いつの時代でも変わりなく存在するもの(ただし性癖)
#サクラミラージュ
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●それはとある庭園にて……
国民的美少年スタァ、来瀬・凪(くるせ・なぎ、10歳)。身長は年頃ながら、その中性的な容姿、美しい声に魅了された帝国民は数知れない。押しも押されもせぬ、まごうこと無きスタァであった。
そんな彼が仕事の待ち時間、とある西洋館の裏手にある小さな庭園で休憩していた。
「ふぅ……」
10歳とは思えぬ、その嘆息。その凛々しさ、佇まいの美しさこそが、彼のスタァたる所以。人払いをしてある最中とて、それは崩れることは無く。
否。
それを崩そうとする者が、ここに現れたのだ。
突如、背後に感じる音、そして気配。
「だ、だれですか!?」
振り向きざま警戒を示す凪。これまでも突然暴漢に襲われたり、あるいは逆にファンに襲われたりしたことがあったのだから、その所作は当然のものだ。
凪の前に現れたのは、男2人を従えた女という、不思議な3人組。……いや、どう見ても悪人であった。
「くっ……!」
慌ててその場から逃げようとする凪。しかし、女の手の方が早かった。
「国民的スタァ、来瀬・凪。アナタ、とぉってもいイカんじよ~?」
がしっと後ろから羽交い絞めにして、凪の耳元で囁く女。その声は甘く、とても甘く凪の脳に浸透していき。
不意に、ぱっと手を離す女。がくん、と膝から崩れ落ちる凪。
女は凪の前にゆっくりと回り込んで、座り込む。
「さ、おいで~?」
「おねえちゃーん!」
がばぁっ、と女の胸に飛び込む凪。その顔は先ほどまでの凛々しさは微塵も無く、まるで主人に懐く子犬のような表情だ。もちろんめっちゃ尻尾を振っている時のそれ。
「おねえちゃーん♪」
「んー♪」
抱き合ってほっぺをすりすりする二人。ファンが見たら卒倒しかねないスキャンダルである。だが凪はそれが当然といわんばかりに、女に抱きついている。
そして凪を抱っこして立ち上がる女。
「いいわ、とぉってもいイカんじ~! このまま夢は大きく、ショタハーレム!」
「「イカしてますぜ、姐御!」」
「おーほっほっほっほ!!」
男二人のよいしょに女の高笑いが辺りに響き渡るのであった。
●グリモアベースにて
「そんなわけで、国民的美少年スタァが誘拐されます」
こんな時にどんな顔をしていいかわからないの。涼月・カティア(仮初のハーフムーン・f05628)は真剣に困った顔で猟兵たちに話しだす。
先の予知をまとめるとこうだ。
つい先日見つかった新しい世界、サクラミラージュ。そこのオブリビオンたる影朧(かげろう)がカティアの予知にひっかかった。
「端的に言えば、影朧が少年を誘拐している事件と言えます」
その影朧は3人で一組のオブリビオン。リーダーのイカージョ(♀)に、参謀のゲソッキー(♂)、実行犯のスクイラー(♂)といった構成だ。
「少年を誘拐する、ということだけなら、まぁ起こり得なくもないんですが」
言葉を濁らせるカティア。その理由はイカージョの動機にある。
「帝国一のショタハーレムが作りたいそうで」
イカージョの能力『洗脳し意のままに操る色仕掛け』で以て、好みの少年を全力で籠絡しているのだという。そしてアジトに連れ帰って、あんなこと(ハグして堪能する)やこんなこと(ご飯を食べさせ合いっこする)などをさせつつ、全力で愛でている!
ちなみに残りの二人はイカージョの言いなりだ!
この影朧、何しに戻って来たんだマジで。
「まあなんといいますか、これ以上は説明するのも疲れて来たので、とりあえず現地に向かってぶっ飛ばして来てください」
そして転生させるのです。説得(物理)で。まっとうな人(人間以外も含む)に。
●これは性癖を巡る戦いである
さて、そんな状況ではあるが、刻限としては実は厳しい。
「今からすぐに転送しますが……すみません。籠絡前には間に合いません」
ゆえに凪がイカージョに籠絡され、誘拐されようとする、そのタイミングに庭園へ乗り込む感じとなる。猟兵たちを視認したイカージョ一味は、すぐ側にある飛行船乗り場から停泊中の飛行船に乗り込み、勝手に出航させるという。
「そのため、皆さんも出航するまでの間に飛行船に乗り込み、飛行船の中で凪さんを奪還してください」
もちろん飛行船には他の客も少なからずいる。その辺は注意をしてもらいたい。
「その後は、イカージョ一味のアジトを本人たちから聞き出して、少年たちを解放してください」
つまり、凪の前に数人誘拐しているということだ。もしかしたら門番くらいはいるかもしれないが、遠慮なくぶっ飛ばして構わない。
「洗脳状態とは言え、早くしないと後遺症が残るかもしれません。凪さんがおねショタに目覚める前に、救出してあげてください!」
そう言ってカティアは猟兵たちを送り出した。
●いきなりトラブル発生!
カティアの指示通り、飛行船に乗り込んだ猟兵たち。徐々にイカージョ一味を追いつめ、後は捕えるだけという段階に至った、その時であった。
どかぁぁぁぁん!
派手な音がして飛行船が大きく揺れる。
「イカがしたの~!?」
ゲソッキーが叫ぶ。ふと見ると凪の姿が無い。そして見えるのは次のフロア……操縦室に繋がるドア。
猟兵たちとイカージョ一味が慌てて操縦室へ飛び込む。
そこにいたのは凪がパイロット席で遊んでいる姿であった。ちなみにオートパイロットで運航していたらしい。
「おねーちゃーん! これたのしー!」
どうやら洗脳で幼児退行しているようで。善悪の区別もあいまいになっている模様。その凪にイカージョが駆け寄る。
「あぁぁ!! よくできまちゅたね~」
イカキャラを投げ捨てて凪を褒めちぎるイカージョ。そして抱っこしてほっぺすりすりするイカージョ。
ダメだこのイカージョ、早く何とかしないと。
しかしそれよりも先に何とかしないといけないことがある。
飛行船の制御を取り戻すことだ。
猟兵たちが右往左往している間に、イカージョたちは凪の安全を優先してパラシュートで飛行船から退避。飛行船に残っているのは、元々の乗客と猟兵たちのみ。
飛行船が不時着しないように、あるいは不時着しても人や街の被害が最小限となるように。
その策を打つために、猟兵たちは急ぎ、行動へ移った。
るちる
はじめまして、あるいはこんにちは、るちるです。自分で書いておいて何なんですが、性癖を巡る戦いって何なんだ?(汗)
ともあれ、少年達がおねショタに目覚める前にイカージョ一味を退治してください。うん。
あ、念のため言っておきますが、おねショタ嫌いではありませんからね、私。
シナリオの補足です。
当シナリオはギャグシナリオです。リプレイもコミカルに、勢いとノリで突き進む形になります。
第1章は冒険シナリオ。飛行船が大ピンチです。凪くんとイカージョ一味が気になりますが、まずは飛行船とその乗客を助けてあげてください。緊急脱出や操縦室の修理およびコントロール回復などなど、打つ手はたくさんあると思います。
第2章と第3章は戦闘になります。詳細は章が移行した際に、改めて状況説明をします。
サポートについては、無理のない範囲で採用していく予定です。
あと余談ですが、凪くんはスタァという立場上、誰にも言っていませんが。
実は現在幼馴染の女の子が気になっています。女の子の方も、スタァではなく、少年としての凪くんといるのは楽しいようです。
おねショタに目覚めてしまった場合、この関係はどうなるのか……。あ、凪くんの性癖がどうなろうとシナリオの成否には関係ないのでご安心ください(?)
最後に、プレイングに『アドリブ可』ではなく、『キャラ崩壊可』『崩壊可』と添えていただいた場合、普段よりアドリブ度がアップします。ご参考に。
それでは皆さんのプレイングお待ちしていまーす!
第1章 冒険
『飛行船緊急事態』
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POW : 万一に備えて乗客たちを一箇所に集中させるべく働く
SPD : 操舵手に代わり舵取りを行い、航路の安全を確保する
WIZ : 駆動系統に異常が生じていないかを確かめ、必要なら修理する
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
リリスフィア・スターライト
性癖とかはとやかく言うべきじゃないのだろうけれど、
洗脳して目覚めさせるのはやっぱり違うよね。
救出してから飛行船に乗るのも楽しみにしていたけれど、
それどころじゃなくなったね。
久しぶりにハッキングが役立てそうかな。
飛行船内の機器を調べて異常を確認だね。
時間との勝負だしテキパキと調べて
発見した異常個所を修理だね。
同じ目的猟兵達とも協力するよ。
「スタァって忙しかったり変なのに狙われたりで大変だよね」
「何となく、見覚えのなる3人組かな?」
●
飛行船の緊急事態。激しく揺れる船内で、リリスフィア・スターライト(プリズムジョーカー・f02074)は残念そうに小さく呟いた。
「救出してから飛行船に乗るのも楽しみにしていたけれど」
凪を救出してから次の目標まではのんびりできるはずだったのだ。成り行きとは言え、飛行船に乗れたのだから、それを楽しむのも一興と考えていたのだけれど。
「それどころじゃなくなったね」
そう言ってリリスフィアは操縦室へ駆けこんだ。
(性癖とかはとやかく言うべきじゃないのだろうけれど……洗脳して目覚めさせるのはやっぱり違うよね)
操縦席に座りながら、操縦桿や機器のメーターを確認しつつ、リリスフィアはそう思う。そう、他人の趣味や性癖について外野が何かを申し付けるのはよくないし、ましてや強制するだなんて。
そんなことを考えながらも、思考と行動はしっかりと飛行船を救出するシークエンスに入っている。
「うん、これなら。久しぶりにハッキングが役立てそうかな」
飛行船内で爆発が起こったものの、機器そのものや回線はまだ生きているようだ。まるで飛行船を操縦するかのように椅子に深く座り込み、リリスフィアが装着するのは、彼女専用にカスタマイズされた電脳ゴーグル『フェイス・ワールド』。
「いくよ」
小さくひと声をかけて、リリスフィアは電脳の世界へ意識を伸ばす。そのまま飛行船のシステムにアクセス。飛行船を動かしている、あるいは船体そのものを通っている回線をくまなく走査して。
「見つけた。爆発箇所」
電脳ゴーグルを脱ぎ捨てるように外して、操縦室を飛び出していくリリスフィア。
向かう先はエンジンルーム。爆発したのはどうやら非常事態に備えて積んでいる蓄電器のようだ。通常使わないこの経路に電力が流し込まれたため、オーバーフローしたらしい。ここを修理すれば、とりあえず航行には問題ないはずだ。
エンジンルームに向かいながら、リリスフィアはふと思う。
「何となく、見覚えのなる3人組かな?」
どこで見たのかは忘れたが、なんとなく馴染みのあるような、お約束であるような。そんな3人……というか、1人というか。誘拐された凪についても小さく嘆息をつく。
「スタァって忙しかったり変なのに狙われたりで大変だよね」
リリスフィアの小さな憂いは、誰に聞こえるともなく、飛行船の出す轟音に飲み込まれてしまったのでした。
大成功
🔵🔵🔵
九十九・静香
※アドリブ可
あらあら、やり方はわたくしととても似ていますわね
わたくしはできるだけ本人の意思に任せますので
でも凪様の筋肉姿……ああ、想像するだけでも素晴らしいですのに
おっとはしたない
では民の皆様をお助けに参りましょう
早めに乗り込み、イカージョを追い立てる前に車椅子令嬢姿で客に挨拶回りをして顔や人数を把握しておきましょう
筋肉令嬢に変異し追い立てる間UCでポージングしてこの後の行動の成功率を上げます
事故が起きたらお客様型の下へ向かい避難を促し【怪力】で腕に抱えたり幅広くなった肩に乗せたりして1か所に集める、ないしは脱出に備えますわ
脱出となったら高い建物に近づいたのを狙い筋肉ジャンプでお客様と脱出です
●
「あらあら」
サクラミラージュに転送されるちょっと前。グリモア猟兵の話を聞いた、見た目儚い車椅子令嬢の九十九・静香(怪奇!筋肉令嬢・f22751)は得心がいったという表情で頷いた。
(やり方はわたくしととても似ていますわね)
どういうことか。
それは筋肉に魅せられたという彼女の性癖と共存している謎の黒粘液生物が関係している。彼女たちは『この肉体美を色んな人に教えたい』と宣伝というか布教というか。それを行い、素質のある物には分身の粘液体を与えて回っているのだ。
ただし。
(わたくしはできるだけ本人の意思に任せますので)
と本人の意思を尊重することだけは忘れていないのは、イカージョたちと大きな違い。
「でも……」
そんな静香であるが、先に聞いた凪の容姿を思い浮かべて、ふと思索に耽る。
「凪様の筋肉姿……ああ、想像するだけでも素晴らしいですのに……」
――じゅるり。
「おっとはしたない」
そう、令嬢はそんな顔を民の皆に見せてはいけません。
「では民の皆様をお助けに参りましょう」
そんなこんなで、静香はサクラミラージュへ降りたつのでした。
●
サクラミラージュにて。
凪の救出は飛行船の中と決めて、先に飛行船へ向かう静香。早めに乗り込んで、皆がイカージョたちを追い立てる中、静香は車椅子令嬢姿で、乗客に挨拶回りを。
「ごきげんよう」
目的は、乗客の顔や顔や人数を把握。
それが終わり次第、猟兵としてイカージョたちを追いつめる任務に戻る。車椅子から立ち上り、謎の黒粘液生物を纏い、彼女は今、『筋肉令嬢』へと変身する!
「フゥウウウウ!! わたくしの筋肉よ!」
そのまま、ユーベルコード『筋肉礼拝・祈りの型』を発動する静香。そう、これは準備の儀式。昂れ肉が、弾ける筋が! 魅せて溜めるマッスルポージングが! すべて次の行動に繋がるのです。
そんなわけで予知にあった爆発がどーんと起こりまして。
静香は筋肉令嬢の姿のまま、乗客の救出へ向かう。
「きゃぁぁぁぁ!!」
と声を上げる乗客。それは静香の姿に対してではない!
だって大丈夫、猟兵は見た目について人々から違和感を感じられることはない。つまり、静香の姿がさっきこの辺りで挨拶してた時の、首から上だけしか一緒じゃなくても、静香は静香ってことで認識されるのだ!
てなわけで。
「おぉ! 助けに来てくれたのですか!」
という黄色い声だったのだ。
乗客の声に応じて静香は避難を促す。飛行船の乗客口、いざとなったら飛び降りることも視野に入れて、一番逃げやすい箇所へ誘導していく静香。
そしてここから静香の秘策だ!
そう、今の静香の筋肉なら、100人……はちょっと無理だな。20人乗っても大丈夫!!(某CM風・可否はあくまで肉体的スペースの問題です)
そんなわけで腕に抱えたり、幅広くなった肩に乗せたりと、自分の肉体(きんにく)を信じて、この場にいる避難させる乗客全てを体に乗せていく静香。
そして飛行船の航路が少し安定し、高い建物が近付いたその瞬間。
「フゥウウン!!」
筋肉ジャンプで素早くかつ筋肉的に飛び出し、一気に飛行船を離脱する静香。
無事着地し、乗客から感謝の言葉を受け取る中、いまだ煙を吐きながら空を漂う飛行船を、静香は心配そうに見上げるのであった。
成功
🔵🔵🔴
八乙女・櫻子
(田舎から帝都に出たばかりの櫻子でも来瀬・凪の名は知っている。というか彼の大ファンだ!)
はーっ!あんのオバチャン、あだなはすたねえ格好で凪様ばたぶらがしで!
おらだって凪様ば抱っごすでやってぇったな……
ハッ、つい訛りが!気を付けなければ…!
…いやいやいや!!それよりも今は緊急事態でありました!
既に乗客の皆さまは脱出、破損個所は特定され修理中との事ですが、
舵を取る者が居なければ墜落は免れぬでしょう
飛行船を動かした経験などありませんが、ここは自分がやるしかありませんね!
近くの野原や海など人の少ない広い土地へ優先して針路を取り、最悪墜落しても被害が最小限になる様に努めます
●
八乙女・櫻子(人間の學徒兵・f22806)はサクラミラージュに所縁(ゆかり)ある猟兵である。ユーベルコヲド使いの素質を見出され、田舎より帝都に出てきた櫻子はいまだ帝都桜學府に所属する者だ。
そんな彼女がこのサクラミラージュの事件に関与したのは何かの縁だったのかもしれない。
飛行船に乗り込み、あと一歩というところまで追い詰めながら、飛行船のトラブルの拍子に、イカージョ一味はその窮地を脱して逃走する。
「ここまで来て……! 逃がさないのであります!」
その様子を見逃さなかった櫻子は必死で追いかけるが、イカージョ一味は窓から、凪を連れてパラシュートで降下していく。
その光景を見て櫻子はギリィと歯を噛んだ。。
「はーっ! あんのオバチャン、あだなはすたねえ格好で凪様ばたぶらがしで!」
……おーい、櫻子さーん?
「おらだって凪様ば抱っごすでやってぇったな……ハッ!? つい訛りが! 気を付けなければ……!」
櫻子、うっかり零れてはいけないものが何個か零れてしまったようである。
なお、田舎から帝都に出たばかりの櫻子でも来瀬・凪の名は知っている。というか彼の大ファンだ! ということらしいです。
さて、冷静に戻った櫻子は船内を振り返る。いまだ騒動は解決していない様子。
「それよりも今は緊急事態でありました!」
と、彼女もまた船内トラブルを解決するために奔走する。
彼女がイカージョ一味を最後まで追いかけている間に、仲間の猟兵が原因の特定や乗客の避難誘導などをしてくれているようだ。ただ、全てに手が回っているかといえば……そうとは言い切れない。
(舵を取る者が居なければ墜落は免れぬでしょう)
そう感じた櫻子は急ぎ、操縦室へと駆ける。
操縦席に座り込み、操縦桿を握る櫻子。先に仲間が確認してくれていた通り、駆動系のシステムはまだ生きている。ならば、と。
(飛行船を動かした経験などありませんが……ここは自分がやるしかありませんね!)
ぐっ、と操縦桿を操作して船体の安定を図る櫻子。
「よし!」
どうにか上手く安定できたようだ。このまま水平に針路を変更することくらいなら。そう考えて櫻子は針路を変更する。
(近くの野原や海など人の少ない広い土地へ優先して……)
最悪墜落しても被害が最小限になるように。急ぎ、側にあった地図を見て辺りを調べる。うまい具合に街から離れた、飛行船が着陸しても十分な広さがある山裾の野原がある。
「ならば、ここへ!」
慎重に、ゆっくりと。操縦桿を倒して櫻子は針路変更することに成功するのであった。
大成功
🔵🔵🔵
星羅・羽織(サポート)
「……特別に、手伝って、あげても、いい。困ってるなら、仕方ない、から」
魔術師ローブのヤドリガミ。
何世代にも渡って受け継がれてきたローブがヤドリガミになったもの。
その内には蓄えられた膨大な魔力によって疑似的な宇宙が成っている。
見た目は小学生くらいだけれど、年齢は数百歳。
性格は見た目通り幼めで、寂しがり。
困っている人は放っておけないタイプのため、遠回りなことを言いながらも、積極的に手伝ってくれる。
蓄えられた知識は広く深い。それを活用して必要とあらば助言もする。
喋りはたどたどしい。
戦闘は中遠距離からの宇宙魔法を駆使して行う。
セリフや行動は完全にお任せ!
好きに喋らせたり動かしたりしてください。
●
それは偶然飛行船に乗り合わせていた星羅・羽織(星空に願いを・f00376)にとっても災難なことであった。サクラミラージュへ送り込んでもらったのは他の用事のためとはいえ、それが片付いた今は自由な物見遊山の時間だったのだ。世界知識を深めるようかな、とか乗り込んだ飛行船がイカージョ一味に乗っ取られるとは。
とは思いながらも、仲間の猟兵たちが優勢であったので、こっそりお昼寝しようかなあとか思ってたら、飛行船のエンジンルームで爆発が起こった。
直後、船内に起こる混乱。乗客は慌てふためき、軽くパニックに。その時、うっかり大人が子供を蹴り飛ばした。勢いがついていたため、弾き飛ばされる子供。
よろめく子供の肩を支えたのは羽織であった。
「……特別に、手伝って、あげても、いい。困ってるなら、仕方ない、から」
そう言って、羽織は。お菓子入れの瓶から取り出したお菓子を、泣き出しそうな顔をしていた子供の口に押し込むのであった。
爆発箇所の修理と船体の操縦・コントロールは順調に行われ、飛行船は何とか航行を続けられる状態だ。乗客の避難誘導と脱出は大半が完了していたが、爆発のあおりを受けた際、怪我人や足がすくんで動けなくなった人がいたこと。そして純粋に一度に脱出できる人数をオーバーする乗客数であったこともあり、まだ船内に乗客が残っている状態だ。
墜ちるかもしれない。助からないかもしれない。
その不安で残っていた子供たちが泣き出しそうになる中、羽織は窓を指し示す。
「……大丈夫、見て、雲が、水平に、なった」
それは空の風景。先ほどまで飛行船が傾いていたため、雲の様子も斜めになっていたのだが、今、窓の外には爆発前と同じような光景が戻ってきていた。それはすなわち、船体が水平姿勢を取り戻したということ。
羽織の言葉に鼓舞された乗客が、浮足立っていた状況からほっとひと息、落ち着いた。
「ん……」
その様子を確認した羽織の次の行動は怪我の治療。応急処置だけでも行うことができれば、今後の移動や脱出の際に支障がなくなるかもしれない。
「一時しのぎ、でも、死には、しない」
医術の知識を活用して、血止め、骨折への添え木など、致命的な状況を打破していく羽織。
後はどうにか飛行船がどこかに着陸するのを待つばかり。時間でしか解決しないその不安を、羽織は子供たちの手をつないで払拭する。
そうして過ごすことしばらく。
大きな衝撃と共に飛行船が不時着する。その衝撃を乗り切った乗客は皆無事だ!
こうして救助活動を終えた羽織は、密かにほっと息を吐くのであった。
成功
🔵🔵🔴
アイ・リスパー
キャラ崩壊可
「かわいい男の子を女性好きに籠絡する……のは大歓迎ですが、
年上趣味にさせるのは許せませんっ!」(私怨
とはいえ、まずは墜落しそうな飛行船をどうにかしないといけませんね。
【チューリングの神託機械】で電脳空間の万能コンピュータに接続。
情報処理能力を向上させて飛行船の制御機器の解析をおこないます。
「コンピュータが使われていれば直接介入もできるのですが……
アナログでも分析してコントロールできることを教えてあげましょう」
操縦は他の猟兵が担当してくれているようですので
私は少しでも不時着時の衝撃が和らげられるように姿勢制御を担当しましょう。
「左舷減圧でバランスを取り……
着陸と同時に浮力最大です!」
●
爆発の起こった船内。追い詰められた状況から一転して、隙を見て離脱しようとするイカージョ一味の背中に。アイ・リスパー(電脳の天使・f07909)は『絶対許しません!』と言葉を投げかける。
「かわいい男の子を女性好きに籠絡する……のは大歓迎ですが、年上趣味にさせるのは許せませんっ!」
そこかい。
なお、めっちゃ私怨だった。何故ならアイの気になる人は彼女より年上なのだ。しかも、女性に対してぐいぐい来るタイプじゃない。ここでうっかり年上に目覚めてしまおうものなら目も当てられないのだ! 大ピンチなのだ……!
とはいえ、一度落ち着こう? とりあえず深呼吸、深呼吸……。
「まずは墜落しそうな飛行船をどうにかしないといけませんね」
そう、今は飛行船が大ピンチなのだった。
操縦室に駆け込み、制御盤の前に立つアイ。
「コンピュータが使われていれば直接介入もできるのですが……」
そう言いながらもアイの表情は自信に満ちている。目の前にホログラム状のコンソールを『呼び出し』、アイは高らかに告げる。
「アナログでも分析してコントロールできることを教えてあげましょう」
『電脳空間への接続を確認。万能コンピューターへログイン。オペレーション開始します』
ユーベルコード『チューリングの神託機械』の詠唱が響き渡る。直後、万能コンピューターの演算能力を得て、飛躍的に上昇するアイの情報処理能力。発動の負荷によってその場から全く動けなくなるアイであったが、その代償を以て得た情報処理能力は、デジタル、アナログの種別を問わず、制御機器の解析を一瞬で走査する。
――捉えた。
その感覚がアイにフィードバックされる。制御システムの全てを把握して、ある程度のコントロール権をアイの手元へ強引に移動させる。
しかし、爆発した蓄電器、その余波を受けて自動操縦システムは大破しているようだ。操縦だけは手動……否、その操縦については駆けつけてくれた猟兵が行ってくれている。
ならば。
(私は少しでも不時着時の衝撃が和らげられるように姿勢制御を担当しましょう)
仲間の操縦に合わせて、細かい姿勢制御をコントロールするアイ。どうやら飛行船は、緊急着陸のために十分な広さがある山裾の野原へ向かっているようだ。
「左舷減圧でバランスを取り……着陸と同時に浮力最大です!」
着陸の瞬間、すべての力を制御に回すアイ。
その甲斐あって。飛行船は大惨事を起こすことなく、そして新たな怪我人を出すことなく。野原へと無事到着したのであった。
成功
🔵🔵🔴
第2章 集団戦
『古塚の呪い』
|
POW : 百手潰撃
レベル×1tまでの対象の【死角から胴から生える無数の腕を伸ばし、体】を掴んで持ち上げる。振り回しや周囲の地面への叩きつけも可能。
SPD : 百足動輪砲
【両腕の代わりに生えたガトリング砲】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【銃弾の嵐】で攻撃する。
WIZ : 百足朧縛縄
【呪いに汚染された注連縄】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
イラスト:小日向 マキナ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●不時着したその場所は
猟兵たちの尽力とコンビネーションにより、最悪の事態を免れた飛行船。その飛行船と乗客たちを、騒ぎを心配して駆けつけてくれた學徒兵や憲兵に託し。
猟兵たちはイカージョ一味の捜索に戻る……その時であった。
飛行船、そこから山の方角へ向かう最中に。パラシュートが落ちている。
これはもしや。
そこから山の方へ続く足跡を辿ると、見えてきたのは山の中にしては不自然に大きい洞窟。さらにはその入り口に掲げられている……看板!
――ウェルカム! byイカージョ一味
ウェルカムだった。しかも隠す気が無かった。
そう、ここがイカージョ一味のアジトだったのだ。飛行船の針路を決めた人のクリティカルヒットである。
ということは、だ。この中に、攫われた(?)凪たちがいる……!
●突入! アジト!
そんなわけで洞窟の中へ足を踏み入れる猟兵たち。
しかし仮にもアジトが無防備な訳がない。警備、あるいはカウンタートラップ。それに類する仕掛けは……侵入者に反応して、ゆらりと現れる『古塚の呪い』。猟兵たちの姿を認めて、呪詛の言葉を吐いてきた……!
『おねェェェェェェェ!!!』
『ショタァァァァァァァ!!』
呪詛の言葉である。呪詛なんだってば!!
どうやら、古塚の呪いすらイカージョ一味の手によっておねショタに目覚めているらしい。なんなの、この一味。
落ち着いて状況を整理しよう。
この古塚の呪いは、侵入者を迎撃すると同時に、敵を『こちら側』に引きずり込むものらしい。その言葉に長い間晒されていると、そのうちおねショタに感化されてしまうかもしれない。
しかし、面倒なことに、古塚の呪いは次から次へと出て来るので、おねショタ呪詛が大合唱になってこちらの精神を蝕む可能性がある。
これに対抗する手段は、ある。そう、いつの世だって性癖は、人様に迷惑をかけなければ自由に、許されているのだ。
つまり! 性癖には、性癖をぶつければ!! 相殺できる!!!
というわけでおねショタを相殺しながら、古塚の呪いを破壊せよ!
ここを突破すれば、あとはイカージョ一味だけだ!
※注意:古塚の呪いのおねショタ呪詛は、戦闘行為や判定には影響しません。フレーバーとして、ネタの範囲でご活用ください。ちなみに用法と用量は決まっておりません。
なお、普通に技能とかユーベルコードで耐性をあげることで防げます。しかし、振り切るなら叫べ、性癖!(強制ではないのでご安心ください)
アイ・リスパー
キャラ崩壊可
「ここが敵のアジトですね!
攫われた未来の男の娘(違います)は、私が助け出してみせます!
はぁはぁ(走ってきて息が切れているだけです。だけですってば)」
くっ、しかし厄介な警備ですね……
私はおねショタに目覚めるわけにはいかないのです。
ここは【チューリングの神託機械】で電脳空間に接続。
万能コンピュータの暗号化領域に保管してある男の娘画像を脳内展開して、敵の呪いに対抗しましょう!
「男の娘こそが最高だと思い知らせてあげますっ!」
(神託機械の代償の流血として鼻から血を出しながら)
あ、敵は【マックスウェルの悪魔】による炎の矢で攻撃しますね。
ガトリング砲の攻撃は氷の盾を生成して防ぐとしましょう。
●
敵のアジトを前にして、アイ・リスパー(電脳の天使・f07909)はきっと視線を洞窟の奥へ遣った。
「はぁはぁ。ここが敵のアジトですね!
アイの呼吸が荒い。これから起こる激しい戦いを先んじているかのような息遣い。
「攫われた未来の男の娘は、私が助け出してみせます!」
違います、凪は男の娘じゃありません。というか、アイは凪をそっちへ導きたいのか。そんなツッコミをしてくれるような人は側にはおらず、アイは再び駆け出す。
「はぁはぁ、はぁはぁ」
さらにアイの息が荒くなる。これは走って息が切れているだけ……だけ? ほんと?
「だけですってば!」
誰ともなくツッコミ返すアイ。ちょっとほっぺが不思議な感じに高揚しているのは見なかったことにしよう。
そんなアイを迎え撃つ古塚の呪い。
『おねェェェェ!!』
『ショタァァァァァ!!』
強烈な呪詛(?)がアイを襲う。
「くっ、厄介な警備ですね……」
襲いかかってきた呪詛をかわすようにして足を止めるアイ。厄介だ、この呪詛は非常に厄介だ。何故なら。
(私はおねショタに目覚めるわけにはいかないのです!)
だって、気になるのは年上の男の娘だもの!
とっても可愛いし、身長もほとんど変わらないけど、それでもこの関係は『おねショタ』とは違うって言い切れる! おっと、激しい攻撃(?)にまた息が荒く?
しかし、おねショタ大合唱は遠慮なくアイに襲い来る。
対策は、ある!
『電脳空間への接続を確認。万能コンピューターへログイン。オペレーション開始します。』
ユーベルコード『チューリングの神託機械』を発動するアイ。これこそがアイの秘策。電脳空間に接続し、そこから万能コンピュータの暗号化領域に保管してある、秘蔵の男の娘画像を脳内展開!!
「男の娘こそが最高だと思い知らせてあげますっ!」
『チューリングの神託機械』の発動代償がアイの体に負荷をかける。つーっと血が流れ出る。……鼻から。
「代償ですから!」
ぐいっと鼻血を腕で拭いて、さらに『チューリングの神託機械』の効果を高めるアイ。再び、鼻から血が! さっきと勢い違うんだけど、ほんとに代償だけですこれ?
ともかくおねショタ呪詛に対する抵抗はこれで完璧だ。
『おねェ!』
『ショタァ!』
こちらに引き込めないと感じた古塚の呪いが腕のガトリング砲を派手にぶちかましてくる。銃弾の嵐に対して、ユーベルコード『マックスウェルの悪魔』で氷の盾を生成して、身を護るアイ。
「いきますよ」
次に生み出した炎の矢が周囲の古塚の呪いをなぎ払っていくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
九十九・静香
※連携アドリブ可
性癖?
ふむふむ。要は『とても好きな事』という事ですのね?
でしたらはい、ありますよ♪
筋肉令嬢姿で【怪力】で断部流や刃亜部流を振り回し戦闘
呪詛に対しては自身の筋肉愛を筋肉ポーズを【パフォーマンス】しながら語る
『わたくしは筋肉の素晴らしさと美しさと有用さを世に伝えないのです、ムゥン♪ それはオブリビオンであろうと変わらない。しかしこの方々には邪念つまりは邪心が纏わりついている。ならばそれを祓いこの筋肉美を伝える!それがわたくしの性癖です、ハァァ!』
ポージングからUCを放ち、敵を次々【催眠術】効果込み攻撃
成功した者には【団体行動】指示し、筋肉強化百足潰撃で他の敵の攻撃指示し自分も攻撃
●
九十九・静香(怪奇!筋肉令嬢・f22751)もまた敵のアジトである洞窟へ足……というか車椅子の状態で駆けつけていた。飛行船から乗客を逃がすために途中で飛び降りた車椅子令嬢の静香、ここで事件を降りるにはまだまだ筋肉が収まらない。
洞窟の中を突き進むと現れる古塚の呪い。
『おねェェェェェ!!』
『ショタァァァァァァ!!』
そして迸る呪詛、というか性癖。その勢いを感じ取ったのか、静香は首を傾げて、確認するかのように呟く。
「性癖? ふむふむ」
要は、『とても好きな事』ということであるならば。
「でしたらはい、ありますよ♪」
言うが早いか、静香が車いすから立ち上がる……! 否! 彼女は今、再び筋肉令嬢へと変身したのだ!
そして、おもむろに手にしたソレは、『車椅子可変車輪槌『断部流』』。その名に含まれているように、さっきまで乗っていた車椅子のパーツを組み合わせて構成された重量級両極槌なのだ! えっ、車椅子も重量級なのもしかして?
そしてもう片方の手には、長棒に円形錘を複数付けた重量槍の『重量級属性可変長槍『刃亜部流』』を持って。両の手の武器を迸る筋肉で振り回しながら、静香は古塚のの呪いの群れに突っ込む!
突撃してきた静香の攻撃に一度はたじろく古塚の呪い。しかし、まだ負けるわけには、と再度おねショタの呪詛を放って来る。
「フゥウウン!!」
ばしぃっ(効果音)。
筋肉ポーズでパフォーマンスする静香がその呪詛を弾き返す。そう、それは静香の自身の筋肉愛の象徴にして強調!
「わたくしは筋肉の素晴らしさと美しさと有用さを世に伝えないといけないのです、ムゥン♪」
サイドチェストのポーズからフロント・ダブル・バイセップスのポーズへ。
「それはオブリビオンであろうと変わらない」
さらに、フロント・ラット・スプレッド。
「しかしこの方々には邪念つまりは邪心が纏わりついている。ならばそれを祓いこの筋肉美を伝える!」
かーらーのー! サイド・トライセップス!
「それがわたくしの性癖です、ハァァ!」
そして放つは、ユーベルコード『強制筋肉改心光線』である!
説明しよう! 『強制筋肉改心光線(マッスルビーム)』とは!
『敵という垣根を越え、今筋肉の素晴らしさを伝える』ものである。筋肉愛洗脳とか筋肉増強とか自身への協力効果を籠めた筋肉信者化光線による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【邪心】のみを攻撃する技なのだ! ちなみに邪心討伐に成功すると、相手も筋肉になる。
なお、今回の場合、邪心というのはおねショタ性癖ということらしい。確かにおねショタと筋肉とは相容れないかもしれない。
そんな感じで『強制筋肉改心光線』で撃ち抜かれていく古塚の呪い。基本的には心の軸であるおねショタにダメージを追って動けなくなっていく。のだが、一部ばっちり洗脳されていく古塚の呪い。
『ハァァッッ!』
いきなり筋肉ムキムキになってポーズをする古塚の呪い。それらが同士討ちを始める。そう、悲しいことに性癖の違いは時に争いを産むのだ。
「あらあら。では♪」
しかしこれは静香にとってはチャンスである。筋肉を同志とする古塚の呪いたちの統率を取り、団体行動を指示して。全力でいまだ敵であるおねショタな古塚の呪いの集団にぶつける静香。洗脳と共に発現した筋肉強化百足潰撃が古塚の呪いをなぎ払っていく。
そして最後には自分自身をも攻撃させて。
「フゥゥゥ……」
静香はひとりその場でポージングを決めるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
スバル・ペンドリーノ(サポート)
「困ったことがあるなら教えて、力になるわ」
シスコンなことを除けば面倒見が良く、人当たりも良い善人
UC台詞などで気取った言い回しをすることもあるが、口調は年相応
生まれ育ちは現代日本風世界(TW4)、アルダワ魔法学園に通学中
グリモア猟兵
◆能力
「影の蝙蝠を操る魔法」によるサポートか、「吸血鬼の身体能力」を生かした前衛(力任せの爪攻撃、耐久力を生かして盾に)
後者は夜(星灯りの下)だと強くなるので、イメージに合いやすいです
◆備考
家事万能
機械音痴(な、何もしてないのに壊れたのよ!)
星と海が好き
狂気・呪詛耐性(ああ、ごめんなさい。生まれつき効かないの、そういうの)
◆NG
過度のお色気
残虐な行為
吸血
●
「困ったことがあるなら教えて、力になるわ」
そう言ってサポートに訪れたスバル・ペンドリーノ(星降る影の六連星・f00127)の目の前に、大量に湧いてきたのは。
『おねェェェ!!』
『ショタァァァァ!!』
おねショタを高らかに叫ぶ古塚の呪いたちであった。その大合唱が呪詛(洗脳ともいう)となってスバルに襲い掛かる……!
「……?」
全然効いてなかった。
『しくしくしくしく』
「え、あの……?」
泣き出す古塚の呪いに困惑するスバル。それはスバルが『生まれつき効かない』と周囲に告げている生来の呪詛耐性のためか。あるいは、誰が言ったか『面倒臭いシスコン』という彼女の生き様ゆえか。
でもきっと、おねショタはスバルの『お姉さま愛』の対極にありすぎるのだ。たぶん不倶戴天。
そんなわけで呪詛は見事相殺。単純な力勝負と化すこの場。
「踊りましょう?」
ユーベルコード『紅蓮斬』。血のように赤いオーラを纏った爪が古塚の呪いを斬り裂く。それは攻撃というよりはまるで、薄暗い洞窟の中に赤い軌跡を描くダンス。両の手が縦横無尽に闇へ軌跡を描いていけば、古塚の呪いをそのまま斬り裂く傷跡となって。
『ァァァァ!!』
一瞬の隙を突き、古塚の呪いが無数の腕でスバルの体を掴んで持ち上げる。
「くっ! 無粋ね」
そのまま地面に叩き付けられたスバルはその衝撃に思わず悪態を吐くも。吸血鬼の身体能力はその程度では壊れない、止まらない。
「たくさんいても、壁の花なら意味が無くてよ?」
再びダンスのステップを踏むスバル。一緒に踊る相手でもないと、古塚の呪いはその身を斬り裂かれていく。
ダンスを終えたスバルは、ドレスの裾を持ち上げて一礼を。それに合わせて動かなくなった観客たる古塚の呪いがゆっくりと消えていくのであった。
成功
🔵🔵🔴
ロザリント・フレイニール(サポート)
『……(興味のなさそうな表情をしている)』
フェアリーのシャーマン×ウィザード、10歳の女です。
普段の口調は「ツンツン?(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、リラックス中は「ルンルン?(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●
フェアリーであるロザリント・フレイニール(MystiCagE・f15139)の体長からすれば、古塚の呪いはとても巨大で。その両手、体躯から伸びた手のすべてを用いて攻撃されたなら、とても脅威であっただろう。しかし。
『おねェェェェェ!!』
『ショタァァァァァ!!』
古塚の呪いが最初にしたことは、呪詛(という名の洗脳)だった。
「…………」
対して、ロザリントは興味の無さそうな表情をしていた。
『しくしくしくしく』
「え、えっと……」
泣き出す古塚の呪いに、青く透ける羽でぱたぱたとはためきながら、ロザリントは反応に困った。
幼い頃から自由のない生活を強いられていたロザリントは、感情表現がうまくできなくなってしまった。ゆえにクールとも思われがちな無表情なのだが、決してすべてに無関心というわけではないというわけではないのだ。おねショタに興味が沸いたかどうかは彼女のみ知ることだが、目の前で突然泣き出されたら困るのは当然である。
とはいえ、古塚の呪いはオブリビオン。猟兵であるロザリントが捨て置く理由にはならない。
「それじゃあ……」
くるりと宙を舞って、態勢を整え。ユーベルコード『ウィザード・ミサイル』を発動するロザリント。泣いている隙に魔法の炎の矢が古塚の呪いへ降り注ぐ。
『ェェェェェ!!』
ロザリントの攻撃に反応した古塚の呪いたちが、呪いに汚染された注連縄を放って来る。それらを小さな体躯と持ち前の飛行能力&機動力ですいすいっとかわしていくロザリント。
「えいっ」
もう一度『ウィザード・ミサイル』を発動。炎の矢の群れが古塚の呪いの群れを撃ち抜いていく。何度か繰り返していくうちに、古塚の呪いの数が減っていく。
「……」
こくりと頷いて、周辺に古塚の呪いがいないことを確認するロザリント。無事、周囲の敵を一掃したのであった。
成功
🔵🔵🔴
天樹・咲耶
裏人格のサクヤ
「ふうん、これが呪い?
この程度が、ねえ?」
知り合いのアイから手助けを頼まれたのだけど、ずいぶん拍子抜けする相手ね。
「この私が本当の呪いというものを教えてあげるわ!
我が右腕に封じられし、呪われし邪竜よ!
今こそ封印より解き放たれ、その力を示せ!」
右腕の包帯をほどき、アビスドラゴンを召喚!
その口から【邪竜獄炎砲】を放って、古塚の呪いを焼き尽くしてあげるわ!
「どうかしら、呪われし邪竜の炎の味は?」
え、なんで呪いの竜かって?
えーと、このアビスドラゴン、呼び出したら最後、制御が効かなくて、私も襲われるのよね……
「というわけで、ドラゴンが古塚の呪いというものは相手にしてる間に先に行くわよっ!」
●
アジトである洞窟内の古塚の呪いはあらかた退治されたよう……でもなく。次から次へと湧いてくる洞窟へ最後に突入した猟兵がいた。
新たに沸いた古塚の呪いは、まるでプログラムされたかのように呪詛を吐く。
『おねェェェェェ!!』
『ショタァァァァァァ!!』
呪詛の大合唱が猟兵を包み込むが。
「ふうん、これが呪い? この程度が、ねえ?」
返ってきた言葉はそれひとつ。呪詛の嵐が止んだ後、その場に立っていたのは、天樹・咲耶(中二病の二重人格・f20341)であった。正確には……腕を組み、訪台に包まれた右手を目の前にかざしてその奥に佇む邪眼(?)を強調する中二病なポーズからすると、今の彼女は『裏人格であるサクヤ』であろう。
「ずいぶん拍子抜けする相手ね」
先に進んでいた知り合いから手助けを頼まれ、追いかけてきたものの、歯向かってくる相手がこれでは。右腕の疼きは止まりそうもない……いや、叩き付けよう。
「この私が本当の呪いというものを教えてあげるわ!」
包帯を解いて右手をかざすサクヤ。添えられし言葉はかの者を呼び覚ます力。
「我が右腕に封じられし、呪われし邪竜よ!
今こそ封印より解き放たれ、その力を示せ!」
直後、サクヤの右腕から封じられし邪竜・アビスドラゴンが召喚される! その口から放たれる業火こそが、ユーベルコード『邪竜獄炎咆』の本質! 業火が洞窟内を隙間なく飲みこんでいき、古塚の呪いを焼き尽くす。
「ククク、どうかしら、呪われし邪竜の炎の味は?」
その言葉に応えられる古塚の呪いはおらず。サクヤ以外に残っていたのは炭といまだ衝動収まらぬアビスドラゴンのみ。この場は制圧した……と思った瞬間、サクヤが虚空に向かって振り向いた。何故かカメラ目線である。
「えっ、なんで呪いの竜かって?」
うん、誰に言ってるの?
「えーと、このアビスドラゴン、呼び出したら最後、制御が効かなくて、私も襲われるのよね……」
なんですって!?
見れば、暴れ足りないのか、あるいは制御が外れかかっているのか。口から洩れる炎がさらに荒れ狂い、アビスドラゴンの意識がサクヤに向いていた。
「あ、ヤバ……」
サクヤ、絶体絶命!
とか思っていたら、また古塚の呪いたちがぽこぽこ湧いてきた。湧いてきた古塚の呪いにアビスドラゴンの注意が向く。
「よし!」
よし、じゃない。
「というわけで、ドラゴンが古塚の呪いを相手にしてる間に先に行くわよっ!」
無限沸きする古塚の呪いの相手をアビスドラゴンに任せ(?)、サクヤは洞窟の奥、アジトの方へ駆け出すのであった!
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『三悪ワルイカー一味』
|
POW : 実行犯:イカさま手品師のスクイラー
【シルクハット型ワームホールによる窃盗】が命中した対象に対し、高威力高命中の【武器や服を剥ぎ取り相手を無力化する攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : リーダー:イカがわしい美貌のイカージョ
【知覚した者を洗脳し意のままに操る色仕掛け】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : 参謀:イカれた発明家のゲソッキー
自身からレベルm半径内の無機物を【リモコンで、黒煙噴き出す無敵蒸気機関メカ】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
イラスト:蛤大漁
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠明石・真多子」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●アジトとはおねショタの楽園
トラップというか警備というか。古塚の呪いの妨害を突破して猟兵たちがイカージョ一味のアジトに踏み込む!
そこは、文字通り、おねショタパラダイスであった。
走り回るやんちゃなショタっこに、物静かに読書をするショタっこに、お姉ちゃんに甘えまくりのショタっこに。おそらく古今東西のショタっこがここに集められているのではなかろうか。
その中に、先に誘拐された来瀬・凪の姿もあった。イカージョに抱きついて頬をすりすりしている。
こんな姿をサクラミラージュの帝都民に見せるわけにはいかない。今ここで黒歴史として葬り去らねば。
このおねショタパラダイス状態はどうやらイカージョの能力に端を発しているようだ。つまり、イカージョ一味を倒せば彼らの洗脳は解ける。
そう、まだ。まだ彼らの運命(という名の性癖)はおねショタに染まったわけではない。今ならまだ戻れるのだ、これまでの日常に。
その後、どのような道(性癖)を進むとしても、せめて彼らが自分たちで選べるように。
この場でイカージョ一味を倒すことが、猟兵たちの役目!
●
猟兵たちが踏み込んできたことを認めたイカージョ一味がショタっこたちを奥へ匿う。ある意味戦闘に巻き込まれる可能性は無くなったといえよう。
「人のテリトリーに無断で入ってくるなんて、イカンのではと思うんだけども!」
お前が言うな、と思った人がいるかも知れないが、真面目に戦闘態勢である。
「だけど、ここが年貢の納め時さね。さぁアンタ達やぁっておしまい!」
「「アイアイカー! イカなるご命令も喜んで!!」」
そうして三位一体のイカージョ一味は猟兵たちを倒すべく襲い掛かってくるのであった!
鈴木・志乃(サポート)
『もっと、もっと、ワクワクしよう!』
『皆が幸せになれたらいいなぁ』
オラトリオの聖者
女性
DS生まれCF育ちのパフォーマー
人の幸せが自身の幸せである典型的な『良い人』だが、あくまで全ては自身が楽しむ為と主張する
オブリビオンですら幸せになれないか模索する程度には恐ろしく優しい
しかして速やかに割りきることも出来るのは過去がそこそこ悲惨だったから
魅せることが大好きで配信では歌ってみたを多数投稿
両声類アルトテノール
ごく個人的な秘密から依頼にほぼ無差別に頻繁に参加しようとする
【根っこの考え】
自己を世界の幸福の為の道具と考えており、一切の躊躇なく自己犠牲を払う
必要があれば自身の感情すら『操る』
【武器】
光の鎖
サラ・メリータティ(サポート)
「はわわ」「献身的」「友好的」「前向き」「サポート気質」
NG項目なし、回復、補助タイプです
これにより同行者が酷い目に合うのは申し訳ないので気軽に流して大丈夫です
回復の事や補助、精神的ケアなら任せてくださいな妖狐です
困っている人のお役に立ちたいです
力仕事や走ることは苦手ですが、細かいことは結構得意
頼まれたら断れないタイプ
とりあえず「はわわ~」や「はわわっ」をよく言います
はわわですが「ドジっ子ではない」
真面目な時はちゃんとやり、楽しむ時はしっかり楽しみます
人を助けるという覚悟が決まっていてたとえ捨て身であろうとも救助にあたります
不思議な鞄にはお菓子や冒険に役立つ素敵なものが沢山詰まっています
●
仲間からの救援依頼を受けて、アジトに踏み込んだ鈴木・志乃(ブラック・f12101)とサラ・メリータティ(はわわヒーラー・f00184)。
乱雑に荷物が置かれたアジトの中、前口上もそこそこに二人の前に立ち塞がったのは、実行犯:イカさま手品師のスクイラーと参謀:イカれた発明家のゲソッキーである。
「ポチっとな」
先制攻撃はゲソッキー。手にしたリモコンのスイッチを押した直後、周囲に置いてあった椅子やテーブル、あるいはただの箱といったものが『黒煙噴き出す無敵蒸気機関メカ』に変換され、志乃目掛けて突進してきた。
「くぅっ」
ゲソッキーの攻撃を交差した両腕で受け止める志乃。さすがにアジトなだけあって、事前の仕込みは相手の方が上。
しかし、こちらにはサラがいる!
「はわわ~! 大丈夫ですよ!」
サラの目椅子から放たれる光。ユーベルコード『リジェネイションキュア』の光がもたらすのは傷の癒しだけでは無く、状態異常も治す継続した回復効果。これによって戦線を支えるのがサラの得意技だ。『回復の事なら任せてください』な妖狐さんなのである。
「ありがとう!」
その回復を受けて、さらには『リジェネイションキュア』の光を少し分けてもらうかのように、手にした光の鎖に取り込んで。志乃は光の鎖を振り回しながら、ゲソッキー目掛けて突撃する。
「バカンスをよこせーーーーっっ!!」
ただでさえ、ヒーローズアースで忙しいというのに。迫ってきた無敵蒸気機関メカを飛んでかわし、上空から光の鎖をゲソッキーに叩き付ける志乃。
「ギャー!」
ふんだんに八つ当たりも含んでいるがそれはご愛嬌。ばっちり直撃したゲソッキーは思わずリモコンを手放してしまう。
「はわっ」
リモコンさえなければ、メカは操れないはず。サラが吹っ飛ばされたリモコン目掛けて走る。しかし、それを妨害するのはスクイラー。
「そうそう、上手くはいきませんぞ」
被っていたシルクハットを投擲するスクイラー。
「はっ、えいやー!」
手にしていたメイスでシルクハットを叩き落とそうとするサラ。しかしシルクハットにメイスが当たった瞬間。
「はわっ?!」
メイスがシルクハットに吸い込まれた。バランスを崩してよろめくサラの肩にシルクハットが当たり。
「はわわーっ?!」
シルクハットの当たった肩の部分の服がはぎ取られる。幸いにして体に対するダメージもなく、はぎ取られた衣服も肩の部分だけなので、行動に支障はない。……が、もしこれが直撃していたら。
「はわわ……えっちなのはいけないと思いますっ」
そう言ったものの、スクイラーはゲスな笑みを浮かべるばかり。手元に戻ってきたシルクハットを再度投擲する!
「させるかーっ!」
そこに割り込んだのは志乃。マイクを通じて両声類アルトテノールの音量でシルクハットを弾き飛ばす。しかし、そのワンブレスの間に、ゲソッキーがリモコンを確保。再度、無敵蒸気機関メカを突進させる。
「はわわっ、それはダメですー!」
今度はサラが間に割り込んで身を挺して志乃を庇う。倒れ込んできたサラを志乃が受け止めて、吐き捨てるように呟く。
「ちょっと邪すぎるんじゃないの?」
スクイラーの攻撃手段に、ゲソッキーの発明品を披露したい欲。それらを負の感情とみなした志乃が詠唱の言葉を口にする。
ユーベルコード『呪いは祈り』。それによって周囲の負の感情を吸収する神光が志乃から発せられる。
「その呪いをこそ、力に変えて魅せましょうとも」
その言葉が示す通り、吸いこんだ負の感情を自身の力として反転させて。
「てやーっ!!」
増強させた力で以て、光の鎖を振り回し、スクイラーとゲソッキーをなぎ払う志乃。
「私もお手伝いしますっ」
『リジェネイションキュア』で傷と衣服の破れを回復させたサラも攻撃に加わり、スクイラーとゲソッキーに着実なダメージを叩き込む!
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
アイ・リスパー
キャラ崩壊可
「くっ、おねショタなどという邪悪な教義を広めさせるわけにはいきませんっ!
あの人に感染したらどうするんですかっ!」
ここは一気に決めさせてもらいますっ!
【電脳の天使】を発動!
着ている服がデジタル分解されて電脳空間に収容され、代わりに魔法少女服が装着されていきます。
「これで情報処理能力は大幅向上です!
【マックスウェルの悪魔】を受けてくださいっ!」
炎の矢と氷の弾丸を放ちスクイラーを攻撃です!
ですが、突如、背後から現れたシルクハットによって、身につけた魔法少女服を剥ぎ取られてしまい……
「なっ!?
きゃっ、きゃあああっ!」
全裸にされてしまい、両手で身体を隠して座り込んでしまうのでした。
天樹・咲耶
キャラ崩壊可
裏人格のサクヤです
「ふうん、あなたがこの事件の黒幕ね。
幼い子供たちを洗脳して、ゆくゆくは世界征服を企むなんて私への挑戦と受け取っていいのかしら?」
世界を征服するのはこの私!
それを邪魔するというのなら容赦はしないわよ!
「あなたも魔眼の類いを使うようね!
私の魔眼とどちらが上か勝負よ!
格の違いを見せてあげるわ!」
左目の封印を解き【呪いの魔眼】を発動!
イカージョの色仕掛けに対抗するわ!
「私の魔眼の呪いの効果……それは『魔眼に睨まれた相手は死ぬ』よ!
この魔眼の前で生き残れる相手はいないわ!」(注:効果はサクヤの自称です。人によって効果は異なります
あれ、おかしいわね?
なんで即死しないのかしら?
●
態勢の立て直しに一時撤退する猟兵たちと入れ替わるようにして。
だだだだっ、とアジトに駆け込んできた猟兵がふたり。アイ・リスパー(電脳の天使・f07909)と合流した天樹・咲耶(中二病の二重人格・f20341)のふたりである。
「ふうん、あなたがこの事件の黒幕ね」
立ち止まり、手で後ろ髪をかき上げてながら、そう告げたのは咲耶の裏人格『サクヤ』である。
立ち塞がる、リーダーのイカがわしい美貌のイカージョとイカさま手品師のスクイラーをびしっと指差すサクヤ。
「幼い子供たちを洗脳して、ゆくゆくは世界征服を企むなんて……私への挑戦と受け取っていいのかしら?」
その言葉に応えたのは、目の前のイカージョではなく、隣にいたアイであった。
「くっ、おねショタなどという邪悪な教義を広めさせるわけにはいきませんっ! あの人に感染したらどうするんですかっ!」
知らんがな。
とツッコむ人はここにはいない。むしろカオス度を悪化させる人がいる。
「世界を征服するのはこの私! それを邪魔するというのなら容赦はしないわよ!」
そう、サクヤである。もはや会話は成り立っていないが、テンションはクライマックスだ!
「ここは一気に決めさせてもらいますっ!」
容赦しないのはアイも一緒だったので、とりあえずこの勢いで全力でぶっ飛ばす展開に。
「ここは役割分担といきましょ」
そう言ってサクヤはイカージョを相手取る。必然、アイはスクイラーの相手をすることになったのだった。
……それがお互いの悲劇に繋がるともしらずに(?)
●
『電脳プログラム『天使』起動。同調開始します』
どことなく機械音にも近いアイの声。ユーベルコード『電脳の天使』のプログラムに従い、アイの着ている服がデジタル分解されていく。粒子となった服が電脳空間に収容され、代わりにアイの身体を包むのは魔法少女服。装着完了したその姿は……!
『電脳天使マジカル☆アイ』覚・醒!
「これで情報処理能力は大幅向上です!」
言うが早いか、ユーベルコード『マックスウェルの悪魔』で炎の矢と氷の弾丸を顕現させるアイ。
「受けてくださいっ!」
とそれらを弾幕にしてスクイラーに叩き付ける。
その弾幕を利用してイカージョまで一気に接近するサクヤ。
「あなたも魔眼の類を使うようね!」
イカージョの前に立つサクヤはそう言って、右手の親指辺りで左目を触れる。
「私の魔眼とどちらが上か勝負よ! 格の違いを見せてあげるわ!」
ユーベルコード『呪いの魔眼』発動! 左目の封印が解かれ、魔眼の呪いがイカージョを襲う!
「私の魔眼の呪いの効果……それは『魔眼に睨まれた相手は死ぬ』よ!」
その圧倒的な効果がイカージョに直撃。その様子を見届けて、サクヤが高らかに宣言する!
「この魔眼の前で生き残れる相手はいないわ! ………………あれ?」
気の抜けた声で疑問を呈するサクヤ。何故かというとイカージョ生きてます。ダメージ受けているけど、生きてます。
「おかしいわね? なんで即死しないのかしら?」
もう一回『呪いの魔眼』を放つサクヤ。食らうイカージョ。生きてるイカージョ。
「あれ?」
首を傾げるサクヤ。そんなサクヤの背中にぺたっと貼ってある紙がある。
『注:効果はサクヤの自称です。人によって効果は異なります』
だって。
「よーし、もう一回……きゃー?!」
さすがに3回連続は許してくれなかったらしく、イカージョの色仕掛けによって、身体を操られるサクヤなのでした。
一方、アイの攻撃は一方的に確実にスクイラーを攻めていた。
「このまま、おねショタごと消えてくださいっ!」
前に突き出した手に力を込めて、再度『マックスウェルの悪魔』を放つアイ。しかし、射線上に割り込んできたのは、身体を操られたサクヤであった。
「わっ?!」
咄嗟に狙いを外して事無きを得るアイ。しかし、それが大きな隙となってしまう。死角から回り込む軌道で飛んできたシルクハットがアイに直撃する。
「えっ?」
次の瞬間、シルクハットのワームホールにアイの魔法少女服がはぎ取られてしまう!
「きゃっ、きゃあああっ!」
全裸にされてしまい、咄嗟に両手で身体を隠して座り込むアイ。大丈夫、見られてはいない……はずだ? たぶん、きっと。
スレンダーな身体を隠しながら、ばっ、と片手だけをスクイラーに向けるアイ。
「記憶だけここに置いて、骸の海へ還れーっ!!」
心なしか、さっきより苛烈な『マックスウェルの悪魔』がスクイラーをぶっ飛ばしていく。その衝撃の余波でサクヤも身体の自由を取り戻す。
「こういう時は、質より量よね!」
格の話どこいった?
とにかく、『呪いの魔眼』を解放し続け、イカージョを圧倒するサクヤ。
「くっ、この代償、高くつくわよ……?」
何の代償かは詳しく教えてくれなかったが、高くついたらしい。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
化野・那由他
「イカと聞いたのだけれど、食べられそうにない連中ね……」(料理包丁を隠して)
色気より食い気で意気揚々と乗り込んできましたが(だいたい日常茶飯事の)勘違いだったようです。でも焼いたり捌いたりするユーベルコードを用意してきているので、全力で戦います。
具体的には【叢原火】を主体に【妖奇譚『鎌鼬』】を使用します。
敵や飛んでくる無機物を燃やして、鎌鼬で切り刻んで。
属性攻撃、範囲攻撃で料理してあげましょう。……切っても焼いても食べられないけど(執着している)
食べ物の恨みは恐ろしいのよ。
こういう人たちは爆発させるのがお約束よね。
もし逃げたりしそうなら叢原火で追い打ちをかけてどかーんと。
※アドリブ大歓迎です。
八乙女・櫻子
ハァ…ハァ…恐ろしい呪いに阻まれ辿り着くのが遅れてしまいましたが、ようやく追い詰めたでありますイカージョ一味!
まあ、その、おねショタ?なるものが悪と断じるつもりはありません
当人達が深く想い合っているのならば、外野がとやかく言うのは野暮というもの
しかし本人の正気を奪い連れ去るなら話は別!まごうことなき犯罪であります!
何より今少年達が貴方を慕っているのは妖術で植え付けた仮初の情に過ぎず、
とても本心とは言えません!そんな事して虚しくないのですか!
イカージョを押さえたかったのですが、立ち塞がるのは手品師ですか
どんな手品を出してくるか知りませぬが、貴様らの邪悪な野望ごと剣刃一閃で断ち切ってみせましょう!
火土金水・明
「なんだか、懐かしいノリの影朧達ですね。」「とりあえず、この世に悪の栄えたためしはないですよ。おねショタの方はわかりませんが。」
【WIZ】で攻撃です。
攻撃は、他の方に合わせ【援護射撃】にして【高速詠唱】した【破魔】を付けた【属性攻撃】の【全力魔法】の【サンダーボルト】を【範囲攻撃】にして、『三悪ワルイカー一味』達が何処に移動しても巻き込めようにして【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「さあ、お仕置きの時間です。」「さあ、オブリビオンは『骸の海』へ帰りなさい。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。
●
この場に足を踏み入れた切欠は様々なれど、集まった猟兵たちの攻撃は徐々にイカージョ一味を追い込んでいった。
「ちぃっ、このままではやられちまうね……アンタ達逃げるよ!」
「「アイアイカー!」」
戦況不利を悟ったイカージョは素早く反転、逃げの一手に移る。逃げる前にショタっ子たちを回収しようと奥の部屋に向かう……その扉との間に割り込んできたのは、八乙女・櫻子(人間の學徒兵・f22806)であった。
「ハァ……ハァ……恐ろしい呪いに阻まれ辿り着くのが遅れてしまいましたが」
頬の汗を腕で拭う櫻子。どうやら古塚の呪いに足止めされていたらしい。……え、もしかして呪詛に侵食されかけた?
しかし、その古塚の呪いをかわして進んできたおかげか、裏口から回り込めたようである。
「ようやく追い詰めたでありますイカージョ一味!」
びしっとイカージョ一味を指差す櫻子。その櫻子に続いて現れたのは、火土金水・明(人間のウィザード・f01561)と化野・那由他(書物のヤドリガミ・f01201)であった。
「なんだか、懐かしいノリの影朧達ですね」
どこかで見たような見てないような。そんな雰囲気を感じながらも明は普段通りの物腰で相対し。
「……イカと聞いたのだけれど、食べられそうにない連中ね……」
色気より食い気で意気揚々と乗り込んできました那由他は、こっそり着物の袖の下に料理包丁を仕舞い込む。
「勘違いだったようです」
比較的、だいたい日常茶飯事の。
後ろでそんなことしてるとは露にも思わず、櫻子はイカージョ一味に言葉を告げる。
「まあ、その、おねショタ? なるものが悪と断じるつもりはありません」
そも性癖なだけで犯罪ではないのだし。しかも当人たちが深く想い合っているのならば、外野がとやかく言うのは野暮というものだ。しかし、しかしである。
「本人の正気を奪い連れ去るなら話は別! まごうことなき犯罪であります!」
それを見逃すわけにはいかない、と櫻子が声を張り上げる。
「何より今! 少年達が貴方を慕っているのは妖術で植え付けた仮初の情に過ぎず、とても本心とは言えません!」
そう、今のハーレムはイカージョの能力によるものなのだ。
「そんな事して虚しくないのですか!」
「ぜぇんぜん」
びしぃっと言い切った櫻子に、あっさりと首を振るイカージョ。言葉による説得は通じなかった。後ろから明と那由他が、櫻子の肩をぽむっと叩く。よくやった、そう言う意味で。
「とりあえず、この世に悪の栄えたためしはないですよ。おねショタの方はわかりませんが」
「焼いたり捌いたりするユーベルコードを用意してきているので、全力で戦います」
七色の杖を構える明と本体である奇書を取り出す那由他。
最早戦闘は避けられない、そんな空気が満ちるのであった。
●
「昔々の話でございます。京の都に仏道に反する悪僧がおりました」
那由他奇書がとある頁を指す。その箇所を読み上げるように、那由他が詠唱するのはユーベルコード『叢原火』。物語に誘われた鬼火が現れ。
「受けよ、天からの贈り物!」
那由他の攻撃に合わせて高速詠唱を行う明。ユーベルコード『サンダーボルト』の雷光が、明の指先に誘われ、顕現する。
イカージョ一味に降り注ぐ、炎と雷光のユーベルコード。
「アンタたち!」
イカージョの号令に前へ立って、その攻撃を受けるスクイラーとゲソッキー。
「あばばばばば!?」
「しびびびびびび?!」
炎と雷光に撃たれ、その場にばったり倒れ込む二人。チャンス、と櫻子が刀の柄を手に掛けだすが。
「イカージョを押さえたかったのですが、立ち塞がるのは手品師ですか」
そうはいかない、とスクイラーが立ち上がる。すらり、刀を抜き放ち、構える櫻子。櫻子が動く、その前にスクイラーがシルクハットを投げつける。
「どんな手品を出してくるか知りませぬが!」
飛んできたシルクハットを、目を細めながら距離を捉え。一刀のもと、斬り捨てる櫻子。刀を振り抜いた勢いを殺さぬよう、そのまま前進、スクイラーとの距離を詰める。
「貴様らの邪悪な野望ごと剣刃一閃で断ち切ってみせましょう!」
ユーベルコード『剣刃一閃』。鋭く振り抜かれた櫻子の斬撃がスクイラーを斬り裂いて。まずはひとり!
一方、ゲソッキーもなんとか立ち上がり、毎度おなじみの『リモコンで、ポチっとな』と、周囲の無機物を黒煙噴き出す無敵蒸気機関メカに変換して放つ。那由他の炎と明の雷光を弾き飛ばしながら、無敵蒸気機関メカが突進してくる。
「では、こうですね」
その様子を見て、那由他が次なる頁をめくった。そこに記された物語は『妖奇譚『鎌鼬』』。那由他の手のひと振りで放たれた風の刃が次々と叩きつけられ、メカの突進を推し留め、その進路を強制的に変更させる。
「なるほど」
那由他が攻撃をかわしていく様を見て、明が口元に笑みを浮かべる。自分に突進してきた無敵蒸気機関メカに対し、オーラ防御を展開。
「こう、ですか」
ダメージをオーラ防御で受け止めながら、メカそのものは受け流すようにして。メカの進路を変更し、捌いていく明。そして、残像を囮にしてゲソッキーの不意を突く。
「さあ、お仕置きの時間です。」
再び高速詠唱からの『サンダーボルト』がゲソッキーを撃ち、その動きを止める。
「属性攻撃、範囲攻撃で料理してあげましょう。……切っても焼いても食べられないけど」
よほど食べられないのが残念だったのか。恨み言を乗せた不可視の衝撃波がゲソッキーの逃げ場も無いほどに飛び交い、その身を斬り裂いていく。
これで残りは、イカージョただひとり。
●
二人が倒れたのを見て、イカージョは全力で逃げようとしていた。まだ逃げれ切れれば再起の、ショタハーレムの夢は残る。
どかーん!
でもそんなこと許してくれる3人では無かった。
「こういう人たちは爆発させるのがお約束よね」
と全力で『叢原火』をイカージョの周囲にまき散らす那由他。
「さあ、オブリビオンは『骸の海』へ帰りなさい」
明の最終通告はもちろん『サンダーボルト』で。
「これで終わりであります!」
素早く距離を詰め、居合い抜きの要領で『剣刃一閃』を放つ櫻子。その一刀がイカージョを斬り伏せる。
「食べ物の恨みは恐ろしいのよ」
「えっ!?」
不意に聞こえてきた那由他の言葉に、全力で振り返る櫻子であったが。
何はともあれ、こうしてイカージョ一味はアジトごと壊滅したのであった。
●
あとは誘拐された子供たちを解放するのみ。
「もう大丈夫ですよ」
イカージョが倒れて洗脳が解けた後、見知らぬ光景……というか、この場の雰囲気に恐怖すら感じていた子供たちは、明の言葉で安堵を取り戻す。
安心して泣く子、大声で笑いだす子。そんな中にひとり静かに佇む少年がいた。凪である。
「だ、大丈夫でありますか?」
凪の安否を心配して駆け寄った櫻子が声をかける。物憂げな表情を見せた少年は、周囲を見渡し、誰の注目もされていないことをかくにんした上で、櫻子へそっと耳打ちした。
――今回の事は誰にも言わないでください。
幸いにして飛行船でもほぼほぼ目撃されていないはず。仮に見られていたとしても、別人のようだったし、ここの子供たちはすぐに忘れるだろう。となると、後は猟兵だけ。
「よろしくお願いしますね」
「も、もちろんだb……いえ、もちろんであります!」
国民的美少年スタァの顔で微笑む凪を見て、うっかりミーハー心と訛りが顔を覗かせかけたがなんとか押し込み、櫻子が応えると。
「ありがとうございます」
そう言って凪は櫻子と握手するのであった。
一方、那由他はその頃。
「やっぱり、ダメですか……」
焦げたり、斬られたりしたイカージョ一味の体を包丁でつんつんしていた。つんつんした先から崩れ、塵となって骸の海に還っていく一味。
もしかしたら焼けた後なら食べられるかなぁ、的な希望を抱いていたのだが、やっぱりダメでした。
こうして、おねショタ……じゃない、美少年を誘拐するイカージョ一味の悪巧みは、猟兵たちによって無事阻止されたのだ。
彼らの未来がどうなるかは、彼らが決めることなのである。
大成功
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