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クレイジーラビット【Lazy Rabbit】(作者 阿離磨
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#アリスラビリンス 


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#アリスラビリンス


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 私が主役のティーパーティー!!//『私はいつでも脇役だもの』
 酸いも甘いも知らないわ!//『でも何も考えなくていいの』
 だって私は白兎!!//『だって私は力がない』
 チクタク時計も忘れちゃえ!!//『時間に追われることもない』
 時間を忘れてクレイジーパラダイス?//『だからここが楽園なの』
 ノンノン!!時間も守って!!//『いいえいいえ、時間は不要』
 そうよ私達がクレイジーラビット!!//『そうね私達は狂った双子』

「グリモア猟兵チャンネル!!略してグリチャン、はじまりますですよぅ!」
 虹と金の羽をパタパタと動かしながら、レイシィ・ローレル(アンティークディストーション・f10423)は猟兵達に声をかけるように飛び回る。
「グリチャン、覚えやすくてレイは大好きですよぅ。それはそれとして、ですよ。お仕事さんのお話をしますですよぅ!!」
 レイシィは手に持った時計をぶんぶんと振り回しながら、説明を始める。
「場所はアリスラビリンスですよぅ。藁の森の中にある、木の柵で守られた、立派なレンガで作られたお屋敷の中で、記憶喪失のアリスさんがオウガと一緒に御茶会をしていますですよぅ」
 猟兵達はその言葉に違和感を覚える。アリスとはオウガを恐れるものであり、逃げるものという認識であるからだ。
「どうやら御茶会をしているオウガはすぐにアリスを如何こうしようとしているわけではないようで、アリスさんも言葉巧みに誘われたのか、そんな状況に……」
 でも、とレイシィは言葉を続ける。
「どうであっても、オウガがアリスさんを食べようとするのは分かっているですよぅ!!ですので、皆さんには、アリスさんの救出と、記憶を取り戻すお仕事を頼みたいですよう!!」
 アリスはオウガと御茶会に勤しんでいる。そこに猟兵が飛び込めば戦闘は避けられないだろう。アリスは記憶喪失のためか、危機感を感じている様子はないらしく、アリスを放って戦闘を開始すれば大変なことになるだろう。
「アリスさんの『自分の扉』はそのお屋敷の中にあるようですが、探すにはオウガ達がお邪魔虫です。アリスさんの為にも、オウガを倒して、記憶を取り戻してあげてくださいですよ」
 アリスは黒檀の様な長い黒髪に、ルビーの様な赤い瞳、首に黄色いリボンを巻いていて、真白いワンピースを纏った姿をしているという。オウガの中でその姿ならば、見間違うことはない。
「このアリスさんは、どうやら食べることが大好きなようです。ほかにも、与えられるものは受け入れるような……ちょっと変わった感じがします」
 小さなフェアリーはその不思議な感覚を口にするがすぐにパッと笑顔になる。
「今回はちょぉっとおかしな感じがするですが、皆さんならだいじょうぶですよね。それでは、よろしくお願いしますですよ」
 レイシィは笑うと、頭をぺこりと下げた。





第2章 ボス戦 『モグモグちゃん』

POW ●お腹が減って仕方がないんだよぉ~……
戦闘中に食べた【無機物または有機物】の量と質に応じて【筋力が向上し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD ●お腹が背中にくっつきそうなんだよぉ~……
戦闘中に食べた【無機物または有機物】の量と質に応じて【瞬発力が向上し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
WIZ ●お腹が満たされないんだよぉ~……
戦闘中に食べた【無機物または有機物】の量と質に応じて【思考力が向上し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠竹城・落葉です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●わたしがたべたい

 白いワンピースをひるがえしてアリス・ナキメが躍る様に階段を上る。
 その先にあったのは豪奢な扉だ。
 鍵もかかっていないそこを、ナキメがかたんと開く。

 ざくり、ざくり、ぼり、ぼり。

 そこは赤いカーペットの惹かれた広い部屋。
 その中にある家具や壁を、固い材質でできた泥人形のような何かが、貪り、食べていた。

「まぁ……あなたも食べるのが好きなのね!!」

 ナキメは猟兵の言葉を無視して嬉しそうに泥人形のオウガに近づく。
 オウガは近づいてきたナキメに気付き、蛍火のように輝く光をナキメへとむけるのだった。
シエナ・リーレイ
■アドリブ絡み可
あなたは何で食べるのが好きなの?とシエナはナキメに問い掛けます。

動物達とのお茶会を終えてナキメとお話をするシエナ
腹ぺこオーガが現れれば仲良くなる為にお食事会の始まりです

どんどん食べてね!とシエナは『お友達』候補に微笑みます。

料理を喜んでくれるナキメとオーガにご機嫌な『お友達』いつも以上に張り切って料理を作ります
だけど、張り切るあまり調味料がいつの間にか毒薬になっている事に気づきません

手を付けた料理を残すのは駄目だよ!とシエナは『お友達』候補を叱ります。

人形の体故に毒の効かず料理を楽しむシエナは何故か料理を残し始めたオーガを叱ると『お友達』と協力してオーガに料理を食べさせ始めます


●美味しいものなら毒まで食らって

「あなたは何で食べるのが好きなの?とシエナはナキメに問い掛けます」
 シエナ・リーレイの言葉に、ナキメは振り返り首をかしげる。
「なんで?どうしてかしら?……私は食べるのが好き、それ以外を知らないわ」
 それしか覚えていないわ、とナキメは首をかしげながら笑う。
 シエナは小首をかしげて、オウガとナキメを見比べ、ひとつ頷くとくるりと回ってお辞儀をする。

『とっても美味しいから沢山食べてね!とシエナは『お友達』が作ってくれた料理を給仕します』

 シエナの呼びかけに応えた『お友達』が料理道具を手にしてカタンカタンと料理を作り始めると、ナキメはわぁっ、と嬉しそうに破願する。
「とても美味しそうな匂い!!」
 ナキメはシエナの真似をしてくるりと回ってお辞儀をすると、ちょこんとカーペットの上に座って料理が出来上がるのを待つ。その様はとても無防備だ。
 目にも鮮やかな料理が、次々にカーペットへと用意されていく。
 金色のスープにふわふわのパン、甘やかなマカロンにクリームたっぷりのケーキ、たくさんたくさん、たくさん。
 料理が並ぶとナキメは嬉しそうに手を合わせ、いただきます!と、パンにかぶりつく。
「どんどん食べてね!とシエナは『お友達』候補に微笑みます」
 オウガは並んだ『食べ物』に手を伸ばし、だらしなく開いた口にそれらを放りこみ、モグモグと咀嚼をする。
 たくさん、たくさん、たくさん。
 食べていくオウガとナキメに差が何かあっただろうか。
 カチャカチャと料理が作られる音が響く、咀嚼音とナキメの楽しそうな声がする。
 その空間で、バキッと何かがひび割れる音がする。
 パラパラ、と何かが砕ける音がする。

 それはオウガの体に亀裂が入った音だ。
 シエナはにこりと笑う。

――料理を喜んでくれるナキメとオーガにご機嫌な『お友達』いつも以上に張り切って料理を作りました。
――だけど、張り切るあまり調味料がいつの間にか毒薬になっている事に気づきませんでした。

 オウガは自身の体の異常に気付いたのか、手にした料理を放り出そうとする。
しかし。

「手を付けた料理を残すのは駄目だよ!とシエナは『お友達』候補を叱ります」
 シエナはそれを許さない。
 そしてそれを見たナキメも、こらっ!、とオウガを叱る。
「出されたものはちゃんと食べないと怒られてしまうわ!!ちゃんと食べられることに感謝しないと!!」
 美味しい料理にナキメは楽しそうに笑いおかわりをする。

 オウガはそれ以上料理を放り出すことはせず、何も言わぬ口にただただ料理を詰め込み、毒へすり替わっていた調味料のきいた料理を。
 もぐ、もぐ、と、体内へと収めていくのだった。
大成功 🔵🔵🔵

ロスト・フリージア
オムニス・ミュートロギアと同行

オムニスの呼び方はレディ、マドモアゼル、求道令嬢など様々。気分によって変わる
「仰せのままに。求道令嬢」
メモ帳にボールペンと普段通りの姿で声をかけて

UCを使用
「食ばかりで本当に人生が満たされるとお思いかな?その尽きぬ欲をさらけ出し、言葉としておくれ」
言葉を紡げるかわからぬ相手に問いかけを
自身の食欲が薄い分、なぜそこまで食にこだわるのかがわからない故の問い
レディの行動にはいい笑顔で見守って
「食だけとはなんと寂しい物語か!」
「固執しすぎるが余り、他の事にまで気が回ってないのではないかな?」
愚者の末路を記し、己が糧にする。まだ見ぬ果てを目指して

アドリブ・掛け合い歓迎


オムニス・ミュートロギア
【ロスト・フリージアと同行】
「さて、楽しませてみせろよ。人形道化」
己の空白台本と宇宙色の羽根ペンを取り出しながら、ロストへと話しかける

「お前は食を求む、か。では、こういう手合いでいこうか」
敵の願いを感じ、その願いを叶えるような文章を書き上げて『バッドエンドクラフト』を発動し、「腹を満たしたい」という願い魔道具「無限に料理を生み出すクローシュ」を生み出す
クローシュを開ける度に様々な料理が出てくるのを見せ、オウガへと渡すが、それは「使用者へ悲劇を齎すもの」なので、オウガが使う度に悲劇を起こす

「ほら、お前の食への思いはその程度の悲劇で終わるのか? もっと私に壊れ行く姿を見せろ」

アドリブ、アレンジ可能


●素敵なレシピ、ステキなカタリ

 空白の台本に宇宙と同じ色のペンをぴたりとつける。
綴ることはまだせず、オムニス・ミュートロギアは小さく息を漏らして唇を撫でる。

「なるほど……相手はアレか。さて、楽しませてみせろよ。人形道化」

銀の瞳でちらりとチョコレートのような、いやチョコレートほどの甘さを持たない。
そんなロスト・フリージアをオムニスは見ると、ロストは緩やかに微笑み軽く会釈する。

「仰せのままに。求道令嬢」

 そんな声を聴いてナキメはふたりを見ると、まぁ、と笑う。
オウガは腹にあたる部分をザリザリさすりながら、首をかしげる。

「チョコレートアイスのような人と、ミルクサイダーのような方たち!
ねぇ、一緒にみんなで食事にしましょう!!」

くるんくるんと踊るようにオウガの周りを跳ねまわるナキメ。
そのオブリビオンは食するために、ナキメへとその太く歪な腕を伸ばす。

「お前は食を求む、か。では、こういう手合いでいこうか」

 オムニスが空白の頁をパラパラと捲る、廻る。
宇宙の先から綴られたモノガタリがサラサラとキセキを描き
つくり出したのはクローシュだった。

オムニスの目の前で、グラグラとクローシュが揺れるとカタンとそれが開く。
そこからあふれ出たのは美味しそうな美味しそうな料理の品々。

わぁ、とナキメが驚いたように破願する。
そんなナキメの目の前で、オウガはクローシュから現れた料理に手を伸ばし
バリバリ、モリモリとその口に詰め込んでいく。

「おやおや、いいのか。そんなに食べ続けて」

 オムニスが呆れたように鼻で笑ったように見えた。
ロストはそんな言葉を続けるように文字の羅列を口にする。

「食ばかりで本当に人生が満たされるとお思いかな? その尽きぬ欲をさらけ出し、言葉としておくれ」

 その質問は言魂となり、鎖のような文字の紐となって、オウガの周りをグルングルンと取り巻く。
物言わぬ、しゃべらぬオウガはその口にただただオムニスが作り上げたクローシュからあふれる食事を
詰めて詰めて詰め込んでいく。

「食だけとはなんと寂しい物語か!」

 ロストは、おぉっ、と嘆くような大仰な動きを見せるが、口元には緩やかな笑みを浮かべる。
答えのないオウガへ、質問が意味を成す。
紐が黒いインクのように固まり、うごめき、形成したのは情念の獣だ。
鋭い牙は食事を詰め込み、己の身体を構築する結合までもろくさせたオウガの身体を
やすやすとかみ砕いて泥のように砂のように果てさせる。
オウガは己のひび割れた朽ちる体を見てその部位を腕で触る。

「ほら、お前の食への思いはその程度の悲劇で終わるのか? もっと私に壊れ行く姿を見せろ」
「いやいや、固執しすぎるが余り、他の事にまで気が回ってないのではないかな?」

オムニスとロストの芝居じみた言葉のやり取りを聞いて、ナキメはワクワクと目を輝かせる。

「すごいわすごいわ!!素敵な食事を食べながらテレビのような楽しい話を聞けるなんて!!
あなたは幸せ者なのね、たくさんたべる方!」

ナキメのキラキラとした瞳を受けながら、結合のほどけた泥人形は
ただひたすら目の前に出され続ける食事を詰め込んで、その体を獣に貪られていった。

「あぁ、愚か者の末路は如何なるものか。まだ見ぬ果てを目指して……かたっていこうじゃないか」
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵