帝竜戦役⑭~骨とナイフとオブリビオン
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「お、どなたさんもすまないねぇ」
グリモアベースに集まってくれた猟兵たちに、椎宮・司(裏長屋の剣小町・f05659)は片手をあげて笑いかける。
「早速だが仕事の依頼だよ。受けてくれるかい? ちなみにあたいの『初依頼』ってぇヤツだ」
ふふっ、と微笑を浮かべて、司は嬉しそうに猟兵たちへ話し出すのであった。
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「頼みたいのは、『帝竜戦役』の後詰さね」
場所は『古竜平原』。ここにいるオブリビオン『ハート・ロバー』を掃討してきてほしい、と。
「そんなに強くは無いんだけど、数だけは居て面倒でねぇ……」
そこで溜息をつきながら頭をかく司。一拍おいて、話を続ける。
「まとめてぶっ飛ばせばいい、って話なんだが、これまた面倒なことにどいつもこいつも『古竜の骨』ってのを持っているのサ」
古竜の骨。それはかつてベルセルクドラゴンに絶滅されられたという古の巨竜の骨を指す。この骨には『触れたユーベルコードの威力を激減』するという能力がある。
「てなわけで、真正面からじゃ、こっちのユーベルコードは役に立たないんだなコレが」
直接攻撃だけでなく、強化や召喚の類もその効果を大きく減衰させてしまう古竜の骨。ただ、対策はある。
「ま、触れなきゃいいだけさね」
ハート・ロバーが持つ古竜の骨に触れないようにして、攻撃を仕掛ける。これが今回の攻略のポイントだ。
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「敵さんらは、この骨をナイフに加工してるようだね」
そのナイフで武器受けを行い、その後カウンターの形で攻撃を仕掛けてくる。遠距離からも第六感と見切りも駆使して回避か武器受けで攻撃を凌ぐ。
「不意を突くとかしないと、まずその防御をかいくぐれない」
通常の戦闘に、ナイフを使わせない工夫が必要になってくる。例えば、ナイフを叩き落とすとか。あるいはフェイントでナイフを掴み、本命は逆の手で叩きこむとか。
ナイフそのものをどうにかする方法と、ナイフをかいくぐる方法と、おそらくはこの2つの手段。
もちろん、ナイフを気にせずに真正面から攻撃を叩き込み続ける方法もある。根気が必要だが、不可能ではない。
「ま、その辺は任せるサ。どっちにしたって敵さんらをきっちり倒してきておくれ」
それが一番の目標だ、と司は述べる。
「お前さんらなら、色々思いつくだろ?」
ふふ、と微笑と共に信頼を示す司。
「それからこいつぁ、おまけの情報だよ」
サービスだ、と司が話し出す内容はハート・ロバーと財宝に関わるもの。
「敵さんらはめちゃくちゃ面食いらしい。イケメンなら近付くだけで油断するかもねぇ」
ぽーっと油断したところを不意打ちというのはアリらしい。
「それから、古竜の骨ってのは貴重な財宝だ。持ち帰ってきたら高く売れるってぇ話だよ」
持ち帰るかどうかは完全に猟兵の趣味レベルでお任せだ。
「こんなトコで話は終わりだ。それじゃよろしく頼んだよ、お前さんたち!」
そう言って、司は猟兵たちを送り出すのであった。
るちる
こんにちはとかこんばんは、骨のナイフってカッコいいよね、るちるです。
再び帝竜戦役のシナリオです。シリアスからコメディまでの範囲でリプレイをお届け予定ですよー。真面目もボケもネタもどんとこい。
シナリオの補足でーす。
このシナリオには、特別なプレイングボーナスがあります。
(=============================)
プレイングボーナス……敵がまとっている「古竜の骨」に触れないよう、隙間を縫う攻撃などの対策を行う。
(=============================)
というわけで、このシナリオにおいてはハート・ロバーの持っているナイフとなっている古竜の骨をどうにかしてください。
ハート・ロバーは『見切り、第六感、武器受け、カウンター』の技能を持っており、この技能を駆使してこちらの攻撃を捌こうとしています。
これに対してナイフをかいくぐる、あるいはナイフそのものをどうにかして無効化するという作戦があるとプレイングボーナスが得られます。技能は単発使用よりは組み合わせたり、工夫して使うことでより効果を発揮します。
ちなみのコーナー。
ユーベルコードを使わなければいいじゃん、という作戦もありです。
イケメンは自己申告とします。申告あればイケメン認定! ハート・ロバーの油断増しです。
ハート・ロバーのPOWはナイフを失った場合、手刀で代替します。気をつけてネ。
ナイフは財宝としての価値があります。
宝物「古竜の骨」……かつて一体の帝竜によって絶滅させられた、叡智ある種族「古竜」の骨です。ユーベルコードを弱める効果を持ち、小さな骨片で金貨84枚(84万円)の価値があります。
後はいつものことながら、自分の同行者以外には迷惑をかけないようにしましょう。楽しく正しく暴走したり壊れたり無茶振りするのと、迷惑をかけるのは別の話です。前者はOK、後者はダメよ。
それではお待ちしておりまーす!
第1章 集団戦
『ハート・ロバー』
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POW : こんなに近いとハートがドキドキするね
【心臓を抉るナイフ】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD : アナタに一目惚れしたの!
【告白】が命中した対象を爆破し、更に互いを【運命の赤い糸】で繋ぐ。
WIZ : アタシとイイコトしない?
【興味】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【ハートマーク】から、高命中力の【キューピッドの矢】を飛ばす。
イラスト:透人
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ベルンハルト・マッケンゼン
アドリブ連携大歓迎
(敵軍団を眺めて呟く)
平原の乱戦とは懐かしい。ハウサー閣下と共に戦ったプロホロフカを思い出す。
全く、楽しかった。
SPD
「地形利用」で塹壕を布陣、ボディアーマーを着込み「迷彩」で待ち構える。
「戦闘知識」から自行動の隠匿性を重視しUC使用、囮としてセントリーガンの弾幕を張る。その砲火の嵐の中、「スナイパー」としてヘカート対物ライフルで狙撃しつつ塹壕内を徐々に前進。肉薄したら「先制攻撃」のスタングレネードで「目潰し」後、バヨネットを着剣して「ランスチャージ」の白兵突撃、銃剣で刺し貫く。
イケメン? 格好良いかどうかは、関係ない。格好良くあろうとする意志が、大切なのだ。戦術的に…フッ。
●
ベルンハルト・マッケンゼン(黄金炎の傭兵・f01418)が敵軍団――『ハート・ロバー』の大群を眺めて呟く。
「平原の乱戦とは懐かしい」
フラッシュバックする戦場の光景。記憶が正しければ、これはプロホロフカであるはずだ。
「全く、楽しかった」
そう言葉を紡いで。ベルンハルトは戦闘態勢に入る。
既に準備は万全であった。
ハート・ロバーたちが近付く前に塹壕を布陣済。その中で、『Magnum Tac-UDC ボディアーマー』を着込んで、その迷彩機能を使い、相手を待伏せる。
まだ敵の気配はない。
(次は……)
静かに戦闘知識から最善の一手を導き出す。隠匿性を重視するなら。
「……」
小さく呟き、静かに【Verne S.H.o.T.】を起動。塹壕の中と周辺に量子複合AI搭載自律型ガンタレットが展開される。直後、セントリーガン――510mm電磁反重力投射ガトリング連装砲が火を噴いた。それは迎撃とともに、ハート・ロバーたちが接近した合図。
音をあげながらばらまかれる弾幕を囮に、ベルンハルトが対物ライフル『PGMウルティマラティオ・へカートUDC』を構える。
(……そこだ)
トリガーを引く。構えた手に伝わる反動。鋭い音を立てて、弾幕の中を突きぬけていく弾丸が、一番先頭にいたハート・ロバーを撃ち抜く。
弾幕で上手く近付けないハート・ロバーたちをスナイプ、迷彩で敵の視界を欺きながら、塹壕内を徐々に前進していくベルンハルト。
「もー、どこにいるのよー!!!」
ハート・ロバーたちもベルンハルトを見失っているらしく、反撃すらままならない。その中を着実に仕留めていく。
途切れることのない弾幕に足が止まるハート・ロバーたち。そして距離を徐々に詰めていくベルンハルト。
スナイパーよりも傍にある『OKC-7S UDCバヨネット』が有効に使える距離。それを見定めてベルンハルトが次の動きに出る。
塹壕からスタングレネードを投擲。閃光が炸裂し、ハート・ロバーたちの視界を奪う。とほぼ同時に塹壕を飛び出すベルンハルト。その手にはバヨネットが着剣済。
「悪いな」
ハート・ロバーに肉薄しての白兵突撃。力も速度も乗せた鋭いランスチャージがハート・ロバーを刺し貫く。反撃を許さぬ一撃で仕留め、躊躇わず次の標的を刺し貫くベルンハルト。
「イケメン? 格好良いかどうかは、関係ない。格好良くあろうとする意志が、大切なのだ。戦術的に…フッ」
視界が回復しない中、むやみやたらと振り回される骨のナイフの攻撃をかわしつつ、ベルンハルトのバヨネッタがハート・ロバーたちを仕留めていくのであった。
成功
🔵🔵🔴
一郷・亞衿
古竜骨のナイフ、か。まともに接近戦挑むとヤバそう。
UCで攻撃するだけじゃなく目眩ましも狙うなら……『未詳生物:スカイフィッシュ』の出番かな?
超速で飛ぶ虫めいた不思議生物を大量召喚して、多方向から敵を同時攻撃させるよ。
自律行動するロッズ達に感情があるかは解らないけど、最悪攻撃喰らっても敵に魅了されたりはしないはず(一撃で死ぬ為)。
ロッズで気を惹いて隙を<見切り>、<殺気>を消して<ダッシュ>で接近。背後から<呪詛>を籠めた金属バットで<だまし討ち>だ!
古竜骨は珍しい物ではあるけど、割とこの平原で戦い続けてる身なんでね。今となっちゃ興味とか通り越して“弱体化効果をどう攻略するか”しか考えてないよ!
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古竜平原に足を踏み入れた一郷・亞衿(奇譚綴り・f00351)。その姿も調子もいつも通り。マスクで顔を隠しながら、軽快に平原を進む。
そしていまだ姿が見えない『ハート・ロバー』の情報を頭の中で反芻する。
(古竜骨のナイフ、か。まともに接近戦挑むとヤバそう)
さて、どうするか、と考え始めたところで、視界にハート・ロバーたちが入ってきた。多勢に無勢、正面からはヤバい。
ユーベルコードで攻撃するだけじゃなく目眩ましも狙うなら……?
(この子たちの出番かな?)
思考を纏めていた間に、ハート・ロバーたちが射程内に入っている。
間髪入れずに亞衿が叫ぶ。
「行けっ! ロッズ!!」
先手必勝と繰り出した【未詳生物:スカイフィッシュ】。亞衿の召喚した大量の未確認生物『ロッズ』がハート・ロバーたちに殺到した。
「そんなの食らう訳ないでしょー!!!」
亞衿の先制攻撃に、ハート・ロバーたちも怯まず応戦。足を止めて、自身に多方向から襲い掛かってくる超速で飛ぶ虫めいた不思議生物へナイフを振り回す。仮に骨の効果がなかったとしても、ロッズはナイフの一撃で消滅程度の強さ。なかなかハート・ロバーたちにダメージを与えるに至らない。しかし、亞衿の本命は『コレ』ではない。
(さて)
飛び交うロッズたちをブラインドに。
殺気を消して、密かにされど素早くダッシュで接近。ハート・ロバーの背後、ロッズに気を取られていたら、その角度は死角になるよう、襲い掛かる方向は調整済だ。
――隙だらけだよ、っと。
「ていっ」
小さく息を吐きながら、背後から金属バット『灰色こっくりのバット』をフルスイング。呪詛の込められた一撃がハート・ロバーに直撃し、そのまま大地へ沈める。
亞衿の襲撃にハート・ロバーたちの視線が集中する。しかし、いまだ飛来するロッズを無視するわけにもいかず、身動きが取れない。
亞衿が次の標的にバットを振るおうとしたその時。
「こ、このナイフ、アンタたちには貴重なんでしょ!」
片手でロッズを捌きながら、もう片方の手で古竜の骨のナイフを見せつけるひとりのハート・ロバー。それは問いかけにして自身に『興味』を持たせるための作戦。
しかし。
「古竜骨は珍しい物ではあるけど、割とこの平原で戦い続けてる身なんでね」
亞衿はナイフを一瞥して微苦笑を浮かべる。
「今となっちゃ興味とか通り越して『弱体化効果をどう攻略するか』しか考えてないよ!」
お返しは金属バットの一閃。ハート・ロバーの甘言に貸す耳すらなく。亞衿のバットがハート・ロバーを文字通りぶっ飛ばすのであった。
大成功
🔵🔵🔵
戦場外院・晶
「戦場外院・晶と申します……短い間となりましょうが、よしなに」
挨拶は基本でしょう
「さて……参ります」
歩いて近寄ります……例え彼女等の短刀が閃くと分かっていようと、私に出来るのはそれだけなのですから
「……ふ」
高鳴る心臓目掛けて刃が迫る……しかし私の眼に映るにはそれを握っている彼女の手だけ
「……捕らえました」
【手をつなぐ】
何か持っていようと動いていようと……我が手を逃れうる手はありません
「……御免」
秘技・概念投げ
掴んだからにはもうお仕舞いなのです
怪力グラップルの技巧をもって振り回し、脳天から地面に堕とす……じっくりと愉しみたいところではありますが
「さあ、次はどの方が愛してくださるのです?」
わくわく
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古竜平原。そこに静かに佇む戦場外院・晶(強く握れば、彼女は笑う・f09489)は、『ハート・ロバー』たちを相対していた。間に走るのは緊張感……のようで、晶にとっては、何も変わらず普段通りであろう。
「戦場外院・晶と申します……短い間となりましょうが、よしなに」
ハート・ロバーたちに一礼して、呼吸を整えて。
「さて……参ります」
てくてくてく。
晶は普通に歩いて近付いて行った。
「な、えっ、ちょっ?!」
動揺したのはハート・ロバーたちだ。『この猟兵何考えてるの?』という感じで。しかし、武器らしい武器をもたない彼女は隙だらけにも見える。
「なめてたら痛い目みるんだからー!!」
ハート・ロバーが仕掛ける。晶に急接近して肉薄。高鳴る心臓を抉り取るナイフの一撃が晶を捉える……その瞬間。
「……ふ……捕らえました」
ぱしっ。軽快な音を立てて、晶の手がハート・ロバーの一撃を掴みとる。
それは晶の卓越した技術……否、信念。『手を繋ぐ』ということに関して貫き通した何か。ゆえに、何を持っていようとどんなに動いていようと。
「我が手を逃れうる手はありません」
そして掴んだならば。
「万象一切、この手から逃れる術なし」
【秘技・概念投げ】。相手の『存在の芯』を掴みあげる彼女の秘技。ゆえに抗うこともできず、ただ投げられるのみ。
「掴んだからにはもうお仕舞いなのです」
怪力とグラップルの合わせ技による物理的にも逃れることのできぬ掴み。それを用いてハート・ロバーを振り回し、勢いをつけて脳天から地面に叩き落とす。
ぺろりと舌なめずりした姿を見た者は居たか否か。
戦争という最中でなければ、もっとじっくりと愉しみたいところではあるのだが、此度は後詰めである。時間はかけられない。ぐったりしたハート・ロバーを手放し、両手を広げて晶は言う。
「さあ、次はどの方が愛してくださるのです?」
心なしか弾んだ声で。そう、彼女はわくわくしながら晶がハート・ロバーたちに歩み寄る。
「こ、このー!」
仲間がやられて、しかも相手は猟兵である。逃げるわけにはいかないとハート・ロバーたちが晶に突撃する。
しかし。
「えい」
心臓を狙う一撃を掴まれ、振り回されてから別のハート・ロバーに叩き付けられ、ノックアウト。
その後も晶の思うがままに掴まれ、投げ飛ばされ。ハート・ロバーたちは掃討されたのである。
大成功
🔵🔵🔵
霑国・永一
ルーナ(f01373)と
軽く言ってるけど、売るのが勿体ない代物じゃあないか
金はいつでも盗めるけど、貴重品はそうもいかないしねぇ
それじゃ、ルーナ。沢山奪いに行こうかぁ
狂気の分身を発動
何百体と生み出し続け、ひたすら一体対多数という具合で四方八方からナイフに対しダガーを介してなどで【盗み攻撃】にて【盗み】を狙い、奪い取るよう狙う
減衰で分身が消滅することになっても随時追加する
時に自爆を行い、敵の視界も塞ぐなど対応しきれない特攻を行い続ける
本体の自身もその大攻勢の隙間から盗み攻撃を行って無力化を狙う
『あっ俺様死ぬわ!ウケる!』『おいルーナてめェ俺様をダシに!』
「ああ、分身はいくら使い潰しても構わないよ」
ルーナ・ユーディコット
永一さん(f01542)と
厄介な代物、持っておくと便利そうだけど
永一さんにも得る機会を与えていいのやら
まあ敵の手にあるよりいい
やるからには全部回収で
あと私にも一本
開闇見星を使用
永一さんの分身って、確か攻撃で爆発するよね
利用させてもらうよ
爆風は特殊なナイフだろうと完全には防ぎようがないし
勘で避けようにも限界がある
まず猟兵が人間ごと斬ってくるとは敵は思ってないかもしれないけどね
というわけで敵と永一さんの分身に纏めて斬撃を叩きつける
近寄ってくる敵は限界突破の捨身の一撃で斬る
どうも戦闘の喧噪に紛れて文句が聴こえる気がするけど
「事故だよ、事故」
とぼけておこう
本体と分身の見分け?
本人なら多分回避するよ
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古竜平原。ここに巣食うオブリビオン『ハート・ロバー』の集団を遠くに見つけて。
「軽く言ってるけど、売るのが勿体ない代物じゃあないか」
霑国・永一(盗みの名SAN値・f01542)は口を開く。
「金はいつでも盗めるけど、貴重品はそうもいかないしねぇ」
その相手はルーナ・ユーディコット(桂花狼娘・f01373)であった。対して、ルーナは嘆息ひとつ。
(厄介な代物、持っておくと便利そうだけど)
果たして目の前の人物が得る機会を与えていいのやら。しかし、敵も迫ってきている。
「まあ敵の手にあるよりいいか」
そう呟いて、千年桜の下で鍛えた大太刀『金桂』を抜き放つルーナ。
「それじゃ、ルーナ。沢山奪いに行こうかぁ」
「ええ、やるからには全部回収で」
戦闘態勢に入る二人。
「あと私にも一本、よろしく」
その言葉を残して、ルーナが突撃した。
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ルーナを視認したハート・ロバーたちが足を止め、戦闘態勢に入る。
それに構わず、突進するルーナ……は最初のフェイク。
「さぁ、俺の為に散ってくれ!」
ルーナを追いかけるように走っていた永一が叫ぶ。【盗み散る狂気の分身】、永一の別人格、その分身が何百という数で生み出され、ルーナを追い越して、ハート・ロバーに殺到する。
「ちょっ?!」
想定外の展開に焦るハート・ロバー。永一の分身の数が多すぎて、どうやっても一対多数の構図は避けられない。でもユーベルコードであるならば。
「このー!」
必死になって骨のナイフを振るい応戦するハート・ロバー。
「そんなに見せつけられたら、盗んじまうだろぉ!」」
しかし、永一の分身の狙いはその『ナイフ』だった! ナイフが自身を斬りつけるより早く、嬉々として掠め取りながら逆にナイフで斬りつける。そして骨のナイフの一撃で消滅しようとも、後から押し寄せる別の分身がその隙に奪い取る。
「なんなのもう!」
ちょっと見た目カッコいいから告白でも、とか考えていたハート・ロバーたちにそんな隙など一切与えない永一。
「かえれー!」
ハート・ロバーのナイフの一撃が永一の分身を捉える!
「そうするかぁ!」
そう言って、自爆する永一の分身。
「きゃぁぁぁ!!」
「俺様の扱いひでぇなクソッタレ!!」
そう言った分身もまた自爆してハート・ロバーを怯ませていくのであった。
爆風と煙がまき散らされる混乱の中、そこへゆらりと入り込んだのはルーナ。永一の分身が爆発することは知識の内。
(利用させてもらうよ)
爆風そのものは特殊なナイフであっても完全には防ぎようがないし、任意で爆発するモノを勘で避けるにも限界がある。
「まあ、まず」
こちらを見つけて迫ってくるハート・ロバーを見ながら、金桂を振り上げるルーナ。
「人間ごと斬ってくるとは思ってないかもしれないけどね」
言うが早いか、刃を振りおろす。ユーベルコード【開闇見星】。星の様に輝く漆黒の斬撃が金桂から放たれ、周囲にいたハート・ロバーたちを永一の分身ごと斬り捨てる!
「うそでしょ!?」
ルーナの心臓を狙うべく接近していたハート・ロバー。爆風、そして直後に襲い来る斬撃をかわす力は無く、その大半が一刀のもと、鏖殺されていく。その光景はまさに開闢の閃き。
「今夜の空は――星が多くなりそうね」
先の一撃で仕留め切れなかった個体へ再度放たれた【開闇見星】。星のごとく降る斬撃がハート・ロバーたちを容赦なく斬り捨てていった。
「おいルーナてめェ俺様をダシに!」
「……」
戦いの喧騒の中、何か聞こえてきた気がする。とりあえず気にせず、接近してきたハート・ロバーを斬り伏せるルーナ。
「聞けよ!」
「事故だよ、事故」
永一(の分身)の抗議にそう応えながら。その分身をハート・ロバーごとばっさり斬り捨てるルーナ。
「あっ俺様死ぬわ! ウケる!」
事前に『分身はいくら使い潰しても構わないよ』と言われてはいるものの、容赦なく使い潰すルーナでした。
徐々にすり減らされていく戦力。ハート・ロバーたちは大混乱の中に陥れられていた。いつ爆発するかわからない動く爆弾相手とか何の悪夢なのか。残り戦力も少ない。ここは撤退すべき、と永一の分身の群れを突破する。
……が、眼前に現れたのは1体の永一。その彼とハート・ロバーがすれ違う。
「えっ?」
その瞬間、手にあったナイフが忽然と消えていた。
「すれ違いざまには注意が必要だねぇ」
永一の手の内で放り投げられる骨のナイフ。
「か、返しなさいよー!」
飛び掛かってくるハート・ロバー。不意に永一がしゃがむ。
「……!」
永一の頭の上を金桂の刃が通り過ぎ、ハート・ロバーを斬り裂く。
「ルーナ、今全力で斬りにかかったよねぇ?」
「見分けるの面倒だし。本人なら多分回避すると思って」
すれ違い様の、本人からのクレームもどこ吹く風と受け流し。ルーナは近くにいた分身を斬り倒して爆発させる。
「きゃぁぁぁぁぁ!!!!」
その爆風が残っていたハート・ロバーたちをすべて巻き込んで吹き飛ばす。
「まあ、回収できたからいいとしますか」
ハート・ロバーたちが持っていた骨のナイフを全てその手中に収めて。
永一とルーナはその場にいたハート・ロバーたちを一掃したのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
パルピ・ペルポル
古竜の骨さえなければそう難しい話じゃないのだろうけどね。
まずは念動力で雨紡ぎの風糸を自らの周囲に張り巡らせておいて、敵の行動を阻害兼盾として使用するわ。
敵に気付かれぬよう隠密行動で動いて、不意がつけそうなら不意打ちするし、イケメンに油断してるのがいたら狙わせてもらうかしらねー。
気付かれたら偶然の不運なる遭遇を使って隙を作るわ。威力落ちてるとはいえ隙を作るぐらいは出来るでしょ。
その隙をついて糸を絡めたり穢れを知らぬ薔薇の蕾を投げたりしてナイフを自由に使えないようにして倒しに行くわ。
わたしのハートを盗みたければもっと価値のあるお宝用意してくれないと。
ナイフは倒した分だけきっちり回収して帰るわよ。
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パルピ・ペルポル(見た目詐欺が否定できない・f06499)は古竜平原を飛んで標的を探す。
(古竜の骨さえなければそう難しい話じゃないのだろうけどね)
『ハート・ロバー』が持つ古竜の骨のナイフ。ハート・ロバーそのものは戦闘に長けたオブリビオンではないがゆえに、攻略のカギは骨のナイフをどうするか。
その対策として、まず『雨紡ぎの風糸』を取り出すパルピ。蜘蛛の糸より細く、柔軟性と強度を兼ね備えた透明な糸を、自身を守るように念動力で周囲に張り巡らせる。
これで敵への行動阻害兼盾はできた。
後は行動あるのみ。
目立たないように、敵集団の背後へ回り込むパルピ。その小さな体躯も活用して隠密行動に徹すれば気付かれないことなど動作も無い。
(隙あり!)
『穢れを知らぬ薔薇の蕾』がパルピの手から飛んでハート・ロバーの腕に直撃。そして伸びた茨が絡みついていく。
「あ、あ、ああああー!!」
ハート・ロバーが絶叫すると同時に薔薇が真紅の花を咲かせて。崩れ落ちるハート・ロバー。仲間の様子を見て敵襲と判断したハート・ロバーたちがパルピの存在に気付く。
「あ。」
「え?」
間髪入れずに、ユーベルコード【偶然の不運なる遭遇】。パルピの意味ありげな視線に惑わされたハート・ロバーたちの懐に突っ込むパルピ。雨紡ぎの風糸を繰ってナイフを絡め取る。
ナイフを奪い取って、そのままハート・ロバーたちの頭上に飛び上がったパルピ。彼女にハート・ロバーが呼びかける。
「くっ、コレに興味があるなら、アタシとイイコトしない?!」
興味を引くように手にあるナイフを見せつけるハート・ロバー。
しかし、パルピが浮かべるのは微苦笑。
「わたしのハートを盗みたければもっと価値のあるお宝用意してくれないと」
返事は白薔薇の蕾の乱舞で。ハート・ロバーたちに絡みついた蕾が、血を吸い上げて真紅の薔薇を咲かせる。そして動く者はパルピのみ、後は風に揺れる赤い薔薇だけ。
倒した分のナイフはきっちり回収して、パルピはその場を撤収するのであった。
大成功
🔵🔵🔵
フィランサ・ロセウス
うふふ、イケメンじゃなくてごめんなさいね?
でもそんな些細な事がどうでも良くなる位、激しく殺(あい)し合いましょ♥️
正面から馬鹿正直に斬りかかると見せかけての[だまし討ち]よ
あらかじめ掬っておいた土を投げつけて[目潰し]、
相手が怯んだところで[早業]で両手を[部位破壊]して、もうナイフを持てないようにしてあげる!
さあ、邪魔する物がなくなったらお楽しみの時間よ
私のUCを打ち込んであげるから、素敵な顔を見せてね♥️
反撃を阻止できなかった場合、
相手の動きを[戦闘知識]から予測
、[武器受け]で受け流す
急所への直撃さえ避けられれば問題ないわ
だって痛いのも“好き”だもの!([激痛耐性][継戦能力])
●
古竜平原に陣取る『ハート・ロバー』の大群。それを相対しながら、フィランサ・ロセウス(危険な好意・f16445)は笑みを浮かべる。
「うふふ、イケメンじゃなくてごめんなさいね?」
全く悪びれもせずに。手にするのは鋭い切れ味と丈夫さを兼ね備えた『ハンティングナイフ』だ。
「でもそんな些細な事がどうでも良くなる位、激しく殺(あい)し合いましょ❤」
そう言って、フィランサはハート・ロバーたち目掛けて突撃するのであった。
「そんな愛はいらないのー!」
突撃してくるフィランサに対してカウンターのように心臓を狙う一撃を放つ構えを取るハート・ロバー。
「……えへ」
その様子を見てフィランサが笑う。直後、フィランサが腕を振るって何かを投げつける!
「うわぁっ、なにこれ?!」
それはフィランサがあらかじめ掬っておいた土。土埃が舞い、ハート・ロバーの視界を奪ったその隙へ。
「もう持てないようにしてあげる!」
懐へ踏み込み、振るわれるハンティングナイフ。早業による斬撃がハート・ロバーの両手の腱を切断して、手の機能を奪い去る。手から零れるナイフ……には目もくれず、フィランサは笑う。
真正面から仕掛けると見せかけてのだまし討ち。それが成功した今、彼女の目の前にいるのは……。
「さあ、邪魔する物がなくなったらお楽しみの時間よ」
すかさず得物を巨大な注射器『ジャイアントシリンジ』に持ち替えて。
「私の毒(あい)を打ち込んであげるから、素敵な顔を見せてね❤」
ユーベルコード【甘美なる毒】。ハート・ロバーの体にジャイアントシリンジから毒液が注入される。
「ひ、ぎぃああああああああぁぁぁ……ぁ、ぁ、ぁ……んっ、はぁっ」
最初に訪れたのは絶叫に表情が歪むほど激痛。それは徐々に、徐々に甘く痺れるような疼きに変わり、顔の筋肉が緩む。そして最後は……口端から涎を垂らして吐息を漏らして……そこでハート・ロバーの命が終わる。
仲間の死にざまに呆然とするハート・ロバーたち。
「ああああーー!! とってもいいわ」
とさっと地面に崩れ落ちるハート・ロバーの様子を見て、高揚するフィランサ。その隙だらけの瞬間へ、正気を取り戻した1体がフィランサへ突撃。
「このー!!」
フィランサの心臓を狙う一撃。
「……っ!」
不意を突かれたその一撃を、フィランサは咄嗟に武器で受け流し、致命傷を避ける。
「いいわ、いいわ。だって痛いのも『好き』だもの!」
激痛耐性で流れ出る血に気も留めず。反撃は【甘美なる毒】で。
「い、いやぁぁぁ!!」
「苦しいのは最初だけ……あなたもきっとハッピーになれるよ❤」
注射針が突き刺さった瞬間、悲鳴を上げるハート・ロバー。彼女に囁くフィランサ。
絶叫、そして甘い吐息を漏らすハート・ロバーに。
「フフ、好きよ、とっても好き……!」
その顔に手を添えて、命が尽きる瞬間の表情を余すことなくフィランサ。
「に、逃げ……!」
「逃がさない」
あまりの狂気に逃げ出そうとしたハート・ロバーたちを『ニンジャ・フックシューター』で絡め取るフィランサ。
「さあ、次は誰にする❤」
ジャイアントシリンジを手に、危険な好意を浮かべながらフィランサは笑うのであった。
大成功
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牧杜・詞
不意を突く、か。本来のわたしの戦い方【暗殺】でいいってことね。
最近ペアとか多かったけど、今回はいちばんの得意分野で戦えるってことだわ。
……腕、鈍ってないといいけど。
それになんだっけ? イケメン?
ま、女だしそこはあまり期待できないかな。
わたしみたいなのに油断する物好きがいたら、遠慮なく刻んであげるけどね。
「お代はあなたの命をいただくわ」
【闇に紛れ】て【忍び足】を使いながら【フェイント】で相手の隙をついていこう。
相手のナイフは【識の境界】を発動させた【残像】を使って躱したら、
逆にカウンターの【新月小鴨】で殺してあげるわ。
古竜の骨は見つけたらもらっておこうかな。
売れるなら邪魔にはならないだろうしね。
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古竜平原を歩く牧杜・詞(身魂乖離・f25693)。
いまだ標的は見えず、されどやることは変わらず。
(不意を突く、か。本来のわたしの戦い方でいいってことね)
最近は誰かと行動していたので『彼女本来の動き』を発揮する機会は少なかったのだが、今回は『いちばんの得意分野』で戦えそうだ。
(……腕、鈍ってないといいけど)
『ハート・ロバー』の集団を捕捉した詞は、不意に気配を消す。闇に紛れるようにして。ゆっくりと忍ぶように、集団の背後を取った詞が仕掛ける。
最初の一撃は深緑に輝く打刀『鉄和泉』による上段からの一閃。
「敵襲!?」
崩れ落ちる仲間に、詞の奇襲と気付いたハート・ロバーがナイフを振るう。その一撃を鉄和泉の返す刃で受け流し、再び振り下ろす……と見せかけて素早く身を翻す詞。フェイントでがらあきになった胴を鉄和泉で横になぎ払う。
「そんなに斬りたいならアタシをみろー!」
ハート・ロバーの告白に詞の視線が揺らぐ。隙だらけの体に斬りたい衝動が向いた瞬間、詞の手元が爆発する。
「……っ」
爆風の直撃をかわし、距離を取るため、赤い糸を切断する詞。しかし、その間にハート・ロバーたちの包囲網が完成している。
「にがすなー!」
四方八方からハート・ロバーたちがナイフで攻撃を仕掛けてくる。斬りつける者、突き刺す者、そして投げつける者。
それらに対して詞は。
「……根源を示せ」
ひとこと。それは詠唱にして暗示。【識の境界】。衝動を解放することで殺人鬼モードとなった詞の体が揺れる。それは残像を残すほどのハイスピードによる回避であった。
「うっそー?!」
残像に惑わされ、攻撃を回避されたハート・ロバーが叫び。
「残念だったわね」
その声は背後から。短刀『新月小鴨』の一刺しがハート・ロバーの体に突き刺さる。刃を引き抜くと、その場に崩れ落ちるハート・ロバー。
「わたしみたいなのに油断する物好きがいるなんて」
詞が呟く。それはハート・ロバーの告白にして攻撃なのだが。詞にとっては隙を見せているだけの行為。
「遠慮なく刻んであげるけどね。お代はあなたの命をいただくわ」
衝動のままに、ハート・ロバーたちを斬り刻んでいく詞。
そしてついにその場に立つのは詞のみとなる。歩き出そうとして爪先にあたる何か。見下ろすとそれはハート・ロバーが使っていた骨のナイフであった。
「……もらっておこうかな。売れるなら邪魔にはならないだろうしね」
血に濡れたナイフを拾い上げて。
詞はその場を後にするのであった。
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こうして猟兵たちの活躍で、『ハート・ロバー』の掃討は完了。無事、グリモア猟兵より依頼された後詰を完了させたのである。
大成功
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