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その願いは

#サムライエンパイア

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#サムライエンパイア


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●血に染まる年
「さて、お前達、新年明けましておめでとうございます」
「「「明けましておめでとうございます、神主様」」」
 サムライエンパイアのとある神社、そこでは正に新年を祝う為の準備が行なわれていた。

「まずは神様に昨年の感謝と祈り、今年度の抱負を…かはぁ!?」
 話の途中、急に目を限界まで開き、血を吐き倒れる神主。
「「「か、神主様!?如何なされたのですかっ!?」」」
「ぐぅ…!来るな…!!今すぐ此処から逃げるのだお前達…!!」
 何があったのかと神主へと駆け寄ろうとする巫女達へ、苦しみながらもそう伝えるが。

「「「何故ですか!?…きゃぁぁぁぁぁぁぁ!?」」」

 巫女達が顔を上げるとそこには、頭のない妖狐が佇んでいた。

●新年を祝う為に
「さあさあ皆様、魑魅魍魎蔓延るサムライエンパイア、そのとある神社にて事件発生の予知で御座います」
 グリモアベースの一角でちりんと鈴を鳴らし、まるで芝居の口上の如く話始めるのは、二本の黒曜石の角と紅い着物の羅刹の少女、夕匡・南雲(匡護り・f10259)である。
「予知ではその神社はオブリビオンの妖狐に占拠され、そこに勤める神主と三人の巫女達は囚われの身」
 大きく手振りを交え、説明をしていく。
「つまり皆様にはこのオブリビオンの妖狐を退治し、囚われた四人を助け出して頂きたいので御座います」
「そしてなぜ急にその神社が襲われたのか?…というのも調査して頂きたいので御座います」
「オブリビオンの妖狐を退治した後にまた襲われるという事もあるかもしれないので」

 ちりんとまた鈴を鳴らし、一呼吸を置いて。

「…もしかすると【オブリビオンの妖狐を操っている何者か】がいるかもしれませんのでご注意くださいませ」
「では、皆様のご武運をお祈りしております」

「…ふう、人前って疲れる…」


烏たん
 初めまして!新年明けましておめでとうございます!新米MSの烏たんです!
 亥年から出すのが狐の依頼ってと思うかも知れませんがそこはご愛顧という事で…!

 初めてですが、皆様の個性豊かなプレイングを今か今かとお待ちしております!
 皆様のキャラクター達の冒険を彩り、そして自らも成長いけたらなと思います!
 へーちょっと参加してやるか!みたいにご気軽に参加頂けるととっても嬉しいです!
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第1章 冒険 『妖孽』

POW   :    現場を力尽くで調査し、情報の収集を行います。

SPD   :    付近の人物に聞き込み、情報の収集を行います。

WIZ   :    残された文献などから、情報の収集を行います。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


サムライエンパイアの例の神社のある町へと転移した猟兵達はそれぞれ手分けして情報を収集し始める。
ある者は聞き込みをし、ある者は文献を調べ、またある者は現場である神社の境内へ侵入する為に夜を待つ。
八九万・藤斎
神社の関係者か近くの人間に話を聞こう。
何か目撃しているか、何か物音を聞いていないか、最近不審な事はなかったか…基本的だがこの辺は聞いておきたいな。
ああ、この地区特有の風習などがないかも聞いておこうか。後、神社の詳細か。何を祭っているところかな。

不信感や威圧感を与えないように対応しよう。友好的にせねばならんな。



「まずは基本的な所から話を聞いてみるか、神社の関係者らしいのがいれば都合がいいんだが…」

そう呟くのは八九万・藤斎(遠望の影・f04086)。
神社へ続く道のある大通りで辺りを見回してみるが、平凡な町人しか見当たらない。

「そこのアンタ、最近あの神社から物音が聞こえたり、何か不審な事があったりしなかったか?」
仕方なく大通りの端で暇をつぶしているらしい町人に話しかける。

「あの神社かい?あぁそういえば新年早々神社から何か大声が聞こえたような気もするなぁ」
話しかけられた町人は特に不信感もない様子で答え始める。

「大声?」
「早朝だったから誰の声かは覚えてないんだがなぁ…それと不審な事っていやあ新年だってのに初詣禁止だっていう馬鹿な立て札があってなぁ、しかも境内へ続く道も縄で閉鎖されてるしよぉ」
顎をさすり、うーんと唸る様子の町人。

「神主様がかなりの御高齢だし倒れちまったのかねぇ?」
「そうなのか…それとまだ聞きたい事があるんだがこの地区特有の風習などはないか?後、あの神社の詳細、何を祭っているかも聞きたいんだ。」
「ああ、あんた遠くから初詣にでも来たのかい?風習はこれといってはないねぇ。それとあの神社は確か…うーん確か何か動物の神様だったかねぇ?」
「動物の神様?」
「そうそう、確かそれを模した石像も祭られてらしいんだが随分と昔に物取りに盗まれたそうでな」
「そうか、情報感謝する」
「いいよいいよ、初詣はできんがこの町でのんびりしていきなよぉ」

話を聞き終え、歩き出す藤斎へ町人は手を振って見送る。

「色々と情報が手に入ったな、これは役に立ちそうだ」

成功 🔵​🔵​🔴​

コエル・フーチ
【WIZ】
仕事前の下調べは大事だな
そうだな、私は文献を調べてみようか
さてまずは……どこに行けばその手の文献が読めるか情報収集からか
ああ、それと老人に神社が襲われるような理由に心当たりがないかも聞いておこう

神社の歴史が分かる文献を見つけたら
老人に何か心当たりがあればその年代を
無ければ老人の年齢より前辺りの年代の文献を調べよう
確実じゃないかも知れないが、あまり悠長に調べている時間もないだろう
自分の【第六感】を信じると共に、【世界知識】を駆使して【情報収集】に努めよう

身体が小さいからな、文献を調べる際は【念動力】で文献を運んだり
ページをめくったりする。



「仕事前の下調べは大事だな」
そう言ってピンク色のセミロングを揺らすのはコエル・フーチ(指先の熱・f08889)。

「そうだな、私は文献を調べてみようか」
フェアリーらしくぱたぱたと飛んで、近くの町人に話しかける。

「んんっ、ねえねえそこのあなた!あの神社について調べたいんだけどー…どこでなら調べれるのかなー?」
「おお!随分とちまっこくて可愛いお嬢ちゃんだねぇ!あの神社の事ならあそこの書物屋に行くといいんじゃないかなぁ、確か店主があの神社の神主様と古い知り合いらしいから何か文献も置いてあると思うよぉ!」
コエルの容姿と演技に嵌った町人は一軒の書物屋を指差し、にこにこと答える。

「わーっ☆ありがとーっ!」
「いやぁ可愛らしい子に聞かれたらこんなの朝飯前…ってやべぇ!さっさと昼飯の具材買いに行かねぇと!!」
はっとした町人は駆け出し、去っていた。

「…ふぅ、あそこだな」
去っていった町人を見送ってから一息ついて、指差しされた書物屋へと向かう。

「いらっしゃい、何かお探しかね?」
コエルを迎えたのは、店主らしき老人だった。

「あの神社について何か文献とか置いてないか?」
「ほう、ちょっと待っていておくれよ」

店の奥に向かった店主は、一つの古びた書物を持って帰ってくる。

「これだよ、何か調べものかな?」
「ああ、そうだ店主、一つ聞きたいんだがあの神社が妖狐に襲われるような心当たりはないか?」
「妖狐に?そんな理由は…ああ、あの神社はお狐様を祭っていてね、随分と昔に祭っていたお狐様の石像を物取りに盗まれたんじゃよ」
店主の話を聞きながら、念動力でぱらぱらと捲っていくと、ぴたりとそれについての記録が引き当たる。

「ほれ、ここに書いてあるじゃろう?盗まれた際に鳥居にぶつかったらしくお狐様の砕けた頭部だけが境内に残っていたんじゃよ」
「そんなことが…ありがとう店主」

重要だと思われる情報を得たコエルは、礼を言うとぱたぱたと書物店を後にした。

成功 🔵​🔵​🔴​


日は落ち、辺りが暗くなった頃に、一人の少女が動き出す。

『ステルス、レディ』

そう言って、自らの右手の甲にキスをすると、スッとその少女、赭嶺・澪(バレットレイヴン・f03071)の体も、暗視ゴーグル等の装備も透明になる。

「さてと、仕事開始ね」
透明になった自らの黒髪を靡かせて、神社の境内に侵入した澪は、周囲を確認しながら忍び足で探索する。

(【オブリビオンの妖狐を操っている何者か】がいるのであれば、現場内に何か痕跡を残しているかもしれない、見つければきっと重要な手掛かりになるわ)

そう思い、見て回るが境内には何も落ちていない。
それどころか神社内からも物音すら聞こえない。

(おかしいわね…三人の巫女の声も、神主の声も聞こえないわよ?)

不審に思い、ふっと神社に近寄ると、賽銭箱の傍に何かが落ちているのがわかった。

「これは…茶色い動物の毛…?」

まるで賽銭箱に体を擦り付けたように、大量の茶色い動物の毛が落ちていたのだ。

(後はめぼしい物はなさそうだし、とりあえず持って帰って他の猟兵達にも見せたり報告しましょう)

小袋に数本の毛を入れて、澪は境内を後にした。
赭嶺・澪
あたしは技能【忍び足】【目立たない】【情報収集】、UC【ステルスソルジャー】を使用して現場内を調査ね。
出来れば現場内に人がいないときを見計らって中に入りたいわね。
特に夜間あたりに。無理そうなら明るいうちに調査しましょう。

【オブリビオンの妖狐を操っている何者か】がいるのであれば、現場内に何か痕跡を残しているかもしれない。

調べた事は他の猟兵達にも情報として渡しておきましょう。



日は落ち、辺りが暗くなった頃に、一人の少女が動き出す。

『ステルス、レディ』

そう言って、自らの右手の甲にキスをすると、スッとその少女、赭嶺・澪(バレットレイヴン・f03071)の体も、暗視ゴーグル等の装備も透明になる。

「さてと、仕事開始ね」
透明になった自らの黒髪を靡かせて、神社の境内に侵入した澪は、周囲を確認しながら忍び足で探索する。

(【オブリビオンの妖狐を操っている何者か】がいるのであれば、現場内に何か痕跡を残しているかもしれない、見つければきっと重要な手掛かりになるわ)

そう思い、見て回るが境内には何も落ちていない。
それどころか神社内からも物音すら聞こえない。

(おかしいわね…三人の巫女の声も、神主の声も聞こえないわよ?)

不審に思い、ふっと神社に近寄ると、賽銭箱の傍に何かが落ちているのがわかった。

「これは…茶色い動物の毛…?」

まるで賽銭箱に体を擦り付けたように、大量の茶色い動物の毛が落ちていたのだ。

(後はめぼしい物はなさそうだし、とりあえず持って帰って他の猟兵達にも見せたり報告しましょう)

小袋に数本の毛を入れて、澪は境内を後にした。

成功 🔵​🔵​🔴​

樺音・撫子
いくらオブリビオンだからと言っても、狐さんの首が無いのは可哀想です!

図書館にある(であろう)資料等から神社やこの地区の情報を手に入れたいです。

…本当は、動物さん達に情報を集めてもらいたいですけど、オブリビオンが狐故、何時何があるか分かりませんもの。



「いくらオブリビオンだからと言っても、狐さんの首がないのは可哀想です!」

きっと首がない理由があるに違いないと、樺音・撫子(揺蕩う・f10270)はきょろきょろと図書館を探してみるが見当たらない。

「…本当は動物さん達に情報を集めてもらいたいですけど」

ビーストマスターである撫子は、空を飛ぶ雀を見ながらそう呟いた。
オブリビオンが狐故、逆に動物さん達を利用されかねないと懸念して今回は自ら情報を探すことにしたのだ。

「この地区には図書館はなさそうですね…」

しょんぼりとした顔で立ち尽くしていると、多くの本を運んでいる青年が通りかかる。
そう、図書館と同じ機能を持つ、隣町から来た貸し本屋だ。

「あ、あの!すみません!」
「へい!なんでしょうか?」
「あの神社か、この地区についての情報が欲しいのですが」
「あー、あの神社についての本はありやせんが、この町の観光案内書ならありやすぜ!」
「観光案内書ですか…じゃあそれを」
「あいよ!まいどありー!」

観光案内書でも何か有益な情報が載っているかもと購入し、ぱらぱらと捲ってみるが、それらしい情報は載っていない。

「どうしましょう…」

悩む撫子の足元を、突然茶色い何かが物凄いで通り過ぎて行った。

「今のは…動物さん?」

苦戦 🔵​🔴​🔴​

シャルル・デュホォン
頭の無い妖狐…ねぇ。一体何があったのやら。

神社の関係者…若しくはそれに近い人達を中心に話を聞こう
か。
神社の御神体とかの情報はほしいよね。
あと、もしかしたら【妖狐を操っている何者か】の確証のある情報が得られるかもしれないし。
あとは、ここ最近の変わった出来事等の情報を得られたらいいんだろうけど。

変に下手に出て不信感を与えたら嫌だから、なるべくいつも通りの対応をするよ。



「頭の無い妖狐…ねぇ。一体何があったのやら」

そう言って町を回りつつ、神社の関係者らしき人を探すのはシャルル・デュホォン(気分屋なトゥイードール・f02552)。
その端麗で中性的な容姿を活かし、近くの町人達に聞いて回ると、神社の神主の友人であるらしい老人を見つけた。

「ねえ御老人、あの神社の御神体ってなんなの?」
「御神体かい?お狐様の石像じゃよ、ただ盗人に盗まれて今じゃ砕けた頭しか残っておらんがね」

老人はとんとんっと自らの頭を指でつつき、説明する。

「ふぅん、あとは、ここ最近の変わった出来事等の情報を得られたらいいんだろうけど、何かあったりした?」
「ここ最近の…ああ、茶屋で休憩していたらお茶菓子が無くなっていたり、齧られていたり、町を歩いていると茶色い小さな動物が走っていたりするねぇ」

「茶色い小さな動物?」
「そうじゃなぁ、確か手一杯に乗るくらいのサイズでなぁ、何の動物かは覚えておらんが」
「へぇ…ありがとう御老人」

「…茶色い小さな動物か…あの事もあるし、絶対【妖狐を操っている何者か】に関係はありそうだね」
今朝、今回の事件を解決すべく集まった猟兵達の集会で赭嶺・澪が神社から持ち帰ったという茶色い動物の毛の事を思い出しながら、シャルルは老人の下を後にした。

成功 🔵​🔵​🔴​

吉瀬・煙之助
新年から神社占拠とはね~、妖狐を操っている何者かって一体なんだろうね。

茶色の毛の動物ね…他の猟兵の集めた情報に寄ると、小さい茶色の毛の動物に狐の神様か。
しかし、御神体を盗むなんて罰当たりな泥棒だね~。
茶色の小さい動物が鍵みたいだし、その動物の目撃情報を集めようかな。
「ちょっと聞きたいんだけども、茶色の小さい動物を見かけなかったかい?」
噂好きの主婦とか近所付き合いで情報持ってそうかな。
動物の目撃情報を集めて出現場所を絞れれば、捕まえる事もできそうだしね。
せめてなんの動物か特定だけでもできれば僥倖かな。



一人の男性がふらりと煙管片手に町の中を歩いている。

(新年から神社占拠とはね~、妖狐を操っている何者かって一体なんだろうね)

猟兵であり、今回の事件を解決するべく吉瀬・煙之助(煙管忍者・f10765)は、ふぅ、と煙管を吹かし、頭の中で情報を整理していく。

(茶色の毛の動物ね…他の猟兵の集めた情報に寄ると、小さい茶色の毛の動物に狐の神様か)
くるりと煙管を一回転させて、その茶色の毛の動物は狐ではないのだろうと考える。

(茶色の小さい動物が鍵みたいだし、その動物の目撃情報を集めようかな)
そう思い、辺りを見回すと丁度三人の主婦が井戸端会議をしているのを見かける。

「そこのお三方ちょっと聞きたいんだけども、茶色の小さい動物を見かけなかったかい?」
「あら~あなたウチの旦那よりイカしてるわねぇ~」
「あんた前も別の旅人さんに言ってなかったかしら~?」
「それよりこの人の話に答えてあげなさいよ!えっと茶色の小さい動物よね?ならおこ数日時々見かけるわよ!」
飄々とした煙之助に沸き立つ二人の主婦を制して、一人の主婦がそう答える。

「よく見かけたりする場所とかはあるのかい?」
「あの神社の近くの大通りとか茶屋の近くとかかしらね~」
「昨日なんてウチの縁側で日向ぼっこしてたわよ!確かあれは…」

 主婦がその動物の名前を言った途端ーーー

       しゃりーん

      と鈴が鳴り響く。

「あら?今の神社の鈴の音よね?」
「ええそうだわ、でもここまで聞こえるなんて初めてじゃないかしら?」
「でもあの神社って初詣禁止で境内にも入れない筈よ?」
「じゃあやっと初詣にー「すまんお三方、情報ありがとさん、それと初詣に行くのはまだ待っててくれるかい、自分がちょいと初詣の開始かどうかも確認してくるからね」

煙之助及び事件を解決に来た猟兵達は感じたのだ。
あの鈴の音に宿る巨大な怨念と、オブリビオンの気配を。

「あらーそう?じゃあ待っているわ!」
「まあ、風で揺れただけかもしれないしね!」
「ああ、それじゃあまたね」

(…早く神社に行かないと不味いかもしれないね、それとあの茶色い動物…【   】についても他の猟兵達に教えないと)

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『憎しみに濡れた妖狐』

POW   :    神通力
見えない【波動】を放ち、遠距離の対象を攻撃する。遠隔地の物を掴んで動かしたり、精密に操作する事も可能。
SPD   :    鬼火
【尻尾から放たれる怨嗟の炎】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
WIZ   :    心眼
【常に相手の思考を読んでいるかのように】対象の攻撃を予想し、回避する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


しゃりーん

     しゃりーん

     鈴が鳴り響く

神社の封鎖は解かれ、その道には燃え残った様な縄が落ちているばかり。

道を征くとおのずと見えるだろう。

境内に陣取る、憎しみを現したかの様に小紫がかった首のない妖狐が。
コエル・フーチ
【WIZ】
盗まれた狐の御神体に、残っていた砕けた頭部
そして、首から上がない妖狐か……繋がったな

元は盗まれた御神体だったのか?
だとしたら憎むべき相手が違うだろうに
まあ、言葉通り聞く耳はなさそうだ、やるしかないな

ダブルバレルのショットスピリッツを構え
【念動力】で動きを阻害した後に、更に時間差【フェイント】を入れて
2つのトリガーを引き【2回攻撃】で「熱線の雨」の熱【属性攻撃】だ
95本の熱線の【誘導弾】で妖狐に集中攻撃だ
「心眼」で動きを読まれてもこの数だ、いくらかは当たるだろう。

※熱線の雨
精霊銃弾に魔力を集束、凝縮させ、それを銃に装填し撃ち出します



「盗まれた狐の御神体に、残っていた砕けた頭部、そして、首から上がない妖狐か……繋がったな」
ぱたぱたと飛びながら妖狐の前に現れたのはコエル・フーチ(指先の熱・f08889)。
自ら集めた情報に、先程他の猟兵達から聞いた情報を繋げ合わせ、相対しつつも独り言のように呟く。

「元は盗まれた御神体だったのか?だとしたら憎むべき相手が違うだろうに」

その言葉は聞こえていないのか、或いはコエルの存在の認識すらしていないのか、妖狐はずっと境内の中心で微動だにしない。

「まあ、言葉通り聞く耳はなさそうだ、やるしかないな」

ショットスピリッツを構え、微動だにしない妖狐を念の為念動力で阻害し、即座に2つのトリガーを引く。

    『集束、凝縮、装填完了、熱線発射』

放たれた魔力は合計95本の熱線となり、妖狐に襲い掛かる。

「………」

対して妖狐は自らに降り注ぐ熱線を、まるで予測していたかのように華麗に避けてみせる。

「………………!?」

しかし、熱線はまるで蛇の様に妖狐を執拗に追い、妖狐が避け地面に降りる瞬間に一気に突き刺さる。
一つ、そしてまた一つ熱線が妖狐に当たり、その熱が妖狐を焼いていく。

「私の熱線の威力はどうだ?」

成功 🔵​🔵​🔴​


「…………!!」

多くの熱線をその身に受けた妖狐は、神通力でコエルの背後にある狛犬を持ち上げ、奇襲しようとする。

しかし、その狛犬はコエルに当たることなく砕け散る。
赭嶺・澪
真の姿解放。
姿は特に変化なし。

…何やらこの狐、並々ならない事情がありそうだけど…。
でもごめんなさいね。
相手がオブリビオンであるならやらせてもらうわ。

あたしは銃の利点を生かすために距離を取って回避を優先しつつ、技能『2回攻撃』『スナイパー』と、攻撃回数重視のUC『アサルトブラスター』で対応。
場合によっては技能『援護射撃』で味方のフォローもしましょう。

もし距離を詰められた場合は、技能『零距離射撃』『2回攻撃』、攻撃力重視にしたUC『アサルトブラスター』を叩き込んでやるわ。



「援護射撃完了ね」

その狛犬を砕いた、否、撃ち砕いたのは赭嶺・澪(バレットレイヴン・f03071)。
いつの間にか神社の上に陣取り、妖狐を撃ち抜く機会を伺っていたらしい。

(…何やらこの狐、並々ならない事情がありそうだけど…)

神社から飛び降り、まるで熟練の兵士が如く一切の無駄なく着地すると、澪は目を閉じ、再度見開く。

(でもごめんなさいね)

妖狐を見つめるその瞳は、鮮緑と真紅に爛々と輝く。

「相手がオブリビオンであるならやらせてもらうわ」

真の姿を解放した彼女は、即座にMvf20を構える。

    『モードチェンジ』

自動詠唱にてその攻撃回数は桁違いとなり、銃弾は五月雨が如く妖狐に撃ち続けられる。

「…………!?…………!!」

避けても避けても自らを狙い、撃たれ続ける無尽蔵の銃弾は、始めに疲れ始めた妖狐の右後ろ脚を撃ち抜き、続いて倒れた妖狐の身体へと撃ち込まれる。

正に豪雨、容赦のない銃弾に、反撃もままならぬ妖狐はその雨が止むまで耐える事しか出来なかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​


銃弾の雨に晒された妖狐は、その雨が止むと即座に境内の中心に戻る。

妖気にて自らの傷を治療し、万全、とはいかないが立て直す。

その身は更に憎しみに濡れ、顔があれば猟兵達を射殺す程に睨んでいただろう。
その妖狐の横を、ひらりと1頭の夜光蝶が通る。

続いて一人の少女が境内を訪れる。
カミラ・クォーツ
蝶に誘われて来てみれば……まぁ、これは
成程、かの存在が例のオブリビオン
既に猟兵の方々が戦っておられる様子
わたくしも、微力ながら手助けと参りましょうか

【静謐のルミノックス】による、わたくしの蝶達の舞をご覧に入れましょう
呼べる最大数の蝶達に戦わせ、わたくしは後ろで待機を
必要とあらばわたくし自身、拷問具で「傷口をえぐる」としましょう

蝶とは魂の化身……彷徨える貴方の魂も空へと返し、終焉へと向かわせて差し上げる
それが、私たち猟兵にできる、せめてもの弔いで御座いましょう



「蝶に誘われて来てみれば……まぁ、これは成程、かの存在が例のオブリビオン」

青い宝玉の瞳で妖狐を見据え現れたのはカミラ・クォーツ(ラプンツェル・f05776)。
観察するように眺めると、ちらりとコエルと澪を見る。

「既に猟兵の方々が戦っておられる様子、わたくしも、微力ながら手助けと参りましょうか」
二人へ軽く会釈をし、妖狐へ視線を戻し詠唱する。

  『黒き森の叡智。篤とご堪能くださいませ。』

ぼうっと妖狐を多くの光が取り囲む。
合計50頭の夜光蝶の群れは次々と妖狐へ体当たりを仕掛ける。
妖狐も驚くばかりではなく取り囲まれていながらも回避をするが、数の暴力と逃げる場所の狭さに追いつめられ、1頭が妖狐へ当たり消滅し、それを機に多くの夜光蝶が妖狐に命中する。

「……!!!!!!!!!!」
「蝶とは魂の化身……彷徨える貴方の魂も空へと返し、終焉へと向かわせて差し上げる。それが、私たち猟兵にできる、せめてもの弔いで御座いましょう」

負傷した妖狐は怒りのままにカミラへ飛び掛かる。しかしその動きは直線的で単調で。

「!!!!!!!!!!!!!」

それを避けたカミラは、拷問具で妖狐の傷口を抉る。
深い傷口ではないにしろ、その痛みは確実に妖狐のダメージとなる。

成功 🔵​🔵​🔴​

シュシュ・リンクス
派手にやってるみたいだね!クライマックスまでには間に合ったかなっ?
皆で頑張ってるみたいだし、私も混ぜてもらおっと!
…で、あの狐さんが今回のオブリビオン?
なんだか狐さんにも色々とあるみたいだけど…大人しくしてくれたら、なるべく痛くしないよっ!
それでも暴れるなら…ちょっと乱暴になっちゃうかも!

ということで!
私は「迷彩」しつつゲームキャラクターを具現化して、必殺技を入力しちゃおう!
…ホントはもーちょっとカスタマイズしたいんだけどねっ!
私の今の実力でどのぐらい通じるか…試させて貰っちゃうよ!

…こっちに気づかれた時は、なるべく「時間を稼ぐ」よ!



「派手にやってるみたいだね!クライマックスまでには間に合ったかなっ?
皆で頑張ってるみたいだし、私も混ぜてもらおっと!」

はつらつとした声が境内に響き渡る。妖狐はその声の主を探すかの様に、痛みに耐えながら辺りを無い頭で見回す。

「なんだか狐さんにも色々とあるみたいだけど…大人しくしてくれたら、なるべく痛くしないよっ!
それでも暴れるなら…」
ぴょいんっとどこからともなく現れたバーチャルなゲームキャラクターは縄を持って妖狐を抑えようとするが、妖狐は尻尾から怨嗟の炎を放ち縄を焼き切ってしまう。

「ちょっと乱暴になっちゃうかも!」
ぽいっと縄を捨てたゲームキャラクターは妖狐を見据え。

    『最速目指してレッツゴー!』

一瞬で妖狐の目の前から消える。
「…………!!???!!??」
妖狐は目の前のゲームキャラクターが消えた事に驚くより先に、身体に走る痛みに驚いた。

超速で妖狐の周りを飛ぶゲームキャラクターのお助けツールを使用した自動攻撃プログラム。通称【T・A・S】。
妖狐も怨嗟の炎を放ち撃つがその速さを捉え、撃ち落とすのに随分と時間がかかり、ダメージも多く受けていた。

成功 🔵​🔵​🔴​


「……!!!!!!」
立つのもやっとの様子の妖狐だが、それでも戦う意思があるらしく更に大量の怨嗟の炎を作り出す。

境内を覆いつくさんばかりに広がるそれは、放たれたなら猟兵達を全滅させただろう。
しかし、その炎は誰にも当たらずに、放たれる前に消滅する事となる。
吉瀬・煙之助
御神体が盗まれたゆえの狐の怨念ってやつかな。
しかもこれを操ってる犯人は別にいるようだし…とりあえずこれらを鎮めちゃわないと犯人にたどり着けなさそうだし、やっちゃいますか。

他の猟兵がダメージを負わせた敵に、遠距離からロングボウで【援護射撃】で追撃を入れていくよ。
敵が近づいてきた場合は朱音太夫に持ち替えて殴って【気絶攻撃】するよ。
なるべく【目立たない】で敵の死角から攻撃するようにする。

御神体を盗んだ犯人は突き止めるから、おとなしく寝てくれていいよ。



神社へ続く道、その遠方から吉瀬・煙之助(煙管忍者・f10765)が放った矢は見事妖狐の胴についた傷口へ命中する。
突然の奇襲を受けた妖狐はたまらず姿勢を崩し倒れ込み、それと同時に大量の怨嗟の炎は消滅した。

「いやぁ間に合って良かったね~。」
弓を背負い直し、煙管を咥えつつ歩いてきた煙之助は妖狐へ近づく。

「…!!!!」
「御神体を盗んだ犯人は突き止めるから、おとなしく寝てくれていいよ。」
ぽんっと通常より大きい煙管型の鈍器武器である朱音太夫で妖狐の首を殴れば、妖狐は頭を殴られた様にがくりと身体から力を抜き気絶する。

「ああ、皆ご苦労さんだよ~。さて、じゃあ出てきなよ犯人さん?手掛かりはちゃんとここに来る前に捕まえたしさ。」
そう言い、煙之助が取り出した煙管箱を地面に置くと、がたがたっと動いたかと思うと急にぱかりと開き、中から茶色い小さな動物が出てきて神社へと駆けていく。

そして、境内に女性の声が響き渡る。

「あ~らら、私はその子の願いを叶えてあげただけだよ?神社に還りたい、また信仰されたいって願いを。」
神社の扉は開かれ、中から多くの茶色い小さな動物達が出てくる。
一人の女性と共に。

「やっと出てきてくれたかい犯人さん、【うり坊達の主】さんよ?」

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『妖怪・猪子槌』

POW   :    どっかーん!
単純で重い【不思議な木槌】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    不幸になーれ!
【不思議な木槌を振ること】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【不運なこと】で攻撃する。
WIZ   :    とっつげきー!
自身の身長の2倍の【うり坊】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は御狐・稲見之守です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「やぁやぁ新年明けましておめでとう!私はただの猪の神だよ!」

「皆ひどいよねー新年早々哀れな狐ちゃんを虐めてさー?」

「ほんと、人ってば身勝手だよね。ただちょっとばかり人への憎しみと神社に還ってきた喜びで力の使い方を間違った狐ちゃんを滅そうだなんて!」

「今すぐ皆回れ右して帰るのなら許してあげる!でも!」


  「かかってくるなら容赦はしないよ?」
コエル・フーチ
【WIZ】
これはどうも、新年明けましておめでとう。
(会話の途中「あけまして」くらいでショットスピリッツで『不意撃ち』)
悪い悪い、手が滑った。まあ私からのお年玉って事で

否定はしないさ、人とは勝手なものだよな
だが、崇められたいのならそれ相応の態度や振る舞いというものがあるだろう
狐も、お前もな。堕ちた神なんてただの害でしかないんだよ

※自分や相手の会話中に脈絡なく
【目立たない】+【フェイント】+【2回攻撃】で『不意撃ち』

『とっつげきー!』でうり坊に騎乗されたら
戦闘力は脅威だが、的が大きくなってやり易くなるな
【2回攻撃】+【範囲攻撃】で弾をばら撒いて着実にダメージを与えていく。



「これはどうも、新年明けましておめでとう」
他の猟兵達よりも先にそう言いながらコエル・フーチ(指先の熱・f08889)は会話の途中にショットスピリッツを即座に猪子槌に向けて引き金を引いた。

「ちょっとー会話の途中で攻撃とかずるくない?」
放った弾丸は咄嗟に避けられ、猪子槌の頬を掠めたに過ぎなかった。
「…チッ…悪い悪い、手が滑った。まあ私からのお年玉って事で」
コエルは露骨に舌打ちをし口だけの謝罪を述べ、会話に戻る。
「否定はしないさ、人とは勝手なものだよな
だが、崇められたいのならそれ相応の態度や振る舞いというものがあるだろう
狐も、お前もな。堕ちた神なんてただの害でしかないんだよ」

「…あっそ、じゃあ堕ちた神らしくアナタに害を与えてあげるよ」

コエルの言葉にそう返すと、コエルを見つめながら背負っていた小槌を軽々と左右に振る。

「不幸になーれ」

そう言って猪子槌は小槌を振り終えるが、特に何も起こらない。
「…なんだ、何にも起こらないじゃないか」
コエルは期待外れの様に言い捨てると再度ショットスピリッツの引き金を引く。
範囲攻撃らしく魔力の散弾が猪子槌へ襲い掛かる。

   しかし

「…!?」
その放った半数の散弾がくるりと方向を変え【不幸にも】コエルへ襲い掛かる。
「何にも起こらない訳ないでしょ?やーいやーい!」
猪子槌は散弾を受けても無邪気な笑みを浮かべ、自らの散弾で傷ついたコエルを嘲笑う。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

赭嶺・澪
真の姿を解放。
姿は特に変化なし。

人は確かに身勝手よ。
でも、神様ってやつも相当身勝手なようね。
そのセリフはそっくりそのままお返しするわ。
もっとも、許すつもりわないけどね。
モノが何であれオブリビンはこの場で殺すわ、仕事だもの。

あたしは初手に技能『先制攻撃』『マヒ攻撃』『気絶攻撃』『範囲攻撃』『目潰し』『投擲』、アイテム『スタングレネード』を投げて相手の行動を阻害。
マヒ、気絶は無くてもワンテンポ遅らせることはできるでしょう。

怯んだすきに技能『先制攻撃』『2回攻撃』『スナイパー』、UC『アサルトブラスター』を攻撃回数重視にして、ありたっけの弾丸をぶち込んでやるわ。


シュシュ・リンクス
な、ななな…!なんだかびみょーにキャラ被ってないっ!?
……こほん。

そっちこそ好き勝手に言ってくれちゃって!
そりゃまあ、御神体を盗んだヒトが悪いのは同意するけど…それでも関係ないヒトを傷つけたり、ましてや憎しみに任せて暴れたりするのはもーっとダメに決まってるでしょ!
ていうか、貴方が狐さんを焚き付けたんだよねっ!?
そんなの私だって手加減してあげないんだから!

迷彩で位置を誤魔化しつつ、他の猟兵さんやサモンプログラム!で召喚したキャラクターにオートビットで援護射撃をしていくよ!
格好いい事言ったけど、初めての相手だし…まずは時間を稼いで相手の様子を探っていこう!
思考は冷静に、それが勝利への近道だよ!


吉瀬・煙之助
なんだろう……若干頭緩い子だな、まぁオブリビオンなんだけども。
って、舐めてかかると大惨事になりそうだからね。皆の援護頑張りましょ~。

相手の攻撃すっごい嫌だわ~、不運なことって…。
さてさて、近づくのは木槌が怖いから遠距離から小判投げで味方の【援護射撃】するよ。
相手の動きを阻害する武器を持った手とか、足関節とかに投げ込むよ。
ちなみにコレ出費痛いからね、もうすでにこれだけで不運ではあるよ!
ここらで一発、UCの【一攫千金】で小判を操作して敵に叩き込むよ。
もう大盤振る舞いだね、自称神様っていうならおじさんからのお賽銭受け取ってくれるよね?



「な、ななな…!なんだかびみょーにキャラ被ってないっ!?ってちょ、ちょっと大丈夫妖精さんっ!?」
「相手の攻撃すっごい嫌だわ~、不運なことって…
それにしてもなんだろう……若干頭緩い子だな、まぁオブリビオンなんだけども。」
コエルを心配するシュシュ・リンクス(電脳の迷い子・f11333)と先程の猪子槌の言葉と攻撃を元にぽつりと呟く吉瀬・煙之助(煙管忍者・f10765)。

「待ってそれってキャラ被ってる気がする私にも言われてる気が!」
「…って、舐めてかかると大惨事になりそうだからね。今みたいに。」
「はぐらかされた!?」
「何々ー?漫才?私もひっさしぶりに見たいなー漫才!そこの金ぴかな髪の子には若干親近感?みたいなの感じるし!」
シュシュと煙之助の会話に混ざるように猪子槌は二人へ視線を向ける。

「そ、そんなことないし!
……こほん。

そっちこそ好き勝手に言ってくれちゃって!
そりゃまあ、御神体を盗んだヒトが悪いのは同意するけど…それでも関係ないヒトを傷つけたり、ましてや憎しみに任せて暴れたりするのはもーっとダメに決まってるでしょ!
ていうか、貴方が狐さんを焚き付けたんだよねっ!?
そんなの私だって手加減してあげないんだから!」
「その子の言う通り。
人は確かに身勝手よ。
でも、神様ってやつも相当身勝手なようね。
そのセリフはそっくりそのままお返しするわ。
もっとも、許すつもりわないけどね。
モノが何であれオブリビンはこの場で殺すわ、仕事だもの。」
シュシュの後に言葉を続けたのは煙之助ではなく赭嶺・澪(バレットレイヴン・f03071)。
真の姿を解放中で今もぎろぎろと緑と紅に輝く双眼で猪子槌を睨みつける。

「…やれやれ、お嬢ちゃん二人はやる気満々だしおじさんも頑張るとしますかねぇ、荒事は苦手なんだけどね~。」
ふう、と煙之助は煙管を口から放すと空いた手で徐に猪子槌にキラリと光る何かを投げつける。

「わあ!?小判だやったー!?」
小判だ、小判を煙之助は投げつけているのだ。無論自腹で。

「自称神様っていうならおじさんからのお賽銭受け取ってくれるよね?」
次々に投げつけられる小判に喜ぶ猪子槌はうり坊達に小判を拾う様命令する、既に猟兵達は眼中にないらしい、流石神様がめつい。
「ちなみにコレ出費痛いからね、もうすでにこれだけで不運ではあるよ!
そしてここらで一発!」

『もう大盤振る舞いだね!いっちゃうよっ!』

投げつけた小判が増える増える、そして大量に増えた小判が一気に猪子槌へ襲い掛かる。

「わー小判の波だー!?でもほぼ複製だー!?」
「今だよお嬢ちゃん達!」

小判の波に戸惑う猪子槌の元に更に何かが投げつけられる。
猪子槌に当たった瞬間にそれは小判の比ではない程に、眩しい輝きを放つ。
澪の投げたスタングレネードだ。
「うぁー眩しっ!?」
 
  『モードチェンジ!』

怯んだ猪子槌に小判よりも更に大量に銃弾が浴びせられる。
妖狐に大怪我を負わせた澪のアサルトブラスターだ。

「ありたっけの弾丸をぶち込んでやるわ。」
「私も援護するよ!」
澪の近くから溌溂としたシュシュの声がする、しかし姿は見えない。
澪は先程の妖狐の戦闘でシュシュが自らと同じく姿を隠す事ができるのを理解している。
「そう、じゃあよろしくね。」
「まっかせて!!」
シュシュが合図をすると澪の周りへオートビットが出現しアサルトブラスターと共に援護射撃を開始する。
「まだまだこれだけじゃないよ!」

  『みんな、助けてーっ!』

更なるシュシュの呼びかけに出現したのは12体の様々なゲームキャラクター。
各々が持つ武器で猪子槌を攻撃する。

「むぅ!好き勝手やってくれちゃって!!私の一張羅に穴でも空いたらどうしてくれるのよ!?」
大量の銃弾等の攻撃を受けながらも立ち込める煙やゲームキャラクターを木槌で振り払い、幾つかの傷を負って猪子槌は尚立ち続ける。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

コエル・フーチ
【WIZ】
よくもやってくれたじゃないか
いや、私も悪かったな……もう小細工は抜きだ
シンプルに、ただ私の一番の攻撃をお見舞いしてやる!

敵の注意がそれている内に
【目立たない】よう【空中戦】で空に飛びあがり
空中でダブルバレルのショットスピリッツを構え
【念動力】で敵の動きを阻害した後に、更に時間差【フェイント】を入れ
2つのトリガーを引き【2回攻撃】で「熱線の雨」の熱【属性攻撃】だ
95本×2発の熱線の【誘導弾】で妖狐に集中攻撃だ

『とっつげきー!』でうり坊に騎乗されたら
戦闘力は脅威だが、的が大きくなってやり易くなるな

さて、さっきは情けない姿を見せてしまったが
これで汚名返上はできたか?



「…よくもやってくれたじゃないか」
皆が猪子槌と戦う中、先程の怪我から回復したコエル・フーチ(指先の熱・f08889)はぎろりと既に自らが眼中にないであろう猪子槌を睨みつける。

「いや、私も悪かったな……もう小細工は抜きだ」
そう呟き、自らの翅を力強く、更に音もたてずに羽ばたかせ空に飛びあがる。
ショットスピリッツを構え猪子槌に狙いをつけ、念動力で行動阻害も決めておく。
「…!?ちょっなにこれ神通力!?いや、念動力ってやつね!」
堕ちても神である猪子槌は直ぐに念動力を解除しコエルを見つける。

「シンプルに、ただ私の一番の攻撃をお見舞いしてやる!」
「そうはさせないっての!!」
かちゃりと引き金を引いたのを確認した猪子槌は咄嗟に自身より2倍も大きいうり坊を召喚し、騎乗する。

   『とっつげきー!』

「…それを待ってたんだよ!」
コエルは予想的中とばかりににやりと笑い、再度引き金を引く。

『集束、凝縮、装填完了、熱線発射!』
「ちょ!?避けきれないし、間に合わない!?」
撃ちだされた数多の熱線が雨となって猪子槌とうり坊に降り注ぐ。
「待って待ってうり坊ちゃん盾にしても食らうし!まあいいやおらー!!」
「単調なんだよ、それに熱線で速度も低下してる」
あっさりと突撃を躱したコエルはショットスピリッツを手にちらりと猪子槌を見やる。
「さて、さっきは情けない姿を見せてしまったが
これで汚名返上はできたか?」

「…はー!もう一張羅がぼっろぼろなんですけど!」
避けられそのまま神社の横、絵馬殿に突撃した猪子槌はお気に入りの一張羅を傷つけられお怒りの様子でじろりとコエルを睨みつけた。

まさにコエルにとっては立場逆転と言えるだろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シュシュ・リンクス
流石、まだまだ余裕そうだね…!
相手に取って不足無し、だよ!

まだ余裕があるみたいだし、迷彩しつつの援護射撃を続けていくよ。
ほかの猟兵さんと合わせられるなら合わせるし、ユーベルコードで呼んだ自分とも援護しあえるかな!
同じ手は読まれちゃうから、今度は二手から攻めちゃおう!
お互いに時間を稼ぎながら、攻撃できるチャンスを広げてくよ!

広い場所だし、なるべく自由に動かれる前にダメージを与えたいかな…!



「流石、まだまだ余裕そうだね…!
相手に取って不足無し、だよ!」
先程の連携攻撃やコエルの攻撃を受けて尚立ち上がり、ぽんぽんっと砂埃を落としながら一張羅を気にしている猪子槌を見てシュシュ・リンクス(電脳の迷い子・f11333)はふんす、と気合を入れぴょこぴょこ耳を動かす。

(とりあえず迷彩しつつ援護射撃…だけど同じ手はきっと読まれちゃうから今度は二手から攻めてみよう!)

『プログラム・スタート!よろしくね、私っ!』
猪子槌を挟んで向かい側にぽんっと現れたのはシュシュと全く同じ姿のバーチャルキャラクター。
ぐるりぐるりと円の動きで回りながら弾幕で攻撃する。

「ああもう一張羅直すの邪魔しないでよ!よくわかんない物でぴちゅんぴちゅんと!えーい!」
ぼろぼろになった一張羅を修復しようとしていた猪子槌はぶんぶんと木槌を振り回し弾幕を捌きながら詠唱する。

  『不幸になーれ!』

「不幸ってまさかっ!?きゃあ!!」
シュシュはコエルが自らの散弾を受けていたのを思い出したその瞬間ずでーんともう一人の自分と同時に何故か境内に落ちていた石ころで躓き石畳に五体投地してしまう。
「いったーいっ!」
「あっはっはっは!やっぱり人が不幸な事になってるのって見てて楽しー♪」

苦戦 🔵​🔴​🔴​

アス・ブリューゲルト
こちらにも姉や妹の情報が聞けるかと思ったのだが、違ったようだな。
とにかく、目の前の敵を倒すことに集中することにしよう。
「猪の神とは、初めて見るな」

フォースセイバーの2回攻撃で、一気に相手の体力を減らし、ブラスターの零距離射撃、なぎ払いを織り交ぜて、翻弄させる。
「ほう、流石は神と名乗るほどは、あるようだな。だが……」

手持ちの武器だけだと思っているところに、再度、なぎ払いで相手から少し離れたところで、奥の手である、両足に付いたヴァリアブル・ウェポンを発動!! 攻撃力の高い弾丸で撃ち貫く。
「俺も、タダで倒れるわけにはいかないものでな」

もし可能ならば、同時期に参加した者と連携を組んで攻撃を仕掛けたい。



「猪の神とは、初めて見るな」
青い瞳で猪子槌を見つめるのは(サイボーグのフォースナイト・f13168)。
生き別れた姉と妹の情報が掴めるかと来たがやはり違ったようだ。

「猪の神であり福の神だよ私は?あがめたてまつりたまえー!なんてね?」
愉快そうに冗談を言う猪子槌に瞬時にフォースセイバーで斬りかかるが全て木槌で防がれ、ブラスターによる零距離射撃は猪子槌の頬を掠めたに過ぎず、薙ぎ払いも避けられてしまう。

「ふふん♪これだけなの?」
「ほう、流石は神と名乗るほどは、あるようだな。だが……」
再度フォースセイバーで薙ぎ払いを仕掛ける。

「なーに?さっきと同じじゃ「距離が取りたかっただけだ」
軽く薙ぎ払いを避けた猪子槌に奥の手である、両足に付いたヴァリアブル・ウェポンから弾丸が放たれる。
放たれた弾丸の多くは外れたが幾つかはクリーンヒットとはいかないが猪子槌に命中する。
「俺も、タダで倒れるわけにはいかないものでな」
「…あっそ、じゃあもう倒れてもいいってことね!!」
ぎろりとアスを睨みつけた猪子槌は木槌を構えジャンプする。

  『どっかーん!!』

そのまま勢いよく振り下ろし、アスの足元へ木槌を直撃させる。
衝撃で周囲の石畳は砕け吹き飛び、アスは手水舎へと叩きつけられた。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

藤野・いろは
・心情
神様ですか……例え、貴方が神でも仏でも。オブリビオンであるなら切り捨てるまでです
なんとか事件に間に合うことが出来ました、微力ながら事件の解決に助力致しましょう
・攻撃
動きをよく観察し【見切り】を狙っていきます
相手の大技に合わせてユーベルコード【先の先】、【カウンター】を叩き込みましょう
【破魔】の力を込めた刀で【なぎ払い】です
好機と見れば【2回攻撃】で攻めの手を緩めずいきましょう
・防御
相手の攻撃には【勇気】をもってギリギリまで見定め【残像】を残すような速さで最小限な回避を試みます
回避が困難な攻撃には狙いに合わせて【オーラ防御】で対応し、ダメージを可能な限り軽減
・その他
アドリブ、猟兵の絡み歓迎



「この私に力勝負を挑んだのが悪かったって事よ!ふははー!」
猪子槌は意気揚々と地面にめり込んだ木槌をぐるんっと抜き背負いなおしていると一人の中性的な顔立ちの女性が訪れる。

「なんとか事件に間に合うことが出来ました、微力ながら事件の解決に助力致しましょう」
そう他の猟兵達に語り掛けながら構えるは藤野・いろは(天舞万紅・f01372)。

「なーに?次はアナタが相手?ふふん、この猪の神であり福の神である私に勝てるかなー?」
「神様ですか……例え、貴方が神でも仏でも。オブリビオンであるなら切り捨てるまでです」
ぶんぶんっと再度木槌を振って自信満々に問いかける猪子槌にいろははきっぱりと言い放つ。

「じゃあアナタを叩き潰すまでだよ!先手必勝!!」
そう言うと猪子槌は木槌を構え、いろはに向かってジャンプする。

 『どっかーん!!』
『あなたの一撃、太刀に映せぬ前に終わらせます』

振り下ろされる木槌がいろはに当たる瞬間。その衝撃は切断され、いろはと猪子槌の周囲の石畳が叩きつけられたように砕け散る。
「はぁ!?まさかアナタ私の技を斬ったっての!?」
いろはは驚く猪子槌を破魔の力でなぎ払い、木槌で防御したその隙に懐に入ると連撃を叩き込みその身に傷を負わせる。

「もう終わりですか?」
「ま、まだまだー!!」
ぶんっと半ばがむしゃらに振り回した木槌はいろはを捉えたが、咄嗟のオーラ防御でダメージを軽減し、ざざーっと少し吹き飛ばされる位で抑えられた。

成功 🔵​🔵​🔴​


「もー腹立つー!なんでもっとぶっ飛ばないのー!?」
腹立たしそうに木槌を握りなおす猪子槌の後ろで、ざりっと足音が立つ。

そこにいたのはーーーー。

●決戦
アス・ブリューゲルト
【全世界サイボーグ連盟(全サ連)】で参加。
【POW】
苦戦してるところを仲間に助けられるとは…嬉しいものだな。

右目が青から【紅】へと変化。両足のマシン部分が展開し、真の力が解放。
「先ほどは不覚を取ったが、次は…負けない。負けるものか!」
仲間との援護を力強く感じながら、敵に攻撃を仕掛けていく。
突撃は自身のスピードで避け、不幸攻撃はなぎ払いでできる限り威力を殺し。
木槌の一撃を2回攻撃を重ねることで、攻撃をいなしたところで、零距離射撃……と同時に全力で【サイコキネシス】をぶつける。
「神を騙る不届き者め」
振り返り、キッと睨み付ける。
「俺達の絆の力の前に、倒れるが良い!」

無事に終わったら、仲間に奢りたい。


クネウス・ウィギンシティ
【全世界サイボーグ連盟】で参加
※アドリブ&絡み歓迎

「猪ですか......このユーベル・コードは狩猟の女神由来故、狩りと参りましょう」

【SPD】

準備:偵察用飛行ドローンを展開
方針:LVの二乗m狙撃で敵の「木槌を握る腕」と「眉間」を狙い撃ち、敵のユーベル・コードの妨害を狙い。
技能:(UC)視力、スナイパー、援護射撃、2回攻撃

「射撃誤差修正。環境情報を入力。 CODE:ARTEMIS、発射」

(旅団の仲間がいれば)
「こちら、クネウス。援護します」

可能ならトドメは『アス・ブリューゲルト(サイボーグのフォースナイト・f13168)』に譲ります。


河原崎・修羅雪姫
全世界サイボーグ連盟(全サ連)の皆と参加。

「うち(全サ連)の団員のアスさんを可愛がってくれてどーも。皆でお礼参りに来たわよぉ?」

皆が戦っている間に、神社に保管されているであろう「狐の首」のありかを、神主に聞き、【サイバーアイ】【暗視】【情報収集】【鍵開け】で探す。

見つかったら、猪子槌の前に持ってきて、
「像は再建する。神社はまた初詣客で賑わうようにする。犯人も捜す。この上、何が必要かしらぁ? 『妖怪・猪子槌』さん?」

相手がひるんだら攻撃開始。
愛用の巨銃【フリークスハンター】【特殊弾】(徹甲弾)の出番。
相手の攻撃は【フォトン・バリアー】【拠点防御】【呪詛耐性】&UCで耐える。


佐之上・権左衛門
全世界サイボーグ連盟の皆と参加】【POW】とりあえず増援ということで俺、参上。 しかし福の神という割には散々暴れるらっしゃいますな。 どれ、それならば一つこのおっちゃんと手合わせでもしませんかな?  何体か竜や神は狩ったけどまだ実感がないのでね。と「挑発・おびき寄せ」をしながら接近戦を仕掛ける。挑発に乗っかってきたらこっそりと左指のニードル アタッチメントで【フェイント・クイックドロウ・スナイパー・マヒ攻撃】で動きを封じる攻撃を仕掛けてみる。ダメなら骨董品のグレートアクスで【鎧砕き・怪力・フェイント・カウンター】を使いつつ、回避は【残像・盾受け・第六感】といった感じでなるべくアスのフォローを。



「苦戦してるところを仲間に助けられるとは…嬉しいものだな」
振り返った猪子槌と目が合ったのは、佐之上・権左衛門(トレンチコートのバーバリアン・f00239)に支えられたアス・ブリューゲルト(サイボーグのフォースナイト・f13168)だった。
「うちの団員のアスさんを可愛がってくれてどーも。皆でお礼参りに来たわよぉ?」
そう言って二人より少し前に出て、河原崎・修羅雪姫(スノーブラッド・f00298)はその長い舌で舌なめずりをしながら猪子槌を睨む。

「へえ、増援?いいよ!さっきはちょっと運が悪かっただけだし、それを証明するためにも纏めてばーんってぶっ飛ばしてやるんだから!」
「まぁ待ちなさいよ?」
先程の鬱憤を晴らすべくやる気満々の様子の猪子槌へ、修羅雪姫は装飾された箱を見せて中から狐の像の首を取り出した。

「像は再建する。神社はまた初詣客で賑わうようにする。犯人も捜す。この上、何が必要かしらぁ? 『妖怪・猪子槌』さん?」
「…そうね、別に私はこの神社がどうなろうと犯人が見つかろうが見つからないがどうでもいい」
ぐっと木槌を構えなおし、ぎろりと修羅雪姫を睨んだ猪子槌は片手をぱちんっと鳴らし巨大なうり坊を召喚する。
「だけど私を『妖怪』と呼んだ事は許さない!必要なのはアナタ達の骸よ!!」

  『とっつげきー!!』

うり坊に乗った豪快な突進攻撃。当たれば命の危険性もあるだろうその攻撃を前に、トレンチコートを翻し権左衛門が躍り出る。

『あぁいう輩にゃこういうシンプルなのが結構効くんだぜ、まぁ見てな?』

権左衛門が掌の平を猪子槌に向けると閃光が放たれる。
「きゃあ!?目くらまし!?」
視界を奪われた猪子槌はたまらず急ブレーキをしてしまう。

「今よぉ総員攻撃開始ぃ!」
修羅雪姫は愛用の巨銃「フリークスハンター」から徹甲弾を撃ち込む。

「あーもう何なのよー!痛いしまだくらくらするし!」
「しかし福の神という割には散々暴れるらっしゃいますな。どれ、それならば一つこのおっちゃんと手合わせでもしませんかな?  何体か竜や神は狩ったけどまだ実感がないのでね」
イライラした様子の猪子槌に権左衛門は掌の平から少し光を放ち、さっきのは自分がやったとアピールしながら挑発を仕掛ける。

「アナタなのね!もう許さないから!!」
挑発に乗り権左衛門を睨みぶんぶんと左右に木槌を振りながら猪子槌は言葉を紡ぐ。

  『不幸になー…!?』

はずだった。

何処かから木槌を握る腕と眉間を狙い撃たれ、言葉が遮られたのだ。
ぱたぱたと権左衛門ら三人の傍に飛行ドローンが降りてくる。
ザザっと音が鳴り、男性の声が発せられる。
「こちら、クネウス。援護します」

増援は二人だけではない。
クネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)は遥か遠くから銃撃によって猪子槌のユーベルコードを止めたのだ。

「射撃誤差修正。環境情報を入力。 CODE:ARTEMIS、発射」

更には彼の持つアームドフォート「ゲオルギウス」からの鋭い銃撃。
それは猪子槌の右脚を穿ち、機動力を削いだ。

「いっ…たーいっ!絶対全員ぶっ潰す!!」
右脚から血を流しながらも尚木槌を握り、突撃する猪子槌に半ば衝突するようにアスがフォースセイバーで木槌を受け止め、火花を散らす。
「先ほどは不覚を取ったが、次は…負けない。負けるものか!」
右目が青から【紅】へと変化し両足のマシン部分が展開し、アスは真の姿へと変わる。
「アナタじゃ私には勝てないっつーの!!」
「勝てる!!いや、俺達は勝つんだ!!」
攻撃をいなし、ブラスターによる零距離射撃と同時に全力でサイコキネシスを最大出力、全身全霊でぶつける。
「な、なんなのよこの力!?アナタ本当にさっき私がぶっ飛ばした奴なの!?」
「神を騙る不届き者め」
驚く猪子槌をアスはキッと睨み付ける。
「俺達の絆の力の前に、倒れるが良い!」
「くうぅぅ!!絶対に、絶対に次はぶっ潰してやるんだからぁぁあ!!」
そう言いながら猪子槌はサイコキネシスに包まれ消滅した。

●その願いは
「新年明けましておめでとうございます」
「「「新年明けましておめでとうございます」」」

サムライエンパイアのとある神社、そこは初詣客で賑わい、拝殿には首だけではない、再建された狐の像が祭られていた。

まるで何事もなかったかの様に日々を過ごしていく傍らで、猟兵達は街をぶらり歩いたり、茶屋でお団子に舌鼓を打ったり、居酒屋で仲間に奢ったりと勝利を祝ったそうだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月02日


挿絵イラスト