牧師と少女。疫病楽団を撃滅せよ。
●
長く『支配』の夜が続くダークセイヴァー。
この世界においては、両親と死別した子供……吸血鬼の気まぐれで生き永らえた『孤児』というのは決して珍しい存在ではない。
まぁ、路頭に迷い餓死する者が殆どだろう。
その子に盗みの才能があれば生き残れるかもしれない。
奴隷商にでも拾われれば、地獄の苦しみの中でのみその生存を許されるかもしれない。
まぁ、つまるところ、待ちうけているのは大体がそういったものである。
だが、中には――。
奇跡的に心の優しい人物に拾われる者もいるのも確かだ。
とある森の中にある、朽ちかけた教会。
そこで隠居していた老牧師は、数年前に一人の孤児を森の中で保護した。
すでに老牧師は自分の余命がそう長くは無いだろうと感じていたが――。
この子に森で生きてゆく術を教えてやるのが、自分が神から与えられた最後の使命なのではないか、と考えた。
「牧師しゃま。お身体だいじょうぶ?」
小さな女の子が心配そうな顔をしながらベッドに横たわる老牧師の顔を覗き込む。
その両手には摘んできた果実と、薬草が少々。老牧師の教えを守り、森での生き方を学んできた成果である。
「ありがとう、エリス。今日は大分調子がいいようだ」
小さな嘘をつきながら、老牧師は少女の頭を撫でる。
「牧師しゃま……」
枯れた枝のような牧師の指。
エリスは幼いながらも、この牧師が長くないであろうことを悟っていた。
「もうすぐ行商隊がやってくる時期だね。
実はね。前回、彼等が来たときに、君への誕生日プレゼントを頼んでおいたんだ。楽しみにしておくといい」
そう言って弱々しく微笑む老牧師に、少女は頷く。
ひっそりと森の中の教会で、慎ましく生きてきた二人。
だが、今――。
この教会に近づいてきているモノは、行商隊などではなかった。
「あら? この方、菓子なんて持っているじゃないですか。
……この辺りではあまり見ない菓子ですねぇ」
行商隊の荷を漁っていたオブリビオンの一体が意外そうな声をあげる。
酷薄な笑みを浮かべた女は、血で塗れた金平糖の瓶を眺めながら「ふ~む」と考え込む。
「こんな場所に行商人が居たということは……この森の何処かに人の住処が残っているのかもしれませんね」
そして、ここで重要なのは、だ――。
「わざわざこんなお菓子なんかを仕入れているだなんて、もしかしたらぁ……子供がいるのかもしれませんねぇ……!
子供、いいわよねぇ。あの伸びやかな高音域ときたら……ふふ、たまらないわァ」
次の行き先には丁度いいだろう。
「さぁて、行きましょうか。とびきり愉快な『悲鳴』を奏でにねぇ」
『疫病楽団』
不治の病を感染させる不気味な楽団が、森の中の小さな教会を蹂躙しようとしていた。
●
予知を語り終えた嬉乃・抹茶子が猟兵達へと向き直る。
「とある教会が、疫病楽団による襲撃で滅ぼされようとしています」
事件が起こるのはダークセイヴァー。
現場である森の中の小さな教会には、そこに住む老牧師と、彼が保護している一人の女の子が住んでいる。
「もし可能であれば、彼らに避難を促してあげてください。ですが――」
歯切れ悪く言い淀む抹茶子。
彼女が言うには、この老牧師は既に重い病に罹っており、あまり無理をさせると命に関わるかもしれないとのことである。
また、女の子も牧師を慕っており、子供のみを逃亡させるようなことは本人が嫌がる恐れがある。
彼等を安全に避難させるにはそれなりの作戦が必要になるだろう。
まぁ、依頼の成功条件は疫病楽団の撃滅のみであり、二人の生死はこれに影響はしない――。
本来であれば、ここで潰える命だった、と言えばそれまでである。
だが――。
「皆さんなら、きっとこの予知を覆すことが出来るはずです。どうか、力を貸してください」
抹茶子はそう言って猟兵達に深く一礼するのだった。
河流まお
河流まおと申します。精一杯努めさせて頂きますので宜しくお願い致します。
プレイングは随時受付です。いつでもバッチコイです。
もっと詳しい注意事項は、マスターページを参照して頂けると助かります。
今回は短めのリプレイを目指して、サクッと章を進める予定です。章を跨ぐ関係でプレイングを採用しきれない場合が御座いますので予めご了承ください。
第一章は、老牧師ガードナーと少女エリスに避難を呼びかける場面になります。
彼等の警戒心を解きつつ、安全に避難させてあげられるようにしてあげるといいかもですが……。
まぁ、これはPBWなので彼らを囮にして敵を一気に殲滅! というのもアリかも知れません。
それでは、皆さまのプレイングをお待ちしております。
第1章 日常
『ささやかな物作り』
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POW : 乙女の心を慰める、小さな装飾品を作る
SPD : 子どもたちのため、素朴な玩具を作る
WIZ : 災いを遠ざける、魔除けの飾りを作る
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ルード・シリウス
さてと、あまり回りくどい事は苦手なのでな…。率直に用件を伝えさせてもらおうか。まぁ、信じる信じないは勝手だが、生憎と見殺しにするつもりはねぇ…
しかし、今から遠くに逃がすというのは状況から見て無理があるか。なら、牧師に身を潜めれそうな場所、出来れば地下等であればそこに隠れてくれるのが望ましいが、無理な場合は敵を殲滅するまでじっとしていてくれと伝える
それと少女の方に目線を合わせ、血晶飴を渡しながら告げる
そいつはこれから先、生きるのが辛い時はそいつを喰らえ。少しは生きる糧になる筈だ
…お前も爺さんも死なせねぇし、あんな思いをさせやしねぇ
嗚呼そうだ、二度と繰り返させやしねぇ…
鈴木・志乃
ただそこに生きているだけで人を癒し、救う聖者。
天の御使い、オラトリオ。
本当にそうでありたいものだね。
(UCをガードナーに向かって発動しながら現れる)
ガードナーさんとエリスさんですね。シノと申します。
神様が私に夢を見せました。貴方がたを守るようにと。
もうすぐここに吸血鬼が来ます。出来れば避難をお手伝いしたいのですが。
(信用を得る必要があれば部外者が知り得ない筈の情報を提示)
そうそう、エリスさん誕生日おめでとう。
プレゼントは後で届けてあげるからね。
……ガードナーさん、体は軽くなりましたか?
良かったら私の天馬(精霊)にお二人で乗って下さい。
大丈夫、普通の馬ではありませんから揺れませんよ。
猟兵達が転送された先は、朽ちたかけた教会の入り口だった。
かつて信仰を集めたであろう教会の荘厳な装飾は、蔦などの植物による自然の侵食を受けている。
ひどく廃退的だが――それでいて、どこか不思議な美しさも感じられる雰囲気である。
周囲を見れば、教会の周りに焼け落ちた家屋がいくつか立ち並んでいるのが見て取れる。
「きっと昔は村だったのでしょうね」
鈴木・志乃(ブラック・f12101)がポツリと言葉を漏らす。
「それにしても――」
森の奥から響いてくる、カーニバルのような場違いに明るい音楽。
「きっと疫病楽団が奏でている音色ですね」
徐々にこちらへと近づいてきているそれに志乃は表情を引き締める。
「……あまり時間は無さそうだな」
森の奥を一瞥するルード・シリウス(暴食せし黒の凶戦士・f12362)。
教会の中へと歩みを進める二人。
ステンドグラスの光が差し込む聖堂の正面には、美しいフレスコ画が飾られていた。
慈悲深く、全ての人々を救う聖人の姿を描いた絵だ。
「彼らの信仰対象……でしょうか? あまねく人々を救済する、救いの聖者の絵画――」
私もそうありたいものです、と思いを巡らせる志乃。
「……」
だが、美しいその絵画をルードはどこか冷ややかな目で一瞥する。
「行こうぜ。今は時間が惜しい」
救済からは程遠い呪われた過去を持つルードにとっては、その絵はひどく胡乱なものに映ったのかもしれない。
「ここか……」
聖堂を抜けて、生活区域へと至る。
幸い、ガードナー牧師の病室はすぐに見つけることが出来た。
「だ、だれ?」
突然現れた猟兵の姿を見て、少女エリスが驚く。
「ガードナーさんとエリスさんですね。シノと申します」
優雅な一礼と共に志乃。
「神様が私に夢を見せました。貴方がたを守るようにと」
柔らかな雰囲気の志乃に、エリスは少しだけ警戒心を解いたようである。
「神様のお使い……志乃さんは、天使さま?」
いくらか警戒心は和らいだものの、さすがに信じがたいといった様子か。
「そうそう、エリスさん誕生日おめでとう。プレゼントは後で届けてあげるからね」
「ええっ、どうしてあたしの誕生日をしっているの?」
眼を丸めて驚く少女に、志乃はどこか悪戯な笑顔を返す。
「それは、天の御使いオラトリオですから」
「す、すごい、すごいよ牧師しゃま! 本当に天使さまだよ!」
ピョンピョンとはしゃぐ少女。
「貴方達は、一体……どうして、この場所に……?」
ベッドから身を起こすガードナー牧師。
「さてと、あまり回りくどい事は苦手なのでな……。率直に用件を伝えさせてもらおうか。
まぁ、信じる信じないは勝手だが、生憎と見殺しにするつもりはねぇ……」
単刀直入に疫病楽団の襲撃をルードが伝えると、ガードナー牧師は絶句する。
「た、頼む……旅のお方よ……どうか、この子を連れて、ここから逃げてはくれないか?」
牧師の懇願に、真っ先に反応したのは少女だ。
「――ッ!? いや! 牧師しゃまを置いていくなんて絶対にいやッ」
「エリス、残念だが私はもう、長くない……私を連れてでは逃げることが難しくなってしまう」
「やだ! やだよぉ!」
牧師に抱きついて離れようとしない少女。
「大丈夫です。私たちが非難をお手伝いしますから」
そう言いながら志乃は精霊を召喚する。現れたのは淡金色の鬣をした天馬・ユミトだ。天馬にしてはやや小柄な体と、つぶらな瞳がどこか可愛らしい。
「良かったらお二人で乗って下さい。大丈夫、普通の馬ではありませんから揺れませんよ」
「……かたじけない」
猟兵と少女の手を借りながら天馬の背に乗る牧師。だが――。
森のすぐ先から、ラッパの音が響いてきた。
疫病楽団はもはや目と鼻の先。すぐにここに乗り込んでくるだろう。
ルードが小さく舌打ちをする。
「今から遠くに逃がすというのは状況から見て無理があるか。なら、牧師に身を潜めれそうな場所、出来れば地下とかはないか?」
剣を構えながらルード。
「しょ、食料貯蔵庫ならございます」
ガードナー牧師がやや狼狽えながらもルードに答える。
天馬に乗せて慎重にガードナー牧師を運ぶ猟兵達。
「悪くない。ここならば……」
食料貯蔵庫は建物の奥まった場所にあった。もちろん、防衛を想定して作られているわけでは無いので、その扉は薄い。
「もし、敵が辿り着けばたちまち破られてしまいそうですね。ですが――」
志乃が問いかけるような視線を送ると、ルードは凶戦士のような笑みで応える。
「ああ、一匹たりとも通さなけりゃいいだけの話だ」
鋸刃持つ巨大な大鉈【呪詛剣「無愧」】を肩に乗せながらルード。
「天使さんたち……戦うの?」
一際、疫病楽団のかき鳴らす音楽が大きくなった。どうやら教会の入り口へと侵入してきたらしい。
「うう、怖い……怖いよぉ……」
食糧庫の奥に隠れながら、エリスは恐怖と緊張で震えていた。
「そうか、お前――」
グリモア猟兵の話では確か、少女はオブリビオンに両親を殺された過去を持っていたはずだ。
今、戦いを前にして、かつてのトラウマが刺激されているようだ。
少女に目線を合わせ、ルードは屈みこむ。
怯える少女に手渡すのは、深紅色をした飴玉だ。
「お兄ちゃん、これは……?」
「これから先、生きるのが辛い時はそいつを喰らえ。少しは生きる糧になる筈だ」
ルビーのような深い緋色の飴を眺めるエリス。
御守りのようにぎゅっとそれを握りしめる。
「……お前も爺さんも死なせねぇし、あんな思いをさせやしねぇ。
嗚呼そうだ、二度と繰り返させやしねぇ……」
少女が少しだけ落ち着いたのを確認して、ルードは立ち上がる。その赤い瞳には強い決意の光が宿っていた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『混血の落とし子』
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POW : 落とし子の牙
【自らの血液で作られた矢】が命中した対象に対し、高威力高命中の【牙による噛み付き攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : 血の盟約
【主人である吸血鬼に自らの血を捧げる】事で【黒き祝福を受けた決戦モード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ : 落とし子への祝福
【邪悪な黒き光】が命中した対象を高速治療するが、自身は疲労する。更に疲労すれば、複数同時の高速治療も可能。
イラスト:i-mixs
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
鈴木・志乃
……罠の一つや二つ、張っときゃ良かったかな。
まぁいい、全部後の祭りだ。あの二人のケアの方が大事だしね。
行くか。高速詠唱でオーラ防御展開。
第六感で攻撃を見切り、早業念動力で飛んで来た矢の動きを捻じ曲げる。
敵が此方に矢を向けた瞬間、UC発動。
【全力魔法】の【催眠術】による【精神へのハッキング】で敵の認識能力を侵す。君たちの敵は隣の落とし子達さ。存分に殺しあってよね。
全員壊せなくたっていい、連携の一角が崩れるだけで集団って混乱するものだ。
私は私で個別に行きますか。光の鎖で足払いし、そのまま捕縛して一体ずつ締め上げる。崩れた戦線の隙を縫うように、着実にやっていこう。
オーケストラのような華やかな音楽が鳴り響く。
とびきりのショーの始まりを予感させる、胸躍るような開幕曲だ。
だが、奴らが行うのは愉快なサーカスなどではない。
『人間』を使用した殺戮ショウ。
奏で、歌い、踊りながら疫病楽団が教会の内部へと侵入してくる。
「……罠の一つや二つ、張っときゃ良かったかな」
敵と相対しながら鈴木・志乃(ブラック・f12101)。
「まぁいい、全部後の祭りだ。今は、あの二人のケアの方が大事だしね」
油断なく敵を睨みつける志乃。
入り口から侵入してきたのは、黒衣を纏った銀髪の女達。
吸血鬼の配下であり、死の讃美歌を歌う『混血の落とし子』だ。
拷問器具、楽器、その他様々な道具を手にしながら、敵が真っ直ぐに襲い掛かってくる。
「行くか」
短く呟いた志乃が高速詠唱を開始する。
展開するのはオーラで出来た防壁。
不可視の壁に阻まれた先頭の敵が短い悲鳴をあげて倒れるが、その身体を踏みつけながら次々と敵が壁へと殺到してくる。
最前線の者が圧殺されることも厭わず、圧倒的な人数に物を言わせた力押しで防壁を突破してくる敵達。
「力押しか、ならば――」
雪崩のように迫る敵。棘のついた鉄棒を振り上げ、先行してきた一体が志乃へと迫る。
「私を媒介に今一時繋がれ、世界の意志よ」
志乃の身体に聖なる光が宿る。
大上段から振り下された鉄棒を紙一重で躱すと、態勢を崩した敵に、ありったけの意志を込めた一撃をお見舞いする。
「――ッ」
志乃の一撃を受けた敵は呻き声を上げるが、不思議とその肉体にダメージは見られない。
それもそのはず、志乃が攻撃したのは『敵の認識能力』。
「君の敵は隣の落とし子達さ。存分に殺しあってよね」
志乃は衝撃で、敵の脳内の攻撃対象への認識をズラしたのだ。
「う、があああ!!」
鉄棒を振り回しながら、混血の落とし子の一人が味方へと襲い掛かってゆく。
聖堂内に混乱が広がり、場は敵味方入り混じった混戦の模様となってゆく。
「全員壊せなくたっていい、連携の一角が崩れるだけで集団って混乱するものだ」
乱戦に身を任せながら、次々と敵に聖光を叩き込んでゆく志乃。
「私は私で個別に行きますか」
成功
🔵🔵🔴
ジャスティス・ボトムズ(サポート)
★アドリブ大歓迎
正義を執行することに全力を注ぐぜ。
敵と認識した相手は叩き潰す。
それが俺の正義だ。
俺は闘争や探索などあらゆるものをシンプルに考えて行動するのを好む。
戦い方は武器での攻撃と素手での格闘を敵を見て使い分けている。
物事はシンプルに考えて動いた方が白黒ついて分かりやすくなるってもんさ。
正義を執行するという意志は俺にとって絶対だ。
何があっても絶対にこれだけは曲げないぜ。
やること決めたら後は全力で突っ込んでいくだけだぜ。
技能は怪力、鎧砕き、存在感を使って力で問題解決を目指す。
正義を執行するのにはパワーをフルで発揮するのが俺好みだぜ。
正義の力で敵を叩き潰して、優しさを持って民間人に接するぜ。
レシア・ラミリィズ(サポート)
「わたくしと楽しく殺し合いましょう?」
「まあ、(相手を褒める様でいて遠まわしに非難する言葉)ですこと」
「(味方を攻撃しかけて)うふふ、ごめんあそばせ!」
設定口調等プロフィール参照
メイン武器は『鮮血剣』カーミラ(呼び:鮮血剣)
生き血を求める魔剣を振るうダンピールの姫君です
主に愛剣に血を吸わせる為にと依頼に参加します
剣の腕は素人並、剣に操られた時は達人の如く扱います
操られてるが故の
敵味方や自分の身も顧みずに斬りかかり
血塗れにされても【生命力吸収】で回復する
バーサーカー的戦闘スタイルが基本
また剣だけでなく吸血鬼の能力や持ち物を活かした
様々なUCを使い戦います
後はお任せ
アドリブ・連携・交流も歓迎です!
聖堂の内部で繰り広げられる猟兵と疫病楽団の乱戦。
その戦いを、最後方から眺める黒衣の女がいる。
「ちょっとした道すがら公演のつもりが、とんだ喜劇になったものだわァ」
黒衣の女――。疫病楽団の『座長』が吐息を漏らす。
「こんな朽ちかけた教会で猟兵達と遭遇するとは思っていなかったし、多少の油断はあったのかもしれないけど……それにしてもまぁ不甲斐ないわ」
侮蔑の眼差しを配下へと向ける座長。
「ねぇ、貴女たちィ」
彼女が冷たく呼び掛けると、楽団員の女達がビクリと身を震わせる。
「出来損ないに過ぎない『混血の落とし子』のくせに、命を惜しんでいるとかないわよねぇ?
さっさと血の盟約を使いなさいよ。グズグズしてると、私が殺しちゃうわよぉ?」
座長の言葉に、ガチガチと奥歯を鳴らす混血の落とし子たち。
恐怖に顔を歪ませながら、次々と【血の盟約】を使用してゆく。
「何だ!? 敵の動きが急に良くなりやがったぞ!?」
横薙ぎに振るわれた鋸の一撃を、剣で受け止めながらジャスティス・ボトムズ(正義の執行者・f22965)。
傍らで戦っていたレシア・ラミリィズ(渚の吸血姫・f24125)が頷く。
「血の盟約――。
主人である吸血鬼に自らの血を捧げ、その黒き祝福を受けることで爆発的な身体能力を得る、古い代償魔法ですわ」
どこか敵を哀れむようにしながら、レシアは続ける。
「そして、これは推察ですが――。
彼女たちは恐らく、限界まで薄めた血で大量に生み出された眷属……。
いえ、正確には眷属にすら成れなかった者たちですわ」
ゆえに、あの座長は彼女たちを蔑むように『出来損ない』と呼んだのだろう。
そして、そのような者たちが【血の盟約】を使ったらどうなるか?
恐らく、数分もしないうちに血を使い切り、消滅してしまうはずだ。
どこの吸血鬼の仕業か知らないが、惨い仕打ちだ。
「随分と詳しいんだな。嬢ちゃん」
「ええ、まぁ……」
歯切れ悪く言い淀むレシア。
なにより、彼女たちを救う手はもはや残っていない。
「――ッ!」
突撃してきた混血の落とし子の攻撃を受け流し、返す刃で斬り伏せるレシア。
その顔はどこか浮かないものである。
「剣に迷いが出てるぜ」
「……」
ジャスティスに見抜かれ、レシアは押し黙る。
「とにかく、アイツが物凄く悪いヤツだということは解った」
最後方で下種な微笑みを浮かべている敵リーダーをジャッジメントブレードで指し示すジャスティス。
そこに三方向から混血の落とし子たちが襲い掛かる!
「うおりゃあああああッ!!」
旋風の如き大振りの剣線が奔る。
せめてこれ以上苦しまないようにと、一撃の元に敵を葬り去るジャスティス。
「過去の幻影であるオブリビオンを救うことは出来ねぇ! 敵が全力で向かってくるのなら! 俺もそれに応えて全力で叩き潰す!」
膂力にものを言わせた、荒々しいジャスティスの剣技。
「それがッ! 俺の正義だッ!」
そのどこまでも迷いのない剣筋を見てレシアはクスッと小さく笑う。
「まぁ、ひどく真っ直ぐですこと」
羨望と、ほんの僅かな皮肉を込めたレシアの微笑み。
「褒めるなよ、照れるじゃねぇか」
ニカッと太陽のように笑うジャスティスにレシアは並び立つ。
「さて、貴女達の主たる吸血鬼がどなたかは気になりますが――」
舞踏の始まりのような優雅な所作。
抜き放たれるのは紅き呪いの魔剣『鮮血剣』。
「せめてもの慈悲として、ここで葬らせて頂きますわ」
ジャスティスに倣って、ビシッと剣を座長に向けるレシア。
「面白いねぇ……やってみなよォ、お姫様」
邪悪な笑みを浮かべながら座長。
猟兵と疫病楽団の戦いは再び加速してゆく―ー。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
「さぁ、楽しい『悲鳴』を奏でなさいッ! 死の讃美歌を歌い上げるのよ、疫病楽団!」
疫病楽団の座長が指揮者のように手を振り上げると、配下である混血の落とし子たちが耳をつんざくような奇声を発する。
拷問器具と楽器を組み合わせた異形の武器を振るい、恐怖と狂気の形相で襲い掛かってくる。
「疫病楽団? ふぅん、気にくわないわ」
無表情だが、どこか不機嫌な口調でディアナ・ロドクルーン(天満月の訃言師・f01023)が呟く。
前後左右、四方向から連携して襲い掛かってきた楽団員。
逃れようがないかに思えたこの攻撃を、ディアナは大きく跳躍して躱す。
「――!」
聖堂の天井に描かれた絵画にその姿を溶け込ませるように、紫の髪を翻すディアナ。
その姿を眼で追った敵は、死の間際に一瞬だけ三日月のような斬撃の軌跡を目撃した。
「こふっ……」
喉笛を引き裂かれ、糸の切れた繰り人形のように倒れる敵。
「老人と女の子は……今の所無事なようね」
血で染まった手を払いながらディアナは一瞬だけ食料庫のほうを確認する。
「……なんだか、あの二人を見ていると、昔を思い出すわ」
この教会に住む老牧師と、彼を慕う孤児の少女。
彼らの姿を見てディアナの脳裏に浮かび上がるのは、陽だまりのようなセピア色の思い出だ。
過去、荒みきっていたディアナに生きる術を教えてくれた養父。
あの暖かくて大きな手を、そして彼の笑顔を、ディアナは死ぬまで忘れる事は無いだろう。
「時間、そして命――。全く、残酷なまでに……有限だわ」
その老人の死後に猟兵となったディアナ。
今でもこうして、戦いの最中ふとした時に、あのかけがえの無かった日々の事を思い出す。
きっと、この教会で暮らす少女も、いつかこうして昔を思い出すのだろう。
ならば――。
「残り少ない時間を、此処で終わらせるわけにはいかないわ」
静かに少女と老人を護る決意を告げるディアナ。
彼女の『影』がズズズ、と自らの意志を持つかのように蠢いてゆく。
ステンドグラスの照らす光が、獣の影を浮かび上がらせた。
ディアナのユーベルコード【Wolf Fang Resonance(ウルフファングレゾナンス)】だ。
「此処に来たのが運の尽き……。
血に飢える獣は駆除しないとね。
その身を砕いて骸の海に返してあげるわ」
影から呼び出した黒狼の背に乗り、静かに告げるディアナ。
「葬り去れ」
主に応えるように、黒狼が吼える。
聖堂の中を縦横無尽に黒狼が疾り、敵を次々と食い散らかしてゆく。
「自分が奏でる側でなく、悲鳴を上げる側になるなんて予想だにしていなかったかしら?
さあ、貴女はどんな声を聞かせてくれるのかしら?
そう簡単には逝かないで、ね」
最後方で控える疫病楽団の座長に、ディアナは研ぎ澄まされた殺意の視線を送るのだった。
ディアナ・ロドクルーン
アドリブ・共闘可
疫病楽団?ふぅん、気にくわないわ
老人と女の子は…今の所無事なようね
二人の関係は…師父と私を思い出させる
残り少ない時間を、此処で終わらせることはさせたくない。
此処に来たのが運の尽き
血に飢える獣は駆除しないとね
その身を砕いて骸の海に返してあげるわ
敵の攻撃は第六感や見切りで回避を試みる
相手の動きを注視して、カウンターで【Wolf Fang Resonance】をお見舞いするわ
自分が奏でる側でなく、悲鳴を上げる側になるなんて予想だにしていなかったかしら
さあ、貴女はどんな声を聞かせてくれるのかしら?
そう簡単には逝かないで、ね
「さぁ、楽しい『悲鳴』を奏でなさいッ! 死の讃美歌を歌い上げるのよ、疫病楽団!」
疫病楽団の座長が指揮者のように手を振り上げると、配下である混血の落とし子たちが耳をつんざくような奇声を発する。
拷問器具と楽器を組み合わせた異形の武器を振るい、恐怖と狂気の形相で襲い掛かってくる。
「疫病楽団? ふぅん、気にくわないわ」
無表情だが、どこか不機嫌な口調でディアナ・ロドクルーン(天満月の訃言師・f01023)が呟く。
前後左右、四方向から連携して襲い掛かってきた楽団員。
逃れようがないかに思えたこの攻撃を、ディアナは大きく跳躍して躱す。
「――!」
聖堂の天井に描かれた絵画にその姿を溶け込ませるように、紫の髪を翻すディアナ。
その姿を眼で追った敵は、死の間際に一瞬だけ三日月のような斬撃の軌跡を目撃した。
「こふっ……」
喉笛を引き裂かれ、糸の切れた繰り人形のように倒れる敵。
「老人と女の子は……今の所無事なようね」
血で染まった手を払いながらディアナは一瞬だけ食料庫のほうを確認する。
「……なんだか、あの二人を見ていると、昔を思い出すわ」
この教会に住む老牧師と、彼を慕う孤児の少女。
彼らの姿を見てディアナの脳裏に浮かび上がるのは、陽だまりのようなセピア色の思い出だ。
過去、荒みきっていたディアナに生きる術を教えてくれた養父。
あの暖かくて大きな手を、そして彼の笑顔を、ディアナは死ぬまで忘れる事は無いだろう。
「時間、そして命――。全く、残酷なまでに……有限だわ」
その老人の死後に猟兵となったディアナ。
今でもこうして、戦いの最中ふとした時に、あのかけがえの無かった日々の事を思い出す。
きっと、この教会で暮らす少女も、いつかこうして昔を思い出すのだろう。
ならば――。
「残り少ない時間を、此処で終わらせるわけにはいかないわ」
静かに少女と老人を護る決意を告げるディアナ。
彼女の『影』がズズズ、と自らの意志を持つかのように蠢いてゆく。
ステンドグラスの照らす光が、獣の影を浮かび上がらせた。
ディアナのユーベルコード【Wolf Fang Resonance(ウルフファングレゾナンス)】だ。
「此処に来たのが運の尽き……。
血に飢える獣は駆除しないとね。
その身を砕いて骸の海に返してあげるわ」
影から呼び出した黒狼の背に乗り、静かに告げるディアナ。
「葬り去れ」
主に応えるように、黒狼が吼える。
聖堂の中を縦横無尽に黒狼が疾り、敵を次々と食い散らかしてゆく。
「自分が奏でる側でなく、悲鳴を上げる側になるなんて予想だにしていなかったかしら?
さあ、貴女はどんな声を聞かせてくれるのかしら?
そう簡単には逝かないで、ね」
最後方で控える疫病楽団の座長に、ディアナは研ぎ澄まされた殺意の視線を送るのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ルード・シリウス
天使さん…か。生憎、俺には似つかわしくねぇ呼び方だな
だが…今この時だけはその『天使』とやらになってやるさ。それで少しでも救われるのならな
(神喰と無愧を入り口前に阻む壁の如く突き立てながら)
闇斬を携え、敵陣へと飛び込む様に接近
強化したスピードと反応速度からくる相手の攻撃の軌道を、可能な限り最小限の傷を受けるに留める形で見切りながら、同時に攻撃後の隙…僅かな硬直を狙って【一閃】で一体ずつ斬り捨てていく。
受けた傷は斬った際の捕食と生命力吸収の能力で喰らいながら癒し、継戦能力維持、貯蔵庫へ向かう個体を最優先に排除していく
呪いだろうが疫病だろうが悉く喰らうが我が渇望
その血肉と魂、総て貰うぜ
血飛沫が舞う聖堂、激しさを増してゆく猟兵と疫病楽団の戦い。
「うっがぁあああッ!」
半狂乱となった混血の落とし子が呻き声を上げる。
血の盟約による、その命を引き換えとした刹那的な強化。
肉体のリミッターを優に超え、ブチブチと筋繊維が弾ける音を響かせながら、疫病楽団の楽団員が鉄杖を振りかぶってくる。
喰らえばタダでは済まない、されど受け流すには重すぎる。
刹那の中、そう判断したルード・シリウス(暴食せし黒の凶戦士・f12362)は剣速を上げる。
敵の一撃がこちらに届くよりも早く、敵の手首を暴食剣『神喰』で斬りつける。
「ひぎぁあああ!」
手首と鉄棒が宙を舞った。悲鳴を上げた楽団員を、もう片方の手に握られた呪詛剣『無愧』でそのまま叩き潰すルード。
返り血が、彼の頬を汚す。
「天使さん……か。生憎、俺には似つかわしくねぇ呼び方だな」
少女の言葉を思い出しながら、ルード・シリウス(暴食せし黒の凶戦士・f12362)は呟く。
一瞬だけ、『フレスコ画』に視線を送るルード。
戦場となった聖堂の祭壇。そこに飾られた絵画には、人々を救済する聖人の姿が描かれていた。
恐らく、民衆たちの思いが形になった絵なのだろう。
「……」
ルードの脳裏に思い出されるのは、呪われた自身の出生と――。忌み嫌われ全て奪われた過去のこと。
神からの救済など、ルードは信じる気はないが――。
「だが……今この時だけはその『天使』とやらになってやるさ。それで少しでも救われるのならな」
二振りの大剣『神喰』と『無愧』を突き立て、食料庫へと続く通路を阻む壁とするルード。
「捉えた獲物は逃がさねぇ」
獣のような速度で敵陣へと飛び込む。
構えるのは3本目の剣、優美な曲線を持つ太刀【呪刀「闇斬」】だ。
すれ違いざまに抜き放たれるのは一閃・抜刀闇斬(イッセン・バットウヤミキリ)。
その黒き斬撃は、苦痛を感じさせる間を与える事無く、敵を静かに両断した。
「呪いだろうが疫病だろうが、悉く喰らうが我が渇望」
まるで血に狂う黒い獣のように、次々と敵を屠ってゆくルード。
「その血肉と魂、総て貰うぜ」
聖堂での疫病楽団の楽団員との戦いの流れは、一気に猟兵達の側へと傾いてゆく。
やがて聖堂は血で塗られ、
「へぇ、案外強いのねぇ猟兵って」
自分を護る最後の楽団員を倒され、座長である黒衣の女は呟く。
「お前で最後だぜ」
刀についた血を振り払いながら座長を睨みつけるルード。
「ふふっ、ひひ! ああぁあ可笑しい! まさに喜劇だわァ!」
黒衣の女が狂気の笑みを浮かべる。
朽ちた教会での戦いも、ついに佳境を迎えようとしていた。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 集団戦
『罪を背負いし聖女』
|
POW : 抵抗してはなりません、それは罪なのです。
【直接攻撃をしない者との戦闘に疑問】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【凄惨な虐殺の記憶】から、高命中力の【戦意を抹消させる贖罪の嘆き】を飛ばす。
SPD : 私が犯した罪は許されません。
【自身が犯した罪】を披露した指定の全対象に【二度と領主には逆らいたくないという】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。
WIZ : あなたの罪を浄化します。
全身を【流血させ祈ると、対象を従順な奴隷】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
イラスト:向田 馨
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
高階・茉莉(サポート)
『貴方も読書、いかがですか?』
スペースノイドのウィザード×フォースナイト、25歳の女です。
普段の口調は「司書さん(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「眠い(私、キミ、ですぅ、ますぅ、でしょ~、でしょお?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
読書と掃除が趣味で、おっとりとした性格の女性です。
戦闘では主に魔導書やロッドなど、魔法を使って戦う事が多いです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ベイメリア・ミハイロフ(サポート)
メイン参加者さまのお邪魔にならぬようにしつつ
状況を見て行動を行おうと思います
日常では、まったりのんびり楽しみたいと思います
探索が必要であれば、情報収集・聞き耳を活用し
さりげなく目立ちすぎない程度に行動を
戦闘での行動は、絶望の福音又は第六感・見切りにて相手の攻撃を予見し回避又はオーラ防御・武器受けからのカウンターを狙いつつ
広範囲に敵がいます場合にはRed typhoonを
1体に対してはジャッジメント・クルセイドにて攻撃をいたします
チャンスがあれば早業・高速詠唱からの2回攻撃を
回復が必要なら、この身を削ることになろうとも、生まれながらの光を使用いたします
呼び方ファーストネーム+さま
一人称:わたくし
「出来損ない共を始末したくらいで、浮かれないで欲しいわァ」
黒衣の女が聖堂の絵画を仰ぐ様にしながら手を合わせると、禍々しい魔力の奔流が流れ込んでゆく。
「我が名は『罪を背負いし聖女』。
真の眷属の力を見せてあげる」
罪を背負いし聖女が、その眼をフクロウのようにカッと見開く。
その力を行使する代償だろう、血の涙が頬をスッと滑り落ちた。
『【あなたの罪を浄化します】』
脳の内側から響き渡るような血の聖女の呪言。
「う……これは、まさか……」
襲い掛かってきた激しい頭痛に呻く高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)。
血の聖女に贖罪を求める感情が強制的に植え付けられる。
彼女の言葉に従うことこそが、唯一無二の魂の救済であると――。
自分自身を書き換えられ、塗り潰されてゆく。
「ふふっ……。罪の意識、後悔の感情――。
『あの時、ああしていれば』と全く思ったことがない人間は居ないわ。
でも大丈夫、私が全て赦します――。
私の言葉に従えば、真の心の安息が手に入るわよォ」
呪詛が甘く、心地よく入り込んでくる。
「……いけません、これは――」
ベイメリア・ミハイロフ(紅い羊・f01781)もまた必死に耐えようと、苦悶に眉を歪ませる。
ベイメリアの記憶が強制的に呼び戻されてゆく。
家族を失った過去。まさに血の聖女が言う、後悔の感情だ――。
あの時、自分自身にもう少し力があれば、あの惨劇を回避できたのではないだろうか?
血の聖女に従い、罪を赦して貰えば楽になれるのではないか――?
そんな甘美な誘惑がベイメリアを襲うのだ。
思わず屈しそうになったその時――。
呪言をかき消すようなブツブツ声が隣から響いてきた。
「学術書『無限パラドックス』……2階B棚4段右34……。『宇宙探偵の彼方』、SF推理小説1階AY棚2段右8……」
敵の呪詛に対抗するために精神統一をする高階・茉莉。
司書として一番無心になれる作業……それは膨大な蔵書の位置の暗唱である。
脳内に図書館を思い浮かべ、パズルのピースを埋めるように蔵書をランダムに一冊ずつ元位置してゆく――。
血管が貼り裂けそうな脳内作業で呪詛を排除する茉莉。
「『宇宙残念な生き物名鑑』4階J棚右3! これでコンプです!」
身体の自由を取り戻し、金属杖『ムーンライト』を掲げる茉莉。
生み出された数百もの魔法の火矢が、マシンガンのように血の聖女を狙い撃つ。
「――!!」
呪詛を抵抗されるとは思っていなかったのだろう。詠唱に集中し完全に足を止めていた血の聖女が炎に飲まれる。
「確かに、貴女様の言う通り。わたくしにも後悔の思いがございます――」
茉莉に習い、気を強く持つことでなんとか敵の呪詛に対抗してゆくベイメリア。
彼女が支えにするのは、過去の記憶を思い出し、更なる旅立ちを決意したあの日のことだ。
「ですが、わたくしはそれでも進もうと決めました――。
生き残ったこと、猟兵となったこと――。きっとそこに何か意味があると信じて――」
ベイメリアの背後に聖なる光が灯る、悪しき誘惑を囁く血の聖女をベイメリアの白磁の指先が指し示すと、天上から光の柱が降り注ぎ、敵を貫いてゆく。
「わたくしは、自らの脚で一歩を踏み出してみせますわ」
強い決意を瞳に宿しベイメリアは血の聖女と再び相対するのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
勘解由小路・津雲(サポート)
(退魔師口調)集団戦は、【エレメンタル・ファンタジア】や【歳刑神招来】など、範囲攻撃できるものを優先して使うな。一般人に被害が出ないように気を使うぜ。そのためには【符術・結界陣】や【八陣の迷宮】など守備的な行動も取るね。そうそう【エレメンタル・ファンタジア】は水や氷に関連するものに限定しているな。
敵の攻撃はかわすより、オーラ防御や各種耐性を込めた結界で防ごうとする。同情の余地ある敵は、破魔で浄化を試みるね。
(素の口調)戦闘中にこの口調でしゃべることはまずないですね。常に冷静さを心がけ、敵の弱点や、有効な戦術を考えます。
『罪を背負いし聖女』が祈るのは黒き救済。
相対する者の『罪の意識』、そして『後悔の思い』を強制的に思い出させ、猟兵達を自傷へと駆り立ててゆく。
「祈りと歌による精神攻撃か……厄介だな」
頭の中で鳴り響く呪いの歌声に抵抗しながら勘解由小路・津雲(明鏡止水の陰陽師・f07917)は眉根を寄せる。
「いっそ力任せに殴り掛かってくる方が組みしやすいのだがな」
とはいえ、愚痴っても仕方がない。相性が悪かろうと、ここで退くわけにはいかないのだ。
「さて、あの人ならば、どうするだろうか……?」
津雲が思い起こすのはとある人物。
鏡のヤドリガミである津雲の本来の『継承者』のことだ。
志半ばで倒れた彼の意思を継ぎ、猟兵となった津雲。
その者の意思だけではなく、こうして外見、経歴まで引き継ぐようにしているのは、『鏡』としての本能のようなものなのだろう。
映す、真似る――それが鏡としての役目。
ならば、誰でもない『本来の自分』というものは、私の中に存在するのだろうか?
「……戦いの最中に、こんなことを考えてしまうとはな」
苦笑する津雲。
あるいは、こうして亡き継承者の全てを引き継ぐことに、後ろめたい思い――。罪の意識があったのかもしれない。
『本物』ではない自分、鏡に映った『幻』――。
ならば――。
「……おっと、まずいな。おれも敵の精神攻撃にやられているらしい」
意思を再び強く持ち、敵の呪いに抵抗する津雲。
そう、たとえ模倣であったとしても構わない――。
あの人ならば、こんなところで膝を折ったりはしないはずだ。
「あんたの攻撃が歌であるならば、これならどうだ!」
玄武の錫杖を構える津雲。
彼の周りに、小さな水の泡が無数に生み出されてゆく。
「急急如律令!」
津雲の令に従い、四方に散った水泡が仲間達の両耳にスッと入り込む。
水膜による簡易な耳栓。
完全防音には程遠いだろうが、狙った効果はしっかりとあったようだ。
先程より明らかに敵の呪歌が効果を落としている。
頭痛を抑えながら、再び立ち上がる仲間達の姿を確認し、津雲は不敵に笑う。
「さあ、そろそろ反撃といこうぜ」
成功
🔵🔵🔴
レシア・ラミリィズ
アドリブ・共闘歓迎ですわ
うふふ!よくお笑いになる方ですこと
ですが少々、お声が耳障りですわ
…その口、縫い閉じられるか、斬り割られるか
お好みは、どちら?
使用UCは【緋色に濡れし殺戮の刃】
葬ってみせよと仰せですもの、遠慮は致しませんわ
鮮血剣カーミラを振るい斬りかかりますの
少々猟兵の皆様にも、当たってしまうかもしれませんけれども
その時は…うふふ、うふふ!ごめんあそばせ!
我が愛しき剣は、血を求め啜るモノ
「全身を流血させる事」が敵UCの条件であるならば
それを此の刃が吸い上げてしまえば…どうなるかしら
試す価値はありますわ
さあ、たんとおあがりなさい、鮮血剣
高貴ならざる者の血と言えど、空腹程度は紛れるでしょう?
聖堂のステンドグラスから僅かに差し込む月の光が、跳躍したレシアのシルエットを映し出す。
敵のユーベルコードがその効果を減じた瞬間、レシアが距離を詰めたのだ。
「――!」
レシアの髪が月光を浴びた純雪のように輝き、舞い踊る。
「葬ってみせよと仰せですもの、遠慮は致しませんわ」
逆袈裟に放たれるレシアの呪いの魔剣『鮮血剣』。
「――チッ!」
罪を背負いし聖女が顔を歪めながら舌を打つ。
咄嗟に身体を半歩退かせた敵だったが、研ぎ澄まされたその一撃を避けきれずに口元から左目にかけての大きな裂傷が刻まれる。
「ぐッ!」
逃がさない、と追撃のために剣先を翻すレシア。
「その耳障りな歌声を、封じさせて頂きますわ」
敵の喉笛を狙う容赦のない刺突。
だが、敵は突き込まれた鮮血剣を掌で受け止め、半ば強引にその軌道をずらす。
『背に腹は代えられない』といったところだろうか。
まぁこの場合、喉笛と右腕の交換であるのだが、まぁそれは兎も角――。
連撃から逃れるように大きく後方へ飛びのく血の聖女。
「なるほど、それが貴女の『牙』というわけね。
ふふ、血のように美しい、紅い刀身――」
自らに手傷を負わせたレシアに対し、血の聖女は不気味に微笑む。
恐らく、吸血鬼の眷属になり人間性を失ったときに、痛覚も感じなくなっているのだろう。
「――そう、かつてこのダークセイヴァーに、斯様な剣を使う高名な吸血鬼がいたような……。ええと、名は確か――」
レシアの反応を探るように微笑みを浮かべる血の聖女。
「……その口、縫い閉じられるか、斬り割られるか。お好みは、どちら?」
レシアの赤い瞳に冷たい殺意の色が宿る。
鮮血剣がドクンと心臓のように脈打つと、先程の攻防でその刃に付いた血を一瞬で飲み干してゆく。
「ああ……素晴らしい。まさに――」
血の聖女がまるで奇跡を目の当たりにしたような恍惚の笑みを浮かべる。
「我が愛しき剣は、血を求め啜るモノ。
『全身を流血させる事』が貴女のユーベルコードの条件であるならば――」
それを此の刃が全て吸い上げてしまえば……どうなるかしら?」
試す価値はありそうですわ、と酷薄に呟くレシア。
彼女に応じるように、『鮮血剣カーミラ』が渇いた飢えを叫ぶ。
「さあ、たんとおあがりなさい、鮮血剣。
高貴ならざる者の血と言えど、空腹程度は紛れるでしょう?」
戦いは佳境、聖堂内に充満した咽返るほどの血の匂いに酔いしれながら、レシアは再び刃を振るうのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ルード・シリウス
罪…?嗚呼、確かに俺の存在そのもが罪だが…だからどうした?
神喰と無愧を引き抜いて構えつつ、【魂装】を発動。武装の真名及び自身の真の姿を開放。先程殺して喰らった落とし子どもを憑依させて強化し、獣の如く縦横無尽に暴れる様に動きながら二刀で斬り込み、血肉を喰らっていく
そもそも、戦場にあるのは生か死か、喰うか喰われるかしかねぇ。そこに立った時点で、戦う戦わねぇの意志に関係なくそれを覚悟して踏み入れたという事だ。そうでなければ端から踏み入れるべきではない
それとな…俺という罪(そんざい)を俺は恥だと思わねぇ、寧ろ誇りだ
お前等の信じる『神』に伝えるといい…。お前とお前の世界(すべて)を喰らいに行くとな…
猟兵達の攻撃を受け、血に染まってゆく聖女。
血を媒介にする敵のユーベルコードは一層激しさを増してゆく。
「魂よ歌え、贖罪の嘆きを――」
血の聖女が祈りを捧げると、無数の怨霊が彼女の周囲を取り巻いてゆく。
『罪を背負いし聖女』がかつて人間だった頃――。聖女と崇められ、祀り上げられた頃の信者達の成れ果てだ。
「オオオオ……」
怨霊に触れた者へ強制的に信仰心を植え付け、戦意を抹消させるユーベルコードだ。
「【抵抗してはなりません、それは罪なのです】」
血の聖女の意思に従い、怨霊が襲い掛かってくる。
「罪……? 嗚呼、確かに俺の存在そのものが罪だが……だからどうした?」
突き立てた『神喰』と『無愧』の二刀を引き抜いて構えるルード・シリウス(暴食せし黒の凶戦士・f12362)。
先程、敵が放った『己の罪を思い出させる呪歌』による攻撃の際も、ルードは意に介することなく淡々と剣を振るっていた。
ルードにとって、戦うことは生きることそのものだ。
強者が奪い、弱者が奪われるのは当然の事。そこに善悪など存在はしない。
「見せてやるぜ――。これが俺達の渇望だ」
戦意を奪う怨霊を切り払いながら向かってくるルードに血の聖女は目を見開く。
「私の攻撃を受けてなお、朽ちぬ闘争心――。まさか、こんな奴が――!」
【魂装・神魔喰ライシ暴食ノ暴君(リンケージ・タイラント)】を発動させるルード。
神喰と無愧が真名開放を解放し、ルード自身も真の姿へと変わる。
狂気へと踏み込まんばかりの、餓狼の如き捕食への渇望。
先程殺して喰らった混血の落とし子どもの魂をもその身に憑依させて、自信を強化してゆくルード。
「――ッ!」
血の聖女が思わず身構える。
吸血鬼から闇の祝福をうけ、不死者へと変わったはずの彼女が、死の恐怖を思い出したのだ――。
獣の如く縦横無尽に暴れるルード。
敵を鏖殺せんと振るわれる二刀の刃が、そのまま血の聖女の血肉を喰らっていく――。
「うぐっ――!」
その身と黒衣を引き裂かれながら、ようやくルードから逃れた血の聖女。
すでにその顔からは余裕の笑みが消え失せている。
「そもそも、戦場にあるのは生か死か、喰うか喰われるかしかねぇ。
そこに立った時点で、戦う戦わねぇの意志に関係なくそれを覚悟して踏み入れたという事だ。
そうでなければ端から踏み入れるべきではない」
己の圧倒的な能力に溺れ、自身が奪う側だと疑わなかった血の聖女。
「くそ、この私が……貴様ぁあッ――!」
月光に吼える血の聖女にルードは肩を竦める。
「それとな……俺という罪(そんざい)を俺は恥だと思わねぇ、寧ろ誇りだ。
お前等の信じる『神』に伝えるといい…。お前とお前の世界(すべて)を喰らいに行くとな……」
大成功
🔵🔵🔵
ディアナ・ロドクルーン
共闘・アドリブ可
―はっ、ははっ!眷属も所詮は使い捨てに駒に過ぎないのね
いいわ、いいわ。
それでこそ手加減なく殺し甲斐があると言うもの
かくも無慈悲なこの世界
抗う事が私の生きざま
力弱き者に手を差し伸べる者
悪戯に命を手折る輩を、私は、決して、許さない
その苦しみを、その痛みを
自身の身で味わうが良い
戦闘中、食糧庫の方へ向かわせないように動きに注意を向ける
万が一向かう様なら行動を阻害するように【マヒ攻撃】を
【第六感】で敵の攻撃を【見切り】
刻印を発動させた鋭い爪を以てオブリビオンの身体に食い込ませ
五臓六腑を引き裂きましょう
さあ、歌う様に悲鳴を上げなさい
貴女が今まで聞いてきた者たちの様にね
「真の眷属である私が、人間如きにこれほどまでに追い詰められるとは――」
不気味に微笑む血の聖女にディアナ・ロドクルーン(天満月の訃言師・f01023)は問いかける。
「――あなたも、元はその人間だったのではなくて?」
聖堂に無数に転がる混血の落とし子たちの死骸。
ゆっくりと灰となって消滅してゆく彼女たちを、どこか悲し気に見送りながらディアナ。
「私は違う。大いなる存在に認められたのよ。
そう、こいつらのような『出来損ない』共とは与えられた血の量も、持って生まれた運命も根本的に違うのよ」
出来損ない、という言葉にディアナの耳がピクリと反応を示す。
「――はっ、ははっ! 眷属も所詮は使い捨てに駒に過ぎないのね」
怒りを通り越して、なんだか可笑しくなってくるディアナ。
かつて、ダークセイヴァーのとある研究施設の実験体だったディアナ。
「いいわ、いいわ。それでこそ手加減なく殺し甲斐があると言うもの」
彼女にとって、支配者側の都合で使い潰されてゆく『混血の落とし子』の姿は、過去の自分の姿を重ねさせるものだったのかもしれない。
「私を殺す――? ふふ、ひひ、あははぁああ! 可笑しな冗談だわァ!
私は違うッ! 私は特別だ! 私は人間を超えたのよ!」
血の聖女が狂乱の歌を歌い、再び膨大な魔力の奔流が渦巻いてゆく。
「かくも無慈悲なこの世界。
抗う事が私の生きざま。
力弱き者に手を差し伸べる者」
聖堂の中を灰が舞う。
出来損ない、と呼ばれた混血の落とし子たちの成れ果ての灰だ。
その中をディアナは一直線に駆け抜ける。
「悪戯に命を手折る輩を、私は、決して、許さない。
その苦しみを、その痛みを。
自身の身で味わうが良い」
刻印を発動させるディアナ。
彼女の掌が狼爪へと変化してゆく。
闇を切り裂く、闇よりも深い漆黒の刃だ。
「チッ――!」
血の聖女は呪歌のユーベルコードでディアナを止められないことを悟り、朱い爪を剣のように伸ばして彼女を迎え撃とうとする。
交錯する二つの刃。
右肩を貫かれたディアナが僅かに揺らめくが、血の聖女は一見して無傷――。
だが――。
「あッああぁあ……ごぅふッ」
血の聖女が右胸を抑えながら膝を折る。口から湧き出すのは膨大な量の吐血。
「さあ、歌う様に悲鳴を上げなさい。
貴女が今まで聞いてきた者たちの様にね」
ディアナのユーベルコード【Giudizio del dolore(ジュディーツィオデェルドローレ)】。
外側の肉体を傷つける事無く、対象の五臓六腑のみを引き裂く技だ。
「そ、そんな、この私が――。こんな、ところ、で――」
梟のように眼を見開きながら、血の聖女が倒れた。
聖堂に静寂が訪れ、血の聖女も灰となり消滅してゆく。
猟兵達は疫病楽団の襲撃を阻止し、名も無き教会に住む二人の命を救うことに成功した。
敵とはいえ、吸血鬼の被害者でもあった混血の落とし子たち――。
その灰を牧師と少女と一緒に弔ったのち、猟兵達は教会を後にするのだった。
大成功
🔵🔵🔵