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【旅団】悠遠メルクマール(作者 タテガミ
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 ★これは旅団シナリオです。
 ★旅団「バス停」の団員(または友好団員)だけが採用される。
 ★EXPとWPが貰えない超ショートシナリオです。

●"歪んだ"バス停の冒険
 俺様が好き好んでいる所。
 俺様の本体、バス停が目印。
 だから俺様がいる場所、それが――"バス停"。

 パンクな映像をビカビカと垂れ流す液晶画面を取り付けた背の高い建物、その物陰。
 "歪んだバス停"を適当に立てて、少年がぼんやりとこの世界での日常を眺めている。
 直立不能なまでの歪み方。これを静かに不器用な念動力で支えていたりもする。
 故に、よくも悪くも、酷く"目立つ"。
 周辺に満ちるのは騒がしいまでの、賑やかさ。
 キマイラフューチャーではよくある光景。街中を流れる音楽も、喧しいが煩いとは感じない、楽しい曲ばかり。カラフルな映像を流して歩くテレビウムや色んな獣の特色を持つキマイラが、街中でワイワイ騒いで今日も楽しく過ごしているようだ。
 ガヤガヤとなにか噂話をするような声を聞いたのは、佇み始めてそう時間の経っていない頃だった。心を落ち着けて耳を澄まして、聞こえた内容を纏めると"珍しいものを見つけた"と、情報端末で写真付き画像をなんやかんやで拡散した住人がいるらしい。つまり、少年のことをもしくは、"バス停"の事を話しているらしいと認識して敢えて無視を決め込んでもフィッダ・ヨクセム(停ノ幼獣・f18408)の周囲にはそれとなく視線が、声が集まってきている。機械には疎い方だが分かる。特に、野生の勘がそう告げている。
 耳をすませば聞こえてくる――カシャリ、パシャリと撮影する音も。
 おかしなものに付属するような少年のミステリアス加減も含めて、本日の会話ネタとして生放送が幾つも始まってしまったようだ。これには少年、思わずため息。
「……たまには始終喧しいとこ、と思ッたんだがなァ」
 バス停に落書きをするような子供だけなら追い払うだけ。
 しかし、大人も子供もわいわい楽しく、バス停を"見世物"のように見ているだけだ。
「なんでこんなことに?」
 ――誰かの足を停めるだけの標識を、ただ見てる、ってなんだ?
 分からない。なんて平和で、意味がわからない世界なんだろう。
 こういうのも嫌いではないが、何故か話題の中心になっているのもなにか癪。
 手を出すのはなにか違う。そろそろ手より先に"口"が出そうだが、我慢。
「……まあ。何も言わずにさりげなく場所を変えればいいだけか」
 襟からぴょこ、と飛び出す羽耳の兎。
 小柄な兎が突然現れたことで、周囲のボルテージがますますあがる。
 アレは本物の生き物か、それともただのファンシーなぬいぐるみか。
 キマイラたちにはその話題だけで暫く盛り上がれそうな気配しかない。
 コンコンコンなシステムを使って、遠足気分で居座る者まで出てきた。
 これはいけない。早々に此の場を去らなくては誰かに迷惑がかかってしまう。
「シィー……いいか、お前。鳴くなよ?置いてくぞ」
 胸ポケットより蒼い万年筆を取り出して魔力を通す。じんわりとペン先を赤に染めながら、空中に控えめに描く線は指揮者の振るう四拍子の形にどことなく似ていた。
 似てるようで似ていない。恐らく別の力ある印。
 描くことに意味はないが、起動することに意味のある、術式。
 多少時間を稼がなくては世界の壁を越えられないのが、玉に瑕だが――。
「ぴゅい~♪」
「あ、馬鹿……ッ!」
 生き物だとバレた瞬間、わっと黄色い歓声があがった。何処の世界でも可愛い生物に萌えを感じるそうがあるらしく、場の盛り上がりに更に拍車をかけてしまった。
 満足気にふん、と鼻を鳴らした兎の頭をこつんと叩き、普段の移動と同じ術式を起動。
 すなわち――グリモアのテレポートである。
 発動までの時間はたっぷり稼いだ。
 ――これなら余裕で、跳べるだろう。
 バタバタ騒動の中心にいた事で、"標識"を求めた珍しい"客"と目が合った。
 標識を見つけて足を停めた"客"を眺め、少年は軽口で返す。
「……こんなところで奇遇だな。全くアンタに似合いそうにない」
 今日は全く予知と関係ない、ただの散歩を楽しんでいた日。特に目的もなくぼんやりと"趣味"に没頭してるだけの時間を過ごそうと思っていただけ。
 バス停少年に、――予定などなかった。
 "客"がニヤリと笑ったのをどこかへの転送願いと勝手に受け取って、ついでにテレポートに巻き込む。周囲に集まっていた現地民に猟兵はいなかった。
 これなら逃走も余裕だ。此の力は"猟兵以外には使えない"。
 世界の壁を越えて跳ぶ。散歩ついでにどこか他の場所を選ぼう。
 せめて、"客"と落ち着いて話せるような環境だと、尚良しだ。

 さて、次のバス停が佇む場所は――。


タテガミ
 こんにちは、タテガミです。
 最上段に記載していますが重要なことなので、もう一度。

 ★これは旅団シナリオです。
 ★旅団「バス停」の団員(または友好団員)だけが採用される。
 ★EXPとWPが貰えない超ショートシナリオです。

 今回は『バス停』の旅団シナリオに付き以降は旅団長へと説明権限を譲渡します。

 バス停のヤドリガミ・フィッダだ。
 参加者は予め決まッているので、シナリオ公開後に旅団の友好、または入団届を頂いても参加は頂けない。此の場にて、ご了承頂けることを願うばかり。
 さあ、良い散歩をしようじャないか?
 どこまでいく?どこへいきたい?転送完了までの間に、さあ聞かせてくれ。
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第1章 冒険 『ライブ!ライブ!ライブ!』

POW肉体美、パワフルさを駆使したパフォーマンス!
SPD器用さ、テクニカルさを駆使したパフォーマンス!
WIZ知的さ、インテリジェンスを駆使したパフォーマンス!
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。