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可笑しお菓子いラビリンスパーティ!

#アリスラビリンス #【Q】 #お祭り2020 #ハロウィン

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「何?タイトルコールがおかしいだろうって?いや実際こんな感じなんだよ」
 自身の使役する黒竜クロウロードに用意させた紅茶のカップを手に持ち、お菓子をつまみながら話すシーネ・クガハラ(ただいまB級テンペストプレイヤー・f01094)。その雰囲気はどこか神妙でありこれから話す内容がとてもシリアスな物である事を物語って。
「そんなわけで皆にはこれからアリスラビリンスに行ってもらい、仮装をして料理を作ってもらう」
 どうやらそうでもなかったようだ。

「何が何だかわからないとは思うけど、私にもわからん。わかってるのはオウガ・オリジンの現実改変ユーベルコードによって、なんかハロウィンパーティに使えそうな不思議の国が生み出されていたって事なんだよ」
 もちろん単に気まぐれでオウガ・オリジンがそんな不思議の国を生み出したわけではなく、彼女から直接力を与えられたオウガが住み着いており、このオウガを倒すのも猟兵の使命と言えるだろう。
「そういうわけで君達でオウガ達を倒してほしいのだけどもだ。とりあえずまず初めにオウガが集団で襲ってくるけどそいつらは森から飛んできた着ると力が増す衣装を着てパワーアップしてるので同じようにランダムで飛んでくる衣装を着て君等もパワーアップして戦ってね」
 なんだかよくわからないからものすごく雑に説明したような気がするシーネであるが、実際森から衣装が飛んできてその衣装を着なければ勝ち目がないのだという。
「そしてそいつらを倒すと次は外だってのに用具とか材料とか何故か全部完璧にそろってるキッチンがあるので、そこでオウガの攻撃に耐えながら料理を作ってオウガに食べさせて、満腹にして眠らせてから倒してねー。ああ、そうやって眠らせないと絶対に勝てないし、オウガは出された料理は全て絶対に食べて、なんかいろいろとその料理に語った後、どんどん眠くなっていくらしいのでそのつもりでー」
 ちなみに別にお菓子でなくても良いとの事だ。フレンチでもなんでも好きに作ればよろしいとの事である。
「んじゃあ、皆頑張ってね。え、いや。これ以上ほんとに説明する事無いんだ。とにかく、仮装して、料理作ればオブリビオンは倒せる!以上!皆!頑張れ!!」


風狼フー太
 限定品って聞くとつい手を伸ばしてしまう風狼フー太でございます。
 こちらはハロウィン限定のシナリオとなっており、いくつか特殊な事項がありますので先にご説明させていただきます。

 このシナリオは2章構成のシナリオフレームとなっており、集団戦とボス戦を行う事で終了いたします。
 そして、10/31までに成功したシナリオの本数に応じて、ハロウィンパーティ当日、そしてやがて始まるであろう「アリスラビリンスでの猟書家戦」に、何らかの影響があるかもしれません。

 この二つを留意したうえでご参加の程よろしくお願いいたします。では、シナリオの詳細を説明させていただきます。

 一章では、オウガの軍勢は森から飛び出してきた仮装の衣装を身に纏いパワーアップしております。その為こちらもランダムに飛び出してくる衣装を身に纏いパワーアップしなければなりません。
 なお、ここからが重要ですが。ランダムな衣装が飛び出してくるので全く望まない衣装が飛んでくる場合がありますが、その場合「本当はイヤだけど、勝つためにしょうがなく着るんだからねっ!」という様なプレイングがあればとってもたくさんプレイングボーナスを差し上げます。そういうお達しがあるので仕方ないね。
 そういうわけですのでプレイングに、好みの系統である衣装と、絶対に着用したくない系統の衣装。そしてその二つに対する反応をプレイングに書いていただけると非常に助かります。何なら戦闘関係のプレイングがなくても構いません。ユーベルコードさえ指定していただければなんとかします。なおランダムに衣装が出るとの事で今回は出てくる衣装をプレイングで指定する事は出来ない事とします。マスターとしても出てくる衣装をダイス等を振って適当に決めます。

 2章では、料理を食べさせて眠らせないと絶対に倒せないオブリビオンの攻撃を耐えながら料理を作っていただくことになります。料理を食べさせられたオブリビオンはおいしさについて事細かに批評、称賛した上で、段々と眠くなってゆきます。オープニングの通り、材料と用具はなぜか全てそろっております。作れない料理はないと思って結構です。
 なお、料理が下手でも愛情が籠っていれば大丈夫の様です。毒とかも仕込まなくて大丈夫です。

 では、皆様のご参加をお待ちしております!
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第1章 集団戦 『イタズラ好きなウサギさん』

POW   :    大怪獣ウサゴンだウサ~ッ!!
【自身の身体】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
SPD   :    逃げるが勝ちウサッ♪
技能名「【逃げ足】【ダッシュ】【ジャンプ】【残像】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
WIZ   :    子供からやり直しちゃえウサッ♪
【首から下げた懐中時計】から【周囲の時間を巻き戻すサイキックウェーブ】を放ち、【対象の肉体、精神年齢を急速退行させること】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ここはオウガ・オリジンによって創造された不思議の国。不思議な衣装が飛び出す森の中にいくつもの、バニー服を着たうさ耳を生やした人影がいた。
「ついにこの国に猟兵が来るウサ!」
「どんな姿になっちゃうか楽しみウサ~♪」
 同じ姿をした人影たちが悪い笑みを浮かべて猟兵達を待つ。
 彼らの名前はイタズラ好きなウサギさん。
 男である。
「きっと、あられもない姿になってとっても大変な目に合うウサー」
 同じ姿をして多少なり姿が違う用ではあるが、その本質は他人を困らせることが大好きなオウガであり、勿論他人が困っている姿を見るのも好きなようである。
 しつこいようだが男である。
「さあ、早く来て沢山恥ずかしい目に合うがいいウサー!!」
 割と戦う気よりも他人がひどい目に合う所を見たくて此処にいるんじゃないか?と言えば多分そうだろうという答えしか返ってこないオウガ達を前に、猟兵達は(主に心を)無事に突破する事が出来るであろうか。
セフィリカ・ランブレイ
※着用衣装は可愛くとも色気でもネタでも、お任せ!

シェル姉、重大な問題が一つあるの
『ろくな話じゃないだろうけど言ってみなさい』
私、可愛いし何着ても似合うから着せられて困る衣装がないの!
『ぬかしよる』
相棒の魔剣は深いため息

ま、実際何着ても結構面白そうなんだよね
しかし、これでは場の条件にそぐわない

私も勿論着替える。が、勝つために羞恥の代償を払える対象がもう一人、いる
シェル姉!!
『嫌よ』
勝つために必要なの!!
さ、行こう!
人モードにしたシェル姉と攻略開始だよ!
『ええい、私を巻き込まないで!!』

あ、退行はシェル姉には効かないみたい
お歳、1000は軽く超えてるし、シェル婆っていうと……怒られるなやめとこ



「シェル姉、重大な問題が一つあるの」
『ろくな話じゃないだろうけど言ってみなさい』
「私、可愛いし何着ても似合うから着せられて困る衣装がないの!」
 あまりにも自信満々なセフィリカ・ランブレイ(蒼剣姫・f00633)の宣言に彼女の相棒である魔剣シェルファも『ぬかしよる』という一言ともに深いため息。
 それに呼応する様に、セフィリカの周りにいるイタズラ好きなウサギさんからも顰蹙の声が。
「で、出たーウサ!自信満々に自分可愛いからって言っちゃう系女子ウサ!」
「絶滅危惧種処か空想系種の様に見えて、実は女の子って少なかれこういう所あるよねって言う事実は小説より奇なり系女子ウサ」
「はぁー、萎えるウサ。突然用意された衣装を自分から着用して『い、嫌……なんでこんな物』とかいう系女子プリーズウサ」
『セフィリカ。私あっち側についていいかしら?』
「駄目に決まってるじゃないシェル姉」
 罵詈雑言を並べるウサギ達に表情は無くとも何処か疲れているような雰囲気を言葉の端から醸し出してゆく魔剣シェルファ。
 開始早々孤立無援の状態になっているようなセフィリカへ、何処となく森の中から飛んできたのは仮装の衣装。そう、それはまさしく。
「これあれよね?ピラミッドの調査隊とかアマゾンの奥地に行く探検隊が来てるやつ」
 セフィリカが両手に持っているのはベージュ色で統一された帽子や服のワンセット。いわいる探検服という奴である。
 確かに普段着ることがないこれも仮装の衣装として申し分ないのであろう。
 だがしかし、見た目からは特に面白さがなかった為、ウサギ達のテンションは駄々下がりである。
「あー…………悪くは、ないんだけどなウサ」
「しょーじき、なんとなくこうなるって言うのが分かってしまうやつウサ」
「おれ、生きてて何にもいい事なかったウサ……」
「ふ、お前達の考えていることなどお見通しよ!私には策がある!シェル姉!!」
『嫌よ』
「まだ何も言ってないじゃない!!?」
 まさに以心伝心。長く武器と担い手として、そして姉妹として同じ経験を積んだ彼女達だからこそわかるコンビネーションがそこにはあった。
「お願いシェル姉!!勝つために必要なの!!」
『嫌って言ってるでしょうが』
「さ、行こう!シェル姉人型開放!!」
『ええい、私を巻き込まないで!!』
 主の生き生きとした魔力を食らい、意思持つ魔剣シェルファの形が(彼女は全然望んでいないのに)変形を始める。そして変形が終わる頃、そこにいたのは赤目に青髪のアンニュイな雰囲気とローブを纏う女性の姿であった。
 そしてすかさず森もセフィリカと同じような探検服を、魔剣シェルファへと投げつけてくる。
『……はぁ』
 重く一息溜息をついて隠れて着替えを行う魔剣シェルファ。その姿にテンション下がってきたウサギ達も調子を取り戻してゆく。
「横暴な主に命令されて着たくもない衣装を着る人型魔剣!シチュエーション点数どうぞウサ!」
「んー70点ウサ!」
「イヤァーボカァースキデスネェー90点ウサァ!」
「ちょっと導入が雑な所がありましたウサ。この点が気になるので50点ウサ」
『アンタら勝手に私に点数付けてるんじゃないわよ!』
 そんなウサギの集まりに着替えが終わった魔剣シェルファの一撃がとんでくる。思いのままに飛び跳ねて避けたウサギ達はともあれやる気を取り戻したようで。
「ちょっと乗ってきたウサ!せっかくだから子供時代に戻してさらに楽しむウサ!!」
 そういうと、首から下げた懐中時計を掲げウサギ達の周りに時間を巻き戻すサイキックウェーブを漂わせ始める。
 だが一向に、その効果が出るような気配はない。
「なんでウサ!?」
「子供にならないウサ!」
『そりゃあそれ人用じゃない。数百年の時を持つ私には弱すぎるわよ』
(……1000は軽く超えてるし……シェル婆とかいうと、起こられるよね)
『なんだよそれババl』
 魔剣シェルファのこうげき!いたずらうさぎAは首をはねられた!
『よし、お前らを殺す』
「たすけてーウサー!」
「誰ウサ!余計な事言った奴ウサ!」
「そりゃああそこで首を落とされた奴ウサ!」
「名も知らぬ兎済まなかったウサ……僕の代わりに首を刎ねられて」
「お前のせいかウサー!!」
 怒りに身を任せて放つ魔剣シェルファの魔力で出来た刃が次々と襲い掛かり、イタズラ好きなウサギさん達は這う這うの体でその場から逃げ出してゆく。
 その惨状を前にセフィリカは絶対にシェル婆等と言うのはやめとこうと誓ったのであった。
『……セフィリカ、何か考えてたわよね』
「……なんでもないよーシェル姉ー」
 

成功 🔵​🔵​🔴​

キョウジ・コケーシ
助けを求める声が聞こえました。
私の力が役に立つなら幾らでも振るいましょう。

好みの衣装は特になく、露出の多いものだと流石に気恥ずかしさを感じますが、どんな衣装であろうが、弱き人々の笑顔を守る為に堂々と着て戦います。
その姿を見た周りがどんな感情を抱くか(何もおかしな物とかないですよね?)も一切気にせず、民草を守る為に全力を尽くします。
あっ、本人はオブリビオンマシンの頭部に変形して合体しますのでサイズは本体とキャバリアの二種類御用意ください。

戦闘では敵の攻撃に備え遠距離からのミサイル主体です。回避されたり流れ弾等でコスプレ会場の背景がこけしと地蔵まみれになったらコケシックペネトレイターで突撃します。



 その日、イタズラ好きなウサギさん達が思い出したのは躯の海へと還った先輩イタズラ好きなウサギさんの言葉であった。
(気を付けるウサ。猟兵とは時に想像の斜め上を遥かに凌ぐ奴らがいるウサ)
「だからって限度って物があると思うウサー!!」
 必死に走って逃げるイタズラ好きなウサギさん達。その後ろを追いかけるのは新しく猟兵達が到達した世界、クロムキャバリアで生産されているキャバリアである。
 しかもただのキャバリアではない。彼の世界においてキャバリアの中には、オブリビオンの意思を以て活動を行う個体が存在する。その機体を猟兵達の中には強靭な意思の力でコントロールし操る者達がいる。
 そう、いまウサギさん達を追いかけているのはまさにそのオブリビオンマシンである。そしてさらに。
 アライグマのきぐるみを着ていて、その頭部はこけしであった。

 助けを求める声が聞こえました――その言葉と共にイタズラ好きなウサギさんの現れたのは、こけし頭が特徴的なロボットヘッドのキョウジ・コケーシ(コケーシの後継者・f30177)。そんな彼を最初に見たウサギ達は。
「一体何これウサ」
「もう仮装済みウサ?」
「どうみてもこけしですウサ」
 等と困惑した表情を浮かべるしかなかった。更にそんな彼へと森は顔出しタイプのアライグマを模したきぐるみを投げつけ、こけしヘッドの着ぐるみアライグマが誕生したのであった。
 これが普通の人が着ていれば十分かわいいのに……!等と心の底から悔しがるイタズラ好きなウサギ。
 だがしかし、悲劇はそれで終わることはない。
「ノブレス・オブリージュ、その思いを胸に……アナタ達を倒します」
 そう。コケーシの種族はロボットヘッド。つまり彼は、キャバリアの頭部に換装できるのである。
 そんなわけで、自身が呼び出したオブリビオンマシンのこけし頭部として合体したコケーシ。さらに森もキャバリアサイズに調整されたアライグマのきぐるみを生成しそれをコケーシへと向けて放り投げる。
 空中でそれを受け取りコケーシは瞬時に着用。此処にキャバリエサイズで顔出しタイプのアライグマきぐるみ(顔はこけし)のオブリビオンマシンが誕生したのである。なんだこれ。
 そして。負けてもいいけど好みのタイプである男の子や女の子が、色んな服を自分から着用する様を茶化しながら楽しむ気マンマンだったのに、突然とびっきりのギャグ世界に迷い込んでしまった様な思いに駆られているイタズラ好きなウサギ達へとコケーシは突貫を仕掛け、只今全力でコケーシからウサギ達は逃げ出しているのであった。
「こんなの絶対おかしいウサ!ボクの心は傷ついたウサ!慰謝料を要求するウサ!」
「誰もそんな物払ってくれないウサ!」
「兎にも角にも攻撃ウサ!撃たなきゃ当たらないウサ!!」
 追い回されている今なら懐中時計からサイキックウェーブを放つだけでコケーシに命中するはず。そう考えたウサギ達は一斉にサイキックウェーブを放ち、コケーシの進軍を遅らせようとする。
 後ろへと流れてゆくサイキックウェーブを前に、ブースターを吹かせ宙へと飛ぶ事で回避したアライグマ・コケーシは、着ぐるみ事変形させる事でオブリビオンマシンに搭載されたミサイルポットを全開放。
「ご覧下さい、世界はこんなにも優しくて美しい」
 そのまま全弾発射されたこけし型の多弾頭ミサイルが、黒い煙を吐きながらイタズラ好きなウサギさん達へと襲い掛かる。
「そんな所までこだわらなくていいウサ!」
「何故ベストを尽くしたウサ!!」
 必死にミサイルを回避してゆくウサギ達。着弾したミサイルは爆発する事なく地面へと埋まり地面を慈しむような視線を向けたこけしや地蔵となり、そのことが更になんというかイタズラ好きなウサギさん達の精神を削り取ってゆく。
 憐れ。ウサギさん達は何の楽しみも得られることなくこけしと地蔵が乱立する戦場を逃げ続けるしかないのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード
アドリブ・連携OK
好みの衣装:動きの邪魔にならない服
着用したくない衣装:動きの邪魔になる服、特に装飾が多く重い物

好みの衣装に対する反応
お、これなら何とか着れそうだねえ。
なにせ角だの爪だの尻尾だのが生えてるせいで、
大抵の服はあちこち引っかかって着れないんだよねえ。
これなら普通に戦えるかな。

着たくない衣装に対する反応
着ないと戦えないけど、着ると動きづらいって面倒だなあ。
んー、仕方がない。人間に擬態して着ておこう。
それにしても、なんでこんなゴチャゴチャした服を作るのかねえ。
無駄な飾りなんて多くても、重くなって疲れるだけだと思うんだけどなあ。

戦闘
服が邪魔でも問題ない【空雷火球】で逃げる前に燃やそうか。



 森の中から飛んできた衣装を前にしてペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード(混沌獣・f07620)は異形の腕を組んで悩んでいた。
 彼女の前にあるのは、緑や茶色が混ざった俗にいう迷彩柄と呼ばれる色彩の軍服とそれに合わせる様に暗い塗料が塗ってある大型の狙撃銃、そして眼帯。
「これを着ろって、ことだよねぇ?」
 アックス&ウィザーズの世界で魔物と間違われて生きてきたペトニアロトゥシカにとって、服とは在れば便利な物という感覚であり、なおかつ自身の動きを阻害しない物を好んで着る傾向にあった。
 迷彩柄と言う特徴こそ狩りの時に使えるかもしれないと思うペトニアロトゥシカではあったが、この眼帯と銃については彼女にとって無用の産物であり、なおかつ服自体もかなり窮屈な物であった。
 勿論、自身の体を人の体へと擬態させれば着れないわけではないが……。
「まあ、着れないと戦えないみたいだし――」
「ダーメーウーサー!!」
 ペトニアロトゥシカのいつもの姿から獣の部分を人の体へと戻そうとしたその時であった。高速で近づいてきたイタズラ好きなウサギさんが一直線にペトニアロトゥシカへと向けてタックルをかましたのである。
 服の強化を受ける事ができていないペトニアロトゥシカは、吹き飛ばされて地面へと倒れこみ、その両腕をウサギ達に抑えらてしまう。
 服を着るまでの間警戒するべきだったかな。っと思いつつ、この状況を何とかするべくペトニアロトゥシカは腕に力を入れて――。
「それをすてるだなんてとんでもないウサ!」
「諦めちゃダメウサ!人間やる気になれば何でもできるウサ!!」
「……えーっとぉ?」
 自分を上から抑え込んでいるイタズラ好きなウサギさんの様子がおかしい。
 話を聞いてゆくと、どうもペトニアロトゥシカが服を着る事を阻止したわけではなく、獣の形態から人の形態への変態を阻止したかったとの事である。
 つまるところ。
「ケモっ子!軍服!スナイパー!眼帯!イイウサァ!!」
「っていうかこけしの後だと何でもおいしく感じられるウサ!!」
「いや待って。この大きさの服だと物理的に着れないよぉ」
「そんな事ならどうとでもなるうさ!……ボクのツケであちらのお客に、ウサ」
 果たして最後の気取った演技は必要だったのかはともかく、イタズラ好きなウサギさんが指を鳴らすと再び森から飛んできたのはかなりサイズが大きくなり緩くなった迷彩柄の軍服であった。
 最早これが軍服として扱ってもいいのか?とは思うがともあれ、翼や尻尾を出す為のスペースも空いており、今のペトニアロトゥシカであっても十分着る事が出来る。
 なんだか釈然とはしないが、用意された衣装を手にかけようとするとウサギ達はペトニアロトゥシカを放し彼女を自由にする。どうやら本当にこの姿のままこの服を着てほしいという事だけを願っているようだ。
「……まあ、着る事ができるなら着るけどさぁ」
 何か釈然としない思いはあるが、とにかくハロウィン衣装を身に着けない事にはオブリビオンを倒す事は難しい。それはわかっているからこそ、何か敵に塩を送られている様な感覚がペトニアロトゥシカの中にはあった。
 そしてそのウサギ達はというと。
「成程ウサ……尻尾はそうやって外に出すウサか」
「翼の穴ってそうなってるウサねー。勉強になるウサー」
「ボクらの事は気にしないで置くウサ。勝手に見て楽しんでるだけだからウサー♪」
「着替えずらいから見るなよー。見ても面白くもなんともないだろー」
 纏わりつくウサギ達を蹴り飛ばし、叩き飛ばしながらなんとか着替え終わったペトニアロトゥシカ。
 丸太の様な異形の腕で抱えた狙撃銃はその重量を苦にすることなく持ち運ぶことができ、特注品となってしまった軍服からは棘や翼、尻尾などが飛び出てなおかつ破れず、丈夫であり。たとえ全力で走り回ったとしても切れ目等が入る事はないだろうという強度を保っていた。
 片目に付けた眼帯は、確かに付けてはいるのだが特に目がふさがれてるような感覚はなく何らかの方法で視界を確保しているようでしっかりと見える。つまるところマジックファッションアイテムと言った所だろうか。
 そしてその出で立ちに、イタズラ好きなウサギさんのテンションも最高潮に達していた。
「やったウサ!ついにこういうの着るの嫌なんだけどなぁ……って言う子が仕方なく来てくれたウサ!」
「属性てんこ盛りウサ!ボクのハートが撃ち抜かれたウサ!!」
「ちょっとボクらの介入が大きすぎたのは認めざる負えないが……ボクらの為ウサ!」
「あのさぁー、この銃ってやつ、邪魔なのだけどぉ」
「そういう時は背中にでも掛けとけばいいウサ」
 言われた通りペトニアロトゥシカは銃を背中に預けて両手を開ける。軽く跳んで動きを確かめるがほんの少しの窮屈さはあるが動きに支障はなく、むしろハロウィンの力によって自分の力が増大しているのを感じる。
 となると後は、此処にいるウサギ達を戦うだけなのだが。
「それじゃあ燃やしちゃうけど、いいよねぇ?」
「ふっ。仕方ないウサね……所詮猟兵とオブリビオンは相容れないウサ」
「そして今、ボクは尊い物を見たウサ。わが生涯に一片の悔いなしウサ」
「うむ。座して死を待つのみウサ――…………あっ、ちょっと急用を思い出したので映画館まで」
 三者三様の反応を見せるウサギ達へと、ペトニアロトゥシカの体の中に在る発電器官が作り出したプラズマ化した空気の塊を放ち、その衝撃波で砂煙が巻き起こる。直撃を食らい空の彼方まで吹き飛んだウサギ達。その顔は何処か、満ち足りた表情を浮かべていたという。
「……なんか変なオブリビオン達だったねぇ」
 土煙の中。間延びした口調で飛んで行くオブリビオン達を見上げていたペトニアロトゥシカ。それにしてもと、ペトニアロトゥシカは思う。どうして人間はこんなに色んな服を作るのかと。
「動きやすい服だけあれば、それでいいと思うのだけどなぁ」

成功 🔵​🔵​🔴​

番場・レイチェル
※アドリブ・連携歓迎

「きが……える……?」
この衣装を見られてる間広告収入があるアタシにとってはどのコスプレも死活問題なんですケド!
と、いう訳で暫く着替えずに粘りたいけど……。

「――ダメじゃん! ううっ……食費がきつい……!」
諦めて着る事に。正直、普段着てる衣装を考えればどれもこれも恥ずかしさじゃ変わらないケド……倒す為には、収入を断ってでも着替えなければならない……!
「ええい! どーにでもなーれ!!!」
仕方なく着る、という状況で強くなるんなら、アタシ以上の適役はいないじゃん!? 収入ないなった!!!(やけ)



「ウーサウサウサウサ!大怪獣ウサゴン様達の前に猟兵破れたりウサ!!」
 高らかに勝利宣言を行うのは巨大化し大怪獣ウサゴンとなったイタズラ好きなウサギさん達、そしてその足元で倒れ伏していたのはヒーロー的な衣装を身に纏う番場・レイチェル(ミートコンバーター/食べたくない・f27452)の姿であった。
 何故、仮装をしている猟兵が負けたのかと言えばそうではない。レイチェルの姿は普段着であり、仮装をしていないのである。
「くっ……やっぱりダメじゃん!」
「っていうか、どうして着ないウサ」
「きっとあれウサ。ヒーローは衣装を着替えないとかそういう拘りウサ」
「きが……える……?ですって?この衣装を見られてる間私に広告収入が入ってくるのよ!じゃないと食費が稼げないのよ!!」
「とっても世知辛い事情だったウサ!!」
 この番場・レイチェルという猟兵。なんやかんやとあって際限なく物を食べ続けてその分強くなる体質になった強化人間ではあるのだが、食欲を抑える事が出来ず食費はかさむ一方であった。
 その為にヒーローアースにあるハンバーガー店と契約しそのロゴが入った衣装を着る事で広告収入を得て食費を賄っているのだという。
「そもそも異世界にいる猟兵が衣装を着ているかどうかなんてわかるのかウサ?」
「多分わからないのではウサ……でもそれはそれとしてウサ」
「なんか面白そうだから黙って、悪役気分を楽しむウサ!」
 このままの方がなんだかおもしろそうだという事で意見が満場一致の大怪獣ウサゴン達。そんな彼らの内の一人が両手で破かない様に持ちレイチェルへと見せつけたのはふっくらとした帽子に野暮ったいエプロン付き衣装というレイチェル用に森が出した衣装である。
「ふっふっふ、一度だけチャンスをやるウサ」
「この……この衣装何ウサ」
「知らないのかウサ。これは古い時代の英国家政婦当たりにあてがわれた、その家の女主人がお下がりで渡した衣装を自分で手直しして着てる奴ウサ」
「何でそんなに細かい設定があって妙に詳しい事知ってるウサ。ちょっと引くウサ。まあ置いといてウサ。この衣装を着て食費を捨てるか、このまま敗北の味を味合わせてやるか選ばせてやるウサ!」
 正直言って他に稼ぐ手段とかあるんじゃないか。そもそもこうやって戦ってる以上戦闘での補填とかが出てるのではないか。そんなに迷う必要性ないんじゃないか。そういうのが出てないとしたらもしかして猟兵稼業ってブラックなのでは?
 等と、いろいろ考えているイタズラ好きなウサギさんの事等知らず、迷いに迷いついに断腸の思いでレイチェルは決断を下す。
「分かったわよ!着るわよ!どーにでもなーれ!!!」
「いい心がけウサ!」
「うう……サヨウナラ、アタシの食費」
「だからそうやってちょっと重いこと言うのはやめるウサ」
 衣装を受け取ったレイチェルはそのまま森の奥へ。そして、固まって再び小声で話し始めるイタズラ好きなウサギさん達。
「……で、覗くかウサ?」
「正直気が乗らないウサ」
「悪役気分は存分に味わえたからもういいかなって思うウサ」
「下手に茶化すよりこのまま待ってる方が面白みがあるような気がするウサ」
「ほら!着替えてやったわよ!!」
 そういって森の奥から出てきた家政婦衣装へと着替えたレイチェル。その姿を見たイタズラ好きなウサギさん達の案外に反応は悪くない。
「なんか、意外とわかるって奴ウサ!」
「同意ウサ。こう、ふくよかな体が長年その家に仕えて人前に出る仕事から裏方の仕事に回されて、何かあった時に頼りにされる年長家政婦って感じがあるウサ!」
「だから何でそんなに詳しいウサ。引くウサ」
「ふふふ、収入ないなったアタシにもう怖い物はない!お前達なんかとっとと片付けてやるぅー!!」
「だから!所々で!重い事!いうなウサ!……ってボクのつま先を掴んで何をして」
 巨大化した大怪獣ウサゴンのハイヒールのつま先を両手でつかんだレイチェルは、両腕に力を込めて大怪獣ウサゴンの一人を軽々と持ち上げる。
「う、ウサァ!?」
「これが、主に収入的に追い詰められたヒーローの力よぉ!!」
「だからそういう重いウサァ!?」
 持ち上げた力のままにウサゴンを振り回し、ジャイアントスイングの要領で周りにいるウサゴン達を巻き込んで叩きつけるレイチェル。
 衣装の力、そして追い詰められたヒーローの逆転劇を前にウサゴン達は次々と倒れ伏してゆく。
「やられたウサー!」
「悪役の宿命って奴ウサ!」
「でも結構いいもの見れたウサ!割と悔いはないウサァー!!」
 古く良き時代の名残。その一旦を胸に焼き付けて、骸の海へと還るイタズラ好きなウサギさん。それとは対照的にレイチェルは膝からガクリと崩れ落ちていた。
「……明日から、ご飯……」
 明日の食事はともかくとして、立ち上がるのだレイチェル。オブリビオン達との戦いはまだ続くのである。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ケルシュ・カルハリアス
※アドリブ・連携OK
※衣装は際どくなければなんでもOK

この格好…鮫らしくないです…。
せめて鮫感があったら…。

ってあれ、ウサギ…?
…UDCアースだったかな。ウサギが鮫を騙したって伝説があったような。
ならウサギと鮫は宿敵!

【カクレサメ】で驚かせたら【ウイングサメ】で追いかけて攻撃、更に【チェイスサメ】で追い討ちだ!
絵の具鮫は退行しないはず!



「この格好……鮫らしくないです……」
 そう小声でつぶやいたケルシュ・カルハリアス(鮫絵師・f29842)が森から渡された衣装は、両手に持つ大鎌に簡素な黒いフード付きの擦り切れたローブというおそらく死神をイメージした衣装である。
 勿論着ている事で力は増しているのだが、それはそれとしてこよなく鮫を愛する彼としては全く鮫に関わりない衣装を着なければならない事実にどうにも気分が乗らない様子。
「ちびっ子死神ウサ!」
「何かしらの魔法少女物のマスコットとかそういう感じウサ!」
「うーん、ショタはいいぞーウサ」
「うるさい。ちゃんと二十歳は越えてるから!」
「つまり合法ショタウサ!!」
 そんなケルシュに対して、イタズラ好きなウサギさんは相も変わらず猟兵達の衣装を肴にわいのわいのと大騒ぎ。そんな彼らをさっさと倒してしまおうと筆を取り出したケルシュの脳内にある一つの思考が遮る。
「あれ、ウサギといえば」
「どうかしたウサ?」
「UDCアースだったかな。ウサギが鮫を騙したって伝説があったような」
 その話を聞いてわいわい騒いでいたイタズラ好きなウサギさん達の背筋に冷たい物が流れる。それは、かいつまんで話せばとある神話における白い兎の話で、自分の一族と海にいる鮫のどちらが多いかという体で鮫を騙して並べて向こう岸まで渡ろうとした話である。
 その際、最後には元に戻るのだが騙された事を知った鮫は――。
「そうそう、確か全身の毛皮を引っぺがして」
「やめるウサ!話せばわかるウサ!そういうのは誰も望まないウサ!」
「聞いてるだけで全身が痛いウサ!」
「そう言う事ならウサギと鮫は宿敵!やる気出てきた!!」
「うん、まったく聞いてないウサね!」
 兎と鮫に関係性を見出し、調子が上がってきたケルシュ。当然、手に持つ鮫を模した愛用の筆にも力が入る。その筆に色を乗せて、宙をキャンバスに色を重ねてゆくと出来上がったのは文字通り絵に描いた無数の鮫達だ。
「よーし!どっちの数が多いか勝負だ!」
「さ、サメだー!ウサ!」
「遂に森にもサメが出る様になったウサ!」
「止めるウサ!そんなこと言うと宇宙とかにもサメが出るようになるウサ!!」
「いるといえば宇宙鮫もいる気がするウサけど今はそんな事どうだっていいウサね!」
 鮫映画もとい鮫絵画達を前にスプラッタは望まないとイタズラ好きなウサギさん達もサイキックウェーブを放ち必死に応戦する。だが今しがた絵具から生まれたばかりの鮫達の時間を戻そうと絵具に戻るだけであり、次第に追い詰められてゆくウサギさん達。
「救いはないウサ!?最後の最後でお手製爆弾とかでドカンと吹きとばすとか!」
「そんな都合のいいのは映画だけウサ!」
「……ボク、お前にずっと言えなかったことがあるウサ」
「いや自分と同じ姿の男同士でそんな事言われれても全然ときめかないウサ!」
「頑張れ僕の鮫達!毛皮をひっぺがせー!」
「皮はダメウサ!せめて服にしてほしいウサァ!!」
 この後イタズラ好きなウサギさん達がどうなったのかを詳しく語るのは置いておく事にしてである。何はともあれイタズラ好きなウサギさん達を全て退けた事には間違いはない。
「やっぱり鮫の方が数が多かったね!」
 果たして神話においてどちらの数が上だったのかはともかくとして、この戦いにおいては鮫が勝った事に満足がいった様子のケルシュは、意気揚々と森の奥へと進むのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『クラーケン』

POW   :    真夏の夜の夢
非戦闘行為に没頭している間、自身の【見ている夢 】が【現実に置き換わり】、外部からの攻撃を遮断し、生命維持も不要になる。
SPD   :    夢と現実の狭間を泳ぐもの
レベルm半径内の、自分に気づいていない敵を【亜空間から飛び出しての奇襲 】で攻撃する際、ほぼ必ず狙った部位に命中する。
WIZ   :    夢幻泡影
自身からレベルm半径内の無機物を【現実を溶かし、幻にする無数のシャボン玉 】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠渡月・遊姫です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 それは、一言で言えば空を飛ぶ巨大な魚であった。
 グルルル……と、口の奥から聞こえてくる唸り声の様な物は明らかにここまで来た猟兵達を警戒する物であり、今にも襲い掛かってきそうな、そんな雰囲気が漂っていた。

 目の前に在る、調理材料やキッチン用具。口から流れ出ているよだれに目をつぶればではあるが。

「ふははは、よく来たウサね!」
 そして先程何度も聞いたような事があるような声が、物言わぬオブリビオンの前に立ち猟兵達を迎えていた。
「誰だ!って顔をしているかもしれないので自己紹介をさせてもらうウサ!ボクは単なる喋れないクラーケンに代わって意思疎通を行う解説ウサギウサ!ボクへの攻撃も無駄だし、ボク自身は攻撃しないし、クラーケンが消えたらボクも消えるウサ!……結構扱いひどくないウサ?」
 まあ、そんなオブリビオン達の格差社会については置いておいてである。
「っと、言うわけで君達にはこれから料理を作ってもらうウサ!クラーケンもお腹自体は減ってるみたいだけど消えたくはないので、当然妨害してくるウサ!この異色のバトルを前にどんな戦いが繰り広げられるのかじっくり見物させてもらうウサ。それじゃ、お食事バトル開始ーウサ!」
 どこから取り出したかわからない銅鑼を力いっぱい叩くと共に、クラーケンなるオブリビオンも猟兵達に料理を作らせないとばかりに暴れ回り始めたのであった!
番場・レイチェル
※アドリブ・連携歓迎

「……元々の衣装なら謎の仕様で周りの視線を感知してその量に応じて広告収入があるハズだったのに……」

どうしても文句を垂れ流したくなってしまうケド、そればかり言っていられない。(それによく考えたら敵の数も多くないから、影響はそう大きくない……ヨネ?)

つまみ食いをしながら、ハンバーガーを作るね! 食べるな? アタシだって食べたくないよ!(選択UC・体質)
アタシ自身の腹を満たしつつ、ハンバーガーができたら敵の口に「そォい!」して無防備になった敵を【怪力】で持ち上げて地面に叩きつけてフィニッシュ!
(敵にトドメがさせたら)
素早く元の格好に着替えるよ!


ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード
アドリブ・連携OK

んー、妨害を防ぎながら料理を作るねえ。
なら時間がかかるのは避けて、簡単に作れるお菓子でも作ろうか。

妨害の方は、まずクッションになる綿羊毛を生やして直接攻撃を防いで、
シャボン玉は【誘眠綿閨】で綿毛を大量に出して物量で防ごうか。
綿毛は有機物だから変換されないしね。

料理の方は、まずクッキーを粉末になるまで砕いて、
溶かしたバターと混ぜて生地にしたら型の底に敷いて土台に。
軽く泡立てた生クリームとカボチャのジャム、お湯で溶いたゼラチンを混ぜて、
型の中に流し込んだら後は冷やして固めるだけ。
固まったら型から出せばカボチャのムースケーキの完成だよ。

全部終わったら、あたしもお昼寝しようかねえ。


ケルシュ・カルハリアス
※アドリブ・連携OKです。
※判定WIZ

料理…あんまり難しいのはできないけどやるしかないよね。絵の具が無機物判定入りそうだから妨害は雷の【属性攻撃】で回避できたらいいんだけど…。

やれる事をやるとしたら、いろんなチョコレートを溶かして【アート】を応用した板チョコならぬ痛チョコを作ってみよう。…いっそクラーケンの絵でも描こうかな。鮫の描き方応用できそうだし。


セフィリカ・ランブレイ
というか味わかるの? あのオウガ?
ま、ルールに沿うか。私が引き付けてその間にシェル姉が料

『イヤよ。セリカ、アンタ自分でやんなさい』
シェル姉…相棒の魔剣、反逆
さっきの事を怒ってる?

『別に。今はセリカの困る顔が見たいだけよ』
やっぱり怒ってる!
しょうがない。【次元格納庫】を開き、工場から自分用の非常食を取ってくる

美味しいものが食べたいよね
最近の冷凍食品ってレベル高いよね。私が作るより美味しいもん
だから冷食を調理機でチン!これはベストを尽くしてる!
チンしてる間私は全力でクラーケンの攻撃を回避したり調理場から遠ざけるように誘導!

種類も豊富。プロが自信をもって売り出した納得のおかずフルコース、召し上がれ!


キョウジ・コケーシ
(全高5mのアライグマの着ぐるみこけしヘッドオブリビオンマシンが現れた!)
料理の経験は有りませんが理論はわかります。
(材料を色々抱える)
こうすればいいのですね!
今の状態から更に空飛ぶこけし紳士モードに変形し飛翔!
そして戦場の敵にこけし守護神を放ちます。

(ウサギの傍に降り立つ守護神)
「(肩を優しく叩く)君もさっきの森に行きたかったんじゃないかい?」
「扱い酷いの悲しいよね」
「何かやりたかったことや希望はないかい?」
「夢を語ってもいいよ」
「今、一番立場弱いの君だから、君の心の支えになれるよう頑張るよ」

色々終わった頃に高速飛行で冷却して作ったアイスクリーム(キャバリアサイズ)を持って降りてきますね。



「さあ始まったイェーガーVSクラーケンのお料理バトル!実況は解説ウサギ一の華麗な容姿をもつボクがお送りするウサ!おっと、野次も罵声も全部無敵カットウサ!」
 解説ウサギなるどこかで見た様な兎の声と共に料理を始める猟兵達。その中の一人、番場・レイチェル(ミートコンバーター/食べたくない・f27452)が作っていた物はハンバーガーだ。
「……元々の衣装なら謎の仕様で周りの視線を感知してその量に応じて広告収入があるハズだったのに」
 収入を諦めきれない様子のレイチェルではあるが、敵の数も少ないはずだと気を取り直す。そして手の込んだ料理であればともかく、ある程度手軽に作れるハンバーガーであれば出来るのも速い。
「出来た、一つ!」
「さあ、速い!早くもクラーケンに食べさせる料理が出来て――」
「頂きます!!」
 その出来た料理をレイチェルの両手でつかみ自らの口へを放り込むと、そのまま胃袋へと流し込んだのである。
「何やっているウサァー!?せっかく料理を作ったのに食べたぁウサァ!!」
「ち、違うの、体が勝手に食べちゃうのぉ!」
 自身の体を改造されて得た無限の食欲にこの状況であろうと抗う事が出来ないレイチェルは、ある一つの作戦に出た。それは、自身の食欲が満足するまで自分で食べてその後、クラーケンへとハンバーガーを食べさせるという物であった。
「その為に今は、私は、食べなきゃ、いけない……!!!」
「レイチェル選手!自身の食欲を抑えるためにまずは自分でハンバーガーを作って食べるという作戦の様ですウサ!しかしそんなことをしているとー!」
 解説ウサギの言葉が引き金になったかのように、料理をしていた猟兵達の周りの景色が突然歪み、まるで異世界にでもいきなり転移させられたかの様な空間へと置き換わってゆく。
 その事を意に介さず食欲のままに食べ続けていたレイチェルであったが、突然その手が止まった。
「ちょっと、何!?」
 その手が何か強い力で押さえつけられたかの様に動かなくなると共に、まるで十字架に吊るされているが如く手を広げて、何かに持ち上げられるかのようにレイチェルは浮かび上がり、ある程度の高さで停止する。
 よく見ればレイチェルの体には、今いる空間と同じような色をした触手が絡みついており、空間から……いや、夢から生えた触手が絡みつき、レイチェルを空中へと吊るしているのだ。
「一体何が起こっているんだー!……あ、今資料が届きましたウサ。これはクラーケンのユーベルコードで、非戦闘行為に没頭している間、自身の見ている夢が現実に置き換わるユーベルコードだウサ!これによってお腹はすいたし料理を食べたいけど消えるのは嫌だなぁ……というジレンマが夢となって具現化し猟兵達を拘束しているらしいウサ!」
「なんですかその夢!」
 湯煎していたチョコレートのボウルを両手に持って、夢の触手を避けるケルシュ・カルハリアス(鮫絵師・f29842)から夢の都合の良さを非難するような声が上がるが、実際既に現実はあらかたクラーケンの夢に侵食されていて、いつどこからクラーケンの触手が襲い掛かってくるかもわからない状態。どうにかしなければ料理を作ることもままならないだろう。
 この状況を打開する為、セフィリカ・ランブレイ(蒼剣姫・f00633)は魔剣シェルファに自らが囮となっている間に料理を作る事を提案していた。
「よし。私が引き付けるからその間にシェル姉が料」
『イヤよ。セリカ、アンタ自分でやんなさい』
 魔剣シェルファ、まさかのボイコットである。
「……えーっと、シェル姉。もしかして、怒ってる?」
『別に。今はセリカの困る顔が見たいだけよ』
「やっぱり怒ってる!」
「あーっと!此処でセフィリカ選手の相棒の魔剣がまさかの反逆のシェルファ!うんうん、わかるウサ。あんまりにもあれな扱いだとたまーにちょっとはひどい目に遭ってくればいいのにって思ったりする事あるウサ。誰かの下で働くって辛いウサ」
「ううん、しょうがない。じゃあこれしかないわね!」
 そういうとセフィリカは、小さな空間の裂け目を作りだしその中へと手を伸ばす。中から出てきたのは――。
「ちょっと待つウサ。まさかそれレトルト食品ウサ?」
 解説ウサギが目にしていた物。それはいわいるお湯やレンジで温めるだけの銀色の袋、誰でも簡単にできるというそういう部類のアレである。
 まさか他の猟兵達が必死に料理を作ろうとしている中、レンジでチンして終わらせようというセフィリカに思わず絶句している解説ウサギをよそにセフィリカは目もくれず周りを見渡している。
「後はこれをレンジでチンするだけで料理ができる!プロが自信をもって売り出した納得のおかずフルコース、召し上がれ!」
「本気でやるつもりウサ!!味噌と納豆じゃないうさ、見損なったウサ!料理人にあるまじき行為ウサ!これはもはや、結婚して子供が出来たらママの一番好きな料理は何ですか?って聞かれて、5千円札の絵を描く奴ウサ!!」
「私が料理人を名乗った覚えなんて一度もないしそんな事しないから!!」
 堂々キッパリと言い切ったセフィリカはそのまま袋をレンジの中へ。
 だが袋を入れたレンジは、突然シャボン玉となってセフィリカへと襲い掛かってきたのである。
「ちょっとなにこれ!?」
 慌ててシャボン玉を避けたセフィリカの後ろにあった流し台にシャボン玉が当たると、まるで何かに飲み込まれたかのように流し台が消え失せてしまう。
 それを見て、マイクを片手に声高らかに実況を始める解説ウサギ。
「ああっと、これは……今、資料が届きましたウサ。クラーケンのWIZ属性ユーベルコードウサ!無機物を無数のシャボン玉にして触れた現実を溶かし、幻にするとかいうやっべー奴ウサ!ちなみに無機物と有機物の見分け方ウサけど、燃やすと炭になるのが有機物でそれ以外が無機物ウサ!だから大体の服は燃やすと炭になるので有機物ウサ。服は、シャボン玉に、ならないウサ。チッ」
「そう、そしてこけしは木製なので燃やすと炭になってしまいます。悲しいですね」
 その言葉にゾクリと、解説ウサギの背筋に悪寒が奔る。声の方向を見てみれば空には全高5mのアライグマの着ぐるみこけしヘッドオブリビオンマシンの姿が。
「げぇ、こけしウサ!」
「安心しなさい、解説ウサギ君。私は、君の味方だ」
「う、ウサ?」
 何のことだかさっぱりわからないとばかりに首を傾げる解説ウサギにキョウジ・コケーシ(コケーシの後継者・f30177)はゆっくりとこけしヘッドで頷いて見せる。
「弱き誰かの笑顔を守る為に戦う、それこそが高貴なる者の生きるべき姿……それこそがこけし紳士」
「な、なにを言っているのかさっぱりわからないウサァ!?」
 きっと、コケーシ以外この場にいる誰もが彼の言っている事が分からないだろうが、それはともかくとして、だ。
 アイスクリームの材料を両手に空飛ぶこけし紳士モードへと変形したコケーシ。その姿に引かれやってきたのは、弱き者を守るこけし守護神達……あえて言おう、なんだこれ。
 何が何だかわからないがともあれ。そのこけし守護神達が弱き者、守らねばならぬ者として認定した者こそ。
「君もさっきの森に行きたかったんじゃないかい?」
「扱い酷いの悲しいよね」
「何かやりたかったことや希望はないかい?」
「夢を語ってもいいよ」
「今、一番立場弱いの君だから、君の心の支えになれるよう頑張るよ」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?ぼ、ボクの傍に近づくなぁぁぁぁ!ウサァァァァァァ!!」
 解説ウサギであった。
 あまりの恐怖に解説など無視してこけし守護神から逃げ回る解説ウサギはともかくとして、この謎のこけしワールドが展開されたことでクラーケンの自身が見ている夢の中にまでこけしが入り込んだのか、現実を侵食するユーベルコードの力が弱まってゆく。それはつまり、レイチェルを拘束していた触手達の力も弱まることも意味しており。
「私は――私は作る!食べる!」
 一瞬の隙をついて力を開放する事で窮地を脱したレイチェルは再びハンバーガーを作り始め、出来上がった傍から自らが満足するまで食べ続ける。
 クラーケンに料理を作らなければならないというこの状況で、自ら作ったハンバーガーを自分で食す、レトルト食品で済ませようとする、こけしが蔓延するという状況に精神的に被害を受けている(主にこけしで)解説ウサギの心には次第に、何とも言えない虚無が広がってゆくのを感じていた。
「……これ、いったい何なのウサ」
 これはほんとに料理を作る戦いなのか、単に皆騒ぎたいだけなんじゃないか、きっとボクの存在なんていらなかったんだ。
 そんなクラーケンの無敵があろうと今にも消えてしまいそうな彼は、一筋の光を見る事になる。
「妨害が激しいねぇ、簡単な料理にしておいてよかったよ」
「色んなチョコレートを混ぜ合わせてー……形はどうしようかな。クラーケンの形にしてみようかな!」
 それは、全身にふかふかの綿毛を生やし、その綿毛を飛ばすことでシャボン玉を防ぎながらクッキーの粉末入りのカボチャジャムのムースケーキを作ろうとしているペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード(混沌獣・f07620)と、湯煎して解けたチョコレートを混ぜ合わせどういう形で固めようか迷っているケルシュ・カルハリアスの姿。
 それはまさしく、清く、正しく、料理を作っている姿に他ならない。
「あ……あ……貴方達が神ウサ」
 あまりに正しく料理を作っている尊い光景に、五体投地でひれ伏す解説ウサギに首を傾げる二人。
「何を作っているか、聞いてもいいウサ?」
「クッキーを砕いて作る事で触感を工夫してみたカボチャジャムのムースケーキ」
「色んなチョコレートを混ぜ合わせて作るクラーケンの形にしようかなって思ってるチョコレートですけど」
「良かったウサ……もう、もう料理実況と解説なんて出来ないって思っていたウサ……僕は尊い者達を見たウサ!」
 ついに真の料理実況と解説をしたといっていいであろう解説ウサギの目には光が戻っていた。輝かしい、夢を見る力が再び心には宿り始めている。
 その事を後ろで自分の事の様に喜ぶ影も首を縦に振り胸をなでおろしている。
「良かった。君はやりたい事が出来たんだね」
「嫌ァぁぁぁ!?こけしウサァァァァ!!!」
 いつの間にか背後に存在していたこけし守護神の存在に気が付いた解説ウサギは、脱兎の如く二人の前から走り去る。そして残された二人は。
「仕上げに入ろうかねぇ」
「よーし、頑張るぞー」
 特に解説ウサギの事など気にせず料理の仕上げに入っていた。
「も、もういいや。たくさん食べた、よし、大丈夫!」
「よし、温め終わったわ!後は皿に盛ればいいわよね!」
「ただ空を飛んでいたわけではないのです。高速で移動する事によってアイスクリームを冷やしていたのですよ」
 ついに食欲を満たしたレイチェルもクラーケン用のハンバーガーを作り始め、残っていたレンジでレトルト食品を温め終わったセフィリカはそれを皿へと盛り付ける。
 そして、キャバリアサイズに創り上げたコケーシのアイスクリームがクラーケンの前に置かれる事によって、ついに。
「ヒッグ……りょ、猟兵達の料理が完成したウサァ……」
 散々こけし守護神に追いかけられ、涙声になりながらも仕事はこなす解説ウサギが言うように猟兵達が作っていた料理は全て完成した。
 並べられた料理は比較的お菓子類が多いのが目に引くが、中でもボリュームはキャバリエサイズが一番印象深い事だろう。主にアイスのせいで。
「勝手に名前を付けるなら、『これが僕らのハロウィンパーティ!インスタントアメリカンドリームはロボットサイズ』とかそんな感じウサね!……っていうか、これ全部食べれるウサ――」
 量が量だけに、そういう心配が解説ウサギから出たのも無理はないだろう。だが、クラーケンが突如口を開けたかと思えば、一気に息を吸い込み、まるでブラックホールの様な口の闇の中へと全て消え失せたのである。
 皿くらいは吐き出せ!というウサギの声が届いているのかどうかはともかく、正直言って元々寝ているようなクラーケンの雰囲気が徐々に変わり始めてゆくのを猟兵達は感じていた。
「あ、クラーケンの感想をボクが代弁するウサ。えー。『正直行って量が多すぎるとは思うしアイスは胸やけするレベルだったけどそれはそれで美味しかったのでよし。レトルト食品は美味しかったけどやっぱり手作りが良かった。ハンバーガーは良いよね、たまーに食べたくなるジャンクな味。出来れば次はポテトも追加で。チョコレートはチョコレートだったけど、私の形で作ってくれたその心が嬉しかった、ありがとう。カボチャのムースケーキ、噛むとクッキーの触感が良いアクセントになってとても楽しめて食べる事が出来た』だ、そうウサ。じゃあ、もう無敵はなくなるのでとっとと倒してここからおさらばするといいウサ。……ボクは疲れたので先に躯の海に還るウサ……あ、最後に一つ言わせてもらうウサ」
 今にも消えゆこうとする解説ウサギ。その消える一歩手前という所で振り返ると。
「お菓子を食べたら歯磨きを忘れるな!ウサ!!」
 そう残して、跡形もなく消えていった解説ウサギ。
 そして猟兵の攻撃によってクラーケンもまた躯の海へと還ってゆく。それを見届け、戦いの終わりに一息付いた後の猟兵達の行動は様々だ。
「よし、速く元の恰好に着替えないと」
『もうちょっとひどい目に合えばよかったのに』
「シェル姉ごめんって。ね、機嫌直して?」
「クラーケン、気持ちよさそうに寝てたねえ……あたしもお昼寝しようかねえ」
 だが確実に言える事もある。
 これでオブリビオンの脅威が消え、この不思議の国でもハロウィンパーティを開くことができるようになったという事である。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年10月30日


挿絵イラスト