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幼女と遊ぼう~美人のお迎えもあるよ(ただし時蜘蛛)

#アックス&ウィザーズ #戦後 #群竜大陸

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 群竜大陸、時蜘蛛の谷。
 その谷底に潜む『リザ・トレゾア』と『ハート・ロバー』たちは先の戦役から生き延びて、ここに潜伏していたのだ。

「ぐっ、くぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」
「だ、大丈夫ですか? リザ様?」
 苦悶の声をあげるリザ・トレゾアに駆け寄るハート・ロバーたち。
「やっぱり時蜘蛛の力を取り込むなんて無茶だったのよ」
「でもこうでもしなきゃ、猟兵たちの攻撃を突破できないってリザ様言ってたじゃない」
 苦しむリザの背中を撫でながら、ハート・ロバーたちが口々に意見を言う。

 元々は研究肌のリザ・トレゾアと気まま暮らしのハート・ロバーたち。この2種に共通するのは、『楽しいことなら戦いでも何でも嗜むが、命の危険だけはノーサンキュー』という信条だ。そこで彼女らは群竜大陸を捨てて新天地で生きることを決意した。
 時蜘蛛の谷に潜み、力を蓄え……。

「ぐ、う、あ、あ、ああああああああああ!!」
「きゃー?!」
 リザ・トレゾアが絶叫し、側にいたハート・ロバーたちが吹っ飛ぶ。
「り、リザ様!?」
「いえ、見て! あのお姿! リザ様、やったのですね!」
 手足が増え、糸を作り出す力を得たリザ・トレゾアの姿に、ハート・ロバーたちはハイタッチしながら喜び合う。
「貴女たち、待たせたわね」
「きゃー! カッコいいー!」
 リザ・トレゾアの言葉にハート・ロバーたちから黄色い声が飛ぶ。
「ええ、この力さえあれば……私はこの谷で唯一の絶世の美女になれる!」
「……はい?」
 急にトーンダウンするハート・ロバーたち。なんだか思ってたのと違う雰囲気だ。これはもしや……ありがちな暴走?
 ハート・ロバーたちがこっそりリザ・トレゾアをチェックする。
(あっ、ナルってる)
(コレ、ヤバいやつだよ)
(どうする? 逃げる?)
 ひそひそ今後の身の振り方を相談するハート・ロバーたち。
「何をごちゃごちゃ言ってるの! さっさと私の美の養分になれー!!」
「きゃー?!」
「いやー!!」
「なんでー!?」
 繰り出されるリザ・トレゾアの蜘蛛糸乱舞にハート・ロバーたちは皆幼児化してしまったのでした。


「がうー、大変だよー。また時蜘蛛の谷が大変だよー」
 アルファ・オメガ(もふもふペット・f03963)がとてとてグリモアベースに駆け込んできた。どうやらなんか予知(み)えたらしい。
「あ、違う違う。まずは……皆、帝竜戦役おつかれさま。完全勝利おめでとう!」
 群竜大陸に居た帝竜たちは見事猟兵たちに討ち取られた。帝竜戦役は猟兵たちの勝利で幕を閉じたのだ……が、大陸に存在していたオブリビオンがすべて駆逐されたわけではない。
「それでね、その一部が時蜘蛛の谷に逃げ込んでいたんだ」
 そのオブリビオンとは、リザ・トレゾアとハート・ロバー。
 どうやら、リザ・トレゾアが時蜘蛛の力を取り込んで、その力で群竜大陸を脱出するつもりだったらしい。
「でも、リザ・トレゾアは逆に時蜘蛛の力に飲み込まれちゃったんだ」
 今のリザ・トレゾアは、魂と魔法を研究する魔法使いではなく、美と時を探求する女郎蜘蛛である。
「このまま谷から出てきたら大変なことになる。今のうちに倒して欲しいんだ」


「時蜘蛛になったリザ・トレゾアは今、谷底で巣作りの最中だよ」
 ただ、谷底は深く、正確な位置は判明していない。
「ちなみに、無差別上から何か投げつけ爆撃は通じないっぽい」
 というのは、上から降ってきたものを防ぐ時蜘蛛の糸で守られているからだ。
「つまり、場所を特定したとしても皆もこの糸の壁に阻まれちゃうんだ」
 なので、この糸の壁を突破するには、入る資格のある者に連れて行ってもらうしかない!
「ずばり、ハート・ロバーたちだよ!」
 ハート・ロバーたちを見つけて彼女らに連れて行ってもらうしかないのだ。

 ――しかし、敵であるハート・ロバーたちが案内してくれるのか?

 その疑問に答えるようにアルファはこくりと頷く。
「今、ハート・ロバーたちはお外で遊んでるんだ」
 『ん?』と首を傾げる猟兵。アルファが話を続ける。
「幼児化された影響でリザ・トレゾアに集ってたら、『研究の邪魔になるからお外で遊んでなさい』って言われたみたいだね!」
 なので、言いつけ通りに糸の壁の外で遊んでいるらしい。
 無邪気か。いや、ここまで無邪気なら逆につけこむ隙があるのでは?

 そう、仲良くなるのだ!!

「とはいえ、見ず知らずの猟兵を見たら、きっと怖がると思うので」
 そこは工夫して警戒心を解いてあげてほしい。猟兵と遊ぶと楽しそうだ、と思わせたらこっちの勝ちである。その後はいっぱい遊んであげてほしい。
 すっかり打ち解けるほどに仲良くなったら、ハート・ロバーもおうち=リザ・トレゾアの居場所へ連れていってくれるだろう。
「あとはリザ・トレゾアを倒すだけだよー」


「作戦をまとめるねー」
 まずは時蜘蛛の谷に赴き、ハート・ロバーたちが遊んでいそうな場所を探してほしい。
 ハート・ロバーたちを見つけたら、警戒心を解いてからいっぱい遊ぶ。
 彼女たちが満足するまで遊び倒したら、リザ・トレゾアの巣まで連れて行ってもらって、リザ・トレゾアを倒す。

 リザ・トレゾアは今、美と時に関係する事柄を無視できない体質になっている。
「だから、外見とか美人なことを褒めたり、逆に美の対決を挑んだりとかすると乗ってくるよー」
 戦いそっちのけで。ちなみに美の対決を挑んだ場合、ユーベルコードの戦闘では無く、美の対決で勝敗が付く。なお、リザ・トレゾアが負けると心が折れて、体育座りでいじけ出す。
「あと、ハート・ロバーの好感度が高いと、リザと戦う時に援護してくれるよ」
 石投げたりナイフ投げたり。『遊んでくれないリザ様なんかきらいですぅー!』とか精神攻撃もしてくれる。この辺、精神性が小学生並みなのでうまく利用してもいい。
 まあ、リザ・トレゾアに時を奪われている関係で、彼女が死ぬと一緒に骸の海に帰っちゃうんだけど。

「長くなったけど、全体的にはこんな感じだよ。皆、よろしくね!」
 そう言ってアルファはぺこっと頭を下げるのでした。


るちる
 こんにちはとかこんばんは、るちるです。
 帝竜戦役お疲れさまでした。久しぶりに戦後シナリオに興が乗ったのでさくっと参ります。
 なお、オープニングの残念さから感じ取って頂けると嬉しいのですが、当シナリオのリプレイはギャグ・ネタ寄りの全力コメディ風味でお届けします。

 シナリオの補足です。
 1章は冒険です。時蜘蛛の谷に訪れ、幼児化したハート・ロバーたちが遊んでいそうな場所を探してください。詳細はOP承認後に補足します。
 2章はハート・ロバーたちと遊んであげて、こちらの味方につけましょう。詳細は2章開始時に補足します。
 最後に3章、リザ・トレゾアを倒してください。こちらも状況は3章開始後に補足します。

 ハート・ロバーたちは幼児化している関係で戦闘力ほぼ皆無。精神性は小学生並み。好奇心旺盛なお転婆女の子になっています。
 リザ・トレゾアは時蜘蛛化した影響で、美と時のことしか興味ありません。周りにいる幼児以外の生物は、時を食って美容の栄養にするのが趣味です。そこを突いて美とか時とかのネタで押し通せば、道理が引っ込み、勢いで倒せます。

 ま、あれですよ、大事なのはネタとギャグと勢い!
 ちなみに2章~3章は戦闘パートなので、普通に戦ってもらっても問題ありません。あっさり終わりますけども。

 プレイングでは公序良俗を守る。他の人に迷惑をかけない。に気をつけてください。
 その上で今回もマイナールールを試してみたいと思います。

 ◆敵オブリビオンがリプレイ執筆完了時点(章単位)で、MSである『るちるの制御下に無い』状態が見込まれるプレについては、採用しません。

 制御下に無いっていうのは、るちるが自由に動かせない状態であるとか、リプレイ終了後も関係が続いている状態を指します。
 逆に言えば、制御を最終的にこちらに返してくれるなら、リプレイの中では何をやってもOKです。アブナイ描写は表現を落として大丈夫なレベルにして書きます。

 良識の範囲でやっていれば無茶振りプレだったとしても、全然ひっかからない部分だと思います。

 それではご参加お待ちしていまーす!
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第1章 冒険 『群竜大陸の探索』

POW   :    地道に歩き回って情報を集めたり、あえて危険な場所に踏み込んで捜索する

SPD   :    潜伏するオブリビオンの痕跡を見つけ出し、隠れ場所を突き止める

WIZ   :    オブリビオンの行動を予測して網をはったり、偽情報で誘き出したりする

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 時蜘蛛の谷に訪れた猟兵たち。
 目の前には深い谷が続いている。この谷底のどこかに『リザ・トレゾア』がいるわけなのだが、まずは道先案内人である『ハート・ロバー』を探さなければ。

 目につくのは、谷の上にある平原、大小の岩が集まった岩山、谷底に続く谷壁、時折間欠泉が吹き上げる小さな温泉、そして背の低い木々と草が生い茂った茂み。
 これらのどこかにハート・ロバーがいる。
 どこにいるかを推理して、ないしは足を使って探すのがファーストミッションである。

※この章ではハート・ロバーを発見するまでのパートになります。
神坂・露
結構広い谷ね。どこにいるのかしら~♪
見渡して耳を澄ましたけどここには居ないみたい。
えっとえっと。どうやって探そうかしら。
…確か。その人の好きそうな場所を想像して探す…。
だったかしら。親友の受け売りなんだけれど~♪
「子供が好きそうな場所ってどこなのかしら?」
よくわからないから適当にウロウロとしているわ。
谷を歩くのって初めての経験だし。楽しいわ。
足跡とか声が聞こえたらこっちのものなんだけど…。
地面の足跡を発見するために下向いて歩いて。
楽しそうな声を聞き逃さないよう耳を澄ます。

とりあえず会った後のことも考えておこうかしら。
「…見つけたら勿論、遊びましょ? …ってゆーでしょ」
それからは…なにしよー。




 時蜘蛛の谷に足を踏み入れた神坂・露(親友まっしぐら仔犬娘・f19223)はまず谷全体を見渡してみる。
(結構広い谷ね。どこにいるのかしら~♪)
 幼児化したハート・ロバーはどこにいるのやら?
 今度は、目を閉じて耳を澄ませてみる露。聞こえる音は風の声のみ。目を閉じたことで鋭敏になった足の裏の感覚、それに伝えてくる振動にも違和感は感じない。
(ここには居ないみたい)
 どうやら、近辺には何もいないようだ。

 さて、こまった。

(えっとえっと。どうやって探そうかしら)
 うーん、うーん、と悩む露。悩んでー悩んでー……ふと思い出したのは親友の言葉。
(……確か。その人の好きそうな場所を想像して探す……だったかしら)
 ピーン、と仔犬の耳が立つシーンをご想像下さい。そんな感じで直感に来た露は早速実践する。『親友の受け売りなんだけれど~♪』と親友大好きぱわー全開である。
「子供が好きそうな場所ってどこなのかしら?」
 この谷で言うのなら。視界の中に入ってきたのは、岩山、それから茂み。どちらも遊ぶのには適していそうだが。
 でも、よくわからないので適当にウロウロしてみることにする露。

 平坦な大地のすぐ横を深い谷が走っている光景は露にとって新鮮なものらしい。
(谷を歩くのって楽しいわ)
 時折、谷底を覗いてみたり。結構深い。落ちると大変そうだけど……そういえば谷からあがってくるには壁を這いあがってくるしかないのだろうか?
 そう思いながら見ていると、ふと耳に届く小さな声。どうやら谷の亀裂に沿って流れる風に乗ってきた……これは子供の声。
(こっちね)
 谷に沿うようにして移動する露。徐々に大きくなる楽しそうな声。それは少し行った先の、岩山から聞こえてきているようだった。
(とりあえず会った後のことも考えておこうかしら)
 何と言うか。第一声が大切だ。
 目的の岩山にそーっと忍び足で近付く露。…………いた。

 小さくなったハート・ロバーたちが大小の岩を飛び回って遊んでいる。
 そのひとりが露に気付く。
「おねーちゃんだーれ?」
 仲間の声にハート・ロバーたち全員が警戒する。

 しかし、露の中で対策は既にバッチリだ!

 普段の柔らかい笑みもそのままにハート・ロバーたちに声をかける。
「遊びましょ?」
 露のゆるふわっとした雰囲気に、ハート・ロバーたちも少し警戒心を解いたようで。顔を見合わせて『どうしよう?』と相談している。どちらかというと、露が怖いというより、『知らない人と遊んでいいのかな?』という感じ。
 でも最後は好奇心に負けた。

 ててててーっと露の側に寄ってくるハート・ロバーたち。
(それからは……なにしよー)
 ここから先はまだ決まってないのだった。
 興味深そうにじーっと見つめてくるハート・ロバーたちの目を見つめ返しながら、露は『なにして遊ぼうかな~♪』と色々考えまくるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

十文字・真
【心情】十字神(クロス・ゴッド)降臨せり!くくく…この神(ゴッド)が来たからには遊戯を嗜む子羊達を探しだし奥に潜みし蜘蛛となりし女神(ビーナス)、リザ嬢と邂逅してみせよう!くくく…儀式の時は近い…ゆくぞ!…どんな美人かなぁ楽しみだぜ…(最後だけ素になる)

【作戦】
ふむ…子羊達が戯れる所…背の低い木々の場所にいると見たぞ。この神(ゴッド)の推理に間違いはない!
(こっから素)子供って登れる木とかあるとそこに行っちゃう気がするんだよな…
(こっから十字神)では行くぞ!天使よ!我をあの森へ連れていくのだ!!(絡み・アドリブOK)




 その猟兵は空中に転送されてきた。その状況に驚くでもなく華麗に着地……否、その姿はまさに。
「十字神(クロス・ゴッド)降臨せり!」
 『その場に在り』とあまねく告げる十文字・真(十字神(クロス・ゴッド)・f25150)は文字通り、この地に降り立ったのだ。
「……くくく、この神(ゴッド)が来たからには」
 腕を組み、手を顔にかざしながら、十字神は告げる。
「遊戯を嗜む子羊達を探しだし奥に潜みし蜘蛛となりし女神(ビーナス)、リザ嬢と邂逅してみせよう!」
 くわっと目を見開き、ひと呼吸の宣託である。十字神の口元から零れる笑い。

 そうだ、儀式の時は近い……!

「くくく……ゆくぞ! ……いやあ、どんな美人かなぁ楽しみだぜ……」
 おっと。漏れてる、素が漏れてますよ、十字神!!

 さておき。

 十字神は辺りを見渡す。この地は先まで竜に支配されし神の加護無き場。
「流石の我とて、一瞥で見通すは無理があるか」(訳:土地勘が無いので簡単にゃ見つからないよなあ)
 ならば、全知で以て探るしかあるまい。
「ふむ……子羊達が戯れる所……背の低い木々の場所にいると見たぞ」(訳:子供って登れる木とかあるとそこに行っちゃう気がするんだよな……)
 ましてやハート・ロバーは好奇心旺盛だし、小さくてもオブリビオンだし。
 ならばユーベルコード【天使騎乗(エンジェルライド)】発動である。召喚に応じた、『羽を生やした美しい女性の天使』に騎乗する十字神。
「では行くぞ! 天使よ! 我をあの森へ連れていくのだ!!」
 目標は遠く前方に見える森。
「この神(ゴッド)の推理に間違いはない!」

 かくして十字神は森へ。再び降臨の時である!
「ねーねー、あれなーにー?」
「あっ、てんしさまー?」
「くくく……天使は我が僕(しもべ)。我こそが十字神(クロス・ゴッド)である!」
 何故か巻き起こる歓声。
「くくく……子羊達よ! さあ、我が元へ来るのだ……!」
 そう言って森へ降りた十字神は、大人気だったそうです。

成功 🔵​🔵​🔴​

ギャレット・ディマージオ(サポート)
●設定等
ダークセイヴァー出身の冷静沈着な黒騎士です。
かつてオブリビオンに滅ぼされた都市で自分一人だけ生き残ってしまった過去を悔いており、人々を守り、被害を防止することを重視して行動します。

●行動方針
⛺冒険では、事態の解決に向けて自分の出来る範囲で全力を尽くして行動します。
負傷する危険性のある行動でもリスクを顧みずに行い、囮になることも辞さない構えです。

「絶望の福音」での先を見据えての行動や、「無敵城塞」での防御を固めての力押し、黒剣を変形させての工作等を得意とします。

他は全てお任せします。
別の猟兵との交流や連携等も自由に行ってください。
どうぞよろしくお願いします。


雲母坂・絢瀬(サポート)
ややおっとりめ、マイペース系関西弁女子ね。
臨機応変な柔軟さがモットーなんよ。
身軽さや体捌きを重視する感じやね。
スキルやUCは使い時にはしっかり使うていく方針や。
あと、公序良俗は大事やね。

基本お任せのアドリブ大歓迎でよろしゅうお願いします。




 時蜘蛛の谷。先行した猟兵たちに追いつくようにして転送されてきた二人の猟兵がいた。
 ギャレット・ディマージオ(人間の黒騎士・f02429)と雲母坂・絢瀬(花散る刃・f23235)である。
 たまたま通りかかったところを捕まった(?)二人は、グリモア猟兵からの依頼を引き受けてくれたのだ。
「では、先に相談した通りに」
「せやね。手分けして」
 予知によれば、遭遇するオブリビオンはハート・ロバーとリザ・トレゾアのみ。リザ・トレゾアが引きこもっているのなら、残っているのは幼児化したハート・ロバーだけ。その程度の危険性なら、手数を増やした方が良いとギャレットが提案したのだ。その案に乗っかった絢瀬は臨機応変な柔軟さが売り。その二人が組めば捜索範囲も広がるというものだ。

「うち、こっち見てくるわ」
 谷底に続く谷壁を蹴って飛び降りていく絢瀬。このような場所なら大柄なギャレットより身軽さを活かせる絢瀬の見せ場である。
 とん、とん、と谷の間を飛び回る絢瀬。しかし、ハート・ロバーはおろか生き物の気配がほぼ無い。
 谷壁に偶然出っ張っていた岩場に着地する絢瀬。
「ん~~」
 落ちないように注意しながら下を見下ろす。この先にはいなさそうだ。そしてここまで見てきた範囲にも。
(いっかい、戻ろか)
 脚に力を籠めて再度飛び上がる絢瀬。谷壁を蹴って谷の上にある平原を目指す。

 一方、ギャレットは愚直に平原を歩き回って捜索である。視界も移動も遮るものがないだだっ広い平原。そこを捜索するのは特に難しいことではなく、体力勝負でどうにかなるレベルだ。
 ひとつ難点を言うのなら。時折、野生のドラゴンが上空を飛んでいくことだろうか。
 ギャレットの捜索中、一度ドラゴンが上空から急降下してきた。その気配を察知したギャレットは攻撃を回避し、ドラゴンが飛び上がるまでの隙に怪力で以て剣で斬りつける。その一撃で一刀両断されるドラゴン。
 以降、襲ってくる気配はないが、以前空をドラゴンが飛んでいる。
「このような場所では……遊ぶには危険か」
 この平原で幼児化したハート・ロバーたちが遊んでいたら、格好の餌食であろう。
 その結論に至り、捜索を中止したギャレットもまた、絢瀬と合流すべく踵を返す。

 合流した絢瀬とギャレット。
 事前の相談で出ていた、ハート・ロバーが居そうな場所はあとひとつ。
「温泉、やろか?」
「うむ、行ってみるとしよう」

 二人の目的地は、時折間欠泉が吹き上げる小さな温泉。その場へ近付いてきたところで一度足を止める。
「「……」」
 無言で頷き合い、絢瀬が先行する。幼児化したハート・ロバーへの、見た目のファーストインプレッションを考えるなら、女性の絢瀬のみのほうが良いと判断したからだ。

 そんなわけでギャレット、絢瀬の反応を待つことしばし……。

「ギャレットさん、見つけたで」
 温泉のほうから絢瀬の声が聞こえてくる。その声に大丈夫そうだと判断したギャレットが温泉に近づいていくと。
 そこにはハート・ロバーたちに囲まれている絢瀬がいた。
「おぉ、やったな」
「無事確保や」
 抱きついているハート・ロバーの頭を撫でながら絢瀬が笑う。

 ――あとはこの情報を他の猟兵たちにフィードバック、そして共有すれば。

 ギャレットの視線に絢瀬が頷きを返すのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『ハート・ロバー』

POW   :    こんなに近いとハートがドキドキするね
【心臓を抉るナイフ】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD   :    アナタに一目惚れしたの!
【告白】が命中した対象を爆破し、更に互いを【運命の赤い糸】で繋ぐ。
WIZ   :    アタシとイイコトしない?
【興味】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【ハートマーク】から、高命中力の【キューピッドの矢】を飛ばす。

イラスト:透人

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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 無事、最初の目的である『ハート・ロバー』たちを発見した猟兵たち。

「ねぇねぇ、何して遊ぶ? 何して遊ぶ?!」
「おいかけっこ? かくれんぼ?」
「ナイフは危ないってリザ様言ってたけど、見せてほしいなら見せるよ?」
 猟兵たちの周りにわらわらっと集まってきて見上げるハート・ロバーたち。好奇心旺盛なおてんば娘たちの集まりらしい。

 正直なところ、案内だけでもしてくれないかなーと話を切り出したのだが、彼女たちの好奇心は『遊ぶこと』に振りきっていった。
 これはもう、おやつの時間(15時)まで遊び倒すしかない(いま、13時くらい)

 場所は木々が生い茂っている森、大小の岩が集まっている岩山地帯、温泉でのんびり遊んでもいいかもしれない。
 それからハート・ロバーたちも曲がりなりにもオブリビオン。幼児化していても戦うことは可能だ。模擬戦のようなことを言い出せば乗って来るだろう。

 あと。ハート・ロバーたちが遊んでいた側には何故か『時の蜘蛛糸』が落ちていた。これに触れることにより、一緒に幼児化して遊んでもいい。

 そんなわけで、幼女と遊ぼう。

※プレイング捕捉
 基本的にハート・ロバーたちはPOW・SPD・WIZによる反撃はしてきません。そのため、遊び倒すことで🔵ゲットの形になります。
 なお、模擬戦の場合は、威力が弱まったユーベルコードを使用してきます。幼児化して一緒にケンカしてもいいです(こちらでも遊びと同じように🔵ゲットになります)
 時の蜘蛛糸に触れて幼児化した場合、この章のみと3章も継続と、3章開始時に選択することができます。
十文字・真
【心情】くくく…よもや小さいとはいえ、ここまでたくさんの少女に群がれるという経験はないかもしれぬな…(素:やべぇ…俺モテてる…子供とはいえめっちゃモテてる…!)ふむぅ…この神との遊戯を所望か…よかろう!戯れを楽しもうではないか!

【行動】それでは神の遊戯を始めよう…一人は捕獲者(ハンター)となりその他は狩られる獲物…捕まった獲物は狩られてしまい、なんと捕獲者の仲間になってしまうのだ!どうだ…存分に楽しめるだろう!最後まで残った者が勝者だ!では始めようではないか!(要は鬼が増える形式の鬼ごっこである。)ふはは…我はそう簡単には捕まらぬぞ!(ここから素)…みんな元気だなぁ…やべえ俺捕まりそう…




 天使と共に森へ現れた十文字・真(十字神(クロス・ゴッド)・f25150)。その様子を見上げる幼児化した『ハート・ロバー』ことちびロバーたちの目はきらきらしていた。
 そして神は地に降り立つ。遠巻きにしていたちびロバーたちがわらわらーっと駆け寄ってくる!
 その様子を一瞥した後、神は腕を組んで目を閉じる。
「くくく……よもや小さいとはいえ、ここまでたくさんの少女に群がれるという経験はないかもしれぬな……」
(やべぇ……俺モテてる……子供とはいえめっちゃモテてる……!)

 このギャップを表に出さないのが神の神たる所以である(厨二パワー)。

「あそぼー! あそぼー!」
 そんな神の立ち居振る舞いもお気に召したのか、ちびロバーたちが左右から服の裾を引っ張る。これ、引っ張ってはいけません。
「ふむぅ……この神との遊戯を所望か……」
 しかし、神は寛大である。直後、ばさっと服をたなびかせて宣言する十字神。
「よかろう! 戯れを楽しもうではないか!」
 許可が下りました。


 で、何で遊ぶかというお話です。
「それでは神の遊戯を始めよう……」
 神の神託(遊びの説明)にちびロバーたちは興味津々!
「一人は捕獲者(ハンター)となり、その他は狩られる獲物……。捕まった獲物は狩られてしまい、なんと捕獲者の仲間になってしまうのだ!」
 要約しますと、鬼が増える形式の鬼ごっこである、とのことです。
「最後まで残った者が勝者だ! どうだ……存分に楽しめるだろう!」
 神の声にちびロバーたちがきゃっきゃ騒ぎ出す。手ごたえは十分、やる気ばっちりである。
「では始めようではないか!」
 神の一声で、その遊戯は開始されたのである! なお、神の慈悲により、天使とか高速移動手段は使わない方向である。十字神、優しい。

 鬼のちびロバーを残して、開始の合図とともに一斉に散開する神とちびロバーたち。
「ふはは……我はそう簡単には捕まらぬぞ!」
 特殊な能力など使わなくても、幼児と神(通常)では身体能力の差が激しい。
 しかし、同じ身体能力のちびロバーたちがどんどん捕まってどんどん鬼になっていく。なお、遊びの最中の子供体力は底なしである。どこから出てくるんだあの体力。
(みんな元気だなぁ……)
 序盤はきゃっきゃ言いながら遊んでいるちびロバーたちを超余裕で見守っていた真であるが、徐々に鬼が増えていくのは当然のこと。そして真を狙うちびロバーたちが増える。余裕だった走り方が徐々に真剣になっていく!
(やべえ俺捕まりそう……!)
 最後は素で必死に逃げる真に、四方八方からちびロバーたちが襲い掛かるはちゃめちゃな展開になりましたとさ♪

大成功 🔵​🔵​🔵​

リッパー・アインツェルカンプ(サポート)
 ウォーマシンのシーフ×剣豪、17歳の男です。
普段は楽天家で明るいムードメーカー的な言動ですが、ベルセルクトリガー使用時には冷徹な殺戮マシンのような言動になります。目標を殺害するまでは止まりません。
 普段の口調は「チャラい(オレ、キミ、ぜ、だぜ、じゃん、じゃねぇの?)」、ベルセルクトリガー使用時には「機械的(自分の名前、呼び捨て、言い捨て)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


阿紫花・スミコ(サポート)
アルダワ魔法学園の生徒。暗い過去を持ちつつも性格は明るい。自信家で挑発的な一面がある。力があれば何をしてもいいというようなダークセイバーの領主達を心底嫌っている。機械系に強く様々な世界の機械知識を広く持ち自作ガジェットの研究・開発を行っている。

からくり人形「ダグザ」:巨大な棍棒で敵を粉砕する。
精霊銃「アヴェンジングフレイム」:黄金に輝くリボルバー。弾丸には炎が宿る。
ワイヤーギア:射出したワイヤーを引っかけ、巻き取りと、蒸気噴出で推進力を得る。

「力があれば何をしてもいいって思ってるんだろう?お前が奪われる立場でも同じことが言えるのかな!」

(エロやグロに巻き込まれなければどんな展開でも大丈夫です)




 わらわらわらーっと集まってきた『ハート・ロバー』こと幼児化したちびロバーたち。ちびロバーたちの前に立っているのは、リッパー・アインツェルカンプ(ウォーマシンのシーフ・f27049)と阿紫花・スミコ(ガジェットガール・f02237)である。
 グリモア猟兵の依頼を受けて探査班の猟兵から引き継いだものの、まさかこんなにいっぱいいるなんて。
「おー、元気いいじゃんキミらー」
 しかし、リッパーあまり気にしておらず。見た目は完全なウォーマシンである彼であるが、その性格はかなり能天気。かなり高い身長のためか、自分の体を登りはじめたちびたちを平然と受け入れるThe・マイペース。
「学園でもここまでのチビたちはいたかどうか」
 きゃっきゃと周りを囲まれて、騒ぐちびロバーたちにスミコは思わず微苦笑。アルダワの学園生活の中で、小さい子もいたけれど、この人数比は先輩後輩のソレでは無く、完全に保育園児たちと保育士さんの図である。

 まあ、遊べとの指示もあったし。
 きゃっきゃと騒ぐちびロバーたちと一緒に一時を過ごすことにするリッパーとスミコでした。


 リッパーの体はもはや遊具のごとく、ちびたちが集まっていた。なんか大人気である。縦にちび3人分くらいだからよじ登り甲斐もあるし。
 楽しいと調子に乗ってくるのがちびというものである。
「メカメカー」
「はっはー、いてぇぞー?」
 さりげなくナイフでがんがんリッパーの体を叩くちびロバー。なお、甘噛みみたいな感じなのでダメージは無い。
「ねぇねぇ、しんぞうねらっていい?」
「ダメに決まってるっしょー?」
 抱き上げたちびロバーが目をキラキラさせながらナイフを握り締めている。でもダメって言われたのでナイフを仕舞うちびロバー。代わりに手で胸の当たりをぺしぺし叩く。

 そして、スーツケースの上に座ったスミコの周りにも、興味津々なちびロバーたちが集まってくる。
「ねぇねぇ、これなにはいってるのー?」
「こら、叩くな。からくり人形だよ。知らないでしょ」
 スーツケースをぺしぺし叩くちびロバーを制するスミコ。ダメって言われるとますます興味が沸くちびロバーたち。
「人形? 人形なの? みせてみせてー!!」
「みせてみせてー!!」
「ああ、もう!」
 スーツケースどころか、スミコにまで集ってきたちびロバーたちをなんとか振り払い、スミコが立ち上がる。
「ホントはこんな使い方するものないんだけど……今日は特別サービスだよ」
 溜息をつきながら立ち上がるスミコ。スーツケースの傍らに立つ彼女の指にはいつの間にか人形を繰るための懸糸が在って。
「ボクの人形に勝てると思うのかい?」
 スミコの指が軽やかに動き、腕の動きに応じて。ケルト神話の神の名を冠した、巨大な棍棒を持つ『からくり人形「ダグザ」』が姿を現わす。
「きゃーー!! かっこいー!!」
「すごーい!!」
 ちびロバーたちも大歓声である。

 そのうち、リッパーの方にいたちびロバーとスミコの方にいたちびロバーが情報交換するようになった。というか、両方気になっていたんだけど。
「あっちのお兄ちゃん、たのしーよー!」
「こっちのお姉ちゃん、やさしーよー!」
 そんなこんなで、ちびロバーたちに大人気だったリッパーとスミコでした!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

三日月・蓮華(サポート)
 賢い動物のウィザード×クレリック、12歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、覚醒時は「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 天才を自称していますが知識は年相応。困った時は賢者の書(難解な字で書かれた分厚い絵付きの本)を取り出して読み解決法を探しますが、時により解決できたりできなかったり。
 敵には勿論自分に危害を加える相手には例えイェーガーでも容赦せず攻撃します。
 無垢ですぐ騙されます。
 頭を撫でられるのが大好きで撫でられるとほにゃほにゃと溶けます。
 甘い物が大好きですが最近は体型を気にするように(でも食べる)。




 グリモア猟兵に言われて、群竜大陸は時蜘蛛の谷に降り立った三日月・蓮華(自称天才ウィザード・f25371)。その場所は、グリモア猟兵より伝えられた幼児化した『ハート・ロバー』ことちびロバーたちがいる場所だ。

 グリモア猟兵がとっても困っている風だったので。
「蓮華にお任せなのです!」
 とグリモアベースから転送されて来たのだが。

 めっちゃちびロバーたちに周りを囲まれていた。ここに来て、まさかのナチュラル身長でちびロバーより小さい人来た。
 そしてちびロバーたちもアックス&ウィザーズではなかなかお目にかかれない二足歩行うさぎさんに興味津々である。
(……敵と聞いて来たんですが!)
 蓮華は今の状況に戸惑う。そう、敵は勿論のこと、自分に危害を加える相手ならば例え猟兵であっても。蓮華は容赦せず攻撃する気概を持つ。

 ……が。
 今、蓮華はちびロバーたちに超もふられていた。ちびロバーたちには敵意も悪意も無く、興味だけがあったので。
「やーん、もふもふー」
「かーわいー!」
「撫でていい? 撫でていい?」
 ちびロバーたちは蓮華をもふもふ、なでもふ。うさぎって意外ともふもふですよねわかります。
「……ほにゃ~」
 頭を撫でられて、ほにゃほにゃっと溶ける蓮華。実は頭を撫でられるのが大好きなのです。ちびロバーたちも自分たちより小さい(身長の話)蓮華に乱暴なことはせず、その手付きはとても優しい。

「あ、おかしあるよー? たべるー?」
「う……」
 ちびロバーたちが手にクッキーとか飴とかを乗せて差し出してくる。甘い物が大好きな蓮華ですが……実は最近体型がけふんけふん。
 一瞬ためらって……でも目が離せず……いやいやダメダメここはがまん、と目を逸らし……でも食べた。

 もぐもぐ、もぐもぐ。

 蓮華とちびロバーたち。彼女たちのほんわかした空間がここにはあったのです。

成功 🔵​🔵​🔴​

神坂・露
うーん。何して遊ぼうかしら。
おいかけっこやかくれんぼも楽しいだろうし~。
石蹴りとかも面白いし…迷っちゃうわ。
そうだ。さっきまで何して遊んでた聞いてみるわ。
「ねえねえ。さっきまで何して遊んでたのかしら?」
あたしが来る前のことを聞いてみるわね。
その続きでもって思ったの。途中で中断させちゃったし。
「じゃあじゃあ。あたしもそれするわ…いーれて♪」
もし飽きて他のことがしたいって言われたら…そうね。
かくれんぼでもしよーかしら。鬼はあたしでも構わないわ。
「あたしが鬼ね! 危なくないところに隠れてねー♪」
数を10数えてから「もう、いいかーい」って確認よ。
さて。どこから探し始めようかしら♪楽しみ~。




 岩山でかくれんぼしていた幼児化した『ハート・ロバー』ことちびロバーたちを見つけて。
「遊びましょ?」
 と、神坂・露(親友まっしぐら仔犬娘・f19223)は声をかける。
「あそぼー! あそぼー!」
 露の周りをぐるぐる回っているちびロバーたちに頷きを返しながら、露はうーん、と唸る。
(何して遊ぼうかしら)
 なかなか決まらないようでして。おいかけっこやかくれんぼも楽しいだろうし、石蹴りとかも面白いし、と思考はあっちからこっちへと大移動中。そのうち迷子になりそうだ。
(……そうだ)
 不意に閃いたアイディア。それはとてもシンプルな。
「ねえねえ。さっきまで何して遊んでたのかしら?」
「んー、かくれんぼ。ここの岩山で隠れて遊んでたの」
 そう言ってちびロバーたちが目の前の岩山を指差す。大小の岩が並び立つここならかくれんぼもばっちり遊べそう。
「じゃあじゃあ。あたしもそれするわ……いーれて♪」
「それじゃあ、おねーちゃんが鬼ね!」
「いいわよ~。危なくないところに隠れてねー♪」
 露の言葉にちびロバーたちがたたたーっと走って逃げていく。
「いーち、にー……」
 後ろを向いて目を隠しながら数を数える露。
「あっち?」
「ううん、こっちがいいよ!」
 とちびロバーたちが和気あいあいとしている雰囲気が背中越しでも伝わってくる。

「……じゅう。もう、いいかーい?」
 数を数え終わった露がちびロバーたちに確認する。しかし、返事は無い。そう、今、声を出すと居場所がばれちゃうから。
 沈黙を回答と受け取って露はくるりと振り返る。ちびロバーたちの姿はもちろん視界に無く。

 かくれんぼの開始である。

「さて。どこから探し始めようかしら♪ 楽しみ~~」
 目立たないように気配を殺しながら岩山に近付いていく露。ちびたちの小さな体は隠れるのに最適らしく、一見するとどこにいるかまったくわからない……けども。
 よーくみると岩の影からちびロバーのピンクの髪がぴょこんと覗いていた。
 それを見つけた露は、忍び足でゆ~っくり近付いて。
「みーつけ……」
「やー!」
 露の手がちびロバーを捕まえる瞬間。その手の中をするりと抜けてダッシュで逃げるちびロバー。しかし、露もすかさずダッシュ&追跡。距離が離れる前にがしっとちびロバーをキャッチした。
「つーかまーえたっ」
「やーん!」
 露がちびロバーを抱え上げる。その手の中でじたばたするも逃げられず。がくっと諦めるちびロバー。
「さ~、次はどこかな~?」
「おねーちゃん、私も鬼するー!」
「お~、じゃあ一緒に見つけよう~!」
 地面に降ろしたちびロバーがしゅたっと手を挙げて宣言。ここに露の力強い味方がひとりできた。
「えーっとねー、あっちー!」
 他の子が行った方向を覚えていたのか、指差すちびロバー。
「わかった~。じゃあそっちからいこ~」
 こうして、露&ちびロバーのペア鬼による挟み撃ちに、他のちびロバーたちがあっさりと捕まっていく。そしてかくれんぼ終了。

「おねーちゃん、次はおいかけっこー!」
「ええ。またあたしが鬼ねー。追いかけるわよ~」
 さあ逃げて。
 露の言葉にちびロバーたちが再び一斉に散らばっていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『リザ・トレゾア』

POW   :    マーベリック・ローズ
自身の装備武器を無数の【様々な毒を持つ薔薇】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    ファントム・バタフライ
【背に大きな蝶翅を持つ姿】に変身し、武器「【スピリットローズ】」の威力増強と、【死を呼ぶ嵐風】によるレベル×5km/hの飛翔能力を得る。
WIZ   :    ファクターコア
「属性」と「自然現象」を合成した現象を発動する。氷の津波、炎の竜巻など。制御が難しく暴走しやすい。

イラスト:和狸56

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は十六夜・巴です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 幼児化した『ハート・ロバー』ことちびロバーたちと存分に遊び倒した猟兵たち。
「あ、おやつの時間! そろそろ帰らなきゃ!」
 ちびロバーたちが遊びをやめておうちに帰ろうとするところに、猟兵たちが声をかける。
「えっ、リザ様に会いたいの? いいよ、連れて行ってあげる!」
 遊んでもらったのがよっぽど楽しかったのであろう、ふたつ返事でOK。ちびロバーたちについていく形で、『リザ・トレゾア』の巣まで辿り着く猟兵たち。

「リザ様、ただいまー。おやつー!」
「今日のおやつは抜き! 何故なら私がダイエット中だから!」
「えー!! そんなの私たちかんけーないじゃーん!!」
 美の追求を第一に考えるリザ・トレゾアの方針に、ぶーぶー文句を言うちびロバーたち。どうやらこれまでのこともあり、だいぶ不満が募っているようだ。
「あら、来訪者かしら?」
「うん、猟兵さんたちだよ」
「そう、猟兵。……って天敵連れてくるなー?!」
 そもそもこの谷に逃げ込んだのは猟兵たちに対抗するためだったことはもはや遠い記憶である、シカタナイネ。
「くっ、私の美は猟兵たちをも惹きつけてやまな……視線逸らすなー!」
 このままだとぐだぐだのまま、逃げられることになりかねない。
 素早く戦闘に入るとしよう。
「いいわ。私の美と時の魔法に飲まれて死になさい! ついでに時よこせ!」
 リザ・トレゾアもまた戦闘態勢に入る。
 ここに、時蜘蛛の谷における決戦(?)が始まろうとしていた!

※リザ・トレゾアの攻撃には幼児化効果が付随しています。効果発動は直撃した時のみ。回避ないしは防御でデメリット回避できます。
 上記に限らず、幼児化対策を取ったプレイングにはプレイングボーナスがつきます。
 ちびロバーたちはおやつ抜かれたのでリザ様に不満たらたらです。猟兵たちが呼びかければ支援行動をしてくれます。
 リザ・トレゾアは美、または美容といった話題に大変敏感です。そういう話題を出すことで、動きを止める、または精神的ダメージを与えることが可能です。
 ちなみに時吸いはアンチエイジング。
十文字・真
【心情】う、うーん…なんだろう…色々残念だな…美人でかわいくはあるけど。でも敵な以上仕方ない。(ここから十字神)そこの蜘蛛姫(スパイダープリンセス)よ。貴様のような見目麗しい者を消すのは心苦しいが、この神(ゴッド)が相手となろう。かかってくるがよい!

【作戦】攻撃は【見切り】や【武器受け】で回避。子供になったとしても有効な攻撃を選ばせてもらう!こちらは黒き騎士を召還し彼と共に攻撃。敵が空を飛んだらこちらも天使騎乗で追う!そして最後は十字神の裁きである!
とりあえずちびロパー達には石投げたり挑発でもしてリザの注意を引いてもらおうか…


神坂・露
「ねえねえ。あたしが何かつくったげようか?」
ロバーさん達に聞くわ。あんなに動いたもの当然よ。
戦いよりあたしも何か食べたいわ。お腹減っちゃった♪
一人で旅してたこともあるしある程度のものは作れるわよ。
一緒に遊ぶの楽しかったしお礼したいわ♪
ロバーさん達に台所案内して貰う。
「…え? 軽く何か作ろうと思ったの」
台所を教えて貰う前にリザ様につっこまれちゃった?
そっか!ダイエット宣言してるのに料理作ろうとしてたから…。
「希望する人達の分は作るつもりよ?」
違う。そうじゃない?…でもでも無理なダイエットって逆よ?
まあいいわ。材料なにがあるのかしら…何つくろ♪
リザ様に邪魔されるの困るからUCで回避しつつ作るわ♪




「いいわ。私の美と時の魔法に飲まれて死になさい! ついでに時よこせ!」
 時蜘蛛化した『リザ・トレゾア』がそう叫んだ瞬間である。

「ねえねえ。あたしが何かつくったげようか?」
神坂・露(親友まっしぐら仔犬娘・f19223)は幼児化したハート・ロバーことちびロバーたちを周りに集めて、お話を聞いていた。
「あんなに動いたもの当然よ。戦いよりあたしも何か食べたいわ。お腹減っちゃった♪」
 ひとりで旅していたこともある露。ある程度のものは作れるとちびロバーたちに告げると、大歓声である。
「一緒に遊ぶの楽しかったしお礼したいわ♪」

 そんな感じで盛り上がっている露さんたちを見て。
「くぉらぁぁぁ!! 何してんの、貴女!!」
「…え? 軽く何か作ろうと思ったの」
 激昂するリザ・トレゾアの声に、くるっと振り向いて首を傾げる露。
「ここの主、私!!」
「……! そっか!ダイエット宣言してるのに料理作ろうとしてたから……」
「違うそうじゃない」
「希望する人達の分は作るつもりよ?」
「そうじゃないのぉぉぉぉぉ!!!」
「でもでも無理なダイエットって逆よ?」
 変な方向に話がかみ合ってない。

 そんな状況に崩れ落ちるリザ・トレゾアを見ながら。
(う、うーん……なんだろう……色々残念だな……)
 十文字・真(十字神(クロス・ゴッド)・f25150)は腕組みして神の威容を崩さぬ態度で、内心そう思ってた。
(美人でかわいくはあるけど。でも敵な以上仕方ない)
 もっと言うなら時蜘蛛化してなかったら、妖艶さすらある美人だったかもしれないのに。本当に色んな意味で残念ざんねん。
 事がここに至れば致し方ない。気を取り直して、神は宣言する!
「そこの蜘蛛姫(スパイダープリンセス)よ」
「……!」
 厳かな声に、リザ・トレゾアが顔を上げる。そこにいたのは、猟兵でもあり、神でもあるが、敵対者である十字神であった。
「貴様のような見目麗しい者を消すのは心苦しいが、この神(ゴッド)が相手となろう。かかってくるがよい!」
「そう! こういうの! こういうのが欲しかったのぉぉ!!」
 泣き咽びながら、リザ・トレゾアが攻撃を放ってきたのである。


 リザ・トレゾアがマーベリック・ローズを放つ。無数の様々な毒を持つ薔薇の花びらがリザ・トレゾアの視界内にいる全ての敵……ちびロバーたちをも含めて、攻撃として放たれる。
「おっとっとっと」
 その攻撃は見えていた。露のユーベルコード【先見の瞳】。ひとつ先の現実を見て取った露は花びらを回避しつつ、ついでにちびロバーたちを抱えて、あるいは手で押して、範囲内から一緒に離脱する。
 露とちびロバーたちの様子を確認しながら、神は『聖なる包帯(ホーリーバンド)』で薔薇の花びらを払い落す!
「そのようなそよ風では、我は倒せぬ!」
 リザ・トレゾアの攻撃を凌いで、神が『十字剣(クロスブレード)』を抜き放つ。
 その威圧にリザ・トレゾアがちびロバーたちを見た。
「くっ、貴女たち、後でいっぱいおやつあげるから戦いなさい!」
「やだー! おねーちゃんパンケーキ作ってくれるっていったもーん!」
「ちょ、石なげるなー!?」
 石を投げられ、ディスられるリザ・トレゾア。その行為は、真が『ちびロバーたちにやってもらえたらいいな』と思っていた行動でもある。
 ちびロバーたちの石投げに、リザ・トレゾアの注意が神から逸れる。意図せず、連携となったちびロバーたちと神。
(その隙、突かせてもらう!)
 十字剣の切先でリザ・トレゾアを突きつけつつ、神が宣言する。
「黒き騎士(ブラックナイト)よ! 我が意志を遂行せよ!」
 ユーベルコード【黒き騎士(ブラックナイト)召喚】。黒い鎧を纏った巨大な騎士が召喚され。
「いくぞ!」
 リザ・トレゾアに斬りかかる神、その動きをトレースした黒き騎士が剣で斬りつける! その二刀で手足の多くを斬り裂かれるリザ・トレゾア。
「おのれ……!」
 ファントム・バタフライで背に大きな蝶翅を生やしたリザ・トレゾアが浮き上がる。
「これで、しねぇぇぇぇ!!!」
 翅を羽ばたかせ、死を呼ぶ嵐風を巻き起こすリザ・トレゾア。
 それは黒き騎士を飲みこみ、その身を滅ぼし。さらにはその後ろにいた神と露とちびロバーたちを飲みこんでいく。
 嵐が止み。
「あーっはっはっは!」
 リザ・トレゾアが高らかに笑う。
 その時!
「甘いな、蜘蛛姫よ!」
 神の声は頭上から。リザ・トレゾアが振り仰ぎ見たそこには【天使騎乗】で呼び出した天使に乗った神と空中から次々と着地するちびロバーたち。
「ありがとう♪」
「気にするな。良い判断であった」
 露もまたユーベルコード【月渡し】で、天使とともに空へ駆けあがった真を追いかけるように、ちびロバーたちと彼の元へ転移したのだ。

「よーし、パンケーキ作りましょう~♪」
「わーい♪」
 ちびロバーたちと一緒に台所へ消えていく露に、わなわなと唇を震わせるリザ・トレゾア。

「蜘蛛姫よ! これで終わりだ!」
「きゃぁぁぁぁ!!」
 神の、天使と共に放った攻撃が、リザ・トレゾアに直撃したのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

神薙・焔(サポート)
●一言でいうと
元気なセーラー服ガジェッティア(帝都桜學府に編入) with ガトリングガン

●外見
燃えるような赤毛、猫っぽいよく動く緑の目、自身ありげ
クセのある髪を飾り気のないカチューシャで纏めている
セーラー服、スカートの下はスパッツ
小柄でスポーティ。ふとももが健康的、胸は巨

●性格
強気で自信家、理系女子。普段は見せないが寂しがり屋
動物好き、大食い。またゲーム好きで腕前もなかなか

一人称:二人称:三人称=あたし:あなた:〇〇ちゃん/くん/さん

●戦闘
ガトリングガンでの拠点防衛や援護、接近戦では焔を纏ったバルディッシュで戦う
重い一撃と範囲攻撃を使い分け、感情の昂ぶりで心臓の焔が燃え上がる


一郷・亞衿(サポート)
廃墟探索中に呪われ、その結果として力を得た猟兵です。独自に開発した混沌魔術や呪詛を纏わせたカッターナイフ、金属バット等の道具を用いて戦います。
各種オカルト話を好みますが、UDC怪物やオブリビオンに対しては基本的に容赦しません。
外見特徴として、マスクで常時顔を隠しています。

一人称は「あたし」。
年下~同年代にはくだけた感じの口調で話し、年上や偉い人には敬語(さん付け、ですます口調)を使います。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使いますが、寿命が減るタイプの物はタイミングを見計らい極力短時間の使用で済ませるようにしています。
軽口を叩いたりもしますが、戦闘時は真面目に役割を果たそうとするタイプです。




 猟兵の攻撃に吹っ飛ばされる『リザ・トレゾア』。
「く、ぅぅ……!」
 何とか踏みとどまり、態勢を立て直す……隙すら与えず、猟兵たちは波状攻撃を仕掛ける!

 ガラガラガラ、と金属と岩が擦れる音とともに。リザ・トレゾアに向かって疾走する影。
「これより語るは、とある怪異の物語──」
 マスクで顔を隠した一郷・亞衿(奇譚綴り・f00351)は谷底を駆けながら。ユーベルコード【都市伝説:赤外套】で顕れた、返り血で真っ赤に染まった陸軍将校用マントで全身を覆い、飛躍的に伸びた戦闘能力で以て肉薄する!
「吹っ飛べ!」
 手にしていた金属バットを足元から全力で振り抜いて、リザ・トレゾアの頭部を激しく殴打する亞衿。追撃……はせず、谷壁に向かって大きく飛び上がる亞衿。

 完全に態勢を崩したリザ・トレゾア。亞衿が飛び退いたその隙へ、間断なく仕掛けるのは神薙・焔(ガトリングガンスリンガー・f01122)。
「隙だらけ!!」
 猫が獲物を見つけたの時の、軽やかな動きを思わせる仕草で。赤毛を弾ませながら、『スマートガトリングガン Mk.Ⅲ』を構える焔。激しい回転音と排莢音を響かせながら、銃口が弾丸の嵐を吐き出していく。
「ぎっ、ぐっ、がぁぁぁ!」
 焔の弾丸がリザ・トレゾアの増えた手足を次々と撃ち抜いていく。まるで何かの塊を弾丸で削り取っていくかのごとく、リザ・トレゾアの力が削がれていく。
「調子に……乗ってんじゃねぇぇぇぇ!!!」
 弾幕の中、絶叫するリザ・トレゾア。杖の石突きで地面を叩く。リザ・トレゾアの意志が大地に伝わり、ファクターコアの力が谷底の土と岩を津波の如く隆起させる。
「……っ!」
 見た目、壁が襲い掛かってくるようなものだ。ガトリングガンの弾丸も土塊に飲みこまれ、リザ・トレゾアに届かず。
「く……!」
 戦闘に昂ぶる鼓動のまま、その力をインラインスケート『ウィングド・ビート』へ伝わらせ。瞬時に駆動した高機動力で、素早く後方へ飛び退る焔。
 大地が隆起した振動は谷壁にも伝わっていく。
「…っ、と、ぉぉ?!」
 運悪く着地した場所が隆起したために、亞衿もまた態勢を崩しながら、それでも何とか土の暴行をかわし。素早く谷壁を蹴って、焔の元へ合流する。
「私の、研究の邪魔をするなぁぁぁぁ!!」
 それを機と捉えたリザ・トレゾアがなりふり構わず、マーベリック・ローズを解き放つ。
 無数の様々な毒を持つ薔薇の花びらが亞衿と焔に襲い掛かる……が。

 ぴん、と。

 焔は立ち上がりながら帽子のつばを人差し指で軽く跳ねあげて。
「Diana ist kundig, die Nacht zu erhellen.」
 意気揚々と、自信満々に焔の口が詠唱を紡ぐ。ユーベルコード【野焔築城】発動。焔の心臓から鼓動の昂ぶりのままに放出された地獄の焔が彼女の全身を覆い、周囲を野戦陣地へと変化させる。その変化の余波と焔から迸る炎が薔薇の花びらを燃やし尽くす。
 それは焔が誇る絶対防御。
「なっ!!」
 反撃の一手を一瞬で無力にされて、リザ・トレゾアが思わず声をあげる。それはとても無防備に。
 その一瞬の隙に亞衿が懐へ踏み込んだ。咄嗟に振るわれたリザ・トレゾアの一撃が届くより早く。
「よっし、その胸そぎ落とす!」
 亞衿の禍々しい瘴気を放つカッターナイフがリザ・トレゾアの胸にねじ込まれる。その刃には呪詛と混沌魔術が重ねに重ね合わせられ。傷口からリザ・トレゾアを侵食する。
「がっ、あ、あぁぁぁぁぁ!!!」
 リザ・トレゾアの絶叫が谷底に響き渡った。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

キャロル・キャロライン
今回の敵は、時を……奪う?
もし時を奪われたら、私はかつての私に戻ることができるのでしょうか。

いえ、それは今の私を、これまでの私を否定するということ。
時を奪うということは、その人の歴史をも奪うということです。
そのような行為、決して認めることはできません。

しかも時を奪う目的が、自分の美しさを保つためとは言語道断です!
確かに貴方は美しい……そう言える姿をしています。
ですが、美しさとはその所作、心の在り方を含めてのもの。
人の時を奪ってまで美しさを保とうとするその姿は、むしろ醜悪であると言えます!
もし、私の言葉が間違っているというのでしたら、貴方の美しさを私に見せてください!

礼 儀 作 法 で !




 猟兵たちの攻撃によってその力を大きく削がれた『リザ・トレゾア』はその場を素早く離脱して、態勢を整えようとし……その前にさらに猟兵が立ち塞がる。それは後から駆けつけたキャロル・キャロライン(白銀の騎士・f27877)であった。

 相対して睨み合うキャロルとリザ・トレゾア。
(今回の敵は、時を……奪う?)
 キャロルの心中に、不意によぎるのは思ってもみなかった問いかけ。
(……もし時を奪われたら)

 ――私はかつての私に戻ることができるのでしょうか。

 デッドマンとして甦った際に記憶の多くを失い、ゆえにキャロルの過去はほぼ失われている。しかし、時を奪うということが、今に在りながら過去に戻れるということなら。
 それは……。

 そこまで考えて、キャロルは首を横に振る。
(いえ、それは今の私を、これまでの私を否定するということ)
 例え、死を経験していたのだとしても、キャロルが今『ここに在る』のはその経緯を辿ったからだ。そしてデッドマンのこの身体に刻まれた正の記憶を否定する要素にはならない。

 だからこそ、キャロルの言葉には重みがこもる。
「時を奪うということは、その人の歴史をも奪うということ……そのような行為、決して認めることはできません」
 声に出して、リザ・トレゾアに敵対の意思を示すキャロル。心の中に輝いている『世界を守護るというその想い』は今も変わらずそこに在る。

 そしてキャロルが口撃を仕掛ける!
「しかも時を奪う目的が、自分の美しさを保つためとは言語道断です!」
「なっ!?」
 不意に叩き付けられたキャロルの言葉にたじろぐリザ・トレゾア。
「私の美を邪魔するなら……!」
「確かに貴方は美しい……そう言える姿をしています」
「え……そう?」
 溢れ出すほどの殺意がさらっとそよ風に変化した。リザ様チョロイ。
 しかし、キャロルの表情は険しいまま。
「ですが、美しさとはその所作、心の在り方を含めてのもの」
 であるなら、他人の時を奪ってまで美しさを保とうとするリザ・トレゾアの姿は。
「むしろ醜悪であると言えます!」
「なーっ?! 何言ってくれちゃってるのよー!!」
 キャロルの言葉にヒスってるリザ・トレゾア。しかし、それは逆説的に核心からそう遠くないところを突いているという証左でもある。
 なので畳み掛ける。
「もし、私の言葉が間違っているというのでしたら、貴方の美しさを私に見せてください!」
「ふ、望むところ…」
「礼 儀 作 法 で !」
「よぉぉぉ?!」
 自信満々に言いかけて、キャロルの言葉を聞いた瞬間、叫びながらキャロルを二度見したリザ・トレゾア。
 唐突に突き付けられた礼儀作法検定。それは研究で引きこもりなリザ・トレゾアにとっては、精神を抉り取る強烈な一撃に等しく。
 対する術を持たないリザ・トレゾアは精神をごりごり削られつつ、冷や汗を垂らして固まっていました。

大成功 🔵​🔵​🔵​

クレア・フォースフェンサー
若さを奪うという話じゃが、果たしてこの身体に効くのかのう

いや、奪われるは若さではなく時間か
ならば、身体全てが分解する可能性もあるかもしれぬな
攻撃は全て捌かねばならぬとは、なかなか相性が悪いのう

と、それはさておきじゃ

それだけ美しい姿をして、さらに若さを求めるとは解せぬのう
そこから若返っては、せっかくの胸や腰が引っ込んでしまうではないか

いや、そーゆー体型が好みの者達にアピールしたいということかの?
なかなか特殊な趣味をお持ちのようじゃ

さて、おぬしの性癖はさておきじゃ
斬らせてもらうぞ

攻撃は見術で見切り、UC自体を光剣で両断しつつ接近
選択UCの力を込めて攻撃する

情けじゃ
身体は傷付けぬようにしてやろうぞ




 肉体的にも精神的も大ダメージを負った『リザ・トレゾア』。
「な、なにか食べないと……死ぬ……」
 どうにか猟兵たちの包囲網を突破して、谷底をうろつくリザ・トレゾア。
 その前に現れたのはクレア・フォースフェンサー(UDC執行人・f09175)であった。
「くっ……」
 身構えるリザ・トレゾアを前にして、クレアは腰に手をやりながら立ったままリザ・トレゾアを見つめる。
(若さを奪うという話じゃが、果たしてこの身体に効くのかのう)
 クレアのその身はサイボーグ。見た目だけが若さではないが、若さを測る術の多くが外見であるならば、クレアのその身には効かないはず……。
(いや、奪われるは若さではなく時間か)
 過去としての時は、彼女にとってどこからどこまでなのか。
(ならば、身体全てが分解する可能性もあるかもしれぬな)
 その結論に、全ての攻撃を捌かねばならない事実に思わず嘆息が零れ出る。
(なかなか相性が悪いのう)

 クレアが改めてリザ・トレゾアに視線を遣る。クレアの隙のない佇まいのせいか、向こうから仕掛けてくる気配はない。
 なら、少し言葉を交わすのもありか。

「それだけ美しい姿をして、さらに若さを求めるとは解せぬのう」
「な、なにがいいたいの……?」
 警戒を解かずに、クレアの言葉に反応するリザ・トレゾア。
「そこから若返っては、せっかくの胸や腰が引っ込んでしまうではないか」
「ちっがーう! これが萎まないように、維持するために時を使うの!」
 見解の相違らしい。リザ・トレゾアから速攻ツッコミが入った。
「若さとは、美とは消耗品。何もしなければいつか消えていくモノ。私はその簒奪者にして蒐集者!」
「いや、そーゆー体型が好みの者達にアピールしたいということかの? なかなか特殊な趣味をお持ちのようじゃ」
「話をきけーーー!!」
 リザ様、めっちゃポーズ取って決めたのに、さらっとスルーされた上に違う方向に解釈されるの図。さすがの彼女も恥ずかしいはずだ。
 しかし。
「さて、おぬしの性癖はさておきじゃ」
「私の美の話聞いて?!」
「斬らせてもらうぞ」
「……!」
 ほぼほぼ事前の動作なく、クレアの体が揺らいで、次の瞬間、彼女はリザ・トレゾアとの距離を詰めていた。
 しかし、リザ・トレゾアもまた反応して、すかさず毒の薔薇の花びらを視界内に大量に放つ!
「なるほど。ここか」
 対してクレアは冷静に手の中に『光剣』を生み出し。『見術』で以て見切った花びらの場所と軌道に向けて光剣を振るう。光が数度薙ぎ、全ての花びらを斬り落とす。
「く、ぅぅぅっ!」
 これまでのダメージの蓄積もあって体が思うように動かない。回避する術もなく、身動きの取れないリザ・トレゾアに、クレアが肉薄する。
「情けじゃ。身体は傷付けぬようにしてやろうぞ」
 それは光剣による上段からの斬撃。何の変哲もない、されど、リザ・トレゾアの肉体を傷つけずに彼女の核のみを破壊する、光の一閃。
「あ、あ、あ、あぁぁぁぁぁあああ!!!!!」
 その一撃を受けて、リザ・トレゾアが絶叫する。身体では無く、その中にあったはずの、『リザ・トレゾア』が崩れていく……そして。

 リザ・トレゾアの形を残したまま。時蜘蛛の谷に巣食うオブリビオンの首魁は骸の海へと還されたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



 かくして、時蜘蛛の谷に潜んでいたオブリビオン『リザ・トレゾア』は猟兵の手によって骸の海へと還っていった。
「……あ」
「あ」
 戦闘の傍らで猟兵たちとともにおやつを楽しんでいたちびロバーこと『ハート・ロバー』たちもまた、その余波に引きずられてその身が保てなくなっていく。
「おにーちゃん、おねーちゃん、遊んでくれてありがとー!」
「おいしかったー!」
 純粋な幼児のまま、徐々に骸の海へと還っていくちびロバーたち。

 そうして。猟兵たちの目の前からオブリビオンは消滅した。ここに猟兵の任務は完了したのである。

 猟兵たちの手元に残ったのは、財宝たる『時の蜘蛛糸』と……ほんの少し不思議な、思い出。

最終結果:成功

完成日:2020年06月21日


挿絵イラスト