帝竜戦役⑫~おねショタ、興味ありますか?
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「さぁて、帝竜戦役も大詰めだ」
椎宮・司(裏長屋の剣小町・f05659)はグリモアベースに集まってくれた猟兵たちにそう言って笑いかける。
「で、戦争の本筋じゃあないけれども、ちょいと行ってもらいたい場所があるんだよ」
いまだ油断できないとはいえ、戦況を考えるとさほど重要な攻略箇所ではない。しかし、司としては『予知(み)えちまったもんは仕方ない』ときたもんだ。
「そんなわけで頼めないかい?」
片目を瞑りながら、悪戯っ娘のように司は微笑む。
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「行ってもらいたいのは『時蜘蛛の峡谷』ってぇとこだ」
この地に巣食うオブリビオンは皆、手足が増え、自らの寿命を消費して頑丈な糸を紡ぐ『時蜘蛛(ときぐも)』と呼ばれる怪物に変貌している。
「何が面倒って、増えた手足よりその糸に触れると幼児化するってことさね」
時蜘蛛の糸に触れると、時を奪われ、文字通りの幼児になる。少年少女より大きいものは幼児に。今、幼児であるものはより幼い姿に。幼児化すると実戦経験なども奪われてしまう。かろうじて記憶と知識は保てるようだが。
「ちなみに幼児化の基準は、実年齢じゃなくて見た目だよ」
なので、幼い容姿で百歳の者は、赤子姿で百歳という不思議なことに。体の性能と実戦経験は赤子状態で、記憶と知識だけ元のままということだ。
「この糸に触れないように戦うのが基本サ」
糸をかいくぐって攻撃を仕掛ける。あるいは糸そのものを破壊するといった手段だ。
そこで司はひと呼吸。ふぅ、とひと息ついて再び話し出す。
「ま、基本があれば応用があるのが世の常でねぇ」
何故か浮かべているのは微苦笑だけれども。
「万が一、幼児化しちまったら……『全力で敵に甘えること』で抜け出せるよ。ちなみに敵さんは年頃の娘の背格好だ」
……つまり、それはおねショタってやつなのでは?
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時蜘蛛は糸を作り出す際に自らの寿命を消費する。その寿命を補うため、あるいは糸の材料とするために相手の時を喰らうのだという。
「時を喰って、糸を作って、相手を幼児化させて、また時を喰う」
そのサイクルの繰り返し。普通、時蜘蛛化すればその宿命に取り込まれる。
「でも、奴さん……『モチルフ』はそうならなかったみたいでサ」
モチルフ――メイド服を着た女性型オブリビオンである。
彼女の趣味は、人々を肥え太らせて骨抜きにしていくとか、太らせた人のお肉をもちもちするとか。彼女の二つ名は『怠惰を与えるもの』である。
「で、そこに『相手を喰う』性質が追加されちまったみたいでサ」
もちろん、物理的に肉を喰らうこともあるのだが、そこに至るまでの『怠惰を与える行為』……猟兵側から見ると『甘える行為』『相手任せにしちゃう行為』があると、その時に得られる幸福感とか達成感とかのエネルギーで勝手にお腹いっぱいになってしまうらしい。
「いわゆる自家発電ってやつサ」
とはいえ、自身への反動もほぼ無いクリーンエネルギー(?)なのでモチルフも積極的に甘やかそうとしてくる。むしろ全力で迫ってくる。
「そう……今の奴さんは『幼児をダメにするオブリビオン』だ」
なんて不名誉な二つ名なのか。本人的には満足だろうけど。
「てなわけで、幼児化するとモチルフが甘やかそうとしてくるってぇわけだ」
例えば何処からともなくお菓子を出して来たり。ハグして撫で回したり。あるいは一緒に添い寝とか。とにかくめちゃくちゃ甘やかしてくる。
「ただ……ほら、あたいたちだって食べ過ぎると腹壊すだろ?」
元々、時蜘蛛が時を喰うのは寿命を補い糸を作り出すためだ。だというのに、同じ人物由来のエネルギーを喰らい過ぎると体が処理しきれなくなる。
「その結果、喰われた時が戻って来るんだよ」
時さえ戻ってくれば、体が元に戻る。糸が当たったとしても、既にモチルフの中に溜められた同じ人物エネルギーは飽和状態だ。幼児化することは無い。
「そこで倒しちまえば、万事解決ってことサ」
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「まあ、幼児化してもモチモチするまで喰われないし、甘えている間は攻撃してこないし、元に戻ったら一方的にしばき倒せるし、と作戦としては最適さね」
プライドが邪魔しなければ。
もちろん糸をかわして戦っても全然問題ない。
「どうやって戦うかは、お前さん方に任せるよ」
にしし、と意地悪い笑みを浮かべる司。どうやら猟兵がどんな選択をするのか楽しみにしているらしい。
「それじゃ、ちょいと変わった依頼だけど、よろしく頼むよ」
楽しそうに司は猟兵たちを送り出すのであった。
るちる
こんにちはとかこんばんは、るちるです。
戦争の説明見た瞬間にこの展開を想像したよね? え、私だけ?
当シナリオタイトルにおける『おねショタ』は総称です。ここには狭義のおねショタ、おねロリ、ショタおね、ロリおねの全てが含まれます。
つまり、全力でぶつけてきていいのよ?(ネタ依頼になります)
このシナリオには特別なプレイングボーナスがあります。
(=============================)
プレイングボーナス……幼児化への対抗策を考える。
(=============================)
幼児化対策には、『糸に触れない工夫』と『全力で甘える』の2パターンがあります。
どちらのパターンを取って頂いても問題ありません。ネタに走るなら、甘える一択です。
ちなみに幼児化⇔元の状態における記憶は残っていても残っていなくても大丈夫です。依頼が終わった後は黒歴史として封印しても問題ないです。
幼児化に伴うデメリットは3つ。使用できる技能が1種類(レベルは1)になる。ユーベルコードは使用不可。装備に関しては一緒に幼児化しますが付帯されている技能はなくなります。
まぁ甘え倒せば元に戻るから。そんなに気にする必要ないと思いますが。
戦闘後にこの戦場で手に入れられる財宝があります。
宝物「時の蜘蛛糸」……若返りの効果が若干残った、時蜘蛛の紡いだ蜘蛛糸です。一巻きで金貨950枚(950万円)の価値があります。
こんなところでプレイングお待ちしておりまーす。
第1章 ボス戦
『モチルフ』
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POW : 皆さまは何もしないで良いのですよ
自身の【怠惰を愛する心】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
SPD : 心ゆくまで味わってください
自身の装備武器を無数の【お菓子】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ : ご主人様が望むなら何でもしますよ
【劣情か怠惰】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【もちもちした物体】から、高命中力の【人をダメにする手触りの触手】を飛ばす。
イラスト:あいだ
👑8
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠八幡・茜」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
サフィリア・ラズワルド
POWを選択
糸に触れないようにするのは難しそうだからおとなしく幼児化します。
『ほんとうに小さくなっちゃった』
さあ敵の所へ行こう、と歩き出そうとしたら自分の尻尾に足が引っ掛かって転びます。
そうだった、私小さい時から翼が大きくて尻尾が長かったから歩き方に気を付けないとすぐ転ぶんだった、えーと、どうやって歩いてたっけ?
まともに歩けずに何度も転んで泣きそうになっている所で敵に向かって涙目で手を伸ばして抱っこを求めます。歩けもしないとかそれを見られてるとか恥ずかしい悔しい、もう自棄です。全力で甘えます。
『どこ行くの?わたしもいっしょに行く……いたっ……あるけない…』
アドリブ協力歓迎です。
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時蜘蛛の谷の『モチルフ』を前にサフィリア・ラズワルド(ドラゴン擬き・f08950)は決意していた。
「糸に触れないようにするのは難しそうだからおとなしく幼児化します」
「はーい、いらっしゃ~い♪」
とってもイイ笑顔でモチルフが糸を放ってきました。
「ほんとうに小さくなっちゃった」
自分の体をまじまじと見つめるサフィリア。
(さあモチルフの所へ行こう)
両手を広げているモチルフの方へ歩き出そうとして。
「あぅっ」
ぽてっ。足が何か引っかかって転ぶサフィリア。何が引っ掛かったかって自分の尻尾でした。
(そうだった、私小さい時から歩き方に気を付けないとすぐ転ぶんだった)
よく見ると幼い身体に対して、翼が大きく、尻尾が長い。それは実験体ゆえのものかあるいは。ともあれ、歩くにも危ういバランスである。
(えーと、どうやって歩いてたっけ?)
最近はそんなことを考えずとも歩けていたせいもあって、全然思い出せないサフィリア。
起き上がって前を向く。そこには両手を広げたまま待っているモチルフがいる。
いかなきゃ。なんかそんな気がする。
もう一回歩き出そうとして今度は翼の重さに傾いてこける。勢いよく立ちあがる……けれども、その勢いがバランスを崩してまた転ぶ。今度はゆっくりと立ち上って、脚を踏みだし。
「あっ」
また尻尾で転んだ。
……。
…………。
………………。
「うわぁぁぁぁぁんっ!!」
「えぇぇぇぇぇぇえええ?!」
突然泣き出したサフィリアにさすがのモチルフのびっくりである。おろおろしだしたモチルフにサフィリアが叫ぶ。
「だっこーーー!!!」
地面に座ったまま、泣きながら両手を広げて抱っこを求める幼女の図。
サフィリア本人としては、『歩けもしない』とか『それを見られてるとか恥ずかしい悔しい』とかいろんな感情があるのだが、幼児ゆえにそれらがぐちゃぐちゃに混じりあって、もう自棄でした。サフィリア、全力で甘えることを心に決めた瞬間であった。
「あぁぁぁ、よしよし大丈夫よー」
サフィリアが求めるがままに抱っこしてあやすモチルフ。頭を撫でて、ほっぺをつんつんして、時折ぎゅーっと力強く抱きしめる。
徐々に落ち着いてきたのかサフィリアが泣きやむ。
その様子を見て、『一緒に遊ぼう』と考えたモチルフがサフィリアを地面に下ろす。
……が!
「どこ行くの? わたしもいっしょに行く……いたっ……」
少し離れようとしたモチルフが『どこかへ行く』と勘違いしたサフィリアが追いすがる。けどもまた転んでしまう。
「あるけない……おいてかないでぇ……」
「……ごふっ」
泣きながら懇願するサフィリアの愛らしさに、モチルフの許容量が突破。あまりの萌え(?)にサフィリアから奪った時を戻しながら、吐血(?)しながら谷底に落ちていくモチルフ。
「……あ、あれ???」
残されたサフィリアは目を丸くしているのでした。
大成功
🔵🔵🔵
夢ヶ枝・るこる
■方針
・幼女姿:「爆乳幼女」状態/選択技能:[大食い]
・アド/絡◎
■行動
或る意味で厄介な方ですねぇ。
頑張ってみますぅ。
体型上、【UC】以外での回避は難しそうですし、糸には触れることになりそうですねぇ。
甘えてみる事にしましょうかぁ。
体型は、本当に「こういう体」でしたので(遠い目)。
お姉さんに『お菓子』をおねだりしつつ、手持ちの『スイーツセット』を出し「一緒に食べて?」とお願いしますねぇ。
ええ、桁違いのカロリーの『スイーツ』を、[大食い]の私基準で合わせた量の品を。
戻る頃には彼女もぷくぷくしているでしょうから、【白翼衣】を使用しカロリー消費、動き辛くなった彼女を狙いますぅ。
糸は回収したいですねぇ。
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「あぶないあぶない。食べ過ぎで死んじゃうところだった」
がしっ、がしっと谷を這いあがってくる『モチルフ』。その様子を谷の上から覗いていたのは夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)であった。
(或る意味で厄介な方ですねぇ)
話はグリモア猟兵から既に聞いている。
(体型上、回避は難しそうですし、糸には触れることになりそうですねぇ)
それなら甘えますかぁ、と谷の上でお待ちしているるこるさん。
モチルフが谷の上に戻る。糸が繰り出される。
直後、そこにいたのは爆乳幼女でありました。
(体型は、本当に「こういう体」でしたので)
ちょっと遠い目をするるこるさんでした。
ともあれ、甘えると決めておりましたので。
(頑張ってみますぅ)
とモチルフに近づいていく。
「お菓子ー」
とモチルフの袖を引っ張るるこる。
「はいはーい、いっぱいありますよー」
るこるに言われるがままに袖口から大量にお菓子を投下するモチルフ。
もっ、もっ、もっ。
「「~~♪」」
二人して座り込んで、美味しそうに一緒に平らげる。
そして、るこるがかばんから取り出したのは『豊満の甘味セット』であった。
「一緒に食べて?」
「ええ、もちろん」
ずらーっと並んだのはるこる厳選(?)の桁違いのカロリーの『スイーツ』たち。それを事も無げに食べていく大食いなるこる。
「お姉さんも負けていられないわ」
負けじとモチルフも口に運んで行く。
そんなわけで、お腹いっぱいすぎて身動きが取れないモチルフが完成したのだが。
「あ、幼女と食べる甘いもの……最高」
至福だったので太っても特に気にしてなかった。
そこでモチルフの許容量がキャパオーバー。
るこるが元に戻る。いや、食べたカロリーは無かったことにならないんだけど、それは無問題。
「《大いなる豊饒の女神》の使徒の名に於いて、その証たる衣を此処にっ」
ユーベルコード【豊乳女神の加護・白翼衣】で食べた分のカロリーを消費しつつ、モチルフをぶっ飛ばするこる。
「きゃー!?」
再び、モチルフが谷底へ落ちていく。
「おや、これはぁ?」
るこるの足元に残されていたのはモチルフが残していった『時の蜘蛛糸』でした。
るこるは財宝を手に入れた!
大成功
🔵🔵🔵
アリス・セカンドカラー
お任せプレイング。お好きなように。
オーケー理解した。
幼女化して全力で甘え倒すわ☆
多重詠唱で快楽とエナジーを貪ります♪元より他者に寄生してエナジーを糧にするサイキックヴァンパイア(アイテムの方)ですゆえ、幼女でもその手の魔法は得意だわ☆
はっ!触手、大好物の触手さんだわ♡こ、この手触りは……こ、こんなの初めて♡ダメ、ダメよ、このままではダメになってしまう、だから、こころをつよくもって全力で甘え倒すわよ☆……あれ?
ま、あれよ、多重詠唱で触手さんに寄生してもらって、モチルフに悪戯を仕掛けるわよ♡
おねロリ、ロリおね、どちらもイケます。
シズホ・トヒソズマ
SPD
甘え倒す……よし、それでいきましょう(即決マスクドM)
というわけでくそざこの如くあっしゃりと糸にかかりまちた!
ふふふ、ますくどMの私は甘えしゃせたらとことん甘えましゅよ!
ではさっしょく、うわーん、お姉しゃーん!おかち、おかち食べたいの
おかちー、おかちー(スカートの裾を引っ張る)
お菓子を貰ったらいっぱい食べましゅ!おいちーでしゅー
他の事や子に気を引かれたり行こうとしたら
やー!もっとおかちー!もっとおねーしゃん一緒にいてー!シズホ一人にしないでー!とダダこね◆誘惑で独占甘えしましゅ
だっこ!だっこもちてー!
と抱かれましゅ!
パパ、ママ……と遠い昔に抱かれた記憶を思い出しモチルフの服を掴みます
●
「油断したところを吹っ飛ばすのは卑怯だと思います」
猟兵に吹っ飛ばされた『モチルフ』が再び谷底からあがってくる。時を返すほど『食べている』ので。実際のところ、今んとこあんまりダメージが無い。
そんなモチルフを谷の上で待ち構えていたのは、シズホ・トヒソズマ(因果応報マスクドM・f04564)とアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の魔少女・f05202)であった。
「オーケー理解した。幼女化して全力で甘え倒すわ☆」
「甘え倒す……よし、それでいきましょう」
全然別の方向からここに来たのに、到着一番発声した言葉は『甘え倒す』であった二人は思わず顔を見合わせたのであるよ。
ということで、さくっとモチルフの糸に触れて幼児化する二人。
「ふふふ、ますくどMの私は甘えしゃせたらとことん甘えまちゅよ!」
「いいわよーかかってらっしゃい~」
とてとてとて近付いてくるシズホにモチルフはこいやーって感じで両手を広げる。
そんなモチルフに向けて、触手を差し向けるアリス……触手? 生えたの? いや、違う、これは『サイキックヴァンパイア』っていう寄生してエナジーを吸うタイプの触手である。
「……」
ちょっと対抗して、両手を広げたまま、人をダメにする手触りを持つ触手を召喚するモチルフ。
ここに触手大戦がはじま……らなかった。モチルフの人をダメにする触手がアリスの頬を撫でる。
「はっ! 触手、大好物の触手さんだわ♡」
どっちかというとアリスのほうが乗り気だった。っていうか、最初から堪能する気満々だった。すりすりなでなで。
「こ、この手触りは……こ、こんなの初めて♡」
未体験ゾーンに蕩けそうになってるアリス。そんな様子を見て、『触手差し向けておけば大丈夫かなー』ってモチルフが感じた頃。シズホが辿り着いた。
「うわーん、お姉しゃーん! おかち、おかち食べたいの。おかちー、おかちー!!」
「ええ、ええ。いっぱい食べましょうねー」
スカートの裾を引っ張ってくるシズホの求めるままに、どこからともなく大量のお菓子を取り出すモチルフ。それをそのままシズホの周りに差し出す。
「いっぱい食べましゅ! おいちーでしゅー」
「かわいー! かわいー!! もっと、もっとあるから遠慮しなくていいのよ~」
シズホがモチルフの袖をくいくい引っ張るごとにお菓子が増えていく。山のように積み上がるお菓子をもっ、もっ、もっ、と食べていくシズホ。
お腹いっぱいになってきたのか、シズホがモチルフの方を向く。
「だっこ! だっこもちてー!」
「はーい、抱っこしましょうね~」
手を伸ばしてきたシズホを抱きあげて、抱っこの態勢に。少し体を揺らしながらシズホをあやすモチルフ。
「パパ、ママ……」
遠い昔に抱かれた記憶を思い出しながら。思わずモチルフの服を掴み、おねむになるシズホちゃんでした。
一方その頃……アリスは触手でダメになりかけていた。
「ダメ、ダメよ、このままではダメになってしまう、だから、こころをつよくもって全力で甘え倒すわよ☆ ……あれ?」
甘えたいのかダメになりたいのか欲望が混ざり合っている。これはもうあれです、深く考えずにモチルフに突撃しましょう。
「難しく考えなくていいのよー? いらっしゃーい?」
シズホを抱っこしながら、アリスを手招きするモチルフ。
アリスは心を強く持って、甘えに行く……! 甘えるってなんだっけ?
とにかく。アリスはモチルフに駆け寄り、その足に抱きついた。
「次に抱っこ……って触手!?」
アリスに寄生している触手さんがモチルフに向かって伸びる。袖口やスカートの裾から触手がするっと入り込み、肌をくすぐる。
そう、アリスが考えている甘え方はシズホの甘え方とちょっと違ったのだ。具体的には『悪戯を仕掛けるわよ♡』である。
「ふふふ、あんっ♪」
撫でられる感覚に思わず吐息を漏らすモチルフ。
「くふふ……」
ちなみにアリスは 一応、快楽とエナジーを吸っているそうです。
シズホとアリスとモチルフ、とっても平和な甘え空間がしばらく続きましたのでした。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ビリー・ライジング
ミリィ(f05963)と共に行動。
敵の行動を逆手にとって、撃破する訳か。
俺好みの戦法だ……やり方は気に入らないけどな。
俺たちは双子の兄弟だ。積極的に二人で甘えよう。
ミリィに対して、ちょっといじわるな兄を演じるのも悪くないか。
「駄目だ! これは俺のお菓子だ!」
物心ついた時から、実の親と言う者がいなかったからな……。
もしも俺達に親がいたのなら、こんな感じだったのだろうか?
モチルフの服を優しく、軽く引っ張って、抱きしめてもらおう。
「だっこー」
ミリィ・ライジング
ビリー(f05930)と共に行動。
おね……ショタ?(良くわかってない)
とにかく幼児化して、全力で敵に甘えればいいのかな?
私たちは双子の兄妹。積極的に二人で甘えよう。
お菓子は大好きだから、貰っちゃお……ってお兄ちゃん!?
「お、お兄ちゃん。それ、返してよー」
物心ついた頃から私達には、実の両親というのがいなかった。
両親というには若すぎるけど、お姉さんならちょうどいいのかな。
あ、お兄ちゃん抱き付いてもらってる。いいなー。
私も優しく甘えて、モチルフに抱きしめてもらおう。
「お姉ちゃん、わたしもだっこー」
●
新たに時蜘蛛の谷に足を踏み入れた猟兵二人組……否、兄妹。ビリー・ライジング(輝く黄金・f05930)とミリィ・ライジング(煌めく白銀・f05963)は、遠くから気分よく近付いてくる『モチルフ』を見て、もう一度頭の中を整理していた。
少し前に見かけた光景は、なんていうかこう、めっちゃ幼女と遊んでたモチルフの光景。そして思い出すグリモア猟兵の言葉。
「おね……ショタ?」
困惑するミリィ。良くわかってない、さもありなん。別に知らなくても生きていけるからおねショタ。安心して欲しい。ただここに来てしまった以上、猟兵のお仕事がある。
「とにかく幼児化して、全力で敵に甘えればいいのかな?」
「敵の行動を逆手にとって、撃破する訳か。俺好みの戦法だ……」
ビリーの最後の沈黙はちょっとした抵抗。すなわち『やり方は気に入らないけどな』ってやつ。
そんなわけで双子の兄妹は、幼児化して積極的に二人で甘える作戦に出る!
「お菓子ちょうだい?」
さくっと糸に触れて幼児化したお菓子大好きミリィはさっそくモチルフにおねだりする。
「いいわよーたくさんたべてね?」
袖口からどさどさーっとお菓子を降らせるモチルフ。その光景に目を輝かせながら飛びつくミリィ。普段のしっかり者は鳴りを潜めているが、子供だから問題ないのです!
しかし!
「駄目だ! これは俺のお菓子だ!」
そのお菓子をミリィの前でかっさらうビリー。普段の女性や子供を優先する精神も、幼児化した今ばかりはちょっといじわるなお兄ちゃんなのである。
「お、お兄ちゃん。それ、返してよー」
「はいはい、たくさんあるからけんかしないでー」
そんな光景に微笑みを浮かべながらモチルフがお菓子を追加。時蜘蛛の谷に繰り広げられるほんわかとした光景。
幼児化したとはいえ、ビリーもミリィも心と記憶だけは元のまま。それは不可思議な体験といえるだろう。
ゆえに過去も容易に思い出せる。物心ついた時から実の両親は無く、親族に育てられた二卵性双生児のビリーとミリィ。
(もしも俺達に親がいたのなら、こんな感じだったのだろうか?)
ミリィと遊ぶモチルフを後から眺めるビリー。その光景は妹と母が遊んでいるようにも見えて。なら、モチルフは自分の母でもあって。
一方、遊んでもらってたミリィは不意にモチルフを見上げる。ミリィもまたモチルフに対してビリーのように思うところがあって。
(親というには若すぎるけど、お姉さんならちょうどいいのかな)
不思議そうにまばたきするモチルフの視線。それを受け止めるようにじーっと見つめるミリィ。
不意にモチルフの視線が何故か背中に。ミリィが同じように視線を向けると、そこにはモチルフの服を優しく、軽く引っ張ってるビリーがいた。
「だっこー」
「ええ、いらっしゃい」
モチルフがビリーを抱き上げる。
「いいなー」
抱き上げられた兄を見て、ミリィも思わず羨望をこぼす。くいくいっとモチルフのスカートの裾を引っ張るミリィ。
「お姉ちゃん、わたしもだっこー」
「順番ね」
モチルフは優しくそう告げて。
それは決して本物の関係ではないけれども。
ビリーとミリィの兄妹が夢想した、とある家族の一幕……だったのかもしれない。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
リダン・ムグルエギ
クックック…ね、メイドさん
アタシと取引しない?
(スマホ差出し
アタシは『ほのぼの動画だと思った?アタシよ!』動画が撮れる
アナタは『動画好きなアタシを撮る事で甘やかす』事が出来る…
winwinだと思わなギャーッ
という訳で
今回のテーマは『撮ってもらう』よ
幼いアタシはキマフュの『動画大好き』ふわもこ山羊
お菓子を沢山食べたり口キャッチしたり
それらを『撮影』してもらう事で甘えるの
わ、アタシ、面白く撮れてる?
次、どんなバズるの撮るー?
この作戦は大人に戻った後…動画を再生する事で
『甘えられた達成感』を何度も彼女に与えられるのもポイントね
さ、達成感の食過ぎで怠惰になっちゃえ☆
(連続リピートによる催眠・精神攻撃)
●
度重なる猟兵の攻撃……攻撃? 『モチルフ』をフォアグラにするかのごとき攻撃。
「そろそろ体が持たない気がしてきた……!」
谷の上で岩の上に座りながら『考える人』のポーズを取っているモチルフ。しかし、止まるわけにはいかない。だってしょうがない。猟兵の気配がする。それすなわち怠惰の兆し(?)。
目の前に現れたのはリダン・ムグルエギ(宇宙山羊のデザイナー・f03694)であった。
「クックック…ね、メイドさん。アタシと取引しない?」
「……!?」
スマホを差し出しながら告げるリダンにモチルフが構える。
リダンから申し出された取引とは!
簡単に言えば、アシスタント要請であった。
「アタシは『ほのぼの動画だと思った? アタシよ!』動画が撮れる。アナタは『動画好きなアタシを撮る事で甘やかす』事が出来る……!」
つまり、幼児化したうえで二人とも好き勝手やろうぜ! ってことだ!
「winwinだと思わな「とうっ」ギャーッ」
前説が長い。目の前のお食事(幼女化したい欲求)に我慢できず、話を聞かなかったモチルフでした。
というわけで幼児化リダンとモチルフが相対する。
幼いリダンはキマフュらしい『動画大好き』ふわもこ山羊。
取引は成立したような成立してないような。でもたぶん二人の方向性は一緒に歩める気がする。リダンがさっき言おうとしていた『気にしないで。アタシは映える動画と『いいね』が欲しいだけだもの』というのも事実だし、モチルフとしては甘やかすことができれば問題ないわけで。
「はーい、いらっしゃーい」
「わーい♪」
スマホを構えたモチルフの声にリダンがとててててーっと駆け寄っていく。
そしてリダンがびしっとポーズを取った。
「こんかいのてーまは『撮ってもらう』よ!」
おませなリダンはしゃがみこんだモチルフを相手に動画のなんたるかを説明する。それをめっちゃ笑顔で聞いている……いや、可愛さに目を奪われて聞いてないわこのダメイド。
ともあれ、リダンに言われるままにスマホを構えた行動するモチルフ。
一緒にお菓子食べてるところを撮ったり、投げたお菓子をリダンが口キャッチするのを撮りながら拍手したり。
甘えと撮影は共存する。その実現がこれだ!
「わ、アタシ、面白く撮れてる?」
「最高ですよー!」
リダンの声に、スマホを構えたままのモチルフがサムズアップする。
「次、どんなバズるの撮るー?」
「そうですねぇ……あ、ちょっと待ってください涎(←自分の)拭くので」
ほんとにダメイドだなコイツ!
そんなこんなでモチルフの許容量がオーバーした。リダンの時が彼女の元へ帰っていく。
「くっ……惜しい幼女を……!」
元に戻ったリダンを見て、がくっと崩れ落ちるモチルフ。
「……」
そんな彼女に近づき、肩をぽんと叩くリダン。
涙するモチルフの目の前に差し出されたのはスマホである。
そこに流れる動画は……さっき幼女リダンとモチルフが撮った動画である。
何度も何度も繰り返される追体験……それはモチルフが『甘えられた達成感』。
「さ、達成感の食過ぎで怠惰になっちゃえ☆」
こ、これは連続リピートによる催眠・精神攻撃!
リダンさん、こう見えて模様や言葉、毒等を用いて相手の精神・感覚を操るやり手の暗示使いだったのだ!
「く、この怠惰に逆らえない……じゃあ心のままに谷底で寝てきます」
「うん。ご協力感謝よ」
軽く手をあげあって、二人は別れるのであった。
あれ? そういえば戦闘は?
大成功
🔵🔵🔵
シルス・レヴィナス
◎アドリブ等OK
おねショタだと?
待て、俺が子供になってもちっとも可愛くないぞ
大体糸なんて千切れば…
あっ
◆行動
・幼児化
一人称「ぼく」
ピュアで愛らしい男の子
孤児だった為
優しいお姉さんに母性を求めるのは必然だった
【心行くまで甘える】
抱きついて手を繋ごうと試みる
物を与えられる、撫でてもらう等の行為には無垢な笑顔で
「うれしい!ありがとう!」
「おねえさん、だいすき!」等、子供らしい反応
たかいたかーいして!もっとあそんで!
お返しに花を渡したりする
◆攻撃
元の姿に戻ったら
相手の隙を見てUC【渇望の射手】を使用
腕、本当に鈍ったかもしれないな…
反撃はオーラ防御で耐える
幼児化した時の記憶は覚えていて後で自己嫌悪しそう
●
どうやら目的のオブリビオンは谷底でお昼寝しているらしい。
「ったく、おねショタだと? 俺が子供になってもちっとも可愛くないぞ」
悪態をつきながら谷底を降りていくシルス・レヴィナス(黒雲穿つ銃手・f25116)(現在21歳男性、183.8cm。よく年上に見られる)。
「大体糸なんて千切れば……あっ」
あっ。
そんなところにあるなんて、っていうくらい、偶然残ってた糸に触れてしまったシルスだったのです。
谷底で寝ていた『モチルフ』が上から降ってきた愛らしい男の子をキャッチしました。
「うわーん!」
「よしよし、怖かったわねぇ」
目の前にいる女性(モチルフだけど)に抱きつくシルス。そう、孤児だった彼に母の記憶は無く。ゆえにピュアな少年が優しいお姉さんに母性を求めるのは必然だったのです。
抱きしめながらシルスの頭を撫でるモチルフ。少し落ち着いてきたのか、シルスがモチルフから離れる。それでも手はぎゅっと握っているけども。
「はい、お菓子よ」
どこからともなく、モチルフが取り出したお菓子をじーっと見て、手に取って。もぐもぐと口に運べば。
「うれしい! ありがとう!」
甘くておいしかったのだろう。シルスの顔がぱっと明るくなる。その様子を見てモチルフは嬉しそうに頭を撫でると、シルスもまた無垢な笑顔を浮かべてモチルフを見上げる。
「おねえさん、だいすき!」
モチルフに抱きつくシルス。そんなシルスをモチルフは抱き上げる。
「たかいたかーいして!」
「ええ、いいわよ」
『もっとあそんで!』とおねだりするシルスが心行くまで。その甘える行為に応えるモチルフ。というかモチルフもめちゃくちゃうれしそうなので何の問題もなく。
不意に。シルスが花の一輪を見つけた。それを手に取ってモチルフに差し出すシルス。
「これ……!」
遊んでくれたお返しに。それを見てモチルフが嬉しそうに笑った。
「ありがとう。お姉さん嬉し」
ぽん、と軽快な音が響く。
あ、元に戻った。
お姉さんに花を差し出す子供の図が、なんか、183.8cmの現在21歳男性から花を差し出す図になった。
「……」
「……」
気まずい沈黙(と思っているのはシルスだけ!)が流れる。
「も……」
「うおおおおおお!」
動き出そうとしたモチルフに咄嗟にユーベルコード【渇望の射手】を放つシルス。光速の魔弾が心なしかいつもより光速で放たれ、モチルフに直撃する。
「お姉さん、満足よ」
何キャラなのかよくわからないが笑みを残して倒れるモチルフ。
それを見届けて、シルスは谷底を後にする。
思わずフラッシュバックする幼児化した時の記憶。これは自己嫌悪する前に封印するしかあるまい。まさに黒歴史。
「腕、本当に鈍ったかもしれないな……」
そして【渇望の射手】が命中したけど、原型とどめていたモチルフの様子に、シルスは思わず、そう零してしまったそうな。
大成功
🔵🔵🔵
稲荷・こん子
アドリブ/絡み◎
甘やかしは全て抵抗せず嬉しそうに受ける
赤子時に喋れなくなってるなら、ふきだしは心の中で言っている事でお願いします
・行動
悪い人ではなさそうな、そんな気がするオブリビヨンに、興味津々なのです!(目がキラキラ)
現場に着いたら、糸に向かって突撃!
「いっぱい遊んで貰うのです!」
赤子になったらモチルフさんを「ママ」だと思って沢山甘えるのです
「あそんで~♪」
お腹が空いたらママの胸をみて、無理そうならお菓子をもぐもぐ
「おいし~♪」
眠くなったら、抱っこ添い寝
「あったかいのです」
沢山甘やかして貰えたら、キスをして嬉しそうにする
「まま、だいすき~♪」
元に戻ったら感謝、でもお別れなので悲しいのです…
フィーナ・シェフィールド
全力で甘えた経験、あんまり記憶がないですね…。
せっかくなので、子供に戻って楽しんできます!
キラキラと丸く青い瞳、すべすべした頬に、小さくパタパタと動く白い翼。
ふぃーな・しぇふぃーるど、5さいです!
おねーさんは、めいどさん?
幼児化したら、モチルフさんに抱き着きます。
抱っこしてもらったまま、一緒にお歌を歌いましょう♪
…ママに抱っこしてもらったので、何歳の頃が最後だったかな…?
モチルフさん、退治しないといけないんですよね…?
楽しい時間を過ごして元の姿に戻ったら、【戦場の歌姫】を発動。破魔の力を宿した歌声で、甘えさせてくれたことに対する心からのお礼を込めて、モチルフさんを優しく浄化しますね。
●
フィーナ・シェフィールド(天上の演奏家・f22932)は谷の上から谷底を覗いていた。視線の先には谷を登ってくる『モチルフ』が見える。まだ生きていた。そしてまだこちらに気付いていない。
(全力で甘えた経験、あんまり記憶がないですね……。せっかくなので、子供に戻って楽しんできます!)
そんなフィーナの横には、これまた全力で甘える態勢の稲荷・こん子(七変化妖狐・f06041)が一緒のようにして谷底を覗き込んでいた。
(悪い人ではなさそうな、そんな気がするオブリビヨンに、興味津々なのです!)
めっちゃ目がキラキラしているこん子さんである。
「いっぱい遊んで貰うのです!」
そう言ってフィーナとハイタッチ(?)するこん子。
そんなわけで、フィーナとこん子はモチルフをお待ちしていたのである。
そして。
キラキラと丸く青い瞳、すべすべした頬に、小さくパタパタと動く白い翼。
「ふぃーな・しぇふぃーるど、5さいです! おねーさんは、めいどさん?」
「そうよー。うふふふ」
めっちゃイイ笑顔で応えるモチルフ。
そしてモチルフの腕の中には。
「きゃっきゃ♪(あそんで~♪)」
赤子状態まで戻ったこん子がいた。たくさん甘えるつもり……というか、すでにモチルフを『ママ』認定。モチルフに向かって手を伸ばすこん子。その手がモチルフのおっぱいに触れる。
「あらあら、おっぱいが欲しいの?」
とはいえ、さすがにお乳は出ないので。The・哺乳瓶!(中身はお菓子です)
あやすように体を揺らしながらこん子に哺乳瓶でお食事とらせるモチルフ。
「きゃっきゃ♪(おいし~♪)」
こん子が手をぱたぱたさせる。たくさん飲んで、はふーと吐息をもらしたら。
「あー♪(まま、だいすき~♪)」
「うふふ、甘えんぼなのね」
モチルフの顔に近付いて、ほっぺにキスをするこん子。モチルフはこん子になされるがまま。でも幸せそうな微笑み。
おなかいっぱい。温かい腕の中。あやされ、ふわふわとした感覚に、こん子はおねむになってきて。
(あったかいのです)
そのまますやすやとお昼寝タイム突入です。
というわけで腕の中で眠ったこん子を抱っこしつつ、モチルフがフィーナを見る。ちょこーんと座ったままのフィーナ、どうやら妹(?)が寝るまで、待っていたらしい。
「おねえちゃん、がんばったわね~」
こん子を側に寝かせたモチルフが、駆け寄ってきたフィーナの頭を撫でまくる。頭を撫でられて嬉しくなったフィーナがモチルフに抱きつく。
「えへへ」
「はぁ~~天使」
抱きついてくるフィーナを抱きしめながら、モチルフが吐息をこぼす。
間違いではない。白い翼はあるし。可愛いし、萌える。
一方で、フィーナは抱きしめられたぬくもりをいっぱいに感じていた。
(……ママに抱っこしてもらったので、何歳の頃が最後だったかな……?)
そんなことを思い出すくらいには。
モチルフに抱っこされたままフィーナが顔を上げる。
「一緒にお歌、歌って♪」
「ええ。どんなお歌がお好き?」
フィーナのお願いに頷くモチルフ。
楽しい、とても楽しい時間が過ぎていき。
しかし、楽しい時は夢のごとく過ぎ去り。
「幸せすぎて、むり」
突如、口元を押さえてモチルフが崩れ落ちる。お腹いっぱいらしい。フィーナとこん子の時が彼女の元に戻る。
「……」
「……」
「……」
しばし見つめ合うフィーナ、こん子、モチルフ。
(モチルフさん、退治しないといけないんですよね……?)
(でもお別れなので悲しいのです……)
たくさん甘えさせてくれたから。たくさん遊んでくれたから。
でもオブリビオンなのです。
フィーナは【戦場の歌姫】を披露する。破魔の力を宿した歌声が辺りに響く。『甘えさせてくれたことに対する心からのお礼』がモチルフを優しく包み込み……。
「ありがとう、なのです」
こん子の感謝の言葉がモチルフに突き刺さる。
「ああ……おせわ……おうた……とてもイイ」
こん子の赤子姿とフィーナの幼女姿を思い起こしながら幸せそうな顔で谷底に落ちていくモチルフ。
その途中できらきらとした粒子になって散っていく。
こうしてモチルフは浄化されたのである……たぶん?
大成功
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