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迷宮災厄戦⑦〜絶対君臨君主論

#アリスラビリンス #戦争 #迷宮災厄戦 #中二病 #連携フィニッシュ

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「くっくっくっくっくっ……はぁーっはっはっは!」
 魔剣を手にした少年は哄笑する。彼も嘗てはアリスだった者。しかし今は。
「この『絶対君臨君主論』を手にし、最凶災厄の魔剣を手にした究極無敵の俺! 真なる闇の力に覚醒した今の俺は正しく……真の支配者! いずれは他のオウガをも凌駕し、全てを……特に、全ての美しき女性を俺の物にして俺だけのハーレムを作る! 他の男は皆殺しだ! はーっはっはっは」

「……いや、そんな目でこっちを見るな。闇落ち系厨二ではないぞ私は。事件の概要を説明する」
 でも、貴女始祖の末裔名乗ってますよね? と、問うような猟兵の視線は無視して事件の概要を立体映像を交えて説明していく自称『大いなる始祖の末裔 レイリス・ミィ・リヴァーレ・輝・スカーレット』(厨二系姉キャラSTG狂・f03431)
「今回の戦場は『世界征服に関するあらゆる歴史書・図鑑・ノウハウ本・自己啓発本が収められた、巨大な図書館の国』だ。遮蔽物が多い、燃える物が多い、と言う点は注意しておきたい所か。確かにここにある書物には危険な物も多いが、知識は力であり、力その物に罪は無い。故に、図書館ごと派手に燃やす、と言った手は控えてもらおう……少し位なら仕方ないが」
 最初の立体映像には図書館の国に並ぶ圧倒的な数の本棚が表示される。本棚自体が壁のようになっていて、迷宮めいて入り組んでいる。
「さっきも言ったが、知識は力だ。少なくとも、この国ではな。ここのオブリビオンはいかにも悪役と言う言動を繰り返すが、悪役ムーブをキメる度に『絶対君臨君主論』とか言う本の力によって強くなる。こう、『楽に死ねると思うなよ』とか『貴様が避ければ粉微塵になるぞ』とか『お前が動けばこの女は死ぬぞ』とかそう言うのだ。だが逆に、猟兵諸君がいかにも正義の味方と言える様な言動を取ると同じく、この書庫のどこかにある『究極滅悪英雄譚』の力により強力な補助効果が得られる。英雄的な行動……そうだな、誰かを庇うとか、非戦闘員を逃がすとか……高い所から口上と共に登場する、なんてのも高得点だ」
 『絶対君臨君主論』VS『究極滅悪英雄譚』の強調立体文字表示。
「逆を言えば相手の悪役ムーブを潰す事でも有利に立ち回れる。まあ、教本通りに悪役を演じているような奴だしな。どんな言動をしてくるか予測が付かない事も無いだろう? 正義の味方を演出する上でも悪役の動きは重要だしな」
 立体映像表示される『力に溺れた少年』。
「言うまでもない話だが、今となってはただのオウガだ。躊躇うな。魅了の魔眼で力の弱い女性を侍らせて好き放題してるような奴だしな」
 すっと、横に手を振り全ての映像を消すと椅子に座って偉そうに腕を組むレイリス。
「私は見えた事件を解説するだけ。実際の対処は諸君に任せる……火器の使用には注意してくれ」
 そして、眼前に転送用のゲートを開く。
「では、往くがよい」


Chirs
 ドーモ、Chirs(クリス)です。始まりましたね。MSとして2度目の戦争ですが今回も頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。
 レイリスちゃんも解説していましたが、今回のボーナスは『「正義の味方」っぽい行動をする』となっております。また、悪役ムーブを妨害する事でも有利に立ち回れます。やってきそうな悪役ムーブと、それを颯爽とぶち壊すヒーローアクションをプレイングに書いて頂けるとボーナスが付く上に私も楽でとても喜びます。
 今回もいつも通りアドリブも連携もマシマシになります。ある程度の人数が集まってから書き始めます。皆さんのやりたい英雄譚のお手伝いが出来れば良いなと思う所存でございます。
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第1章 ボス戦 『力に溺れた少年』

POW   :    ドラゴンの力を秘めた、無双の魔剣
無敵の【魔剣『ドラグカイザー』】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
SPD   :    魔法創造
無敵の【魔法】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
WIZ   :    魅了の魔眼
【両眼】から【レベル10未満の女性だけを魅了する呪詛】を放ち、【自身に対して、強い恋愛感情を抱かせる洗脳】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はフェル・カーモルトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

シャーロット・キャロル
【セイ研】の皆と参加

今回はセイ研の皆さんと出撃です!こう登場時に全員びしっと決めポーズしながら名乗り出たいですね。正義のヒーローとして大事ですし。

「正義の心胸に秘め、マイティガール只今参上!」

勿論戦闘も他の皆さんと協力しつつ戦っていきますよ!
そこで繰り出すは【マイティスパークキャプチャー】です!
この電撃の網で絡め取って動きを封じ他の方の攻撃のチャンスを作ってやりましょうとも!
チームプレイで勝負です!

【アドリブ、連携大歓迎です】


シエル・カーネリアン
【セイ研】で参加。【POW】対抗 。連係、アドリブ可

ども~通りすがりのヒーロー参上、でございますよ~。悪く思わないでね?「レッツ、チェンジアップ、Z(ゼータ)!」

「ちょっとヤバい武器振り回しちゃってー。いいですか~、そんなヤバいのを悪事になんて使ってる人は女の子にモテないですよー。ましてはハーレムだなんて考えてる男は引きますわー。」 …てな感じで動揺狙って隙ができたら【2回攻撃】で一気に武器を破壊するよ。後は下手に抵抗されても困るし、【Zスラッシュ】で止め刺しましょ。

ごめんね~これも仕事だからさ。次はいい子になってちょーだいね、アデュ。


ユースティ・アストライアー
◎【セイ研】の皆さんと参加
●アドリブOK
【POW】

「スーパーウィッシュガール参上です!」セイ研の皆と揃えて口上

大剣すごいです
少し貸してもらっていいです?大丈夫です何もしません

強度は本当にあるです?
技能【怪力】使用で折ろうと試みる
その姿を見せる事で本当にこの剣は硬いのか最強なのかという疑念を生じさせる
折れそうになったらちゃんと返す(あくまで折らない
ありがとうございました
これはお返しいたします

正義の味方はどんな武器攻撃であろうと受け止めてみせますよ
アンフェアは望みません
肉弾戦も全部【怪力】使用

魅了の目も厄介ですね
ではこちらも目で攻撃いたしましょう
UC【スーパーウィッシュヒートヴィジョン】を使用


ハヤト・ノーフィアライツ
【セイ研】の面々と参加
アドリブ連携歓迎。

指定UCで変身。
「ナイト…ファルコンッ!!」

「大層な得物だ。で、そいつを持ってるお前さんに正義はあるのか?
正義があるってんなら…俺達にそいつを示してみな!」

「力を振りかざすだけじゃない戦いってのを、お前さんに教えてやるぜ」

【戦闘知識】で相手の動きの予測を立てつつ立ち回る。
経験値が足らんのは把握済。普通やらんかも知れん変な動きをする
であろう事も織り込んでおく。


攻撃は【早業】で回避しつつ、【怪力】で近くの書架を叩きつけたり
して適度に撹乱。
【カウンター】で5mの鋼鉄板を砕く拳を叩き込みつつ、味方と連携して十全な動きが出来んように封じ込め揺さぶりを掛けていこう。


虎鶫・夕映
【セイ研】
…まぁ正義なんて結局のところ個人の主観で決めれるもんじゃないし
誰かにとっての正義がまた別の誰かにとって同じとは限らないわけで…

まぁそんなもんだだからその力に溺れたというならその力そのものを利用させてもらおう

いくら無敵な力があったとしても要は使い方…そして在り方。
力なき正義が無力であるように正義なき力もまた無力。

ただ力に振り回されてるだけのものに…負ける道理はないんだよ



●参上! NEOセイギノミカタ研究基地!
「くっ、殺せ!」
 魔術師風の女性が少年の部下らしき異形の人型に屈伏させられている。
「死に損ないの分際でこの俺に命令するつもりか?」
 『力に溺れた少年』は鷹揚に告げる。
「よぉし、その女はお前達にくれてやる。好きにしろッ!」
「さっすがぁ~、話がわかるッ!」
「やめて……さわらないで……」
 おお、何たる暗黒非合法前後行為命令か! このままこの女性は異形の人型の慰み者にされてしまうのか?
「そこまでです、悪党ッ!」
 無論、そうはならない。
「何ぃ、誰だっ!」
 少年は周囲を見渡して己に歯向かう何者かの姿を探す。その死角から何かが女性を掻っ攫った!
「おのれ、何者だ!」

「正義の心胸に秘め、マイティガール只今参上!」
 シャーロット・キャロル(マイティガール・f16392)が右寄りのキメポーズ!
「スーパーウィッシュガール参上です!」
 対になる様に左寄りの決めポーズを取るのがユースティ・アストライアー(スーパーウィッシュガール・f16665)。
「レッツ、チェンジアップ、Z(ゼータ)!」
 センターにレッドカラースーツのシエル・カーネリアン(通りすがりのぐうたらひぃろぉ・f28162)。
「ナイト……ファルコンッ!!」
 バックに5mを優に越える、燃える正義の真っ赤なマフラーをたなびかせるパワーピーロー、ハヤト・ノーフィアライツ(Knight Falcon・f02564)。
「「「「参上! NEOセイギノミカタ研究基地!」」」」
 その背後で派手にが爆発!
「……それ、やっぱりやった方がよかった?」
 裏から女性を救助した同じセイ研の一員の虎鶫・夕映(サルトラヘビ・f28528)が妙に冷静なツッコミを入れる。
「ヒーローネームとか用意した方が良かったのかしら」

「何だ、ただのヒーロー気取りか? 貧弱貧弱ぅ! ステレオタイプのヒーローなんざ時代遅れなんだよぉ!」
 少年は魔剣『ドラグカイザー』を抜き放ち構える。
「今は異世界転生俺最強の時代!」
「時代や流行を言い訳にしないと自分の正しさを信じる事が出来ませんか」
 シエルは冷静のその愚を突いた。
「時代も流行もヒーローには関係ありません」
「己の信じ、己の身で示す正義を貫き通す」
「それが正義のヒーローです」
 スーパーウィッシュガールが、ナイトファルコンが、マイティガールが。その揺ぎ無き正義の心を突き付ける。
「ふん……正義だ何だと言って、囀るだけがヒーローか?」
「もちろん、違います」
 地を蹴り、マイティガールが飛び掛かる!
「実力で示してこそのヒーローです!」
 先制のスーパーヒーローキック!
「大した実力だなぁ、ヒーローさんよぉ!」
 しかし、少年はそれを後方に飛び退いて退避!
「攻撃一つ当てられない癖にな」
「攻撃だけがヒーローはありませんので」
 マイティガールの両腕から電撃の網が放射される! 先のキックはフェイントだ。
「なにぃ!?」
 何らかの追加攻撃は予測し、防御態勢を取っていたが捕縛で来るとは想定外。見事に絡め捕られ地を転がされる。
「やはり経験値が足りないな。搦手を想定してなかったとは」
 ナイトファルコンが巨体を生かしたストンプキック! 捕らわれたままでは回避もままならない。しかし!
「お前らがナメた態度を取る事によって俺の怒りが有頂天になった」
 魔剣『ドラグカイザー』を地面に垂直に立てる事により、逆にナイトファルコンの足を剣が貫いた。
「大層な得物だ。で、そいつを持ってるお前さんに正義はあるのか?」
「正義だと? 違うな、間違えているぞ。俺には俺の信念がある。貴様等には理解出来まい」
「へぇ、信念があるってんなら……俺達にそいつを示してみな!」
 負傷した足を顧みず踏み込み、振り下ろしハンマーパンチ! しかし、魔剣『ドラグカイザー』を地面に立てる事によりこれを迎撃しようとする少年。
「力を振りかざすだけじゃない戦いってのを、お前さんに教えてやるぜ」
 ナイトファルコンはその拳を開き、指で魔剣『ドラグカイザー』を掴んだ!
「しまった!」
「同じ手が二度も通じると思ってる辺りが足りんと言っている。ほら、パスだ」
 スーパーウィッシュガールに魔剣を投げ渡すと、近くの書架を倒し少年を足止めする。
「くっ、また足止めなのか……よほど俺の力が怖いと見える!」
「うーん、それは違いますね。戦いをゲームやスポーツと勘違いしてはいけませんよ」
 スーパーウィッシュガールは投げ渡された魔剣を掴み、こんこんと強度を確かめる様に拳で叩く。
「やめろ、俺の魔剣に触るんじゃぁない」
「大丈夫です、壊しませんから」
 スーパーウィッシュガールは柄と剣先を掴み、その怪力で真っ二つに折る様に力を籠める。だが、魔剣は曲がりはしても折れる様子はない。
「これ位じゃ折れる様子も無いですね」
「当然だ、早く返せ」
「焦っているのですか?」
 すっと、両手に魔剣を持ったまま高く上げ、膝蹴りを叩き込む。
「やめろ!」
 一撃では、折れない。だが、続ければ。
 二度、三度と続けて膝蹴りを魔剣にくれてやる。
「や、やめろ! もう、やめるんだ……」
「ええ、止めておきましょう。お返しします」
 乾いた金属音を立てて、地を滑る魔剣。少年は網に捕らわれ、本に埋もれたまま必死にそれを掴み取った。
「ふざ……けるなぁ!」
 自分の周囲を無差別に吹き飛ばす魔法を想像し、電撃網も本棚も吹き飛ばす!
「お前らがナメた態度を取る事によって……俺の怒りが有頂天になった」
「それ、さっきも聞きましたよ」
「とにかく殺す!」
 少年は魔剣を振りかざし、スーパーウィッシュガールに斬りかかる! だが、スーパーウィッシュガールは避ける所か防御姿勢すら取らない!
 硬い金属音を響かせて魔剣が弾き返される。
「なっ……」
「正義を倒す信念とやらはどこに行ったんでしょうか」
 カウンターですらない無造作なパンチが少年を貫き、書架に叩き付ける! ばらばらと落ちる本。
「アンフェアは望みません。正面から叩き潰します」
「ぐっ、くそぉ……」
 勝てない、コイツには勝てない。それを理解させられた少年は……ならば誰なら勝てるのかと一瞬戦場を俯瞰した。
 一人、ヒーロームーブも見せずに戦いの動向を見ている少女が居た。
「なら、お前から殺す!」
 少年は、魔剣を全力て投擲した。夕映に! しかし!
 甲高い金属音を響かせて少女の両腕の異形のメガリスがそれを挟み取る。
「……まぁ、正義なんて結局の所個人の主観で決めれるもんじゃないし。誰かにとっての正義がまた別の誰かにとって同じとは限らない訳で……」
 正義という言葉の矛盾を、理解していながらそれでも正義を名乗る。
「まぁそんなもんだ。だから、その力に溺れたというならその力そのものを利用させてもらおう」
 メガリス・コーピア。魔剣を持ち主の下に蹴り返し、複製した魔剣『ドラグカイザー』を二刀、両腕に構える。
「これはもう用済みだから返すよ」
「どこまでも俺をコケにしてくれるなぁ!」
「そりゃそうですよ。ちょっとヤバい武器振り回しちゃってー。いいですか~、そんなヤバいのを悪事になんて使ってる人は女の子にモテないですよー。ましてはハーレムだなんて考えてる男は引きますわー」
 フォトンセイバーZを手にしたシエルがその背後から強襲をかける。散々こき下ろされた魔剣『ドラグカイザー』に徐々にヒビが入っていく。
「ま、まだだ、まだ俺は」
「いくら無敵な力があったとしても要は使い方……そして在り方。力なき正義が無力であるように正義なき力もまた無力」
 魔剣二刀を手にした夕映が二刀十字斬りを仕掛ける! 本来、同質の物である物同士が衝突するという矛盾に耐え切れず、夕映の二刀が砕け散る!
「ありゃ、もう壊れちゃいましたか」
「所詮、コピーはコピーか!」
「いえいえ、こりゃ君自身がもう魔剣とやらを信じ切れてないという証明ですよ」
 そこに畳みかける様にしてシエルがZ、終焉を意味する文字を刻む! 一瞬にして三度、その身に刻まれた斬撃により遂に、魔剣『ドラグカイザー』は砕け散った!
「馬鹿な……そんな、バカなぁー!」
「悪役らしく、最後は派手に飾ってあげましょう」
 正義執行タイムだ!

●チャージアップメガリスZマイティウィッシュヒートヴィジョン
「『-charge up-』最大出力で行くぜ! コイツを食らったらタダじゃ済まねぇ……ゆっくり地獄で後悔しな!」
 ナイトファルコンのチャージアップ・ブレイク!
 高く飛びあがり、全力を込めたヒーローキックが少年を地面に縫い止める!
「そのユーベルコード、正しい使い方を見せてあげる!」
 夕映のメガリス・コーピア!
 次々と魔剣を作り出しては一撃で使い捨てる連続刺突!
「もう一度いっちゃいますか、あたしの必殺技パートワン!!」
 シエルのZスラッシュ!
 フォトンセイバーZが煌き、終わりを告げる文字を刻む!
「食らえッ! マイティ」
「スーパーウィッシュ」
「「ヒートヴィジョンッ!!」」
 マイティガールのマイティヒートヴィジョン、スーパーウィッシュガールのスーパーウィッシュヒートヴィジョンが同時に突き刺さる!
「サヨナラ!」
 少年は爆発四散! 正義の味方の完全勝利だ。

●と、思われたが
「くっくっくっ、剣の少年が敗れたようだな」
「結局の所奴は最弱。我等の面汚しよ」
「魔の少年、美の少年。貴様らはこのような不覚は取るまいな?」
「当然だ」
「誰に言っている?」
「ふっ、愚問だったな」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

家綿・衣更着
【キツネさんチーム】で参加。特に凪(f27072)と行動。

悪を手裏剣で妨害し高いところから登場。
「どうも、アヤカシ・タヌキっす!狸と狐で白狸黒狐!」
自分の腕は組み、ストールを腕のように掲げ決めポーズ。
演出可能な妖怪煙でポーズ決めた猟兵達の後ろで派手な色で爆発風煙幕。

走りと妖怪煙の【残像】でかく乱、手裏剣を【乱れ撃ち】し、ストールで布槍攻撃。
凪と背中合わせに戦ったり綿ストールを盾にしハマーヘッジをかばって時間稼ぎ、連携攻撃し絆を強調して戦う。

最凶災厄はお前じゃ扱えん。つまりただの中二病!もっと悪役を学んで来やがれっす!

揺るがぬ心と仲間の絆こそ力っす!【綿ストール・本気モード】!全力【串刺し】ぃ!


キャプテン・ハマーヘッジ
【キツネさんチーム】で参加。アドリブ連携歓迎。
衣更着の発生させた爆発をバックに名乗りを上げる。「宇宙紳士キャプテン・ハマーヘッジ参上!今、君を悪の道から救いに来た!」 
叢雲凪に「凪、時間を稼いでくれ!私は宇宙紳士として、彼に語りかけねばならん!」足止めを頼んで説得。
君は本当にそんな人生で良いと思っているのか?
自分の気に入らないものを消し去り続けても、君の手元には何も残らないぞ。現に、君は一人ぼっちじゃないか…。

最後に「どうやら教えてあげなければならないようだな。今君が見ているものこそ、仲間ある者の…絆の力だ!」とさけんでUCクイックドローを使用、チームの仲間の攻撃に合わせて光線銃連射。


木霊・ウタ
キツネさんチーム

心情
力に溺れるとは可哀そうに
せめて海へ送るぜ

炎は延焼させない

VS悪役
偽手がかりで誘き寄せて爆発の罠
⇒仲間や本へ被害出さぬ為敢えて喰らう
獄炎で爆発を吸収・相殺

遠距離から一方的な魔法攻撃
⇒炎の壁で受け
炎の剣風で撃退

洗脳女性の妨害
⇒破魔の旋律で解除

高笑いしながら剣を振るう
⇒魔剣へ焔摩天ぶつけ腕を痺れさす

剣で決闘といいながら魔法で不意打ち
⇒獄炎の輝きで視界を灼き狙いを狂わせ焔刃一閃

女性を魔法で攻撃した隙に脱兎
⇒庇う
爆炎の反動で瞬時に回り込む

改心したと許し乞う振りで攻撃
⇒手で刃を握り抑える
血を獄炎とし火達磨に

オウガ
本当に無敵なら
卑怯な手を使う必要はないよな
あんたは自分で証明しちまったんだ


叢雲・凪
【キツネさんチーム】
呼び方:衣更着くん キャプテン 静香さん ウタくん
仲間と共に颯爽とエントリー! 衣更着くんと背中合わせの形で決断的アイサツだ。

「どうも… ジンライ・フォックスです」(背後で盛大に黒雷が落ちる)

火遊びの過ぎるサンシタ・カマセ少年にお灸を据えないといけないな。衣更着くん・ウタくん・静香さんと連携しつつ ダッシュ+残像+マヒ攻撃による迅雷カラテでカマセ少年の動きを封じよう。最後は衣更着くんとのダブル残像攻撃だ!。
「秘儀! 分福茶釜!」(ストールに放電!)
そのまま弱ったところをキャプテンの説得に任せよう。
「キャプテン! 今だ」
動きを封じたらキャプテンによる


九十九・静香
【キツネさんチーム】で参加。

最初は車椅子に座った姿で現れ、『クロ様、私に正義を為す力を!マッスルちぇーんじ!』と叫び、筋肉励起状態に変身します。家綿様の爆発を背景に◆パフォーマンスとしてマッスルポージングで決めポーズ致します。

何やら相手が悪っぽい挑発や嫌味や口上を行ってきてもマッスルポージングで無視します。『あ、失礼。筋肉を魅せていて聞いていませんでした』

敵の魔剣に敢えて劣勢になり、倒れたところでかつて貰った特製プロテインが転がり、『そうでした、今こそこれでパワーアップを!』と正義の逆転状況を演出しUC発動

無手ではない魔剣を無敵で無効化し、◆怪力連続拳を叩き込ませていただきます



●キツネさんチーム、アッセンブル!
「くっくっくっ、どうだ苦しいか?」
「やめろ、やめろー! 私の中に……入って来るなぁ……」
「お前の記憶は全て俺の手の中だ……くっくっくっ、そうだ、俺とお前は……お隣さんだ!」
「ンアー!」
「幼馴染だ!」
「ンアー!」
「そうだ、初恋の相手は……俺だ!」
「ンアー!」
「くっくっくっ、もうお前は俺の事しか見えない……とか言うと、少しヤンデレ入りそうだな。うん、程よく……程よく俺の事が好きだ!」
「ンアー!」
「今日からお前は俺のカキタレ(意味は分かってない)になるのだ!」
「ンアー! ヤメテー!」
「お前を助けるヒーローなど何処にも居ない!」

「いるさっ、ここに五人もな!」
「誰だ! ここからがいい所だと言うのに」
「どうも、アヤカシ・タヌキっす!」
「どうも……ジンライ・フォックスです」
「「狸と狐で白狸黒狐!!」」」
 高い所から三点着地をキメて登場した家綿・衣更着(綿狸忍者・f28451)と叢雲・凪(断罪の黒き雷【ジンライ・フォックス】・f27072)の決断的エントリー!
 二人の背後に落ちる黒雷! 派手な爆発! 煙幕なのは内緒だ。
「宇宙紳士キャプテン・ハマーヘッジ参上! 今、君を悪の道から救いに来た!」
 煙を纏い、後光を浴びながら軽やかに歩くキャプテン・ハマーヘッジ(宇宙紳士・f28272)だ!
 車椅子に座った深窓の令嬢風の少女が、膝の上の粘液生物に願う。
「クロ様、私に正義を為す力を! マッスルちぇーんじ!」
 あっという間に凄まじい筋肉令嬢と化す九十九・静香(怪奇!筋肉令嬢・f22751)!
「力に溺れるとは可哀そうに。せめて海へ送るぜ」
 刃に焔摩天の梵字が刻まれた巨大剣を構える木霊・ウタ(地獄が歌うは希望・f03893)!

「シロレンジャイ、クロレンジャイ、アカレンジャイ、クロレンジャイ、アカレンジャイ……まあまあの被り具合だな」
「我々はゴレンジャイではない。キツネさんチーム、アッセンブル!」
「俺も何かヒーローネーム持ってた方がいいかな?」
「私はヒーローネームではない。それに、男は誰でもヒーローになれる者さ」
「ええい、まとまりが有るんだか無いんだかよく分からん奴らめ! 俺の超絶破滅魔法で消し飛ばしてくれるわ!」
 魔の少年は魔剣を抜き、突き付ける!

「凪、時間を稼いでくれ。私は宇宙紳士として、彼に語りかけねばならん!」
「承知した。アヤカシ・タヌキ=サン、あの手で行く」
「了解っす」
 片や煙に溶ける様に、片や稲妻の如くその場から離脱する。
「お前のやろうとする事は何一つ通しはしないぜ」
 焔摩天を手にしたウタが正面から仕掛ける。
「馬鹿め! 俺が何の用意もしていないとでも思ったか!」
 その足元が突然爆発! 罠だ! しかし、ウタは獄炎で爆発を相殺し吸収!
「ならば、これでどうだ!」
 立て続けに放たれる魔法の矢! 追尾性能を持つそれは回避困難だ。だが、ウタは炎の壁で受け止め、焔摩天を一振りしてこれを叩き落す!
「やめて! この人は何も悪くないのよ!」
 記憶を弄られた女性が立ちはだかる! ウタは即座にギターに持ち替えると破魔の旋律を奏でる!
「ウワー! えっ、誰コイツ怖い」
「ええい、ついでくらいの感覚で人の玩具を!」
 遂に、射程距離内に捉え焔摩天を振り下ろす! 少年は魔剣『ドラグカイザー』でそれを受ける!
「人を玩具扱いする奴に負ける訳には行かないぜ」
「ほほう、そうか?」
 少年は衝撃魔法を放つ! たたらを踏んで数歩後退したウタ。少年は左手を女性に向ける。
「この女が死ぬのはお前が頑張り過ぎたせいだぞ?」
 再び放たれる無数の魔法の矢!
「アイエエエー!」
 ウタは女性の前に立ちはだかり、炎の壁を展開して守る!
「馬鹿め、お前がそうすることは分かっていた。これが俺の逃走経路よォー!」
 その隙に逃げようとした少年に、爆炎の反動を利用した急加速で先回りし焔摩天を横凪ぎに振るう!
「馬鹿はどっちだ? お前のやりそうな事位全て予想が付く。言った筈だ、何一つ通さないってな」
「き、きさまぁー!」
 少年は魔剣を地面に突き立てると、そこを中心に雷撃を伴う衝撃波が広がる!
「これは、かわせまい!」
「避けられなくは無いが!」
 焔摩天を背中にホールドすると、女性を抱えて爆風離脱!
「人命救助が優先だ」

「この剣を精々よく切れるナイフ位にしか使わなかった剣の少年とは違う。この剣は、こう使う!」
 その剣先から破滅の呪いを帯びた漆黒の奔流が放たれる!
「フゥウウン!!」
 ダブルバイセップス・フロント! ナイス上腕二頭筋! チョモランマ! 筋肉には効果が薄い!
「な、なんだと。これならどうだ!」
 その剣を大きく袈裟斬りに振るう! 空間を切断する斬撃魔法!
「フゥウウン!!」
 ラットスプレッド・バック! 背中に羽がはえてる! 筋肉にはかすり傷!
「ば、バカな……ただの筋肉ダルマじゃないか!」
 叩き付ける様にして大上段に振り下ろす! 空気を圧縮し押し潰す圧壊魔法!
「フゥウウン!!」
 アドミナブル・アンド・サイ! 腹筋6LDK! 筋肉は潰されない!
「あ、失礼。筋肉を魅せていて聞いていませんでした」
 しかし、流石の筋肉でもここまで一方的に攻撃を受け続ければ不利でしかない。あまりそうは見えなくても。
「馬鹿にして……! ならば究極最大破壊魔法で消し去ってくれるわ!」
 魔力を、空間を、時間ですらも圧縮し全てを無に帰する最強魔法の詠唱を始める魔の少年。これは流石の筋肉でも厳しいか?
 何事も筋肉的に解決するのが一番だ。相手が動かないのでリラックスポーズを取る静香の懐から何かが落ちる。
「そうでした、今こそこれでパワーアップを!」
 これ以上強くなるんですか? と言う視線を感じながら筋肉令嬢はビルダー星人特製プロテインを飲む!
「この特製プロテインで我が筋肉の全てを解放します! この筋肉の前には筋肉しか渡り合える物無し!」
 背中から四本の筋肉腕が生え、三倍の大きさに巨大化した筋肉巨人が今ここに降臨した! デカァァァァァいッ! 説明不要!!
「ば、馬鹿め……的が大きくなっただけだ! 喰らえ、次元圧縮空間断絶極限破壊魔法ッ!!」
 長い詠唱を終えて、相応の破壊力を持った時空間ごと削り取る破壊魔法が炸裂する!
「フゥゥゥウウンッ!!」
 モスト・マスキュラー! 土台が違うよ、土台が! 筋肉の前には全くの無意味だった!
「さて、魔力の無駄撃ちはお済ですか?」
「はぁー、はぁー……馬鹿な、俺の魔法が……!?」
 最強の魔法すら破られ、遂には自身の魔法への疑念が生じる。

「十分! ここからはおいら達のターン!」
「火遊びの過ぎるサンシタ・カマセ少年にお灸を据えないといけないな」
 少年の周囲を白い煙が覆い、黒雷が弾ける。全方位から乱れ飛ぶ手裏剣!
「くっ!」
 少年は魔力障壁でこれをガード! 全方位魔法で吹き飛ばす余裕は最早無い。
「イヤー!」
 黒雷が背後で弾けるとジンライ・フォックスのポン・パンチが炸裂する!
「グアー!」
 障壁で受け切れない! 弾かれて飛ぶ少年、それを追跡し全方位から乱れ飛ぶ手裏剣! 一方向への防御力が劣ると分かっていても全方位への対応を強制される。その頭上で黒雷が爆ぜた。
「イヤー!」
「グアー!」
 カワラ割りパンチだ! 障壁ごと粉砕し、地面に叩きつけられる。と、見た次の瞬間!
「イヤー!」
「グアー!」
 地に収束した煙がアヤカシ・タヌキの姿となり、伝説のカラテ技ジェノサイドカッター! 防御の再構築の時間も与えない! その頭上に黒雷が爆ぜる!
「イヤー!」
「グアー!」
 ジンライ・フォックスの対地リバース・ポムポム・パンチだ!
「イヤー!」
「グアー!」
 更に地上からアヤカシ・タヌキの対空ストール・ラッシュが炸裂する!
「「イイヤァァァアアアアーッ!」」
「グゥァアアアアア!」
 何たる地獄のコンビネーションカラテか!
「今っすね!」
 アヤカシ・タヌキの操るストールが少年に絡み付き、拘束!
「秘儀! 分福茶釜!」
 少年を拘束したストールに黒雷放電!
「アババババババ!」
「安心しろ、電気ビリビリで敵を倒せた奴は歴史上存在しない。キャプテン、今だ」
 フスマのシミになった人はノーカンなのだろうか、アレ。

「少年、君は本当にそんな人生で良いと思っているのか?」
 キャプテン・ハマーヘッジが少年に語り掛ける。その手には何の武器も持っていない。そして、何のカラテも構えていない。正しく無防備であり、説得を行う者としては正しい姿であった。
「自分の気に入らないものを消し去り続けても、君の手元には何も残らないぞ。現に、君は一人ぼっちじゃないか……」
「くっ、上から目線で俺を馬鹿にして……俺の手元には何もないだと?」
 いつの間にか、手にしていた魔剣もどこかに飛ばされてしまっている。再生成自体は容易だ。だが、魔を自称する少年としては剣に頼りたくなかった。
「そうだ。他人を蔑み、妬み、恨み、怒りの心では何も生まれない」
「ふざけるな! 俺は……俺達はオブリビオンだ! オウガだ! 誰かから何かを奪わずして生きられない!」
「そうだろうか。試した事はあるのか? 自分が何者かを自分で決めつけて、自分の限界をそこに定めている……それは、勿体ない事ではないか」
「うるさい……うるさい、煩い! 綺麗事を囀るばかりが猟兵か!」
 その視線に魔の光が灯る。
「おっと」
 その熱光線をストールが遮った。
「危ない危ない」
「少年、どうやら分かって貰えないようだな。残念だ」
「分かり合う事など出来ない。オブリビオンと猟兵は、そういう物だろう?」
「そうだ、その通りだ……実に、実に残念だよ」
 その手には、まるで視認できない速さで抜かれた光線銃が握られていた。

●クイック超筋ブレイズ綿ストール・本気黒雷槌
「どうやら教えてあげなければならないようだな。今君が見ているものこそ、仲間ある者の……絆の力だ!」
 キャプテン・ハマーヘッジのクイックドロウ!
 使い込まれた年代物の、それ故の信頼性の高さで凄まじい速度での連射!
「貧弱虚弱脆弱惰弱! ベンチプレスから出直してらっしゃいませッ!」
 九十九静香の超筋変身(スーパーマッスルチェンジ)!
 六本の丸太めいた腕から怪力連続拳を叩き付ける!
「確かに、オブリビオンとは分かり合えない。そんな理不尽、灰にして消し飛ばしてやるぜ!」
 木霊ウタのブレイズアッシュ!
 生命讃歌の地獄の炎が躯の海との接続を焼き切る!
「打綿狸の本領発揮、誰にもこの綿は捉えられないっす!」
 アヤカシ・タヌキの綿ストール・本気モード(コレガオイラノホンキッス)!
 凄まじい速度で放たれるストールの刺突が何度も少年を貫く!
「お前の魂を今、残さず消し飛ばす……! 黒雷槌!」
 ジンライ・フォックスの黒雷槌(クロイカヅチ)!
 最後に残った肉体と魂を、一点に収束させた黒雷を纏った拳が消し飛ばした!
「サヨナラ!」
 魔の少年は爆発四散! キツネさんチームの完全勝利だ!

●それでも?
「ふっ、魔の少年もこの程度だったか」
「案ずるな、真の少年。奴ら等最初からこの美の少年一人で十分だったのだ!」
「……本当か?」
「たぶん。いや大丈夫だ任せておきたまえ! はーっはっはっは!」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

火土金水・明
「やれやれ、武器の力で自分は究極無敵と思い込んでいる小物ですか。」「所詮、あなたの魔眼は正義の前では無力です。」
【空中浮遊】の技能で魔法の箒の上に立って高い所から登場します。
【WIZ】で攻撃です。
攻撃は、【高速詠唱】し【破魔】と【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【全力魔法】の【コキュートス・ブリザード】で、『力に溺れた少年』を【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【見切り】【残像】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでもダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等はお任せします。


小烏・安芸
こいつ、強化条件とは関係無しにこういう奴なんやろなー……まぁ、それならそれで遠慮無く相手できるわけやけど。

しっかし英雄、英雄かぁ。正直そういうのとは程遠いんやけどな。どっちかというとダークヒーロー的な……いや、それで行こか。その方がウチらしいし。奈落送りの先触れの力で相手をビビらせるような姿で舞い降りて、そのまま一気に斬りこんだる。

この手の小物はいざ自分が危うくなったら保身に走るもんやからな。人質がおるなら盾につかうやろ。人質ごとぶった切る……と見せかけて手前で急停止、敵に一太刀入れつつ人質を抱き寄せて一撃離脱や。
ちょいと手荒になるけど、ヒーローならしっかり救ってみせんとな。


新山・陽
SPD 自分をよく見せたいがため、悪がやらかす最もしてはいけない、不当なセクシャルハラスメントですよね。それ。
 女性を弄ぶような行いをする輩は生業以前の問題。許しはしません。
 「構えなさい。きっと痛むでしょうから」

 相手の魔法創造に対しては【視力】で視認してUC『敗する駒に告ぐ』を発動。【暗号作成】を用い、自己認識をあやふやにさせて、魔法の能力に疑念を持たせ弱体化を試み、その後【ダッシュ】で距離を詰めます。
 魅了されている弱者の相手は、【見切り】での回避や当身での【体勢を崩す】にとどめ【逃げ足】で極力避け、ボスは『悪意ある助力』で手にした警棒を持って、【咄嗟の一撃】を叩き込もうとします。


玉ノ井・狐狛
※アドリブ/連携などお任せ

魔剣、魔法、ついでに魔眼
こいつァ盛りに盛った設定じゃねぇか

あん? 設定じゃなくて事実ゥ?
嘘はキライじゃねぇが、フカすにしたって大雑把じゃねぇ?

――と▻挑発
反応を▻読心術で見ながら煽りの精度を上げていく
もちろん、遊びやってるんじゃないぜ
勝つための段取りさ
相手がコいてくれればくれるほど、こっちのUCにボーナスがノるんでな
同時に、相手の「傲慢で他者を見下してる」という属性が強調される……そんなヤツをぶっとばすのは、いわゆる「正義の味方」っぽいだろ?

竜の力ァ?
事実か知らねぇが、三ヶ月ばかり前に見飽きてらァ

おっと、余計なモンは燃やさないようにしとくぜ
今は「正義の味方」だしな?



●激突! ラストイェーガーズ
「モテろって囁くのさ、俺の伊達って止まらないワル魂(ソウル)がな!」
「キャー!」「ステキ!」
「今宵は俺のナイトメアで酔えばいい!」
「キャー!」「どこまでも酔わせて!」
「来いよ、何処までもクレバーに抱きしめてやる」
「キャー!」「抱き締められたい!」
「愛に生き、愛に死ぬ。それが孤高のファンタジスタ」
「キャー!」「アタシいま体温何度あるのかなーッ!」

「こいつ、強化条件とは関係無しにこういう奴なんやろなー……」
 洗脳した女性達を侍らせるあまりにもアレな光景に辟易している小烏・安芸(迷子の迷子のくろいとり・f03050)
「まぁ、それならそれで遠慮無く相手できるわけやけど」
「俺のモテ力に魅かれて響き合う小鳥がまた一人」
「悪いとも思わへんが、そう言うのとは全然違うで」
 奈落送りの先触れにより、はっきりと視認できる程の呪詛を纏った姿でビビらせる魂胆であったが。
「中々のワル力。だが、俺の伊達ワルは越えられねぇ」
 なんか、そういうダークな物に魅かれてしまうお年頃。
「アイエッ!」
「コワイッ!」
 だが、その取り巻きまではそうは行かなかったようだ。本能的な死への恐怖が洗脳に打ち勝ち、侍らせていた女たちが逃げていく。
「知らんかったか? 終わりが来るのはあっという間や。こんな風に、な」
 鋸のような無数の細かい刃を持つ肉厚の鉈『咎刻の顎』を手に、烏の羽根を舞い散らせながら一気に距離を詰める。
「お前こそ知らないようだ。俺と言う永遠がここにある事を」
「アイエエエ!」
 更なる魅了の魔眼の上書きにより、安芸の迫り来る方向に強制的に立たされた女性! だが、安芸は決断的であった。邪魔をするなら人質ごとぶった切る、と言わんがばかりに咎刻の顎を振り上げる!
「アイエエエエー! ヤメテ!」
 アナヤ! 人質の女性無残か! しかし、安芸は逆手で女性を抱き抱え、勢いの乗った一撃を振り下ろす!
「そう来るだろうさ、ヒーローだもんな」
 少年は涼しい顔で魔剣を翳し、その一撃を受け流す。構う事なく女性を抱えたまま距離を取る安芸。
「安心したわ。キミ、ホンマモンの外道や。醜く捻じ曲がったただの外道や。殺すのに何の躊躇も要らへん」
「俺のワル魂を過小評価していたとは品格を疑うな」
「下げようが無いと思ってた所から更に下がればそうもなるで」

「やれやれ、武器の力で自分は究極無敵と思い込んでいる小物ですか」
 魔法の箒の上に立ち、物理的にも精神的にも少年を見下す火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)
「所詮、あなたの魔眼は正義の前では無力です」
「俺のワルの瞳の輝きを理解できないとは度し難いな。ガイアが俺にもっと輝けと囁くのさ」
 君の読んだ本、メンズ何とかって書いてなかった? と言う細やかな疑念を振り払い明は高速詠唱を開始する。
「いいのか?」
 少年は何の構えも見せずにそれをただ見つめている。何がいいのかは明白だ。
「アイエエエ!」「コワイ!」
 少年の周囲には立たされた女性達がまだ居るのだから。
「女性を弄ぶような行いをする輩は生業以前の問題。許しはしません」
 だが、この状況で何の手も打たない猟兵は居ない。少年の注意を上に向けている間に新山・陽(悪と波瀾のお気に入り・f17541)が人質の女性の認識を改竄し、少年の洗脳から解放!
「アイエエエー!」「スゴイコワイ!」
「何ッ!?」
 我先にと逃げ纏う女性達! 陽はその視線を少年に向けて再度の洗脳の上書きを阻害する。
「ほらほら、はよ逃げな巻き込むで!」
 安芸が蜘蛛の子を散らす様にその逃走をアシスト!
「自分をよく見せたいがため、悪をやらかすのが最もしてはいけない。不当なセクシャルハラスメントですよね、それ」
「俺のワルを理解できない俗物が!」
「理解する必要が無いからね。我、求めるは、冷たき力!」
 締めの真に力ある言葉を紡ぎ、明のコキュートス・ブリザードが発現する! 展開した魔法陣から降り注ぐ無数の氷の槍!
「くっ、当らなければどうと言う事は無い!」
 少年は咄嗟に高熱の障壁作り出し、氷の槍をガード。直接のダメージは無いが弾幕に阻まれ動けない!
「魔剣、魔法、ついでに魔眼。こいつァ盛りに盛った設定じゃねぇか」
「設定? 違うな、これは俺に与えられし天恵。残酷なる事実だ」
「あん? 設定じゃなくて事実ゥ? 嘘はキライじゃねぇが、フカすにしたって大雑把じゃねぇ?」
 氷の槍を炎の壁で防ぎ続けている少年を言葉で煽る玉ノ井・狐狛(代理賭博師・f20972)
「俺のワル魂を止められていない現実を認められない俗物が」
「語彙が付け焼刃なのが見え見えなんだよなァ」
「黙れ小娘!」
「黙らねェよ、黙らせてみれば?」
 煽り嘲笑する狐狛!
「それ位が出来ないと思う浅はかさが愚かしい!」
 少年は狐狛に魔剣を投げ放つ!
「おっと」
 狐狛は軽やかにそれを回避。舞い散る狐火。
「確かに、当らないと意味は無いよなァ?」
「ええい、うっとおしい奴らめ!」
 埒が明かないと見た少年はガードを解き、多少のダメージを顧みず反撃の雷撃を明に放つ! 氷の槍を伝い突き進む電撃!
「残念、それは残像です」
 しかし、速くとも直線的な射撃魔法。あらかじめ用意した幻影を貫かせ無効化!
「削りはこの程度でしょうか」
「ええ、後は詰みます。構えなさい。きっと痛むでしょうから」
 『悪意ある助力』が差し出した警棒を手に、距離を詰める陽!
「その目を止めろォ!」
 少年は魔剣で受け、弾き返す!
「語彙がますます死んでるぜ?」
「うるさい、うるさいカス共だ!」
「諦めや、キミはもう終いや」
 安芸の手にした咎刻の顎が横薙ぎの追撃を放つ! 魔剣がそれを止める!
「後何発持つかなァ?」
「俺の絶対的永遠は崩れない」
「お? ちょっと復活したか?」
「本気で煩い奴め!」
 全方位衝撃波を放つ少年! 陽と安芸は弾き出される!
「口は禍の元という言葉を愚鈍な俗物に知らしめる必要がある!」
 強引に狐狛へと距離を詰める少年!
「確かに、口は禍の元だよなァ?」
 幻影ではない、直接的な残像を伴う速さで狐狛は逆に、少年の背後を取り後頭部を蹴り飛ばした!
 憎まれ役は世に憚らず(ホットスタート・デッドエンド)共に戦う仲間全員が敵から受けた挑発・嘲弄・恫喝・悪態などに含まれる語彙の合計に比例して速度が強化される狐狛のユーベルコードだ!
「因果応報、自因自果ってなァ!」
「グアー!」
 狐火を振り撒きながら高速移動しキドニーブロウを放つ狐狛! ハヤイ! ハヤイスギル!
「傲慢で他者を見下してる奴をぶっ飛ばすのは最高に正義の味方ってカンジだろォがよ?」
「グアー!」
 懐に入り込みトモエ投げ! 何たる狐火ブースト加速による超加速機動で相手を勝手に舞い踊らせる無慈悲なカラテか!
「ヤメロー! 俺が竜の力を開放すれば」
「竜の力ァ? 事実か知らねぇが、三ヶ月ばかり前に見飽きてらァ」
 軸足を狩る蹴り払い、勢いを殺さず脇を殴りつけ跳躍、肩に肘を打ち込み、側頭部に蹴りを入れる! 四度の打撃が超高速で放たれた結果空気が爆ぜるような奇妙な音が生じる!
「アバー!」
「お、やれば案外できるもンだ」
 敵の体勢が崩れた。処刑執行タイムだ!

●狐火圧潰サンダーの流儀
「締めはコイツだ。派手に燃やしてやるぜぃ」
 狐狛の狐火(フォックスファイア)!
 憎まれ役は世に憚らずにより更に加速された狐火のオートマチックショットガンめいた凄まじい連射! 連射! 連射!
「ひと捻り」
 陽の圧潰の更紗(フリーズツイスト)!
 変幻自在に絡み付く暗号布が関節も内蔵も捩じらせていく!
「成ってないんですよ。電撃ってのはこう! 我、求めるは、新たな雷撃の力!」
 明のサンダーランス!
 紡がれた力ある言葉が魔法陣を展開し、無数の電撃が少年を貫く!
「手向けるは刃。罪断ち業砕く顎こそ囚人に相応しい。己が犯した罪科を恨み、悔い改めて眠れ!」
 安芸の処刑人の流儀(クリミナル・ブレイカー)!
 何度かの打ち合いで熟知した癖から来る急所に咎刻の顎を喰い込ませ、そのまま両断!
「サヨナラ!」
 少年は爆発四散! 猟兵達の完全勝利だ!

● い つ も の や つ (完全版)
「くっくっくっ……遂には美の少年をも倒したか。だが、所詮奴らは俺様が作りしクローン! 全てを兼ね備えた真なる俺に遠く及ばない! さあ、絶望を知れ!」
「絶望? はて」
 スーパーウィッシュガールは首を捻った。
「絶望する要素有りますか?」
「させる要素なら山盛りですが」
「え、いや、ちょっと待って。まさか……14人で、同時に攻撃する気じゃないよな? お前ら、正義のヒーローだろ?」
「慈悲は無い」
「あと、ついでに尺も無いんで」
「あの、ちょっと待って……連携攻撃ですか?」
「YES」
「14人でですか?」
「YES!」
「もしかして14連携ですかァー!?」
「YES! YES! YES!!」

●片手間の真銘解放圧潰クイックブレイズメガリス超筋ファイナルファルコンXフルバスター分福茶釜ダブルヒートヴィジョンインフェルノ
「こいつぁアンタの取り分さ」
 狐狛の片手間の大仕掛け(インスタント・ステージセット)!
 巨大な書架が覆い被さり逃げ場を潰す!
「銘を奉じ、刃を委ね、災を断つ。これが『私』の、本当の使い方だ!」
 安芸の真銘解放・厄災断ち(マコトノメイハワザワイヲタツタメニ)!
 破魔の力を籠めた短刀が護りを切り裂く!
「もうひと捻り」
 陽の圧潰の更紗(フリーズツイスト)!
 守りを抜いた裂け目から入り込む暗号布が少年を捩じり続ける!
「悪いな少年。せめて手早く済ませよう」
 キャプテン・ハマーヘッジのクイックドロウ!
 旧式のリボルバー式光線銃のカスタムガンでファニング6連射!
「お前の理不尽、灰にして消し飛ばしてやるぜ!」
 ウタのブレイズアッシュ!
 生命讃歌を乗せた地獄の炎が少年の躯の海との接続を断ち切る!
「そのユーベルコードはもうコピー済み!」
 夕映のメガリス・コーピア!
 複製した魔剣を使い潰す連撃!
「フゥウウン!! 筋肉の素晴らしさを理解するまで殴るのを止めませんわ!」
 静香の超筋変身(スーパーマッスルチェンジ)!
 剛腕の六本腕による改心の拳の連打! 連打! 連打!
「派手な花火を上げましょう。この攻撃にすべてを込めて!」
 明のファイナル・フレア!
 全ての魔力を収束した超自然の光が少年を焼き滅ぼす!
「OK、派手に行くぜ。インパルス・ブレードッ!!『-charge up-』最大出力で行くぜ! ファルコンッッ!! フラァァァァァァァッシュッ!!!」
 ナイトファルコンのファルコン・フラッシュ!
 閃光と共に放たれる超高速斬撃が魔力障壁を削り取る!
「了解、派手にね! ロックオン完了。あたしの必殺技、パートツー!!」
 シエルのXフルバスターショット!
 フルチャージされたフォトンバスターのエネルギー弾が少年を貫き、ピラニアめいて食らい付く追尾エネルギー弾!
「アヤカシ・タヌキ=サン! 分福茶釜だ!」
「間違えてこっちを感電させないでくれよッ!」
 アヤカシ・タヌキの綿ストール・本気モード(コレガオイラノホンキッス)が少年を貫き、ジンライ・フォックスの疾雷(シツライ)がストールを伝い最大放電!
「もう一度ッ! マイティ…」
「スーパーウィッシュ…」
「「ヒートヴィジョンッ!!」」
 マイティガールのマイティヒートヴィジョン、スーパーウィッシュガールのスーパーウィッシュヒートヴィジョンが同時に突き刺さり焼け焦がす! ダブルヒートヴィジョンインフェルノ!

「サ・ヨ・ナ・ラ!」
 『力に溺れた少年』は爆発四散! 猟兵達の完全勝利だ!

 ここに、一つの戦いが終わった。だが、まだこの戦争は始まったばかり。猟兵達に安息の日は訪れない。躯の海へと還った少年を越え、先へ。猟兵達は進む。三つ巴の争いに覇を唱える為に。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年08月04日


挿絵イラスト