アルダワ魔王戦争3-E〜強制脱衣結界?
●3-E『スライムのプール』
「きゃははっ♪ みーんなみんな、ぬげちゃえ~~♪」
ファーストダンジョンの迷宮の一角、ここには大量のスライムが地面を覆っていた。
まるでスライムのプールのように。
そしてそのスライムまみれのエリアの中には、レオタードのようなボンテージのような衣装の女悪魔が、きゃははと笑い声輪げながら、誰か来ないかなーと待ちかまえているのだった……。
「ん~~。強制淫魔化結界ならぬ、強制脱衣結界ってとこかしらね~~♪ きゃは☆」
●グリモアベースにて
「まぁ、ぶっちゃけいうと、こいつ……淫魔プレジールにはそんな強制結界なんて能力はありません」
きっぱりとぶった切って断言するアテナ・パラステール(亡国の姫騎士・f24915)さんである。
「オブリビオンになる前の前世なら強制淫魔化結界とかやらかしそうなやつですけど、今のこいつはそんな力ありませんから」
なぜか辛辣なアテナさんである。前世の恨みでもあるのだろうか?
「要はこのエリアの特殊な仕様によるものなのですね。
もちろんその仕様とは、スライムです。
このエリアには、あたり一面に大量のスライムが生息しているのです」
スライムと聞いて、服が溶ける奴かと身構える猟兵達に、アテナは首を横に振る。
「このスライムはほぼ無外です。触れても溶けたりダメージを負ったりはしません。
ただし……このスライムの組成が問題なんです」
深刻そうな顔をしてアテナが語った内容はこうだ。
このスライムの元になっているのが、禁断の『ヌギヌギン液』なる怪しい液体で、触れるとなぜか『装備を脱ぎたくなってしまう』という、恐るべき精神汚染を受けてしまう。
「ほとんどプールか?!って突っ込みたくなるほどスライムはあたりに充満しているので、このスライムに触れずに行動することはまず不可能です。
そして一度触れてしまったら、その場で装備や衣服を脱いでしまいます」
猟兵達は一斉に、うわぁって嫌な顔になった。
「幸いというか……たいていは下着姿になったあたりでふと我に返って脱ぐのはやめると思いますけれど……かといってそれから再び着ようという気にはならないのが精神汚染の怖さですねぇ……」
なので、基本的にこの戦場では、武器や鎧を装備していないものとして戦わなければならないだろう。
「ちなみに敵の淫魔プレジールは、元々が下着姿に近い格好ですので、これ以上脱ぎません。なんかずるいですね」
やはりなぜかプレジールに辛辣なアテナさんである。
「まぁ、と言っても結局、脱ぐ覚悟さえあるのなら、あとは武器防具なしでどうやって戦うか考えるだけです。それほどの強敵ではありません。
頑張ってきてくださいませ」
そういってアテナは転移の準備をする。
最後の一つだけ思い出したように付け加えて。
「……あ、どうせ脱ぐからと最初から脱いでいくのはお勧めしませんよ?
その場合、脱ぎたい気持ちになったら余計なものまで脱いじゃうかもですしね?」
雅瑠璃
このシナリオは戦争シナリオです。
ボス戦1章で完結します。
こんにちは、またはこんばんは。
雅です。
というわけで、今回は脱ぎ依頼です。
基本的には下着姿になるくらいまでではありますが……効果に個人差とかあったとしても、プレイング次第だとは思います(?)
プレイングでは、脱ぐシーンと、武器防具なしでどうやって戦うかの工夫をお書きいただければと。
今回のプレイングボーナスは脱ぐこと……ではなく、武器や防具無しで戦う工夫となっておりますゆえに。
脱ぎ依頼ではありますが、特にそれ以外はえっちな依頼ではありませんので念のため。
淫魔プレジールにしたって、えっちよりはコメディよりですしね?(笑)
せめて脱衣シーンや、下着くらいは拘ってみるといいかもしれません?
プレイングに拘りがなければ、イラストから判断して適当に脱がしますので(笑)
あと、当たり前ですが、いくら周りで人が脱いでいるからと言って、プレイヤー間の合意の無きハラスメント行為は採用しませんのでご注意を。
それと戦争ですので、プレイングの数によっては完結を優先して全採用はせずに見送る場合がありますのでご了承ください。
それではプレイングお待ちしています。
第1章 ボス戦
『プレジール』
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POW : おしおきだよっ♪
【内蔵兵器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : 私の為に戦ってぇ~♪
【両掌】から【高圧電流】を放ち、【感電】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ : わたしの虜になぁ~れ♪
【疑問】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【絡みつく紫の触手のかたまり】から、高命中力の【謎を喰らう触手】を飛ばす。
イラスト:すねいる
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠天原・京香」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
筒石・トオル
【WIZ】
妙な敵だなぁ。
僕は子供だし、多少薄着になっても問題は少ないと思うんだ。…まあ恥ずかしい気持ちはあるけれどね。
※脱ぐシーンはお任せ。最終的には黒のトランクス+ブーツ(何故)に
脱ぐのは武器と防具だけだよね。
脱ぎながら『誘惑』で油断させ、UC【ヒプノシスリストラクション】で動きを止めるよ。眼鏡は武器じゃないからね。
敵が動けない内に、攻撃手段のある仲間に攻撃して貰おう。
…もしかしたら、えっちな展開になる可能性もあるので、その時は見ないようにしておく。
※アドリブOK
アナスタシア・ムスハルト
◎♥♥
服を溶かされたり脱がされたりに縁があるわねぇ、私……
スライムのプールねぇ……ぷるぷるしてゼリーみたいだけど、食べられないわよねぇ
あー……入らなくても触っただけで効果があるのねぇ、脱ぎたくなってきたわぁ……
恥ずかしいから本当はイヤなんだけど、っとぉ(胸がばるんとまろび出る)
うーん、刀もダメなのぉ? 不安だわぁ……
スライムが全身に絡みついて気持ち悪いわぁ
水着じゃないし、白いから、上も下も透けちゃうし……
水より抵抗が大きくて進んでると脱げちゃいそう
えいっと飛びついて捕まえるわぁ
お互いぬるぬるでなかなか……っと、しっぽをつーかまーえたー
「怪力」でぶんぶん振り回して「びったんびったん」するわよぉ
●濡れ透け白下着と美少年ストリップ
「服を溶かされたり脱がされたりに縁があるわねぇ、私……」
なんとなく遠い目をしながら、アナスタシア・ムスハルト(小さな大剣豪・f24499)は、目の前のスライムプールを眺めていた。
「スライムのプールねぇ……ぷるぷるしてゼリーみたいだけど、食べられないわよねぇ……」
スライムプールとは言うが、実際にプールに溜まっているわけではない。ただ、迷宮の一角が完全に水没……否スライム没しているだけで、そしてそこを完全に避けたまま先に進むことも、スライムだまりの奥にいる淫魔プレジールと戦う事も出来ないというだけだ。
「僕は子供だし、多少薄着になっても問題は少ないと思うんだ……けど」
そんなアナスタシアと同行することになった少年、筒石・トオル(多重人格者のマジックナイト・f04677)は、さすがに最後は言葉を濁した。
何せトオルの目の前では、アナスタシアがすでに服を脱ぎ始めている。
「あー……入らなくても触っただけで効果があるのねぇ、脱ぎたくなってきたわぁ……」
のんびりした口調で喋りながらも、もはや精神汚染も進んでいるのだろう、躊躇なく上着を脱いでいく。
「恥ずかしいから本当はイヤなんだけど、っとぉ」
ばっと上着を脱ぎ捨てると、白いブラに包まれた大きな胸がばるんっとまろびでてきた。小柄なドワーフには似合わないほど立派なものをお持ちのアナスタシアである。
慌てて視線を外すトオルの傍らでは、更にシュルシュルと衣擦れの音もする。どうやら下も脱ぎ捨ててしまい、上下お揃いの白いブラとパンツ姿になったようだ。
「うーん、刀もダメなのぉ? 不安だわぁ……」
そんなのんびりとした声を出しながら、武器も手放し、じゃぶじゃぶとスライムだまりへと歩いていく音がする。
「あっ、待って、僕も……!」
トオルはそんな彼女を追いかけて、スライムだまりの中へと足を踏み入れていく。
アナスタシアほどではないが、トオルも十分精神汚染はすすんでおり、1枚1枚上着を脱ぎながら、追いかけていくのだった。
「きゃははっ。ずいぶんかわいい子たちがきたのね~♪ 私と遊んでぇ~♪」
待ちかまえていたプレジールが、お仕置きと称して攻撃を放ってくる。それはアナスタシアに命中することはなかったが、あたりにバラまかれた余波でスライムの飛沫が飛び、ぬるぬるがアナスタシアの身体にかかっていく。
「うぅ……スライムが全身に絡みついて気持ち悪いわぁ」
しかもただ気持ち悪いだけではない。アナスタシアの純白の下着は、水着ではないのでスライムの粘液に浸されるとあっさりと透けてきてしまい、追いついてきたトールはそれを見て慌てて視線を逸らす。
さらにスライムだまりの深さも、本来はそれほどではないのだが、小柄なドワーフにとってはかなりの深さである。水よりも抵抗が大きくて動きにくいし、プレジールの攻撃を避けるために激しく動くと、下着がずれてしまいそうにもなる。
「そ、そこまでです。こっちを見てください!」
トールは、このままではまずいと、プレジールの注意を自分にひきつけるように声を上げた。アナスタシアを追って入ってきたトールは、脱ぎながらやってきたため、まだ全部脱いでいなかったのだ。
それを、つまり自分の脱衣シーンを囮にしようという悲愴なる作戦であった。
「え~、なになに、見る見る~♪」
案の定、眼鏡美少年の脱衣シーンに食いついてきてしまったプレジールは、シャツを脱いで少年らしい華奢な上半身が露になるところも、ズボンを脱いで黒いトランクス姿になるところも、かぶりつきで見ていた。
実のところこれは、美少年ストリップを見たいという淫魔の欲だけではなく、彼の眼鏡から放たれた【ヒプノシスリストラクション】による誘惑の力でもあったのだが、ともあれトールの策は成功している。
もちろんトールにだって、こんなことをして恥ずかしい意識はある。あるが、それ以上に、こうして自分で引き付けてくれれば、アナスタシアが何とかしてくれるという期待もあってのことだ。アナスタシアの格好がかなりえっちになっているので、とてもそちらは直視できないが!
「えいっ……っと、しっぽをつーかまーえたー」
「えっ?!」
そして期待に違わず、ぬるぬるに苦戦していたアナスタシアは、ついにプレジールに飛び掛かって尻尾を掴むことに成功していた。
そうなるとやることはひとつ。
「あばっ、あばっ、あばばばっ?!」
アナスタシアの怪力で振り回されたプレジールは、そのまま【びったんびったん】とスライムプールに何度も何度もたたきつけられるのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
佐伯・晶
うわ、何これ
服着てるのが落ち着かない
むしろ恥ずかしいくらいだ
そういう効果だと聞いてたけど
ここまでとは思わなかったよ
早く脱いでしまおう
まあ、下に水着を着ておいたんだけどね
時期的にサイズ合うのがこれしかなかったから
ふりふりの可愛いビキニなのが複雑だけど
なんか落ち着かないし
これも脱いでしまおうかな
後ろの結び目を解いて、次はと
って危ない、裸になるところだったよ
武器が使えないなら体を強化しよう
邪神の施しで自分を石像に変えて
力任せにぶん殴るよ
石になった事で体が硬くなって
攻撃も防御も強化されてるよ
胸も固定されて動いても邪魔にならないね
疑問を抱くと危ないようだし
自分の状況とかを深く考えない方がいいかな
◎♥♥♥
相馬・雷光
◎♥♥
ホントこの手の敵が多いわね、アルダワ
装備解除とか普通にヤバい案件なんだけど……
ちょっと入って……うわ、にゅるっとした……
たしかに服を着てることに逆に違和感を覚えるわね
忍装束を脱いで、レオタードを脱い……下着を脱ぐ必要はない?
いやいや、この脱ぎたいって感情に抗ったら戦力低下するからそれに従っ……え、それは別の戦場?
ち、違うから、脱ぎたいとか見られたいとかそんなんじゃ……!(全裸で言い訳)
そ、そんなことより敵よ!
じゃぶじゃぶ進んでいく!
潜って泳いだりして攻撃を凌ぐわ!(水泳)
ぜ、全身にぬるぬるが……
銃ばっかり使ってたけど、最近は体術も覚えたのよ!
雷を纏った(属性攻撃)蹴り、【帝釈天雷蹴撃】!
才堂・紅葉
◎
「まーた、この系統ですか。分かってたわよこんちくしょう」
ギミックを知ってしまえば頭痛がするがやらざるを得ない
極力スライムを避けて前進し、だが触れてしまう
スカートを脱いで赤のショーツを晒す
更に上着を脱いで、シャツのボタンを外した所で我に返る
だが指は止まらずにシャツを脱ぎ捨てれば赤のブラが露になる
踏み止まれたのはブラのホックを外した辺りだ
「どうも、プレジールさん」
何故かホックを付け直せないので、赤い顔でブラを押え挨拶
格闘戦ならお手の物だ
体捌きで飛び道具をいなし、【グラップル】で足払いでこかし
「良い声で鳴きなさい」
後は大蛇が絡むような関節技で彼女を拘束し、容赦なく締め上げながらタップを奪います
●精神汚染には個人差があります。
「まーた、この系統ですか。分かってたわよこんちくしょう」
頭痛をこらえながら、才堂・紅葉(お嬢・f08859)は迷宮を歩いていた。
極力スライムだまりは避けようとは思っているが、それにも限度はある。もはやスライムを避けては進めないあたりへと入り込んでしまっていた。
「ホントこの手の敵が多いわね、アルダワ……装備解除とか普通にヤバい案件なんだけど……」
こちらもうんざりとした表情で、相馬・雷光(雷霆の降魔忍・f14459)はスライムだまりの中へと足を踏み入れていく。心底嫌ではあるが、ここを進まないと話にならないのだ。
「うわ、にゅるっとした……」
足元に纏わりつくスライムのぬるぬるとした感触。それだけでも気分はよくないのに、さらに、雷光の心にある違和感が襲ってくる。
「たしかに服を着てることに逆に違和感を覚えるわね……」
それこそがこのスライムの精神汚染。どのように汚染されるのかは個人差もあろうが、共通しているのは、服を脱ぎたくなるという一点。
「うわ、何これ、服着てるのが落ち着かない。むしろ恥ずかしいくらいだ」
そういう効果だとは聞いていたけど、ここまでだとはさすがに想像していなかった佐伯・晶(邪神(仮)・f19507)である。同じくスライムだまりに足を踏み入れた途端、服を着ていることに対して強烈に違和感が襲ってきたのだ。
「早く脱いでしまおう」
「そうね、そうするべきよね」
晶の言葉に、紅葉も雷光も頷き、かくしてその場で脱ぎ始める3人である。
紅葉はさっそくスカートのホックを外して、すとんとその場へ脱ぎ捨てた。赤い扇情的なショーツが空気に晒される。もちろんそれだけでは治まらない。上着にも手をかけシャツのボタンをゆっくりと外していった。
「ん……私、何を……」
そこで少しだけ正気が返ってくる紅葉だが、自分の行為に違和感を持っても、身体の方がまだ止まらない。指先が勝手にシャツのボタンを全て外し、それをバッと脱ぎ捨ててしまう。さらに手は背中に回り、露になったショーツとお揃いの赤いブラのホックをパチンと外した。
「って、ちょっと?!」
晶はあっという間に、上も下も脱ぎ捨ててしまった。今回の話を聞いた際に一応用心として中にはビキニの水着を下着代わりに着ていたのだが、その姿になるまでほとんど一瞬だった。フリフリの可愛らしいビキニ姿だが、本人としてはそれを着ているのは、精神汚染的な意味でも、可愛らしいデザイン的にも複雑な気分である。なのでビキニ姿になってもまだ違和感はおさまらない。こちらも背中に手を回し、ビキニの結び目を解いていく。
「わあ、何してるんだ、僕?! ……危ない、裸になるところだったよ」
2人は何とかそこで踏みとどまれた。
だが、一度脱いだものを再び着ようと思わないのと同様に、一度外したホックや結び目を再び治そうとも思えなくなっている。なので、ホックの外れたブラを、結び目のほどけたビキニブラを、それを落ちないように手で支える不安定な状態になってしまった。
しかしそれでもまだ、そこで留まれただけ2人はまだましだったかもしれない。
輪をかけて汚染がひどかったのは雷光だ。
あっという間に忍装束を脱ぎ棄てていた雷光は、そのまま下着代わりに着ているレオタードにまで手をかけ、それをも脱ぎ捨ててしまった。
「ちょっと、あなた……?!」
一足先に脱ぎ終えていた紅葉から、裸になってしまった雷光に驚くような声が上がる。自分もそうだったが、確か下着に手をかけたあたりで精神汚染の影響は薄れるのではなかったか?
「えっ? 下着を脱ぐ必要はない?
いやいや、この脱ぎたいって感情に抗ったら戦力低下するからそれに従っ……」
「感情に逆らうなって、それ、ここじゃなくてキノコの森の話じゃ?」
言い訳じみたことを口走る雷光に、晶からも疑問の声がする。
「え、それは別の戦場?
ち、違うから、脱ぎたいとか見られたいとかそんなんじゃ……!」
真っ赤になってあわあわと全力で言い訳を始める雷光に、晶も紅葉も仕方ないかとため息をつくのだった。自分たちも、ブラのホックやら結び目を解くまで正気の戻れなかったのだし、そこまで行ってしまこともあるな、と。
……さすがにここまでいろんな依頼の中で見られてきたからって、雷光に露出的な趣味が目覚めていたわけではない事を祈ろう。ええ。
「そ、そんなことより敵よ!」
結局、一度脱いだものはもう身につけようとは思わない呪いもあって裸のままの雷光が、言いつくろうように言った号令に従う形で、晶も紅葉もじゃぶじゃぶとスライムだまりの中をかき分けて奥へと進んでいく。
「きゃははっ♪ ずいぶんとえっちな格好の人たちがきたわねぇ~♪」
その奥で待ち構えているのは、淫魔プレジール。
「どうも、プレジールさん」
ホックの外れたブラを手で押さえ赤面しつつも、紅葉はきっと敵意を返す。
たとえ武器など使えなくても、自分には格闘技があるのだから、と。
「銃ばっかり使ってたけど、最近は体術も覚えたのよ!」
全裸の雷光もそれは同じ。普段は銃撃メインだが、忍者として体術が使えないわけもない。
「武器が使えないなら体を強化すればいいし」
晶はそう言うと【邪神の施し】によってミスからの身体を動く石像へと変化させていく。こうすれば結び目を解いてしまい胸に引っかかっているだけのビキニブラも固定されるので都合がいい。
「きゃはは☆ いいわよぉ。まとめてかかってらっしゃ~い♪」
そのまま3人は一斉に、素手のままプレジールに飛び掛かっていき、3対1での格闘戦が開始される。
それはまるで、場所が場所だけに、ローションプールでのキャットファイトを見ているようだ……なんてことは言ってはいけないだろう、たぶん。
さすがに3対1なので、戦いそのものは猟兵達の優位に進でいった。
プレジールが呼び出した触手での攻撃も、石像と化した晶が自らを盾にして2人を庇い、その隙に雷光が、雷を纏った蹴り……【帝釈天雷蹴撃】をプレジールに叩きこむ。
「あばーーーーっ?!」
蹴り飛ばされスライムだまりの上で跳ねるプレジールを、紅葉はがっちりとホールドすると、ブラが外れるにもかまわず、まるで蛇が絡みつくような複雑な関節技に極めていく。
「良い声で鳴きなさい」
「ぎゃーーーっ?! ギブ、ギブ、ギブーーっ?!」
紅葉必殺の【才堂流大蛇葛】でミシミシと身体をいじめられていくプレジールの悲鳴が響き渡るのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
御形・菘
脱衣か…妾あんまり関係ないな
見ての通り、邪神コスのバリエーションは沢山あるが、大体こんなんでな? セクシーさも突っ込まれんし
それに妾がスライムと絡んでも需要が無い!
…レベルが高すぎます、とかマジコメ貰うとヘコむぞ?
妾の武器はこの身そのもの、防御も左腕でガードしたり身体で受けて耐えておる
分かるか? 要するに、妾はこの戦場でほぼ普段通りにバトるのみ!
まあ、更に不覚で脱ぎたくなったとしても、妾の本能は動画で許容できるラインを絶対に守るであろうよ
魅せ場も作らず決着をつけてしまうのはありえんのでな
さあ全力で攻めてみよ、お主の必死は妾をノックアウトできるかのう?
それが無理なら、左腕の一撃でブッ飛ぶがよい!
備傘・剱
なるほど、脱げ、とな
男の武装は肉体と拳があれば、事足りる
闘争とは、そういうものだ!
UC解放、踊れ俺の肉体達、敵にこの肉体美を見せつけるのだ!
そして、フリーポーズかち極めながら、衝撃波、誘導弾、呪殺弾と頭の上の一足りないのダイス投擲攻撃、全力発射!
あ、おさわりは一応、警戒してオーラ防御は張っておくぞ
そして、最接近されたら、グラップル、つまり打撃系ではなく、関節技を使って戦ってやるよ
…うん、冷静に考えると、美女に襲い掛かってる男っていう、完全にアウトな光景だよな、これ
ま、まぁ、密着した状態でも、零距離射撃もできるし、関節には鎧無視が効果的だろうな
NG無し
からみ、アドリブ、好きにしてくれ
●脱いでもかわらない人たち
「なるほど、脱げ、とな」
スライムだまりに足を踏み入れた途端に起こる精神汚染、そして脱衣衝動。
それをまるで気にすることもなく、備傘・剱(絶路・f01759)は、着衣を脱いでいく。格闘技で鍛えた筋肉質の身体を惜しげもなく披露するように、上着を脱ぎ捨て、そしてズボンにも手をかけていった。
その様子は、単に更衣室で着替えているかのようで、精神汚染などみじんも感じさせないごく自然の姿であった。
何より鍛えられた色黒の筋肉は、女体とは別の意味でセクシーかもしれない。
「脱衣か……妾あんまり関係ないな」
もう一人、同じくスライムによる精神汚染を受けているものの、やはりあまり変わらないものもいる。御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)だ。
男である剱とは異なり、菘は女性ではあるのだが……その姿は異形である。
蛇神にして邪神である(という設定の)爬虫類系がいろいろ混じったキマイラである彼女の身体は、下半身の蛇身体をはじめとして、身体を覆う鱗や背の皮膜の翼、頭の角に長く伸びた二股の舌、などなど、異形がこれでもかと主張しているのだ。
実際、邪神という配信者でもある彼女は様々な邪神のコスチュームを持っているし、その中には肌の露出がかなり激しいものもあるのだが……セクシーというよりはむしろ、異形の美、異界の美というイメージである。むしろ剱の筋肉美の方がセクシーまであるかもしれない。
それにこんな異形がスライムと絡む絵面は、想像してみると、人類にはまだレベルが高すぎるのではないかというくらいの……。
「おい! レベルが高すぎます、とかマジコメ貰うと、さすがにヘコむぞ?!」
「……誰に言っているんだ?」
突然地の文に向かってツッコミを入れた菘に首を傾げる剱であった。
そんな感じで脱ぎ終えた2人が、スライムだまりを進んでいくと、他の猟兵の攻撃から逃れてきたらしい淫魔プレジールと遭遇した。
「のわったっ。……あらら、また新しい敵さんなの~? セクシーな筋肉と、レベル高い人?」
「レベル高い言うな?!」
不意の遭遇に実は慌てていたらしいプレジールだが、菘を弄る発言で気分を持ち直したらしい。
ただし、この発言は、あとで高くつく。
ともあれプレジールとの戦闘は開始された。
「男の武装は肉体と拳があれば、事足りる。闘争とは、そういうものだ!」
既に脱いでいる剱ではあるが、元々彼はユーベルコード【全力脱衣!開催最強筋肉祭】という、脱ぐことで効果を発揮する能力があるのだ。スライムの力で脱ごうが、自分から脱ごうが、そのあたりは何も変わらない。
「踊れ俺の肉体達、プレジールにこの肉体美を見せつけるのだ!」
「な、なによ……いい筋肉じゃない」
なぜか剣の肉体美を見てキュンとするプレジール。淫魔だからいい男には目がないとかそういう?感じ?
剱の筋肉美を見せつけられてくんとしたプレジールは、彼の決めたポーズにつられるように、ノリノリで踊り始めてしまった。
「ほうほう、なかなかいいダンスじゃな。
考えてみれば、そもそも妾達が一方的にそなたをボコっても視聴者は退屈するだけじゃ。魅せ場も作らず決着をつけてしまうのはありえんのでな?
ゆえに、ここは其方の魅せ場じゃ。さあ全力で攻めてみよ、お主の必死は妾をノックアウトできるかのう?」
そんなプレジールのダンスを見て、配信者らしい感想を呟く菘であった。
呟きついでに、ポーズを決めている剱に少々待つよう指示し、プレジールを挑発するように、手まねきをするのだった。
「馬鹿にするんじゃないわよ~~!」
もちろん激高したプレジールは、菘を攻撃しようと飛び掛かってくる。内に秘めた魔力で連続攻撃を仕掛けてくるが、しかしそれを、菘は鱗の生えた左腕を盾にすることで受け止めている。
そもそも自身が攻撃をされているシーンというのは、いわゆる逆境、視聴者を盛り上げるための演出。そう思えばむしろそれは菘を強化するだけのもの。【逆境アサルト】というユーベルコードの効果だなどと無粋に説明するまでもない。配信者としての菘のプライドが、プレジールの攻撃を耐えさせる力となるのだ。
「これでおわりかえ?
妾をノックアウトするのが無理なら、この左腕の一撃でブッ飛ぶがよい!」
「あんぎゃー?!」
そして耐えに耐えた菘は、攻撃を受け止め続けていた左腕でそのままプレジールを殴り飛ばす。
「最後は其方に譲ってやる。妾の視聴者たちも満足するような決め技を期待するぞ!」
「任せろ!」
殴り飛ばされたプレジールは、狙い通り剱の元へと飛んできた。
それを肉体美でがっしりと受け止めた剱は、そのままプレジールの身体をからみ取るように関節技に極めていく。
「えええ~~~~?! またあ~~~あだだだだだだ?!」
衝撃波などで殴り飛ばしてもよかったのだが、それでは絵的に寂しい。そう思って関節技を選択した剱であったが、プレジールをがっちり極めて苦しめていながらもついこれでよかったのかと疑問を持ってしまった。
「……うん、冷静に考えると、美女に襲い掛かってる男っていう、完全にアウトな光景だよな、これ」
「あー、トランクス1枚な半裸の色黒マッチョが女淫魔相手にくんずほぐれつ……妾の動画が許容できる範囲じゃろうか……? いやまぁ、必要以上に脱いでいるわけでもないから、まあ、いいじゃろ」
絵面を見ながら少々悩みはしたものの……菘も結局、ま、いいかで済ませることにしたのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
アイ・リスパー
【恋華荘】
「スライムのプールですか。
泳げない私には致命的ですね」
ここは完全水中対策で行くべきですね!
【ビルドロボット】で『機動戦車オベイロン』を水中活動可能なパワードスーツ形態にして装着。
「オベイロン、全武装オールグリーン、いつでも行けます!」
が、スライムに触れた途端、オベイロンの強制脱出装置が起動!?
外に放り出されてスライムのプールに落ちて……
「くっ、ならば魔法少女に変身ですっ!」
ですがスライムの影響かバグって【漆黒の堕天使】が発動してしまい。
装着された黒く染まった魔法少女服……を脱ぎ捨て
快感共有の魔法と触手を暴走させて敵味方の区別なく攻撃。
「ふふ、理緒さん、一緒にきもちよくなりましょ♪」
菫宮・理緒
このあいだは失敗したけど
今度は「ほとんど」ってことだから、隙はあるよね。
って、あれ? えええええ!?
アテナさんのうそつきー! ほとんどちがうし、ぜんぶだし!
え、完全防水のはずのアイさんがパージされたー!?
こ、これは、ヤバ……と後ずさってスライムに触れちゃったけど、
アイさん助けて、いちど撤退しないと、と決意し、
服を脱ぎ捨てながら、助けに向かいます。
魔法少女の服まで脱いでしまったアイさんに、
「そ、そこまで、すとっぷ! 倫理コード!」
と言ったときには、自分も下着姿。
なんとかアイさんを助けようと、近づいたら、
【漆黒の堕天使】が発動。
そのままアイさんに絡みついて、
2人でいろいろ「共有」しちゃうね。
●恋華荘の大冒険(いつもの)
「スライムのプールですか。泳げない私には致命的ですね」
そんな事言いながら現れたのはロボだった。
「なので、ここは完全水中対策で行くべきですね!」
まるで可能性の獣のような白いパワードスーツを身に纏っているのは……あー、残念ながら中身は全く見えないが一応中に入っているのは、いつもの恋華荘に住むドジっ子美少女アイ・リスパー(電脳の天使・f07909)であるので念のため。
「アイさん、完全防水いいなー」
その傍らにちょこんと立っているのは、今回藍とペアで挑みに来た菫宮・理緒(バーチャルダイバー・f06437)である。
「まぁ、スライムも『ほとんど』ってことだから、隙はあるよね?」
という考えのもと、アイのように完全装備とかは考えず、普通の格好で来たわけなのだが、それは考えが甘かった。
「って、あれ? えええええ!?
アテナさんのうそつきー! ほとんどちがうし、ぜんぶだし!」
目の前に広がるのは、足場よりも多いスライムだまり。
スライムが低い足場に溜まってプールになっているだけでなく、地面のいたるところに水たまりのようにスライムがこびりつき蠢いている。
別にグリモア猟兵が騙していたわけではないのだが、こればかりは認識が甘かったというべきだろう。
「うぅ、これはアイさんが頼りかなぁ……」
「任せてください!
オベイロン、全武装オールグリーン、いつでも行けます!」
アイの自慢の自立AI車両『機動戦車オベイロン』が変形した水中活動可能なパワードスーツ形態の中にいるため全く見えないが、ドヤ顔で得意げなアイが、そのパワードスーツのままスライムだまりへと足を踏み入れていき……。
「えっ」
……そしてあっさりと、パワードスーツの中から追い出されるようにぺいっと宙に放り出されるアイだった。
すごいね、ヌギヌギン液。パワードスーツでさえ一瞬で脱ごうと思ってしまうのだから。
強制脱出装置を使って一瞬でパワードスーツを脱いだアイは、そのままスライムだまりにドボンと突っ込んでいくのだった。
「アイさーーーーん?! 完全防水のはずなのにーーーー?!」
完全防水なんのその。もはや呪いに近いヌギヌギン液の効力である。
さすがにこれはやばいと青ざめた理緒は後ずさってしまい、そして後方にあったスライムだまりに足を触れさせてしまった。
「あっ」
ブラウスを脱いで、膨らみのあまりない胸を包むキャミソールを露出させながら、これは本格的にやばいと考えた理緒は、どうせ脱ぎ始めたことだし、と覚悟を決めて、アイを救出してそのまま撤退しようと、スライムだまりの中で溺れてもがくアイを救出するために足を踏み入れていく。
スカートのホックを外して脱ぎ捨てながら。
「くっ、ならば魔法少女に変身ですっ!」
溺れながらも、既に、当初着ていた服を既に脱ぎ棄てて、理緒とも大差ないあまり膨らみのない胸を包む可愛らしい純白のブラと、それとお揃いのショーツ姿になっているアイは、まだまだ諦めも悪く、魔法少女に変身することで衣服を着ようとしていた。
……そんなことをしても、脱ぎたいという精神汚染からは逃れられないのに。
そして、むしろそんな精神汚染状態で変身なんかしたら……悪影響が出ても知りませんよ?
「ええっ?! ウィルスが浸食して、暴走っ?! なんでこんな……あーっ?!」
スライムの精神汚染の影響で、電脳天使への変身プログラムがバグってしまったアイが発動してしまったのは【電脳の堕天使】という禁断のプログラム。かつてとある事件で襲われた際に電脳の天使が書き換わってしまった漆黒の堕天使。
いかにも禍々しい漆黒の魔法少女服……をもちろんあっさりと脱ぎ捨てて、堕天使化したときに変わってしまった、セクシーな黒いレースのブラとショーツ姿になっている。
さらにアイはそのブラとショーツにも手をかけて……。
「そ、そこまで、すとっぷ! 倫理コード!」
それを、慌てて駆け付けてきた理緒が大声で止めるのだった。
もっともそう言っている理緒も、既に可愛らしい下着姿になっているのだけれども。
「きゃはは☆ 脱ぎたければ全部脱いじゃえばいいじゃなーい☆」
「えっ……プレジール?!」
そして理緒がアイを思いとどまらせようと押さえつけている所に、プレジールが通りがかった。
今回倒すべき敵であるはずなのに、登場するまで2人分のリプレイ2回分くらいの文字数がすでに費やされているレベルの遅い登場だった。しかもただの通りがかりのような雑な扱いで。
「そういえばこれ倒しにきたんだったー?! どうしよう、アイさんっ?!」
慌ててアイをがくがくゆらす理緒だったが、アイはどうにも視線の焦点もあっていない。暴走したバグの堕天使モードなので、状況が認識できていないのかもしれない。やがてアイは、何か結論でも出たのか、理緒を見てにこぉーっといい笑顔を見せた。
「ふふ、理緒さん、一緒にきもちよくなりましょ♪」
「ええっ?!」
そのままバグ暴走している堕天使は、感覚共有の電脳魔術を使うと同時に、スライムだまりの中に大量の触手を召喚してしまう。
触手はプレジールだけではなく、理緒も、そしてアイ自身をも飲み込んでいき、3者を好き放題に嬲り始めた。
「ちょっ?! なによこれーーー?! アタシ完全にただの巻き添えじゃないーーー?!」
「うわぁーーん、アイさんーー?!」
本気でただの巻き込まれのプレジールの嘆きの叫びと、触手に与えられる快楽に反応してしまいアイと抱き合うようにもがいている理緒の姿がそこにあった。しかも感覚共有魔術のせいで、互いが受けている責めが怒涛の快楽となって襲ってきている。理緒は完全に頭真っ白になってしまっていた。
……え、そもそもの原因のアイですか?
感覚共有で嬲られる2人と感覚同調しているわけなので、その快楽の奔流に押し流されて意識飛んでますが何か?
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
早見・結子
ふーむ。ふむ?なるほど、何も問題ないわね(概要を聞いた感想
脱ぐものなんて何も無いし、スライムも媚薬とかじゃないし…ちょっと拍子抜けだけど、ヤればいいのよね?(UCで最初から自己強化を始める
何処かで見たと思ったらだいぶ前に居た淫魔じゃない(「大淫魔の野望!~おい、お前!俺をセッ……しろ~」より
今は戦争?らしいし、猟兵らしく倒させて貰うわ。えぇ、残念だけど武力でね(自己強化したら後は「怪力」による徒手空拳と「傷口を抉る」で攻撃していく
ふふっ…淫魔でもちゃんと攻撃手段あるのね。私も見習わないといけないかしら?(重度の快楽主義者だが、淫魔の血を引いているのでプレジールの戦い方に多少惹かれるものがある
神咲・七十
う~ん?脱ぐ・・・下着手前まで?
(下着・・・着てたっけ?)
まぁ、いいや。それより武器が持とうと思えないほうが問題。
杭と尻尾があるから何とかなるかな?
あ、私の尻尾は白いので間違えないでくださいね。
戦闘
UC『制約:簒奪者』の杭による遠近攻撃と生命力吸収】と【吸血】の力を纒わせた、尻尾の攻撃で、「血・生命力・寿命」を奪い、弱体化させながら戦います。
アドリブや他の人との連携はお任せします。
●脱ぎ過ぎはよくありません?
「ふーむ。ふむ? なるほど、何も問題ないわね!」
ヌギヌギン液スライムの説明を聞いても、早見・結子(人間の咎人殺し・f00004)にとっては何も問題なかった。
だってこの人、普段から裸族。
今身に着けているのは、セーラーカラーとリボンだけ、とかそんなレベルだ。体中に書かれている正の字の落書きの意味とかは考えてはいけない。
「脱ぐものなんて何も無いし、スライムも媚薬とかじゃないし……ちょっと拍子抜けだけど、ヤればいいのよね?」
いろいろ不穏です結子さん。何を期待してたんですか?
しかもこの人既に【撮影は自由よ?】というユーベルコードで自己強化するために、スライムに触れる前から裸体を晒していたりする。実に平常運転だった。
「う~ん? 脱ぐ……下着手前まで? ……下着……着てたっけ?」
そんな結子の隣には、こちらは一見ちゃんと服を着こんでいる神咲・七十(まだ迷子中の狂食者・f21248)がいるのだが、何やら不穏なことを口走っている。まるでシュレディンガーの下着。観測してみるまで着ていたかどうかはわからない。
「まぁ、いいや。それより武器が持とうと思えないほうが問題。
……杭と尻尾があるから何とかなるかな?」
武器を捨ててしまうのも確かに問題だけど、下着着てないかもしれないっていうのも十分問題ですからね??
ちなみに杭は、彼女の場合ユーベルコードで己の内から湧いてくるモノなので、ヌギヌギン液の影響は受けないだろう。
「ま、とにかくそっちもスライムの影響は問題なさそうだし、行きましょ?」
「そうですね」
そんな2人が、プレジールと戦うためにスライムだまりへと突入していった。
……なお、スライムに触れるとすぐに七十も脱ぎ始めたのだが、案の定下着は着ていなかったという。
「おー、いたいた。何処かで見たと思ったらだいぶ前に居た淫魔じゃない?」
スライムだまりの中を進むこと数刻。結子はさっそくプレジールを発見していた。
かつての依頼でプレジールの別個体と戦っていたこともある結子だ。見間違えたりはしない。……もっともその時見た個体は、淫魔であるにもかかわらず、エロ本見ていたりして、自前でエロを用意しないなんて淫魔としてのプライドがあるのか?と言いたくなるような奴だったが。
「きゃはははは☆ 何、あんたたち、スライムの影響だからって全部脱いだの?」
プレジールは、ここまで幾人もの猟兵と戦い疲労していたようだが、結子と七十が近付いてきているのに気付くと、2人の格好を見て笑い出した。さすがの淫魔と言えども、元々着ていなかった&下着を付けていなかったコンビだなんてさすがに思っていない。
「私はもともとこの格好だもの」
「今日は下着付けていなかっただけですよ」
「……は? え? 何それ、あんた達恥ずかしくないの?」
淫魔だというのに、2人の返答に逆にビックリするプレジール。純情か?
「今は戦争?らしいし、猟兵らしく倒させて貰うわ。えぇ、残念だけど武力でね」
「覚悟してもらいましょうか」
そして淫魔より淫魔じみた格好になっている2人は、スライムだまりの中肉弾戦で淫魔に挑んでいくという……絵面だけ見たらちょっと危険なバトルが開始されるのだった。
「こんな絵面になったの、アタシのせいじゃないわよね?!」
プレジールさんが何か言ってますが、しょせんは淫魔のたわごとなので、スルーの方向で。
「さぁ、行きますよ。貴方の血と命、いただきます」
七十は【制約:簒奪者】の効果で自らの皮膚を突き破るように生えてきた杭を発射し、プレジールの動きをけん制すると、そのまま飛び掛かり、そして尻尾を絡めていった。
プレジールの悪魔のような黒い尻尾と、同じようなデザインの白い尻尾は、プレジールの身体に巻き付き、そしてその血を喰らっていく。
「くっ、この、離しなさいよっ!」
己の力が吸われているのを感じながら、プレジールは七十を引き剥がそうと、両手に電撃を集め攻撃してくる。感電して尻尾での拘束も緩めてしまう七十。
「ふふっ……淫魔でもちゃんと攻撃手段あるのね。私も見習わないといけないかしら?」
そんな様子を見て、結子は楽しそうに微笑む。
淫魔の血を引くという結子だ。淫魔プレジールの戦い方には興味もあるのだろう。こう見えてただの露出狂でもただの快楽主義者でもないのだ。
そんな結子は、ユーベルコードで強化された怪力での徒手空拳で挑みかかっている。まず手始めに、ゆらゆら揺れるプレジールの尻尾を掴んで捕まえてやろうかと……。
「あ、白い尻尾は私のなので間違えないでくださいね?」
「あら? いけないいけない。プレジールのはこっちね?」
……間違えて白い方の尻尾を掴もうとして七十に突っ込まれた結子であった。
「ではあらためて、っと!」
改めてプレジールの黒い尻尾を捕まえてプレジールを引き寄せると、そのまま空いた方の手で、七十の杭で傷ついたプレジールの傷口をえぐるようにひっかいていく。
「いたいいたいいたいーー?!」
さすがにダメージに悲鳴を上げたプレジールを、更に結子は、尻尾を掴んでぶん回し、遠くへと投げ捨てるのだった。
「そーれっ♪」
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
フランチェスカ・ヴァレンタイン
アルダワですし、ねえ…… ええ、まあ――こんなこともあろうかと?
※フィルムスーツ故に下着は無いと思われますが、仮にまっぱーであっても然程支障は無いかと思われます。伊達にしょっちゅう剥かれていませんね?
※細かい部分はお任せで(
羽ばたいての大跳躍でプレジールへと一気に迫り、空中戦機動からグラップル――太腿で首を締め上げながらのフランケンシュタイナーで振り回し、亀裂が入る勢いで壁に叩き付け
態勢を立て直しかけたタイミングで頭上の死角から急降下と空中戦機動の全乗せした追撃の踵落としを、UC付きで叩き込んで差し上げると致しましょうか
淫魔でしたら、スライムプールの藻屑となろうとも本望でしょう。――おそらく
霧沢・仁美
◎
強制脱衣ってまた変な仕掛けというかなんというか…
な、何とか耐えられないかな…
…やっぱり無理!なんでか分かんないけど、ぬ、脱がずにいられない…!恥ずかしいのに…!
(恥ずかしそうな表情ながら脱衣の動きに迷いはなく。寧ろ脱ぐ様子を見せつけるように身体がくねってしまうとか)
…うう、なんか凄く視線を感じる気がする…
(白いシンプルなブラとショーツ着用。110cm超えのバストはじめ大変むちむちな体型)
これであの淫魔と戦わないといけないんだね…や、やるしかないか…!
念動電光球で攻撃するから、一応この状態でも戦うには困らないけど…
うう、早くやっつけて帰りたい…!
●大艦巨砲主義(何がとは言わない)
「強制脱衣ってまた変な仕掛けというかなんというか……」
なんとか耐えられないかなと顔を曇らせている霧沢・仁美(普通でありたい女子高生・f02862)に対し、一緒に転送されてきたフランチェスカ・ヴァレンタイン(九天華めき舞い穿つもの・f04189)は、諦めたように言う。
「アルダワですし、ねえ……」
その一言で何となく納得せざるを得ないくらい、アルダワにはこういった恥ずかしい系のトラップは多いのだ。
がっくりと肩を落とした仁美は、仕方ないと自分に言い聞かせて、フランチェスカの後に続いて、スライムだまりの中へと足を踏み入れていくのだった。
「……やっぱり無理! なんでか分かんないけど、ぬ、脱がずにいられない……!
恥ずかしいのに……!」
当然、ヌギヌギン液がもたらす精神汚染には逆らえない。
仁美は、恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながらも、どことなく人に見せつけているかのような艶めかしい動きで迷いなくセーラー服を脱ぎ捨てていく。上着を脱ぎ、スカートを降ろしてしまえば、その下にあるのは飾り気のないシンプルな白い上下の下着。そしてその下着がむっちりと体に食い込んでいるほど豊かな肢体だ。特にバスト110㎝を越えるというその大きな胸は、ブラに支えられてなおすさまじい存在感を示していた。
「……うう、なんか凄く視線を感じる気がする……」
その視線主は、隣にいるフランチェスカか、それとも淫魔プレジールがすでに見ているのか……一応男子学生はこの近くにはいないはずなんで安心してもらいたい。
「私もあまり人の事は言えませんが……貴方も脱いだらすごいのですね」
「やだっ、そんな事言わないでっ?!」
隣のフランチェスカからの感想に恥ずかしそうに胸を隠し仁美だったが、そのフランチェスカの姿を見て思わず目を疑ってしまった。
なぜならフランチェスカは真っ裸だったからだ。仁美とも勝負できるであろう巨大なバストが、下着に包まれることなく空に晒されている。
精神汚染も下着までは脱がないのではなかったのか?
確かにその通りではあるし、実際それで仁美はそこまでで思いとどまってはいるのだが、残念ながらフランチェスカにはそのルールは通用しなかったのだ。
なぜならフランチェスカの格好は、フィルムスーツだったから。身体にぴったりと張り付くフィルムスーツゆえに、その下に下着というものはなかったから。
「……まぁ、然程支障は無いかと思われます」
それでもフランチェスカは平然としていた。「伊達にしょっちゅう剥かれていませんね?」などと仁美に笑いかける余裕があるほどに。
もっとも、そんな経験あまりしたくない瞳からしたら、乾いた(笑)鹿出てこなかったが。
ともあれ下着姿の仁美と、マッパのフランチェスカは、スライムだまりの中へ足を踏み入れ、プレジールを探していた。
「きゃははは☆ 全部脱ぐ必要とかないのにぃ♪」
何処から見ていたのだろう、プレジールはマッパなフランチェスカを見て指さして笑っていた。
「う……あの淫魔と戦わないといけないんだね……や、やるしかないか……!」
下着姿で武器もない状態ゆえ少々不安げな仁美だが、そんな仁美を安心させるように微笑んだフランチェスカは、仁美以上に何もない真っ裸ながらも、背中の白い翼をはためかせて、宙に飛び出した。
「武器がなくても、負けたりはしませんわっ!」
「な、何よ、やる気?!」
空中から飛び蹴りのような格好で飛び込んできたフランチェスカの攻撃を、プレジールは魔力を解き放ち攻撃しながら避ける。
だが、そこに仁美からの横やりが入った。
「うう、早くやっつけて帰りたい……!」
飛び出したフランチェスカにプレジールが気を取られた隙をついて練り上げた【念動電光球】……プラズマの炎が、プレジールの側頭部に直撃する。
「あいたっ?!」
「隙ありですっ!」
そしてその隙を見逃さず、フランチェスカは飛び蹴りではなく、空中でプレジールの頭を極めるように足を絡ませた。
「いだだだだ?!」
そのまま太腿で首を絞めながら振りまわし、変形のフランケンシュタイナーで大きく投げ飛ばしていく。
「ぎゃふんっ?!」
投げ飛ばされ、スライムが途切れていた剥き出しの地面にたたきつけられたプレジールに、更に追撃として仁美からプラズマの炎弾が連続で飛んでくる。
「や、ちょ、ちょっとっ?!」
それを慌てて避けてバシャバシャと再びスライムだまりの中を逃げるプレジールだったが、もちろんフランチェスカは逃がすつもりなんてない。
再び空中に跳びあがると、仁美のプラズマ炎弾から慌てて逃げるプレジールの頭上の死角から、【天穹濤撃ち 蹴り砕くもの】による全力の踵落としを脳天に喰らって、吹き飛ばされ、大きな水しぶきを上げてスライムだまりの中へと沈んでいくのだった。
「淫魔でしたら、スライムプールの藻屑となろうとも本望でしょう。……おそらく」
「ど、どうだろう……まだなんか生きていそうだけどね……?」
とはいえスライムの中ではこれ以上追いかけられないので、苦笑する仁美だった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
カガリ・アッシュ
同行者:仙洞寺高菜(f03129)
下着:レース部分とかが半透明な王道のセクシー黒下着
装備の無力化なんて強力な特性のはずなのに
くだらない気持ちが湧いてくるのは何故かしら……
色ボケ人妻が好きそうな話よね
私は最初から全部脱いで下着姿のまま参戦するわ
どうせ脱がされるんでしょう?
誰かさんのような露出狂の気はないけれど
こんなケダモノに私の精神を侵されるよりはマシよ
あら? 下着姿くらい見られ慣れているし平気よ
恥じらう乙女の姿は他の娘に期待することね
いやーんばかーんエッチー
はいこれで満足した?
丸腰では肉体行使しかできないわね
ルチャ系プロレスの空中殺法でいくわよ
そんな技使えるのかって?
大丈夫、この間動画で見たわ
仙洞寺・高菜
同行者有
カガリ・アッシュ(f25287)様と一緒
下着
際どさしかない装束から見えてる黒い紐、上は…存在するのだろうか…
最悪ニプレスが貼られるのでセーフ
カガリ様なんだか酷いこと言ってません?
いえいいんですけどね実際好きですしぃ
……それにあんまり人の話を聞かないカガリ様のうっかりも密かに期待してますしー?
(軽口を叩きながらしゅるりしゅるりゆっくり脱いでいる)…おっと、これ以上はやめておきますか
(基本的にカガリにはなまあたたかい視線)やってしまいましたねー?
さて、身軽になりましたし無手なら…
プロレスですね!寝技絞め技ついでに飛び技やったりますよ?
変則タッグマッチ覚悟しやがれーぃ!
ラァブ!マァーックス!
●人妻キャットファイト
「装備の無力化なんて強力な特性のはずなのに、くだらない気持ちが湧いてくるのは何故かしら……」
そんなことを遠い目でつぶやいているのは、これが初めての仕事になるカガリ・アッシュ(ダンピールの聖者・f25287)だった。いいのか、初めてでこんな依頼に来てしまって……?
「色ボケ人妻が好きそうな話よね?」
「……カガリ様なんだか酷いこと言ってません?」
声をかけられた仙洞寺・高菜(影に咲く毒花・f03129)は、色ボケ人妻呼ばわりされて苦笑している。
「いえいいんですけどね実際好きですしぃ」
……いいのかよ!
「それにあんまり人の話を聞かないカガリ様のうっかりも密かに期待してますしー?」
そして高菜は、逆に軽口を返してけらけら笑っていた。
まぁ、なんだかんだいって、互いに笑ってからかいあえるほど仲のいいコンビであるようだ。
ちなみに軽口をたたきながら、高菜はしゅるりしゅるりと服をゆっくりと脱いでいた。念のために言っておくが、露出趣味だからではなく、ヌギヌギン液スライムの精神汚染によるものだ。たぶん。
「カガリ様は最初から脱いできたんですねぇ」
「誰かさんのような露出狂の気はないけれど、こんなケダモノに私の精神を侵されるよりはマシですからねぇ。どうせ脱がされるんでしょうし」
というとおり、カガリは実は最初から下着姿でここにやってきていた。
下着姿であるにも関わらず、実に堂々としている。
しかもその下着、アダルトでセクシーな黒下着だ。ついでに言うとレース部分は半透明に透けていて色々危険が危ない。
「あら? 下着姿くらい見られ慣れているし平気よ。
恥じらう乙女の姿は他の娘に期待することね?」
カガリさん、地の文にわざわざお答えありがとうございます。
「……おっと、これ以上はやめておきますか」
と、そんなことを話している間に高菜も脱ぎ終わったようだ。その下着は……下着かこれ?
ぶっちゃけて言おう。これは紐というのだ。
高菜の今の格好を客観的に言うならば、TバックどころかTフロント。上はブラなんてつけていないニプレスのみ。そもそも普段きているのが際どすぎて下着を着ることを前提にしていないような装束なのだ、当然のようにこんな結果になってしまっている。
「やはり露出狂……あなた人妻でしょうに、いいの?」
「別にいいんですよ、こういうの好きですから」
……いいらしい。いいのか?
地の文としてはこれ以上突っ込みたくはなかった。
「アンタたち、その格好恥ずかしくないのかしら……特にそっちの、紐!」
淫魔なのになぜか律義に高菜にツッコミを入れてくれるプレジールであった。
「えー……特に気にしませんよ?」
もちろん高菜はそんなツッコミどこ吹く風。
「そっちのアンタはいいの、隣にそんなのがいて?!」
「えー……いやーんばかーんエッチー。
と、はい、これで満足した?」
一応プレジールの期待に応えようとしたのか、超棒読みで返答するカガリであった。
ちなみにそんなカガリを、高菜は生暖かい視線で見ている。
「なんなのよアンタたち……」
なぜかプレジールが疲れているが、まぁどうでもいいかそれは。
「さてさて、身軽になりましたし無手なら……プロレスですね!」
リングコスチュームとはとても言えない裸一歩手前の格好でやる場合、プロレスというよりキャットファイトといった方がいいと思いますが、高菜さんや。
「そうね。丸腰では肉体行使しかできないわね。ルチャ系プロレスの空中殺法でいくわよ」
ともあれ、戦闘手段はカガリも同様らしい。
「カガリ様、そんな技できるんですかぁ?」
「大丈夫、この間動画で見たわ」
……というあまりにも不安な回答が返ってきてはいるが、それはそれ。
一応タッグパートナーもやる気という事で、高菜は獰猛な目つきでプレジールを見つめ、高らかに宣言するのだった。
「変則タッグマッチ覚悟しやがれーぃ!」
「ちょっとぉぉ?!」
そのままスライムだまりの中で、ローションキャットファイト……ではなく、淫魔と人妻+1でのプロレス興行が開始されたのだった。
「華麗なルチャ殺法、喰らいなさい!」
と、動画で見た技を真似っこしたカガリが、空中から宙返りしつつプレジールにダイビングしたかと思えば。
「寝技絞め技やっちゃいますよ?」
どちらが淫魔かという裸同然の格好でプレジールにしがみついた高菜が、プレジールを抑え込んで三角締めでプレジールの首を極めてきたり。
「あばばばばっ?!」
などなど、2人がかりのプロレス攻撃に痛めつけられたプレジールは、やがて技が途切れたタイミングを狙って、這う這うの体でこの場から逃げ出すのだった。
「ラァブ!マァーックス!」
最後には謎の勝ち名乗りポーズを決めている高菜たちだけがその場に残されたという。カンカンカンカンとゴングの幻聴が聞こえたのは、たぶんきっと気のせい。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
彩瑠・理恵
また出ましたね、淫魔プレジールっ!
また母さんの恨みをぶつけられたいのですか!
いいでしょう。何度だって灼滅させます!
スレイヤーカードで武蔵坂制服とバベルブレイカーを装備しますが、どうせスライムに触れてしまって脱ぐ羽目になるんですよね
うぅ、他人に下着姿を晒すとか、なんて辱めをっ!
いえ、母さんの受けた強制淫魔化結界だとか黒ギャルだのの辱めに比べればこれぐらい!でも、やっぱり恥ずかしいです!
着やせするたちだとか言わないでください!うぅ、できる限り手とかで隠しますけど
プレジール相手に勿体ない気もしますが、武器もないですし
天井に指鉄砲向けて【模倣再現・殲術再生弾(キリングリヴァイヴァー・コピー)】です!
加賀・琴
プレジール、本当に懲りませんねっ
前世の強制淫魔化とか黒ギャルの恨みを何度でもぶつけてみせましょう!
うぅ、スライムによる強制脱衣結界とは……世界が変わってもプレジールはプレジールですか
くっ、巫女服を脱いで弓を置いてします……さらしは巻いてありますが、それでも恥ずかしいものは恥ずかしいです
巫女に巫女服を脱がさせ、更に着ようと思わせないなんて、流石はプレジールの強制脱衣結界ですね!(素で言ってます)
ですが、結界には結界でお相手しましょう!(本気で結界だと思ってます)
柏手で【神域結界・千本鳥居】を張ります
臭いもの(プレジール)には蓋といいますか、穢れそのものですから迷い続けて二度と出てこないでください
●前世の恨みを今ここで
「また出ましたね、淫魔プレジールっ!」
「プレジール、本当に懲りませんねっ!」
プレジールが現れるという事で、やたらとエキサイトしている少女たちがいた。
彩瑠・理恵(灼滅者とダークネス・f11313)と加賀・琴(羅刹の戦巫女・f02819)の2人である。
この2人はとにかく前世の恨みなのか何なのか、プレジールと聞くと我を忘れて戦いを挑みに行ってしまうのだ。
まるで大切な思い出を汚されたかのように。
まるで散々巻き込まれて恥をかかされたかのように。
「また母さんの恨みをぶつけられたいのですか!
いいでしょう。何度だって灼滅させます!」
というのは理恵の方。
母親の恨みと言いつつ、まるで自分自身のように怒りがわいてきている。
例えば幸せ家族の肖像で埋まっていたはずのギャラリーを、最後の最後で汚されてしまったかのように。
「前世の強制淫魔化とか黒ギャルの恨みを何度でもぶつけてみせましょう!」
こちらは琴の方だ。
こちらもまた、理恵の母のように巻き込まれて醜態をさらしてしまったことがあるかのようだ。たとえ話ではありますが。
だが、ここはヌギヌギン液スライムがひしめくスライムプール。
どんなにプレジールへの怒りで燃えていたとしても、この場に来てしまった以上、その怒りをも上回る精神汚染を受けてしまうのは仕方のない事なのだ。
「うぅ……他人に下着姿を晒すとか、なんて辱めをっ!」
せっかくスレイヤーカードを起動させて身に着けた武蔵坂制服とバベルブレイカーの装備品も、それをプレジールにぶつけるよりはるか前に、自ら脱いでいく始末で、理恵は悔しそうに顔を歪めている。
「いえ、母さんの受けた強制淫魔化結界だとか黒ギャルだのの辱めに比べればこれぐらい!」
母の恨みは強く、なのでこれくらいではくじけてはいられない。
だからといって、意外と着痩せする豊かな胸を包む白いブラが空気に晒され、お揃いのショーツまで露わになったとなると、やはり冷静ではとてもいられない。
「着やせするたちだとか言わないでください! やっぱり恥ずかしいです!」
真っ赤に頬を染め、なるべく手で隠そうと、片手で胸を抱くように、片手は股を覆うように、そんな不自由な恰好で先に進む羽目になる理恵であった。
「うぅ、スライムによる強制脱衣結界とは……世界が変わってもプレジールはプレジールですか……」
残念ながらそれは琴さんの考えすぎです。この場所のトラップであってプレジールは関係ないんです。でも確かに前世で淫魔化させられたことを思うと、そう考えてしまうのも仕方ないのかもしれない。
巫女服をしゅるりと脱いでいき、更には内の襦袢をも脱ぎ捨ててしまうと、その中に包まれていたのは意外なほどに豊かな肢体だ。巫女服を着ているがゆえか、ブラはつけていない。豊かな胸はさらしを巻いて押さえつけている。そして巫女服はパンツを履かないなんて俗説もあるが、琴の場合はちゃんと履いていた。巫女らしい純白の和装下着である。
弓をその場に置き、さらしで隠れた胸を手で隠しながら、琴は真っ赤になって、スライムだまりの奥にいるプレジールを睨みつける。
「さらしは巻いてありますが、それでも恥ずかしいものは恥ずかしいのです……。巫女に巫女服を脱がさせ、更に着ようと思わせないなんて、流石はプレジールの強制脱衣結界ですね!」
だから琴さん、素でそれ言ってますが、勘違いなんですってば。
いやまぁ、悪いのは全てプレジールという事にしておいた方が、精神安定上はいいのかもしれませんけれども。
ともあれ、前世や母親を辱めてくれたお返しをするために、恥ずかしい下着姿となって戦う、あある意味本末転倒になってしまった少女2人組であった。
それでも、決意を込めた2人は、白い肌を羞恥で朱に染めながら、じゃぶじゃぶとスライムだまりをかき分けて奥へと進んでいく。
「ねぇ、その格好は、アタシのせいじゃないわよね?」
スライムだまりの奥で出会ったプレジールは、開口一番にそういった。
無理もない。前世の恨みとか、ここで脱がされた恨みとか、どれもこのプレジールには関係ない事なのだし。
だけど、そんな理屈が通用する相手ではない。
「うるさいです!
積もり積もった恨み全部ぶつけてやりますから!」
「また私たちを辱めるような結界なんて……結界には結界でお相手しましょう!
臭いものには蓋といいますか、穢れそのものですから迷い続けて二度と出てこないでください!」
「ひどくない?! まだアタシ何もしてないんだけど?!」
「「問答無用!!」」
そこから先は一方的だった。
「キリング、リヴァイヴァーっ!!」
天に向けて放った【模倣再現・殲術再生弾】によって超強化された理恵は、下着姿のままプレジールに飛び掛かり、強化された力で一方的にプレジールを殴る蹴るで叩きのめす。それはもうぼっこぼこに。
「あばっ。あばばばばっ?!」
「此より先は穢れたる邪悪は立ち入れぬ神域、この境界たる結界で惑い続けなさい!」
そしてそのまま理恵によって蹴り飛ばされたプレジールは、琴の張った【神域結界・千本鳥居】……邪悪なものを惑わし閉じ込める迷宮へと落とされていく。
「アタシがいったい何をしたのよーっ?!」
悲鳴を上げながら結界の中へと封じ込められたプレジールは、そのまま内部で消滅するまで、二度と戻ることができなかったという……。
結論。
恨みは羞恥心を超える。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵