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出撃! ビキニアーマー戦士団

#アックス&ウィザーズ

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#アックス&ウィザーズ


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「皆さん、召集に応じてくださり、感謝します」
 グリモアベースに集まった猟兵達を、万将・紅奈(呪われし蛮狐・f12157)は無表情な視線で見回し、丁寧に頭を下げる。
「今回、皆さんには、アックス&ウィザーズで山賊退治を行って頂きます」
 剣と魔法と竜の、西洋風ファンタジー世界。そのイメージに相応しく、この世界には沢山の山賊がいる。
 もちろん、人間の山賊はその世界の冒険者に任せておけば良い。だが、オブリビオンの山賊となれば、猟兵の出番と言う訳だ。
「と、言う訳ですので、本来はこのまま特に問題なく山賊退治に飛んでもらう予定だったのですが……実は、この山賊達が、とある施設を占拠してしまったのです」
 山賊達に支配されたと言う、その施設とは。
「ビキニアーマー工房です」

 ビキニアーマー。アックス&ウィザーズの一部で流行しているような気がしなくもなくもない、高い露出度の鎧である。
「この工房は、近年頭角を現してきた、新興のビキニアーマーブランドだそうで。その儲けを狙った山賊に襲われたようですね」
 そこで、工房から逃げ出した一部の職人が、冒険者酒場に工房奪還の依頼を出した。
「このまま直接山賊退治にいくと、依頼を受けた冒険者と鉢合わせかねません。ですので皆さんには、冒険者として、この依頼を受けた上で山賊退治に向かって頂く事にしました」
 これなら、余計な心配も必要なく、山賊退治に集中する事が出来る……と、言う訳でもない。
「実は……職人達の依頼には、条件が付いていまして。『全員、支給のビキニアーマーを着用の上で山賊退治を行ってほしい』と言う事なのです」
 占拠された間の休業損害や冒険者への依頼料は、中小規模の新興工房には厳しい。そこで、冒険者にビキニアーマーを着用して貰った上で工房を奪還させる事で、『山賊退治にも使える実戦的ビキニアーマー』と言う宣伝を行う、と言う目論見のようだ。
「実際、ビキニアーマーとしての性能はなかなかのもののようですね。戦闘において支障が出る事は、基本的にないと考えて頂いて問題ありません」
 ただし、支給されるビキニアーマーはあくまで既成品。極端なスタイルの猟兵にとっては、サイズが合わないと言う事は有るかもしれない。
「一応、巨乳用、普乳用、貧乳用、男性用、子供用ぐらいは取り揃えているようです」
 そう、言い忘れていたが男性も今回はビキニアーマー着用必須である。男性用も、ブラ鎧が付いており、胸筋を覆うような形になっている。
 果たしてこんな依頼を男性が受けるのかは、知らない。

「さて、山賊退治の内容ですが。まず最初に、工房に突入し、囚われている職人を救出しながら山賊達を倒して頂きます」
 逃げ出せなかった職人は、工房の中央に縛られて捕まっており、その周囲に山賊たちがたむろしている、と言う形である。
「基本的に、山賊は馬鹿ですので、職人を人質に取られたりする心配はありません。馬鹿ですので。とはいえ、戦闘に巻き込む危険は有るので、きちんと護衛して工房から逃してあげてください」
 なお、山賊達は、色気に弱い。せっかくビキニアーマーを装備していくのだから、色仕掛けも効果的かもしれない。
 一方、職人たちは全員男だが、色気に動じない鋼の心を持っている。『客に鼻の下伸ばすヤツは職人失格だ!』と言う事のようだ。ただし、あまりに動じなさすぎて遠慮もない。女性の身体を『アーマーを着せるための素材』ぐらいに思っている節があるので、悪気なくガン見して来たり、触ってきたりする可能性はある。
「職人を逃しつつ山賊達をある程度撃破すると、次は奥で寝ていた山賊の親分が現れます」
 親分は、配下と違って女に不自由していないので、色仕掛けではあまり動揺しない。だが女は大好きなので、逆に猟兵達に無遠慮にセクハラしてきたり、下品な野次を飛ばしてくる可能性は高い。敵としては決して強い方ではないが、貞操的な意味では注意が必要だ。
 この山賊親分を倒せば、他の山賊たちは逃亡するので、依頼は完了となる。

「依頼が完了したら、希望者はこの工房で、オーダーメイドのビキニアーマーを作ってもらう事が出来ます」
 最近人気のブランドだけあって、非常に質の高いビキニアーマーを作っている。興味があれば、是非作って貰うのも良いだろう。
 ただし、オーダーメイドと言う事は当然、身体のサイズを念入りに測られる事になる。先に述べた通り、職人たちは色気に動じず、客をいやらしい目で見るような事はしない。だが代わりに、遠慮もないので容赦もない。その点は重ねて注意が必要である。

「説明は以上です。難しくではありませんが、比較的特殊な依頼ですので、ご承知おきの上でご参加ください」
 そう言って、紅奈は猟兵達に頭を下げる。
「それでは、無事のお帰りをお待ちしています。いってらっしゃいませ」


一二三四五六
 ビキニアーマーは浪漫。

 ごきげんよう。胸やお尻より、お腹が出てるのが大事だと思う。一二三四五六です。

 お色気系依頼です。今回は結構ライトめを想定していますが、そこはプレイング次第ですので、いろいろチャレンジしてみて下さい。

 まずは例によっての注意書き二点。
 一つ、あまりに行き過ぎた行為は描写は出来ません。ほどほどにお願いします。ほんっとうにほどほどにお願いします。
 二つ、(少なくとも一二三の場合)、依頼の成功度は『どれだけプレイング通りに事が運んだか』で決定されます。ひどい目にプレイングを書いてひどい目にあうだけでも、🔵は獲得出来るし、依頼は進みます。

 第二章の宿敵『山賊親分』はアルル・アークライト(星剣使い・f01046)さん、第三章の日常『ビキニアーマー職人の朝は早い』はファル・ファーリア(漂泊の舞手・f06089)さんの投稿です。ありがとうございます。

 補足。
 シナリオ中でビキニアーマーを作成しても、アイテムの発行は行われません。もし今後ともビキニアーマーを使っていきたい場合は、ガレージの方でご自分で作成して頂く必要があります。

 イラストもついてないグリモア猟兵に興味があるお客様がいるのかは知りませんが、第三章は紅奈を呼んで一緒に行動する事も可能です。

 それでは、皆様のプレイングを楽しみにお待ちしています。
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第1章 集団戦 『山賊』

POW   :    山賊斬り
【装備している刃物】が命中した対象を切断する。
SPD   :    つぶて投げ
レベル分の1秒で【石つぶて】を発射できる。
WIZ   :    下賤の雄叫び
【下卑た叫び】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

マルグリット・エーレ
いつもフリフリ衣装な私だけれど、中のインナーはわりとデンジャラスにビーストであることは、もはや常識(?)

で、あれば、あれよ。動画配信のタイトルは「ビキニアーマーでデンジャラスに山賊狩りやってみた」ね。
わたし、女騎士でもないから、くっ殺は期待デキないだろうけど、私ってば可愛いからね。山賊が狙いを集中させるのも仕方ないっていうか。

ユーベルコードの効果で最初っからクライマックスモードね。って、あー!だめだめ刃物はだめ!デンジャラスなビキニアーマーだから、その編み込みみたいなヒモのところ切ったらだめー!

だめっ、って言ってるでしょー!!(スプーン型ロッドでばちこん!

…(視聴数は)うん、ちょろい❤


アルテミス・カリスト
「職人さんの工房を占拠する悪い山賊たちは
この正義の騎士アルテミスが退治します!」

山賊程度、騎士である私の敵ではありません。
軽く捻ってあげましょう!(フラグ)

「って、ええっ?!
こ、これを着ていくんですかっ?!」

し、仕方ありません……
愛用の鎧は脱いで、ビキニアーマー(普乳用)を装着します。
うう、嫌な予感が……(フラグ増設)

「山賊の皆さん!
この私が来たからには好き勝手はさせませんっ!」

大剣を構えて山賊に対峙しますが……
騎士としてのお約束が発動し
何故かビキニアーマーの留め金が外れてしまうのでした。

「きゃっ、きゃああっ!」

とっさにアーマーを抑えてしゃがみこみ、山賊たちの注意を引くことになるのでした。


アヤカ・ホワイトケープ
山賊退治ね、わかったわ!…え、ビキニ…アーマー…?
き、着なきゃダメ?…ホントに…?…そんなぁ…
この体は人間と外見そのものは変わらないけど…皮膚の継ぎ目とか見えちゃうよね…?
わたしは大きいサイズで行くけど…ちょ、ちょっとこれキツいような…
うう、万一の事態に備えて隠せる何かとか付けておかないと…

敵と遭遇したら【誘惑】と【おびき寄せ】でこっちへ引き寄せるよ
もし何かしてきても【恥ずかしさ耐性】で耐えて、チャンスを窺ってヴァリアブル・ウェポンのワイヤーストリングスで拘束、更に抵抗するなら【怪力】と【グラップル】で絞め落とすわ

万一の備えはしてるけど、これ大丈夫かな…
(他者交えてのアクシデントなど大歓迎!)



 突入前。まずはマルグリットが、動画撮影のドローンで配信準備を整える。「ま、くっ殺なサービスは出来ないけど……そこは本職にお任せよね」
「……な、なんですか、本職って!?」
 マルグリットの視線の先、咄嗟にカメラから身体を隠すのは女騎士アルテミス。露出の高いアーマーで、恥じらいに顔を赤く染めている。
「これ、本当に大丈夫なんですか? 嫌な予感が……」
「胸元もキツいし……外れないわよね?」
 アヤカもまた不安を隠しきれない。と言うか彼女の場合胸が隠しきれない。大きなサイズのアーマーでも、なお胸がキツいのである。
「継ぎ目とかも見えちゃってるけど……」
 サイボーグとしての彼女は、常人と変わらない人工皮膚に覆われているが、継ぎ目部分は隠しきれていない……だが、そんな所、誰も気にしない程度には一部分が注目を集めすぎている。
「可愛い私、本職の女騎士、サイズの暴力……完璧ね、再生数は貰ったわ♪」
「ぼ、暴力……?」
 何かとんでもない事に巻き込まれている気がするアヤカだが、突いても藪蛇になりそうな気がする。
 どちらにせよ、ここでいつまでも雑談に興じている訳にもいかない。覚悟を決して、工房へと突入する。
「なんだぁ?」
「職人さんの工房を占拠する悪い山賊たちは、この正義の騎士アルテミスが退治します!」
 山賊達に向け、騎士の大剣を真っ直ぐに向け、堂々と名乗りを上げるアルテミス。
「山賊の皆さん! この私が来たからには好き勝手はさせ……させ……?」
 だが、名乗りの最中、すーすーした感覚を覚え、ふと視線を下に向ける。
「きゃっ、きゃああっ!」
 何故か外れている留め金、なぜか露出している胸。大事な所を慌てて隠し、しゃがみ込む。
「なんだ、いきなりやって来てサービスか?」
「ち、違います! くっ、こんな山賊なんかにっ……」
 山賊が迫ってきても、もはや戦いどころではない。とにかく見られないようにするのに必死だ。
「さ、さすが女騎士……一級品のビキニアーマーですらハプニングで破壊するなんて」
「感心してる場合じゃないわよ!?」
 両手からワイヤーを取り出し、アルテミスを襲う山賊へ素早く組み付いていくアヤカ。
「な、なんだ、ぐぉっ!?」
 力強くワイヤーを引き、首にめり込ませる。サイボーグの怪力による締め付けは、山賊程度の抵抗は物ともしない。
「ぐ、ぐぇぇ……」
「恨みがない……訳じゃないけど。容赦はしないから」
 しっかり絞め落として無力化すると、他の山賊たちにも飛びかかるアヤカ。山賊など、所詮恐るるに足りない相手だ。……本来は。
「でも、本当に、大丈夫なのよね……?」
 むしろ山賊より気になる、アーマーの胸元。何しろ、ついさっき『ハプニング』を見せられたばかりなのだ。いつ外れないか、気が気でない。
「く、くそぉ、なんだこの馬鹿力……ええい、囲んでやっちまえ!」
「何人で来ようと……って、ちょ、ちょっと!?」
 そして、気にすればするほど、事故は起こるもので。意識し過ぎて動きが鈍った隙を突かれ、山賊の指がアーマーに引っかかる。
「きゃ、きゃあああっ!?」
 ぽろん、とこぼれ落ちる大きな胸。予め、万一に備えて一番危ない部分は見えないように準備していたが、だからといって恥ずかしい訳ではない。
「も、もうっ、だからこんなアーマーは嫌だったのにっ……」
「くぅぅ、騎士として不覚をっ……」
 すっかりサービス要員になってしまったアヤカとアルテミス。となれば当然、マルグリットにも視線が集まる。
「な、何? 確かに今着てるのはデンジャラスなビキニアーマーだけど……は、刃物はだめよ、特にそこの紐を狙うのはー!?」
 だめと言われて止まる山賊ではない。下卑た笑みとともに、狙ってはいけない場所への集中攻撃を図る。
 マルグリットも果敢に応戦するが、多勢に無勢。ついに山賊達の魔手が、彼女のビキニアーマーにも……。
「だめっ、って言ってるでしょー!」
 その直前、バチコーン、と巨大なスプーンで山賊達をふっとばした。
「ふ、ふぅ……危なかったぁ……」
 ギリギリで過度のサービスは回避したものの、かなり際どいシーンを見せたマルグリット。ほっと一息ついた……と見せて、ちらりと動画を確認。
「……うん、ちょろい♪」
 再生数の高速回転を見て、満足げに隠れ微笑む。
「こ、こんな山賊に遅れを取る訳にはっ、ああっ!」
「ちょっと、離しなさい、止めなさいってばっ!?」
 その背景で、彼女の代わりに動画のサービス要員にされた2人が必死に応戦していた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

雛菊・璃奈
ビキニアーマー…コレ、防御力あるの…?攻撃受けたら胸のとか外れそうな気がするんだけど…。しかもブランドって…コレ、種類とかあるの…?
ちなみに、わたしは尻尾もあるんだけど、妖狐用もあるの…?

とりあえず、色仕掛けに弱いみたいだし、胸元見せるとか【誘惑】して誘って 油断させるかな…乗り気はしないけど…。
で、油断させたところを妖刀で斬るか、【呪詛】込めた狐九屠雛で凍りついて貰うかな…。職人さん助けるまでは騒がれても面倒だし…。遠距離の敵も狐九屠雛か妖刀からの【衝撃波】で仕留める…。

「ん…コラ…変なところ触ろうとしないで…」

アドリブ、絡み歓迎


弥久・銀花
募集要項
ビキニアーマー着用の義務付け

な、何で……、こんなの聞いてませんよ! (あまり依頼料が払えない貧しい人たちが誘拐されたと言う所まで聞いて、義侠感で颯爽と駆け付けた12歳の少女剣士)

えっ!? もう行く時間?!

く、くぅぅ……、更衣室は何処ですか! 一番恥ずかしくないビキニアーマーを着て行きます!







戦う力の無い人を誘拐しての狼藉の報いを受ける時です。(平静を装った声)

この私が来たからには……。 (周囲の人の視線に気付き、顔を真っ赤にして恥ずかしがり声も出ず)


ちなみに銀花に用意されたビキニアーマー
上半身は一辺が10センチ位の三角ビキニ
下は正面は普通だけど後ろはTバック



ううう~、人狼咆哮!!


秦田・麻弓
色仕掛けが効くならいつもどおり、しっかり誘惑していきたいと思います。

敵に背を向けてもとにかく職人さんたちの救助を最優先します。えぇ、敵に背を向けても。

「きゃっ、そこはダメです、外れちゃう所なので、あっあっ、それ外したら…」
いや別に誘導してるわけではなくてですね

程よく引きつけられたらユーベルコードで一気にバチっと。
倒せなくてもしばらくリチャージに掛かるので、その間は「しょうがないので」やりたい放題にやられておきます。

アーマーは、着脱用の固定具の位置がより分かりやすいものを使います。わ、私が不器用なので、すぐ着れるようにですよ?ホントホント。



「くっ、なんで……こんなの、聞いてませんよ!」
 依頼料の支払いも厳しい、貧しい人達が囚われた。それだけ聞いてやって来てしまった銀花を待っていたのは、極めて際どいビキニアーマーであった。
 年齢からすれば当然だが、若干起伏の少ない身体である銀花……その魅力を引き立てるためなのか、その鎧部分のサイズはあまりに心許ない。
「み、見えて無い、ですよね?」
 胸元は一辺10cm程度。動いてもズレない、と言われてはいるものの、信じられないくらいのサイズだ。
 ……なお、本来はもう少しおとなしいデザインのも有るのだが、恥ずかしさのあまりまともに見られなかったせいで、一番過激なのを持ってきてしまった事には気づいていない。
「コレ、防御力あるの……?」
 瑠奈も、アーマーの実用性には疑問を抑えきれない。こちらは豊かな胸元を強調するデザイン……それは少々恥ずかしいが、そんな事よりも気になる事がある。
「っていうか、なんで私に似合うのがあるの……?」
 アックス&ウィザーズには、妖狐はもちろん、獣人種族は存在しない。にもかかわらず、妖狐の尻尾を通せる穴の開いたビキニアーマーもきちんと存在していた。
「……あんまり考えない方が良い、のかな」
 果たして、何を想定して作ったのか。人の深い業を、感じなくもない。
「大丈夫、実用性はバッチリですよ!」
 一人、麻弓だけはノリノリで明るい。元々豊かな肉体に、一番大胆なアーマーを装着すると、ものすごく際どい。
「まあ、あんまり気乗りはしないんですけど、依頼ですから仕方ないですよねー」
 本人も信じてなさそうな麻弓の口実と共に、施設に突入する3人。彼女たちは、捕まっている職人達を助ける担当だ。
 ようやく捕らえられている場所に近づいたが、見張りの山賊たちと対峙する。
「見つけました……さあ、私達が戦っている間に逃げて!」
「なんだぁ、そいつらを取り戻しに来たって訳か?」
 山賊達に背を向けてでも、身を挺して職人たちを守ろうとする麻弓。当然、背を向けているので山賊に容赦なく襲われる。
「きゃっ、そこはダメです、外れちゃう所なので……あっ、あっ!?」
 すぐさまビキニアーマーの留め金に手をかけられ、焦りを隠せない。
「それ、一番留め金が目立つ奴じゃ……」
「そんな事はないですよ? ……あっ、そこっ、そっちじゃなくて左のトコが特にダメですっ、そう、そこっ、ああっ!?」
 瑠奈に突っ込まれながらも、際どい大ピンチ……だが、どう見ても楽しそうにしか見えない。
「……まあ、確かに、注意を引き付けるなら実戦的では、ある」
 そんな麻弓に倣って、瑠奈も豊かな胸元を二の腕で強調してみせる。
「ほら、こっち……そんな人達じゃなくて、こっちに来て?」
「お、おぅ……」
 職人達の近くにいる山賊が、鼻の下を伸ばして近づいてくる。
「ん、コラ……変なところ触ろうとしないで……」
「変なところ、ってどこだ? こことか……!?」
 誘われるがまま、際どい所に手をのばす山賊……の、身体が絶対零度の狐九屠雛によって、一瞬で氷像と化した。
「だから、触らないで、って言ったのに」
 澄まし顔で、呪詛のこもった凶太刀に振れる瑠奈。
「ほら、銀花さんも……職人さん達を守るため」
「う、そ、そうですね、戦う力の無い人を守るのが、私の役目……!」
 そんな瑠奈に促され、銀花も覚悟を決めて歩み出る。
「狼藉の報いを受ける時です。この私が来たからには……」
「なんだ? こいつ、尻丸出しにして?」
「っ!?」
 彼女のアーマーのお尻の部分は、あまりに細い。と言うか紐だ。
 気にしないようにしていたのだが、山賊に遠慮なく指摘され、銀花の顔が真っ赤に染まった。
「こ、この……この私が……うぅぅ……う、も、もぉぉぉっっ!?」
「う、うぉぉぉっ!?」
 狼狽がそのまま咆哮へと変わる。いやらしい視線を向けて集まって来ていた山賊達が、人狼の力で派手に吹っ飛んでいった。
「うん、ナイス……」
「うぅぅぅ、ナイスじゃありません……」
 お尻を隠しながら目をうるませる銀花。戦えるかあやしい様子を見ると、瑠奈は単身、残りの山賊の駆逐にあたる。
「だ、だめですっ、ああ、私の攻撃はリチャージに時間が……その間好き勝手されちゃいますぅっ……」
「……あっちは倒さなくて良いかな」
 麻弓を襲っている山賊は、放置しておく事にした。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

グァーネッツォ・リトゥルスムィス
バーバリアンの命の一つであるビキニアーマーを作らせないなんて外道すぎる!
オブリビオン、滅するのみ!

工房突入前にアースジャイアントを使い、
乳白色の土で肌を、茶色の土で髪と目とビキニアーマーを再現させた美女版大地の巨人を召喚するぞ

そして巨人と一緒に工房突入!
「ねーちゃんと一緒にイイことしよう♡」
巨人を姉と装い、オレと同じ艶かしいポーズして油断させてみる

油断してもしなくても接近してきたらドーンと攻撃!
敵達を掻き分けて職人達の元に近づいて助けに行くぜ

「いくらでも触っていいが、今は自分の命大事にな!?」
多分職人達はオレをベタベタ触って来ると思うが、恥ずかしさや嫌悪感よりも職人の命の危うさが心配になるぞ


神楽威・紅葉
「ビキニアーマーは服の上に着る!え?だめ?…ですよね……はぁ」
(極端に嫌がってたせいか、ビキニアーマー着用時点から目が死んでる)

山賊や職人たちが男性であることも相まって、対峙した場合トラウマにより一瞬ビクリとするも対応はする。

戦闘はUCで呼び出した椿と向日葵(見た目は精神年齢に合わせた紅葉)に任せて、紅葉は職人への万が一の対応に備える。

職人たちにガン見されたら死んだ目でガン見し返して牽制する。
触られそうになったら摺り足しながら遠ざかる。

アドリブ歓迎・絡み歓迎


四季乃・瑠璃
【ダブル】で分身。
本体:緋瑪、分身:瑠璃

最初はビキニアーマーに合わせて(?)二人で積極的に【誘惑】しつつ、【毒使い】【マヒ攻撃】の毒ダガーで【早業】【だまし討ち】。ついでに【盗み攻撃】で金目の物も剥ぐ…どちらが盗賊かな?
攻撃は【見切り】【残像】で回避。数がワラワラ多い様なら、途中から一人ずつ相手が面倒になって【範囲攻撃】接触式ジェノサイドボム(以下ボム)で爆殺に切り替え。躊躇なく吹き飛ばすよ

緋瑪「おにいさん達~♪可愛い女の子は好きカナ~?」
瑠璃「似合いますか?コレ。ありがとう…それじゃ、死んでください」
緋瑪「私達にえっちな事っきるカナ~?」
瑠璃「命と引き換えにする覚悟できてね」

※アドリブ歓迎



「うぅ……もう……なんでこんな格好……」
 ビキニアーマーを纏い、死んだような目で立っている紅葉。今回の依頼で、一番この衣装に気乗りしていなかったのが彼女だ。
 つい先日のダークセイヴァーの事件で、男の視線がトラウマになったばかり。そんな彼女に、男の視線を集めるビキニアーマーは、酷といえばあまりに酷である。
「なんだ、良く似合ってるじゃねぇか」
「っ……!」
 山賊達の視線が向けられると、ビクッ、と身体が小さく震えてしまう。そんな反応に気をよくした山賊たちが、ニヤニヤ笑いで迫ってくる。
「おにいさん達~♪ 可愛い女の子は好きカナ~?」
 そこへ割って入ったのは緋瑪。明るくビキニアーマーを見せつける。
「似合いますか、これ……?」
「お、おぅ。良く似合ってるぜ」
 分身である瑠璃も、上目遣いに山賊を誘う。2人の誘いに応じて、ふらふらと近づく山賊。
「ありがとう……それじゃ、死んでください」
 その喉が、毒のダガーでざっくりを掻き斬られた。
「私達にえっちな事、出っ来るカナ~?」
「命と引き換えにする覚悟できてね」
 血を浴びて笑みを浮かべる、二重人格の殺人姫……どんなに愛らしくても、触れれば危険な棘がある。
「く、くそっ。やっぱり俺はこっちに……」
「こっちに? 何、かな?」
 緋瑪達を恐れ、紅葉に狙いを変え直した山賊……の、胸元が、透明な小太刀によって真っ直ぐに貫かれる。
「紅葉の弱みに付け込もうなんて……覚悟が出来ているって事ですよね?」
 ついで別の山賊も、容赦なく斬り捨てられる。現れたのは末妹の向日葵と次姉の椿。紅葉の別人格が、主人格である姉妹を守るために顕現する。
「お~、キミ達も私達と同じなんだね」
「ええ、よろしくお願いしますね」
 本来は2人、けれど戦場に立つのは5人……瑠璃は分身の維持のために自力では戦えないが、それでも4人。多重人格者達は肩を並べ、協力して山賊達と戦いを繰り広げる。
「くっ、なんだこいつら、ワラワラと。くそっ、役得かと思ったのに……」
「イイことしたいなら……姉ちゃんとしようぜ?」
 離れようとする山賊の逃げ道を、塞ぐように現れる影。
「ひぃっ!?」
「なんだよ、女に弱いんじゃねぇの?」
 振り向いた山賊は、思わず腰を抜かしてしまう。確かに、そこに立っていたグァーネッツォは魅力的な女戦士だし、その姉も豊満な美女の姿で誘いをかけている。
「姉ちゃんに遠慮しなくて良いんだぜ。こっちは遠慮しないけど、な!」
 だが、その『姉』はアースジャイアント。乳白色と茶色の土で、見事に美女の姿を作り上げているが……身長2倍の巨人の迫力の前では山賊も何もできず、巨大な拳に殴り潰されるのみだ。
 むしろ大きいのが良いと言う男もいないでもないが、この山賊はそういう上級者ではなかったようである。
「ま、ビキニアーマーを作らせないなんて言う外道すぎる奴には、美味しい思いをさせてやるまでもないか?」
 バーバリアンである彼女にとって、ビキニアーマーは正装。その工房を襲撃した山賊たちに対しての怒りは強い。
 『姉』の拳と、グァーネッツォ自身の巨大斧で、山賊達を容赦なく斬り捨て、道を開いていく。
「みんな、大丈夫?」
 そうして捕まった職人の一部と合流。紅葉が声をかけるが、かえって来たのは真剣な視線だ。
「ふむ、なるほど。そのようなボディラインを引き立てるデザインは……」
「……」
 ガン見してくる職人たちに、死んだ目でガン見を返す紅葉。微妙な緊張感の視殺戦が繰り広げる。
「いや、今はそんな事してる場合じゃ……」
「おお……バーバリアン! 本場もの!」
 グァーネッツォが声をかけると、ますます熱が入った視線を向ける職人達。ベタベタと無遠慮に触りすらし始める。
「いや、いくらでも触っていいが、今は自分の命大事にな!?」
「……はっ。そうでした、仕事の事となるとつい」
 いやらしさが欠片もないので、いまいち咎めにくいが、場をわきまえずプロ根性を発揮する職人に、流石のグァーネッツォも呆れ顔だ。
「……」
「ほら、そっちも」 
 緊張感を剥き出しにして、ジリジリと後ずさる紅葉も、ついでなので一緒に救出しておく。
「助ける相手もいなくなったし、それじゃあ……」
 職人たちを救出し終え、遠慮の要らなくなった緋瑪と瑠璃が、ならば遠慮なくと爆弾を投げ込んだ。
 山賊たちが、派手にふっとばされていく。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『山賊親分』

POW   :    強欲の叫び
【酒!】【金!!】【女!!!欲望に任せた叫び声をあげる事】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD   :    剛斧一閃
【大斧】による素早い一撃を放つ。また、【服を脱ぐ】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ   :    手下を呼ぶ
レベル×5体の、小型の戦闘用【山賊子分】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアルル・アークライトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「なんだなんだぁ。冒険者どもかぁ?」
 蹴散らされていく山賊たち。その騒ぎを聞きつけ、奥で寝ていた親分が姿を現した。
「ほっ。なかなか良い姉ちゃん達が揃ってるじゃねぇか。こいつは高く売れそうだぜ」
 ビキニアーマーの猟兵達を見つめると、いやらしい視線と笑みを浮かべる。
「まあ、俺に気に入られたら、売らずに可愛がってやってもいいぜぇ。せいぜい媚びるんだなぁ?」
 大きな斧を構え、下品な態度を露わにして近づいてくる山賊親分。こいつを倒し、工房を解放するのだ。
マルグリット・エーレ
はいはい、てんぷれてんぷれっと。絵に描いたような山賊の大将ね。嫌いじゃないわ、そういうの。
でもほら、残念なことに私ってば、可愛い上に人気者でもあるので。特定の誰かがいるとマズいっていうか、なんていうか?

ユーベルコードでちゃっかり強化されつつも、動画配信はやめない。だって、ほら、お色気要員っていうか、くっ殺要員とかいっぱいいるし。

笑いが止まらないやつね。これ。だって、みてほらほら、動画再生数すごない?いえーい、ぴーすぴーす、みんなみてるー?

ふざけているけれど、武器やら防具やらは強化されまくっているので、スプーン型ロッドで、ぽこちゃかぼこすか❤
あ、おさわりは現金取るからね❤


秦田・麻弓
私を襲ってる子分さん達はほっとかれてるし、親分さん来たら差し出されたりするんでしょうか…

対峙したらとりあえず話してみます
「あのー、売るにしても可愛がるにしても、あんまりケガさせたりはしない方が良いんじゃないでしょうか」
参考までに、可愛がるってどういう方向性の…あ、いや、振ったら実演してくれるかなとか良さそうだったら媚びてみようとかそういうことではなくてですね

あ、どっちかっていえばちょっと乱暴な方が好みで…

ひとしきり楽しんだら…じゃなくて油断させられたら、流れで自然に抱きついてユーベルコードを使用します
使用後はリチャー(以下略)、ふつうに距離をとって援護射撃にシフトします


アルテミス・カリスト
「あなたが山賊の親玉ですね!
誰があなたに媚びなど売るものですか!
この正義の騎士アルテミスがあなたを退治してあげます!」

物陰でビキニアーマーを直してきた私は
山賊の親玉に向かって大剣を構えます。

騎士の誇りにかけて、山賊など一捻りです!

「邪悪な者を滅する聖なる大剣を受けてください!」

【聖なる大剣】を発動し、刀身に聖なる光を纏わせ、山賊の親玉に勢いよく斬りかかります。

が、そこで【聖なる大剣】の代償が発動し……
ビキニアーマーの留め具がすべて壊れ、アーマーがバラバラになるのでした。(騎士のお約束)

「きゃっ、きゃああっ!
見ないでくださいっ!」

真っ赤になりながら慌てて両手で全身を隠してしゃがみこみます。



「はいはい、てんぷれてんぷれ、っと」
 あまりに分かりやすい山賊親分の立ち居振る舞いに、呆れたように肩を竦めるマルグリット。
「まあ、嫌いじゃないわ、そういう事」
「ぐへへ、俺も嫌いじゃないぜぇ、気の強そうな女はよぉ」
 下卑た笑いを浮かべ、親分がマルグリットへ近づいて来る。
「うーん、でも、残念なことに私ってば、可愛い上に人気者だから。特定の誰かがいると、ファンが悲しむでしょう?」
 ちっとも残念そうでない様子のマルグリットは、チラリ、と横に視線を向ける。
「だからそういうのは、そういう要員に任せよう、って思うのね」
「そういう……が何かは分かりませんが、いたいけな女性に手を出すなど、許しません!」
 騎士の誇りを胸に、大剣を構えて歩み出る、そういう要員。じゃなかった、アルテミス。ビキニアーマーもしっかりと直して、今度こそ万全だ。
「この正義の騎士アルテミスがあなたを退治してあげます!」
「ほっ、正義の騎士様たぁ、またご大層なのが出てきたもんだ」
 アルテミスの名乗りを、鼻で笑い飛ばす山賊親分。騎士の誇りを嘲笑され、アルテミスの身体が怒りに震える。
「山賊など、この聖なる大剣で一捻りです。覚悟しなさい!」
「やれるもんなら、やってみなぁ!」
 怒りに任せて振るわれる大剣。それを、親分が斧で受け止める。2つの大型武器が激突し、強い衝撃がアルテミスの身体を揺さぶった。
「……え」
 そうなれば、当然。太陽が東から昇るが如く、アルテミスの双丘がアーマーから零れ落ちる。
「きゃ、きゃあああっ、みないでくださぁいっ!」
 所詮は素人の応急修理、アーマーの留め金は衝撃に耐えられるものではなかった。
 ……まあ仮にこれが完璧な修理だったとしても、なぜか壊れるのが女騎士の宿命な訳だが。
「おぅ、口では偉そうな事言っといてよぉ、結局俺に色気で媚びてんじゃねぇか。まあ嫌いじゃないがなぁ、ぐへへ」
「だ、誰があなたに媚びなどを……くっ、辱めるぐらいならひと思いに……!」
 山賊親分が、アルテミスにその魔手を伸ばす。身体を隠すので精一杯なアルテミスは、反撃どころか回避すら儘ならない。
「ま、待ってください!」
「ああん、邪魔する気か……?」
 だが、そんなアルテミスを守るように、横から割って入る影。
「……邪魔出来るように見えます?」
「……いや、見えんな」
 もとい、横から投げ込まれる麻弓。すでにアーマーは剥がれ、縄で縛り上げられたのみの状態である。
「その、子分さん達に捕まって、親分さんへの献上品になっちゃったので……まず私を先に、と言うのが筋かなって……えへ」
 ごまかすような、媚びるような笑みを浮かべ、その豊かな肢体を強調する麻弓。山賊親分も媚びられて悪い気はしないようで、下品な笑みで返す。
「ふふん、良いじゃねぇか。けどよぉ、俺のはちょっと乱暴だぜぇ?」
「乱暴……ぐ、具体的にはどのようなのか、実演してもらわないと分からな、きゃあっ……」
 荒々しく実演され、声を上げる麻弓。その身体を物陰に引きずり込まれる。
「あっ、ダメです、こんな……っ」
 動きを縛ると同時に身体を隠す最後の砦だった縄も、力任せに千切り捨てられて。そのまま、嬌声が工房に響き渡る。
「はーい、この辺りでストーップ」
「ぐぇっ!」
 そんな麻弓に熱中しすぎて、隙だらけの親分の後頭部を、マルグリットのスプーンがフルスイングでかっ飛ばした。
「これ以上やると動画配信停止されちゃうから、流石に、ね」
「あ……ありがとうございました」
 助けられた麻弓が、礼を言う……名残惜しさも有るが、結構満足は出来たようだ。
「私の方こそ、お陰で再生数爆上げだから、お礼を言わなくっちゃ♪」
 その爆上げ再生数に比例した力で殴られた山賊親分が、壁にめり込んでいる間に、アルテミスも救出。
「あなたもありがとう。本当に、良いくっ殺要員だったわ」
「くっこ……? い、いえ、こちらこそありがとうございます」
 ともあれ裸の2人の身体を隠しながら、ドローンに向けて笑顔を向けるマルグリット。
「ぴーすぴーす、みんな見てるー? まだまだサービスシーンは有るから、お見逃しなく♪ あ、でも私のサービスシーンは有料だから、今回は他の子ので、ね」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

グァーネッツォ・リトゥルスムィス
悪の親玉め、必ず成敗させてやる!

『大地との友情合体』でさっきまで美女として動かしていた大地の巨人および工房からの依頼で着てたビキニアーマーと合体し、
ビキニアーマー戦士ロボに変形するぜ
ロボだけど女体の柔らかさを完全再現してるぜ!
(動くたびに胸部、臀部、二の腕、太ももがプルンプル波打つ)

親分が叫ぶ度に強くなるのなら、胸や腹にどでかい一撃を与えて呼吸や声をできなくさせるのを狙うぜ

ビキニアーマー戦士を再現してるから、親分の攻撃で外部装甲(ビキニアーマー)が外れてポロリしたり、
胸部を掴まれてオレの精神へ刺激が伝わることもあると思うが、悶えながらも抗うぞ
「あんっ!び、ビキニアーマーは諦めないぞ、ひゃん!」


四季乃・瑠璃
【ダブル】継続

敵がスケベそうなので、二人で攻撃の合間誘惑。色仕掛けで集中力乱して攻撃。
緋瑪は麻痺と致死毒のダガーと接触式ジェノサイドボム(以下ボム)で召喚された手下を片付けつつ近接攻撃。
瑠璃が緋瑪のK100も借りて2丁拳銃で連射して援護射撃。
緋瑪が切り刻むと同時に毒とマヒで弱らせ、瑠璃が動きを封じると同時に蜂の巣にしていく。
そして、緋瑪は一閃を余裕で回避、したつもりがアーマーの紐に掠ってたらしくポロリ…。
胸元隠しながら二人で徹底的に爆殺に掛かったり…

緋瑪「キャー!見るなぁぁっ!」
瑠璃「爆殺確定…」

使用スキル:クイックドロウ、2回攻撃、早業、範囲攻撃、マヒ攻撃、毒使い、誘惑、見切り

※アドリブ歓迎



「ったく、やりやがったなぁ、小娘どもめ……」
 壁から身体を引き抜き、首を振って猟兵達を睨みつける山賊親分。そこへ、巨大な影が迫る。
「悪の親玉め、必ず成敗してやる!」
「おお、なんだ、こいつはぁ?」
 巨体の正体は、グァーネッツォだ。その身体を覆うのは、先程作り上げた巨大なアースジャイアント。
「これがオレの今回の切り札……ビキニアーマー戦士ロボだぜ!」
 まさに、巨大なビキニアーマー戦士。彼女自身が合体しているせいか、造形の精度はさらに高くなっている。
「なんだぁ、また、ケッタイなもん呼び出しやがって!」
「ケッタイとはなんだ!」
 巨大な拳を親分に叩きつけようとするが、敵もさるもの。斧でそれを受け止める。
「ケッタイはケッタイだろうがよ、こんな作りもんの乳なんか……」
 そして、目の前で揺れる巨大な乳を、殴り返してくる親分。
「ひゃんっ!?」
「……ひゃん?」
 途端、声を上げてしまうグァーネッツォ。その表情の変化に、親分の表情も下卑な笑みに変わる。
「おお、なんだぁ、ちゃんと感じるんじゃねぇか」
「う、うるさい、何を……ひゃうんっ!」
 感触すら本物そっくりで、動く度に揺れる巨大な乳房。それを揉みしだかれると、神経が繋がっているグァーネッツォ自身の胸に感覚が伝わる。
「へっへっへ……」
「び、ビキニアーマーは諦めな……ひゃん!」
 思わぬ反撃に声を漏らし、抵抗どころではなくなってしまい、その顔が屈辱と未知の刺激に歪む。
「おっと、そっちばかり見てないで、こっちも見てよ♪」
「私達2人の相手も、してくれる?」
 そこへ、邪魔な子分を爆殺して親分へと飛びかかる緋瑪。瑠璃の二丁拳銃で援護を受けながら、ビキニアーマーを大胆に見せつけて親分へと迫る。
「へっ、てめぇら双子かぁ? 姉妹で、ってのも、悪かないなぁ」
「キミにわたし達の相手が出来るなら、だけどね♪」
 殊更にスタイルの良い身体を見せつけ、色仕掛けで集中を乱す二人。その隙に緋瑪がダガーを振るい、親分の身体を斬り裂いていく。
「ほらほら、見惚れてたら痛い目見るよ!」
「ちっ、ちょこまか……!」
 傷は小さい、だがそこに塗られた毒が親分の体力を奪う。身体を襲う痺れに苛立った親分は、大振りに斧を振るって来た。
「ふふんっ、当たらな……」
 紙一重で回避し、反撃……しようとした瞬間。僅かに留め金を掠めていたか、緋瑪の胸部が、ポロリ、とまろび出る。
「キャー! 見るなぁぁっ!」
 途端、余裕をなくし、慌てて胸を隠す緋瑪。
 瑠璃にとっても、それは自分の身体を見られるのと同義だ。羞恥が、激怒に変わる。
「爆殺確定……!」
「うぉぉ、なんだ、こいつ、魔術師かぁっ……ぐぉっ!?」
 2人で、怒りのままに爆弾を投げまくる。大量の爆風が、親分を容赦なくふっとばした。
「やってくれるじゃねぇか……だが、女はみんな俺のもの、ぐぇっ!?」
 さらに、叫んで立て直そうとした所を、グァーネッツォのビキニロボにぶん殴られる。
「さっきのお返し……!」
「うぉぉ、やってられっかぁ!」
 怒りに燃えた女達の逆襲に、さすがの山賊親分も這々の体、子分を盾にして逃走を図る。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

弥久・銀花
嫌らしい視線をこっちに向けないで下さい、目玉を刳り抜きますよ。

とりあえず、指一本、髪の毛とかだけでも、触れたら死刑です、殺します。

近寄らないで降参して下さい。

ビキニアーマー姿の美女たちに囲まれるなんて一生に一度有るか無いかですよ、監獄でも自慢できるじゃないですか。

(顔を真っ赤にして、お尻を向けない様に)説得しながらじりじりと近付きます、他の人に注意を向けてる時も同様です。


跳びかかれる距離に入ったら飛び掛って斧を持つ手に抱き着いて斧を奪う積りです。

指の関節を殴ったり嚙み付いたりして何とか……!
(取っ組み合いなんてしたらビキニアーマーはもう……)


アヤカ・ホワイトケープ
うう…さっきはひどい目に遭ったわ…まさか動画配信までされてたなんて…
万一の備えは役立ったけど、また同じ事されて今度は隠しきれるかしら…
それにしても、どの世界にもあんな感じの奴はいるのね…(げんなりしつつ)
まあ、相手はオブリビオンだから容赦なくやれるけど…

多分親分はわたし達に向けて容赦なくセクハラしてくるかもしれないので、【恥ずかしさ耐性】で耐えるわ
手下を呼び出してくるようなら…勇気と力の歌を【2回攻撃、範囲攻撃】でまとめて吹き飛ばす!
場合によっては【早業、怪力、敵を盾にする】を使って万一に備えるわ
…なんかもっとひどい事になりそうな気がするけど、大丈夫よね…?
わたし、そろそろキレそうになるわ…



「近寄らないで。降参して下さい」
 親分の逃げ道を塞ぐように、銀花が立ちはだかった。
「お、ガキとはいえ、なかなか美人じゃねぇか……」
「嫌らしい視線をこっちに向けないで下さい、目玉を刳り抜きますよ」
 嫌悪と羞恥を露わにした視線を向けるが、もちろん、そんな行為は親分を煽るだけだ。
「へっへっへ、そういうなよぉ……お、そっちのデカ乳姉ちゃんも一緒にやるかぁ?」
「デカッ……ふ、ふざけないで!」
 視線を向けられたアヤカも、羞恥と怒りに顔を赤らめる。二人の反応に、ニヤニヤとしながら近づいてくる山賊親分。
 その足が、間合いに踏み込んで来た瞬間……銀花が、素早く飛びかかった。
「ぬぉっ、なんだ……いでぇっ!?」
 斧を奪うべく、容赦なく指関節を殴りつける銀花。それでも手放さないならと、人狼の牙を指に立てる。
 嫌な味が口いっぱいに広がるが、意地でも牙を離さない。
「わたしの歌声よ、世界に響け……!」
 そんな銀花を援護すべく、アヤカも喉に手を当て、そこに仕込まれたデバイスを起動する。
「そして世界の……いいえ、女の敵を、吹き飛ばせ!」
「ぐぉぉっ!?」
 セイレーンのデバイスによって増幅された歌声が、衝撃波となって親分を襲う。ついに斧から指が外れ、それを銀花が奪い取る。
「ぐっ……て、めぇ、返しやがれっ!」
「っ、くぅっ!?」
 が、巨大な斧を抱きかかえた事で、銀花は動きが鈍る。対して両腕が自由となった親分は、銀花に容赦なく組み付いて来た。
「渡し……ませんっ!」
「こいつ……離せ、ってんだよっ!」
 意地でも斧を離さない銀花。そんな彼女のビキニアーマーに、親分の指がかかる。
「女は俺に従ってりゃ良いんだ、よぉっ!」
 欲望に塗れた叫びと共に、銀花の身体をぶん投げる親分。
「ああっ!?」
「きゃあっ!?」
 それでも手放さず、斧を奪い取るが……アヤカと身体が激突、もつれるように倒れ込んだ。
「生意気なんだよ、乳と尻放り出した女がよぉ」
「え……~~~っ!?」
 取っ組み合いの末に、銀花のビキニアーマーの胸元は完全に外れていた。さらに、見せたくなかった尻を、さらに際どく食い込んだ状態で親分に向けてしまった事で、顔を真っ赤に染め、声にならない悲鳴を上げる。
「っくぅ……あっ!?」
 銀花をぶつけられたアヤカの方も、拍子でビキニアーマーが外れ、大きな胸を晒してしまっていた。今度は、一緒にその下まで外れ……2人で抱き合う事で、なんとか一番大事な場所を隠すしかない有様だ。
「へへ、いい格好じゃねぇか」
「っ……こっ……このっ……!」
 あまりの羞恥に顔を真っ赤に染める2人。だが、その限度を越えた羞恥は、ついに怒りへと変わる。
「この……女の、敵ぃぃぃっ!」
「な……うぉぉぉっ!?」
 銀花が奪った親分の斧を、怪力で持ち上げるアヤカ。そのまま豪快にぶん投げる。
「ぐぼっ!」
 篭手で受け止めるも、その質量と勢い、さらにそこに乗った歌声で、親分はそのまま豪快に吹っ飛んでいった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

神楽威・紅葉
「ッ⁉」
山賊親分の雰囲気が看守の姿に被り、記憶がフラッシュバックすると同時に恐怖と怒りがこみ上げ、ビキニアーマー着用依頼であることも忘れて、真の姿を解放して戦う。

■真の姿
聖刃夢現《セイジンユメウツツ》
見た目は白い着物を着た幽霊のように揺らめく姿。
世界に害を成す存在を切り裂くという名の事象。

※トドメを刺す場合に限り、恐怖と怒りを夢幻の意思に付け込まれ、百合や椿の制止の声が届くまで、高らかに笑いながら相手を切り刻むようになる。

アドリブ歓迎・絡み歓迎


雛菊・璃奈
…こんな相手に使うのも惜しいけど、さっさと倒させて貰うよ…。

自身の妖刀・魔剣達に【呪詛】を送り増幅し【妖剣解放】…。
数多所有する呪いの武器を駆使して戦闘…。

最初はバルムンクによる【衝撃波】を纏った【鎧無視】の力任せの一撃。
敵の反撃はアンサラーに持ち替え、【見切り】【オーラ防御】【武器受け】【カウンター】で敵の攻撃を反射。
手下は黒桜の呪力解放と共に【なぎ払い】で一掃。
最後は九尾凶太刀と神太刀の二刀流による【呪詛】【早業】【2回攻撃】と妖剣解放の高速攻撃で敵を斬り刻み、最後に二刀で×字に斬り捨ててお終い…。

※舞を踊る様な二刀剣術と格好により敵を誘惑・魅了

「妖刀二刀剣術…『神楽舞』…」

アドリブ歓迎



「おぉー、いてぇ……」
 吹っ飛んだ先で、よろよろと立ち上がる親分。だが懲りずに次の女に目を付ける。
「ぐへへ、てめぇもなかなか、美人じゃねぇか……」
「ッ!?」
 向けられたその視線が、紅葉の忌まわしい記憶を呼び起こす。ダークセイヴァーでその身を嬲った、巨漢の看守の姿を……。
「許……さない……」
「ぬ、ぉっ!?」
 もう、依頼の事すら頭から吹き飛んだ。ゆらり、とその身が揺らめき出す。
「く、くそ、こいつはやべぇっ!」
 本能的な危険を感じ、身を翻す親分……だが、その前に瑠奈が立ちはだかる。
「これ以上、変な事する前に……さっさと倒させて貰うよ……」
「う、うぉっ……」
 こいつもまずい。滝のような汗を流す親分だが……もはや逃げ場などない。
「こんな相手に使うのも惜しいけど……」
 瑠奈の持つ数多の武器が、呪詛を帯び、その真価を解放する。
「バルムンク!」
「ぐあっ!?」
 屠竜の剣による一閃。鎧すら断ち、縦一文字に敵の身を裂いた。
「こ、こいつ……退けぇ!」
 このままでは殺される。それが自明となれば、必死に突破しようと、瑠奈に殴りかかる親分。
「……アンサラー!」
「ぐぇっ!?」
 だが、報復の魔剣がその攻撃の威力をまるごと返す。もはや親分には、逃げ場も、逃げる術もない。
「黒桜、解放……」
「う、うぉぉぉっ!」
 親分を助けに来ようとした山賊子分すら、呪槍からの黒い桜で呪い殺す。希望など、与えはしない。
「く、くそ、や、やめろ……」
「慈悲は、ない……」
 最後に抜き放つは、九尾の二刀。羽衣を翻し、舞うように親分の身体を斬り裂く。
 一太刀ごとに呪いが吹き上がり、血が溢れ出す……禍々しい、だが……美しさすら感じさせる。
 それは、命を断ち切る呪いの舞。 、
「妖刀二刀剣術……『神楽舞』……」
「ぐ、あ……」
 最後に、Xの字に断ち切って。親分の命脈を完全に断ち切り、その命を果てさせ……。
「……いいえ、まだ」
「がっ……!」
 すでに、生命など残っていない親分の身体。そこに、さらに刃が突き立てられる。
「……まだ。まだ、まだ」
 白い着物を来た美しい幽霊。真の姿を発現した紅葉が、親分の身体を、何度も、何度も、何度も切り刻む。
「ふ……はは、あはは……あはははははははは……!」
 もはや意味などなく、それでも刃を振るう。
 今の彼女の名は、聖刃夢現(セイジンユメウツツ)。世界に害を成す存在を切り裂くための、人ですらない、ただの事象……。
「……落ち着いて」
「っ……」
 その事象の背に手を当てた瑠奈が、呪詛を叩き込んだ。ビクンッ、と身体が震え、動きが止まる。
『紅葉姉、もう相手は死んでます!』
『紅葉、戻って来て!』
 その期を逃さず、姉妹達が必死に呼びかける。必死の呼びかけに、紅葉の身体が再び揺らぎ。
「っ……はっ……はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
 呼吸する事を思い出し、大量の汗と共に崩れ落ちた。その身体に纏うのはビキニアーマー……元の姿だ。
「やりすぎ……」
 親分、だったものを見下ろし、小さく首を傾げる瑠奈。
「とも、言えないかな……?」
 女達を弄んだ報いと考えれば、まあこんな末路も有りだろう。そんな風に思いながら、粒子となって消えていくのを見送った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『ビキニアーマー職人の朝は早い』

POW   :    天が与えた大いなる至宝を毎日の節制とトレーニングで磨いた、これこそ最高の形なり。

SPD   :    あまり大きいものは実用的ではない、アッパーミドルクラス釣鐘型、これ。

WIZ   :    貧しいではなく品のある胸、それが時代の選択です、それを分からずして何が職人か。

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 まあ最後にちょっと一騒動有りはしたが、ともあれ、山賊達は全て退治された。
 工房は解放され、ビキニアーマー職人達も全員怪我はない。
「ありがとうございます、皆さん」
 高齢の工場長を先頭に、老いも若きも、ビキニアーマーに命をかけた男達が、全力で頭を下げる。
「お礼に是非、我々にビキニアーマーを造らせてください!」
 それは100%、混じりけなしの善意なのだろうが……計測道具を手に、血走った目で迫ってくる職人たちは、ちょっと怖い。

 とはいえ、高品質のビキニアーマーを作ってくれると言うのは本当の話だ。興味があるなら頼んでみると良いだろう。
秦田・麻弓
じゃあせっかくだし、私も作ってもらおうかな

さっきは結構すぐ外れちゃいましたし、しっかり測ってもらって…

職人さんに、アーマーの内側が身体の起伏に余すところなくフィットするようなものを作れないか提案してみます。
それはもうどんなに細かいところもしっかり測ってもらわないと作れないような。
あと動きに合わせて引っ張ったり伸ばしたりされるような部位にも対応するようにしてもらえたらなお良いかな、とか…あ、もちろん採寸の協力は全力で…いやいや真剣な職人さんにいっぱい触って測ってもらいたいとかそういうあれでは別に…

あ、留め具は事故的に外れやすくできたりは…あ、や、なんでもないです…


マルグリット・エーレ
【POW】…そう、まさに。まさに!そのとおりなのよ!(くわっ!

ビキニアーマー職人たちの朝早い。からの導入で始まるビキニアーマー作製ドキュメンタリー動画になってしまうわね

いかに私がカワイイかと言っても、怠惰な生活を送っていれば、この、ぱーぺきぼでーらいんも維持できないってもんなのよ
わかるかしら。湖の白鳥も、水面下で足をばたつかせているというけれど、私もそうなのよ…!

てなわけで、この私の玉の肌、最高の職人魂で測れるのなら、測ってみなさい…!!!

…まあ、そんなわけで、そういうドキュメンタリーをね。
配信するのだけれど、デンジャーでビーストな、私の自前のビキニアーマーの呈のインナーを、お披露目するの!


神楽威・紅葉
真の姿解放と暴走気味に陥った事による精神負荷の影響で、吐き気を催すほどの頭痛に苛まれて滅茶苦茶不機嫌そうな表情でいる。

紅奈さんを呼んで職人たちに紅奈さん用のビキニアーマーを仕立てるようにお願いする。
「紅奈さん一人だけこの格好しないなんてずるいですから、作ってもらってください。まぁ、いつもの格好も際どいですけど…」

自分に迫ってくる職人には、無意識に【殺気】を放ちながら拒否の旨を伝える。
「ぁ、私は結構です…要らないのでにじり寄ってこないでくださいね」

アドリブ歓迎・絡み歓迎


弥久・銀花
【WIZ】
貧しいのではなく将来性のある胸なのです。


あ、私は別にビキニアーマーは要らないです。
趣味ではありませんし、何よりまだ成長しますからね。
着ないし、直ぐに着れなくなるアーマーなんて……、何でにじり寄ってくるんですか?

……、それ以上近寄ったら鞘で殴りますよ。

ちょっ、何処触ってるんですか! (ぽかっと拳骨で手をはたき落としながら)


ふぅ、ああっ?! (こう言う抵抗するお客さんを計測する為の十字架とかに張り付けられてしまう銀花)

離して、離してー!


グァーネッツォ・リトゥルスムィス
【POW】
紅奈、お前が予知してくれたおかげで人も工房も救われた、本当にありがとう
という訳で紅奈もビキニアーマーを作ろうぜ!
お代はオレが奢るから、な、な!(職人に負けない血走った目で布教を目指す

サイズを計測される時はトップバストもヒップも正確に測る為に上も下もすっぽんぽんに
手で隠すなんて職人の邪魔もしないぜ
相手が男でも職人だから恥ずかしがらないが、オーダーメイドの出来を今から期待してて紅潮しちまうぞ!
「ああ、そんな大きいの(手)で、オレのソコを、ああん!」

あとはちゃっかり紅奈の計測場面を見ようとしてみる
「おお、紅奈も凄い!ビキニアーマー姿が楽しみだ!」
※怒らせたり悲しませたらちゃんと謝ります


雛菊・璃奈
作るのは良いけど…今まで着てたのと何か変わるの…?
そもそも、普段の刀や和装と合わないし…え?デザインに和を加える…?
…そういえば、いつも着てる和装の下に着られれば、鎖帷子みたいに隠し防具的に着られるのかな…。
そう考えれば実用性も…え…?表に出さないとダメ…?…やっぱり実用性無いんじゃ…。

防御力低そうだし、これの所為でやられた冒険者とかいるんじゃないかな…呪いのビキニアーマーとか生まれてそう…。
後はこれだけ職人側が執念燃やしてると、最高のビキニアーマー目指した職人が遺したのとか…。
それ、わたしが供養しないとダメかなぁ…【unlimited】には現身としては出て来なさそうだけど…


アドリブ、絡み歓迎


四季乃・瑠璃
緋瑪「ちょっとーっ!このビキニアーマー作ったの誰ーっ!戦闘中取れちゃったじゃない!責任(爆殺)取なさいよーっ!(職人にビキニアーマー投げつけ)…え?今度こそ完璧なビキニアーマーを作る?そうじゃなくって爆殺…きゃー!連れてかれるー!助けて瑠璃ーっ!」
瑠璃「あ、緋瑪が連れて行かれた…うん、なんとなくそんな気はしてた…。…え?私はいいよ、別に。いや、ちょっと待って、本当に…あーれー…」

という感じで採寸室へ二人揃ってフェードアウト。殺人姫もビキニアーマー職人の熱意と執念には敵わなかった模様。

瑠璃「そういえば、このブランドもののビキニアーマーって一般のとどう違うんだろう…」

※アドリブ歓迎


アヤカ・ホワイトケープ
うぅ、今日は本当にひどい事になったわね…
万一として大事なところは対策で隠してたから良かったけど…
ともかくやる事も済んだし、そろそろ帰…え…つ、造らせてって…
あ、あの、わたしは、その、えっと……

【WIZ】
ああもう、なんでこんな事に…(結局流されてそのまま付き合うハメになる)
とは言え、品質改善に繋がりそうなら思った事を色々と進言してみようかしら?
とりあえず今日付けた物はキツかったのと、紐が取れやすいアクシデントをもう少しなんとか出来ないかとか…
この世界の素材で可能な部分を【世界知識】で、今回の戦いで得られた事を【情報収集】した感じでレポートしてみるわ
真面目に戦闘中に鎧が取れるのは危険だから、ね…



「大丈夫ですか?」
「……ええ、平気」
 合流した紅奈の気遣いに、頭を抑えながら応える紅葉。
 正直を言ってしまえば、あまり大丈夫ではない。真の姿を晒し、さらに暴走までした反動は、吐き気と頭痛と言う形で帰って来ている。
 だが、苦しくともわざわざ紅奈を呼びつけた理由がある。
「紅奈さん一人だけこの格好しないなんてずるいです」
「……ずるいですか?」
 こういうのは、一人でも多く巻き込んだ方が、気が楽になるもの、なのである。
「そうそう、せっかくだから、紅奈も作ろうぜ!」
 普段からビキニアーマーを纏っているグァーネッツォも、ビキニアーマー好きとして紅奈を誘う。
「な、絶対似合うからさ、なぁ!?」
 むしろ、好きの一言で済ませて良いのか、と言うくらいの熱意の籠もった勧誘である。
 血走った目で紅奈に迫るグァーネッツォ……に、動じず頷く紅奈。
「ええ、まあ、そうですね。そこまでおっしゃるのなら」
「紅奈さんの普段の格好から、あんまり抵抗なさそうですしね……」
 紅葉の指摘通り、彼女の格好はビキニアーマーに負けず劣らずの際どさ……と言うか、幽閉時代のボロ布をそのまま纏っているだけである。
「良かった。じゃあ一緒にサイズを図って貰おうぜ!」
「ちょっ……」
 言って、己の鎧に手をかけ、一息に脱ぎ捨てるグァーネッツォ。思わず紅葉が狼狽えるほどの豪快な脱ぎっぷりである。
「わかりました」
「紅奈さんっ!?」
 そしてそんなグァーネッツォに倣い、紅奈も布を取り払い、裸身を晒す。羞恥心が薄いのと、そもそも感情が薄いのと、どちらも肌を晒す事に抵抗がない。
「では、測らせてもらいますねー」
「ああ、頼むぜ……んんっ!」
 そこで性欲の薄い職人が身体測定を始めると、いろんな意味で遠慮がなくなる。
「ああ、そんな大きいので、オレのソコを、ああん!」
「痛かったら言ってくださいねー」
 大きなモノ(両手)で身体を測定され、声を上げるグァーネッツォ。いかがわしい事をしている訳ではないのだが、雰囲気が少し妖しい……いや、そもそも裸で身体測定と言う時点でいかがわしいかもしれない。
「……む。……んっ……特に痛くは、有りません」
「おお……紅奈もすごいな……ひゃ、んっ!」
 紅奈も、表情こそ変えないものの、褐色の頬を僅かに赤く染め、眉を動かして声が漏れる。
「……」
 そしてそんな光景は、紅葉のトラウマを刺激する。ただでさえ頭痛を感じている所に、正直結構キツい。
「ところで、そちらの方もビキニアー」
「結構です」
 勧誘に付き合っている余裕もないので、食い気味に首を振り、ジリジリと後ずさる紅葉。
「要らないので」
「あ、はい、わかりました、はい」
 無意識に迸る殺気を察したのか、ガクガクと首を縦に振る職人。

「ビキニアーマー職人たちの朝は早い……うん、ドキュメンタリー動画も有りね!」
 ドローンを意識して、その身体を誇るようにセクシーポーズをキメるマルグリット。
「どうかしら、このぱーぺきぼでーらいん。いかに私がカワイイと言っても、維持には気を使っているのよ?」
「ええ、素晴らしい……ビキニアーマーの作りがいが有ると言うものです!」
 性欲はなくとも、芸術に対する欲求はあるのか、興奮を示す職人。その様子に、ますます気分を良くするマルグリット。
「湖の白鳥も、水面下で足をばたつかせているというけれど、私もそうなのよ、わかるかしら!?」
「ええ、わかりますとも!」
 すっかり職人と意気投合すると、テンションを上げてその服を脱ぎ捨てる。
 現れたのは、まさにビキニアーマーのようなインナー。デンジャーで、ロイヤルで、ビーストな、マルグリットの魅力を最大限に引き立てる姿だ。
「この私の玉の肌、最高の職人魂で測れるのなら、測ってみなさい……!」
「おお……ええ、全力で挑ませてもらいますとも……!」
 職人魂に火がつき、熱のこもった測定が始まると、そんな姿を、セクシーに動画でアピール。
「んっ……もう、大サービスなんだから……♪」
 ここまで他人に任せて来たサービスシーンを、ここぞとばかりに動画の向こうの視聴者にアピール。再生数もコメントも、大熱狂を見せる。

「私は、ビキニアーマーは要らないです」
「いえ、遠慮せず是非!」
 拒否する銀花に対し、若い職人達が熱意を持って売り込みをかける。
「趣味ではありませんし、何よりまだ成長しますからね」
「ご安心を、留め具を鎖にすれば、成長に合わせてフィットさせられます。ほら!」
 そう言って差し出されたサンプルは……どんな胸にも合わせられるよう、必然的に鎧の面積が小さい。銀花の顔が赤く染まる。
「いやだから、着ないですから……それ以上近寄ったら鞘で殴り……」
「ちょっとーっ! このビキニアーマー作ったの誰ーっ!」
 勧誘に銀花が困惑している所に、割って入ってきた緋瑪。戦闘中に壊れたビキニアーマーを投げつけて抗議する。
「責任取って爆殺されなさ……」
「ふむ、なるほど、留め金が壊されてしまったのですね……では、次は壊れにくい、頑丈な留め具を使用しましょう!」
 だが、そんなクレームも、職人の熱意に火を付けるばかりだ。
「え、いや、そうじゃなくて、だから爆殺を……」
「安心してください。確かに本来、高級な留め具は値段が張りますが、今回は助けて頂いたのですから、無料でお作りしますよ!」
 全く話を聞かず、緋瑪の腕を引いて奥の部屋に連れていこうとする職人。熱意が有りすぎる。
「ちょっ……連れてかれるー! 助けて瑠璃ーっ!」
「……あー、うん、なんとなくそんな気はしてた……」
 別人格の危機を、生暖かい目で見送る瑠璃。だが、そんな彼女の腕を別の職人が掴む。
「さあ、あなたも是非!」
「え? いや、私はいいよ、別に……って、あの、聞いてるっ!?」
 薄情の罰が当たったか。容赦なく、緋瑪と一緒に連れていかれる事に。
「きゃー!」
「あーれー!」
 虚しい悲鳴と共に、奥の部屋へと消えていく二人。職人の魂を前にしては、殺人姫はあまりに無力であった。
「身代わりにしたようで悪いですけど、これで……」
 それを見送り、助かった、と胸を撫で下ろす銀花。そのまま工房を後にしようと……。
「……あ、ら?」
 なぜか、動けない。
「ちょっ、何ですか、これはっ!?」
「測定中に暴れられると危険なのでー。ちょーっと我慢してくださいねー?」
 気づけば手枷足枷をかけられ、完全に磔拘束されていた銀花。いくら緋瑪に気を取られていたとはいえ、恐るべき職人芸である。
「だから、作らな……あっ、ちょっ、どこを触ってっ……離して、離してー!」
 顔を真っ赤にして逃れようともがくも、ビクともしない。拘束の恥ずかしさに打ち震えながら、全身を測定されていく。

「んっ……あ、はぁっ……そんな……と、こっ……♪」
「すみません、ちょーっと我慢してくださいねー」
 全身を拘束され、測定器具を巻き付けられる。あまりに際どい所にすら入り込む物差しやメジャーに、麻弓の口から声が溢れる。
「お客さんの注文ですと、細かい所まで測らないといけないので」
「ええ、それは……んっ、わかってます……ああんっ♪」
 起伏の全てを暴き立てられる感覚に、身体が熱くなる。
「いやぁ、ここまで測定させて貰えると、作り甲斐があります。まるで何も着ていないような着心地を保証しますよ!」
「んぁっ、りがとう……ございま……ふぅっ……♪」
 危ない光景だが、職人は真剣に、あくまでビキニアーマーを作ろうとしている。……麻弓は、真剣ではないが。
「あとは、動きに合わせた曲げ伸ばしが柔軟な構造、でしたね。どうしても、留め金部分が脆くなってしまいますが……本当に良いんですか?」
「ええ……構わない……の、でぇっ……♪」
 むしろそれが良い、と言うのは秘密にしておく。ビキニアーマーの出来の方も期待出来そうで、胸を弾ませる麻弓。
「く、ぁ……そ、こぉっ……」
 それはそれとして、測定も存分に愉しんで憚らないが。

「ビキニアーマーって、刀や和装と合わないし……」
「いえいえ、あなたの姿に合わせたデザインも承りますよ!」
 気乗りしない様子の瑠奈も、職人に強い売り込みをかけられる。
「それなら……和装の下に着られれば、鎖帷子みたいな隠し防具になるけど」
「むむ……なるほど。しかし表に出さないデザインですか……」
 とはいえそこは拘りのようで、渋られる。
「じゃあ、やっぱり、実用性無いんじゃないかな……」
「いえ、実用性ならありますよ、機動力を活かしつつ心臓などを守る構造になっていてですね!」
 必死に食い下がる職人。だが、瑠奈としてはその熱意に若干引き気味だ。
「そこまで執念燃やしてると……呪いとかかかりそう」
「おお、呪いのビキニアーマーですか。でしたら良いのがありますよ!」
「え、いや、違う……」
 何を勘違いしたのか、そこに食い付く職人。瑠奈の否定も聞かず、倉庫から何着かのビキニアーマーを持ってくる。
「これは、最高の一品を目指しながら叶わず夭折した、悲運の天才職人が作ったと言うものでして。こちらの方は、数多の魔物の返り血を浴びたと言う曰くつきの……」
 嬉々として解説を始める職人を、遠い目をして見つめる瑠奈。
「これ、供養しないとダメかなぁ……」
 それは、巫女である瑠奈の目から見て間違いなく、凶悪な怨念の取り憑いたビキニアーマーであった。

「ああもう、なんでこんな事に……」
「最高の品を作りますよ!」
 職人の熱意に押され、結局頼む気で無かったビキニアーマーを造る事になったアヤカ。
 ため息を漏らしつつも、どうせ作ってもらうなら良い物を、と切り替える。
「とりあえず今日付けた物はキツかったのよね……」
「ああ……お客様のサイズだと、既成品は厳しそうですね」
 アヤカの胸にじっと目を向ける職人。何にせよ大きな胸は、巨乳用アーマーでも入り切らない。
「……あ、あんまり見ないで欲しいのだけど」
「ふぅむ……そうなるとやはり型を取らせて頂くのが一番良いのですが」
 恥じらうアヤカだが、職人は全く気にしていない。このまま型を取られては堪らないので、慌てて話題を変える。
「あ、あとは紐が取れやすいアクシデントが、ねっ。真面目に危険だから……」
「ええ、そこも、既成品の悩みなのです。留め金部分を頑丈にするとどうしても重量や予算の兼ね合いが……」
 胸から意識を外し、真剣な表情を見せる職人の姿に、ほっと胸を撫で下ろすと、意見を出し始めるアヤカ。
「それなら、こういう構造はどうかしら? あとこういうのも……」
「ふむ、ほほう、なるほど……」
 他の世界の鎧の構造を応用すると言う、猟兵ならではの視点は、職人に深い感銘を与えたようだ。
「いやぁ、ありがとうございます。これは、お礼に最高のビキニアーマーを作って差し上げましょう!」
「……ええと、程々に、ね?」

 いろいろ騒ぎもあったが、測定は無事終了。後日、完成したビキニアーマーが各々に送られた。
 グァーネッツォには、動きやすさを重視し、身体にフィットした物。
 紅奈には、露出の高いシンプルな物。
 マルグリットには、自慢のインナーを引き立てる芸術性の高い物。
 銀花には、鎧部分が小さい上、鎖で繋がれたかなり際どい物。
 緋瑪と瑠璃には、オーソドックスな物だが、色違いでお揃い。
 麻弓には、身体にぴたりと密着してボディラインを引き立てる物。
 アヤカには、大きな胸の谷間を強調する、カップが大きめで左右から持ち上げるような物。
 流石に新進気鋭のブランドだけ有って、装備すればそれなりに似合っている物だ。
 まあ、それを喜ぶか、嫌がるかは、人それぞれではあるが……。

 ちなみに、瑠奈には、オーダーメイドの代わりに、強烈な呪いのこびりついたビキニアーマーが進呈された。あと紅葉は、最後まで断固として拒否した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アルテミス・カリスト
「ビキニアーマー……は正直、ちょっと遠慮したいのですが、この際、ビキニアーマーでも仕方ありません。
この正義の騎士アルテミスに、絶対に壊れない鎧を作ってくれませんか!」

私の悩みは、いつも触手とか溶解液とかに服はおろか、鎧まで溶かされること。
また、なにもしてないのに勝手に鎧の留め金が外れることも少なくありません。

「こんな私に、絶対に壊れたり脱げたりしない、高品質な鎧を作ってくれませんかっ!」

そのためには、採寸されたりするのも我慢です!(なお、普通サイズ)

「さて、完成した鎧の出来はどうでしょうかっ!」

わくわくしながら完成した鎧を身に付け、試しにスライムと戦ってみましょう!

果たして、その結果はいかに!



 そしてまた、別の日、アックス&ウィザーズの、とある洞窟。
 アルテミスは一人、スライム退治に訪れていた。
「さて、完成した鎧の出来はどうでしょうかっ!」
 アルテミスの鎧はいつも、触手や溶解液に溶かされて来た。それどころか、何もしてないのに留め金が外れる事も多々。
 そんな彼女が願ったのは、溶けない、壊れない、高品質な鎧であった。
「ビキニアーマーと言うのは少々気が進みませんが……あれほどの腕の職人さんの作った鎧です、きっとっ!」
 希少な素材のため、鎧面積が小さいが、壊れないなら我慢出来る。
「さあ……いきますっ!!」
 スライムに斬りかかるアルテミス。剣を振り切っても、留め金が外れない。だが、弾けたスライムの欠片が鎧にかかり……。
「や……やりましたっ!」
 それでも溶解する事なく、その形を保つビキニアーマー。歓喜に快哉を叫ぶ。
 ……だが、彼女は喜びのあまり、気づいていなかった。天井に、もう一匹のスライムが潜んでいた事を。
「これで、もう戦いの最中に裸にならずに、す、みぃぃぃぃぃっ!?」
 そのスライムはそのまま、アルテミスへ落下。ビキニアーマーと肌の隙間に滑り込む。
「ん、あっ、ダメ、っ……ぬ、脱げないっ……!?」
 慌てて取り出そうとするが……頑丈な上に留め金の外れにくいビキニアーマーはなかなか脱げない。
「ま、待って、ちょっと、待……んんんん~~~~っ!?」
 洞窟に、女騎士の悲鳴が響き渡った。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月31日


挿絵イラスト