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奇跡体験アンリバイブデッドー

#アポカリプスヘル

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#アポカリプスヘル


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● 木偶の村に潜入せよ!
「よく集まってくれた。召集に応じてくれた皆に感謝する。早速だが、あなたたちにはアポカリプスヘルに向かってもらいたい。このままでは、多くの人命が失われることになる」
 感謝の言葉もそこそこに、丁寧に頭を下げる。その頭上にぴこぴこと0と1を浮かべる少女、嘸口・知星(清澄への誘い水・f22024)は、事件を予知したことを切り出し、ことさら重い言葉を告げた。
「オブリビオン化した野盗(レイダー)の要塞を攻略してほしい……のだが、このレイダーの根拠地には周囲の拠点から人々が望んで集っていっているのだ」
 さぞ疑念を抱いたことだろう、と知星は言う。事件のあらましは以下の通りだ。
 「死の克服」。食糧も、物資も、綺麗な水も、空気も、何も必要とせず生きていくことのできる奇跡。「養生村(ようじょうそん)」で施術を受ければそのような神秘の肉体を手にすることができる。飢え、渇き、生きる術を失った人々が藁にもすがる思いでたどり着き――命を絶たれてしまう。表向きは村人を信用させて、その実木偶人形の如く人体実験を繰り返し、生体兵器を作り上げているという。
 養生村を運営しているのは「妖情操軍」というレイダーである。軍団員全員が村人のフリをして生活しているが、首に蔓の刺青を入れているのが見分けるポイントだ。
 ちなみに、周囲の水源や食糧供給を襲撃により鈍化させているのも妖情操軍の生体兵器である。養生村に頼らざるを得ない人々を増やすマッチポンプで周囲への被害を加速度的に増やしているというのが真相のようだ。
 この事件を解決する方法は一つしかない。「養生村」に潜入し、レイダーの首領を討つ。危険な方法だが、負の連鎖は大きくなるばかりで一刻の猶予もない。
 あなたたちの力でどうか根本的な解決に尽力してほしい、と知星は頭を下げた。

 村に潜入すること自体はそれ程懸念する必要はないが、近隣から集った人々で内部は不穏な賑わいを見せており調査は難航することが予想される。なにせ軍団員全員が村人に紛れているのだ。その首領の居場所は巧妙に隠されていて、即座に面会するのは困難である。
「そこであなたたちには気の毒だが、囮になってもらいたい」
 自身が被験体となれる健康的な素質を持ってることをアピールしたり、村人を庇って自ら術中に嵌ったり、裏で「情報収集」を行なって居場所を探ったり……レイダーが無視できないよう、ともかく目立てば目立つほどいい。
 猟兵たちが囮になっている間に、別働隊がレイダーでない村人を村外に逃す手筈になっている。
「ただ、派手な戦闘をこのタイミングで起こせば首領が逃げ出したり、被害者の村人を巻き込んでしまう恐れもある。くれぐれもやりすぎないように頼む。ここは……耐えてくれ」

 予知によれば、素質あるものがある程度集まったところでオブリビオンが出現するようだ。
 個体名は……もとい識別名は『実験体ナンバー091・「きゅうあい」』。群れて行動する人型の生命体で、件の生体兵器の研究の産物らしく大量に現れる。
 捕捉した獲物を触手で捕獲し「求愛活動」を行う特徴を持つ。だが意志の疎通は不可能であり、愛を語るどころか存在そのものが人を冒涜している。一匹も逃すことなく処理をしてほしい。
 幸いにもこの段階まで到達すれば救出活動は完了している。村の体裁を取ったレイダーの根拠地などに遠慮は無用。周囲への被害は関係なく存分に戦えるだろう。

 実験体を打倒することができれば、いよいよ首領もあなたたちを手ずから素材にしようと襲いかかってくると予知される。
 細かな場面までは見えなかったものの、その特徴から『アノマリィ・シング』だと断定できる。こちらも触手を操る危険な生物だが、それだけではない。
 言語を操る高い知性と神経毒ブレス、さらには超重突進のようなフィジカルにも優れており、レイダーの首領に相応しい戦闘能力を持つ。
 レイダーの統率は、首領の下僕を組織的に指揮する高い知能によって裏打ちされたもの。すなわち、この『アノマリィ・シング』の撃破をもって任務は完了となる。くれぐれも油断なく仕掛けてほしい。

 悪しきオブリビオン、それも人々の生を冒涜する純然の悪。そんな者どもが蔓延る偽りの奇跡に満ちた村の暴挙を許すわけにはいかない。そうだろう? と、知星はそんな言葉で説明を締めくくる。頷いた猟兵たちを見遣ると、順次荒廃した世界へ送り出すのであった。


地属性
 こちらまでお目通しくださりありがとうございます。
 改めましてMSの地属性と申します。アンビリーバブル。
 以下はこの依頼のざっくりとした補足をして参ります。
 今回は世紀末で奇跡体験、触手マシマシでお送りします。ゾンビは出ませんあしからず。

 この依頼はセクシー系もといお察しとなっておりますので、嬉し恥ずかしダメージが多目となっております。
 あえてクールに切り抜けるもよし、ピンチプレイングを演出するもよし。仮に演出上ひどい目に合ったとしても、🔵は得られますしストーリーもつつがなく進行します。思いついた方はプレイングにどうぞ。
 基本的に集まったプレイング次第でどうとでも転がる仕様になっています。

 続いて、シチュエーションについて補足をば。
 第一章はある程度どんな行動をとってもレイダーは接触してきます。こんなことをされてしまうかもというプレイングは、はっきりではなくぼんやり、直接的な描写を避けつつ適宜採用して参ります。

 では皆様の熱を帯びた(?)プレイングをお待ちしています。
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第1章 冒険 『偽りの聖人と木偶の村』

POW   :    人体実験の対象に選ばれる囮役としてオブリビオンにさりげなく肉体のアピールを行う

SPD   :    人体実験されかけている村人がいれば救出を行い、人体実験の証拠を押収する

WIZ   :    急にいなくなった村人についての情報収集を行い聖人のフリをしているオブリビオンの本性を暴く

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「己の意志で来たものは、この村で起きる一切に逆らわないこと」

 来るもの拒まずの開かれた村・「養生村」。
 この村唯一の掟は、あらゆる争いと諍いを一帯から排した。

 それは、この荒廃した世界において奇跡のようなことであった。……今、あなたに注がれる視線は値踏みするような、寒気のする視線。もう一つの奇跡、死の克服の秘術を体感する、幸運な素材を見定める視線だ。

 この村は来るものは拒まない。しかし、出ることは許されない。
全会原・タイガ
※アドリブ絡み歓迎


困ってる人たちを騙して実験体にするなんて許せねぇ!オレがブッ潰してやるぜ!

……といきまいて村に来たはいいが今暴れるのはよくねぇんだったな。
ん?あれは、村人に何かを飲ませようとしてる?
おいそこの……って何だお前ら!
(村人のもとへ駆け寄るも囲まれて怪しい色の液体が入った瓶を口元に押し付けられる)

んぐ、な、なんだこれは……胸が張って、むずむずする……?
あ、こら!触るな!まて、やめ……
(熱く火照った身体を触診と称し好き勝手に弄ばれる)

ちくしょう……せめて残りの瓶をぶんどってやる……!


マスクド・サンドリヨン
レイダーの要塞に潜入するなんて、恐ろしいけど……本当に怖いのは、正義が為されない事!

それっぽいボロボロの格好で潜入するわ。
ピジョン(マスク)を被っていく訳にはいかないから、懐に忍ばせていくわね。この状態だと、力を得られても意思の疎通は出来なくて不安だけど……。

村人を庇って、代わりに被験体になりましょう。その行為でジャスティス・ペインを発動すれば、身体能力をアピール出来るし、何かされても耐えられる筈よ。

……と、思っていたのだけど。庇った行為が女性レイダー達の気に触ったのか、想像以上に執拗に責められちゃう。リンチを受けたり、薬を打たれたり、快楽責めにされたりして、泣きながら許しを乞う羽目に……。



 要塞、敵根拠地の潜入において、目立つ行動はご法度だ。発見されるリスクが飛躍的に高まり、結果的にミッション失敗、さらには命の危機まで訪れる。だが、今回は違う。すでに危機に晒されている人々を救うために、あえて目立たなければならない。
 事前にそう聞かされ脳内で予想を立てていることと、実際に目の当たりにするのとでは意味が違いすぎた。
 全会原・タイガ(男は度胸!女でも度胸!・f23916)は頭の中が真っ白になり、直後には全身の血が沸騰したのを感じた。
 そこかしこで守るべき無辜の存在が辱められ、痛めつけられ、嬲り尽くされ穢されようとするさまに、正義の所在を見失いかけた灰崎・姫華、もといマスクド・サンドリヨン(仮面武闘会のシンデレラ・f19368)は恐怖した。
 握りしめた拳から懺悔の血を流し、決心する。失われた正義は自分たちで為さなければならない。そんな義憤が熱を帯びていた。
「あなたたち、その手を離しなさい!」
「インチキ紛いで騙すなんてどういうつもりだ?」
 強い語気で、一際荒々しく村人に詰め寄るグループの背に声をかける。男もいれば女もいる。だが一様に首裏に刺青があった。組み伏せられ怯えきった瞳が、天の助けとばかりに視線を向ける。助けてくれ! 助けてくれ!! と、痛いほどの叫びを上げていた。
「インチキ? それは心外だねェ」
「こいつらは望んで秘術を受けに来たんだ。ならその対価を払って当然だよなあ」
 訴えかける瞳を見てなお、楽しげに言い放つ。真性の下衆だ。
 そして、彼らのターゲットは今、二人に移った。拘束を解かれ脱兎のように逃げ出す村人を尻目に、薄ら笑いを隠そうともしない不愉快な声で言った。周囲をいつの間にか取り囲まれている。数人程度のグループがいくつか集まれば、烏合の衆とはいえ視覚的に威圧感がある。
「それともそんなに先に『受けたい』のか? 平和的に、順番を譲ってほしいなら考えてやらなくもないぜ」
「自分から受けたい人の態度だなんてさっきのは到底思えないけれど、望むところよ。怖くなんて、ないからっ」
 
 ――ドウッ……!

「かっ、はっ……!? ぐえぇ……っ!?」

 脇腹に膝が深々と突き刺さる。みぞおちを抉られ姫華は身悶えた。
 思わず声を上げかけたタイガの肩に手が回される。振り返れば下卑た笑みを浮かべるレイダーの視線。その手は、先をそのままむんずと掴むと、感触を確かめるようにむにゅむにゅと揉みしだいて。かろうじて衝動的に振り払おうとする気持ちと、一歩目を抑えこむ。
「てめえ……」
「まずは健康体かどうか確かめないとね。あっちのコはハナからボロボロじゃないか! だからちょっと試験してやってるのさ」
「ああ、そうかよ……!」

 ――ズン゛ッ……! ドゴゥ……!!

「ウっ、お゛……ッ!? おアっ、あぁあっ……!!?」

 憂さ晴らしにと振るわれた暴力が、今度は人一倍大きな双房に集中した。ボロボロの装束の上からでもわかるロケット型が、立て続けに殴打に晒されぶるんぶるんと揺れる。さらにお腹や太ももにも拳や鈍器が振るわれ、足の付け根にそれらが命中する。弱々しく内股になった姫華の股間に、骨盤まで響くような衝撃が襲った。
「ああああ!?」
「生意気なんだよ。アンタねえ!」
「はぁっ、はぁっ、ぐっ……ううぅっ……!」
「とりあえず胸を見せな」
「く、ぅ……ぐ……」

「ひひひ……!」
 背後でじゅるりと獣の舌なめずり。
 女レイダーが姫華の衣装に手をかけるその瞬間、タイガにもまた毒牙が突き立つ。
「――んぐ、な、なんだこれは……」
 怪しい色の液体が入った瓶を口元に押し付けられる。抵抗もままならずネバついた、どこか生臭い味の液体が口腔を満たした。
 最初からそうしていればいいんだ、と言わんばかりに、体を弄られながら鼻を摘まれるとその液体を嚥下してしまう。ぼやけた視界に下卑たニヤニヤ笑いが妙に印象的に映った。
 肌を内から焼くのは、義憤ではなく膨大な劣情。触診とは名ばかりの嫌悪感を催すような荒々しい手つきにいいようにされてしまう。それでも苦悶よりも快楽が勝った。
「……胸が張って、むずむずする……ぅ? あ、こら! 触るな! まて、やめ……ぇ!」
 先端のしこりをくにくにと重点的に攻められ、上げたくなかった声を漏らした。
「ほらほらアンタも飲むんだよ」
「うぶぇ?! も、もゆるひへ……ぇ」
 一瞬、懐に忍ばせたピジョンに手を伸ばしかけ、逡巡する。ダメだ。己の弱さのせいで他人を巻き込むことはできない。耐えなきゃ、耐えねば、耐えないと……。その一心で肩を震わせていると、その態度に嗜虐心を爆発させ、露わになった総身に指の跡がついていく。特に殴打痕を揉み込むと面白いように体が跳ねて。
 タイガもまた、自分の足で立っていることすらおぼつかず、それでも潤んだ瞳を見開いて歯を食いしばる。
「(ちくしょう……せめて残りの瓶をぶんどってやる……!)」
 ぎゅと握った手に小瓶を隠し持つ。言い換えれば、できる目立った抵抗はわずかにその程度。
 ここは敵の根拠地。獲物が入り込んでくる限り、欲望は際限なく捌け口に叩きつけられる。レイダーたちの嗜虐の宴はまだ始まったばかりだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

リアン・ブリズヴェール
【アドリブ歓迎】【NG脱衣】【WIZ判定】
「嘘の言葉と非道な事で村の人を騙すなんて許せないです」
レイダーたちの仕打ちに憤りを感じながら調査します

まずは【魅了変化】を使って4歳で内気で臆病な性格で【魅了変化】の画像とまったく同じ服装となります。

その姿の状態でいなくなった村人の事を聞きにいきますが、サディストで幼女趣味の巨乳美女なレイダーにバレてしまいます。
背後から麻痺液がしみこんだ布を押し当てられてから服の上から胸も下半身もいろいろなところを嬲られ、さらにキスや卑猥な事をされて最後はロープ、鉄枷、目隠しといった拘束具で必要以上に拘束されて媚薬ガスたっぷりの麻袋に入れられて連れ浚われてしまいます


アナスタシア・ムスハルト
不死身になれるなんて、胡散臭いわねぇ
でも切羽詰まった世界みたいだし、こんなのでも引っかかっちゃうのねぇ

難民のフリをして潜入よぉ
でも身長的に首筋は見辛いわねぇ……
暴力を生業にしてるなら、ただの村人とは動きが違うでしょうし、その辺で見極め(見切り)ようかしらぁ

それっぽいのを見つけたら、話を聞いてみるわぁ
胸を押し付けながら聞けば口も軽くなるかしらぁ(誘惑)
ねえ、お兄さん、噂の施術はいつになったら受けられるのかしらぁ?

健康かどうかの検査とか言って、路地裏に連れ込まれそうねぇ
誘惑に使った胸を曝け出されて、触って揉んで摘んで吸って……あぁ、これなら首筋も見えるわぁ
好きなだけ使っていいわよぉ


妖星・光
【SPD】

男の子に【変装】して村に潜入
村に入ったら、遊んでる子供達に怪しい視線向けてる男いるんだけど…レイダー? ただの変質者?
どっちにしろ子供達に手を出す前に、「皆、あそこに変なおじさんいるよ」と話しかけ、子供達に【恐怖を与え】て逃がすよ。
そして子供達を追おうとするレイダーを、「何か用? ボクが代わりに聞くよ」と言って〔選択UC〕で【誘惑】
人気のないところに連れられて行くよ。

……

『素質があるか調べる。服を脱げ』と言われ仕方なく脱ぐけど…やっぱり変態だった。
ボクが女と知ったら、身体中を弄りまわされ…
ボクもオブリビオンが出るまで、口や手で【奉仕】しながら【情報収集】してるよ。

※アドリブ・絡みOK



 養生村に来れば死の恐怖に怯える必要はない。
 そう言い聞かされても、まだ幼い子供の身では理解することも実感することもいまいち難しい。両親に連れて来られわけもわからないままのもの。あるいは人身売買の果てに村に辿り着いたもの。本当に未だ幼い身でありながら、這いずってここまで到達したものもいた。
 この村には子供もいる。まだ無垢な、人の欲望とこの世界の残酷さを知らない子供たちが。

「皆、あそこに変なおじさんいるよ」
 そんな子供たちに混じってかけっこに興じていた少年が、おもむろに物陰を指差す。
 幼いながらも「怪しい人についていってはいけません」「知らない人からもらったものは口にしてはいけません」「襲われたら大声をあげて逃げましょう」くらいの常識は備えていてほしいものだったが、日常茶飯事なため反応は薄い。
 少年が目配せをすると、難民風の格好の矮躯がうなずいた。
「あちらで続きをしましょうかぁ」
 怪しい視線を向けているのは男だけではない。女もいる。まずは子供たちと引き離さなければならない。
「は、はい。あっちですね。みんないきましょう」
 一際怯えた様子だった、まだ片手で歳を数えられそうな緑髪の少女が、両手に子供たちの手を引いてその場を立ち去る。向こうの大きな広場でのびのび走り回る方が気持ちいい。純粋な子供たちは笑いながら、この場にとどまる理由を失ってその場を後にしたのだった。
 しかし、子供たちに用はなくとも大人には大アリだ。
 この村は欲望を満たすための場所。逃げ場などない。どこまででも追い詰めて、滾る我欲をその中に注ぎ込んでやる。
 ぞろぞろと男女の荒くれが物陰から出てきたところで。
「何か用? ボクが代わりに聞くよ」
 少年――妖星・光(前世は男の子?・f23939)が行手を遮る。
 その隙に子供たちははるか遠く。どの道逃げ場はないという強みがある。男女は涎を垂らさんばかりにニタニタ笑い合って、大人の時間を始めようと光を人気のないところに連れ来んだ……。

 ……。

「(子供たちに駄々をこねられ遅くなってしまいました。皆さんはどこに……?)」
 救助地点まで子供を誘導したリアン・ブリズヴェール(微風の双姫・f24485)は、不安に駆られた様子で分かれた地点にいた。
 自身は《魅了変化(チャームフォーム)》で子供に紛れることでその場を離脱したが、先の不穏な様子に戻って来てみると、果たして、残されているのは、光とアナスタシア・ムスハルト(小さな大剣豪・f24499)の服の残骸のみ。
 感情がこみ上げる。動悸が激しい。レイダーたちの仕打ちに憤りを感じずにはいられない。
 不穏な気配の出どころはあちらか? とアタリをつけてリアンは周囲を捜索すると、程なくして足取りをつかみ二人と合流する――凄惨な場面に遭遇することに成功した。
「ねえ、お兄さんたち、噂の施術はいつになったら受けられるのかしらぁ?」
「そりゃお前の努力次第だなあ。オラ喋ってないで手を動かしな!」
 アナスタシアの身にまとう布服を押しあげていた、幼い顔に不釣り合いなほどたわわに実った果実は今や外気にさらされ、不用意にむにいいいと押し付けられている。触って揉んで摘んで吸って、指と舌が施した愛撫に、先端は痛いほどに屹立していた。視線を向けてくる衆人を鬱陶しそうに横目に見つつ「好きなだけ使っていいわよぉ」とさらに誘惑する。
「なら望み通りにしてやるよ♡」
「あっ……はぁ♪ あぁ……っ、乱暴ねぇ」
 ぐにいいいぃ♡と伸びる限界を確かめるように摘んで引き伸ばされる。
 意図しなかった艶かしく熱っぽい吐息がひとつ。琥珀の瞳の奥に情欲が灯り、雪のように色白の頬を赤らめながら太ももをこすり合わせる。待ってましたとばかりに繰り出される衣服の内から手の形が浮き上がるほど荒々しい接触に、時折大きく体を震わせた。
 さらに乱暴に、光は身体中を弄りまわされている。
「誘ってんのか? 男みたいな見た目のくせにとんだやらしい子だあ」
「うるさいっ、この変態っ……!」
 憎まれ口を叩く口端には出されたばかりの欲望がたっぷりとこびりつき、鮮やかだった茶色の髪は生々しいマーブルカラーで見る影もない。両手も屹立を握らされそれを拭うことも許されず、上目遣いに反抗的な視線を向けるのみだ。
 そして、その射抜くような視線が変態と罵られた男をさらに上機嫌にさせた。
 もはや何度目かもわからない、竿の全体を押し付け伸びた舌と唾液で濡れさせれば、男は光の髪を掴み上げる。
「俺たちみたいに優しい人に会えてよかったねえ。村長ならきっとこんなに可愛がってもらえないよ」
「そんちょ……うぶっ?!」
「子供は知らなくていいことだあ。さあもっとアソぼうね」
 唾液が口一杯に溢れ、グチュグチュと卑猥な水音が響き渡る。頬を窄めて粘膜を幹に擦りつけ、先端のくびれに舌を絡めながらの粘膜全体を使った奉仕を強要された。
 ふっと。
 リアンの体から重力が取り払われる。
 背後にいた女レイダーが上体を持ち上げると、リアンは空間に充満する淫靡な空気を肺いっぱいに吸い込む。そこに、布が押し当てられた。
「むう?! むううううう!!?」
「戻って来ちゃったのねお嬢ちゃん! ワタシはね、アナタみたいなちいぃぃっちゃな子が大好きなの」
 頬をべろべろと舐め回す感触に怖気が走る。しかし麻痺液がたっぷりしみこんだ布のせいでうまく手に力が入らない。体格差と人数差で迫られてしまえば、後は可愛がられるのみだった。
「ああっ美味しい。ワタシのペットにしてあげるわね」
 ペット。奴隷。嫌な等式を連想してしまい、お別れしたい弱気で内気で臆病な自分がにわかに表面に現出する。裸を目隠しで着飾り、鉄枷の指輪をはめ、リードをつながれた奴隷令嬢。その幼肉の味わいをたっぷり吟味するように、欲望が注がれた。注がれて、吸われた。涙を湛える目の端にまで粘質な感触が伝わり、悔しさが際限なく溢れる。
 意識がふと遠のいて。目覚めた時の己を想像するのが恐ろしくて仕方がなかった。

 得られた情報はわずかでも大きい。しかし、失ったものの方がはるかに大きかったかもしれない。散々に尊厳を嬲られた少女たちは、子供たちを助けることができたというその一点のみで、永遠に思える陵辱に耐えるほかなかった――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

御狐・稲見之守
死の克服に奇跡とは末法の世によくある戯言じゃナ。
ワシは情報収集に人っけのない方へ…こういうのは当事者になるが早い。

連中が接触して来たらば己が実験の対象になるよう
「奇跡を得たいが己にその資質はあるか」と尋ね、
何かあっても例え如何わしい辱めを受けようと
癪ではあるが囮ゆえに抵抗せず好きにさせておく。
この稲見之守、容易くわからせられると思うことなかれ。
あ、ちょっやめ やめんk

と、ここでネタばらし。仕掛け人は最初からUC[眩惑の術]で
ターゲットになんかどうしょうもない幻覚を見せているだけなのだ。
幻覚を見ているターゲットの様子に仕掛け人も思わず苦笑い。
この後ターゲットはあえなく御用となった。


月詠・愛珠
養生村…許せないね
賢人協会の皆で来たけどボクは次の人体実験に合いそうな村人を【コミュ力】を発揮して探すよ
そうして見つければ気付かれない様に【目立たない】様に何をされそうか【情報収集】

ある程度探って、いざ実験が行われそうなタイミングで逃がすよ。結果的に【かばう】事になったけれど囮になってる間に逃がせるのなら悪くない

…でも調べた内容の事されるのは気が引ける
ところで何から調べ…えっと、何でレイダー達が集まってボクの事を囲んでるのかな?
健康かどうか、ボクの身体を念入りにチェックする?…この人数で?えっと…隅々までチェックするって。…そんな実験あったかな?あ、【魅了】?暴走?…き、気を引く事は出来たよ?


シルバップ・シノイトビクス
衣装は通常全身・BU参照

不死となっても、世界自体が崩壊してしまっては無意味でしょうに、はい。

こちらは協会の方とは別途、村の中央広場にて村人に扮した大勢のレイダー達の前で舞を披露します。

周囲からの下世話な野次にも明るく笑い、元々有って無いような衣装もコールに応えて外し、屈辱的なポーズの要求も受け入れ、ソレを撮影したモノを嘲笑われながら見せられ、……エスカレートしていく要望を、「死の克服」を得るためならと、全て笑顔で応えてゆきます。

ええはい、今回必要なのは時間稼ぎです。
「都合の良いこと」が続く限り、ヒトはそう簡単に疑問を抱くことはないでしょう。ならば、徹底的に「都合良く」振る舞うと致します、はい。


百目鬼・明日多
こういう世界なら、そういったものに縋りたくなるというのは
分からないでもないですが…それを悪用するとは許せませんね。

僕は御狐さん(f00307)や、可能なら賢人協会の皆さんと
村に入って情報収集を…
って、僕も一緒に健康状態を調べるんですか?
まぁ少しなら大丈夫ですけど…ってそこまで脱がす必要は!?
っていうか、それは何です!?そんなの入らなi

……と、いう幻覚を御狐さんの能力で一緒に見て貰いましょう。
僕の方は、目立たない様にレイダーに背後から近づき、アバターを使った
だまし討ちの先制攻撃でレイダーを静かに片付けておきましょう。
レイダー自体は、ひとまずは捕らえておきましょうかね。


アイル・コーウィン
【アドリブ・絡み・過激OK】

レイダー達の拠点へ潜入すれば良いって訳ね?
お宝は無さそうだけど猟兵として見過ごせないし、早速行動開始よ!

養生村へと着いたら首に蔓の刺繍がある者を探し、見つけたらすぐに身体を使ってアピール!
私の健康的かつ豊満な身体を使ってレイダーを誘惑、それで一気に被験体として首領の下へと案内して貰うわよ!

レイダーに案内されて目的地に無事到着…したかと思えば、被験体としての素質を計るという名目で大勢のレイダー達に囲まれ身体をもてあそばれてしまい…。
初めは囮として受け入れていた行為、しかし熱が入ると次第に欲望に忠実となっていき、終いには悦びながらレイダー達を受け入れ交わってしまう…。



 養生村の中央広場は静寂に包まれていた。

 シルバップ・シノイトビクス(誉れ全き・f00938)の舞。
 神事の如く真摯に、劣情が注がれるまま情熱的に。村人に扮した大勢のレイダー達の前で彼女はただ、舞っていた。お捻りの代わりに投げかけられるのは局部に集中した視線と、下品な野次。
「もっと腰を振ってくれ!」
 視線を注がれたとこらがヒリつく。ここら辺りかと突き出した尻がカッと熱く燃える。
「いいぞいいぞ! 下品にゆっくり振るんだ!」
「死にたくなければもっと媚を売れ! なんか喋るんだよ!」
「スマした顔してお高くとまってんのか?」
 踊りも激しくなって、流れる汗も多くなり、したたり落ちる頃には一層野次も勢いを増して。その視線を釘づけにする。それもこれも死の克服のため……などでは無論なく。徹底的に都合よく振る舞うのにも理由がある。

「上々じゃな」
 人気のない路地裏にて。
 のぅ、と面々の顔を見回してくっくと低く笑う御狐・稲見之守(モノノ怪神・f00307)。
「ワシの方は人っけのない方で情報収集をしておったが……やはり死の克服は詭弁じゃの」
 死の克服に奇跡とは、末法の世によくある戯言じゃナと、黒髪を揺らしながら愉快そうに言う。たかだかレイダーにそのような技術が確立されている可能性もなくはなかったが、そのあまりに杜撰かつ荒唐無稽さ加減には呆れて言葉を失うレベルである。
「僕の方は悪目立ちしているレイダーを少し片付けておきました」
 百目鬼・明日多(一枚のメダル・f00172)はぶかぶかのコートの袖で眼鏡を拭きながらそう報告する。この世界の風は埃が多く、明瞭な視界を確保するのは少々手がかかる。
 すでに各地でめいめい行動を起こしているとはいえ、戦火が巻き起こればこの比ではないだろう。一刻も早くレイダーの指揮系統を叩きたいところだが。
「村長が聞いたらただじゃ済まない。お前たちは終わりだーなんて言われましたけど。秘術を操る聖人というのはその人なんでしょうか?」
「首領なら私も調べたわよ」
 不本意ながら、だけどね。とため息混じりに呟くアイル・コーウィン(猫耳トレジャーハンター・f02316)。この村に好物のお宝の気配はないがこうして熱心に調べたのは猟兵としての使命あってこそ。
「神出鬼没というか、大量にダミーの情報を流して身内の前にも滅多に姿を現さないみたい」
 秘匿性を高めることで価値を上げ、聖なるものとしてのありがたさを感じさせるのは宝の価値観に似たものがある。手の届かないものほどプレミア感が増す。手の内を明かさないことで格を保つ。
「施術も一人で行うんだって。徹底してるのよ」
「とりあえず次の人体実験の被験者になりそうな人は目星はつけておいたけど」
 月詠・愛珠(月に魅入られる翠の狐娘・f06905)は持ち前のコミュ力で得た情報を披露する。
「実験は……その、気持ちいいことらしいよ?」
 どこまで鵜呑みにしていいのかは定かではないが、そんな文句で連れ去られかけた人がいたことは間違いない。そして、次のターゲットは広場の近辺にいる。被術者の前に現れるレイダーに案内させて、首領の喉元に食らいつく。およそ次の方針が決まったところで全会一致とばかりにうなずき合うと御狐はぱんと手を合わせた。
「さて、ではそろそろ仕上げとするかのぅ」

「脱げ!」「脱げ!」「脱げ!」
 そんな大合唱に晒され、シルバップはまさに自らの衣装に手をかけるその刹那にあった。
「わかりました……どうぞわたしの全てをご覧ください」
 ついに完全に晒されてしまった存在感、その先端の色は薄く、アンバランスな清楚さを醸し出していた。大きなそれをブラブラさせれば、かろうじて肌の上に残っていた恥じらいを全て脱ぎ去り、生まれたままの姿で舞踊に興じる。
 たっぷりの重量あるたわわを両手ですくい上げ、手のひらを滑らせる。先端の前を通って、上まで滑らせきると、支えを失った乳房が勢いよく、ブルんっと震えた。おおっと周りがどよめく。それを何度も、繰り返す。そのたびにぶるんぶるんと揺れ、視覚からも十二分に柔らかさと弾力を感じさせた。
「わたし以外のみなさんにも、どうか死の克服を授けていただけませんか?」
 お願いします、と、その姿で、地面に跪いて地に頭を擦り付ける。屈辱的な姿勢のままシルバップは懇願した。
 それを契機に、四人が広場の真ん中に躍り出ると、思い思いに上着やら下着やらを脱ぎ捨て、衆目の中心に据えられる。
 カメラのフラッシュのような光が瞬いてレイダーたちの目を灼いた。
「おおっ?!」
「奇跡を得たいが己にその資質はあるか」
「ああ、おうそうだな! 確かめてやるよ!」
 のぅ? と思わせぶりな目遣いで手近なレイダーに接触する御狐。蠱惑的な眼差しにレイダーは舌舐めずりすることすら忘れて、殺到するように押し倒す。ちゅぷ、ちゅる、と。唇で首筋に触れる。絹のようにきめ細かな、そして吸い付くように柔らかい肌を舌で味わい、臭いを嗅ぐ事を隠しもせずに香りを楽んでいた。
 甘露というほかない、この世のものとも思えない魅力に、口を離すと唾液が糸を伸ばし、切れたと思うと再開される。
「(この稲見之守、容易くわからせられると思うことなかれ)」
 そう息巻くものの、いざ大勢の手や口で一斉に愛撫されれば、べたつく感触もすえた臭いもどこか愛おしい。
「はうっ?!」
 油断すれば声を上げてしまう。平常心でいなければ、平常心で……。
 首の後ろに手を回した蹲踞の姿勢で、アイルはアピールする。狙うは刺青のある相手のみ。健康的かつ豊満だと自負している体は、魅力あるフェロモンを放って男の劣情を離さない。
「どう? 見ているだけでいいのかしら?」
 ごくりと生唾を飲み込み、促されるまま男は密壺へとゆっくりと指を移動させる。指先には湿り気が感じられ、鼻は熟れた女の臭いが漂う。顔は真っ赤に染まっていることは見れば分かるほどだ。
「本当はお前が欲求不満なだけじゃねえか」
「んんっ! ちょっと、あっ! あぅ!」
「へへっやっぱりもう準備万端じゃねえか。それじゃ早速……」
 芯を少しだけ強く擦ると何かが抜け落ちたかのような声とともに愛汁が陰道深くの丹穴からとろとろと溢れ出てくる。
 突き上げれば深く入り込み、突く度に胸はぐにゃりと形を変える。だらだら、ぷしぷしと。貫いているにもかかわらず、淫液は流れている。しゃぶり、ねぶり、時折り甘噛みをすれば快感満ちた声が耳に届き、細いクビレへ両手を回し腰を動かして。
「って、僕も一緒に健康状態を調べるんですか?」
 当然だろう。あの場であの形で出ておいてハイそうですか、などというレイダーがいるはずもなく。
「っていうか、それは何です!? そんなの入らなi」
「入れられるのが無理だってか? ならお前が入れてるところを見せてくれよ」
「い、意味がわかりません!」
 明日多の困惑をよそに、愛珠が複数人に体を持ち上げられ、閉じていた尻たぶをぐいいいっと割るようにして彼の前に晒す。
「こいつの体は念入りにチェックしないといけないからな。さ、若者同士よろしくやってくれや」
 ひひひと笑われて、肩を叩かれて。調査とは名ばかりの公開交尾。やるしかないのか、覚悟よりも羞恥心がはるかに勝る。行為そのものに対して乗り気でないといえば彼女にも失礼だが、緊張してしまうのだ。
「(しょ……しょうがないよ。ボクは構わないから、少しだけなら、ね?)」
「(っ! あとでしっかりとやり直しますから)」
 唇は、触れた途端に雷が身体の中を走るような衝撃に見舞われた。互いに周囲から刺激を受けながら、互いを求め合う。未知の体験に火照りが治まらず、そのまま抱き合ったふたりは倒れこみ、貪るように舌の絡めあいに移行して相手の粘膜の感触を愉しんだ。色っぽい声音でわななけば周囲からゲラゲラと笑い声が聞こえる。いよいよ余裕がなくなった。
 そこかしこで貪り合う饗宴が幕を開けようとし――、

 と、ここでネタばらし。

 仕掛け人らは最初からターゲットに《眩惑の術》を掛け、なんかどうしょうもない幻覚を見せているだけなのだ。
 幻覚を見ているターゲットの様子に仕掛け人も思わず苦笑い。
 この後ターゲットはあえなく御用となった。

 すなわち、いるのは簀巻にされたレイダーたちのみ。
 養生村の中央広場は静寂に包まれていたのだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

アナスタシア・エレイソン
POW

囮、ですか
私で務まるようでしたら喜んで、ふふ

集団が生まれれば、そこに上下関係が生まれるもの
下の方は満足できないことも多いでしょう
そういった方々をお相手することに致しますわ、口も軽そうですから、なんて

……もし?
私の身体に健康的な素質があるか、皆様に調べてほしいのですが……よろしいでしょうか?

殿方の体にもたれるかかるようにしながら、スリットの奥から白い生脚を見せつけましょう
囁くように、甘えるように【誘惑】しながらお願いして参ります

確認していただけるようならば、全身で【奉仕】して心地よくなっていただきましょう
ふふ、ここについてのお話も聞ければ嬉しいですわね?



【アドリブ、絡み歓迎。NGなし】


ロベリア・アナスタシア
(アドリブ連携絡み酷い目歓迎、POW)
ほうほう…、健康的な姿態を見せつけてやればいいと?
そういうのなら得意、お任せよ♪

元から露出高い服そのままで村に入っていくわ。
直ぐに値踏みする視線があちこちから来るでしょう(誘惑)
けど、意に介さずちょっと暑いからってわざと見せびらかす
姿勢でまずは『おびき寄せ』よ。
その内、私を狙って来る欲求不満な視線が集まるんじゃないかしら?

その内、裏道に入った所で獲物…じゃない、レイダーが
やってきて私を取り囲んでくるのだわ、そうしたら連れていかれる
前にレイダーな男達につまみ食いされちゃったりして♪
…まぁその場合は対価として男達の精気を私がつまみ食い
しちゃうけど、良いわよね?



 柔らかな呼吸が波打たせる、天使を連想させる弾むようなその肢体は、秘すべき美を余すことなく表現した芸術品のような美しさ。美的黄金律の調和を見せるその肢体がまとうのははちきれんばかりの胸と、降りたての雪のように色が抜けるほどに白い尻、へそを露出した魔女衣装。
 これが健康・健全と言わずして何を言うべきか。
「ちょっと……暑いわね♡」
 ばさりと肩にかかったローブを地に落とす。もはや水着か何かかという過激な衣装に鍔の広い帽子のみという格好で、路上を堂々闊歩するロベリア・アナスタシア(『快楽』と『影』と『媚薬』を司る美魔嬢・f23913)。
 取り分け食い入るように見つめていた村人に扮するレイダーに、両の拳を顎下に当てるようなポージングで、心配そうな声を出しつつも、艶やかな笑みを浮かべる。
「あなたもなんだか苦しそう。私と一緒に涼まないかしら♪」
 花の芳香に吸い寄せられる虫のように、ふらふらとした足取りで路地裏に連れていかれるレイダー。周囲にいた、ほかに視線を向けていた下衆たちも、追従し跡を絶たなかった。

「……もし?」
 薄暗い、日の光の届かない路地裏にて、赤い瞳が男を射る。首筋をしっかりと目に焼き付けると、いかにも下っ端、という風体の男にそっと身を寄せた。ぎょっと驚く男。音もなければ無理もない。
 スリットの奥から覗く生足は白く艶やかで、乳房も腰付きも成熟した大人のものだ。唇はぷりっと柔らかそうで、可能ならばすぐにでもむしゃぶりつきたい欲望に駆られる。もはや自身がターゲットになっていることなど考えすら及ばないだろう。
「私の身体に健康的な素質があるか、皆様に調べてほしいのですが……よろしいでしょうか?」
「お、おう……へへへ。いいぜ」
「きゃあっ」
 突然、尻の下の太股に触られて可愛い悲鳴を上げるアナスタシア。そっと手を潜り込ませた男に、股を弄られているのだ。もう片方の手で修道服をめくり上げられると、その奥にあるえげつない意匠の下着が男の劣情をこれでもかと加速させた。
 「来な!」と、男に連れられてさらに路地の奥、最奥に連れ込まれるのだった。

 ところで。
 ロベリアは霊薬と淫気を操る美魔嬢ともいうべき存在であり、アナスタシアはその耳と尾からわかる通り精気を食らう妖狐である。
 彼女たちが大勢のレイダーに連れられ、囲われている現状は、果たして誰が望んだものなのか。レイダーの劣情か? 否、否である。
 艶のある銀髪に剛直を巻きつけるようにして奉仕を強要されれば、空いた両手と口をもってさらに進んで奉仕し。
 ふわふわの金の尾が粘つく劣情に汚されれば、足や脇を開きさらに多くの男自身を迎え入れ優しく抱きとめる。
 降り注いだネバっこい粘液には二人揃って手で皿を作って受け止め、それでも無理なものは大きく口を広げて口腔をも器にする。ロベリアは大胆に舌を伸ばし、アナスタシアは奥手そうに淑やかに見せつつも貪欲に。
 男たちは己が精を解き放つたびに衰弱していっていることに気づかない。目の前の女性たちを無茶苦茶にしたいその一心で、限界点を優に超えてしまっている。
「村長……あ、ああ」
「奥、奥の掘立小屋で、け、研究してるんだ、ああぁあ」
「いいわね。ご褒美をあげる♪」
「私にも温もりを下さりませんか?」
 その口からは本来秘匿とするべき情報も、精気と欲望とともに垂れ流して歯止めが効かなくて。

 饗宴は狂宴となって、男は肴として餌食となる。レイダーたちが身をもって知ることになるのは、いつになるだろうか……?

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

紅葉・智華
※アドリブ・連携歓迎
口調:素or演技

「何にせよ、オブリビオンは倒すべき。……なら、手段は選んでいられないよね」

【選択UC】で『コスプレ衣装コレクション(初期技能:演技)』から敵を【おびき寄せ】て【誘惑】できそうな水着っぽい衣装に素早く(早業)着替える。

【覚悟】さえできていれば表面上はやられた振り、演技をする事くらいなんて事もない。――それ位できなくて、何が猟兵だ。

まあ、敵が接触してくるまではそれとなく【情報収集】をすればいいし、本当に危ない時は直感(第六感、見切り)に頼るのみ。



 太股を掴んで腰をつき出すような体制で持ち上げ、そのまま開脚させられると、すでに水着のような衣装に着替えていたため本来なら真っ先に隠すべき箇所が露になる。
 オブリビオンは倒すべき敵、手段を選ばず借り尽くすしかない。
 紅葉・智華(紅眼の射手/自称・全サ連風紀委員・f07893)は、悲壮な覚悟を心中に決めていた。
「や……やさしくしてほしいであります……♡」
 語尾を上擦らせるように調整して発声、懇願する。演技がうまくいくか不安だったが、かえって自分からこんな声が出てしまうのか、という、恐れと驚きの方が強いくらいであった。
 近頃は素の自分が出てくることが多かった。それ自体はよい兆候で、だからこそ、大見得きって自ら突っかかった上にロクな抵抗もせず敗北を喫し、乱暴な目にあう直前の今の自分が、演技だとはいえたまらなく惨めに思えてしまう。
 我慢をする為に必死に肩掛けの紐を握っていた手が、相反する意思を無理やり覚悟でねじ伏せて、離れる。まずは結び目の先へと伸び、同時に下腹部も裾を、震える手で、しかしながらしっかりと掴んだ。
「最初からそうしてればいいんだよ、ザコのくせになあ♡」
「ぐッ……ううぅうっ」
 紐がほどかれた水着が細い脚の間を滑り落ちるように地面に落ちる。
 言い返してやりたい。今すぐ塊刀でそのニヤつく顔を叩き潰してやりたい。
 男はそれを気にもせずに顔を近付けてきた。そして長い舌を垂らすと、脚から股間、腹、胸、喉、顎を通って顔を舐め上げた。
「うぶッ……ぅん♪」
 一時的に口と鼻を塞がれて声が漏れる。
「情けない声が出たなあ?」
「そ、そんなことない……りますッ」
 先程と同じように下から上まで舐められる。何度も何度も繰り返し。熱い唾液が体中に塗りたくられた。舌を駆使しているレイダーは喋れないが、その目が笑っていることは確かだった。
 想像よりも大きな快感に身体が勝手に動く。しかし目立った抵抗をしては目的に反するため、上半身を激しく捩って快感に耐える。
「ぐはッ……かはッ……」
 ずぶずぶっと身体の中を下から圧迫されて、肺から息が絞られるように漏れる。喘ぎ声などと可愛いらしいものではなく、凶器で鳩尾を殴られたかのような呻き声だ。
 呻くな。喘ぐな。悦ぶな。
 媚びろ。竦んで、猫撫で声で。
 これは演技、演技だ。演技だ……!
「(――それ位できなくて、何が猟兵だ)」
 その眼差しに反抗的な意思を感じる男レイダーだったが、行為のスパイスになると上機嫌な様子を崩さない。お前は上ものだから村長に引き合わせるだの、求愛行動をする生体兵器だのなんだの、聞かれてもいない機密をペラペラと話している。目の前の美形の少女が、まさか己を数秒で再起不能にできるとは思ってもいまい。
 頭の中で繋ぎとめていた何かが切れかかり、一気に快感が全身を覆い尽くす。
 快感に流されてはならない。表面上はなす術もなく、心の中はスコープを覗き込みウィークポイントを常に狙っていろ。肉体と精神を完全に切り離す、そのギリギリを直感的に線引きし、矜恃だけは手放さない。
「ぁッ……やッ! ぁッ! ぁあッ、ぁ゛ッ!」
 身体が痙攣して自由に動かないが、頭はしっかりと快感を処理してふわふわ気持ちいい。声は出ていると思うが、もはや、何を言っているか自分でもわからない。
 押さえつけられて動かない身体がピンと張り、がくがくと震える。

 それでもなんとか意識は明瞭に保ったままだ。こんなところでは終われない。
 覚悟と尊厳を天秤にかけた紅眼の射手は、ひたすら好機をうかがい待つ。

 猟兵たちの試練の終わりは近い。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ステラシエル・ルチフェロ
【アドリブ歓迎・NG無】
【淫魔組】
POW

「顕現したてでこんなみすぼらしい場所に連れ出されるなんて!」
傲慢で自己中心的な態度で小柄ながら大きな胸を見せつける様に歩いてるわ

「まぁ良いわ、信者を獲得するチャンスと思えばね」
ふふん、簡単に解決して一番目立って信者獲得!
首の入れ墨に注意すればいいんでしょ?

「ほらイプシィにモルテ、あんた達美味しそうだし誘ってきなさいよ」
無駄に大きなモノ持ってるんだし良い囮よね…ってそれじゃ私目立たない?
それはそれでむかつく!私が一番目立つべき!

「待ちなさい、そんな女より私の方が魅力的でしょ!」
二人に絡むように強引に飛び出すわ!
あ、躓いちゃ、きゃぁ!?
何処触って、にゃぁ!?


イプシィ・アスモディア
【淫魔組】
幼なじみのステラシエルがやってきたと言う事で
今日は相棒のモルテも合わせて三人?三柱?揃い踏み♪

そして信者を増やすとか意気込んでるけど…あ。
「あはは…久しぶりに会ったけど、ステラやっぱりいつも通り」
ステラのドジに苦笑しながら、幼馴染のそそっかしさにどこか一安心
さて、ボクもする事しないと…それに、ボクも二人には負けたくないし♥

事前説明から思うにボク、最高級のエサじゃないかなって
意図的に露出度の高い服を着崩しアイドルウォーク
チラチラ見える極上の肢体を見せ付けながら、特に人の多い所へ
伊達にサキュバスアイドル、やってないんだよ?
「ふふ♥ みんな視線、凄く感じちゃうよ…さ、君達の所に案内して♥」


モルテマリア・ベルフェゴール
【淫魔組】
POW

「チャンスといえばチャンス、ですけどぉ~…」
ステラちゃんは相変わらず、危なっかしくてみていて愉しいですね…♪
イプも一緒ですしまた悪さ――…もとい、愉しい事でエンジョイですよ~♪
「こほん、そうそう。もう猟兵さんなのでちゃんと解決のためなのですから~…」

と、いうことで一番楽で愉しそうな囮役~♪
イプの隣で寄ってきたのをつまみ食い…もとい、誘惑すればいいのですよね?
といってもいつもの(きつっきつのビキニにパーカーとショーパンでヒップぷりンな)カッコなだけなのだけど~…
「ということで、私たちにも素敵な奇跡を授けて頂きたいのですっ♥」
(たゆん、たぷん♪ むぅっちり~♪)
友好的に友好的に…♪



 ああついてないついてないついてない!

 自慢の神具は有害物質混じりの風に当てられ、土と埃に塗れてしまった。足元はゴツゴツして歩きにくい。品定めするような視線に晒されて背筋はムズムズするし、ちょっと耳を澄ませば広場でも路地裏でも艶っぽい嬌声が聞こえてくる。
 何より今は堕神とはいえ、元は大神の近衛神であった自分にとって、この地は闊歩するに相応しくないみすぼらしさだ。
 不意に目のあった物乞いが行手を遮り手を伸ばして何かをモゴモゴ呟いている。
 これは……事前の説明のレイダーではなく、行く当てなくこの村に辿り着いた救出対象……だったか。
 ステラシエル・ルチフェロ(輝く明星・f25565)は嘆息する。
 こういう任務もあるのだろう。きっとこれまでも、すなわちこれからも。
「ハァ。まぁ良いわ、信者を獲得するチャンスと思えばね」
 ブロンドヘアを掻き上げると、その手には手品かトリックか、手頃な金塊がいくつも握られていた。それを手渡してみすぼらしい存在の肩にそっと手を置く。夜空に瞬く金星――明星のように、当たり前に目の前にいる「神」を信じなさい、なんて言い含めてやれば滂沱と涙を流して喜び去っていった。
「どう? 見てたでしょ私の――」
 歩みを止めていたステラシエルを気にも留めず、イプシィ・アスモディア(ジ・アスモダイXII・f16507)とモルテマリア・ベルフェゴール(サクラメント・アップル・f17390)は談笑しながら先を歩いていた。当然見ていない。憤慨ものの仕打ちに詰め寄ろうとして、派手に道端の石に蹴躓いてしまう。

「あはは……なんだかボク、ちょっとホッとしたよ。久しぶりに会ったけど、ステラやっぱりいつも通り」
 イプシィは旧交を温めた幼なじみの相変わらずのそそっかしさに苦笑する。それがどこか懐かしく、愛おしく感じてしまう。
「ど、どどどういう意味よ!」
「そのままの意味のつもりだケド……♪」
 変わらず頼りになる、という意味で解釈するほど能天気ではない。再び募る苛立ちを、モルテマリアは割って入るように制止する。ぴと、とその唇に人差し指を当てて微笑し。
「はいはい、そこまでよ。ステラちゃんは相変わらず、危なっかしくてみていて愉しいですね……♪」
「んなっ?! モルテあんたまで……!」
「また皆で悪さ――……もとい、愉しい事でエンジョイしましょう♪」
 リズムに乗るように朗らかに、もう猟兵さんなのでちゃんと解決のために、ね? と、窘める。昔からこの調子で注意されると、どうにも弱い。これ以降も同じ勢いで捲し立てれば、受ける怒りは比ではない。普段怒らない方の怒りは超怖い。本当に夢に出てくる……。

 そうこうしてるうちにターゲットを発見した。長い髪で隠しているつもりだろうが、神通力を備える彼女たちに誤魔化しが通用する道理はない。首の蔓の刺青は「丸見え」だ。
「ねえ」
 ちょんと背を小突いて。
「ほらイプシィにモルテ、あんた達美味しそうだし誘ってきなさいよ」
「あれ? ボクは確かに適任、最高級のエサだと思うけど」
 自分をエサ、と言い切ってしまうことからも分かる通り、みなぎる自信は並大抵ではない。だがあえて聞き返したのは「自分が手柄を総取りしたら、信心増進に支障が出るのでは?」という意図だ。ステラシエルはその意図は読み取らない。否、読み取れない。無駄に大きなモノ持ってるんだし、とばしばしと二人の背を叩く始末だ。
「は〜い、私も囮が楽で楽しそうなのでいってきま〜す♪ ステラちゃんは休んでて大丈夫ですから〜」

「ふふ♥ みんな視線、凄く感じちゃうよ…さ、君達の所に案内して♥」
「ということで、私たちにも素敵な奇跡を授けて頂きたいのですっ♥」
 片や凶悪な清純さの中に瑞々しい妖艶さを孕んだ、凶悪という他ない衣装に身を包み、あまつさえそれを着崩すような着こなしの少女。モンローウォークさながらの腰を大きく左右に振りながら前進、時々小さく「あんっ」と思わせぶりに呻いて、歩調を緩める。凄まじい牝の悦びを、視線を向けた相手に伝播させる超サキュバスアイドル級の絶技を披露する。
 片やぴっちりした衣装を好む本人の嗜好に違わず、食い込むほどきつっきつのビキニに、ショートパンツ。これで秘処のどこが隠せるというのだろうか。見せびらかすようにパーカーを脱ぎ捨てると、いよいよ女として絶対に見られてはならない部分が満天下に晒されてしまう危険を伴う。秘密の花園の所在は彼処か、とレイダーたちの視線を釘付けにした。

 焦ったのはイプシィでもモルテマリアでもなく、ステラシエルの方。自身の衣も、ビジュアルも、肉感的な肢体だって決して劣らないと自負しているが、今や誰も自身を見ていない。蔑ろにされることほど、彼女の苛立ちの原因となるものはないのだ。許せない許せない、苛々する苛々する! 私が一番目立つべき!

「待ちなさい、そんな女より私の方が魅力的でしょ!」
「えっ……きゃあ♥」
「あら……ひゃっ♥」

 混線。
 繰り返しになるが足元はゴツゴツと整備されておらず、散漫な注意であれば蹴躓くことも多々だ。ステラシエルが景気良く転べば、前に飛び出すように、けしかけた二人のアピールを盛大に邪魔してしまう。すなわち、三人揃ってもんどりうって倒れ、むちん♥ と大股を広げてレイダーたちに誘うような姿勢を晒す。
 この時、波いる男たちの心は合致した。
 すなわち「彼女たちの健全さを確認し、必ずや首領の元に送り届ける」という一心。
 その神々しくも極めて蠱惑的なポージングに、群がり迫り犯したいという感情を、制御する術をレイダーたちは持たない。それは、盲信、絶対的な信心といって差し支えないだろう。少なくとも両者の違いを明確に表現する術は誰も持たない。
 あくまで友好的に、とは言いつつも、後は野となれ山となれ、である。

 前言撤回だ。
 こういう任務は早々ない。きっとこれまでも、すなわちこれからも。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ルトルファス・ルーテルガイト
(アドリブ絡み歓迎、WIZ)
…何かもう、嫌な予感以外しないんだが。
…抵抗しちゃいけない、と言うのが更にヤバイ気が…。
…しかし被検体の救出は賛成だから、やむなく村に入って囮として
村にいる村人の情報を裏道で聞き込み。
…当然、目をつけられてしまうのだが仕方ない話。
…そして情報ありと騙され女レイダーに捕まるが予定通り。
…そしてその場で女レイダーに薬飲まされ快楽責めにされ…
ってちょっと待て、このまま被検体として連かないのか!?

…どうやらその女レイダーの目に叶ったのか…予想以上の
絶倫さが仇を成したのか、その場で幾度も幾度も責められてしまう
俺はただ一言。
…あ、コレ何時ものやつ(女難体質(UC))だ…と。



 村に偽装したレイダーの根拠地に潜入し、裏で行われている村人の救出のため、まずは囮としてレイダーの注意を引き付けてほしい。

「…何かもう、嫌な予感以外しないんだが」

 ひとりごちるルトルファス・ルーテルガイト(ブレード・オブ・スピリティア・f03888)は、ブリーフィングで伝えられた要素をひとつひとつ自分の中で反芻して、己の「体質」と相まった奇妙な予感を感じていた。
 目を閉じれば、最近できた可憐な恋人の笑顔が瞼の裏に克明に蘇る。大丈夫、大丈夫だ、と自分に言い聞かせて。裏通りでの情報収集はとんとん拍子に進み、順調だ。このままいけばハプニングなど起きようはずもない。
 唯一不安な要素といえば、万一巻き込まれたとしても抵抗してはならない、という点だ。首領の逃亡の恐れがあるため、反抗するどころか剣を抜くことも許されていないのである。

 ……気づけば喉がカラカラに渇いている。少し水でも飲もう。
 井戸が見えてきたのでちょうどいいと思った矢先、誰かがいる事に気づいた。近づくにつれ、女だと分かった。
 歳は大体20代位といった感じの女だった、それも3人。強調するかの様に胸元の開いた薄着のもの、ほとんど半裸に近い格好のもの、下着姿にローブを羽織っただけのもの。3人ともルトルファスに気づくと笑みを浮かべて、退路を塞ぐように並んで立ちはだかった。
「……どうしたんだ、お前達は?」
「滑車が壊れちゃって、見てもらえないかしら」
「……自分ですればいいだろ」
 と、あしらいつつも、滑車の位置を考えると、井戸の縁に仰向けに寝そべって手を伸ばす必要がある。体格、身長的にも、腕の長さでも、不安定な体勢になることの危険性から考えても、この場ではルトルファスが適任なのはいうまでもない。
 渋々といった様子で指示された体勢になる。頭・首と腰を井戸の縁に乗っけて、足をだらんと外に置き、仰向けに。背中が浮いた不安定な状態なので必然的に腰を前に突き出すような形で踏ん張る。

「……んっ?!」

 それが当たり前のように、であった。
 ルトルファスの右腕を薄着女が、左腕を半裸女が、女自身の股下に潜らせるようにしてガッチリと固定される。これでは上半身を捩ることくらいしかできないではないか。
 かちゃかちゃとベルトが外される音がする。見えないが、見たくもないが、下着女はルトルファスの下腹部の隅々までに「興味津々」なようだ。
 半裸姿の女が自分の胸を揉みながら言ってきた。
「あなたね? 村長のことをさっきから探っていたのは」
 3人で笑う。そして薄着の女が両手で自分の体を撫で回しながら「残念だけど、奇跡は健康な体の人しか受けられないのよ。だからまずは私たちがたああっぷり、検査してあげる」と、貼りついた笑顔のまま有無を言わさない様子。
 このまま彼女たちを消すのは容易い、が、しかし、だ。
 少々逡巡しているうちに、あれよあれよという間に下着をズボンごと引き摺り下ろされ、外気に晒される。生暖かい呼気がふうふうと当てられれば「ぅぉ」と小さな悲鳴を堪えきれずに漏らしてしまう。
「あはぁ……美味しそう♡」
「……どいてくれ。お前達と遊ぶ暇はないんだ」
「アタシ達の誘いを断るって言うの? でも〜ざあんねんっ! 選択肢はないのでしたあ♪」
 何処か蜜のようにしっとりと蕩けて、纏わりつくような匂いが、鼻をくすぐる。何か嗅がされている。毒か、薬品か何かの類いか。慌てて体に力を込め跳ね除けようと思うのに、体はぴくりとも動かず、出来なかった。
 両足にぐっと力を込めてルトルファスを抑えこんだ女たちの、欲情と興奮に染まった瞳がギラリと輝いている。下着女が服の上から臍、脇腹、胸、そして乳首をなぞり、踊るように触れていく。満足させられなかったら、井戸に突き落とすからね、などと、脅し文句を付け加えることも忘れていない。
「あは、もう硬くなってる♪」
「お胸もぴくぴくしてるしぃ♡」
「先っぽからとろとろの液が漏れてくる……♪」
「(ってちょっと待て、このまま被検体として連かないのか!?)」
 ルトルファスは吃驚する。まさかレイダーではなくただの欲求不満なだけなんじゃないか。なんだかよくわからなくなってきた。両腕と股間の粘膜越しに与えられてくる快楽だけが、妙にしっかりと意識させられてしまう。もはや肉人形に相違ない。言われるがままされるがまま、女たちを満たすための木偶だ。
 程なくして、いやらしい言葉と蜜音が聞こえてくる中、ルトルファスは顔中を体液まみれにされながら不覚にも欲望を吐き出してしまった。情けない様子を大笑いされながら、出したばかりのモノにフィットするようにあてがい、そして勢いよく腰を落としてくる。
 拘束する役割の二人も入れ替わるように順繰りにそれを繰り返す。容赦なくグリグリと、尻を振ってくる。その場で幾度も、幾度も幾度も、幾度も幾度もイけどもイけどもである。

 そこでようやく、女らの首筋の刺青を視認する。ただの変態ではない。もはや彼女たちが満足するまで、受け入れる他なくなってしまった。

 ただ一言。
「…あ、コレ何時ものやつだ…」

 目を閉じる。もはやなんの言葉も浮かんではこなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

郁芽・瑞莉
斯様な非道、許す訳には行きませんね!

秘幻を顕現させつつ迷彩で姿を隠して貰って、
首に蔦の刺青をする者を監視して内情を探って貰いましょう。

その間私は目立つ様、人体実験に連行されそうな村人を庇って。
「この子の代わりに私が行きますよ。それとも私では役不足でしょうか?」
助ける過程で健康的な肉体美を披露して誘惑しておきますよ。
その後は敵の術に抗わずに木偶人形となって、
無抵抗で服を脱がされながら感度を確かめる様に胸を揉まれ、
股間を弄られて。先端が尖り、蜜をたっぷり漏らして。
中の具合まで検査されますよ。

その間に秘幻が組織の調査を進め、
核心的な情報を得て他猟兵と情報を共有後は救出に。

アドリブ、絡み大歓迎!!



 計り知れないほどの感情が村人に扮したレイダーに伝わる。
 手ごろな村人を「被験体」として連行しようとしたところ、間に割って入った郁芽・瑞莉(陽炎の戦巫女・f00305)が身代わりとなった。その彼女が今、レイダーを呪わんばかりに睨みつけ、音が聞こえそうなほど激しい歯軋りで表情を険しくしていた。
 侮蔑。嫌悪。
 憤怒。
 この子の代わりに私が行きますよ。それとも私では役不足でしょうか――などと、すまし顔で言っていた彼女も、今や体を差し出し、いいように、丹念に揉まれているのだ。
「――んっ、ふゥ――ん゛ァ……んんんッ……!」
 必死になって歯を食いしばり、声など出すかと言わんばかりに憎悪の眼差しを向ける。
 内心で顎に手を当てながら、レイダーは優越感に浸っていた。この女がどこの誰で、どこから連れてこられたかは知らないが、精悍な顔つき、キリッとした眼差し、奴隷狩り等の愉快な遊びを知らなそうな性分……「非道を許さない」そんな正義感か何かで口を滑らせたのだろう。全く愚かなことだ、と。
 すでに衣服は剥がれ、主張しすぎるほど大きな胸を含めて、生まれた時の姿を外気に晒し、時折悩ましげに息を荒く吐いている。体表には脂汗が浮かび、快楽に流されないようにするので精一杯といった様子だ。
「オイ、お前ばっか愉しんでてどうすんだよ! 自分で健康をアピールしてくれねえんなら、時間の無駄だぜ」
「なッ、何を言い出すんですか?!」
「……そうか。ならお前は病弱だな。失せろ失せろ。死の克服は別のやつが先になるだけだぜ」
 ――伝わる。
 とてもよく伝わってくるのだ。
 睨む視線は鋭くしたまま、股を大きく開き、奥底の具合を確かめてもらうという建前のもと肉茎を受け入れる。自ら腰を浮かせて体を前後し、男に快楽を与えるための奉仕をした。
 こうさせたいのでしょう? こんな風にしないとどうせ文句を言うのでしょう? と。憎まれ口を垂れ流さんばかりの反抗的な表情で、不本意な肉奉仕をこなしている。
 彼女なりに、男に快楽を与える努力をしているが、それがいかに屈辱を堪えてのことなのか。目尻に涙を滲ませて、林檎のように赤面しきったその顔を晒せば、その感情の多寡が理解できた。
 それが、男を絶頂の高みに上り詰めさせる。
「出すぞ?」
「やぁ……うっうァあああぁ……んーッ?!」
 ――ドクドクッ! ドクッ……びゅくびゅくっ……!
 背徳感と苦悶が締め上げるのは、男のモノだけではない。
 瑞莉自身を締め上げる。この感覚を彼女は知らない。
「はぁ……はぁッ……もう、満足ですよね?」
「それを決めるのはお前じゃない。まだまだ元気そうだが、いつまでその元気が続くか、念のため確かめておかないとな」
 ぐじゅりっと濡れそぼる先端をつまみ上げ擦りつつ、男は何食わぬ顔で検査の継続を宣言する。歪む瑞莉の顔のなんと心地いいことか。
 手放すなんてとんでもない。
 お楽しみは、まだまだこれからだ――。

 宴の最中、レイダーの本拠を秘幻が駆ける。
 村の離れ、掘立小屋は今はもぬけの殻だが、そここそが首領の研究所であることは突き止めた。あとは各地に散らばる猟兵を招集し、首領の帰還を待って強襲をかけるのみ。
 幸い、騒ぎを起こすことなく、無辜の村人たちの救出は進んでいる。万事、問題ない。

 愚かなことだ、と嘲る男は、すぐに身をもって知ることになる。
 彼女の正体を、ではない。
 レイダーが瑞莉の過去を知らないように、瑞莉もまた瑞莉自身の過去を及び知らないのだから。彼女が守りたかったもの。それが瑞莉に力を与えてくれる。
 記憶を失ってなお貫く信念の強さ。
 いわば、そう――失われた過去ではなく! 生き様で、世界を変えられるということを。

成功 🔵​🔵​🔴​

リリエ・ヘブンリィブルー
救いの甘言で人々を虐げその希望を踏みにじるだなんて捨て置けません。この翼、人々のために。

人々を非道な実験にかけて兵器へと作り変えるなどと許されることではありません。人体実験をされかけている人を助けます。大丈夫です、もう心配な――……

(助け出した村人は自分が助かろうと、自分のかわりとばかりにリリエをレイダーの方に押しやって逃げていく)

――……無事逃げてくれるのであれば、それ以上私は望みません。囮のため派手な戦闘や抵抗はできず、かと言って逃げられる状況でもなく。

今はただ囮として、供物の羊として、この身を彼らに辱しめられる他ありません。大丈夫ですとも、こんなこと……今までも何度もあったのですから。



 白百合の花弁が咲き乱れるような、自分の羽根のふちを撫でると、村人に向かって微笑した。
「大丈夫です。もう心配な――」
「ひッ!?」
 びくりと肩を震わし、今にも泣きそうな顔で固まってしまう。
 気を取り直して軽く頭を下げると、匂い立つような百合の花々が揺れる。背を向ければ白い花びらの向こうで、巨大な胸元も誘うようにぱるんっと揺れた。
 天使にしては大胆すぎる、純白のロングドレス。肉感的ながらしなやかなスタイルにまとうドレスは、薄布一枚で仕立てあげられ、谷間を露出した大胆な構造になっている。ぴっちりと体に張り付いたところは目を凝らせばほどよく引き締まった腹と、形の良い臍まで透けて見えそうだ。
 リリエ・ヘブンリィブルー(至天の蒼・f19764)は、天より希望を与えるために遣わされた聖者である。
 向き直るのはレイダーの面々。何もが降り立った聖者に興味を引き付けられ、今の今まで獲物としようとしていた村人への関心をすっかり失っていた。その中で、ぐいと強く「背中」を押される。リリエの背を押したのは、救いの手を差し伸べられた村人だ。
 白百合のような翼が、くしゃりと萎れた気がした。
「(――……無事逃げてくれるのであれば、それ以上私は望みません)」
 一度振り返れば、村人は脱兎の様子で走り去り、豆粒の大きさとなっていた。柔らかな微笑でそれを見送る。

「随分と邪魔してくれたなあ、ええオイ!?」

「……ぁっ!」
 そんな怒声とともにぐいッと詰め寄られると、バランスを崩し路上に倒れ臥す。今度こそ、翼は荒れた地面に押しつけられ土埃に存分に塗れた。見下ろすのは、にたりと吊り上げた口の端、舌舐めずり、はちきれんばかりにむちむちと顔を出した双球を食い入るように見る視線、欲望の猛り、今にも振り下ろされそうな暴力、といったところか。
 べちょ、ねちョと押し倒したレイダーは唾液の絡んだ舌先で、淫猥にリリエの左頬を舐め、ねぶる。
「いやっ……」
「なぁにが嫌だよ。内心期待してたんだろォが!」
 ゴツゴツした指先が、負の感情で硬く尖った先端の花の蕾に触れた。くにくにと潰したりグイッと引き伸ばすように蠢く水面下の指の感触に、桜の蕾は一層コリリとそそり立つ。
 別の男たちの欲望は堰を切ったようにその肢体に伸びた。ある手は、抜け目なくリリエの下半身に狙いを定め、五匹の仔蛇のように五本の指を蠢かせる。またある手は、もったりとしたスカートの上から、尻たぶの形を透かし出すようにいやらしく揉み立てた。
「んッ……ふぐううっ」
 口もとを臭い立つ舌で割り広げられ蛞蝓のように口腔を踏み躙る。唇だけでなく瞼や耳もが、性感帯はここか、と無茶苦茶に責め立てる。奥に逃げこもうとするリリエの舌には、ねちっこく絡めてそれを引きずり出す。ぬちゃぬちゃと水音をわざとらしくあげて、嬲った。
「ふむっ……ちゅくっ、ちゅ、ぷっ……! ちゅむっ、ちゅるっ……ふんむうっ……!?」
 だんだんと大きくなっていく声が周囲に漏れ出さなくなったのは不幸中の幸いだった。
 しかし、びくびくんと反応をつぶさにするだけでも男の劣情をヒートアップさせていくには十分すぎる。
 ヌチャヌチャと濡れ爛れた淫花の裂け目も、充血して膨らんだ桜桃の実も、もはや男を誘うだけと化した芳香をふわふわと放ち、薫陶を今か今かと殊更に待っている。……男の言う通り、やはり期待していたのだろうか。そんな疑惑までもが鎌首をもたげてくるのを、己の心の弱さと断じてかぶりを振って。
「(私の事情など、詮無いことですから……)」
「この売女め」
「興奮してやがる」
「何が天使だ。洒落気付きやがって!」
「どけッ、まずはオレだ、オレだッ!」
 己の預かり知らないところで己を奪い合い、その口先で辱められる度に、コポリっと潤み汁が泉のように自身の内側から湧き出すのが分かる。柳眉を切なげにひそめ、涙を堪えて目をつぶる。
 やがて、混濁した意識が感覚を処理しきれず、ついには快楽の深淵に沈んで気絶してしまう。
「……ぅあ……っ♡」
 譫言のように漏れる嬌声が、男たちの嗜虐心を、一人が受け止められる許容量をはるかに超えて高めてしまった。肉キノコのカサが一斉に白濁混じりの粘胞子を身体に向けて放精し、うち一つがリリエの最奥目指して放たれれば、電流を通したようにぴくんと動き――。

 ややあって。
 あとに残されたのは白く爛れて、滅茶苦茶になって打ち捨てられた牝の肉体だけだった。

 それでも大きな功績も残した。
 彼女は、猟兵たちは、やり遂げたのだ。
 綱渡りではあったが「妖情操軍」壊滅に向けての前進となったことは言うまでもない。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『実験体ナンバー091・『きゅうあい』』

POW   :    隠密からの熱愛サイン(仮称)
【生命の熱源を感知する触手による捕捉】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【催淫毒と麻痺毒を有した粘性液体の噴射】で攻撃する。
SPD   :    確保からの求愛行動(仮称)
【粘着性のある触手による捕獲と引き寄せ】が命中した対象に対し、高威力高命中の【自身の体の器官を使った吸精攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ   :    愛撫からの溺愛衝動(仮称)
【快楽衝動を増幅させる体液を対象に飲ませ、】【対象の快感が増す様に全身を愛撫し、】【自身の精を放つ器官による、体内への串刺し】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。

イラスト:V-7

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 集結した猟兵たちを待ち構えていたかのように、小屋が内から破裂して、怪植物の蔓がそこかしこに飛び出していく。

 否。
 それは植物と海棲物の中間のような存在だった。
 それらは村の中を闊歩すると、手始めに、村人に扮したレイダーを襲い始める。どうやら生命力を熱源と解釈し、熱い欲望に忠実だったものたちをターゲットとしているらしい。
 幸いにも被害者だった村人たちはすでに救出され脱出している。放っておいてもレイダーには甚大な被害が出ることだろう……だが、このオブリビオンを放置すれば、どこでどのような被害が出るのか皆目見当もつかない。首領の姿が見えないのは不安だが、まずは対処が先だ。

 彼らは『実験体ナンバー091・「きゅうあい」』。
 すでに生き物としての「死」を「克服」した、秘術の体現者たちである――。
アナスタシア・ムスハルト
私の胸を使ってた人、すぐに逃げ出したけどあっさり捕まって搾り殺されちゃった
まぁ、野盗にはお似合いの末路かしらぁ

伸びてきた触手は「見切って」刀でスパッと斬るわよぉ
スパッとスパッとスパスパスパ……ちょっと多くないかしらぁ?
タイマンなら負ける気はないんだけど、波状攻撃は厳しいわねぇ
捕まえられて引き寄せられて……触手を胸に絡みつけられて搾られて、吸い付かれるわぁ
さっきまで胸を使ってたのを見て、それが求愛行動って学習したのかしらぁ?
当たり前だけど何も出ないわよぉ?
だからこそ搾り出そうと捏ね回したり躍起になるでしょうねぇ

気持ち良くなってきても、吸精は不発
なら胸に集中してる隙に「致死断絶剣」で真っ二つよぉ



「努力次第ではなかったのかしらぁ」

 路中にて。
 サムライブレイドを片手に奮戦するアナスタシアに群がり続ける触手たちは、斬られても斬られても彼女を捕らえようと触手を振りかざしていく。その最中、アナスタシアは先ほどまで己を嬲っていた者が『きゅうあい』に搾り尽くされている姿を目撃する。
 逃げきれなかったのか、あるいは初めから制御できていないのか。
 様をみろ、とまでは言わないが気の毒と思う気持ちも湧き上がってはこなかった。頑張り次第、などと言っていた身から出たサビだ。
「……まぁ、野盗にはお似合いの末路かしらぁ」
 全身から汗をかくほど体温が上昇していく。中でも胸は火がついたかのように熱い。悩ましげな表情で漏らす呟きも、そうしなければ沸騰しかけた頭に冷静さを灯すことが難しいからだ。
 小柄な体躯を生かして足元に飛び込み、横なぎの一閃で怪物の体勢を崩す。
 飛び散る青白く濁った体液。饐えた臭いが鼻腔を満たす。
 直感した。あの体液には触れてはまずい。しかし、刀剣を振るう都合、厭も糸瓜もない。斬れば斬るほどに、返り血を浴びるようにべったりと粘液が浸透していく。刀身にも、そして、特に衣服と胸の間のわずかな隙間にはベットリと、狙いすまされたかのように注入されていた。
 それでも、一向に数が減る様子はない。むしろ戦い始めた頃より増えているような気さえしてくる。
「少し休憩をさせてほしいのだけれど、そうも言ってはいられないわねぇ」
 気化した体液を吸ってしまっただけで体が変調をきたしていることを、アナスタシアは感じ取っていた。
 自分の頭に迫ると錯覚するほど大きくなってものが二つ、自分の目の前に存在している。実際には大きくなっているわけではないが、その双房の頂きには薄く桃色の桜桃がこれでもかと太く勃起をしていた。布に擦れるだけで背筋を震わせてしまうような、鋭敏になった感覚。
 
 『きゅうあい』は、アナスタシアの理性が理解を拒むような甲高い雄叫びをあげると、醜い肉体の中奥から数本の触手が伸びて先端の方へ向かっていく。触手の先には青みがかった半透明のカップ状のものが装着されていた。
 刀を片手に持ち直し、とっさに外そうとするもびっしりと繊毛のような触手が生えそろっており、容易には外せない。
「なぁに……はぁ、うっ……んん゛っ♡」
 双房にはまったカップ状の触手が先端から放出される精気を吸引するため動き出す。搾乳するような振動と、敏感になった頂頭が伸びて戻らなくなりそうなほど強力な吸引に、アナスタシアは身震いして感じてしまう。引き寄せられたままクリンチされているため、斬りかかるのも難しい。
 カップの中からさらに小ぶりな触手が幾本も創造され、それらが交互に動くたびに桜桃の表皮と接触部分で淫猥な摩擦が起こり、獲物と感度は高められていく。指のような触手、針のような触手、歯や唇のような触手――吸い出したいのか注入したいのかももはや不明瞭だ。
「(っふぅ……うぅ……当たり前だけど何も出ないわよぉ?)」
 否応なしに高められた感度に、蜜壺から太ももに伝うのを感じ取る。だが、その程度で刀の斬れ味は鈍りはしない。
 偽りの求愛行動など、隙だらけだ。

「――そこね」

 ならば、その隙を断つのみ。

 歪なフォルムが上半身と下半身に綺麗に隔たれ、ずるりとその場に崩れ落ちた。自身に絡み付いた触手を無理やり引きちぎると、身が捩れんばかりの快楽が襲い掛かる。
「うぅんっ……もう、しつこいっ……!」
 止むを得ず、空き家に身を投げ出して、息を潜める。乱れた呼吸を整えながら、自問した。……やはり波状攻撃は厳しい。手間だが一体一体対処していかなければ。
 疼きの止まない自身の体に一抹の不安を覚える。徐々に限界が近づいてくるのか、それとも突如意識せず決壊するのか? 不安を紛らせるように、アナスタシアは柄を握りしめた。

成功 🔵​🔵​🔴​

郁芽・瑞莉
嬲られていた為に裸体で武器は手元に無く。
「この力を使うのはリスクが高いのですが、致し方なしです、ね!」
吐き出された精から力を引き出してオブビリオンに先制攻撃。
手刀で破魔の衝撃波を生み出してなぎ払いますよ!
しかし絶える事のない相手に限界時間が来て強制的に気絶。

寝ている間にドプドプと体液を飲ませられて愛撫を受けて、
気絶から回復した時には完全に発情。
自ら積極的に身体を更に重ねて預けて、
体内への串刺しも積極的に誘導。
ドプドプと注ぎ込まれて、身体を白く染める精には激しく身体を痙攣させて。
理性は激しく警告を発するも快楽の泥沼に頭の上まで嵌ってしまい。
淫らな姿と嬌声を響かせます。

アドリブ・絡み大歓迎です!



 瑞莉の視界が徐々に回復する。
「ぉ…………ぐ…………ぅ?」
 皮膚の内側は火傷を負ったようにヒリつき、外側の皮膚がはち切れんばかりに引きつる。胃の底に鉛が沈んでるような重さと不快感が、意識の覚醒を促した。

 ――どぷっ、どぷッ、どぷんっ、どぷぷプッ……!

「う、ぼっ……!? やめっ……う、ぼ……」
 おげっ……ぇ、あっ……と嘔吐く衝動を飲み込み、顧みて自らの痴態に驚愕した。
 喉の中に深々と突き立った触手。
 口端から溢れ体を塗れさせる体液。
 温んだ二穴がくちくちと穿られる感覚。

 ――そうだ。
 手酷い蹂躙の後、衣服を掴む暇もなく、『きゅうあい』との戦闘に単身突入した。当初は徒手空拳で継戦していたものの、物量により連携をとれず徐々に劣勢に。やむなく起動した《神精練氣》で流れを引き戻し、大量の『きゅうあい』を骸の海へと帰した。この技の妙は「森羅万象、あらゆるものから気を取り込み、神通力を強化する」ということ、すなわち敵の攻撃をも己の力にできる点である。攻撃をさらなる活動力に変えて、多くの敵を屠った。
 そして……その力の代償として意識を手放した。
 本来であれば、そのデメリットをフォローする味方と行動している時に振るうべき力。いわば当然発生し得るリスクと、天秤にかけた。
「(討ち漏らし……ですか。不覚、修業が足りませんね……)」
 思考する間も絶え間なく、細くて小さな喉が上下する。
 精を必死で嚥下しながら、体と内奥でもたっぷりと精を吸収した。
「ふぐっ、ごっ……ふごっ、ごおおおっ!?」
 吸収しすぎた結果、親近感でも覚えられたか、倒した数よりも遥かに多くの敵性存在が視界にいる。再び《神精練氣》しても、突破口を開いてからの策を練らねば意味がない。自分は敵から逃げるためではなく、この敵を倒すために遥々来たのだから。何より……体液を交換するような、同族同士特有の奇妙な求愛行動もどきに晒された体は、もうすっかり抵抗意欲をそがれてしまっていた。
 状況を打開する、というモチベーションが刻一刻と失われていく。
 ……一瞬、ほんの一瞬、考えを止めていた。息ができず、全身が痙攣する。苦痛の中に媚毒の快楽が混じる。
 あれほど熱かったはずの体が熱を感じない。ぶわっと全身の毛穴が開かれ、熱いのか寒いのかもわからないまま汗が滲み出ている。触手を受け入れるには狭い口内を別の器官に見立てて無茶苦茶に嬲られる。ガクガク脳が揺さぶられ、その上口を塞がれているせいで息苦しい。気持ち悪さを忘れるほどの苦痛とどろりとしたエグみのある甘い液体が、口腔から絶え間なく送り込まれていた。
「うぐ、ぐ……んんっ!」
 触手を掴んでいた手が離れている。脱力している。振り解けない。いつのまにか、されるがままを受け入れている。このままではいけないと、頭ではわかっているのに。
「いや、ですっ……この、ままじゃ……もう、ぐッんん――!」
 口から漏れる声も甘く蕩けるような声音だ。まるで快楽の沼地に頭から足先までどっぷりと沈み込んでしまっているような感覚。浮かぶ汗が、垂れた涎が、滴る蜜が、人と魔、互いの体液がニチャニチャと混ざり合い、まるで体ごとひとつになっていくような錯覚を覚える。
 
 ――ちゅぱっ……!

「はあっ……んふっ♡」
 愛おしげに接吻した。瑞莉の視界がぐにゃりと歪む。絶望した。誰が、誰に対して、愛おしげに? 言いようのない危機感に理性は警鐘を鳴らす。もはや猶予はない。奥がゴリゴリと削られ、体が快感でのぼりつめるたびに、脳が焼けるような危険な悦楽が満ちる。
 湿った水音が偽りの奇跡と愛情に満ちた村の一角に響く。
 生命力に満ちた肉体と、愛を語る慈愛に満ちた精神。この二つを手にした先に何を過去は夢見るのか。白昼夢を瞼の裏に幻視しながら、瑞莉は深い深い微睡に浸っていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

アイル・コーウィン
【アドリブ・過激OK】

何だか幻覚の中でレイダー達に凄い事されちゃった気がするけど……きっと気のせいよね。
それはともかく先手必勝、触手の化け物なんかには負けたりしないわよ!

くうっ……まさか、見た目の割にこんなに素早いなんて……。
触手に拘束されて、服を剥かれて、明らかに快感を与える動きについ悶えるけど、絶対に負けないわよ!
……えっ、まさかそれ、毒!?
ちょっと待ってっ、今それはっ、ヤバっ……!

ひにゃっ、あああっ♥ おっぱいもっ、アソコもっ、凄いっ、気持ちいいっ♥
もっと、もっと激しくっ……ふにゃあああっ♥



 両手両足に粘液にまみれた太い触手が巻きつき、アイルの体をゆっくりと持ち上げていく。四肢を大きく開いた大の字の態勢で、空中で磔にされてしまった。

 ――にゅるんっ!!

「んぐっ……くうっ!」
 言うが早いか、触手がアイルの服の隙間へと潜り込んだ。もとよりシーフの衣装を改造したものだ、潜り込まれる隙間が多いとはいえやはり異物感を拭うことはできない。
 想像もつかないような淫夢に苛まれていたレイダーの面々の顔を払拭すべく、先手必勝と躍り出たのも束の間、一転触手に囚われの身となってしまったのであった。
 仲間の面々の姿は見えない。うまく散ったのか、それとも皆囚われてしまったのか。
「そんなはずないっ」
 ぶんぶんと自問にかぶりを振る。
「……みんなどこかで戦ってるはず……私も絶対に負けないわよ!」
 息巻く少女に巻きつく触手自体がたっぷりと粘液にまみれていたためか、肌を這い方々を舐る抵抗感は驚くほど少なかった。この調子で体内までもを這い回られたらと思うと、背筋に怖気が走る。
「くっ……ぐあ、う……この!」
 しかし、そんな焦りに満ちた抵抗を嘲笑うかのように、触手は衣服という障害をすり抜け、女体で最も熱を帯びる部分に潜入した。

 アイルの内側を探るように、触手は中でうねうねと蠢く。絶叫を引き出すような激しい痛みはなかったが、疼きを昂らせる快感を促進させる、無視できない重さがある。
 ガバッと、花開くように見せつける極太の触手。ヒトデのように5本に分かれており、内部には無数の舌のような突起がある。その舌先はストロー状の形をしており、濁蜜が滴る。
「……えっ、まさかそれ、毒!?」
 勃起した突起物に次々とヒトデがあてがわれると、困惑と驚愕をよそに蜜がつつーと垂らされていく。中でぷっくりとした肉芽が毒液と狭搾に痛ぶられる様を、ただ睨みつけることしかできない。そんな無力さと口惜しさで涙が溢れそうになる。
「ちょっと待って、今はっ……アッ……ひにゃっ、あああっ♥」
 最後に放った一言は涙ぐましい嘆願だった。それを求愛行動へのゴーサインだと判断した『きゅうあい』は、容赦ない串刺し攻撃を敢行する。人体の構造的な弱点を目掛けた、毒液による弛緩からの乱雑な串刺し。呆けた口からあられもない悲鳴を漏らすのは、もはや避けられないことであった。
 胸が、体の内奥が、正面から下から突き動かされ突き上げられガクガクと揺れる。
 そして、空中に持ち上げられた体は強制的に与えられた快楽の逃げ場さえも奪ってしまう。
 毒を浸透させるように丹念に、執拗に、そして一切の塗り忘れのないように粘液塗れにしていく。外気に触れている部分が全て薄皮一枚にされてしまったかのように、全身を発情させられ、呂律が回らない。
「んにゃあ!? そこぉっ……おおっ゛、しっぽ……ああんっ♥ むねも……ぉっ、ぉッ゛、おもちゃにするなあっ゛!」
 熱源感知、特に熱を帯びた場所は、そこに行動目的を限定し幾本もの触手をあてがう。『きゅうあい』の行動原理では「愛撫」に相当するが、行き場のない感覚を与えられ続けた方からすれば拷問以外の何物でもない。ましてやその熱も毒により強制されている。
「だめっ……ぁ……も、もっと、もっと激しくっ……ふにゃあああっ♥」
 ただ、しかし。
 その強制された快楽を受け入れたとあらば、合意と表現して差し支えないだろう。アイルは触手に体を支えられなければ受け身さえとれないだろうほどに脱力しきり、快楽を甘受する。常人が側から見れば気の毒になりそうなほどに蕩け切った表情だが、それを引き締める余裕はない。むしろ体の中で暴れる触手が外に出てしまうことを拒むように、萎縮させてしまう。

 そして、再び熱が灯る。
 こんな感覚(オタカラ)、見つけたくはなかった。
 快楽の罠から、目の眩んだトレジャーハンターが抜け出すには、まだまだ時間がかかりそうだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

妖星・光
※アドリブ・絡みOK・前の純潔は死守

◆前章の続き…
嬲られるも、前の純潔は死守
レイダーのうち一人を【誘惑】と【催眠術】でこっそりボクの下僕にしておくよ

そこにきゅうあいが来て、催淫毒と麻痺毒を有した粘性液体をボクに噴射しようとするけど、咄嗟に下僕レイダーを【敵を盾にする】で盾にして身代わりに
〔選択UC〕を召還して、巨大化した軽機関銃を撃ちまくり、【範囲攻撃】で【制圧射撃】していくよ

……

大体、倒したようだね……と思ったら、正気に戻った下僕にしてたレイダーに殴り飛ばされ、きゅうあいの死体の山に頭から突っ込まされるよ
さらにお尻に触手をねじ込まれ、注がれた毒で体が熱く…
ダメ…まだ敵のボスが残ってるのに…


ルナ・ステラ
必死な村人たちを騙しているだなんて、許せないです!
遅れましたが、加勢します!

植物と海棲物の中間...何がよくきくでしょうか?
【属性攻撃】氷魔法で動きを封じていきましょうか。

数が多いですね...ひゃあ!?
足元から!?
あぅ...粘ついてて気持ち悪いです...

きゃっ!
引き寄せられました...
離してください!!
(うまく動けないです...)

魔法でどうにか...
ひゃんっ!
力が吸い取られていってます!?

やっ...だ、だめだよぅ...
(このままじゃ...魔力切れに...助けてユニコーンさん!)

<助かったら>
助かりました...
ユニコーンさんありがとうございます!
反撃開始です!


※アドリブ&絡み等歓迎!やりすぎNG


全会原・タイガ
アド/絡み歓迎

くそっ……ひでぇ目にあったぜ……
この恨みはあの触手共に100倍返しでぶつけてやる!

やることは単純!近づいて来た敵にUCを叩き込む!
【部位破壊】で体の触手も全部ブチ壊してやるぜ!

倒しても飛び散った触手がまだ動いてやがる……
うおっ!?触手が服の中に潜り込んで、いろんな所を撫でまわしてくる……
胸の先にもくっついて、妙な液体を中に出してきやがった!?
体が動かねぇ……それにさっきよりもっと胸が熱くパンパンに……

そのまま蠢く触手の残骸に囲まれて……(自主規制)


紅葉・智華
※アドリブ・連携歓迎

「――ラプラス!」
状況の変化を察して義眼ラプラスを緊急起動。【選択UC】による未来視を実行した上で、自分自身の直感(第六感、見切り)と【戦闘知識】とを組み合わせて敵の攻撃を回避する事を優先する。

「反撃の時間でありますよ!!!」

攻撃は【援護射撃】、牽制を目的としたものとする。右手に『刹那』(2回攻撃、串刺し、クイックドロウ)、左手に『[K's]Sirius』(鎧無視攻撃、属性攻撃)を持ち、近づかれないように弾幕を張る。

乱戦だと友軍に当てる可能性がある、という一般論はあるでありますが――生憎、こんな眼になってから一度もミスショットはした事がないでありますよ……!(スナイパー)



「くそっ……ひでぇ目にあったぜ……」
 暴走する『きゅうあい』の前になすすべもなく逃げ惑うレイダーたち。この様子なら「妖情操軍」は手を下すまでもなく壊滅するだろう。しかし、それではタイガの募らせた恨みは行き場を失ってしまう。まさか、逃げるレイダーの背中を狙えば男が(女が?)すたる。
 ならば、答えはひとつだ。
「残らずあの触手どもをぶっ潰す! 100倍返しだ!」
「はい。私も乗ったであります。連携して殲滅しましょう」
 智華もまた駆けつけ、目前で暴れる『きゅうあい』たちを見遣る。各個撃破では物量差に押し切られる懸念があり、潜入して囮として行動していた猟兵たちは、今再び各所に散った『きゅうあい』と随時交戦している。二人が合流できたのは僥倖だった。
 右手に持った“04-MV[P/MC]マルチロールアサルトウェポン【刹那】”の刃には、すでに交戦したと思しき粘液が滴っている。透明なカラーリングながら所々濁っており、かなり毒毒しい。
「この粘液……見たところかなり強い毒があります。直に触れるのは禁物でしょう」
「見ただけで……?」
「はい」
「ハッ! 生憎オレはブチかますくらいしかできないんでな」
 握り締められた拳に闘魂が宿る。智華とて屈辱を晴らしたい気持ちは同じだ。一も二もなく頷いた。
「では可能な限りこちらで援護するのでありますよ」
 遠方にて悲鳴が上がる。少女たちは現場へと急行した。

 ……。

「数が多いですね...ひゃあ!?」
 ルナ・ステラ(星と月の魔女っ子・f05304)はぶんぶんと魔法箒“ファイアボルト”を振り回しているが、無論清掃をしているわけではない。掃除は掃除でも、世界を脅かすオブリビオンの掃除だ。必死に生きている村人を実験の食い物にしていると聞きつけ、打倒しようと息巻いていたのだが――。

 ――ぬるんっ!

「あぅ...ほんとうにもう、このっ!」
 今は足元に粘りつく触手に対し憤懣やる方ない気持ちでいっぱいだ。なにせ実験に着手していたがレイダーやら、それらとまぐわう『きゅうあい』やらで騒ぎは大きくなるばかり。
 そして、敵は生理的に嫌悪を催すものしかいないとくれば、怒りで普段と比べ動きに精細を欠くのも自明の理だったろう。
 ついには、足にまで絡み付いてきてしまう。
 白ストッキングが瞬く間にぬるぬるとした粘液に覆われ、布越しにもねちゃつく気持ちの悪い感覚が伝わってくる。何より饐えたような臭いと生暖かさが動きまでもを阻害するのだ。ずりずりと抵抗むなしく引き寄せられる。

 ――ずりっ、ずりりっ!

「ひゃあ! はぁう! やっ……だもう……だ、だめだよぅ……」
 イヤイヤと首を振って身を捩るルナ。もはや絶体絶命と思われたその時。
「ウオオオオ!」
「……はい?」
 全身を投げ出した組付タックルで無理やりルナを引き剥がしたのは誰でもない――

 ――レイダーだった。

 いや、誰だよ。

「ふう……なんとか間に合ったようだね」
「ええと、はい。えっと……それであの方は?」
 這う這うの体で立ち直ったルナの手を取るのは光だ。そして奮闘を後ろ指差されている彼をけしかけているのも彼女である。
 自身を散々に弄んだレイダーの一人を催眠し、自身の「下僕」にしたのである。もちろん簡単な暗示程度ではあるが、普段の彼女なら考えつかなそうな手段に出たあたり、よほど仕打ちがこたえたと見える。
「ボクの下僕が時間を稼いでるうちに畳みかけよう。準備はいい?」
「はいっ。反撃開始です!」
 二人が手を翳せば、天からは空を翔けるように駆けつけた聖なる一角獣が、大地を引き裂いて機関銃を手にした巨人が姿を現した。
 もはや縛めになるものはない。今まで散々に追い立てられた『きゅうあい』たちを追い詰めるべく、浄化の魔力と銃撃の雨を叩きつける。
 後ずさろうとする個体には、その背中から拳が突き立ち腹から貫通していた。衝撃の余波で体中の触手がちぎれ飛び散り、怪生物は花火のように派手な死に様を晒した。断末魔をかき消すようなタイガの気迫が戦場に響く。
「オラぁ!」
 ついで別の個体に一撃! 生物の肉体とは思えないほど易々と、まるで豆腐でも砕くかのように『きゅうあい』を撃退していく。
 逃げ場を失った怪物の足元に邪を閉じ込める魔法陣が張られ、その中を乱反射するように銃弾が雨霰と降り注ぐ。外に溢れたものは貫手により尽くが生命を散らす結果となった。

「うおっ!?」
「あうっ?!」
 しかし、そこは腐っても不死ということか。視界の隙を掻い潜り、すでに亡き宿主の残滓である職種の破片が、タイガと光に取り付く。胸。あるいは腰の防具の中に忍び込んだ触手は信じられない力で屍の山の中に彼女たちを引きずり込んだ。

 ――ビュッ、ビュビュッ……♡

「くッふあああ……くそォっ……んんーッ!」
「そこはっ、おし、おっし……ぃあぁんッ!」

 一矢報いるように体液を爆散しながら撒き散らす。孔という孔が火照って仕方ない。そんな作用はレイダーの執拗な責め苦に苛まれた体には効果テキメンで。その場に崩れ落ちそうになる二人を助けようと、踏み出すルナ。
 その頬を掠めて、触手の残骸を走る閃光。味方に誤射することなく的確に撃ち抜いていく。

 “WH04HL[K's]Sirius ”を片手に、今度こそスコープから目を離した智華は、物陰でふとため息をつく。神経は研ぎ澄ましたままだが、義眼・ラプラスは疲れを訴えることはなかった。指から力がなくなるまで、トリガーを引き続けよう。
 この目がある限り、標的を違えることはない。
 この目がある限り、酷い目になんてあわせない。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

リリエ・ヘブンリィブルー
あの後、逃げられないよう枷を付けられ打ち捨てられた私は動くことも叶いません…彼らがやってきてもきっと抵抗することはできないでしょう。

私は村人達が無事に救出されていることを祈りながら、未だ残る痛みと熱にこの汚れた身を苛まれているのでした。

人体実験で生まれた彼ら、元は人間…わかっています。オブリビオンへと変じた以上はもう人間ではありません。それでも…あんな姿へと変えられるなどあんまりではないですか。

彼らが愛を求めてきても、私はその愛に応えることはできません。ただ悲しみの中でその冒涜をこの身に注がれるのみ。ああ、どうか人間であった彼らに安らぎが訪れんことを…私の意識がまだまともである内に祈ります。


リアン・ブリズヴェール
【アドリブOK】【NG脱衣】
たっぷりとレイダーに嬲られた後できゅうあいによってレイダーが倒されたことでようやく開放されます
「はぁはぁ……な、なんとか開放されました」
まずは【魅了変化】で引き続き4歳のままの姿となります、その上で【オルタナティブ・ダブル】でファムを召喚します
自分できゅうあいをひきつけながらファムで不意打ちを仕掛けますが……数の多さに圧倒され【隠密からの熱愛サイン】で2人とも麻痺させられ、【確保からの求愛行動】で四肢を拘束され抵抗する力を吸収されて、【愛撫からの溺愛衝動】で【ソウルマリオネット】を使う前にユーベルコードを封じられて、純潔を奪われて全身を貫かれながら快楽で失神するかも


ロベリア・アナスタシア
(アドリブ絡み酷い目歓迎)
…一寸やり過ぎたかしら?マァ良いよね、最後が淫夢
だなんて、悪党相手には上等すぎるわよ。
さてさてお次は、この不可思議な生体かしらね。

流石に全部の攻撃を喰らうとUC封じられるから
2つ以上当たらない様に、特に「体液」だけは飲まない様に
するわ、私には媚薬あるから先行で飲んで『毒耐性』。
…え、他の攻撃(愛撫 or 串刺し)?そりゃあ勿論
全身で受けいれる準備万端よ!
触手責めだなんて、そうそうある物じゃないわ♪
(とても嬉々としてる魔嬢の図)

…もっとも、只受ける訳じゃないのよ。
私は快感とダメージを引き換えに、『UC』を発動できるの。
…多少攻撃弱くても、その分長く遊べるよね。


アナスタシア・エレイソン
あら、随分と情熱的なお誘いですこと、なんて
さぁ、どう愉しみましょうか?

狐火を呼び出し、多くの実験体を狙い、散り散りに放ちます
私の存在を気づかせるように、挑発するように軽く焼きましたら一か所へ集まるように誘導して参ります
イイ塩梅で実験体が集まりましたら、狐火をひとつに合体
一気に焼き払いましょう……私ではすべてをというわけにはいかないでしょうけれど

生命の危機に晒されると、生殖本能というのは刺激されるとか
私の火に焼かれて生き残った実験体は……ふふ、どうなるのでしょう?
自由を奪われ、思うがままにされるというのも愉しいですから……ええ、どうか愉しませてくださましね?

【アドリブ、絡み歓迎、NGなし】


ルトルファス・ルーテルガイト
(アドリブ絡み歓迎)
…今一つ時間も感覚も不明瞭なまま、気づけば
俺は…あの女3人に引っ張られて研究所に連れられていた…。
例の実験体の前に差し出され、凌辱させた後に自分を
【肉奴隷】にするつもりで…。

『…誰が、私のルトルファスさんを肉奴隷にするですって?』
だが突然の違う人格の声、恋人の簒奪を
伺う言葉に、【アカネ】が嫉妬を燃やして人格を奪い取る。
其の儘、邪魔な触手人間は生命吸収で喰らい散し。

『渡さないワタサナイ、ルトルファスクンハワタシノモノ…!!』
「恋人」を奪おうとした3人娘を、乗っ取った体で残さず犯し尽くし
触手は邪魔だとばかりに、8連撃で枯らし尽くす。

…ただし嫉妬の衝動は、味方の女性にも及び…。



 翠玉の瞳は半円を描いて、緩んでいた口元を抑える。やや上気した頬を窄めて、喉の奥の方から搾り出すように、はぁ、と息を吐いた。二つの宝石から、透明な雫が落ちる。一つ、二つと。乾いた地の上へ落ちては、染みを作る。
「はぁ……くぅっ……ふゥっ」
 時折痙攣したように身震いし、身を捩るリリエは、閉じた瞳にピリピリした快感が突き抜けていく余韻を灯しながら、上体を持ち上げた。
 否、持ち上げられた。
「(ここは……?)」
 屋内である。
 どこかに運ばれた、ということは気を失ってしまっていたのか。
 覗き込むのは瞳のない顔。
 『きゅうあい』だ。
「人体実験で生まれた彼ら、元は人間…」
 口に出すと一層流した滴が滂沱と変わる。その愛は空虚だ。落ち窪んだ瞳はもはや何も見ていない。目の前の己も、自分自身さえも。見据えているのは、過去だけだ。

 ――れろ、ちゅぴ、れろ……ふにふに

 不埒な手使い、もとい触手使いで体を弄られても、受け入れる。
 それは、もしかすれば猟兵としてのあり方として正しい……のかもしれない。
「……んむ、んっ……フフ♪」
 呷り、空になった容器を投げ捨てると、ほかの『きゅうあい』たちを前にして、不敵に笑うロベリア。先の悪党たちへの仕打ちは彼らの今までしてきた所業の因果応報ではあるが、さてお次は、と舌舐めずりをする勢いである。
 服液したのは霊薬、それも媚薬である。
 体内で魔力がじわじわと広がり、魔嬢は極楽へと導かれる。整った顔が一瞬で蕩け、口の端から桃色の吐息と銀糸が零れる。
「んぼっ、れうっ、ぢゅぼっ……♪」
 滅多にない触手の責め苦、後学のためにも味わっておきたいと、嬉々とした様子で触手の串刺しを受け入れる。愛おしげに両手を添えてしごき、指先に当たって弾けた滴さえももったいないと舐めあげる。
 体の感度を爆発的に高める媚薬を注いだのだ。ビクンビクンと痙攣する生理行動を制御することなど不可能であった。快感と苦痛がない混ぜになった感覚が止めどなく続いて、端正な顔を乱れに乱れさせていた。
「(たあっぷり搾ったあと……葬ってあげるわ♪)」
 与えられた快楽を享受したのち、それを火力に変換する。あくまでちょっとした仕返しのつもりだが、頭の中に桃色のもやがかかったような不安定な状態でも、決して打開への道筋は見失わない。

 一見すれば光明などないように見えても、足掻き続ける。
 それもまた、猟兵としてのあり方として正しい……のかもしれない。
「れうっ、ぴちゅっ」
「ぺろっ、ちゅっ、れろっ」
 脳がぴりぴりと痺れる感覚。断続的に与えられる快楽、『きゅうあい』の前に正座させられ、その腰だけ浮き上がるような姿勢で、女人二人に奉仕されながらルトルファスは顔をしかめていた。
 残り一人の女レイダーが耳元でささやく。
「これからはこいつが相手をしてくれるからね、肉奴隷クン」
 なんて下卑た言い回しだ。
 ドクンと胸が疼く。
 挑発するな。
 いたずらに、そんな誘い文句を並べられれば。
 ッこの感覚は、ああ――、

 ……来る!
『…誰が、私のルトルファスさんを肉奴隷にするですって?』
 カッと見開かれた片瞳が黄金に輝き、拘束をものともせずスックと立ち上がる。突然の豹変にレイダーたちも『きゅうあい』さえもわけもわからないといった様子で顔を向き合わせる。
 その『きゅうあい』の首根っこをむんずと、粘液が触れるのも気にせず掴むと、そのままみるみるうちに怪物は萎れ、カラカラに干からびてしまった。どうやら生命力を吸収したらしい。随分と消耗していた彼自身もギンギンに漲り、通常の方の瞳が血走った様子で辺りを見回す。
『許さない』
「は? 何言って」
『ワタサナイ、ルトルファスクンハワタシノモノ…!!』
 衣装とも呼べない半裸の女の着衣を全て引き裂くと、片手でがっちりとホールドし粘膜から直接生命力を啜る。先ほどまで片腕では身動き取れなかった獲物の豹変に、レイダーは逃げようとするが、影が縫い止められたかのようにその場から一歩も動けない。開いた口はますます誹謗を加速させる。
『泥棒猫女狐薄汚い猿!』
 嵐のように罵倒を浴びせかけ、怯んだレイダーの悲鳴すらも飲み込む勢いだ。彼女たちは命をもって知ることになるだろう。彼はとっくに孤独な奴隷ではなくなっていることを。

 低い天井、風通しのよくなった部屋。
 ここは、村でも外れにある掘立小屋であり、爆発的なオブリビオンの増加により破裂した空間である。ここに辿り着いたレイダーは、辛くも部屋から離れていたか、事情を知る側近か。いずれにせよ、生命活動に貪欲でそれはこの極限の状態にあってなおますます盛んだ。
 アナスタシアは愉快そうに笑った。崩れた屋根を腰掛けにして、天に両手を掲げる。
 村中に放った狐火に釣られてふらふらと、散った『きゅうあい』たちが戻ってくる。ここで村長なる人物が研究をしていたのであれば、ここから猟兵を引き離すことを考えるはず。ならば最大限嫌がりそうなことをしてやろう。
「生命の危機に晒されると、生殖本能というのは刺激されるとか」
 燃えたぎる火球を群れ目掛けてぶつけていく。ゼリー上の肉体が溶けて焦げ落ちる不快臭に、アナスタシアは目を細める。さらに充満したガスが引火して、一帯を焼き切った。
 その煙の中から一際太く、大きく力強いものが現れる。限界まで磨き上げたためか猛る様相は近づくことも憚られる。
「ええ、どうか愉しませてくださましね?」

 それが逆境であればなおさら、人一倍愉しむ度量は時には必要とされる。
「んっ……はぅ……ちゅ。くううっんん!」
「ファム……ううっ。こんなぁ……んんっ」
 物量差に押し切られたリアンは、もう一人の自分であるファム共々、変幻した姿のまま強制的な奉仕を続けさせられていた。小さな舌にたっぷりの粘液と欲望を乗っけて、それを見せつけるようにぷるぷる震えては、我慢できず粗相をして生傷を増やしていく。服だけは着込んだままなのが一層惨めさを加速させる。
 孔という孔から触手が内奥目掛けて伸びきっており、身震いすればますます深々と穿たれることだろう。涙をぽろぽろ流して、唇から唾液なのかどうかもわからない透明な汁を飛ばして、絶え間なく卑猥すぎる音を立てている。それが二倍なら滾る欲望は二乗だ。相乗効果で淫蕩さは計り知れないほど増していて。
「ちゅっ、ちゅぷっ、リアン……ぴちゅっ♡」
「ファムっ、ファムう……ちゅっ、ちゅぷっ」
 失神寸前まで責め抜かれ、互いの手を取り合ってなんとか意識を保つ。そこには悦びの色が薄ら浮かんでいた。

 ああ、どうか人間であった彼らに安らぎが訪れんことを。
 リリエは、これもまた手向けるべき感情、処理すべき邪念、祈りを捧げるべき愛しいものだと直感している。辺りを見回せばその対応は思い思いだが、完全な嫌悪はなかった。
 ならば、私も奉仕しなければ。その一心で目を見開けば、青黒い触手も、人だった頃の面影を残しているように見えてくる。
 錯覚かもしれない。気の迷いかもしれない。
 それでも手を差し伸べずにはいられない。受け入れることを拒みはしない。

 彼女たちは、彼は祈り、魂の安寧に向けて平伏し続ける。――その行為は、なによりも、快楽と隣り合わせであった……!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘NG
残虐描写NG
POW

死を克服した秘術の体現者?
うふふ、素敵ね。
私が貴女達の求愛に応えてアゲル❤

全裸になり、されるがままに毒液をかけられ
触手で乳首を弄られ、前後の穴に挿入され
精を吸われ・注がれ、淫らに喘ぎながら何度も絶頂❤

あっ❤ あっ❤ あっ❤
壊れりゅうううっ❤❤

イキすぎて瀕死になるけど
『永劫火生』で戦闘力アップして復活!
強化された【毒耐性】で毒液も無効

死を克服したのは貴女達だけじゃないの。
さあ、無限無尽(もっともっと)愛し合いましょ❤

守護霊の憑依【ドーピング】で更に強化。
彼女達の胸や股間に口付け、舌や手で愛撫して【慰め】
挿入された触手からも【生命力吸収・大食い】
皆、私のモノにしてアゲル❤



 ぷるんっという控えめな音とともに剥き出しにされるのは真冬の原のように白い柔肌と、頭頂部にそびえる薄桜色の突起。慎ましやかな色合いをした二つの突起は、確認するまでもなく硬く尖りきっていた。じんじんと、体に汗が浮かび、燃えるように熱い。玉の汗を拭うのももどかしく、ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)は肌を震わせた。
 それは、服や防具を失った状態による全身への媚毒散布、そして、そこからの愛撫で無理やり発情させられてしまった余韻ゆえだ。

 グにっ、ぐにぐに……!

「ひきっ?! ……んんんっ❤」
 小ぶりな触手二本でしこる突起を挟み込み、潰すようにぐにぐにと弄ばれる。がっちりと拘束されたまま黒髪を振り乱し、視界がスパークすると同時にキラキラ汗が弾けた。
「あクッ! ふっ、くぁあん❤」
 
 ずぼおおっ! じゅぶっじゅぶっじゅぶっ……!

「おっぐ……ひンっ……❤」
 だんだんと昂り方がだらしなくなっても無理からぬことだ。透明な愛液がとめどなく溢れて奥底の水源から体外にかけて川を作り、地面に作ったシミはますます大きくなっている。交互に孔という孔を犯され続けたせいで、呂律も回らなくなってきた。壊れる、そんな感覚が脳裏を過ぎる。
「んぐっ……ごっ……ごきゅっ❤ んっんんんん❤」
 喉奥に注ぎ込まれながら。
「あっ❤ あっ❤ あっ❤ 壊れりゅうううっ❤❤」
 乱暴に抽送されながら。
「お、う……あン! ひうっ❤ むね、えええっ❤」
 各部を道具のように扱われながら。
「またイく! またイくう! イぎゅううヴッ゛❤️❤️」
 何度も絶頂し、そのたびに何度も逝った。

 それは比喩表現ではない、文字通りの「死」である。
 かの大魔王との戦いの果てに発現した《永劫火生(エターナル・ブレイズ)》により、快楽による発狂死、ショック死のたびに自らを灰として再構成し、即座に顕現。再びまぐわうことを繰り返しているのだ。その度に心身の強度は上がり、搾られた『きゅうあい』たちの方が形を保てないほどにボロボロと崩れていく。挿入されればされるほどそこから生命力を大量に吸収し、活動の継続を困難にさせていく。
 体はとうにどっぷりと快楽に漬かりきっている。彼女の全身が敏感な、女としての器官そのものと化してしまったかのような錯覚。抉ってほしい、弄ってほしい、突いて穿ってほじほじしてほしい。果たして望み通りになれば、青白い火花がばちばちスパークして、脱力。灰化。再生。さらなる強化と、凶化。
 一時間でも、一日でも、一週間でも。
 互いが望めば、もしかして一生でも……?

「ふうっ……死を克服した秘術の体現者。うふふ、本当に、素敵ね❤️」
 その愛に応えられるものもまた、死を克服したもののみ。これだけ食べがいがあるなら、皆私の手で飼い慣らしてあげてもいい。口角が吊り上がるドゥルールもまた、過激な愛の持ち主であることは言うまでもないことだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

モルテマリア・ベルフェゴール
【淫魔組】
「あらあらぁ~…♥」
なるほど、前情報の通り
幸い、村人さんたちは救出されてるみたいですし―…
向かい来る触手さんに対して、UC発動
振るわれたどろりとした瘴気を纏う大鎌の刃はそれらを――
…切り裂く事無く、大地に大きな傷のみを残こすのみ。だが
(…準備は上々~♥ さて、あとは…えへへ、たまには三人で、ね…?)
誘惑に殺到する触手の群れに、笑顔の奥で瞳を細め

「はッ、ぁ゛…ンっ、にゅるぅってぇ…っ♥」
臀部に、乳房に絡み…ねぇっちゃり、色引く粘液でつやめくたわわの柔肉
喰い込み蠱惑的な肉リボンを飾られ、嬲られ…♥

(与えるも愛なら、吸い尽くすのも愛でしょう…♪)
ひっそりと周囲から吸精…たべきれる、かな…♥


イプシィ・アスモディア
【淫魔組】
「くす♥ 今度はもっと楽しめそうだね♪」
実験体を見て舌舐めずりしてUC発動
Lv630相当の誘惑!範囲攻撃!結果…

ドヤ顔彼女も仲間も媚毒粘液を絡めた吸精触手に飲み込まれ
誘惑した実験体群に嬲られ、直後響く粘着音と3人の嬌声
「…だめッ!そこはダメだ…よぉぉッ♥」

媚毒で全身感度ン千倍
そこを吸精に特化した触手が這いずる度意識が飛びそうに
「そ、それ……もぉ、やめて♥ゃめ……て♥やめて…ボクも…っ♥」
目の前で仲間が串刺しになるのを見せ付けられながらも
SPDを選択した為串刺しお預け
触手吸盤、管足、肉瘤、肉疣で股間をブラッシングされ続け
四肢を戦慄かせ媚びた雌の表情、嬌声、蕩け腰付きで甘え縋ってしまい…


ステラシエル・ルチフェロ
【アドリブ歓迎・NG無】
【淫魔組】

「何なのよ!」
神気で汚れを飛ばすわ
ぷんぷん激おこよ!
人間如きにあんな事…イプとモルテのせいよ

「まぁ、怒りはコイツらにぶつけるわ」
さぁ信者達の力を絞って目立つわよ!
華麗に雑魚を二丁拳銃で迎撃ね!
あぁ、私って最高!
って二人の方が目立ってるじゃない
信者達、イプとモルテが快楽負けする所を想像しなさい!
ふふ、色々三千倍ってね!
これで私だけが目立って…ちょっと?
なんで私までこんな敏感に!?

「私は違、んぐ…んんんん♥」
私の胸…熱くて…先っぽだめぇ!
こんなの飲みたく…
こ、擦るなぁ!でちゃぁ♥
イプとモルテと絡ませるなぁ!
体押し付けダメ敏感なの♥
そ、そこはだめ♥
意識トんじゃ…



「くす♥」
「あらあらぁ~…♥」

 無尽蔵の生命力、偽りの愛に基づく繁殖もとい求愛行動、不要な恐怖心や反抗心は抱かず貪欲、加えて群体であり多少乱暴に扱っても壊れることはない。こんなに遊びがいのある敵は早々いまい。
 次の玩具(ターゲット)を見つけた。先ほど試しに2、3体ほど搾りとってみたが、なかなか「食べがい」のある敵らしい。
 モルテマリアとイプシィが恐るべき難敵を前にして淫蕩な笑みを浮かべているのは、そんな理由からである。
「見てなさい。さっきはちょっと思い通りとはいかなかったけれど! その分怒りはコイツらにぶつけるわ」
 一方のステラシエルはただ単純に不満をぶつける相手として、銃口をむけている。誤射されないかな……? とこの場において唯一の不安を身内に向けるが、気を取り直して。
「それぇ♥」
 ぷにっとした唇に人差し指を当てるモルテマリア。そこから離した指先から小さな鎌が現出すると瘴気を吸ってみるみる巨大化し、ぶんと素振りすれば周囲の空間を瘴気の沼に飲み込み始める。
「さぁこっちに来て。ボクの虜にしてあげる…早い者勝ちだよ♥」
 クラクラするようなフェロモンを放出し、イプシィはその中へと『きゅうあい』を手招きする。人智を超越した籠絡術に、理性などとうに捨てた欲望の化身たちはずるずると一斉に躍りかかった。
 標的は並び立つ二柱。
 またもや無視された?! と一歩出遅れたことに焦り始めるのはステラシエルだ。レイダーにでなくこのような異形にまで蔑ろにされたとあっては、プライドがずたずたのボロボロである。
「信者達! 出番よっ、この場で一番輝いているもの以外が! 快楽負けする所を想像しなさい!」
「ちょっと!」
「ふふん♪ 私だけが目立てばいいのよ」
「(ステラちゃんのおかげで準備は上々〜♪ お礼はたっぷり…えへへ、たまには三人で、ね…?)」
 蔓延する瘴気、規格外に強化された誘惑、色々もろもろが三千倍になり得る環境下。狂宴の二幕としてお膳立ては十分だ。

「んぁぁ…はぁ…んんっ…」
「あぁん…んぁ…ぐりぐりしちゃいや…」
 スレンダーな肉体にぐにいい♥ むちっ♥ と食い込むように淫らな肉化粧を施しつつ、贈り物を包装するように粘液と肉リボンでラッピングする。結び目は当然体の内奥だ。肉コブが安定するところはここか、熱源は其処かと探り当てるように入り込む。人体であればたどり着かないとこらまで容易に、深々と突き立ち、中で暴れる。
「んぁ…はぁ…ふぁ…んっ…トロトロの…あぁ…粘液…美味し♥」
「…だめッ!そこはダメだ…よぉぉッ♥」
 喉奥にも上の口から侵入し、鼻から逆流しそうなくらいに媚毒液が放精される。串刺しにされた上、感覚度が三千倍にまで高められればどれほど乱雑に扱われ、喉全体でしごくように体をガクガク動かしても快楽に神経が支配される。とても痛みをフィードバックする余裕などない。
「ひゃあぁっ…あぁ…そこぐりぐり、してぇ♥」
 片や体勢を崩して脱力すれば、
「はッ、ぁ゛…ンっ、まだにゅるぅってぇ…っ♥」
 片や押し倒され、半ば無理やり絡むように強制される。
 思っていた要請と違うことを口走ってしまったステラシエルもまた、その輪に無理やりねじ込まれ、体にも欲望を散々に叩きつけられる。こんなはずではなかったのに、もう何度となく発した苦悶は、こんどは快楽で蕩けさせてまともに発言すらさせてもらえない。
「私は違、んぐ…んんんん♥」
「ステラちゃん…今とおってもえっち♥ な顔してるう♥」
 その唇に優しくキスをする。三人で舌を伸ばし合い、互いの体液を交換するように。舌で飽きたらなければ手頃な触手を切り落として道具にし、互いのよく知る弱点に向けて押し付け合う。飛び散る愛液、ざわめく嬌声。
「こ、擦るなぁ! でちゃぁ♥」
「そ、それ……もぉ、やめて♥ ゃめ……て♥ やめて…ボクも…っ♥」
 漫然と絶頂の昂りを感じていたが、ふといいことを思いついた、名案だと言わんばかりに提案する。蠱惑的なお誘いを、まさか誰も断るはずもなく。
「イプぅ♥ モルテぇ♥ もっとおお♥」
「じゃあこんどは、3人で♥ ね♥」
「もっらめ……ぁ、いっしょいっしょにいい♥」

  ――どぴゅッ……!
  ――どぴゅルるるっ!
  ――ぶちゅっ、どぴュウうううッ……!!!

 ……嬌声が、歓喜の色に渦巻いて放たれた。

 生命を冒涜するものでさえ、神々の手のひらの上で踊らされているに過ぎない。イタズラ好きな神々の戯れは、枯れ草一本残さず美味しく平らげるまで続くのであった――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

マスクド・サンドリヨン
もう正体は隠さなくていいわよね。ピジョンをかぶって、ここから本気で戦うわ!
「姫華に好き勝手をしてくれた借り、お返ししましょう!」


相手の触手を掻い潜って懐に潜り込んで、格闘戦っ。間合いの内側に入り込んで、そのお腹に思いっきりパンチやキックを叩き込んでやるわ!

……けど、さっきまでの消耗も激しくて、息が上がってきて。その隙を突かれて粘性液体を避けきれずに浴びちゃうと、麻痺毒で動けなくなっちゃう。
触手で引き寄せられて、その大きな胸に挟まれながら、幾重にも絞め上げられて……骨が軋むほど強く抱かれても、催淫毒のせいでその痛みが気持ちよく感じちゃう。
ピジョンの必死の呼びかけも聞こえず、無力化されて――。



 時は来た。今こそ反撃の時だ。
 借りをお返ししようと息巻く姫華とピジョンだったが、ピジョンはどこか心配そうだ。先の行為で随分と消耗してしまっている。無理は禁物であると。

 しかし、そんな心配をよそに、マスクド・サンドリヨンは次々に『きゅうあい』を撃破していく。スピーディーな格闘戦が主体のバトルスタイルの彼女にとって、緩慢な動きのこの敵たちは格好の的。一切の反撃を許すことなく次々に硬い地面というマットに沈めていく。
 拳を振り抜く。重量感のある体がふわりと浮かびぶっ飛んで、後から粘ついた音を引きずった。はるか彼方へと転がって動かなくなった怪生物がピクリともしなくなったのを視認すると、左手を次のターゲットに向ける。
「ハアッハアッ……さあ! 次の相手はだれ?」
 ――姫華、少し隠れて休憩しましょう。思った以上に消耗してますから、と、そんな提案を跳ね除けて、群体の中でもとりわけ大柄なものに狙いを定め肉薄する。拳を振り上げて……

 ――しゅるるるっ! ギチッ!

「ぐっ……!?」
 その時、横から首元に何かが巻きつく。たしかに消耗はしていたが、平時なら意識の外からの攻撃でも反撃できる。彼女にとって不覚ともいえる事態。
「このっ、離れて……っ!」
 首に巻きついたのは触手。青緑色にヌメって、先端部と尾部が繋がって輪っか状になったそれは、まるで首輪のようだった。
 掻き毟るようにして指を引っかけるが、ぬるぬると滑り首輪型の触手はビクともしない。
「取れないっ……なんで、うっぶううう?!」
 
 ――ぶちゅっ、ぶちぶちぶちぅっ……!

 窒息させんばかりの勢いで、喉元に巻きついた触手が膨張し、破裂。
 毒液を上に下にと撒き散らした。容量を明らかに無視し一度爆散したあとも延々と毒液を垂れ流し続ける様はさながら輪っか状の噴水だ。その勢いは呼吸さえ遮るほどの圧迫感、溺れるような息苦しさに思わず目と口を覆い喘ぐ。
「かはっ……ゲホッゲホッ!」
 ――危ない! と、そんな喚起が届く前に、横合いから抉るようにボディを殴られる。
「……ぐうっ!?」
 肉と骨がみしみしと軋む。
 口の端から反吐を吐き出しながら、体躯のバランスを取ることさえままならない。ぼこぼこと衝撃が体を貫通するように、連打が少女の体を晒した。一度殴られれば唇が、二度殴られれば双房が、三度殴られれば秘部が、焼かれたようにじくじくと疼く。強制的に振りかけられた媚熱は彼女の身を苛めていた。

 ――ミシッ!

「はうっ♡ あっ……ああぁあっ゛?!」

 『きゅうあい』のその大きな胸に挟まれながら、幾重にも絞め上げられて……骨が軋むほど強く抱かれる。脱力した体を縛められ、艶やかな唇から、かはっ、と苦しげな、否、愉しげな嗚咽が洩れた。
 もっと痛くしてほしい、もっと気持ちよくしてほしい。
 荒々しい抱擁に、首や腕や腰や足を軋ませながら、喘いでしまう。そんな葛藤をよそに触手にぐるぐる巻きにされた状態でぐいと空中に持ち上げられた。強烈な締めつけのせいで太ももや乳房がぎゅうっと搾り出される。
「クッ……ん! ぐううっ♡」
 胸が鬱血しかねない勢いで乱暴にくびり出され、股間にもぎゅうううと極太の触手が食い込む。
「や、めっ……」
 湿り気を帯びた吐息とそれを洩らすぷにとした唇、さらに半裸で身をよじる扇情的な様相の少女に、今、助けは来ない。ぐりぐりと触手が臍の孔をいじり回し、耳をねぶる。

 ――みぢゅっ、にゅるん! ウヂュウヂュ……! どぷっ!

「あぐッ、はぁうう……♡ やめっ、そこ違……げほ!」

 ごふと大きな空気の塊を吐いた。
 耳の奥底まで媚毒に犯される。熱と耳鳴りで感覚が疎い。何かが聞こえる。必死な様子だ。でも何を伝えたいのかさっぱり聞こえない。まるで水底から地上に向けて何かを叫んでいるような、そんな茫洋とした感覚。
 胸と胸の、尻たぶと尻たぶの間を割り開くような触手の感覚。肉襞のリボンがついに体の全てを覆う。もう、身を捩ることも、快楽の嵐から逃れるすべもない。

「……ぁ♡」

 ぷちん!
 意識が、そこで途切れる。

 無抵抗に戦場に横たわる少女の体。それが見逃される幸運を彼女に天が与えるかは、今はまだ知る由もない……。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

月詠・愛珠
突如飛び出てきた蔦の影響で逸れちゃった
レイダー達も自業自得だけどこのままじゃマズいよね、とにかく動きを止めなくっちゃ!

以下省略…ぜろっ!で動きを止めて…
突然現れた狐巫女達に着替えを渡されて、蔦を口で咥えて安心させて身体をニュルニュルと絡まり敵意が無い事を伝えて…あれ?
何でボクこんな事をと思ってると、明日多がこっちを見て頭を抱えてる…もしかして明日多の『狐巫女の応援団』に巻き込まれた!?
どうにか抜けださないと…って、抜けるどころか串刺しにぃ…っ♥あ、嘘…急に動きが…!?
ボクの『指定UC』が働かなくなったの…?…あっ、もっと…っ♥もっとボクの中にちょうだい…?頑張るから…ふあ…っ♥


アドリブ絡み歓迎


百目鬼・明日多
【アドリブ絡みOK】

協会の皆さんとは逸れてしまいましたが、敵を倒すのが先決ですね。
それにしても実験体…恐ろしい相手ですね。
ですが、こちらも手が有りますよ。
『狐巫女の応援団』で狐巫女達を召喚し、手伝って貰います!
彼女達は戦闘力こそ無いですが「快楽と繁殖」を教義とする巫女…
しかも沢山いますので、実験体との性的な勝負なら勝てるはずです!
…って、何か違う人が混ざってるような…あれって愛珠さん!?
いつの間にか巻き込まれてるんですけど!?
今UCをキャンセルしたら僕自身も危ないですし…
申し訳ないですけど、狐巫女達が倒してくれるまで我慢してください…!

…え?僕は混ざらないのかって?
いや僕は…ってああ…!?



「あっ、もっと…っ♥」

 ――ぬちゅっ、ぬりゅん、ちゅぷっちゅぷっ。

「もっとボクの中にちょうだい…?」

 ――ぬるん! にゅりゅ……ずぴっ、くちゅ!

「頑張るから…ふあ…っ♥」

 ――ふにっ、くにくに、じゅぽ! ぬちゅ……。

 どうしてこうなった……と、明日多は頭を抱えていた。

 小屋から延々と飛び出してくる『きゅうあい』たちの前に散り散りとなった面々。それらが外に出て行ってしまうことを防ぐため、気は進まなかったが足止めとして呼び出した『狐焔神道の巫女』たち。戦闘力はないがこういう場合は適任だった。そのはずだ。
 まあここまではいいだろう。
 彼女達は戦闘力こそ無い……しかし「快楽と繁殖」を教義とする巫女である彼女たちとって、不死という欺瞞を掲げる異形たちは格好のエサだ。
 コンと鳴けば触手を両手に握り、またコンと鳴けば媚薬塗れの口腔部に何匹も群がり、またまたコンと鳴けば胸と思しき部位に殺到して逆に生命力を吸収する。アンと鳴けば串刺しにされる。
 アン……アン?
 袖を通した巫女服は瞬く間に粘液塗れでぐちゃぐちゃにされ、絡んだ触手はがっちりホールド。焦点は合わず、口端からつーと銀糸を垂らし、なんだか気の毒なくらいに一身に責め苦を請け負う。そんな愛珠の姿。
 抜け出すことは、きゅうあいも、巫女も許さない。これは「求愛行動」なのだ。阻むものは容赦なく、拒むものにも容赦なく、ふわふわの狐尾とぬるぬるよ触手腕が挟み込むように愛珠を愛撫する。当の本人も敵意がないことを伝えるべく諸手を挙げていたため、誤射をもろに受けた形だ。ユーベルコードの射線には注意してください。用法容量を守って正しく使いましょう。

 …え? 僕は混ざらないのかって?

 混ざったからこそ、今、この渦中にいて、いた上で、せめて愛珠さんが苦しみに晒されないように、『きゅうあい』の代わりに自分で相手をしているわけで。

 時計の針を巻き戻すと。

 すなわち。
 明日多が抱えている頭とは愛珠のそれ。腰部を串刺しにされてガクガクと震わされた彼女の、緑色の髪をやさしく指の腹で梳いてやる。今誰に奉仕しているかなんて、彼女は気づくはずもなく。一心不乱な彼女に奉仕してもらったそのあとは、ああ!? そうだ。今度は自分で腰を抱えてあげるのがいい。最初は彼も躊躇したけれど、もうその懸念も不要。愛珠は愉しんでいるようだし、狐巫女が『きゅうあい』を搾り切るまで、まだまだ時間はたっぷりあるのだから。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

シルバップ・シノイトビクス
【アドリブ歓迎】
あの方達も改心していただければ良いのですが……
出来れば、後程お話させていただきたいですね。
ともあれ、今はこちらです。


……とはいえ、この方達も哀れな方達なのですよね。
せめて安らかに逝けるよう、お相手して差し上げましょう。
敢えて「求愛」行動を受け入れ、生体兵器とされた改造を身体各所の聖痕・紋章とUCのチカラで「癒す」ことでの撃破をしていきます。

複数の実験体を相手に、手や口、胸等々、受け入れられる全ての箇所で触手に対応します。

強烈な快楽と、ソレを得たいと言う衝動を、自らは一度も達することなく堪え、果てるまで精を放たせては、次の実験体を受け入れて。

「――お疲れさまです、おやすみなさい」



 それは、あらゆる選択肢の上で最も過酷なものであったろう。
 与えられる快楽に真っ向から立ち向かう。使命感か、或いは慈愛の心からか。欺瞞の奇跡に遭い、命も自由も奪われ、ただ人の営みの奴隷として造られ、そして屠られるべき存在たち。
 あんまりではないか。
 しかし、シルバップは涙を拭う掌を持たない。せめて、ひとときの安らぎを。苦しみなく逝けるよう、真っ向お相手するのみだ。瞳、胸部、臀部、秘処、閉じ切られた内奥に指先を這わせ、光を放つ全身の聖痕に力を伝導させる。ぷるんと震えた体は聖なる力に漲り穢れを浄化するだろう、接触を以ってして。
 ただし、己がその苦しみに屈してはならない。その時は、『きゅうあい』もまた苦しみとともにその命を散らすことだろう。苦悶に満ちたまま一度目の人としての死を迎えた彼ら、彼女らを再び苦しめることはあってはならない。シルバップの孤独な、悲壮に満ちた戦いが始まった。

 数体の『きゅうあい』が彼女の脚をM字に開く。地べたの上に寝そべったまま、怒張した触手を次々に受け入れていく。粘性の怪異は自ら開け放たれたにシルバップに触手を突き入れたまま、大地に膝をつく様に座り直すと、尻たぶを粘液塗れの触手でがっちりと捕まえ、ゆっくりと腰を動かし始める。

 ――ぶちゅううぅッ……じゅぷううぅッ……!

 粘着質な水音が響く。串刺し抽送により新鮮な快感が断続的に与えられる中で、ほかの『きゅうあい』また一斉に群がり、嬲り始める。白磁のような指先が、たわわに実った果実が、その先の固くしこる桜桃が、ヌリュヌリュ、ヌリュゥッ! と絡みつかれ絞られる。締め付けられるたびに薄皮を一枚一枚剥がれるように快感に脆弱に作られていく。常に肌を晒しながら過ごすシルバップにとってもそれは未知の経験で。
「ふッ……んうッ!」
 唇を噛み締めて、ぐっと堪えるも、肌の上には脂汗がじわりと浮かぶ。流されてはダメだ、強く持たなければダメだと言い聞かせるたびに肌が熱を持つ。しかしそれこそが思う壺。熱源を感知してそこに「求愛行動」を行う修正のあるかれらにとって、我慢しようと力を込めることこそ、ここを責めてほしいと大声で宣言していることに等しい。
 つまり、極めて淫らで扇情的な行為なのだ。
 誘われている、と感情なき瞳に情熱に似た衝動を宿し、聖痕目掛けてさらに苛烈に責めを続ける。

 ――ぶちゅッ! じゅぷッ! ぐちゅッ! ぬちゅッ! 

 鮮烈な水音は辺りに響き渡る程で。見ていれば余人は目を背けたくなるような荒々しい責め苦に晒されてなお。
「ぁっ……わたしは――あなたの元に……っ! 願われたように、乞われたように……っ!」
 そこにあるのは乞われたというよりは、むしろ壊れ破綻した感情ではあるが、それでも。目を背けることなく愛おしげに、晒された雄々しき剛直に口づけをする。
 さらに激しく、奥底に向けて押し広げる、割り入れ、やがて部屋に到達し、内部を我がものにせんと蹂躙する。耳や鼻、口腔、臍……およそ人体の考えうる限界を超えて、奉仕という名の浄化の儀式の舞台を、舞い続けた。半ば途中は意識を手放しながら、自ら聖水を過量に垂れ流しながら、それでも我欲のためには動かなかった。
「うくッ! んうぅッ! おゥッ゛……ひィッ!! どうか……どうか……ォ゛……あアっ……!」
 自らを畜生のような嬌声を必死に噛み殺す、下卑た獣にまで貶めながら、それでも決死の奉仕を続ける。

 ――ジュポッ! ジュポッ! ジュポッ!

「オ……おおッ、ふぅっ……ふーッ――お疲れさま、です、おやすみなさい」
 ビュルビュルで、ドロドロで、ヌルヌルで、泡立つくらいにグチャグチャで。
 それは体も、各所も、顔もそうであった。そんな汁と液塗れになりながら、シルバップは聖母のように笑みを湛える。口を開けば声が、それも気持ちよすぎて聞くに耐えない喘ぎ声が漏れて漏れて仕方ないはずなのに、狂おしいほどの快感を見事にねじ伏せたのだ。
 崩れ落ちる怪異たち、強烈な善性にあてられたのか、倒れてピクリと動かない。

 やがて――幽鬼のように、立ち上がるシルバップ。
 ふらふらと、おぼつかない足取りで彼女はどこかへ向かう。破裂しそうな熱を胎に抱えながら、ぼたぼたと地面に戦いの跡を残しながら、それでもまだやるべきことが残っている、と。

 ――ああ。
 ――なんて。美しい。あれが生きている人の、いとなみか、キヒヒ!
――キヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒひひひッ!!

 猟兵たちのそんな活躍を、ニタニタと笑いながら見ているものがいた。
 仲間であるレイダーと、研究成果である『きゅうあい』たちを足蹴にし。
 今まで潜んでいた。彼女らの資質を確かめるために。そして、今がその時だ。
 彼は言う。高らかに!

 ――ずっと待ち続けていた! 健全な肉体と、精神を持つもの、そしてオレの秘術……すべての準備は整った! 最後の実験を――始めようかァ!!

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『アノマリィ・シング』

POW   :    テイクダウン・オーバーラン
【全身を絡め取る粘液】が命中した対象に対し、高威力高命中の【超重突進】からの【執拗で徹底的な蹂躙】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    クラッピング・テンタクル
【おぞましい肉疣が蠢く触手】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【種族の特徴】【獲物の感触】【悲鳴の声音】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
WIZ   :    マインド・コロージョン
【口吻】から【広範囲】へ【神経毒ブレス】を放ち、【重度の感覚中枢汚染】により対象の動きを一時的に封じる。

イラスト:小日向 マキナ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はセンジュ・ユニバーサルアイズです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「さあ! 実験を始めようか! 健全な肉体と、素晴らしい精神を持つお前たちに! オレの優秀な『遺伝子』をくれてやろう!」

 かれが、村長と呼ばれるもの、だろうか……?
 ただならない雰囲気を放ちながら、そして部下や研究成果を盾にする周到さを見せながら、堂々と姿を現した。しかし、体躯のフォルムが歪で様子がおかしい。

「お前たちは拉致してきた木偶のクズどもとは違う……最高の『モルモット』だあ! この成果をもってオレの秘術はさらなる高み――『奇跡』へと上り詰めるのだ! 見ろォ!」

 ボコボコと編成する肉体。壮年の男性が服薬と秘孔術により、触手を全身から生やした獣人に変貌していく。
 異変を感じ取った猟兵たちが集い、最後の戦いが始まった――!
リリエ・ヘブンリィブルー
ああ…主よ。私も彼らと同じように愛を語らう身になると云うのです…なんと、なんと喜ばしいことでしょう…❤️

私は実験の贄として遺伝子…奇跡を求めてこの身を捧げてしまいます。四肢や胸尻、翼を絡めとられ、全身に注がれる粘液…そしてのたうち這い回る触手がこの身に洗礼を授けます。ああ主よ、その御元までこの音が届いておりましょうか…私の蜜園は今、じゅぼじゅぼグチュグチュと祝福の音を奏でております…っ❤️ 

ひッんはぁッ❤️んんッ❤️ひぁッ❤️ぁッんぁッひぁッんんんぅッ❤️❤️

幾度となく注がれる奇跡は熱く、その度に魂は主の御元へと昇り果ててしまいそうで。私はその悦びにただ歓喜の歌を高らかに響かせるのでした。



 触手が突き刺さった箇所から透明な粘蜜が溢れ、じゅぼじゅぼグチュグチュと卑猥な音を立てる。羞恥を煽る音にリリエの頬がかあっと熱くなり、ますます下腹部がきゅんっと収縮してしまう。これは福音だ。まさしくその精神を高みに上り詰めらせるための、洗礼にして祝福である。

 ――じゅぶっ……! じゅっ、じゅぼっ、ぐぢゅ……!

「あひぃっ……♪ あっ……ン……! ォ……もっ、と……もっとぉ゛……!」

 鼻にかかったような甘い声。淫靡に歪んだ頬にも、ふりふりと振るおおぶりな尻にも、唾液に塗れた赤い舌にも、四肢や翼にさえ触手が絡みつくことを是とし、抵抗することなく蹂躙を受け入れていた。痛みも苦しみもすでに感じない。むせ返るような雄臭に呑まれながら、意識だけは、感覚だけは鮮明に研ぎ澄まされ、いま再び双房に絡みつく触手を愛おしげに眺める。
 ――なんと、なんと喜ばしいことでしょう…❤ 心中に秘すべき吐露は、もはや口から止まることを知らない。

「ああ…主よ。っ!? 私もぉ……彼らと同じように、んッ! 愛を、ぉ……語らう身に……ィっ! ハァハァ……んぅ、なると云うのです……ィッ……その御元っまでえ! はぁう……この音が、届いておりましょうか…❤」

 ゴリっゴリっと中を刮ぐように奥の部屋を叩いてやれば、体を逆くの字に折って舌を出して。嬌声に味をしめて取り分け弱い箇所はひたすら重点的に嬲ってやると、今度は体をくの字に折り曲げて、粘液と体液が混ざった淫蕩な蜜をぼたぼたと漏らす。渾々と湧き出る泉は枯れることを知らず、羽先から舌先、足先まで触手で揉みくちゃにされれば、もはや押し寄せる快楽の波に抗うことなど不可能に思えた。
 鉄槌でも叩きつけるような容赦のない一撃が、体を地面から持ち上げた。
 自身の翼で飛翔しない、おぞましい浮遊感。
 そこからパッと離され、ズドンと重力任せに落下する。捩ることも羽ばたくことも許されない、まるで道具か何かかと勘違いしたような扱い。

「ほお! 信心で正気を保っているのか! その健全な精神は見事だが、オレの遺伝子を拒むとは愚かなことだ!」
「ぁッんぁッひぁッんんんぅッ❤️❤️」
「ハハハ! いかな天才でも何を言ってるかわからないな。そうれ!」
「ひッんはぁッ❤️ んんッ❤️ ひぁッ❤️」

 地べたに頬を擦り付け、尊厳という尊厳をあらかた折り尽くす非情な責め苦。泣き叫んでも聞き入れず、神聖さが穢れの中で眩く輝けば一層の嗜虐心を滾らせる。アノマリィはこの惨状を受けてなお祈りを捧げるリリエにある種の神性を垣間見たが、リリエの目に光はない。その認識の差が終わらない快楽の渦潮を加速させる。加速させ続けられる。
 とうにその魂は主の元に召抱えられかけていた。

 ――びゅっばあっ……! どちゅるるっ……! どぷどぷどぷ……!

 ――ずりゅっ……!

 ――ぶしっぶしぶしゅ……!

「ほぎっ、はッ、ひっ゛、ギぃ゛っ……❤️」

 ケダモノの如き嘆声を溢して、項垂れる。これもまた主より与えられた己の使命。己が咎を受け続ける限り、他のものが受ける苦しみは低減する。それは低俗な言い方をあえてするならば、快楽を独り占めしたいという我欲と何が違うのだろう。少なくともアノマリィには、そう映し出された。

「気に入ったぞ。オレに奉仕し続けろ。休ませなどはしない、哭けッ……哭け!」

 リリエの瞳の奥に妖しげな光が灯る。一糸纏わぬその身で縋り付く彼女は、それでも肯くことはせずに、ひたすらに悦楽を歌い上げ、天を仰ぎ続けるのであった……。

成功 🔵​🔵​🔴​

リアン・ブリズヴェール
【アドリブOK】【NG脱衣】

引き続き【魅了変化】の4歳の姿のままで、ファムと共にアノマリィ・シングとの戦いに挑みます

だけどきゅうあいによる責めが回復しきれずに、【マインド・コロージョン】によって動きを封じられてしまい、2人揃って大量の遺伝子を中に注がれて失神してしまいす

それでも【ソウルマリオネット】で2人とも魂となって挑みますけど、【テイクダウン・オーバーラン】によって絡めとられ、魂も全てが白濁に染まるほど汚されて捕まってしまいます



「……っ?!」

 吐き気を催す怪異静物の体液が、じっくりとわざと音を立てて侵入してくる。接吻の後口唇から唾液が流し込まれる。立て続けに流し込まれた神経毒に目を白黒させるファムは、状況を理解することを拒み早々に意識を手放した。がっくりと脱力した顎を無理やりこじ開けられ、レロレロレロと歯茎が舐め回され、舌が細い触手に絡め取られる。

「っ……ごきゅ」
「ううっ……このっ離してっ!」

 次なる標的をリアン、そしてもう一人のリアン自身であるファムに狙いを定めたアノマリィの動きは機敏だった。
 華奢な二人をそれぞれ片手で持ち上げると、まずはファムに荒々しい接吻をし、それを晒すように銀糸の橋を見せつける。獣じみた臭いをぷうんと漂わせれば、すでに先の戦いで粘液塗れになった衣装にまでケダモノの臭いが染み付いてしまいそうで、顔を逸らす。

 ――ギュッ……! ズグッ! ズグゥッ……!

「あっ……かはっ!」
「誰がそっちを見ろと言った!? 聞き分けの悪い実験ネズミには仕置きだなあ?」
「……ひあっ……ぐぼゥ?!」
「……ッ?! ッっ゛!?」

 首を絞めたまま、衣装の隙間を縫うようにして差し込んだ触手が、孔という孔目掛けて殺到する。感度を引き上げられた四歳程度の体のどこに快楽を逃す場所があるだろうか。重力に従って、受け止めきれなかった粘つく遺伝子が、地面に染み込んでいく。
 朦朧としていたファムに続いてリアンもまた意識を手放すのもまた時間の問題であった。
 どちらもこいつの精神なのか、とアノマリィは内心舌をまく。あえて精神を分裂させることで全体の強度を倍、いやそれ以上にまで引き上げている。最も、それは蹂躙を倍受けているだけなので、単に「殊勝な心がけだ」と優越感を昂らせる結果に過ぎないのだが。

 ずるん! とその体から「重さ」のようなものが抜け落ちて、アノマリィの顔に驚愕の感情がよぎった。
 《ソウルマリオネット》が発動したのだ。勝利を確信した相手に一矢報いる、リアンの技である。意識を落としてなお戦い続けることができる無類の継戦能力。それはこの体に夢中になっている相手に対して、紀州ともいえる能力。

 そのハズだった。
「面白い! オレのイマジネーションがますます昂るぞお! さあもっと、限界を超えて優等種(オレ)の遺伝子を受け取れ」
「なっ……この反応速度……速すぎます!?」

 それは否である。
 度重なる蹂躙により精神力が磨耗し、想像よりも遥かに遅いスピードでしか体捌きができなかったのだ。リアンのそんな焦りをよそに、同じ顔を顰めたファムがアノマリィに捕われる。
 勝負がついた瞬間であった。

「その体でどこまで遺伝子を引き受けることができるのかな? どちらで試してやろうか」
「……ッ゛」
「劣等種は一度言われたことを忘れてしまうようだが……あまりオレを苛立たせるなよ」

 青白いオーラ越しに、ファムの肌をべろりと舐めあげるアノマリィ。もはや人質を取られたのと同義のリアンは身動きを封じられ、空中に静止する。魂を汚濁に染め上げることができるのか疑問ではあったが、少なくとも眼前のアノマリィはそれをしかねない危険性があった。

「リアンが代わりになります……だから」
「……なら態度で示してもらおうか」
「…………村長さんの優秀な遺伝子を、リアンの劣等な体に……ください……っ」

 ぼきり、と。
 心が折れた音がした。
 魂も全てが白濁に染まるほど汚され、抵抗する意思も力も奪われる。その苦しみを、狂う直前まで、二心で、味あわされてしまうのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ロベリア・アナスタシア
(アドリブ絡み酷い目歓迎、『デキない』呪いを持つエルフ)
あらあら、遺伝子とかもっともらしいこと言って…要するに
『作りたい』って言いたいんでしょ?
…そんなにしたいなら、やってみれば?出来るならね。
(と言いながら敵の神経毒に犯され…いや、犯されなくても
快楽しか頭にない魔嬢は触手もナニも全部受け入れる)

…ゴメンナサイ、快楽を満たせても『作る事』は出来ないのよね…。
だって私の体は、遺伝子も子供の種も…全部吸い尽くし栄養に
変えちゃう『呪詛』持ちだから♪
寧ろ、この呪いを打ち破ってデキるって言うなら本望だケド。
出来ないのなら、遠慮なく死ぬまで搾り取ってあげる❤
(精神攻撃+鎧無視攻撃+生命力吸収)


アナスタシア・エレイソン
あら、ふふ。それでは、たっぷりと逞しい貴方様の遺伝子の詰まった子種をくださいな♥

今までのそれより更に逞しい姿に愉しそうな笑み
【誘惑】するような無防備な姿で、わざと受け入れるようにブレスを受け入れましたら、動きを封じられますわ

あん、んっ……快楽が高まるこの感じも、愉しいですわねぇ……♥
全身を触手と獣の体に貪られながら、命じられるままに丹念な奉仕を繰り返していきます
幾度目かの行為を受けましたら……次は私の番

悦楽は十分でしょう?
私が動けずとも、これには関係ありませんから
混沌の塊から無数の肉食獣を溢れさせ、私と繋がったままの体を喰らわせます
貪られる側も乙なものでしょう?

【アドリブ、絡み歓迎、NGなし】


アナスタシア・ムスハルト
賊の親玉程度が優秀なんて、自惚れも大概ねぇ

実験体とやらの体液で火照った身体を空き家の中で慰めてるうちに、事態が進んでるわねぇ
調子に乗って好き勝手してるから、私には気付いてない……好機ね
物陰に隠れてこっそり近付いて……射程内に入ったら「致命斬殺剣」で奇襲するわぁ
狙うのは……その節操のない股座のモノよぉ

激昂して触手いっぱいで襲い掛かって来るのは「見切って」斬り落とすわぁ
でも数に押されて、火照りが治まりきってない胸に絡みつかれて……
というか、そこは別にドワーフの特徴じゃないわよぉ
注ぎ口を斬ったから貞操は奪われないでしょうけど……変貌の過程を見るに、再生くらいしそうねぇ
斬りまくってダメージレースよぉ



 その名は、異国の言葉で再生を意味する。
 被験者は人として死して、二度と復活せず、奇跡を騙るものの前に、奇跡的に集った猟兵たちが相対する。獲物を前にした獣のように舌舐めずりをするアノマリィに対し、目を細め頬を赤らめ、逞しい姿を見遣る。

「あらあら」
「あら、ふふ」

 腰まで届くような灰色の髪をたなびかせながら、ロベリアはじっくりと思案する。大きく吸い込んだ息、膨れる胸板。それに今の風向きから考えれば彼が次に何をしてくるかは明白だ。
 勘付いたという点では、ご機嫌な様子で尻尾を揺らすエレイソンも変わらない。こういう輩は常に自身が優位な立ち位置をキープすることに固執する。初手は絡め手で間違いないだろう。
 ならばまずは泳がせて、機を見てその地盤を根本からひっくり返す。
 饐えた刺激臭のするブレスを吹きかけられてもなお、二人は余裕すら窺える表情で、甘んじて受ける。風圧でよろめく体、毒により封じられる動き、脱力しきった肉体を支えるように絡みつくのはアノマリィの触手だ。

「足が竦んだのか? 無理もない。村人や手下から集めた精力でオレは無尽蔵のエネルギーを持つ。お前たちのような下等な存在が受け切れるものでは到底ないが……媚びて許しを乞うなら考えてやらなくもない」
「そういうことなら降参しますわ。その代わり♥」
「ええ…そんなにしたいなら、やってみれば?」
「たっぷりと逞しい貴方様の遺伝子の詰まった子種をくださいな♥」

 甘くて下品な声で、媚びへつらう言葉を並べる。アノマリィは顎に手を当て満足そうに取り分け太い触手をでろんと伸ばした。ロベリアが手を伸ばそうとするその前にぐにんと動き、その頬をベシッと叩く。
 すぐさまその意図を読み取ると、エレイソンは内心で嘆息する。ひたすら尊厳を辱めようとする行為、よくもまあそんなことを思いつくものだ。
 呆れることは簡単ではある。
 だが、しかし。
「(たまにはこういう扱いで快楽を高めるのも悪くはありませんねぇ……)」
 ぐっしょりと濡れた淫裂のように口唇を割り開くと、べろりと舌を出してその触手を舐めあげる。舌先がぴりぴりし、背すじがゾクゾクするのは、それもまた粘つく液体を纏っているからか。丹念に、指も掌も使わずに奉仕してやれば、ますますアノマリィは調子づく。

「悪くない気分だな。見すぼらしい村人が奇跡を求めてへつらうのも悪くないが、やはり素質あるものに舌を使わせるのはいい!」
「その節操のない股座のモノ、断罪させてもらうわよぉ」

 物陰からヌッと現れたサムライブレイドが、二人の鼻先を掠めて、アノマリィの触手を切断する。
 ムスハルトは物陰に潜みながら、ジッとその機会を待っていた。その粗末なモノを斬り裂いてかれの鼻先に晒してやるその時をだ。
 しかしながら、その奇襲は実のところ予見されていた。乱れた衣服に、濡れた指先。剣先がにぶるほどに、先程までの余韻を鎮めていた彼女が、物陰にて声を一度もあげなかったかと言えばそれは否である。さらには些細な違和。そういった抜きんでた観察眼が、アノマリィを村長の立場に据え上げていたこともまたれっきとした事実。
「ずいぶんと生きがいいじゃないか? ええ?! 大層なものをぶら下げてなあ!」
 むんずと乱雑につかまれれば、未だに余韻で痺れる双房に鮮烈な感覚が走る。賊の親玉、と侮った代償としてはあまりに大きい屈辱である。
 ムスハルトは苛立ち紛れに反論する。
「んッ……くぅっ……というか、そこは別にドワーフの特徴じゃないわよぉ」
「ならお前は男に捧げるために胸を膨らませたわけだヒヒヒ!」
「……調子に乗るのも大概にぃ……!」

 ――どぴゅ! どぷううう!

 肉胞子していた触手が遺伝子を瀑布のように噴き出させれば、びゅぶうびゅばあと勢いそのままに、衣服の内に入り込んで奥底を目指す。ロベリアができないことなどお構いなしに、ホースのように畝る先端を幾本も差し込み注いだ。全身を遺伝子濡れで真っ白に染めたエレイソンは、ズッシリとした気怠い重さを感じながら咥え続ける。ムスハルトは、尖端を玩具のように苛まれながら、剣を取り落とすまいと必死の様相だ。
 斬っても斬っても触手は減らず、むしろ斬られた触手もまたのたうちまわって三人を穢す。
 しかし、斬られた触手は宿主であるアノマリィに吸収されなければ、その生命力は失われたままだ。ムスハルトがしゃにむに斬り落とし、エレイソンが呼び出した肉食獣とロベリアの吸収が貪り、絞り取る。
 アノマリィにとって幸せなことは、牙城を崩されかけていることに気づいていないことだろう。反撃の狼煙はもう上がっているのだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

妖星・光
※アドリブ・絡みOK・NG無し

敵の研究施設である小屋には、モルモットとして捕らわれてる一般人がいるかも
〔選択UC〕で着物に着替え、強化した【忍び足】で裏口から侵入。
捕らわれてる人がいたら裏口から外に逃がすよ。
その後は小屋を物色。
研究施設なら薬や医療設備とかありそう。
村人に渡せば、これからの助けになるだろうからね

……

とかやってたら、アノマリィ・シングに気付かれちゃった!
前章で受けた毒の所為で戦闘は困難だから【覚悟】を決め、「死体より、生きてるモルモットの方が良いでしょ」と【誘惑】して降伏
自ら足を開いて、アノマリィ・シングの'遺伝子'を受け入れるよ



 すでに壊滅的な崩壊に晒された掘立て小屋……村長の研究跡地に忍びこんだ光は、目を背けたくなるような「研究成果」の資料を必死になってかき集めていた。なんとか着衣を改めることはできたものの、身体はいまだ本調子とは呼べず、槍状の得物を杖がわりにしながら探索を続ける。
「この瓶の中味は……?」
 とりあえず使えそうなものを全て手近な袋に放りこんで縛って物影に隠しておく。あとで回収しに来よう。ここだけ頑丈に作っておいてくれて感謝してするよ、と切り上げようかと思った矢先。

「コソ泥が……オレの崇高な研究に手を触れたな?」
「出たね……変態の親玉……!」

 触手を再生しようと退いたアノマリィと光が鉢合わせてしまう。
 ただでさえ辛い感覚への苛烈な責めに加え、今は疲弊がピークに達し過敏になりすぎている。あまりに痺れが強いため、いつしか皮膚という皮膚が古いゴムになったように触感を失っていた。代わりに、くすぐられるような狂おしいもどかしさが身の内を這い回る。もう限界だ。抗戦してまもなく、光は両手をあげて降伏した。
 しかし――。

「むぐう?! やぇっ、やぇろ………なんれ……?!」
「オレの研究成果をどこに隠した?! 吐くまでは痛ぶり続けるからなあ?! オラっ!」
「もぉ、やぇえ……!」
 涙の滲む視線は虚空を彷徨い、閉じない口からは涎が垂れ続けている。痛みと快楽を同時に与えられる尋問に、光は晒されていた。研究成果を奪い、隠しておいたことで彼の逆鱗に触れてしまったらしい。裏を返せば所在を確かめるまでは生かされるということだろうが、それでもこの責めは容易に受け切れるものではない。

 ――ぐちっ! ぐにゅううっ! ずるっじゅぷズリッズリリィ!

「あっ?! あぅぅう……!」
 脚は割り広げられ、筋肉は弛緩しきって張りを失い、無理やりひとまとめにされた両手をつかんで持ち上げられそれを支えにかろうじて直立を保っている状態だ。
 もう何度目になるだろう。絶望に染まる光の目の前で触手を収縮させる事で、細かったそれが一本の太い枝のように変質していく。時折ひた、ひた、と肌に触れていた触手が、産道の入り口を押さえつけて拡げたままの姿勢をキープさせている。すでに収まりきらなかった遺伝子が逆流してこぼれるほどなのだが、それすら厭わずズン、と深々突き立った。
 どぐり、どぐり、どぐりと、血脈のリズムに合わせて、中の筋肉が萎縮し、きゅうきゅう締めつけるたびに、熱杭に貫かれた感覚が光の意識の中枢をずたずたに引き裂いた。侵入は、ただでさえ強い痛みや異物感があるものだ。それを無抵抗で受け続ければ、気絶すらままならない。

 ――ぬちゃ、にちゃっ、ぬちゅ、ぬちゃっ、にちゃっ!

「あっ、あ……あ、あああっ……ああーっ!?」

 着物をはだけ、艶かしい身をうねらせて。いつ終わるとも知れない快楽地獄は、刻一刻と人の心を絶望に染める。
「いやあ……あぁうあ……っあ……」
 ぷしぷしとだらしない音を漏らし、泥酔したように蕩けた表情で、吐息を漏らす光。その痴態は、少女のそう遠からぬ陥落を仄めかしていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

モルテマリア・ベルフェゴール
【淫魔組】
こゆい生命力でおなかいっぱいなんだけどなぁ…♪
「…少し発散しなきゃ、かもですね…?」
おなか、下腹部をなでさすりながら…
「イプは…あらら、だめっぽいしぃ…♪ ン、ステラちゃんもぉ~…何かいった?」
触手でがぶってされちゃっててぇ…ふふふ、仕方ないですね…♪
…そういいながら、私にも、ですけど…ひ、ぁ゛っ♥
毒の吐息に、ぞくぅり♥ 身体の芯を蕩けさせられる感覚に視線を細めつつも――

ぞるり。ごぼり…。
UCを発動。生命力と欲望に染まり切った領域から
先ほどのオブリビオンの欲を煮詰めたような触手群を呼び出して、微笑み
「ほぉらぁ…♥ 頑張らないと、おいしい子みぃんなもってかれちゃいます、よぉ…♥」


イプシィ・アスモディア
【淫魔組】
「はぁ…♥はぁ…っ♥ 疼く…疼くよ…ぉ♥♥」
一度も串刺しにされず、だが執拗な触手ブラッシングでイキ狂わされ
串刺しにされ啼く仲間の媚態を見せられ続けた焦らし地獄
疼きは限界、吸収し過ぎた淫気で妖しく明滅する文様

そんな彼女の前に本性を現す村長
屹立するソレを見ればもはや媚びるしか出来ずに
蕩け甘えるように、倒す為でなく悦楽を得る為に使われるUC
露出過多な衣装を自ら脱ぎながら媚びた表情で縋り付きされるがまま
眷属に淫魔を従えたる色欲の権能、アスモダイ家の神姫とは思えぬ痴態を晒す

…村長の獣欲を極限まで煽り立てる仕草
それは互いの劣情を満たすだけでなく時間稼ぎとなって他猟兵の助けになる…
かも知れない…!


ステラシエル・ルチフェロ
【アドリブ歓迎・NG無】
【淫魔組】

「ひ、ヒドい目に合ったわ!」
屈辱よ!
偉大な神である私をあんな…
この怒りを弾丸に込めて愚かなヤツを打ち抜くわ!

「見てるだけで不愉快よ」
愛銃に魔力を注ぎ、特殊弾を敵に撃ち込むわ
けど…ん♥
体がまだ熱いのよね…

「モルテ!イプ!時間稼ぎしなさい!」
これでOK!
さぁ、一撃で仕留め…きゃぁ!?
うぅ、べとべとする…ってなんでコッチくるのよ!?

「やめ!んっ♥あっ♥ひゃ♥あぁぁ♥」
重くて動けない…って全身触手で!
いや!そんな場所、ひゃ♥
んぁっ♥こら、助けなさ、って二人も何してるのよぉ♥
あぁぁ、そこ、コツコツだめ♥
ダメだからぁぁ♥
連続で蹂躙、するなぁ!
声我慢できない、屈辱…よぉ♥



 行為に及んでいるものは、背後から狙うのは案外難しい。急所が見えづらいのは無論のこと、抱き抱えるような姿勢は、弾丸が貫通すれば、共々攻撃してしまいかねないからだ。しかも装填した弾丸は事象改変すら引き起こす危険なもので。
 ……相手は、本来なら視界に入るのだけでも耐えられない存在。願わくば眉間に一発入れてそれでジ・エンドとしたいところだが。
 煩わしいことに指先の感覚までもが未だ痺れを残している始末。普段ならその程度の悪環境など考慮するまでもない。そんな事実の積み重ねが、まるで神である自身を愚弄しているかのようで腹立たしい。
「ステラちゃん〜♪ 私が隙を作ってあげましょうかぁ?」
「最初からそのつもりよ! 私が目立つようお膳立てしなさい」
「はいはぁい♪」
 モルテマリアはぷっくりと小膨らみした下腹部を撫でつつムチッと張った胸を揺する。先ほどから注ぎ込まれた精は未だ消化しきれず、おそらく腹部を押されればゼリー状となって噴き出すだろう。一瞬、眼前のケダモノに足蹴にされ噴水のように生命力を発散する己を想像したが、それよりも。
「あらぁ……?」
 愉しいことを思いついた。
 悦楽の追求に向けて、堕落の権能は動き出す――!

「はぁ…♥ はぁ…っ♥ 疼く…疼くよ…ぉ♥♥ 誰でもイイからボクのココを……ね?」
 直接串刺しにされてこなかったイプシィの方は、彼女よりとっくに限界を迎えてしまっていた。結果として別の猟兵から引き剥がし、魅了することに成功はしたものの、啼く仲間の媚態を見せられ続けた焦らし地獄の光景がフラッシュバックし、それを自分に置き換えた夢想だけで何度も何度も達してしまいそうなほどだ。
 熱を帯びる体表の紋章。その上をずるりと触手が這えば、びくんと陸上の魚のように跳ねて。
 その場に崩れ落ちると、衣服としての意味などなさない着衣をすべて放り捨てて、地に投身し尻だけ突き出したような体勢を取る。
「オレの遺伝子が欲しくてたまらないか! そうかそうか! お前も、お前たちも!」
「遺伝子……そうっ、たっぷりちょうだい……はやくぅ♥」
「うぅ、べとべとする…ってなんでコッチくるのよ!?」
 鋭い眼光は媚びるイプシィと、銃口を向けるステラシエルを区別しない。
 ひん剥かれて生まれたままの姿を晒す二人に、思いの丈を一切の情愛なく叩き込む触手の乱舞は刺激が強すぎる。
「やめ! んっ♥ あっ♥ ひゃ♥ あぁぁ♥ くつじょくよぉお♥」
「おッ゛、これぇ! きたあ♥ あっボクだめ、らめえ、すぐ、すぐイっ……ああぁあ♥」
 地面にキスしたまま、もっとも深いところで連打を受け続ける。地獄めいた快楽が背徳の悦楽の扉をコツコツとノックする。本来であれば苦痛しか伴わないような暴力を振るわれても、交互に抽送され続け、歪む互いの顔を見合わせていれば、極上の快楽に錯覚してしまう。ずるうっずぷ、ずるうっずぷ、あまりに淫猥な水音がハーモニーを奏で、行為に及ぶアノマリィもタガが外れたように夢中だ。
「アッ゛♥ んにっ♥ ひあッ♥ いっ゛、おっおっおおぉ♥」
「んぁっ♥ たすけぇ、ああんッ゛! やらあ! はやくう! たすけてよっおんぁあっ♥」
 恥も外聞も、立場も生まれも、自己も他者もない。自身の任務も生来の矜持も忘れて、貪り合う。触手が、舌が、生命力を直接啜り、精を吐き出し、もはや出してるのか吸ってるのかも判然としない。

「イプは…あらら、だめっぽいしぃ…♪ ン、ステラちゃんもぉ~…何かいった?」
 私も、ですけど…と。
 ひ、ぁ゛っ♥ と嬌声を漏らしつつ、自身の影に指を三本も突っ込み、どころか拳さえ埋め込んでしまいそうな勢いで慰めていたモルテマリアは、準備完了とほくそ笑む。
 影から生み出されるのは混沌そのものといった見た目のどろりとした闇触手。触れれば肌を悦楽で焼き強制的に快楽器官に作り替える……そんな禁忌に染まった眷属をイメージしたものだ。
「いきなさぁい。狙いは……♥」
「ぇあ♥ なんれ……なんれえ?!」
「あは♥ おかわり、ほしいよぉ♥」
 私を、イプを、ステラちゃんを。
 触手を闇触手で食い破って、淫らな肉リボンで装飾していく。これは神が、奇跡を騙ったものに対して仕掛けたデスゲーム。片方が生命を賭けているのに、もう片方が無尽蔵などとはいささか公平性に欠けるではないか。呼び出した眷属は、召喚者でさえ貪り尽くす加減のしらない代物。そしてその呼び水となったのはアノマリィがけしかけてきた部下と、彼自身だ。降りることも逃げることも許されない。

 尾のような触手の先端が、口頭に突き立つ。
 ここからが、本当の闘いだ。

「ほぉらぁ…♥ 頑張らないと、おいしい子みぃんなもってかれちゃいます、よぉ…♥」

「うっ……ウオォおおおオオオオ!」

 まるで自らの尾を食い続ける、神蛇の様相で。あとは無限に続く快楽地獄の中でどちらが先に自滅するのかを待つのみだ。レイダーと近隣住民から奪った精と、権能を司る神々の生命力。どちらが先に底を見せるかはいうまでもないことだろう――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

マスクド・サンドリヨン
「姫華! 姫華、起きてください!」
く……私、意識を、失って……?

ピジョンの呼びかけで、なんとか意識を取り戻すけど……立ち上がっても身体は重くて、相手の粘液を避ける事なんて出来なくて。
絡め取られればもう動けなくて……突進を受けて吹き飛ばされちゃう。そのまま、『耐久テスト』と称されて、殴られ、蹴られて……でも、さっきの媚毒のせいで気持ちよくて。
でも、ピジョンの叫びでなんとか意識を留めて、粘液の滑りを利用して攻撃を受け流し、カウンターのパンチを一発、叩き込んでやるっ……!

ただ、今の私にはそれが限界。相手を怒らせちゃって、頭から地面に叩きつけられて、上半身を埋められちゃうの……。


月詠・愛珠
行為の余韻が残って…いや明日多が守ってくれたのは重々承知してるし、気持ちよかったし
…万全に動けるかわからないし速攻で相手をたたっ斬ってこの状況を終わらせた方がいいね

距離を詰めて一気に討ち取ろうと【ダッシュ】で相手の動きを【見切り】狐火時計を展開して【指定UC】を放てる準備…

そこに水をかける様に粘液がべちゃっと浴びせられて
気付いた時には迫る獣人、しまっ――…

ドロドロになるまで蹂躙される事になり、身体中どこもかしこも粘液だらけになってぐったりと身を投げ出し満足に動けなくなる…
で、でも行為が終わったしこれで後は隙を見て……ひぐっ!?続けて、だなんて…これ以上されたら、ボク…もう…っ♥

アドリブ絡み歓迎


百目鬼・明日多
【アドリブ絡みOK】

…色々大変な事になりましたし、まずは服とかを整えてから、と…
さて気持ちを新たに…ってしている間に色々凄い事になってますね!?
まずは襲われている方を助ける事を考えましょうか。
アバターを走らせ、救出を行ったら改めて対峙します。
…この相手なら遠慮なく殴れそうですね。
すみませんが、遠慮はしませんよ!
どれだけ大量の触手で攻撃を仕掛けようと、
僕の『電脳化身の拳』の方が速いですよ。
全て先制攻撃の拳で叩き落しましょう!
懐に踏み込めれば、そのまま一気に殴りぬけて倒しますよ!

…それにしても、女性を相手する事を主眼に置いていた様ですが
僕の様な相手と戦う時は如何するつもりだったんですか?


郁芽・瑞莉
逞しい獣の鋼の肉体に肉疣が蠢く触手を見て。
きゅうあいに犯され、多量の体液を注がれた身体はキュンキュンと反応。
快楽衝動に突き動かされるまま、アノマリィに胸を押し付ける様にしだれかかって。
「実験の準備は整っています……。どうか、瑞莉に『遺伝子』を注ぎ込んでください」

その後肉疣が蠢く触手で貫かれて、這いずり回られて。
的確になる攻撃に悶え、体液を撒き散らしながら
たっぷりと遺伝子を注ぎ込んでもらいますよ。

快楽衝動が解消されて戻る理性が、
触手に蹂躙される中で放出された力を集めて。
反撃が無いと油断しきった相手に対して、
最大の絶頂と同時に溜めた力の封印を解き一撃を喰らわせますよ!

アドリブ・絡み大歓迎です!


紅葉・智華
※アドリブ・連携歓迎

モルモット、か。……全く、どこの世界にもそんな事をするヤツがいるもんだよね……。――刈らせてもらうぞ、オブリビオン。

サイボーグとなった経緯が経緯だけに、実験、モルモットという言葉は無視できない。できないが、だからこそ冷静(狂気耐性)に行動する。

電脳魔術で蜃気楼を発生させて私の位置を敵に誤認させる(目潰し、だまし討ち)。それと同時に、真の姿を解放、全身の皮膚の硬度を強化(激痛耐性)。【ダッシュ】で一気に接敵。

「行くよラプラス。――刈りの時間だ……!」

戦闘知識と直感(第六感、見切り)を活かして敵の隙を探り、死角を突く形で強襲を仕掛け、一撃離脱。それで勝負を決める。


シルバップ・シノイトビクス
【アドリブ歓迎】
(前章終了時の姿のまま、村内を通過し、首領の前へ)
(身体の全てを晒すような姿勢で相対し)

「貴方のその悪しき欲を、全て昇華して差し上げます――」

ほぼほぼ無防備のように見え、事実なすがままに首領自身や触手群に蹂躙され、それどころか自ら受け入れ、聖痕の癒しまで与えて居ることすら窺える状態で。

果てなき果ての極みに高められつつも変わらない思惑は、首領の全ての精を吐かせ、体力を尽きさせること。

「うまく行っていると思っている時ほど、陥穽にかかるもの、ですね?」

後はお任せしますね――?


ルナ・ステラ
あぅ、また気持ち悪い感じの敵さんです...

触手に気をつけながら、戦わないとですね!
避けながら戦うのに箒に乗って戦いましょう。
【属性攻撃】氷魔法で触手を凍らせて無力化していきましょうか。

この調子で...
けほっ、けほっ...!?(刺激臭が!?)
身体が...

きゃあっ!
触手が絡み付いてきました...
(気持ち悪いのに動けないです...脱出しないと...)

ティンクルティ...ひゃあ!
だめっ!そんな所!
(脱出したいのに呪文が唱えられない...もうだめ...)

<リボン【オーラ防御】【毒耐性】が光り効果が発動したら>
触手が止まりました!?それに毒の効果も薄れてきました
今の内に呪文を!
(負の連鎖を断ち切るんだ!)



 少女たちはただ、乱れる。

 すでに全身から触手を伸ばし、口腔に両手にとそれらすべてを差し伸ばすことによって一度に多くの女性を相手取ることを可能にしていた。その欲望に忠実な「姿」だけは、偏執的で自己愛の強い自らをひたすらに肯定する、奇跡の御業にも見えた。
 中空で何度も狐火を形にしようとする、その度に肌の上を撫で、跳ねる触手に翻弄され、思うように力を発揮できない愛珠。先ほどまでの行為の余波が押し寄せて、戦闘の最中にもかかわらず切なげに内股をこすり合わせる。
「いやっ?! そっちは違うからああぁ……♥」
 その様子はそこが弱点だと大声で叫んでいるようなもので。なんとか足をぺたりとつけて侵入を阻んでいたものの、臀部を割りさかれるとその先に向けて進行する。衣服は無造作に破られ、本来なら外の空気に晒されない孔が生温い吐息に晒されたようにぴりぴりする。
「ひぐッ……ボク……もうっ……あぁんんん……♥ ♥」

 打開策が打てないのはルナもまた同じこと。
 なんとか集中して呪文の詠唱をしようとするたびに、その様子を嘲笑うように、ゴシゴシと布越しに疣だらけの触手がブラッシングする。
「だめっ……やだっ! そんなところ……止まって……止まってください……っ!」
 擦れば擦るほどに摩擦が無くなり、疣が粘つく糸を引きながら丹念に擦り上げていく。手で掴んでも止まってはくれない。むしろ自分から腰を動かしてしまいたい。そんな甘美な誘惑がぐるぐると渦巻いて理性を泥のように溶かしていく。
「――ティンクルティ...ひゃあ! ううっ……もう、止まってええ……」
 目から涙がこみ上げてくるのはアンモニアのような刺激が網膜を焼くからだ。時折吹き出しているこのブレスがまた曲者で、詠唱するには邪魔以外の何物でもない。箒は足元に落ちているはず。なのに片目も開けられない状態ではどこに手を伸ばしていいかわからない。せめて触手の動きが止まれば、と、なんとか両手に力を込める。

 最も抵抗を長く続けているのはマスクド・サンドリヨンだ。真っ先にピジョンの呼びかけで目覚めた姫華は正義を執行するため闘いを挑んだ。
 そんな彼女のふくよかな胸をしなる鞭のように振りかざされた触手の殴打の嵐が襲う。
「いぎッ……あう! ひっ! 痛ッ、んん! あああ!」
 両手はアノマリィの手に拘束され、地面に縫い付けられたまま振り解くことも出来ずにいる。抵抗といっても心を折られないように精一杯敵意のある視線を向けるのが精一杯。足を無理やり広げさせられると、その大股目掛けて、振り抜かれた爪先が突き立つ。
「いっ……ぎゃああああああアッアあぁッ!?」
 人体の構造上、そこは衝撃に強く作られていない。それは猟兵であろうとも同様だ。地面にめり込みそうなほどに背をそらし頭をがくがく震わせて、潰れたカエルのようにびくんと大きく痙攣する。その様子に嗜虐心がそそられたのか、無防備な股間に向けての蹴り入れが、執拗に、ひたすら執拗に、狙い澄まして行われた。
 吐き出したブレスのせいか、周囲に広がる刺激臭はますます濃くなっていく。

「貴方のその悪しき欲を、全て昇華して差し上げます――」
「実験の準備は整っています……。どうか、瑞莉に『遺伝子』を注ぎ込んでください」
 腰にすがり付いて、慈悲を求めるようになんとかその荒ぶる猛怒にむしゃぶりつくシルバップと瑞莉。ともかく昂っている感情を押さえつけるよう
癒しの力で制御しようと試みる。シルバップは彼が無限に生命力を持たないことはとうに見抜いていた。だからこそ、それをなるべく多くの猟兵たちに先んじて伝え、戦闘を極力長引かせているのだ。
「ああ……なんて苦しそう。もっと発散させてあげますね?」
 そう聞いて、瑞莉もまた抵抗することをやめた。一番の内奥、もっとも秘すべきところまで曝け出して、自ら受け入れるようにひたすら腰を動かし、舌と指のすべてを使って奉仕していく。苦くて苦しくて、たまらなく惨めではあるけれど、今は我慢。たっぷりと遺伝子を注ぎ込んでもらい、すでにお腹は張ってしまって苦しくて仕方がない。それがなんだ。助けられる人たちはすべて助けた。あとは彼を倒してこの地に平和を取り戻す。差し違える覚悟も持っていなければ、猟兵などにはなっていない。今は刀を握るように、男の怒張たる触手を握り、真剣に、丹念に! 奉仕を続ける。それこそが闘いだ。
「実験を続けましょう。いつまでも……ええ。いつまででも」

 ですが。と。
 自然と重なる。

「うまく行っていると思っている時ほど、陥穽にかかるもの、ですね?」

 その声音は静かだが、しかし確実に届いている。
 向けられる先には何もない。ように見える。見えていた、アノマリィには。

 少年と少女が、乱を糾す。

 キイイ……と瞳の奥が無機質な音を奏でる。
 モルモットと称して自分より弱いものをいたぶり、ひたすら思うがままに我欲で行動する。やり過ぎだ。もう十分だろう。その栄光は過去のものであると今、知らしめる。
 カモフラージュは完璧に機能している。ともかく好き放題させたあとで動けるもので一気に叩く。残っている生命力をすべて使わせたタイミングであれば、勝負は決するだろう。
 その合図は、私が出す。
「あの……」
「何でありますか」
「いえ。色々凄いことになってますね?」
「はい。ですが、それもここで終わりであります」
 智華の言葉に、明日多は力強く頷いた。女性を食いものにする言動が目立つオブリビオンだ。おそらく自分のようなものが相手になることなど考慮していないだろう。まったく愚かとしか言いようがないので、申し訳ないが遠慮はしない。

「行くよラプラス。――刈りの時間だ……!」

 宣言と共に蜃気楼を解除。

 急所は目の前にある。気配に振り向くアノマリィの、さらけ出された胸の急所を正確に貫く。
 振り向いて突き出された喉笛を砕くように《電脳化身の拳》が音すら置き去りにし連打する。

 悲鳴が、血煙と共にごぼりと吐き出された。

 それを契機に、猟兵たちは一矢報いるべく、カウンターの一撃を叩き込む。サンドリヨンが、粘液により摩擦を極限にまで減らした掌底を鳩尾に加えれば、瑞莉は萎縮し膠着した身体で触手を咥え込んで離さず万力のように引き絞って絶頂とともに最大の一撃で怒張を千切る。少女たちの奉仕でダメージを逃がすことすらできず、ついにはルナの魔法の詠唱を許し、総身にて魔力を受け、吹き飛ばされた。

「あぎ?! ぶへッ――あばあああッ?!」

「よし! 今のうちに……!」
 明日多はそんな彼の反応などお構いなしに、身動きが取れなくなっている味方をアバターと共に抱え上げると、動けるものと共にその場を離脱した。

 アノマリィは追わない。むしろ背を向け、振り返ることなく敗走した。
 精を使い果たし、脱兎のように逃げるその背にはもはや威厳も、積み上げてきた栄光もついてはこない。残るのはただの敗者、敗走したという事実と打ち捨てられた玉座のみ。

 偽りの奇跡は、今日ついに正される。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

全会原・タイガ
アドリブ歓迎

これまでに受けた辱めのせいで疲労がたまり
粘液を躱せずに身動きがとれなくなったところへ強力な一撃、そのまま口の中へ太い触手を捻じ込まれ大量の粘つく液体を腹が破裂しそうになるほど注がれその後も好き勝手に弄ばれてしまう。

快楽と絶望で頭がいっぱいになりかけたその時UCが発動。
恐怖で涙を流しながらもエネルギーを込めた拳で最後の一撃にかけます。



「仮にもカシラを名乗ってたにもかかわらず全部置いて逃げんのか?! だったらアンタは奇跡の体現者でも先導者でもなんでもない、ただの小者だ。オレがぶっ潰す」

 命からがらといったていで壊滅した根拠地を打ち捨てて逃げようとするアノマリィの背にそんな啖呵が切られる。それは彼の足を止めさせるには十分な言葉だった。生命力も精も尽きかけてはいるが、再起を図るためにまず、目の前の女を始末してからでもいい。取り返しはつく。

「凡人が、オレの邪魔をするなぁッ!」
「ぐうっ!?」

 揺れ動く触手はぶくうと膨れ上がり攻撃の予備動作を見せると、精緻な照準の指定もなく粘液のシャワーを降らす。今までも多くの猟兵を苦しめた粘液を、熱く火照る体にうけてしまうタイガ。たまらず地に膝をつき、身動きが取れなくなってしまう。麻痺したようにガクガクと肩を震わして、吐く息は荒い。異常なまでに過敏になった神経、全身を襲う気だるさ。ぬるりとした粘液が肌を伝うたびに、声が上がってしまいそうになる。
「テメエ……ッ! どこまでも卑怯な真似を! その拳は、爪は、飾りか?!」
「黙れえ!」
 鳩尾を真下から拳で叩く。唾液交じりの嗚咽を洩らして宙に浮くタイガ。回避が効かない空中に投げ出されたかれに向けて、二の腕から生やした触手を勢いよく伸ばすと、その咽喉に向けて突き立てた。

 ――ドグッ!! グボゥ……ゴプッ!

「んんんっぐううう?!」
「ただでは殺さん! じわじわとその精を搾り取ってやるからなあッ!」
「ぎいっ、ウっ……! あっク……ぅ! かっ……はっ……!」

 胸に、頬に、股間に、執拗な打撃が穿たれる。無理やり持ち上げられた体は衝撃を逃すこともできず、ただ鈍痛を受け入れるしかない。
 息苦して涙が溢れる。刺激臭と、喉から串刺しにされたまま宙吊りにされたような得体の知れない浮遊感に加え、どくどくと無理やり注がれた粘液が喉を伝えば、灼熱の鉄塊を体内に押し込まれているような感覚。人体に収まりきるはずもない触手、そこに肉襞を抉る無数の疣まで加わっているのだから、苦痛を運んでこないわけがなかった。

「ぐ、ぼ……! おぐううううううう……ぁ!?」
「フフフフフ……アッハハハハハ!」

 ――みち、みちみち……ミチィっ!!

 言葉の途中で圧迫が急激に強くなった。狭い隙間をこじ開けるようにして、苦痛が一層増していく。これは体を、内側から無理やり広げられていく感覚だ。大量の粘つく液体を腹が破裂しそうになるほど注がれているのだ。その最中にも容赦なく喉をこそぐ触手のせいで、まともに言葉を吐く余裕もなかった。

 捨てなければならない。
 途切れかける意識の中で、逡巡する。葛藤する。躊躇する。
 それを失うことは、耐えがたいことなのだ。それでも黙っていても助けは来ないし、いつかきっとまたこのオブリビオンの脅威は世界を蝕むだろう。
 そう思ったら、再び拳を固く握りしめて。

「離しなさないよ、このケダモノぉッ!」

「おぼ……ッ?!」

 それはあまりにあっけない、突然の瞬間。

 断末魔の叫びすらなく。

 恥ずかしくて、苦しくて、本当に本当にどうしようもなくなってしまうような咄嗟の一撃。できるなら記憶から消し去ってしまいたい。不幸中の幸いか、その鉄拳をモロに食らった唯一の証人は、脳漿を派手に撒き散らしながら惨憺たる死に様を散らし、骸の海へと帰っていった。妖情操軍が壊滅した瞬間である。

 ああ。でも、穴があったら入りたい。

 ああ。こんなんじゃ、死にたくたって死にきれない。

「好き放題やってくれちゃって……けほっ……。……いつか、必ず……っ!」

 奇跡だって、なんだっていい。失ったものは帰ってこない。けれども、それでも。元の身体に戻ってやるんだから。魅力的な唇から漏れる声も、なんだか口調自体がおかしくなってしまっていることすら気にも止めず、固く拳を握りしめて、天を仰ぐタイガだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年03月08日


挿絵イラスト