SeventhHeaven's Ravens
「皆様、昨年のエンパイア・ウォーの折に引き上げました鉄甲船を覚えておいでですか?」
グリモア猟兵、愛宕院・燐樹(紅珠媛・f06887)は集まった猟兵達にそう切り出した。
彼女が言う鉄甲船とは、昨年八月のエンパイア・ウォーの際、第六天魔王軍の日野富子が集めた財に飽かせて建造し、村上水軍の亡霊に操らせることで瀬戸内の脅威となっていたあの船だ。
猟兵達の活躍により亡霊が祓われ、沈んでいたところをこれまた猟兵達の活躍によりサルベージに成功。各地の港にて修復が行われていたこの船に、ある奇妙な変化が起きたと燐樹は語る。
「突然、艦首から『紫の光』が発生し、遠くの空へ向け細長く伸びだしたのです」
それも一隻や二隻ではない、恐らく全ての鉄甲船に同じ変化が起きたのだという。
「…もしかすると、『グリードオーシャン』なる場所への手掛かりなのかもしれませんわ」
グリードオーシャン。
それはエンパイア・ウォーの折、敵の首魁たる第六天魔王・織田信長が口にしたという謎めいた地の名。彼はサムライエンパイアを滅亡せしめた後、かの地へ侵略せんと目論んでいたという。
その名を手掛かりにグリモア猟兵達も儀式魔術【Q】を試みていたが、この世界に現れたレディ・オーシャンが試みんとしていた儀式、その阻止に先日成功したのも引き金となったのかもしれない。
「いずれにせよ、これは大変な好機の予感が致します。逃す手は、ありませんわよね?」
艶然と微笑んでみせる燐樹。即ち。
「かの鉄甲船に乗り込み、外洋探索へ乗り出しましょう!」
燐樹が宝珠の一つを宙に浮かべると、そこから一隻の鉄甲船の映像が映し出されてくる。
「此方、此度皆様に乗り込んで頂く『第七天へ渡る鴉号』ですわ」
尚、命名は燐樹である。第六天魔王を倒した今、次に挑むは第七天だろうという理由で命名したらしい。
そして、見れば確かに艦首から紫の光が真っ直ぐ遠くの空へ伸びているのが分かる。
「皆様には、この光を辿る形で航海をして頂きたいのですが…道中には、幾つかの脅威が存在すると予知に出ております」
何しろ外洋のド真ん中である。何が起きても不思議ではない。具体的に何が起きるかといえば。
「海面から無数の海藻触手が伸び出てきて、船や乗員に絡み付いてくるのです」
曰く、触手のような形状の海藻の群生している海域を通り抜けねばならないらしい。
この海藻触手、猟兵でも巻きつかれれば脱出は容易ならず、一般の船員ではひとたまりもない。そして船に巻きつけばその航行を阻害するばかりか、最悪転覆せしめる程の力を持っているのだという。故に、これへの対処が必須となる。
「更に、オブリビオンも襲い掛かってきます」
予知によれば、道標となる紫の光から現れ出てくるというが、その関連性は不明である。尚、海藻触手の襲撃はオブリビオン出現後も継続し、場合によってはオブリビオンにも襲い掛かるらしい。うまく利用すれば戦闘を優位に進められるかもしれない。
「一筋縄ではいかない航海となりましょうが、皆様ならば必ずや成し遂げられる筈。それでは、宜しくお願い致しますわね」
そう結んだ燐樹の背後、空間より伸び出た触手が宙空に踊ったかと思えば、其はグリモアの形を描き。
猟兵達を、かの鉄甲船の待つ港へ送り出してゆく。
五条新一郎
海と言えば触手。
五条です。
さてサムライエンパイアは俄かに大航海時代でございますが。
私もこの流れに乗らねばと一つ出させて頂きました。
ややお色気込みの海洋冒険シナリオです。
●このシナリオについて
今回は若干のお色気描写が発生します。ただし全振りではないので、際どめの事態にはなりません。ご了承下さい。
●目的
鉄甲船『第七天へ渡る鴉』号に乗り込み外洋を探索する。
●舞台
サムライエンパイアの外洋。鉄甲船の上以外はひたすら海です。
鉄甲船の上は割と広いです。
尚、鉄甲船の運航自体は幕府が手配した船乗りの皆さんが頑張って下さいます。
●第一章
海藻触手への対処を行う「冒険」です。
放っておくと船乗りの皆さんが海に引きずり込まれたり、最悪船自体が転覆させられるので頑張って下さい。
海藻触手は伸縮性が高めで、引きちぎるのは簡単にはいかない感じです。
●第二章
紫の光から現れるオブリビオンとの「集団戦」です。詳細は第二章移行時に。
海藻触手の襲撃は継続するので、これへ対処したり、逆にオブリビオンとの戦いに利用したりするプレイングにはボーナスがつきます。
●第三章
紫の光の先に現れるオブリビオンとの「ボス戦」です。此方も詳細は第三章移行時に。
ここでも海藻触手に対処したり利用したりするプレイングにはボーナスがつきます。
●リプレイについて
今回は20日(金)朝までの完結を目指し運営して参ります。
ですので、もしかすると全てのプレイングを採用できないかもしれませんのでご了承ください。
それでは、皆様の波に乗ったプレイングお待ちしております。
第1章 冒険
『脅威の海洋災害』
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POW : 肉体の力で体力任せに海洋災害に立ち向かいます
SPD : 素早い行動力や、操船技術で海洋災害に立ち向かいます
WIZ : 広範な知識や、素晴らしいアイデアなどで海洋災害に立ち向かいます
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
夢ヶ枝・るこる
■方針
・【POW】使用
・アド/絡◎
■行動
この辺りの海は、不思議な事が多いですねぇ。
目的地まで辿り着きましたら、更に妙な事が起きるのでしょうかぁ?
『効果弱め&効果時間長め』の『秘薬』を飲み【霊結】を使用、主に「集中力」を高めますねぇ。
極論、船自体の沈没や舵等の破損、船員の被害が無ければ何とかなりますから、高めた集中力を利用し状況を把握、先述の「影響の大きい場所」で狙われている箇所を優先的にガードしますぅ。
『刀』や『FBS』による「斬撃」や『FRS』『FSS』の「熱線」等であれば、何とか対処出来るでしょうかぁ。
まあ其方を優先する分、私自身が襲われて「大変なこと」になる可能性は、かなり?(ぷるぷる)
ハロ・シエラ
海草触手とは一体……
海の底から生えていると言うのであれば、相当に長いのでしょうか。
どうあれ海に引き摺り込まれたら危ないですね。
十分に気をつけましょう。
力が強く引きちぎるのが難しいとなれば、ここは私の剣の出番です。
とは言え海草と言うものは何だかぬるぬるしてそうですね。
十分集中して動きを【見切り】ユーベルコードで斬って捨てるのが一番でしょう。
どこから出現するか察知するのは【第六感】頼りですが【ダッシュ】で甲板を駆け巡り、船員の方々に被害が及ばないようにします。
場合によっては彼らを【かばう】事も必要かも知れません。
後は海草の切れ端で足を滑らさないように注意しないといけませんね。
グァーネッツォ・リトゥルスムィス
自然に悪気はないから憎めないが、オレらも急いでるんだ
オレにナニがあろうと鉄甲船を進ませるぞ!
船や船乗りさんに絡みつこうとする海藻に『溢れ出る戦士の猛り』を
船乗りさんや船を巻き込まない様、でも海藻の体組織がボロボロになる様に
爆発や爆風の威力や方向性を調整して爆殺していくぞ
爆発に生き残れてもオレへの闘争心で船と船乗りさんに攻撃させない様にするし、
事前の爆発によるダメージで切断しやすいから倒しやすいはずだぞ
植物だからって油断せず欲張らず軍勢にならない様
小まめに海藻を人や船を引っ張れない位切ってやるぜ
ただ中には活きが良くて邪魔にならないけど
服の中に入り込む海藻もあるかも……あんっ、らめぇっ♥
サムライエンパイア本土を出航した『第七天へ渡る鴉』号。本土の風景が水平線の向こうへ消えて暫し。
「いやあ、見渡す限り一面の海だな!」
船の周囲は最早その全てが海。グァーネッツォ・リトゥルスムィス(超極の肉弾戦竜・f05124)は感慨深げにその景色を眺めていた。
「嬢ちゃん、海は初めてか?」
「初めてってワケじゃないけど、これだけ広い海の真ん中まで出たコトはあんまりないな!」
声をかけた船員に、グァーネッツォは朗らかな笑みと共に応える。船員の腰辺りまでしか背丈の届かぬ小柄な彼女だが、その胸元はアンバランスなまでに巨きく膨れ上がり、見下ろす船員の目を否応なく引き付けていた。
「この世界に、これだけ大きな海があったのですねえ…」
「不安かね?まあ心配すんな、ちょっと時化ったぐらいじゃこの船は沈まねえし沈ませやしねえよ」
海を眺めながら小さくぷるぷる震えている夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)。そんな彼女の様子を不安ゆえと見たか、船員が声をかける。
「おお、頼もしいですぅ。船のことは、宜しくお願いしますぅ。それ以外で何かあれば、私達が頑張りますのでぇ」
海のプロフェッショナルたる彼の言に、るこるも微笑み頷く。その下にぶら下がる、彼女の頭部より巨大な双つの膨らみが重たげに揺れた。既に発育過剰なそれだが、彼女曰く未だ成長は続いているらしい。
「航海は今のところ順調、ですね」
「おう、雲一つない快晴、波も穏やか風も強すぎず弱すぎず!こんだけ順調な航海も逆に珍しいくらいだ」
その船員へハロ・シエラ(ソード&ダガー・f13966)が声をかけた。真面目な性格の彼女、船内を歩き回って各所の様子を見たり、こうして船員と言葉を交わしたりしていたのだ。
「幸いです。このまま何事もなく、目的の場所まで行ければ良いのですが…」
船首から前方へ伸びる紫の光を眺めながらハロは思う。軍服風の衣装に包まれた肢体は他の二人程の豊かさではないが、彼女達が秀ですぎているだけである。寧ろスカートから伸びる滑らかな脚、着衣越しでも分かる女性的な丸みは、12歳という年齢に比すれば十分に発育良好と言えよう。
しかしハロの願いも虚しく。予知されていた脅威は、違えることなくやってきた。
「うわぁっ!?な、何だっ!?」
船員の一人の悲鳴に、三人が一斉に振り返る。見れば、船の外から長く伸びた海藻が彼の腕を絡め取っていた。粘液にぬめるそれは、柔らかな伸縮と相俟り引き千切ろうとする彼の行動を妨害する。
「させませんっ!」
真っ先に駆け寄ったハロがレイピアを一閃。十分な集中を以て振るわれたそれは、ぬめりに刃を取られることなく確実に海藻を断ち切り、船員の解放に成功する。
「大丈夫ですか?」
「あ、ああ。凄い剣だな嬢ちゃん…これが猟兵さんか」
残心しつつハロが問えば、頷き無事を伝える船員。だが、無論のことこれで終わりではない。
「うおっ、どんどん来るぞ!」
グァーネッツォの声。見れば、同じような海藻が次々と船縁から顔を出しているではないか。
「こんな不思議なモノが出るとは不思議ですねぇ…ともあれ、対処していきませんとぉ」
るこるは巨大な双丘の狭間から陶器瓶を取り出し、中身――ユーベルコードにて生成した秘薬を一息に呷る。視界が、思考が澄み、冴え渡る。
「ああ、自然に悪気はないだろうが、オレ達の目的のためだ!」
グァーネッツォも愛用の竜骨斧を担ぐように構える。見れば、新たに伸びきた海藻触手が船員に絡み付こうとしている。
「船乗りさんに手出しなんてさせてたまるか!オレが相手だ!!」
直ちに踏み込み斧を一振り。爆発が起こり、周囲の触手諸共吹き飛ばす。船員には爆風の影響を与えぬ絶妙な爆発力の加減である。
「船員の皆さんもですが、船自体もお守りしませんとぉ」
るこるは四肢に嵌めた戦輪にて浮力を得て飛翔、船の側面へ回る。予想通り、櫂を出すスリットからも海藻触手が入り込んでいる。
「放っておいたら船をひっくり返されてるところでしたねぇ…」
脳波制御する砲塔から熱線を照射、海藻を次々と焼き切ってゆく。
次々と海藻触手を排除していく三人。しかし触手は尚も執拗に襲い掛かる。
「ええい、しつこいぞ!船乗りさん達を狙うんじゃないっ!」
グァーネッツォが竜骨斧を振るうたびに爆発が起こり海藻触手が吹き飛んでゆくも、爆風を耐えた触手は彼女を執拗に狙う。それもまた、船や船員を守るための彼女の狙いではあったが。
「…ひぁんっ!ふぁ、や、らめぇぇ…っ♪」
着衣の中に海藻触手が入り込み、グァーネッツォの口から甘い声が漏れる。幼くも見えるその顔からそんな声が出るとは、と一瞬船員達が色めきたった。尚、彼女の着衣とは所謂ビキニアーマーである。
「ぅく…んぁ、や、やめろぉ…はぁんっ♪」
先の爆発で劣化していたが故に引き千切ることは可能であったが、千切れても尚動くそれは暫くの間グァーネッツォを苛み続けたとか。
「くっ、あちこちから…!」
ハロは己の直感を頼りに甲板を駆け回り、船員に襲い掛かる海藻触手を片っ端から斬り捨てていくが、その攻勢の前には足を休める間など殆ど無い。
「…あれは!くっ、間に合って…!」
そこへ、今まさに海藻触手に絡みつかれようとしている船員の姿が目に入る。全力疾走で間に合うかどうか。
「今助け…っきゃぁぁ!?」
意を決し駆け出すハロだが、焦り故か疲労故か。斬り捨てた海藻触手の切れ端を踏みつけてしまい、粘液の滑りによって一気に足が流れ。前方へ飛び込むように転んでしまう。
「うわぁぁっ!?」
そのまま船員へと突っ込み、吹き飛ばしてしまう。結果として彼を突き飛ばし庇うような形にはなったが、その代わりにハロは。
「くっ、ええいっ!は、離れなさ、離れてぇ…っ!」
海藻触手が脚に絡み、立ち上がろうとする動きを妨げる。美しく滑らかな白い曲面が粘液に汚され、思わず年相応の少女らしい声が漏れてしまう。
それでも未だ判断力は失われず。海藻触手がスカートの内側へ入り込むより前に。蛇切の名を冠する短剣を抜き触手を斬り払った。
「ひんっ、っく、や、やっぱり私を狙ってきましたかぁ…」
洋上で海藻触手に対処していたるこるは、それ故に触手の格好の標的となり。船へ向かう触手の数を減らすことには成功したが、それ故に彼女へ向かう触手の数は多い。
手に持つ刀や四肢の戦輪、周囲を浮遊する熱線砲を駆使して退けてゆくも、船へ向かう触手へも対処していたが故に手数が足りず。彼女の身へ次々と海藻触手が絡み付いていく。
「んふぁぁぁ!や、やっぱりそこ狙うんですかぁ…っ」
海面近くまで引きずり下ろせば、着物の中へ入り込んだ触手は、必然と言っても良い勢いで彼女の豊潤なる膨らみへと絡みつく。着衣の中で絞られ捏ねられ刺激され、甘い声が漏れてしまう。
「っく…ふ、ぅんっ…こ、これ以上はダメ、ですぅ…っ!」
このままでは自分が海中へ引きずり込まれかねない。熱線砲も動員して海藻触手を焼き切り斬り裂き、辛うじて脱出に成功する。
尚も続く海藻触手の攻勢。猟兵達の戦いはまだまだ続く。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
シャーリー・ネィド
【かにかま】
海洋冒険なら海賊のボクの出番だねっ!
行くよ、ウィーリィくん、チェルノさんっ!
ボクは【エクストリームミッション】を発動させて甲板上空を【空中浮遊】して【視力】で周囲を見渡し被害状況を確認
まず海藻が船体に巻き付いていたら飛んで行ってフォースカトラスの【2回攻撃】で切断
船員を襲う海藻は上空から指示を出してボクたちの中で一番近い位置にいる人が対処
ボクが一番近かったら飛んで行ってフォースカトラスの【2回攻撃】で片っ端から切り払う
ボクが海藻に狙われたらブラスターの【乱れ撃ち】で弾幕を張って回避(船体に当たらない様海側を狙って撃つ)
(※アドリブ大歓迎&NG無しです)
在原・チェルノ
【かにかま】
冒険の道を邪魔する敵は許しません!
流星忍姫チェルノ、参ります!
シャーリーちゃんの指示に従って船員を襲う海藻に対応
フォースセイバーの【2回攻撃】や手裏剣の【範囲攻撃】で襲ってくる海藻を次々と切り払い、数が多い時は【雷刃無尽】で一網打尽!
当然あたしも狙われるから【第六感】や【聞き耳】での警戒は怠らず、察知したら【オーラ防御】でガードして【カウンター】の一撃で切断!
ちょっと数が多いから大変よね、これ
※NGなし・アドリブOKです
ウィーリィ・チゥシャン
【かにかま】
この海藻って美味いのか?
歯ごたえは良さそうだけど毒とかあったら厄介だし。
っと、考えるのは後回し。
まずはこいつらの駆除が先だ!
俺達三人で手分けして襲い来る海藻の対処に回る。
海中から襲い来る海藻を【飢龍炎牙】で喰らい尽くして数を減らし、船員に絡みついた海藻は大包丁の【二回攻撃】の【部位破壊】で切り払う。
近くにいる誰かが襲われそうになったら間に割って入る形で【かばう】。そして【カウンター】の一撃で切断。
(※アドリブなどはお任せします)
海藻触手の襲撃が始まるより少し前。
「海洋冒険ってなら海賊たるボクの出番だねっ!」
グリモアベースから転移してきてからずっと、シャーリー・ネィド(宇宙海賊シャークトルネード・f02673)のテンションは高かった。偉大なる海賊の子孫であると信ずるが故に宇宙海賊を名乗る彼女にとって、星の海でなく本物の海を舞台とした冒険はまさに憧れそのものだ。
「もう、シャーリーちゃんってばその話三回目だよ?」
それ故に出航を待つ間からずっと在原・チェルノ(流星忍姫チェルノ・f06863)を相手に、先祖が繰り広げた冒険の逸話などを延々と語っていたのだ。真偽は不明だが浪漫に溢れた内容ではあった。
「でもこれだけ大きな海での冒険だしなぁ。テンションは上がるよな」
勿論ウィーリィ・チゥシャン(鉄鍋のウィーリィ・f04298)も巻き込まれていた。尤も、彼も好奇心旺盛な性格なので、シャーリーの語るような冒険がこの先に待ち構えているかもと思えばそわそわしてしまうようだ。
しかしそこで船内が俄かにざわめきだす。海藻触手が襲い掛かってきたのだ。三人が前にする船縁からも、何本もの海藻触手が這い上がってくる。
「来たねっ!よしやるよ、二人ともっ!」
早速とばかりシャーリーは剣柄を抜き放つ。サイキックエナジーで光の刃が形成され、カトラスの形を作り出す。
「おう!…ところでこれ、食えるかな」
大包丁を抜きながら、ウィーリィは思わず呟く。料理人でもある彼、海藻自体は普通に食材にもなるとあって可食性がまず気になったようだ。
「それを考えるのは後っ!流星忍姫チェルノ、参りますっ!」
しかしチェルノの名乗りを聞けば思考を切り替え。改めて海藻触手に立ち向かってゆく。
「状況確認はボクに任せてっ!行くよ、史上最大の凶暴すぎる竜巻っ!」
シャーリーはユーベルコードを発動、宇宙バイクをパワードスーツとして装着し鉄甲船の上空へ上昇する。
「ウィーリィくんは右舷前方!チェルノさんは左舷真ん中ちょい後ろ!海藻触手がいっぱい来てる!」
指示に応え、二人がそれぞれの位置へと向かってゆく。
「うわぁっ!た、助け…!」
チェルノが向かったそこでは、今まさに海藻触手に足を取られた船員が引きずられていこうとしている処であった。
「それ以上はやらせません!闇を斬り裂け、雷の刃よ!」
更に向かいくる海藻触手の群れを見て、チェルノは両手に雷撃を走らせる。そして諸共に振るえば、迸った紫雷が手裏剣の如き形を成して次々に触手を斬り裂いてゆく。
「早く、今のうちに!」
「す、すまねぇ!気をつけてくれよ、猟兵さん!」
船員の足に絡んでいた海藻触手も斬り裂き、自由を取り戻した船員を逃がせば、チェルノは突剣を構え船縁を見据える。やはり、更なる海藻触手が這い上がってきた。
一方の右舷前方。
「喰らい尽くせ、炎の顎!」
ウィーリィが振り下ろした大包丁から紅蓮の炎が迸り、龍の形を成して海藻触手を飲み込んでゆく。瞬く間に触手を覆う粘液が蒸発し、触手本体も燃え尽きてゆく。
「うわぁぁ!まだ来やがる…!」
だが左方を見れば、新たな触手が伸び出て船員に襲い掛かるところであった。
「させるかよっ!」
ウィーリィは直ちに跳躍、着地と同時に素早く大包丁を二振り。海藻を断ち斬り危機を払う。
「す、すまねえ猟兵さ…」
「まだだ、次が来る!」
救われた船員が礼を告げるより前に更なる触手の襲撃。素早く斬り払うが触手は尚も襲い来る。
「ちっ、キリがないな…!ここは俺に任せて、早く逃げろ!」
「すまねえ、頼む…!」
「…!今度はあっち…!」
上空のシャーリーが、更なる海藻触手群の襲来を察知。だがウィーリィもチェルノも眼前の触手への対応で手一杯。自分が行くしかない。
「うわぁぁぁ!だ、誰か…!」
「今助けるよっ!」
海藻触手に絡まれ、今にも船上から引きずり下ろされそうになっている船員のもとへ急行。光刃を振るい絡みつく触手を斬り裂いてゆく。
「だ、大丈夫!?」
「す、すまねぇ助かった…!」
そして素早く甲板の真ん中へと船員を引きずってゆく。多少擦り傷はあるが大丈夫そうだ。だが。
「まだ来る…!ここはボクに任せて!」
シャーリーを狙って海藻触手の群れが迫る。何とか立ち上がった船員を逃がし、マスケットを模したブラスターを抜き放ちこれを乱射。向かい来る触手を焼き払い、それでも迫る触手はカトラスで斬り払う。
だが物量は圧倒的。何本かがシャーリーの攻勢を突破し、その豊満な下半身へ巻きついてくる。
「きゃうっ!?ちょ、だ、だめぇっ!?」
斬り払おうにも両腕を狙う触手への対応に追われ手が出せない。その間にも触手は太股を、水着越しの尻を撫で回すように這い回り。嫌悪とも快楽ともつかぬ感触にシャーリーの身体が震える。
「ひぅっ!?そ、そこだけはぁ!?」
そしていよいよ、スク水の布地の下へ潜り込もうとしたその時。
「シャーリー!」
付近の触手を殲滅し終えたウィーリィが急行、大包丁を以て狼藉を働かんとした触手を斬り裂いた。
「う、ウィーリィくんっ!良かったぁ…!」
土壇場でのパートナーの救援に、思わず涙目になるシャーリー。
「い、いや泣くほどのことか?それより、チェルノは大丈夫か?」
もう一人の同行者を案ずるウィーリィの様子に、微妙に頬が膨らみかけるシャーリーであった。
一方、そのチェルノにもピンチが訪れていた。
「ちょっと数が多いから大変よねこれ…!」
直感と聴覚を駆使して海藻触手群の接近を感知、オーラの障壁で食い止めながら斬り捨ててきたものの、触手群の攻勢は激しくなる一方。
「ひぁんっ!?く、ちょ、離してぇ…!」
突剣持たぬ腕に触手が絡みついたかと思えば、次いで次々襲いくる触手群が胸へ、腰へ絡みつく。全身を隈なく覆うスーツ故に侵入の危険はないが、這い回られる刺激は十分伝わる。
「あうぅぅっ、や、ちょ、だ、だめだってぇぇ…!」
ここまで触手の攻勢を許すとは。最早チェルノはいっぱいいっぱいの状態であった。暴れる動きにも触手は動じず、そのまま全身至るところを這い、撫で回し。
「チェルノさーんっ!」
「待ってろ、今助けるからな!」
彼女のことを気にかけた二人が急行したことで、窮地を脱することに成功したとか。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
子豚・オーロラ
アドリブ絡ませ歓迎NGなし
海もいいわね。潮風が肌に心地いいわ。少し日焼けでもしてようかしら
まあ、そんないい気分でばかりもいられなさそうね
触手たちを何とかしないと
【絶対肉感】を発動、高速移動で船員の間を【ダッシュ】で回り、【かばい】ながら両胸の刀を別に動かして【2回攻撃】で効率よく触手を切り捨てていくわ
視覚があるのかわからないけど、触手に向けて尻を振って【挑発】、船員が狙われないようにしておくわ
一瞬の隙を疲れて絡みつかれ、紐衣装の中をまさぐられてもその感覚を電流に変えて【属性攻撃】
辺り一面に絶叫と共に雷を落として【範囲攻撃】で一掃するわ
その場合体の触手はあえて雷の元になる快感を受け続けるわ
船首より前方の空を目指す紫の光。甲板最前部に仁王立ちし其を見上げるその女は、一際異様な雰囲気を放っていた。
名を子豚・オーロラ(豚房流剣士・f02440)、豚房流なる独自の剣術を修めた剣士である。それが故であろうか、彼女が放つ雰囲気というのは、抜き身の刃が如き威圧感。晒しと下穿き、むちりと肉の乗った滴るような色気を放つ肉体をその二つでのみ隠した、素肌も露な様相でありながら一片の羞恥も見せぬ、その佇まいは一廉の武人の其れ。
(…海も良いわね。潮風が肌に心地良いわ)
とはいえ彼女も人間。潮風と陽光とをその身に浴びる感触に目を細める姿は、確かにリラックスしている様相を示していた。
しかし、そんな彼女の穏やかな時間も長くは続かなかった。海藻触手の襲撃である。
「来たわね…!」
襲撃を察知すれば、オーロラは即座に得物を『装着』する。彼女の刀を持つのは手ではない。両胸の頂から直立するような形で構えるのだ。
「豚房流剣術奥義の一、絶対肉感…!」
そして事態が急を要すると見れば、即座に奥義たるユーベルコードを発動。全身の神経が鋭敏化し、そよ風にすら電流じみた刺激を覚える程となる。
伴って強化された運動速度が、彼女の身を直ちに襲撃の中心へと運ぶ。標的は眼前の腰を抜かした船員、彼に迫る海藻触手群。
「やらせはしないわ、ぬぉぉぉんっ!!」
身を捻れば、伴って振るわれた胸の隆起が重量感を伴い運動する。其が頂の刀に確かな力を与え、ぬめる海藻触手を一息に断ち切ってゆく。
「大丈夫かしら?」
触手に対して立ちはだかるかの如き仁王立ち、首のみを振り向け船員に問う。
「あ、ああ…何とか」
船員の間近に見えるのは、オーロラの巨きく張り出した尻朶。鋭敏となった肉体にはそれだけでも十分過ぎる刺激となる。
「んふぅ…何よりだわ。さ、早く逃げて」
促しに応じ逃げ出す船員。改めて前を見据えれば、津波が如き勢いで海藻触手が迫る。それらがオーロラの肉体へ絡み付けば、迸るはより激しく強烈な刺激。
「んおぉぉぉっ!?くぉ、っふぉ、おぉぉぉ…んっ!」
胸へ、尻へ、太股へ絡みつき締め付ける海藻触手。白く柔らかな肉が応じて歪み、艶かしい変化を示す。オーロラは呻き、悶えるも、その闘志に衰えは見えず。
そして下穿きの内側へ、海藻触手が入り込めば、その瞬間。
「…ぉっほぉぉぉぉぉ~~~~~~~~っっ♪」
一際高く、力強い雄叫びと共に。突き出された胸先の刀から青白い光が迸ったかと思えば、四方八方へ拡散したそれらがオーロラの周りを駆け巡り、一息に海藻触手を焼き払っていった。
「ふぉぉぉ、ほぉ、おほぉぉぉ…。…これが、豚房流剣術、よ」
荒い息を調えながら、宣言するオーロラの表情は、紅潮しつつも、力強く。
成功
🔵🔵🔴
彩波・いちご
【恋華荘】
折角の海洋浪漫を楽しんでいるところに、何ですか海藻触手って?!
…ただのわかめや昆布なら食材として使い道もあるのにっ
嘆いていても仕方ありません
というかツッコミ入れてる間に絡まれて宙づりにされている気がしますがっ(私も?)
簡単に引きちぎれない海藻触手でも海藻には違いないんです
ならば有機物!タンパク質!
【異界の浸食】のスライムで食べれない理屈は無し!
船は溶かさないように海藻だけ狙って制御して…!
…宙づりになってる理緒さんアイさんセナさんを巻き込んでしまうかもです…服は覚悟してもらえれば…
とりあえず触手溶かして脱出したらアイさんたちも回収します
見ないように触らないように注意しつつ…(フラグ?
アイ・リスパー
【恋華荘】
「海藻は分かりますが、触手ってなんですか、触手って!」
とはいえ、船を転覆させられたら困ります!
「船の上では火は使えないですから……
ここはこれです!」
【チューリングの神託機械】で情報処理能力を向上。
【マックスウェルの悪魔】で空気分子の運動をコントロールし、
【ラプラスの悪魔】でシミュレーションしたとおりに動かすことで
【バタフライ効果】による竜巻を生み出します。
「真空の刃、受けてくださいっ!」
海藻触手をバラバラにしていきますが、切り残した一本が脚に絡みついてきて……
「きゃっ、きゃああっ!
いやっ、中に入ってこないでくださいーっ!」
逆さ吊りにされた上、服の中を撫で回されるのでした。
菫宮・理緒
【恋華荘】
星の海はあるけど、大海原ははじめて。
しっかり揺れるし、潮風はやっぱり機械の天敵。
とはいえ、未知の世界はロマンだよね。
紫の光の向こう、絶対見て帰ってくるから、ねー!
って、うわぁ。
海と言えば触手だけど、ワカメとコンブがきましたか。
【不可測演算】で開いての行動を予測。
操舵の人といっしょに、海藻を回避していきたいなって思うよ、
避けきれなくなったら、船を狙ってくる海藻を【Nimrud lens】で焼いていこう。
「おいしそうなんだけど、これ食べられるのかな?」
なんて余計なことを考えていたら、巻きつかれて吊り下げられちゃうね。
助けてはもらったけど、
いちごさんってばもう、見たいなら言ってくれれば……
セナ・レッドスピア
【恋華荘】
海藻が、いけないうねうねに!?
色んな意味でおぼれちゃわないように気を付けないと…
『狩罰の血槍』を猟銃形態に変え、押し寄せる海藻触手を撃ち破り
それをかいくぐってきたのも「血は血へ・暴喰者形態」で喰らう事で
撃退していきます!
でもそこに悲鳴が!
みんなが捕らわれています!
何とか助けようと突撃していきますが、数の暴力に負けて
そのまま私も捕まってしまいます…
血は血へ・暴喰者形態を使おうにも
この距離ですとみんなを巻き込んじゃうので使えず…
そして大事な所をまさぐられて、いじられてしまい
いけない声を上げちゃう事に!?
その後はなんとかいちごさんに助けてもらいますが
まだどきどきとうずうずが止まりません…
時間は少し巻き戻り、『第七天へ渡る鴉』号、出航のその時。
「星の海へ出た経験はあるけど、大海原に出るのは初めて…」
船の甲板の上で菫宮・理緒(バーチャルダイバー・f06437)は感慨深げ。船の揺れも苦手なら、機械の天敵たる潮風も苦手。正直、海との相性は良くはない。
それでも彼女がこの任務に参加したのは、未知の世界への冒険、というものに浪漫を見出したが故。それに。
「ええ、それも海洋浪漫ですから。滅多にはできない経験かと」
彼女が好意寄せる彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)もまた、その浪漫を共有しているが故だ。
「紫の光の向こう、絶対見て帰ってくるから、ねー!」
出航を見送るサムライエンパイアの人々に、そう叫んで宣言したのであった。
そして現在。
「…うわぁ」
理緒は、襲いきた海藻触手に戸惑っていた。
「海といえば触手だけど、ワカメやコンブが来ましたか…」
「そうなんですか!?いや海藻は分かりますが触手ってなんですか触手って!」
思わず呟いた一言に、アイ・リスパー(電脳の天使・f07909)が突っ込みを入れる。理緒の中では海と触手は直で繋がるものらしい。
「ただのワカメやコンブなら食材として使い道もあるのに…!」
いちごもまた戸惑っていた。実際に食べられるかどうかはともかく、ぬめるうねるこれらを食べようという気にはちょっとなれない。
「い、色んな意味でおぼれちゃわないように気をつけないと…」
そのうねる様相にセナ・レッドスピア(blood to blood・f03195)が思わず漏らしたその感想。果たして如何なる意味で溺れるというのであろうか。
「そ、それはともかくっ!撃退していきましょう!」
何かを誤魔化すように声を上げたセナ、携えた槍を変形。猟銃の形に変えれば、血晶弾を連射し迫る海藻触手を撃ち断ってゆく。
「そうでした!船を転覆させられたら困りますし…!」
セナの様子に目的を思い出したアイ。早速とばかりホロディスプレイとキーボードを展開。電脳空間へとアクセスし万能電算機へ接続。熱力学の悪魔の力を借りて海藻触手を燃や…そうとしてふと気付いた。このやり方だと船まで燃やしてしまう、という予測結果が出たためだ。
「…では、ここはこれです!」
熱力学の悪魔の働きを、因果律の悪魔の計算に従い、気流を生成する形に変更。続いて走らせるは、大気の動きを増幅波及せしめるプログラム。
「初期運動量コントロール、ローレンツ・アトラクタ・プログラム起動!」
生み出された気流は瞬く間に増幅され、小規模ながら強力な竜巻と化し、海藻触手を次々巻き込んでバラバラに切り刻んでゆく。
「おお、アイさん凄い!よっし、わたしも!」
電脳魔術の真骨頂とでも言うべきその業前に感嘆の声を上げる理緒。負けじとばかり自らもプログラムを走らせる。理緒の頭上の空間が歪み、レンズ状の空間を形成してゆく。
「屈折率、固定…収斂」
空間レンズが収束させた光が熱線となり、海藻触手を焼き払う。その炎は船にも多少引火するも、理緒の意思にて直ちに消火され、触手のみを焼いてゆく。
「…美味しそうなんだけどこれ、食べられるのかな…?」
焼けてゆく海藻触手を見て、思わず漏らした理緒。先程いちごは明らかに食べられないだろうという反応を示していたが、彼女的にはアリらしい。
「いや、アレは流石に無理だと思います!少なくとも私は無理で…きゃーっ!?」
その呟きに思わず突っ込みを入れようとしたアイだが…その瞬間、彼女の視界が上下反転した。
「わ!?あ、アイさ、きゃー!?」
突然の異変に驚いた理緒もまた同じく。
「アイさん、理緒さんっ!く、まだ触手がこんなに…!」
セナの言葉通り。アイの竜巻と理緒の熱線を乗り越え更に迫った触手が、二人の足に絡みつき、吊り上げていってしまったのだ。
「くっ、二人を離してください…っ!喰らいます、その血を…!」
彼女達を救うべく、セナは猟銃持たぬ手を血の獣の頭部へと変形。暴食の顎と称されるその牙でもって触手へ次々噛み付き、これを食いちぎっていく。
だが多勢に無勢。やがて彼女も触手に捕らわれ、抵抗空しく逆さ吊りの身となってしまった。
「…はっ!?み、皆さん…!?」
別の方向で奮闘中だったいちご、漸くその状況に気付く。仲間達が全員、触手に捕らわれている…!
「い、いちごさーん…っ!ご、ごめんなさーい…!ひゃっ、だ、だめぇ…!」
理緒はスカートは何とか押さえているが、着衣の中に触手が入り込んできて悶えている状況。
「きゃ、きゃーっ!?な、中に、中に入ってこないでくださいーっ!」
アイもまた、触手が服の中に入り込み至る所を撫で回されている模様で。
「ひぁぅんっ!んぁ、そ、そこはだめ、だめですぅぅ…っ!」
セナに至ってはかなり際どい部分までまさぐられているらしく、一際乱れた声を上げている。
「くっ…!あれは正直あまり使いたくないですが…!」
救う手立てはあるものの、想像されるリスクは明白。さりとて、目の前で好意寄せる少女達が辱められるのを捨て置く理由になどならない。いちごは覚悟を決めた。
「ふんぐるいふんぐるい…全てを喰らう形なき我が眷属よ!」
冒涜的な呪文と共に、いちごの頭上から粘体状の異界生物が吐き出されてくる。それは三人を捕らえた海藻触手の群へと一直線に飛びかかっていけば、そのまま纏わりつき取り込んでゆく。
粘体に包まれた触手が瞬く間に溶け崩れ、消え失せてゆく。触手であるとて海藻もまた有機物、この粘体生物の力を以てすれば溶かして喰らうことは十分に可能なのだ。
船を溶かさないよう慎重に制御しつつ海藻触手を溶かしてゆくが、捕まっている三人も巻き込まないように、というのは困難だったようで。
「きゃー!?服が溶けちゃいますー!?」
「ご、ごめんなさいそこまでの制御はー!」
程なくしてその場の海藻触手は全滅せしめることに成功したものの、三人の少女達はほぼ全裸でその場に残されることになってしまった。
「も、もう、いちごさんってばもう…見たいなら言ってくれれば…」
「い、いえ別にそういうわけでは!?」
理緒は何故か満更ではなさそうにしなを作ってみせ。
「はうぅ…ま、まだどきどきうずうずします…」
「セナさんしっかりしてくださーい!?」
セナは先程までの行為の影響が残っているようで、熱っぽい瞳をいちごに向け。
「うぅ、やっぱりこうなるんですね…」
「申し訳ないです、一応注意はしていたんですが…」
半ば悟った様子のアイに、いちごは只管に縮こまるしかなかった。
「と、とりあえず一旦戻って着替えを…ひゃっ!?」
それでも彼女達をこのままにはしておけぬと、歩み寄ろうとしたいちごであったが…その足元には、海藻触手の残骸。それを思いっきり踏んでしまって――
「「「きゃーーーっ!?」」」
「ご、ごめんなさーいっ!?」
またしても、四人揃って大変なことになってしまうのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
第2章 集団戦
『『豚房流忍者』子豚・牡丹』
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POW : 豚房流忍術・乳手裏剣の術
自身が装備する【手裏剣を乳を揺らして射出、飛来するそれ】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
SPD : 豚房流忍術・乳分身の術
レベル×5体の、小型の戦闘用【の忍者刀を乳に装備した己の分身】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
WIZ : 豚房流忍術・乳遁の術
自身と自身の装備、【乳に挟んだ】対象1体が透明になる。ただし解除するまで毎秒疲労する。物音や体温は消せない。
イラスト:すねいる
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
次々に襲い来る海藻触手への対処に追われる猟兵達。その最中、船首に目を向けた猟兵の一人は見た。
船首から走る紫の光が、その輝きを一際強くするのを。
そして、光の中から複数の、人の形をした何かが現れるのを。
警戒を促された猟兵達の前に降り立つ、人の形をした何か。それは次第に明確な形を成していき。
その場に現れたのは、女忍者の一団――ただし胸元は露で、豊かに膨れ上がった胸部の頂には大きな手裏剣が貼りついているという奇妙な風体。
「我ら、遠き骸の海より此の地に遣わされし豚房流忍軍」
「頭首、子豚・牡丹の分け身にして形ありし影」
その全てが寸分違わぬ容姿をした女忍者――子豚・牡丹「達」は口々に告げ。
「お主らを此処より先へ行かすべからず、頭首よりの命にござる」
「故に。お主らには此処にて果てて頂く。覚悟めされよ!」
巨大なる双丘を力強く揺さぶりながら、牡丹達が跳躍。猟兵達に襲いかかる…!
「…ふぁぅっ!?」
…そのうちの何体かは、足元に絡みついた海藻触手によって豪快に転倒していたが。
どうやらこの海藻触手、彼女達にも襲い掛かるようだ。うまく利用できれば、戦いを優位に進められるかもしれない。
グァーネッツォ・リトゥルスムィス
あれだけ一部が大きいのに素早い身のこなし、油断出来ないぞ
海藻も含めた三つ巴の争いに打ち勝ってやる!
商竜印の竜騎士装備で引き続き襲ってくる海藻に
雷竜の力を乗せた蹴りで一時的に気絶の状態異常にさせて無力化だ
海藻を縄代わりにしてロープワークで空中で動いている手裏剣を
海中に旗気落ちしてやるぜ
敵達の忍術を観察して情報収集してると、
独特の投げ方をしないといけないんだな
気絶中の海藻で敵達を、特に手裏剣投げる時に使っている部位を
きつく縛って揺れない様にして射出を防ぐぜ
にしても、意図した訳じゃないがボンレスハムを連想しちまうな……
まあ似てるだけで本当のハムじゃないから敵達も海に捨てよう
海藻といつまでも仲良くな
ハロ・シエラ
何という不可解な武装。
あの手裏剣は一体……飾り?
とにかく油断せずに行きましょう。
先ほどは海草で転んでしまいましたからね。
さて、相手は透明になる様ですが音などは消せない様子。
となれば音や振動を頼りに【第六感】で居場所を捉える事が出来るはず。
捉えられても気付いていない振りをしておき、襲い掛かってきた所で【カウンター】による【だまし討ち】を仕掛けましょう。
流石に突きを急所に入れられる程には察知できないでしょうから、ユーベルコードを用いて風の【属性攻撃】で攻撃しましょう。
海草が多くある所に向けて吹き飛ばすことが出来れば、襲わせる事も出来るでしょう。
戦いに夢中になって自分が巻き込まれたりして……。
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
一難去ってまた一難と言いますが、一難目が去る前に次が来ましたねぇ。
それでは、参りましょう。
『FBS』を四肢に嵌め飛行、『FRS』『FSS』は主に「空中での迎撃」に使いますねぇ。
その上で【秤濤】を使用、広範囲への『魅了』と『超重力波』の波動を放射しましょう。
『手裏剣』は『魅了』出来ませんが、『重力波』で落とすことは可能ですぅ。
『魅了』は忍者さん以外に『生物』である『海藻触手』にも効くでしょうから、何方にも『忍者狙い』を示唆しますねぇ。
また『海藻触手』は海面から上がってくる以上、私より先に忍者さん達に当たるでしょう。
まあ『魅了』の都合上、私も狙われるでしょうが(ぷるぷる)。
紫の光の中から現れたオブリビオン『子豚・牡丹』達。対峙する猟兵達。
「なんという不可解な武装。あの手裏剣は一体…飾り?」
彼女達の豊満に過ぎる胸の膨らみ、その頂に貼り付けられた手裏剣。およそ常識では考えられぬ装いに、ハロ・シエラ(ソード&ダガー・f13966)は戸惑いを漏らす。だが油断は一片も無い。あのような装いで戦場に出る以上、何らかの意図はあるのだろう、そう考えるが故に。
「飾りと侮るならばお主らには死あるのみ、これが豚房流忍術にござる!」
その戸惑いを察した…わけではなかろうが。牡丹達がその巨大な膨らみを見せ付けるように揺さぶれば…頂に張り付いていた手裏剣が、弾丸じみた速度でハロ達目掛け放たれてきた!
「おっと、させるかよ!」
愛剣を抜き放ち手裏剣を叩き落すハロ。その横に滑り込む小柄な影。龍の骨から形作られた斧を以て手裏剣を叩き落としたのはグァーネッツォ・リトゥルスムィス(超極の肉弾戦竜・f05124)だ。
「あれだけ大きな得物を持ってるのに身のこなしは素早い…確かに油断できないな!」
唸るグァーネッツォに、ハロも同意を示す。乳手裏剣を放った牡丹達はそのまま甲板を駆け、跳び、縦横無尽の動きで翻弄しにかかる。
「一難去ってまた一難…いいえ、一難去る前にまた一難…ですねぇ」
一方、その牡丹達をも上回る巨大な膨らみを胸に持つ夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)の言の通り。先程まで襲い掛かってきていた海藻触手は変わることなく、船への襲撃を続けてきている。
「では…この手で参りましょうかぁ」
ならばとばかり、るこるの身体を乳白色のオーラが包む。その姿を見た者には、るこるがそれまでに増して魅力的な存在と見えたかもしれない。それに引き付けられたのかは分からないが、海藻触手も牡丹達も、一斉に彼女のもとへと殺到してゆく。牡丹達の胸から放たれる無数の手裏剣が、るこるに迫る。
「ひぁんっ!ふぁ、っは、ふぅぅ…っ、お、大いなる豊饒の女神、その御力の欠片による裁きを…!」
海藻触手が胸の谷間へ、負けじと豊満な太股の間へ入り込み肌を撫でる。思わず悩ましげな声を漏らするこるだが、それでも女神への祈りを果たせば。その身に纏う乳白色のオーラが拡散し船上へ走り広がってゆく。直後に見えるは、空間へ生じる歪み。
「ふぎゃ!?」
「ぐぅ!?」
そして、るこる目掛けて飛び掛らんとしていた牡丹達が、放った手裏剣諸共ほとんど垂直落下。膨れ上がった胸から甲板に衝突した。続いて襲い掛かるは、るこるに向かっていたはずの海藻触手達。
「んひぃぃ!?や、やめるでござるぅぅ!?」
「ひぁ、はひぃ!?なんでござるかこれはぁぁ!?」
触手に絡みつかれ、あらぬ処へ潜り込まれて悶える牡丹達。触手はそのまま、彼女達を船縁から海中へ引きずり込んでゆく。
「はふぅぅ、うまくいきましたねぇ…んふぁぁぁっ」
ユーベルコードによる触手の魅了と、牡丹達への攻撃がうまくいき、一息つくるこるであったが。その吐息は変わらず絡まり続ける触手により、安堵だけでない快楽の色が混ぜられる。魅了なので、るこるに迫ってくるのは無理からぬ話である。腕に嵌めた戦輪で斬り裂き脱出。
「やはり、此方が取り込み中でもお構いなしみたいですか…!」
「ちぃ、この触手相変わらず面倒だな!こうなりゃ!」
一方ハロとグァーネッツォは、牡丹達の攻撃を捌く傍らで触手とも交戦していた。しかし流石に数の差から不利か、そう判断したグァーネッツォはユーベルコードを発動。手には炎帯びた手袋、首には氷纏うマフラー、そして足には雷放つ脚絆が装備される。
「これ滅茶苦茶高いヤツだし、使える時に使っていかないとな!」
これらは彼女が契約した商竜からレンタルしている品。契約にもレンタルにも少なからず金を払っているため、使わなければ勿体無い。そして今がその時だ。
「せぇいっ!」
雷の脚絆を装着した足で甲板を思い切り踏みしめれば、迸る電撃が周囲へと拡散。迫っていた海藻触手が一斉に感電し、力なくその場へ萎れ落ちる。だがそこへ牡丹達が投げ放った手裏剣が迫る。
「よし!後はこいつをこうして…こうだ!」
触手の一本を、十分な長さを保った状態で切断し振り回す。伸縮性と強度を兼ね備える触手は空裂きの唸りを上げて空中に踊り、飛来する手裏剣を悉く打ち落としてゆく。
「やりますね…さて」
その様を見届けたハロ。思い出したように振り返ると、その先の何もない空間へレイピアを突き出す。伴って奔る突風に、僅かな血飛沫が混じり。
「ぐあぁっ!?」
空を突いたかと思った空間が歪み、そこには牡丹の姿。レイピアの切っ先は彼女の肩を捉え、そして突風で船縁まで吹き飛ばした。
実のところハロ、海藻触手と交戦している間に、一部の牡丹達が姿を消して己を狙っていることを直感していた。しかしより確実にその居場所を捉え、有効打を叩き込むべく、敢えて攻撃の瞬間まで泳がせていたのだ。
周辺の空間に動く気配。単独の奇襲は不利と見たか、残る牡丹達が次々に仕掛けてくる。だが「来る」と分かれば対処は可能。先の刺突で生じた気流に乗って位置を取り、レイピアを縦横に振るえば。
「ぐわぁっ!」
「うくっ!」
「んあぁっ!」
迸る突風と共に、牡丹達の悲鳴、続いて吹き飛びながら現れる姿。吹き飛ばされた先で海藻触手に襲われるものも。
「こんなところですか…はぁんっ!?」
もう姿見えぬ牡丹の気配は無いか。確かめ一息ついたその瞬間。スカートの中に潜り込むぬめる感触。その隙を突いた海藻触手の再度の攻勢であった。
「ふぁ、っちょ、は、離して…っ!」
滑らかな太股に海藻が食い込み、その奥を目指すものも。うねる度にハロの唇が悩ましい悲鳴を漏らす。
「ってまたこいつら!油断ならないな!」
そこに戻ってきたグァーネッツォが竜骨斧を振るい、海藻触手を切断する。
「す、すみません助かりました。…あら」
解放され礼を述べるハロだが、ふと気付く。グァーネッツォの褐色の肌が微妙に上気していることに。それに、今己の太股を濡らすものと同じような粘液が至る処に…特に胸元や下腹あたりに。
「どうした?」
「い、いえ何でも。他の忍者達は…?」
己と同じような目に遭っていたなら尚更追求は無粋か。ハロは当初の疑問を飲み込み戦闘に話題を戻す。
「ああ、触手で簀巻きにして海に投げ込んでやった。触手も暫くはあっちに行くだろ」
「な、なるほど」
オブリビオンに情けは無用とはいえ、なかなか容赦のない手段であった。
「ふぁ、んぁぁぁっ♪くぅぅ、ちょっと魅了効きすぎで…はぁぁんっ」
と、その時聞こえた声はるこるのものだ。二人が見たそこには、空中で海藻触手に全身至る処をまさぐられるるこるの姿。魅了の効果が高すぎたのか、海藻触手は牡丹そっちのけでるこるに群がってきているらしい。各種フローティングシステムでの迎撃も追いついていない様子。
尤も、魅了は牡丹達にも効いているらしく。彼女の足元で、味方同士で乳をぶつけ合い争う姿が見えた。
これは援護が必要か。グァーネッツォとハロは頷きあい、るこるの元へと駆けてゆく。程なく、この地点の忍軍を全滅せしめることに成功した。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
子豚・オーロラ
そう、あなたたちがここの豚房流ね
いいわ、こちらも豚房の技で相手してあげる
豚房流剣士オーロラ、参る!
戦闘では五刀を振って【2回攻撃】に【なぎ払い】や【範囲攻撃】を使い一度に多数を相手にするわ
敵の手裏剣や近接攻撃は【武器受け】で対処
特に警戒したいのは姿を消して忍び寄ってくる奴ね
他の奴の動きから【見切り】【第六感】で奇襲を予測
【爆乳白刃取り】で相手自身を白刃取り、透明になれないようにしてやるわ
捕まえたやつはそのまま触手に渡して海中に持っていってもらおうかしら
そのために自分に絡む触手はあえて【恥ずかしさ耐性】で放っておきつつ、【怪力】で踏ん張っておくわ
顔を赤くして喘ぎ声と雫を漏らすくらいは仕方ないわね
「そう、あなたたちがここの豚房流ね」
「お主も豚房流でござるか。なれど任務とあらば排除するのみ」
「構わないわ、私も最初からそのつもりだもの」
様々な世界で形は違えどその名が聞かれる豚房流。同じ名を冠した剣術を修める子豚・オーロラ(豚房流剣士・f02440)は並居る豚房流忍者達に宿縁じみた因縁を感じる。
何故異なる世界でも同じ流派の名が聞かれるのか、疑問は尽きねども。まずは目の前の彼女達を打ち倒すのが先決であろう。
両手に双握剣、両胸に双丘剣。そして下腹に陰剣。この五刀流こそ豚房流剣術の真髄。即ち、その技の全てを以てかの忍軍を打ち倒すというオーロラの意思である。
「豚房流剣士オーロラ、参る!」
双握剣を頭上で交差させ、腰を落とし両足で力強く甲板を踏みしめながら、名乗り上げるオーロラ。
「いざいざ覚悟めされよ、豚房流剣士!我らが技、骸の海への渡し賃とするが良し!」
応えるように駆け、跳ぶ牡丹達。その胸が弾むと共に、空を裂き無数の手裏剣が飛来する。
「おおぉぉぉぉぉぉぉんっ!!」
対抗するかの如くオーロラも双房を揺さぶる。雄叫びと共に力強く振るわれた双丘剣が、手裏剣を打ち落としてゆく。
忍者刀を構え近接戦を挑む牡丹達だが、そこまで来ればオーロラの間合いだ。
左右から来たる牡丹、左の者を左掌剣で斬り払い、次いで右の者へは振り向きざまの右房剣で斬り倒す。
更に迫るは三名の牡丹。双握剣を大きく広げ一回転、二人を斬り裂く。身を屈めかわした一人には、遅れて振るわれた双丘剣の斬撃が見舞われる。
斬り倒された牡丹達には海藻触手が絡みつき、海へと引きずり込んでゆく。オーロラにも海藻触手が絡むが、動きの阻害にならぬ分は捨て置く。羞恥など問題ではない。
「――ここね」
オーロラが呟く。数の利があるとはいえ不利な近接戦を敢えて挑むのは、そこに本命を紛れさせる意図があるのに他ならぬ。そして仕掛けてくるならば――今。
膂力で海藻触手を引っ張りながら徐に振り向き、左右の手で己の双丘を割り開く。露となる深き谷間。自ら一歩踏み込み「それ」を捉えにかかる。
「豚房流剣術奥義の一、爆乳白羽取り!ふんぬぅっ!!」
そして双房を閉じれば、何かを挟んだ手応え。やがて胸元の空間が揺らめき、そこに現れたのは牡丹の姿。肉丘の内側に、忍者刀握る手が挟み込まれている。
「ま、まさか我らの策、見切られ――」
「ぬおぉぉぉぉぉんっ!」
皆まで言わせず、乳力込めて逆回転。勢いのまま、牡丹を海まで投げ飛ばす。
「さあ…次は誰が来るかしら?」
再び力強く構えながらオーロラ。その脚を、一筋の粘液が滴り落ちていった。
大成功
🔵🔵🔵
菫宮・理緒
【恋華荘】
忍者……あれ忍者なの?
明らかに動きづらそうなんだけど!
と、自分にはないものを見て黒オーラモード。
いちごさんにお洋服はつくってもらいましたが、
ダイレクトに大きさが解ってしまって、
なかなかの精神的ダメージです。
こうなったら【虚実置換】で相手の胸をぺったんにしていこう。
サイズも攻撃力も奪ってやる-!
って、あれ?
海藻に巻きつかれてる忍者もいる? 忍者と仲間じゃないのか!
それなら忍者を船縁で戦わせれば、海藻の標的にって遅かった!
作戦実行しようとしたところを海藻に巻きつかれて、身動きを封じられ、
締め上げられていたところを、いちごさんに助けてもらいます。
けどいちごさん、そんな力強く揉む、なんて……
アイ・リスパー
【恋華荘】
「ええっ、敵ですかっ!?
いま何も着てないのにっ!?」
ええとっ、何か身体を隠すものは……
これしかないなら仕方ありませんっ!
海藻触手を胸と腰に巻いて戦闘ですっ!
い、いちごさんに見られるくらいならっ!
「って、ええっ、い、いちごさんっ!?」
そこにいちごさんが作ってくれた服が装着され
服の中を触手が這い回ることに。
「と、とにかく、その目障りなものをいちごさんの目の前から排除してあげますっ!」
海藻触手に撫で回されつつも敵の胸に憎しみに沈んだ瞳を向けて【マックスウェルの悪魔】で作り出した氷の弾丸を撃ちますが……
「きゃ、きゃああっ」
刀で服を斬り裂かれ、触手に全身に絡みつかれて悲鳴を上げるのでした。
セナ・レッドスピア
【恋華荘】
あぶない海藻触手を何とか振り切ったと思ったら
あぶない忍者たちが!?
それに私達にそのおむねアピールは…
すぐそばにいる理緒さんとアイさんから凄いオーラが出てるような…
というか私も思う所が出来ちゃうサイズですので
血は血へ・暴喰者形態で攻めていきます!
でもちょっと冷静さに欠けていたせいか
海藻触手が絡んできて…!?
そしてそこに敵の攻撃が…!
でもそちらにも海藻触手が絡んでるみたいで
ダメージは…
って、服には届いちゃってて!?
そうして服を破かれちゃって、身体にダイレクトに海藻触手が!
いけない声を上げちゃいながら悶えてる所を
いちごさんが助けてくれますが…
勢い余っていけない所を掴まれちゃうかも!?
彩波・いちご
【恋華荘】
…とりあえず皆には【異界の服飾】で着替えを
アイさんや理緒さんのいる状況で口走る真似はしませんが…造形美とか被写体的な意味では胸が大きい方が好みです
でもさすがにこれはないです!
ここまで大きすぎるのは美しくないですっ
…皆の怒りのオーラが怖いので、好みの話は口に出しません
でも皆さん頭に血が上って心配なので、ここは私が前に出ます
【異界の顕現】で3尾になり、敵の乳に惑わされない姿を見せて皆を安心させ、殴る蹴るで海藻触手に吹き飛ばしますっ
皆が海藻触手に捕まって?!
依代体のパワーで海藻ちぎって皆を助けます
変なところ触ったらごめんなさいっ
でも、あれよりは、例え薄くても皆さんの胸の方が好きです(ぽそっ
「はぁ、はぁ…な、なんとかなかった…でしょうか…」
海藻触手相手に色々大変なコトになっていた恋華荘の面々。セナ・レッドスピア(blood to blood・f03195)が立ち上がり、肩で息をする。今のところ新たな海藻触手の襲撃はなさそうだ…と思いきや、新たな敵が現れたとの報せが届く。
「えぇっ、敵ですかっ!?いま何も着てないのにっ!?」
焦りの声を上げるアイ・リスパー(電脳の天使・f07909)。アイのみならず、恋華荘の女性陣は先程の海藻触手との乱闘の末に着衣が全て溶けてしまっていたのだ。
「さ、流石に裸で戦うのは恥ずかしい、ねー…」
菫宮・理緒(バーチャルダイバー・f06437)も当然全裸。得物のタブレットは無事だが、このまま戦いに行くのは流石に抵抗がある。
「え、ええとっ、何か身体を隠すものは…」
アイが辺りを見回すが、着衣の代わりになりそうなものというと…。
「…これしかないなら仕方ありませんっ!」
掴んで己の胸と腰に巻いたものは、先程まで格闘していた海藻触手の残骸。海藻水着というのはある種王道であるが、しかしこの海藻触手、切り離されて少なからぬ時間が経っているにも関わらずまだ動く。
「あ、アイさん大丈夫ー…?」
「んっ、ぁ、あんまり大丈夫じゃないです、けど…い、いちごさんに見られるくらいならっ!」
敏感な部分に触れるらしく、小刻みに身を震わせるアイ。これはこれで戦いにくそう…と理緒が心配そうに見ていたところに。
「み、皆さん、着替えを作りましたのでこちらを着て頂けたらと…」
申し訳なさそうな顔の彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)が、ユーベルコードで作成した三人用の服を持ってきた。何しろ彼女達が裸になってしまったのは、いちごのユーベルコードが原因なのだ。責任を感じるのも無理からぬ話である。
「あ、ありがとうございますっ。これで何とか…!」
早速袖を通すセナ。溶かされた服とほぼ同じデザインのそれはサイズもぴったり。問題なく戦えそうだ。
「あ、い、いちごさんありがとうございま…って、しまったー!?」
アイも早速その服を着るが、ここで彼女のうっかりが発動。触手水着を脱がずに服を着てしまったのだ。結果、服の下でぬるぬるの触手が這い回るという、これはこれで大変な状態になってしまった。
「ああ、アイさんったら…って、もう敵が来ます!迎え撃ちませんと!」
制止できなかったという顔のいちご。だがもう敵は間近。触手を外す暇のないまま、迎え撃つコトになるのであった。
「――貧乳が四匹。なれば不要にござるな」
「然様。疾く仕留めてくれよう」
そして現れた豚房流忍軍『子豚・牡丹』達。巨大なる双の肉丘を胸に具えた彼女達の姿に、恋華荘の面々は衝撃を受けた。
「な、なんなんですかあのあぶない忍者たちは!?あ、あんなにおむねをアピールしては…」
セナもやはり驚きを隠せない様子であったが、彼女にはそれ以上に気にかけることがあった。傍らの仲間達を見る。
「忍者…あれ忍者なの?明らかに動きにくそうなんだけど…」
いちごに作ってもらった服の胸元を撫でながら、理緒。
「一体何なんですかそれは…目障りにも程がありますよ…」
海藻触手の蠢きが齎す刺激も一時忘れた様子で、アイ。
(ああ、やっぱり…お二人から物凄いオーラが出てます…)
セナの危惧した通り、二人は憎悪なのか嫉妬なのか、とにかく黒く重い負のオーラを立ち上らせていた。何しろこの二人、胸が無い。理緒はまだどうにか膨らみがあるが、アイに至っては絶望の壁と書いて絶壁と読むレベルで、無い。故に、このように豊満な胸を見せ付けてくる敵には人一倍殺意が滾るのだ。
「というか私も思う処が出来ちゃうサイズですけど…!」
憎悪という程暗くはないが、セナも闘志を滾らせ愛用の血槍を構える。彼女の胸もまた、絶壁という程ではないものの慎ましやかであることに違いは無い。
「乳無き者は乳有る者を羨み妬む。無理からぬ事にござる」
「哀れなり乳無き者、その嫉妬を抱き果てるが良い!」
対する牡丹達はその敵意を受け流すかの如く跳躍し、無数の分身体を放つ。それは胸に忍者刀を装着した、小さな牡丹の分身。だが身長に比した胸の大きさは本体に劣らない。
「巨乳のうえに更に巨乳を呼び出すとか当て付けにも程がありますよっ!!」
アイは叫ぶ。彼女にとっては悪夢としか言いようのない光景だ。エントロピー操作プログラムを起動、前方の空間の熱量を急速に奪うことで水分を氷弾と化さしめ射出する。耐久力に劣る分身が氷弾を受け、次々と消滅していく。
「その巨乳、サイズも攻撃力も奪ってやるー!」
理緒はタブレットに己未満の貧乳と化した牡丹の姿を描きだし、ユーベルコードで牡丹本体と置換。突如胸の膨らみを奪われた牡丹は驚愕し、次いで絶望し、そのまま骸の海へ還っていく。彼女達にとって、アイデンティティの喪失はそれ程の衝撃であったらしい。
「流石にこれは頂けないですよね…!」
セナも血槍を振るい、時には脚を血の獣の顎と変じせしめ、以て牡丹の分身体を噛み砕いていく。
(造形美とか被写体という意味では、胸は大きい方が好みですけど…)
一方、三人が好意を寄せるいちごは。どちらかといえば巨乳好きだった。尤も、二人が胸の無さを気にしていることは理解しているので、それを口に出すことはない。何より。
(さすがにこれはないです!ここまで大きすぎるのは美しくないですっ)
牡丹達のようなあまりに大きすぎる胸も、それはそれで好みから外れる。バランス良く整った程好い巨乳、それが彼の理想の模様。…尤も、彼女達の怒りのオーラが怖いのでやはり口には出さないが。
その一方で。あそこまで頭に血が上っている様子だと、冷静さを欠いていそうで、いちごは心配になる。やるしかない。
「いあ…いあ…無限無窮の最奥より、夢見る力をこの内に…」
一歩踏み出しながら、唱えるは理を冒涜するかの如き呪文。いちごの瞳が異様な輝きを帯びると共に、尻尾が元々生えていたものに加え更に二尾が生え。合計三尾となる。
自らに宿る異界の邪神の力の限定解放。増えた尻尾は邪神の侵食の証。己の身を深淵へ傾けてでも目的を果たさんとする意思の証。
「……皆さんは、私が守りますっ!」
一歩踏み出せば、それは瞬く間に疾走と化し。気付いた牡丹達が一斉に手裏剣を飛ばすも、意に介さぬかの如くその只中を突っ切り。速度を乗せた跳び回し蹴りが、牡丹達を纏めて海へと吹き飛ばした。
一方の女性陣は、いちごの危惧通り危機に陥っていた。
「きゃぁぁっ!」
アイの悲鳴。氷弾の弾幕を突っ切った分身体が忍者刀を振るい、彼女の着衣を切り刻む。更に襲いくるのは海藻触手だ。牡丹分身体数体を巻き込む形で彼女に巻きつき拘束する。
「よ、よりによってこんな…ひゃぁんっ!?」
複数の爆乳が押し付けられるその状態。更に残る着衣の下で蠢く海藻触手の刺激。アイの瞳から光が消えかけたその時。
「アイさんっ!!」
そこに駆けつけたいちご、牡丹分身体を排除し海藻触手を引き剥がす。強化された腕力を以てすれば、伸縮性に優れる海藻触手も引き千切れる。
「あ、い、いちごさ…って、きゃーっ!?」
一番欲しかった救援に、感極まって涙が浮かびそうになるアイ…だったが。よく見れば胸元が丸出し。どうやら着衣を斬り裂かれ露となったところに、いちごが触手水着を引き千切ってしまったらしい。
「ご、ごめんなさーい!?」
「くっ、ふぁ、あぁんっ…!や、もう…!」
セナもまた、着衣の下に入り込んだ海藻触手に悶えていた。
分身体に着衣を裂かれ、それ自体は海藻触手に締め上げられ消滅したものの、セナもまた襲われていたのだ。
「セナさん、大丈夫ですか…!?」
尚も迫る海藻触手を引き裂きつつ、いちごが駆けつける。触手を引き剥がし、安全なところへ抱え連れて行く…のだが。
「あ、あのいちごさん、手が…」
「え?…あぁっ!?ご、ごめんなさい…!」
その際、片手がセナの胸をがっちり掴んでいたことに、移動し終わったところでようやく気付いたのだった。
「うぅっ、もうちょっと早く気付いてればこんなことには…!」
理緒もまた、海藻に巻きつかれ、締め上げられていた。周囲には同じように巻き付かれた牡丹達が複数。
海藻触手が牡丹達にも襲い掛かっていることに気付いた理緒、牡丹達を船縁に誘導しようとしたのだが、実行に移すより先に海藻触手が襲ってきたのだ。
牡丹達も海藻触手に弄ばれ戦うどころではないが、理緒も似たような状態。このままでは海中に引きずり込まれかねない。
「理緒さん…!良かった、間に合った…!」
船縁まで引きずられたところに、いちごが到着。海藻触手を引き千切り、理緒の自由を取り戻す。が、理緒の表情が何やらおかしい。
「…い、いちごさん…」
頬を赤らめ、潤んだ瞳でいちごを見上げる理緒。何かされてしまったのか。いや。
「…そんな、力強く揉む、なんて…」
「はっ!?ご、ごめんなさーい!!」
海藻触手を引き千切る過程で、理緒の小さくも確かな膨らみを鷲掴みにしていた。
ともあれ、自由を取り戻した四人は、そのまま触手に襲われていた豚房流忍者達を殲滅。爆乳は滅びた。
「…あれよりは、例え薄くても皆さんの胸の方が好きです」
そんないちごの呟きを、女性陣が聞いていたかどうかは、定かではない。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘NG
残虐描写NG
WIZ
美味しそうな子達ね❤
くノ一にはくノ一で対抗するわ♪
『愛の想起・妖狐桃源郷』で72人の妖狐忍を召喚。
同性をも魅了する甘い香りと共に
彼女達との交わりを見せつける
貴女達も、一緒に愛し合いましょ❤
【催眠術・全力魔法】を乗せた【誘惑】で魅了。
UCで隠れていた子達も、姿を現して交わりに加わる。
敵味方を問わず襲い掛かる海藻が
胸や局部、お尻を愛撫して【気合い】が漲るわ❤
あっ❤ これイイっ❤
もっと、もっとほしいのぉっ❤❤
海藻のヌルヌルをローション代わりに全身を擦り付けたり
胸の先端や局部にしゃぶり付いて【慰め・生命力吸収】
妖狐忍軍も快楽責めと精気吸収のプロ。
牡丹達を骨抜きにしちゃうわよ❤
居並ぶ豚房流忍者達を前に、ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)は恍惚と笑みながら頬に手を当てた。
「美味しそうな子達ね…v」
大きく突き出た双丘に熱っぽい視線を向けつつ、片手を掲げ。
「忍には忍、よね。…花園へ誘う、魅惑の妖狐達。おいでなさい」
告げれば、背後に音も無く姿を現すは忍び装束の妖狐達、総勢72名。彼女達全員の身体から溢れ出す甘い香り、魅惑の淫気が甲板を包む。
「あは…良い子ねv…貴女達も、一緒に愛し合いましょ?」
寄り添う狐忍達の柔肌の指を這わせながら、牡丹達へ誘いをかけるドゥルール。その瞳が桃色の光を帯び、牡丹達の瞳を射抜く。
「…ぅ、あ…わ、我ら…は…」
「あぁ…任務、ではないのに…斯様な…」
本来の使命との間で葛藤しながらも、心身双方での誘惑に抗えず、一人、また一人と戦意を失いドゥルールのもとへ歩み寄る。姿を隠していた者も、ユーベルコードを解除し加わってくる。
「ええ、ええ。どうぞおいでなさい…さあ、皆で楽しみましょうv」
ドゥルールの宣言と共に。鉄甲船の甲板の一角にて、宴が始まった。
狐忍が、豚房忍が、交わり、悶える。
その中心で快感を享受していたドゥルールの目に、皆へ迫る海藻触手が映る。
だが拒みはしない。寧ろ宴に新たな愉しみを齎すために招き入れる。
「あっvこれイィっvもっと、もっとぉぉv」
海藻触手が齎す刺激を堪能し高く甘い声を上げるドゥルール。
忍び達もまた、海藻触手を受け入れ歓喜に鳴き震える。
狐忍は己の手管に加え、生気吸収の術も交えて、肉体的にも精神的にも牡丹達を攻めたてていく。
「あはぁ…v愉しかったわよ、皆…v」
どれ程の時間が経ったろうか。ドゥルールが一先ずの満足を覚えた頃には、豚房忍軍のその場にいた全員が、すっかり骨抜きになってしまっていたとか。
成功
🔵🔵🔴
シャーリー・ネィド
【かにかま】
Σでかっ!?
チェルノさんも忍者だからあれ、できる?(指差し)
遊んでないで反撃だよっ!
せっかくだから忍者のみなさんにもボクたちの恥ずかしい思いをおすそ分けしてあげるねっ
【バトル・インテリジェンス】で自分の身体を操らせてブラスターの【乱れ撃ち】とフォースセイバーの【2回攻撃】で忍者の攻撃を防ぎながら
その間に【視力】で海藻の動きを観察して【フェイント】+【罠使い】で襲ってくる忍者を海藻の方に誘導してしばらく遊んでもらう
(※アドリブ大歓迎&NG無しです)
在原・チェルノ
【かにかま】
そ、そんなえっちな忍術なんて忍者への風評被害よ!
あたしそんなのできないから!
流星忍姫チェルノ、参ります!
…っ!やるわね
伊達に忍者は名乗ってないって事ね
でも、あたしだって負けないわよ!
【聞き耳】と【第六感】で姿を消した忍者の気配を察知して襲い掛かろうとしたところを【カウンター】の【雷刃無尽】!
(と、忍者相手に熾烈な攻防を繰り広げているけど海藻の存在をすっかり忘れてて)
ふええっ!?
(忍者ともども海藻の餌食に)
シャーリーちゃん、ウィーリィくん、たーすけてー!
※NGなし・アドリブOKです
ウィーリィ・チゥシャン
【かにかま】
最初に言っておく。
しまえ!かくせ!目の毒だから!
飛来する手裏剣を【フェイント】で躱し、シャーリー達に向かった攻撃は鉄鍋の【盾受け】で【かばう】。
防戦一方なのは奴らの胸から目を逸らすため……だけじゃない。
本当の狙いは、奴らが念力で手裏剣を操作するのに集中させる事でその注意を海藻から逸らす事。
シャーリーと連携して奴らを海藻の方向に誘い込み、捕まったところで【飢龍炎牙】で一網打尽!
(※アドリブなどはお任せします)
「最初に言っておく」
現れた豚房流忍軍に、ウィーリィ・チゥシャン(鉄鍋のウィーリィ・f04298)は真顔で言い放つ。牡丹達の視線が彼へ集中する。ウィーリィ、暫し小さく身を震わせ。
「…しまえ!かくせ!目の毒だから!」
一気に顔を朱に染めて叫んだ。目の前に並ぶ柔肉大山脈連山、年頃の少年であるウィーリィには成程、目の毒と言えよう。
「不要なり。此こそは我らが豚房流忍術の武器。敵を前に得物を収める理由など無し!」
牡丹の一人が答え、誇示するようにその双丘を揺さぶってみせる。と同時、胸から放たれた手裏剣が唸りを上げてウィーリィへ迫る。
「うおっ!?」
驚きつつも、鉄鍋を背中から引き出し盾として手裏剣を弾くウィーリィ。
「でかっ!ってか凄っ!チェルノさん、あれできる?忍者だよね?」
その技と、それを為した双丘に驚愕するシャーリー・ネィド(宇宙海賊シャークトルネード・f02673)。思わず隣の在原・チェルノ(流星忍姫チェルノ・f06863)に振る。確かにチェルノも忍びの技の使い手ではあるが。
「あ、あたしあんなのできないから!」
当然の如くチェルノは否定する。いくらチェルノが忍者で、かの豚房流忍者に負けないバストの持ち主であるとはいえ、普通はやれるものではないのだ。
「あんな忍術、忍者への風評被害よ!流星忍姫チェルノ、参ります!」
名乗りを上げれば、硝子じみた材質の手裏剣を複数枚同時に投げ放つ。一瞬煌いたそれは光学的な作用によってか不可視の状態となり、高速で牡丹達へと迫る。
「なんの!豚房流忍術・乳手裏剣!」
だが牡丹達は一斉にその双房を思い切り揺さぶり、重量感溢れる躍動を見せる胸から無数の手裏剣を撃ち放つ。それはチェルノが放った硝子手裏剣を撃ち落とし、そればかりか三人目掛けて飛び迫る!
「させるかっ!」
ウィーリィは再び鉄鍋にて手裏剣を防ぎ。
「…っ!やるわね、伊達に忍者は名乗ってないって事ね!でも、あたしだって!」
己の手裏剣をあっさり撃ち落とされ驚きつつも、フォースセイバーを抜刀し斬りかかってゆく。
「おっけー、反撃するよ!」
シャーリーは残った手裏剣をブラスターで撃ち落とすと、戦術AIドローンを召喚。己の身体はその操作に委ね、意識を戦況把握に振り向ける。見れば、海藻触手が再び這い出てきていた。
乱射されるブラスターが、牡丹達の放つ小型分身体を撃ち落し、本体が忍者刀で斬りかかってくればフォースカトラスを抜き切り返す。
「任せた、シャーリー!チェルノ!守りは任せておけ!」
執拗に放たれる手裏剣を、ウィーリィは鉄鍋をもって防ぐ。その丸みを利して、巧みに受け流してゆく。
「忍者としてここは負けられないんだから!」
叫ぶと共に繰り出された突きは流星の如く鋭く。牡丹の身を貫き、仕留めてみせた。
「っ!」
その直後、左方に殺気を感知。素早く飛び退けば、それまでチェルノがいた空間が不自然に揺らめく。姿を消しているか。
「だけど、あたしには見えてるんだからね!闇を斬り裂け、雷の刃!」
ユーベルコード発動、雷撃の手裏剣が降り注ぎ、姿を消していた牡丹もそうでない牡丹達も纏めて消し飛ばしてゆく。
「如何した、防戦一方でござるか!或いは我らの忍術を直視できぬか!」
シャーリーを狙い双房を揺さぶり手裏剣を放ち続けながら、牡丹の一人がウィーリィを挑発する。攻めに転じさせて守りを崩そうという腹か。
「それは…なくもないけど!だが俺達が守ってばかりだと思ってたら大違いだぞ!」
「強がりを!」
牡丹は吼え、シャーリーの放ったブラスターを横跳びでかわす。そして着地の勢いで揺れる肉丘から手裏剣を放…とうとして『それ』に気付いた。
「…ぬ、これ…は…ひぁぁぁぁぁ!?」
それは無論のこと、海藻触手。これこそがウィーリィとシャーリーの狙い。防御と牽制に徹しながら敵の意識を引き付け、海藻触手が襲い掛かる隙を作り出しにかかっていたのだ。
「折角だから、みんなにもボク達の恥ずかしい思いをおすそ分けしてあげるねっ」
策は見事に成功。牡丹達は次々と触手に捕らわれ、先程シャーリー達がされたように全身を這い回られ、嬲られる。響き渡る、高く甘い声。
「ふえぇっ!?ちょ、ま、またぁ!?いやぁぁぁ!」
…その中に、海藻触手の存在を完全に忘れてしまっていたチェルノも混ざっていた。
「っちょ、チェルノさーん!?」
「シャーリーちゃんウィーリィくん、たーすけてー!?」
「何やってんだよもー!」
慌ててチェルノ救出に向かう二人であった。彼女の身に絡みついた海藻触手を斬り裂き焼き切り、どうにか海藻群から引きずり出せば。後に残るは悶える牡丹達だけだ。
「よし、こいつで仕上げだ!喰らい尽くせ、炎の顎!」
ウィーリィが大包丁を振り上げれば、迸った炎が龍の姿と変じ、海藻触手諸共に豚房忍者達を焼き焦がす。触手の攻めにすっかり弱らされていた彼女達に、もはやそれを耐える力は無く。
以て、この場に現れた豚房流忍軍は全滅したのである。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
第3章 ボス戦
『破洵』
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POW : 欲界顕現・い
自身が操縦する【精を喰らい快楽を貪る妖術】の【精を喰らう快楽テクニック】と【誘惑の甘やかし技術】を増強する。
SPD : 欲界顕現・ろ
自身の【魔術刻印】が輝く間、【精を喰らい快楽を貪る妖術】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
WIZ : 欲界顕現・は
【精を喰らい快楽を貪る妖術】が命中した対象を治療し、肉体改造によって一時的に戦闘力を増強する。
イラスト:さいばし
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠二色・ありす」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
豚房流忍軍を全滅せしめた猟兵達。されど未だ海藻触手の襲撃は止まず。引き続き対処に奔走する中、『第七天へ渡る鴉』号は海域の更に先へと進んでゆく。
やがて、行く手に何やら奇妙なものが見えてきた、と誰かの声が聞こえてきた。見れば、そこに浮かぶは紫色に輝く謎の球体。船首からの紫光は、この光球と繋がっていた。つまり、ここが目的地ということか。
船が光球の間近まで接近したその時、光球の中から光る人型が分離。ゆっくりと甲板へ降り立ったそこに現れたのは、白髪に白い耳と尻尾を具えた妖狐の少女――の姿をしたオブリビオンだ。
「――私は他化自在天の主、破洵。全てを許し、受け入れるもの」
身構える猟兵達に、そのオブリビオン…破洵は穏やかに、そして淫蕩に微笑みながら名乗りを上げる。
「ここまでよく頑張りました、皆さん。ここが皆さんの旅の終着点ですよ」
どういうことか。怪訝な顔をする猟兵達に、破洵はあくまで穏やかに笑みながら続ける。
「全てを忘れ、快楽に身を任せましょう。そうすれば、皆さんは自然と至上の楽土へと導かれゆくのです」
甘い破洵の言葉。だがそこに欺瞞が潜んでいることを猟兵は理解する。何故なら彼女はオブリビオン。その在り方はあくまで破滅のために。至上の楽土とは、過去をおいて他にあるまい。
「戸惑っているのですね。ですがご心配には及びません。私は全てを許し、受け入れましょう」
猟兵達の戦闘の意志を確かめても尚、彼女は微笑みと共に両腕を広げてみせる。猟兵達を蕩かせ、過去へと堕とすために。
そうはいかない。このオブリビオンを打ち倒し、この航路の先――更なる未来への道を切り開くのだ…!
「さあ…どうぞ、いらっしゃってくださ…ひゃうんっ!」
だがそこで、破洵の口から一際高い声が漏れる。太股に海藻触手が這っていた。
「…ふふ、此の子達は素直ですね。さあ、皆さんで楽しみましょう?」
しかしそれも心地よいとばかりに、気を取り直し言葉を続ける。彼女は海藻触手も拒まないようだが、何か利用はできるだろうか。
彩波・いちご
【恋華荘】
快楽に身を任せましょうとか…ちょっと、それは…(汗
理緒さん?!いい方ぁ!
そういう風に言われるこちらが恥ずかしくて赤面
せめて理緒さんアイさんセナさんは私が守ります
【異界の深焔】で、破洵ごと海藻触手も焼いていきますけれど
海藻にばかり気を取られていると欲界顕現・ろを受けてしまい
私もいろいろと理性がやばい事に…
なんとか捕まった皆を助け出そうと飛び込んで敵から引き剥がして皆を回収しますが…その際に皆に触れたことから私も彼女たちの身体に触れたい欲が…深焔で服焼失させてるし
駄目です、せめて手と口で皆を鎮めるまででとどめて
最後までは致さず我慢…
でもアイさんに迫られると…いえダメです、流されてはダメ…
アイ・リスパー
【恋華荘】
「うう……また服がなくなってしまいました……
こ、こうなったら魔法少女の格好に変身ですっ!」
【電脳の天使】でマジカル☆アイに変身しようとします。
はじめからこうすれば服の問題はなかったですね!
ですが、そこに欲界顕現・はが襲ってきて電脳魔術のプログラムが暴走。
バグによって【電脳の堕天使】が発動してしまい……
「ふふっ、一緒に楽しみましょう♪」
漆黒に染まった露出の多い魔法少女服で妖しく微笑み
破洵に快楽共有魔術と触手を放ちます。
「さあ、いちごさんも我慢はダメですよ?
一緒に果てましょう?」
仲間たちとも快楽をリンクし、触手や海藻によって快感を高め合いながら
我慢するいちごさんに甘い囁きを呟くのでした。
セナ・レッドスピア
【恋華荘】
快楽に身を任せる…
色々ひどい目にあった事は少なくないですけど
そこまでするのはやっぱりそうされてもいい人にお願いしたいので…
今はきっちりお断りいたしますっ!
血は血へ・暴喰者形態で海藻触手を喰らう事で蹴散らしつつ
破洵へ攻撃を仕掛けていきます!
…って、海藻触手が湧き続けるせいで破洵へ攻撃が届かず
【欲界顕現・ろ】を受けてしまい…
それでも何とかみんなを守ろうとしますが
うずうずしている身体では上手くいかず
みんなまとめて破洵に捕まってしまい
そのままいけないことを…
されてしまう前に、いちごさんが!
そして何とかみんな助けてもらいます
でもうずうずはまだ残ってるせいで
いちごさんに鎮めてもらうお願いを…!?
菫宮・理緒
【恋華荘】
『全てを忘れ、快楽に身を任せましょう』
いちごさんに懐けってことかな? それなら望むところだけど!
いちごさんがいる限り、海藻には堕ちないよ。
いちごさんのほうが気持ちいいし!
と、【虚実置換】で破洵といっしょにコンブを消してあげよう。
って、コンブどんだけいるの!
消しても消してもでてくるんだけどー!?
と、巻きつかれないことに気を取られていたら、
【欲界顕現・ろ】を受けてしまい、身体を火照らせてくたっとしてしまいます。
そのまま破洵につかまり、いろいろ奪われそうになるけど、
最後までされる直前、はいちごさんに助けてもらっちゃうね。
戦い終わったら、みんなでいちごさんにめいっぱい懐こう。
快楽に身を任せましょう。破洵の直球といえば直球なその言い草に、彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)はひたすらに赤面していた。
「その、ちょっと、それは…」
基本的には良識あるいちごである。そんなことを言われても素直に受け入れられるはずがない。
「海藻なんかには堕ちないよ、いちごさんのほうが気持ちいいし!」
「理緒さん言い方ぁ!?」
だがそこに菫宮・理緒(バーチャルダイバー・f06437)が爆弾を投げ込んできた。あまりに直球すぎる言い方に焦るいちご。
「…そ、そこまでするのは、やっぱりそうされてもいい人にお願いしたいですよねっ」
セナ・レッドスピア(blood to blood・f03195)も、その表現には赤面せずにはいられなかったものの、考え方そのものには同意の様子。
「ご心配には及びませんよ。そのようなことが気にならないくらいの快感を、与えて差し上げますから…♪」
破洵の言葉に従うかのように、大量の海藻触手が溢れ出し一行へと迫る。
「くっ、せめて皆さんは守りますから…!遠き星海にて燃え盛る神の炎よ…!」
女性陣に海藻触手を寄せつけぬように、といちごは異界の門から神の炎を放ち海藻触手を焼き払う。
「今はきっちりお断りいたしますっ!」
セナも腕を暴食の獣と変じさせ、炎を逃れた海藻触手を次々と食い千切ってゆく。
「だから触手はお断りなんだってばっ!」
理緒はタブレットを操作し、破洵も海藻触手もいない船上の風景を何度もペースト。都度触手を消していく。だが何らかの干渉があるのか破洵の姿は消えず。
「うぅ、またしても服を調達する間もなく…」
そんな中、もう一人の同行者――アイ・リスパー(電脳の天使・f07909)はまたしても全裸のまま戦うことを余儀なくされ途方に暮れていた。だがこの状況、凹んでばかりもいられぬ。
「こうなったら魔法少女に変身です!電脳プログラム『天使』起動!」
奥の手たる電脳プログラムを起動し、魔法少女『マジカル☆アイ』への変身を試みるアイ。変身が完了すれば魔法少女コスチュームが装着されるため、服の問題も解決できるという寸法だ…ったが。
「あら、素敵ですね。でも、こうするともっと素敵ですよ?」
そこに破洵が放った妖術。変身ヒロインの変身中に攻撃するというお約束破りはさておき、その効果は今のアイにとって致命的といえるものであった。
「…!?『天使』にクラッキング、データ改竄…!?こ、コントロールが…!?」
起動途中のプログラムが書き換えられ暴走、服装データのみならずアイ自身にまで干渉。アイの意識は闇に落ち、肉体もまた闇に堕ちていく。
「って、コンブどんだけいるのー!?」
消しても消しても次々沸き出してくる海藻触手に理緒の悲鳴が上がる。その数は三人がかりでも押し留めるのがやっとで、一向に破洵のもとまで進めない。
「ふふっ、無駄な抵抗はおやめなさいな…素直になれるよう、お手伝いして差し上げますね?」
そんな彼らの様子がいじらしくて。微笑む破洵。その身の魔術刻印が輝けば、高速で編み上げられた妖術が、三人の身体へと襲い掛かる。
「きゃうっ!?…ぅ、ぁ、か、身体が熱い、の…!」
己の身に溢れる強烈な疼き。理緒はその場に崩れ、脱力してしまう。
「う…くっ、皆さんのことは、私が…!」
セナはどうにか立ち続け、二人を守ろうと前に出るが、身体の疼きは誤魔化せず動きには精彩を欠く。
「ああ…はぁ、り、理緒さん、セナさん…!」
いちごに至っては心中に潜む欲望を抑えきれず、理性との間で格闘が起こる有様。
「さあ、どうぞ至上の楽土へ…」
そんな三人へ、海藻触手が迫る…と、その時。
「んぁぅっ!?」
横合いから放たれた光線が破洵に命中。思わずたたらを踏みながらも彼女が見たのは。
「電脳空間の深淵より。マジカル☆アイ、只今参上…です♪」
露出の高い漆黒の魔法少女コスチュームに身を包んだアイの姿が、そこにあった。
「アイさん…まさか、また…?」
だが明らかに様子がおかしい。いちごにはその様相に見覚えがあった。あれは確かアイの電脳魔術が暴走した際に現れる…
「さあ皆さん、一緒に楽しみましょう…♪」
普段のアイなら決して見せぬ淫蕩な笑みと共に放つは、電子データで構成された触手群。それは海藻触手と混ざり合い諸共に、破洵と、いちご達へ襲い掛かる。
「あぁんっ♪貴女、こんな欲求を隠していたのですねっ♪」
それが快楽を目的としたものと判断したが故か。抵抗せず触手に絡まれていく破洵。
「あはっ、ふぁ、あぁんっ♪ええ、皆でいっぱい気持ちよくなりたいですから…ほら♪」
その快感を自身も共有しながらアイ。先程破洵に放たれたのは、感覚共有の魔術。お互い、自分が感じた快感を相手にも与える代物だ。そして彼女は、それをいちご達にも放った。
「ふぁぁぁぁっ♪そ、そんなアイさんっ、こんなのはぁぁぁっ♪」
触手に飲まれたセナがあられもなく声を上げ。
「んくっ、ふぁ、は、あうぅ…っ♪」
理緒はくったりとしたまま、脱力したままに絡まれ、ただ断続的に甘い声を漏らすのみ。
「ううぅぅ…っ、だ、ダメです、こんな…っ!は、早く何とか…!」
感覚共有魔術で注がれてくる三人分の快感に悶えながらも、それが齎す衝動を堪えるいちごに、アイが傍らへ降りてきて囁く。
「ふふ、いちごさんも我慢はダメですよ…一緒に、果てましょう?」
そして、彼の下腹の滾りへ手を伸ばせば。
「ぅ…っく、はぁ、ああぁぁぁ…!」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁんっ♪」
最早我慢の限界を超え、暴発してしまういちご。それと同時に、アイと他三人分の高く甘く果てる声が聞こえてきたとか。
「くふぅぅぅっ、はぁ、んぁぁぁ…」
「んぁぁ、い、いちごさんっ…ま、まだうずうずします…っ」
「はぁ、はぅ、ふぅぅ…っ♪いちごさぁんっ…」
荒く息を吐くいちごの耳に届く、甘い声。見れば、セナも理緒も、物欲しげな瞳で己を見ながら懐いてくるかのように身を寄せてきている。
「ほら、お二人もいっぱいして欲しそうですよ…♪ですから、ほら…」
そしてアイの囁きが、いちごの理性を揺さぶって。
「…あああ、うあぁぁぁ…っ!!」
とうとう、いちごの理性は陥落してしまい。そのまま、三人へと襲い掛かっていってしまうのであった。
ただし、使ったのはあくまで口と手のみであったこと、そしてその行為は全て感覚共有魔術で破洵にもフィードバックされ少なからず彼女の体力を削ったという点は、いちごの名誉のため記しておくべきだろう。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
『効果弱め・効果時間長め』の『秘薬』を飲み【霊結】を使用、肉体と意識を或る程度乖離させておきましょう。
そして、此方も[誘惑]を返し「乗った」様に見せますねぇ。
その際は「海藻触手」を相手に巻き付ける等、一方的に攻められない様にしておきますぅ。
快楽を与えられたり「海藻触手」に絡まれ両手が封じられても、意識さえ無事なら『F●S』3種は使えますので、相手が隙を見せたところで[一斉発射]&[2回攻撃]を撃ち込みましょう。
場合によっては『効果極大』の薬を追加で摂取し胸やお尻を肥大化、下敷きにして動きを止めても良いですねぇ。
この船の行先は先になりますので。
ご遠慮させていただきますぅ。
「そうですねぇ、折角ここまで来たのですから…」
誘う破洵に対し、潤んだ瞳を向ける夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)。胸元から取り出した秘薬を呷る。
「…愉しませて、くださいねぇ?」
たっぷりと肉の乗った肢体をくねらせ、その豊潤ぶりを強調しながら破洵のもとへ。その様は、彼女の誘惑を受け入れてしまったかのようで。
「素直になってくれましたね。ええ、貴女に蕩けるくらいの快感を…」
豊満なるこるの身体を細身の破洵が抱き締めれば、破洵の身体は半ばるこるに埋まって。そのまま、己の妖術とテクニックを駆使し、るこるの肉体に快楽を注ぐ。
「ん、んっ、ふぅ…っ♪」
頬を紅潮させ、快感の声を漏らするこる。巨大に実った肉果が揺れ踊り、下腹から水音が響く。
海藻触手も群がって、るこるの、破洵の肉体へ絡み、弄び、快感をいやがうえにも加速させてゆく。
るこるもまた、一方的に快楽を与えられるだけでは、とばかりに破洵へ身体をのしかからせ、その身を撫で回す。
「ふふ、素敵ですよ…さあ、それでは仕上げと参りましょうか」
一頻り絡み合ったところで、破洵の笑みが深くなる。彼女にとってはここからが本番。るこるの精気を吸い上げにかからんと、より激しい攻めを…
「――それは、ご遠慮させて頂きますぅ」
その時。つい今しがたまでの蕩けぶりが嘘のような、るこるの沈着なる声。直後、破洵の肢体へ突き刺さるのは、肉体の内側でなく外側を焼き焦がす熱。
「きゃうぅっ!?」
それはるこるが脳波で操作する浮揚砲台、そこから放たれた熱線。最初に飲んだ秘薬の効果は、肉体と意識の一定割合での乖離。それによって、肉体を蕩かされながらも正常な思考を保った彼女。ここに至るまで、誘惑に乗った風を装い反撃の機を窺っていたのだ。
「あうっ、す、すっかり騙されたってワケですか…く、ぅんっ…」
破洵は逃れようとするも、海藻触手が絡まってうまくいかない。何より、るこるの身体がのしかかったままで。
「私達の目的地はもっと先ですので。貴女には、退いて頂きますねぇ?」
更に追撃をかけるべく、るこるは追加の秘薬を呷る。直後、元より巨大な彼女の双房が更なる肥大化を見せ――
「ふぎゃぁ!?」
己の身長にも迫る直径と化した超巨大乳果実が、破洵の身を押し潰した。
大成功
🔵🔵🔵
グァーネッツォ・リトゥルスムィス
苦痛に勝てても快楽に負けないのは難しいからな
しかも触手まで拒まないなんて強敵の予感だぜ
でも触手に油断しているとも言える
ウオーっと戦う振りしながら海藻触手に似た下半身の人外少女魅魔をこっそり召喚かつ精気を渡し、
ウワーやめろーと破洵の甘やかしの誘惑と海藻に捕まった振りして
海藻に混ざって魅魔の触手を忍ばせるぜ
はあん♪破洵様の妖術凄いっ♪もっとオレをダメにしてくれー♪と
迫真の演技?しながらも破洵に精気を奪われるよりも先に魅魔に精気を供給して魅魔を強化&魅魔の触手で破洵のエネルギーを吸って貰うぞ
だが、ああん……精気がカツカツで破洵と魅魔と海藻のトリプル責めからオレは生きて帰ってこれるだろうか……♪
「こいつは…強敵の予感だぜ」
海藻触手をも拒まず、快楽を齎さんとする破洵の在り方に、グァーネッツォ・リトゥルスムィス(超極の肉弾戦竜・f05124)は戦慄を隠せない。戦士たる彼女、苦痛に耐えられる自信はあるが、元より欲望に素直な性分ゆえ快楽に耐えられる自信はあまり無い。
「怖がらなくてもいいのですよ、ほら…」
そんな彼女を絆そうとばかり、差し出すように両手を伸ばしてみせる破洵。
「お断りだ!オレは戦士、お前はオブリビオン!なら、やることは一つ!うおおおおおお!!」
誘惑を撥ね退けるが如く吠え、竜骨斧を振り翳し突撃する。
「元気一杯ですね、大変結構なことかと。ですので…」
だが、破洵はそんな彼女を前にして両手を広げ。今まさに斧を振り下ろさんとした彼女を、先手を打って抱き締めてしまう。
「うわぁ、やめろぉ!?」
制止の声を上げもがくグァーネッツォだが、破洵の絶妙な指遣いが齎す心地よさの前に、徐々に抵抗は弱まっていき。その四肢に、海藻触手が絡まってゆく。
「はぁぁんっ♪破洵様凄いぃぃ♪ダメになっちゃうぅぅ♪」
「いいんですよ、もっと力を抜いて、もっとダメになっちゃってくださいね…♪」
そしてグァーネッツォは、すっかり破洵の手管の前に骨抜きとなってしまったかの如く、蕩けた声を上げて彼女に甘えていた。
(…あれ?さっきの元気のよさの割に、あまり精気吸えないような…)
しかし、そんな彼女を甘やかしつつも、破洵は違和感を覚えていた。妙に彼女から奪える精気の量が少ない。そう、まるで、自分以外の誰かに精気を奪われた後のような…その時である。
「…ふぁっ!?ぁ、こ、これぇ…!?」
己の身から、精気を吸い出される感触。破洵の身体がびくりと震える。見れば、己の身に絡む海藻触手の一つが…よく似ているが、これは別の触手…!
「みゃは☆やーっと気付いたのねぇ、お馬鹿さんっ☆」
触手の先には、幼い顔に釣り合わぬ淫蕩な笑みを浮かべた少女の姿。触手は、彼女の下半身を形成する一つであった。
「ぜぇ、はぁ…い、いいぞ、魅魔…そのまま、頼むぅ…」
彼女はグァーネッツォのユーベルコードによって呼び出された『魅魔』と呼ばれる存在。グァーネッツォは密かに彼女を召喚し、破洵に吸われる前にと、己の精気を与えていたのだ。
グァーネッツォから吸い上げた精気に比例し力を増す魅魔。今や、彼女の力は破洵にも比肩しうる程まで高まっていた。
「はいはーい☆あ、でも、あなたの精気も美味しいし後でまた頂戴ね☆」
「くっ、横取りなんてずるいです!私だって負けないんですから…!」
応じて精気を吸いだす魅魔。対抗して精気を吸い返そうとする破洵。そして絡みつき肉体を嬲りにくる海藻触手。
(こ、このトリプル責め…オレ、生きて帰れるだろうか…♪)
半分意識が飛びかけ、朦朧とする中、グァーネッツォはそんなことを考えていたとか。
成功
🔵🔵🔴
ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘NG
グロNG
POW
全て受け入れてくれるという事は
当然、私の愛も……よね❤
真の姿で背中に黒炎の翼。
守護霊の憑依【ドーピング】と『欲望解放』で更に戦闘力を高め
破洵に抱きつき、濃厚なキスと共に
胸や局部を愛撫して【慰め・生命力吸収】
最初は彼女のテクニックと精気吸収に押されても
私のUCは愛欲が昂ぶれば昂ぶるほど戦闘力が増すの。
イかされても更に【気合い】が燃え上がるわ!
やがては快楽責め・生命力吸収ともに私が上回り
【学習力・見切り】で相手のテクニックを模倣したり
【念動力】で海藻を操って前後の穴を犯したり❤
最後は【怪力】で押し倒し
【属性攻撃】の雷を纏った指で乳首を弄びつつ
局部にディープキスして生命力吸収❤
「そう、全て受け入れてくれるっていうことは…当然、私の愛も、よね?」
破洵の言葉を受け、嬉々として微笑むドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)。オブリビオンは倒すべき敵ではなく保護すべき対象と認識する彼女にとって、その誘いは願ったりなものだ。
「勿論です。互いに愛しあい、与え合い、貪りあいましょう…♪」
破洵の雰囲気がより淫靡さを増す。ドゥルールも応えるかのように、背より黒炎の翼を広げた真の姿を現し、己が身に守護霊を降ろす。その身は一糸纏わぬ裸体、辺りには月下香の花弁が舞う。
「嬉しいわ…♪ええ、めいっぱい愛し合いましょ♪」
そしてドゥルールと破洵は抱き合い、唇を重ねる。舌を絡めあう濃厚な接吻の合間に、互いの肢体を撫で擦り、快感を交換する。
その一方で、両者は互いにその精気を吸いあい、奪い合っていた。敵しあうのではなく、求め合うが故の戦い。
「んく、っちゅ、ふぅぅ…っ♪んふ、美味しいですよ、貴女の精気…♪」
基礎能力の差ゆえに、優勢なのは破旬。ドゥルールの精の味わいに嬉しげに微笑むが、そこで違和感に気付く。
(随分と頂きましたけど…それにしては、衰弱した感じがないですね)
精気を吸われて衰弱していっているはずが、目の前のドゥルールは寧ろ漲ってきているようにすら見える。
「あはぁ、嬉しい…っ♪こんなにいっぱいして貰えるなんて♪もっともっと、愛し合いましょう♪」
その理由は、彼女が発動したユーベルコード。今の彼女は、愛欲の高まりと共にその戦闘力が増していく状態。互いに愛し合い、求め合う今の状況においては、行為を重ねるたびに加速度的に強くなっていく、と言えるのである。
「っ!?あ、貴女、ここまで…!?」
再び触れたドゥルールの指に、破洵の身体が大きく震える。交わりだした当初とは別人のような刺激。己のテクニックも学習し模倣しているというのか。
これは拙い。一端退こうとした破旬に、ドゥルールが飛び掛る。膂力を全開として、海藻触手でいっぱいの甲板の床へと彼女を押し倒す。
「さあ、貴女の全部、私に食べさせて頂戴ね…むぢゅぅぅぅぅぅぅぅっっ♪」
そして彼女の唇への濃厚かつ猛烈なディープキス。と同時の精気吸引。それまで己から奪った分を奪い返しても尚暫し、その吸引接吻は長く続いた。
大成功
🔵🔵🔵
子豚・オーロラ
あなたに受け入れてもらう気はないわ
私は身を任せるより自分を律して手に入れたいのよ、力も技も、それ以外もね
【爆肉変態法】を使い体を肥大強化
反動を【毒耐性】【呪詛耐性】で抑え込みつつ戦うわ
強化された体で5本の刀それぞれで【2回攻撃】、相手の攻撃が9倍になってもまだ一撃こちらの方が上回れるわ
触手に絡みつかれても、こちらの体が大きくなっているから巻き切られるまで相手より時間がかかるはず
相手がからめとられて自分はまだ動ける、その一瞬を【見切り】、【捨て身の一撃】でとどめよ
その後は私も巻きとられ、触手に好き放題されちゃうけど…
胸は特に大きくなってるから、たっぷり詰まった中身が搾りだされて喘いじゃうかも
「あなたに受け入れてもらう気は無いわ」
全てを受け入れるという破洵の言葉を、子豚・オーロラ(豚房流剣士・f02440)ははっきりと否定した。
求めるものは、誰かに身を任せるより、己を律し、己を高めることで手に入れる。武に生きる彼女らしい理論である。
「そう、このように…ね!」
両の足で甲板の床を踏みしめ、両の拳を腰だめに。気を練り上げ、総身に循環させ肉体を活性化させる。
「豚房流剣術、奥義の一…爆肉、変態法!!」
それは己の肉体を更に膨張させ強化せしめるユーベルコード。即ち。
「ぼん!」
太股は一抱えはあろう程に太く。
「ぼん!」
尻肉は巨石じみて重々しく。
「ぼぉ~ん!!」
そして胸肉は重力に抗うが如く巨きく、雄大に。
「ぉ…っほ、おぉ…んっ」
だが、それが故に反動も絶大。漏れる呻きは、己の身を蝕む痛みを堪える為のもの。
「素晴らしいお身体です。これほどであれば、とても気持ち良さそうですね」
然しそんな彼女の在り方も、破洵にとっては快楽の餌と映らぬようで。
「そのむちむちのお体で、たっぷり楽しませてくださいね」
魔術刻印が輝き、無数の妖気弾が撃ち放たれる。その全てに、肉体を発情させ精神を堕落せしめる妖術を籠めて。
「おぉぉぉぉぉぉんっ!!」
なれどオーロラは臆せず立ち向かう。両手と両胸の頂、そして下腹部に携えた五刀を以て迎え撃つ。
双握剣を振るい四つ。双房剣を揺さぶり更に四つ。
下腹に迫った最後の一発は、陰剣を以て斬り捨てる。そして。
「ほぉぉんっ!!」
「んぁっ!?」
跳躍、陰剣による刺突。破洵の腰を浅く抉る。
五刀を十全に使いこなせば一瞬での攻撃回数は実に十回。敵が妖術連射の技を用いてこようと、手数で遅れは取らぬ。
踏み込み、更に刀を振るうオーロラ。身を翻し致命は避けんとする破洵。
その両者に、海藻触手が絡みつく。このままいけば拘束されるのはほぼ同時か。
「逃がさないわ!」
否、体格の差がある以上、オーロラの方に一瞬だけ猶予がある。好機があるのはそこだ。
双握剣を振るい、拘束からの脱出を牽制。絡まりゆく海藻触手が、破洵の身を戒めて――ここだ。
「んぬぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
総身の力を籠めて、一気に跳躍、少女妖狐へ踊りかかる。
「ひ…っ!?」
「おぉぉぉぉんっ!!」
五刀を同時に振るう渾身の一撃が、破洵の体へ深く食い込み、抉り斬った。
成功
🔵🔵🔴
シャーリー・ネィド
【かにかま】
Σえ、それってつまり
「旅なんかやめてここでえっちしまくりましょう」
って事だよね?
そんなのノーサンキューだよ!
(※ちらっちらっとウィーリィくんの方を見ながら)
とはいえ、さっきみたいに海藻に襲われても平気みたいだし
おまけになんかヘンな術とか使ってきそうだし
だから、第一章で切りまくった海藻を【ロープワーク】で結んでロープを作り、それを【罠使い】で海藻触手に紛れさせる
あとは【クイックドロウ】+【乱れ撃ち】でボスの注意を逸らして隙を見て縛り上げ、みんなと一緒に集中攻撃!
(※アドリブ大歓迎&NG無しです)
在原・チェルノ
【かにかま】
そ、そんなえっちなお誘いには乗らないわよ!
流星忍姫チェルノ、参ります!
【残像】と【迷彩】で妖狐を攪乱しながらフォースセイバーで【2回攻撃】
でもその妖しい術には抵抗できず、魅了されてシャーリーちゃんとウィーリィくんとの三人で痴態を繰り広げる…
というのはお芝居で、シャーリーちゃんの罠から妖狐の注意を逸らすのが狙い
でもヘンな気持ちになってるのは確かだし気持ちいいのはウソじゃないけど
は、早く…このままじゃ本当に堕ちちゃうから…
待ちに待ってたチャンスが来たら、【目潰し】をして妖狐を怯ませてシャーリーちゃんのトラップ発動!
【雷刃無尽】でおしおきよ!
※NGなし・アドリブOKです
ウィーリィ・チゥシャン
【かにかま】
さっきの忍者と違い、今度のはちゃんと服を着てるから怖くないぜ!
おかしな技を使われる前に懐に飛び込み、接近戦で仕留める!
…前言撤回。
こいつ、強い。
なので、シャーリーとチェルノの案に乗って奴を油断させるために一芝居打つ。
って、芝居だよな二人とも?
流石に口に出せないけど、二人とももうちょっと手加減…!
俺だって妖術のせいでいっぱいいっぱいなんだぞ!?
攻撃の機が来たら【気合い】で妖術の影響を脱し、僅かなチャンスを逃さないために【二回攻撃】の速度を【限界突破】させほぼ同時に攻撃が届くようにして【料理の鉄刃】の【二回攻撃】を叩き込む!
(※アドリブなどはお任せします)
「え、それってつまり『旅なんかやめてここでえっちしまくりましょう』って事だよね!?」
シャーリー・ネィド(宇宙海賊シャークトルネード・f02673)の端的過ぎる解釈に、満面の笑みで頷き応える破洵。
「そ、そんなえっちなお誘いには乗らないわよ!」
「そ、そうだよ!そんなのノーサンキューだよ!」
拒否の声を上げる在原・チェルノ(流星忍姫チェルノ・f06863)に呼応するようにシャーリーも跳ね除けようとする。が、その視線は今一人、ウィーリィ・チゥシャン(鉄鍋のウィーリィ・f04298)の方をちらちらと。
「よく分からないけど、とりあえずお前はやっつけなきゃいけない奴だってことは分かった!」
そのウィーリィが破洵の言葉に全く動じていない様子であったのは、シャーリーを安心させたとか。
(さっきの忍者と違って、今度のはちゃんと服着てるから怖くないぜ!)
尚、ウィーリィがここまで平常心である理由は露出の差。先程の豚房流忍軍と異なり、破洵はちゃんと着物を着ている。体格も少女らしく華奢で、直接的な色気はそこまで強くないが故。
「何かおかしな術を使うみたいだしな、一気に仕留めるぞ!」
「うん、速攻でやっつけちゃおう!」
「いけない妖狐は成敗しちゃうんだから!流星忍姫チェルノ、参ります!」
そして三人は一斉に破洵へ迫り、攻撃を繰り出さんとする。
「そんな急がずとも、ごゆっくり、楽しみましょう?」
だが破洵はあくまで平然と。魔術刻印を輝かせ、三人へと立て続けに妖術の波を叩き込む。
「…っぐ!?ぁ、か、身体が熱い…!」
大包丁を取り落とし膝をつくウィーリィ。更にそこへ。
「はぁ、はぁ、ウィーリィくぅん…っ♪」
「か、カラダが熱いの…っ、なんとかしてぇ…♪」
頬を赤らめ瞳を蕩かせたシャーリーとチェルノが迫る。
「な!?ふ、二人とも、まさか…っ!?」
焦るウィーリィ。確かに己も妖術で身体を昂ぶらされているが、二人は完全に発情してしまったというのか。
「お二人は素直になってくれたようですね、さあ、貴方も…♪」
そして破洵も。三人に混じって共に楽しもうと、ウィーリィへ身を寄せる。
(前言撤回…こいつはヤバい…!)
実際的な脅威は計り知れない。己の浅慮を悔いるウィーリィであった。
そして四人は海藻触手の寄せ擦りつく中で絡み合う。
シャーリーもチェルノも肉付き良き豊満な体つきであるため、ウィーリィは半ばその中に埋もれるような状態になっていた。その上から破洵がその身を撫でるような感じだ。
「って、ふ、二人とも、もうちょっと手加減…!」
あまりの気持ちよさにか、思わず声を上げるウィーリィ。
「ま、まだダメだよぉ…っ、ボクだって、その、準備が…」
もじもじと腰を揺すりながらシャーリー。その手があらぬ処でもぞもぞと蠢く。
「はぁ、早くぅ…こ、このままじゃ、あたし…」
今にも堕ちきってしまいそうな悩ましげな表情でチェルノが囁く。
「うふふ、良い感じですよ皆さん。最後は盛大に、思いっきり…ですね」
できるだけ焦らしてからの行為に及ぼうというのか。そう解釈し、快感を更に煽るかのような指遣いで三人を責める破洵。
と、そこに。
「…でも、あなたが邪魔なのっ!」
突然、シャーリーが熱線銃を抜き乱射をかけてきた。
「きゃっ!?く、まだこんな…!」
のけぞりながら、抵抗を封じるべく更なる妖術を編もうとした破洵。だが身体がうまく動かない。見れば身体に海藻触手が絡んで…いや、これは。
「ええ、シャーリーちゃんが作った即席ロープトラップよ!」
その一端を手にチェルノ。これまでの戦いで斬られたり千切れたりしていた海藻触手を結び合わせ、未だ動くそれに紛れさせていたのだ。
「くっ、じゃあさっきまでのは全部演技…!?」
己の妖術にも耐えていたというのか。愕然とする破洵だったが。
「でもヘンな気持ちになってたのも気持ちいいのも確かだったけど」
「悶々としてたの我慢しながら仕込みやってたんだからっ」
「正直いっぱいいっぱいだった」
三人からのフォローじみた回答。尤も、そう答えたくなる程にギリギリだったということでもある。
「ともあれ!えっちな狐さんにはおしおきよ!」
チェルノの手から迸る光が、破洵の視界を遮り。
「俺達の行く道、斬り開かせてもらうぜ!」
ウィーリィの大包丁が、限界を超えた速度で振り抜かれ。破洵の細身を斬り裂く剣閃が二つ、ほぼ同時に刻み込まれる。
「闇を斬り裂け、雷の刃よ!」
更にチェルノの放つ雷撃手裏剣、300発近いそれらが立て続けに破洵へと撃ち込まれ。華奢な肢体を貫き、焼き焦がしていった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
ハロ・シエラ
全てを許し、受け入れる……ですか。
ですがこの先に進む事は許してもらえそうにありませんね。
となれば、押し通るのみです。
先ほどはまたしても海草の動きによってはしたない姿を見せてしまいました。
敵はあれを意に介していない様なので、もはやそちらを利用しようとは思いません。
【全力魔法】のユーベルコードで氷の【属性攻撃】を仕掛け、海草を片っ端から凍らせ、その動きを止めます。
敵が絡みつく海草を拒まないのであれば、凍った海草を【マヒ攻撃】とする事も出来るでしょう。
後は【早業】で剣を抜き、刺し貫くのみです。
例え妖術を受けても精を喰らい尽くされない内に速攻で片付けます。
何なら【生命力吸収】で奪い返してやりましょう。
「全てを許し、受け入れる、ですか。では、この先へ進ませてもらえないでしょうか」
誘う破洵の所作に動じることなく。ハロ・シエラ(ソード&ダガー・f13966)はあくまで冷静に告げる。
「…申し上げたはずです、ここが皆様の旅の終着点と。皆様はここから、至上の楽土へ導かれるのですよ」
既に少なからぬ負傷をその身に受けても、尚。あくまで微笑みながら、先の言を繰り返す破洵。
「何処まで行っても平行線、ということですね。ならば、押し通るのみです」
「照れなくとも良いのですよ。ほら、その身を委ねて…」
ハロの宣言にも、破洵はあくまで彼女を懐柔せんとして。海藻触手の一つに己の妖術を撃ち込む。
と、海藻触手は爆発的な勢いで増殖、成長し、異常なまでの活性化を見せながら、大波じみた勢いでハロへと迫る。
「このようなものを受け入れるとでも?お断りです」
ハロの眉間に皺が寄る。掌を掲げ、海藻触手の波へ向ければ。高まる魔力が、掌へと集束し。
「少し、などとは言いません。凍えなさい」
言い放ち、魔力を解き放つ。魔力は赤き輝きを伴う冷気と化して、甲板を駆け抜け、海藻触手の間を吹き抜けて。一瞬にして、海藻波は凍りつき、動きを止める。
「…っ、温もりを拒んで凍えさせるなんて。意地の悪い人ですのね…っ!?」
その冷気は破洵のもとまでも届いたらしく、彼女の身がぶるりと大きく震える。一息つくと、ハロが眼前にまで迫っていた。
「生憎と。そのような温もりを要する程、他者との交わりには飢えておりませんので」
小狐の名を冠す細剣を抜き放ち、かと思えば其は既に破洵の肩を貫いていた。一瞬の早業。抜刀から攻撃までの動作が全く見えぬ事実に、破洵は戦慄する。
「…っ!そのようなもの、忘れておしまいなさい…!貴女の往く先は…!」
追い詰められた、そう自覚するが故か。激したような声と共に妖術を放ち、ハロの精を奪いにかかる。
「過去、というつもりですか。でしたら尚更、お断りです」
されどハロの剣は止まらぬ。細剣持つ腕が残像を残しぶれる度、破洵の身体に傷が増える。負傷、流血、それに増して、彼女の肉体から力の抜ける感覚。
「…わ、私の力が…まさか、貴女…!」
「精を吸い、喰らう業。貴女の専売特許と思わないことです」
彼女程の業は持たずとも、精気を吸い取る業はハロも修めている。吸われた精を奪い返しつつ、更なる傷を刻み。かのオブリビオンを追い詰めてゆく。
「っぁ、っは、あぁぁ…っ!そんな、そんな、私は…皆を幸福に…!」
「本当にそう願っているのであれば。ただ黙して、過去に眠っていなさい」
止めの一突きが、稲妻めいて疾走し。破洵の胸を貫いて。力なく崩れ落ちる妖狐の少女は、独り、過去へと還っていった。
破洵が斃れて程なくして、前方の光球に変化が、と声が聞こえた。
猟兵達が船首に集えば、紫一色であった光球に、断続的に白い光が混じって見え始め。白い光の向こうに見えるは、何処か遠き地のヴィジョン。
蒼い空、碧い海。
その中に浮かぶ、白い砂浜と、深緑の森が広がる島々。
南国、その形容が相応しい光景。
「あれが…グリードオーシャン…?」
誰となしに呟いたその名は、果たしてその地の名であるのか、否か。
成功
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