ご趣味はなんですか?【!?】
●世紀末的合コン【!?】
「奪還者(ブリンガー)たちのおかげで、我らの拠点(ベース)も多くはないが僅かながら、余裕が出てきた…だが、決定的に足りないものがある」
アポカリプスヘルのとある拠点の一室に複数人が、その言葉にうなずく気配がした。
暗がりでその場に居た者たちの表情はわからないが、言葉の雰囲気でただ事ではない事態なのだとわかる。
破壊された文明の廃墟から様々な物資を探し出し、持ち帰ってきたものの、決定的に足りないものがあるのだ。
「諸君、これは急務だ。皆、口にはしないが、心のどこかで同じことを考えているのだとオレは信じている。皆同じ思いだってな。」
ああ、だとか、おう…だとか、そんな声がやけに重く響く。
その相槌にその場を仕切っていた者が深く、深く、それはもうひどく深くうなずいた。
「……―――彼女が欲しい
!!!!!」
●ところで合コンってなんですか
?【!?】
グリモアベースに集まってきた猟兵たちをグリモア猟兵であるナイアルテ・ブーゾヴァ(フラスコチャイルドのゴッドハンド・f25860)が出迎える。
ひとまず頭を下げ、微笑みで持って猟兵たちを迎えるのは、これから過酷な戦いに身を投じるであろう猟兵たちへの思いもあってのことだろう。
「お集まりいただき、ありがとうございます。今回はアポカリプスヘルでの事件です」
アポカリプスヘルで起こるであろうオブリビオン事件を予知したのだろう。
そう言って情報を猟兵たちに伝えていくのだが、どうにも用意された文章を読んでいるような、なんだかふわっとした物言いだ。
「ある拠点を襲うオブリビオン化した野盗(レイダー)の群れを追い払い、その直後に現れるオブリビオン…えぇと武装した飛行船型の敵を撃破してほしいのです」
ふんふん。なるほどなー。
話を聞けば、よくある野盗の襲撃だ。だが、ナイアルテの言葉がなんとも事件の内容を理解していないというか、理解していない部分があるような物言いだ。
「えぇと…その襲撃される拠点なのですが、直前に何やら、ごーこん?をしていて、それを嗅ぎつけた野盗の一派、りあじゅーばくさつだん?が襲ってくるようなのですが、なんです?ごーこん?りあじゅー?」
はてなマークが頭にぽこぽこ浮かんでいそうなナイアルテ。どうやら単語の意味を理解していないのだろう。
一人の猟兵が口を開く。それ、合コンのことじゃね?んでもって、リア充爆殺団という野盗の集団のことじゃね?と。
「は、はぁ…?とにかく、そのごーこん?に皆さんはまずは参加していただき、拠点の皆さんと仲良くなっていただいて、野盗の襲撃に備えてください。仲良くなっていた方が、避難や拠点の破壊、物資の略奪を軽減できるでしょうから」
未だによく理解していないのか、ナイアルテは予知した内容から、猟兵に頼みたいことを伝えていく。社会経験ないから仕方ないね。
「そして、野盗を退けた後にやってくるこの飛行船もオブリビオンです。どうやら人間を感知して爆撃してくるようです。空からの攻撃ですので、拠点に近づかれる前に叩き落として欲しいのです」
少しばかり、肩の力が抜けそうな事の始まりではあるが、最後にやってくるオブリビオンだけは気が抜けない。せっかく築き上げてきた人類の礎、拠点を潰されたのでは、世界の復興が遅れてしまう。
こんな小さなことからでも世界はコツコツと良くなっていくだから。
「それでは、みなさんどうかご武運を」
頭を下げて猟兵たちを送り出すナイアルテ。
「ごーこん、私もしてみたいですね。楽しそうです」
―――!?
海鶴
マスターの海鶴です。どうぞよろしくお願いいたします。
合コン、うぇいうぇいうぇー!ってやってみたい気もしますが、気の弱さに定評のある私にはどうにも気後れてしまいます。
でも合コンの楽しげな雰囲気は、見ているだけでも楽しい気がしますね。
●第一章
まずは合コンです!奪還者の皆さんは男性のみです。女性の奪還者もいるのですが、今回は彼女がどうしても欲しい…!という男性奪還者さんたちの熱い企画により成り立っております。
猟兵の皆さんはアポカリプスヘルにおいては、凄腕の奪還者同様に非常にモテモテのようです。
女性のキャラクターさんは、そのままでもいいですが、男性のキャラクターさんは、「なんで男が紛れ込んでるんだ!?しかも凄腕…!ぐぎぎぎぎ!」的な扱いになるかと思われます。
親睦を深めるのもよし、盛大に振るもよしです。
●第二章
ヒャッハー!な世紀末覇者的なノリで合コン会場に乱入してくる野盗もとい「リア充爆殺団」リア充な雰囲気を嗅ぎ取って襲ってくる嫉妬に狂える暴徒です。
こうトゲトゲ肩パッドとか角のついたヘルメットとか、いかついヤローどもばかりです。
カップル成立したと見れば、そこを優先的に狙うくらいには、嫉妬心を爆裂させているので注意が必要です。
●第三章
さらにそんなどんちゃん騒ぎを嗅ぎつけてやってくるのは、ボスこと武装飛行船。
とんでもない火器を積んで滅殺撲滅カップルは消毒だぁ~!!な具合に攻撃を仕掛けてくるので、皆さんの力で撃退してください。
無人の飛行船ですが、なんかこう、リア充に対する思いは野盗たちと通じるものがあるのやもしれませんね。嫉妬って怖い。
もうお気づきのことかと思いますが、どことなくギャグよりな軽いノリのシナリオになります。
普段よりも、ずぅっとハジけたプレイングをお待ちしております。いっぱいがんばりますので!
第1章 日常
『世紀末的合コン』
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POW : 自身の魅力をアピールする
SPD : 相手の魅力を見つけて褒める
WIZ : 場が盛り上がるように立ち回る
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フォー・トラン
【SPD】
クロリアさん(f23522)と合コンに参加します。
アポカリプスヘルではパワフルな奪還者がモテモテと聞いたので、鎖を首に巻いたり毛皮を羽織ってそれらしく〈変装〉します。
これこそアポヘルにおけるデキる女スタイルです。
クロリアさんのダンスに対しては「やるわね、あの娘」的な視線を投げかけつつ拍手をしておきます。
強者ゆえの余裕アピールです。
そうそう、楽しい合コンの様子はSNSへアップしておきます。
スマホアプリで修正するのも忘れずに。
播州・クロリア
フォーさん(f12608)と合コンに参加します
合コン...大人の社交界と風の噂で聞いたことがあります
失礼のないよう深々とお辞儀をした後
まずは自己紹介
「合コンにお招きいただきありがとうございます
私は播州・クロリアと申します
年齢は6歳で仕事は猟兵をやっております」
次に場を盛り上げるため感謝の『ダンス』を舞いましょう
(足を揃えて直立したあと両手を上にあげて手のひらを合わせたまま昆布のようにくねくねと動く)
この舞を披露した状態で皆さんと親交を深めれば
もはや歴史に名を刻むレベルの合コンになることは間違いないでしょう
諸君!彼女が欲しいか!
諸君!可愛い彼女とお部屋デートでイチャイチャしたいかー!
諸君!アイツに彼女ができても祝福する男の度量は大丈夫かー!
とかなんとか、合コン会場はある種異様な……や、普通になんかどこか外国に行きたいかー!な大会のノリ担ってるような気がするが、まあ、それは盛り上がっているということなのだろう。
そんな興奮の……いえ、熱気のピークに達した頃、二人の女性猟兵が会場に現れる。 アプカリプスヘルにおいて、奪還者としての実力は本質的な魅力に変換される。
それはもう猟兵ともなれば、その魅力たるや。絶世の美女といっても差し支えないほどの魅力は、光り輝くオーラとして会場の男性たちに降り注いでいた。うおまぶしっ!
そんな二人組みの一人、フォー・トラン(精霊術士・f12608)は、アポカリプスヘルのコーディネイトに沿って着替えてきたのだが、これがもうバカ受けである。
「すっ、すげぇ美人キター!幹事やるじゃん…!」
とか。
「肥溜めに鶴というか、もうなんて言っていいか……!獣耳イエスだよね!」
とか。
「ふふ…デキる女スタイル、好評のようだな。アタシ。でも、ここまで高嶺の花扱いされるとは、ちょっと意外とうか…」
そう、今のフォーは、あまりにも高嶺の花。その溢れんばかりの魅力が帰って仇になってしまい、近づきがたいほどの女性に見えてしまっているのだ!
そうでなくても、女性慣れしてない奪還者たちだからね、仕方ないね。
「合コン...大人の社交界と風の噂で聞いたことがあります」
さらにもうひとりの猟兵。播州・クロリア(リアを充足せし者・f23522)が、男性たちの前で優雅に200.1cmの体でお辞儀をする。体が大きい女性は嫌いですか?いえ、大好きです!
「合コンにお招きいただきありがとうございます。私は播州・クロリアと申します。年齢は6歳で仕事は猟兵をやっております」
自己紹介も忘れないところが好感触だ。男性たちが我先にと駆け寄ってくる。へークロリアさんていうんですね、へー猟兵…へー6歳……えっ!?
「ろ、6歳…だと…?」
「おい幹事!さっきやるじゃんって言ったけど、これ事案じゃないの!?」
「いや、逆にお育ち具合によってはこう、ね?年齢なんて微々たる問題じゃね?愛だよ愛」
6歳という単語にざわつく男性たち。良いかい、君たち。クロリアちゃんは大人の社交界を楽しみにしてきてくれたんだ、夢いっぱいにして帰して差し上げるんだ。そうしたら、年上お姉さんとか紹介してくれるかもしれないぞ!
とかそんなやり取りがあったが、クロリアがでは、ダンスを、とその場で踊り始めた。
そう、後にその場に居合わせた男性たちはこう供述する。
―――あれは、昆布だった、と。
クロリアが足を綺麗に揃え、直立した状態で両手を上げて手のひらを合わせたままゆらゆらと動く姿はまさに昆布。海中を漂う海藻そのもの……!
「やるわね、あの娘」
などと圧倒的強者感を放ちつつも、拍手を送るフォーさん。いや、フォー様。
鎖を首に巻いた上に毛皮がもう、なんか馬に乗って現れても違和感ない感じなんですが!
フォー様の拍手に釣られるようにして拍手の波は大きくなり、大喝采となって合コン会場の空気をホットにしていくのだった。
そして、後日談ではあるのだが、フォー様の撮影した合コンの様子はSNSにアップロードされ、クロリアの昆布ダンスは一大ムーブメントとなってアポカリプスヘルへと激震を走らせることになったのだった……!
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
笹乃葉・きなこ
おら、合コンって初めてだべ。
とりあえず合法的にぎたんぎたんに出来る奴らが来るまで
あそぼーっと
合コンってアレだべ?
男が女にごちそうしてくれるんだべぇ。
でも、ごちそうしてもらってばかりもわりぃなー。
自己紹介して、踊ろう(ダンス利用)
流石にポールダンスじゃぁ怪しくなるから、日舞にしようそうしよう
え?趣味食べることと作ることと後お酒だべ
数カ月お金貯めて一気に飲む樽酒はロマンだべ。
皆酒好きだべかぁ?
あとケモ状態にもなれるべぇ。もふもふだべ。もふもふ。
もふもふきらいだべかぁ?(うるうる
はじめてので合コンでも大丈夫!誰でもみんな最初は初めてなのだから。
そんな謳い文句のチラシがあったかどうかは定かではないが、笹乃葉・きなこ(キマイラの戦巫女・f03265)は、合コン会場の視線を一斉に集める華となった。
なんとぉ、言いますかぁ……そのぉ、と会場の男性陣は目のやり場に非常に困ってしまう容姿なのだ。それに加えて圧倒的な奪還者としての魅力まで兼ね備えているものだから、興味津々になってしまうのは仕方のないことだった。
「おら、合コンって初めてだべ。合コンってアレだべ?」
男が女にごちそうしてくれるやつだべ。そう、たしかに間違ってないけど、時には割り勘でね!とか、いやいや、そっちが払いなさいよつっかえないわね!だとかそういうやり取りが発生するもだが、まあ、今回は全面的に男性陣のおごりである。きなこ間違ってない。
あれよあれよというまにきなこの周りには貴重な非常食やら、廃墟から持ち出してきた食料なんかを貢ぐ男性奪還者でいっぱいだ。
もうすんごいのなんのって言うレベルではない魅力を放つ猟兵であるきなこに場の男性陣は首ったけだ。
おい、誰だオレの足踏んだのは!やめろ、きなこちゃんのきれいな黒髪にホコリがつくだろ!だとかまあ、そういう足の引っ張り合いも起こるのも自然の摂理。厳しいね、自然。
「でも、ごちそうしてもらってばかりもわりぃなーそうだ!日舞を披露だべ!みんな、おらの踊りみてみて!」
そう言ってきなこが優雅に踊りだすと、その周囲は人だかりになり、きなこちゃーん!とかかわいいー!だとか黄色い声援が飛び交う盛り上がりに!
「皆酒好きだべかぁ?」
だいすきー!!!
「もふもふだべ。もふもふ。もふもふはー?」
踊るきなこの姿がけもけもした状態になって、一瞬、驚きに包まれるも、
「もふもふきらいだべかぁ?」
うるうるとやられれば……答えはもう決まってるよね。
「もふもふだいすきー
!!!!!!」
成功
🔵🔵🔴
第2章 集団戦
『レイダー』
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POW : レイダーズウェポン
【手に持ったチェーンソーや銃火器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : レイダーバイク
自身の身長の2倍の【全長を持つ大型武装バイク】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
WIZ : レイダーズデザイア
【危険薬物によって身体機能】を一時的に増強し、全ての能力を6倍にする。ただし、レベル秒後に1分間の昏睡状態に陥る。
👑11
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猟兵たちの活躍(?)によって合コン会場の熱気は最高潮!
容姿端麗な上に実力も最高。なにそれ、こんなレベルの高い合コン初めてなんですけど!高い参加料払ってよかったー!
カップルとして成立できないまでも、猟兵たちのパフォーマンスに男性陣の表情はホコホコしている。
だが、そんなホットな会場を妬むように周囲からけたたましいエンジン音と奇声が響き渡る。
「ヒャッハー!臭う!臭うぜぇ~!リア充の臭いがぷんぷんとよ~!!」
会場から外を見れば、周囲を取り囲むようにフレーム剥き出しの柄のとてもよろしくないバイクにまたがる野盗―――つまりはオブリビオン化したレイダーたち!
「オレたちリア充爆殺団の目の黒いうちは、おめーらに彼女なんてできねーから!」
ヒャッハー!カップルは爆殺だぁ~!意気込むレイダーたちの集団。
だが、安心して欲しい。カップリング成立は実のところしていないのだ。
「うるせー!俺たちは今非常に有意義な時間を過ごしてたんだ!すっこんでろー!」
やんややんや。奪還者たちもせっかくの楽しい時間を台無しにされて、ぷっつんしている。だが、相手はオブリビオン。奪還者といえど、勝てる相手ではない。
ここは猟兵たちの領分だ。
やつらむくつけきリア充爆殺団をふっとばし、再び合コン会場にホットな空気を取り戻すのだ!
ミケ・ナーハ
合コンに参加しようとしていたら
敵が来ちゃいました!
戦いつつ、私の魅力を奪還者さんにもアピール♪
元々、全員の彼女にはなれないので
私のファンになってもらうつもりでしたし
はちきれそうな豊満な胸の谷間をはじめ
抜群のスタイルを見せつける
セクシーなくノ一装束姿♪
可愛い系の美人で
笑顔が魅力です♪
「ミケです♪趣味は歌と踊りです♪」
『ミケ流誘惑術』で敵を【誘惑】し翻弄
「貴方の心に、じゃれちゃいます~♪」
私のオリジナル曲『にゃんにゃんくノ一』
甘える様な可愛い【歌唱】と
豊満な胸が揺れてこぼれそうな
セクシー【ダンス】で敵を【誘惑】
そのまま敵のバイクに2人乗りし
カップルと誤解させ
【敵を盾にする】ことで
同士討ちさせます♪
バイクのエンジン音が響き渡る合コン会場の外……オブリビオンと化した野盗たち、すなわちリア充爆殺団が包囲しているのだ。
リア充なるものたちを憎み、不倶戴天の敵とした嫉妬に狂える暴徒である。いや、単純に難癖つけてるだけなのだが、相手が猟兵といえど、許すまじ!
オブリビオンの囲いのさらに、その外側から現れたるは、ミケ・ナーハ(にゃんにゃんくノ一・f08989)だった。その見事なスタイルと美貌、さらに加えるならば、なんともセクシーなくノ一装束姿!
合コンに参加しようとしていたら、すでに合コン会場はオブリビオンに方位されていて、参加できなかったのだ。くそう!オブリビオン空気読め……!
「んだ!?外からもリアルが充実してそうな女の子が……ヒャッハー!翔んで火にいるギャルだー!かこめー!」
ミケの容姿に舌なめずりするレイダーたち。すごく……噛ませ犬っぽいです。
「もう!せっかく合コンに参加しようとしていたのに、タイミング悪すぎです。でも、奪還者さん全員の彼女にはなってあげられないので、よかったのかも……?うふ、でも、せっかくなので自己紹介、させてくださいね♡ミケです♪趣味は歌と踊りです♪」
ばちこん!ユーベルコード、ミケ流誘惑術(ミケリュウユウワクジュツ)が発動し、ミケの誘惑のちからが跳ね上がる!す、すごい、目が吸い寄せられる…!
「はぁん♪」
そんなミケが一息でも甘そうな息を吐き出せば、レイダーたちは誘惑されるように会場の囲いを解いてしまい、逆にミケに引き寄せられてしまう。
「貴方の心に、じゃれちゃいます~♪」
ミケのオリジナル曲「にゃんにゃんくノ一」が始まれば、もう戦いどころではない。甘い歌声と、踊る度にこぼれてしまいそうな―――あー!だめですミケさん!こぼれます!こぼれますからぁ!
あっさりとミケの狙い通り、レイダーのバイクに二人乗りを果たせば、嫉妬に駆られた他のレイダーたちから集中的に狙われるが、そこはミケの手のひら。
「うふふ、まだまだこれからですよ?ぜひとも皆さん、私のファンになってくださいね~♡」
合コン会場からは、怒号のようなミケコールが響き渡るのだった……!
大成功
🔵🔵🔵
笹乃葉・きなこ
■POW共闘とかご自由に
おー。アイツらが今回のぎたんぎたんにして良い奴らか。
貴重な非常食とかいろいろと貢いでもらったしなぁ。
おら、身体で返すべ。
という事だべ。これからボコボコにするなー。
チェンソーとか銃とか物騒だなぁ。大の巨漢がそんなのに頼らないと攻撃できねーんだべかぁ?
そんなのなくてもおらはユベコ(ユーベルコード)でじゅーぶんだべ。
銃って武器落としで落とさせて、奪えるかな?奪えるならユベコで奪ってそのままへし折ってみてぇべなぁ。
あ、貢いで貰ったからお礼に渡すのも良いかも…?
近づいて来ないならそのままユベコでボコボコだべ。
近づいてもなぎなたで薙ぎ払ったりするけど。
レイダーたちのバイクが巻き上げる砂塵がアポカリプスヘルの荒野を汚す。
合コン会場から飛び出してきたのは、先程まで会場で日舞を披露していた笹乃葉・きなこ(キマイラの戦巫女・f03265)だ。
貴重な非常食や様々なものをきなこの気を引くために貢いでくれたと、体で返すのだと奮起している。
奪還者の面々からは、きなこちゃんが行くならオレたちも!良いところをみせたくなったのだろうが、それは丁重にお断り。なぜなら、相手はただの野盗ではなく、オブリビオンだからだ。猟兵であるきなこでなければ、対処ができない相手なのだ。
「そんじゃ、これからボコボコにするなー」
間延びした言葉遣いとは裏腹に、きなこのプレッシャーが増す。一人ひとりはきなこに叶わずと、数で押せばなんとかなるのでは、とレイダーたちがジリジリときなこを囲む。
手にしたチェーンソーが唸りを上げ、重火器の銃口をきなこに向ける。
「せっかくの可愛子ちゃんだが、リア充臭がすんごいのはいただけん!ここで痛い目を見てもらって、リア充臭を消し去ってから、けしからんことをいっぱいしてやるぜー!ひゃーはー!」
もう欲望ただ漏れであるが、オブリビオンである以上欲望に歯止めなどないのだ。リア充を滅ぼし、我欲を満たすことだけを考えていたいのだ。
「大の巨漢がそんなのに頼らないと攻撃できねーんだべかぁ?奇術を見せてやるべ!」
きなこへと向けられた重火器、その銃口をユーベルコード笹乃葉式気功術(ササノハシキキコウジュツ)によって放たれた未知の生体エネルギーによって叩き落とす。
重い音とレイダーの間の抜けた「……へ??」という言葉が合図となって、きなこが駆け出す。鍛えられた体が、跳ね、その魅惑の体もそのぉ……大変麗しく。
「そんなのなくてもおらはユベコでじゅーぶんだべ!」
周囲を囲むレイダーたちに大立ち回り。
手にした薙刀で巨漢たちの体を薙ぎ払い、叩きつけ、それはも見事なまでボッコボコに!
まるで武侠映画でも見ているような活躍ぶりに、合コン会場からは男性奪還者たちの声援が響いた。
成功
🔵🔵🔴
リチャード・ダークスペンサー(サポート)
多重人格者の殺人鬼×死霊術士、32歳の男です。
普段の口調は(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)機嫌が良いと ヒステリックに(ボク、アンタ、だ、だね、だろう、だよね?)です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ふらりと荒野に一人の身なりの良い男性が現れる。
アポカリプスヘルにおいては、場違いなほどに素晴らしい仕立てのスーツに、アッシュグレイのさらりとした頭髪。色白の肌に映えるメガネの奥に灰色の瞳が不健康そうな顔立ち以上に女性を惹きつけるかもしれない。
そう、リチャード・ダークスペンサー(多重人格者の殺人鬼・f25429)が現れたのは、彼の佇まいからは程遠い場所に位置するであろうレイダーたちの襲撃の真っ只中だった。
「はぁ……誰でもいいから解剖したいってワケじゃないんですよ、私は」
しかし、と付け加える。オブリビオンであれば別だ。彼らは解剖するしないに関わらず倒さねばならぬ相手。
「何物騒なことをぶつくさと~!ヒャッハー!あの優男をぶちのめしてから、あのうらやまけしからん合コン会場の連中を痛めつけてやるぜ!やっちまえ!」
まあ、なんとも噛ませ犬のようなセリフを吐くものだが、ここでレイダーたちを止めねば、あの会場の人々も害することだろう。それは猟兵として……いや、それ以上に殺人衝動をコントロールし、抑圧した感情を愉悦へと変えることに意義を見出す。
「では、もうひとりの私。彼らには少々私達の愉悦の贄となっていただきましょう」
「ええ、もうひとりの私。彼らには多々私達の情動の鞘となっていただきましょう」
リチャードのユーベルコード、オルタナティブ・ダブルが発動する。
もうひとりのリチャードと共にレイダーたちを返り討ちにせんと、スマートに、時にはアグレッシヴに。オブリビオンであれば、何も容赦する必要はないとばかりに血煙が荒野に立ち上るのであった…
成功
🔵🔵🔴
播州・クロリア
フォーさん(f12608)と引き続き共に行動します。
リアな感じに盛り上がっているところを邪魔しに来るとはダラキュな連中ですね。
(足を高速でストンピングさせ複数の足があるように見せつつ両手を横にピンと伸ばして上下で高速に振ることで複数の腕を持つように見せる『ダンス』をしたまま敵に高速で近づく)
敵の攻撃は『衝撃波』で相殺しつつこの威嚇の踊りで敵を怯ませます。
敵が怯んだらUC【蠱の腕】で{錆色の腕}をバットに変えて
敵をフルスイングしましょう
フォー・トラン
クロリアさん(f23522)と同行します。
アポカリプスヘル風ファッションを脱ぎ捨てて真の姿に変身!
何を隠そうブラックスーツに身を包んだ秘密のエージェントこそがあたしの正体なのです。
奇しくもクロリアさんとペアルックですので、ここはコンビネーションを狙っていきましょう。
フック付きワイヤーを使って引っ掛け〈釣り〉の要領でレイダーをバイクから引きずり下ろしたところを、クロリアさんのバットでぶっ飛ばしてもらったり、【精霊召喚魔法】でご近所在住の大地の精霊を呼び出してパンチしてもらいます。
一息ついたら味方の活躍に称賛を送ります。
「やるわね、あの娘たち」
※口調は適当で構いません。
合コン会場から飛び出したのは、会場を沸かせていた二人組の女性猟兵。どちらも女性にしては高身長のすらりとしたスマートな佇まい。一人はブラックのスーツ。もうひとりは鎖と毛皮の圧倒的世紀末覇者風…!
しかして、何を隠そうフォー様。ならぬ、フォー・トラン(精霊術士・f12608)は、秘密のエージェントだったのです!(ばーん!)
「リアな感じに盛り上がっているところを邪魔しに来るとはダラキュな連中ですね」
そう憤慨するもうひとりのブラックスーツの播州・クロリア(リアを充足せし者・f23522)。奇しくもフォーとクロリアの出で立ちはペアルックだ。これが朝の番組だったら二人は何なんとかかんとかになるに違いない。
「やー、せっかく場も温まってきたのに冷水ぶっかけるのだけは上手なんだから。これはお仕置きだよね」
フォーとクロリアが頷きあうとクロリアガ駆け出す。あまりにも高速で足をストンピングさせ、両手を上下運動させるダンスによって土煙を上げながら、さながらムカデのような様相で肉薄する。
虫嫌いなレイダーな卒倒するであろう多足類を思わせるそれに、
「ひぃっ!お、オレは足の一杯あるもじゃもじゃしたやつだけは勘弁な!なんだ~!」
パニックを起こす者たちが続出する。その隙を逃すほど猟兵は甘くない。フォーのはなったフック付きワイヤーが釣りの要領でバイクに乗って駆け回っていたレイダーを引きずり下ろす。
見事なコンビネーションで地面に振り下ろされたレイダーをクロリアのユーベルコード蠱の腕(コノウデ)で錆色の腕をバットの要領でフルスイングする。
「ダラキュな貴方に相応しい腕が決まりました」
野球ならフォーク。そんな球種めいた角度でフォーにずり降ろされたレイダーがクロリアに打ち上げられる。これは文句なしにホームランである。
二人のコンビネーションにあっという間に場外ホームランを決められつづけ、コールドもかくやというまでにレイダーたちの数が減る。
このままでは全滅すると、自棄になったレイダーたちが特攻するように強化されたレイダーバイクで突っ込んでくる。
「このオレの!ビックで!どでかい!バイクで~!轢き殺してやんよ~!!ひゃっはー!」
語彙…!だが、フォーは慌てない。なぜなら、あちらがバイクを強化するというのなら、こちらにはご近所在住の大地の精霊さんがいる。ご近所ってどゆこと!?
「やー、精霊さん精霊さん。いのり」
お、なにそのなるはやでちょいちょいよろよろですみたいな。
でも精霊さんは非常に面倒見がいいのでフォーのユーベルコード精霊召喚魔法(セイレイショウカンマホウ)にこたえてくれる。面倒見よすぎませんかね!?
巨大な大地の精霊の拳が空中に具現化する。レイダーたちにその強大な拳が振り下ろされるであろうことは、語彙力のないレイダーオブリビオンたちでさえも想像するのは易しかった……
凄まじい音を立て、大地の精霊の拳が振り下ろされる。
それはまるで、合コンを台無しにしてくれた奪還者たちの嘆きを代弁してくれているかのような、そんな凄まじい威力だった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『武装飛行船』
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POW : 光の雨
【レーザー光線による激しい弾幕】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD : 鉄の雨
自身が装備する【ホーミングミサイル】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
WIZ : 炎の雨
レベル×5本の【炎】属性の【ナパーム弾】を放つ。
👑11
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猟兵たちの活躍により、レイダーたちは退けることができた。合コン会場からは猟兵たちの活躍に拍手喝采。
ひゅーひゅー!流石オレの彼女だー!おい!待てや!何勝手に彼氏面して後方でハンドサイン送ってんだてめー!は?あれは僕の彼女ですけど?なんなら嫁ですけど?おい、お前表出ろ!
とかなんとか。そんな不毛やり取りが合コン会場で行われていたのだが、まあ、なんていうの。しつこいようだけれど、カップリング成立していないからね?
会場の熱気とは裏腹、会場近くに、ひゅるるると空気を切る音が響き、重い衝撃が走る。同時に地面から火柱が上がり、会場の奪還者たちがどよめく。さっきまでオレの嫁論争をしていたものたちでさえ、押し黙るほどの火力。
「お、おい!あれを見ろ!」
一人の奪還者が気がつく。合コン会場をまっすぐ目指すように空から武装飛行船が向かってくるではないか。まさにリア充死すべし。奪還者しばくべし。
そんな雰囲気すら感じる圧倒的な暴力の予感。
しかし、案ずることはない。
こちらには猟兵がいるのだ。
文明の荒廃したアポカリプスヘルに、新たな文化。
そう、合コンという壮大な見果てぬ楽園の芽を潰すわけにはいかぬと……あ、そういうわけでもないですか?
ミケ・ナーハ
「格好良い所も見せないとですね、スア♪」
大きなぬいぐるみのような
虎型ガジェット『スア』が飛行して登場♪
私が背中に乗ると、くノ一型ロボットに『機忍変形』♪
大きく張り出した胸部をはじめ
スタイル抜群の私そっくりの
美しい女性的なフォルムに♪
レイダー戦で、私の体に見惚れていた
奪還者さんたちも大興奮だと思います♪
「わわ、危ないですよ♪」
敵のミサイルの動きを【見切り】回避♪
高速で敵に接近し、敵の近くを飛んだり
敵の上を走ったり跳んだり
【敵を盾にする】ことで
敵をミサイルで自滅させます♪
「こっちの番みたいですね♪」
弾薬庫や動力部など爆発しそうな所を狙い
巨大な手裏剣を【念動力】で飛ばし
できるだけ安全な位置から攻撃♪
敵は空飛ぶ武装飛行船。無人ではあるが、合コン会場の人々の熱気を感知したのか、はたまたボッチ特有の妬みを発動させ、リア充をしばこうと駆けつけてきたのか。
どちらにしてもはた迷惑極まりなく、さらに言えば、合コン会場が焼き尽くされようものなら、文明の復興に打撃を与えられることだろう。
そんなことはさせないと、ミケ・ナーハ(にゃんにゃんくノ一・f08989)が背筋を伸ばす。あー!そんなに背筋を反らすと、柔らかい感じの2つのいい感じのやつがぁ、そのぉ!なたゆみを見せてしまう。一方合コン会場の奪還者たちからはミケコールが鳴り響いている。
「可愛いところは一杯見てもらいましたし、今度は格好良いところも見せないとですえ、スア♪」
ミケの持つ虎型ガジェット「スア」がどこからともなく飛行して登場。その背にミケがまたがる(うらやましけしからん)と、くノ一型ロボットに「機忍変形」を果たす。
ユーベルコード、機忍変形(キニンヘンケイ)だ!ミケそっくりなプロポーションなロボットに少年の心がくすぐられまくる!まだ見ぬ文化に熱狂は止まらない!
「さあ、オブリビオン退治といきましょう!」
勢いよく駆け出すくノ一ロボット。それに対抗するように武装飛行船から鉄の雨のようなホーミングミサイルがばらまかれる。
念力で全てバラバラに空中機動を行い、ミケのくノ一ロボ目掛けて攻撃を開始する。
しかし、その程度でやられるくノ一ロボではないのだ!
「わわ、危ないですよ♪」
危なげなく飛翔してくるミサイルを見切り、ひらりひらりと避ける。それも高速で敵に接近しながら!ミサイルが地面に激突したり、互いにぶつかり合って爆散する間をすり抜けるようにして駆け上がっていき、ついには武装飛行船に取り付く。
「今度はこっちの番いたいですね♪」
軽やかに宙に舞い、念動力でコントロールされた手裏剣を投げつけ、武装飛行船にダメージを与えていく。
空中で煌めく爆発をバックに地面へと華麗に着地するミケのくノ一ロボ。
その光景に思わず奪還者たちは叫ぶのだ。
「美少女ロボ最高ー!!!」
成功
🔵🔵🔴
高村・恭子
「相手は空を飛ぶRB団、ではなくて飛行船ですか。それではこちらも飛ぶことで対抗しましょう。」「特参号戦車は、空中戦も可能なんですよ。」
戦闘中は、戦車に【騎乗】して戦います。【空中浮遊】と【空中戦】の技能を使用して空で戦います。
【SPD】で攻撃です。
攻撃は他の方に合わせた【援護射撃】で【制圧射撃】の【鎧無視攻撃】の【破魔】を付けた【集中砲撃】で、『武装飛行船』を【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【見切り】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「できる限り相手の攻撃を引き受けて、他の方の攻撃のチャンスを。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。
爆風吹き荒れる荒野に、また一人猟兵が現れる。
見目麗しい軍服姿の女性の猟兵は、そのコートを風になびかせながら、空を見上げる。その視線の先には武装飛行船。なるほど、と独り言ち、微笑む姿には余裕さえ感じられた。
「飛行船ですか。それでは、こちらも飛ぶことで対抗しましょう」
高村・恭子(ハイカラさんの戦車乗り・f24524)が微笑みと共に颯爽と戦車に乗り込む。
そう、恭子が騎乗するのは特三号戦車は、猟兵である彼女の技量によって空戦も可能としていたのだ。
颯爽としていて、それでいながら朗らかな笑みさえ浮かべる彼女に合コン会場の奪還者たちのボルテージは上がりっぱなしである。
くそう!もっと早く彼女と出会いたかった!合コン会場に来てくれてさえいれば、お近づきになること可能であったかもしれない!いいよね……軍服の似合う女性。凛々しくて格好良くって!
とかなんとか。勝手に大盛りあがりである。
「くすっ。特三号戦車は、空中戦も可能なんですよ」
会場の様子を知ってか知らずか、恭子の戦車の操縦技術にいささかの乱れも見えない。襲い来る鉄の雨じみたホーミングミサイルを見事な戦車捌きで受け流し、直撃弾も装甲とオーラ防御によって防ぎきってみせるのだ。
「さあ、敵の攻撃はこちらが引き受けます。他の方は攻撃のチャンスを逃さず!」
戦上手な様子は、まるで扇情を舞う戦乙女。その戦う女性の力強さにまた一つ、男性奪還者たちの心を鷲掴みにする要素が増えたのかもしれない。
轟音響き、戦車の砲撃が武装飛行船の大きな船体を揺らす。
「攻撃は、嵐の如く。さあ、今一度受けなさい!」
ユーベルコード集中砲撃(シュウチュウホウゲキ)によって、さらに傾く武装飛行船。爆炎上げ、高度を徐々に落とし始めていた……!
成功
🔵🔵🔴
播州・クロリア
フォーさん(f12608)と引き続き共に行動します。
空から攻撃とは厄介ですね。
ですが地に足がついてないフワフワした生き方の
オブリビオンに負けるつもりは微塵もありません。
変・身
とう
(腕をクロスして決めポーズをした後、掛け声とともにUC【オール・ワークス!】を発動し{バイオウェア}に着替える)
フォーさんが爆弾を仕掛け終わったら合図をくださるはずなので
確認後、そこらへんの大岩を『怪力』で引っこ抜いて
飛行船に投げつけてやりましょう。
合コンの締めは花火がいいですね。
フォー・トラン
クロリアさん(f23522)と同行
怒りの鉄拳をくらえーって、ぶん殴ろうにも敵は遥か上空ですね。仕方ないのでこちらも空を飛ぶことにしましょう。
【変身魔法】で一羽のカラスに姿を変え、飛行船にとって死角となる上方向からそっと忍び込み、箱型時限爆弾トリックボックスをありったけ仕掛けます。〈破壊工作〉のプロであるあたしには、爆弾をどう設置すれば巨大な船を壊せるか当たりをつけるのも簡単なことです。
準備が終わったらメイクセット付属の鏡で光を反射して地上へ合図を送り、クロリアさんの攻撃が開始されるのを横目に悠々と脱出します。
ちょろいもんですね
武装飛行船は未だ健在で、その姿を空に浮かべながらやすやすと攻撃の届かない場所から爆撃し荒野の硬い地面を削るようにしながら合コン会場を目指していた。
猟兵たちの攻撃は効いているものの、未だその巨体を地に堕とすには、まだ足りない。
空からの攻撃は厄介だと空を見上げるのは、播州・クロリア(リアを充足せし者・f23522)。
「ですが、地に足がついてないフワフワした生き方のオブリビオンに負けるつもりは微塵もありませんよ!」
そう意気込むクロリアの横でフォー・トラン(精霊術士・f12608)がうなずく。
「怒りの鉄拳を食らわしてやりてーところですが、はるか上空ですしね…仕方ありません。クロリアさん、今回もコンビネーションでやってしまいましょう」
二人の姿が同時に輝く。ユーベルコードの輝きは、二人をなんかこういい感じの日曜朝にある感じの変身ヒロイン的な……あれ?
「変・身……とう!」
クロリアは腕をクロスして決めポーズを決めた後、ユーベルコード「オール・ワークス!」でバイオウェアに姿を変える。ヒロインていうよりヒーローなんですが!?でもいい!女の子だってヒーローになったって何もおかしくない!いいよね、ヒロインが無骨なウェアに身を包むのって。
合コン会場からはクロリアの勇姿に喝采が飛ぶ。変身ポーズを真似する奪還者もいるくらいだ。
「これは負けてられないですね、ねんじろ!」
その隣でフォーもまたその姿を変える。合コン会場の奪還者たちは、それはもう大変な期待を向けている。だってね。ぬふふ。フォーさんみたいな美人さんが変身するといったら、こう際どいやつとか、フリルついたやつとか、そういうやつだよね。そうなんだよ!美少女が変身って言ったら、そういうのが相場なんだよ!
だが、ユーベルコード変身魔法(ヘンシンマホウ)でフォーが姿を変えたのは、一羽のカラス。一瞬、合コン会場がシーンとする。いやでも、とぽつりと一人の奪還者が言う。
―――変身ヒロインとよくワンセットの小動物枠なんじゃね?
カラスマスコットの誕生だぁぁぁぁ!もうなんでもいいんだな、君等、と合コン会場は静まり返る前よりも、さらにホットに。レーザーには気をつけてー!と声援が飛ぶ。
「じゃあ、行きますよー!」
カラスになったフォーが一羽ばたきすれば、飛行船の死角になる上方向から武装飛行船の中へ忍び込む。
破壊工作のプロであるフォーにとって、飛行船にとっての急所がどこであるのか、簡単なことなのだ。オブリビオン化したといっても、構造はさして変わらない。壊すべき場所を壊せば、敵に大ダメージを与えることなど簡単だ。
「こことそことあそことどことっ!」
カラスの姿で艦内や船体の外側に箱型時限爆弾トリックボックスをありったけ仕掛け、準備は万端だ。
キラリと荒野の空に煌めく合図の光。その合図を受け取ってクロリアはうなずく。
ボコッ!と重たい音を立てて、クロリアの腕が引っこ抜いたのは、そこらへんにある……とは言い難いほどの質量を持った巨大な岩石。
200cmを超える身長のクロリア以上の大岩を持ち上げる様子は、さながら非現実的じみたことだろう。その姿はまさにヒーローそのもの。
「これなら、空に飛んでいたって……関係ないです、ねっ!」
砲丸投げの要領でクロリアの怪力と共に投げ出される大岩。その大岩を破壊せんと武装飛行船から光の雨のようなレーザー光線による激しい弾幕が張られる。
しかし、そのどれもが巨大な岩石である質量攻撃を防ぐことはできない。
凄まじ音がして、武装飛行船にぶち当たって砕ける大岩。その刹那、フォーのし掛けた時限爆弾が起爆し、武装飛行船の内外から凄まじい爆炎が上がる。
「合コンの締めは花火がいいですね。きれいです」
なんて、爆炎が巻き上がる武装飛行船を地上から見上げるクロリアの肩にカラスとなったフォーが止まる。
ぶい、と合コン会場に向かってサインを送れば、二人に惜しみない声援が飛ぶのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
チヒローズ・イッシー(サポート)
自由都市を故郷に持ち、本人も自由を愛する女性です。
戦闘では指定したユーベルコードを状況に応じて使い、人々の自由を取り戻す為に皆さんと力を合わせて戦います。
オラトリオの聖者×プリンセスということで、もしよければキラキラっとした華やかな戦闘演出を描写していただけると嬉しいです。
口調はステータスシートの通り、「なの、よ、なのね、なのよね?」という感じの優しく人当たりのいい女の子といった感じの喋り方です。
一人称は「私」、二人称は基本的に年齢や男女を問わず「さん」付けの呼び方です。
あとはマスターさんにお任せします。よろしくお願いします!
アポカリプスヘルの荒野にまた一人天使が……いや、猟兵が舞い降りた。
荒野の低く重たい雲の隙間からわずかに差し込む光が、その翼を煌めかせる。まさに天使。そのあまりにも神々しくきらびやかな翼は、同じく空を飛ぶ翼を持つ武装飛行船が嫉妬してしまうほどに美しい。
チヒローズ・イッシー(オラトリオの聖者・f20852)は、まさにその形容が似合う女性猟兵だった。
アポカリプスヘルにおいては、猟兵はさらなる魅力を持って人々に受け入れられる。オラトリオの翼はまさに、天使という言葉がしっくりくる姿だったことだろう。
まあ、合コン会場の近くに降り立つ時点でこう、なんか、俗っぽくなってしまうのは愛嬌というかなんというか。
「さあ、みなさん。もう安心ですよ。敵はもう余力を残していませんから。このまま決めきって見せましょう」
チヒローズのユーベルコード、ドレスアップ・プリンセスによって彼女の姿が豪華絢爛なドレス姿へと変貌を遂げる。
さらに手には武器であるプリンセスハート。さらには、飛翔能力まで強化されて、武装飛行船と同じ戦場、大空へと舞う。
炎の雨じみたナパーム弾が降り注ぎ、チヒローズの接近を拒んでいたが、それも飛翔能力を得た彼女にとっては、降りかかる小雨程度のものでしかなかった。
地上へと落ちたナパーム弾が火柱を上げ、その天使の翼を炎で揺らめかせながら、チヒローズは飛ぶ。手にしたプリンセスハートを振りかぶれば、キラキラ煌めく粒子が武装飛行船を撃つ。
「無粋で無骨な飛行船ですが、せめて地上の皆さんに迷惑のかからぬように爆散してくださいね!」
爆発が起こると同時に、花弁が舞い、彼女の周りを取り囲む。
その姿は、戦いとは無縁のような、そんなふうに思えるほどに優雅な姿だった―――!
成功
🔵🔵🔴
笹乃葉・きなこ
あ!いいべぇ!いいべぇ!
大物きたべなぁー!(きゃっきゃっ)
壊しがいがあるんだべぇー。
【野生の勘】頼りにレーザー光線の軌道を読んで見よう。
そうだなぁ。どう台無しにしてやろうかなぁ。
先ずは【ジャンプ】してユーベルコードで掴んで登って、
レーザー出ることを【部位破壊】でいじめにいじめて
まわりをなぎなたでこれでもかって、なぎ払いして
【怪力】で地面に何度も何度も何度も叩き付けてやるのも楽しそうだべなぁ。
起き上がる暇もなくなぎ払いしてやるべ、
あー、余裕があるならダンスしながらボロボロにしてやりたいけど、そんなひまねーんだろうなぁ。
たっぷりたっぷり壊そう。
合コンたのしー。
爆炎煙る荒野に笹乃葉・きなこ(キマイラの戦巫女・f03265)の楽しげな声が響き渡る。
巨大な空を飛ぶ飛行船にテンションが上がりっぱなしなのだろう。かわうぃらしい見た目とは裏腹に非常に武闘派なのだ。きゃっきゃっしているのは、普通なら可愛くってほんわかしてしまうものだが、今は戦場。まるで別な意味でキャッキャッしているように見えてしまう。
「いいべぇ!いいべぇ!大物だべなぁ!壊し街があるんだべぇー!」
お国なまりの言葉が可愛らしく響き渡る。でも言ってること、すんごく物騒だからね!?ぶんぶんと薙刀を振り回して構える。
あー!でも、見ている分にはとらんじすたぐらまーなスタイルが非常にぬふふってなる!合コン会場の男性奪還者も同じ気持ちだろう。
「オブリビオンの企み、どう台無しにしてやろうかなぁ……んっし!決めたべ!」
武装飛行船からきなこに向かって光の雨じみたホーミングレーザーが襲う。地表へと雨あられのように降り注ぐレーザーを回避し、武装飛行船へと駆け出していく。
その様子は野生の勘に裏打ちされたような、見事な回避。合コン会場で披露してくれた日舞のような流麗な動きで駆け抜ける!
そして、空をかけるように勢いよくジャンプする。しかし、それくらいでは非光線に届かない!
だが、きなこには、ユーベルコードがある!
「奇術を見せてやるべ!そーれ!」
彼女のユーベルコード、笹乃葉式気功術(ササノハシキキコウジュツ)が発動し、未知の生体エネルギーが武装飛行船の破壊され、ささくれた船体の装甲掴んでよじ登る。
「さー、マグロの解体ショー……じゃなくって、飛行船の解体ショーだべ!」
薙刀で薙ぎ払うようにあちらこちらを破壊しまくるきなこ。あー!猟兵様!困ります!そこはレーザー出るとこです!困りますあー!!
さらに船体をユーベルコードで掴んだまま、飛び降り、勢いのまま投げ飛ばすように武装飛行船を地表に叩きつける。弱りに弱った武装飛行船は抵抗すらできずに、盛大な音を立てて、墜落……というよりも、きなこに投げ倒され、地響きと共に爆散してしまう。
「はー!たっぷりたっぷり壊せたべ!満足満足だべー♪」
快活に笑うきなこ。合コン会場からは、きなこを称える声でいっぱいだ。それに手を振って答えるきなこ。
無事に合コン会場もとい、拠点を守りきった猟兵たち。合コンという文明も無事に守りきり、荒廃した世界であれど、心の余裕は少しは取り戻せたのかもしれない。
なぜなら、きなこも、奪還者たちも同じ思いだったからだ。
「合コンたのしー
!!!!!」
大成功
🔵🔵🔵