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迷宮災厄戦⑬〜ウルトラヘビーパンチャー!

#アリスラビリンス #戦争 #迷宮災厄戦

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「お腹すいたですー」
「昔はよかったですねー、ただ待ってればオリジン様の食べこぼしがぼろぼろとー」
「食べれば食べるだけ体重も増えてパンチも強くなっていいことずくめだったのに、最近はめっきりアリスがこなくなっちゃいましたー」
「どうもその原因は猟兵って人達らしいですよ。大変腹立たしいですが、なんとアリスの何倍ものエネルギーがあるとか!」
「それは素晴らしい! じゃあたまには自分で食材取りに行きましょー! ……まだウサギ穴通れますよね?」
「行けます! ギリ行けます!」


「皆さん、お集まりいただきありがとうございます」
 ミルケン・ピーチ(魔法少女ミルケンピーチ・f15261)を装備したボディの花園・桃姫が丁寧に一礼する。
「本日も迷宮災厄戦の依頼を出させていただきます。今回行っていただくのは『召喚断頭台』という世界で、ここはオウガ・オリジンがアリスを直接断頭台に召喚し、首を落として自分の餌にしていた場所です」
 幸い今は戦時中のためアリス召喚は行われていないが、恐ろしい国であると言うのは間違いない。
「この国にはオリジンのおこぼれを食べていたオウガが巣食っています。おこぼれとはいえ王の食事を貪ってきており、太ってパワーも大幅に増しています」
 なぜか言い辛そうにしているミルケン。桃姫の胸とか腰が夏前より心持ち増えているような気がすることとは多分関係ないだろう。
「今回の敵は『ボクサーバニー』という、その名の通りボクシングで戦うバニーガールです。彼女たちはその世界限定のウサギ穴をいくつも開通させ、そこを通っては奇襲したり、集団で一人を攻撃したり、相手を無防備に自分に近づけさせようと挑発するなど、体重管理をしないことも含めてボクサーの風上にも置けない人たちです」
 スポーツマンシップなど欠片も持ち合わせておらず、一方的に相手をいたぶることを好む残虐な性格だという。
「彼女たちは先ほども言った通り太ってパワーも耐久力も増し、ウサギ穴を通ることで機動性もカバーしています。普通に戦えば苦戦は免れない強敵ですが、この世界にはまだ断頭台がたくさん残っています。これを使って首を落としてしまえば、一撃で相手を倒すことができるのでぜひ利用してみてはいかがでしょう」
 断頭台は相手をセットできれば僅かな操作で起動することができる。幸い相手は自分のパワーに自信を持っており、断頭台を使おうとはしてこないので、嵌め方さえ工夫すれば一方的に使うこともできるだろう。
「今まで散々命を貪ってきたツケを払わせてあげてください」
 力強く言い、ミルケンは猟兵たちを送り出した。

「ところでなんでこの事件私に予知が回ってきたんですか? 悪意を感じるのは私の気のせいですか? ぺしぇやアカリじゃだめだったんですか……?」
 猟兵たちが出発した後桃姫はゴーグルを外して延々とぶつぶつ呟いていたが、依頼には特に関係ない話なのであった。


鳴声海矢
 こんにちは、鳴声海矢です。夏だからと言って痩せられるとは限りません。
 今回のプレイングボーナスはこちら。

『プレイングボーナス……オウガを断頭台に乗せる』

 この世界にはオリジンがアリスを殺していた断頭台がたくさんあり、それに乗せて首を刎ねることで敵を一撃で倒すことができます。断頭台はセットすれば簡単に発動できるので、抑え込んだり実際の処刑みたいな手順を踏む必要はありません。
 敵はアリスの食べ過ぎででっぷり肉盛りになっています。具体的にはイラストからスリーサイズと腕と太腿が倍盛りくらい。セクシーと取るか醜いと取るかはご自由に。
 ある程度コミカルな展開になると思われますが、パワーアップしているのは間違いないので気を付けて戦ってくださいませ。
 それでは、プレイングお待ちしております。
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第1章 集団戦 『ボクサーバニー』

POW   :    サンドバッグコンボ
攻撃が命中した対象に【ウサギ型の痣】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【次々と現れる仲間達のパンチ】による追加攻撃を与え続ける。
SPD   :    ダーティサプライズブロー
レベルm半径内の、自分に気づいていない敵を【異空間からの奇襲によるパンチ】で攻撃する際、ほぼ必ず狙った部位に命中する。
WIZ   :    ハニートラップカウンター
【挑発】を披露した指定の全対象に【無防備にこちらへ近づきたいという】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。

イラスト:すねいる

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

メアリー・ベスレム
そんなに肥え太ってぶくぶくと
それにまだまだ食べ足りないなんて
兎というより豚さんね!
そんな様でアリスを捕まえられるのかしら?

そうやってまずは敵を小馬鹿にし
嘲りや怒りを誘ってみせる
【野生の勘】で致命傷だけは避けながら
【継戦能力】【激痛耐性】耐え続け
大口叩いておきながら、追い込まれていく無様な【演技】
無防備にお尻を振るように【誘惑】しながら【逃げ足】で
ふらりふらりと断頭台の方へ逃げていく
あわれな獲物相手と慢心し、気付かぬオウガが追いついてきたら
【雌伏の時】はもうお終い!
隙だらけのオウガを断頭台へと引き倒し
すぐさま首を刎ねてあげるから!
あなた達は兎と見せかけ豚さんだけれど
メアリは兎と見せかけ狼だもの!


マスクド・サンドリヨン
またボクサーバニーが相手ね、いい加減しつこ……なんかすごい事になってる!?
「ボクサーがこれで良いのでしょうか……」

背後からの奇襲を読んで振り向きざまのパンチで攻撃するけど、脂肪に受け止められて通用せず、逆に相手の重すぎるパンチの一撃で悶絶。
そのまま徹底的にボッコボコにされて、クリンチして肉に埋もれたり、ダウンしたら大きなお尻で潰されたり。
ピジョンの悲痛な声を聞きながら、徹底的にボロボロにされるわ。

KOされたら、バニーは私を食べやすいサイズにすべく、断頭台へ連れていくはず……でも、尊厳を失う程の惨敗を代償にUCが発動。
その効果で、バニーが躓いて転んで勝手に断頭台に倒れて首を刎ねられる事になるわ。



 そこかしこに断頭台のある小世界。そこをボクサー姿のバニーがぴょんぴょんと……もといどすんどすんと跳ね回っていた。
 その世界にやってきたマスクド・サンドリヨン(仮面武闘会のシンデレラ・f19368)は敵を見た瞬間驚愕の声を上げる。
「またボクサーバニーが相手ね、いい加減しつこ……なんかすごい事になってる!?」
 今まで何度かボクサーバニーと戦ってきたサンドリヨンだが、ここまでひどい変貌を遂げているものは初めてだ。
「ボクサーがこれで良いのでしょうか……」
 その姿にマスクのピジョンも思わず呟く。確かにボクサーとして色々問題ある体形だが、よりそれをはっきりと否定するのはメアリー・ベスレム(Rabid Rabbit・f24749)だ。
「そんなに肥え太ってぶくぶくと。それにまだまだ食べ足りないなんて兎というより豚さんね! そんな様でアリスを捕まえられるのかしら?」
 思い切り馬鹿にしたように言うメアリー。その言葉を聞きとがめたか、ボクサーバニーたちが一斉に二人の方を向く。
「ひどい事を言う人たちですねー。もしかしてこの人たちが猟兵ですかー?」
「捕まえて食べちゃいましょう!」
 そう言ってボクサーバニーたちは一斉にウサギ穴へと飛び込んだ。一部腹や尻がつっかえている者もいたが、どうにか押し込んで全員が無事穴へと入っていった。
「一体どこから……そこっ!」
 サンドリヨンは敵の動きを予測し、後方に鋭いパンチを見舞った。その予測は正しく当たり、真後ろの穴から体を出したバニーの胸にクリーンヒットする。だが。
「ぽよよん❤」
 その拳はたっぷりと増量した胸の脂肪に飲み込まれ、衝撃を吸収されてしまっていた。お返しとばかりにバニーは拳を振り上げ、サンドリヨンを殴りつける。
「ぐっ!?」
 今まで戦ったボクサーバニーのものより数段重いパンチが、サンドリヨンの頭部に叩きつけられた。腐ってもボクサー、パンチに体重を乗せる術は心得ている。その重さをそのまま威力に転化して叩き込まれたサンドリヨンは、一撃で意識を半ば手放しかけてしまう。
「サンドリヨン……ぐあっ!」
「他人の心配してる場合ですかー?」
 仲間の様子に一瞬気を取られたメアリーもまた、ボクサーバニーに拳の餌食になる。一撃でバランスを崩したところに、顔に、腹に、背中に、次々とバニーのパンチが炸裂した。
「あぎ、ひぃ……たす、けて……」
「大口叩いていたくせに大したことないですねー」
 無様に逃げようとするメアリー。そのふらふらと揺れる尻を、バニーの拳が強烈に打ち据えた。
「ひぃぃぃぃぃっ!!」
 すぱぁん、という小気味よい音と共にメアリーの体が前方へつんのめる。その上でなお誘うように振られる尻を、バニーは楽し気に何度も叩くのであった。
「あっちも楽しそうですねー。こっちも楽しみましょー」
 その様子を見ながら、サンドリヨンを攻めるバニー。パンチだけに飽き足らず、巨大な肉の塊である胸を押し付けてのクリンチで窒息させたり、地面に引き倒してその顔面にそこだけで顔二つ分はありそうな巨尻を乗せ圧迫したりと、屈辱を与えるような攻めを繰り返していた。
「お願い、やめて……」
 マスクのピジョンが悲愴な声を上げる。ボディの灰崎・姫華の方はもう意識がないのか、ぐったりとしてされるがままだ。
 ぐりぐりと尻を押し付け一しきり快感に浸ってから、バニーはサンドリヨンを持ち上げる。
「そう言えばあれがあったし、食べやすい大きさに切っちゃいましょー」
 そう言って向かうのは断頭台の方。おりしもそこには、同じようにバニーに敗北を喫していたメアリーが追い込まれている所であった。
「それはいい考えですねー。それじゃこっちの情けないのも一緒に切っちゃってー……」
 それを真似ようと、メアリーを攻めていたバニーも断頭台へ突飛ばそうと、彼女の尻を思い切り叩こうとした。だが。
「かかったわね。【雌伏の時】はもうお終い!」
 それまでされるがままでふらふらだったメアリーは突如俊敏に動き、バニーの首を捕らえた。その動きと力は今までとは違う、鋭くも力強いものであった。
「な、なんで……」
 首を抑えられ動けないバニー。いくら足掻いても絞められた手は万力のように剥がれず、そのまま断頭台の方へと引きずられていく。
 敵から受ける苦痛や恥辱を代償にあらゆる行動に成功するユーベルコード【雌伏の時】。致命傷のみを避け、醜く肥え太った相手にいいようにいたぶられ命乞いするという恥辱を代償に願うのは、たった一つのこの動作。
「さあ、断頭台へご案内よ! すぐさま首を刎ねてあげるから!」
 メアリーは断頭台に向かってバニーを放り投げた。ぴったりと断頭台に首が嵌り、何もせずともひとりでにロックまでかかる。
「あなた達は兎と見せかけ豚さんだけれど、メアリは兎と見せかけ狼だもの!」
 メアリーの声と共に刃が落ち、バニーの太い首を容易く切り飛ばした。
 そしてサンドリヨンの方もまた。
「ひ……も、もうこんなのいりませんー!」
 サンドリヨンを捨て、逃げようとするバニー。
「いか、せない……」
 投げ捨てられたサンドリヨンが小さく呟くと、まるでそれがトリガーになったかのようにバニーが何もない所で躓き転倒。そしてその首は、偶然にもそこにあった断頭台にすっぽりと嵌った。
「いや……!」
 命乞いの言葉すら言い切れず、すとんと落ちる刃。重い首がごとりと落ちる音がした後、バニーの体と頭は消滅した。
「と、とりあえず……なんとかなった……の?」
 体を起こし、バニーの消滅を確認するサンドリヨン。こちらは尊厳を代償に行動の成功を約束する【正義の試練】。犠牲にしたのはもちろん、バニーに拳のみならず全身の肉で嬲られる恥辱攻めだ。
「大丈夫だった?」
「楽じゃないね、お互いに」
 同じ戦法を取った二人は傷だらけの互いの体を支え合うと、戦場を後にするのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

御狐・稲見之守
お前らロッキーひゃっぺん観ろ。

さておき、[UC魅了の術][催眠術][呪詛]――我が云いは神の云い、汝我が云いに抗うこと能わず。さあ良い子じゃ、大人しく断頭台へと向かうが良い。……にしても、あんな肥えた豚姿でハニートラップされても誰がひっかかるか。チェンジじゃチェンジ(ゆびぱっちんして[化術][呪詛]で痩せた姿にする)

では断頭台に兎さんを拘束したところで――刃を落とすのはまだである。

まあ豚は豚らしく鳴いてもらおうではないか。桃木剣で兎さんのケツをめちゃんこ腫れ上がるまでひっぱたいてやるんじゃ。さあちゃーんと『ごめんなさい』って云えるかナー??

鳴かなくなったら断頭台の露と消えてもらおう。サヨナラ!



 飛び回りながらシャドーボクシングを繰り返すボクサーバニーたち。そのなんちゃってボクサーぶりに御狐・稲見之守(モノノ怪神・f00307)の怒りが募る。
「お前らボクサー映画ひゃっぺん観ろ」
「生卵なら飲んでもいいですよー」
 ゆさゆさと肉を揺らして答えるボクサーバニー。それはそれで相当きついとは思うのだが、ここまでの体型になるとジョッキ一杯分の卵くらいなんでもないのだろうか。
 そしてそのままさらに肉を揺らし、胸を見せつけて挑発をかけるボクサーバニー。元の体型ならばそれは素晴らしいセクシーポーズとなっていたのだろうが、今の彼女たちは完全倍盛り体形。確かにバストサイズだけなら身長すら上回るかもしれないが、それが腹の肉の上にどっかり乗っているのでは興奮しろという方が無理だろう。それを揺らされたって暑苦しいだけである。
 さすがの稲見之守もあきれ顔で彼女たちを見て、近寄らないまま瞳を向けた。
「さておき――我が云いは神の云い、汝我が云いに抗うこと能わず」
 その瞳から巻き起こるのは、魅了の力を持つ呪詛の力。肥えた肉で無謀にも魅了しようとしていたバニーたちは、稲見之守の起こす化かしの呪詛に簡単にはまり、ポーズのために肉にあてがっていた手が外れ、だらんとだらしなく胸と腹が垂れさがった体を曝す。
「さあ良い子じゃ、大人しく断頭台へと向かうが良い」
 稲見之守の命令に、ぼんやりした顔で断頭台へと向かい始めるバニーたち。だが断頭台が近づきその刃がはっきり目に入るうちに徐々に足が鈍り始める。強い催眠でも自死に追い込むことは難しいと言われ、オブリビオンである彼女たちもまた死の象徴が目の前に入るに従い催眠が薄れていったのだろう。
「あんな肥えた豚姿でハニートラップされても誰がひっかかるか。チェンジじゃチェンジ」
 それを察した稲見之守が、動きの鈍るボクサーバニーの耳元で指を鳴らす。するとより強固な呪詛が彼女たちを包み、その体を他の戦場に現れた時のような、ごく常識的なセクシーボディーへと変じさせた。
 もちろんまやかしの化術でしかないのだが、外見上は労せずダイエットに成功したようにも見え、ボクサーバニーたちはその強い呪詛に導かれるまま、断頭台へとその首を乗せた。
 全員が処刑を受ける態勢になったのを確認し、稲見之守はその刃を――落とさなかった。
「豚は豚らしく鳴いてもらおうではないか」
 その痩せてなお豊かな尻を、木刀『桃木剣』でひっぱたく。
「ひぃぃぃぃぃぃん!」
「なんじゃその鳴き声は。さあちゃーんと『ごめんなさい』って云えるかナー??」
 楽しげに言いながら次々とバニーの尻を叩いていく稲見之守。
「ひぃっ、ひぃん、ご、ごめんなさぁい❤ だらしない豚バニーでごめんなさぁぃ❤」
「ほれほれこっちはどうじゃ。ん? 物欲しげに揺れておるの?」
「ぶひぃぃぃん❤」
 尻が腫れ上がるまで叩き、時には木刀を突きこみ、何度となくバニーを泣かせる稲見之守。
 バニーは何度も尻を揺らし、体を跳ね上げ、無様に許しを乞うていたが、やがて叩いても抉ってもびくびく痙攣するばかりで反応をしなくなる。
「なんだもうしまい。では断頭台の露と消えてもらおう。サヨナラ!」
 飽きたおもちゃを捨てるように、バニーの首に刃が落とされた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
はい、色々と大変ですよねぇ(遠い目)。

『F●S』3種を展開し『FBS』を四肢に嵌め飛行、【仰域】を使用しますねぇ。
此方は『球状の波動を展開している間、攻撃や【UC】を吸収する』ものですから、複数名からの攻撃/死角からの攻撃でも『範囲内』に入った時点でスポンジの様に吸収、此方の『強化』に変換可能ですぅ。
そして、強化した『FRS』『FSS』で『断頭台』に追込み『脚狙い』等で転倒させて嵌め、起動しましょう。

また『吸収』の性質上『相手の能力の影響』を受けますから、攻撃された数だけ此方も大増量する可能性が高いですが、その場合は体重を生かし[重量攻撃]で『断頭台』に押え込む方法も。


メラニー・インレビット
兎…?あれは豚ではないのか?
何であれ、数多のアリス様を喰らい肥えた肉の塊など存在するだけで不愉快だ
この場で全て処分してやる

力が増していようとも、生きている以上本能に抗う事は困難。
UC「微睡時刻」による催眠で眠りに堕ちてもらうとしよう
惰眠を貪るのは好きだろう?
その間に抵抗できないように縛り上げ、断頭台に乗せてやる

アリスの皆様の命を奪った罪は万死に値する
いずれオウガ・オリジンにも泣いて許しを乞わせてやるが、
まずはお前達の首をもって罪を贖うがいい!



「兎……? あれは豚ではないのか? 何であれ、数多のアリス様を喰らい肥えた肉の塊など存在するだけで不愉快だ。この場で全て処分してやる」
 メラニー・インレビット(クロックストッパー・f20168)はアリスを喰らって肥え太ったボクサーバニーを前に、嫌悪感を露にして言う。アリスを救えなかった悲しみから戦う力を願った彼女にとって、同じウサギの姿をしながらアリスを貪るボクサーバニー達は決して許して置ける存在ではない。
「はい、色々と大変ですよねぇ」
 どこか遠い目をしながらバニーたちを眺めるのは夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)。その体形にどこかシンパシーを感じるものはあれど、手を抜くつもりはない。戦輪『FBS』を四肢にはめると、空中を浮きながらボクサーバニーへと近づいていった。
「なんですかそれ、私と同じような体の癖にずるいですー!」
「お、同じじゃないですよぉ……多分」
 バストやヒップはともかくそれ以外はそこまでのサイズではない、と抗議の意味も込めて、【豊乳女神の加護・仰域】を発動するるこる。乳白色の波動が周囲に歩r狩り、るこるを包みこんだ。
「なんですかこれはー?」
「よくわかんないけど、このままやっちゃいましょう。えいっ!」
 波動に何の効果があるのかもわからず、どすどすとるこるに接近し拳を突き出すバニー。その拳はぽよんとるこるの胸に当たり、そこにウサギ型の痣を刻み込んだ。
「みんなー、やっちゃいましょー!」
 そしてその痣を目掛け一気に殺到するバニーたちのパンチ。ぺちんぺちんぽよんぽよんと連続して拳がるこるの胸に叩きつけられ、二つの膨らみをパンチングボールのように激しく揺らす。
「それそれ、どうですかー!」
 一しきり全員で殴って満足したように言うバニーたち。だが目の前のるこるの胸は衝撃でゆさゆさ揺れてはいるものの、傷のようなものはついていなかった。それどころか殴る前より大きさが増し、今やボクサーバニーたちの胸より大きくなっている。
「いいパンチでしたよぉ。おかげでいっぱい吸収できましたぁ」
 【豊乳女神の加護・仰域】の力はユーベルコードの吸収。ボクサーバニーの力を吸収し胸に蓄え、さらにその力を送り込まれた『FSS』と『FRS』の一斉砲撃がバニーたちを追い立てていく。
「え、えー!? 何で効かないですかー?」
「い、一旦引きましょー!」
 巨体を揺すって走り、砲撃から逃れようとするバニーたち。だがその前には、メラニーが既に回り込んでいた。
「そ、そこどいてくださいよー」
 涙目でバニーが言うが、メラニーは黙って敵を睨みつけたまま動かない。その様子に埒が明かないと思ったか、バニーは胸を突き出すポーズを取ってメラニーを挑発した。
「ほらほらー、気持ちのいいお肉ですよー、ぽよぽよですよー」
 その挑発に、ゆらりとメラニーはバニーに近づく。上手くいった、とバニーは内心笑みを浮かべるが、メラニーの瞳に浮かんでいたのは挑発とは関係ない、怒り感情であった。
「力が増していようとも、生きている以上本能に抗う事は困難。眠りに堕ちてもらうとしよう。さあ、お休みになられる時間でございますよ」
 メラニーの全身からユーベルコード【微睡時刻】により体内時計を狂わせる波動が放たれる。それに包まれたバニーたちは、まるで何時間も起きていたかのような眠気に捕らわれた。
「あ、れ……」
「惰眠を貪るのは好きだろう? 好きなだけ眠らせてやる」
 冷たく言い放つメラニー。元より彼女はこのバニーの所業にこの上なく憤っていた。それ故無防備になりたいという感情を震わせるバニーの挑発が入り込む余地など元からなく、その行為はただただメラニーの怒りを燃え上がらせるだけであった。
 バニーが倒れ込んで眠りだすと、砲撃によってついた傷が徐々に癒えていく。このままではすぐに与えられたダメージは帳消しになってしまうだろうが、この戦場ではそんなもの関係ない。
「お前たちに相応しいベッドに案内してやる」
 起きても抵抗できないように縛り上げながら、メラニーはバニーを断頭台へとセットしていき、るこるも巨体を動かし少しずつだがそれを手伝った。
 やがてほとんどのバニーが断頭台へ固定されたが、最後の二体だけが目を覚まし、急に暴れ出した。
「や、いや、やめてくださいぃぃぃぃぃ!」
 自分が今までしてきたことなど忘れ、泣いて暴れるバニー。だがその二体の体を、るこるが上から超重量の両胸でそれぞれ抑えつけ、強引に断頭台に固定した。
「さあ、今の内ですぅ」
「アリスの皆様の命を奪った罪は万死に値する。いずれオウガ・オリジンにも泣いて許しを乞わせてやるが、まずはお前達の首をもって罪を贖うがいい!」
 ボクサーバニーへ、そしてオウガ・オリジンへの高らかな死刑宣告と共に、メラニーによって断罪の刃が落とされた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年08月10日


挿絵イラスト