●帝竜戦役㉑〜焔なるもの
「猟兵のみんなー! お疲れ様だよ! でも、ごめん、また帝竜が現れたんだ!!」
と、皆に声を掛ける双葉・翔。
帝竜戦役……次に現れし帝竜は、火山と同等の巨体を誇りし者、『垓王牙(ガイオウガ)』。
「その身体の大きさは火山と同じ位、とメガトン級の巨躯を誇る帝竜。そしてその生息域も、今にも噴火しそうな、灼熱の火山なんだ」
「垓王牙の攻撃手段も、一つ一つが溶岩や炎を利用する様なんだ。特に、全身の火口より噴き出す火山弾を無差別に放ち、命中した者を燃やし尽くす『垓王牙炎弾』が垓王牙の軸になる攻撃手段になると思う」
「更に、己が身体の部位一つを更なる超高熱の溶岩流に変える事で足元の物を何もかも溶かし、その上を移動する、という行動を取ってくる様なんだ」
「先程も言った通り、火山と同じ位の巨体……文字通り山が動く、という様なレベルの強大な敵だ。決して油断は出来ないし、下手すれば負ける事も充分に考えられるから、一際の気合いを入れて、頑張って来て欲しいんだ!」
そして、更に翔は。
「更に垓王牙は、猟兵の皆よりも一足早く行動し、先手を取ってくる。先手を取るという事は、有用な対策を先に繰り出すことが出来る、って訳なんだ。その辺りの対処も、良く相談して考えて欲しいんだよ!」
そして、最後にもう一度、猟兵達を見つめて。
「炎を操る敵としては、最強の部類に入ると言っても過言じゃないかもしれない。大変だと思うけど、皆……宜しく頼むね!!」
と、拳を振り上げた。
幾夜緋琉
皆様、御世話になっております。幾夜・緋琉(いくよ・あける)です。
アックス&ウィザーズ『帝竜戦役』、戦場21。
戦役も中盤戦、と言った所でしょうか……かなりの強敵が現れました。
今回の敵は火山と同じ位の巨体……更に溶岩流や溶岩弾を扱い、攻撃してくる相手です。
それぞれの一撃、真っ正面から受けてしまえば、倒れる事も充分に考えられる程です。
かなり危険な相手ですが……突破の鍵となるのは、猟兵の皆様のお力と、連携作戦です。
皆様の力を結集し、確実に斃して頂ける様、頑張って下さい。
尚、此のシナリオは一章のみの構成です。
執筆予定日は、公開日の当日~次の日の予定ですので、宜しくお願い致します。
それでは、皆様のプレイングを心よりお待ちしております。
第1章 ボス戦
『帝竜ガイオウガ』
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POW : 垓王牙炎弾
【全身の火口から吹き出す火山弾】が命中した対象を燃やす。放たれた【『炎の獣』に変身する】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD : 垓王牙溶岩流
自身の身体部位ひとつを【大地を消滅させる程の超高熱溶岩流】に変異させ、その特性を活かした様々な行動が可能となる。
WIZ : 垓王牙炎操
レベル×1個の【ガイオウガに似た竜の姿】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
イラスト:阿賀之上
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
七那原・望
えくるん(f07720)と参加
えくるんの用意した耐炎服を着用。
スケルツァンドに【騎乗】して【空中戦】。【第六感】と【野生の勘】で敵や炎の獣の動き、火山弾、そして何よりガイオウガの急所を【見切り】、機動力を活かしながら回避。もしくはセプテットの【制圧射撃】【乱れ撃ち】で対処を。
タイミングを見て【Laminas pro vobis】を発動。込める望みはえくるんと共に無事に帰ること。
敵の全身の火口に【全力魔法】で【限界を超えた】防御力の装甲を纏わせ、火山弾を封じます。
また、必要に応じてより防御力の高い耐炎服に自身とえくるんを換装させます。
そしてセプテットと共に敵の急所へ【全力魔法】の【一斉発射】を。
七那原・エクル
望(f04836)と参加
【防具改造】で二人分の耐炎服を製作して着用
耐火性にすぐれたガラス繊維を織り込んだ厚手の耐炎服
【メカニック】な消化機構を内部に搭載、耐炎服に着火して高熱を感知すると耐火服内部の化学泡を用いた消火剤が噴出して酸素を遮断し炎の燃焼を阻害する。簡単に脱着可能
上空のサテライトゲイザーカノンで火山弾の弾道を観測して【見切り】トライデントクェイカーに搭乗して機動性を活かして一気に接近。回避が間に合わない場合は衛星砲やスートの紋章四剣を翔ばして迎撃、近づいたら四本すべての紋章剣を封印してスートの四剣姫を召喚、共に『炎の獣』へ攻撃するよ。Eディレーションガンで動きを妨害しちゃうよ
「うわぁ……これは凄い大きい姿なのですー」
と、帝竜【ガイオウガ】が動く姿に、声を上げる七那原・望。
その傍らには、七那原・エクルが。
「そうだね……あ、望。これ、ちゃんと着ておいてね?」
「あ、うん。えくるんの耐炎服、これで準備は万全なのです」
にこっと微笑む望……眼隠しされていて、目元は見えないけれど、エクルにはその機微は良く分かる。
そして、エクルの作った耐炎服には耐火性に優れた硝子繊維が織り込まれていて、熱さに十分対応可能。
更に、高熱を感知すれば、消化剤が噴射し、消化器の如く炎の延焼を防ぐ機能も取り入れている。
そして、望は更にスケルツァンドに騎乗、エクルもトライデントクェイカーに搭乗し、二人連携してガイオウガへと空中より接近。
当然ガイオウガは、近づいてきた猟兵二人に対し、全身の火口から火山弾を噴き出して反撃。
その火山弾を、望は第六感と野生の勘をフルに発揮し、被弾を回避。
更にエクルに対しても。
「えくるん、こっち!」
と声を掛ける事で、離合回避を行う。
火山弾を回避すると共に、一気に二人接近。
「わたしは望む……」
と望が「Laminas pro vobis」を発動。
エクルと共に帰ることを強く望み、己の戦闘能力を大幅強化。
そして、エクルも。
「スペード……クラブ……ハート……ダイヤ……どうかボクの声に応じて!」
と四本全ての紋章剣を封印、スートの四剣姫を召喚。
「さぁ、行くよ! 望も一緒に!」
「うん」
こくりと頷き、息を合わせた攻撃を。
火口一つに全力魔法の一撃を望が放つ様に動く。
しかしそれを躱そうと、巨体を動かすガイオウガ。
それに対しエクルが更に、Eディレーションガンを放ち、その動きを僅かにでも静止、そして望がの渾身の全力魔法の一撃を、火口周域を巻き込むように叩きつける。
『グゥォオオ……!』
流石にその攻撃、ガイオウガも無傷と行く訳も無い。
そして攻撃が命中した火口を封じると共に、苦悶の咆哮を轟かせた。
大成功
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黒城・魅夜
王の牙と?
ふふ、ならばダンピールたる私は魔性の牙
どちらが上か試してみるとしましょうか
龍の炎は確かに厄介ですね
ですが数が多くとも操作するのは垓王牙一人
その眼をくらませることができればいいだけです
「範囲攻撃」と「早業」で鎖を舞わせ乱気流を造り出し
火炎地獄の熱を利用して蜃気楼を造り出しましょう
垓王牙には何人もの私が見えるでしょう
そう、「残像」と「闇に紛れる」、そして「精神攻撃」の応用です
もちろん僅か一瞬しか時間は稼げないでしょうがそれでいい
炎は「環境耐性」と「オーラ防御」で凌ぎながら
「暗殺」者のように密やかに接近し
間合いに入ればUCを発動
あなたがいかに強大でも
この鎖はその存在そのものを喰らいます
御剣・刀也
炎そのものみたいな竜だな
だが形を成している以上、斬れない相手じゃない
お前の炎が俺の闘志を焼き尽くすかどうか、一つ勝負と行こうか
垓王牙炎弾は、全身の至る所から発射されるので、第六感、見切り、残像で避けつつ、勇気で恐れず、ダッシュで飛び込んで、捨て身の一撃で斬り捨てる
途中、自分に被弾しそうな火山弾は武器受けで獅子吼で斬り捨てるか、弾きながら、一気に間合いを詰める
火口の近くだと、打ち出した際の溶岩などでダメージを食らうと思うで、なるべく火口から離れたところを狙う
「ははは!炎の竜に恥じない名前だな!俺の闘志を焼き尽くせるもんなら、焼き尽くしてみろ!」
火神・臨音
ガイオウガ、竜と言うより最早動く火山・・・って愚痴ってる場合じゃないな
早く鎮めないと後々厄介、速攻で終わらせるかっ!
火属性の【オーラ防御】と【火炎耐性】【激痛耐性】で身を守りつつ
氷属性乗せた霊符での【乱れ撃ち】【一斉発射】、大太刀での【なぎ払い】【衝撃波】で相殺を狙う
先制攻撃への応対後は【野生の勘】【見切り】を活用しガイオウガの動きを読みつつ
破魔の力も合わせた大太刀での【なぎ払い】【2回攻撃】【鎧無視攻撃】【衝撃波】で攻撃
UC詠唱は【覇気】【覚悟】を乗せた平和への【祈り】と共に
炎の獣を使役できるのはあんただけじゃないんでね!
此処は俺達が通させて貰うぜ
アドリブ、連携可能
天道・あや
最強の炎使い……!それって、つまり、あのヒーローズアースのおっさんより強いも?……も、燃えてきた!あたしの夢と未来へ掛ける情熱と、どっちが熱く!そしてファイヤーか、勝負!!
うおっ!?何か身体の一部がドロドロのマグマに!?って、こっちに飛ばしてきた!?か、回避!【見切り、ダッシュ、足場習熟】
せ、セーフ…!で、でも何時までも避けてちゃ話は、始まらない…!……よし!相手が大降りの攻撃を仕掛けてるタイミング……こっちが仕掛ける!
……今だ!UC発動!相手の身体が変異してない部分まで跳んで、ガントレットで……殴る!うおおお!これが!あたしの想い!【鎧砕き、属性攻撃雷、限界突破】
琶咲・真琴
わ、本当にとっても大きいですね
絶対に勝ってみせますっ!
火山弾も獣の炎も
あなたと似て違う白炎を使うボクには効果は薄いですよ
ガイオウガ!(火炎&環境耐性・オーラ防御・防具改造・勇気・覇気
お祖父ちゃんとお祖母ちゃんはリベンジになるかな?
最初から、全力で行くよ!
早業・魔力溜めをしつつ
高速&多重&無酸素詠唱・全力魔法でUC発動
向かってくる火山弾と獣の炎を水属性の風で一気に打ち消す(カウンター・属性&2回攻撃
視力・見切りなどで他にも飛んでくる攻撃をUCも駆使して防ぐ
特大の白炎の風
お祖父ちゃんとお祖母ちゃんの光線と一緒に喰らいやがれ!
知っているからこそ
油断はしない(世界知識
あの世界は平和ですよ
ガイオウガ
「最強の炎使い……! それって、つまり、あのヒーローズアースのおっさんより強いも?」
目に炎を宿らせながら、天道・あやが拳を握りしめる。
まるで火山の如き巨躯と、炎を司る帝竜『ガイオウガ』。
仲間達が戦うも、その巨躯と対比すれば、本当に大きい、と実感する。
「ガイオウガ、竜と言うより、最早動く火山……」
「そうですね、本当にとっても大きいですね」
火神・臨音と、琶咲・真琴が感嘆の溜息を吐くと、それに肩を竦めながら御剣・刀也は。
「本当、炎そのものみたいな竜だな。だが……形を成している以上、斬れない相手じゃないだろう」
と刀を抜く、そして黒城・魅夜も。
「そうね。王の牙、と……面白いわね。ダンピールたる私は魔性の牙、どちらが上か試してみるとしましょうか」
くすりと笑い、短剣を軽く握りしめる。
と、そんな魅夜と刀也の言葉に、あやと臨音も。
「……も、燃えてきた! あたしの夢と未来へ掛ける情熱と、どっちが熱く! そしてファイアーか、勝負!」
「そ、そうだな。愚痴ってる場合じゃないな。早く沈めないと後々厄介、速攻で終わらせるかっ!」
強く、覚悟を決める
そして真琴が。
「絶対に勝ってみせますっ! 皆、行きましょう!」
と掛け声と共に、猟兵達は轟く巨躯のガイオウガに攻撃開始。
刀也が先陣を切って仕掛ける。
「お前の炎が俺の闘志を焼き尽くすかどうか、一つ勝負と行こうか、ガイオウガ!」
強い口調で宣言し、刀一つで斬り掛かろうとする。
……それにガイオウガは。
『オモシロイ……我ノ力ニヒレフセ!』
と、地面を揺らして放たれる言葉は、恐怖心を刺激する。
……が、決してそれに怯む事は無い。
そしてガイオウガは、火口より火山弾を噴き出して攻撃。
「ははっ、面白い!!」
と刀也はその火山弾を、捨て身の一撃で切り捨てながら突撃。
そしてガイオウガの懐に潜り込み、胸元にまずは刀の一撃を突き立てる。
しかしその一撃位では、さほどダメージを喰らっている様には見えない。
更に続いて真琴が。
「あなたと似て違う白炎を使うボクには効果は薄いですよ? ガイオウガ!」
と火炎、環境体制を自分に付与した上で、魔力を溜めながら牽制攻撃。
更に臨音も、水属性を乗せた霊符を乱れ打ちし、一斉掃射。
ガイオウガの身体に多少なりともダメージが及ぶと……血に似た感覚で、大地を消滅させん程の超高熱溶岩流を垂れ流す。
「うおっ!? 何か身体の一部がドロッドロのマグマに!? って、こっちに飛ばしてきた!? か、回避ー!!」
マグマに飲み込まれてしまえば、全てが溶かされて仕舞いかねない……だから、飛び退き回避。
「せ、セーフ……! で、でも何時までも避けてちゃ話しは、始まらない……! ……よし、相手が大振りの攻撃を仕掛けてるタイミングに……こっちが仕掛けるんだ!」
と言うと、それに魅夜も。
「そうですね。竜の炎は厄介ですね。ですが、数が多くとも操作するのは垓王牙一人。その目を眩ませる事が出来ればいいだけです」
と言いながら、早業で鎖を手に、ガイオウガへと範囲攻撃。
火炎地獄の熱を利用し、蜃気楼を作り出して敵の目を惑わせる作戦。
そして、彼女の攻撃に続けてあやが。
「……今だ!!」
と、スカイステッパーを発動し、相手の身体が変異していない部分まで跳んで、ガントレットで……ガツッと殴る。
共に攻撃が一巡し、次の刻。
とは言っても、ガイオウガの攻撃手段は大きく変わることはない。
猟兵達の攻撃に対して、常に先制攻撃を取るものの、火山弾や溶岩流を軸とし、灼熱なる炎で殺そうとしてくる。
しかし、そんな火山弾と溶岩流を、真琴が水属性の風を全開にして放つ事で、打ち消そうとする。
……が、完全に打ち消すことは出来ず、勢いを弱めるまで。
それを回避しながら、刀也が。
「ははは! 炎の竜に恥じない名前だな! だが俺の闘志を焼き尽くせるもんなら、焼き尽くしてみろ!」
と更に挑発しながら、獅子吼で一閃。
同時に臨音が。
「火神の名を持つ者として此処に命ずる! 一族を守護せし焔の獣達よ、我が意に応え此処に集い悪意全てを喰らい尽くせ……炎獣、招来!」
と『我が意に応えよ、焔の群れ』を放ち、煮えたぎる焔の力で攻撃を続ける。
そして、魅夜は……二人が攻撃している隙に、回り込み後方へ。
「……あなたがいかに強大でも、この鎖はその存在そのものを喰らいます」
と、鎖の群れを逆方向から捕縛。
巨躯全てを巻き付けるには流石に難しいが……腕と思しき部分をしっかり拘束。
動きを大きく制限しつつ、残る猟兵全てで猛攻を継続。
その巨躯を抑える事には少々苦労するものの……少しずつ、少しずつダメージを与える。
そして、仕掛けてから数十分の攻防を繰り返して行き……血から流れ出る溶岩流も、ほぼ全て流れきる。
「そろそろ頃合いの様だぜ」
と刀也の言葉に、臨音が。
「そうだな。炎の獣を使役出来るのはあんただけじゃないんでね! 此処は俺達が通させて貰うぜ!」
渾身の一撃を、ガイオウガの口元に放つと……その口の火山弾が、口の中で暴発。
当然その爆発は、ガイオウガの顔含めて炸裂し、絶叫。
そして、真琴が。
「お祖父ちゃんとお祖母ちゃんの光線と一緒に喰らいやがれ!!」
真琴が叫び、特大の白炎の風を巻き起こし、巻き込み……ガイオウガは白炎に、周囲を轟かせる咆哮を上げるのであった。
大成功
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