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帝竜戦役①~啜られるのは魂だけか

#アックス&ウィザーズ #戦争 #帝竜戦役 #群竜大陸

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 群竜大陸は魂啜りの森。そこに一人の少女が佇んでいた。服装はボロボロで顔に生気はなく、胸の前に一つの箱を大事そうに抱えている。
「ふひひ……猟兵がこの森に踏み込んでくるだと? 望むところよ……」
 抱えている箱の中から下卑た声が響き、同時にぐちゅぐちゅと湿ったものが蠢くような音も聞こえる。
 抱えている少女は作り物のような虚ろな笑顔を浮かべ、その音に操られるように足をすり合わせるのであった。


「さあ、群竜大陸で戦争よ」
 子豚・オーロラ(豚房流剣士・f02440)が集まった猟兵たちに声をかける。
「今回行って欲しいのは魂喰らいの森。生物の魂を喰らう動植物が跋扈する危険な場所よ。ここに言って『森の番人』と呼ばれるボス級オブリビオンを駆除、森を制圧してちょうだい」
 皆殺しの平野が血肉をぶちまける殺し合いの場ならば、こちらは心を喰らう危険な場所。また違った対策が求められるのは想像に難くない。
「まず、今回戦ってもらうのは『細切れ悪魔』と言われる触手の塊みたいな敵よ。名前の通り、細切れにされた大悪魔の肉片を自称しているわ。それからもう一人、こいつに操られている奴隷の少女がいるんだけれど、彼女は虐げられた心に付け込まれ肉体を支配された一般人よ。悪魔は彼女が持っている箱に入っているから、そっちを主に攻撃して欲しいわね」
 少女は催眠と快楽により洗脳されているが、悪魔を倒せば解放される。倒すべきは悪魔の方のみということだろう。
「で、こいつの攻撃法なんだけれど、触手を伸ばしての拘束や催眠、そこからの誘拐を試みてくるわ。女性はそのまま自分の依り代の一つに、男性は森の養分に……と、なんともこの森と合致した能力を持っているわ。それからこいつはピンチになればどこかへ逃げようとするから、最後まで油断しないで倒してちょうだい」
 逃せばどんな災禍を巻き起こすか分からない相手だ。確実に仕留めておく必要があるだろう。
「幸いにして森の力に抵抗する方法はあるわ。『楽しい思い出を強く心に念じること』で、森の魂すすりに抵抗することができる。内容は楽しかったと思うなら何でもいいわ。友達や恋人との思い出や、おいしかった食事や一人での趣味……別に壮大なことじゃなくてもいいから何か念じてちょうだい。もしかしたら敵の催眠への抵抗にもできるかもね」
 心を責める森と敵、それに立ち向かう明るい記憶が肝要ということか。
「それからもう一ついい話。この森の番人の体内には『魂喰らいの森の核』という、最高級の牛肉の味とサボテンの果肉のような食感を持つ球形の核が入っているわ。価格はなんと金貨500枚、500万円相当の品よ。一つしか取れないから山分けになると思うけど、それでも相当な実入りになるんじゃないかしら」
 もちろんお金に変えず自分で味わってもOKだ。
「色々厄介な場所だけど、ここを踏破しなければ帝竜の元へはたどり着けないわ。どうか気を付けて、いってらっしゃい」
 そう言ってオーロラはグリモアを起動し、猟兵たちを魂喰らいの森へと送るのであった。


鳴声海矢
 こんにちは、鳴声海矢です。
 群竜大陸2本目、こちらは魂喰らいの森でのボス戦となります。
 敵の性質上どうしてもお色気要素が入る可能性があります。最終的に敵が倒れれば、初期苗床の少女も含めて捕まってしまった人は自動で解放されますので、ある程度はやられ描写も大丈夫かと。いずれにせよあまり極端な描写は出来ません。
 希望の方向性やNG事項は明記しておいた方がいいかもしれません。
 もちろん森の踏破や撃破後の報酬のためのガチ戦闘も歓迎。なお敵の攻撃は男性相手でも発動しますのでガチ勢(意味深)も大丈夫。敵は嫌な声を出すかもしれませんが知ったことではないでしょう。
 今回のプレイングボーナスは以下の通りです。

『プレイングボーナス……楽しい思い出を強く心に念じ、魂すすりに対抗する』

 撃破後には『魂喰らいの森の核』という500万円相当の美味素材が手に入ります(アイテムとしての発行はできません)。一つしかありませんので基本は全員での山分けになるとは思いますが、それを目指して戦ってもいいかもしれません。
 それでは、プレイングお待ちしております。
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第1章 ボス戦 『『細切れ悪魔』と『隷属少女』』

POW   :    どれ、汝の隅々まで見せてもらおうか。
【箱の中】から【眼の付いた触手】を放ち、【触手の拘束と、視線による催眠魔法】により対象の動きを一時的に封じる。
SPD   :    我は逃げも隠れもするぞ!
技能名「【逃げ足】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
WIZ   :    ようこそ。我がハーレ……王国へ。
小さな【悪魔が封印されている箱】に触れた抵抗しない対象を吸い込む。中はユーベルコード製の【攫った者を捕えている触手空間】で、いつでも外に出られる。

イラスト:塚原脱兎

👑8
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は妖星・光です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

須藤・莉亜
「大悪魔の肉片…。うん、敵として出てくれるのは嬉しいなぁ。味方の悪魔は吸えないしね。」
新しい血の味と出会えた時の、あの心躍る楽しい思い出を思いながら、未知の血の味を知りにいくとしようか。

暴食蝙蝠のUCで無数の蝙蝠と化し、敵さんを霧で囲んで撹乱。んでもって、その隙に箱目掛けて群全部で突っ込むかな。
箱の中に入れた蝙蝠からどんどん触手に【吸血】し【生命力吸収】。触手ってどんな味かな?イカとかタコ?
あ、捕らえられてる人達は無視で。僕はしっかり血を味合わないといけないからねぇ。



「ふひひ……猟兵にはいい女が多いと聞くし、何人ハーレムを増やせるか楽しみでならんな……」
 少女の抱えた箱の中から聞こえる声。細切れの悪魔は既に勝ったつもりで、猟兵の女たちをどう弄ぶかを考えていた。
 しかしその前に現れたのは、男の猟兵須藤・莉亜(メランコリッパー・f00277)。
「なんだ、男か……いくら綺麗な顔でも男に興味はない、適当に引き裂いて森の肥料にでもしてやるか」
「大悪魔の肉片…。うん、敵として出てくれるのは嬉しいなぁ。味方の悪魔は吸えないしね」
 明らかにやる気をなくした声を出す悪魔と違い、莉亜の声は静ながらどこか楽しそうである。大悪魔を名乗る者からの吸血とはいかなる味か、それ莉亜を森から守るには十分すぎる程の期待と高揚を持って、彼の心を楽しませていた。
「ああ、いたいた。じゃあ早速頂くよ。血も肉も全部、僕のモノ」
 悪魔の意思など気にせぬが如く、莉亜は【暴食蝙蝠】を発動。自らの体を霧と蝙蝠に変え、悪魔を取り囲んだ。
「な、なんだ、おい、いきなりか! 男に囲まれる趣味はない!」
 悪魔は箱を開けてそこから触手を振り回し、自分を取り囲む霧を払おうとする。が、それは大きな失敗であった。
 空いた箱の中に蝙蝠が次々と殺到、霧を払おうと長く伸ばしていた触手の根元に次々と噛みつき、その血肉を喰らい始めたのだ。
「うーん、イカとかタコに近いかと思ってたけど……割と肉系? でもこの肉のうねり具合はイカの食感にも通じる……中々珍しいじゃないか」
 味の評価が聞こえるのは霧からか、蝙蝠からか。莉亜は知った血の味など今は不要とばかりに少女は無視し、悪魔の触手から噴き出す血を徹底的に搾り取る。
 結局莉亜は思うさま悪魔の血肉を担当し、当の悪魔はこの戦いが思っていたよりずっと険しいものになることを思い知らされたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
ここで思い出す楽しかった事ですと、やはり『核の味』ですよねぇ。
以前いただいた品はとても美味しかったですし、文字通り『目の前に居る相手』が持っているわけですから、具体的に思い浮かべるのも容易ですぅ。
ですので、狙わせていただきますねぇ?

『FBS』を四肢に嵌め飛行、【耀衣舞】による『光速の突撃』を[2回攻撃]で繰返し仕掛けましょうかぁ。
纏った『光の結界』で触手の接触や視界も遮ることが出来ますので、防御と攻撃を同時に行えますぅ。
突撃の際は『箱』を狙い、出来れば彼女の手元から弾き飛ばしたいですねぇ。

逃走を図っても、此方は『光速での追撃』が可能ですぅ。
逃がさず確実に仕留めますねぇ。



「くそっ、ひどい目に合った……」
 散々に吸い尽くされて悪態をつく細切れの悪魔。しかしその機嫌も、次に現れた夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)の姿を見て一変する。
「おお、これだこれ! 素晴らしいな。これは我が奴隷……いや乳牛として飼ってやるにふさわしい雌よ」
 そう言うが早いか、悪魔はるこるに向かい触手を伸ばす。その触手は服の胸元をずり下げ、その中へと入らんとする。
「どれ、汝の隅々まで見せてもらおうか。如何ほど搾れるか……」
 粘液を垂らしながら胸へと潜り込もうとする触手。その粘液が肌に垂れたところで、るこるははっと気づくような顔を見せた。
「あら、ちょっとぼーっとしてましたねぇ。何しろあの核のおいしさと来たら……しかもしれが目の前にあるなんて、森に抵抗するだけのつもりがついつい夢中になっちゃってましたぁ」
 言うが早いか、四肢に戦輪『FBS』をはめ浮き上がるるこる。るこるがぼーっとしていたのは森に捕らわれていたのでもましてや催眠にかかっていたのでもなく、自身を獲物としてしか見ていなかったから。それに悪魔が気づいたとき、るこるは光となって触手を振りほどいていた。
「大いなる豊饒の女神の象徴せし欠片、その衣を纏いて舞を捧げましょう」
 【豊乳女神の加護・耀衣舞】による光の結界が、触手の多数の目をくらませる。さらにその隙をついた光速の突撃が、悪魔の入っている箱を強烈に貫いた。
「ぬおぉっ!?」
 箱から悪魔が零れ、地面に落ちる。悪魔はもうこれは乳牛にするどころではないと、そのまま少女を捨て這いずって逃げようとするが。
「逃がしませんよぉ」
 光速の追撃が悪魔の触手をさらにちぎり飛ばす。結局ここでも何本もの触手を失うダメージを負い、ハーレムは増やせぬという悪魔にとって散々な結果となったのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フェルト・ユメノアール
★笑顔の為にガチ戦闘
道化として『パフォーマンス』をしていた時のお客さんたちの笑顔、煌びやかな舞台
それを脳裏に思い浮かべ魂すすりに対抗する

小さな子供を洗脳するなんて、そんな卑劣なやり方は許せない!
ボクが必ず笑顔を取り戻してみせる!
『トリックスター』で触手を切り払いながら相手を牽制
チャンスは一度、相手がこちらを捕えようとUCを発動したその瞬間

食あたりになっても知らないよ?
現れろ!【SPゴーストン】!
沢山のゴーストンを召喚、そのまま悪魔の箱にあえて吸い込ませる
この瞬間、ゴーストンのユニット効果発動!
このユニットが撃破された時、相手の能力をダウンさせる!
動きの鈍った所を一気に接近、本体の箱を切り裂くよ



 千切られた触手を何とか再生し、再び少女に取り付いて移動する細切れの悪魔。そこに現れたのは道化師の姿をした少女、フェルト・ユメノアール(夢と笑顔の道化師・f04735)だ。
「道化か……ならば我のために、無様で卑猥な宴会芸でも披露してもらおうか?」
 フェルトの姿を見てそう言う悪魔。その侮辱は、道化師としての誇りを持つフェルトの怒りに火をつけた。
「小さな子供を洗脳するなんて、そんな卑劣なやり方は許せない! ボクが必ず笑顔を取り戻してみせる! 道化師の笑顔はその為にあるんだ!」
 道化としてパフォーマンスをしていた時に見た観客たちの笑顔と煌びやかな舞台、それはこの魂啜りの森に対抗し得るほどの素敵な思い出。
 怒りに燃えるフェルトが短剣『トリックスター』で触手を切り払いながら進んでいく。狙うは少女の抱える箱。至近距離まで肉薄したフェルトは、箱へと手をかけた。
「そんなに我のモノになりたいか、いいだろう。この中へ入るがいい」
 しかしそれは悪魔の触手空間を開くトリガーでもあった。悪魔の体がうねり、粘液を垂らす無数の触手蠢く触手空間が口を開ける。その空間がフェルトを飲み込もうとした、その時。
「食あたりになっても知らないよ? 現れろ!【SPゴーストン】!」
 フェルトがナイフとフォークで武装した豚の幽霊を、彼らの乗るトラック諸共その触手空間へと放り込んだ。だが、豚たちは中で触手に絡まれ次々と消滅していく。
「我は豚より雌豚の方が断然好みだがな? 貴様のような……おぐっ!?」
 豚たちを瞬殺し嘲笑おうとした悪魔が突然苦しみだした。触手は滅茶苦茶に暴れ、無数の眼球がぐるぐると動き回る。今しがた消滅したSPゴーストンたちの真の力……それは自らを滅した相手の能力を縛る呪詛をかけることであった。
「食べられたものの苦しみが少しは分かった? さあ、その子に笑顔を!」
 ここまでの全てはフェルトの手の上。それと知らずに調子に乗っていた悪魔の方が、今は愚かな道化であった。
 真の笑顔を望む道化師の一撃が、少女に虚ろな笑いをさせる道化の入れ物に断罪の一撃を加えた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リアン・ブリズヴェール
【アドリブ歓迎】【NG脱衣】

「その娘を開放してください」

悪魔に対して怒り、【魔物幽霊軍団召還】で様々な魔物娘で箱の触手に相手させます

その間に【オルタナティブダブル】でファムを召喚し、ファムは【魅了変化】で4歳の魔法少女となり、自分は【薬品生成】で兎獣人(耳と尻尾だけ)の4歳の男の娘になる薬を飲みます

ファムが本体を引き付けてる間に、兎獣人となった跳躍力で近づき箱を攻撃しますけど

隙をつかれ触手に拘束蹂躙され、リアンを見てファムや魔物娘達も同様に触手で拘束され体の中も外も蹂躙されます

催眠をされて触手十字架磔にされ攫われて嬲られそうです

その後は【奇跡の祈り】を使用され全員が受胎してしまいそうです



「その娘を開放してください」
 悪魔の前に立ったリアン・ブリズヴェール(微風の双姫・f24485)は毅然として言い放つ。
「ならば代わりにお前が我がハーレムに加わるか? お前くらいの容姿なら加えてやってもいいだろう」
 細切れの悪魔はここまで散々な目に合っていてなお懲りず、リアンを嘲笑う。
「許しませんよ。皆さん……助けてください」
 これ以上話しても仕方ない、とばかりに、リアンはユーベルコード【魔物幽霊娘軍団召還】を発動。様々な魔物の姿をした自分に似た軍団を呼び出し、悪魔に襲い掛からせる。
 無数の軍勢は悪魔の無数の触手を、一人一本とでも言わんばかりに相手取っていく。その乱戦に乗じ、自らの別人格であるファムを召喚、さらに薬を服用して自分も兎の耳と尻尾を生やした4歳の獣人の男の娘姿に変身と、一気に物量戦を仕掛ける構えを取った。
 触手を仲間たちに任せ、ファムを本体への囮として箱へと飛び掛かるリアン。だが、数が多いことに油断したか、箱から伸びる新たな触手に強烈に打ち据えられてしまった。しかもその場所は、性を変えたからこそ新たにできた弱点。
「こういうのは好みではないが……元が雌ならよかろう」
 そう言って悪魔は箱の中、触手空間へとリアンを引き込もうとする。抵抗すれば容易に出られる場所なのだが、リアンにはそれができなかった……あるいはしなかった。
 本体であるリアンのその姿につられたか、ファムや魔物娘たちも次々触手に捕らわれ、触手空間へ引き込まれていく。
「これよ……これが我が望んでいたものよ」
 触手空間の中、磔にされ、その幼い体を内外から嬲られるリアン、ファム、魔物娘たち。
 やがて触手の催眠により完全に屈服したリアンが、触手をくわえ込みながら一つの命令を出す。
「みんなに……雌の悦びを……」
 その願いを叶えるように、全員を貫いていた触手が脈動、その腹を大きく膨らませた。
 細切れの悪魔のハーレムは、ここに多量の果実を結実させたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

セラフェリア・アルセリス
※無表情系キャラ

楽しい思い出……少し難題ですね。
あまり楽しいとかそういう事を考えない性格です。
あ、でも……。
触手さんと一緒にいる時は少し心が安らぎます。
それは些細な事かもしれませんが、私にとっては大切な絆ですし、その事を思いながら戦います。

戦いでは【触手迷宮】を使って、敵を閉じ込め全方位から触手さんに攻撃して貰います。シンプルイズベストに物量勝負です。彼女は特殊な空間の中で大量の触手を用意しようとしていました。つまり、その空間外でなら、物量での勝機が有ると考えます。
ちなみに触手さんの全方位攻撃はエロいかもしれません(描写の程度はお任せします)

あと、敵UCの発動条件を満たさないよう抵抗します。



 一つハーレム要員を手に入れてご機嫌の細切れの悪魔。さらなる獲物を求めるその前に次に現れたのは、セラフェリア・アルセリス(狂姫の子守唄・f19563)だ。
「随分と表情のない奴だが……こういったやつを喘がせ、快楽に狂わせるのがまた楽しい。こいつがそうだったようにな」
 無表情なセラフェリアを見て、悪魔は自分を持つ少女に眼球の一つを向けてそう言う。
「楽しい思い出……少し難題ですね」
 元々楽しいということをあまり考えないセラフェリアは、目の前の悪魔そっちのけで楽しい記憶を探していた。そして思い当たるのが、自身が使役する『触手さん』。
 触手さんと一緒にいる時は少し心が安らぐし、それは大切な絆。その絆は森に抵抗するには十分すぎる、楽しい思い出となってセラフェリアの心を守っていた。
「我を無視するか? だが我には分かるぞ、貴様の淫猥に濡れた本性が。さあ、この中で快楽に浸るがよい」
 悪魔はそう言って箱を開き中の触手空間を見せ、そこに広がる淫獄にセラフェリアを吸いこもうとする。
「触手さん、たくさんたくさん来て下さい」
 だが、セラフェリアはそれも無視し、自らの信頼する触手の方を展開した。それは森の木々を隠し、一面の蠢く迷宮となってセラフェリアと悪魔を取り囲む。
「私にはこの触手さんがありますので、そんなところ入る必要ありません」
 その言葉と共に、周囲を覆う触手が悪魔へと攻撃をかける。中へ閉じ込め触手で攻めることを考えていた悪魔は、まさか自らが触手空間に閉じ込められ責められることになろうとは思ってもいなかった。自分の空間内では圧倒的な物量を誇る触手も、外側に大量に展開されてしまえば戦うすべはない。
「な、な……来るな! 我に責められる趣味などない!」
 触手と触手が絡み合い、引き抜く。さらには依り代の少女にも絡みつき、彼女を目覚めさせるかのように優しく、悪魔の触手を引きはがして別の感覚を与えていく。
 さらに触手は召喚主であるセラフェリアにも絡みついていきその体を撫でるが、その動きにもセラフェリアは表情を変えない。
「……気持ちいいですか?」
 セラフェリアの言葉に依り代の少女は顔を赤らめ小さく頷くが、悪魔はぶちぶちと触手を引きちぎられ、悲鳴を上げるばかりであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

黒沼・藍亜
A&Wでケダモノがいると聞いて
過去の依頼で見かけた猟兵同士の友情やフェチ暴露や恋模様とかを思い出しながら胎内の黒い粘液状UDCを足元に滴らせておきます

遭遇後はUDCを触腕化し箱の【捕縛】狙い
隙を見つけて「啜り孕む黒い触腕」を中にねじ込み【生命力吸収】【慰め】【略奪】でUDCの触腕が精を啜り、落とし子を孕もうとするままにさせます
要は嬲られ啜られるのはアンタって訳っす

警戒されたらUC【昏く暗い黒い沼】、落とし子を這い出させて攻撃して悪魔の凌辱(直球)を狙い、少女にはスタン銃で【気絶攻撃】して箱から離し保護を試みるっすよ


※本人は性的な反応NG。萌え心はあるけど性欲関係は欠落してます
アドリブ絡み◎



「A&Wでケダモノがいると聞いて」
 黒沼・藍亜(人間のUDCエージェント・f26067)は悪魔の前に立つ。しかしその脳内は悪魔のことよりも、過去の依頼で見かけた猟兵同士の友情やフェチ暴露や恋模様とかのことでいっぱいだ。
「臭うな……お前、我と近い存在ではないか? いや、この娘とか……」
 悪魔はスカートから黒い粘液を滴らせる藍亜を見てそう声をかけるが、それに藍亜は眉をしかめて答える。
「失礼な。ボクのは崇高な萌え心でありアンタのような下劣な欲情と一緒にしないでいただきたいっす」
 その抗議の意味を込めてか、滴る粘液が触腕状になり悪魔の入る箱に襲い掛かった。
 悪魔も再生させた触手を伸ばし、それを迎え撃つ。しばらくは触手と触手の打ち合いが続いたが、その間も藍亜は少しずつ距離を詰め、相手の隙を窺っていた。
「ここっすね」
 そのうちに、藍亜の伸ばす触腕が箱の中にねじ込まれる。それと同時に悪魔の触手がびくんと震え、まるで何かを噴き出しているかのようにどくどくと脈動する。
「ぬほぉぉぉぉ、何だ、口ではそう言っても結局欲しがっているじゃないか、この好きものめ!」
 嬉しそうにどくどくと脈動する触手。それと共に差し込まれている藍亜の触手も何かを吸い上げるように脈打ち、その根元にぽっこりと瘤のような膨らみが生まれた。
 やがて一しきり脈動し終わったか、ぐったり力を抜く悪魔の触手。が、その瞬間まるで賢者の如く思考が冴えたか、一つの疑問が生まれた。
「……猟兵がこんなあっけなく身を投げ出すものか?」
 その警戒心が、悪魔を追い詰めることとなった。
「ご名答。嬲られ啜られるのはアンタって訳っす」
 藍亜が言った瞬間、瘤が逆流するように触手の先端まで移動、そこから恐ろしき『沼に潜む落とし仔』が現れ、悪魔に襲い掛かった。眼球や触手、その根元を人外の技で嬲られ、悪魔は悍ましい悲鳴を上げる。
「おっと、そちらには見せられませんね」
 悪魔が落とし仔に嬲られる間、藍亜は少女をスタン銃で昏倒させた。その瞬間少女が驚きと僅かな安堵の表情を浮かべたように見えたのは、これまで猟兵が何度も彼女を救おうとしてきたのが実を結び始めた証拠か。
 ともあれ、悪魔は念願の生殖に成功し、その対価をたっぷりと支払うこととなっていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

モアナ・ティアレ
ミケ・ナーハ(にゃんにゃんくノ一・f08989)
お姉様と参加ですわ♪

「悪魔は退治させて頂きますわ♪」
豊満な胸をはじめ
抜群のスタイルの
ビキニ姿の私♪

「やぁんっ!?」
触手を回避しようとしますが
催眠魔法にかかり
触手で拘束されますわ♪

「あぁんっ♪」
豊満な胸を触手にいやらしくいじられ
快楽と恥辱に悶えピンチに!

「お姉様……?」
美しくて強い、憧れのミケお姉様に助けられ
海で一緒にビキニ姿の綺麗な写真を撮った
楽しい思い出を心に戦いますわ♪

「私もお姉様のように強くなりますわ!」
『スーパー・ジャスティス』を使い
《水精の杖》から【全力魔法】の
水流を放ち、敵に反撃!

敵が逃げたら
お姉様に抱きつき
一緒に高速で飛翔して追撃♪


ミケ・ナーハ
モアナ・ティアレ(海花姫・f26952)さんと参加♪

「モアナさん、しっかりしてください!」
モアナさんのピンチにかけつけます♪
忍装束を脱ぎ捨て、ビキニ姿に♪
『シーブズ・ギャンビット』で
ダガーを敵に投げて攻撃♪

モアナさんと同じく
爆乳で、スタイルの良い
美しい体が露わになります♪

モアナさんとは海で一緒に
ビキニ姿の写真を【撮影】した
楽しい思い出があります♪

モアナさんの住む
グリードオーシャンは
大航海時代くらいの文明なので
写真は珍しいみたいです♪
私が撮った写真を
綺麗だと喜んでくれて
私も嬉しかったです♪

「逃がしません♪」
敵が逃げたらモアナさんに
抱いてもらった状態で運んでもらい
敵を追いかけ、ダガーを投げて追撃♪



 次に悪魔に戦いを挑むのは、モアナ・ティアレ(海花姫・f26952)だ。
 モアナの豊満な体とビキニ姿に、当然の如く悪魔はいきり立つ。
「ほう、我の目を楽しませる格好を自らしてくるとは殊勝な奴。どれ、汝の隅々まで見せてもらおうか」
 目のついた触手をモアナに伸ばす悪魔。モアナは身をかわそうとするが、眼前に突き出された触手の目玉から催眠波を浴び、動きを鈍らせる。
 そのまま触手は手足を拘束、モアナを体を広げた状態で宙に浮かせ、そのビキニの中へと触手を滑り込ませた。
「やぁん!」
 ビキニの中、柔らかい胸を触手は容赦なくこね回し、搾り上げる。
「おお、この柔らかさ……素晴らしいな。このまま永遠に可愛がってやろう」
「あぁんっ♪」
 快楽と恥辱に悶え、しかし催眠の効果で抵抗は出来ないモアナ。このまま完全に快楽に屈し、悪魔のものとなってしまうのか……
「モアナさん、しっかりしてください!」
 そう思われた瞬間、モアナを拘束する触手が突然切り落とされた。地面に落ちたモアナが顔を上げると、そこにはもう一人、ビキニ姿の豊満な猟兵の姿が。
「お姉様……?」
 ミケ・ナーハ(にゃんにゃんくノ一・f08989)、モアナが慕う彼女は、モアナを守るためにその間に立ちふさがった。
「ほう、同じのがもう一人増えたか。これはありがたい」
 もう一人の豊満猟兵の登場に、悪魔は触手をうねらせ喜ぶ。切られた触手をすぐに再生させると、今度はミケを捕らえ蹂躙せんが為、それを伸ばした。
「負けませんよ、てやぁっ!」
 伸ばされた触手をミケの短剣が切り裂く。その動きに胸が大きく揺れるが、軽装のビキニ姿もあってかその動きは素早く鋭い。そして心に浮かべるのは、モアナとの海での思い出。
 二人でビキニ姿を撮影し、大航海時代レベルの文明しかないグリードオーシャンでは珍しい写真を綺麗だと感激していた彼女。それは森に、そして催眠に対抗しうるとても楽しい記憶だった。
 そしてそれはモアナにとっても同じ。その思い出に心を震わせ、モアナは立ち上がる。
「私もお姉様のように強くなりますわ!」
 そうしてモアナは【スーパー・ジャスティス】を発動。手に持った『水精の杖』から大量の水流を放ち、悪魔を押し流した。
「くそ……せっかくのビキニ女が……」
 歯噛みしながらも水流に乗って逃げようとする悪魔。それを追うようにモアナはミケを抱き、高速で飛翔した。強烈な風圧で4つの胸がぷるんぷるん揺れる。
「逃がしません♪」
 すぐさま悪魔に追いつき、そこからダガーの連続投擲でミケは悪魔に追撃。さらにより狙いやすいようモアナが飛ぶ位置を変え、ミケの攻撃をサポートする。
 二人のビキニ美女の美しき連撃は、また新たな美しい思い出となりながら悪魔を追い詰めたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

グラディス・プロトワン
洗脳された少女は極力傷つけないようにしたい
【挑発】で本体の興味をこちらに向けられないだろうか
…俺に興味はないだと?
俺が忠実な奴隷になってやると言っているのだ、遠慮するな

おい、もっとしっかり触手で拘束しろ!(少女から引き離すため)
さっさと俺を洗脳するのだ(少女の洗脳を弱めるため)

…何か不満なのか?
絡んでいる触手で俺の身体をよく調べてみろ、あの少女より役に立つだろう
納得したようだな(無理やり)

俺に洗脳が効かないだと…真面目にやっているのか?
(依頼でよく洗脳等されているが結構楽しんでいた思い出が無意識に存在)

そんな事ではこの先やっていけんぞ、ここで鍛え直してやる!

❤お色気(意味深)やられなど歓迎❤



「く……なぜ奴隷を増やせない……」
 今まで何度も美女、美少女の猟兵と相対しながらも、そのほとんどを捕らえることができなかった細切れの悪魔。その悪魔の前に、なんと自ら奴隷になろうという猟兵が現れた。
 悪魔の願いを叶えてやらんとするその名はグラディス・プロトワン(黒の機甲騎士・f16655)。まるで甲冑のような姿をしたウォーマシンの『彼』はその巨大な胸や太い脚で悪魔を魅了せんとする。
「……遠慮します」
 思わず丁寧語になる悪魔。しかあしグラディスは引き下がらない。
「……俺に興味はないだと? 俺が忠実な奴隷になってやると言っているのだ、遠慮するな」
 そう言って自ら触手を手に取り、自らの装甲の隙間に押し当てる。ぐちゅぐちゅと音が鳴り、その体内へ触手が(自分の手で)侵入していく様はある種の淫靡さすら感じざるを得ないだろう(ただし人による)。
 しかしグラディスも歴戦の猟兵。遊びで悪魔に身を投げ出しているわけではなかった。彼が触手に捕らわれんとしているのは少女を洗脳から解き放つため。彼女の身代わりにならんとする、悲愴なる利他行動だったのだ。
「おい、もっとしっかり触手で拘束しろ! さっさと俺を洗脳するのだ」
 その為なら身を捨てることも厭わないグラディス。何という壮絶な自己犠牲か。その意に応えてか、触手はより強烈にグラディスを拘束していく(セルフで)。
「……何か不満なのか? 絡んでいる触手で俺の身体をよく調べてみろ、あの少女より役に立つだろう。うむ、納得したようだな」
 そうして触手に着いた眼球にグラディスの奥の奥、見せられない秘部(ウォーマシン内部機関)まで曝け出される。何しろこの眼球には瞼がないのだ。見たくなくても見ざるを得ない。
 しかしグラディスには一つ不満もとい疑問があった。洗脳を受けるべくあえて楽しい思い出を浮かべず森や催眠へ抵抗しないようにしているはずなのに、なぜか意識はクリアなままだ。
「俺に洗脳が効かないだと……真面目にやっているのか?」
 そう、あの依頼やあの戦いのように洗脳され、吸収される快楽。あれがこの身に来ないことには依頼を完遂したとは言えない! 自身の記憶をも上回る洗脳を!
 この強い思いが触手に伝われば、きっと洗脳は強まるはず。
「そんな事ではこの先やっていけんぞ、ここで鍛え直してやる!」
 より強く吸収されるべく、最終武装モードの装甲まで展開し、その間に粘液触手を無数に詰め込み、その中をぐちゅぐちゅと触手が(手で動かされて)かき回す。
「のおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
 野太い絶叫はグラディスのものか、それとも悪魔か。
 そしてそのお色気光景(グラディス主観)を見る少女の目が妙に虚ろなのをちらりと見たグラディスは、より強い感情を取り戻させんと、自らをさらに触手に(強引に)嬲らせるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

御狐・稲見之守
月の良い晩であったなァ。仏頂面の鈍刀のヤドリガミが、この首を何度も落としに打ち落としに来よってに……一途にただ、この化け物めを殺そうと。ああ、楽しかったよ。実に。

ふふ、ごきげんよう化け物よ。まあ我と仲良くしようじゃァないか。[UC眩惑の術][呪詛][催眠術][精神攻撃]――ハーレムがお望みなら叶えてやろう、ただし夢の中でナ。

彼奴を夢の中へと誘ったなら、その身を掴んで[生命力吸収]で夢のお代を頂くとしよう。生憎、ワシは烏賊蛸の類には興味がないんじゃ。

少女の方が妨害してくるならば、そちらも幻覚を見せて金縛りにしておく。ま、戦闘終了後に虐げられた記憶や洗脳の記憶を封じてやるのも良いな。



 たっぷりと触手による責めを敢行し、ぐったりとお疲れ気味の悪魔。よほど激しい責めだったのだろう、全ての触手が下に垂れ、心なしか箱を見る少女の目もどこか冷たい。
 そんな悪魔の前に忽然と現れた一人の妖狐。御狐・稲見之守(モノノ怪神・f00307)はまるで友人にでも会ったかのように悪魔に歩み寄り、気安く声をかけた。
「ふふ、ごきげんよう化け物よ。まあ我と仲良くしようじゃァないか」
 そう言って稲見之守はするりと着物を脱ぐ。
「くひひ、貴様も化物か……やはり食らうなら雌の化生が良いわな」
 そう言って悪魔は稲見之守の裸体に触手を伸ばす。眼球のついた触手が体を縛り、中へとねじ込まれ、内外の隅々までその目に収めていく。
 獣の如き声を上げる稲見之守に触手はさらに昂り、後ろに控える奴隷少女にも触手を這わせ、その知り尽くした体を再度嬲り者にする。
 さらに触手は無数に増殖。近くにいた者たちを取り込み始めた。自分に攻撃してきた女性猟兵たちもそれに捕らわれ、すぐに触手の快楽に堕ちて無様ではしたない嬌声をあげる雌となる。ある者はその豊満な体を搾り上げられ牛のように鳴き、ある者は硬い表情を舌と涎を垂らし目を向いた下品な顔に変え、またある者は尻を突き上げ振って媚態を曝した。
 適当になぎ払われた男猟兵は苦悶の表情で細切れになり、ゴミのように捨てられ虫や獣の餌となる。
 これこそが望んだもの、これが大悪魔の本懐……
「いい夢見たかの? ではお代を貰うぞ」
 稲見之守は悪魔の本体を掴みそう言った。その身は服を纏っている。周囲に他の猟兵の姿もない。ユーベルコード【眩惑の術】、全ては化かし狐の見せた、都合の良い夢であった。
 夢の中に耽溺する悪魔から、稲見之守は容赦なく夢の対価を徴収する。それはここまでの戦いで散々消耗した悪魔の生命力。
「生憎、ワシは烏賊蛸の類には興味がないんじゃ」
 そう言いながら、稲見之守は箱を持つ少女に目を向ける。邪魔しないよう彼女にも金縛りはかけておいたが、もうその必要もなさそうだ。
「まぁ、忘れた方がいいことも世の中には多々あるでな」
 術を解くとともに、新たな記憶封印の催眠をかけておく。虐げられ、操られた記憶。彼女が解放された後は必要とないものを奪い去り、狐神は森から消えた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ジェイク・リー
『あんたの大切なものは、ちゃんと守るからよ』
鉄の約束(ちかい)と共に持ってきたコートや銃を確認。
核に興味はなく、標的を完全撃破、少女の救出だけ。
心に誓った一方的な約束、それを抵抗する力とする。
七星天狼刃を船の時と同じく浄化の霊光刀に変えて少女を救助する為に使う。
核を手に入れたら問答無用で奪い少女に渡す。
「文句あるなら聞くぜ?」

絡み・アドリブOK



 ジェイク・リー(影の護り手・f24231)は戦いに臨む前、持ってきたコートや銃を確認する。
「あんたの大切なものは、ちゃんと守るからよ」
 それは心に誓った一方的な誓い。だがそれはこの森の中、ジェイクの魂を守る盾となり、戦いを支える杖となる。
 そのころ様々な形でダメージを重ねられてきた細切れの悪魔は、最早この場からの撤退を考えていた。しかしそうするにも最早生命力が足りない。しばらく移動は不便になるが、後ろの奴隷を食い尽くし、当座のエネルギーに変えるか……
 そう思い触手が少女に伸ばした瞬間、光の軌跡と共にその触手が全てちぎれ落ちた。
 ジェイクは霊光刀となった『七星天狼刃』を構え、悪魔を睨みつける。
「そいつを放せ」
 短く、威圧するようにジェイクは言う。だが悪魔がそれに従うはずもなく、むしろ残りの触手を少女に巻き付けた。
「その長物で我を切るか? お前たち猟兵はやたらとこいつを助けようとしていたからな、どうせお前もそのクチだろう? さあ、やれるものならやってみろ!」
 少女と密着し人質とする。それはとても単純で、効果的な戦法。これまでも何人もの猟兵が彼女を救おうとしてきたのを見ていた悪魔は、この盾の効果を疑いもしなかった。だが。
「望むところだよ」
 ジェイクは躊躇なく、光の刃で少女諸共悪魔を貫いた。瞬間、少女の全身から力が抜け、悪魔の入った箱を取り落としながら崩れ落ちる。
「な……」
 一瞬の躊躇もなく両方とも串刺しにしたジェイクに、驚きながら、悪魔は箱からこぼれ地に落ちる。そしてその眼球を巡らせたとき、悪魔はさらに驚愕を重ねた。今しがた貫かれた少女が、膝を地面に着け『へたり込んで』いる。人間の身では致命傷となる場所を貫かれたはずなのに。
「お前みたいなのから引きはがすにはこいつが一番なのは勉強済みだ」
 今七星天狼刃が取っている姿は霊光刀。邪悪なものを切り裂き、人を傷つけない武器だ。かつてこれでメガリスに侵された船を浄化したように、体を引きはがし、心をなだめ、意識を鎮め、身代わりにすらなろうとした猟兵たちの尽力によって緩んでいた支配は、今ここに完全に切り裂かれた。
「こ、こうなれば……我は逃げも隠れもするぞ!」
 万策尽きた悪魔は少女を捨て、触手を這わせ高速で逃げようとする。だが悪魔が最後は逃げ出すのは既に分かり切っていたことであった。
「知ってるよ」
 悪魔の逃げる先、そこに偏差で放たれた銃撃が、悪魔の核である巨大な目玉に着弾する。悪魔は断末魔の一つすら上げることを許されず、粘液の塊になって砕け散った。
 ジェイクはその残骸に歩み寄り、直径25cmほどの球体……『魂喰らいの森の核』を拾い上げた。
 それを自分の取り分のみならず、核を欲しがらなかった猟兵の分まで自分の手に握りこむ。
「文句あるなら聞くぜ?」
 ジェイクはそう言うが、彼の次の行動を見て、それを非難するものは誰もいなかった。
 ジェイクは解放された少女の手に取った核を全て握らせ、頭を一撫でする。
 少女は未だ混乱を残す意識の中で、自分を助けてくれた男をはじめとする猟兵たちに、初めて心からの笑顔を見せるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年05月07日


挿絵イラスト