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からくり仕掛けの墓標(作者 みみずね
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●遠い遥か記憶の彼方
 かつてそれはUDCアースにあった。
 長い、長い眠りだった。

 ……ふと。
 誰かが呼んだのだ。

 覚えている、と。
 おまえのことを、おぼえているよ、と。

 その言葉が、
 ないはずの胸に──こころに、沁みて。
 長く忘れていた、止まっていた何かが動いて。

 それを、抱きしめてしまったのだ。

●思い出は胸の中に
「お集まりありがとなー、猟兵諸君。今回のご案内は、毎度おなじみ、カクリヨファンタズムの世界の危機でーす」
 はい、拍手ー。わー、ぱちぱち〜〜〜。
 ……じゃないわ。
「いやだって。こう毎日のように世界滅びかけてたらな、飽きるだろ。しんどいし。なんかこう、ちょっとでもアゲたくならねぇ?」
 そんなことをのたまうグリモア猟兵は黒髪のチャラ男(?)、エリオス・ダンヴィクトル。
 アゲなくていいから説明をしろ?
 ごもっとも。

「今回の予知は今言った通りカクリヨファンタズム。あの世界ってなんか時空が歪んでるとこあるだろ? お隣UDCの過去の遺跡とかがぐっちゃ〜なってるっていうか」
 で、だ。
「みんなにやって欲しいのはその遺跡の中にいた忘れられた存在……古代兵器だかなんだか知らんが、まぁ俺が見たのはでっかい機械、だな。そいつについた骸魂を払ってやることだ」

 本来なら、遺跡の奥で眠っていただけだったはずの失われた文明の遺産。だが悲しいかな、流れ着いた骸魂はその全盛期を知る古い馴染み“だった”もの。ソレは古代機械と混ざり合って、オブリビオンとして世界を崩壊させようとしている。
「……あんまりいい気分の依頼じゃないし、結構厄介な相手でもある。乗り気じゃなけりゃ、ここで帰ってくれていい」
 オブリビオンとなってしまったからには、骸魂は倒さなければならない。そうすれば古代の機械はまた、永の眠りにつくのだろうが。
「まぁ、終わった後で暇だったら。……どっかでそいつらを偲んでやってくれればいいさ」
 それも、別に強制はしない。

「ま、そんなワケで崩壊し始めてるカクリヨの迷宮からスタートだ! 迷ってもいいからちゃんとたどりついてくれよ?」
 パン!
 軽く手を叩いて気分を入れ替え、最後にまた雑な説明を投げると、エリオスはきみたちを見回す。残りたい者が残ったなら、転送を開始するだけだ。

 それじゃみんな、頼んだぜ。
「Good Luck」





第3章 日常 『忘れられた神域』

POW神社に参拝する
SPD御神籤を引く、桜を愛でる
WIZ花より団子、飲食を楽しむ
👑5

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●境内にて
 果たして世界は崩壊の危機をまぬがれ。
 現在のカクリヨファンタズム、その場所には遥か古代からほぼ変わらぬ姿の神社がある。

 かつてと違う点があるとすれば、ご神木と呼ばれていた木が枯れてしまっていること、それと当然ながら行き交うヒトが妖怪に変わったことだろうか。ただ、境内中に季節を無視して狂い咲く桜は──伝えられるところによると──昔からこの神社に咲いていたものだという。

 境内を散歩するもよし、茶屋に立ち寄ってみるもよし。次にいつ訪れられるか分からないこの場所で、あとほんの僅かの時間、あなたの好きなように過ごすといい。