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Bust the Buster until Ban

#キマイラフューチャー #猟書家の侵攻 #猟書家 #ミズ・ルチレイテッド #バーチャルキャラクター

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#バーチャルキャラクター


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「やっほー! みんなー、こんにちはー♪ 波寿羅・りらでーっす♪」
 キマイラフューチャーの街角、正面に浮かべた撮影ドローンのカメラに向けて明るい笑顔で手を振る少女が一人。巫女装束っぽい衣装――露出が高い上にところどころサイバーっぽいアレンジが入っているが――を纏った彼女、どうやら生放送の最中のようで。
 彼女の名は波寿羅・りら。このキマイラフューチャーにて様々な動画やライヴ放送を配信しているバーチャルキャラクターである。
「今日の『ぱじゅりら☆ちゃんねる』は、ここのでっかいゲームセンターで色んなゲームを遊び倒したいと思いますっ!」
 ばっと広げた腕で示した先には、やたらと高い高層ビル。入口周辺のモニュメントやらポスターやらを見るに、確かにゲームセンターっぽい雰囲気ではある。
 だが、そうして放送に夢中になっている彼女は気付いていなかった。己に迫る、異様な影の存在に。
「それじゃー早速中へ――きゃー!?」
 意気揚々とゲームセンターへ入ろうとした彼女、その横合いから突っ込んできた黒い影!
「にゃははは、捕まえたにゃ!」
 為す術もなく押し倒されたりら、その腰に馬乗るのは、褐色のむちむちボディに青い猫耳尻尾を生やした女。その豊満な身体は惜しげもなく晒け出され、局部を星型のニプレスで隠しただけというあられもない姿だ。
「この番組は、うしねこが――『豚房流爪術士』子豚・うしねこが乗っ取ったのにゃ!」
 カメラへ向かって意気揚々と宣言してみせる女――子豚・うしねこ。豚なのか牛なのか猫なのかはっきりしろ、という突っ込みは彼女には届かない。
「え、ちょ、何なのあんたー!? あたしの番組乗っ取るとかどういうことー!?」
 うしねこの身体の下でもがき抵抗するりら、だが抑え込むその力は彼女では到底振りほどけない程に強く、脱出は果たせそうもない。
「お前はこれから、このゲームセンターの屋上で待機してるミズ・ルチレイテッド様の船で改造手術を受け、うしねこの助手のスペース怪人として生まれ変わるのにゃ! そして歌の力で洗脳電波を飛ばして、この世界を征服する手伝いをしてもらうのにゃ」
 やけに具体的に己の狙いを説明してみせるうしねこ。だが無論、りらにとっては堪ったものではない。
「そんなのお断りだよー! ええい、離して、離せー!」
 せめてもの足掻きとじたばた暴れるりら、しかし爆乳怪人はそんな彼女を軽々と肩に抱え上げ。
「──うしねこチャンネル、バーチャルアイドル洗脳改造の回! はじまりはじまりにゃー!」
 尚も撮影を続けるドローンのカメラに、堂々宣言してみせたのである。



「バーチャル美少女洗脳改造というものには些か興味がございますが、それはさておき」
 グリモア猟兵、プフェルトラム・メーベルナッハ(千夜の踊り手・f00012)、通称プッフィ。予知を語った最後に本音が漏れた。
「此度皆様にお願い致しますのは、このバーチャルキャラクターの女性の救出、並びに彼女を拐かそうとしている怪人と、その黒幕たる猟書家『ミズ・ルチレイテッド』の撃破になります」
 このミズ・ルチレイテッド、バーチャルキャラクター達の見目の美しさに着目し、彼らを洗脳改造することでキマイラフューチャーの人々に洗脳支配を広げる為の手駒と変え、以て世界征服を進めようとしているらしい。勿論、そのようなことを許すわけにはいかない。
「何より、このまま放送を許せば、最悪りら様のアカウントが凍結されてしまう可能性もありますので」
 彼女と共にそのアカウントも守らなければならない。ある意味キマイラフューチャーらしい事態ではある。
「今から行きますれば、りら様が襲われる寸前のところで救援が間に合う筈です。そのまま、怪人を打倒し、りら様の安全を確保してくださいませ」
 この怪人はミズ・ルチレイテッドの手により『スペース改造』を受け、肉体に宇宙っぽいモチーフ──といっても星型ニプレスぐらいだが──を生やし、その戦闘力を高めている。勿論強いので、油断なく当たるべきであろう。
 尚、りらは猟兵達の戦いを応援するべくその場に残る。彼女は戦闘能力こそ無いが、その応援は猟兵達にとっても力になるはずだ。

「怪人を打倒致しましたら、ゲームセンターの屋上よりミズ・ルチレイテッドの船に突入、彼女の打倒をお願い致します」
 彼女はルチルクォーツのクリスタリアン。その宝石の力を以て攻撃や防御を行う。その力は非常に高いが、猟兵達ならば敵わぬ相手ではない。
「また、りら様が引き続き皆様を応援するべく、自身の生放送に用いるドローンを同行させて下さいます。これに向けてアピールをなされれば、返ってくる声援が皆様の力となりましょうかと」
 元より猟兵達はキマイラフューチャーの誰もが知るヒーローだ。りらも他の人々も、全力で応援してくれることだろう。

「キング・ブレインの企む怪人連合による世界征服、その野望を打ち砕く為に。皆様、どうぞ宜しくお願い致しますね」
 改めて猟兵達に願いつつ、プッフィはグリモアを起動。
 猟兵達をかの世界へと送り出してゆく。


五条新一郎
 バ美肉ならぬバ美脳。
 五条です。

 今回はかなり久々のキマイラフューチャーにてのシナリオ。
 バーチャルキャラクターの美少女を洗脳の危機から救い、その黒幕たる猟書家を打倒致しましょう。

●このシナリオについて
 このシナリオは全二章構成となります。

●目的
 バーチャルキャラクター『波寿羅・りら』の救出。
 スペース怪人『豚房流爪術士『子豚・うしねこ』』及び猟書家『ミズ・ルチレイテッド』の撃破。

●戦場
 第一章はキマイラフューチャー某所にある大型ゲームセンター。色々なゲームの筐体が並んでおり、やや入り組んでます。
 第二章はミズ・ルチレイテッドの乗艦である漿船内部。割と空間は広いです。

●プレイングについて
 第一章はOP公開直後から、第二章は章移行後断章を投稿しますのでそれ以降からプレイングを受け付けます。
 受付状況はタグにてご案内します。
「りらの応援を受ける」ことでプレイングボーナスが得られます。彼女にカッコいいとこアピールすると良いと思います。
 第二章ではりら本人は同行しませんが、彼女のライヴ放送用ドローンがついて行きますので、これに向かってアピールすればOKです。

●NPC
『波寿羅・りら』(ぱじゅら・─)
 バーチャルキャラクターの少女。基本的にテンション高め。
 動画配信や音楽イベントへの参加などで活動している模様。
 因みに拙作「Holynight,LonelyFight」第三章のダンスフェスの司会をやってたのも彼女です。

 それでは、皆様のカッコいいプレイングお待ちしております。
201




第1章 ボス戦 『豚房流爪術士『子豚・うしねこ』』

POW   :    豚房流爪術・にゃいんらいぶす!意味は知らないにゃ
自身の【肉体(特に乳)を映す配信用カメラのレンズ】が輝く間、【手足乳の爪それぞれ】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
SPD   :    豚房流爪術・大サービス!また次のアカウントでにゃ
【胸の爪が変形展開しフルオープン、攻撃形態】に変形し、自身の【アカウントが配信終了後多分BANされるの】を代償に、自身の【乳の攻撃力とリーチ、及び瞬間的な視聴者数】を強化する。
WIZ   :    豚房流爪術・おっぱい揺らしてぴょんぴょんするにゃ
空中をレベル回まで蹴ってジャンプできる。

イラスト:すねいる

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠子豚・オーロラです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
確かにこの世界らしい事件ですが。
まずは急ぎませんと。

『FAS』により飛行、『光の結界』を展開し【耀衣舞】を発動、[結界術]で強化しますねぇ。
そして、りらさんが餌食になる前に『光速突進』、子豚さんを吹き飛ばして引き離し、りらさんの周囲に『FMS』のバリアを展開して保護すると共に、猟兵の到着と『光を纏っての交戦』を見せアピールしましょう。
子豚さんの攻撃強化は『爪』による物、空中での機動に『光速突進』の応用による『光速回避』、『FGS』の重力操作による『跳躍への制限』を重ねれば、対処可能ですぅ。
後は、残る『F●S』のエネルギーを結界に供給、『光速突撃』を繰返して叩きますねぇ。


鳳凰院・ひりょ
アドリブ歓迎
WIZ

ぶっ、ま、またあいつか…
以前に戦った時も異様に目に毒だったんだが…(冷や汗
りらさんの応援を受けつつ、そんな【精神攻撃】にも負けず戦い抜くぞ!
美少女に応援されたらテンション上がるしね!

相手が跳躍し始めたら素早く周囲へ護符を設置、範囲は大きめの方がいいかも
りらさんが巻き込まれないようにだけ、注意しよう

そのうえで飛翔衣を纏い自分も空中へ!いや、相手よりもっと上へ!
空中ジャンプで上に逃れたつもりだろうが、上には上がいるんだよっ!
【オーラ防御】を纏わせた両手を相手に向けて振り下ろし【吹き飛ばし】攻撃で護符に囲まれた区画へ叩き落とす

今だ!
UCで【破魔】付与の大火球を生成し敵に叩きつける



「それじゃー早速中へ――きゃー!?」
「うにゃあぁぁぁぁ!?」
 ゲームセンター前にて生放送中のバーチャルキャラクター、波寿羅・りら。早速ゲームセンターに入ろうとしたその時。横合いから吹っ飛んできた青い人影を目にして思わず悲鳴を上げた。
 そしてその人影――子豚・うしねこも、吹っ飛びながら猫めいた悲鳴を上げる。が、何とか姿勢を立て直して着地。己が元居た方向を睨み据える。
「何者にゃ! うしねこの計画を邪魔する不届きなヤツは!」
 誰何の声に応えるかのように、現れ出るは二つの人影。緑の黒髪の美少女と、誠実そうな顔立ちの青年だ。
「それは勿論、猟兵ですよぉ」
 黒髪の少女、夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)が緩やかな声音で、然し確たる意志を以て告げる。その身は光を帯びたる結界に囲まれ、如何にも超常の力揮う様。更に。
「りょ、猟兵さん!? ……って、これは……」
 猟兵が助けに来てくれた、と、喜びと驚きの入り混じった反応を見せるりら。そこで己の周囲に浮遊する銀盤に気付き、不思議そうにそれらを見る。
「りらさんの身を守る防御結界ですよぉ。その中にいれば、そう簡単に捕まったりはしないはずですぅ」
 るこるの返答通り、銀盤を頂点としてりらの身を囲むかのように多面体型のバリアが展開されている。これも光を帯びてキラキラしている。とても頼もしい、と感じるりらであったとか。
「ああ、君の人格を蹂躙するような洗脳改造など、絶対にやらせはしな――ぶっ!?」
 今一人の青年――鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)も、りらを守りきる意志を表してみせつつ、うしねこの方へと視線を向け――徐に、驚きで噴き出した。
(……ま、またあいつか……!!)
 ひりょの頬を冷や汗が流れる。というのも彼、以前に別個体のうしねこと交戦した経験があるのだ。慎みという言葉を投げ捨てたかのような装いで動き回る姿、大変に目の毒であったという記憶がはっきり残っている。
「……んん? お兄さん、うしねこに惚れたかにゃ?」
「そんなわけないだろ!?」
 微妙に赤面しつつ己から目を逸らす姿に何を勘違いしたか、ブッ込み気味に宣ううしねこ。ひりょは当然の如く全力で拒否である。
(うう、相変わらずの精神攻撃……!)
 うしねこを直視せぬようにしつつ、平常心を保とうと努めるひりょ。当のうしねこは何か不思議そうな顔をしているが。
「が、頑張ってー! そんな無駄にでっかいおっぱいした怪人に負けないで!」
「!」
 ひりょの苦悶する様をピンチと見たか、りらの声援が飛ぶ。其を受けたひりょ、狼狽していた表情が一挙に引き締まる。
「ああ、君を怪人の魔の手から守る為にも――戦い抜いてみせよう!」
 その目で真っ直ぐうしねこを見据え、護符を手にして身構える。すっかり平静を取り戻した風な表情だが、単に美少女に応援されてテンションが上がっただけという可能性も無くは無い、かもしれない。
「――と、兎も角参りますよぉ!」
 胸の話が出てくると少し思う処のある様子のるこるだが、ひりょが戦闘態勢となれば自らもその身を宙へと浮かばせる。因みにりらの胸は平坦であった。
「うしねこの邪魔はさせにゃいにゃ! 巨乳でも容赦にゃしにゃ、覚悟するが良いにゃ!」
 己のそれにも勝るとも劣らないるこるの胸を見ながら、うしねこは跳躍する。狙うはひりょ。
「何の……!」
 振るわれた爪を跳び退き躱すひりょ。同時に腕を振るえば、放たれた護符が地に穿たれる。
 そして広げるは輝く衣の裾。敵が跳び回るというなら、己は飛び回ればよし。絶対に己より上にはいかせぬ、という確固たる意志が、ひりょを更に上へと運んでゆく。
「むう、まだ上を行くにゃか!」
 よもや己に空中戦を挑む敵がいるとは。笑ううしねこ、それなら思いきり叩き落としてやろうとばかり近づくが。
「君達のような敵に! 容易く超えられる気は無いのだからね!!
 ひりょはその動きの更に上を行く。自分からもうしねこ目掛けて飛翔、ぶつかる瞬間に上へと逸れて――オーラで固めた両の拳を、思い切り彼女へ叩き付けた!
「うにゃぁ!? にゃんの、まだ立て直しは――」
 突然の衝撃に驚きつつも、まだ跳躍の回数は残っている。ならばそれで姿勢を立て直そう。そんなうしねこの思惑は、更なる追撃で打ち砕かれることとなる。
「でしたら、私の分もどうぞぉ!」
「うにゃーーーー!?」
 上空へと飛び上がっていたるこるが、体当たりを仕掛けてきたのだ。その飛翔速度は光速にさえ達するるこる、地上から一気にここまで回り込んでいたのである。
「――吹き飛べ、オブリビオン!!
 地面に叩きつけられ、動けないうしねこへ、ひりょが叫べば。虚空より現れ出でるは、高密度のエネルギーを凝集させたる大火球。一気に地面目掛けて急降下したそれが、激突と共に大爆発。かの怪人を巻き込んで、一帯を一時、炎の中に沈めてみせた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

彩波・いちご
理緒さんと

…これはひどい
放送台無しにされた憤り…私も(ローカル)アイドルなのでわかります
理緒さんは何か別方面に憤って…って、楽しそうじゃないですよ!?
洗脳ダメです、絶対!
…催眠は嫌いなジャンルではないですけど…許されるのはフィクションの中だけです!
りらさんもチャンネルも守りますよっ!
い・い・で・す・ね?(じとー

って、そんな守り方がありますかっ!?

健全ないいね稼ぎも兼ねて【護法の天使】で魔法少女に変身
BANなんかさせません!
胸の爪フルオープンを画面に映さないように私の体で隠しながら、健全な魔法少女の踊るような乱舞攻撃で殴る蹴る、そして吹き飛ばす!

…ちょっとお仕置きも兼ねて理緒さんの方へ(ぼそっ


菫宮・理緒
【恋華荘】
『いいね』稼ぎのために『バーチャル美少女洗脳改造』なんて!
そんな楽しそうな計画に混ぜてくれないとか、きょにうなだけでも許せないのに、ひどいよね!

え? なにいちごさん? 助ける? そなんだ。
(こほん)すーぱーひーろー猟兵が、そんな狼藉は許さないよ!(棒

視線が冷たい気もするけど、そこはスルー。
【偽装錬金】で巨大なクレーンゲームを作って、りらさんを捕まえて助け出すね。

落とさないようにこっちにつれてこないと!
そのまま洗脳とかしないから、暴れないでね?

りらさんの安全が確保できたら、あとはきょにうへのお仕置きだね。
BANされない程度に『いいね』の生け贄になれー!

って、わわっ!? わたしごとー!?



「むう、わたしの放送を邪魔して何をしようっていうの!」
 地面にできた巨大なクレーターから起き上がろうとするうしねこに対し、憤った様子のりらが叫ぶ。怒るのも無理のない話だ。
「それは勿論、お前を誘拐して改造して洗脳して生放送で洗脳電波を飛ばしてもらうためにゃ!」
 予知よりは少し端折ったがやはり具体的に説明するうしねこ。結構なダメージを受けてはいるが、まだ戦うに支障はないと見える。
「……これはひどい」
 そんな遣り取りを横から見遣り、彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)はほろりと涙ぐむ。猟兵業の傍ら、ローカルアイドルとしても活動しているいちご。折角の放送を台無しにされる憤りは理解できる。
「バーチャル美少女洗脳改造だなんて!」
 傍らの菫宮・理緒(バーチャルダイバー・f06437)もまた、うしねこの、ひいてはその黒幕たる猟書家の所業に憤りを感じているようだ。が。
「そんな楽しそうな計画に混ぜてくれないとか! きょにうなだけでも許せないのに、ひどいよね!」
「楽しそうじゃないですよ!?」
 怒りのベクトルが全く別方向にズレていた。思わず突っ込むいちご。
「えー、いちごさん洗脳は嫌い?」
「……嫌いではないですけど!」
 しかし理緒に問われると、ちょっと考えて出した答えはこうだった。
「でも現実ではダメです、絶対!」
 だが節度はしっかり持ち合わせている。この作品の中で行われている行為を現実に実行すると罪に問われますので絶対に真似しないでくださいというやつである。
「りらさんもチャンネルも守りますよっ!」
 いちごに力強く言われれば、流石に理緒も頷いて、咳払い一つ。
「……すーぱーひーろー猟兵が、そんな狼藉は許さないよー」
 ――駄目だこの子、分かってなかった。めっちゃ棒読みだ。
「……り・お・さ・ん?」
 いちごが冷たい視線で睨むのもどこ吹く風、理緒は早速ユーベルコードを行使する。
「まずはわたし達の方へ連れてこないとね!」

 さて一方のりらとうしねこだが。
「というわけで! うしねこ、お前、お持ち帰りにゃ!」
 途中でどんな遣り取りがあったかは分からないが、うしねこはとりあえず本来の任務に戻ることにしたらしい。クレーターから飛び出し、りらを捕まえんと飛び掛かるうしねこ。
「きゃー!? ちょ、な、何なのこれー!?」
 悲鳴を上げるりら。だが、それは眼前のうしねこに対してではない。見ればその身は、何やらクレーンじみた機械で捕まえられ、浮き上がっていた!?
「はーい、暴れないでねー? 大丈夫だよ、そのまま洗脳したりしないから!」
 事態を把握できずもがくりらに、理緒が声をかける。その手元には何やらボタンが二つついた操作盤がある。それで以てクレーンを操作する代物といえば、そう、クレーンゲームである。ゲームセンターの中にあったそれを参考に、ユーベルコードで模造していたものだ。
「そんな救出の仕方がありますかっ!?」
 あんまりといえばあんまりな救出方法に、いちごが突っ込むのも気にすることなく。りらを掴んだクレーンが自分達のもとへ戻ってくるのを、両手わきわきしながら待ち構える理緒。
「いかせはせんにゃー!」
 そしてうしねこも黙ってはいなかった。胸の頂を隠していた爪とニプレスとをフルオープン、以て解放された乳を振るえば、瞬間的に物凄く伸びた乳がクレーンのアームへ命中。そのまま叩き折った。
「あー!? な、なんてことするのー!?」
「きゃー!? お、落ちるー!?」
 思惑を破られた理緒は兎も角、落下しようとするりらは危険だ。いちごは意を決する。
「――ミラクル・マジカル・プログラム! ガーディアン・エンジェル、インストールっ!」
 その手を掲げて何やら呪文を唱えれば、溢れ出した桃色の01で形作られる帯が全身を包む。身に着けていた衣装が光と化して分解されたかと思えば、いちごの全身もまた光に包まれ、その身に無数の光球が纏わりついて形を変えて。そして光が弾ければ、黒地にピンクのフリルや模様がデザインされた、可愛らしくも活動的な魔法少女衣装を纏った姿に変身を果たしていた。
「護法天使ミラクル☆ストロベリー、ここに参上! りらさん、今助けますっ!」
 変化したのは姿だけではない。駆け出す速度は音より早く、落下するりらのもとへと文字通り一瞬で到達。そのまま彼女の身を受け止め、間一髪地面への激突を回避した。
「大丈夫ですか、りらさん?」
「……あ、ありがと……。そういえば、あなたは……」
 無事を確かめんとしつつ微笑みかけるいちご。その顔を見て、はっとした顔になるりら。単に一昨年のクリスマスの時期に見たということを思い出しただけで、別に惚れたワケではない筈である。
「ちょっとー! いちごさんってばまたカッコいいとこ見せちゃってー!!」
「お前、そいつはうしねこが連れていくのにゃ! 邪魔するんじゃにゃいにゃー!」
 理緒とうしねこから同時に抗議が飛ぶ。いや理緒のはちょっと違うかもしれない。
「邪魔をしているのはあなたの方です! りらさんのアカウント、BANなんかさせませんから!」
 りらを下ろしたいちご、すぐさまうしねこのもとへと肉薄。両者はそのまま、壮絶な肉弾戦へと突入する。
 フルオープン状態のうしねこの胸が映れば、BANの危機が高くなる。増大した反応速度を活かして、いちごは謎の光の如き速度でうしねこの胸とカメラとの間を遮りながら打撃を繰り出す。
 だが其方に意識を割かれるのと、うしねこも胸を存分に振り回し攻めてくる為に攻めきれない。焦りを覚えるいちごであるが。
「がんばえー!! 護法天使がんばえー!!」
 そこに飛んできたりらの応援が、いちごに力を与える。カメラを通して伝わる、視聴者達の声援も同じく。
「はい!! 私は負けませんよ!!」
 そして始まる、嵐の如き乱舞攻撃。踊るような動きと共に繰り出される猛攻は、苛烈ながらも華麗であり、且つうしねこの胸がカメラに映ることを許さない。
「これで、フィニッシュです!!」
「うにゃぁー!?」
 締めに繰り出された渾身の蹴りが、うしねこの腹を直撃。もんどりうって吹き飛んだうしねこが飛んでいった先には――あ、理緒がいた。
「え、な、何でわたしの方にー!?」
「りらさんを洗脳しようとしたお仕置きです!」
 驚き戸惑う理緒に、いちごが厳しく言い放つ。是非も無し。
 そしてうしねこは理緒に激突、その爆乳を彼女に押し付けたまま、諸共に転がっていった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

コトト・スターチス
ふぇぇ、BANはだめぜったいです!
配信者として、りらお姉ちゃんとチャンネルはぜったいまもります!

今回ぼくは配信なしでたたかいますっ
「辻ヒーラーのコトトです! ぜひこんど正式にコラボしてくださいっ」
配信者の猟兵だと伝えて、応援をもらいたいです

ゲームはこわさないようにしたいですが、いざという時はごめんなさい
敵のうごきを【情報収集】しながらりらお姉ちゃんをまもるように動きます
行動パターンがわかったら、メイスをぶんぶんしてわざと敵のジャンプをさそいます
何回か飛んだところで『ねこきゅーと』!
敵の頭の上にしろにゃんさんの防壁を出してジャマしつつ、くろにゃんさんから魔弾を連射!
一気にダメージを与えたいです!


神咲・七十
アドリブ・連携お任せ

また、あの人ですか……毎度相手に来てる私が悪いのでしょうか?(お菓子もぐもぐ)
プッフィさんでしたっけ?あの人が興味を抱いた内容に多少私も興味がありのかもですね。

(UC『制約:狂食者』を使用。りらさんの間に入って立ち塞がるようにして守り)

今改めてみるとものすごい格好してますね、貴女。
……猫なんですよね?
それに、これってうまく配信に映らないように戦わないとりらさんのアカウントがBANされてしまうのでは?

(攻撃を受けても強力な再生力で無視しながら、大剣と尻尾で近距離戦を行って戦いながら、りらさんのアカウント的に問題になりそうなら、敵がうまく配信に映らないようにも立ち回って)



 その後なんやかんやでゲームセンター内へ逃げ込んだりら。彼女を追いかけ、筐体の並ぶ間を駆けてゆくうしねこ。
「むう、何処行ったにゃ! 何処逃げたって無駄にゃ、観念して出てくるがいいにゃ!」
 周囲を見回し、りらの姿を探すうしねこの声音に余裕は無い。猟兵達から受けた負傷がかなり深かったようで、これ以上猟兵が現れる前に任務を遂行せんと焦っているようだ。
「……見つけたにゃ!!」
「ひぃ、見つかったー!?」
 レースゲームの筐体の影から出てきて逃げようとするりらだったが、その前にうしねこが気付いた。彼女を捕まえんと、猛然と駆け迫るうしねこ――であったが。
「おっと、それ以上は駄目ですよ」
 徐に両者の間へ立ち塞がる、赤いコートを纏った金髪の女性。構えたる漆黒の大剣が、見た目以上の強固な防壁として、その先へと突破を妨げる。
「しかし、また貴方ですか。毎度相手に来てる私が悪いのかもしれませんが」
 逆の手に持ったチョコレートバーを齧りながら、その女性、神咲・七十(まだ迷子中の狂食者・f21248)は紅の瞳でうしねこを見据える。過去うしねこが現れた事件の多くに関わっている七十、彼女との直接的な因縁は無いが、奇妙な宿縁じみたものを感じてはいるようだ。
(……あのグリモア猟兵さんが興味を抱いていたところに、私も多少興味があるのかもしれません)
 即ち洗脳改造。多少惹かれるものを感じてはいた様子。尤も、りらをそうさせるつもりは彼女にも毛頭無い。
「だいじょうぶですか、りらお姉ちゃん!」
「あ、え、あなた達ももしかして猟兵さん?」
 一方りらの元へは褐色肌の幼女――コトト・スターチス(バーチャルネット辻ヒーラー・f04869)が駆け付けていた。
「はい、辻ヒーラーのコトトです! ぼくもいつもは配信やってますので、ぜひこんど正式にコラボしてくださいっ」
 りらを真っ直ぐ見上げながら、名乗りつつ申し出るコトト。因みに今回は、りらの配信に割り込むわけにもいかないというのもあってか自分の配信は行っていない。
「わ、猟兵さんとコラボ!? うん、ぜひぜひ! ……あ、でも……」
 コラボの申し出は快諾しつつも、心配げに七十の背中を――その先にいるうしねこを見遣るりら。まずは差し迫る危険を退けねば、コラボどころではない。
「だいじょうぶです、ぼくたちに任せてください! りらさんは、応援をお願いしますっ」
 尤も、その為にこそ己らが来たのだ。小さな身体でアピールしてみせつつコトトが請け負う。
「――うん! 頑張って、コトトちゃん!」
 駆け出すコトトの背中に、りらの声援が飛ぶ。いざ、即興コラボの開幕である。

「むう、邪魔をするんじゃにゃいにゃー!!」
 一方の七十に対しては、業を煮やしたうしねこが突っ込んできた。その胸の先端を隠していた爪を展開しての、バストフルオープン状態で。
「………!」
 七十は避けも防ぎもせず、只々振るわれた爪を受ける。胸元の肌が裂け、鮮血が噴き出る。
「……改めて見ると、ものすごい恰好してますね、貴女」
 だが当の七十は己の負傷が何でもない事かのように、うしねこの今の姿を評する。否、事実何でもないことである。それが証拠に、七十の胸の傷はみるみるうちに塞がって、数秒もせぬうちに元通りとなった。
『制約:狂食者』、今の七十が発動しているユーベルコード。以て、彼女の再生力は、負傷が瞬時に回復する程に大幅強化されているのだ。一方、制約とつく通り、敵の攻撃に対して一切防御行動が取れないという代償も伴う。先程彼女が無防備に攻撃を受けたのは其れが故。
「馬鹿にするんじゃにゃい! これこそ、うしねこの……豚房流爪術士の正装にゃ!」
 憤然としながら、丸出しの胸を張ってみせるうしねこ。その様相を見た七十、「……猫なんですよね?」と疑問に思ったが。
「……然し、これって配信に映ってしまうと拙いのでは?」
 同時にそうとも考えた。如何に自由なキマイラフューチャーといえど、流石に胸モロを動画に流すのは良くない気がする。
「ダメです! 映っちゃったらBAN待ったなしですー!」
 七十の疑問に、彼女の隣に並び立ったコトトが応える。りら自身は勿論、彼女の生放送アカウントも守らなければならない。自身も配信者であるが故、その意識は尚更に高い。
「ですよね。なら、うまいこと映さないようにしつつ戦わないと」
 納得したように頷く七十。ならばと撮影ドローンの位置を確かめつつ、うしねこを目掛け斬り込んでゆく。
「うにゃ……! っく、お前ら邪魔だにゃ……!」
「当然です。貴女達の邪魔をしに来たのですから」
 ユーベルコードを発動した七十の攻撃は、直接的な傷と共にその命数を吸い取る業。ダメージと共に活力を奪われてゆくうしねこ。反撃しようにも、七十は受けた傷を即座に再生する上、隙を逃さず彼女の尻尾が突き刺さってきたり、コトトがメイスで殴りかかってきたりして尚更に体力を削られてゆく。
「うにゃぁぁぁぁぁ!! お前らの相手なんてやってられにゃいにゃー!」
 業を煮やしたうしねこ、七十の剣をすり抜けるように跳躍。更に空中を蹴り一気にりらへの肉薄を狙う。
「っ、しまった、丸見え……!」
 りら本人もだが、アカウントも危ない。今やうしねこの身を隠すものは何も無く、露わな胸が配信に乗ってしまう――
「そうはいきません! くろにゃんさん、しろにゃんさん! お願いしますっ!」
 だがコトトが備えていた。うしねこが空を蹴ろうとしたその瞬間、己のユーベルコードを発動すれば。
「ぶぎゃ!?」
 りら目掛けて跳躍を試みたうしねこの真正面に、突如白い不透明な防壁が出現。カメラからうしねこの身を隠すと共に、跳躍を阻止。まともに防壁に激突し地面に落ちるうしねこ。
 そんな彼女の頭上に、黒猫型のドローンが飛来。倒れた彼女へ容赦なく魔弾の雨を浴びせてゆく。
「ひぎゃああああ!! にゃ、や、やめるのにゃぁぁぁ!!」
 打ち据えられ、一気に衰弱しながらも何とか立ち上がろうとするうしねこ。だが、彼女の姿を、再び七十がカメラと隔てる。
「これで、最後ですよ」
 そして大剣を袈裟懸けに振り下ろせば。うしねこの身は斜めに斬り裂かれて。
「ぁ、にゃぁ……み、ミズ・ルチレイテッド様……任務失敗、申し訳にゃい、にゃ――」
 ついに力尽きた子豚・うしねこ、そのまま仰向けに倒れ――そして、爆発四散した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『ミズ・ルチレイテッド』

POW   :    インクルージョン・ウェポン
【掌から生成したルチルの弾丸】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    クロックパルス・イベイジョン
【水晶振動子を利用し、完璧なタイミングで】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ   :    クリスタライズド・バレット
【10秒間の集中】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【透明化させたルチル弾】で攻撃する。

イラスト:+風

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠椎宮・司です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 スペース怪人を撃破した猟兵達は、そのまま戦場となったゲームセンターの屋上を目指す。
 そして至った屋上に存在したのは、タラップを展開したまま停泊している漆黒の宇宙船――漿船(クリスタルシップ)。ミズ・ルチレイテッドの乗艦だ。
 恐らくこの中にルチレイテッドがいるのだろう。ならばと突入しようとする猟兵達に、ここまで同行してきたりらから声がかかる。
「あ、待って猟兵さん達! この子達を連れてって!」
 呼びかけると同時、数機の撮影ドローンが猟兵達のもとへと飛んでくる。りらが普段、生放送に使用しているドローンだ。
「わたしは戦えないから猟兵さん達と一緒には行けないけど、せめて応援はしたいから。この子達で皆の戦いを中継して、皆と応援するよ!」
 せめてそうした形で猟兵達の力になりたいというりら。ならば無碍にするわけにもいくまい。撮影ドローン達を引き連れて、改めて猟兵達は漿船へと突入してゆく。

 そうして突入を果たした猟兵達は、程無くしてミズ・ルチレイテッドとの対面を果たす。
「猟兵!? く、という事はうしねこは失敗してしまいましたか……!」
 現れた猟兵達を前として作戦失敗を悟る、執事めいた装いのクリスタリアン。彼女が猟書家『ミズ・ルチレイテッド』だ。
「ですが……コホン」
 だが彼女とて抗戦の意志は失っていない。何故か咳払いを一つして、改めて語りだす。
「……ハハハ! 見事だ猟兵達よ! 我がスペース怪人を退けて、我が本拠たるこの艦へと乗り込んでくるとは!」
 何やら妙に芝居がかった口調でルチレイテッドが語りだす。悪の組織の幹部として相応しい演技をしている模様。
「だが、飛んで火にいる夏の虫とはこの事よ! この『宇宙船団ルチレイテッド』を率いる私が、配下たるスペース怪人より弱いという筈が無かろう!」
 尤も、そんな彼女が先のスペース怪人を上回る力量の持ち主であるという事実は、猟兵達の目にも確と伝わってくる。彼女の周囲に浮かぶ無数の水晶が、只ならぬ力の高まりを感じさせてくる。
「諸君は強く、そして美しい! この私自ら打ち倒し、そしてスペース怪人へと洗脳改造してくれよう! 諸君らの力と美があれば、我らの世界征服は達成できたも同然だ! アハハハハ!!」
 若干無理矢理感のある哄笑と共に、ルチレイテッドがその力を解放する。彼女を打ち倒し、その野望を退けるのだ!
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
胸のサイズを重視する『豚房流』の方が、そこまでではない方に従う以上、優秀なのは間違いないでしょうねぇ。
始めましょう。

『FAS』により飛行、【籠域】を発動し『乳白色の波動』を纏いますねぇ。
彼女の『弾丸』は『物質』、この『波動』の範囲に入れば崩壊させて防ぐことが可能ですぅ。
攻撃力重視の、崩壊前に身体に届きそうな『大型の弾丸』は『FGS』で重力操作、重量の分影響を受け易いことを利用し『下』に逸らしましょう。
『FMS』のバリアはりらさんの『ドローン』に回し、応援し易いよう保護しますぅ。
後は『FRS』『FSS』による[砲撃]と『FDS』による[爆撃]を仕掛け、確実に叩きますねぇ。


鳳凰院・ひりょ
アドリブ歓迎
WIZ

あの演技掛かった台詞…ドローンが撮影用だという事に気が付いているのか?
だが、あのドローンで撮影されるのは俺達猟兵がお前を倒すシーンだ!
ルチレイテッド、覚悟しろ!

以前交戦した時から随分時が経ったな…あの頃より俺が成長出来ているか実感するのにちょうど良い相手かもしれない

光と闇の疑似精霊、俺に力を!
ここでお前を止め、騒動に終止符を打つ!
見えない弾丸は常時周囲に張り巡らされた闇の波動で迎撃する
万一被弾しても光の波動で回復すればこっちはまだ戦える!
刀へ【破魔】付与し【ダッシュ】で間合いを詰め、【串刺し】+【貫通攻撃】を叩き込む
刺突攻撃が命中したら刀の先端より聖【属性攻撃】の波動叩き込む


コトト・スターチス
ついにボスの登場ですねっ
つよそうですし、広い場所みたいなのでキャバリアのリテラチャーをよびます
「皆さんの応援が力になります! どうかぼくたちを応援してください!」
リテラチャーに乗りこみながら、りらお姉ちゃんのドローンに手をふりますね

そして『みらくるだいなみっくばーすと』を発動!
超必殺近接特化モードになったら、リテラチャーの索敵機能を【ハッキング】して、ぼくの【情報収集】能力と一体化します
敵の弾が放たれるタイミング、速度を計算して、被弾する場所を【見切り】、最大速度でよけます!
そしてそのままボスへつっこんで、メイスでがつんと【吹き飛ばし】ます!
「世界征服をそしするのも、配信者のおしごとですっ!」



「あの演技掛かった台詞……ドローンが撮影用だという事に気が付いているのか?」
 猟書家『ミズ・ルチレイテッド』と対峙する猟兵達の一人、鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)は、かの猟書家の芝居がかった台詞回しにそんな感想を抱く。
「おや、そうなのかな? まあ、怪人組織のひとつを預かる者として、相応しい演技(ロールプレイ)は必要であろうとも」
 当のミズ・ルチレイテッドの返答は、当たらずとも遠からずという処。撮影ドローンを通して、己の幹部ぶりをアピールしたいらしい。
「あんなアピールまでする辺り、とってもつよそうです……!」
 そんなルチレイテッドの態度に、コトト・スターチス(バーチャルネット辻ヒーラー・f04869)は警戒を隠さない。それ程の余裕がある、と解釈したのだ。
「あの豚房流の方が素直に従っていただけのことはありますねぇ」
 先程撃破したスペース怪人・うしねこの様子を思い返し、夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)も同意を示す。胸の大きさを絶対的な価値基準とする豚房流のオブリビオンを、彼女達基準で豊かと言えない体型でありながらも従えていた以上、それだけの力を持つ者であるのだろう。
「ですが、負けるわけには参りません。始めましょう」
 なれどこの敵を打倒し、キマイラフューチャーから猟書家の魔手を遠ざける。その意志を以て、るこるは同行の猟兵達へと呼びかける。彼女の毅然たる様相は、視聴者たるこの世界の住民達からの喝采を呼ぶ。
「――ああ。このドローンが撮影するのは、俺達猟兵があいつを倒すシーンだ!」
 勝利への意志を視聴者達へ示しつつ、ひりょが応える。以前にもミズ・ルチレイテッドと交戦した経験のある彼。その時から己が成長できているのか、否か。此度の戦は、その試金石とも言えるだろう。
「はいっ! いきますよ、リテラチャー!」
 コトトも応えながら、その手を高く掲げれば、彼女の背後へ姿浮かび上がらせるは一機のサイキックキャバリア。『リテラチャー』。理由は不明ながら、コトト自身の背中の聖痕に付けた名と同名のサイキックキャバリア。戦場たる漿船内部は広く、キャバリアが機動するにも不自由はしない。
「皆さんの応援が力になります! どうかぼくたちを応援してくださいっ!」
 コクピットに乗りこんだコトト、傍らに浮かび上がってきたドローンへと目線を向け。カメラの向こう、己らを応援する視聴者らへと呼びかける。手を振るその姿が、キャバリアの装甲の内側へと消えてゆく。
「ハハハハ! それでこそだ猟兵達よ! だからこそ戦う意味が――」
 そんな三人の決意する様を、ルチレイテッドはさも愉快そうに眺め渡し――事実、その様に返す反応は快――その身の周囲へと、無数の美しき光が舞い散る。彼女の肉体と同質の、ルチルクォーツの結晶だ。
「――君達を打ち倒す意味があるというものさ!!」
 そしてルチレイテッドが言い切ると同時。輝く結晶の群れが一斉に射出され、三人目掛けて襲い掛かった!
『なんの! リテラチャー、超必殺モード――みらくるだいなみっくばーすと、起動!』
 対抗するようにコトトが叫べば、リテラチャーはその背より激しき光を噴き上げる。それはまるで、光の翼の如し。
 翼の輝きは見栄えばかりに非ず。踏み出せばその機動力は凄まじく、驟雨が如き結晶弾の斉射をも切り抜け、躱す。否、それは機体の速度ばかりによるものではない。リテラチャーの索敵機能と己の情報収集能力を一体化させることによる、緻密な敵の攻撃タイミングやその速度の計算が為した業である。
「大いなる豊饒の女神の象徴せし欠片、その衣を纏いて祈りを捧げましょう――」
 るこるは己の奉ずる女神に祈りを捧ぐ。その身が、乳白色の泡めいて展開された波動に覆われる。飛来する結晶弾が膜へと触れれば、其はたちどころに砕け散り、分解され。るこるの身には掠り傷一つつけさせない。
「光と闇の疑似精霊、俺に力を!」
 ひりょがその手に護符を掲げれば、其れは黒き炎に燃えるかの如く闇と化して辺りに散りゆく。そして周囲に放たれだした闇の波動が、ひりょを目掛けて飛び来たる結晶弾を弾き飛ばし、その身を守る。
「成程、流石にこの程度で倒せはしないか。だが、これならどうかな!」
 尚も結晶弾を撃ち出し続けながら、ルチレイテッドはにやりと笑みを浮かべる。直後、状況に変化。
『っ、当たった!? センサーにも反応無かったのに……!』
 コトトは何の前触れも無く機体に生じた損傷を訝しむ。これは、もしや。
「ぐっ、何が来た……!? 闇の波動を突っ切ってきたとでもいうのか!?」
 ひりょも、闇の波動で守っていたはずの身に生じた傷を受け苦悶混じりに驚愕する。
「くぅ……っ、結晶の弾丸に、見えない弾丸が混ざってる、ようです……!」
 るこるもまた、波動の膜を突破してきた不可視の攻撃に呻く。同時に弾体を大きくし、崩壊までにるこるの身に届きやすくしているようだ。
 ルチレイテッドは不可視の結晶弾を放つユーベルコードも有している。連射はできないようだが、その分を補うべく、通常の結晶弾に混ぜて放ってきているらしい。
「ハハハハ! どうしたどうした! この程度でもう音を上げるのか、猟兵達よ!」
 勝ち誇ったかの如きルチレイテッドの哄笑。結晶弾の連射速度は尚も高まり、透明結晶弾の射出量も増え、比例して三人の負傷も増えてゆく。
 このままではジリ貧だ。どう切り抜けるべきか――苦慮する三人。と、そこへ。
『猟兵さん達、負けないで……!』
 るこるの展開した銀盤結界に守られるドローン、そこから聞こえる声。りらだ。苦戦する様子を見て、直接に声援を伝えようとドローンのスピーカー機能をアクティブにしたらしい。
 そして彼女だけではない。ドローンを介しての生放送を見ている住民達の声援が次々と聞こえてくる。その言葉こそ月並みなものだが、猟兵達の背中を押すには充分なものだ。
「――そうだ、俺達は、ここで負けるわけにはいかない!」
 力を籠めてひりょが吼える。闇の波動の内から溢れてくる光の波動が、己とるこるを癒し、リテラチャーの損傷箇所を修復する。
「ええ。皆さんの応援に、応えないわけには参りませんねぇ」
 るこるも応える。己の前面に展開した重力結界が、不可視の弾丸を地へと捻じ伏せてゆく。
『はい! ぼく達猟兵のおしごと、きっちり果たしていきましょう!』
 コトトもまた声を上げると共に、リテラチャーは更なる加速を見せる
。センサーの知覚形式を変更することで、透明結晶弾も見えるようにし。以て回避しながらルチレイテッドへ肉薄する。
「な……っ!?」
 反撃の糸口を見つけたと思しき猟兵達の様相に、ルチレイテッドの貌から笑みが消える。代わって浮かんだ表情は、焦り。
『世界征服をそしするのも、配信者のおしごとですからっ!』
 果たして、彼女の目の前にリテラチャーが出現し。普段用いる銃器に代わって構えたメイスを、思いっきり振り上げた!
「ぐわぁぁぁあっ!?」
 回避しきれず、空中へと打ち上げられるルチレイテッド。その四方八方を、複数の浮遊兵器群が包囲する。るこるが放ったものだ。
「きっちりと確実に、叩いていきますよぉ!」
 光線が、炸裂弾が、爆弾が。次々と放たれては結晶の主たる猟書家を打ち据え、吹き飛ばして。
「ここでお前を止め、終止符を打つ! 覚悟!」
 落下してゆくルチレイテッドを目掛けて、ひりょが走る。仕込み杖から刀を抜けば、其を刺突の形に構えて。
「くっ……その程度は!」
 空中で姿勢復帰したルチレイテッド、迫る刃を防御せんと身構えるが。
「甘い!」
 防御の合間から突き込まれた刃が、白き光を帯びる。退魔の力を有するその刀が発する神聖なる力が、やがて刀の切っ先へと集束し――
「吹き飛べっ!!」
 直後。聖なる光が猛烈なる勢いにて爆裂し。ルチレイテッドを含めた周囲を、白き光で染め上げた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

神咲・七十
アドリブ・連携お任せ

こっちは、さっきの人以上のまたですか感がありますね…
まぁ、慣れたのでいいですけど。(お菓子もぐもぐ)

そういえば、これは初めて聞くのですけどバーチャル美少女洗脳改造っていったいどんなことやるんです?

(気になっていたことを聞きながら、UC『万花変生』を使用。全身に強固な植物の鎧を纏い、接近)

あの弾丸は、これで対処してみましょうか(お菓子もぐもぐ)

(爆発して大量の種を飛ばす実を投げ、透明な弾丸を含めて、弾丸を爆発で落としながら、大剣と尻尾での近距離戦)

貴女の洗脳と私の隷属の力…どちらが強いのでしょうね♪

(隷属化させる力を攻撃に付与しながら、隷属化しようと攻撃を続けて)



 猟兵達の攻撃を受け、傷ついたルチレイテッド。立ち上がるその姿を見て、神咲・七十(まだ迷子中の狂食者・f21248)は思う。その口に咥えたままの棒状菓子を齧りながら。
(こっちはさっきの人以上のまたですか感がありますね……まあ、慣れたのでいいですけど)
 ミズ・ルチレイテッドといえば、猟書家が各世界への侵略を開始した最初期より活動している猟書家だ。既に現れてより一年近く。七十も何度か交戦を経験しているが、回数だけで言えば先程のうしねこ以上だったりする。
「くっ、次は貴方が相手というわけですか……もとい、君が相手か。良いだろう……」
 七十に気付いたルチレイテッドの周囲に、水晶の弾丸が浮かび上がる。それらは徐々にその姿を薄れさせ、不可視状態とした上での射出を狙っていると見える。
「――そういえば。これは初めて聞くのですけど」
 その光景を眺めつつ菓子を食べ終わった七十、徐にルチレイテッドへと言葉を投げる。尚、その手には次のスティック菓子を手にしている。
「貴女、毎回バーチャル美少女洗脳改造を企んでますけど。具体的にどんなことやるんです?」
 菓子を口に咥えつつ問う七十。どうやらルチレイテッドと交戦するたびに気にはなっていたようだが、今までは問う機会が無かったらしい。
「それはだね、催眠術に似たような技術を用いるのだよ。この水晶から特定の波長を発することで意識を奪い、その上から電気信号を送り込んで思考や思想を改竄してゆく。バーチャルキャラクターは電子的な存在だからね、そうした方法が可能なのだ……よ!」
 律儀に答えるルチレイテッド。だが答え終わると同時、周囲に浮かばせた水晶を一斉に射出する。どうやら会話しながらでも意識の集中には問題が無かったらしい。放たれる水晶弾の中には不可視となったものも含まれているようだ。
「なるほどなるほど。バーチャルキャラクターならではの洗脳手段、という感じですね」
 回答に納得したように頷く七十、その身に、何処からともなく現れた無数の蔦や根が絡みつき、護るかのように覆ってゆく。それはユーベルコードによって呼び出された未知の植物、此度はこれを鎧として用いたのだ。
 植物の樹皮は強固であり、水晶の弾丸が突き刺さりながらも七十の肉体へまでは届かせはしない。透明化した水晶弾も然り、見えないだけで弾丸としての性能が同じならば防ぎ得る。
「随分と頑丈な鎧だ! だが次はどうかな!」
 己の水晶弾が通らぬことにもあまり動揺を見せず、ルチレイテッドは次なる水晶弾を生成する。先程よりも長く鋭く、貫通力を高めた弾丸と見える。
「いいえ、次はこちらの番ですよ」
 だが七十は黙っていない。その手から、植物によって生成された木の実を複数投擲。それらは空中で光を放ったかと思えば一気に爆発、無数の種子を辺りにばら撒く。
「くぅっ!? ぐ、こんな攻撃も可能とは……!」
 散弾じみて拡散射出された種子が、透明化しつつあったものを含め水晶弾を撃墜し、ルチレイテッド自身の身をも傷つけてゆく。咄嗟に腕で身を守った彼女が再び前を見れば、一気に眼前まで肉薄してきた七十の姿。
「捉えました。……隷属、してみますか?」
 七十の口元が、何処か楽しげに歪む。振り上げた大剣が、異様な光を帯びる。精神を侵食してくるかのような妖しい色合いの光。ルチレイテッドは直感する。この斬撃、危険だ。
「お断りだとも!」
 袈裟懸けに振り下ろされる重刃を、七十の右側面に飛び込むことで回避。そのまま、腕に生成した水晶短剣にて斬りつけにかかるが。
「……ぐっ!?」
 猟書家の口から苦悶の声が漏れる。不意に脇腹に走った痛み。見下ろせば、細長い、先端がスペード状になった物体。その出処は七十の尻――つまり、尻尾だ。
「う、ぐ……これは……!」
 同時、己の頭の中に流れ込む感覚に戸惑うルチレイテッド。目の前の猟兵に、どうしようもなく惹かれてゆくかのような。敵対の意志が、徐々に溶かされていくかのような感覚。これは、つまり――
「流石に、そう簡単に隷属化はさせられませんか」
 尻尾を抜き、距離を取って構え直す七十。その目が、何処か楽しげに細められる。
「貴女の洗脳と、私の隷属。さて、どちらの力がより強いのでしょうね……♪」
「知れたこと……!」
 楽しそうな七十に対し、己の戦意を叱咤するかのような荒い声音で応えるルチレイテッド。もし七十に屈服すれば、その身に鎧う植物群が彼女を完全に隷属させてしまうことだろう。
 其を成すべく剣を、尻尾を振るう七十と、其を回避せんと抗戦するルチレイテッド。果たして、勝つのはいずれか。

成功 🔵​🔵​🔴​

彩波・いちご
【恋華荘】
この世界ですしねぇ
そういう流儀に付き合うのも務め

でも台詞棒読みはどうかと思います
せめてこれくらい感情を込めてお付き合いしましょう

「そこまでです!護法の天使ミラクル☆ストロベリー!邪悪な企み許しません!とっとと闇におかえりなさい!」
決め台詞と共にビシッと

ヒーローショー的なノリは、地方ローカルアイドル的に慣れているので…
女子アニメの着ぐるみショーの司会とかやってますし

雰囲気作りはこれで十分
あとは理緒さんの援護を受けつつ、格闘系魔法少女の本領発揮
チラとも見せない鉄壁スカートの飛び蹴りを喰らいなさい!

…ピンクって、理緒さんの脳内が?
あー、戦隊的な意味で…私はその1時間前のイメージでしたけどね


菫宮・理緒
【恋華荘】

そうきましたか。ならばお応えしなければならないね!

おいつめたよ、るちれいてっど!
あなたがどんなにつよかろうと、わたしたちがここでたおす!
せかいのへいわは、わたしたちがこのてでまもるんだからね!

え? なに、いちごさん?
セリフが棒読み過ぎる? そこまでじゃないよね……?

たしかに演技に自信はないけど、ここはノってあげるのが優しさじゃないかな!
あのままほったらかしたら、ルッチーたぶん泣いちゃうよ?

倒すにしても、しっかり雰囲気を……もう十分?

わかった、よー。
ではではあらためていくよー!
ピンクの必殺熱戦砲をくらえー!【Nimrud lens】

って、脳内ピンクじゃないよ!? 恋華ピンクだからね!



「……ハ、ハハハ」
 猟兵達の攻撃を受け続け、既に満身創痍といった風体のミズ・ルチレイテッド。でありながら、否、であるが故に。彼女は笑っていた。
「素晴らしい……! それでこそ我らが宿敵たる者達! その力と美、我がものとなるに値する!」
 傷ついて尚、己の目的を忘れぬその姿。勝利を収めることは当然の事という自信の程が伺え、且つ演技を――この世界の流儀に則ることを忘れぬだけの余力をも感じさせる。
「むう、そうきましたか」
 そんなルチレイテッドの姿に感心するやら驚くやら、といった様子の菫宮・理緒(バーチャルダイバー・f06437)。或いは、追い詰められて尚、演技を捨てはしないというある種の矜持でもあるだろうか。
「それならば、そういう流儀に付き合うのも、私達の務めかもしれませんね」
 かの猟書家があくまで悪の組織の長という演技を維持するならば、自分達もそれに準じた演技をするべきなのかもしれない。りらから託された撮影ドローンをちらと見遣り、彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)は思案する。
「確かに! ならばお応えしなければならないね!」
 そんないちごの言葉に理緒も同意し、改めてルチレイテッドを睨み据えれば、慎ましやかな胸を張り、声を張る。
「おいつめたよ、るちれいてっど! あなたがどんなにつよかろうと、わたしたちがここでたおす! せかいのへいわは、わたしたちがまもるんだからね!」
 そして一気に口上を述べてみせる――が。
「………」
「あ、あれ?」
 何故か呆然とするルチレイテッド。予想外の反応に戸惑う理緒、その肩を、いちごが叩く。
「……理緒さん」
「え? なに、いちごさん?」
 振り向いた理緒、妙に脱力した様子のいちごに疑問の表情を浮かべる。何が問題だったのか分かっていない模様。何かといえば。
「……流石に、台詞棒読みはどうかと思います……」
「え、ええ……? そこまでじゃないよね……?」
 そう、先の理緒の口上が、清々しいまでに棒読みであったためだ。実際理緒自身、演技力にはあまり自信は無い。とはいえ、一応彼女なりに頑張ってみた結果ではあるらしい。
「だからここはノってあげるのが優しさじゃないかな!」
 抗議する理緒だが、ローカルアイドルとして演技を行う機会もあるいちごとしては、あまり妥協したくはなかった模様。
「特にヒーローショー的なモノには関わる機会多いですし……」
「でも、あのままほったらかしたらルッチー泣いちゃうよ?」
 ルッチーとはミズ・ルチレイテッドのことである。二人で暫く演技の話をしていたので彼女が放置されていたのだ。
「泣きはしないが早くして欲しくはあるね」
 実際周囲に水晶弾を浮かべて臨戦態勢のミズ・ルチレイテッドである。
「分かりました。では今度は私がお付き合いしましょう」
 ならばと応えて前に出るいちご。再びその手を掲げて、呪文を唱える!
「――ミラクル・マジカル・プログラム! ガーディアン・エンジェル、インストールっ!」
 呪文の結ばれると同時に溢れ出した桃色の01が帯を形作り、いちごの全身を包む。そして着衣が光と化して無数の光球へと分裂。いちごの全身もまた光に包まれ、そこに着衣が変じた光球群が纏わりついて形を変えて。そして光が弾ければ、黒地にピンクのフリルや模様がデザインされた、可愛らしくも活動的な魔法少女衣装を纏った姿――即ち先程同様の変身を果たしたのである。
 そしてルチレイテッドを力強く指差すと共に、声を張り。
「そこまでです、ミズ・ルチレイテッド! 護法天使ミラクル☆ストロベリー、邪悪な企み許しません! とっとと闇にお還りなさい!」
 朗々と響く、正義の怒りに燃える変身ヒロインそのものというべき口上。かの猟書家を睨み据える眼光もまた鋭く。護法天使ミラクル☆ストロベリー、ここに堂々見参である。
「そうはいかないな! 世界の全てを征服する『美』の追求、まだまだ求め足りない! 君達を打ち倒し、我が『美』のコレクションに加えてくれよう!」
 そしてルチレイテッドもまた応えて口上を返す。この猟書家、ここにきてノリノリである。
「おー、流石はいちごさん。よっし、わたしも続いて雰囲気作りを……」
「あ、これで充分です。理緒さん、援護お願いしますね!」
 いちごの堂々たる名乗りに、良い手本を見たとばかり頷く理緒。ならばと続こうとするが、その前にいちごが猟書家目掛けて突撃してしまった。
「……え、もう充分?」
 置いていかれた感を覚える理緒だが、戦闘開始となれば拘ってもおれぬ。タブレットを構え、電脳魔術の行使を開始。電脳空間から転送されてきたミサイル群が、撃ち出される水晶弾とぶつかり合い、派手に爆発を上げる。
「格闘系魔法少女の本領、見せてあげます!」
「くっ、速い……っ!」
 その間にルチレイテッドへと肉薄したいちご、そのまま左右の拳打による猛攻を開始。ルチレイテッドもその手に水晶の短剣を造り出し反撃を試みるが、爆発的に増大したいちごの反応速度の前に有効打を与えられぬ。
「せぇいっ!」
「ぐふ……っ!?」
 そうこうしているうちに、いちごの強烈なサイドキックがルチレイテッドの鳩尾を捉える。スカートの中身は一切見せない鉄壁振りだ。よろめくルチレイテッド、立て直す間もなく視界を埋める強烈な光に晒される。
「くらえ、ピンクの必殺熱線砲ー!」
 それは理緒が行使したユーベルコード。重力レンズによって集束された光が、高熱の光線となって敵を灼く一撃。直撃を受けたルチレイテッド、着衣も、その下のクリスタルの肉体をも焼き焦がされ。
「これで、決着といきましょう……!」
 跳躍するいちご、空中でその身を一回転させれば、そのまま飛び蹴りの構えへと移行。尚、この間にもカメラにはスカートの下を一切見せない鉄壁振りだ。
「喰らいなさい、ミラクル☆キィィーーーーックッ!!」
 直後、理緒が放った光が晴れ、よろめくルチレイテッドが姿を現し――直後、その胸へと、いちごの飛び蹴りが直撃した。
「ぐぅぅ……っ! 流石だ、猟兵達よ……!」
 吹き飛ばされ、最早致命傷を受けたと悟ったか、断末魔を叫び始めるルチレイテッド。
「だが、まだ私に終わりは無い……また近い未来、何処かで再び相見えるとしよう……さらば!!」
 そして言い切ると同時、彼女の肉体は盛大な爆発を上げて消し飛んでいった。

「ふふっふー、ピンクの砲撃の威力、どんなもんだい♪」
 ルチレイテッドの在った場所に視線を向け、勝ち誇ったように胸を張る理緒。だが。
「……ピンクって、理緒さんの脳内がです……?」
 変身を解除したいちごによる辛辣な突っ込みが刺さる。無論、そういうわけではない。
「違うよー!? 脳内ピンクじゃなくて恋華ピンク、だよー!」
 理緒が慌てて訂正を試みる。即ち5人組のヒーローチームの一員というニュアンスだったらしい。ならば何故ピンク、という突っ込みはあるが。
「あー、なるほどそういう……。……私の変身は、その一時間前のイメージでしたけどね」
 戦隊の一時間前、即ち変身して敵と肉弾戦で戦う変身ヒロインだ。それはそれでピンクという色合いのイメージには合っている、という気がしないでもない。

 いずれにせよ、猟書家『ミズ・ルチレイテッド』を撃破し、その企みを叩き潰すことに成功したのは事実。
 以て、キマイラフューチャーの平和は守られたのである。なれど未だ猟書家は多数。その全てを倒すまで、猟兵達の戦いは続く――

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年10月07日
宿敵 『ミズ・ルチレイテッド』 を撃破!


挿絵イラスト