アルダワ魔王戦争3-E〜筋肉至上主義愛好者
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「ハーハッハッハ! 筋肉の素晴らしさを教えるには紛うことなき最高の戦場だ!」
スライムの粘液に紛れながら下着姿の女が高笑いを上げている。
全てのものを筋肉隆々信者に洗脳する使命を負った者。
その見事なシックスパックが高笑いを上げるたびに震えるのであった。
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「筋肉は正義だ。そうだろう。というわけだから力自慢のやつは行ってきてくれ」
大変雑な猟兵の募り方をしているのはエコリアチ・ヤエ(悪魔の囁き・f00287)だ。
そして何故か水着で転送ゲートの横に立っている。
別段好きでこのような場所で水着でいるわけでは……いや、半分ぐらいは好きで水着でいるかもしれない。
なぜならよりマッスルなボディを強調しておきたいから、ということにしておこう。
「行ってきてもらいたいのはスライムのプールだ。装備も服も役に立たない。信じられるのは己の肉体1つのみ」
向かってもらいたい戦場はファーストダンジョンの洞窟の一画。
そこには大量に生息しているスライムがおり、まるでプールのようになっている。
そのスライムが放つ白い禁断の液体、ヌギヌギン液に触れると、何故か装備や衣服を脱ぎたくなってしまう衝動にかられてしまうのだ。
幸い広がっているスライムの高さは通常の人間の膝下ほどの高さ。
足は多少取られるだろうが溺れることはないだろう。
小さい種族は体重が軽いためスライムの上に乗れそうだ。
「ちなみに通常装備で向かっても構わんが、おすすめは水着だ」
このヌギヌギン液、なんとか最後の砦である下着の類は脱がずに堪えられそうだからだという。
つまり水着でいけば最初っから脱ぐ手間なく戦いに集中できるというわけだ。
「あぁ、ちなみにスライムが敵なわけじゃないぞ」
この戦場に居座るオブリビオンは教練竜筋のソウリアス。
筋肉至上主義のオブリビオンである。
「普段から戦うために鍛えてるお前らだ、己の肉体1つで敵を討ち取ってきてくれよ」
エコリアチは己の上腕二頭筋を強調しつつ、そう伝えるのであった。
鬼騎
筋肉なくっても好きじゃなくっても実は問題ありません💪
ということで戦争シナリオです。
この戦場でのプレイングボーナスは武器や防具無しで戦う工夫をすることです。
そしてこの戦場では絶対下着以上が脱げることはありません。
第1章 ボス戦
『教練竜筋のソウリアス』
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POW : 筋肉教訓『鎖で敵を縛り後は筋肉で力押し!』
【マッスルポージングを取る全身から放つ光】が命中した対象を爆破し、更に互いを【対象のみ束縛し自身は自由に操れる鎖】で繋ぐ。
SPD : 何て貧弱な筋肉だ!私と筋肉への愛を教えてやろう!
【筋肉を鍛えていない者を見極める教師視線】が命中した対象に対し、高威力高命中の【自身への敬愛を刻み込む、槍連続洗脳突き】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ : 筋肉教訓『臨機応変に強化筋肉を変えるべし!』
【炎を纏い火傷を与える両腕の超熱血筋肉】【雷を纏い麻痺を与える両足の超刺激的筋肉】【冷気を纏い氷結を与える両翼の超冷静筋肉】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
イラスト:すねいる
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「九十九・静香」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
高柳・零
アインさん(f15171)と
WIZ
まさか…こんな所にもマッスル神の僕…え?違う?
「大丈夫です。重武装の自分も脱ぎますから」
あっさり短パンだけ残して装備を脱ぎます。
オーラ防御を全身に張り、前に立ちます。
火炎耐性、氷結耐性、雷撃耐性、激痛耐性も完備です。
アインさんを庇いつつ、見切りで攻撃をいなしながら受けます。
そして、UCを使いコピーします。
「攻撃手段を下さりありがとうございます。アインさん、行きましょう!」
敵の三角筋を画面に映し、敵のUCを使用して状態異常力を上げ、キックで麻痺を狙います。止めはアインさんに任せます!
「変なフラグを立てないでください!大丈夫です、麻痺して筋肉も緩んでますから」
アイン・セラフィナイト
零さん(f03921)と参加。
魔法使いなのに装備脱ぎたくなるって自殺行為だよね……。マッスル神って何!?違うからね!?
装備は脱いでおいて、と。
UC発動、【塵の嵐】で周辺の壁や床……スライムは有機物かもしれないけど、超重量の吸着する砂に変換して、襲いかかってくるソウリアスに纏わせて行動阻害、あわよくば圧殺させるよ。(属性攻撃・全力魔法)
攻撃は砂の壁や砂の嵐を形成して弾き返す!(オーラ防御)
「了解!筋肉よりも知恵が大事だって思い知らせてあげよう!」
指先から魔弾を連射して『蹂躙』だ!いくら筋肉あっても高密度の砂は流石に破れな……破れないよね?
(アドリブ等歓迎です)
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「魔法使いなのに装備脱ぎたくなるって、自殺行為だよね……」
魔法使いは装備ありでも防御面に不安を抱えていたりするのが定番なもの。
アイン・セラフィナイト(精霊の愛し子・f15171)もやはり、装備を置いていくことに抵抗感はあった。
「まさか……こんな所にもマッスル神の僕」
小さい体でムキ、とマッチョポーズをと取るのは高柳・零(テレビウムのパラディン・f03921)だ。
「マッスル神って何!? 違うからね!?」
「え? 違う?」
普段顔が映されている画面にはクエスチョンマークが浮かぶ。
しかしいつもまでもここで戯れている訳にはいかない。
「まぁまぁ、アインさん。普段は重武装の自分も今回は脱いでいきますからね、さくっと現地へ行って敵を殴りに行きましょう」
零は言葉の通り、さくっと短パンだけ残し装備を全てその場に脱ぎ捨てる。
「ま、まあそうだね。ボクも装備は全部ここにおいて、と。……それじゃあ行こうか」
アインも零と同様に下着姿へとなる。
少年たちの下着姿は集団で行う健康診断の時のような健全な雰囲気を醸し出す。
ともあれ、2人は転送ゲートを潜り戦場へと向かうのであった。
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「ハーハッハッハ! どのような者たちが来たかと思えば小さき少年たち! しかし私は少年が相手だろうが加減などせん! 筋肉の素晴らしさを教える時間の始まりだ!!」
2人が戦場へと飛ぶとスライムプールに仁王立ちで立っているのはオブリビオン。
教練竜筋のソウリアスである。
もちろんソウリアスも身につけているのは下着のみ。
鍛え上げられた素晴らしき肉体を堂々と惜しげもなく晒している。
ソウリアスは猟兵と見た瞬間、有無を言わさずその筋骨隆々の肉体へと力を込める。
両腕は炎を纏い、両足は雷を纏う。
そして背に生える両翼は氷に覆われ冷気を放つ。
これらはすべて鍛え上げた筋肉によって発生し、肉体を強化する。
むろん強化をするのは攻撃力一択のみ。
ちなみにこれらが筋肉によって発生される原理も意味もわからない。
だが鍛えられた筋肉があればそれも可能なのだ。
「鍛えていることなら自分も負けませんよ!」
地面に敷かれているスライムの上をつるーとソウリアスの眼前へと滑り出るのは零だ。
「ほう! ならば私の筋肉と力比べと行こう!!」
鍛えていると言われれば嬉々として零へと攻撃を放つソウリアス。
この拳は鈍い音を立て、零の顔面へと直撃する。
「零さん!?」
攻撃が直撃した零を見てアインは焦り声をかける。
しかし零の顔面は割れることなく、顔の画面には筋骨隆々の三角筋が映し出される。
「攻撃手段をくださりありがとうございます。アインさん、行きましょう!」
「っ了解! 筋肉よりも知恵が大事だって思い知らせてあげよう!」
「むむっ!?」
鍛え上げた耐性により攻撃を見事耐え切った零の足下から激しい雷鳴が轟く。
それはソウリアスが使っていた雷を纏う超刺激的筋肉。
零はユーベルコードの力によりソウリアスの力を一時的に拝借したのだ。
「やぁあ!」
「ぐああしびれる!!」
零の雷を纏った飛び蹴りはソウリアスへと炸裂。
雷はソウリアスの全身を駆け巡りその肉体を麻痺させた。
身動きが取れなくなったソウリアスへ次に襲い掛かったのは大量の砂であった。
それはアインの力により周囲の壁などの無機物から生み出された特別性の砂。
「さすがにスライムはダメだったけど、この場に無機物は大量にある。このまま潰れちゃってくれたりしないかな」
「むむむっ!!」
どんどんと押し寄せてくる砂に埋れていくソウリアス。
むろんただ砂で圧殺を待つだけではない。
アインは魔力を練り上げ、ソウリアス目掛け指先から魔弾を連射していく。
「いくら筋肉があっても高密度の砂は破れたりはしな……破れないよね???」
本来なら砂に圧迫され動きが止まるはずのソウリアスだが、アインの目にはなんだか少し、すこーしずつ砂の塊となったソウリアスが動いている気がしてならない。
「変なフラグ立てないでください! 雷による麻痺で筋肉だってゆる……」
「うぉおおおおおおおおおおお!!!!!」
ソウリアスの渾身の叫びとともに、弾け飛ぶ砂。
「「ぎゃー!? やぶられたー!?!?」」
驚きのあまり2人は互いにしがみつき絶叫する。
「まだまだ筋肉を語り尽くしていないのに死ねるかー!! ハーッハッハッハ!」
筋肉への愛と鍛え上げた肉体から発する気合で砂の圧迫から逃れたソウリアス。
筋肉とはこんなにめちゃくちゃなものだっただろうか。
確実に2人はソウリアスへダメージを与えていた。
しかしソウリアスはまだ倒されてはくれないようであった。
大成功
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才堂・紅葉
「脱衣ですね、分かります」
この迷宮を使った奴をいつか潰すリストに加えながら、夏に用意した赤の水着で参加する
気恥ずかしさを感じるより、むしろ謎の高揚感のある筋肉筋肉した空気だ
「ボディビルダーではありませんが」
調息しパンプアップ。工作員としての女性らしさを保つ為に限度はあるが、それ故に野生の獣めいた引き締まった肢体を【存在感】のある【怪力パフォーマンス】で見せる事で、彼女の教師目線を受け止める
「後は肉体言語ですね」
自然な流れで【グラップル】に移行し激闘
連続の洗脳突きを【気合】で受け止め、アームホイップで反撃
数十分に及ぶ激戦の末にSTFでタップを狙います
「教官、今回の評価はいかがですか?」
「脱衣ですね、わかります」
そう言う才堂・紅葉(お嬢・f08859)であるが、言葉とは裏腹に浮かぶ笑顔は硬い。
紅葉は内心この迷宮を作った奴をいつか潰すリストへと放り込みながら、夏に用意していた赤い水着へと着替え戦場へと転送されてきた。
すでに他の猟兵と戦ったのだろう。
鍛え上げられた教練竜筋、ソウリアスの肉体は所々傷がついている。
それでも堂々とスライムプールに仁王立ちで立ち猟兵を待ち構えていた。
「ハーッハッハッハ! 次なる者が来たか! しかもなかなか見どころがありそうではないか!!」
ソウリアスは紅葉の鍛えられし力を本能的に感じとる。
なぜだろうか。
紅葉は水着でいると言うのに、水着でいる気恥ずかしさよりもこの場のの高揚感にあてられていた。
ここは言うならば、筋肉で満たされた空間。
「ボディビルダーというわけではありませんが」
ゆっくりと調息し、己の筋肉へと負荷をかけパンプアップを行う。
工作員として働くことのある紅葉の場合女性らしさを完全に捨てる訳にはいかない。
しかしそれ故に。
女性らしいシルエットの中に秘められた力は野生の獣のように美しい輝きを放つ。
その力強さと美しさはソウリアスの注意を引くには十二分。
ソウリアスはまだ可能性を秘めた紅葉の肉体を見抜いた。
「見どころはあるがまだ筋肉のステップアップはできるだろう!」
筋肉というのは何も見た目がマッチョになるだけのものではない。
時に筋肉はしなやかで強靭な美しいものになり得るのだ。
「もったいない! 私への敬愛を知れ! そして一緒に筋肉を作るのだ!!」
「ならばどうすれば良いか。もうわかっているのでは?」
「良いだろう! ならばあとは肉体で語るのみ!!!」
互いに構え、先に動いたのはソウリアスだ。
連続に繰り出す拳で放つ洗脳突き。
それを数度かわし、最後に繰り出された一撃を紅葉は正面から受け止める。
掴み合う拳、拮抗する力。
流れる汗、次第に荒くなっていく息遣い。
一度離れ、次に肉薄した時。
紅葉は向かってくるソウリアスの勢いを利用し盛大にアームホイップをぶちかます。
「ぐぅ!!」
「まだまだっ!」
吹き飛んだソウリアスへすかさず紅葉は飛びかかる。
揉み合いながらもソウリアスの背をとった紅葉は足を固め、頭部を腕で抱え込む。
「ゔゔゔゔゔゔ!」
「逃しませんよ」
ガッチリと固めた紅葉。
これは世に言うステップオーバー・トーホールド・ウィズ・フェイスロック。
縮めてSTFという技だ。
逃れようともがくソウリアスを決して逃しはしない。
紅葉は締め上げる力を強める。
するとソウリアスはタップし、この紅葉との戦いをギブアップしたのだ。
「教官、今回の評価はいかがですか?」
水着姿で汗を流す紅葉は清々しい笑顔でソウリアスへ勝利宣言。
「わ……私がこのような……無念……」
ソウリアスは筋肉による語り合いに負け、しばらくの間凹み続けたのであった。
大成功
🔵🔵🔵
ラティナ・ドラッケンリット
武器が使えないていどでビキニアーマーが戦えなくなる訳がない
鍛え上げた肉体と武練を見せ付けてやろう
金属パーツを外したビキニアーマーと小型竜形態の『たると』を連れて迷宮に向かう
会敵したら槍形態の『たると』を
精神汚染に逆らわず敵に向かって投擲する
命中しなかったら戻って来る度に投げつける
命中したらUCで召喚ドラゴンになってもらい爪と尻尾で格闘し
敵の注意を引いてもらう
普段より身軽なフットワークを活かして
敵UCを見切り背後に回り込む
そしてドラッケンリット流組手甲冑術だ
後ろから腕を回して首を極める
抵抗が激しいようなら投げ倒してマウントし
顎、鼻柱、コメカミを狙って可能な限り殴打し続ける
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「武器が使えないからなんだというのだ」
ラティナ・ドラッケンリット(ビキニアーマー道の冒険者・f04425)は堂々とそう言い放つと、身につけていた武器防具の類すべてその場で脱ぎ捨てる。
そもそもが普段から下着姿かのような布面積で戦っているビキニアーマーとかいう、へんj……最強の戦士たるラティナ。
むしろ重い武器防具を脱ぎ捨てることで俊敏さが上がりより強くなる説まである。
「鍛え上げた肉体と武練、見せつけてやろう」
ラティナは金属パーツが外されたビキニアーマー、もとい、ビキニを身に着けた状態。
小型の竜形態の『たると』のみを引き連れ意気揚々と現地へと向かうのであった。
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「来たな猟兵!! さっそく筋肉について熱く教えてやろ――うぉお!?」
教練竜筋のソウリアスはスライムプールへと現れたラティナに対し、さっそくと言わんばかりにマッスルポージングを決めようとする。
しかし突如飛来したものを避けたため、ソウリアスの態勢は大きく崩れる。
「その程度で筋肉を語るとは、笑止」
会敵後すぐさま飛来したもの。
それは竜形態から槍形態へと変形していた『たると』であった。
装備はすべて脱ぎ捨てたくなるヌギヌギン液。
うっかり槍形態のたるとを握れば投げ捨てたくなるのが必然。
「ハーッハッハッハ! 武器などに頼ったところで手放せば一度しか――なにぃ!?」
「本来ならばそうだろう。だが残念だったな!」
ラティナが投げつけたたるとは持ち主から離れれば自動で竜形態へと戻りラティナの元へと戻ってくる。
戻ってくればもちろん槍形態へと変形し、そしてまた投げつけられる。
ちょっとばかし、たるとの健気さに胸打たれるものがあるがラティナは遠慮なくその豪腕でたるとを敵に向けぶん殴り続ける。
「くっ!」
なんとかマッスルポージングを取れないかと攻撃を回避しながらタイミングを見計らっていたソウリアスだが、とうとうたるとがその肉体を掠める。
「ふっ、もらったな。たると!」
一度槍が当たればこの戦い、勝ったも同然。
小型だった竜形態のたるとはユーベルコードの力により大きな召喚ドラゴンへと変形。
口から火の吐息を吐くたるとはその頑丈になった爪と尾でソウリアスへと正面からぶつかり合う。
その隙にソウリアスの背後へと回り込むラティナはやはりいつもより俊敏だ。
「さあ喰らうがいい。これがドラッケンリット流組手甲冑術だ!」
背後へと回ったラティナは後ろからソウリアスの首に腕をかけ、首を極める。
「――!! ぐぬううう!!!」
ソウリアスは激しく抵抗しようとするが、すかさずラティナは投げ倒し馬乗りになる。
こうなれば後はヤることはただ1つ。
「ビキニアーマーである私に筋肉を語ろうなど、百年早かったな!」
ヤるとこと、つまりは殴打。
顎、鼻柱、コメカミなど狙うはすべて急所と言われる場所。
殴打! 殴打! 殴打!
それはただひたすらに。
いつもより身軽な状態で戦うことができたラティナは、ソウリアスに抵抗する間も許さぬままいつもより多く張り切って殴り続けたのであった。
大成功
🔵🔵🔵
霧城・ちさ
困ったスライムさんですわね
敵にも影響があるか押し付けたらどうなるか試してみたいですの
私は対策として下に水着を着て準備しておきますわね
戦闘では魔法と格闘を合わせて使っていきますわっ
間合いが離れたら魔法での追撃を、接近戦であればユーベルコードでの強化で格闘を速さを生かして攻撃していきますわっ
攻撃で状態異常を受けた場合にはうまく魔法攻撃で牽制し離れるようにして回復してから動くようにしますわね
他の猟兵さんとの共闘やアドリブはOKですの
「これは……やはり脱ぎたくなるものなのですね。困ったスライムさんですわね」
霧城・ちさ(夢見るお嬢様・f05540)は転送された先、スライムがプールのように大量に敷き詰められている場所に降り立っていた。
事前に聞き及んでいたように、スライムが発しているヌギヌギン液に触れた途端、己が身につけている衣服を脱ぎ捨てたい衝動に駆られ始めたのだ。
ちさは居ても立っても居られない衝動によりピンク色のドレスを脱ぎ始める。
次第にあらわになる少女白く柔い肌……が、ちさはしっかりと前準備をしてきていた。
衣服の下にはしっかりとリボンがあしらわれた白い水着を着込んできていたのだ。
「ようやく脱ぎ終わったか猟兵よ! やはり見た目通りに薄いその肉体、しっかり私が鍛え直してくれるわ! ハーッハッハッハ!」
律儀に攻撃を仕掛けず待っていたのは教練竜筋のソウリアス。
筋肉の素晴らしさを教えたい欲求の強いソウリアスにとって、ちさは格好の的なのだ。
しかしソウリアスにとってはそうであっても、ちさにとっては別段興味がないもの。
第一、筋骨隆々な人物というのは屋敷に住んでいた男性たちで見慣れているため、その体格などに気圧されることなどもない。
「あなた様は自ら脱いだからでしょうか、それともスライムの効果でしょうか」
ソウリアスが筋肉を膨張させ、あらゆる属性を身に纏うが、ちさは慌てることはない。
「どの程度敵にも影響があるのかは興味がありますが、すでに脱げきっている相手では試そうにも試せませんわね」
ならばやることはソウリアスを倒すことのみ。
ちさはユーベルコード、聖霊降臨を行う。
その体は風の精霊へと变化し、その肉体を風で覆い強化する。
炎、雷、氷を操るソウリアスと風を操るちさ。
両者は己の持てる力を最大出力へとあげ肉薄。
拮抗する力は周囲へと衝撃波を飛ばしながら何度も何度もぶつかり合う。
「ハハハハハ! 貧相な身体でなかなかやるじゃないか! さあさあもっと筋肉を酷使しぐふぅ!?」
ソウリアスは殴り合いの戦闘に興奮し殴り合おうとするが、ちさがそれに付き合う必要もない。
筋肉を語ろうとした瞬間魔法攻撃を飛ばし攻撃を仕掛けたのだ。
ソウリアスが攻撃を受けよろめく隙にちさは息を整え次の攻撃へと備える。
「さあ、まだ本番はこれからですわよ」
拮抗していた力ゆえに、一度リードすれば戦闘のペースはちさのものに。
ソウリアスは貧相な身体と揶揄したちさに一方的に蹂躙されたのであった。
大成功
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湯上・アリカ
【恋華荘】
服脱いで下着をいちごに見せるチャンスなのに、水着推奨にされて残念なの
…いちごが恥ずかしがるの見るのは楽しいのよ?
※水着は昨年の
戦闘慣れしてない私をいちごが庇ってくれるけど、押し倒されて「きゃー☆」
ちょっと楽しいのよ
…でも押し倒した勢いで胸揉むとかキスするとかあってもいいのに、やっぱり残念なの
いちごの困り顔も堪能したし、わたしも手伝うの
【龍神の霊装】に変化
可愛い水着から、身体にピッチリで最低限しか隠さない露出高いボディスーツ姿になって、パワーアップした念動力で敵の動きを止めてサポートなのよ
…いちご、これ見て照れてるの?(くすくす
でも、尻尾増えてるのは、侵食進んでるみたいで心配なのよ?
彩波・いちご
【恋華荘】
まあ、水着推奨なら色々助かります
……アリカさん何で残念そうなんです?(汗(赤面
※水着は昨年のもの
筋肉なんて全く自信はないですけど(華奢で細い身体)
力だけならこれで行けますよ
【異界の顕現】にて尻尾を2本に増やして自己強化
見た目の変化はそれくらいですけど、パワーは段違いです
敵の力と真っ向から向かい合って受け止めます
アイドルのステージで鍛えたダンスの動きを応用した格闘術で戦います
アリカさんが狙われたら身体で庇って…押し倒すような格好に?(汗
…だからアリカさん、何で残念そうなんですかー!?
あとは、アリカさんの援護を受けて動きの止まった敵を投げ飛ばしましょう
力を込めたら尻尾3本になってるかも?
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「ふう、水着推奨なら色々と助かります」
彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)は赤いフリルの水着姿へと着替え終わり、そう呟く。
水着は去年の夏に使っていたものを持ってきている。
しかしその様子を見てどうにも残念そうな様子をするのは湯上・アリカ(こいのか荘のアリカさん・f00440)だ。
「……アリカさん何で残念そうなんです?」
なにか水着姿におかしいところがあるのかと、同じく水着姿のアリカへなぜ残念そうな様子であるのかと尋ねる。
「……いちごが恥ずかしがるの見るのは楽しいのよ?」
「え、あ……」
いちごはその言葉に赤面し、アリカから視線を外す。
水着推奨とされてしまったがゆえに現場で下着姿になっていちごに見せつけるチャンスが無くなってしまったことがアリカが残念そうな原因なのであった。
「よ、用意ができたなら行きましょう」
いちごはジィと見つめてくるアリカから逃れるため転送ゲートへと向かうのであった。
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「貴様らは迷子かなにかか? ここは己の肉体1つで戦う修羅の戦場。貴様らのようなもやしと贅肉の塊が来て良い戦場ではないぞ! ハーッハッハッハ!」
スライムプールに仁王立ちで待ち構えていたのはオブリビオン、ソウリアス。
筋肉の尊さを教えるべくあらゆる猟兵の前に立ちはだかり続けている強者である。
「筋肉なんて全く自信はないですけど力だけなら……いあ、いあ……」
いちごの呼び声に応じ体内に封じられている邪神の力が覚醒。
それにより2本の尾が生えるいちごの肉体。
見た目の変化はそれだけではあるが、先程までとは段違いの力が出せる状態となる。
「面白い! では純粋に力比べといこうではないか! いくぞ!!」
「受け止めてみせます!」
ソウリアスは己の筋肉を信じ正面からいちごへと殴りかかってくるが、いちごも負けてはいない。
力の増強だけでなく、アイドル活動で鍛えたダンスの動きを応用した格闘術で応戦。
互いに殴り合う攻防が続くが、ソウリアスのターゲットがいちごからアリカへと逸れ、攻撃がアリカへと流れてしまう。
「アリカさんっ!」
「キャー☆」
アリカを攻撃から庇ういちごだが、勢いのあまりそのままアリカを抱えスライムプールへと派手に倒れ込んでしまう。
派手に上がるスライム飛沫にまみれる2人。
「す、すいませんアリカさん……って、だからなんでそんな残念そうなんですかー!?」
助けられる形になったアリカ。
いちごに勢いよく抱きかかえられたことはちょっと楽しいとも思ったのだが、その後の流れはやっぱり残念感が拭えなかったのだ。
押し倒す形になったのだからせめてもうちょっとハプニング的な何かがあっても良いのではないか、と。
「所詮は貧相な猟兵か。いい加減貴様らに本当の筋肉とはどういうものかを私が教えてくれるわ!!」
ソウリアスはこの程度かと2人の実力を見切り、勝負を決めようとマッスルポージングを取り始める。
完成されたマッスルポージングに近づくにつれ発光するソウリアスの肉体。
「仕方ないわね。いちごの困り顔も堪能したし、わたしも手伝うの」
アリカは龍神の霊装を素早く発動。
すると可愛らしかった水着は身体にぴっちり、さらには最低限の布面積しかない無敵のボディスーツへと変形。
これによってアリカの力は増幅。
「なにっ!!」
念動力を操り敵のマッスルポージングを決めようとする体を抑え込んだのだ。
「今なら! ええーい!」
動きの止まったソウリアスへと一気に詰め寄ったいちごはソウリアスを頭上へと抱えあげ、壁に向け全力で投げつけた。
「ぐあっ!!」
岩壁に激突したソウリアスは崩れた岩壁とともに地面へと落下。
「く……う……猟兵の筋肉……みごと……ぐはっ」
そのまま動かなくなったソウリアスを見て、いちごは勝利を収めたことを実感する。
「勝った、勝ちました! やりましたよ、アリカさっ……あう」
この喜びを共に戦ったアリカと分かち合おうとし、アリカを見たいちご。
しかしアリカの姿が視界に入った途端、顔を真赤にして慌てて視線をそらした。
「くすくす……この姿を見て照れてるの?」
その可愛らしさにアリカは微笑むが、アリカの視線はいちごの尾へと釘付けになる。
先程まで2本だったいちごの尾が3本へと増えているのだ。
それはいちごの身体へと侵食が進んでいる証。
戦いには勝った2人。
だがその結果、いちごの身体に不安要素を残す結果となったのであった。
大成功
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最終結果:成功
完成日:2020年02月15日
宿敵
『教練竜筋のソウリアス』
を撃破!
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