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帝竜戦役②〜空飛ぶランナーを迎え撃て

#アックス&ウィザーズ #戦争 #帝竜戦役 #群竜大陸

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「ついにアックス&ウィザーズのオブリビオンフォーミュラが動き出したよ!」
 リアナ・トラヴェリア(ドラゴニアンの黒騎士・f04463)が集まった猟兵達を前にそう切り出した。
「私達の目標は群竜大陸最奥にいるオブリビオンフォーミュラ・帝竜ヴァルギリオスを撃破すること。でもそこまで行くのにはいくつもの特殊な戦場と配下のドラゴンたちが守っているんだ。だからまずは戦いを繰り返して大陸の踏破を目指すのが必要だよ」
 そして戦果を得たら次の目的地に向かってアタックをかける必要がある。それを繰り返してオブリビオンフォーミュラを目指さなければならない。
「それで皆にまず行ってもらいたいのは皆殺しの平野って言う物騒な名前の場所。ここには二足歩行のトカゲみたいなオブリビオンがいるんだけど、帝竜の影響か翼が生えているんだ。そして勿論飛んで、皆を空中から攻撃してくるよ。鱗も固くなっているから攻撃を通すのは難しいかもしれないけど、急所を狙えば比較的簡単に倒せるよ」
 つまり、鱗で覆いようにはない部分が弱点ということだ。
「えーっと、あと他に伝える情報は……、あ、肉は脂身が少なくてあっさりめらしいよ。……誰か食べたのかな」
 割とどうでもいい情報の上に変化しているので当てになるのかどうか。
「あとこのドラゴン化したトカゲからは竜胆石っていう宝石が取れるみたいだよ、現地の価値だと金貨40枚……くらいだって」
 結構な額らしいので、それを目的にしても良いかもしれない。
「ドラゴンたちはこちらの動きに対応できていないから、体勢が整う前に踏み込めると後の戦いもぐっと楽になると思うよ。それじゃ頑張ってきてね!」


西灰三
いつもお世話になっています。
西灰三です。
今回は帝竜戦役の依頼をお送りします。
詳しい内容はOPの通り。

なお勝手な都合ながら執筆開始は早くて5月3日からとなりそうです。その点ご了承いただけると助かります。

それでは皆様のプレイングをお待ちしています。
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第1章 集団戦 『ランナーズイーター』

POW   :    スニークイーター
レベルm半径内の、自分に気づいていない敵を【牙】で攻撃する際、ほぼ必ず狙った部位に命中する。
SPD   :    ハングリーランナー
全身を【硬質な鱗】で覆い、自身の【食欲】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
WIZ   :    ハンティングタイム
【別集団のランナーズイーター】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。

イラスト:小日向 マキナ

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

灯璃・ファルシュピーゲル
立つ鳥跡を濁さず‥を期待するのは無駄でしょうし
しっかり始末をつけましょうか

言いつつ指定UCで狼達と
煙幕代わりに黒霧を召喚・展開

敵が高所から狙いにくい様
霧に潜み狼達と自身を隠しつつ(迷彩・目立たない)
暗視装備のGPNVG-42のサーモグラフィを使い
翼を集中狙撃(スナイパー)し挑発して
近接してくるよう誘導

降下してきたら一気に四方から脚・翼狙いで
狼に襲わせ(だまし討ち)機動力を削ぎつつ

「鎧砕き・鎧無視攻撃・見切り・2回攻撃」で
防御の薄そうな、眼や口の中狙いで集中射撃し
確実に急所を破壊し手早く仕留めて数を減らす様戦闘

複数体が一気に来た場合は狼に牽制させつつ
翼を狙い弱った敵から確実に仕留める

アドリブ歓迎




「立つ鳥跡を濁さず……っ!」
 銃を構えた灯璃・ファルシュピーゲル(Jagd hund der bund・f02585)が敵の急降下から身を屈めて躱す。
「……期待するのは無駄ですね、しっかり始末をつけましょう」
 敵を見送り、更に空にいる群れを見やる灯璃。その彼女を中心に森を思わせるような黒い霧が漂い始め、術者である彼女をも包み込んでいく。それに対し高空の蜥蜴たちもうかつには手を出せないのか警戒している。その均衡が破れたのは霧の中から何か飛び出した瞬間、蜥蜴達がそれに反応して飛び込むと黒い狼と衝突する。
「仕事の時間だ、狼達」
 それを皮切りに蜥蜴と狼達が乱戦を開始する、しかしその中に灯璃自身の姿はない。その彼女は赤外線を頼りに霧の中に潜んでいた。静かに息を潜めて彼女は銃口を上に上げると、やや交戦している蜥蜴の羽にレティクルを合わせる。そして落ち着いて引き金を引けば敵の翼に複数の穴が空き、バランスを崩して狼の群れへと落ちる。
「まずは一匹……」
 彼女はポジションを移動しながら次々と蜥蜴を撃ち落としていく、戦いはまだ始まったばかりだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ベム・クラーク
アドリブ連携歓迎です!

「竜胆石、どんな宝石か楽しみです。いえまずは戦闘ですね。」
どのようにキラキラしているのでしょう。ベムの興味は尽きません。

「敵生命体発見。まずはハンティングといきましょう。
接敵までにヘッドショットで急所を狙撃し数を減らします。
自分に仲間がいれば、重装甲を活かして壁になり、各種射撃でヘイトを集めますが、こちらを見ていない敵には狙撃します。その際、竜胆石を壊さないようにヘッドショットを使用します。

戦闘終了後、そそくさと竜胆石を見に行きますが、収集癖はないので眺めるだけで満足します。


小宮・あき
空中戦という事ですし、なるべく距離を取りたいな。
あら、まだ気づいていないんです?
じゃあ、ぐーーーっと距離を取って挑みましょう。

UC発動。
スポットライトのように物体を伴わない光属性の属性攻撃。
現役聖職者である私の祈りは常に神に注がれています。早業の先制攻撃。
全力魔法、半径73m、直径146mの柱で、範囲攻撃に。
発動の速さと、広範囲攻撃、早々逃れる事は出来ないはず。

こう、ジュッと焦がす感じで光の海に沈めたいな。
鱗で防がれた場合は、連射して弱点を狙いましょう。
薄いところ…目、とか?

空中攻撃は第六感と野生の勘をフル回転。
脚武器レガリアスシューズの性能を利用しつつ、ジャンプ、ダッシュ、スライディング!




「竜胆石……!」
 敵の群れからぐっと距離を取って状況を伺っているのは小宮・あき(人間の聖者・f03848)とベム・クラーク(ウォーマシンの鎧装騎兵・f27033)である。兵器然としたベムと溌剌とした女性という、いかにも猟兵という取り合わせである。……なお先の発言は兵器の方が発している。
「どんな宝石か楽しみです。……いえまずは戦闘ですね」
「回収するのは戦いが終わってからでも、ね。……さてと」
 彼女は空中の群れに指を向ける。それは彼女の攻撃を放つための予備動作だ、たったそれだけで済むのは彼女が神との繋がりが深いから。
「ここから攻撃できるのですか!?」
「うん。……あれ都合悪かった?」
 ユーベルコードの中には有効距離が明確にあるものが存在する。彼女のものはその中でもとみに距離が長い。ベムは彼女が撃つ前に物陰に隠れたいと提案する、敵が近づいてきたら自らを壁にしても良いとも。
「よーし、それじゃ撃つよ!」
「問題ありません」
 瞬間空を飛ぶ蜥蜴を包むように光の柱が発生する、その大きさは街の一区画を収めるほどの大きさだ。包み込まれた蜥蜴のいくつかは光に焼かれて落ちていくが、その殆どがまだ健在だ。
「この能力で狙い撃ちとかやっぱり難しいと思う?」
「艦載型大口径レーザーによる小型戦闘機への狙撃は難しいと思います」
 二人がそんな会話をしていると今攻撃を仕掛けた猟兵を探すべく蜥蜴達がこちらに向かってくる。
「見つかる前に数を減らしましょう」
 ベムは腕部機関銃を敵の頭部へと向けて弾丸を放つ。敵の頭部を捉えた弾丸の一発が眼窩を貫いて、その体ごと地面へと落とす。
「あ」
「どうしましたか?」
 狙撃用のマスケットを準備していたあきが彼の声に反応する。
「竜胆石、割れてないでしょうか」
「大丈夫でしょう、きっと」
 さっくりとあきは返して銃を構え、いつでも動けるように足元の装備を確かめる。二人がその結果を見るまでは今しばらくの戦いが必要なようであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ソラスティベル・グラスラン
恐竜に翼が生えたなら、それはもうドラゴンですね!
しかしドラゴンの要素が2倍で、ただでさえ硬い鱗も更にですか…
ふむっ、こういう時も【勇気】で勝利を引き寄せるのが『勇者』です!

こちらも翼を広げ【空中戦】、一方的な優位は与えません!
【盾受け・オーラ防御】で守りを固めて受け身の作戦
敵の動きを【見切り】、全体での敵の動きを把握します
噛み付き攻撃には盾を噛ませ、カウンターに【怪力】で抑え込み
その隙だらけな大口に、至近距離から【怪力・鎧砕き】の大斧を突っ込みます!

……確かお肉、食べられるんでしたっけ?(ぐぅ~)
うー、あー、うー……
ゆ、勇者として立ち止まるわけにはいきません!今行きます帝竜よ~!


紅葉・智華
※アドリブ・連携歓迎

「今回の敵は蜥蜴――狩りの時間でありますね」
完全自作の背嚢型の高出力ブースタ【完武】で飛翔、【空中戦】を仕掛ける。飛行速度等も負けるつもりはない。内蔵のミサイルランチャーを【一斉射撃】して弾幕で【目潰し】して動きを制限させる。(援護射撃)

そして、本命は手に持った『[K's]Sisius』(鎧無視攻撃)。ノータイムの連続狙撃(スナイパー、2回攻撃)……急所を確りと撃ち穿つ。
『紅眼の射手』なんて仰々しい二つ名、嘘じゃないところを証明してみせる。

――ところで。肉の味が気になる今日この頃。戦いが終わったら食べたいなぁ……。




 皆殺しの平野上空、地上ではなく空中でランナーズイーター達と交戦する猟兵達がいる。
「今回の敵は蜥蜴――狩りの時間でありますね」
「恐竜に翼が生えたのなら、これはもうドラゴンですね!」
 紅葉・智華(紅眼の射手/自称・全サ連風紀委員・f07893)とソラスティベル・グラスラン(暁と空の勇者・f05892)が飛びかかってくるランナーズイーター達を振りはらいながら言葉を交わす。片方はブースターを吹かし、片方は翼をはためかせ華麗なる空中戦を行っている。
「数が多い……ならば!」
 智華がブースターに装備されているミサイルを一斉にばらまき爆破する。敵を中心にもうもうと煙が上がるが中からは蜥蜴たちの羽ばたきが聞こえる。そして彼らはその煙の中から視野を確保しようと飛び出す。
「そこだ!」
 瞬間狙ったかのように智華の放ったレーザーは敵の頭部を撃つ。出会い頭のその攻撃に虚を突かれたのか敵はバランスを失い落下していく。彼女は同じように次々と敵を撃っていくがそれを野放しにするほど敵も甘くはない。『紅眼の射手』と言えども全てを撃ち抜けるわけではない。彼女に食らいつこうと大口を開けてランナーズイーターが襲いかかってくる。
「させません!」
 他の敵と応戦していたソラスティベルが急旋回し、開かれた敵の口の中に盾の縁を叩き込む。智華を襲おうとした敵は堪らず下がるがソラスティベルは構わず追撃する。
「そのまま落ちろっ!」
 彼女がもう片方の手に持った斧に雷を纏わせて、更に敵の上顎と下顎を切り分ける。空気さえ震わせる彼女の一撃に、敵は力をなくして落ちていく。
「助かりました、ちょっと油断してしまいましたね」
「問題ありません! わたし達は一人で戦っているわけではありませんから!」
 射手と勇者は連携して敵を叩き落としていく。敵が減った頃、ふと智華が呟く。
「――ところで、これ食べられるんですよね」
 彼女がそう口にするとソラスティベルの腹から空腹を示す音が鳴る。
「うー、あー、うー……」
「やっぱり気になりますよね。戦いが終わったら食べたいなぁ……」
 口をぱくぱくさせるソラスティベルをよそに智華はそう呟く。
「で、ですが勇者として立ち止まるわけにはいきません! 今行きます帝竜よ~!」
 後で解体してる猟兵から分けてもらいました。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

花邨・八千代
肉も食えて核もある、良いとこ尽くめじゃん
ちょうど結婚した知り合いにやる祝いの品を探してたんだ

お前、丁度いいなぁトビトカゲ
ちょっと俺の祝いの品になってくれよ
尾頭付きで丸ごと贈れば縁起もよかろ

飛ぶんだったらこっちも跳んで対抗するぜ
【空躁】で空中にいる敵のところへ一直線だ

狙いは目玉が良いかね
後ろに回り込んで頭に飛びついたら力任せに手ぇ突っ込むぞ
暴れるだろうが怪力でしがみ付くぜ

もし首に腕が回るんならそのまま絞め落としてやったって良い
鱗が固かろうと動く分柔軟性はあるわけだろ
切るのも殴るのもダメなら締め上げてやるだけさ

おっと、あんまり暴れんな
テメーはお祝いの品になるんだ、下手な傷つけさせてくれんなよ!


ルエリラ・ルエラ
【アドリブ改変・連携歓迎】
なるほどなるほど。肉は脂身が少なくてあっさりめっと
これは重大な情報だね
さぁ狩りの時間だ。今回の芋煮のお肉は君に決めた!だよ

今回は【アインス】でどんどん撃ち落とすよ
いくら硬くなろうが、私の矢はぜんぶ貫通するからね
あ、当然覆ってない箇所が見えたらそこも中心に狙うよ。見えなったらそのまま貫くね
倒したらそのまま剥ぎ剥ぎ解体してお肉と竜担石をゲット
石は記念に持って帰って。お肉は『調理器具セット』を使って芋煮を作ろう
腹が減っては戦はできぬ。さっそくドラゴンの味見をしてみよう
楽しみ楽しみ




「なるほどなるほど。肉は脂身が少なくてあっさりめっと。これは重大な情報だね」
「肉も食えて核もある、良いとこ尽くめじゃん。ちょうど結婚した知り合いにやる祝いの品を探してたんだ」
 最初から狩りの対象として敵を見るのは花邨・八千代(可惜夜エレクトロ・f00102)とルエリラ・ルエラ(芋煮ハンター・f01185)。
「そうと決まれば」
「さあ狩りの時間だ。今回の芋煮のお肉は君に決めた! だよ!」
 ルリエラは弓を空に向け。八千代は豪快に空を駆け敵の頭上へと一気に上る。
「お前、丁度いいなぁトビトカゲ。ちょっと俺の祝いの品になってくれよ」
 八千代が敵の首に乗ったかと思うと、猫なで声と共に瞳に手刀を突き立てる。翼もない相手が唐突に登ってきたことに対応できない敵は、脳髄まで瞬間的に砕かれ一発で地に落ちる。
「しまった、尾頭付きなら目を残さんといかんかったな」
 落ちていく敵を蹴落とし空中へと更に飛ぶ八千代、仲間の復讐か彼らの意識が一斉に彼女に向く。
「そこ、貫かせてもらうね」
 しかし上に上げた顎にルエリラの放った魔法の矢が突き刺さり、そのまま頭の上まで貫いていく。彼女のこの矢の前には硬度による防御は意味をなさない、次々と落とされるランナーズイーター達だが上下からの挟み撃ちに混乱して対応しきれない。
「おっと暴れるな、お前は祝いの品なんだからな」
 比較的安全が確保されたのを見抜いた八千代は敵の首に腕をかけて絞め落とす。他方付近の敵は殆ど地面に叩き落されており、そこではルエリラが血抜き作業を行っていた。その彼女の隣に最後の敵と共に八千代が落ちてくる。
「首尾はどうだい」
「上々だよ。あとこれが竜胆石で、こっちは試しに作った芋煮」
 ルエリラは八千代に成果を渡すと、鱗の合間にナイフを入れて傷が目立たないように血抜きをする。一方八千代は渡された器の中身を空にしていた。
「……上等だ、不味かったら渡す意味もないからな」
 そして器を置くと青紫色に光る竜胆石を光にかざす。
「下処理は終わったよ。……それでどうだった?」
「ああ助かる。芋煮も馳走だった、美味かったよ」
「そう? 楽しみ楽しみ」
 八千代の言葉を受けてルエリラは鍋の元へ急ぐ。残された八千代は食後の一服をして、そして蜥蜴を掴んで持ち帰るのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

弥久・銀花
アドリブ、他の人との絡み、ピンチシーン歓迎です



今回のドラゴンは赤身肉?
私も確かめてみましょう

私のユーベルコードのオルタナティブ・エネミーで相手と同じドラゴンを召喚してライドオン!
これで私もドラゴンライダー!

ドラゴン同士が戦ってる間、私も遠距離では【誘導弾】を、近距離では相手に飛び掛って愛刀の白嵐玉椿で顔をザクザク刺してやりましょう

竜胆石は貰っておきましょう、解体する時に出てくるでしょうし、ついでに取っておきます


……、私が召喚したドラゴンにも竜胆石はありそうですね?
ちょっとそのお腹を……(銀花はドラゴンから、派手に振り落とされました)




「今回のドラゴンは赤身肉ですか」
 口元を拭う弥久・銀花(隻眼の人狼少女剣士・f00983)が空から見下ろすランナーズイーター達を見上げている。
「私も確かめる必要がありますね」
 そう言うと彼女は相手と同じ姿の存在を召喚し、その背中に乗る。
「ライドオン! これで私もドラゴンライダー!」
 即席の飛行手段を手に入れた彼女は敵の群れに向かって突っ込んでいく、襲いくる敵に対しては鞘から誘導弾を放ち牽制していく。
「そちらの相手は任せましたよ!」
 敵の群れの中に飛び込んだ彼女は騎竜の背を蹴ると、敵に飛びかかってその顔面を刀で貫いていく。他方残された方もオリジナルのランナーズイーターよりも強く、優位に立った戦闘を繰り返している。彼女ら一匹と一体の動きにより付近にいたランナーズイーターは追い散らされていく。
「っと一仕事終わりましたね」
 騎竜の足を掴んで地面に戻ってきた銀花は早速ランナーズイーター達の死体を解体してしていく。勿論その中には竜胆石も出てくる。
「………」
 ちらりと銀花は騎竜を見た、そして騎竜も何かを察したようだ。
「ちょっとそのお腹を……痛っ!」
 怒った騎竜に彼女は蹴っ飛ばされるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アネット・レインフォール
▼心情
ふむ…エアティック・フィッシュと違い、
見た目は竜だが同じ手法は通じるかもしれない。

伝承に残る勇者達がどう食糧事情を解決したかは推測の域を出ない。
だが、何らか形で戦力を温存したと考えるのが妥当だろう。
ならば…確認する必要がある。

そう。これは、検証だ。

▼POW
先ず範囲外から敵影の確認。

葬剣を釣り竿にして先端はルアーに。
餌の趣向が不明なので、必要なら肉の形に変更も。

こっそり遠距離から群れに糸を投げ入れ、
小刻みに餌を動かすフェイントも織り交ぜる。

ヒットしたら糸を伝い【夢想流天】を流し込む。
同時に範囲攻撃で複数を巻き込み、
これを繰返す事で勇者がドン引きする爆釣を狙おう。

苦戦上等
連携、アドリブ歓迎




「ふむ……」
 地に伏せて空を舞う敵を見やるアネット・レインフォール(剣の異邦人・f01254)が同じく皆殺しの平野で戦った記憶を思い出しながら思考を巡らせている。
(「エアティック・フィッシュと違い、見た目は竜だが同じ手法は通じるかもしれない」)
 彼はそう判断し葬剣を釣り竿に変形させる。
(「伝承に残る勇者達がどう食糧事情を解決したかは推測の域を出ない。だが、何らか形で戦力を温存したと考えるのが妥当だろう。ならば……確認する必要がある」)
 大層なことを言っているが、これからやろうとしているのは要するに釣りである。
(「そう。これは、検証だ」)
 言い訳しても釣りである。彼は釣り竿の先を疑似餌と変化させて、遠心力で敵の直下へと投げる。すると高速で飛んできた何物かに反応してランナーズイーターの一体がそれを踏み付ける。
(「掛かった」)
 即座に糸に闘気を流し込み接触した敵の生命を断つ。彼はそれを確かめると糸を戻して次のキャストを行う。
(「勇者がドン引きするくらいに釣れればいいが」)
 真面目な顔で何考えてるんですかねこの人。まあそれでもひょいひょいと釣れてはいるのだけども、流石に警戒して掛からなくなっていく。
「ここまでか」
 すっと彼は立ち上がると残る敵を討つべく動き出す、無論そっちのほうが遥かに早かったのは言うまでもない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

キリカ・リクサール
アドリブ連携歓迎

皆殺しの荒野ね…大層な名前だが、奴らの墓場にしては良い名前だな

シガールQ1210を装備、さらにデゼス・ポアを宙に浮かせる
フルオートでの一斉射撃を行い敵を攻撃する
大したダメージにはならんだろうが、挑発するには十分だろう
こちらに向かって来たら宙を舞うデゼス・ポアの刃で攻撃し、さらに怒りを誘おう

フン…強靭な力を与えられようと
知能が追い付かないのでは意味が無いな

敵が空を飛びこちらに向かって来たらUCを発動
眼孔や鼻孔、または口腔等を【スナイパー】で狙撃し、脳幹を破壊する
強固な鱗に覆われようと内臓まではカバーできまい

後はナガクニで死体を解体し竜胆石も入手しよう
この世界の復興に役立てばいいが




「皆殺しの荒野ね……」
 吹きすさぶ風がキリカ・リクサール(人間の戦場傭兵・f03333)の長い髪を乱す。
「大層な名前だが、奴らの墓場にしては良い名前だな」
 空中に刃仕込の人形を踊らせて手にはサブマシンガンを携える。そして向かうのは銃の有効射程。無論向こうも彼女に気が付くが先に攻撃が届くのは勿論銃弾の方だ。
「喰らいな」
 フルオートで放たれた弾丸は思いの外に敵の鱗を突き破る。どうやら竜の鱗を貫くという前評判は嘘じゃないらしい。それなりの痛打を受けたランナーズイーター達は目を見開きながら襲いかかってくる。しかしその間を塞ぐように人形デゼス・ポアが舞い踊る。
「フン……強靭な力を与えられようと、知能が追い付かないのでは意味が無いな」
 人形によって作られた時間にマガジンを交換して再びその照準を敵に向ける。
「Adieu……神の御許へと、安らかに逝け」
 次に放たれた弾丸は敵の鼻先へと叩き込まれる。呼吸器を通じて弾丸が通るのは脳の詰まっている領域。たとえそれが小さいとしても、周辺の神経系を破壊されてしまえば生き残ることは困難だ。
「さて、このまま竜胆石もいただこう。……狩りはまだ始まったばかりだ」

大成功 🔵​🔵​🔵​

ユリウス・リウィウス
久々に会うリアナに挨拶してから現地へ。

空飛ぶランナーか。まあ、走ってようが飛んでようが、討滅する事には変わりない。

死霊の霧に「精神攻撃」「呪詛」「毒使い」で生成した麻痺毒「恐怖を与える」を重ねた毒霧を広範囲に展開する。
弱点を狙うまでもない。毒霧は鱗のない部分から浸透していくぞ。身体は麻痺し、精神は恐慌状態に陥るはずだ。
それで墜ちてきた奴を順々に、双の黒剣でとどめを刺していく。

敵の不意打ちは「見切り」、「カウンター」で双の黒剣を叩き込ませてもらう。戦場で油断するほど俺は自分を過信してねえよ。

竜胆石な。リアナと、頑張ってるあいつのために、一つずつ拾って帰るか。
換金するなり飾るなり、好きにしてくれ。




「空飛ぶランナーか。まあ、走ってようが飛んでようが、討滅する事には変わりない」
 空中から襲いくる敵の猛攻を黒い双剣で受け止めながらユリウス・リウィウス(剣の墓標・f00045)は皆殺しの平野を駆ける。
「邪魔だ」
 敵の硬い鱗に薄っすらと傷をつけて振り払う、やはりそう簡単には通してはもらえないらしい。もっともそんな事は彼も承知している、ユリウスが踏み込んだ理由は敵中が最も自分の能力を発揮できるからだ。
「苦しみのうちに斃れた死霊達よ。その怨念をもって憎き命をとり殺せ」
 巻き起こるのは冷たい霧、しかもただの霧ではなく負の思念を帯びたものだ、更に彼はその中に毒を含ませる。いくら硬い鱗をまとっているからと言って呼吸が不要なわけではない。染み込むように入り込む冷気と毒気は蜥蜴達の体から活力を奪い地面に落としていく。ユリウスは躊躇なく落ちた敵の目に刃を突き立てて絶命させる。そしていくつかの竜胆石を腹を割いて取り出すと、そのまま懐にしまう。その手の動きの微妙な繊細さは誰かに贈るためのものなのだろうか?

大成功 🔵​🔵​🔵​

司・千尋
連携、アドリブ可

空飛ぶトカゲか
まぁ地対空なら空の方が有利だよな
負ける気はないけど


近接武器や投擲での攻撃も混ぜつつ
基本的には攻防に『怪誕不経』を使用
目や口の中等鱗で覆えないような部位や腹部を狙ってみよう
急所を見つけたら集中的に攻撃
敵が呼んだ集団も纏めて分解してやるよ

帝竜の影響で空を飛べるって事は帝竜…というかドラゴンは全部空飛んでるのかね?
遠距離攻撃がないと面倒そうだな…


敵の攻撃は細かく分割した鳥威を複数展開し防ぐ
割れてもすぐ次を展開
手数が足りなければ近接武器や投擲、『怪誕不経』で迎撃する

…あ!
竜胆石って宝石が取れるんだっけ?
ソレは分解しないように気を付けないとな




「おっと」
 司・千尋(ヤドリガミの人形遣い・f01891)が飛び降りてきた敵から身を翻し、その勢いをもって小太刀を振るう。しかしそれは硬い鱗に弾かれるだけに留まる。
「簡単にはいかないか」
 しかし不利な状況にも関わらず彼の表情には焦りがない。それは彼が一片たりとも負けの可能性を感じていないからだ。敵がもう一度空中に戻る間に光の槍を手に灯す。
「悪いな」
 彼が放った光の槍が命中すると、敵に生えていた甲鱗や翼が分解され外れる。後付によるもの故にだろうか。
「……面倒だな」
 それでも相手の機動力や防御力を解除できることには変わりなく、再び刃を敵の首元に突き立てる。無論蜥蜴は首からの失血でどうと倒れる。
「一丁上がりっと、しかし面倒だな」
 ふっと彼は残る空中の敵を見、もう一度光の槍を手に浮かべて投げつけると命中した蜥蜴が翼を失って落ちる。無論その落下の衝撃を殺せずに敵は地上でもんどり打つ。
「よし、これなら楽だな」
 それに、と落ちた敵の腹を裂き竜胆石の姿を確かめる。これなら無事に手に入れる事ができるだろうと確認すると残る敵を落とすべく、再び光を手に貯めるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ジョー・グラム
肉も食えてお宝ももらえるってんなら、やる気も出るってもんだ。

トカゲの群れを見つけたら一気に攻め込もう。
集団戦ならこいつの出番だな。
ガジェットで電撃投網を射出して、まとめて捕まえる。
「全部頂いていくぜっ!」
動きの止まった所からマグナムで撃抜いていく。
「っと、腹は撃たないように気を付けないとな」
出来れば金も欲しいしな。
狙うのは頭を中心にしていく。


鏡島・嵐
うーん、ドラゴンっていうよりほとんど恐竜じゃねえか、これ?
そんなんでも空を飛んで強くなってるんだから、気は抜けねえよな。
まあ戦うんが怖ぇ身としては、どんな敵相手でも気なんか抜けねえけどさ。

まずは鱗の保護が薄そうな場所を探すとこからだな。
手始めに〈視覚〉で目視出来る場所にあるかどうかを観察。無さそうなら〈第六感〉を働かせてありそうな場所に見当をつける。
んで、その部位を〈スナイパー〉で命中精度を上げた射撃で狙っていくようにする。

あとは自分と味方を強化するために《笛吹き男の凱歌》も併用。
他に仲間が近くにいるんなら〈援護射撃〉を撃ったり、竜どもの攻撃を〈目潰し〉を仕掛けて妨害するように動く。




「うーん、ドラゴンっていうよりほとんど恐竜じゃねえか、これ?」
「食えるんならどっちだって良いさ」
「……食べるのか?」
「美味いんだろ?」
 ジョー・グラム(サイボーグのブラスターガンナー・f02723)と鏡島・嵐(星読みの渡り鳥・f03812)は浮かぶ敵を望みながら言葉を交わす。
(「えらい余裕だな、ちょっと真似できねえな」)
 嵐はジョーの余裕をやや羨ましくも感じるものの、それを思考の奥に押し込んで相手を観察する。鱗が硬いというのならその防御のない所を狙うのが常道だろう。
(「目……かな。流石に鱗で覆う事ができないみたいだけど……」)
 それはそれとして動く目標の更に小さな部位を狙うのはやや骨が折れそうである。
「少し遠いな……ちょっと降りてきてもらうか」
 嵐がそう思案していると、ジョーが空中にいる敵の群れに向けてガジェットからネットを射出してそのまま地面へ引きずり落とす。そして更に感電させ動きを止める。
「全部頂いていくぜ!」
「目だ! 目を狙ってくれ!」
 落ちた敵の群れの近くに向かうジョーに対し嵐はそうアドバイスを投げる。彼の後ろでは呼び出された道化師が陽気な曲を掻き鳴らし、ジョーは口笛でリズムを合わせる。
「まずは一体」
 ジョーは敵の目にマグナム弾を叩き込み絶命させる。嵐の見立通り確かに有効らしい、地面に落としたことで更に狙いやすくなっている。
「これなら腹を撃つ事はねえな」
「食べるのが難しくなるからか?」
「いや、それもあるが石を砕きそうでな」
 嵐が空中に残る敵をスリングで牽制している間に軽く問うと、ジョーからそう返ってくる。グリモア猟兵からも大金になる石が手に入るという話は確かに聞いていた。
「……なるほどね」
 敵の数が少ないと感じていたのは要するに食欲と物欲に晒されたからかと嵐は苦笑する。そして皆殺しの平野に集まった猟兵達の手により、ランナーズイーター達は全て狩りつくされ肉と竜胆石を回収されるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年05月07日


挿絵イラスト