!寄越せにゃ!!」

周りのことは考えないにゃ欲望のままに動くにゃ!
困ったら斧でどっかーん!周りに怒られない限りは全部どっかーんでゴリ押し
基本は脳筋思考猫のアホ猫
敵が金ぴか持ってたりレアお宝期待できそうな場所だとモチベup
何もなくても「何かありそうにゃ!」とかで勝手にモチベup

一人称は「ナミル」にゃんにゃんデスにゃ口調
何でも歓迎デスにゃ!


「お宝はナミルが頂くにゃー!」
 そして一匹のでっかい猫のようなキマイラ、ナミル・タグイール(呪飾獣・f00003)は廃墟をご機嫌な様子で歩いていた。
 このラグランジュポイントには数々の超兵器が眠っている。
 超兵器、つまりは妙にごてごてした異様に強力な兵器だとか未知の金属でできた兵器だとか様々なものが連想されるが、ナミルが想い描いたのは金ぴかゴージャスな兵器だった。
 今回この猟書家が集めている超兵器がそのような類のものとは限らないが、逆にそのようなナミルにとってのOTAKARAであるかもしれない。
 そう考えるだけで黒でか猫のモチベは上がっていくのである。
『ガガッ……戻ラナクテハ……』
(「にゃにゃっ!?」)
 先の方から聞こえる電子音のような声を知覚したナミルは急ブレーキ、こっそりと壁に隠れつつ先を伺うとそこには三体ほどの機械化オブリビオン達。
 戦闘音が遠くから聞こえたから猟書家への帰還を優先したのかもしれない。
 だがそんな事はナミルは全く頭に入っていない。何故なら警官の手にしていたものはこの暗闇でも金色に輝いて見える兵器の部品だったのだから。
「金ぴか持ってるにゃ! 全部ゼンブ寄越せにゃ!!」
 欲望が溢れ出し、ナミルの呪詛が彼女の全身を毛皮のように覆ってその姿を巨大な猫の姿に変える。
 そして呪詛の猫は軽く伸びをすると、廃墟の壁を蹴りオブリビオン達との距離を一息に詰める。
 そして黄金の爪で部品を抱えていた機械化警官に一閃、手にしていた部品を機械の腕ごと弾き飛ばした。
 弾かれた部品は別のオブリビオンが空中でキャッチし、即座にナミルに背を向け走り出す。
『動クナッ!』
 そしてもう一体の機械化オブリビオンが拳銃を向けて呪詛の巨大猫に向けて発砲、銃弾は呪詛の毛皮に命中し爆破と共に手錠で二者の腕と腕とを繋ぐ。
 しかしナミルは猫の瞬発力で即座に発砲した機械化警官に飛びかかり、その黄金の爪で上半身と下半身を分断するように引き裂き破壊。
 そして手錠が消滅する前に、背を見せ逃げだしたオブリビオンに向けて破壊された個体の上半分をフレイルの如く叩きつける。
 体勢を崩した警官オブリビオンが起き上がる前に飛び込んできたナミルがその黄金の爪を一閃、破壊したのであった。
「にゃーにゃー! これはいい金ぴかにゃー!」
 返信を解いて部品を抱え眺めご満悦な様子の彼女。しかしこれは部品、つまりは他の部品もあるという事で。
「まだまだ金ぴか足りないにゃー!」
 そして再びでか猫の姿に変身して負傷を癒すと、オブリビオン達が逃げようとした先へと駆け出したのであった。
成功 🔵🔵🔴

マヤ・ウェストウッド(サポート)
「近くで"眼玉"が落っこちてたら教えておくれよ。それ、アタシのだから」
◆口調
・一人称はアタシ、二人称はアンタ。いかなる場合でも軽口と冗談を欠かさない
◆癖・習性
・獣人特有の嗅覚で危機を察知できるが、犬耳に感情がそのまま現れる
・紅茶中毒
◆行動傾向
・普段はズボラでとぼけた言動や態度をとる三枚目ながら、ここ一番では秩序や慣習には関わらず自身の義侠心の赴くままに利他主義的な行動をとる(中立/善)
・戦場では常に最前線でラフな戦い方をとるが、戦いそのものは好まない。弱者を守る事に自分の存在意義を見出している
・解放軍仕込みの生存技術を活かし、役に立つならステージのギミックやNPCを味方につけて戦う


 廃墟のどこかが破壊される音、そして水流の音がマヤ・ウェストウッド(フューリアス・ヒーラー・f03710)の犬耳に届く。
 キマイラ特有の嗅覚は優れているけれども、そちらで感知できないという事はその音の出元はかなり遠く、それでいてこの音量は大規模な破壊があったのだろうと彼女は推測する。
 ただでさえ狭く入り組んだ廃墟、感覚を研ぎ澄ませつつ自身の直感のままに歩いているけれどもオブリビオンともヒーローとも遭遇することなく暫く歩いている。
 いい加減紅茶が恋しくなってくる紅茶中毒の彼女、優雅なお茶会とまではいかぬけれども紅茶を淹れる位は――と考えながら足を止めた。
 崩壊音の聞こえた方角から急いで走ってくる音、機械音混じりのそれに接触する為にマヤは先回りするように分岐を選び進んでいく。
 そして、いくつかの分岐を過ぎた所で物陰に潜伏してみれば、警官姿のオブリビオンが一体姿を現してくる。
 機械化されているけれども元は犬の姿をした警官と思しきそれ、冗談の一つでも飛ばしてみたくなるが相手は猟兵と遭遇した場合は逃走を優先するとのこと。
 ならここで隙を与えず確実に仕留めなければならないだろうと、マヤは右の義眼を覆う眼帯を外し、その眼でオブリビオンを見る。
「待て!  おすわり!」
 命令するように告げれば、義眼の重力子加速装置から謎の作用力が放たれ局地的な高重力状態が作り出され、機械化オブリビオンが地べたに叩きつけられる。
 それはまるで主人に命じられた犬のような仕草。非殺傷レベルに出力を抑え込んでいるが、光を歪め廃墟の風景が歪む程度には重力は強烈で。
 よォし、いい子だと軽口を叩きつつマヤはオブリビオンの前に姿を現し、感情の爆発で重力の拘束から逃れんとする前にその拳銃の弾丸を頭に撃ち込み機能停止させる。
 微かに届く戦闘音から、他の場所でも交戦していることが分かる。
 そろそろ猟書家を叩きにいかなければならないのだろうが、手掛かりは少なく道も複雑で探索には時間がかかる。
 どうしたものかと考えるマヤ、けれどすぐに纏まって聞こえる足音が彼女の犬耳に届く。
 迷いなく進むそれらは猟兵かオブリビオンかは知らないが、追いかければ猟書家への手掛かりにはなるだろう。
 その足音を追いかけたマヤがヒーローと猟兵達と合流し、そして猟書家の元へと辿り着くまでそう時間はかからなかった。
成功 🔵🔵🔴


第2章 ボス戦 『デストロイ・プライム』

POW ●グラウンド・ゼロ
単純で重い【足や尻尾】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD ●ジェノサイド・ブラスト
レベル×100km/hで飛翔しながら、自身の【全身のビーム砲】から【破壊光線の雨】を放つ。
WIZ ●トリニティ・バースト
詠唱時間に応じて無限に威力が上昇する【悪】属性の【破壊光線】を、レベル×5mの直線上に放つ。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ミネルバ・アレキサンドリアです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●重力の罠にて
 そしてスペースバイオアーミーというアームドヒーロー達と猟兵は廃墟を進み、急に拓けた場所へと辿り着く。
 天井高くドームのような構造になっているその場所は、まるで内側から何かが食い荒らして中身を無くした果物のような印象をヒーロー達に与えた。
『あ、あれは!』
 そしてヒーローの一人が示した先には三つ首の黒き機械竜の姿。
 猟書家『デストロイ・プライム』――だが、今の姿は何も周囲から得ていない姿ではなく、他の奇妙な金属の輝きを持つ立方体を組み合わせて光線銃の形を作り、それを三つ首の付け根に埋め込んだ強化形態。
 広い廃墟に散らばった機械化オブリビオン、猟兵とヒーローはなるべく破壊するように戦ってきていたが補足しきれなかった個体が合流してしまっていたようだ。
『まずいぞ……あの超兵器デスブラストはあの金属の部品をエネルギー源にしている。一つに集める事で威力は飛躍的に高まる』
 ヒーローの言葉と同時、三つ首の竜が吼え、喉元の超兵器が光線を放つ。
 竜の正面に放たれたその光線は猟兵やヒーローには当たらなかったものの、光線を受けた廃墟は綺麗に溶けて硝子化してしまっている。
『この破壊力はまずい……だが、本体はともかく、道中幾らか回収阻止できているから部品の固定は甘いはずだ。前後以外、上下左右から強い衝撃を与えるか直に抜き取る事ができればパーツが弾き飛ばされて出力は下がっていくだろう』
 つまり、あの三つ首機械竜を撹乱しつつその喉元の超兵器を横から叩くなり部品を盗み取る事ができれば弱体化するだろうということだ。
 強大な猟書家に臆せず、バイオモンスターのヒーロー達は砲を構える。
 そこには人を守るという強い意志が宿っていて。
 弱体化させるか、真っ向勝負で挑むか、共闘するか、彼らが害されないように立ち回るか――いずれにせよ、猟兵達はこの猟書家を討たねばならない。
 そして廃墟の中に生じたドームで、超兵器を取り込みし猟書家との戦いの火蓋は切って落とされた。
杼糸・絡新婦(サポート)
関西弁口調。
とある忍者が使っていた武器・鋼糸【絡新婦】のヤドリガミ。
白い女物の着物を着用しているが、
名前沿った姿なだけで、オネエとかではなく中身はれっきとした男。

子供や親子中心に一般人には愛想よく接するが、
敵とみなしたら容赦なく叩く。
日常でも戦場でも自分のペースを崩さず、
フェイントや挑発、相手の動きを拘束するように阻害したり、
あえて誘い出してこちらに攻撃を仕向け、
自他へのすきを作り出したりする、戦闘スタイル。
また使えるものはなんでも使う。
元の持ち主の影響で、忍者らしい動きも見せる。

所持する黒い狩衣を着た狐獣人の姿をしたからくり人形は、
かつての主人が作ったものを模したもの、名前はサイギョウ。


一郷・亞衿(サポート)
廃墟探索中に呪われ、その結果として力を得た猟兵です。独自開発した混沌魔術や呪詛を纏わせたカッターナイフ、金属バット、伸縮式の山刀(蛇腹剣)等を用いて戦います。
各種オカルト話を好みますが、オブリビオンに対しては基本的に容赦しません。
外見特徴として、マスクで常時顔を隠しています。

一人称は「あたし」。
年下~同年代にはくだけた感じの口調で話し、年上や偉い人には敬語(さん付け、ですます口調)を使います。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使いますが、寿命が減る系の物はタイミングを見計らい極力短時間の使用で済ませるようにしています。
軽口を叩いたりもしますが、戦闘時は真面目に役割を果たそうとするタイプです。


「なんとまあ、けったいな絡繰りやなあ」
 黒い狩衣姿の狐獣人――の人形を連れた白い女物の着物を纏う青年は杼糸・絡新婦(繰るモノ・f01494)。
 隙のない所作の彼は忍者の使っていた絡新婦と名付けられた鋼糸のヤドリガミ、その名の通りに振る舞う彼は忍者として、狩るものとして猟書家を緑の瞳で見据える。
 そして、マスクで顔の半分を隠した一郷・亞衿(奇譚綴り・f00351)は巨大な機械竜の姿を冷静に観察していた。
 かつて猟兵としての力を得た廃墟を思い出す光景、だがそこにあるのはオカルトではなく超科学による産物だ。
 猟書家が翼を広げドームの中天井近くへと高度を上げていく。
 そして急降下、高速で飛翔する機械竜の体の各所に備えられた砲から出鱈目にビームが放たれ、ドームの天井や壁にいくつも穴が穿たれていく。
 一つ一つは超兵器デスブラストのそれよりは威力は低そうだが、とにかく数が多い。
「そないな荒い攻撃じゃ自分らは捕まえられへんよ」
 サイギョウを操りつつビームをひらりひらりと見切り回避しつつ絡新婦は挑発する。
 自分たちはともかく、ヒーロー達も回避しきれるかと言えば厳しい所である。そんな彼に亞衿が攻撃を避けつつ近づいて声をかける。
「絡新婦さん、少しだけ皆さんを守って貰っていいですか?」
「亞衿さんはどないするん」
「……乗り物を呼んでぶっ叩いてきます」
 そうして手にした灰色狐の尾のような物を取り付けた金属バットを握る亞衿。
「それならやったろうか。鋼糸【絡新婦】いざ、参るてな」
 そして絡新婦がユーベルコードを起動すれば、彼の本体である鋼糸が複製されてバラバラに動き始める。
 ビームの直撃を受けそうになったバイオモンスターの一人、その体に鋼糸が巻き付いて強引に身体を引っ張って救助する。
 念力で自在に動く絡新婦の本体の複製は猟書家をも捕まえんととするが、縦横無尽に高速で動き回る猟書家はそれらを見切り回避していく。
『援護射撃だ!』
 そして救助されたスペースバイオアーミー達がその砲を猟書家に向け放ち、ダメージこそ与えられずとも敵の砲の照準をブレさせて攻撃を妨害していく。
 彼らが時間を稼いでくれている中、亞衿は落ち着いて儀式――もといユーベルコードを起動する為の言葉を紡いでいく。
「ベントラー・ベントラー・スペースピープル……」
 このラグランジュ・ポイントは宇宙にとても近い。だからという訳ではないのだろうが、彼女の狙い通りにドーム天頂に開いた穴から奇怪な飛行物体が飛び込んできた。
 かつてこの地で撃退された悪しき侵略宇宙人が侵略に用いていた船、それによく似た眼前の所属不明機は亞衿の故郷世界でもよく似た形で知られている。何となく奇妙な因果を感じながら亞衿はそのUFOに乗り込んだ。
 無差別に放たれる光線を重力制御でもしているかのような不規則な軌道で躱し、飛翔する猟書家の背に距離をぐんぐん詰めていく。
 ここで猟書家が反転、その三つ首の付け根に備えた超兵器に蓄えた破壊の力を解き放つ。
 しかし亞衿はそれを見切っていた。UFOから亞衿が真上に飛び出し上下に別れ破壊の光を回避、そして攻撃のために速度を落とした機械竜の頭部の一つに飛びついて。
 この位置では超兵器の力も発揮できない、ならばと速度を上げて逃れようとするが、いつの間にか翼に絡んだ鋼糸――亞衿のUFOに巻き付き回避と同時に猟書家に巻き付いたそれが回避を許さない。
 鋼糸に絡めとられた猟書家の姿は、まるで絡新婦の巣に捕らえられた羽虫のよう。
 藻掻く猟書家に、亞衿は灰色狐の尾のような物を取り付けた金属バットを唐竹割に叩きつけた。
 甲高い金属音が半壊したドームに響き渡り、首を振る猟書家に亞衿が振り落とされる。
 だが地上に墜落する前にUFOが拾い上げ猟書家から離脱、超兵器の無力化こそ叶わなかったがそれでも痛烈な一撃を与えたことは間違いないだろう。
 念力で操られる鋼糸を力技で解き、どうにか猟書家が自由を取り戻す。
 低い駆動音を総身から響かせ、三つ首の機械竜は怒りの感情を示すような咆哮をあげた。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

ソフィア・エーデルシュタイン(サポート)
わたくしは愛され望まれたからこそ生まれてきましたのよ
だからこそ、わたくしはこの世の全てが愛しいのですわ

狂気的な博愛精神の持ち主
命あるものは救われるべき
蘇った過去はあるべき場所に還るべき
果たすためならば手を下すことに躊躇う必要などないと胸を張る

主に【煌矢】を使用し、牽制や攻撃を行います
勿論、他のユーベルコードも必要があれば使いますわ
わたくしの愛するきょうだいである水晶髑髏は、盾にも刃にもなってくれますのよ

怪我など恐れる必要はありませんわ
わたくしが役に立てるのであればこの身が砕かれようとも構いませぬ
他の方の迷惑や公序良俗に反する事は致しません
それは、わたくしを愛してくれる人達への裏切りですもの


ヴィヴィ・ジーヴ(サポート)
キマイラの力持ち×精霊術士、15歳の女。
名前はヴィヴィ、一人称は自分の名前でビビ。表記はどちらでも。

服の下はフクロウ。
腕はハーピー(鳥の羽)、器用な作業は少しだけ苦手。
「あまりお手手は見ないでね、女の子の秘密よ。」

《力持ち》
素早いの、苦手。お目目くらくらする。一撃ドーン、が得意よ。

《精霊術士》
困った時は精霊さんに聞く!

《好き》
美味しいもの、食べる事、大好き!
あとね、ビビ、空中浮遊でふよふよするの好きよ。

◆ボス
ぼす。ビビに倒せるかな。心配。
一緒に行ける人がいたら、ビビ連携とるよ。囮もやる。
難しい事苦手なの。作戦、教えてくださいな。

空中を飛び急降下落下。怪力載せた鹿の足で着地、地面を割る、など。


 機竜の喉元の砲に光が収束する。その輝きは正義のヒーロー達を打ち砕く悪の力、エネルギー源たる立方体から際限なく引き出した力を蓄えている。
 そこにあるのは敵対者への殺意、けれどクリスタリアンのソフィア・エーデルシュタイン(煌珠・f14358)が抱いているのは真逆の大いなる博愛。
 この世全てを愛しく想い、けれど同時に蘇りし過去は在るべき場所に還るべきだと彼女は考える故に、眼前の猟書家に力を振るう事を躊躇わない。
 そしてその隣、袖口の長い、手元を隠すような服装のヴィヴィ・ジーヴ(いつも誰かのお手伝い・f22502)はキマイラだ。
 その服の下の体はフクロウ、腕には秘密のふわふわの羽。そして足は鹿のもので、力自慢の女の子。
 目を回すような速度で飛翔していた猟書家の動きも落ち着いて、これなら十分戦えるとそんな事を思う。
 二人に向け、猟書家の三つ首から破壊光線が放たれ二人はそれを同時に回避する。
 二人のいた位置の床面は綺麗にくりぬかれたようになっていて、まともに受ければ大ピンチだろう。
 ソフィアが愛されるべききょうだいと認識する、水晶の骨格標本を敵意を燃やす三つ首にけしかけるが機械竜は金属の翼を羽ばたかせて回避。更にその口からブレスじみた光線を放ち反撃してくる。
 一人一人ではどうにも骨が折れる。ヴィヴィとソフィアは協力する事にして、簡単に作戦を決めて別々の方向に散開した。
 少し悩む猟書家だが、攻撃してきたソフィアを先に叩こうと思考したらしく翼を広げソフィアへとぐんぐん迫っていく。
 その間にヴィヴィは周囲に宿る精霊に問いかけて、都合のいい方角を聞いてそちらのドームの壁の近くへと駆け寄っていく。
 オーバーハングになっているドームの壁も、猟書家の光線により穴だらけで足掛かりにできる場所は十分ある。
 鹿の足でジャンプして随分高くへと昇っていけば、追われながらも猟書家の攻撃を水晶髑髏でやり過ごしてきたソフィアが機械竜を誘い込んでくれている。
 ヴィヴィにどこかの壁を登って貰い、その真下にソフィアが猟書家を逃げながら誘導して頭上から奇襲をかけるというシンプルな作戦。
 攻撃を躱しながらヴィヴィの行き先に注意を払っていたソフィアは誘導完了を確認して、そして猟書家に向き直り足を止める。
 逃げる猟兵に苛立っていたようで、猟書家は即座にその喉元の超兵器の砲をソフィアに向け、蓄えた力を一気に解き放つ。
 光が人形遣いを貫く前、その前に庇うように水晶髑髏が立ち光線をひととき遮る。
 その僅かに稼いだ時間でソフィアは悪の破壊光線の直撃を回避、僅かに光線の熱を感じるが回避は倒れぬ程度の最小限。
 一直線に放たれ続ける光線が止まる前に猟書家に向けてソフィアが言葉を紡ぐ。
「届きなさい、穿ちなさい、貫きなさい」
 ユーベルコードを起動する為のやわらかな命令の言葉、同時に数百の煌矢が彼女の手元から放たれる。
 計445本の青の玉髄の楔、そのうちいくつかは猟書家の砲に迎撃されるが、それ以上の数が猟書家を横殴りの暴風のように叩き付けられ突き刺さっていく。
 だが非常に頑丈な機械竜の装甲が機能しているのか、変わらず機械竜は動作を継続しようとする。。
 しかしその楔の嵐に気配を隠し、真上からヴィヴィが加速をつけて機械竜へと急降下、それはさながらフクロウの狩りのように、喉元の砲に飛び蹴りを喰らわせる。
 器用な作業や素早い相手は少し苦手なヴィヴィだけれども、一撃の大きさには自信がある。
 自慢の鹿足の一撃は、無尽蔵のエネルギーを内包するキューブが砲からいくつか弾き飛ばされる。
 超兵器のエネルギーの一部を動作に回していたのか、ヴィヴィの一撃を受けた機械竜の動きが途端に鈍り、そこにヴィヴィが雷と竜巻とを合成させるユーベルコードを起動する。
 機械竜は雷帯びた竜巻で上方に打ち上げられ離れた位置に墜落した。
 その機械竜に追撃をかけるバイオモンスターのヒーロー達、彼らを見やりながらヴィヴィはちょっぴり得意げな表情。
 一方で、ソフィアは命あるものの戦いの行方を、まるで愛しいものを見るかのように見守っていた。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

バルタン・ノーヴェ(サポート)
「ご安心くだサーイ! ワタシが来マシタ!」
ご用命あらば即参上! アドリブ連携歓迎デース!

普段の口調:片言口調で(ワタシ、アナタ、デス、マス、デスネ、デショーカ? デース!)
得意な技能:【一斉発射・焼却・武器受け・残像・カウンター・受け流し】

各種武装の中から、ボスに適切なものを選択して用いてくだサーイ!
刀も銃器も、内蔵兵器や換装式ウェポンも、何でもOKデス!

アタック重視でもディフェンス重視でも対応可能デース!
斬り込み、爆撃、弾幕を張ったり、パリィ盾したり、臨機応変に立ち回りマース!

どのユーベルコードを使用しても問題はありマセーン!
オブリビオンを倒して、ミッションクリアのために力をお貸ししマース!


マヤ・ウェストウッド(サポート)
「アタシの助けが必要かい?」
◆口調
・一人称はアタシ、二人称はアンタ
・いかなる絶望的状況におちいろうとも希望と軽口をたたくことを忘れない。だけどちょっとキザすぎるのが玉にキズ
◆癖・習性
・獣人特有の鋭い野生の勘で、危機を察知できる
・紅茶中毒
◆行動傾向
・おとぼけな言動や態度とは裏腹に、困っている人を放っておけず、たとえ秩序や慣習に背こうとも、自身の正義を貫こうとする
・弱者の盾になることに存在意義を見出しており、戦場では最前線で豪放に戦う。その形相は、まさに地獄の番犬
・医学に心得があり、人体の構造を知悉している。言い換えれば、人を効率よく「壊す」方法の専門家でもある
・パンジャンドラムは淑女の嗜み


 墜落した猟書家は伏せたまま、その前足で喉元の超兵器デスブラストの形を組み替えていた。
 パーツの多くが脱落し威力は大幅に落ちたようだがそれでも敵対者には十分な脅威になると判断したのだろう。
 しかしその隙を見逃す猟兵達ではない。
 この空間には似合わぬメイド服姿のバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)が無骨な刀を手に機竜の背の翼に斬りつけた。
 更に遠方からはバイオモンスターのヒーロー達が竜の頭部に煙幕弾を命中させ、その視界を遮る。
「ご安心くだサーイ! ワタシが来たからには猟書家ナド恐るるに足ラズ、デース!」
 軽快に竜の背の装甲を足場に跳ねて刀で装甲を引っぺがし、腕部に装着した元はキャバリア用の巨大な杭打機を無防備な内部に撃ち込み衝撃を叩きつけていく。
 奇妙な格好と言動の彼女だけれども状況判断は猟書家撃破の為に最適化されている。そんな彼女が嫌な予感を感じると同時、竜が立ち上がった。
 そして機竜は纏わりつく敵を拒絶するようにその尾を高く持ち上げ地面に叩き付ける。
 直前に回避した直撃こそしなかったがその衝撃にバルタンは一旦機竜から距離を取る事を強いられる。
 頭を高く持ち上げた機竜、
「伏せろ!」
 女の声が響く間もなく三つ首の口腔から破壊光線が放たれる。
 狙いは猟兵ではなくバイオモンスターのヒーロー達。威力を重視せず最短の詠唱時間で放たれたそれは彼らを貫いた。
 舌打ちして駆け寄ったマヤ・ウェストウッド(フューリアス・ヒーラー・f03710)が破壊光線を受けたヒーロー達の状態を見れば、二人は軽傷で一人は重傷。
 回避行動をとっていたからか全員致命傷には至っていないものの傷は深い。
 廃墟を抜ける際に合流した彼らを護衛するように立ち回っていた彼女、悪寒を感じ咄嗟に警告しつつ庇いに入ったが間に合わなかった。
 即座に彼女は闇医者としてユーベルコードを起動、
「超獣技法、大猩猩ノ型……」
 重傷を負ったバイオモンスターの前で構えを取って、
「ハートに一発、ビートをかますッ! 最大霊圧ッッ!」
 その装甲に覆われた胸部に霊力を込めた拳を叩き込む。強烈な衝撃と共に霊力がバイオモンスターの身体を駆け巡り改造、その身に負った傷がみるみる塞がっていく。
 人体に詳しく、多種族についてもある程度構造の知識をもっていた事も幸いした。
 おお、と驚くヒーロー達にマヤが振り向いて構えを取る。
「応急処置だよ。アンタらも喰らっときな!」
 そうして四人全員の胸に霊力込めた拳の一撃を喰らわせてその肉体を改造し強化する。
 強化を受けたヒーロー達の視界はクリア、機竜の動きもより鮮明にわかるようになる。
『これなら……やれる!』
 そして強化されたヒーロー達が重武装モードに変形し機竜を狙い砲撃を放つ。
 強化された彼らの砲撃は猟書家の喉元に次々と命中、遂にその超兵器の機能が失われる程の多くの部品を周囲にバラバラの方向に弾き飛ばした。
 その口に宿った悪の光線の輝きが弱まる中、二人の猟兵を乗せた二輪車が竜の喉元に飛び込む。
 操縦するマヤが棍棒のように握りしめた点滴スタンドを気合と共に叩き付け僅かに残ったデスブラストに叩き付け弾き飛ばす。
 残った手段、前足を猟兵二人に叩き付けようとするがその前にバルタンはユーベルコードを起動しそのサイボーグの身に内蔵した兵器群を展開していた。
 固定砲台およびグレネードランチャーと火炎放射器の一斉射撃、過剰火力とも思えるそれらが巨大な機械竜の至近距離から放たれ三つ首の喉元を中心に滅多撃ちに破壊する。
 火焔の熱と榴弾の衝撃にとうとう限界を迎えた機竜は断末魔の咆哮と共に爆発。その身を象る為に寄せ集めた超テクノロジーの部品をまき散らしたのであった。

 戦いの後、超兵器デスブラストの部品をバルタンが回収しつつ、アルダワ学園出版の医学書を捲りながらマヤはスペースバイオアーミー達に荒っぽい手当を行っていた。
 手当てを終えた後もやや痛みは残っているようだがそこまで気にならないようで、彼らは猟兵達に感謝を述べる。
 そしてこの地に眠る恐るべき超兵器の一つを悪の手に渡すことなく済んだ事を祝い、回収したデスブラストを然るべき形に管理すると約束してくれた。
 こうしてラグランジュポイントの超兵器を飲み込み侵食せんとした一体の猟書家の野望は、アームドヒーロー達と猟兵達の活躍により打ち砕かれたのであった。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

最終結果:成功

完成日2021年09月16日
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴