#UDCアース
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「美味しいね、このカツオ。」
「本当、戻りガツオっていう季節だけあって脂が乗ってるな。」
歓楽街の小料理屋で、そんな会話が繰り広げられた。
テーブルには色鮮やかな様々な料理が並べられ、グラスには鼻孔を擽るアルコールの香りのする飲み物。
向こうを見れば、刺身包丁を布巾で拭う板前がいる。そんな中、そう会話を繰り広げる男女が舌鼓を打つのは黒く長方形の皿に盛られた脂の乗った赤身の魚の刺身。
一見すればマグロのトロと赤身のようにも見えるそのお造りは、板前によればカツオのお造りだという。
一口食べれば、カツオ独特の風味はそのままに芳醇な脂の甘みが口いっぱいに広がるとても素晴らしい味わいだ。
あまりの美味しさに箸が止まらず、一皿あっさりと食べてしまい次の一皿、更にぺろりと平らげて次の皿…。
止まらない二人を見ていた板前に、実はそれカツオじゃないんですよと言われ驚愕に表情が染まる。
その様子を影で見ていた魚影が、ほくそ笑みながら離れていった。
「ククク…許せカツオ…。」
「スマだな。」
高校生の男女三人組がブラックバス釣りを楽しむ、とあるロックバンドの名前をもじったようなタイトルの漫画をぱたんと閉じて、叢雲・秋星(悪を削ぐ太刀・f02120)がグリモアベースに集った猟兵に向かい口を開いた。
はいはいいつものねーという顔をした諸君、その通りだと言わせて貰おう。
通称はスマガツオ、標準和名はスマというこの魚。外見はカツオやマグロ類によく似ているが、スマ属で形成される別種の魚類である。
外見のカツオとの見分け方は、カツオが腹部に黒い横線が入るのに対しスマは背に斜めに黒い線が走り腹部に火傷したような黒点があること。この外見からヤイトという異名もある。
その味は非常に美味。全身がトロのように脂が乗り、カツオの独特の風味が活きる絶品の魚で刺身、焼き物、煮物、何にしても最上と言える。南方系の魚で知名度が低いが、今後有名に成り得るとても美味しい魚だ。
このスマが、カツオの振りをして提供してもらい人々に食べて貰って無理矢理知名度を上げようとしているのが今回の事件らしい。
「しょーもないといえばそうだが、一応食品偽装になるかもしれないし…。」
そういう訳で、この板前と一緒に退治して欲しい。取り敢えず、歓楽街で情報を集めるといいだろう。様々な方法で街に溶け込み、聞き込みを中心にして情報収集に努めるといいかもしれない。勿論、他の方法でも構わない。
「本当に美味しい魚だから、正攻法でしっかり知名度を上げて欲しいものだな。」
そう言って、秋星は締めくくった。
宗嗣
いつもお世話になっております。マスターをさせていただいております宗嗣です。
今回、カツオによく外見の似たスマと呼ばれる魚が事件を起こします。南の魚で、私もまだ釣った事がないのですがとても美味しい魚です。食べる機会があれば是非食べてみてください。
ギャグシナリオになります。皆さんの楽しいプレイング、お待ちしています。
第1章 冒険
『歓楽街に潜む影』
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POW : 客に扮して調査する。
SPD : 従業員に扮して調査する。
WIZ : 記者などに扮して調査する。
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🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
テト・ポー
な、なんだって!?
食品偽装なんて……そんな……ッ!
ダメだ、どんなに美味しくてもそれはいけない。
そんな、そんなことしたら……ッ!
カツオと称されて提供されたスマが好きだからカツオを頼んだのに、本物のカツオでがっかりしてしまう人が出るかもしれないッ!
許せないッ! まずは調査だッ!
とりあえず、片っ端からカツオを頼みまくって、どの範囲の店でスマが混じってるのか調査しよう。
もちろん出されたものはすべて食べる。残すなんてごはんへの冒涜だし。
安心して、僕は【大食い】だからね。
フードファイターとして、この戦いに負けるわけにはいかない。
ひとつでもスマを食べられたらあとは味でわかるはず。
……私利私欲ではないからね?
花邨・八千代
俺、うめーならどっちでも良いんだけどなー。
すま?だかなんだか知らんけどうまいんならフツーに宣伝すりゃ良いのに。
そんなんだからカツオ代用品とか言われんだぞ。
◆行動
もちろん客になっていっぱい食うぞー!
あちこち色んなもん食べ歩きしながら情報収集だ。
やっぱ魚のことは飲み屋とか居酒屋か?そこらへんメインで聞き込みだ。
あ、この刺身うめー!日本酒合うなァ!
そういやそろそろ旬のカツオが喰いたいんだよなァ、俺。
なーなー、他におすすめの店教えてくれよー。
ってな感じで飲み屋を梯子してくぞー!
調査だしなー!いやー調査なんだから仕方ないよなー!
次は海鮮丼だな!ビールも飲みたい!
最後辺りは熱燗できゅっと一杯やりてーなァ。
「食品偽装なんて……そんな……ッ!ダメだ、どんなに美味しくてもそれはいけない。」
「そうか?俺、うめーならどっちでも良いんだけどなー。すま?だかなんだか知らんけどうまいんならフツーに宣伝すりゃ良いのに。」
「そう、その通りっすよ。カツオと称されて提供されたスマが好きだからカツオを頼んだのに、本物のカツオでがっかりしてしまう人が出るかもしれないッ!」
歓楽街の飲食店を食べ歩く客に紛れ、男女二人の猟兵が情報収集に励む。既に何軒かの店を梯子しており、女性の方はほんのりと頬を染めてアルコールの入っている様子が見て取れる。
投げやりというよりは、大雑把な様子を見せる女性、花邨・八千代(可惜夜エレクトロ・f00102)に対し、食品偽装について熱く語る少年のテト・ポー(腹ペコ野郎・f21150)。
フードファイターということもあってか、食に関しては拘りがあるのだろう。ゆるく無口な普段とは打って変わった熱さに、意識して八千代は一歩離れた。
「お、ここも入ってみようぜ。さっきのとこで聞いた居酒屋じゃねぇか。」
「ええ、先程行った店の中でも、明らかにカツオではない魚が提供されてたっすね。一回食べたら、後はわかるっすよ。」
既に数人前の食事量を平らげたテトだが、大食いの彼からすればまだまだ序の口。それに何より、食事は残さないという彼のポリシーがそれを許さない。そんな彼とは裏腹に、やっぱ刺身には日本酒だよなーと思いながら八千代は先んじて暖簾をくぐった。
「あ、この刺身うめー!日本酒合うなァ!」
カツオとは思えないこってりとした脂の甘さが口に残る。それを辛口の日本酒で濯げば、何とも言えない良さが喉を焼いた。
「成程…カツオと銘打たれてるけど、やっぱりこれも違うな。」
スマの刺身と日本酒に舌鼓を打つ飲兵衛とは異なり、真面目に調査しているように見えるテト。
まぁ、お造りに焼き物、揚げ物、ご飯ものと既に一通り頼んだうえでの二週目を楽しんでいるのだが。ちゃんと地図にどの店がそうだったかをメモする辺り、一応職務は全うしている。
「すみませーん、カマの塩焼きと心臓の煮付け、あとご飯大盛りお願いします。」
「俺は海鮮丼!でもってビールをジョッキで。熱燗も後でな。」
調査という名目を最大限活用しているように見えるのは気のせいだろうか、いや違う。
楽しめる限りカツオ、またはスマを満喫し、二人は次の店へと梯子していった。
大成功
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カーバンクル・スカルン
スマガツオ……一体どんなお魚なんだ……!
ということで、記者に扮して実際のお店に取材の申し込みをして、許可を得れたら突撃。
なぜこの魚が有名じゃないのか、どのようにしてこのお店で提供できるようになったのか色々聞き出していくよー。
最後にはネタバラシするんだったら、正々堂々と「スマガツオを味わえー!」って言えばいいのに。
驚かせることを主題に置くなら、「実は違う! 本物vsそっくり魚のフルコース。君は見極められるか!」とかってして売ったら今のご時世話題にならないかねー?
夢ヶ枝・るこる
■方針
・【POW】使用
・アド/絡◎
■行動
スマですかぁ。
お話は聞いたことが有りますが、食べたことは無いですねぇ。
折角の機会ですし、食べてみたいですぅ。
【豊饒現界】で[誘惑][料理][大食い]を強化して歓楽街へ行きましょう。
予知によると「板前さん」が居るタイプの御店の様ですから、可能性の高い「そういう店」を順に回り、色々と残さず食べながら情報収集しますねぇ。
[料理]の強化で「食材の知識」も思い出せ、僅かな違い等も判別出来るでしょう。
途中「地元に詳しい方」とお会いしたら、「情報料」をちらつかせつつ[誘惑]を駆使して、「各店の評判」や「知られていない隠れ家的な御店(=見落とし対策)」を尋ねたいですぅ。
「スマですかぁ。お話は聞いたことが有りますが、食べたことは無いですねぇ。折角の機会ですし、食べてみたいですぅ。」
些か煽情的な服装に身を包んだ夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は、歓楽街の店に自然と視線を向けて行くべき先を探す。
自身の持つ加護で高い料理技能を持つ彼女だが、板前が居る予知から大衆居酒屋的な店ではなくもう少し敷居の高い店の方が可能性は高いと読んだ。
「スマガツオ……一体どんなお魚なんだ……。」
その隣を歩くのは、記者に扮したカーバンクル・スカルン(クリスタリアンの咎人殺し・f12355)。取材の申し込み、という体を取れば店側からの情報収集もしやすいだろうと取った作戦は、成程。確かに店にも客にも話を聞くには自然な切り口になりやすい。
「ああ、このお店は良さそうですねぇ。」
「お、じゃあちょっと行ってみるか。」
るこるの指した店構えを見て、アポなし取材のカタチを取ってカーバンクルが暖簾をくぐった。
「あら、このお店もカツオという名前なのに違うお魚なんですねぇ。」
「お、よくわかったね。」
何軒かの店を回り、今二人の座るカウンターでるこるは店主の板前に和やかに話しかける。
普段は気づかれない事実に感づいた彼女に、「勘のいいガキは嫌いだよ…。」となる事もなく寧ろ嬉しそうに板前の男性は笑顔を浮かべた。
「これもスマって魚でしょ?最後にはネタバラシするんだったら、正々堂々と「スマを味わえー!」って言えばいいのに。」
舌鼓を打ったカーバンクルの指摘は尤もな事で、そう言われると男性はバツが悪そうに苦笑を浮かべた。
「年甲斐もなく悪戯が好きでねぇ。それに、最近この界隈で流行ってるんだよ、それ。」
「確かに、これまでのお店でもそうやってるところがありましたねぇ。」
流行り廃り、というには些か急に広まった事のようで、そのあたりには首を傾げる男性。無理もない、背後にオブリビオンがいるなどその存在が明らかにされていないUDCアースでは仕方のないことだ。
「驚かせることを主題に置くなら、「実は違う! 本物vsそっくり魚のフルコース。君は見極められるか!」とかってして売ったら今のご時世話題にならないかねー?」
「ああ、確かにね。今度の集まりで言ってみるか。」
カーバンクルの提案に、名案とばかり男性が頷く。
「じゃあそのアイディアの対価じゃありませんけど、店主さんはこの近辺で他にこういうことをしてるお店って知ってます?」
特に隠れ家的なところで、とのるこるの問いに男性は快く教えてくれた。
大成功
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モン・サンシン
POW
うみゃみゃー、美味しいおさかなさんがあるんだってー!?
(モンは猫の本能のせいか目的を忘れかけているが小型サイズで呼び寄せたネコネコロボットインパクトはしれっと情報を記録しては猟兵に情報を送っていた)
『主よ…仕方ないでござるな…』
色々食べる中でスマっぽいものにはインパクトに記録をしてもらってモンはとにかく食べることを楽しむのであった。
「おーいしー!最近どの辺りが流行ってるのこれ?」
好奇心バリバリに聞きつつウォーマシンのふりをしているインパクトは映像撮影と称しては分析を始めるのであった。
『大丈夫だろうか、主よ…』
「おかわりー!」
呑気なケットシーであった…
刑部・理寿乃
スマカツオについて軽く調べましたが美味しい、普通のカツオと見分けることができたら一流とかなんとか……
なら、腕のいい板前がいるところを探せば?
wait
刺身が美味しいなら寿司にしても美味しいはず。
そして、一流でなければならない
つまり、回らない寿司屋だね
注文はオススメのネタで
勿論、情報収集は忘れず
どこから仕入れたのか、スマカツオの調理に詳しい板前とか聞いてみます
流神・獏
自分の好きなものを大勢の人に認めてもらいたい
その気持ちは理解できますが騙し討ちのようなやり方には大いに問題がありますね
叢雲殿のおっしゃる通り正攻法でやるべきかと存じます
◆行動
僕はまだ幼く舌が成熟していないのでカツオとスマを味で見分けることはできないので別のアプローチで判別します
血液を代償に【虎獅子の幻影】で作り出した複数の分身を連れて客に扮して調査を行います
スマはカツオに比べて鉄分が少ないと聞きます
分身にお刺身を食べさせて鉄分が補給され血色がよくなったらそれはカツオ
食べても血色が変わらず青いままだったらスマだと判断できるのではないでしょうか?
すばらしく論理的!さすがは僕!次期流神家の当主です!
「うみゃみゃー、美味しいおさかなさんがあるんだってー!?」
きょろきょろと歓楽街を見回す独特の長い耳を持ったケットシー、モン・サンシン(イタズラ大好き猫・f00444)。その様子を見れば、誰であろうと彼女が猟兵の目的を完全に忘れ切っていることが見て取れるだろう。
同行する少年と女性が苦笑するのを、モンの召喚するネコネコロボットインパクトが頭をべしべしと叩いて修正する。
『主よ…仕方ないでござるな…。』
若干ロボットにも呆れられているような気がしないでもない。気のせいだと思っていた方が良いのだろう。
「それは置いておいて、スマカツオについて軽く調べましたが美味しい、普通のカツオと見分けることができたら一流とかなんとか……。なら、腕のいい板前がいるところを探せば?」
そう指を立てて提案したのは刑部・理寿乃(暴竜の血脈・f05426)だ。成程、道理だろう。
「しかし、僕はまだ幼く舌が成熟していないのでカツオとスマを味で見分けることはできないかもしれませんね。」
年齢にそぐわない落ち着いた所作で流神・獏(流神流正統後継者・f18228)はそう言った。
その所作だけを見れば十分な教養が見て取れるため、理寿乃はそうだろうかと首を傾げる。
「なので僕は別のアプローチを。この分身に食べさせて血色が良くなればカツオ、そうでなければスマでしょう。」
身に含まれる鉄分含有量で調べる、というのは成程、確かに名案かもしれない。自慢気なその様子も可愛らしさがあって微笑ましい。しかしだ。
「そんな顔色悪い人入ってきたらお店が救急車呼ぶんじゃないか?」
モンがその外見を見てそう呟く。今にも倒れそうな真っ青な表情は、とても料理を楽しめるような人の外見には見えない。
駄目でしょうか、と少しがっかりした獏。
「あのー、ちなみに私も料理苦手なんだけど…。」
恐る恐る手を挙げた理寿乃を合わせ、三人で見つめ合う。
あれ、これ不味いんじゃね…?
ともあれ、だ。三人が入ったのは寿司屋。回る寿司ではない、回らないお高いところだ。
「一流の板前さんと言えば、回らない寿司屋だね。」
そう言った理寿乃には反論もなく、モンと獏も揃って暖簾をくぐる。
「すみません、三人なのですが大丈夫でしょうか?」
板場に構える男性に尋ね、席へと案内してもらう。一見のこういった寿司屋では、自分で勝手に座らない方がいい。それもあり、獏は板長の案内に従うようにして三人で席を取った。
注文はお勧めのお任せ。カツオが入らないと困るので、カツオが好きなので出来れば入れてくれると嬉しい、と伝えた。
わくわくした様子で落ち着かないモンを、インパクトが止める。お高い店で落ち着きない行動する主に困っているのだろう。
暫し待つと、下駄に乗って出てきた寿司の盛り合わせ。アジやマグロ、イカといった定番に玉子焼き、そして頼んだ通りカツオも乗った8貫程の盛り合わせだ。
一つ一つ、噛みしめるように口に放り込む。
「あ、これ美味しい!」
「こっちも美味しいですよ。」
「おーいしー!最近どの辺りが流行ってるのこれ?」
料理下手とまだ舌が未熟と自称したが、勿論美味しいものは分かるもの。ニコニコと笑顔を浮かべて舌鼓を打つ二人。
そして怖いもの知らずの様子で板長にモンが問い掛ける。
「ん、ああ。好きだって言ってたカツオが最近人気だねぇ。」
ネタに醤油を少しつけ、口に入れる。カツオということだが思ったよりも少しピンクがかった身の色。しっとりとした脂の乗りは、まるでマグロのトロにも思える。
『主よ、このカツオだが、恐らくは異なるぞ。』
「おいしー、おかわりー!」
聞いてない。大丈夫だろうか、そうインパクトが悩むが、対面に座る理寿乃と獏が頷くのを見て胸をなでおろした。
そうこうして、店を出る。この店でもそうだった、という情報を得たことを、猟兵達に共有する。
不意に。何かが自分たちを見ている。そんな気がした。
大成功
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第2章 集団戦
『狂信者』
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POW : 広域圧裂波
レベル分の1秒で【右手に装備する超振動刀の斬撃から衝撃波】を発射できる。
SPD : 光子圧縮体射出機構
【左腕を変形、砲身を形成し光弾を射出する事】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
WIZ : 原子配列変換
自身からレベルm半径内の無機物を【硬質且つ鋭利な先端を持つ触手】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
イラスト:リーオカ
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
モン・サンシン
うみゃ!?にゃにやつ?(何奴)
反射的に間違って黒いぐるぐるを投げるが敵と分かって…
「みゃふふ、敵ならイタズラにゃー」
今度は意図的に口めがけて色々と投げまくる。味方の攻撃で怯んでいる所だろうが容赦なく投げまくる。
「ご飯のあとのイタズラは格別にゃー」
とにかく敵の口めがけて不味いものを投げ込み続ける。
あれ?何か忘れてるような…イタズラに夢中になって目的を忘れかけていた
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
犯人らしき方にお会い出来たみたい、ですかねぇ?
順当に考えますと、「各店舗に卸している/勧めている方々」でしょうかぁ。
それでは、対処させていただきますぅ。
【耀衣舞】を使用して『光の結界』を纏い、相手の『衝撃波』を防ぎつつ、視線を感じた方向に向けて光速の突撃を行いましょう。
相手の数が多い様でしたら、渦を巻く様に突進を行い[範囲攻撃]しますねぇ。
或る程度は仕留めてしまっても良いですが、出来れば生かして捕まえ「主の居場所」を聞き出したいところですぅ。
ただ「卸している」のであれば、何処かに在庫が有るのでしょうかぁ?
問題が無ければ、一部を「お土産」にいただいて帰りたいところですぅ。
調査を行う猟兵達の前に現れたのは、漆黒に身を包んだ男性。その手に在るのは、細く長い刃。漆黒の刀……否。漆黒の、シビ切包丁(刃渡り二尺を優に超える長さの反りの無い刀のような形状の包丁。マグロ解体用の包丁)だ。
包丁、ということを考えれば、この男性はつまり料理人…板前ということだろう。
「うみゃ!?にゃにやつ?」
モン・サンシン(イタズラ大好き猫・f00444)がその得体のしれない相手に思わず驚愕の声を上げ、よくわからない黒いぐるぐるを投げる。
プロ野球選手にも迫るその速度。それを容易く包丁で切り落とし、構えを取り厳かに板前は呟く。
「我らが悲願を邪魔するもの…斬らせてもらう。」
「犯人らしき方にお会い出来たみたい、ですかねぇ?」
夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)が愛刀、『霊刀『純夢天』』を鞘から引き抜く。
彼女の考え通り、どうやら各店舗に務めている相手、ということで違いないのだろう。
乾いた風が歓楽街を吹き抜ける。直後、夜の街に剣戟が響いた。
「大いなる豊饒の女神の象徴せし欠片、その衣を纏いて舞を捧げましょう。」
祝詞と共に光の結界を纏ったるこる。【豊乳女神の加護・耀衣舞】を受けての突進は、守りと攻撃を同時に成り立たせる。
光と同じ速度という規格外。本来生物であれば対処のしようのない攻撃。それを、板前は軽く受け流して見せた。
「な…っ!?」
予想もしていなかった事態に、驚愕と動揺を隠せない。その瞬間、降ってきた黒い刃が彼女の肩を浅く斬り裂く。
「驚くようなことでもない。…如何に反応しようのない速度であろうと、その軌跡さえ解かれば対処は易い。」
鮮血の舞う中、結界をバターのように斬り裂いた手前、るこるの視線だけでその軌道を読み切った腕に成程、板場を任されるだけの手合いかと場違いに思った。
「みゃふふ、敵ならイタズラにゃー!」
跳ねる刃が更なる追撃を狙うのを、割り込んだモンの投擲が邪魔をした。彼女の操るユーベルコード、【イタズラ大作戦「不味いもので止めちゃえ!」】は口にするのも躊躇われるような食品を投擲するもの。
口にでも入れば悶絶は間違いない代物。特に、激辛スパイスなどその最たるものだろう。
不意を突いた筈のそれは、一直線に板前の顔面、その下部にある穴……つまりは口へと向かっていく。
だがそれも、届く事は無い。漆黒一閃、シビ切包丁が煌めくや、そのスパイスは容易く斬り払われ闇に溶けていく。
一つ、二つ、三つ…いくら投げようと、モンのソレが届く事は無い。
にやりと、楽しそうにモンが笑った。
「…っ!?」
不意に、板前が目を抑える。刺すような鋭い痛み。目を開けていることもままならないそれに、思わず足が下がる。
何をした。視線が彼女にそう問い掛ける。
「激辛スパイスっていうのは、口だけじゃなくて目に入っても大変なのにゃ。催涙スプレーの粉末みたいなもんだにゃ。」
イタズラ、というには些か酷い気もするが。相手はオブリビオン、問題は無い。
その瞬間、待っていたようにるこるが動いた。
「見えないのであれば、避けれませんよねぇ。」
光となり、突進。板前に当たるや否や、振り切った純夢天が漆黒の敵を両断する。
ズザザザッッ!!
光速での突進を強引に止める。と、同時に血振りするように愛刀を一振り。速すぎるその速度には、刃に曇り一つないが。それを鞘に納めると、倒した影がどさりと地に伏した。
「ご飯のあとのイタズラは格別にゃー。」
「イタズラにしてはちょっと危険なものじゃあ…。」
楽し気なモンに、るこるが苦笑を滲ませた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
テト・ポー
もしかしてなにか用事でもあるのかな?
……いや、敵? 敵なら容赦とかはいらないな。
調査中にお持ち帰りにしたお寿司など食べながら戦おうか。
UC「空腹の充足」で食べれば食べるほど強くなるわけだし。
攻撃はなるべく受け流したいけど、無理そうなら無理せず避けよう。
かすり傷まではセーフだし。
そういえば、こんな話を聞いたことがある。
手負いのニンジャは戦闘中にお寿司を食べるんだって。
まあ僕は手負いでもないし、ましてやニンジャでもないんだけど。
でもまあ、お寿司という共通点はあるし、ここはニンジャの礼儀に従ってみようか。
攻撃前に挨拶するんだっけ。
もう殴っちゃったな。まあいいか。
ドーモ、狂信者=サン。テト・ポーです。
カーバンクル・スカルン
何かが見てるね。私程度に見破られてたらダメだよ……。
というわけで物陰に隠れて【クリスタライズ】を発動して姿を消します。今まで追っていた相手が突然消えたら間違いなく相手は探すために慌てて出て来るでしょう。
で、相手がのうのうと姿を現したら後ろにこっそり回ってボディ・サスペンションで一気に締め上げるとしましょう。美味しい物を食べ歩いてる道中を邪魔したらイカンヨー?
……え? この人がその板前さんなの?
「もしかしてなにか用事でもあるのかな?……いや、敵? 敵なら容赦とかはいらないな。」
シビ切包丁を抜き身で手にした黒い板前に、テト・ポー(腹ペコ野郎・f21150)もまたフォークを抜き放って相対する。
相手から感じる研ぎ澄まされた殺意は、明らかな敵であることが見て取れる。
「…なにをしている?」
ならば、遠慮はいらない。フードファイターたるテトの全力を発揮しよう。そうして逆の手に持つのは、折り詰めだ。中身の寿司を手にする彼に、板前が不可思議なものをみるように目を細める。
その言葉を無視したテトが、内に入っていたスマの寿司を口に放り込む。ネタとシャリの黄金比とも言うべき量の組み合わせ。味の調和が口の中に至福を運ぶ。同時、彼の戦闘能力が跳ね上がった。
食べる程に強くなる。それを体現するユーベルコード、【空腹の充足】にそれがそちらの流儀かと納得を見せた。
「そうであるなら、遠慮は不要ということか。」
次の瞬間、繰り出されたフォークの刺突をシビ切包丁が受け止めた。
「私程度に見破られてたらダメだよ……。さって、美味しい物を食べ歩いてる道中を邪魔したらイカンヨー?」
フォークとシビ切包丁の織り成す剣戟。使っている得物を見なければ非常にハイレベルなその攻防を横目に、カーバンクル・スカルン(クリスタリアンの咎人殺し・f12355)はゆっくりと移動する。
【クリスタライズ】で透明化した彼女だが、足音まで消すことが出来る訳ではない。
加えて、あの板前の技量からすればこちらの足音だけで首が飛びかねない。ならば細心の注意を払って損はないだろう。
なにより、折角の美味しいものの食べ歩き。それを邪魔した無粋な手合いに、遠慮など必要あろうはずもない。
テトが食べ終わった折り詰めをゴミ箱に放り込みながら、フォークを薙ぎ払う。それをシビ切包丁が受け流すと、返す刀で跳ねた切っ先が彼の首目掛け走る。
危なげなく回避したテトのフォークが再び板前を襲い、それを捌く板前。
その攻防に、こっそりと後ろからカーバンクルが忍び寄った。
このタイミングだ。回避も防御ももう許さない絶対の瞬間を狙い、ボディ・サスペンションを突き刺す。
「グゥッ…!?」
訳が分からない、そう言いたげな板前をワイヤーが釣り上げる。引っ張られた皮膚が実に痛そうだ。
「折角美味しいの食べてたんだから。食べ物の恨みは怖いよー。」
動きを封じられた彼に冗談のようにカーバンクルが告げる。
そして。その板前に両手の指の間にフォークを握り込んだテトが歩み寄った。
「ドーモ、狂信者=サン。テト・ポーです。」
「アイエエエ!?」
その暫し後、幾多のフォークに射抜かれた板前が転がっていたという。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
高柳・零
POW
では、モンさんが思う存分いたずら出来るよう、盾になりましょう…と思ったら何で先に行ってるんですか!
盾とオーラで防御を固め、味方を全力でかばいます。
広域圧裂波には無敵城塞で対応。目的は何であれ、聖騎士の務めは果たします。
「残念ながら、あなた達は一方的に攻撃される運命です。邪神なぞ崇めているからこうなるんですよ」
いたずらはモンさんに任せるつもりでしたが…こうなったら自分でやりましょう。
「釘バットで殴るのもいたずらの一種ですよね(無慈悲)」
メイスの2回攻撃に鎧砕きを乗せてひたすら殴ります。
アドリブ歓迎です。
刑部・理寿乃
スマカツオに魅入られた人達なんでしょうか?
確かにおいしかったですが、そこまで駆り立てるものだったかしら?……いずれにせよ戦うしかないみたいですね
かなりできるようですが、こちらも伊達に修羅場をくぐり抜けてない
つーか料理人が包丁を武器にするんじゃない!
敵の攻撃を見切って武器を弾き飛ばし(見切り 武器受け 怪力 武器落とし)
懐に入り込んでユーベルコード発動
今回はちょっとした技を試しますか
最初に第二関節を当てて衝撃を与えた瞬間、その関節をまげて握り拳で二撃目を行う(2回攻撃)
一撃目で物体の衝撃による抵抗力を無くして二撃目を100%の威力にすることができるんです
さて、彼らをけしかけた者はどこにいるのやら
「さて、モンさんが思う存分いたずら出来るよう、盾になりましょう…と思ったら何で先に行ってるんですか!」
てこてことやってきたテレビウムの少年が助力にやってきた友人の姿を探す。と、見回した先で既に先行していたその人物の姿を認め、高柳・零(テレビウムのパラディン・f03921)が声を荒げた。
とはいえ、そこはそれだ。どうもそちらはそちらで、上手く連携が取れているらしい。となれば自分も自分で、猟兵と連携を取って戦うべきだろう。そう思い零が、刃を交える猟兵の元へと駆けた。
閃光のように鋭く放たれるシビ切包丁の切っ先をギリギリのところで避ける。その刃金を掻い潜り、握りしめた拳を叩き込もうと目論むも跳ね戻る刃にそれを防がれる。
「かなりできるようですが、こちらも伊達に修羅場をくぐり抜けてない。つーか料理人が包丁を武器にするんじゃない!」
尤もな台詞に、黒い板前が苦笑を滲ませる。刑部・理寿乃(暴竜の血脈・f05426)がその刃の腹を固めた拳で叩く。
龍の剛拳で打たれれば圧し折れても可笑しくが無いだろうに、それが歪んだ気配さえない。
「見た目と違い、大した膂力だ。」
打たれた瞬間に衝撃を逃がしたのだろう。痺れた手からシビ切包丁を持ち替え、敵が呟く。
むっとした理寿乃だが、鋭く返された刺突に口を噤む。不味い、そう思ったが既に遅い。貫かれる痛みを想像し歯を食いしばり、両腕を重ねた。
「………あれ?」
だが、その痛みは待っても来る事は無い。重ねた腕を解くと、そこには刺突を正面から受け止める零の姿があった。
「防御は自分が引き受けます。攻撃を。」
「ん、有り難う!」
一気に形成が崩れる。守りを引き受けた零の【無敵城塞】は易々と貫けるものではない。
その援護を受けて踏み込んだ理寿乃の拳は、守りを気にする必要がない分一撃一撃が必滅に等しい。
まともに受ける訳にもいかないそれを捌くに意識を裂くこととなり、剣戟は疎かになっていく。
「残念ながら、あなた達は一方的に攻撃される運命です。邪神なぞ崇めているからこうなるんですよ。」
「邪神ではない、スマだ。」
大事なのはそこらしい。
「確かにおいしかったですが、そこまで駆り立てるものだったかしら?」
苦笑いを浮かべ、理寿乃が踏み入る。舌打ち一つ。刃の結界の如き守りは、彼女の拳を悉く受け流す。あと一歩、あと一足が届かない事に歯噛みする。或いは、人ではなく龍であったなら、この程度…。
彼女の可愛らしい瞳が凶暴に細められる。まるで、それを見越していたように。零が踏み込んだ。
手にするのはメイス…釘バットとでもいうものだろうか。それを両手で振り被り、右上段からまるで8番目の悪魔のように全力で叩き付ける。
「釘バットで殴るのもいたずらの一種ですよね。」
「それは暴行っていう犯罪だっ!」
その凶行に板前の回避が乱れる。まぁ、大人しそうな少年がいきなりそんな真似してくれば誰だってそうだろう。
瞬間ふわりとした髪を靡かせて、白龍の化身は逃すことなく踏み込んだ。
「ちょっと技を試しますか。届けぇぇ!」
振り抜いた拳。【O・F・B】の握り込んだ右拳が、オブリビオンに突き刺さる。第二関節で緩く曲げた拳の一段目、それを握り込んで放つ二段目の『一撃』。
衝撃は波として伝わる。一つ目の波が過ぎる事で物の抵抗を無くし、二つ目の波を素通しさせる技法。
刹那よりも短いタイミングでしか通用しないそれを、まごう事無く成功させた彼女の拳。
龍の膂力を真面に受けた板前の体は吹っ飛ぶ事は無い。全ての衝撃を体の中で受けたオブリビオンは、体内から破壊されて動きを止める。
ゆっくりと、がくりと崩れるその姿に、理寿乃は拳を緩めた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『勝利を司る青き雄武士・鰹』
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POW : カツオヌスロケット
【回遊によって鍛えた】突進によって与えたダメージに応じ、対象を後退させる。【呼びだしたジンベエザメ】の協力があれば威力が倍増する。
SPD : ムゲンセビレカッター
【興奮で横縞を浮き上がらせること】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【無数に生み出した鋭い背びれカッター】で攻撃する。
WIZ : ブロックジラコール
自身が【食べられそうな恐怖】を感じると、レベル×1体の【共生するジンベエザメ】が召喚される。共生するジンベエザメは食べられそうな恐怖を与えた対象を追跡し、攻撃する。
イラスト:井渡
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠蓮賀・蓮也」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
テト・ポー
ヒューッ! ボーナスステージだね!?
ああ、魚が、あんなに大きい魚が!
捌いて食べたい。
ま、捌かなくても丸かじりでいこう!
クマさんスタイルだよ。
折り詰めだけじゃ全然足りない、お腹すいた!
UC「食欲の使徒」を使ってガンガン食べていくぞ~!
カツオはおいしい。スマもおいしい。
ジンベエザメは食べたことがないので楽しみ!
攻撃も防御もそれごとまるっといただきまーす!
もし、万が一、【大食い】の僕が満足してしまったら、それは僕のフードファイターとしての敗北……
素直にごちそうさまして、【怪力】で殴る蹴るなどで戦いを続けよう……
じゃあ、準備はいいね?
食材の貯蔵は充分かい?
いざ、いただきますッ!
カーバンクル・スカルン
なんでジンベエザメが一緒にいるんですかねぇ……。まぁいいや、あのカツオさえ釣り上げれて料理しちゃえば解決だよね?
ならばボディ・サスペンションで一本釣りを狙います! どれだけ後退させられても口にフックを引っかかればOK!引っかけたらフックをカタリナの車輪に引っかけて一気に巻き上げます!
そして車輪に巻き込んだらそのままクッキング開始! 用意しておいた黒炎の盾で一気にレア気味に焼き上げて土佐造りの完成です!
……それじゃあノコギリを使って解体して、美味しくいただいちゃいましょうか!
「我が悲願を邪魔しに現れたか、秩序の飼い犬め…。」
そう言って現れたのは、カツオによく似た体型をしながらも背には横縞、腹に黒点のある魚類。え、見た目違う?心の目で見るんだ。
「ヒューッ! ボーナスステージだね!?ああ、魚が、あんなに大きい魚が!捌いて食べたい。」
そのオブリビオンの登場にテンション爆上げなのが食いしん坊少年、テト・ポー(腹ペコ野郎・f21150)だ。無口だの気だるげだのといったのは何処にやったとばかりのハイテンション。
彼の眼には、このオブリビオンは美味しそうな魚類にしか見えてないのだろう。魚類としては非常に美味なので間違ってはいないのだが。
「なんでジンベエザメが一緒にいるんですかねぇ……。まぁいいや、あのカツオさえ釣り上げれて料理しちゃえば解決だよね?」
遊泳する姿に、カーバンクル・スカルン(クリスタリアンの咎人殺し・f12355)が遠い目をした。ジンベエザメと共生してるのはコバンザメが定番なはずなのになぁ。まぁいいや、とカーバンクルがボディ・サスペンションを構える。
それを見たスマが、猛烈な勢いで加速した。
「折り詰めだけじゃ全然足りない、お腹すいた!捌かなくても丸かじりでいこう!」
実にワイルドだ。そう宣言したテトが目を食欲に染めて躍りかかる。相対するスマとしては恐怖でしかない。自分が非捕食対象だという原初の恐怖にさらされ、ジンベエザメが間に割り込む。
「おっと外道か。でもフィーッシュッ!」
そこにカーバンクルが投擲したボディ・サスペンションのフックが飛来した。魚を釣るならやはりベストは口に針掛かりすることだ。体に掛ける引っ掛け釣りはマナー違反だし、抵抗も大きくなる。
バスフィッシング黄金期の某プロアングラーのような掛け声でジンベエザメを掛けたカーバンクル。 最大で10メートルを超える巨大魚の口へとフックを刺し、引っ張る。猟兵とはいえ流石に分が悪い。ずるずると引っ張られるのを、四肢に全力を込めて耐える。
「ジンベエザメは食べたことがないので楽しみ!まるっといただきまーす!」
全力で抵抗するジンベエザメに、テトが飛び掛かった。ジンベエザメの食味だが、どうなのだろう。食べれるらしいが、貴重な生物なので食べていいのだろうか。一応、さっぱりとした脂身らしい。あとヒレ部分はフカヒレとしては最高峰の食材らしい。
「それじゃあノコギリを使って解体して、美味しくいただいちゃいましょうか!」
捕まえたジンベエザメがテトによって動きを封じられたのをいいことに、カーバンクルがノコギリを持ち出す。軟骨魚類なので骨は比較的柔らかいが、やはり大型な分難しい。切り分けた部位を、【火責め】で焼き食べられるように仕上げる。
【食欲の使徒】と化したテトに食べられないものなどあんまりない。巨大なジンベエザメがすっぽりとテトの小柄な体に収まっていく。その恐怖。がくがくと冷や汗を流すスマを見て、呟いた。
「まだ、足りないなぁ。」
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
花邨・八千代
結局はカツオじゃねーか!!!
スマどこに行ったんだよスマ!秒速で消えてんじゃねーか!
もっと個性見せてけよ!ここは!!!
◆戦闘
まぁツッコミたいとこは色々あるけど仕事だしな…。
南天に血ぃ吸わせて『ブラッド・ガイスト』だ。
得物は大太刀、魚なんて卸したことねーけどブツ切りくらいにゃできるだろうよ。
カツオだろうがサメだろうが、所詮は魚類だろ。
ザクザクに切り刻んでまとめてなめろうにしてやんよ。
逃げずに向かってくるってんなら話が早ぇや!
俺と力比べしようってか?上等だ!
てめェらが何を相手にしてっか骨の髄までわからせてやらァ!
力任せに存分に暴れてやるよ、それが鬼っつーもんだ。
食われてェヤツからかかってきな!
刑部・理寿乃
なんやかんやあって倒される刑部
その瞬間、ユーベルコード失われし邂逅が発動し、雷鳴ともにカツオの頭をした人間が現れる
しかし、人間というには赤く目が光りすぎている。そう彼はスマカツオ大勝利の世界線からカツオ達がスマカツオ抹殺と復権の為に造られたK-800である(デデンデンデデン)
ちなみにその世界線のカツオ達はニセスマカツオモドキと呼ばれ、なんか扱いが雑になっていた
さあ、K-800よ。過去のスマカツオをターミネートし未来を繋げ!
なお、今のはスマカツオを倒すとタイムパラドックスが起きK-800は消滅します
機械とは言え魚なので最後はどこかの水たまりにサムズアップしながら消えるといいじゃない?
「結局はカツオじゃねーか!!!スマどこに行ったんだよスマ!秒速で消えてんじゃねーか!もっと個性見せてけよ!ここは!!!」
「よく見ろよ、模様ちょっと違うだろ!わからねぇって!?心で見るんだよ、心でっ!」
ガラも悪くオブリビオンに絡む花邨・八千代(可惜夜エレクトロ・f00102)。対するオブリビオンも随分無茶を言ってくれる。
それがまたトサカに来た八千代は、その手に印籠を持ち出す。この印籠が~というようなものではない。『南天』と名付けられたソレは、【ブラッド・ガイスト】により八千代の血液を吸いこみその形態を変更する。
現れたのは、先の板前が持っていた包丁を更に巨大にしたような大太刀。それを上段から叩き下ろし、正眼に構える。
「魚なんて卸したことねーけどブツ切りくらいにゃできるだろうよ。」
「よーし、やってやりますか!」
八千代に並び立つ、龍の化身たる刑部・理寿乃(暴竜の血脈・f05426)が、その両の拳を握りしめた。
カツオ類の瞬間速度は凄まじい。抵抗の強い水中でありながら、種によっては100キロを超えるというその速度。大型のクロマグロならば、その尾の一振りで人間が大怪我する程だ。
オブリビオンとなりそれに匹敵する巨躯を得たスマもまた、それに並ぶ。空気中に爆弾の破裂するような轟音を響かせ、尾の一振りで突進。あっさりと理寿乃の隙を突くことに成功した。
「え、きゃーっ。」
まるで冗談のように跳ね飛ばされる彼女。それを見て、八千代は舌打ち一つ。大太刀で斬りかかる。
「ちっ、テメェ!」
ガキン、と胸鰭がそれを受け止める。生半な鋼ならば容易く斬り落とす大太刀すら受け止める鰭の硬さに、寧ろ愉悦をこそ感じた。
「いいじゃねぇか、そうじゃねぇと愉しくねぇよなぁっ!」
「同感だ、飼い犬っ!」
スマと八千代が切り結ぶ。激しい剣戟に火花が散り、暴風が巻き起こる。一合一合、合わせる毎に勢いは増す。
八千代の剣閃は、技も何もない荒いものだ。だがそれだけに、暴風と例えるに相応しい勢いがある。ついてくるスマの胸鰭捌きは、天性のものだろう。野生として生きる生き物が持つ、生まれながらの技量。二つが拮抗し、相争う。
重ねるそれに、先に息が上がってきたのは八千代の方だ。赤身の魚は、持久力に秀でた筋肉を持っている。地球規模の回遊を行うような魚類だけに、そのタフネスもまた尋常ではない。
「くっ…。」
「終わりだ!」
一度距離を取り、突進してくるスマ。咄嗟に大太刀を構えるが、間に合わないか。
八千代がそう思った刹那、雷鳴と共に拳が割り込んだ。スマの頬に突き刺さったそれはオブリビオンを吹き飛ばし、彼女の窮地を救う。
その姿を持つ相手。それを、なんと評すればいいだろうか。
「……はぁっ!?」
突拍子もない声を上げた八千代を誰が咎められようか。漆黒のスーツに身を包んだ、体格の良い男性。但し、赤く輝く目をしたカツオの頭部を持つ以外は。
その拳の威力、技は理寿乃が得た龍のそれと変わりない。彼女の【失われし邂逅】によって呼び出されたのは、遥か未来より現れた抹殺者だった。
「…私はスマガツオの抹殺の為に過去へとやってきた。」
滅茶苦茶渋い声で、サングラスをかける。スマによって虐げられたカツオによって作られた機械兵器、K-800が唸りを上げてオブリビオンへと襲い掛かる。
「ちょ、え、ま…ごふぅ!?」
超展開過ぎてまるで頭が追い付かないスマ。それに遠慮なくアッパーカットを叩き込むK-800。
「んー…ま、チャンスっちゃチャンスか。」
踏み込む八千代。脇構えにした大太刀を一閃。守りの間に合わないスマの胴体をざっくりと斬り裂くと、パッと赤い血が噴き出た。
「…終わりだ。」
その隙を突き、K-800が突進する。鋭いハイキックがエラの上あたりに突き刺さり、遥か彼方へと吹き飛ばす。ごろごろと転がっていくスマは、ぴくぴくと痙攣している。
「…私の仕事は終わった。あとは、この時代の猟兵に任せる。しかし、またやつらが現れた時は…。」
相当のダメージを与えたことを確認すると、K-800は排水溝へと沈んでいく。右手をサムズアップし、最後に見えたその手がぽちゃりと水中へと消えた。
「……アイルビーバック…。」
「いや戻ってくんなよ?」
大太刀を印籠に戻し、八千代がぼそっと呟いた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
高柳・零
モンさん(f00444)とペーナァ(f05485)さんと参加
WIZ
雄武士…って、鰹節になる気満々ですね。
ご希望通り、刺身とタタキになってもらいましょう!(鰹節を作るのは素人には無理なので)
先ずは前に出て盾になります。
オーラを全身に纏い、盾と武器で攻撃を受けます。
例え体長10mのジンベイザメの攻撃だろうが受け止めてみせます!
「共生…何かイソn…ではなくカツオさんの方が一方的に寄生してるように見えるんですが…?」
メイスの2回攻撃でダメージを入れつつ、ジンベイザメに右手の指5本、カツオに左手の指5本を指差し、5本ずつ光を落とします。
「さあ、大人しくカツオのタタキになってください!」
アドリブ歓迎です。
モン・サンシン
ペーナァ(f05485)と零(f03921)と参加
うみゃ、おいしそーなおさかなさんにゃ(怪人さん見てじゅるり)
『主よ、すごい涎だな…ふむ、あの怪人を抑えれば良いのだな』
今回もインパクトは人間サイズで呼び出す
モンはすごい食欲で箸と醤油を持って追いかけながらインパクトは怪人を追撃する。今回は回転パイルドライバーや連続張り手などで怪人を追い詰めてモンの食料にしようとする
『某は赤いスクリューと呼ばれた絡繰猫である!逃げるなら今のうちである』
真相はともかくインパクトはこれを言いたくて出てきただけ…なのか定かではない
※アドリブ歓迎
ペーナァ・キャットハウス
モンちゃん 零くんと参加
えーっと、なんか急におさかなさんと戦うことになってびっくりしてるんやけどー
とにかくあれやん、やっつけたらええんやね?
レプリカクラフトを起動します
後ろの方でコソコソと【仕掛け罠】を用意
装備している【フック付きワイヤー】を釣り竿に見立ててお魚さんの口に頑張って引っ掛けます
先っぽになんか餌っぽい物(これもUCの罠の1パーツとして準備)があるから、釣れるといいね
釣れたらそのままなんとか罠に誘導してあとの攻撃は2人に任せます
「えっへん! もしかしてうち、魚釣り得意かも?」
アドリブ歓迎です
四季咲・白虎
モンちゃん、零さん、ペーナァちゃんの後を追ってきた形で参加します
わたしは美味しいごはんを食べるのが大好きなのですよ
そうです、なんだか美味しそうな気配を感じ取って、3人の後をこっそりとついてきました
えっと…これはカツオなのですか?
さ、刺さないでくださいー(口癖←)
【猫の毛づくろい】で自分の摩擦抵抗を減らすのできっとノーダメージですね(言い切る)
立ち回りとしましては、餌にしようと奮闘するモンちゃんを、防御に優れる零さんの陰に隠れながら応援する形です
「やはりモンちゃんはモンちゃんですね」
「零さん、今回はわたし、役に立てそうにありません…」(隠れながら)
「釣りがとても上手なのですよ」
アドリブ歓迎です
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
成程、確かに鰹と見分けるのは困難ですねぇ。
それでは、参りましょうかぁ。
とても美味しいお魚でしたし、まだ食べたい方も多そうですので、[料理]しましょうかぁ。
『FBS』は一部を四肢に嵌め飛行能力を確保、残りの『FBS』と『FRS』『FSS』は周囲を狙い、逃げ場を無くす様に用いましょう。
基本的には此方から【剣刃一閃】を乗せた[2回攻撃]で斬りかかりますが、相手が「突進」してきた場合は[カウンター]を狙いますぅ。
【剣刃一閃】でしたら、硬い骨でも問題なく斬れますので、討伐後に体が残る様でしたら、そのまま切り身にして、皆さんのお土産にしましょう。
ご希望があれば、お料理もしますねぇ。
「成程、確かに鰹と見分けるのは困難ですねぇ。それでは、参りましょうかぁ。」
模様の違いを覗けば、その外見は確かにカツオと相違ないスマの姿。とはいえ、こうして相対すればその違いも問題なく理解できる。
夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)が『FBS』の戦輪を四肢に嵌め込むと、ふわりとその体が宙へと浮かびあがる。
「切り身にして、皆さんのお土産にしましょうか。」
「そんな易々と出来ると……出来る、と…。」
負った深手に既に及び腰のオブリビオンに向かい、るこるが飛翔した。
正面からの衝突。硬い頭部は光の戦輪を以てしても浅い引っ掻き傷程度にしからなず。拳を叩き付けたるこるだったが、予想以上に重いスマの突進にその拳ごと推し負ける。
空中を水中と同じように三次元を自在に泳ぐ敵は、本来は陸上生物であるるこるの反応の上を行った。
「あ、あら?」
いつの間にやら背後に回ったスマが、彼女の背に向け突進を敢行する。
「させませんよー。ご希望通り、刺身とタタキになって貰いましょう!」
割って入ったのは、オーラに身を包んだテレビウムの少年。高柳・零(テレビウムのパラディン・f03921)がその黒い弾丸と化したスマを正面から受け止めた。
「なにぃ…!?」
小柄な彼に受け止められたという事実に、オブリビオンが驚愕する。その瞬間を逃すことなく、モン・サンシン(イタズラ大好き猫・f00444)のロボット、インパクトが反撃を繰り出す。
「うみゃ、おいしそーなおさかなさんにゃ!」
「今ですね!」
連続で繰り出された張り手の勢いに圧され、後退せざるを得ない魚体。そこに、るこるの繰り出す戦輪の斬撃が加わり、オブリビオンに深手を与える事に成功した。
ちなみに。
「食わせろにゃーっ!」
『主よ、すごい涎だな…。』
インパクトが呆れた主人は、箸と醤油を持ってスマを追いかけている。だらだらと滴る涎。いや、確かに美味しいけど踊り食いできるような大きさじゃないんだけど…。
「えーっと、なんか急におさかなさんと戦うことになってびっくりしてるんやけどー。とにかくあれやん、やっつけたらええんやね?」
モンや零に呼ばれてやってきたペーナァ・キャットハウス(お外でゴロゴロ・f05485)は、前線で戦うモンやるこるのお陰で出来た後方の安全地帯を使い、フック付きワイヤーを罠に仕立て上げている。
「あ。ペナちゃん、これ使って。」
「お、助かるで零くん。」
「あれがカツオなのですか…?あ、こうするといいかも。」
零からワイヤーに仕掛ける餌にタコベイト(イカやタコに似せたビニール製の疑似餌)を仕掛ける。更に、四季咲・白虎(あの子はきっと猫・f16963)がそのワイヤーを舐めることで摩擦抵抗を極限まで減らすことで、投げやすくなるはずだ。仕掛けの用意は整った。あとはこれをぶん投げるだけだ。
「そちらに行きましたよ、ロボットさん!」
『某は赤いスクリューと呼ばれた絡繰猫である!逃げるなら今のうちである。』
「うにゃー、逃がしちゃだめにゃっ!」
「ぎゃーっ!?」
るこるが飛翔してスマとドッグファイトを繰り広げる。当然、後ろから追いすがられれば前に逃げるほかない。誘導されるようにインパクトの方へと泳いだオブリビオンが、ロシアのレスラーのようなポーズで逃げる魚体を捕まえた。幻視する暑苦しい体格と胸毛。死に物狂いで暴れるスマを、逃がすまいとモンが箸で突っつく。まだ食べれないよ。
「今ですっ。」
零の合図に合わせ、ペーナァがフックを投げる。魚体の眼前を通り過ぎる瞬間、タコベイトのひらひらとした動きに思わずスマがその口で咥え込む。
シビアなのは合わせのタイミング。速すぎれば硬い上顎や下顎で針先が滑り、遅すぎれば吐き出される。その瞬間を逃さず、ペーナァと白虎がワイヤーを引き合わせる。
「えっへん! もしかしてうち、魚釣り得意かも?」
「そうですよ、釣りがとても上手なのですよ。」
フックはかんぬきと言われる口の横端を貫通する。刺さりやすく、かつ刺されば抜けず裂けないというベストポイントを射抜かれ、暴れ回るスマ。
ペーナァ、白虎、零の三人がかりでワイヤーを抑え込まれ、その姿は最早まな板の上の鯉…いや、まな板の上のスマ。
「これで終わりです…!」
「お刺身にゃーっ!」
哀れ、スマの魚体は三枚に卸されたのだった…。
「これ美味しいのにゃっ!」
「やはりモンちゃんはモンちゃんですね…。あ、有難うございます。」
ガツガツと凄まじい勢いで刺身を口に運ぶモンに、白虎が苦笑を浮かべる。相伴に預からせて貰ってことに礼を言い、自分も少しと箸を伸ばした。
零とペーナァもまた、舌鼓を打つ。他の猟兵達も、食べたいと望んだメンバーはぱくぱくと、或いはガツガツと。
日本酒やビールも合うだろうが、それは成人組だけの特権だ。
そうやって楽しんでいる姿を見て、料理を担当したるこるも嬉しそうに微笑む。歓楽街の(オブリビオンではない)板前さんたちも腕を振るってくれたことにより、ちょっとした宴会のような有様となったそれは、夜が明けるまで続くことになった。
大成功
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