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新型キャバリア開発計画

#クロムキャバリア #キャバリア開発 #マッツィド博士 #イーグゥ国

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 ドシンドシンと重々しい音と共に地響きが起き、格納庫の前にある広場が騒がしい。
 そこでは一機のまだ簡易装甲を取り付けただけの細身の試作キャバリアが、軽快に跳ねたり腕を伸ばして体をぐるぐる大きく振ったりと、まるで準備体操のように機体を動かしている。さらには軽い鉄材から重いものまで持ち上げたり運んだりと、作業のような動きを繰り返していた。
 それは開発中の新型機体の動作テストだった。運動性能や負荷に対する強度など、さまざまなテストを行い、想定のスペックが出るかを確かめている。
「よーしよしよし! ここまでは問題なし! ではテストレベルを上げちゃおー!」
 その機体の動きとデータとを交互に忙しなく見ていた白衣に白髪の老人が、ハイテンションでまるで指揮者のように手を振った。
「戦闘テストに移行するぞ! 練習台のキャバリアを用意しろ!」
 恰幅の良い現場監督が怒鳴り、油汚れだらけの作業員達が忙しなく動き回る。
 テスト機の前に汎用性の高い量産型キャバリアが立って向かい合う。その足元には両者を囲むように円が描かれていた。
「よーし! テストスターーート!」
 博士が腕を振り下ろすと、互いが手を伸ばして相手の身体を円から出そうと押し合う。それはキャバリアで行う手押し相撲だった。
「バランサー正常値です!」
「反応速度は想定よりもいいです!」
 逐一テスト機のデータを見ていたメカニック達が声を上げる。
「うんうん、いいぞいいぞ! では出力を上げてみよー!」
 博士が満足そうに頷き、ボタンを押す。するとリミッターが外れテスト機の動きが格段にキレを増した。上体を反らして量産機が押す力を逃すと、跳躍して背後に回りその背中を押して円の外に手をつかせた。
「素晴らしい! これならば高機動型キャバリアの超軽量化は成功――」
 両腕を広げキャバリアを見上げたところで、テスト機の脚が膝から外れる。
「あ――」
 そのままガクンと崩れ落ち、テスト機が横倒しになってしまった。
「パイロット保護!」
 現場監督が指示を飛ばすと、慌てて作業員がテスト機のパイロットの無事を確かめに走る。

「うーん。3機目の試作機もダメだったか……だが問題点は順調にクリアしていっている。次の改良を加えればいけるはずだ!」
「………マッツィド博士。残念ですが次はありません」
「何故だ!! もう少しで完成するところまできているのだぞ!」
 首を横に振る現場監督に、博士は唾を飛ばしながら食って掛かった。
「もうこの研究所に資材がないんです」
「はえ?」
「博士が無尽蔵に試作キャバリアを造っていくもんですから、資材が尽きてしまったんですよ」
「ならプラントから取り寄せたまえ! すぐにだ!」
「それがプラントからの輸送路にキャバリアの賊軍が出るらしく、大規模な輸送が狙われて滞っているんです」
 前から何度も言っているんですがと、現場監督はキャバリア以外の事になると右から左に聞き流す博士に溜息をついた。
「ええい! ならワシ自ら取りにいってやる!」
「え? ちょっと博士? おーい! 誰か博士を止めろ!」
 キャバリアのこととなると行動の速い博士は、さっさと車に乗って単身プラントへと向かってしまった。


「クロムキャバリアにあるイーグゥという名の新鋭の小国家で、プラントからの輸送部隊がオブリビオンマシンの部隊に襲われ全滅するのを予知した」
 荒廃した世界と人型兵器が映し出されるグリモアベースで、バルモア・グレンブレア(人間の戦場傭兵・f02136)が猟兵達に任務を伝える。
「プラントからキャバリア研究所まで運搬トレーラーが連なった部隊で、キャバリア製造に使用する資材の輸送を行うようだ。多少護衛のキャバリアがいるようだが、その程度ではオブリビオンマシンの前では無力だ」
 このままでは輸送部隊は全滅し、資材は全て奪われてしまう。
「それにこの輸送部隊を仕切っているのはマッツィド博士という、国の頭脳と呼ばれるキャバリア開発のトップだ。ここで死ぬようなことになれば国力が低下し、他国との争いまで起きてしまいかねん」
 そんなことになれば人々は疲弊し、オブリビオンマシンがさらに力を増す環境となるだろう。

「襲って来るオブリビオンマシンの軍勢は、全て陸戦型となっている。まずは量産型の群れが次々と襲い掛かってくるようだ。それを倒せば強力な個体の指揮官機が現れる。オブリビオンマシンのパイロットは全て操られている。コックピットを破壊せずに倒せばパイロットは正気に戻り生還できるだろう」
 オブリビオンマシンはパイロットを思い通りに操る。機体だけを破壊すれば解放することが可能だ。
「敵を倒すだけでなく、トレーラーを守らなくてはならない。それに護衛のキャバリアもだ」
 可能な限り犠牲を出さずに勝つ。困難な任務となっている。

「難しい任務だが、成功すれば得るものもある。マッツィド博士とコネクションができれば、研究所での新たなキャバリア開発に参加できる。どうも博士はキャバリア以外には興味がないようなマッドサイエンティストの気があるようでな。新たなキャバリアのイメージを伝えれば喜んで組み立て始めるだろう」
 自分の思うような新しいキャバリアの開発を試すことができる。一から造るには時間がかかるが、研究所には博士が思うがままに造ったさまざまな試作品が眠っている。それらを流用すれば多様な試作キャバリアを建造できるだろう。

「キャバリアを試しに造る機会など早々ないからな。護衛を成功させて新型キャバリア開発に参加してみるといい」
 説明を終えたバルモアは小国イーグゥに繋がるゲートを開いた。
「新型か……諸君がどのようなキャバリアを開発するのか楽しみだ」


天木一
 こんにちは天木一です。クロムキャバリアで輸送部隊を護り、新型キャバリアの開発に参加してあれこれ楽しみましょう!

 第一章は、列を成して研究所へと移動するトレーラー群に迫る、オブリビオンマシンの軍勢を迎撃することになります。護衛に汎用型のキャバリアがついていますが、長持ちしません。

 第二章で、オブリビオンマシンのボスが襲ってきます。強敵を優先して襲います。

 第三章では、研究所で新型キャバリアの試作を行うことになります。格納庫や倉庫にあるパーツを組み立てたり改造したり、好きなようにキャバリアを造ってみましょう!
 お誘いがあればバルモアも参加します。

 複数人で参加する方は最初にグループ名などをご記入ください。
 プレイングの締め切り日などは決まり次第マスターページにて。
 人々と物資を護り、オブリビオンマシンを撃破して、存分にキャバリア開発をお楽しみください!
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第1章 集団戦 『ドッグ』

POW   :    突撃
【盾を利用した加速】突進によって与えたダメージに応じ、対象を後退させる。【斜面や狭所など地形】の協力があれば威力が倍増する。
SPD   :    D2エンジン起動
自身に【動力炉のオーバーロードによる熱気】をまとい、高速移動と【エネルギー屑】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    マイナーチェンジ
【更なる装備を重ねたキャノンモード】に変形し、自身の【移動能力】を代償に、自身の【攻撃力と射程距離】を強化する。

イラスト:FMI

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●輸送部隊
 プラントから研究所までの道をトレーラーが列を成して進み、それを護衛するキャバリア部隊が並走する。
「ほれほれ、もっとスピードを上げろ!」
 装甲車の後部座席に乗る白衣の老人マッツィド博士が、運転席に座る兵士を急かす。
「博士、落ち着いてください! トレーラーは大荷物を積んでるんですからこれが限界なのです」
「落ち着いてられるか! ワシの頭の中はもう既に次のキャバリアの作成が始まっとるんだ! 待てん! もう待てん!!」
 落ち着かせようとする後部座席の隣に座る壮年の下士官に、博士は子供が駄駄を捏ねるように言い返した。その姿はどちらが年上なのかわかったものではない。
「それにこの辺りは危険なのです。物資を略奪するキャバリアの賊軍が出るようで、本当なら大規模な討伐部隊を編成するはずが、博士がどうしてもと言うから上層部も折れて輸送部隊の護衛を増やして動くことになったんですよ」
「ふぅーむ、軽量型もいいが、重量型……それも動く固定砲台のようなのも面白いなぁ……いや、この際空を飛ばして……」
 無茶を押し通す博士に叩き上げの下士官は不興を買うのも恐れずにこんこんと説教する。だが博士は既に自分の世界に入ってキャバリアの事だけを考えていた。
「はぁ………」
 下士官は深い溜息をつく。そこで無線が入った。
「隊長!」
「どうした!」
「賊です! 9時方向からキャバリア多数!」
 すぐさま下士官は装甲車の上部ハッチから上半身を出して双眼鏡でそちらを見る。すると土煙が上がるのが見え、その下に足裏の履帯で滑るように地上を移動するキャバリアの部隊が見えた。
「戦闘態勢に入る! 護衛のキャバリアで弾幕を張れ!」
「隊長! 3時の方向からも賊のキャバリアが!」
 下士官は反対を向いて確認すると、そこにも同じように土埃が起こり、同種のキャバリアの部隊があった。
「挟撃か! 護衛は左右を護れ! トレーラーはスピードを落とすな! 出来る限り敵の挟撃を阻止しつつこの領域を脱出する!」
 命令を受けた兵達がすぐにキャバリアを動かし、トレーラーの列を護ろうと陣を張る。
「やはり現れたか。博士、いざとなったら博士だけでも逃走を――」
「うーむむ、しかし、機動力と重量のバランスが……」
 下士官が隣の博士に顔を向けると、博士は敵襲に遭っていることにすら気付かずに、新たなキャバリアの思案に夢中になっていた。


 オブリビオンマシンの軍勢が輸送部隊に迫る。このままでは全滅は必至だろう。しかしその未来を覆すべく、猟兵達が戦場に姿を現した。
リーゼロッテ・エアクラフト
…とりあえず新型の開発はわかるが
この開発主任基礎ができてるのかそれともめちゃくちゃなコンセプトのもと開発してんのかわからんが…

一つ言えるのはこいつに設計させる前にまず理論を基にデータ上で可能かどうか立証するべきだろ。手あたり次第に作ってたらそりゃ資材足りんくなるわ

取りあえず仕事なんで救援にはいくけど…ここはこないだ作った新型『シールダーファランクス』で行くとしよう
武器はまだ用意してないから格闘戦になるが防御特化のキャバリアに仕立てたものにアリスナイト・イマジネイションを上乗せしたらどうなるか…

検証開始と行こうか


吉柳・祥華
心情
ふぅむ…“呼ばれて”此処へ来てみれば
突然こやつが(『神凪』)が現れよって…なんなのじゃ

まぁよい
して、汝は妾を何処へ連れていきたいのじゃ?

ふむ?あれは…
追いかけられおるのかぇ…

さて困ったの…
こやつの使い方なんぞ分らんぞ

とりあえずクリスタルビットで先制攻撃で『識神』を飛ばし
範囲御攻撃によるレーザー射撃での継続ダメージを与えつつ
一斉発射・援護射撃等

『虹彩』を展開し結界術・オーラ防御
また滑空にからの『神威』による2回攻撃・接近(技能)攻撃などするのじゃよ

※キャバリア専用のUCが無い為、妾自身のUCでどこまで相手できるか分からぬが天候操作や神罰等の技能でカバーかのう

アドリブ連携などはご自由になのじゃ



●試運転
「……とりあえず新型の開発はわかるが、この開発主任基礎ができてるのかそれともめちゃくちゃなコンセプトのもと開発してんのかわからんが……」
 可憐な少女の見た目とは裏腹に、男性のような口調でリーゼロッテ・エアクラフト(混ざりものの『アリス』・f30314)がマッツィド博士のことを推察する。
「一つ言えるのは、こいつに設計させる前にまず理論を基にデータ上で可能かどうか立証するべきだろ。手あたり次第に作ってたらそりゃ資材足りんくなるわ」
 どれほど好き勝手に作っているのかと、呆れたように嘆息した。
「取りあえず仕事なんで救援にはいくけど……ここはこないだ作った新型『シールダーファランクス』で行くとしよう」
 土煙が輸送部隊に近づくのを見て、リーゼロッテは重厚な装甲を持つ『シールダーファランクス』に乗り込み起動させる。
「武器はまだ用意してないから格闘戦になるが、防御特化のキャバリアに仕立てたものにアリスナイト・イマジネイションを上乗せしたらどうなるか……」
 楽しみだと口元に笑みを浮かべ、リーゼロッテはシールダーファランクスを発進させた。


「ふぅむ……“呼ばれて”此処へ来てみれば、突然こやつが現れよって……なんなのじゃ」
 何かの思念に呼ばれ荒野にやって来た吉柳・祥華(吉祥龍彩華・f17147)は、虚空より現れ傍らに立つ巫女をイメージしたようなサイキックキャバリア『神凪』を見上げる。
「まぁよい。して、汝は妾を何処へ連れていきたいのじゃ?」
 問いかけると、神凪の視線は何かを訴えかけるように視線を遠くに向けていた。
「ふむ? あれは……追いかけられおるのかぇ……」
 その視線を追えば、祥華の目にも道を進む輸送部隊の列と、それを襲撃せんとするオブリビオンマシンの部隊が映った。
「あれを追い払えというのじゃな。さて困ったの……こやつの使い方なんぞ分らんぞ」
 願いは分かったが、キャバリアの使い方など分からないと少し首を傾げると、神凪が勝手に動き出し、自らの中に祥華を搭乗させた。
「ふむ、なるほど。意思を重ねれば思う通りに動くのか」
 乗ってみれば神凪との繋がりのようなものが感じられ、手を上げようと思えば神凪の手が持ち上がった。
「これならば何とかなりそうじゃ。一つやってみるかぇ」
 祥華は願いを聞き届け、襲われる人々を救おうと神凪を動かした。


「………襲撃を始める」
「………了解」
 オブリビオンマシンと化した『ドッグ』に操られるパイロット達が、右側面から輸送部隊へと攻撃を仕掛ける。
「弾幕を厚く張れ! 近づかせるな!」
 護衛キャバリアが銃弾を撃ちまくって防衛網を作るが、ドッグは盾を前方に構えて足裏の履帯の回転速度をを上げ突撃を始めた。
「正面突破とはこちらと同じ防御力を高めた強襲型キャバリアか、シールダーファランクスを試すにはちょうど良い相手だな。検証開始と行こうか」
 その横っ面にリーゼロッテがシールダーファランクスで突っ込む。ユーベルコード『アリスナイト・イマジネイション』で戦闘鎧を想像から創造し、シールダーファランクスの装甲を変形させ、より強固に、より攻撃的なものにした。スパイクが生えたショルダーアーマーでタックルをぶちかまし、敵の重々しい機体を吹き飛ばして、その後方にいた敵もまとめて薙ぎ倒した。
「出力は問題ないな、それなら次は強度だ」
 リーゼロッテは腕を上げさせ、盾を構えて突進してくるドッグの体当たりを受け止める。シールダーファランクスの脚が地面に食い込み土を削って後退する。しかし上体は安定し敵キャバリアを抑え込んでいた。
「強度も問題ないな」
 敵の勢いが弱まりシールダーファランクスが止まると、ナックルガードで殴りつけて頭部を吹き飛ばす。だが一機やられようとも次々とドッグが集団で突撃を開始した。
「数が多いな……だが戦闘継戦能力を測るにはちょうどいい相手だ」
 その敵にリーゼロッテは正面から突っ込み、盾の上から殴りつけて腕を肩から引き千切った。

「派手にやっておるのぅ。こちらも参戦するとしようかぇ」
 そんな様子を見ながら祥華は敵の動きを観察し、リーゼロッテを無視して輸送部隊に向かおうとする敵キャバリアを見つける。
「接敵する前に先制攻撃といくかのう」
 BS-Fクリスタルビット『識神』を思念で飛ばし遠隔攻撃を始める。不意を突いてレーザーが四方から敵を撃ち抜き、分厚い装甲を穿ちダメージを与えていく。
「ふむ、見た目通り硬いようじゃな。そうじゃのう……足を狙うとするかぇ」
 分厚い装甲は防御力を高めた分重い、それならば機動力を奪おうとレーザーを一斉発射して足の履帯を破壊していった。すると滑るような動きが鈍り、ガクガクと荒地に足を取られるようになった。
「これで足が止まったのう。後は破壊するだけじゃ」
 祥華は神凪を敵陣に跳躍させ、滑空しながら飛び込みキャバリア用薙刀の『神威』を振るってドッグの手足を切り裂いた。バランスを失い倒れたドッグが自重でダメージを受けて潰れていく。
「……目標を攻撃せよ」
「……了解」
 倒れた仲間を盾にするようにドッグが動き、すり抜けて輸送部隊へと近づこうとする。
「そうはさせんぞ」
 祥華の意思に反応した神凪の背面から半透明の七色に輝くサイキックエナジーの翼が放たれ、壁のように広がって敵の動きを止めた。

「こっちにもいたか、一機も輸送部隊まで行かせるつもりはない」
 そこへリーゼロッテがシールダーファランクスで突っ込み、ドッグを殴り倒していく。対するドッグも盾で防ぎ、逆に殴り返して反撃して、派手なキャバリア同士の殴り合いとなる。
「さて、キャバリア専用の技は持ってはおらんのじゃが、どこまで相手できるかやってみるとしようかのう」
 祥華がユーベルコード『雷撃重奏』を発動する。すると神凪を通して薙刀が電気を帯び、一閃すると電撃を帯びた重力弾が放たれ、ドッグ達を感電させ重力によって地面に押し付けた。脚が埋まり動けぬドッグをシールダーファランクスがタックルで薙ぎ倒し、神凪も薙刀を旋風のように振るって手足を切断して動けぬように戦闘不能にしていった。
「試運転にしては十分な働きだな……」
 リーゼロッテは新型キャバリアの性能に満足そうに頷き、敵陣で暴れ続ける。
「ふむ、やればできるものじゃのう」
 初めてのキャバリア戦でも何とかなってると、祥華も不思議なキャバリア神凪を己が分身のように操り、薙刀を舞うように振るって戦場を駆けた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

スコッツ・ハイランド
おっと、いきなりのピンチですな。地を這って進む鉄の巨人… ふむふむ、なるほど、あれは正面から当たったって拙者の手には追えませんな~。まぁ、もとより正面からぶつかる気なぞ毛頭ありませんけども。少なくとも車列とあの巨人との間には追い付かれるまでの時間があると見える、ならば地に魔法陣を描く時間もあるだろうから、この魔法陣「甘き黄色」を描き、つるりと滑りやすい空間を作っておきますかな。あの巨体が転べばタダでは済むまいて。


西院鬼・織久
鋼鉄の塊を如何に喰らうか
血肉を啜れぬ敵ならば刃の糧にと結論が出ました

我等が刃は敵を斬ってこそ磨かれる
数を喰らわば多少の糧にはなろう

【行動】POW
五感と第六感+野生の勘で状況を把握し護衛対象と敵行動を予測
護衛対象を巻き込まないように立ち回る

先制攻撃+夜砥を敵機に巻き付け自身を敵まで引き寄せる
勢いを利用し串刺し+貫通攻撃、UCを流し込み内部を爆破
破損箇所を二回攻撃の早業でなぎ払い切断、怨念の炎(呪詛+焼却+継続ダメージで装甲を損耗させる

敵攻撃を残像+フェイントで回避し同士討ちを誘発
敵UCは盾にUCを接触させ爆破を利用してジャンプ+武器受け+体術の受け流しで回避
カウンター+なぎ払いで腕や武装を切断



●一網打尽
「おっと、いきなりのピンチですな」
 挟撃される輸送部隊を見て、スコッツ・ハイランド(戦略級魔法陣術士・f30867)はこのままでは防衛側が負けるだろうと冷静に観察する。
「地を這って進む鉄の巨人……ふむふむ、なるほど、あれは正面から当たったって拙者の手には追えませんな~」
 鉄の巨人の突進を受ければ一溜まりもないだろうと、己が身を相対的に比べて判断する。
「まぁ、もとより正面からぶつかる気なぞ毛頭ありませんけども。少なくとも車列とあの巨人との間には追い付かれるまでの時間があると見える」
 輸送部隊左側に土煙が近づているが、まだ接敵には時間があると見て取った。
「ならば地に魔法陣を描く時間もあるだろう。今の内に魔法陣の準備を整えるとしよう」
 スコッツはしなやかで美しい青鹿毛の馬体で駆け出し、インクを流し込んだ筆剣『リシュリュー』を手に荒地に大きな魔法陣を描き始めた。


「……挟撃を行う。……物資を強奪せよ」
「………了解」
「……前方に人影を発見」
 オブリビオンマシンに操られるパイロットが、輸送部隊の左舷へと盾を構え突撃を仕掛けようとする。しかしその前にぽつんと立つ人の姿が視界に入った。
「……構わない。踏み潰して進め」
 キャバリアの前では人など障害にはならないとドッグ部隊は足裏の履帯を回して前進を続けた。
「鋼鉄の塊を如何に喰らうか。血肉を啜れぬ敵ならば刃の糧にと結論が出ました」
 巨大な鉄の巨人を前にしても西院鬼・織久(西院鬼一門・f10350)は泰然としたまま動かない。
「我等が刃は敵を斬ってこそ磨かれる。数を喰らわば多少の糧にはなろう」
 正面から巨大な鉄の脚が突っ込んで来る。ぶつかると思った瞬間、風で飛ぶ木の葉のようにひらりと足の隙間を抜けながら『夜砥』の超極細の糸を巻き付けた。すると敵に引っ張られる力を利用して宙を跳び背後に近づいた。
「鋼鉄の巨人よ、我等が刃の糧となれ」
 そして織久は赤黒い槍『百貌』をドッグの右脚の膝裏に突き立て、ユーベルコード『影面』を発動し黒い影を傷口から内部に流し込んだ。影がするりと入り込み内部から爆発を起こし、ドッグの右膝の装甲が吹き飛び剥き出しとなった。
「身を守る硬い鎧も、内側からの攻撃には脆いものよ」
 織久は丸見えになったフレーム部分に槍を薙ぎ払い、主要な回路を切断しさらに黒い炎で燃やして焼き切り機能を完全に停止させた。ドッグの右足は全く動かなくなり、左脚だけが進んでその場で回転を始め、やがてバランスを保てなくなって転倒し土煙を上げた。


「……歩兵の攻撃により1機戦闘不能」
「……作戦を優先、輸送車を攻撃する」
 パイロット達は感情のない機械のようにドッグを動かす。否――ドッグに動かされるように織久を無視して輸送部隊に向かう。
「来ましたな。こちらの準備も整っておりますぞ。つるりと滑りやすい空間を楽しんでもらいましょうかな」
 馬の四肢で駆け回ったスコッツは、魔法陣『甘き黄色』を地面に描き終えていた。それは大きなバナナの図柄をした魔法陣。その上にドッグ部隊が足を踏み入れた瞬間、摩擦が失われつるっと履帯が滑って脚だけが前に出て、後頭部を痛打するようにドッグ達が転倒していく。転倒した後も背中がつるつる滑り、魔法陣を出るところまで氷の上を滑るように流され、ようやく止まると同じように罠に引っ掛かり滑って出て来た後続達が衝突して煙を上げていく。
「大成功でありますな~。やはりあの巨体が転べばタダでは済みますまい」
 重量のあるキャバリアが勢いよく転べばその衝撃は大地を揺らす程のものとなる。自重によってダメージを受けたドッグ部隊は不意を突かれたのもあり、起き上がるのにも時間を要する。
「十分に援護は果たしましたぞ」
 スコッツの視線の先には、敵に襲い掛かる織久の姿があった。

「鋼鉄の戦士よ、その鋼の身を切り刻み喰らってくれよう」
 織久は槍を突き刺し、振り回し、縦横無尽に動きまわって巨大な鋼鉄の巨人を切り刻んでいく。四肢をバラバラに切断され、身体のあちこちを貫かれ、ドッグは戦闘不能へと追い込まれていく。
「……動けるものは戦闘継続」
「……システム再起動」
 まだ動けるドッグ達が立ち上がり、織久を叩き潰そうと地面に盾を振り下ろす。大きな盾は壁が落ちて来たように織久を押し潰した。しかし盾を持ち上げると、そこでひき肉のようになってるはずの織久の姿はない。
「……目標ロスト」
 ドッグはすぐさま索敵して織久を探すと、その姿は背後にあった。
「絡繰りの目で我等を捉えることはできぬ」
 織久は残像を残して移動し、敵を惑わしていく。そして思い切り叩きつけようとして薙ぎ払った盾が同じドッグの僚機に激突して吹き飛ばした。
「さあ、鋼鉄を存分に喰らおうぞ」
 織久は仲間を攻撃して僅かの間棒立ちとなった敵に槍を一閃して足の関節部を貫き、姿勢を崩して手をついたところで腕を切断し、キャバリアを解体していった。

「……敵兵の撃破は困難」
「………敵兵を無視して前進せよ」
 ドッグ部隊は織久を倒すことを諦めて、機動力で引き離し輸送部隊に向かおうとする。
「おっと、足元に気を付けてな~。そこにもバナナが描かせてもらいましたからな」
 敵が織久を追いかけ回している間に、スコッツが新たに輸送部隊との間に新たなバナナの魔法陣を描いていた。そこに足を踏み入れたドッグ部隊は、先ほどの教訓からかなんとかバランスを保とうとする。しかしその重い機体ではコントロールしきれずに、今度は前に顔から突っ込むように転倒していった。
「逃さぬ。その鋼の身の一片まで、我等が刃の糧とする」
 そこへ獣じみた素早さで織久が飛び掛かり、槍を突き可動部を潰し、身動きが出来なくなったところで斬撃を浴びせ、罠に掛かり倒れた鋼鉄の巨人達をバラバラに切断して一網打尽にした。
「さて、こちらの敵は何とかなりましたかなぁ~。これで輸送部隊が無事に進めればよいのですけども」
 スコッツが丘に駆け登って周囲を見渡すと、反対側の輸送部隊右側での猟兵の迎撃も上手くいっているようだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

霧島・絶奈
◆心情
…空中分解するキャバリアを作りそうな博士ですね
確かに好奇心と発想力は未来への礎ですが…
其が「誰の為の技術なのか」を失念しては本末転倒です

◆行動
輸送部隊を護衛

【罠使い】の技を活かし「魔法で敵を識別するサーメート」を複数設置
突撃対策として鉄すら融解させる超高熱の地雷原を形成
脚部の無限軌道を損傷しては機動性の低下は免れません
戦車との違いは其れでも尚動ける事ですが、動けるだけでは十全とは程遠い…

機動力と突進力が削がれた所に、逆に此方が『獣ノ爪牙』にて呼出した軍勢と共に突撃を敢行

私は【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】

負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復


秋月・信子
●POW
思い付いたら即行動のタイプなのでしょうか…
とにかく、博士から目を離さず護衛しませんと

トレーラー隊と並走しながら、博士達を狙っての攻撃をピースメーカーのシールドで【盾受け】し、護衛していきます
ですが、流石に手持ちのハンドマシンガンだけだと…致命傷を与えにくいですね
マッツィド博士、お取り込み中の所すみません
運んでいる資材の中にプラントで製造されたキャバリア用の武器、ライフルなどは積まれていませんか?
はい…はい……ですが、研究施設に到着する前に実戦テストで貴重なデータが得られると思います
博士のキャバリア開発に役立つと説得して、成功したら拝借します

ターゲット、インサイト
『浄化の魔弾』、発射



●試作兵器
「おおっ、どこの傭兵部隊かは知らないが助かった!」
 装甲車に乗った下士官が、猟兵の戦いぶりを見て声を上げる。
「あれだけのキャバリア部隊を押し返すとは、しかしこれで安全に――」
「隊長! 後方から新たな敵! キャバリア部隊の追撃です!」
「何! 今度は後ろからだと!」
 振り返れば、輸送部隊の長い列のさらに後ろに、土煙が上がるのが見えた。
「ええい! うるさいわ! 何を騒いでおる!」
 そんな騒動にようやく気付いた博士が顔を上げる。
「博士! 現在賊軍キャバリアの襲撃を受けています! 所属不明の傭兵部隊の協力があり被害を受けてはいませんが、予断を許さない状況です!」
「何! キャバリアだと!!」
 博士は双眼鏡をひったくり、上部ハッチから身体を乗り出して周囲を見渡す。
「おおっ! 見た事のないキャバリアがおるではないか! 何故もっと早く教えんのだ!!」
「博士! 危ないのであまり身を乗り出さないでください! ちょっと、こら! この爺いい加減にしろ!」
 博士は今度は戦う見知らぬ猟兵のキャバリアの姿に夢中になり装甲車の上から落ちそうになる。全く言う事を聞かぬ老人に堪忍袋の緒が切れた下士官は怒鳴りつけて装甲車の中に引っ張り込んだ。
 護衛のキャバリアが銃撃を始め、後方の敵も追走しながら盾で防ぎ、銃撃を撃ち返した。

「思い付いたら即行動のタイプなのでしょうか……とにかく、博士から目を離さず護衛しませんと」
 そんな危なっかしい博士を見た秋月・信子(魔弾の射手・f00732)は、量産型キャバリア・HCM-74『ピースメーカー』を装甲車と並走させる。そして後方からの流れ弾を盾で受け止め、反撃に振り返りながらハンドマシンガンを発射して迎撃する。しかしその弾丸は距離が遠くて威力が減衰し、分厚い敵の装甲を貫くには至らなかった。
「流石に手持ちのハンドマシンガンだけだと……致命傷を与えにくいですね」
 護衛しながらでは敵の装甲を貫き破壊するのは困難だと、信子は銃弾を敵に当てて牽制しながら思案する。そして手持ちにないなら借りればいいと思いついた。
「マッツィド博士、お取り込み中の所すみません」
「んん? おおっ、うちの国のではないが、量産機か。面白味はないが安定性を取った機体だな。ワシなら汎用性を捨てて腕を丸ごと武器に変えるか、いやいや、この際頭部も丸ごと銃器にしてしまえば……」
 ピースメーカーを見た博士はすぐに改造する妄想の世界へと没頭する。そこへ銃弾が飛び、信子が盾で受け止めるが、衝撃で装甲車が大きく揺れた。
「いたたっ! こら! もっと丁寧に運転せんか!」
「はっ! 申し訳ありません!」
 ドアに押し付けられた博士が運転手に文句を垂れる。
「博士、運んでいる資材の中にプラントで製造されたキャバリア用の武器、ライフルなどは積まれていませんか?」
「んん? 武器武器……おっ、そういえばあるぞ! 狙撃ライフルが! 強い武器が欲しいというからワシが試作品を作ってやったのに、使いもんにならんから改良してくれと返却しよって!」
「よろしければそれをお貸し願えませんか」
 思い出してむすっとする博士に、信子が借用を頼む。
「誰も使えないというのなら、研究施設に到着する前に実戦テストで貴重なデータが得られると思います」
 信子が博士のキャバリア開発に役立つと説得する。
「博士、いくら助けてくれるとはいえ、何も知らない相手に開発中の武器を貸すのは――」
「よろしい! 実戦データが取れるならお釣りがくる! 貸してやるのだ!」
 下士官が諫めようとしたところで博士が即決し、深々と溜息をついた下士官は諦めの境地に達して部下にトレーラーに積んでいる試作武器を出すように命じた。
「ありがとうございま……す?」
 護衛のキャバリア2機が持ち出した狙撃用ライフルを前にして、礼を述べながら信子は固まった。


「……空中分解するキャバリアを作りそうな博士ですね」
 好奇心のままに動く博士を見て、霧島・絶奈(暗き獣・f20096)は欠陥兵器を作り出してしまいそうなマッドサイエンティストの素養を感じる。
「確かに好奇心と発想力は未来への礎ですが……其が『誰の為の技術なのか』を失念しては本末転倒です」
 技術とはそれを使う人があってのものだと思いながら、絶奈は後方から追いかけてくるドッグ部隊へと視線を移した。
「向こうから一直線に迫って来るのなら好都合です」
 絶奈はトレーラーが通り過ぎた後にサーメートを設置していく。
「銃弾をも弾く強固な装甲。ならば鉄すら融解させる超高熱には耐えられるでしょうか」
 ドッグ部隊が地雷原に足を踏み入れる。カチッと小さな作動音が鳴り、爆炎が巻き起こってドッグの脚が炎上していった。超高熱の炎に履帯が焼け落ち、脚の装甲が黒く焦げる。
「……地雷を発見、全機緊急停止」
「………脚部損傷。機動力低下」
 ドッグの損傷を確認し、戦闘は継続可能だと進もうとするが、履帯を失い徒歩では速度が大幅に低下していた。
「脚部の無限軌道を損傷しては機動性の低下は免れません。戦車との違いは其れでも尚動ける事ですが、動けるだけでは十全とは程遠い……」
 機動力が落ちたところへ、絶奈はユーベルコード『獣ノ爪牙』を発動し、屍者の軍勢を呼び出し、腐り落ちる兵達が大砲を用意して砲撃を浴びせる。
「此の機に一気に決めてしまいましょう。突撃します」
 砲撃をドッグは盾を構えて防ぐ。しかしその行動はさらに移動速度を遅らせている。そこへ絶奈は槍を構えた軍勢を率いて突撃する。分厚い金属の装甲に屍兵の槍は通らない。しかし装甲の隙間や、先の爆発で破損した部分に槍を突き入れ、キャバリアの大きな脚を破壊していく。
「……歩兵の攻撃を受けている」
「……踏み潰せ、進軍せよ」
 ドッグ部隊は屍兵を踏み潰し、銃弾や盾で薙ぎ払って前に進む。しかし屍の軍勢は砕かれようとも手足の一本が動けば這いずってでも攻撃を仕掛ける。
「潰れた程度で我が軍勢は止まりません」
 絶奈が踏み出したドッグの脚に右手に持った槍を突き入れると、倒れ込むように手をつく。そこへ左手の剣を一閃し右腕を関節部から斬り落とし、倒れたところへ屍兵が群がりあちこちに槍を突き入れ動けぬように四肢を破壊してしまった。


「……履帯が無事なものは追走を。動けぬものはここから援護を」
「………了解」
 ドッジの部隊は罠を逃れた機体が突っ込み、動けぬ機体が銃器で援護する行動に移る。先頭のドッジが履帯を回し加速したところで、その頭部に弾丸が着弾した。しかし何も当たっていないように外傷がない。
「……攻撃を受けた……これ、は? なんだ頭がすっきりとして――」
 その銃弾を受けた機体は一切の損傷無く動きを停止し、パイロットは正気に戻ったように活力の戻った顔をしていた。
「………狙撃を受けた模様。位置は……輸送部隊中央付近」
 見れば装甲車の近くにいる、他の護衛キャバリアとは毛色の違う機体が、キャバリアと同じ5mサイズの巨大なスナイパーライフルを構えていた。重い銃身を安定させるためか、護衛キャバリアが肩に背負うようにして狙いを定めていた。
「これでは返却されるわけです……」
 スナイパーライフルを撃った信子が、反動で大きく跳ね上がる銃身を押さえつけながら納得する。
「威力と射程は申し分ないですが、反動と重量が大き過ぎます。これでは固定砲台のような役目にしか使えません」
 狙い定めるにも長く重い銃身を置くような台が必要では取り回しが悪いと、欠点だらけのライフルをまた護衛キャバリアの肩を借りて構える。
「どうだRS-SR14Fの威力は! 最初はもっと軽く作ってやったんだぞ! だが反動で機体が吹っ飛んでな! それだけの重しを乗せて機体が壊れない程度に反動を軽減してやったのだ!」
 そんな欠陥兵器を自慢げに博士が語り、あれこれと開発の苦労を披露する。
「ターゲット、インサイト。『浄化の魔弾』、発射」
 そんな言葉を聞き流し、ユーベルコードを発動してピースメーカーから『浄化の魔弾』が発射される。風を切る弾丸は向かってくる敵キャバリアを貫き、さらに後方の2機まで貫通した。だが機体に傷痕はない。その魔弾は穢れのみを浄化し、オブリビオンマシンからパイロットを解放していた。

「何やら盛り上がっているようですが、あれでは近づかれては戦えないでしょう」
 唾を飛ばして夢中になって仕様を語る博士自慢の、一発撃つ度に銃身が跳ね上がるスナイパーライフルを見て絶奈は嘆息する。
「しかし、遠距離からの援護としては十分に役立つようです。此のまま流れに乗って押し切りましょう」
 絶奈は狙撃によって敵の前衛が足を止め、続く後続も止まらざるを得ないところに軍勢と共に襲撃し、脚を破壊して動けなくして、機体を破壊して戦闘力を奪う。
「道具は使いようと言いますが、確かに状況に応じて使えば欠陥があっても利用できるものです」
 絶奈は博士の作った長所と短所がはっきりした武器も使いようだと、援護を受けながら後方の敵部隊を一機残さず壊滅させた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

グロリア・グルッグ
マッドな博士が作った試作キャバリアですって…!
どんな物か非常に気になるのでコネ作りの傍らお仕事を完遂しましょう!

自前のキャバリアで出撃します。
私の機体は御覧の通りミサイルをガン積みした典型的な重量型爆撃タイプなので、相手は距離を詰めての接近戦をしかけようとするでしょう。
なので囮役を兼ねて前のめりに陣取り、わざと鈍重な操作を見せることで近接戦闘を誘います。

狙いは相手の機体に直接触れてからのUC発動、電気回路の破壊による無力化ですね。
パイロットを傷つけず機体だけを壊すにはこれが一番手っ取り早い。
近接戦の不利などは改造型エネルギーインゴットからパワーを絞り出してフォローしましょう。


愛久山・清綱
はは、事前に聞いていたが実に困った博士でござるな。
まあでも、分からなくはないぞ。俺も好きな事になると
少々熱くなったりつい考察してしまう故……
■闘
戦闘は生身による【空中戦】だ。こちらの方が性に合う故。

相手は機動力が減衰しているなら、此方はスピード重視で。
基本は【残像】を伴う空中移動で敵に狙いを定めさせないように
高速移動を行うのだ。
万一敵の銃口に入ったら砲弾が此方に来る瞬間を【見切り】つつ、
タイミングよく刀を振るって弾を【切断】するぞ。

敵が密集している場所を発見したら刀を構え、【早業】の
抜刀から【空薙・舞】を放ち【範囲攻撃】を掛ける。

難しいことは考えず、前進あるのみだ。

※アドリブ歓迎・不採用可


疋田・菊月
おやおや、ロボット同士で喧嘩をするような進んだ世界でも、盗賊はいらっしゃるようですよ
大変ですねー
さてさて、開発には興味ないですが、人命優先ですよね
さあ、キャバリア初参戦ですよー。カミオさん、レーダーをしっかり見ててくださいね

とはいえ、私のシュタインバウアーは、突出した機体ではないですし、私自身、パイロットの適性があるわけでもないです
無理はせず、牽制メインで行きましょうか
手投げ弾でお茶を濁しつつ、モストロで制圧射撃です
相手は地上戦がお得意なようですが、こちらも負けてはいませんよ
せめて自分の反射速度をUCで増幅して対処してみましょう
こちらの爆撃を警戒してくれれば迂闊には出てこれない筈ですよね



●待ち伏せ
「マッドな博士が作った試作キャバリアですって……!」
 戦場に降り立ったグロリア・グルッグ(電脳ハッカー・f00603)は、どんなキャバリアがあるのだろうかと興味津々で眼を輝かせた。
「どんな物か非常に気になるのでコネ作りの傍らお仕事を完遂しましょう!」
 キャバリアを見せてもらう為にも、博士も輸送部隊も守らなくてはならないとグロリアは自前の量産型キャバリア改『ニトロパルス』に乗り込んで出撃する。

「後方からの敵も傭兵の助力で撃退できたようです!」
「挟撃からの追撃……となれば次は――」
 部下の言葉に安堵しながらも、下士官は油断せずに自分ならどう襲撃するかを考える。
「隊長! 前方に賊キャバリアの待ち伏せが!」
「やはり待ち伏せていたか! 速度を落とせ! 護衛キャバリア部隊を前に展開!」
 そして進路上に待ち構える敵部隊に気付き、輸送部隊が停車した。猟兵が左右後方の敵を抑えたお蔭で、止まっても安全が確保できる状況となっていた。

「あれが最後の部隊のようですね。では私が囮になりましょう」
 グロリアが輸送部隊の前にミサイルを大量に搭載したニトロパルスを重々しく前進させ、一方的に遠距離からミサイルを大量に発射する。空に飛行機雲を描くように飛んだミサイルは、雨のように降り注いでドッグ部隊を爆撃していった。
「私の機体は御覧の通りミサイルをガン積みした典型的な重量型爆撃タイプなので、この距離なら一方的に戦えます。それが嫌なら接近戦しかありませんよ」
 グロリアはミサイル発射の方向を変えるのに鈍重そうな演技を見せて敵を誘う。
「……敵キャバリアからのミサイル攻撃が継続」
「……このままでは損耗が大きくなる。突撃して射撃の効果範囲の内に入って敵を撃破する」
 ドッグ部隊は盾を構えてミサイルの爆撃を防ぎつつ、履帯を最高速度で回して突進を始めた。

「おおっ、あの機体! 大量のミサイルを積んであるのか! あの装備のキャバリアを並べれば飽和攻撃が可能になるな!」
 博士はニトロパルスの戦いぶりを見て、ミサイルを積んだキャバリアの開発をしようと戦いよりも研究に夢中になっていた。
「はは、事前に聞いていたが実に困った博士でござるな。まあでも、分からなくはないぞ。俺も好きな事になると少々熱くなったりつい考察してしまう故……」
 そんな様子に愛久山・清綱(飛真蛇・f16956)が笑みをみせ、そんな熱中する態度に共感を覚えた。
「地上での迎撃は味方のキャバリアに任せ、此方は空中戦を仕掛けるとするか」
 清綱は翼を羽ばたかせて舞い上がり、空を飛んで敵部隊へと迫った。
「……上空に歩兵を発見」
「……空を飛んでいるだと?」
 ドッグのパイロットが見上げれば、そこには翼を広げて飛ぶ清綱の姿があった。
「……邪魔なものは撃ち落とせ」
「………了解」
 すぐさま銃を構えて空に弾をばら撒く。その隙間を抜けて急降下した清綱は、敵陣に突っ込みすれ違いながら合金刀『空薙』を抜き打ち、ドッグが手にした銃器を切断し、さらに他の敵の腕や脚を切り裂いて後方へと通り抜けた。

「……機体損傷。追撃を」
「……追うな。単騎の歩兵よりも、ミサイルを放つキャバリアが優先だ」
 ドッグ部隊は降り注ぐミサイルを盾で防ぎ、脚を止めずに前に進む。
「おやおや、ロボット同士で喧嘩をするような進んだ世界でも、盗賊はいらっしゃるようですよ。大変ですねー」
 そんな激しい戦いの様子を疋田・菊月(人造術士九号・f22519)がいつもと変わらぬ笑顔で見渡した。
「さてさて、開発には興味ないですが、人命優先ですよね」
 何やら興奮している博士は無視して、菊月は狙われている輸送隊の人々を守る為にキャバリアに乗り込む。
「さあ、キャバリア初参戦ですよー。カミオさん、レーダーをしっかり見ててくださいね」
 『シュタインバウアーmk-2』を起動しながら肩に止まったクロウタドリの姿をした悪魔に呼びかけると、了解だでとカミオはレーダーへと視線を向けた。
「とはいえ、私のシュタインバウアーは、突出した機体ではないですし、私自身、パイロットの適性があるわけでもないです。無理はせず、牽制メインで行きましょうか」
 自分にできることをやろうと、菊月は接近して来る敵に手投げ弾『ポテトマッシャー』を投げつけて足を止めさせた。
「相手は地上戦がお得意なようですが、こちらも負けてはいませんよ」
 そこへ続けてアサルトライフル『モストロ・ノイン』を撃ち続けて制圧射撃を行う。その弾幕に怯んだようにドッグが足を止める。

「……D2エンジン起動」
 ドッグの動力炉をオーバーロードさせ、熱気を纏うと速度を上げてエネルギー屑を撒き散らす。その無理な機動に機体が軋むように悲鳴を上げるが、構わずに銃弾を受けながら猟兵に向かって特攻する。盾を前面にし、体当たりするようにニトロパルスに迫った。
「予想通り近接戦闘を仕掛けてきましたね」
 グロリアは改造型エネルギーインゴットからパワーを絞り出し、両手を伸ばしてその突進を受け止めた。ニトロパルスがずずっと地面を抉って後退する。しかし敵の突進が勢いを失い止まる。その隙に盾の横から盾を持つ腕に掌を当てる。そしてユーベルコード『電磁掌』を発動した。
「これが本命です!」
 バチッと凄まじい電磁パルスが放たれ、直接流し込まれた為に防護を破って電気回路に伝わり、ボンッと音を立ててショートしてドッグは機能を停止した。
「パイロットを傷つけず機体だけを壊すにはこれが一番手っ取り早いですからね」
 これならば安全に無力化できると、グロリアは次の敵にも接近戦を挑む。
「ほぉっ! 電磁パルスによる電気系統の破壊か! 対策してあるキャバリアも多いが、ああやって強力なのを直接流し込まれては殆どのキャバリアの防護策では防げんな」
 その様子を見ていた博士がうんうんとその機能を褒める。
「よし! ならワシは電磁パルスを流せる武器を作ろう! 離れた位置から直接触れるならワイヤーとか良さそうだ!」
 創作意欲が湧いてきたと、戦闘中だというのに博士が盛り上がる。

「……敵機は電磁パルスを使用する模様」
「……接近戦は不利。キャノンモードにより遠距離からの砲撃を行う」
 ドッグが足を止めて座り込むように腰を落とし、上体を倒して背のキャノンを伸ばす。
「……照準合わせ」
 ドッグ達が砲撃を行おうとするところへ、高速で飛翔する清綱が飛び込んだ。
「キャバリアを斬るのも鎧武者を斬るのと同じ事……秘儀・空薙」
 清綱が刀を振るうと、斬撃波が踊り舞ってドッグ達の手足を切り刻んでいく。発射しようとしていた砲身が切断され、爆発を起こして肩が吹き飛ぶ。
「……撃て、飛行歩兵を落とせ」
 そんな清綱に向かって次々と砲弾が発射される。
「威力はありそうでござるが、それだけ大きければ斬るのも容易くなるは道理」
 清綱はその飛んでくる砲弾を次々と斬り飛ばし、左右に別れた砲弾が地上で爆発する。
「その程度では俺の前進を止める事はできん」
 次弾を撃つ前に接近した清綱が刀を一閃し、ドッグの砲や四肢を切断してすれ違った。その後姿目掛けてドッグが手に持つ銃を放つが、清綱は残像で動きまわって惑わせ狙いを定めさせない。
「此方を狙ってくれるのなら好都合でござるな」
 輸送部隊の砲へと流れ弾が行かないように、清綱は誰も居ない方向へと敵の向きを誘導する。
「何だあれは? 人型のキャバリアか? ふーむ、キャバリアの小型化が成功すればああやって空での機動力を手に入れられるのだがな……」
 そんな空を自由に飛び回る清綱を見て、博士は新たな飛行型キャバリアを思い描く。

「……捉えられん」
「……任務は物資の奪取だ。そちらを優先する」
 残った動けるドッグ達が輸送部隊へと向かおうと履帯を動かす。しかしそれを妨害せんと爆発が起こった。
「こちらの爆撃を警戒してくれれば迂闊には出てこれない筈ですよね」
 敵の足止めを最優先に考え、菊月は爆弾と弾幕で攻撃を続ける。しかしレーダーを見ていたカミオが声を上げると、爆煙の中からドッグが盾を構えて被弾覚悟で突っ込んで来た。
「特攻されては抑え切れませんね。では反射速度を増幅して対処してみましょう」
 敵の決死隊のような行動に菊月はコックピットで指を鳴らした。するとユーベルコード『クロックアップ・スピード』が発動し、自身を高速戦闘モードに変え、反射速度を上げてシュタインバウアーmk-2を動かし、爆弾を投げて敵の脚を潰し、先頭を転倒させて後続が詰まったところに銃弾を関節部分に撃ち込んで行動不能へと追い込んでいった。
「むぅ? 今の動きはなんだ? 急にキャバリアの動きが良くなったぞ? 反応速度が上がったような。ふむ、そうだな。キャバリアの反応速度を高めれば戦闘でイニシアチブを取る事が可能になるか……」
 キャバリアの戦いを見ては、博士はあれこれと自分の世界に入り込んでしまう。


「これで最後です!」
 グロリアが立っている最後のドッグに電磁パルスを叩き込むと、煙を上げて動かなくなる。
「待ち伏せ部隊は制圧できたようでござる」
 空から清綱が周辺を見回しても、敵影は見当たらなかった。
「敵も味方も犠牲者は出なかったようですね」
 菊月が輸送部隊や、倒した敵キャバリアのパイロット達が無事な事を確認してよかったよかったと笑みを深めた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『機動殲龍『煉獄』』

POW   :    殲機滅煌機構『赫煌』
自身に【UCを防ぎ、敵の装備を根源から焼く灼煌翼】をまとい、高速移動と【共に近づく物を焼き切る。また太陽フレア】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD   :    殲界浄熾機構『灼熾』
【体に業火を纏い戦場を焼く巨砲とミサイル群】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を根源から燃やす消えぬ炎で満たし】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
WIZ   :    殲業鎮燻機構『煉獄』
全身を【敵の知性体の殺害数に比例した量の癒しの炎】で覆い、自身が敵から受けた【際に敵の殺害数に比例して炎量を増し、総量】に比例した戦闘力増強と、生命力吸収能力を得る。

イラスト:ぽにカス

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はビードット・ワイワイです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●機動殲龍『煉獄』
「包囲を抜けたか……傭兵の諸君。支援感謝する! 報酬は無事目的地に到着してから相談させてもらいたい」
 輸送部隊の隊長である下士官の男が猟兵達に頭を下げてこれからの事を話す。そうして一瞬緊張が途切れたところで、輸送部隊のさらに後方で炎が上がった。
「何だ!」
 すぐさま下士官が部下に通信を入れる。
「こ、後方にキャバリア!」
「またさっきの奴らか!」
「いいえ! 違います! 敵は一機のみ! それが炎を発す兵器を積んでいるようです!」
「一機だと? ……輸送部隊は全速前進せよ! 護衛部隊は後方に回せ!」
 嫌な予感を感じた下士官がすぐさま隊の発進を指示する。そしてトレーラーが動き出すと、巨大な炎の弾が飛び込む。振り返れば先ほどまで最後尾のトレーラーが止まっていた場所に着弾し、大炎上を巻き起こしていた。
「くっ、何だあの威力は!」
 それを見た下士官が唖然とした顔で燃え上がる炎の熱気を感じていた。その視界に炎の中から一機のキャバリアがぬうっと現れる。それは3つの竜の首を持つ生物のようなキャバリアだった。多くの戦場での経験を持つ下士官は一目見ただけで死を感じ取る。
「拙い、先ほどの部隊よりも、この一機の方が強いぞ! 速度を緩めるな! 全速力で逃げるんだ!」
 絶体絶命の窮地、しかしそんなピンチであってもペースを崩さぬ者が隣にいた。
「おおっ!! 素晴らしい! 何という火力だ! それにあれは生物を使っているのか? 生体兵器か、ワシが手を出していない分野だ。これは是非とも観察せねば!」
「博士、博士! 落ち着いて、ええい! いいから黙って座ってろ!!」
 装甲車の上部ハッチから身を乗り出し興奮した博士は今にも落ちてしまいそうになっていた。それを下士官が怒鳴りつけて引っ張り込む。
『ガァゴォオオオアアアアアアアアッ!!!』
 ドラゴンの3つの顔を持つキャバリアが同時に咆えて炎を撒き散らす。
(強く……敵を倒し……もっと強く……)
 その腹部のコックピットに取り込まれているのは元軍属のエースパイロット。キャバリアと同調してしまった思念が機体を突き動かし、炎を纏うオブリビオンマシンが己を強化する為に殺戮を始める。

 このままでは圧倒的戦闘力を持つオブリビオンマシンのボスに輸送部隊は一人残らず殺されてしまう。その悲劇を止められるのは猟兵達だけだ。
 地獄の炎を生み出すような脅威のオブリビオンマシンを相手に、猟兵達は逃げる輸送部隊を護るしんがりを引き受けて迎撃戦を開始した。
ベリザリオ・ルナセルウス
【白と黒】
●目的
織久は何故キャバリアと生身で戦うんだ!
Gratiaに乗って急行しよう。織久を守らないと
発見した時は違う姿だったのに、私に合う形になったのが不思議で調査してからと思っていたけど後回しだ

●行動
上空からUCを一斉掃射して私と織久だけでなく周りの皆に祝福を与え鼓舞する事で敵を挑発。私に注意を向けさせる
そしたらダッシュで突撃してシールドチャージ(バッシュ)で体勢を崩して接近戦に持ち込もう
機動力は向こうの方が高そうだから逃げられないようにしないと
後は織久を盾から展開したオーラの結界術で太陽フレアの熱を和らげて守りながら、武器落としで銃口を逸らしたりシールドバッシュで軌道を逸らして援護する


西院鬼・織久
【白と黒】
ベリザリオでしたか
キャバリア入手おめでとうございます
生身で戦うのは俺だけではないので説教は聞きません

狩るべき敵を前に我等が為すべきは一つ
悉く喰らい刃の糧とするのみ

【行動】POW
先制攻撃+空中戦+UCで接近、早業+なぎ払いの連続攻撃
怨念の炎(呪詛+焼却+生命力吸収)の継続ダメージを付与し損耗させる

敵攻撃を緩急自在な空中戦の残像+フェイントで回避
すれ違い様に夜砥+捕縛を絡ませ、怪力で自身を引き寄せると同時にダッシュ+UCの速度で串刺し
槍伝いに怨念の炎を流し込み内部の回路な傷口を抉る

敵UCが自己強化の自UCも防ぐ物だった場合は夜砥+怪力で敵と自身を繋ぎ、敵機に乗り上げる
夜砥はそのまま命綱に



●燃え上がる大地
「待て! もう少しあのキャバリアの観察を!」
「速度を緩めるな! 前だけを見て逃げ続けろ!」
 博士を無視して下士官が檄を飛ばして輸送部隊を前進させる。その最後尾に喰らいつく速度で三つ首竜の頭部を持つオブリビオンマシン機動殲龍『煉獄』が迫る。

「次の相手は鋼鉄だけでなく生身の部分があるようです。先程よりは斬り易い相手のようです」
 巨大な竜の如き面相を持つオブリビオンマシンを前に、臆することなく織久が足を止めて立ち塞がる。
「織久は何故キャバリアと生身で戦うんだ!」
 そんな姿を見たベリザリオ・ルナセルウス(この行いは贖罪のために・f11970)が、スーパーロボット『Gratia』に乗って急ぎ戦場に駆け付けた。
「ベリザリオでしたか、キャバリア入手おめでとうございます」
 近づくキャバリアを織久は訝し気に見上げたが、聞き覚えのある声に気付き警戒を解いた。
「生身で戦うのは俺だけではないので説教は聞きません」
 そしてふいっと視線を逸らしてお説教を聞き流す。
「全く……織久は目を離すとすぐに飛び出すのだから……」
 頭が痛いとベリザリオは額に手を当てて、発見時と違う自分に合う姿に変貌したGratiaの事が気になりながらも、調査よりも織久の事が先だと今は守る事を考える。その思考に合わせるようにGratiaのエネルギーも高まった。

「狩るべき敵を前に我等が為すべきは一つ。悉く喰らい刃の糧とするのみ」
 既に織久の意識は敵へと向けられ、黒い大鎌を手に駆け出した。
『ガァオオオアアアアアッ!!』
 煉獄が咆えて炎の翼を展開し、加速して地を駆け正面から迎え撃つ。
「我等が血に潜む竜よ、天地を遍く狩る竜翼と化せ」
 ユーベルコード『怨竜顕現』によって織久は西院鬼の吸血鬼が血に宿していた竜の力を目覚めさせ、その殺意と怨念の分だけ身体を強化し翼を広げて空に舞い上がる。そして振り抜かれる炎の剣を躱すと、頭上から背後に回り背中に斬撃を浴びせ、装甲を裂き傷口をつけて黒い炎で燃やした。
『ガァィイイオオオッ』
 苦痛の混じった声を上げながら、煉獄は後ろも見ずに尻尾を振るって織久に叩きつける。それを織久は大鎌で受け止めるが、空中では踏ん張りが利かずに吹き飛ばされる。そこへ追撃しようと振り向いた煉獄が剣を構えた。

「織久を守る力を私に貸せ!」
 ベリザリオがGratiaを操縦して空に飛び上がる。上空からユーベルコード『Sanctuarium benediction』を発動し、旋律の矢が一斉掃射され大地に突き刺さる。荒地に祝福の光が宿り、自分達だけでなく仲間すべての加護を与えた。
『ガアァオオオアア!!』
 煉獄はその光を嫌がり、空を飛ぶベリザリオを見上げた。
「このままシールドチャージを行う、行くぞ!」
 Gratiaが盾を構えて急降下し、真っ直ぐ敵に向かって突撃する。対する煉獄は二刀を構えて刃をクロスして広げるように斬撃を放つ。盾と刃がぶつかり合って火花が散った。
「正面から受け止めにきたか、なら押し通すまで!」
 ベリザリオはGratiaを加速させて正面突破を狙う。だが煉獄も背中から炎を噴き出して押し返し、両者は弾かれるように後退した。

「隙を見せたな。怨敵の首を落とし、血肉を全て我等が喰らう」
 よろめくところへ飛翔する織久が突っ込んで大鎌を振り抜き、すれ違いながら右首を斬った。装甲の隙間を狙った一撃は血飛沫を撒き散らした。
『ガィアオオオゥッ!!』
 獣の叫びを発しながら、煉獄が織久を追って双剣を振るう。織久は飛ぶ鳥のようにそれを華麗に躱し、さらに糸を絡ませて巻き付け、動けぬように捕縛すると思い切り引き寄せてバランスを崩させると、すぐさま反転して突撃して槍を右首の右目に突き立てた。深々と入った穂先を引き抜くと、右目は潰れて噴き出す返り血で織久の体が赤く染まる。
『ィアオオオオオオオオオオオオッ!!!』
 激高したように煉獄は炎を纏って血を止めると、口から太陽フレアを放出した。

「生身でキャバリアと戦うのは無茶だよ」
 そこへベリザリオが割り込み、Gratiaの盾から展開するオーラの結界で受け止めた。しかしオーラが貫かれ、盾を赤く熱していく。
「祝福で強化していてもこれだけの火力が抜けて来るとはね、やはり来て正解だった」
 一人で戦わせていては織久が怪我を負っていたかもしれないと、ベリザリオは自分の判断が間違っていなかったと思いながら、横に移動しながら盾に角度をつけてで炎の流れを逸らした。
「その炎まで喰らい尽くす」
 敵の意識がベリザリオに向けられている間に、織久は大鎌を振るって先に傷つけた右首を執拗に狙う。右目が潰れた死角に入り、敵に張りつくように接近戦を繰り返した。
『ガオオオオオオオオオオアァッ!!!』
 煉獄は織久を喰らおうと口を開けて噛みつく。
「私の前で織久を食べるなんて許す訳がないだろう」
 その口にベリザリオは盾の端を突っ込んだ。歯が折れ血が噴き出す。
「怨敵よ、喰らうのは我等の方だ」
 槍を構えた織久が体当たりするように突撃し、首の開いた傷に腕が埋まるほど深々と槍を突き立て、内部に黒い炎を注ぎ込んだ。
『ィィィオオオオオオオオアゥゥゥッ』
 右首の内部の回路が爆発して、ビクビクと痙攣するとドラゴンの頭が一つ機能を停止した。
『ゥゥオオオオオオオオ!!』
 煉獄が全身に炎を纏って織久を爆炎で燃やして吹き飛ばし、空中に飛ぶところへ太陽フレアを放った。
「キャバリアを生身で倒そうなどと正気の考えではないが、織久は無理を通してしまうんだよね」
 だからこそフォローしなくてはならないとベリザリオが盾で防ぐが、そこで盾の限界がきたようにオーラが切れ炎が機体に纏わりつく。それを好機と煉獄はさらに火力を強めた。しかしその炎が横へと逸れる。首が糸に引っ張られていた。
「我等を燃やし尽くすことは叶わぬ。我等が炎は常に燃え続けている故に」
 黒炎を纏い、傷つきながらも表情一つ変えぬ織久は大鎌で腕を落とそうとする。
『ガアアォオオ!!』
 しかし煉獄が炎翼を広げて飛び上がると、頭上からフレアを放って全てを焼き尽くす炎で大地を覆う。
「織久は私の後ろへ」
 ベリザリオがGratiaの盾を構えて直撃を防ぎ、織久を右手で包むように守りながら炎の範囲から離脱した。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

霧島・絶奈
◆心情
愉しみましょう

◆行動
輸送部隊を護衛

【罠使い】の技を活かし「魔法で敵を識別する指向性散弾」を複数設置
同種の罠は確かに多くの知的生命体を殺害してきたでしょう
ですが私が設置した物は全て新品です
…頼みの綱の炎を纏えると良いですね?

罠設置後は『涅槃寂静』にて「死」属性の「津波」を行使し【範囲攻撃】
私は逆に殺害数を順調に積み重ねていますので、炎量は申し分ないでしょう
それ故に、大量の炎と大量の水の接触によって大規模な水蒸気爆発を誘発してくれます

後は【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】し四肢を捥いで戦闘不能に追い込みましょう

負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復


愛久山・清綱
まあまあ、落ち着こう(持ち前の【落ち着き】で双方を宥める)
ここは我々に任せ、急ぎ離脱してほしい。それに博士……
『お楽しみ』はこの後でござろう?
■闘
博士達を護るだけでなく、マシンの乗り手も救わねば。
だが先ずはあのミサイルと砲弾から逃れるのが先。

先ずは放たれたミサイルの軌道を【見切る】ように目視し、
『弾幕の隙間』を探知するぞ。その際は【視力】も頼りに。
見つけ出したらそこを高速の空中【ダッシュ】で通り抜け
急接近を図るぞ。

敵機への接近に成功したら居合の構えを取り、竜の首を
【早業】の抜刀奥義・【奇刀】で【切断】する!
悪しき殲龍を討ち祓い、捕らわれの乗り手を救うのだ。

※アドリブ歓迎・不採用可



●再生の炎
『ガィォアアアアアアアッ!』
 咆える煉獄が炎を撒き散らしながら輸送部隊を追い駆ける。
「く、来るぞ!」
「迎撃準備! 車に敵を近づかせるな!」
 それから足の遅いトレーラーを守ろうと、護衛のキャバリア達が銃を構えた。
「おおっ、素晴らしい戦闘力だ! あれだけのエネルギーをどうやって確保しているのか、一度解剖して調べてみたいぞ!」
 そんな悲壮な護衛とは真逆に、歓喜の顔を見せて博士の視線は敵キャバリアに釘付けとなっていた。

「竜に似たキャバリアですか、その姿通りの強敵の様子。此の一時の逢瀬を愉しみましょう」
 仲間達との戦いを見た絶奈は強敵だと口元に笑みを浮かべ、突っ込んでくる敵の進路上に罠を仕掛ける。そこへ煉獄が足を踏み入れた瞬間、起爆して指向性散弾が放たれて雨のように弾丸が降り注ぐ。それを煉獄は炎を纏って防ごうとする。
「同種の罠は確かに多くの知的生命体を殺害してきたでしょう。ですが私が設置した物は全て新品です……頼みの綱の炎を纏えると良いですね?」
『ィギィオオオゥッ』
 弾丸は炎をすり抜け装甲に当たって弾かれるが、その数は多く剥き出しの部分に被弾した煉獄が声を上げる。しかし煉獄は足を止めず、炎を纏う剣を振るって弾丸が消し飛ばした。
『弾丸を切り払いましたか、純粋に戦闘力も高いようですね』
 ならばと絶奈は次の迎撃準備に入った。

「凄いぞ! あの反応速度! そして炎の破壊力! ほら! あれを鹵獲すればワシの研究が格段に進む!」
「今はそれどころじゃないんだよ! 黙ってろ爺ぃ!」
 興奮する博士に口汚く下士官が罵り、必死に指示を飛ばして援護のキャバリアに銃撃を行わせる。しかしその攻撃は炎と装甲によってろくな傷を与えられない。
「まあまあ、落ち着こう」
 そんな混沌とした装甲車に翼を広げた清綱が降り立ち、落ち着いた言葉で双方を宥め冷静さを取り戻す。
「ここは我々に任せ、急ぎ離脱してほしい。それに博士……『お楽しみ』はこの後でござろう?」
「ん……おおっ、そうだった! 資材を持って帰ればたっぷり研究ができる! あのドラゴンのキャバリアに負けぬものを作ってやるぞ!」
 清綱の言葉にこうして運んでいる物の事を思い出し、博士はさらなる強いキャバリアを造ろうと意気込む。
「はあ……助かったよ」
「構わぬでござる。ではあれの相手をしてくるでござるよ」
 ほっとした下士官が清綱に礼を告げると、清綱は軽く頷いて翼を羽ばたかせ後方へと向かう。


『ガオォォアアアアアアッ!!』
 炎を纏った煉獄が加速して護衛キャバリアへと接近する。
「近づかせるな!」
 弾幕を張るがその弾丸は炎に打ち消される。
「私は逆に殺害数を順調に積み重ねていますので、炎量は申し分ないでしょう」
 そこで準備が整ったと絶奈がユーベルコード『涅槃寂静』を発動した。すると乾いた空気が水気を帯び、湧き出るように荒地から水が噴き出す。それは黒い色を宿し津波となって敵を呑み込んだ。
「それ故に、大量の炎と大量の水の接触によって大規模な水蒸気爆発を誘発してくれます」
 銃弾すらも溶かす炎と大量の水がぶつかり、ジュッと大量の湯気が立ったと思うと大爆発が起こった。もうもうと雲の中に入り込んだように煙が視界を覆う。
「これだけの爆発なら無傷とはいかないでしょう」
 空に浮かぶ絶奈が煙から出た瞬間を叩こうと、左右の手に剣と槍を構えた。そして煙が動き飛び出す。そこへ仕掛けようとした絶奈は、鋭い殺気を感じて飛び退く。すると煙を吹き飛ばすように巨大な炎の塊が飛び出し、先ほどまで絶奈がいた場所を通り過ぎ、離れた丘に着弾し大炎上を起こした。そして晴れた煙の中から、ずぶ濡れとなった煉獄が右肩の巨砲を突き出した姿を現す。あちこちの装甲が砕け体中が傷つき血が流れ出ているが、湯気が立ち込め体が渇き炎が灯ると傷が癒えていく。
「再生能力は厄介なものですね。しかしエネルギーには限りがあります。力尽きるまで攻撃を続けましょう」
 絶奈は接近して斬り掛かるが、警戒するように煉獄は背に積んだミサイルを無数に発射して近づかせない。その流れ弾が護衛キャバリアにも降り注ぐ。しかし着弾する前に空中で爆散した。

「博士達を護るだけでなく、マシンの乗り手も救わねば。だが先ずはあのミサイルと砲弾から逃れるのが先」
 護衛に当たりそうだったミサイルを斬った清綱は、砲の方は防ぎ切れないと、刀を納め敵の注意を引くように側面に回り込む。
『グガァッ!』
 それを見た煉獄は体の向きを変え、清綱に大きな砲を向けた。砲門が赤く輝き、そこから放たれるは巨大な炎の塊。素早く飛んで清綱は加速して躱し、敵に突っ込もうとするが、今度はミサイルの群れが襲い掛かる。
「どれだけ数が多かろうとも隙間はある。其処を抜ければよいだけのこと」
 清綱はミサイルの動きを見極め、その隙間を縫うように飛んで雨のような弾幕を抜けた。
「間合いに入った。其の首貰い受ける」
 飛びながら清綱が居合の構えを取り、交差する瞬間――抜刀して刃を解き放った。
『イィギァァッ!!』
 煉獄の左首が見事に切断され、地面に落ちて大量の血が噴き出し地面を染めた。その切断面から埋め込まれた機械が覗き、放電も起きて煙が上がる。
「残る首は一つ」
 清綱が無事な真ん中の竜の首へと視線を向ける。
『グゥガォオオオァァァッ!!』
 炎を滾らせた煉獄は剣を振るって斬撃を浴びせる。それを清綱が躱すと、今度は尻尾を振るって叩きつけ刀で防ぐ清綱の体を吹き飛ばした。そして煉獄が纏う炎で傷を癒し、傷口が塞がって血が止まり、右の首が動き出し、左の首が小さくなって新たに生えて来た。
「首が落ちても再生しますか。しかし熱量は減っているようですね。倒せぬ相手ではありません」
 絶奈は敵が纏う炎が小さくなり、その強大な気配も弱くなっているのを感じた。その様子から決して不死身の怪物ではないと確信する。
「ですがやはりキャバリアにはキャバリアをぶつけるのが一番でしょう」
 続けて攻撃を仕掛けようとする仲間のキャバリアを視界の端に収め、自らは輸送部隊の護衛に専念することにした。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

リーゼロッテ・エアクラフト
なるほど、話は聞いてた以上に博士がやばいやつだった。と
いや、未知の分野に興味を持ち自分の分野に活かそうとするのはいいことだとは思うがとりあえず黙らせないとダメな奴だなこれ

さて…で、問題はこのオブリビオンキャバリア何だがどうするか。
防御に特化した新型で突っ込んでもおそらく有効打がない。
アリスキャバリアの方に乗り換えて戦っても火力が足りない。
恐らくほかのメンバーのキャバリアの攻撃総動員しても倒しきれそうにないだろう

…となると合体して出力を大幅に上げたのちに火力でぶち抜くしかないか?
まぁ手持ちの札を総動員して回すしかあるまい。
やるだけやってみるか


グロリア・グルッグ
赤いドラゴンのキャバリア!?
こんなものまであるとは世界は広い。
こちらも負けじと、ド派手な一発をぶちかましてやりましょう!

引き続き自前のキャバリアで戦います。
残っているミサイルをばんばん撃ち込みつつ、大技を発動させるための準備に入ります。
UC天雷の瀑布はリアルタイムでの計算および詠唱が欠かせないので、必要な項目を多重詠唱で分割しながら同時に進行させます。
詠唱中はオーラ防御をうっすら展開しておいて最低限の守備はしておきましょう。
必要な計算が完了したら分割していた詠唱を結合し、赤いドラゴンの頭に雷をずどん!
コックピットの感電対策はある程度共通していそうなので、おそらくパイロットに被害は無い…はず…!


吉柳・祥華
ん?こやつ(神凪)
我にも合わせるつもりかえ?面白い!
ならば、我の力に耐えて魅せよ!

※神凪は真の姿に同調し白い上半身は漆黒に
朱の袴は血の色の深紅になる

なんじゃ、随分と様代わりした奴が来たのお?

接近が危険そうなら隠し腕から弦の無い梓弓を引っ張りだし
弦と矢をサイキックを這わせる仕様
無理なら神威での攻撃じゃな

専用のUCが無くても可能じゃということが
先刻証明されたのじゃ、炎とくれば…水を氷じゃが
今回は雷撃で負荷作用でも起こればよいのう

このまま殺してしまってもよいと思うのじゃが
どうせ、他の者は救出するのじゃろうな


攻撃手段は有るだけの技能を使うのじゃ
全部は詰め込められんしのう

アドリブ連携ご自由に



秋月・信子
●SPD

RS-SR14F…これは謂わば大筒
単に銃を巨大化させて、その重量で衝撃を吸収する物
それなら複数で運用する対戦車ライフルから個人で運用する対物ライフルに発展したように、私が知る限りの【戦闘知識】で【武器改造】してやれば…
影よ、武器に纏いなさい
銃口には発射ガスで反動に対抗させるマズルブレーキ、銃身は取り回し良く短く、軽量化の為に銃身が後退して衝撃を逃す反動利用式の作動機構をイメージ…魔銃、解凍
口径は元のままですが、これで単独運用化は出来た筈です

ミサイルは可能な限り迎撃しながら、この威力で炎を地形ごと【吹き飛ばし】強化を妨げます
【援護射撃】で龍の頭や搭載された武器の【部位破壊】を試みてみます


疋田・菊月
うーん、見た目通りに凄い火力ですね。中華もお手の物ですよ、きっと
しかし、あれだけ火を噴いていて、本当に中の人は平気なんでしょうかねー
まあまあ、考え事は後回しに、ひとまず足止めしなくては

撃っても撃っても、炎で癒されるというのでしたら、撃ち続ければ癒しに専念せざるを得ないと言う事でもある筈です
なので、素早く横に展開しつつ、武装による足止めを図ります
引き続きシュタインバウアーで牽制を仕掛けます
右腕のアームガン、モストロ、私の用意できる火器はそう多くはないですが、更に輜重車のはるちゃんから光量子砲を射出してもらい肩に装着します
カミオさん、ひとつオーケストラと参りましょう!



●力を合わせ
「なんという再生力だ! 生体兵器ならではの能力! 凄い! これ程のものが実用化されてるとは!! 素晴らしいぞ! 細胞の一欠けらでもいいから欲しい!」
 失った首が生えた姿を見て、博士は興奮の余り車の天井で頭を打っていた。

「なるほど、話は聞いてた以上に博士がやばいやつだった。と」
 リーゼロッテは博士の言動からそのヤバさをひしひしと感じていた。
「いや、未知の分野に興味を持ち自分の分野に活かそうとするのはいいことだとは思うがとりあえず黙らせないとダメな奴だなこれ」
 暴走させると危険だと、その博士の抑え役を担う隊長の心労をおもんばかる。
「さて……で、問題はこのオブリビオンキャバリア何だがどうするか。防御に特化した新型で突っ込んでもおそらく有効打がない」
 今はそれよりも敵を倒すことが先決だと、リーゼロッテは思考を切り替えて敵機体の能力を推測して、自らの手札で倒す方法を考える。
「アリスキャバリアの方に乗り換えて戦っても火力が足りない。恐らくほかのメンバーのキャバリアの攻撃総動員しても倒しきれそうにないだろう」
 強敵を倒し切るには手札が足りないとリーゼロッテは結論を出す。
「……となると合体して出力を大幅に上げたのちに火力でぶち抜くしかないか?」
 足りないのならば合わせてしまえばいいと結論に至る。
「まぁ手持ちの札を総動員して回すしかあるまい。やるだけやってみるか」
 出来るだけのことをして勝利を掴み取ろうと、リーゼロッテはシールダーファランクスを発進させた。

「赤いドラゴンのキャバリア!?」
 モニターに映った三つ首のドラゴンキャバリアにグロリアは驚きの声を上げた。
「こんなものまであるとは世界は広い。こちらも負けじと、ド派手な一発をぶちかましてやりましょう!」
 派手に炎を撒き散らす敵に負けてはいられないと、グロリアはニトロパルスを操縦して、幾つもあるミサイルランチャーに残っているミサイルを出し惜しみせずにばんばん撃ち込む。対して煉獄は両手の炎を纏う二刀を振るって直撃する前に爆散させた。
「弾幕を張っている間にユーベルコードの準備を――」
 ミサイルの爆撃をしている間に、グロリアはユーベルコード『天雷の瀑布』の準備の為に刻一刻と変わる周辺の環境をリアルタイムで計算し、それに合わせた詠唱を始める。だが全てを唱えるには時間が掛かり過ぎ、それを短縮する為に多重詠唱で分割して同時進行する。
「この準備が整うまで大人しくしてくれればいいのですが……」
 そんな望みとは反対に、煉獄の三つの顔がニトロパルスへと向けられた。その目は燃え上がるような殺気にぎらついている。僅かな間、時が止まったように両者の視線が交差する。

『ガァォオオオアアアアアアッ!!』
 煉獄が燃え上がる炎の翼を広げ、真っ直ぐに突撃を開始する。高熱にじりじりと辺りの草木が燃え上がっていく。
「合体するにしてもタイミングを図らないといい的になるだけだ。まずは仲間を守り機を窺う」
 リーゼロッテはシールダーファランクスの防御力を活かし、大型盾『EPキャバリアシールド【モノリス】』を持って割り込み突進を受け止めた。
『ギャゥォオオオオ!!』
 煉獄が咆えると、至近距離で太陽フレアが放射され分厚い盾の表面を溶かし削っていく。
「盾すらも溶かすつもりか」
 リーゼロッテはこのままでは拙いと、強引に盾を敵の中央の顔に叩き込み、押し戻して距離を開けた。盾だけでなく、持っていた左腕の装甲も赤熱して歪んでいた。
「長くは持たんな」
 早くチャンスを見つけなくてはと、リーゼロッテはコックピットにも届く熱気に薄く浮かんだ汗を拭った。

「うーん、見た目通りに凄い火力ですね。中華もお手の物ですよ、きっと」
 菊月は辺りを焼き尽くすような火力から中華料理をイメージして、冗談か本気か分からぬ感想を口にする。
「しかし、あれだけ火を噴いていて、本当に中の人は平気なんでしょうかねー。まあまあ、考え事は後回しに、ひとまず足止めしなくては」
 炎を纏って傷を癒しながら接近してくるオブリビオンマシンを見て、輸送部隊に接近させるのは危険だとまずは足を止めることにする。
「撃っても撃っても、炎で癒されるというのでしたら、撃ち続ければ癒しに専念せざるを得ないと言う事でもある筈です」
 飽和状態にしようと、菊月はシュタインバウアーmk-2を注意を引くように道を逸れて横に展開し、右腕のアームガンと左手に持ったモストロ・ノインを連射する。銃弾の連射を受けて被弾した煉獄はじろりと右首で睨みつけ、背中のミサイルを発射した。
「そう簡単には動きを封じられませんか」
 そのミサイルを弾幕を張って空中で爆発させ、動きまわりながら銃を撃ち続けた。

「なんじゃ、随分と様代わりした奴が来たのお?」
 三つ首竜の頭を持つキャバリアを視界に入れ、そんなものもいるのかと祥華は物珍しそうに眺めた。
「ん? こやつ。我にも合わせるつもりかえ? 面白い!」
 乗っている神凪が自らと繋がるのを感じ、愉快そうに祥華は笑った。
「ならば、我の力に耐えてみせよ!」
 力を解放した祥華から凄まじい力が溢れ、その姿が真の姿へと変貌する。肌は血のように赤く、髪は邪気に染まり漆黒に変わる。それと同調して、神凪の姿も白い上半身は漆黒に、朱の袴は血に染まったように深紅となった。
「ほう、我が力を受けれたか! 見事なものよのう」
 祥華が神凪を褒めると、神凪も喜ぶように邪気を発した。
「さて、では我等も参戦するかのう」
 神凪が隠し腕から弦の無い梓弓を引っ張り出し、サイッキックエナジーが流れると弦と矢が形成される。
「専用のユーベルコードが無くても可能じゃということが先刻証明されたのじゃ、炎とくれば……水か氷じゃが」
 今はそういった術は用意していないと祥華はユーベルコード『雷撃重奏』を使う。
「今回は雷撃で負荷作用でも起こればよいのう」
 電撃を帯びたサイキックの矢が重力によって加速されて放たれ、中央の竜の左目に突き刺さった。
『ギィアア、ア、アォッ!!』
 目から血が溢れ、電撃が頭部に流れて竜が悲鳴を上げる。そして左右の首がぎろりと神凪を睨んだ。
「怒っておるようじゃな。つまり効いておるということよのお」
 さらに続けて矢を放つと、煉獄は炎の翼で体を覆い矢を消し飛ばした。
「防ぎおったか、なかなか侮れぬ相手のようじゃ」
 祥華は防がれたというのに余裕を崩さず、面白そうにどうやって仕留めようかと楽しんでいた。

「RS-SR14F……これは謂わば大筒。単に銃を巨大化させて、その重量で衝撃を吸収する物」
 信子は借り受けた巨大なスナイパーライフルを観察する。
「それなら複数で運用する対戦車ライフルから個人で運用する対物ライフルに発展したように、私が知る限りの戦闘知識で改造してやれば……」
 使いにくいならば使いやすいようにすればいいと、信子はユーベルコード『魔銃、解凍』を発動する。
「影よ、武器に纏いなさい」
 銃身の悪いスナイパーライフルを影が覆い姿を変えていく。
「銃口には発射ガスで反動に対抗させるマズルブレーキ、銃身は取り回し良く短く、軽量化の為に銃身が後退して衝撃を逃す反動利用式の作動機構をイメージ……魔銃、解凍」
 覆っていた影が消えると、そこにはイメージ通りに姿を変えたスナイパーライフルがあった。
「口径は元のままですが、これで単独運用化は出来た筈です」
 ピースメーカーが手にした銃を構えてみると、単独でも持てるバランスに仕上がっている。
『ガァゴォオオオオオオ!!』
 咆える煉獄が守りから転じてミサイルを発射する。それが雨のように味方に降り注ぐ。
「早速ですが、試してみましょう」
 その空を駆けるミサイル群に銃口を定め、信子は引き金を引いた。ドゴンッと仰け反りそうな衝撃と共に165mm砲弾が飛び、ミサイルを貫いて幾つも空中で爆散させ、それが連鎖して花火のように空に大爆発が起こった。
「流石に完全には反動を殺せませんが、使えるレベルにはなったようです」
 その出来栄えに信子は満足そうに頷き、次のミサイルに向けて発砲した。
「おおおおっ! ワシの作ったライフルを改造したのか! どうやって? すごいすごいよ! ちょっとワシに見せてみなさい!」
「博士! 今は戦闘中です! だからちょっと……大人しくしろって言ってんだろうが!」
 それを見た博士が興奮して、下士官に羽交い絞めにされ諫められる。

「制御術式の計算完了。離れてください!」
 グロリアが呼びかけると敵の近くにいた猟兵達が飛び退く。分割していた詠唱を結合し、発動した電脳魔術が自然を操作すると、敵の頭上が帯電し輝くと雷をずどんと落とした。流れ落ちる電気が放射状に地面を伝った。
『ッァギャアアアアアッ』
 衝撃を受けた煉獄は叫びを上げ、機体がビリビリと感電して電気系統が麻痺して一瞬動きが鈍くなる。
「コックピットの感電対策はある程度共通していそうなので、おそらくパイロットに被害は無い……はず……!」
 パイロットは無事だろうかとグロリアが思ったところで、ぐらりと前に倒れそうになった煉獄が炎を纏って地を蹴った。
「まだ動けるのですか!」
 残り僅かなミサイルを発射してグロリアは牽制する。しかし自らが炎の塊と化した煉獄はミサイルを消し飛ばして接近する。

「ガァゴォオオオッ!!!」
 煉獄が手にした炎纏う刃を振り上げ叩き切ろうとするが。その間にシールダーファランクスが割り込んだ。
「必殺の一撃か、ならこれを凌げば隙が生まれるはずだ」
 リーゼロッテは盾で斬撃を受け止める。しかしその刃は盾を断ち切った。
「そのくらいはしてくると思っていた」
 盾の後ろにシールダーファランクスの姿はない、リーゼロッテは斬られる予想を立てて盾を手放していた。そして右腕の『RS-Aスピニングナックル』を発射し、肘から飛び出したロケットパンチが回転しながら煉獄の左の顔を殴りつける。
『グァッォオッ!』
 拳を喰らいながらも煉獄は踏み込んで斬撃を浴びせ、防ごうとしたシールダーファランクスの左腕と脚を切断した。
「これ以上は無理か」
 リーゼロッテが横倒しになった機体から脱出すると、敵がそこへ刃を突き入れようとしていた。
「敵が足を止めました。これはチャンスですね。はるちゃんお願いします」
 好機と菊月が自動随伴輜重機『はる』に呼びかけると、積んでいた光量子収束砲を射出される。それを受け取り肩にドッキングすると、ずんと重量が増して足が地面に食い込む。そして銃口を煉獄に向けた。
「カミオさん、ひとつオーケストラと参りましょう!」
 悪魔のカミオが派手に行こみゃあと返事をして、ユーベルコード『ヘビーガンズオーケストラ』を発動する。協力して両腕の銃を乱射し、肩の光量子収束砲にエネルギーチャージすると、砲門に溢れんばかりに光が集まる。
「発射しますよー!」
 トリガーを引くと閃光が迸り、敵の上半身を貫いた。左首が消し飛ぶが、炎を纏って再生が始まる。
「今のうちですよー!」
 敵の動きを止めた菊月が仲間に呼びかける。

「動けぬのなら、あの炎の翼は使えんのう」
 そこへ祥華は電撃を宿すサイキックアローを連続で放ち、右首の両目を射抜いた。
『ギゥアアアアアアッ!!』
 視界を失った右首が咆え、ぶるぶると痺れるように頭を震わせる。
「このまま殺してしまってもよいと思うのじゃが、どうせ、他の者は救出するのじゃろうな」
 まあそれを止めるほどの理由もないと、祥華は気にせずに矢を放ち続ける。
「ともあれ戦の最中に倒した後のことをあれこれ考えるのは足をすくわれる者のやることじゃ」
 敵を倒す前で油断はすまいと、神凪が新たなサイキックの矢を生成して放った。

「あの背部の武器が厄介ですね。破壊を試みてみます」
 信子はピースメーカーの構えるライフルを微調整し銃口を少し上げ、砲弾を発射した。放たれた弾は狙い通り背部のミサイルポットに当たり、誘爆して吹き飛ばした。
「命中です。しかし再生能力があるので早期に決着をつける必要があるでしょう」
 着弾を観測した信子の目に、炎を纏い傷を急速に再生していく煉獄の姿が映った。このままでは再生力に優れる敵のペースに巻き込まれ泥仕合になると予想できた。

「思ったよりも耐久力が高いようですが、先の落雷は効果がありました。もう一度電撃を浴びせて動きを止めます!」
 グロリアはニトロパルスの手を敵に向け、『BS-Aサンダーブラスター・サンダラー』を起動し指先から電撃を放った。横からそれを浴びた煉獄は、重ねて喰らった電撃によって機能を少しの間ブラックアウトした。
「ここで決めるとしようか」
 動かない機体から脱出したリーゼロッテはアリスキャバリアに乗り換える。そしてユーベルコード『スーパー合体』を発動した。不可思議な力で変形した仲間達の機体と共に合体し、キャバリア5体分の巨大なロボットとなる。
「この状態なら撃ち放題ですねー」
 合体ロボの巨体なら光量子収束砲を軽々と扱えると、菊月はビームを撃って敵の脚を破壊する。
「ふむ、この世界は何とも不思議なことが起こるのお?」
 キャバリアとやらに乗ってみれば、次は真の姿に同調して変身し、さらには合体までしてしまったと、思ってもみなかった初めての体験の連続に、祥華は愉快愉快と口元を隠して心底楽しそうに肩を揺らす。
「しかしこの無理な状態は続くまい、早々に仕留めるとするかのう」
 祥華が大きくなった隠し腕からサイキックアローを飛ばし、全ての目を潰して光を奪った。
『ッァギャアアアッ! ガァゴォオオオアアアアアッ!!』
 煉獄は咆え、見えずとも構わず背負う巨砲を発射しよと炎を集める。
「この距離では自ら爆発に巻き込まれるはず。自爆覚悟ですか、再生力を活かした戦い方ですが、させません」
 信子は肩に装着されたスナイパーライフルを発射し、巨砲を吹き飛ばして爆散させた。
「長くは持ちません。出力全開、一発で決めてください!」
 グロリアが全ての出力をロボットの腕に集める。合体ロボを維持するエネルギーは減り続けている。ここで決めねば次はないと伝えた。
「一発で充分だ。圧倒的な質量でぶち抜く」
 リーゼロッテは合体ロボットの脚を大きくずしんと踏み込み、右腕を振り抜いて真ん中の顔にパンチを叩き込む。同時に腕から爆発が起き、ロケットパンチが飛び竜の中央の顔を撃ち抜き、そのまま胸を抉って上部を纏めて爆散させた。腹から下だけ残った煉獄は、再生しようとするがエネルギーが足りるはずもなく、力尽きて倒れた。そして中からコックピットが剥き出しになってパイロットが地面に投げ出された。
「怪我をしているようですが、息はあるようです」
 グロリアが電脳魔術を使って調べ、命に支障がないことを確認した。


「合体ロボ……だと? 素晴らしい!! ワシも作ってみたい!!!」
 その光景を目に焼き付けるように見つめていた博士は、猛烈な勢いで合体ロボのイメージをメモり始めた。
「何とか、なったか……よし、油断せずに、研究所まで警戒して進むぞ!」
 もう博士のことはほったらかしにして、下士官は目的地に着くまで気を緩ませないように指示を出し、輸送部隊は無事に研究所へと走り抜けた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『新型キャバリアを開発せよ!』

POW   :    既存の性能をとことん高めた特化型キャバリアを作成

SPD   :    あれもこれも詰め込んだ超多機能キャバリアを開発

WIZ   :    誰も考えなかったような新機軸キャバリアを発明

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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●マッツィド研究所
「素晴らしいキャバリアを見せてくれてありがとう! いやー君達のキャバリアはどれも素晴らしいものだったよ! よし、せっかくうちまできたんだ。ワシの生み出した研究成果も見ていくといい!」
 ご機嫌でマッツィド博士は猟兵達に話しかけ、自慢の開発したキャバリアやその装備を披露していく。
「こっちのキャバリアは超高速飛行型でな、強化したブースターを使って空をどの機体よりも速く飛べるものになったはずなんだが、衛星からの攻撃を受けてしまうと言って誰も乗ってくれなかったんだ!」
 他にも装甲を載せ過ぎて動けないものや、軽量化し過ぎて自壊するものまで、あれこれと欠陥兵器を見せられては博士の理想と愚痴を聞かされる。
「博士、ここは機密レベルが高い場所で――」
「馬鹿もん! こやつらがいなければワシらは今頃死んどるわ! そうなったら研究もクソもあるまい!」
 下士官の言葉を遮り、博士は一喝して黙らせた。
「それに、こやつらのキャバリアは見た事のないものばかりだ! その知識を得られればワシのキャバリアはまた強くなる! くっくっく……」
 そちらが本音だとばかりに博士は満面の笑みをみせた。
「ささ、これから新しいキャバリアや装備を作るぞ! 君達の知識をワシに教えてくれたまえ! 共に最高のものを作ろうではないか!!」
 早く未知の知識を得たいと博士は気が急いてさっさと研究室に行ってしまう。

「はあ、すまない。君達の事を悪く思っている訳ではないんだが、これも職務でな。助けてもらったことは本当に感謝している。君達が戦闘不能にした賊のパイロットも、どうやら精神操作を受けて操られていただけのようでな。落ち着いたら詳しい事情を聞くことになるだろう。彼らからも君達に感謝の言葉を伝えてくれと言われたよ」
 下士官は輸送部隊を代表して猟兵達に感謝の言葉を伝え、資材の搬送の管理が残っていると忙しなく去っていった。
「おーい、まだかーーー!」
 猟兵達は博士を追い、キャバリアとそれに関連する兵機開発に参加しようと、博士に感化されたようにわくわくしながら研究室に入った。


 既にある開発済みのパーツを組み合わせたり、時間はかかるがいずれ完成するのを期待して全く新しいものを開発したり、それぞれが好みのキャバリアとその装備を作ろうと、アイデアを出して自分だけの新型キャバリア開発に取り掛かる。
リーゼロッテ・エアクラフト
…うんこの博士多分今後も懲りんな。下士官の苦労がよくわかる
そう思いつつ
情報提供しようか。
まずこっちのシールダーファランクスは防御特化のカスタムだな。
盾に新素材を使ってるくらいか…まぁ効果のほどは先の戦闘で見た限りだが

んで…もう片方は俺にもわからん。いやマジで
まぁでもこの(欠陥)兵器群にもちょっと調整すりゃ実戦レベルのやつや部品単位で見れば使えるやつあるから後方支援部隊に見させようか?



●ハート
「さあさあ、君達のキャバリアを教えてくれたまえ! そのアイデアを元に最高のキャバリアを作ろうじゃないか!」
 ワクワクした我慢できない子供のようにマッツィド博士が猟兵達を見つめる。
「……うん、この博士多分今後も懲りんな。下士官の苦労がよくわかる」
 あれだけ危険な目に遭ったというのに、全く懲りてない博士を見て、リーゼロッテは下士官の苦労を偲ぶ。
「せっかくだ、情報提供しようか」
 リーゼロッテは自分の2体のキャバリアを研究室に並べる。
「ほぉおおおおおお!」
 初めて見るキャバリアに、博士は興奮してぐるぐると周りを回るようにして全身を隈なく観察し始めた。

「まずこっちのシールダーファランクスは防御特化のカスタムだな。盾に新素材を使ってるくらいか……まぁ効果のほどは先の戦闘で見た限りだが」
「ほおほお、なるほどなるほど。防御力を高めてガチンコに撃ち合うのを想定して作ってあるな!! じゃがこのままだと機動力が足りん。ワシなら背中にブースターを積むぞ!」
 リーゼロッテの説明を聞きながら、博士は重装甲なシールダーファランクスを調べ何度も頷いて、自分ならああするこうすると改造案をぶつぶつと口から漏らしていく。それを助手たちが聞き逃さないようにメモしていた。
「余計に重量が増すと思うのだが?」
「なに、使い捨てにすればいい! 目的地に強襲する為だけの装備だ!」
 ウェイトが増えて余計に反応速度が落ちると思ったリーゼロッテの疑問に、資材を使い切ってしまう博士らしい使い方を提示した。だがなるほど一理あるとリーゼロッテは頷き、隣の機体へと視線を移す。
「んで……もう片方は……俺にもわからん。いやマジで」
「んん? わからんとな。ふーむ?」
 リーゼロッテのあやふやな説明に、博士は首を傾げてアリスキャバリアを観察する。
「たしかに、これは……動力はどうなっている。ふむ? スーパーロボットというやつか。意思を持っておるなら、ふむふむ……ハートだな!」
「ハート?」
 突然の精神論に何事かと、リーゼロッテは目をぱちくりさせた。
「その通り! こやつは熱いハートで動く! キャバリアを愛し! キャバリアと共に生きるのだ! そうすればこやつは君の力となるだろう!」
 博士はキャバリアへの愛が全てなのだと言い切った。それはまさに博士の信念ともいうべき言葉だった。
「まあ道具は使い慣れたものが良いというが……」
「そうだろうそうだろう!」
 我が意を得たりと博士が興奮気味になり、リーゼロッテはその分仰け反って頷いた。

「専用の武装はないようだな、それならワシの作った武器を使ってみるといい! こっちのBXSビームジャベリンM03なんて似合いそうだぞ! こいつは近接でもいいし、投げてもワイヤーで回収できる優れモノだ! まあ銃を持てば投げる必要などないと採用されんかったがな!」
「いやそれは遠慮……まぁでもこの(欠陥)兵器群にもちょっと調整すりゃ実戦レベルのやつや部品単位で見れば使えるやつあるから、後方支援部隊に見させようか?」
 リーゼロッテは尖り過ぎている兵器群を見てそんな提案をする。
「おおっ、ワシの兵器の良さがわかるか! やはり見る目のあるな!」
 上機嫌に博士は胸を張り、さらにあれこれとリーゼロッテがうんざりするほど話を聞きたがり、キャバリアの話を続けた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

秋月・信子
●WIZ

なんと言いますか…キャバリアの墓場みたいな場所ですね
『天才と狂気は紙一重って奴でしょ。余りにも尖らせすぎた感じなのは否めないわね』
私の影と心の中で会話しながら、研究室にお邪魔させて頂きます
『折角だし、博士のご厚意に預かりましょ。とは言っても、ピースメーカーを魔改造されるのも…そうね、設計だけでもお願いしたらどう?』
設計、ですか?
『ええ、どうやら博士の設計はポテンシャルは高いけどバランスを欠いた機体ばかり。そこに安定性があると評したピースメーカーの設計を折り込むのよ。何なら、ここの世界と別の世界の技術を融合させたハイブリッド型新世代クロムキャバリア、ピースメーカーMk-Ⅱも面白そうよね』



●ピースメーカーMk-Ⅱ
「なんと言いますか……キャバリアの墓場みたいな場所ですね」
 信子は分解されたり、作りかけで放置されたキャバリアを見渡す。動かぬバラバラのキャバリアが無造作に置かれているのはまるで墓場を連想させた。
『天才と狂気は紙一重って奴でしょ。余りにも尖らせすぎた感じなのは否めないわね』
 そんな信子に話しかける、自身の影である姉と心の中で会話しながら、乱雑にキャバリアのパーツや素材が置かれている研究室を見て回る。
「ふむふむ、さてさて他に意見はないかな! 君達のアイデアとワシの技術で最高のキャバリアを作ろうじゃないか! 改造か? 新造か? お好みにカスタムしてやるぞい!」
「は、はい……」
 もっともっと猟兵の新しい発想が欲しいとテンションの高いマッツィド博士に、信子はたじたじとなって後退する。
『折角だし、博士のご厚意に預かりましょ。とは言っても、ピースメーカーを魔改造されるのも……そうね、設計だけでもお願いしたらどう?』
「設計、ですか?」
『ええ、どうやら博士の設計はポテンシャルは高いけどバランスを欠いた機体ばかり。そこに安定性があると評したピースメーカーの設計を折り込むのよ。何なら、ここの世界と別の世界の技術を融合させたハイブリッド型新世代クロムキャバリア、ピースメーカーMk-Ⅱも面白そうよね』
「なるほど、それは良さそうです」
 二人は相談して、新たなキャバリアの設計を頼むことにする。
「私のピースメーカーの設計を元に、博士の知識で改良した新たなキャバリアの設計をしてもらえませんか」
「おおっ! それは素晴らしい! きっといいものになるぞ! いや、いいものにしてみせる! では早速!!」
 博士はピースメーカーのデータを取り、すぐさま紙や端末を使ってあれこれと計算を導き出していく。その姿はまさに天才と呼ばれてもおかしくないものだった。
『これなら良い機体を作ってもらえそうね』
「ふふふふふ……いいぞいいぞ、これをこうして……くふふ、これで機動性も上がる!」
 姉がそう声をかけたところで、自分の世界に入り込んだ博士は不気味な笑い声を上げた。
「そうですね……多分………」
 大丈夫だろうかと少々不安な気持ちになって信子は博士の背中を見つめていた。


「できたぞ!」
 がばっと顔を上げた博士が仕上げた設計を大きなモニターに映し出す。
『へぇ、見た目はピースメーカーの面影があるわね。ちょっとスマートになってるみたい』
「背中に何かついています」
 二人がそれを見て感想を言い合う。確かにベースの機体コンセプトは同じようだが、全体的にスリムアップし、背中に新たなパーツが積まれていた。
「うむ! 少々無駄な装甲があったので薄くして機動性を上げてある!」
 博士は是非聞いてくれと設計図の説明を始めた。
「背中のバックパックにはスラスターがついていて短時間ながら飛行できる推進力を持っている! だが本命はこのバックパックに繋いで強力なビーム兵器を使えることにある!」
 ドーンとさらに博士は大きな銃器の実物を見せた。
「BS-SビームバズーカX103だ! 強力な収束弾と範囲の広い拡散弾との切り替えができる!」
 博士はキャバリアの右肩に接続して使用する完成予想図を表示した。
「こいつは強力だが、いかんせんエネルギーを食い過ぎる。長時間運用には向いとらんので軍に正式採用はされなんだ。だがまあ君らなら上手く使える!」
 根拠のない自信で博士は猟兵ならいけると言い切った。
『確かに猟兵の作戦は短期決戦が多いから案外使えるかもしれないわね』
「そうですね、使い道はありそうです。博士ありがとうございます」
「そりゃこっちの台詞だとも! 君らのお蔭でワシの創作意欲はうなぎ登りだよ!」
 ピースメーカーMk-Ⅱの設計図を見た信子の感謝の言葉を聞いて、博士は満面の笑みを浮かべた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

霧島・絶奈
◆心情
生身で闘う方が好みですが…
折角の機会ですしキャバリアに触れてみましょう

◆行動
バルモア・グレンブレア殿をお誘いします

お久し振りです
バルモア殿はどの様なキャバリアが好みでしょうか?
貴殿の経験や嗜好から具体化されるキャバリアがどういった物なのか…とても興味があります
そう言った物に現れる個性は、その人物を良く表していると思いますので…

因みに私は、整備や補給を考えるとワンオフ機よりは量産機の方が好みではあります
尤も「データリンクによって経験を共有し、自動で最適な進化を果たす汎用機」等と言う代物
天文学的な予算が無ければ実現不可能でしょうけれど…
先の話でいえば私は「夢見がち」だと言えるのかもしれません



●理想の機体
「生身で闘う方が好みですが……折角の機会ですしキャバリアに触れてみましょう」
 絶奈はこの世界特有の兵器の知見を得てみようと、研究所を見て回ことにする。
「これは壮観だな。いやはや、キャバリアとは凄い兵器を作ったものだ」
 そこへ招待されて様子を見に来たバルモアが合流して、驚いた顔でキャバリアを見上げた。
「お久し振りです」
「そういえば、こうしてゆっくり喋るのは久しぶりだな。お疲れ様、無事任務が終わったようで良かった。今日は興味深い研究所に呼んでもらえて嬉しいよ」
 互いに柔らかな笑みを浮かべて挨拶を交わし、共に並んでキャバリアを見上げる。
「バルモア殿はどの様なキャバリアが好みでしょうか? 貴殿の経験や嗜好から具体化されるキャバリアがどういった物なのか……とても興味があります」
 絶奈はバルモアに目線を落とし、微笑みながら尋ねる。
「そう言った物に現れる個性は、その人物を良く表していると思いますので……」
「ふむ、私の好みか………」
 その人となりを知りたいと思う質問に、バルモアは髭を撫でつつ自分好みのキャバリアを思案する。
「因みに私は、整備や補給を考えるとワンオフ機よりは量産機の方が好みではあります」
 先に絶奈は自分好みのキャバリアを語る。個性的な専用機よりも、実用性に優れる量産機が好みに合っていた。
「尤も私の求めるのは『データリンクによって経験を共有し、自動で最適な進化を果たす汎用機』等と言う代物です」
 その量産機の理想的な形態を想像して夢を膨らませる。量産機の得た無数のデータをフィードバックし、自ら進化するなどという浪漫溢れる機体を思い描く。
「ほう、自己進化か。私も耐久力に優れ、戦場で安心して使える堅牢な量産型が好みだが、その先までは考えていなかったな」
 実用的な量産型が好みというところまでは一緒だが、そこで満足して思考を止めたバルモアと、その先まで理想を求めて考えた絶奈の違いが出ていた。
「天文学的な予算が無ければ実現不可能でしょうけれど……先の話でいえば私は『夢見がち』だと言えるのかもしれません」
「ふっふっ、では私は『堅物』となるかもしれんな」
 ロマンチストとリアリストが顔を合わせて面白そうに笑い合い、互いのキャバリアに求める武装からさまざまな好みの話で盛り上がる。


「なんと……! そんなアプローチがあったか!」
 そんな二人の会話を偶然キャバリアの陰で聞き取ったマッツィド博士が、天啓を受けたように天井を見上げていた。
「データリンクシステムを今から量産機に取りつけるには……外付けのレーダーを改造してつけるか。データの共有はこれで賄えるはず。しかし進化はどうする……ナノクラスタ装甲を改造すれば可能か? いや、難しい……修理装置でも無理か………むぅううう」
 あっちこっちに歩き回る博士は思考に没頭し、新たなキャバリアの可能性に挑戦していた。
「いや、作れる! ワシなら作れるはずだ!」
 無理という言葉は自分の辞書には無いと、博士は鬼気迫る様子で量産機を進化させる魔改造ユニットの作成に取り掛かった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ベリザリオ・ルナセルウス
【白と黒】
●目的
博士は新開発以外にも興味を示してくれるだろうか?
初めてGratiaに乗って戦ったがオーラを展開する時魔力の流れが不安定だった
私は魔力を多用するから何とかしたいな

●行動
古代魔法帝国があったのだから今でも魔法は存在する
新たな技術開発も大事だが古代の失われた技術を復活させて併用できればより多様なキャバリアができると説得してみよう
どうもGratiaも古代魔法産を思わせる所があるし

織久がキャバリアに乗らないのは直接戦えない事が不満なのかと思ってたけど、怨念の炎で蝕んでしまうせいもあったのか…
それにしても随分勉強したんだね
…うん、そうだね。戦うために必要だからか。まあ分かってたよ


西院鬼・織久
【白と黒】
ベリザリオがキャバリアに乗るのは意外でした
機械の扱いに慣れていなくとも使えるとは、不思議な物です
キャバリアのような敵と戦ったのは我等の中では俺のみ
出来る限り情報を集め今後に活かさねば

【行動】
博士の自慢話や失敗談などから知識を吸収する
今まで戦って来た敵キャバリアの事を記録してあるのだと備忘録を見せ、開発の足しになればと言う
狙いは敵キャバリアを博士の目で見てもらい、性能などの解説を聞いて知識を増やす事

織久自身は怨念の炎(呪詛+焼却+生命吸収)をキャバリアに乗って使おうとすると内部から破壊してしまうためキャバリアが使えない
闇器にも自身にも血肉を直接取り込めない戦いはしたくないのもある



●キャバリア語り
「博士は新開発以外にも興味を示してくれるだろうか?」
 ベリザリオは手に入れて初戦闘を終えたばかりのGratiaに視線を向ける。
「初めてGratiaに乗って戦ったが、オーラを展開する時魔力の流れが不安定だった。私は魔力を多用するから何とかしたいな」
 相談してみようと、うんうんと唸って考え込んでいる博士に話しかけた。
「博士、私のキャバリアについて相談があるのですが、少しいいでしょうか」
「んん? ああ……構わんよ。こっちは煮詰まっとるんでな、気分転換に違う方向に思考を走らせてみれば何かアイデアが浮かぶかもしれん」
 ベリザリオの方へと顔を向けた博士は、次はどんな知識が得られるだろうかと貪欲な探求心で話を聞いた。

「私は魔力をキャバリアに流すのですが、その流れが悪いのです」
「魔力……なるほど! 君らのキャバリアの性能が高いのはそういった理由もあるのか!」
 ベリザリオの言葉に、博士は納得したように大きく頷いた。
「しかし魔力かぁ……んーむ、ワシの専攻から大きく外れとるなぁ……」
「新たな技術開発も大事ですが、古代の失われた技術を復活させて併用できればより多様なキャバリアができるはずです」
 頭を傾げる博士に、ベリザリオは違う技術体系へのアプローチは今後の為になると説得する。
「確かに! その通りだ! 畑違いであろうとも、新たな知識をワシのものにすればよいだけだな!」
 老人とは思えぬ若々しい探求心で博士は目を輝かせた。
「魔力もエネルギーには違いない、キャバリアもまた生き物と同じ、血管のように循環させて動くのだ――」
 ぶつぶつと独り言を呟きながら博士はGratiaを調べ始める。

「ベリザリオがキャバリアに乗るのは意外でした」
 そんな様子を織久は近くで大人しく眺めていた。
「機械の扱いに慣れていなくとも使えるとは、不思議な物です」
 手に入れたばかりのキャバリアで戦っていたベリザリオを思い返し、織久はGratiaを奇異な目で見つめた。
「キャバリアのような敵と戦ったのは我等の中では俺のみ。出来る限り情報を集め今後に活かさねば」
 新たな敵との戦い方を己が確立しなければと、織久は自分の後にも続く我等の為にも情報収集を始める。


「よし、少しばかり回路を見直して手直しできる部分はやっておいた。これで多少魔力とやらの流れも良くなるはずだ!」
「ありがとうございます」
 あれこれと博士がメカニック達を走り回らせて作業を終えると、ベリザリオが一礼して感謝を伝える。
「応急処置のようなものだがな。根本的にそれよりも大事なのはハートだ! このキャバリアは意思を持っておる! 故にハートを合わせる事が何より重要だ!」
「は、ハートですか?」
 博士からの思わぬ言葉にベリザリオは困惑したように眉を寄せる。
「何の事はない、キャバリアは安く作れればいいとか抜かす、気の合わん奴と一緒に仕事をしても上手くいかんだろう? それと同じことだ。理想やキャバリアへの愛を同じくする者となら仕事も上手くいく。キャバリアとハートを合わせシンクロ率を上げれば、魔力とやらの流れもぐっと良くなるとも!!」
 博士はぐちぐちと自分の仕事に口出ししてくる国のお偉いさんへの愚痴を垂れ流しつつ、ベリザリオに向けて意志あるキャバリアの乗り方をアドバイスした。
「Gratiaと心を合わせる、か……」
 そんな事は考えてもみなかったとベリザリオはGratiaを見上げる。Gratiaもまたじっとベリザリオを見ている気がした。

「ワシも若い頃はまだまだキャバリアへのハートが足りずに――」
 博士が得意げに自慢話や失敗談を続け、織久は真剣な表情でそれらの知識を聞き逃さず我がものにせんと聞き入る。
「今まで戦って来た敵キャバリアの事を記録してあります。これを元に解説を願えないでしょうか」
「おおっ!! それは是非とも見せてくれたまえ!」
 織久の差し出す戦闘記録に博士が飛びつき、食い入るように映像に見入った。
「なるほどなるほど……こんなキャバリアが、世界は広いな! これの解説だったか、ふむ、このキャバリアは――」
 その映像から得た情報からキャバリアの特徴を読み取り、博士は長所や短所、それに対する対処法までも説明していった。突飛なものから堅実なものまで、博士の話は止まることなく続く。織久は相槌を打ち、時折質問を加えてさらに話を加速させる。
「そういえば、君はキャバリアに乗っていなかったようだが、専用のキャバリアを作ってみたくはないかね!」
 博士は君なら近接タイプのキャバリアがお勧めだと織久にいろいろなデータを見せる。
「残念ながら、俺は自らが発する怨念の炎でキャバリアを破壊させてしまい、扱う事ができません」
 織久が首を横に振ってキャバリアに乗れない事を説明して、黒い炎を出して見せる。
「織久がキャバリアに乗らないのは直接戦えない事が不満なのかと思ってたけど、怨念の炎で蝕んでしまうせいもあったのか……」
 そんな言葉にベリザリオが驚いた顔を見せる。
「それに、闇器にも自身にも血肉を直接取り込めない戦いはしたくないのもあります」
 そして続く織久の言葉にああやっぱりと、ベリザリオは納得の表情を見せた。
「炎、炎か……自己再生型……それでも操縦に問題が出るか……脳波コントロールで……先の戦ったドラゴンキャバリアのように再生できれば……」
 博士のチャレンジ精神に火が点き、内部を燃やされても動くキャバリアの設計を考え始める。
「それにしても随分勉強したんだね……」
「ええ、これから現れるキャバリアとの戦いに必要ですから」
「うん、そうだね。戦うために必要だからか。まあ分かってたよ」
 いつもと違う勤勉な態度も戦いの為だと告げる織久に、やはりいつもと変わらないと、ベリザリオは自分もこれからも変わらず心配していくのだろうと額に手を当てた。しかしその目はどこか優しく見守るようだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

グロリア・グルッグ
ひとのラボで研究開発できるのって素敵ですよね。
特に自分の懐が痛まないので何でもできるのがグッド!
下士官の人たちの胃をきりきりさせながら研究するぞ~。

隠しきれないWIZあふれる行動をします
「ぴっかぴかの金ぴかのキャバリアって…カッコいいと思いません?」

戦場で派手に目立つ! 敵の目を引く! 活躍して目立つ! カッコいい!
エース級の機体はやっぱり派手で目立つ方がいいんですよ(趣味)
そういう説もあったりなかったりするので、カラーリングにこだわって機体を組んでみましょうよハカセ!
どうせなら悪趣味なくらい金メッキをべったべたに塗って、宇宙で一番悪目立ちするくらいのゴールデンなキャバリアを目指しましょう!



●ゴールドキャバリア
「ひとのラボで研究開発できるのって素敵ですよね。特に自分の懐が痛まないので何でもできるのがグッド!」
 好きに資材が使えるとグロリアは博士に負けぬくらい目を輝かせて、施設を見物する。
「下士官の人たちの胃をきりきりさせながら研究するぞ~」
 そんな下士官が聞いたら胃の痛くなるような宣言と共に、早速博士に話しかけた。
「ハカセハカセ! ぴっかぴかの金ぴかのキャバリアって……カッコいいと思いません?」
「金ぴか……それはカッコいいな!!」
 グロリアのそんな言葉に、博士は脳裏に輝くキャバリアをイメージして賛同した。
「戦場で派手に目立つ! 敵の目を引く! 活躍して目立つ! カッコいい! エース級の機体はやっぱり派手で目立つ方がいいんですよ」
 趣味丸出しの意見を、さも一般論のようにグロリアが吹き込む。
「そういう説もあったりなかったりするので、カラーリングにこだわって機体を組んでみましょうよハカセ!」
「なるほど、カラーリングか……今までそういったヴィジュアル方面にこだわったことはなかったな。なるほどなるほど、それは盲点だった!」
 あっさりとグロリアの話術に騙され、博士はノリノリでカラーリングを考え始める。
「どうせなら悪趣味なくらい金メッキをべったべたに塗って、宇宙で一番悪目立ちするくらいのゴールデンなキャバリアを目指しましょう!」
「おうとも! やるなら一番を目指さなくてはな! 最高のゴールドを生み出してみせよう!」
 二人は完全に悪ノリの勢いで、キャバリアの装甲にさまざまな塗料を試し、最も目立つゴールドを探す。

「くふふふ、やはり派手にするなら色は長持ちせねばらなん。攻撃を受けた程度で剥げるのでは目立てん!」
 金色のナノクラスタ装甲にして、傷付いてもゴールドの輝きを失わないように再生能力を持たせる。
「流石ハカセ! それならエネルギーインゴットで光らせるのはどうでしょう!」
「いいぞ! 採用だ!!」
 それを盛り上げるようにグロリアが合いの手を入れるように新しいアイデアを出した。博士と助手のように二人はどんどんとアイデアを出していく。
「博士、またこんな無駄なことを……持ってきたばかりの資材が無くなってしまいますよ!」
 そこへ搬入を粗方終えた下士官がやってきて、博士の暴走を見とがめる。
「次に物資が足りないなんて言ったら、上から嫌味を言われますよ、程々にしてください!」
「……この爺……」
 資材の無駄遣いに文句を言う下士官に、博士はぼそりと呟いた。
「うぐっ!?」
「あー、なんだったかなー、黙ってろ爺……だったかなー?」
「き、聞こえていたのですか……」
「いやぁ、どうだろうか、戦場でのことだったし聞き間違いかもしれんなー?」
「は、博士、研究……頑張ってください………」
 戦場での下士官の暴言を盾にして黙らせ、博士は笑みを浮かべてゴールドキャバリア作成に没頭する。
「軍曹! 大丈夫ですか! 胃薬です!」
 よろよろと胃を押さえて立ち去る下士官に部下が薬を差し出した。
「お大事にー」
 少々申し訳なく思いながらグロリアがその背に声をかけ、すぐに作業に戻った。


「できた! 完成したぞー! その名も『デラックスゴールド』だ!」
 組み立てられたのは、目が痛いとばかりにキラキラのゴールド装甲を纏った派手なキャバリアだった。
「ハカセ! カッコいいのができましたね!」
 グロリアは予想よりも派手に仕上がったキャバリアに興奮する。
「だろうだろう! だがまだこれだけではない! ハイパー化スイッチオン!」
「了解ですハカセ!!」
 博士の合図でグロリアがスイッチを押すと、キャバリアの体中の装甲がスライドしてエネルギーインゴットが姿を露わにする。インゴットが輝き、その光を反射してゴールド装甲が眩く輝いた。
「これが『ハイパーデラックスゴールド』だ! くははははは! 眩しかろう! これほど目立つキャバリアが今まで存在しただろうか!」
「否です! これほど派手なキャバリアは地上どころか宇宙にも存在していません!」
 ノリノリで博士とグロリアはギラギラに輝くキャバリアを絶賛する。恐ろしいことに派手なだけでなく、ハイパー化するとごく短時間であるが操作が困難になるほどパワーが向上し、凝りに凝った装甲も過剰なエネルギー供給によって高い再生能力を発揮し強固な防御性能を得てしまっていた。
「ああ……あれで一体量産機何機分の予算を……うっ胃が……」
 下士官はきりきりする胃を押さえて、上司になんと報告しようかと頭を痛めていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

愛久山・清綱
ふむむ、キャバリアの開発か。
どれ、俺も参加してもいいだろうか?

■行
【WIZ】
『複雑な技を使える』キャバリアはどうだろう?
武術のモーションを撮り、キャバリアに再現させみよう。

早速棒状のものを手にモーション撮影。
読みにくい【フェイント】を絡んだ技や、【残像】を伴う高速の
剣技等、『キャバリア離れ』した技の数々を読み込ませる。
十分撮れたらいざテスト。

(テスト開始、序盤は順調。だが終盤でWARNING!!)
むむ、異常発生?何がどうなって……あ。
そうか、動きが複雑すぎて読み取れていないのか。

構想は易し、実現は難し。発明とは難しい。
だが、そうした苦難の積み重ねが成功への道標となる……

※アドリブ歓迎・不採用可



●ソードマンキャバリア
「ふぅ、なかなかよいものが作れた」
「ふむむ、キャバリアの開発か。どれ、俺も参加してもいいだろうか?」
 皆がわいわいとキャバリア開発を楽しそうにやっているのを見て、清綱も参加してみようと少しワクワクしながら博士に話しかける。
「もちろんだとも! 次は君のアイデアを教えてもらえるのだね!」
 博士が笑顔で次はどんな新たなキャバリアが作れるだろうかと喜びアイデアを聞く。
「『複雑な技を使える』キャバリアはどうだろう? 武術のモーションを撮り、キャバリアに再現させみるというのは可能かな」
「ほほう! 武術か! ふーむむ、その発想は研究者からは生まれぬものだな!」
 武術などと全く縁のない博士は、面白いと何度も頷いて撮影機具を用意させた。
「準備はできたぞ!」
「では早速始めよう」
 清綱が手頃な鉄パイプを拾い上げ、己が剣術の型を演じる。
「ほ~……ワシは門外漢だが、それでも凄いと思ってしまうなぁ」
 その姿を博士は感心したように眺め、撮影されたデータをどうキャバリアに反映させるかを考え始める。
 清綱は型から実戦向けの動きに変えていく。攻撃の機を読みにくいフェイント技からの派生や、残像を伴う高速の剣技。キャバリア離れした数々の難度の高い技を披露してデータにしていく。

「こんなものでござる」
 一通り見せた清綱が残心して鉄パイプを置いた。
「これを再現できれば近接最強のキャバリアになるぞ! ソードマン型キャバリアと型番を名付けておこう!」
 博士はご機嫌に収集したデータを試作キャバリアに読み込ませ、早速実演させてみせる。
 鉄棒を持ったキャバリアが動き出し、映像通りの型を披露してみせる。
「上手くいっているようでござるな」
 その様子を清綱はなかなか上手いと眺め、己の技を模倣できているかを確認する。 しかしフェイント技を終え、残像に入るとキャバリアがふらふらし始め、とうとう足をもつれさせるように転倒してしまった。
「何故だ! 途中までは完璧だったのに!」
 髪を掻きむしった博士がデータを洗い出す。
「むむ、異常発生? 何がどうなって……あ。そうか、動きが複雑すぎて読み取れていないのか」
 そこで清綱は原因に気付いた。武術は微妙な重心移動や柔軟性を必要とする。人の稼働領域よりも機械のそれは狭いのだ。清綱が容易くやっているように見えるそれも、キャバリアが行うと非常に高度で精密な動作の連動が必要となっていた。
「映像通りに機体が動いとらん! バランサーの問題か? いやそれとも関節部の可動域の問題か……専用の機体を用意しなくては無理か。なら取れるだけのデータを取って新しい機体の必要スペックを割り出さねばならんな。設定を変えてデータを取るぞぉー!」
 博士がメカニックに指示を飛ばし、キャバリアのバランサーを調整し関節部をあれこれ弄り回す。
「構想は易し、実現は難し。発明とは難しい。だが、そうした苦難の積み重ねが成功への道標となる……」
 清綱はもう一度動き始めるキャバリアを見上げ、剣士型キャバリアの完成は時間が掛かりそうだと、実際の剣術の習得と同じで一朝一夕にはいかぬキャバリアの修行風景をのんびりと見物した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

疋田・菊月
いやー、災難でしたねー。
私もキャバリアを用いた実戦は初めてでしたが、生身とはまた違った怖さが……
まぁまぁ、お茶でも飲んでゆっくり聞いてくださいよ。えへへ
ははあ、いろいろ作ってしまったんですねぇ
しかしながら、どれも一長一短。あれもこれもとは、なかなかいかぬものです
やっぱり、土台をしっかりと作り込んでこその、拡張性だと思うのですよ
というわけで、機体の改造というよりかは、もっと操作しやすくしたいのですが、ええと……
などと、キャバリア乗りとしては極めて常識的な改造をお願いしてみますが、どうでしょうかねー。
あ、あと、カミオさんにヘルメット作ってくれませんか?
中で頭ぶつけるとうるさいんですよ。



●簡易操縦
「いやー、災難でしたねー」
 菊月が気さくにキャバリアの動作テストをする博士に話しかけ、良い香りのするお茶を差し出した。
「私もキャバリアを用いた実戦は初めてでしたが、生身とはまた違った怖さが……まぁまぁ、お茶でも飲んでゆっくり聞いてくださいよ。えへへ」
「おおっ、これはありがとう。ちょうど喉が渇いていたところだ」
 博士はお茶を受け取り、ずっと夢中で喋り詰めていた事を思い出し、ゆっくりと茶を味わった。
「ははあ、いろいろ作ってしまったんですねぇ。しかしながら、どれも一長一短。あれもこれもとは、なかなかいかぬものです」
「確かにその通り。だがなかなか上手くいかないからこそキャバリア作りは面白いのだ!」
 あれこれと放置されている失敗作を見渡す菊月に、上手くいかぬのも成功への一歩だと博士は快活に笑う。どれだけ失敗しようとも全く悪びれない態度だった。
「大物ですねー。でもやっぱり、土台をしっかりと作り込んでこその、拡張性だと思うのですよ。というわけで、機体の改造というよりかは、もっと操作しやすくしたいのですが、ええと……」
「なるほど! つまり操作を簡単にしたいということだな! ワシに任せなさい!」
 ぐいっと茶を飲み干した博士は、シュタインバウアーmk-2の方へと向かっていった。
「キャバリア乗りとしては極めて常識的な改造をお願いしてみましたが、どうでしょうかねー」
 菊月が問いかけると、カミオさんが何とも不安そうに首を傾げて博士の背中を見つめた。
「あ、あと、カミオさんにヘルメット作ってくれませんか? 中で頭ぶつけるとうるさいんですよ」
「おおぅ、その鳥のヘルメットだな! 任せなさい! しかし鳥なのにキャバリアに乗るのか! 是非とも調べてみたいなぁ!」
 興味津々な目で博士がカミオさんに視線を向けると、カミオさんはぞぞっと羽を逆立てて菊月を盾にするように背中に隠れた。
「期待して待っとれー!」
 博士は鼻歌混じりに作業を始め、あれこれとキャバリアを弄り始めた。


「お茶が美味しいですねー」
「完成したぞーー!!」
 菊月が座ってのんびりとお茶をしていると、博士の大声が響いた。
「今行きますねー」
 呼ばれて菊月が肩にカミオさんを乗せて向かうと、シュタインバウアーmk-2の前で博士が待ち構えていた。
「あまり見た目が変わったようには見えませんが……」
「くふふふふっ! 物は試しだ、乗ってみたまえ! それとこれが鳥用のヘルメットだ!」
 博士に勧められるまま菊月はカミオさんにヘルメットを被せて機体に乗る。
「ええと前進……あれ、動きませんねー」
「その鳥に前進させるように言ってみるといい!」
「? カミオさん前進させてください」
 操縦桿を握ってもロックされていて動かないので首を傾げていた菊月が、博士の指示通りにカミオさんに告げると、被ったヘルメットが稼働して光のラインが走り、キャバリアが前に踏み出した。
「どうだ! ワイズマンユニットを改造し、その鳥をAI代わりに利用できるようにした『バードコミュシステム』だ! 脳波コントロールなら思っただけで操縦できる! しかも鳥が操縦してくれる! これほど簡単な操縦はあるまい!」
「いやー、マッドサイエンティストですねー」
 鳥に操縦させようという発想に菊月は目をぱちくりさせ、カミオさんに視線を向けた。カミオさんはめちゃんこ面白いとキャバリアを動かし、ご機嫌に翼を広げた。


●眠らぬ研究所
「なに!? もう帰ってしまうのか!」
「博士、彼らにも都合がありますから」
 猟兵が帰ると告げると博士が引き留めようとして、それを下士官が抑える。
「まだまだ聞きたいことはあったのだが――仕方あるまい。君らのお蔭で次々とアイデアが湧いてくるのだ! ワシはこれから研究所に籠もるぞ! 是非また遊びにきなさい! その時にはもっともっとキャバリアについて語り合おう! ワシも新たなキャバリアを作って披露するぞ!」
 ご機嫌の博士は創作意欲の湧くままに、猟兵からアイデアを貰った自己進化型量産キャバリアと、再生型キャバリア、ソードマン型キャバリア作成に没頭し始める。
「今回は本当に助かった。諸君は我々の命の恩人だ。それにあんなに機嫌の良い博士は久しぶりだよ。機会があればまた会おう」
 下士官に見送られ、猟兵達はそれぞれ何かしらの収穫を得て研究所を出る。外は既に真っ暗で時間を忘れてキャバリア開発に関わっていたのだと気付く。そんな暗闇の中でも研究所だけは、博士の熱意を表わすように眩しいくらいに明るかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年12月18日


挿絵イラスト