アースクライシス2019⑪~兄妹の絆
●
ダストブロンクス・アッパーを猟兵達が制圧した事で、オブリビオンによって支配されていた、ダストブロンクスで住民が蜂起しました。
勿論、その先頭に立つのは、ダストブロンクスのヒーロー達です。
スカムキングは、ダストブロンクス内に『巨大汚水槽』を多数設置しており、自分に逆らえば、汚水槽を爆破してダストブロンクスを人の住めない環境に変えてしまうといって脅迫していましたが、ヒーロー達の努力によって、その汚水層の場所と爆弾の解除方法が解明されています。
あとは『巨大汚水槽』を守るオブリビオンさえ猟兵が排除できれば、ダストブロンクスの解放が可能です。
猟兵達は、ダストブロンクスのヒーローと合流し、その案内に従って、ダストブロンクス・ダウンへと向かってください。
●
前置きもなく説明を始めるアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の魔少女・f05202)。
「現地にいるヒーローと共闘して『巨大汚水槽』を解体してもらいたいのだけど、問題はこの『巨大汚水槽』をオブリビオンが守っていることね」
そこでね、とアリスは続ける。
「猟兵の皆にはオブリビオンの排除をお願いすることになるわ。共闘というよりも『巨大汚水槽』の解体技術をもったヒーローの護衛任務が近いわね。後方支援型の子達だから間違っても戦闘に巻き込まないように。死ぬわよ?」
オブリビオンさえ惹き付けておけば、解体はヒーロー達がやってくれる。
「で、現地にいるヒーローはソクオーとチニコマという姉妹じゃなかった兄妹ユニットね。こういう破壊工作とか拠点構築とか物資調達とかで力を発揮するチームよ。これで二度だから知ってる子もいるかしら?」
とはいえ新米ヒーローである。色々未熟な点は否めない。後、なんでだか指をからめるように手を繋いでいるのもつっこんではいけない。
「で、『巨大汚水槽』を守ってるオブリビオンだけど……また、ヒロコちゃんだし説明必要?」
初参加の人もいるので説明は必要だろう。性癖神ヒーロー・コンプレークス(以後ヒロコ)だ。ヒーローが好き過ぎてヒーロー同士やヴィラン同士や架空のモンスターとの掛け算を妄想し、果ては自らヒーローコスプレをしてその妄想シチュを楽しんでいた、オブリビオンになってからは猟兵も対象にしている。
「妄想シチュエーションこそがそいつの攻撃だけどこいつチョロインだし、それ利用して遊んでる人も出てるし、ま、どうとでもなるわよね」
汝が為したいように為せばいいんじゃない? と締めるとアリスはぺこりと頭を下げた。
「皆ならきっと達成できると信じてるわ。それじゃ、いってらっしゃい」
そうして、アリスは猟兵達を戦場に送り出した。
蒼汁の人
はーい♪ ごにゃーぽ☆ ごきげんよう♪
『ネタに逝きネタに死す』蒼汁の人でございます。
このシナリオは戦争シナリオです。一章のみの1フレームとなっております。
このシナリオには特別な「プレイングボーナス」があります。これに基づく行動をすると有利になります。
☆=============================☆
プレイングボーナス……ヒーローを守り共に戦う。
☆ =============================☆
ヒーロー達はソクオーが兄でチニコマが妹です。そっくりなので姉妹に間違えられるのがソクオーの悩みでしたが、今は色々ふっきれチニコマコーデの女装姿。チニコマはブラコンです。ブラコンですが自称シスコンです。百合の人。前回の依頼の後ヤらかしたようです。二人とも無機物を変形・操作する能力に長けてる為今回の任務に抜擢されたようです。が、何故か今回は撮影用ドローンを持ち込んでます。なお、タイトルに意味はありません。ないったらないんだ。
ヒロコちゃんはチョロインなので、妄想シチュエーションはこちら側で色々仕込めます。いちゃいちゃしてもよし酷い目に合わせるのもよしヒーローごっこするもよしお好きなように。解体までの時間を稼ぎましょう。もちろん、いつものだって歓迎です。
戦争シナリオは数をこなすのが重要なため、必要な🔵が貯まったら絞めにしたいと思います。人数が超過する場合は大成功した方から出目の低い順に採用いたします。
それでは、よき戦争ライフを。
第1章 ボス戦
『ヒーロー・コンプレークス』
|
POW : ああん♪こんなのがいいかもー♡
無敵の【妄想シチュエーション】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
SPD : あなたの相手はこれね☆
【妄想シチュエーション】から、【妄想のシチュを再現】の術を操る悪魔「【対象の掛け算に相応しい相手】」を召喚する。ただし命令に従わせるには、強さに応じた交渉が必要。
WIZ : ああ、あんなことやこんなことなシチュがみたい☆
自身が【妄想シチュみたいなことしたいという妄想】を感じると、レベル×1体の【具現化した妄想のシチュ】が召喚される。具現化した妄想のシチュは妄想シチュみたいなことしたいという妄想を与えた対象を追跡し、攻撃する。
イラスト:しらゆき
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠二色・ありす」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
キング・ノーライフ
…よく分からんが、
要は物語っぽいセリフや仲睦まじい行動をすればいいのか?
まず「ここは我に任せて先に行け」とそれっぽいセリフを言って
こっちを倒さないといけない感じにする。
そして【狸塚の呼び鈴】で狸塚(アイテムアイコン参照)を呼び、
狸耳イケメン従者という設定満載の狸塚から「僕が相手じゃダメですか?」と【誘惑】。
興奮したヒロコの呼び出すだろう妄想の産物から狸塚を手を引いて攻撃を避けさせたり、【大狸囃子】で動きを止めさせて攻撃という連携等で追い詰めたていく。
「悪いな、狸塚の全ては我の物だ」
何かヒロコが変な方に勘違いしそうだが一蹴する。
狸塚「そうです、まだそういう事はしてませんっ?」
まだ?とは驚くが。
「……よく分からんが、要は物語っぽいセリフや仲睦まじい行動をすればいいのか?」
予知の説明を聞いてそう判断したキング・ノーライフ(不死なる物の神・f18503)は新米ヒーロー兄妹を背にかばうように立つ。
「ここは我に任せて先に行け」
その言葉を聞いて新米ヒーローは己の仕事を果たしに向かう。信じているのだ、キングの力を。あ、なんかこの人強そうだし大丈夫そう、と。
『ふーん、たった一人でぼくに立ち向かうつもり?』
「誰が一人だと言うた」
キングが呼び鈴を鳴らすと狸の耳と尻尾を持つ眼鏡男子が現れた。
「狸塚よ、任せてよいな」
「はい、お任せ下さいご主人様」
キングの命令を受けてヒロコの前に立つ狸塚。
「僕が相手じゃダメですか?」
狸塚のその言葉にヒロコの鼻から情熱がスプラッシュした。ああ、この主従はきっとなんやかんやでなんやかんやしてるに違いない。そんなヒロコの妄想が形になり狸塚を襲う! だが、キングが狸塚の手を引きすんでのところで救い出す。
「悪いな、狸塚の全ては我の物だ」
『きゃー! やっぱり!』
「何やら勘違いしてるようだが、違うぞ」
「そうです、まだそういう事はしてませんっ?」
まだ? キングは驚愕し思わず狸塚を振り返る。その姿を見てより盛り上がるヒロコ。
「狸塚、音を鳴らせっ!敵が黙るほど盛大になっ!」
「はい、ご主人様」
狸塚の妖術で生み出した大太鼓と巨大な笛で指向性のある大音量を放ちヒロコを黙らせた。
大成功
🔵🔵🔵
鈴木・志乃
……どーも
ねえ、なんで撮ってんの?ねえ?(地味な私服で参加)
……こんだけチョロインだったらこれもいけるか
UC発動+【高速詠唱】
『居酒屋に飲みに来たらバッタリ敵(ヒロコ)と遭遇。口論になりかけたらおやっさんに怒られてしぶしぶ飲み始める
↓
話す
「よく来てるの?」
「ここの焼き鳥美味しいよね」
「分かる」
↓
めっちゃ意気投合
「皆お前みたいなやつだったらいいのにな」
「はは、よく見たらかわいい顔してるし。色白いし髪もキレーだ。」
「……も一杯飲む?(毒入り)」
「一緒に酔おうよ、今日ぐらい(ニッコリ)」』
【パフォーマンス、アート、演技、罠使い、毒使い】
いやー、前回の記憶が無いっていいですよねー♪
アド連大歓迎
「……どーも。ねえ、なんで撮ってんの? ねえ?」
「あ、いえ、新米のぼく達には皆さんの戦い方がとても参考になりますので」
「ええ、とても参考になりますので」
鈴木・志乃(ブラック・f12101)の問いかけに新米ヒーロー兄妹は目を逸らしながらそんな風に答えた。じと目で見つめると、
「あ、そろそろ休憩時間終わりですね」
「早く解体進めないと」
と、そそくさと作業に向かうのだった。
「逃げたか。まぁ、いいや」
あっちはあっちでよろしくヤるだろうし、こっちはこっちでよろしくヤるのだ。
「……こんだけチョロインだったらこれもいけるか」
『居酒屋に飲みに来たらバッタリ敵と遭遇。口論になりかけたらおやっさんに怒られてしぶしぶ飲み始める』そんな内容のエチュードの台本をヒロコに渡しTeam Squallを呼び出した。台本を読んだヒロコの妄想が刺激され妄想シチュエーションが展開していく。それに志乃は全力魔法で干渉した。
●
暖簾をくぐると店内の喧騒がより大きく感じられた。カウンターのいつもの席へと向かう。
「大将、いつものね」
「あいよ!」
そうしてると隣に誰かが座る。なんとなく顔を向けるとそいつと目があった。
「『お、おまえは!!』」
「おう、おまえら! 俺っちの店で喧嘩すんなら出禁にすっぞ!」
「『す、すみません大将』」
大将に叱られたのでしぶしぶと矛を収めた。
「よく来てるの?」
なんとなく訊ねてみる。
『あー、ここ最近になってからかな』
「ここの焼き鳥美味しいよね」
『タレもいいけど私は塩が好き』
「分かる」
気がつけばめちゃくちゃ意気投合していたのだった。
「皆お前みたいなやつだったらいいのにな」
ボソリ、とそうこぼす。そして、そいつの顔をまじまじと見つめた。
「はは、よく見たらかわいい顔してるし。色白いし髪もキレーだ」
目を見つめながら頬に手を添える。
『し、志乃お姉様程じゃありませんよ。からかわないでください』
そいつは真っ赤に顔をうつむけてしまった。
「……も一杯飲む?」
「一緒に酔おうよ、今日ぐらい」
そう微笑んでやるとそいつは私が注いだ酒を一気にあおった。それを見て志乃は内心ほくそ笑む。いやー、前回の記憶が無いっていいですよねー♪ と。
ヒロコの下腹部が決壊するまで、後……
大成功
🔵🔵🔵
鬼柳・雄
またテメェか!正直放っておくと被害が後を絶たねぇからな色んな意味で。そこの兄妹とかやべえだろコレ、カメラどうする気だ
いいぜ今度も泣かせてやるよ。ただし今回は怪人じゃねえ。こっちがヒーローだ!行くぜシア、変身!
割とまともにヒーローバトルを行いますが、ふとした事で雄とシアが噛み合わなくなりそこを突かれてピンチに 。
トドメを刺そうとするヒロコを前に一転抜群のコンビネーションで逆転というシチュに追い込みます。
「コレ場合によってはそのまま違う意味で襲われる事も当然のように期待してるんだろうなぁ......俺だと「こんな奴にやられて悔しい...!」とか。
まぁアレだ、TVに流せる奴なノリなんで。爆散しろや」
「またテメェか! 正直放っておくと被害が後を絶たねぇからな色んな意味で。そこの兄妹とかやべえだろコレ」
そこで鬼柳・雄(チンピラサマナー・f22507)はふと気づく。
「カメラどうする気だ」
「あ、はい。みなさんの戦闘を記録して今後の参考にしようかと」
「まだまだ未熟で弱いですからね。強い人の戦い方を見て勉強しようかと思いまして」
雄が問いかけるとそんな答えが返ってきた。
「ほう? 向上心があるのはいいことだ。ま、がんばんな」
「は、はい、頑張ります」
雄の言葉にどこか気まずげに作業に戻る兄妹。その様子が少し気にかかったが今は敵を倒すのが優先だ。ヒロコの前に立ちはだかる。
「いいぜ今度も泣かせてやるよ。ただし今回は怪人じゃねえ。こっちがヒーローだ! 行くぜシア、変身!」
雄の身体をスーツ状に変化した悪魔マルコシアス――個体名シア――が包み込む。
『はっ! 何がヒーローか! 貴様一人で何ができる!』
ノリノリで乗っかるヒロコ。一進一退の攻防が続く。しかし、
『どうしたヒーロー? スーツの力を使いこなせていないようだな』
どこか噛み合わない雄とシアのその僅かな齟齬を突かれてピンチに陥る。
『そのような有り様で世界を救う等と笑止。死ぬがいい』
止めをさそうとヒロコが迫る。
「すまなかったな、シア。これを切り抜けたら埋め合わせはする」
「いえ、こちらこそ意地をはって申し訳ありませんでした」
「……いけるな」
「ええ、子細なく」
雄の力を氷炎の力が包み込む。わだかまりが溶け完全に同調した力だ。その力は1+1ではない。二人の思いの強さの累乗だ。
『なに!? この力は!』
「コレ場合によってはそのまま違う意味で襲われる事も当然のように期待してるんだろうなぁ......俺だと「こんな奴にやられて悔しい...!」とか」
ちょっと雑念が入る。まぁ、打ち合わせしたパワーアップイベントだ、そのテンションを維持するのは難しい。
「まぁアレだ、TVに流せる奴なノリなんで。爆散しろや」
ともあれ、雄とシアは一発逆転の必殺技を放つのだった。
大成功
🔵🔵🔵
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
何と申しますか、「現れる」→「骸の海に還る」を、恐ろしいペースで繰返しておりますねぇ。
今回は「ヤンデレ姉妹」で行きましょうかぁ。
『強度』は弱めの代わりに『効果時間』の長い『秘薬』を飲んで【霊結】を使用、目のハイライトが消えた様な雰囲気でヒロコさんの前に現れましょう。
そして「お姉様がいけないのですよ、他の方となんて……」等と囁きつつ近づき『刀』を持って襲い掛かりますぅ。
そのまま討伐出来ればそれでも良いですし、「捕まって慰められる」→「『妄想空間』で遊ぶ」の流れでも、十分に時間は稼げるでしょう。
『妄想空間』から出て他に行こうとしたら「行かないで下さい」と『刀』を(以下略)。
「何と申しますか、「現れる」→「骸の海に還る」を、恐ろしいペースで繰返しておりますねぇ」
夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)が感慨深く言った。まぁ、戦争中だからとはいえ幹部連中並みに復活と討伐のサイクルを繰り返しているからね。討伐時の記憶引き継がないから、一度パターンが成立すればリスキルされるだけの存在よね。
ともあれ、るこるは『秘薬』を摂取した。やや効き目を弱める代わりに持続時間を伸ばした特別製の『秘薬』だ。るこるの目からハイライトが消えていく。今回は、ヒロコの妄想シチュエーションを「ヤンデレ姉妹」という設定にするつもりなのだ。
「お姉様がいけないのですよ、他の方となんて……」
刀を手にそう囁きながらヒロコに近づいていく。
『ごめんね。貴女の本心を確かめたかったから……』
るこるの刀を避けもせずに受け入れるとヒロコはそのままるこるを抱き締めた。
『不安にさせちゃってごめんね。でも、貴女だけだから、もう離さないから』
「お姉様……」
最近、看取られ音声に嵌まっていたヒロコはヤンデレ妹ちゃんに看取られるもいいなーと妄想してしまったのだ。妄想シチュエーションを通してるこるにそのあたりの知識が刷り込まれていく。み、看取られ? と困惑しながらもどうにかこうにかシチュエーションについていくるこる。
『ふふ、そろそろ眠くなってきちゃったな。ねぇ、おやすみのキスをしてよ』
「はい、お姉様。おやすみなさいませ」
永遠に。求めに応じてるこるはヒロコにそっと口付けた。ヒロコの身体が光に包まれ消えていくのと同時に妄想シチュエーションも解けていく。外では解体を終わらせた新米ヒーロー兄妹が出迎えてくれたのだった。
大成功
🔵🔵🔵