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パラサイト・キングの書斎

#UDCアース #【Q】 #完全なる邪神

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#UDCアース
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#【Q】
#完全なる邪神


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●メランコリアの信仰
 茫々と嘲笑う『空間』は乱雑に書物を重ねていた。意味の解せない文字列が哄笑し、無数の寄生体(パラサイト)が吼えている。銀河とも宇宙とも認識出来る『現実』が眼を逸らせば、異常な『楽園』が完全(かんせい)するに違いない。罪を忘れた屍の王は【蒼】に染まりながら孵化を待ち望む――哀れな憐れな人類は、絶望の底から掬い抱かねば成らない。喪った知性も記憶も枷と見做せば至福だろうか。嗚呼。悪魔の奴隷は何時だって、契約書を破りはしない。取り込んだ特性を弄びつつ、包まれた脳味噌を叩き付けた。
 儀式はひどく簡単なもので、オマエの顔面は口腔だけだ。

 ――杞憂など吐き散らして終えば好い。
 何者も虐げられない世界の為に。

●グリモアベース
 テケリリケテルリリ・テケリリテケリャア(ロード・ケテル・f16871)は君達の前でおぞましくも蠕動した。その血肉が巡る度に強烈な『感情』が伝わってくる。ああ。そんなにも『今回の予知』は恐ろしい類なのか。誰かが唾を呑み込んだ。
「完全なる邪神を『予知』した。此度の相手は真っ『蒼』な連中らしい。ちなみに鍵は【寄生体】だ。この【寄生体】を通じて超次元の渦に転送する」
 寄生体が鍵。そう聞いた猟兵達は顔を顰めるだろうか。蛆虫を思わせる形状が、如何にも『転移』への抵抗を働かせる。それでも往くしかないのだが。
「邪神の嗜好か何かは解せないが、此度の『渦』は無限に広がる書斎らしい。其処で戦闘を行うのだが、まあ、貴重な本も読めなければ意味がない。存分に暴れる事を推奨する――兎角。貴様等も知っているだろうが『完全なる邪神』は第三形態まで存在する。第一形態では『無尽蔵』だ。個々が『邪神そのもの』故に一対多では倒すに不可能。確実に削って往くのが重要だ。そうして第二形態は融合。第一形態を倒した分だけ弱体化する。最も『しても』強いのに変わりはない。油断はするな――最後に第三形態。脱皮して『完全』に到達する。この邪神は【先制攻撃】を行ってくる。防御回避の対策なしでは【失敗】してしまうだろう……此処に集った貴様等は覚悟充分と飲んで好いな? 宜しく頼むぞ」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 王の再誕。

 第三章の『完全なる邪神』は必ず「ユーベルコードによる先制攻撃」を行ってきます。対策案をプレイングに書かないと【失敗】になります。

 宜しくお願い致します。
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第1章 ボス戦 『青の従者』

POW   :    魔兵咆哮
【動きを封じる程の破壊力を持った咆哮】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD   :    魔兵装甲
【自己学習能力によって、戦闘中に敵から得た】【知識や技を取り込み、適応進化を行うという】【特性】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
WIZ   :    魔兵覚醒
【本能のままに得た負】の感情を爆発させる事により、感情の強さに比例して、自身の身体サイズと戦闘能力が増大する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はナハト・ダァトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 寄生体(デモノイド)の荊を抜けた先、茫々と戯れる書物が捲(嗤)っていた。散乱する文字が産卵を望み、無数の『邪神』が隆々と絡んでいく。転がった武具(結晶)を取り込んだ『化け物』どもが、理性なき素敵な世界を称えて蠢(うた)う――純粋な生命体こそが真なる悦びと知るが好い。憑かれた貌は目玉なく、啼く事以外を忘れたのか。愈々だ。愈々、生命の無い王座が施される。

 ――超次元の渦は虚(いみなし)の頁を破るのか。
檪・朱希
アド◎
WIZ
とても嫌な『音』が、ずっと聞こえる。
確かにここには居たくない、でも、私の力で皆を助けられるなら……そう思って、猟兵になった。
もう、されるがままの私じゃない。
斬撃か、銃で有効打はどちらか確認する。複数体こちらに目を向けさせるよ。
(なぎ払い、破魔、制圧射撃、弾幕)

相手の攻撃は、狂気耐性と呪詛耐性、空中浮遊や身体能力を限界突破してなんとか被害を最小限に。
この力は他者を傷つける為の力だった。でも今は違う。

UC詠唱。
相手が負の感情を得て、その強さに応じて力を得るなら逆手にとる。
この技は、それが出来る。

……使う度に蝶の傷跡が酷く、痛む、けど、まだ、戦わないと。
始まった、ばかりだから……



 荊肉に絡まった、金属どもが軋んでいる。みしりと啼いた化け物の群れが『音』を垂れ流していた。流動する巨躯が膨張し、邪魔な本の山を退けて征く。理性と知性に欠けた元人類が『這入り込んだ』檪・朱希(旋律の歌い手・f23468)を認識している。ああ。嫌だ。厭うべき『もの』が永久に響いている。色違いの双眸が勝手気儘に震えるようで、その暴力性が脳内に届いて狂(く)る。手繰られた絶望は希望に叩き落とされ、眼前の無間地獄を形成している――居たくない。今直ぐにも身を投げて、寄生(もん)の外へと蹲りたい。でも。それでも。私の力で皆を助けられるなら――胡蝶は夢の中で踊るだろう――猟兵に成った所以を咀嚼する。もう。されるがままの私じゃない。弄られるのも壊されるのも、拭われるのも『拒絶』出来る。

 ――軽い、霞が荊を薙いだ。
 ――重い、鉛が肉を抉った。

 両者とも効果的だろう。少なくとも『今』は複数体の気を引けた。無い眼球を巡らせれば『青色の怪物』が咆哮する。腕が伸びた。肢が地に触れた。砕くように飛び抜けた数体が、貴様の内側を定めて哄笑する――狂いを正せ。呪いを祓え。望まぬ一撃は宙を舞えば好い――意志と意思を削がれても、其処は限界ではないと叫べ。
 此処に貴様を証明しろ。力を逆手にとってやれ。すじに奔った刻印が晒され、その詠唱に応えていく。膨らむ。増えていく。お前の『感情』を撫でて往け。使え。遣え。酷(つか)え。じくじくと痛む傷跡が、脳漿のはね具合まで浸したとしても――傷み分けだ。

 まだ。戦える。戦わないと。
 ……始まったばかりだから。
 ――目覚めた悪魔に奴隷の嗚咽(えき)を。

成功 🔵​🔵​🔴​

叢雲・凪
アドリブ・連携歓迎

邪神か…中々厄介そうだな。人に仇なす存在ならボクもヒーローとして仲間に助力しよう。

「どうも バイオレンス・オヒガン・クリーチャーさん ジンライ・フォックスです」(本棚の上に腕組みをしながら立ち 軽やかに着地。青の従者の前で奥ゆかしい挨拶【礼儀作法】)

この手の有象無象から返答が返ってくるとは思えない。あくまでボク自身の礼儀だ。

作戦前のブリーフィングでヤツらの特性はある程度把握している。下手にUCを見せるのは不利になるだろう。

雷切+マヒ攻撃+投擲+属性攻撃を用いた電撃苦無で牽制しつつ
動きを封じたらダッシュ+残像+リミッター解除で一気に懐に潜り込み
黒雷槌を叩き込む! 

「もらった!」



 願望の器が満たされる時、人類には二択の『もの』が訪れる。叢雲・凪(断罪の黒き雷【ジンライ・フォックス】・f27072)の仮面の裏側が『負』の沼地(おもい)を理解した。邪神。そう記せば『ひと』と読め、蔓延る寄生体(デモノイド)は真っ蒼な貌だ。人に仇なす存在ならば英雄(ヒーロー)として滅ぼしてやれ。彼等は『きっと』平穏な世界を望んでいる――どうも、バイオレンス・オヒガン・クリーチャーさん。ジンライ・フォックスです――礼儀作法(挨拶)は如何なる時でも忘れない。たとえ不意打ちが『定石』の相手だとしても、英雄は英雄らしく在らねば成らない。腕を組んで本棚の上。頭を下げてから飛び降りれば軽やかな着地(おとなし)。奥ゆかしい言の葉を手繰って魅せろ――以外にも。化け物の数体が『お辞儀』した。
 有象無象の一部には脳味噌が残っていたのか。兎角。大半が『それ』を無碍にして突撃を始める。巨躯を活かした肉弾戦は『埒外』にとっても脅威だろう。しかし驚異は『此方』の掌に乗っていた――漆黒が奔れば雷撃の如く、駆ける怪物を痺れさせた。苦無が荊へと潜り込み、内側から蒼を焼いていき――今度は貴様が疾く番だ。
 影を残して茫々を往き、纏う覇気(カミナリ)を黒に染める。爆ぜる超越性(エネルギー)が貴様自身も焦がす時、潜り込んだ懐が『み』得た――もらった――神の槌を思わせる『拳』が容赦なく【寄生体】へとブチ込まれる。

 混ぜられた個体は蒸発するだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

カイム・クローバー
随分と眠くなりそうな場所に転送されたモンだ。
目がねぇのに書物かい?読むよりは卵を産み付ける道具…要するに此処は化物のラブホテルって訳か。

銃弾を撃ち込んで一体の視線…目がねぇからこの場合は…ラブコール?を受けるぜ。
二丁銃で各所に【二回攻撃】で銃弾を【クイックドロウ】で撃ち込みながら紫雷の【属性攻撃】で全身を焦がしていく。適応進化ってのはあの図体を見れば理解出来るぜ。文字通り、取り込んで来たってんだろ?
銃弾で全身を貫いて進化させたトコで、魔剣を顕現させて叩き斬る。
【怪力】任せにUCを放ち、黒銀の炎の【属性攻撃】で焼き尽くす。――ああ、ついでに卵も纏めてな。
そろそろホテルから退室の時間だぜ、お客様?



 摩天楼の殆どが文字の蠕動ならば、睡魔の手招きが早々だとしても仕方がない。葬送に出遅れた人類どもが、化け物の行進に参加している。焦げても痺れても斬られても抉られても、奴等の再生は止まらない留まらない。しかし。目玉がないのに読書とは奇怪だ。カイム・クローバー(UDCの便利屋・f08018)は傾げて愉快に咀嚼してみた。読むよりは卵を膿み憑ける。感情を掘り進んで寄生する。要するに。擁するに此処は化け物の愛の巣(ラブホテル)ってわけか。ゆりかごのはかばも宇宙の中心。書斎の椅子とは『ロマンチック』だ。だらりとぶら提げた荊肉が、まずそうに鉄の塊を絡んでいる――双獣(オルトロス)の口を向けて数発(なまり)を一体へ。眼球(め)を向ける? いいや愛情表現(ラヴ・コール)に違いない。そんなにも晴れやかな気分で『物語』を捲りたいのか――受け止める血肉はこがれているのか。
 紫雷(弾丸)がはしれば輪郭を貫き、その牙を痛みで歪ませる。何度も何度も『放って』いけば、進む度に『蓄えられる』。全身が真っ黒にわらえば此方の手の上だ。惰性で喰らった存在は『自己』の末路を認識出来ない。終末が表れて吼える時、魔は魔の大口(ちから)に屈するのか――舞踏が死を運んでくる。

 ――退室の時間だぜ、お客様?

 力任せに叩き潰された荊肉(かたまり)は、爆発する銀黒(ほのお)に失せて逝く。連なる卵が焼き崩れたならば、不愉快なベッドは薄っぺらい。ついでに『代金』は後悔なく、無意味な希望(はめつ)を置いて分解(と)く。

成功 🔵​🔵​🔴​

カタリナ・エスペランサ
ああ、気分は最悪だけど悪くない
無様な神の僭称者、紛い物にこの醜悪はよく似合う

【天災輪舞】を起動、加速。
浄化の日だ、蹂躙の時だ、粛清の幕開けだ!
――さぁ、骸の海の底の底まで叩き落とすとしようか!

UCの加速を合わせ《空中戦》の機動力をフル活用
敵の動きは《第六感+戦闘知識》で《見切り》ヒット&アウェイ、超高速の《衝撃波》で薙ぎ払い駆け抜ける
《情報収集+学習力》の更新は欠かさず、同じ敵の間合いには1秒も留まらないよう立ち回ろう
同時に放つは雷羽の《弾幕+属性攻撃》、効果は《マヒ攻撃+継続ダメージ+焼却+ハッキング》。
存在が滅びるまで焼き続ける蒼雷で敵のUCにも干渉・攪乱、学習と進化の機能不全を誘発するよ



 カタカタと啼き叫んだ暴力性の荊肉(カタマリ)どもが、貴様の騙り名を示している。洗浄される事も啼く、ただ煽情に流された亡者(ひと)が列裂(れつなく)も全力で咆哮している。彼等を僭称者と称するならば正しいだろう。無様な神の戯れに、その醜悪はお似合いに違いない――ああ、気分は悪いけど『悪く』ない。後から与えられた痕を撫でるようにカタリナ・エスペランサ(閃風の舞手(ナフティ・フェザー)・f21100)は立ち遭った。人間に寄生する『超越性』など劣化の極みだ。堕落した魔性に『未来』を喰わせる道理はない――浄化の日だ。蹂躙の時だ。粛清の幕開けだ。舞台上の踊り子が『主役』を塗り潰す感覚か。否。此処では貴様等が『花』なのだ。さあ――骸の海の底の底まで叩き落とすとしようか。纏え、貴様の神殺しは美しい。
 異端も異物も置き去りに、加速する度に世界が向こうだ。空を駆ける埒外が『大神』を狩り尽くす『狼』と呼ばれたのは現だった。定めた視線が薄赤色の線を生み出し、奴等の軋みを抜けていく――薙ぎ払った先の一秒。二度と『底』には留まらない。稲光が笑えば哂いを痺れさせ、焦がれる羽は喇叭(もくし)の如く。此れが最高の鏖(パフォーマンス)だ。観客の腕は焼かれて失せる。
 滅び還れ――存在そのものを『壊して』終えば好い。青色に蒼色が重なり、悪魔の奴隷は安らかに――機能不全(ネクローシス)。その脳髄が破裂するのか。

 魅せた翼は偽りではなく。

成功 🔵​🔵​🔴​

波狼・拓哉
寄生体に寄生してるなんて洒落ですかね

まあ、どうでもいいですけど
分かりやすく全部ぶっ殺していけばいいんでしょう?

そういうわけでミミック投擲
…さあ化け焦がしな、陽炎が全て焼き尽くす時間だ!
焼却、焼却と…いくら取り込み進化するといっても一撃で焼き消す、理解の範疇を超えるとなると取り込みも出来ないでしょう?
なんせおにーさんも分からんしな!何で燃えて爆発するんだミミック…
まあ、炎に適応は出るかもしれませんけど

炎に適応したと思われる奴は衝撃波込めた弾で掻き消してやりましょう
…それ以外の奴は耐性持たれるとおにーさん何もできないんで手出ししないでおきましょう

(アドリブ絡み歓迎)



 洒落を吐いても涎が垂れて、表紙に落ちれば堕ちもしない。くたりと膿まれた荊肉(ショクシュ)の端が、ひどく緩やかに金属を手繰っている。のまれた脳漿がじんわりと沸騰し、貴様等の存在を煩わしく否定していた。波狼・拓哉(ミミクリーサモナー・f04253)は『いつも通り』に真っ直ぐと貌(表情)。寄生体に寄生する『ひと』の末路を覗き込んで『いない』――どうでもいいですけど。一蹴された個体どもは反応する『理』も死んでいる。結局、全部殺して終えば良いのだ。彼等彼女等の肉々しさも憎々しさも、独り善がりの世界(すくい)に違いない。投げろ。ころがった匣(イレモノ)は此度も強烈に【冒涜】的だ――狂気も正気も在り得ない。
 化け焦がしな。陽炎(フォーマルハウト)が膨れ上がり、取り込む荊肉(カタマリ)に侵入していく。うねる熱波(クトゥガ)の混沌(カオス)が荊肉(デモノイド)の核を舐っておどる。一撃だ。暴力性を暴虐性で滅ぼすのに『とき』は要らない――何故か。猟兵(おにーさん)にも解せない火焔。導火線は何処に在った?
 はぐれた個体は逃した方が『良い』だろう。何発かの衝撃で掻き消えた荊肉(もの)も厭(在)ったが、死なない類は任せるべきだ。手出し出来ない『神様』は障らぬ【能】も望んで要る。

 全部殺せるなど、それこそ怪物(アウトサイダー)だ。

成功 🔵​🔵​🔴​

空亡・劔
邪神…神
何故だろう…あたしの心の奥が疼くのよね
倒さねばならない
否…あたしはそのために在った…そんな気がするのよ

………そう
あんたはその力で全てを壊すのね

ならば…あんたは人類の脅威

此処で狩らせて貰うわね

あたしは空亡劔
神をも殺す大妖怪よ!
UC強制起動!攻撃力増強!

【残像】を残しながら回避しつつ接近
【天候操作・属性攻撃】
天気を吹雪
更に武器に氷属性を付与!

冬は眠りと死の季節
春を迎える事無く果てなさい

【二回攻撃】で二刀により切り裂くと共に凍結させる!

確かこういう時はこうするんだったかしら

刀と剣を収めた瞬間
覆う氷を爆砕させて更に傷を深めるわ

…うん
終わりじゃないわよね
神って恐ろしいものだからね



 此の寄生体(門)を暴くもの、一切の正気を破棄せよ。荊肉(カタマリ)が言葉(おと)だけで絶望を掬うと、口だけの貌で世界を睨め憑けていた。何度も貪った文字列も何度も啜ったインクの色も、胃袋でとける程度の怠惰だろう。脳髄は変異した時点でこぼれたタンパクだ――疼く。何が疼く? 妖怪に心が在るとは思えないが、果たして元の持ち主は『性質』を重視たのだろう。空亡・劔(本当は若い大妖怪・f28419)は集う『それ』を神と囁いた。邪悪な存在でも『殺せれば』何だって構わない。恐れと畏れが混ざり遭う瞬間、人々は祈りを捧げるに違いない。貴様(あたし)は何が為に存在している。あたし(貴様)は何が故に存在している。証明する術は脈打った刀身だ。全てを壊す『人類の脅威』に対するのは……狩らせて貰うわね……神(それ)を殺す大妖怪。あたしは空亡劔――咆哮と名乗りが重なった。
 一帯の本棚を吹き砕き、茫々を震わせる『蒼』の悲鳴だ。血肉を沸騰させるかの如き掌握(こえ)が、貴様の内側(ぞうもつ)に縋っている。それでも『残った影』が失せるのみで、ふわりと落ちた『冷たさ』が嗤う。室内(空間)を抱擁する吹雪の勢いが『留まる』事はなく、荊肉(デモノイド)が鈍っていく――眠れ。冬は『死』を孕む季節なのか。迎えるべき春は在り得ない。刃は二つ。誰かに齎す地獄(コキュートス)だ――重ねられた救世は、箱舟に乗せられない。

 収めろ――そういうときは。こうするんだったかしら。
 キィィン……冷凍された肉に奔った、爆砕までの罅(きしみ)。

 終わりじゃないよね。
 終わるには早過ぎる。
 神って恐ろしいものだから。
 ――信仰が蔓延れば、荊(かせ)は外れる。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『青の使徒』

POW   :    アストラルカノン
【光速で飛翔しながら繰り出す大鎌による一撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【魔力砲】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    フェイタルコール
戦闘用の、自身と同じ強さの【戦闘特化型に進化した青の従者】と【後方支援型へ進化した青の従者】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
WIZ   :    崇拝の顕現
戦場全体に、【信仰に背く者を失敗させる空間】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はナハト・ダァトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 たえた荊肉の連なりが、書斎の中心で『融け』在った。悪夢を思わせる信仰(ヨロコビ)が淡々と『ひと』の貌(カタチ)を成して往く。ずるりと生えた結晶(カタマリ)が翼と成れば、最悪なほどに信臭(シシュウ)が戯れる――背くなかれ。歯剥くなかれ。枯れる事なき救世への麺麭(にく)が、酔艶に貴様等を覗き込んでいる。さあ。抱きなさい。さあ。導きましょう。我が主の『願う』虐げのない世界が為に……。
 聖なるかな。底に『生』成るは存在しない。
叢雲・凪
SPD アドリブ・連携歓迎

「どうも アポカリプス・ボサツ・ヒューマノイドさん ジンライ・フォックスです」(使徒の前で奥ゆかしく手を合わせて挨拶 【礼儀作法】)

「なるほど… クリーチャー転じてボサツか…」
静かに腕組みを解いて 正面に腕を交差して構える特徴的な構え 【叢雲流迅雷カラテ】の構えをとる。

「なるほど… 分身能力か… 厄介だな」
(ダッシュ+見切り+カウンター+ジャンプ で回避行動)

「ならこっちも出し惜しみは無しだ…」
(マフラーを引きちぎり 夜天九尾を発動 尻尾1本につき10秒 最大90秒のあいだ人知を超えた速さで動ける。属性攻撃+ダッシュで迅雷高速攻撃!)

「こっちは数より速さだ…」



 思惟(強い)するには荊肉(カタマリ)が獣の数字じみて在った。輪郭を得た眼球は『隠された』もので、生え揃った青色は死を越えた『者』の証だろうか。否だ。彼女も死骸の一個で有り、崩れ欠けた器に魂(おもい)を注ぎ込んだ悪魔と解せた。水晶の煌めきた茫々を反射し、与えられた信仰(かんがえ)だけを語っておよぐ――埒外の為すべき事柄は変わりない。遭わせた貌の下ほどで、合わせた掌は稲光に等しいのか。面を前に背を曲げれば正しく戦場は『ひと』との繋がり――どうも。アポカリプス・ボサツ・ヒューマノイドさん――狐の面は騙していない。吐いた嘘は必ず己に戻ってくるものだ。化物転じて怪物(ボサツ)とは。されど殺す事に『代わり』ない。正体は最初から暴かれて在るのだ。ほどいだ腕組みは合図だろう。嗚呼。十字架めいて神に抗え。
 特徴的な構えにも『神』の使いは狼狽えない。如何なる存在でも『神』の世界では平等なのだ。ぬぞりと孵化(おちた)従者の輪郭は、再びの荊肉(デモノイド)と説けた――進化を得た二つの個体が咆哮し、貴様の魂を掴まんと――『空』を壊した。先程の戦闘で『それ』の動きは理解していた。厄介な巨腕を躱しながら降り注ぐ鉄の塊を退ける。きしみが幕開けと謂うのならば、出し惜しみする余裕はない――引き千切った布(マフラー)が大雷の色を膨張させた。夜天九尾(キサマ)は何秒間『己』を殺しに駆けるのか。化けた身(しんぞう)が前動(蠕導)し……速さだ。この翻弄に隙は無い――荊園(にく)を越えて菩薩(クイーン)を屠れ。

 人知。神知を追い抜いて終え。
 ――残るのは尾の陰。

成功 🔵​🔵​🔴​

檪・朱希
アド・負傷◎
WIZ
今気づいたけど、守護霊の雪が居ない……けど、そう言ってられない。
まだ、傷跡は痛む。でも燿、止めないで。この力を使って、戦わないといけない!
(狂気耐性)

UC発動、それと限界突破。
傷跡の痛みも、全身の痛みも加速する。
聞き耳と情報収集で従者の行動を予測して、空中浮遊で回避。

限界突破した一撃を本体に叩き込む。
私はまだ知らない、全てを破壊する、黒紫の蝶の波動を叩き込む(精神攻撃)。

虐げのない世界……そんな世界があったらとは思うよ。
こんな目と髪だから、村全体から迫害を受けた。
でも、そんな過去があったから、今の私がいるんだ。
(例え、まだ思い出す度に苦しくて、辛くても。前に進みたいから。)



 太陽が無くても冷たさは勝手に溶けていく。されど現状『失せた』者に気付いて狼狽えている余裕はない。それでも気を静める事は難しいが、耐えている己は人間では在らず……痛い。傷い。刻まれた印が脳髄に到達すれば『意識』がふれて、散り散り寸前の最悪だ。でも。止めないで。留まった瞬間に『おちて』しまう。引き千切れそうな生命を慰めるように燿が――狂気に苛まれないだって? 既に陥っているのだよ。女の声が茫々を包み込んだ。呼び声が卵胞を吐き出して、堕した青色が従った。
 限界の線を踏み越えた。身体の節から臓物までが『死』を直感して絶叫している。思考を走らせて鈍痛と激痛の波を無視しろ。従者どもの動きを見据えて、定められた行動を暴く。荊肉(カタマリ)のうねりが重なっていた。真逆、私の目眩くでは『ない』だろう――何せ双眸は違う色彩なのだ。虐げのない世界に魅力を感じている?
 解除(アンロック)――為すべきは青色の『なき理性』か。鼓動(なみ)が黒紫に羽搏けば、輪郭(にく)を壊す為に爆ぜていく。叩き込まれた蝶々が、一体一体を処理して破せる。受けた『迫害(もの)』が消える事など、最早……。
 えぐられる。はさまれる。切断される……想像が幾度も大笑いだ。捕まれた胸が揺さぶられ、べちょりと幻(み)えたのは赤い絵の具か。そんなものが在るのだから。今現在の『私』がいるんだ。想った事に嘘は塗れない。

 ――悪魔が奴隷になっていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

カタリナ・エスペランサ
“卑賤下劣の紛いが我ら同胞の似姿を騙るか”……だってさ
御使いを気取るには良い姿だ。それが逆鱗に触れたらしい

【失楽の呪姫】発動、激昂する魔神の魂の励起に伴い《範囲攻撃+神罰》能力を強化。
《オーラ防御》も兼ねて衣のように身に纏う炎の性質は《属性攻撃+ハッキング+焼却》、森羅万象を蝕み終焉の概念で塗り潰す破滅の劫火だ
《封印を解く+ドーピング+限界突破》で更に出力を増強、《全力魔法+多重詠唱+2回攻撃》で繰り返し劫火の波濤を全方位に叩き付ける

我ながら攻防一体はいいけど単調なのは頂けないね
《継戦能力》で消耗を抑えてる内に敵の隙を《見切り》黒雷の《属性攻撃+貫通攻撃+スナイパー+暗殺》で本体を撃ち抜こう



 降り注いだ硫黄の有り様は、明らかに頽廃への裁きで在った。つもりにつもった荊肉の骸どもが『真似』する茫々は冒涜的に違いない。卑賤下劣の紛いが――肉々しくも憎々しい『その』目隠しは視ない為か。御使いを気取るには最適な輪郭だが、如何せん中身が苛立たしい。ふれた逆鱗が戻る事も直る事もなく、たれ腐った青色に『不死』は赦されない。失楽(ロスト)。その意味も失った【平坦】への信仰者。異端者。怪物(モンスター)はベヘモットと説くには可食ではない――劫火が齎すものは『理解』容易い物語だ。書斎にあった書物が、無碍に焚かれて逝く……森羅万象は等しい脆弱。魔神は何故に追放されたのか。ああ。叛の遠吠えが空間を震わせる。
 もえる。もえる。荊肉(カンムリ)から解けて融け、蝋の如く使用されて往く。膨張する『破滅』の超越性(エネルギー)からは何者も逃れる術を持てない。攻防一体の完璧な『埒外』が、一帯を焼き尽くすべく『呪』を謳わせた――少しだけでも最悪(この)状況だ。焼き焦げた塊も得られない。
 ぼとりと絶えた青色の向こう。阿鼻叫喚の端っこで『使者』が絶望を見つめていた。反応可能な脳味噌(きのう)はこぼれ、晒された人型は魔の餌だ――落ちた黒雷が心臓(したい)を灰へ。単調で何が悪いと謂うのか。

 ――裁きとは思ったよりも『わかりやすい』ものだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

カイム・クローバー
化物同士が混ざり合った姿にしちゃ、随分と美人寄りの姿だ。ま、そうじゃなきゃ導くだとか、虐げの無い世界だとか、宗教活動は出来ねぇよな。

大鎌による一撃を【見切り】、躱す。【第六感】も重ねて挙動を見切るぜ。
おいおい、邪魔者は力尽くで排除ってか?見た目の割に強引だな。宗教には不慣れなんだ。もう少し優しく指導して貰いたいね。【挑発】を交えながら、UC。
再度、大鎌による一撃を増加した戦闘能力と【残像】と【見切り】で躱して、二丁銃を至近距離で【二回攻撃】と【クイックドロウ】、紫雷の【属性攻撃】で叩き込む。

――悪ぃ、忘れてた。背くなかれ、だっけ?どうにも、俺は宗教には向いてないらしい。お行儀悪くてすまねぇな。



 秩序を排するには混沌の首が不可欠だ。化物(クリーチャー)の荊を絡めて模った『もの』が美しい所以は理解し難い。されど『使者』と伝えれば容易く手繰れる。人々を導く為には外見が重要だ。その眼球が騙されてしまえば、世界は救いを求めるだろう。雲泥の差を許せない『神様』風情が、不正と呼ばれる魔性を垂らしている――宗教活動。もしくは『釣り』は出来ねぇよな。ふつりと宿った渇望(ジゴク)が揺れて、劫火に反応したのは人間(のう)と頷ける――天を翔けた『あんた』は酷く遠くに想えて仕方がない。加速。高速。光速だ……拘束された思考回路の断面を確かめるべく。
 おいおい――邪魔する者は力尽くで排除せねば成らない。神様の為ならば『壁』を壊さねば為れないのだ。しかし『大鎌』は見え見えの感情で、目玉を隠してもモノを謂う。強引な女は嫌いないのか。否か。そんな暴力的な『聖母様』など居やしない。もう少し優しく指導して貰いたいね――結晶が罅割れた。
 便利屋の挑発に『のった』のは神の為に。蒼色の為と散らせる故か。所以を語れない『虐げ』を行い続けたのは【あんた】だろう。迅雷が怒りを受け流し、紫が荊を塗り替える――至近距離。双頭(オルトロス)の咆哮が柔らかな肉を貫く。痺れた臓腑が血を噴き出して、その色を確かめる必要はない。

 悪ぃ……忘れてた。背くなかれ。そうだった。手折れた『カタマリ』は掬わない。こげにくは直ぐに雲散するのだ。どうにも、俺は宗教には向いてないらしい。お行儀悪くも手は合わせない。すまねぇな――骨付き肉はがぶりとやれよ。

成功 🔵​🔵​🔴​

波狼・拓哉
おやこれは綺麗なおねーさん
一曲一緒にどうですか…なんてね?

ま、踊って貰うのはミミックですけどね
共演…狂演って所ですかね?さあ、化け害しましょう、ミミック
思考混線といたしましょう
戦闘特化と後方支援…どちらも特定行動以外の乱れで大きく隙が出来そうですね

自分は衝撃波込めた弾で召喚された従者を適当に狙いつつ、戦闘知識、第六感、視力、演技で従者の隙を誘発、見切り使徒に一撃撃ち込む

背くも何も最初からどこも見てないってのはどう判定してくれるんでしょうかね
まあ、聞いた所で向く気はないのですが
ミミック、そのまま喰らって貰っていいですよ

(アドリブ絡み歓迎)



 誰もが前を見てはいない。己の他も変われずに、救いに縋っても見当違いだ。如何か天と地の果て々てに疲弊感を置いてくれ。書斎で暴れ回るなんて人として狂乱しているのか。眼球を覆い尽くせば何も解せない故に『世』を省くならば哀れだろう――おや。これは綺麗なおねーさん。舞台へと手を引いたならば、音無い宇宙の中心で『一緒に踊って』くれないのか。一曲どうぞと囁いても『微笑み』は別方向に注がれる。そもそも捧げる笑顔も無いのに、何が平等と叫ばれるのか――ま。共演。狂演するのは【化け物】同士だ。さあ。化け害しましょう『ミミック』。此処が箱庭だと告がれた瞬間、唆す紐状は『匣』を嘲る。思考混線で嗜好曖昧だ。その果実は全く、魅力的に映るのだろう――突撃したうねりは『熱』の為に噛み付いた。
 洗われる泥は粘り着いて、乞う事を忘れた荊肉(デモノイド)を食む。阻害された行動の内に『衝撃』が生じて削れていくのだ。人と人の軋みが孕む悪循環が如く、丁寧に滅んで失せれば好い。背くも何も最初から『定まって無い』のだ。聖女様は『如何』判定する――宙吊りの男が隙間を狙い、その顔面よ爆ぜてくれ。

 聴いても訊いても『向く』意味も知らない。
 ――そのまま禁忌を冒して嗤え。
 喰らってもらっていいですよ。
 ――箱に胃袋でも在ったのか。

成功 🔵​🔵​🔴​

クリミネル・ルプス(サポート)
関西弁の元気な肉体武闘派人狼。
人狼の身体能力と鍛えた格闘技で戦う。
痛み等の耐性用いての潰し合い上等。
体内に蓄積させた糖原物質を使用した搦め手も使う。
周囲(空間、物質)の匂いからの状況把握推察も可能。

基本は『生き残る事』だが、オブリビオンは許さない姿勢。
特に命や尊厳を踏み躙る系統には本性(真の姿など)が出る。
【ネタ、絡み、合わせなど歓迎です】
【肌の露出やエッチな事には羞恥心はあまり無い。彼氏持ちで一線は超えさせない】

・真の姿時
身体能力の向上と体の変化。
戦闘思考が先立ち、やや、残忍(確実にトドメ刺す)



 荊肉(カタマリ)を視認した事は無くても、クリミネル・ルプス(人狼のバーバリアン・f02572)には『人だった』者の悪夢が解せる。刻み込まれた傷痕(アリサマ)が隆々の内側に隠れて久しい。暴力性と残虐性を掛け合わせた世界の底で、絶望と同時に希望を彷徨ったのは当たり前だろうか。駆ける『青色』の使者の貌は死者に対する冒涜なのか救済なのか。望んでいる救世の足音も、結局のところは邪神の妄言に過ぎない――故に。赦してはいけない。退ける必要が在るのだ。眼前で【数多】を変貌させた『完全』を生かす必要はなく、そもそも彼女等は死に絶えている。亡いものが目を閉ざすものか。何も見えていないのは『神様』本人に違いない。
 結晶たる大鎌が宙を薙ぎ、貴様の臓物(ショートケーキ)を定めている。背徳者(オマエ)の存在を惹き混むべく『魔』の砲口が向けられた――が。命中は『ない』だろう。経験を重ねた埒外に判り易い『超越性』が容易く効くとは思えない。その道則(いちげき)を覚悟の双眸で確したら、紙一重で身を反らす。
 ざらりと含まれた炎上は『糖源物質』の甘さだろう。紙片を通して『延びる』熱が【青】の輪郭を包んでいく――飴細工は難しかったのだ。

 生き残るには滅ぼした方が早い。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『蒼の王』

POW   :    冥宮楽土
戦場全体に、【自身の複製体を無尽蔵に生み出す水晶】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
SPD   :    蒼籃氷晶
非戦闘行為に没頭している間、自身の【負傷を癒そうと活性化する寄生体】が【敵を分断する水晶の迷宮を構築。傷が治る迄】、外部からの攻撃を遮断し、生命維持も不要になる。
WIZ   :    晶瑩玲瓏
攻撃が命中した対象に【結晶化状態】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【近づく程効果を増す結晶化の呪詛】による追加攻撃を与え続ける。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はナハト・ダァトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 燃える。爛れる。荊肉(デモノイド)の融合体が焦がれると共に『中身』を晒す。殻を破るように現れた『在り方』は王の再誕と言えるだろう。肉と魂が曖昧でも【救世】への想いは変われない――虐げられる者の無い、素晴らしい完全を成すべきだ――結晶と血肉が蒼色に染められ、獣の数字たる貴様等を視認する。

 パラサイト・キングは本を読めない。
 ――誰かが燃やしてしまったのだ。
叢雲・凪
「ふむ… 肉体と魂の救済… 『解脱』を形にするのならお前のような姿になるのか。悍ましいな…。どうも ブティズム・パラサイト・キングさん。ジンライ・フォックスです」

とはいえ夜天九尾を使用したことで消耗は激しい 

「たかが人間であるボクがお前に挑むのはお前からすれば滑稽だろうね… だったら【同じ土俵】で戦ってやるよ」

※真の姿+禁術:禍津九尾を発動。仮面が全身を侵食するようにして覆い
全長2Mほどの漆黒と黒雷に覆われた異形の2足歩行九尾に姿を変える。以降 半暴走状態となり本能に任せて戦う。

ダッシュ+属性攻撃+残像+ジャンプを用いた狂気の猛攻で敵に襲い掛かる。

仲間を襲わないように狂気耐性で理性を保たねば…



 断罪だ――その思いを隠す為に。その想いを隠す為に。人間は哀しみを背負う運命なのか。悪意に弱い脳味噌が穢れ、翳りの内側でのたうつ他に無い最低下――それでも挨拶は欠かせない。肉と心の救済が落としたのは【醜悪】だけの輪郭で、目覚めた王には跪けない。悍ましいな……ぐてりと垂れた頭の味わい。どうも。ブティズム・パラサイト・キングさん……痛みと悼みの裏側で生命が『悲鳴』を上げている。たかが人間だ。滑稽と称するよりは『かわいそう』の意味合いだろう。遭い、愛、眼球が無数に開かれて『オマエ』の存在を迷わせる――既に壁は聳え立ち、書斎の出口は一つ。
 同じ土俵に『立つ』事は困難極まった誓いだった。黒雷(パワー)が心身を包み込み、其処に在るのは怪物で成った。仮面そのものが輪郭をこわし、膨張する埒外は二足歩行の『九尾』だろうか。許すな。赦されるな。その悪役(ヴィラン)を生かす所以はない。殺せ。戮せ。焼き尽くせ。まだ。まだ。まだ。奴等は息をしている……!
 咆哮(マッドネス)――壁を壊せぬならば駆け探れ。見つけた蒼から漆黒に染めて終えば好い。無尽蔵に集った結晶を砕いて『その』心を掴むように――曲がり角。嗚呼。右だ。左だ。真直ぐだ後ろだ君の貌誰の面※※さんの……理性(なに)かを除かれた昂揚感だ。悪。悪だ。悪には挨拶など……?

 ――行き止まりだ。ボク?
 複製された荊肉(王)は笑う。
 ――抜け出さないと殺し尽くせない。

失敗 🔴​🔴​🔴​

火土金水・明
「復活した邪神が相手ですか。こちらも全力で戦うことにしましょう。」
相手の先制攻撃に対しては、【見切り】【野生の勘】【第六感】の技能を駆使して回避を試みます。
【WIZ】で攻撃です。
攻撃は、【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】と【貫通攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【全力魔法】の【コキュートス・ブリザード】で、『蒼の王』を【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】【呪詛耐性】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでも、ダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。



 完全体として復活した『蒼』の王は傲慢にも世界を救おうと宣った。其処に飛び込んだ火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)は『落とし仔』たる貌を向けている。伸縮自在の『触腕』が呪詛を籠めて書斎(くう)を駆ければ埒外の皮膚を裂かんと踊る。されど人にも野生は宿るものだ。危険だと触れた感覚が【剣】じみた結晶を躱していく。動けないのは嫌なのだ。誰だって自らは己で『立たせ』たい――残像が本棚の上で失せ、最終着地。愈々と地獄の『門』は開放される。
 解放される囚人は在らず、罪を重ねた存在は罰を受けねば成らない。内臓が腐っても魂が活きているなど『生命』に対する冒涜だ。王様を裁けるのは他国の王だろう。王様を捌けるのは下々の奴隷だろう。数多に唱えられた神(メロディ)も矢に籠められれば『よくある』凶器だ――求めた力は酷く冷たい。天地を囲う猛吹雪(ブリザード)が王の無眼(むげん)を穿って凍(とお)す。呪いは虚しく永劫へ。
 少しでも。僅かでも。次の猟兵が『還す』為に。

 祓えたのだ。その力を恐れてはいない。

成功 🔵​🔵​🔴​

カタリナ・エスペランサ
前哨戦の劫火同様に全方位に放つ火炎の《先制攻撃+属性攻撃+範囲攻撃+乱れ撃ち》は牽制兼《時間稼ぎ》、手応えから敵の動きを《情報収集》し《見切り》対処する為のソナー代わりでもある
ダガーの《早業+投擲+貫通攻撃》も本命を装った囮。
《目立たない》よう《物を隠す+迷彩》を纏わせた羽の《騙し討ち+暗殺+誘導弾》による《破壊工作+ハッキング》による刻印が真の仕込みだ
この三撃を両手・翼で同時に撃つのが先制対策。攻撃に対処しつつ分断される前に反撃の布石を打つ

敵がUCを発動して逃れた気になるなら先の烙印を通じて直接視界を繋げ【選択UC】で内部から抉り潰そう

救いを望んだ残骸
キミの出番は疾うに終わったと知るがいい!



 荊肉(デモノイド)の完全証明(パーフェクト・プラン)は沈黙させるのに容易かった。つまり書斎は邪悪を育むための井戸で在り、其処でのたくる物は蟾蜍に等しい。活性化を始めた寄生体(あおいろ)の目玉を掻き抱くように、劫火がゆんらりと紙束をつたう。対象の動きを脳天から足先まで理解して仕舞えば好い。殻に籠る王様の末路は歴史(つね)当たり前に『炎上』なのだ。暴いた眼鏡の向こう側に短剣を投げろ。何もかもは『み』えて成立(あ)る。
 貫通した刃が肉を抉らずとも『本命』こそは囮なのだ。盛り上がった蒼色に融け込んで『翼』。つき纏った暗所からの潜伏は【核】たる過去を覗き込むだろう――刻印が真なる仕込み。神権が届けば『如何なる悪魔』でも証(あか)される。
 何が皮膚を削ったのか。何が肉を裂いたのか。解せずとも王は『怠惰』に再生する。その油断が首を刎ねられるとは『知らずに』だ。烙印(サイン)を捺された神様が感染されたかの『姿』を見る――直だ。世界は不完全に観察される。
 救いを望んだ残骸に無慈悲な重力崩壊(ワールド)が訪れる。圧し潰される痛みが奔り、伸縮する触手が拉げた啼(おと)。キミの出番は疾うに終わったと知るがいい。此の世は脆弱と定されて、人だった塊が嫌われている。

大成功 🔵​🔵​🔵​

檪・朱希
【鏡蝶】
WIZ
何とか、動かないと。
斬られた腕が、そこにある。
叩きつけられた衝撃で、気を失いかけてた。
相手の攻撃は、自分を鼓舞し、限界突破した身体能力で避けて、更に呪詛耐性で対応。

今、自分が自分じゃない。相手の『音』だけじゃない、自分の中の何かが、私の意識を遠ざけていく。

誰か、来たような……かがみ、さん?

UC発動。自分が感じた痛みと苦しみ、相手の姿を見て思う恐怖と破壊衝動から生命力を吸収し続ける。斬られた腕も治療(医術)。

救済等は破壊によって成されるもの。
だからお前はここで朽ち果ててしまえ。

空中浮遊、精神攻撃を兼ねたUCの効果で撃破を。

まだ、負の感情が足りない。

輝命さんに倒れ込むように気絶する。


月水・輝命
【鏡蝶】
WIZ
五鈴鏡は複製にて。
朱希ちゃんの守護霊である雪さんから話を受けて、援護に参りました。

相手の攻撃は、光(属性攻撃)で作った鏡像のフェイントと見切り、足りない分は破魔、浄化を兼ねたオーラ防御で朱希ちゃんごと守ります。
……朱希ちゃんから、酷く禍々しい力を感じますわ。あれが、"蝶"。

邪神の生命力を吸収する朱希ちゃんに乗じて、UCで傷を癒します。
傷の呪詛は、破魔と浄化で対応。
こちらからの攻撃は、光属性攻撃。破魔を乗せた光の矢を撃ち込み撃破を試みます。

朱希ちゃん。覚えているでしょう?
この歌、朱希ちゃんはとても落ち着くと喜んでくれた歌ですわ。
終わったら、倒れる朱希ちゃんを支えながら離脱しますわ。



 音色が奴隷を孕むと告げたならば、貴様の意識は引き裂かれた方が真面だった。抱えるにも抱えられない現状が、ひどい頭痛(ひびわれおん)を生じている。何とか。動かないと。切断された部位が無気味に、紙面を骨肉で覆っている。開けない。瞼が粘ついて終いそうな、現実世界の不協和音――叩き付けられた脳髄が先程からぐわりと嗤っていく……息が出来ない? 違う。生きる事は出来たのだ。勢いに身を任せて『舞う』ほどに、目玉をまわせて『呪い』を躱す――耐えろ。耐え抜け。その響きに堕ちる前……聞こえた。聴こえた。現、確かに貴様と邪神。それ以外の……とおのく意識が僅かに反応し、心地良い冷たさが脳天を吐(突)く……誰、か。
 月水・輝命(うつしうつすもの・f26153)は息を荒げて『蝶』を視た。寄生体(もん)よりも禍々しく『寂しそうな』貌(カタチ)が踊るように噴出している。鏡像(虚像)で呪いを受けながら魔を壊し、じりじりと最悪を予感していく。もしも。万が一。破滅の果てに脳味噌(きおく)が罅割れてこぼれたなら……。

 こわい。恐い。怖い。髄の芯からの負感情が『腕』を容易く縫合させた。救済でも救世でも無く『目の前』の化け物は演奏している。止めて留めてとめてくれ。壊れてしまえ。掻き混ぜるな――オマエは。お前はここで朽ち果てて終え。黒と紫の鱗粉が『王』の存在を吸って――足りない。物足りない。爆発した感情(みそ)に湯が足りない。終焉(エンド)と打つには底無しが要るのだ。

 忘れないで。憶えていて。覚えているでしょう? どうか今は落ち着いて。自分で自分を壊さないで――傷と結晶を癒す『歌声』が抱えるべき頭を見つめている。神楽と謂うにはガラクタに阻まれ、あの顔色は――まずい。王様が怯んだ隙に逃げないと危険だ。蝶は儚くも地獄に墜落(お)ちて、想像よりも軽かった。
 これからも喜んでほしい。これからも写していきたい。もう『ここ』にいる必要はなくなった。だって色彩はこんなにも美しい。

 ――ひらいてむすんで、とざされた。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

カイム・クローバー
大量の複製体とはいえ、完全なる邪神サマ、自らお出迎えとは。此処は頭の一つでも下げとくべきか?痛み入ります、邪神サマ。…なんてな?

魔剣を顕現。水晶の迷路から現れる複製体を見つつ、黒銀の炎の【属性攻撃】を刀身に宿すぜ。
水晶の迷路。テーマパークとしちゃあ悪くない。だが、生憎と遊んでる暇はなくてね。
黒銀の炎を【範囲攻撃】でUC。迷路毎、複製体を焼き尽くし、本体へと王手を掛けるぜ。よう、王サマ。――ぶちのめしに来たぜ。
【二回攻撃】に【怪力】任せに魔剣を叩き込み、【串刺し】を狙った一撃を。
王サマの御前だってのに捧げ物の一つも無くて悪いな。今度、会う事があれば土産の一つでも持ってくることにするよ。



 王様が好んで民の前に起立するとは、生前は良き『頭』だったに違いない。大量の複製が結晶の壁に羅列すれば、素敵な救世の幕開けだろう。此処はひとつ『お辞儀』でも如何だろうか。痛み入ります。傷んだ果実は食せますか、邪神サマ……なんてな。腐りかけた血肉は『王様』自身の腸と説け、解くべき迷路は面倒臭くて仕方がない。顕現すべきは魔の剣。纏わりつかせた黒銀の炎が『荊肉』の味わいに餓えている。ああ。迷路だ。ジグザグと連なった尖り具合はテーマパークとしては悪くない。だが。勿体ないけれども『遊んでいる』暇など便利屋にはない。依頼には忠実に。何せ『俺』は高いのだ――迷路諸共『未知』を拓いて往けば良い。複製体の屍を積み上げて『キャンプファイヤー』と洒落込めば最高だ。必滅(スレイヤー)の熱量に虫風情が耐えられると? 定石は成った。本体へと『王手』だ。よう、王サマ。
 チェックメイトの方が良かったのか。ぶちのめしに来たぜ――怪力に任せた『終末』の撃が【蒼】の頭蓋に突き立てられた。捧げものは持っていない。

 ――今度会う事があれば土産のひとつでも期待してくれ。
 生贄ならば其処で遭った。

成功 🔵​🔵​🔴​

クリスティアーネ・アステローペ
蒼の触手に人の器。何やら覚えがある気はするけれど関係ないわね
今の在り様での救世だなんて、一切鏖殺がいいところでしょうし
尽くを虐げる存在になる前に、その世界を終わらせましょう

本体か否かを《見切り》複製体は《爆撃》による《衝撃波》で《吹き飛ばし》
攻撃は《結界術》と《オーラ防御》で凌いで
迷路の壁はあまりスマートじゃあないけれど《怪力》で《薙ぎ払い》《鎧砕き》さらに《二回攻撃》で一撃目の《傷口をえぐる》ことで砕いて進みましょう

目当てを見つければあとは【エヴェリーナ、その慈悲深く】で《串刺し》にして《破魔》の力を乗せた《祈り》の剣で首を断ちましょう
『汝が魂に、永き救いと安寧を』



 蒼色の荊肉が半人間(ないぶ)に這入り込むような、妙な懐かしさをクリスティアーネ・アステローペ(朧月の魔・f04288)は覚えていた。書斎だった茫々を眺めながら『虚構』を咀嚼し、王の冠は『救世』の段階に過ぎないと知る。この在り様が齎すのは『一切の鏖殺』が良いところだ。悉くを虐げる前に。尽くを殺し滅ぼして『巻き戻す』前に。その領域を終わらせねば成らない――世界が歪に形成され、改竄された魂は何処だ――幽閉されたが如く埒外が『複製』の慈悲に囲まれる。数多たる水晶が壁と為り、摩天楼(はめつ)じみた聳え方を晒して魅せた。しかし『見定めて』臨めば楽な事。偽物を爆と吹き飛ばし、諸共に迷路(それ)を薙ぎ払う。美しさを問うている暇は無いのだ。砕いた鎧(かたさ)は肉よりも粘土を想わせて――何度でも『闇』を撲れば好い。
 殺し方に関しては『人一倍』理解出来ていた。啜り方に対しては『怪物(ひと)一倍』に蓄えていた。無意味なのか意味深いのか。只管に繰り返す【第四】の戯れ――目に見えた本物は想像以上に『忘我』していた。

 ――救うだけの妄執(ばけもの)ね。

 呪詛(いのり)を籠めて血杭(刑)を執行する。腸を引っ掻けて咽喉を貫き、ただの囚人を演出していけ。生贄(にえ)る奴隷へと堕ちてくれ――嗚呼。慈悲深き鎮魂歌は届かない。汝が魂に、永き救いと安寧を……。

 てるてる坊主の首を断ち、魔の体液は寄生の先に。
 ――エヴェリーナの声を聴け。
 ロード・パラサイトの墓碑。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年08月05日


挿絵イラスト