半神半魔は死によって信奉を求む(作者 虎河豚天
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●人類の砦
「ちくしょう……ッ!! ちくしょうッ!!」
 小さな村、かろうじてあるだけの丸太で組まれた防壁。
 防壁を這うように掘られた堀もそれほど深くはない。
 だけど、かろうじて人類が生み出した生存領域。
 闇の救済者たちがその身を捧げて作り上げた人類の生存圏。
 吸血鬼の手の及ばぬ小さな隠れ里。
「なんなんだ……なんなんだよ……ッ!!」
 訪れた少しの平穏、そのはずだった村は、今は燃え盛っていた。
 人々は傷つき、倒れ、戦えるものはまた一人倒れる。
 ――――闇の世界の敵は吸血鬼だけではなくて。
 無数の腐敗した戦車を率いながら、異端の神は人類の抵抗を嗤った。

●と言う夢を見たのさ!!
「イエス、イェーガー、予知の時間です」
 アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)は無機質な紫紺の瞳で猟兵たちを見やる。
 同時、周囲の端末に火が入り、その部屋を明るくする。
 展開された電子ウィンドウの数々が現地の情報や敵の情報を映し出す。
「次なる予知はダークセイヴァーです」
 闇の救済者たちの手によって闇の世界には、若干の光が訪れ始めていた。
 そう、人類の生存領域、人々の手によって拓かれし土地。
 吸血鬼の手より取り戻された人類の砦。
「それが人類砦です」
 しかし、今その砦に危機が迫っていると言う。
 次に映し出されたのは、砂塵をあげながら無数に迫るチャリオットたち。
 腐敗された馬に牽かれたそれらは、人類砦に向かって一直線だ。
「敵性目標は人類砦の破壊及び該当区に存在する人類の抹殺が目的です」
 そのチャリオット群を率いる者。
 半神半魔、異端なる神。新たなる信奉者を求め、自身に血と骸を捧げる者を欲するもの。
 そうして、真なる神の階に手をかけようと言う存在。
「半神半魔であろうとなかろうと所詮はオブリビオン、如何なる理由があろうとそれは世界を停止させるもの」
 そして、人類を守護するべきもの。
 それが猟兵(イェーガー)と言う存在である。
「目標は人類砦の防衛および敵性目標の撃破です」
 無機質な紫紺の瞳、カメラ・アイが猟兵たちを捉えた。
「当機は、イェーガーたちならば問題なくこの予知の打破を完遂出来ると信じています。健闘と武運を祈ります」
 そして、いつもの言葉を以てその転送門を展開した。


虎河豚天
 虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天でございます。食べないで。
 久しぶりのダークセイヴァーだよー。
 異端の神の討伐だよー。
 第一章は村に迫るチャリオットを片付けるお話。
 第二章は異端の神を倒すお話です。
 第三? うん……日常ですからそれ。
 と言うことでご応募お待ちしています、イェーガーッ!!
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第1章 集団戦 『死地を駆け抜けるチャリオット』

POW ●駆け抜け、弾き、轢き倒す戦車
単純で重い【チャリオットによる突撃】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD ●馭者による巧みな鞭
【絡めとる鞭】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ ●全力による特攻
自身が操縦する【ゾンビホース2頭】の【身体を鞭で強く打ちスピード】と【突撃による破壊力】を増強する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


東雲・一朗
▷アドリブ歓迎です

▷服装と武装
帝都軍人の軍服、少佐の階級章付き。
刀と対魔刀の二刀流、2振りとも腰に帯刀。

▷撃滅
戦車なにするものぞ、ましてやそれが鋼の装甲に包まれた黒鉄の城ならばいざ知らず、古式ゆかしい馬車モドキでは。
「総員、斉射準備!
【破魔】霊気弾装填!」
桜花の霊気【オーラ防御】を纏いて部隊を守り、陣頭にて刀を掲げ掲げ【集団戦術】指揮を執る。
敵の陣形を【見切り】迅速な【団体行動】で迎撃陣を敷き終えたなら【大隊指揮戦術『壱』】を発令、大隊の総火力にて敵戦車群へと【制圧射撃】を敢行し撃滅【浄化】する。
「帝都第十七大隊に、守れぬものは無し」


●第十七大隊
「戦車か――――」
 東雲・一朗(帝都の老兵・f22513)は軍刀を鞘に納めたまま、それを大地に突き刺し、柄頭に手をおいていた。
 その視線は彼方の砂塵、押し寄せるチャリオットの群。
「戦車何するものぞ、ましてやそれが鋼の装甲に包まれた黒鉄の城ならばいざしらず……」
 目の前に迫るは戦車、そう、チャリオットの群れ。
 馬に引かせた鋼鉄の馬車。
 当時は最強の兵器であり、最強の質量兵器であった。
 しかし、東雲・一郎と言う男はそれより遥かの先を知っている。
「古式ゆかしい馬車もどきでは、我ら帝都の護りを、護国を務める十七大隊の前では塵芥と知れッ!!」
 ば、と言う音と共に腕を前に突き出し、纏った軍服が風に揺れる。
 その音と共に護国の鬼、帝都第十七大隊が構える。
「総員、破魔霊気弾装填ッ!!」
 マガジンを装填し、コイルを引き絞る。
 ガシャコ、と言う音が響き、薬室に弾丸が送り込まれた。
「斉射、用意、構えぇッ!!」
 膝を大地に突き、銃を構える。
 照準はすでに敵を捉えた。
 一言あれば、帝都を守る護国の修羅たちは戦いを始めるだろう。
「3、2、1……」
 一郎は軍刀を抜き払い、霊気を張り巡らせ、盾としながら、それを高く掲げる。
 無秩序なチャリオット群を相手にこちらは秩序ある統制の取れた軍隊。
 完全に迎撃の備えは万全であった。
「撃てぇいッ!!」
 軍刀はかくして振り下ろされ、組まれた陣より轟音が鳴り響く。
 破裂する音と共に、鉛の雨がチャリオット群に降り注ぐ。
 小さな飛翔体であっても、その発射される速度と数は圧倒的。
 十二分な破壊力を伝え、チャリオット群はなぎ倒され、次々と大地に横たわり、うずくまる。
「第二射ッ!! 装填ッ!!」
 その声に従い、マガジンが捨てられ新たなそれが再装填される。
 一郎の目には見えていた。
「貴様ら、まだまだ敵は来るぞ……」
 第二陣が砂礫の向こうから迫るのが見えた。
大成功 🔵🔵🔵

祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定を
*アドリブ歓迎

『フェアリーランド』の壺の中から風精霊・聖霊・月霊を呼びます♪
『クリスタライズ』で姿を隠しながら『エレメンタル・ピクシィーズ』で属性攻撃を『神罰の聖矢』で聖攻撃を仕掛けます☆彡
敵の攻撃で避け切れ無い攻撃は『月世界の英霊』で空間飛翔して敵のUCは『月霊覚醒』で封印/弱体化させます♪
『聖精月天飛翔』でWIZを強化して『叡智富める精霊』+『神聖天罰刺突』で苛烈な猛攻を仕掛けます☆彡
猟兵の怪我人には『祝聖嬢なる光輝精』で怪我を治し『シンフォニック・メディカルヒール』で状態異常を癒します♪

「死も安息を冒涜する事は許されません!悔い改めなさい!」と怒ります☆


●妖精郷より来たりて
「よいしょ、っと……」
 祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)は小さなツボを持ち上げる。
 それに手をそっと触れれば、そのツボ口より光の奔流が溢れ出る。
 現れたるのは風を司る精霊、そして、聖霊と月霊。
「それじゃあよろしくねッ!」
 現れたる精霊たちに声をかければ、ティファーナの姿は霞んで消える。
 ユーベルコード・クリスタライズによって、その姿を消したのだ。
「素ノ源ヨリ来タレリ……」
 唄うように紡がれた言葉によって周囲の精霊たちが呼応する。
 収束する光が風の力と浄化の力、そして優しき月の力を宿す。
「死も安息も冒涜する事、許されませんッ!! 悔い改めなさい」
 突きつけた指より浄化の波動が溢れ出す。
 同時、周囲に漂っていた精霊たちも光と化してチャリオットたちに降り注ぐ。
 突き刺さった優しき月の力が解放され、チャリオット群の力を封じる。
 そして同時、自らの宿す精霊の力を一気に高めていく。
「いっけぇッ!!」
 そして、その光は解き放たれ、荒ぶる力の奔流は光の津波のようになり、チャリオット群を飲み込んでいく。
 その光の津波に飲まれた彼らは浄化され、霞んで消える。
 逃げ切れたとしても、光の津波の引き波に足を取られ転倒する。
 そうした直後に、新たな精霊力の力が突き刺さり浄化するのだ。
「第二陣は片付いたかな?」
 ティファーナは荒野の果てを見る。
 されど、まだ迫りくる驚異は続いていて。
大成功 🔵🔵🔵

ハロ・シエラ
相手がどうあれ、折角の居住地を破壊させる訳には行きませんね。
もちろん住民もです。

まずは尖兵を送り込んできましたか。
随分速い戦車ですが、アポカリプスヘルやUDCアースの物ほど頑丈では無さそうですね。
私はユーベルコードで【空中戦】を仕掛けるとします。
高速で飛び、戦車に向かって急降下ながら御者を鎌で攻撃しましょう。
敵そのものや鞭の動きの【見切り】が重要になるでしょうね。
場合によっては突撃してくる戦車の馬を鎌で引っ掛け【怪力】で向きを変え、敵同士をぶつけてやるのも良いでしょう。
相手は古代の戦車。
ミサイルも付いていない戦闘機みたいな私でも太刀打ち出来るはずです。


●呪詛を纏いて
「相手がどうあれ、折角の居住地を破壊させる訳にはいきませんね」
 砂塵の先に見ゆる戦車の群を前に、ハロ・シエラ(ソード&ダガー・f13966)は佇む。
 周囲に白き浄化の炎が燃え上がり、まずは牽制の射撃。
 それが突き刺さると同時に爆裂し、戦車群の出鼻を挫いた。
「封印……解除」
 ハロの身体を呪詛が犯す。
 呪いの影響で節々がきしむ音をあげる。
 されど、それとて今は強い味方なのだ。
 その強い、強い呪詛を表皮とし、装甲とし、鎧と転じて。
 ベキ、リ、と言う音を響かせ、呪詛より翼が生える。
「この剣は、痛いですよ……!!」
 翼が虚空を撃ち、ハロの身体が砂塵を巻き上げて飛び上がる。
 手にした蛇血によって鍛たれた呪いの短刃が、ハロの意識を受けてその姿を変じる。
 手にするは槍、高みより身体をそらし、その全てをばねとして、全力で槍を放つ。
 超高速で降り注いだ槍が、戦車群の中心に突き刺さり、質量爆弾と化して周囲に暴力的な圧力を撒き散らし、吹き飛ばす。
 ついで、流星の如く突撃したハロの手には、槍からその姿を変じさせたサーペントペインと名付けられた短剣が手に収まっていた。
 直後、それは巨大な刃を持つ大鎌と化す。
 農民たちが収穫の際に持つようなそれではない。
 それは禍々しく、死を誘う死神たちが手にする命を収穫するもの。
「はぁぁぁぁ……ッ!!」
 吐息と共に戦吼一つ。
 巨大な刃は振り回すだけで強力な質量兵器と化す。
 ましてや、それは鋭い刃がついている。
 そして、その鋭い刃は理外によって編まれた武器。
 常識外れの切れ味によって御者の首を刎ね、馬の首を落とし、戦車を細切れにする。
「……ッ!!」
 突撃して来る戦車めがけ、行動不能になった戦車を刃先に引っ掛け、思い切り引きずり回す。
 地を車輪が切り裂き、強引な制動がかかり、ばらばらになりながら戦車は戦車に激突し、壊滅的な損壊を与えながら転倒する。
 それが続く戦車の足を取り、ドミノ倒しのような転倒の津波を発生させていく。
「ミサイルも付いていない戦闘機みたいな私でも、太刀打ち出来ますね……」
 相手は古代の戦車。
 現代の機甲戦車ではないのだ。
 やりようなど、如何用にもあることをハロは示した。
大成功 🔵🔵🔵

カタリナ・エスペランサ
ヒトの平穏を脅かして、挙句宣うお題目が真なる神?
身の程知らずの愚昧も此処まで極まるといっそ滑稽ね!

【天災輪舞】起動して《先制攻撃》、《属性攻撃+マヒ攻撃+焼却+継続ダメージ+弾幕》の雷羽を降り注がせるわ
有象無象の攻撃は《戦闘知識+第六感》で《見切り》、《空中戦》の機動力を活かし回避。
放った雷羽により空間を私の魔力で《ハッキング》、侵蝕・掌握した《地形の利用》で装備[第二神権]起動。《天候操作+神罰+生命力吸収》の嵐を巻き起こし雑兵を消し去りましょう

真なる神、その化身ぞ此処に在る――なんて魔神の妄言も馬鹿馬鹿しいけれど。神騙る災厄を屠り尽くす為なら、くだらない傲慢を演じるくらいどうって事無いわね


●魔神降臨
「ふぅん……」
 カタリナ・エスペランサ(閃風の舞手(ナフティ・フェザー)・f21100)はその手に蒼き雷を手にした。
 表情はなく、声に感情の色はなく。
 迫りくるそれらを凍りついたような気配を纏いながら見据えていた。
「ヒトの平穏を脅かして、挙げ句宣うお題目は真なる神、か」
 手にした蒼き雷を握りしめた。
 それが弾けると同時、電撃が全身に迸り、パチ、パチ、と爆ぜる音を響かせる。
 空気が焼け焦げて独特の嫌な臭いを生じさせる。
「身の程知らずの愚昧も此処まで極まると……いっそ滑稽ね」
 笑ってみせるカタリナ。
 それは嘲りを含んでいた。
 神? 神とは何か。
 それは人の心の安寧を保つための存在である。
 人々は、そう言ったものに思いを馳せ、そしてそれを活力としてきた。
 その安寧をもたらすための存在が、今人々を殺し、喰らおうと言うのだ。
「アタシの中でなんかごちゃごちゃ騒いでるのもいるけど」
 カタリナの中で真なる神は我、その化身は此処に存る、と訴えかけていた。
 それが事実か、妄言なのか、それはどうでもいい。
 だが、今この場にいるソレを葬るためにそれを用いる事に否はない。
 翼が天を撃ち、カタリナの身が空に翻る。
 同時、散った蒼雷を纏った羽根が大地に突き刺さり巨大な魔法陣を形成する。
「くだらない、"お前"も、"お前たち"も……消えろぉッ!!」
 構成された魔法陣から、魔神の第二の権利が起動する。
 蒼雷が収束し、範囲内にいるその全てを飲み込み、爆裂し、空気を圧縮して押し出す。
 圧潰する暴虐な嵐が内部はもとより、外部にも蒼雷を撒き散らし薙ぎ払っていく。
「ふ、ふふ、あははははははははッ!!」
 哄笑するカタリナ、その様は魔王か、あるいは魔神か。
 破壊を撒き散らしながら、カタリナは眼下を見やる。
「……これらを葬れるのなら、くだらない傲慢を演じるのもどうって事はないわ」
 破壊をもたらした化身は、次なる破壊をもたらす為に。
 翼で再度天を打った。
大成功 🔵🔵🔵

リーヴァルディ・カーライル
…そこまでよ。ここから先には行かせない
人々の希望が集う地をお前達に踏みにじらせたりはしない

…自らの欲望の為に死後の安寧すら許さず、
人々に信仰を強要するなんて赦される事では無いわ

UCを発動して早業の●防具改造を施し、
"御使い、呪避け、魔光、破魔、軍略"の呪詛を付与
敵の突進と鞭を空中戦を行う"血の翼"を広げて回避

…術式換装、骸狩り…!

…もしかしたらお前達も半神半魔の犠牲者なのかもしれない
だからこそ、これ以上お前達の手を血で染める訳にはいかないわ

敵の布陣を●団体行動知識を組み込んだ戦闘知識で見切り、
●破魔の●力を溜め死霊を●追跡する●誘導弾を乱れ撃ち、
●浄化の●オーラで防御を無視する光属性攻撃を放つ


●骸を狩るもの
「……」
 砂塵を吹き散らし、戦車の群れは迫る。
 人々の安息をなぎ倒し、命を奪い、いるかもわからぬ"真の神"になるための礎とする為に。
 させない。そんなことはさせない。許さない。
 リーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)は、欲望の為に希望を散らす事を許さない。
「……ここから先には行かせない」
 自らの纏う衣に力をまとわせる。
 夜と闇に終端をもたらす事を誓った黒の戦装束。
 その身に宿したるは御使いの力、呪避け、魔光の力、破魔の力。
 そして、軍略を宿せしは呪詛の纏い。
 血色の翼を広げ、手にするは二挺の吸血鬼殺しの銃。
「術式換装……骸狩り……ッ!!」
 刻み込まれた術式が、力を加速度的に増加させる。
 数多の戦の知識が流入し、迫るソレらに対する対処法を一瞬で"演算"しきる。
 人外じみた速度で組み立てられる戦術、想定完了。
 破魔の力を常識離れなまでにこめられた力ある血色の弾丸。
 それが無数に放たれ、音速を超えて飛来する。
 銃弾が肉体を食い破り、その浄化の力を余す事なく解放して、光に還していく。
「……もしかしたら、お前たちも半神半魔の犠牲者なのかもしれない」
 浄化の波動が戦車群の攻撃を遮り、逆に破邪なる弾丸がそれを食い破る。
 次々と骸は崩れ落ち、そして光に還っていく。
「だからこそ、これ以上お前たちの手を血で染めるわけにはいかないわ」
 銃の代わりに手にしたのは血色の大鎌。
 死人の想念を背負い、その力によって過去を裁断し、未来を閉じる魔鎌。
 それが白き光を帯びていく。
 防御に回していた浄化の波動を、その刃にともしたのだ。
「だから……眠りなさい」
 振るわれた白き刃。
 それは浄化の刃と化して閃光と為した。
 放たれた閃光はあらゆる守りを無視して通過していき、戦車群を浄化して光の粒子にへと変えていった。
大成功 🔵🔵🔵

クリスティアーネ・アステローペ
古くはあれど造りは頑丈、馬も逞しい。結構いいチャリオットではあるのだけれども
それだけで抜けられると思われていたら心外ね?
領地を守る戦いにおいて。これが打ち破られる理由も、これを打ち破らせる理由もあるわけがないでしょう

《高速詠唱》を用いてタイミングを《見切り》
【咎を穿て、赫き杭】を敵戦車の突撃に対するカウンターとして発動
相手の突撃力も利用し《串刺し》にして深手を狙うと同時に《多重詠唱》で追加発動
戦車に、馬に刺さった杭を起点にさらに杭を生成、《傷口を抉る》逆棘にして内側から破壊しましょう

さて、慈悲を乞うならその首速やかに落としましょう
抗うというのなら――主とやらにもその姿、見せてやるといいでしょう


秋津洲・瑞穂
二頭立て戦車って小回り効かないでしょう。
相手が密集した足軽なら闇雲に突っ込めばいいけど、
常人を越えた動きをする少数の敵には役立たずよ?

さらに言うと。わたしを相手にしたら駅伝馬車も同然よ。
「おいでおいで、火の子たち」

狐火をいくつかの組に分け、それぞれの組で戦車の前に壁を立てる。
速度が出ていればそのまま火葬場行き。
といって止まったら、狐火たちの方から一斉突撃して丸焼き。
上手に避けた戦車がいても、散開した狐火で包囲突撃&蒸し焼き。

それでも何とかわたしの所まで辿り着いた子には、
ご褒美として見切り20/野生の勘10/残像40からの、
鎧無視攻撃40/2回攻撃40/浄化20が乗った神獣刀で清めてあげるわね。


●鬼狐二人
「古くはあれど造りは頑丈、馬は逞しく……結構良いチャリオットよね」
「なんで評論家みたいな口振りなの?」
「事実いいものじゃない? それだけで抜けられると思われていたら心外だけれど」
「小回りも効かないしね。並みの歩兵の軍相手ならいざ知らず……」
 そう、ここにいるのは並みの歩兵でもないし軍でもない。
 ただの個人が二人である。
 それがただの歩兵であるならば、そのまま蹂躙されるが常。
 だが、クリスティアーネ・アステローペ(朧月の魔・f04288)と秋津洲・瑞穂(狐の巫女・f06230)は猟兵である。
 理外の力を用いる常人を遥かに超えた一騎当千の強者。
 彼女たちからすれば最早こんなもの駅伝馬車でしかない。
「生者は止まれ、己が過去を枷として」
「おいでおいで、火の子たち」
 クリスティアーネの影が歪むと同時、瑞穂の周囲に狐火が浮かび上がる。
 歪んだ影からは血色の杭がその顔を覗かせた。
 紡ぎ連ねるは告死の言葉、逃れざる死の宣告。
「過去ならば瓦解せよ、骸の海へと立ち返れッ!!」
「いけッ!!」
 同時、無数の狐火が宙を走り、血と呪詛と祈りにて編まれた血色の杭が大地を疾駆する。
 杭が戦車群に到達すると同時に弾けて炸裂し、その足を貫き、車輪を砕き、その疾駆を縫い止める。
 足が止まれば降り注ぐのは狐火の炎。
 無数の熱量が打ち付け肉を焼き、骨を焦がし、戦車を燃え上がらせる。
「汝を裁くは顕世の法理、重ねて二節ッ!!」
「狐火追加ッ!!」
 突き穿った血色の杭より、さらに血色の杭が生じて内部より喰らい抉る。
 燃え盛る狐火が炎の壁となり、燃やし尽くしていく。
 かろうじて燃えなかったとしても熱量によって燃焼していく大気が彼らの喉を焼き、呼吸を殺す。
 串刺し刑、火炙りの刑。
 かつて偉大なる聖人たちを裁き、殉教させた法の裁き。
 それは罪人たちに与えられるべき聖なる審判。
 無辜の民を蹂躙せんとする神もどきに向けて放たれたのは宣戦布告。
 裁くのはお前ではなく、私達である。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

紬雁・紅葉
嗚呼、則ち鎮まるを得ず
なれば…斬り祓うのみ!

羅刹紋を顕わに戦笑み
十握刃と都牟刈を顕現

残像忍び足で正面からゆるゆると接敵

射程に入り次第破魔火雷属性衝撃波UCを以て回数に任せ範囲を薙ぎ払う

敵の攻撃は躱せるかを見切り
躱せるなら舞い残像などで躱し
そうでなければ破魔衝撃波オーラ防御武器受け等で受ける

何れもカウンター破魔雷火属性衝撃波UCを以て範囲ごと薙ぎ払う

窮地の仲間は積極的にかばい援護射撃

炫毘古灯す煉獄の虹焔
八雷神は黒雷の雷霆…

刈るは汝等に非ず
狩るは我等の仕業

虚亡者に退けとは言わぬ
只々疾く速く比良坂を転げ

汝等悉く去り罷りませ!

※アドリブ、緊急連携、とっさの絡み、大歓迎です※


●則ち鎮まり斬り祓う
「嗚呼……」
 紬雁・紅葉(剣樹の貴女・f03588)は目の前に迫りくる戦車たちを前にため息を漏らした。
 最早これは鎮める事は不可能であろう。
 これは最早狂乱する暴走に等しい。
「なれば、最早斬り祓うのみ」
 即ちの所、鎮める事が出来ぬ荒御魂なれば、最早斬って祓う他無し。
 羅刹の紋を身体に浮かび上がらせ、手にするは黒曜の剣。
 そして、柄長さ十の握り拳ほどもある刃。
 是即ちのところ、都牟刈と天羽々斬。
 都牟刈の太刀と呼ばれた剣と八つの首持つ大蛇を斬り祓ったと言う神代の刃。
「是、山を断ち川流し雲割る野を薙ぐ剣……薙ぎ払うッ!!」
 その手にした刃二本に炎が灯り、そしてそれを覆うように火花が散る。
 空気を焦がし、散る火花はやがて荒ぶる雷となり、極大の炎雷と化した。
 振るえば無数の斬圧衝撃と荒ぶる炎と雷が周囲を薙ぎ払い、斬り捨て燃やし撃ち、浄化する。
 聖なる浄化の祈りをもこめられたそれはまるで神前に捧げる舞の如く美しく。
 されど、苛烈に壮烈に荒ぶる戦車群を飲み込み、斬り祓う。
「是なるは炫毘古灯す煉獄の虹焔……」
 燃え盛る黒曜の剣はまた一つと戦車を斬り祓う。
 どう、と言う音と共に倒れたそれは浄化の炎によって清め鎮められた。
「是なるは八雷神は黒雷の雷霆……」
 精霊を宿せし十握の剣は黒き雷を纏い、振るう度に雷速を以て敵を穿つ。
 黒き雷に貫かれた御者はその体内を神雷に焼かれ塵と還った。
「刈るは汝等に非ず」
 "狩る"はずだった荒ぶる戦車たち。
 それは今や追い立てられ狩られる事となった。
「狩るは我等の仕業」
 振るう刃を以てして祓いたもうて清めたもうて。
 亡者たちは最早等しく過去へと還り骸の海に沈むが道理。
「虚亡者に退けとは言わぬ、只々疾く速く比良坂を転げ……」
 剣二刀、それを仰々しく掲げれば、炎雷の御柱の如き輝きを放つ。
 掲げたそれは、振り下ろされ、大地を裂断し、膨大な熱量と雷撃を周囲に散らして亡者の群れを焼き祓う。
「汝等悉く去り罷りませッ!!」
 極大の炎雷が破裂した。
 閃光が満ちて、膨大をも超えた極大の熱量を撒き散らす。
 その熱風だけで焼けて炎上するようなソレ。
 遅れて音が轟き、音の圧だけで無数の戦車は吹き飛ばされた。
 高く高く巻き上げられたソレは落ちただけで致命的。
 たとえ生き残っても遅れてやってくる熱量と雷、そして斬撃の雨。
 それらによって焼かれ、穿たれ、切られ、そして祓われるばかりであった。
大成功 🔵🔵🔵


第2章 ボス戦 『禍つ黒蝕のスパダフォーラ』

POW ●魔神降臨
【魔力を制御している封神の枷を外し、】【戦場全体を侵す暗黒瘴気、】【肉体を再生させる神の加護】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
SPD ●禍つ神霊の幽刃
レベルm半径内の敵全てを、幾何学模様を描き複雑に飛翔する、レベル✕10本の【見えない幽態の刃】で包囲攻撃する。
WIZ ●黒蝕変異態
命中した【敵の攻撃を無効化する変異態となる。対象】の【武器】が【対象自身を侵し蝕む呪いのアイテム】に変形し、対象に突き刺さって抜けなくなる。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はナギ・ヌドゥーです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●半神半魔、即ちの所
『雑兵では手足も出ぬか』
 それは降臨する。
 吸血鬼の力と異端なる神、その双方の血筋を継承したもの。
 半神半魔、殺戮を是とし、蹂躙を是とし、真なる神と為すための儀とする存在(モノ)。
 それは常ならざるモノでも視認できぬ幽世の剣を携えて荒野より現れた。
 瘴気を纏い、瘴気を撒き散らしながら現れたるもの。
 名を禍つ黒触のスパダフォーラ。
 禍津神の一端であり、世界を停止させる過去より来たりし者。
 オブリビオンであった。
カタリナ・エスペランサ
ようやくお出まし? 冴えない思想にお似合いの鈍間加減ね
散り様くらいは速やかに仕立ててあげるわ

一対一で戦える機を狙い先駆け、戦場全体に散らした魔力も使って《高速詠唱+先制攻撃》。射程内に敵しかいない状況を作り【喰魂神域】を無差別起動、3回ぶんの攻撃を重ねる事で疑似的に侵蝕性能を3倍に引き上げましょう
半径85mに展開した魔法陣は実体を解きエネルギーを奪い存在を喰らう私の領域。幽刃の位置は手応えから把握できるし、そもそも無暗に数が多いぶん格好の餌食ね

私自身は魔法陣から取り込んだ力で《ドーピング》、羽弾と斬撃蹴撃を織り交ぜて《空中戦》。《破魔+神罰+属性攻撃》の金雷を纏わせた連撃で敵本体を叩き落とす!


●魔神相対す
「ようやくお出まし?」
 金色の雷を纏ったままカタリナ・エスペランサ(閃風の舞手(ナフティ・フェザー)・f21100)は不機嫌そうに見据える。
 待ちかねた相手の登場があまりにものろまであったからだ。
『随分と舐めた口を聞く』
「冴えない思想の癖に反感だけは一丁前に持つってとこかしら」
『傲慢許しがたし、ここで死ぬがいい』
 スパダフォーラが幽世の剣を抜き放つ。
 カタリナは、くつくつと笑う。
「出てくるのはのろまだったけれど散り様くらいは速やかにしてあげるわ」
 刹那、先程の戦いで戦場に散っていた羽たちによって描かれていた大魔法陣が再励起される。
 元よりここに来るように仕立てあげていたもの。
 今ならばまだ仲間の猟兵はここにはいない。
「歓喜せよッてねッ!!」
 あらゆるエネルギー、あらゆる質量、あらゆる事象。
 全てを分解し、喰らい、吸収するは喰魂神域(サクリファイス・サンクチュアリ)。
 生贄を求める神々の領域、それは正しく魔神あるいは邪神、悪神に繋がる権能。
『う、お、おおお……!?』
 幽世の刃も空気に溶けるように染み出していく。
 力が、身体が、否、存在が奪われ、食われていく。
 その溶け込んだ力は全てが一人の魔神にへと。
「それじゃあ、お返し、よッ!!」
 溶け込み、染み出し、取り込んだその力。
 自らの翼に賦活し空を打つ。
 スパダフォーラには空間転移にも見えたその速度。
 一瞬で間合いを殺し、肉薄する。
 振り上げた足が、その側頭部に炸裂し、大きく身体が揺らぐ。
「はぁあああああああああッ!!」
 斬撃、蹴撃、羽撃。
 金色の雷を帯びた文字通りの光速乱舞。
 その身を切り裂き、打ち据え、弾けさせ。
「吹っ飛べッ!!」
 とどめと打ち出した拳が、その身を大きく折り、威力のままに弾き飛ばした。
大成功 🔵🔵🔵

東雲・一朗
▷アドリブ歓迎です

▷服装と武装
帝都軍人の軍服、少佐の階級章付き。
刀と対魔刀の二刀流、2振りとも腰に帯刀。

▷封神
強いな…禍々しく仄暗いながら神気を感じる、全霊を懸けねばならぬ敵と私のカンが告げている。
「第十七大隊、速やかに後退せよ…ここからは私が出る」
悪しき瘴気を防ぐ桜花の霊気【オーラ防御】を纏いて【切り込み】をかける。
長年で培った【戦闘知識】と経験を総動員した心眼で敵の位置と幽刃の襲来を【見切り】【武器受け】しながら肉薄、二刀の間合いへと入る。
「不死の如き再生力、ならばその神力ごと封ずるのみ」
そして我が霊気を全て込め【破魔】と【浄化】の力を纏う二刀【二回攻撃】【桜花封神】を叩き込み神を封じる。


●封神
「なるほど、伊達や酔狂で神を名乗るわけではない」
 光速の乱打を受けて吹き飛び、砂塵の中に消えたスパダフォーラ。
 しかし、砂塵の中より現れたソレには無数の傷はあれど、その圧に何ら代わりはない。
 否、その身は瘴気によって今もなお、傷が癒えていっていた。
「第十七大隊、速やかに後退せよ」
 その号令と共に、帝都の護国の為の部隊が撤退を開始する。
 東雲・一朗(帝都の老兵・f22513)はスパダフォーラと向き合う。
『ほう、怖気づいたか?』
「兵には貴様の相手は荷が重そうなのでな」
 即ち、己が出る。
 暗黒の瘴気と言う不浄から身を守るために、身体を賦活する。
 まるで風に散る桜のような淡い薄紅色の霊気が身体を取り巻く。
 不浄を祓う浄化の気が、瘴気より一朗守るのだ。
 踏み込み、疾駆。
 己が培ってきた多大なる戦いの知識と経験。
 それが無数に放たれた見えざる幽世の剣を見抜く。
 当たらぬものはそのままに、薄皮一枚を引き裂く程度なればそれは"当たらない"。
 当たるものは、最小限の動作、軽く首をひねり流していく。
 直撃? 手にした軍刀と対魔の刃にて斬り落とす。
「不死の如き再生力、ならば――――!!」
 最早間合いは己のもの。
 護りに回していた桜色の霊気を収束させる。
 瘴気が身を蝕むが、その程度想定内の事。
 収束した桜花は魔を祓う一刀の刃を覆った。
 ただの刀一本。
 されど、そこにこめられた霊気はただの人一人が持つ量ではない。
「受けるがいい……ッ!! 破邪顕正・桜花封神ッ!!」
 神をも封じる破邪なる一撃。
 その一刀がスパダフォーラの身を斬り裂いた。
 膨大な瘴気がその身より噴き出し、想像以上の傷に間合いを取り直す。
『恐るべき老人よ……。……?! 傷が、治らぬ……?!』
 己の傷が不死身じみた再生力によってふさがり、消えるはず。
 されど、一朗の一撃で袈裟懸けに斬られたそこからは瘴気が吹き出すばかり。
「言ったであろう、我が一刀――――神すら封ず」
 桜花の霊気、その全てを放出した一刀。
 それは、封神の一撃である。
大成功 🔵🔵🔵

ハロ・シエラ
半神半魔、ですか。
その名にふさわしい威圧感ですね。
ですが、こちらとてそれを恐れて退く訳には行きません。

敵の攻撃は見えない様ですが、今までそう言う攻撃に出会わなかった訳ではありません。
見えないなら【第六感】で捉えるまで。
どんなに複雑に飛び、包囲されても狙いは私。
【破魔】の力を乗せたレイピアで【武器受け】し、敵の刃を【浄化】します。
受けきれない分は【激痛耐性】で我慢ですが。
後は敵の放つ刃を斬り払いながら接近し、ダガーによるユーベルコードで一撃入れます。
【物を隠す】事でダガーの存在を敵に気付かせず、レイピアは受けで手一杯だと思わせれば、【カウンター】の【だまし討ち】を食らわせてやれるでしょう。


●闇より討ちて
『ちッ、あの小娘と言いあの老人と言い……ッ!!』
 無数に滅多打ちにされた傷。
 それを癒やし切る前に再生能力を"封神"された。
 今や半神半魔としての強みはその圧倒的身体能力のみ。
 なれば、と神と魔の圧力を解放し、圧倒する。
「確かにその名にふさわしい威圧感です」
 ハロ・シエラ(ソード&ダガー・f13966)はレイピアを構える。
 相対する相手は半神半魔、されどそれを恐れて退くわけにはいかない。
 そもそも、今まで相手にしてきたものとて、それと同等の力を保持するもの。
『小娘、死にたくなければ退くがいいッ!!』
「そうはいきません」
 幽世の刃が撃ち放たれる。
 見えない刃は間合いも、数も、距離も絞らせない。
 だが、今まで戦ってきた相手にもそういった手合はあった。
 例えどんな複雑な軌道を描こうと。
 例えどんな刀身の剣であっても。
 結局の所、狙いは彼女一人。
 包囲出来る量とて、物理的な限界がある。
 レイピアに破邪の力を浸透させ構える。
 呼吸を整え、集中する。
 自らの直感、戦闘経験から導き出される攻撃手段。
 放たれた刃、それがレイピアが打ち払う。
 刃と刃が重なり、火花を散らす。同時、流し込まれた破邪の力が刃に浸透し、それを砕いた。
 まるで舞い踊るように、周囲に火花を散らしながら、一本一本砕いていく。
 剣の舞、正にそう呼称するに相応しい。
 切り払い、跳ね上げ、受け流し、弾き落とす。
 幾重にも放たれる刃、それが彼女の頬に一筋の赤い線を走らせた。
 裾が引き裂かれ、太ももにも赤い線が走る。
 見えぬ刃が彼女の身を引き裂いているのだ。
 しかし、それは直撃ではない、紙一重に斬らせるのみ。
「――――殺りました」
 刃の包囲網をくぐり抜け、間合いを殺した。
 そこはハロの間合い。だが、そのレイピアは受けに精一杯。
 攻撃の手立てなぞは存在しない。
『押しつぶしてくれる』
 手を掲げ、幽世の刃の集中砲火。
 完全なる包囲網、最早抜け出る手立て無し。
『……ガッ……!!』
 しかし、血反吐を吐いたはスパダフォーラ。
 ハロの隠された刃、隠し持っていた小さな短剣がその腹に突き刺さった。
 隠し持っていた? 確かにダガーは隠し持てる。
 だが、見えなかったとはどういう事だ。
「あなたが遅かっただけです」
 ――――単純に、ハロのダガーの抜き打ち、それがスパダフォーラの認識速度を超えていただけのことだ。
 予想だにせぬ、意識外の攻撃。
 幽世の刃が音も立てずに地に落ちた。
大成功 🔵🔵🔵

リーヴァルディ・カーライル
…お前が真なる神に至る事は決して無い
私達、猟兵がお前の前に立ち塞がっている時点でね

…半神半魔を名乗るお前に見せてあげる
吸血鬼の血と異端の神の力、その二つが織り成す真髄を…

UCを発動し限界突破した魔力を溜めて紅月を創造し、
魂と生命力を吸収する月光のオーラで防御を無視する神属性攻撃を行う

…さあ、神を僭称するのなら相応の力を見せてみなさい?

さもなくば、お前に殺された者達の魂を全て奪ってあげる

敵の殺気を第六感で見切り強化した怪力の左手で受け、
右手に集めた魂を浄化して武器改造を行い、
呪詛を無効化する破魔の光爪をなぎ払う

…死者の信仰を集めて神になるなら果たして、
それらを奪われたお前は何になるのかしらね?


●喪失の信仰
『おのれ、我が儀式の邪魔をするか、劣等ども……ッ!!』
 スパダフォーラの闇の瘴気が地に満ちる。
 ミシミシ、と言う音をあげ、癒えぬ傷を肉体が無理に締め上げ、あふれる血を止める。
 儀式の邪魔? 嗚呼、無論するとも。
「……お前が真なる神に至る事は決してないわ」
 リーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)は闇夜に月を浮かべる。
 赤き、緋き、紅き、朱き空の月。
「私達、猟兵がお前の前に立ちふさがった時点で」
 その神に至る儀式はすでに破綻したのだと。
 血のように赤く、焔のように紅き月の光で少女は宣言する。
 その光が、リーヴァルディの身を覚醒にへと導く。
 己の枷を解き放つ、半分は神であれど、半分は吸血鬼であると言うのならば。
「……さあ、神を僭称するのなら、相応の力を見せてみなさい」
 そう――――。
 彼女は半神半魔。
 始祖ではあらず。
 真祖でもあらず。
 その身は神祖。
『その身、貴様、まさか……ッ!!』
「お前に見せてあげる」
 吸血鬼の血、異端の神の力、双方が織りなすその真髄。
 そう、リーヴァルディ・カーライルは半神半魔。
 スパダフォーラと似て非なるもの。
 紅月の光が戦場に倒れ伏した無数の戦車群の魂魄を溶かして食い尽くす。
 その力がリーヴァルディに流れ込み、その身を賦活し、活性化する。
 放たれた剣、半神半魔の速度にて。
 常人ならまともに受ければ砕け散るそれ。
 されど、その強大無比の力は左手一つで受け止められた。
「どうしたの。その程度だと言うのなら……」
 お前に殺された者たちの魂その全て、奪い尽くすわ。
 ミシリ、と言う音の後に砕ける音が響く。
 剣はただの拳の握撃にて粉砕された。
 右手に集中、収束、構築。
 収束した魂魄はエネルギーと化して、浄化の光にへと飲まれて力と為した。
 無造作に振るわれた右手。
 浄化の光によって呪詛を喰らう破魔の爪と化したそれがスパダフォーラを引き裂いたのだ。
 浄化の力が、悪しき瘴気の身を問答無用で散らせていく。
『グオ、ォオオオッ!?』
「……死者の信仰を集めて神になると言うのなら果たして」
 浄化の力に蝕まれ苦しみもがくスパダフォーラ。
 それを赤き瞳が見下した。
「それらを奪われたお前は何になるのかしら」
大成功 🔵🔵🔵

祝聖嬢・ティファーナ
SPDで判定を
*アドリブ歓迎

『フェアリーランド』の壺の中から風/光精霊と/天使/戦乙女・聖霊・月霊を呼んで『クリスタライズ』で姿を隠して『エレメンタル・ピクシィーズ』で属性攻撃を『神罰の聖矢』で』聖攻撃を仕掛けます!
敵の攻撃を『月世界の英霊』で避けて敵のUCを『月霊覚醒』で封印/弱体化させます♪
『聖精月天飛翔』でWIZを強化して『叡智富める精霊』+『神聖天罰刺突』で苛烈な猛攻を仕掛けます!
猟兵の怪我人には『祝聖嬢なる光輝精』で怪我を治し『シンフォニック・メディカルヒール』で状態異常を癒します☆

「魔神も禍つ神も聖浄なる神光の前に鎮魂して聖浄致します!」
祈り・浄化を祈り浄め神の御許へと祈ります♪


●神罰!!
「魔神も神だと言うけれどー!!」
 祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)は浄化に蝕まれ苦しみ続けるスパダフォーラめがけ壺を開ける。
 内部より飛び出すのは風を司る精霊。
 光を司る精霊。
 聖なる象徴たる天使と聖霊。
 死出の旅路を司る戦乙女と平穏なる安息を約束する月霊。
「人を脅かす悪い神には天罰ですッ!!」
 聖霊たちが紡ぐ破邪の光がスパダフォーラを射抜き、破邪の力を持って浄化する。
 身体中から吹き出ていた瘴気が、傷口から血のように溢れていた瘴気が。
 その全てが清められ、祓われ、塵に帰っていく。
『きさ、まら……下等、がぁッ?!』
「神罰ッ!!」
 ティファーナはさらに指を突きつける。
 暗雲を引き裂き、光を散らしながら光速で神罰の光が突き刺さった。
 さらに浄化の光が、炎のようにスパダフォーラの身を焼いていく。
 苦しみ、もがき、それでもなお、その骸は動き続ける。
「魔神も禍つ神も聖浄なる神光の前に鎮魂し、祓いますッ!!」
 突き刺さった浄化の力、それがユーベルコードによりさらに炸裂する。
 浄化の力を高めた上での内部炸裂。
 装甲なども存在しない脆い体内への直接作用。
 身体中にヒビが走り、骸は崩壊にへとまた近づく。
 聖霊たちの奏でる祈りの詩、それは葬送の詩。
 魂を鎮め、慈しみ、送るための詩。
『その、歌を歌う、なぁッ!!』
 破魔の力がこめられた歌声一つ。
 それだけで半神半魔の身体はまた一つ、砕け始めた。
大成功 🔵🔵🔵

クリスティアーネ・アステローペ
面白い生い立ちではあるようですけど
嵐か、山から下りて暴れる獣というところかしら
真に嵐ならばともかく、同じ地に立ち、形を持ち、まして一度滅んだ過去だというのなら
今一度滅ぼせない理由はないわ

アステローペが"朧月の魔"より半神半魔、"禍つ黒蝕"へ
刃と月の祝福を

纏う瘴気は《結界術》《オーラ防御》《呪詛耐性》で凌ぐわ
直接攻撃する時まで結界は維持できないからその時は刃に風の《属性攻撃》による《衝撃波》を乗せて瘴気も血肉もまとめて《吹き飛ばし》ましょう
再生する傷口に先のチャリオットの破片なりを捻じ込んで《傷口をえぐり》動きを鈍らせたところで【エヴェリーナ、その慈悲深く】
『汝が魂に、永き救いと安寧を』


秋津洲・瑞穂
真なる神ねぇ。
神に真だの偽だのあるのかしら。不思議な土地ね、ここは。

そして目に見えぬ剣をお持ちとか。
あなたね、剣士が斬り合うのに剣なんか見ないわよ普通。
試してみる?

「新当流太刀術、秋津洲瑞穂。参ります」

そこそこ以上の剣士なら、使い手の方を見て戦うもの。
相手が人間なら目を見るんだけどね。
顔っぽいモノさえ見ていれば、剣先は見ずとも判るし避けられる。
そういうものよ。

しかもわたしは狐で、顔すら見なくても音だけで戦える。
まぁこれは特殊な例。

では神獣刀で浄化20の力を叩き込んであげるわね、禍津神さん。
呪詛耐性20/毒耐性10を持つわたしに、瘴気は即効性ないわよ。
剣技でいらっしゃいな。でないと勝てないよ?


●慈悲深く
 全身から瘴気を噴き出し、浄化の力に苛まれるスパダフォーラ。
 その様を見て秋津洲・瑞穂(狐の巫女・f06230)は刀を構える。
「真なる神ねぇ……」
 神に真だの偽だのと。
 神はそこにおわし、そして、我等を見守りし者。
 八百万もおわすそれらに真も偽もなきもの。
「先にいかせてもらっても?」
「ええ、よくってよ」
 瑞穂からの問いかけに、クリスティアーネ・アステローペ(朧月の魔・f04288)は頷き返す。
 そして、その背に触れれば浄化の気を纏わせた。
 吹き出す瘴気は、戦巫女たる瑞穂には届かぬ。
 ましてや、そこにクリスティアーネの浄化の気をはりめぐらせた纏の防御があれば、なおさら。
「新当流太刀術、秋津洲瑞穂。参ります」
 踏み込み、疾駆。
 見えぬ剣が襲いかかるもそんなものは意に介さず。
 見えぬはずなのに見えているかのようにその刃を打ち払い、避けていく。
 剣士が見るべきは剣の担い手。
 剣先なぞ見ずともそんなものは相手と相対すればわかる。
 ましてや彼女は妖狐、妖異の端くれでもある。
 その耳は音を捉え、その鼻は優れていた。
 刀身に張り巡らせた浄化の力が白き輝きとなって溢れ出る。
「浄化してあげる――――ッ!!」
 放った剣刃、雷光の如く。
 白い切っ先は、白閃を刻み、瘴気吹き出す切り口に叩き込まれた。
 黒い瘴気はその浄化の刃に清められ吹き散らされる。
 そして、肉体には剣傷が走り、その痕よりも浄化の力がまるで毒のように打ち込まれた。
『ぐお、ぉおおおおおおッ!?』
 浄化が身を蝕む。
 聖なる力が身を焦がす。
 逃れねば。逃れねばならぬ。
 刹那、その四肢が赤黒き杭にて貫かれ、さらにそこより出た茨の如き棘にて縫い留められた。
「――――はぁッ!!」
 瑞穂の白刃一閃、それはスパダフォーラの腹を引き裂く。
 瘴気は溢れない。
 最早身の末端にまで、その"毒(浄化)"は行き渡っていた。
 同時、瑞穂が飛び退いた。
 そこには紅の月を背後に切っ先なき剣を高く掲げた娘がいた。
「朧月の魔より、禍つ黒蝕へ」
 ――――刃と月の祝福を。
 剣身が浄化の力によって白く輝いた。
 これは祈り、明日を生きたいと思った人々の祈り。
 これは願い、明日がより良くなると思った人々の願い。
 これは慈悲、罪深き者を裁き、来世への罪を拭う為の贖罪。
 嗚呼、嗚呼、慈悲深きはエヴェリーナ。
 その切っ先なき刃は払われ、首を薙ぐ。
 嗚呼、嗚呼、慈悲深きはエヴェリーナ。
 その行いは罪を断じ、贖う為の刃。
 偽神はその首を落とされ、骸へ還り、海に沈む。
「汝が魂に、永き救いと安寧を」
 神はここに失墜し、魔は駆逐された。
 真の神に至る道は失われ、術は失われた。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵


第3章 日常 『暖かな日』

POW村人や周囲の手伝いをする。冒険談を話す
SPD料理や芸などを見せ、振る舞い、周りを楽しませる
WIZ人との交流を楽しむ
👑5 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●人類砦の明日
 ――――神は失墜し、魔は駆逐された。
 落日の黄昏は遠ざかり、しばしの安寧が訪れた。
 明日を手にしたのだと気づいた人々の顔は明るい。
 また近くに、日が沈み、死が訪れるのかもしれない。
 けれど、その短い暫くと言う暖かな日を人々は営むのだ。
 ほら、見てごらん。
 人々があなたたちを呼んでいた。
東雲・一朗
▷アドリブ歓迎です

▷服装と武装
帝都軍人の軍服、少佐の階級章付き。
刀と対魔刀の二刀流、2振りとも腰に帯刀。

▷備え
戦いは終わった、ならば我ら軍人の仕事は終わりであり本部へと帰投する。
…と言いたいが今の私は軍人であると同時に猟兵、人々の為に何かせねばならんだろう。
だが私に何が出来る?長い月日を軍務にのみ費やして来た私に。
「ここの代表者に合わせて貰いたい」
私に出来る事はただ一つ、この人類砦を私の持つ豊富な【戦闘知識】や【集団戦術】論、【団体行動】の経験を用いて強化する事。
効率的な防衛機構の構築、有事の避難誘導指揮…たとえ勝てずとも我らが来るまでこの場を持ち堪えさせ生き残る術を伝えるのみだ。


●軍人の務め
 戦いは終わった。
 倒すべきは倒され、守るべきは守られた。
 これによって軍人の務めは果たした。
 東雲・一朗(帝都の老兵・f22513)は軍人である。
 だが、東雲・一朗はまた同時に猟兵であった。
 軍人とは、命令を受け、その命令を十全に果たす暴力装置。
 武力によって、守り、武力によって駆逐するをよしとする。
 だが、猟兵ならば……猟兵としての東雲・一朗ならば、何をすべきか。
 されど、彼は、一朗はその人生の大半を軍務に費やしてきた。
 生粋の軍人である。
 戦いの中で生き延びる術なら知っている。
 しかし、生活や暮らしの中で役立つとなればそれに長けた先人たちがいるのもまた事実。
 なれば、自らの持てる術で人々に貢献できるならば、ただ一つの結論は自明であった。
「ここの代表者に会わせて頂きたい」
 一朗の得た結論は……。

 その後、砦の代表者と一朗の話は長くに及んだ。
 彼の持ち得る、知り得る限りで、ここの文明レベルに合わせられた軍事論。
 効率的な防衛機構の構築、有事の避難誘導。
 多少の腕に覚えがある者たちへの練兵。
 上に立ち、率いる者としての覚悟。
 それを一つ、一つ、丁寧に教え込んでいく。
 彼らではオブリビオンに勝つ事は難しいだろう。
 だが、それでも、その一つ一つは決して無駄になることはない。
 勝てずとも負けねばよいのだ。
 そうすれば、その先には一朗たちのような猟兵が、武を務めとする軍人たちが駆けつけてくれるだろうから。
 生き延びさえすれば、明日はあるのだから。
大成功 🔵🔵🔵

カタリナ・エスペランサ
今回も大勝利! ま、当然だね♪
それじゃあ帰還まで、繋いだ希望を祝って宴でも楽しむとしようか!

宴にはご馳走がお約束。UC【やがて生まれ出づる理想郷】の要領でペンダント内の異空間に納め《ものを隠す+運搬》してる食材の《封印を解く》事で解放、UC【衛生兵特級資格】の《料理》技術と《早業》でフルコースを用意しよう。こういう時の為に作り置きも用意してるしね

人が集まれば空いたスペースを借りて装備[金糸雀]の囀る《楽器演奏》をBGMに《歌唱+ダンス+鼓舞+ブームの仕掛け人》、皆の未来を祝福し勇気付ける《パフォーマンス》を披露。
同時にこの人類砦が強く豊かであるよう《拠点防御+結界術+祈り》の加護を刻んでいくよ


●やがて生まれ出づる……
「今回も大勝利、と……ま、当然だね」
 カタリナ・エスペランサ(閃風の舞手(ナフティ・フェザー)・f21100)は、軽く伸びながらつぶやく。
 驕り高ぶった神なぞ。
 否、如何なる相手でもあっても、彼女は負けなどはしない。
 多くの仲間たちがいる限り、決して退く事などはしないからだ。
 戦いは終わった。ここに最早役目はない――――。
 というわけでもない。
 戦いの後は宴だし、そもそもこの地は未だに貧弱。
「繋いだ希望でも祝おうか!!」
 そう、カタリナは言いながらペンダントの中に納めていた数々の食材を解き放つ。
 色めき立つ人々。
 今までに見た事もないような豊かな食材。
 そして、それから作り出される豪華絢爛な食事たち。
「さあさあ、宴だ、宴だッ!!」
 楽しむ人々の中心でカタリナは舞い踊る。
 それは祝福の舞踏。
 それは祈りの舞踏。
 それは願いの舞踏。
 刻まれるステップ一つ一つが一種の魔術儀式。
 舞い踊る度に、人類砦には、祈りの結界が施される。
「楽しもうじゃないかッ!!」
 そうして、砦には希望の祈りによって紡がれた結界が施された。
 か弱く、小さな力、しかし、それは助けになるだろう。
 抗うための力、その一つとして。
大成功 🔵🔵🔵

祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定を
※アドリブ歓迎

『フェアリーランド』の壺の中に「ミンナ出て来て良いよ♪」と言って属性精霊と聖霊と月霊を出して上げます☆
「はい、“こんぺいとう”♪他のミンナにも配ってね☆彡」と言って配って貰います

そんな中で“祈り”“歌唱”“鼓舞”“勇気”“優しさ”“手をつなぐ”を満面の笑顔で心と思いを籠めて精霊・聖霊・月霊・天使と猟兵と人々に『想い』『願い』『希望』よ届いて!☆彡と、歌い・舞い・唄い・踊り・願いながら位乗ります♪
蔓枝植物や苔類菌類にも『恵み』と『共生』を願い祈ります☆彡

子供たちの笑顔や大人たちの笑い声、交流や会話や料理自慢、芸の見せ振る舞いを精霊や天使にも手伝って貰います♪


●宴は続く
 猟兵の舞踏により、結界は紡がれ、人々は盛り上がる。
 祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)は壺の中に呼びかける。
「はい、ミンナ出て来て良いよッ♪」
 壺の中より飛び出すは無数の精霊たち、数多の聖霊たち、多くの月霊たち。
 彼らにティファーナは、手にしていたその袋を広げる。
「はい、こんぺいとう」
 精霊たちは、それを嬉しがるように持ち上げる。
 これは戦いへの労い。
 その様子を砦の子どもたちが羨ましそうに見る。
「もちろん、ミンナにもね☆」
 その言葉に精霊たちは頷き、金平糖を持ち上げて砦に散る。
 老若男女隔てなく。
 老若男女平等に。
 この砦の人々に甘く小さな幸福が運ばれていく。
 猟兵の踊りが最骨頂に至る。
「ボクもいってこよーっと☆」
 踊っていた猟兵のステージに飛び込み、ティファーナも踊りだす。
 祈りと願い、希望と想い。
 それらを連ねて、重ねて、昇華して。
 人々の笑顔や笑い声が響く。
 それらを束ねて、願い、祈れば、結界はより強く紡がれる。
 その結界の名を人は希望と呼ぶのだろう。
大成功 🔵🔵🔵

秋津洲・瑞穂
やれやれ終わった――と言いたいところだけど。
小さな村では持続も怪しいわ。ここは本業に戻るべきかしらね。

稲作の伝播にも関わったお伊勢狐の末裔にして、穀物神の神使。
二千年前の初代が辺境の農業指導に出かけ、それ以来ただの一度も
不作にした試しがないのが、わたしの秋津洲郷よ。
農業支援は我が家の本旨。そしてわたしはその次代。

この地の食物がどんなものであれ、種類に合わせた育て方を
話し合うとして、彼らが知らない知識があれば伝えよう。
豆はそのまま食べるだけじゃなく、軽く育ててモヤシにしてから
食べると壊血病にならないとかね。

そして何よりも、目の前の食糧よ。余裕が欲しいわ。
【祈年舞】で収穫を増やしていまいましょう。


クリスティアーネ・アステローペ
WIZ
立ち去る前になにか、ねえ…
ねえ、畑を見せてもらってもいいかしら?
よかったら私のところで育てていたり、方々を巡るうちに集めた種苗と交換してほしいのだけれども
場所が違うとたまに初めて見る作物を育ててたりするのよね

持ってきた大半はこの世界の植物ですし、ちゃんと育ってくれるでしょう
幾つか他所の世界で入手したハーブの類も全部育つ、とはいかないでしょうけど。育ってくれればうれしいわね

ええ、頂いた種は他の人類砦のと交換するわ。よいものが広まって、皆の力になるように
…あ、ごめんなさい。それは鉢で育てるべきらしいわ。香りはいいのですけど繁殖力が強すぎて、最悪辺り一面を覆い尽くすこともあるそうだから


●稲荷大明神
「やれやれ終わった……」
 秋津洲・瑞穂(狐の巫女・f06230)は小さくため息をつく。
 しかし、彼女の戦いはまだ終わっていない。
 猟兵が戦う術を教えた。
 猟兵が希望を植え付け、守りの結界を作り上げた。
 確かに戦えるだろう。
 確かに守れるだろう。
 だが、ここは生活に根ざした場所。
「持続するか怪しいわね」
「瑞穂もそう思ったのかしら?」
 クリスティアーネ・アステローペ(朧月の魔・f04288)は荷物を片手にそこにいた。
 瑞穂が彼女の手元を見ると、そこには種やら苗やら。
「交換するの?」
「ええ、たまに初めて見る作物とか見るもの」
「じゃあわたしもお伊瀬狐の御加護を見せるしかないわね」
 クリスティアーネは、この砦でも育つ作物をこの地に。
 瑞穂は農業の知識を与えていく。
 この砦に戦う力も、守る力も与えられた。
 そして、次に与えられた力は続ける力。
 どうあがいたところで食事というのは日々の糧であるからだ。
 食えねば死ぬし、食えねば戦えぬ。
 先の破綻は見えていた。
 しかし、彼女たちの一手で、その破綻は遠ざかる。
 舞い踊る猟兵たちをみやり、瑞穂もそれに交じる。
 二千年もの逸話を持つお伊瀬のお狐、その末裔。
 穀物の神の遣えし者。
 秋津洲は実りの郷、そして瑞穂はその次代。
 舞い踊れば、実りは約束され、豊穣の時は訪れる。
 見る見るうちに実っていくその様はおかしいにも程がある。
 されど、それこそが伊勢の稲荷の大明神の本領。
 願い奉れば叶いたもう。
 祈り奉れば届きたもう。
 明日の実りあれ、次の実りあれ、という祈りと願いその一つ一つ。
 それは荒唐無稽な願いなどではなく、純然たる明日への祈り。
 だからこそ明確に、そしてはっきりと届いたのである。
「あっ」
 クリスティアーネの忠告を守らなかった村人一人。
 そして、瑞穂の豊穣祈祷の舞。
 双方が重なり合い、村人の家は香りよき繁茂する緑に覆い尽くされた。
「……だから言ったのに」
 小さな苦笑一つ。
 けれど、これもまた平和だからこそもたらされた小さな笑い話の一つであった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

リーヴァルディ・カーライル
…終わったのね。滅びの予知が覆されたようで何より

…とはいえ、此処の守りはあまりに脆弱に過ぎる

村人達から防壁を強化する許可を取り付けUCを発動
"黒炎鎧、魔動鎧、土竜、地縛鎖"の呪詛を付与し、
"真理の呪詛"に魔力を溜め土塊のゴーレムを創造する

…毎回私達が来れるとも限らないもの
…せめて時間を稼ぐ程度の防御力は必要ね

土や岩を取り込む●地形の利用法でゴーレムに●力を溜め、
堀を深くするよう●トンネルを掘り進め巨体化させる

…これぐらい深ければ多少の足留めにはなるかしら?

…後は残った土塊を処理すれば、一先ずは完成ね

堀が完成したらゴーレムに●防具改造を施し、
戦闘知識を元に防壁を強化するように巨大な土壁を形成する


●護りの壁
「……終わったのね……」
 リーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)は安堵のため息をついた。
 滅びは退けられ、人々は明日を夢見る事が出来る。
 猟兵たちの手で戦う力を与えられた。
 猟兵たちの手で護りの結界は張り巡らされた。
 猟兵たちの手で日々の糧は得られるようになった。
 しかし、傍から見ればその砦はあまりにも脆弱。
 抑止力というのは、目に見えてこそ意味があるもの。
「……物理的な護りも張り巡らせましょう」
 粗末な丸太の防壁ではなく。
 堅牢な石の防壁。
 その為の許可を得たリーヴァルディは、そっと手を大地に触れる。
 神殺の黒き炎、うごめく超重鎧、大地の魔力、その地の性質・情報。
 それらの呪詛を混ぜて、掛け合わせ、真理としてゴーレムを築き上げる。
 それは土塊、それは岩石、大地に由来する堅固なる岩の巨人。
「……毎回私達が来れるとは限らないものね……」
 その岩の守護者に手を触れれば、命令が刻まれ、ゴーレムが動き出す。
 時間を稼ぎ、少しでも長く生き延びるために。
 その時間が長ければ長いほどに、助けの手が届きやすい。
 ゴーレムは、大地を食らっていく。
 わずかにあった堀とも呼べぬ溝であったもの。
 それが深く、大きく、巨大になっていく。
 十二分な堀と化したところで新たな術式が岩の守護者に刻まれる。
 ゴーレムが粗末な丸太の壁を引き抜き、それがあったところに横たわる。
 そして、それは形を変えて人類砦の周囲を覆っていく。
 丸太の壁は、呪詛のこめられた堅牢な岩の防壁に。
 溝ていどであった堀は敵を阻む巨大な堀へ。
 ゴーレムがいなくなった後にできたのは、堅固なる岩の要塞。
「……一先ずは完成ね」
 砦を要塞に生まれ変わらせた立役者、リーヴァルディ。
 彼女はその様子を見てから、願った。
 この砦の明日が明るいもので、そして続くように、と。
大成功 🔵🔵🔵

ハロ・シエラ
私もかつてはこの砦の方達と同じ境遇でした。
だから知っています。
ここで今日生き残る事が出来たとしても明日は分からない、そんな状況だと言う事を。
戦う事しか能のない私に出来るのは、次の危機もグリモア猟兵の方が予知してくれるのを期待する事くらいですが……もし私で役に立つのなら、何か一つくらいは。
そう、例えば【歌唱】で皆さんを【鼓舞】出来るといいですね。
私程度の歌唱力でも、子供たちと歌うくらいは出来るでしょう。
後は歌声にユーベルコードを乗せて。
今回の戦いから砦を守れても、この世界の事です。
他の要因で怪我をしている住人もいるでしょう。
心の傷までとはいかずとも、体くらいは治療して差し上げたいですね。


●過去の境遇
「……」
 ハロ・シエラ(ソード&ダガー・f13966)は知っている。
 これは自分の昔だと。
 ハロ・シエラは知っている。
 今日、ここを生きても、明日がどうかはわからないことを。
 ハロ・シエラは、よく知っている。
 それが自分の過去で、自分の境遇だからこそ、身にしみて実感できる。
 けれどハロには、どうすればいいのかはわからない。
 戦う事しか能がないから。
 昔の自分が渇望していた数々はよくわかるのに、それを授ける手立てが、彼女には全くなかった。
 次の危機をグリモア猟兵たちが予知してくれるのを期待する事しかできない。
 けれど、嗚呼、そうだ、けれど。
「……それでも」
 出来る事は、やれる事はないか、と模索したハロ。
 ふと、口をついて歌声がこぼれた。
 その音に気づいた猟兵たちがそれに合わせてステップを取る。
 子供たちが楽しげにそれに声を合わせ、大人たちは韻を取る。
 それは歌。
 励まし、勇気づける応援の歌。
 明日をも知れぬ人々、されど、その明日を決して諦めるな、と言う激励。
 癒やしの力がこめられたそれが人々の傷を少なからず癒やしていく。
 宴の中で響く歌と、踏まれるステップ。
 それがやがて、じょじょに大きくなっていき、砦一つを包む時。
 喝采は溢れ、明日を決して諦めない希望となっていった。
大成功 🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2020年09月18日
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