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宇宙船を取り戻せ

#スペースシップワールド

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#スペースシップワールド


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●この宇宙の片隅で
「今日は集まってくれてありがとう」
 猟兵達の拠点「グリモアベース」でそう挨拶するのは、今回の事件に対応するために猟兵を招集したグリモア猟兵の女性。
「みんなとは初めましてになるかな」
 整った髪を揺らし、彼女はサラ・ルーチェと名乗った。特徴的な長い耳を持つ種族エルフのフォースナイトだ。年の頃はわりと若そうに見える。もっとも、エルフは長命のため人間基準で外見通りの年齢とは限らないが。
「スペースシップワールドで、ある宇宙船が銀河帝国軍に襲撃されて制圧されちゃうの」
 骸の海に浮かぶ世界のひとつ「スペースシップワールド」。そこはかつて、悪辣な銀河帝国との戦いで全ての居住可能惑星が失われたが、人々は無数の巨大宇宙船に別れて暮らしている。だが、なぜか既に滅びたはずの銀河帝国がオブリビオンとなって復活し、生き残った人々を殲滅しようとしているのだ。
 予知能力を持つグリモア猟兵であるサラがそう言う以上、襲撃がおこり制圧されてしまうのは避けられない事態である。
 だからこそ早急に宇宙船を取り戻さなければならない。
 真剣な表情でサラは訴える。
「だからみんなは現地に行って宇宙船の中にいる銀河帝国軍をやっつけて」
 要するに小型宇宙船で制圧された宇宙船に突入して中にいる敵を全部倒す、というものだ。
「小型宇宙船は用意してあるから乗り込んで突入するだけ。猟兵のみんななら簡単に操縦できるから大丈夫だよ」
 敵はそれなりに周囲を警戒しているもののこの奪還作戦が行われることは知らないので気づかれなければ周囲のデブリに紛れて接近するなどしてこっそり突入することも可能。一方で、時間短縮のため最短距離を一直線に突入する方法もある。
 気づかれた場合や強行突破する場合、おそらく敵は制圧した宇宙船の防空火器を使ってくるので、的確な機動で回避しながら近づくとか、手薄な方向から行くとか、いっそのことそのまま力づくで突入するとかが考えられるだろう。
「元々はデブリ迎撃用らしいんだけど、それでも直撃すれば無事じゃ済まないくらいの威力はあるから気をつけてね」
 予知によると正面方向は特に迎撃用の装備が充実しているらしい。
「上手く突入できたら中で戦闘になるよ。でも相手はいわゆる銀河帝国軍の正規の部隊だから気をつけてね。広さは十分あるからそこは心配しなくて大丈夫だと思う」
 彼らは全てオブリビオンであり交渉が通じる相手でもないので、突入後はサラの言うとおり即戦闘になる。
「現地の小型宇宙船の発進場所までは私のグリモア猟兵の能力でテレポートできるから心配無用。おもいっきりやっちゃってね」
 ここまで説明してサラは少し申し訳なさそうに続ける。
「それで……私も一緒に制圧された宇宙船を取り戻しに行きたいところなんだけど、テレポート能力を維持するのに専念しなきゃいけないから作戦はみんなに任せるしかないの。どうか宇宙船のこと、よろしくね。みんなに光の導きがありますように」
 彼女なりの祈りの言葉で説明を締めくくり、無事への願いと共に猟兵達を送りだすのだった。


如月麗文
 初めまして。
 第六猟兵マスターの如月麗文(きさらぎ・れいぶん)と申します。

 今回は銀河帝国軍に制圧されてしまった宇宙船の奪還をお願いします。
 乗り物として小型宇宙船をご用意しておりますが、形状や特徴などプレイングに記載があればご希望に沿えるよう頑張ろうと思います。
 銀河帝国軍がどんな連中かは出会ってからのお楽しみということで。(ちょっと見えちゃってますけど)

 それでは、皆様のプレイングをお待ちしております。
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第1章 冒険 『小型宇宙船で突入せよ』

POW   :    正面から力づくで突破する

SPD   :    素早い移動や的確な回避で危機を切り抜ける

WIZ   :    敵の警戒範囲を読んで隙をつく、電子機器をハッキングする

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

リルム・ラルム
小型宇宙船の推進力や「エレクトロレギオン」の能力で呼び出した戦闘兵器の力を利用して、大きな小惑星を衝突コースに乗せ、その陰に隠れて目標の船に近づきます。ハッキング可能な距離まで近づけたら電脳ゴーグルを使用して電脳世界を展開。デブリ排除用の火器管制システムにジャミングを行い、システムが混乱した隙を突いて目標の船に接舷します。


死絡・送
「カウボーイスターのデビューだ、行くぜ!!」
血統覚醒で能力を強化、めまぐるしく計器類をチェックしながら
敵の間隙を突いて目的の宇宙船に侵入するルートを割り出して
自分達の宇宙船を操縦して突入する。


エグゼ・エクスマキナ
正面方向は避けて、相手の警戒の薄い場所から接近。 可能な限り慣性航行などを利用して周囲に漏れるエネルギーを減らして発見されることを避ける。

そのままある程度隠れながら接近し、ある程度接近出来たらハッキングにより誤情報を送り込んで大量のデブリが(自分たちの乗る小型船)の逆から接近中と誤認させ、対空火器や警戒を反対側に集中させて反応までにかかる時間を稼ぎ、急速接近。速度を落とさずラムアタック気味に接舷。


アルビーナ・ヒルシュフェルト
一通り小型船を見て回り小型船限界速度や加速度、旋回性、ブレーキ能力を調べ最速で突入可能なコースを指定、
「理想的な限界軌道を指定、後は任せましたよ…。」
荒事用の人格に代わり攻撃や敵機を避けつつ決まったのコースなど関係ないと圧倒的速度で突破する。
「馬鹿がお行儀よく飛んでも落とされるに決まってんだろ。踊ってやる当てられるもんなら当ててみな!」



グリモア猟兵の転移能力でスペースシップワールドへ転移した猟兵達。用意されていた小型宇宙船に乗り込み銀河帝国軍に制圧されてしまった宇宙船の奪還作戦をこれから開始しようというところである。
 作戦としてはまず現場宙域に点在するデブリを利用して接近後、ジャミングと同時に敵の混乱に乗じて目標に突入を敢行するというもの。
「にゃふふ~。作戦開始です!」
手ごろなデブリを見繕い船が配置につくと同時にケットシーのリルム・ラルムがユーベルコード「エレクトロレギオン」を展開し、実に50機もの小型戦闘用兵器が展開し大きな小惑星の一点を狙撃する。役割を終えた兵器群は即座に消滅していくが、その一撃は小惑星の軌道を変え、宇宙船へ向けて漂っていく。
 さて、一方の宇宙船側。宇宙でデブリは珍しいものではないが、全てのデブリの軌道を把握しているわけでもない。デブリ同士の衝突で軌道が変わるのも良くある話。予想外のデブリの接近でコンピュータが衝突警報を鳴らしたとて、粛々と対処するのみである。
 しかし、対デブリ用火器を擁しているとはいえ今回は小惑星の大きさから軌道を変えるよりも船の軌道を変えた方が良いと判断したのだろう。ちょうど小惑星がそばをかすめるような進路を取った。
「にゃふ。上手くいったよ」
 リルムが満面の笑みを浮かべている横で立体映像のような女性がその成果に満足している。
「よくやった」
 彼女はバーチャルキャラクターのエグゼ・エクスマキナ。リムルを褒めているが、鎧装騎兵である彼女の見事な操船により最低限のエネルギー消費で小惑星の陰に隠れることに成功していたからこそ、敵はこちらに気づかなかったとも言えた。
 目標の宇宙船と小惑星の距離は順調に縮まっていき、最も接近したその瞬間。
「今だ!」
 リムルとエグゼのジャミングが宇宙船に襲いかかった。
 欺瞞情報で小型宇宙船とは反対側の宙域に大量のデブリを出現させシステムにも打撃を与えたのだ。
 ここへ来て敵はようやく何らかの敵性勢力の存在に気がつくことになる。だが突如として大量のデブリがセンサーに出現した上に火器管制システムまでもが大混乱に陥っていた。
 あるいは敵が無能であったならば、この作戦は上手くはいかなかったかもしれない。
回避不能の大量のデブリと使用不能の火器管制システムという最悪の状況であったにも関わらず、敵は船首をデブリ側へ向け人力による光学照準でその多数の防空火器による弾幕で対応しようとしたのである。もしデブリが本物であったならば実に合理的な対処であったろう。
 つまり、敵はもっとも警戒と防御の薄い船尾側を猟兵達にさらす形となったのだ。
 突入の好機はまさにこの瞬間、訪れたのである。

 この好機に操縦席で操縦桿を握るのは死絡・送。普段であれば誠実そうな表情の中にどことなく高貴な雰囲気を感じさせる紫の瞳と黒髪を持つダンピールだ。
 だが、今の彼の瞳は真紅に染まっている。この好機を最大限生かすべく、ユーベルコード「血統覚醒」によりヴァンパイアへと変貌を遂げていたのだ。
 めまぐるしく計器類をチェックしながら、宇宙船の旋回速度、防空火器の位置および向き、周囲の状況を把握し、侵入に最適なコースとタイミングを割り出していく。
その隣では多重人格者のアルビーナ・ヒルシュフェルト、そしてその交渉役兼デザイナー人格のベルテが最速で突入可能なコースを算出していた。
「理想的な限界軌道を指定、後は任せましたよ……」
 そんな理想的な展開になったと思ったところで。
「馬鹿がお行儀よく飛んでも落とされるに決まってんだろ。踊ってやる。当てられるもんなら当ててみな!」
 アルビーナの荒事用の人格であるクリスティンが出て来てそんなものは関係ないと言わんばかりに景気よく送に焚きつける。
「カウボーイスターのデビューだ、行くぜ!!」
 似たような結論に達していたのか、送も勢いよく叫んで機器を操作する。
操縦者の指示を受けて小型宇宙船のプラズマジェットが激しい咆哮をあげた。
 暴力的な加速からくる殺人的な加速Gが彼等に襲いかかる。だが宇宙の戦士として鍛えられた男や荒事用人格にはこの程度の重圧など問題にもならない。
 加速用レバーをさらに押し込んで小型宇宙船のスピードを上げる。
 ヴァンパイアとして能力を最大限発揮している送の的確な加速操作と、荒事担当としての野生の勘とも言うべき回避噴射によって、光学照準で命中させるのは不可能としか思えない機動で小型宇宙船は目標までの空間を疾走していく。その航跡はある種の芸術性すら感じられるほど。
 もはや船尾側の防空火器は照準を合わせることも出来ず猛烈な勢いで突っ込んでくる相手をただただ見ていることしかできなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​


盛大な爆音と共に格納庫に突入した君たちの前には銀河帝国軍の主力歩兵として知られるクローン騎兵が姿を現した。
 船内はまだ混乱が収まっていないであろうにも関わらずこの展開速度はさすが正規軍といったところであろう。
 幸いにして格納庫は戦場とするには十分な広さがあり、放置コンテナなど接近戦を挑むのに適度な障害物もある。
 ここでクローン騎兵部隊を撃破してしまおう。


第2章 集団戦 『クローン騎兵』

POW   :    ジェノサイダー
【自身の寿命】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【ジェノサイドモード】に変化させ、殺傷力を増す。
SPD   :    インペリアル・インテリジェンス
【銀河帝国式戦術ドローン】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ   :    ブラスターレイン
【熱線銃(ブラスター)】を向けた対象に、【連続射撃】でダメージを与える。命中率が高い。

イラスト:蒼夜冬騎

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

エグゼ・エクスマキナ
やっほーい、殲滅だ、殲滅だ、殲滅ー!!
コード解放、直接戦闘に突入する!!


敵の配置を読んで相互援護の
薄い場所から襲いかかる。

通常は縦に振るって地面ごと押し潰すユーベルコードのエクスターミネーターソード!!
(ソードと言いつつ得物は巨大なモンキーレンチ型メイス)を、

横に振るって相手を相手に
ぶつけるように吹き飛ばすよ。

入射角お反射角の計算が大事。
(計算せずにフィーリングで
ぶっぱしているけど)



猟兵達の突入に合わせて展開した銀河帝国軍クローン騎兵部隊はいきなり「ジェノサイダー」を発動する。自身の寿命と引き換えに武装を強化するユーベルコードだが消耗品である彼らの寿命など銀河帝国軍にしてみれば取るに足らぬものだ。
 やる気の満々相手にエグゼ・エクスマキナが嬉々として叫ぶ。
「やっほーい、殲滅だ、殲滅だ、殲滅ー!! コード解放、直接戦闘に突入する!!」
 クローン騎兵の陣容を一瞥し、戦士としての直感で弱い箇所を見抜く。
「コード・エグゼ!! ロック解放(リリース)!! 大地に還れ。エクスターミネーターソード!!」
 ユーベルコード「エクスターミネーターソード!!」により巨大なモンキーレンチ型メイスが出現する。
 それ、ソード? もしかしたらクローン騎兵たちはそう思ったかもしれない。
 だが、次の瞬間、横回転しながら飛んできたそれが、クローン騎兵たちを放置コンテナごと叩き潰した。
「入射角と反射角の計算が大事」
 フィーリングで投げ飛ばしたわりにしれっとそんなことをつぶやくエグゼ。
 しかし、そこにツッコミを入れられるような余裕はもはや敵には無かった。

成功 🔵​🔵​🔴​

リック・ランドルフ
「流石、軍だけあって動きが早いな、だがこの程度の数じゃ話にならないな!」
コンテナなどに隠れながら確実にクローン騎兵を一体ずつ急所を的確に撃ち抜いていく、近付かれたらフック銃を壁などに撃って離れます。



「流石、軍だけあって動きが早いな、だがこの程度の数じゃ話にならないな!」
 クローン騎兵部隊の展開の早さにリック・ランドルフは感心しつつも力不足だと不敵に笑う。
 相対するクローン騎兵たちは、それはどうかな、と言わんばかりにユーベルコード「インペリアル・インテリジェンス」を発動し、銀河帝国式戦術ドローンを召喚する。自分たちの戦闘力を向上させて先ほどの失礼な発言の代償を払わせようというのだ。
 途端、銃声。
 どさ、っとクローン騎兵の一体が倒れる。
 ユーベルコード「クイックドロウ」。リックの実力であれば約0.1秒の早さで早撃ちが可能となる。
 悠長にドローンを召喚していたクローン騎兵がさらに一体、そのブラスターの餌食となった。
 それでも仲間の命など省みぬ彼らは次々と射殺されていく味方を一顧だにせずリックめがけて押し寄せてくる。
 いよいよ彼が遮蔽物に使っていたコンテナまで迫りその火力でコンテナを破壊したが、もはやもぬけの殻。
 リックは壁に撃ったフック銃で素早く離脱していたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アルビーナ・ヒルシュフェルト
とにかく敵を減らすことに注力、荒事用の人格が仕込み杖を抜刀して切り込み、交渉役に交代し鞘部分が分割し多節棍のように扱い周りを薙ぎ払い、最後に主人格が納刀し杖の状態で目についた敵を射撃する三段攻撃。
技の後は後衛に移動しおとなしく射撃します



目標を見失い、あてが外れたクローン騎兵たちに多重人格者のアルビーナが迫る。荒事用の人格クリスティンを表出させ、文字通りこれから始まる“荒事”の初手を任せていた。
 クローン騎兵の武装がかぎ爪を思わせるいびつで醜怪な刃物に変化する。ユーベルコード「ジェノサイダー」によってジェノサイドモードに変化した武装でアルビーナを血祭りに上げようというのだ。
 そんなものは関係ないとクリスティンは嬉々として仕込み杖を抜刀しクローン騎兵たちに飛び込んでいく。飛んで火に入る夏の虫、そう彼らが思った瞬間。
「いくぜ! 超絶技巧の三重奏!」
 ユーベルコード「三魂連撃」が発動する。射程は自身の周囲全周。それを敵のど真ん中で使ったのだから当然……。
 たちどころに近くにいたクローン騎兵が仕込み杖の刃で一刀のもとに斬り伏せられる。
 直後に彼女の表情が穏やかなものになった。続くは交渉役人格のベルテ。冷静に慣れた手つきで鞘に仕込まれた多節棍機構を展開、鮮やかなモーションで振り回し周囲のクローン騎兵たちを薙ぎ払う。
 浮き足立つ敵を前に主人格のアルビーナに戻り杖を銃モードに変更、その銃口を敵に向けた。
 蒸気があがり飛び出した妖しく黒光りする弾丸がクローン騎兵を貫通する。
 だいぶ敵の数を減らしたことを確認したアルビーナは反撃を適当にいなしながら味方のところまで後退した。

成功 🔵​🔵​🔴​

エメラ・アーヴェスピア
あら、お相手が沢山。対多数戦闘なら私の出番よ。
『この場は既に我が陣地』。出入り口からわらわら出てくるのならこれは幸い
「先制射撃」でまずは数を減らすわ。その後他の猟兵の為に砲台を「援護射撃」中心に動かす
一撃でやられるような魔導蒸気砲台でもこれだけの数があればあまり気にはならない物よ
私自身は飛んで来る攻撃を「魔導蒸気浮遊盾」の「盾受け」で防がせつつガトリングに射撃命令
ま、冷静にこの戦闘を進めるわ



「あら、お相手が沢山。対多数戦闘なら私の出番よ」
 自身の得意とする局面に心躍りながらエメラ・アーヴェスピアはユーベルコードを展開する。
「この場は既に我が陣地」
 たちまち多数の魔導蒸気砲台が出現し、後続として戦列に加わってきたクローン騎兵たちに砲火を浴びせていく。
 それでもよく訓練されたクローン騎兵たちは直ちにブラスターの銃口を射撃地点へ向け即座に発砲するが、そこにあるのは魔導蒸気砲台。
 被弾して消滅するものの、もとから自動的に消滅する代物なので無駄に撃たされているのと大差は無い。
 かろうじて本当の射手に照準を合わせることのできた射撃もあえなく魔導蒸気浮遊盾に防がれてしまう。
 ならばと続けて銃撃を行おうとするが、すでにエメラのそばでは金色のガトリングガンがその砲身を高速で回転させていた。
 ブラスターレインに勝るとも劣らぬ弾丸の雨がクローン騎兵たちに襲いかかる。
 かたや開けた場所にいる目標を的確に撃つ砲台たち。かたや目標を絞れず遮蔽物に守られた目標を撃つクローン騎兵たち。
 双方の戦果は火を見るより明らかであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

死絡・送
敵地に乗り込んだら遮蔽を取りつつ、アームドフォートで応戦。
「たっく、お約束な奴らだな!!」
仲間達がどう動くのかも確認しつつ、タイミングを計って
「そろそろ行くぜ、突破してみせる!!」
とフルバースト・マキシマムをぶっ放して、敵兵力の一掃を図る。
敵の武装とかめぼしい物は回収して、自分の物にする。



この格納庫での戦闘が開始されてからきっちりと遮蔽をとって自慢のアームドフォートで応戦していた死絡・送。
「たっく、お約束な奴らだな!!」
 わらわらと群がってくる姿とか自分や味方の犠牲を省みない猛烈な突撃精神とかは確かに絵に描いたような銀河帝国軍かもしれない。
 対して送はあいにくとそういったものとは異なった考え方の持ち主のため、射撃に有利な位置を確保しつつも、射撃方向にいる味方に当てないよう細心の注意を払っていた。
 猟兵側に戦況が傾いていく中、追い込まれた敵が一方向に固まり、斜線上に味方も入らないタイミングが訪れた。
「そろそろ行くぜ、突破してみせる!!」
 送のユーベルコード「フルバースト・マキシマム」が解放された。
 携行砲台アームドフォートの全砲門が火を噴きその圧倒的な火力を敵にたたきつける。
 ちなみに全武装を放つユーベルコードなので目もくらむ閃光と爆音に混ざって、こっそりと忍者手裏剣も飛んでいたりした。
 後に残ったのは倒れ伏した敵とその装備の残骸とぐしゃぐしゃのコンテナ。
 送が回収しようと思っていためぼしい物が残っているかは望み薄かもしれない。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『帝国騎士』

POW   :    インペリアルブレイド
【念動力を宿した「飛ぶ斬撃」】が命中した対象を爆破し、更に互いを【念動力の鎖】で繋ぐ。
SPD   :    ダークフォースバリア
自身に【鮮血の如きオーラ】をまとい、高速移動と【赤黒い電撃】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    インペリアルフラッグ
【念動力で形成した帝国の旗】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を『帝国の領土』であると見る者に認識させ】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。

イラスト:Jambo

👑17
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


クローン騎兵部隊は全滅した。
これで終わりだと喜んだのもつかの間、通路の奥から黒衣をまとった人物が現れる。
 誰かが即座に射撃を浴びせるが、一瞬のうちに抜刀された赤いエネルギー体の剣によって弾かれ、弾は壁面に飛んでいってしまった。
「猟兵のねずみどもか。クローン騎兵を退けるとは少しはできるようだな。だが、ピクニックはここまでだ。皇帝陛下の御為、貴様ら全員ここで死んでもらおう」
 この偉容と実力から導かれる答えは、目の前の相手が帝国騎士であること。
 たった一人で一軍を破るとまで言われる強敵だが、宇宙船の人々の為にもここで倒すしかない。
 今ここに、猟兵たちと帝国騎士の決戦が始まろうとしていた。
リック・ランドルフ
「アンタが此処の親玉って訳か、なら洗いざらい吐いて貰おうか、アンタ達の目的をな!」

フック付きワイヤーを相手の武器を持っている腕に向けて放って相手が攻撃出来ないよう捕縛する。もしワイヤーが切られた・外れた場合はブラスターガンで相手の注意を引きながら接近戦をする仲間を援護する。



「アンタが此処の親玉って訳か、なら洗いざらい吐いて貰おうか、アンタ達の目的をな!」
 ようやく姿を現した大物にリック・ランドルフが叫び、先手必勝とばかりにフック付きワイヤーを放つ。
狙いは右腕。あの赤いエネルギー体の剣を封じてしまえば戦いはかなり有利になるはず。
 だが、帝国騎士の右手に迫り絡みつこうかというタイミングで鮮血の如きオーラが吹き出しフックを弾き飛ばす。
「目的か。せっかくだ、教えてやろう。我が目的は皇帝陛下に勝利を捧げること。その贄になれるとは、ねずみどもには過ぎた栄誉だ!」
 語尾に重なるように放たれた赤黒い電撃がリックを打ちのめす。
「まずは一匹」
 帝国騎士はそう宣言すると剣を構え突進する。
 その刹那。
 リックの右手がブラスターガンを抜き放ち、帝国騎士に狙いを定め引き金を引き絞った。
 予想外の攻撃に帝国騎士が足を止め、弾丸を剣で切り払う。
 電撃を受けて全身から煙を立ち上らせながらもリックの闘志はなお激しく帝国騎士に向けられていた。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

アルビーナ・ヒルシュフェルト
クリスティンが抜刀し鞘を上方に投げ意識を逸らしてからオルタナティブ・ダブルを発動。その後、相手の背後にぐるりと回るようにしてスピードを生かした攻撃を仕掛ける。
「まずは俺からご挨拶だ!捕まえてみなっ。」
現れていたベルテが鞘をキャッチして即座に展開し相手を首や手足を狙い絡め捕とろうと攻撃を繰り出す。
「いきなり合わせろってひどいなぁ…。僕が隙を作るからみんな皆よろしく頼むよ。」
とウィンクを送る。



足の止まった帝国騎士に抜刀したアルビーナ・ヒルシュフェルトが迫る。表出している人格は荒事役のクリスティンである。
 接近戦なら望むところと鮮血の如きオーラをまとったままの帝国騎士が構えたところで不意にクリスティンは鞘を上方に投げた。
 虚を突かれた帝国騎士はこの突飛な行動の意図を探ろうと構えたまま様子を伺うが、突如としてもうひとりのアルビーナが出現。こちらの人格は交渉役のベルテである。
「まずは俺からご挨拶だ! 捕まえてみなっ」
 そしてベルテ出現と同時にクリスティンは帝国騎士の背後に回り込むように走り出す。
 刀を持つクリスティン、鞘を取るであろうベルテ。
 帝国騎士はクリスティンこそ危険と判断し対応する。
 その背後で鞘をキャッチしたベルテだが、その鞘は実は鞭に展開出来る特殊武装。
「いきなり合わせろってひどいなぁ……。僕が隙を作るからみんな皆よろしく頼むよ」
 背を向けた相手めがけてベルテが鞭を振るい首に巻き付け、不意を突かれ慌てふためく帝国騎士をクリスティンが切り裂く。
「おのれ卑劣な!」
 見事に翻弄された帝国騎士が忌々しげに呻いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エメラ・アーヴェスピア
前衛で戦っている猟兵達を見るに、多数の連携には弱いと見るわ
なら私のとる手段は…コレね。
さぁ、出てきなさい。コード『出撃の時だ我が精兵達よ』
あまり弱すぎても電撃放射で纏めて倒されるから、レベル4が3体になるように合体して三方向から襲いなさい
ああ、高速移動しても無駄よ?兵と盾を壁に私がガトリングで援護射撃をするわ
一体一体倒そうとしても…当然私がそんな隙を見逃す訳もないわ
むしろ他の攻撃が来たら、兵たちに当たれば私にあまり影響はないのよね

「私はか弱いの。だから、取れる手段は取らせてもらうわ。」



ここまでの戦闘で帝国騎士が多数の連携に弱いと見たエメラ・アーヴェスピアはとるべき手段を決め、自身のユーベルコードを詠唱する。
「さぁ、出てきなさい。『出撃の時だ我が精兵達よ』」
 呼びかけに応え現れた魔導蒸気兵たちは合体して3体にまとまり、主人の意を受け異なる方向から帝国騎士へ襲いかかった。
 さすがに同時に攻撃されるのを待っているほど敵も悠長ではなく、帝国騎士はその身にまとう鮮血の如きオーラをなお一層激しく輝かせ手近な1体を粉砕すべくその手に電撃を込める。
 だが、その攻撃は横合いから的確に撃ち込まれる弾丸によって阻まれた。
 エメラが魔導蒸気兵を繰り出した後、ガトリングガンで援護射撃を始めたのだ。
 主人の援護を受けて、敵に粉砕されるはずだった兵はその敵に強烈な一撃を叩きつけ、 帝国騎士を守るオーラが衝撃を受け止めて激しく閃光を放つ。
 即座に行われた怒りのこもる反撃で魔導蒸気兵は崩れ去るが、2体目が帝国騎士に襲いかかり、先ほどの光景が再現されることとなる。
「私はか弱いの。だから、取れる手段は取らせてもらうわ」
 エメラはそうつぶやきながら、容赦なく攻撃を加え続けていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

エグゼ・エクスマキナ
対策:
インペリアルブレイド→接近戦上等なのでお互い繋がれるのは良し。

ダークフォースバリア→アホみたいに巨大なメイス(モンキーレンチ)の
エグゼ・ザ・ヴァリアヴルメイスを盾にしつつしのぐ。
毎秒自動で削れるっぽいからまぁ良し。

インペリアルフラッグ→エクスターミネーターソードで相手ごと地形を
叩き潰して帝国の領土を粉砕したと認識、相手の戦闘能力向上を防ぐ。


台詞

『我がエクスターミネーターソード(メイスです)に砕けぬものはない!!
 たとえそれが幻想の領土であろうとも!!』

『斬り裂け!!エクスターミネーターソード!!(斬れないしメイスです)』



足を止められてからの猟兵たちの連携攻撃に予期せぬ苦戦を強いられていた帝国騎士であったが、ここへきて猟兵侮りがたしと認識を改めたのかひとまず間合いを取り態勢を整える。
 その正面に立ちはだかったのは巨大でゴツイモンキーレンチ型メイス「エグゼ・ザ・ヴァリアヴルメイス」を持つエグゼ・エクスマキナ。赤く輝く光剣インペリアルブレイドを構える相手にその得物を振りかぶった。
 帝国騎士は豪快な風切り音とともに振り下ろされるその巨大武器を真っ正面から受け止め狙い通りとばかりに自身とエグゼを念動力の鎖でつなぎとめるが、接近戦上等な彼女にしてみればそれこそ狙い通り。
 武器の大きさに似合わぬ連撃を受け、たまらず帝国騎士は赤黒い電撃をエグゼに叩きつける。その電撃をあろうことかメイスで受け流すという荒技を見せた相手に対し、ついに帝国の威信をかけた一撃を放つ。
「翻れ! 我が軍旗よ!」
 号令一下、瞬時にして帝国の旗が翻り戦場を覆う。
 その帝国の威信めがけ、エグゼのユーベルコードが襲いかかる。
「コード・エグゼ!! ロック解放(リリース)!! 斬り裂け!! エクスターミネーターソード!!」
 得物はメイスなのでもちろん斬れないが力に任せたその強烈な一撃は敵とその威信もろとも床を粉々に打ち砕く。崩れていく足場から辛くも脱出した帝国騎士は帝国の威信を傷つけた不届き者に怒りを露わにしていた。
「おのれ猟兵の小娘が! もはや許さぬ!」
「我がエクスターミネーターソードに砕けぬものはない!! たとえそれが幻想の領土であろうとも!!」
 相手の怒りなどどこ吹く風。エグゼは高らかにそう宣言するのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

死絡・送
「カウボーイスター、死絡・送が相手だ!!」
仲間達の援護射撃を行いながら敵の騎士へ接近するチャンスをうかがい
敵の騎士が仲間を相手にしている隙を狙って仲間に逃げろと言い
必殺のユーベルコード、光子魚雷1万発発射を使い敵の騎士へとどめの一撃
になってくれと祈りながら使い大量の光子魚雷をぶっぱなします。


マカ・ブランシェ
「私はね、支配とか隷属とかそういうのが大っ嫌いなのだよ!」

血統覚醒を使用して、戦闘力も怒りもテッペンってやつなのだよ。
近くに猟兵がいれば攻撃のタイミングを合わせたり、咎力封じで敵の動きを封じてサポートするなどで協力しよう。
敵の攻撃を多少受けてでも接近して、彼岸の果てで一気にダメージを与えてしまいたいね!
「皇帝陛下とやらに伝えてくれたまえ。どれだけ小さな鼠に見えても、その牙を甘く見ていると痛い目にあうってね。まあ、キミがここから生きて戻れたらの話なのだけれどね」



帝国の威信を砕かれ怒り心頭の帝国騎士であったが、力による支配を行う銀河帝国に激しい怒りを抱く者もこの場に馳せ参じている。
「私はね、支配とか隷属とかそういうのが大っ嫌いなのだよ!」
 ダンピールのマカ・ブランシェは緑色の瞳を今は真紅に燃え上がらせ憎むべき敵をその双眸でしっかりと見据えている。自身の寿命と引き換えにしてでも打ち倒すべくヴァンパイアとしての戦闘力をその身に宿していた。
 帝国騎士はまるでそれに合わせるかのように鮮血の如きオーラを身にまとい電撃で猟兵のねずみを焼き払う好機を伺う。
 動きも速く射撃も得意な相手とどうにか接近戦に持ち込みたいマカ。攻撃を多少受けることも覚悟して突撃を考えたところで、意外なところから助けがやってきた。
「カウボーイスター、死絡・送が相手だ!!」
 帝国騎士めがけて送の携行砲台アームドフォートが一斉に火を噴く。
 たちどころに上がる爆炎に回避を余儀なくされる帝国騎士だが、そこは歴戦の強者。素早い動作で砲手めがけて反撃を放つ。しかし、必殺を期して放たれた赤黒い電撃であったが、わずかに送を逸れその熱量は空しく格納庫の壁面を焦がしたのみ。
 電撃を放った帝国騎士の左手にはとっさにマカが投げつけたロープが巻き付いており、それが狙いを逸らしたのだ。
 止まない送の援護射撃に加えロープの拘束も受けた相手にこれぞまさしく好機到来とばかりにマカが駆ける。
 突進してくるねずみに光剣を構える騎士だが、その間合いに入ろうかというタイミングでマカが抜き放ったのは白い熱線銃。既に自身の血を装填し真価を発揮する準備は完了していた。
「君も血を流し尽くしたくなければ、全力で抗いたまえ!」
 詠唱と共にマカのユーベルコード「彼岸の果て」が帝国騎士に牙をむいた。
 急速に加速していく体で射撃体勢を整えると刀剣の間合いから連続で零距離射撃を浴びせていく。
 帝国騎士の体を鋭い牙の刺突のように次々と熱線が貫いた。それは騎士の鎧を砕き傷口をさらに深く抉っていく。
「皇帝陛下とやらに伝えてくれたまえ。どれだけ小さな鼠に見えても、その牙を甘く見ていると痛い目にあうってね。まあ、キミがここから生きて戻れたらの話なのだけれどね」
 彼岸の果てが見えたところで帝国騎士にそう告げると、送の合図に合わせてマカが後退する。
 送はユーベルコード「光子魚雷一万発発射!!」の名の通り無数の光子魚雷を展開し、撃ち込むタイミングを計っていたのだ。
「全てを光に変えて消す!!光子魚雷、射て~~~~~~~っ!!」
 マカが射線から退避したのを確認すると、とどめの一撃になってくれと祈りながら大量の光子魚雷をぶっぱなした。
 最初の一発を先頭に帝国騎士へ向かっていく姿は魚の群れを思わせその整然とした姿は美しさすら感じるほど。そして敵に命中すると同時に次々と大爆発を起こしていく。
 もうもうと上がる大量の煙の中で爆音と閃光はしばらく続き、最後の一発が爆発し終えたのかふいに静寂が訪れた。
「やったか……!?」
 そんな送の祈りを切り裂くようにぶおんっと赤い光剣が煙を払う。晴れた煙の中から現れたのは全身に裂傷と火傷を負いながらも、なお立ち続ける帝国騎士の姿だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

死絡・送
「まだ生きてやがったか!!戦闘続行だ!!」
敵がまだ生きているのを見て、戦闘再開。
「1度で駄目でも、何度でもやるのが死絡流の忍術だ!!
1万発で足りなけりゃ、もう1万発だ!!」
諦めないのが死絡流の忍道、再び光子魚雷一万発発射!!を使い
帝国騎士が息絶えるまで猛攻を加える。



「まだ生きてやがったか!! 戦闘続行だ!!」
 あれほどの猛攻を加えてなお倒れない敵に死絡・送は再度ユーベルコード「光子魚雷一万発発射!!」を展開する。
「1度で駄目でも、何度でもやるのが死絡流の忍術だ!! 1万発で足りなけりゃ、もう1万発だ!!」
 だが、格納庫内に無数の光子魚雷が浮かび上がりその全ての矛先が向く中、帝国騎士は満身創痍といえどその戦意も皇帝陛下への忠誠も決して揺らいではいなかった。
「我が帝国に敗北などありえぬ……!」
 手に持つ赤き光剣は弱まるどころかむしろより輝きを増し、帝国の敵を討ち果たすべく振るわれた刀身からはまるで散弾銃のように光刃が飛び出していく。
 それは送の号令のもと撃ち出された光子魚雷と各所で衝突し無数の光点を生み出し、そのまま凌ぎきるかと思われた。しかし、突如騎士は右手から大量の血を吹き出しその斬撃が止まる。ここまでの攻防で受けた傷ではこの激しい動きに耐えられなかったのだ。
 阻むモノのいなくなった光子魚雷が帝国騎士に殺到し、再び巻き起こるは爆音と閃光の二重奏。だが訪れた結末は先ほどとは異なる。静寂と共に煙が晴れたとき、この戦場における銀河帝国軍最後のひとりは倒れたまま、二度と起き上がることはなかった。
 諦めないのが死絡流の忍道。その執念が帝国騎士の息の根を止めたのである。

 こうして、宇宙船を制圧していた銀河帝国軍は猟兵たちの活躍により討伐された。
 静寂に支配された船内はほどなくして「解放軍」の再来に湧く人々の歓声に包まれることになるだろう。
 さぁみんなに勝利を伝えに行こうか。
 誇らしい想いを胸に、猟兵たちは本作戦の最後の任務を開始するのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2018年12月29日


挿絵イラスト