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怪しい妖(あやかし)の行列(作者 旅野文師
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「あまり猶予もないかもしれないし、依頼…カタストロフに関わる話をさせてもらう」
 いきなり物騒な単語が出てきて様々な反応を示す猟兵達をよそに、泉・星流(人間のマジックナイト・f11303)は箒を振るって魔法陣を描くと…東方…サムライエンパイアを思わせる街並みが映し出された。
「『百鬼夜行』って知ってる?…意味合いは諸説あるけど、共通して様々な妖怪が夜に行列を成して歩く様を言っていて、カクリヨファンタズムにも百鬼夜行は存在してて共通しているんだけど…」
 夜祭の行事であったり、村や町を渡り歩いて興行をしている妖怪達が宣伝の為に行ったり、中には目立ちたがり屋の妖怪が集まって実行したりするなど様々であると説明した。
「この街にも…百鬼夜行が来ているんだけど、この百鬼夜行の妖怪達は街の妖怪に手当たり次第に暴行…というか、戦闘行為に及んでいて、被害はこれだけに留まってないんだ」
 星流は説明を続けた。
「被害を受けて気を失っていた妖怪達が今度は別の妖怪を殴り倒すなどして、その妖怪がまた別の妖怪にと、何者かに取り憑かれたように暴れまわってる感じなんだ」
 ゾンビに噛まれたものがゾンビに…人外の存在でもある妖怪に使うのはなんだが、例えるならそんな感じであった。

「ひとまずみんなはこの街の暴動を押さえてほしい」
 星流の話によると百鬼夜行の妖怪達も含めて、妖怪達は骸魂に身体を乗っ取られ操られているらしい。
 今のところ被害はこの街の中だけに留まっているが、これが拡大していったらとても手に負えるものではないだろう。

「実際…最初に予知をしようとしたとき、『今日もどこかでカタストロフ』…というぐらいのビジョンが見えるぐらい、この世界ではこんな事件が頻繁に起こってるみたいだからね…」
 星流は頭を押さえながら言うのだった。





第2章 集団戦 『ミイラ青鬼』

POW ●必殺・埋葬落とし!
【手元に引き寄せる包帯】が命中した対象に対し、高威力高命中の【パイルドライバー】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD ●あたしとタイマンで勝負しな!
【互いの腕を繋ぐ1mの包帯】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
WIZ ●てめぇもミイラにしてやるぜ!
【頭部を封じる包帯】【腕と上半身を封じる包帯】【腰から下を封じる包帯】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猟兵達が暴徒と化した妖怪達をあらかた鎮圧し終わる頃の事だった。

「そろそろアタシらも暴れまわろうかと思って来てみたんだけど…」
「へえ…アンタ達なかなかやるじゃない…」
 全身を包帯で覆った…どこか気風の良さを感じさせる女性の青鬼の集団が姿を見せ、暴徒鎮圧された街の状況を見ながら言った。

「アンタ達…なかなか強いみたいじゃない、だったら今度はアタシ達と遊んでくれないかい?」
 青鬼娘の集団は猟兵達へと襲い掛かった。


(「ミイラ」の骸魂に飲み込まれた、鬼の女性達が相手です…基本的に彼女達は一対一での殴り合いを好む為に横槍や乱入などはしません、個の実力においても猟兵達に匹敵するものがあります)
 
玉ノ井・狐狛
※アドリブ/連携/技能解釈お任せ

なかなか威勢のイイ連中じゃねえか
アンタらの好みに乗ってやらァ(タイマンを受ける)

狙いは最後の瞬間だ。だから初手の包帯は避けない
まァ、身動きが完全に封じられるのも困る。片腕を拘束されるくらいに誘導する(相手の意図はそれでも達成できるだろうしな)

さて。投げ技ってのには、絶対に外せない要点がある
簡単に言やァ、威力を相手の身体に的確に叩き込むために、「タイミングや当てかたに工夫が要る」

コイツは喧嘩慣れしてるから、そのへんは完璧だろうが……だからこそ、タイミングを読みやすい

動作からインパクトの瞬間を見切りUC使用
威力をお返しする

ご自慢の大技、手前ぇで食らっても効くだろう?


「なかなか威勢のイイ連中じゃねえか…アンタらの好みに乗ってやらァ!!」
 ミイラ青鬼の挑発?に真っ先に答えたのが玉ノ井・狐狛(代理賭博師・f20972)だった。
「よーし…じゃあアタイが相手をしてやるぜっ!!」
 …と、ミイラ青鬼の一人が狐狛へと向かい、残りのミイラ青鬼は二人の対決を囃し立てるのだった。

 狐狛とミイラ青鬼の勝負はやや狐狛が押されている…ように見えたが、ミイラ青鬼の攻撃は狐狛にはまともに通っておらず、ほぼほぼ紙一重で見切られ、かわされるか
威力を削がれていた。
「どうした?…こんなものか?」
 傍目…とはいえ、劣勢なはずの狐狛の言葉にミイラ青鬼は激高して…
「それならこれはどうだいっ!!」
 ミイラ青鬼は腕に巻き付いた包帯を放ち狐狛の腕を捕らえ手元へ引き寄せパイルドライバーをしかけようとしたが、これも狐狛の狙いだった。

 投げ技には絶対に外せない要点があり、威力を相手の身体に的確に叩き込むために、「タイミングや当てかたに工夫が要る」

「アンタは喧嘩慣れしてるから、そのへんは完璧だろうが……だからこそ、タイミングを読みやすい」
 狐狛は『余計に回る陰陽魚(ルーレット・レボリューション)』を発動、本来なら狐狛に向かうべきダメージがミイラ青鬼へと向かった。

「ご自慢の大技、手前ぇで食らっても効くだろう?」
 狐狛の前には攻撃を放ったはずのミイラ青鬼が伸びていた。

 狐狛は他のミイラ青鬼へと向き直ると…
「まだまだアタシは戦えるぜ…次は誰が相手をしてくれるんだい?」
 狐狛は不敵な笑みをミイラ青鬼達へ向けるのだった。
大成功 🔵🔵🔵

シホ・エーデルワイス(サポート)
助太刀します!


人柄

普段は物静かで儚げな雰囲気ですが
戦闘時は仲間が活躍しやすい様
積極的に支援します


心情

仲間と力を合わせる事で
どんな困難にも乗り越えられると信じています


基本行動

味方や救助対象が危険に晒されたら身の危険を顧みず庇い
疲労を気にせず治療します

一見自殺行為に見える事もあるかもしれませんが
誰も悲しませたくないと思っており
UCや技能を駆使して生き残ろうとします

またUC【贖罪】により楽には死ねません

ですが
心配させない様
苦しくても明るく振る舞います


戦闘

味方がいれば回復と支援に専念します
攻撃は主に聖銃二丁を使用


戦後
オブリビオンに憎悪等は感じず
悪逆非道な敵でも倒したら
命を頂いた事に弔いの祈りを捧げます


スピネル・クローバルド(サポート)
『お姉ちゃんに任せておいてね♪』
 妖狐のクレリック×アーチャーの女の子です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、兄弟姉妹には「優しい(私、~君、ね、よ、なの、なの?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は温厚で人に対して友好的な態度をとります。
滅多に怒る事はなく、穏やかです。
怖そうな敵にも、勇気を持って果敢に挑む一面もあります。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


 ミイラ青鬼達は狐狛の周囲にいる者の他は、自分も戦いたいと相手を探して街の中へと散開して彷徨していた。
 そして街中を彷徨していたミイラ青鬼二人の前に二人の猟兵…スピネル・クローバルド(家族想いな女の子・f07667)とシホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)が立ちはだかった。

「これ以上は暴れさせないんだからっ!!」
「私も助太刀します…これ以上の横行は許しませんっ!!」

 対するミイラ青鬼達は…
「面白いじゃないか…ちょうどこっちも二人だ…相手してやるよ…」
 …と、二人のミイラ青鬼が進み出た。
    
 戦闘が始まると同時にミイラ青鬼は二人に対して包帯を放って身動きを封じようとしてきたが、二人は包帯の動きを見切り、スピネルは『聖樹の大弓』で包帯を射抜いて地に縫い付け、シホは素早く動いて残像を残し…『聖銃・ピア(Pea)_甲WS』&『聖銃・トリップ(Tulip)_αSP』の二丁拳銃で反撃した。

 その後、一進一退の攻防が続いたが、スピネルは戦闘の流れを変えようとユーベルコード『森葉静隠(ハーミット・イン・フォレスト)』を発動させ、周囲に木の葉を降らせて自分とシホの姿を覆い隠した。
「くっ…目くらましかっ!!」
 それに対してシホはこれに乗じてユーベルコード『【華霞】儚きエーデルワイスの嵐(ハナカスミ・ハカナキエーデルワイスノアラシ)』を発動させ、スピネルの木の葉に紛れさせ、自身の装備を銀色に輝くエーデルワイスの花びらに変えて放った。
「さぁ、狩りの時間ですよ」
「援護します!」
 ミイラ青鬼二人は周囲を舞う木の葉に視界を封じられ、エーデルワイスの花びらの攻撃により反撃はおろか行動も制限されたところに、スピネルの大弓による攻撃と一方的にやられるだけだった。
 そして木の葉とエーデルワイスの花びらが消えた後には、スピネルとシホ…地に倒れたミイラの骸魂から解放された『青鬼の娘』二人の姿があった。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

シホ・エーデルワイス
アドリブ&味方と連携歓迎
【使用技能はお任せ】


あともう一息ね
先の手合わせで大まかな動きは把握しましたから
できれば優しく解放したいです


『聖笄』で透明になり
物音を立てないよう注意しながら青鬼さん達に近づき
【祓符】を貼って骸魂から解放する

透明状態を過信せず常時警戒
攻撃されたら第六感と聞き耳で見切り回避しつつ
手近にある桶などの器物を包帯に当て
できた隙を逃さず符を貼ります

気付かれても透明状態は解除しません
見えない相手を正確に狙う事は難しいでしょう


戦後

救助した青鬼さん達は【救園】へ保護します
もし骸魂から解放した事で全身を覆う包帯が無くなるなら
【救園】内の毛布で覆います

破損した器物は『聖紗』で修復しておきます


「あともう一息ね」
 スピネルと別れたシホは『聖笄』の力を使い透明になり、街を彷徨するミイラ青鬼を探していた。
『先の手合わせで大まかな動きは把握しましたから、できれば優しく解放したいです』
 そんな事を考えていたところにミイラ青鬼の姿が目に映った。

 そのミイラ青鬼にシホは物音を立てないように静かに注意深く近づいて…
『燦……力を借してください』
 そんな言葉を心の内で呟き、『【祓符】魔を討ち祓う聖なる護符(フツフ・マヲウチハラウセイナルゴフ)』で破邪の護符を作り出しミイラ青鬼に貼り付けると…
『ガクッ…』
 文字通り憑き物が落ち…力なくその場に倒れそうになった青鬼の娘の体をシホは抱き止め次の行動に移ろうとしたとき…

「おいっ…どうしたんだっ!?」
 別の2~3人ほどのミイラ青鬼がその場に現れた。
「アイツ…骸魂が抜けてやがるっ!!」
「誰かにやられたのかっ!!」
 警戒心強まるミイラ青鬼達の様子にシホは近くに転がっていた石を掴み、あらぬ方向へと投げた。

『コンッ!!』

 その音にそちらを向いたミイラ青鬼達の隙をついて一気に近づいて、通り過ぎざまにミイラ青鬼の一人に『破邪の護符』を貼ってミイラの骸魂から解放した。

「くっ…何かいやがるっ!!」
 姿を消しているシホの存在に気付いたミイラ青鬼は広範囲に包帯を放つが、姿を消消しているシホに当てる事は容易ではなく、そのシホも第六感と聞き耳で見切って回避しながらミイラ青鬼へと近づいて…また一人解放…

 残ったミイラ青鬼がその瞬間に気付いていて、かなり正確にシホの位置を捉えて包帯を放ってきたが、足元に転がっていた竹箒に巻き付かせると同時に一気に接近し、残ったミイラ青鬼も解放した。
 
 その後、ミイラの骸魂から解放されたミイラ青鬼達は『【救園】救いが必要な人の迷い家(キュウエン・スクイガヒツヨウナヒトノマヨヒガ)』を使用して、その中へと保護した。
 なお、ミイラのような容姿はミイラの骸魂にとり憑かれていたせいで、身を包んでいた包帯は無くなったものの、衣服についてはシホが懸念していたような事はなかった。
大成功 🔵🔵🔵