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鉄の城

#アックス&ウィザーズ #群竜大陸 #天空城 #天空城の戦い

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●浮かぶ鉱石群
 荒野地帯にて、空高く浮かび上がる鉄の城。
 その周囲には無数の巨岩群が、地上から城までのあらゆる場所に浮遊していた。
 巨岩群には鉱石や原石がかなり含まれており、遠目から見ても派手に輝いている。
 灼熱の太陽を受けてジリジリと熱される鉄の城と巨岩群。
 凄まじく熱いが、炭鉱夫やドワーフ達にとって楽園の様な地がここにあった。

●鉄の天空城
 魔本の頁から鉄の城と巨岩群を見せるのは、ウィルバー・グリーズマン(入れ替わった者・f18719)。周囲に何も存在しない荒野で、『それ』はキラキラと浮遊していた。
「これが噂の天空城らしいですよ。凄いですよねぇー」
 ウィルバー自身も頁を見ていて、その圧倒的な存在感に驚きを隠せない様子。

 天空城。
 各地に存在するクラウドオベリスクを破壊した事で、帝竜ヴァルギリオスが世界に掛けていた巨大幻術『クラウドヴェール』が破られ始めた。
 これによって世界のあちこちに浮遊する『天空城』が巨岩群と共に出現。
 天空城の主を撃破する事で、いずれはクラウドヴェールの完全破壊が可能。
 そうすれば、クラウドヴェールによって隠された群竜大陸が姿を表す事となる。
 今回の場合は、全面が鉄製の頑強な城との事だった。

「依頼内容は単純です。天空城に行って、その主を倒す……簡単ですね?」
 ニコニコと笑うウィルバー。
 内容は分かり易いが、そこまでの道のりがやや面倒だ。
「天空城までは巨岩群と浮遊石を利用して地道に昇っていく以外は無いですかね。空を飛べれば楽ですが、魔法の気流のせいで飛行をかなり邪魔されます」
 その為、飛行する以外にも何か一工夫あれば非常に楽になる。
 ウィルバーが別の頁を開くと、全身がトゲトゲの虫が映し出されて。
「天空城に行くまでの間に、この甲鎧虫と呼ばれるオブリビオンが転がってきます。当たると結構痛いので気を付けて下さい」
 これは巨岩から巨岩へと移動しながら、ポンポンと跳ねて転がって来る。
 頑丈で物理攻撃の効果は薄いが、突き落とせば地面まで落下して潰れるだろう。
 余談だが、この虫の甲殻は武器や武具の素材としても使われるとか。

 ウィルバーは更に頁を開く。
 映し出されるのは天空城内部。広大な広間の中央に鉄の蟹が存在している。
 背中から鋭い刃、手にある強靭な鋏が特徴的な巨大オブリビオン。
「名前は鉄鋼蟹と呼ばれています。高純度の鉱石で身体が構成されていて、甲鎧虫よりも遥かに堅いです。少し面倒ですけど頑張って下さいね」
 鉄の城や浮遊する巨岩群に含まれる金属を食べて強くなる。
 この様な地帯では特に高い戦闘力を持つので、用心して掛かろう。
「ああそうそう。鉱石とかオブリビオンの身体とかは好きにしていいですよ。天空城の奥には王座の代わりに宝箱っぽいのも見えましたので、興味があればお好きにどうぞ」
 巨岩群に多量に含まれる鉱石や原石。オブリビオンの甲殻。そして宝箱……。
 そんな素材が豊富な天空城へと、ウィルバーは転送を始めるのだった。


小強欲
 どうもこんにちは、小強欲と申します。
 依頼の詳しい内容はOPの通りです。

 一章では、巨岩を足場にして昇っていきます。
 二章では、巨岩を昇りながら甲鎧虫を相手にします。
 三章では、天空城内の鉄鋼蟹を撃破します。

 城内には宝箱があります。
 中身をプレイングに記して戦闘中に利用しても構いません。

 それでは、楽しいプレイングをお待ちしております。
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第1章 冒険 『天空城をめざして』

POW   :    気合や体力で気流に耐え、巨岩を足場に進む

SPD   :    素早く気流を切り抜け、巨岩を足場に進む

WIZ   :    気流を見極め、回避したり利用したりしながら巨岩を足場に進む

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

御剣・刀也
POW行動

気流の弱いところ見てちまちま進んでくのは性に合わねぇ
男なら真正面から堂々と乗り込んでやるぜ

気流で邪魔されようが勇気で気にすることなく気流に耐えながら岩を足場に上っていく
途中気流の流れが激しいところや、竜巻のようになっているところは吹き飛ばされないよう重心を落として、どっしりと構えながら、堅実に、ゆっくりと登っていく
「焦ったらだめだとわかってるが、天空の城を一目見たいと思うと気がはやるというもんだ。とりあえず、心を落ち着けていこうかね」



 轟々と音を立て激しい風が吹き荒れる。
 雨は降らずとも台風のような強さで、気流の勢いは収まる事を知らない。

 風は巨岩を巻き込み、無数の礫が舞い上がって。
 天空城までの道は自然の要塞と化していた。


 空に浮かぶ巨岩群を見渡せば、赤や青、金色といった様々な岩が見える。
 その先には一際巨大な大岩。地上からではその姿こそ見えないが、あれが鉄の天空城なのだろう。

 一つの岩の前に立った御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)は、周囲を見ていて。
「……竜巻まで発生しているんだな」
 地面から渦巻いて伸びる白い竜巻。
 竜巻は直撃した巨岩の位置を大きくずらして、状況を目まぐるしく変化させていた。
 だが刀也は惑わされない。彼が心の中で決めている事は一つ。
 気流の弱い場所を探して少しずつ進むのは性に合わない。ならば――。
「男なら、堂々と」
 目の前の岩に飛び乗ると、刀也は『真正面』から真っ直ぐに巨岩群を進み始めた。

 暫く巨岩群を登れば、すぐに地面は遥か遠くへ。
 ここから落ちてしまえば、例え猟兵だろうと致命傷は免れないであろう。
「ぜぇいッ!!」
 しかし刀也は臆する事なく、岩から岩へと飛び移る。
 気流に邪魔されようと、その身体は簡単には揺らがない。
 恐怖を跳ね除ける精神性と頑丈な肉体。これこそが刀也の力。
 その力でゆっくりと堅実に。しかし確実に天空城へと向かって行く。
 少しして、先程の竜巻が此方に少しずつ近付いているのに気が付いて。
「焦ったらだめだとわかってるが、天空の城を一目見たいと思うと気がはやるというもんだ。……とりあえず、心を落ち着けていこうかね」
 持ち前の力を信じて一つ深呼吸。重心を落として力強くどっしりと構える。

 ――ビュオオオオ!

 竜巻がすぐ近くを凄まじい勢いで通り抜ける。
 巨岩をも吹き飛ばす風圧を受けても刀也は吹き飛ばされず、耐え続けて。
 そうして完全に竜巻が通り過ぎ、後に残るのは散らかされた巨岩群と刀也のみ。
「凌いだか。……だが、まだまだ先は長いな」
 辺りを見渡して岩の状況を見れば、問題なく真正面から昇れる事を確認する。
 刀也は改めて、巨岩群を昇り始めて行くのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鎧坂・灯理
【鎧坂探偵社】
わかりやすいのはいいな
やる事がはっきりしていると無駄に頭を回さずに済む
ん、いいのか?
なら相乗りさせて貰うよ。ありがとう、マリー
それじゃあ鬼鵼、岩をうまく飛び移っていってくれ
体柔らかいなおまえ


宝物ね
オブリビオンの素材は是非とも欲しい
あと宝石は魔力を貯めやすいからあれば貰っていこう
マリーの目利きを頼って良い物を選ぼうか
純度が低くても、分子を弄ればある程度は高く出来るしな

空にそびえる鉄の城か……動き出したりしないだろうな?


ヘンリエッタ・モリアーティ
【鎧坂探偵社】
ゴールがシンプルでわっかりやすーい!素敵ねっ
でもどうやって上っていこうかしら。アー、ヘンリーじゃないから力技は専門外なのよねぇ
……そうだ!『鬼鵼』で上りましょうか!
大きくもなるし小さくもなるって便利だわぁ。可愛くて使える子って誰からも好かれるのよね
ということで、鬼鵼ちゃんおねがぁい!灯理も一緒に乗る?

お宝金銀財宝だーいすき!
昔はそういうの盗んでお金にしてたし
けっこー目利きはあるんだから
今でもたまに「おともだち」から貰ったりするしね。大抵シュミじゃないから売っちゃうけど
それにしても――天空に浮かぶお城、ねえ。
ふふ。楽しみ。荒らしがいがありそ!
チープなものだったら許さないんだからねッ



 大量の巨岩があれども、猟兵達が向かうべき場所はただ一つ。
 遥か先の上空に見えるもの。城一つが丸々乗ってしまう程、出鱈目に巨大な岩。
 荒野に現れたから良かったものの、街中に現れたのならば大騒動だった事だろう。


 依頼内容自体は至ってシンプル。『城に行って蟹を倒す』、ただそれだけ。
 頭を使う必要は少なく、吹き荒れる風の気流を突破すれば後は敵を撃破するのみ。
 尤も、普通に歩いて行く場合は結構な重労働なのだが。

 最下部の巨岩に二人の猟兵が立つ。
 一人はスーツ姿で鋭い目付きが特徴の鎧坂・灯理(不退転・f14037)。
「空にそびえる鉄の城、か」
 そう呟いて、彼女は思い浮かべる。とある一つの作品を。
 天空城自体が動き出す事はないが、鉄の城と聞くとあれを連想させてしまって。
「ゴールがシンプルなのは素敵ねっ! アー、でもどうやって上っていこうかしら」
 思案する灯理の隣から聞こえて来るのは、もう一人の猟兵ヘンリエッタ・モリアーティ(Uroboros・f07026)――の人格の一つ、ルビー・モリアーティの声。
 マリーとも呼ばれる彼女は遠方の竜巻、強風と礫によって発生する砂嵐などを見る。
 ヘンリエッタならば兎も角、マリーは力技が専門外だ。
 強引に突発するのは難しいものがある。
「……そうだ! 鬼鵼で上りましょうか!」
 何処から現れたのか、猫、鷹、蛇の肉体部位を併せ持ったUDCの黒獣『鬼鵼』が彼女の前に伏せる。鬼鵼は蛇の尻尾を立てて、マリーが乗るのを待っていた。
 若干怖い風貌ではあるが仕草は可愛らしく、灯理も少し気になる様子で。
「灯理も一緒に乗る?」
 そんな灯理を見てマリーが微笑みながら手を伸ばす。
「ん、いいのか? なら相乗りさせて貰うよ。ありがとう、マリー」
 マリーの手を取ると二人で鬼鵼に跨がる。
 とても体が柔らかく、心地良い毛並みに灯理も満足そうだ。
 鬼鵼は二人が乗ったのを確認すると、グンッと肉体を巨大化させて、魔法の気流程度では吹き飛ばされない様にして。
「ということで、鬼鵼ちゃんおねがぁい!」
「それじゃあ鬼鵼、まずはあの岩に飛び移っていってくれ」
 バサリと鷹の翼を広げると、灯理の示した巨岩まで一気に飛んで行く。

 巨岩群の至る場所で輝く鉱石や原石。
 これらは利用価値が高く、灯理の場合は魔力を貯めやすい宝石に目を付けていた。
 宝石も幾らでも存在するが、純度が高く良い物となると簡単には見付からない。
 しかし、マリーの力があれば難しい作業もかなり楽になる。
 過去にそういった物を盗んで金銭を得ていたので、こういった場面では特に強い。
 今でも偶に『おともだち』から貰うこともあり、目利きには相当な自信がある様子。
 灯理はマリーが指を差した場所の原石を念動力で抉り取る。
 そうして抉り取ったエメラルドの原石は、とても大きいが純度は平凡。
「んー、質は普通?」
 首を傾げるマリーだが、例え純度が低くとも灯理の分子を操れる手に掛かれば。
 原石の分子を弄って、薄い翠色が見る見るうちに濃い翠色となって高純度の原石に。
「わあっ! 凄いわねぇ!」
 マリーの喜ぶ声を聞いて、灯理は少し得意気な様子。
 暫くは巨岩群を飛び移りながらも次々と宝石を入手して、地道に登って。
 しかしそれでも、鉄の城は遙か先。まだまだ先は長そうだ。
「それにしても――天空に浮かぶお城、ねえ。ふふ。楽しみ。……荒らしがいがありそ!」
 まるで盗賊の様な言葉。
 いや、まさしくとでも言うべきか。マリーは好き放題に城内を荒らそうと考えていて。
「オブリビオンの素材は是非とも欲しい。それに宝物の事もある……」
 鉱石や宝石などの素材もそうだが、敵も余す事なく立派な素材となり得る。
 灯理もまた同じ様に荒らし回ろうと考えていた。似た者同士なのだろう。
 そして、宝物もまた今現在では知りようのない謎多きもの。
「実用的な宝物であればいいが……さて、何が出るのやら」
 チープで使い道がない――等ではない事を祈って、鬼鵼と二人は突き進んで行く。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

愛久山・清綱
俺の世界では絵本の中の存在でしかないものが、
今目の前に存在するとはな……
世界はやはり、広くて面白い。
■行
【WIZ】
【空中戦】の技能で空を飛ぼう。
先ずは【野生の勘】を巡らせて風を感じ取り、風に煽られない
タイミングを計りつつ、羽をはばたかせ待機。

吹いてきたら一気に飛び、岩を目指して空中【ダッシュ】。
一気に城を目指そうとはせず、岩を渡りながら細かく移動。
基本はこれで。

■行・弐
だが、もし有効そうなら藤原の効果作戦を決行。

城がある方向目掛けて【薙鎌】を放ち、気流をカマイタチに
追従させることで風向きを強引に変える。
そこで風に乗りつつ跳ぶことで、一気に天空城を目指す。
無理そうなら、普通に移動。

※アドリブ歓迎



 岩が浮く、と言うのは猟兵稼業を行う者達にとってはそう珍しくはない。
 しかし目の前の状況を見て、珍しくはないと言える者はどれだけ居るのだろうか。

 岩、岩、岩。
 階段状に連なる物もあれば、上に乗るのに適していない奇妙な形の物も。
 それが遙か先の上空にある超巨大岩まで、足場になる様に配置されているのだ。
 あまりにも不思議で、幻想的な現実がそこにあった。


 目の前の巨岩群を見て、愛久山・清綱(飛真蛇・f16956)は腕を組んで考えている。
 清綱は自分の世界で、この様な光景は見た事がない。
 しかし、世界が変われば当たり前かの様に存在している。
「……世界はやはり、広くて面白い」
 あまりもの楽しさに、清綱の口元が僅かに緩む。
 彼が視線を上に向けると、ただ一点の巨岩――即ち、天空城の地点を見て。
 バサッと黒い羽を開いて。精神を集中させて風の流れをじっと見詰める。
 そして、気流が弱まる瞬間。

 ――ヒュンッ!

 羽による鋭い飛翔。
 清綱の身体は風を切り、一瞬にして巨岩を渡り切る。
「次は……左、だな」
 勘を巡らせて風がどう動くかを感じ取る。
 魔法による空気の流れは、自然に発生するそれよりも遥かに読み易い。
 バサリバサリと羽をはばたかせ、流れに乗れる瞬間を狙って一気に飛んで。
 そうして清綱は、巨岩を細かく渡りながら移動を続けて行く。

 あれから十数分が経ったか。
 移動を続けていると、気流を感じない静寂の空間を発見して。
「ふむ、あれを使える時が来たか。物は試しだ」
 清綱の考える『あれ』。
 とある気象学者が提唱した事によって名付けられた『藤原の効果』による作戦。
 自慢の合金刀を構えると、天空城の巨岩に狙いを付けて。
「秘伝……薙鎌」
 その速度、風よりも疾く。光にも届き得る一太刀。
 轟、と空気が斬り裂かれると、清綱の前方に発生する無数のカマイタチ。
 吹き荒れるそれは先にある気流を全て巻き込んで、強引に風向きを変えてしまう。
 更には気流をカマイタチに追従させ、風の通り道までも創り出して。
「成功……したのだな。良し、一気に飛び立とう」
 清綱は大きく跳んで飛翔。
 風の通り道を抜けて、凄まじいショートカットを行った。

 暫く進むと、上の岩から何かが跳んでいるのが見えて。
「む、あれが甲鎧虫か」
 岩上をポンポンと――否、鋭い棘が岩に当たる事で嫌な響きを鳴らしている。
 一匹の甲鎧虫が清綱の元へと跳んで来ると、それを避ける為に身を伏せて。
 僅かな時間を回避に費やしただけだが、その一瞬で風の通り道は消えてしまった。
「ここまでか……だが、かなり進めた様だな」
 今のショートカットで、もうすぐで天空城が見える位置まで来ている。
 清綱は近くの巨岩に飛び乗ると、上から多数の甲鎧虫が迫るのが見えた。
 巨岩群の真の恐ろしさは、どうやらここからの様だ。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『甲鎧虫』

POW   :    鎧甲殻
対象のユーベルコードに対し【防御姿勢】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
SPD   :    穴掘り
【地中に潜って】から【体当たり】を放ち、【意表を突くこと】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    球体変化
【闘争本能】に覚醒して【球状】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。

イラスト:すずしろめざと

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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ――ガチンッ、カキンッ、ギキィン。

 甲鎧虫が上から転がって来る。
 遠くから見ればポンポンと跳んでいるだけ。
 しかし近くに寄れば、岩と棘がかち合って耳障りな音を響かせる。

 奴等は猟兵を狙って跳び降りて来る。
 ここで体力を消耗させるのは得策ではない。
 巨岩群から叩き落として、地面に落とすのが最も有効な手段だろう。

 だが相手は一匹ではなく複数……決して油断せずに、確実な撃破を行おう。
尾崎・ナオ
黒板を引っかくみたいな音か!ヒイイイ

落下しているなら、1匹につき1回回避できれば問題無さそうかな。登ってくる前に距離を取ればいいし…、それならあのUC♪

「岩にしがみついてガニ股で登るナオちゃん。もちろん可愛い!」
パンチラが期待できるかも?残念、ホットパンツでした!でもスラッと伸びた太ももがキュート。さすがナオちゃん。
「不調和音辞めろ!もっと優雅に奏でて~ナオちゃんに似合う音を~不可能だろうけども!」

【指定UC】で自画自賛しながらしっかりと視認しながら回避。
場合によっては1前の岩まで戻って、確実に回避するように努めよう。
回避したらサクっと進む。落下する敵と進むナオちゃん、物理的に距離を取るよ~。



 岩の上から落ちて来る大量の甲鎧虫。
 普通に落ちる物もあれば、比較的柔らかい岩を掘って進む物も。
 辺りに響き渡る嫌な音は甲鎧虫の意思ではなく、偶然作られた物に過ぎない。
 どうであるにせよ、非常に邪魔だという事は確かだが。


 ――ギィン、ギギィ。
 まるで黒板を傷付けるような怪音が鳴り響く。
「ひぃぃぃ……不調和音辞めろぉっ!!」
 全力で耳を塞ぐ尾崎・ナオ(ウザイは褒め言葉・f14041)は、甲鎧虫の発する音に若干涙目だ。こんな物を聞き続けていれば精神が壊れてしまいそうだ。
 人によってこの音は高い威力を発揮する様で、かなりの嫌がらせとなっている。
 こんな物を長々と聞きたくはない。
 ナオは一気に岩を昇ってしまおうと、身軽な身体で大きく跳び始めた。

 巨岩の出っ張りに足を掛けて。
 もしくは、その周囲に浮遊している小さな浮遊石を踏んで、一気に上へと。
 上にまで届かないのならば巨岩をガシッと掴んで、強引に昇り始めて。
「よっし……岩にしがみついてガニ股で登るナオちゃん。もちろん可愛い!」
 ここでもしっかりと自画自賛。
 スピードと反応速度が向上して――ふと、岩の中から音が聞こえて。
「やば……っ!」
 すぐに手を離して下に落ちる。
 直後、ナオのいた岩の中から勢い良く甲鎧虫が飛び出して来て。
 そのまま凄い勢いで地面に向かって落ちて行った。
 言うまでもなく、そのまま潰れてしまうだろう。
「危ない危ない、ああはなりたくないねぇ……」
 ナオはしっかりと下の巨岩に着地して、安全な回避を心掛けていた。
 そうして、素早い動作を駆使して巨岩を登って行く。

「もっと優雅に奏でて~ナオちゃんに似合う音を~不可能だろうけども!」
 奇襲さえなければ、ナオのスピードに甲鎧虫が追い付ける筈もない。
 煽る余裕もある様で、サクサクっと間近まで迫った天空城に向けて進んで行く。
 周囲では強風が発生しており、ここでスカートを履けば中々大変な事になるだろう。
「ホットパンツで良かったぁ。ついでに、スラッと伸びた太ももがキュート……やっぱナオちゃんはサイコーだね」
 自画自賛に自画自賛を重ねて、更にスピードアップ。
 限界まで高まった彼女の速度に追い付ける者は、誰一人として居なかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

御剣・刀也
鎧の虫か?
何とも珍妙なものがいるもんだ
まぁ、俺に斬れないものはない。全部纏めて斬り捨てる!と行きたいが、こうも足場が不十分だと動くのに苦労しそうだ。
幸いな事に、硬いみたいだし、この高さから落として粉々にしようかね

鎧降格で防御姿勢になられたら、見切りと第六感でそれを察知し、武器受けで落ちて来た所を受け止めてそのまま流して、勇気でバランスが崩れることを恐れず、虫を下に受け流す。
それが難しい数が一気に来たら、日本刀で真っ二つに斬り捨てる
「さて、虫が勝手に落ちてくるわけがないと思うが、この上にいるのはいったい何なのか。楽しみだね」



 全ての甲鎧虫は天空城より、猟兵に向かって落下している。
 この鋭い棘に直撃すれば相当なダメージを受けるのは間違いない。
 そうでなくとも、体当たりでバランスを崩されるだけでも非常に危険だ。


「鎧の虫か?」
 その硬さは当然として、大きさも通常の虫とは比べ物にならない珍妙な存在。
 しかし刀也ならば、甲鎧虫程度の装甲は容易に斬り裂けるだろう。
「全部纏めて斬り捨てる! と行きたいが……」
 数の多さは勿論、巨岩の足場はバランスを取り難く、動くのには不十分と言える。
 こんな状況で集団を相手にすれば、苦労するのは想像に難くない。
 しかし、相手は硬い甲鎧虫。
 軽く武器で受けて横に流してしまえば、そのまま地面に落ちて粉々となる筈だ。
 そう考えると、刀也は日本刀『獅子吼』を構えながらも巨岩を跳び渡る。

 甲鎧虫の恐ろしさは棘による突進だけではない。
 名前が示す通り、鎧の様な甲殻による防御性能――特に高速回転をした瞬間が最も恐ろしく、ユーベルコードすら相殺してしまう。
 ギャリギャリと音を立てて、岩の上で回転を始める甲鎧虫。
「来るか……!」
 凄まじい速度で刀也に突進するが、その動きは直線的。
 彼ならば、動きを見切るのは難しくはない。

 ――ギギギィィン。

 飛来する甲鎧虫を獅子吼で受け止めて制止させ、そのまま横に薙いで受け流す。
 甲鎧虫は空へと投げ出されて、周囲の巨岩に降りる事も叶わずに落下して行った。
 突進の衝撃でバランスを崩し掛けるが、すぐに体勢を立て直して。
「良し、これで……いや、まだか」
 上方の巨岩より、刀也に向かって落下して来る甲鎧虫の集団。
 如何に刀也と言えども、この数を全て受け流すのは至難の技だ。
 しかし先程とは違い、高速回転はしていない様で。
「ふむ……随分と遅い。これなら斬った方が安全だな」
 腰を落として獅子吼を構える。
 そして甲鎧虫が間合いに入った瞬間――強烈な一太刀が放たれて。
 ほんの一瞬。ただの一太刀で、甲鎧虫の集団を真っ二つに斬り捨ててしまった。

 巨岩上の戦闘という危険な状況でも、刀也は冷静に対処をしていた。
 最初の一匹以外は見事に斬り伏せており、実力の高さと心の強靭さがよく窺える。
 刀也が上に視線を移せば、すぐそこに超巨大な岩。天空城に間違いない。
「さて、虫が勝手に落ちてくるわけがないと思うが、この上にいるのはいったい何なのか。楽しみだね」 
 周囲に甲鎧虫はもう居ない。
 それでも警戒は緩めずに、刀也は天空城までの巨岩を跳び渡って行くのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

愛久山・清綱
危ない危ない。一歩間違えていたら当たっていたぞ。
しかし彼奴ら、硬そうな身体をしているのに動きは軽快だ。
……まさかと思うが、軽いのか?
■闘
物は試しだ。もう一度風を起こしてみよう。

相手が飛んでくる瞬間に合わせて【薙鎌】を放ち、吹き荒れる
風の【範囲攻撃】で蟲どもを吹き飛ばしてやろう。
攻撃が通るよう、刃には【鎧無視攻撃】の効果を込めるぞ。
落とすことができなければ、切り裂けばいい。

討ち漏らし等で地中に潜った者が現れたらその場で
【聞き耳】を立て、相手がどこから現れるかを探る。
地面から出てきたらタイミングよく【カウンター】の
蹴りを仕掛け、岩から落としてしまおう。

※アドリブ・連携歓迎



 迫り来る大量の甲鎧虫。
 そのどれもが目の前の猟兵――清綱の元へと向かっていた。
 カマイタチで創り出した道はもう無い、真正面からの戦いが始まる。


 一歩間違えば甲鎧虫に直撃していた。
 もしそうなれば一気に押し戻され、また巨岩群を登る羽目になっていただろう。
 清綱の額に嫌な汗が流れて。
「危ない危ない。回避したのは正解だったな……」
 今日は特に勘が冴え渡っている。あのまま進まずに身を伏せたのは英断だった。
 それにしても、鎧の様な甲殻で頑丈そうに見えるが軽快な動きをしている。
 そんな甲鎧虫を見ていると、一つの疑問が浮かび上がって。
「……まさかと思うが、軽いのか?」
 打ち合えばすぐに分かる事だが、それはかなりリスクが高い。
 その為、敵が此方に来る前に確かめなければならない。
「物は試しだ。もう一度風を起こしてみよう」
 秘伝、薙鎌。
 先ほど天空城までのショートカットを行った清綱の奥義。
 今刀を上段に構えて、渾身の振り下ろし。
 吹き荒れる風はカマイタチとなり、甲鎧虫を飲み込まんと襲い掛かって。

 ――ドォン。

 飛んで来た甲鎧虫に命中したカマイタチは、周囲に凄まじい爆風の刃を発生。
 そして、清綱の推測通り甲鎧虫は非常に軽く、辺りに吹き飛んでしまって。
 だが全てが吹き飛んだ訳ではない。
 幾つかが体勢を整えて、清綱の元へと向かって来る。
「しぶといな……だが、鎧は破壊したぞ」
 カマイタチの爆風の刃は甲鎧虫の棘と鎧を吹き飛ばして、弱体化させていた。
 とは言え、これに当たれば落とされる可能性もあるので油断はできない。

 清綱は耳を澄ませながら、周囲を注意深く観察する。
 鎧を破壊した事により、巨岩内に潜る行動は防いだ――後は防御し切れば勝利だ。
「さあ、何時でも来るが良い」
 精神を研ぎ澄ませた清綱に対して、甲鎧虫は自慢の武器と防具を失っている。
 最早、甲鎧虫の運命は決まっていた。それは即ち――死だ。
「甘い……ッ!」
 清綱の鋭い蹴りが飛んで来た甲鎧虫に放たれると、そのまま宙に投げ出されて。
 次から次へと迫る甲鎧虫だが、今の清綱の相手にはならない。
 あっという間に全てを迎撃して、完全に無傷で全滅させてしまった。
 ――さあ、天空城は目の前だ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鎧坂・灯理
【鎧坂探偵社】
ああうるさい、耳に痛い音だ
耳のそばの空気に念動力で干渉して音を鈍らせよう
大丈夫か、マリー?……大丈夫そうだな
ん、了解だ。サポートは任せろ

UCでこちらに落ちてくる虫を払い落とそう
邪魔だよダンゴムシ共
地中に潜ったなら穴から【見えざる手】で追い、
掴んで引きずり出し捨てよう

落ちてくる方向くらいは「霊亀」の魔力観測で解る
全てテレパシーでマリーに伝えよう
半分は任せるよ
心臓ごとたたっ切ってくれ


ヘンリエッタ・モリアーティ
【鎧坂探偵社】
アーッ、嫌な音!
もう、やんなっちゃう!ぎたぎたにしてやりたいけれど――
あ!そうだわ、音が嫌ならかき消しちゃえばいいじゃない。ね?
『BLOODY-LADY』のエンジン音どんどんふかせちゃいましょう!
ンー、ステキ。じゃあ――こっちめがけて落ちてくるのだけ、バシバシ斬っていこうかしらぁ

『鬼鵼』にはもうちょっと頑張ってもらってぇ、それから灯理にもサポートしてもらいましょ
何か伝えたいことがあったら、テレパスして?
ンー、そうね。たとえば――虫が落ちてくる方向とか!
殲滅はしないわぁ。私そーいうの得意じゃないもの
でも――私に触りたいっていうなら
『心臓を捧げて頂戴』?



 響く音は人間には耐え難い異音。
 巨岩を斬る甲鎧虫の棘は、どうやら遠距離武器にもなる様で。
 それは鼓膜が破けそうな程に大きく、怒りが湧き起こる程に嫌な音。


 灯理とマリーはそんな甲鎧虫を見て、かなり苛立っている様子。
 数も尋常ではなく、それに比例して音が途轍もない事となっている。
「……耳が痛い」
 眉間に皺を寄せて、片手で眼鏡を抑えながらイライラとする灯理。
 念動力を使って自身とマリー、鬼鵼の耳周辺の空気に干渉。嫌な音を抑えて。
「大丈夫か、マリー?」
 隣を見れば、非常に不機嫌そうなマリーの表情。
「もう、やんなっちゃう!ぎたぎたにしてやりたいわ……ッ!」
 とても怒っているが、どうやら大丈夫そうだ。
 念動力で抑えているとは言え、それでも音は完全には抑え切れない。
 ――ガリガリ、カキィン、ギィィイ。
 先ほどよりはマシだが、これはこれでまた違った嫌な感覚がある。
「あ! そうだわ、音が嫌ならかき消しちゃえばいいじゃない。ね?」
 二本の真っ赤なチェーンソー剣、『BLOODY-LADY』のエンジン音を噴かせれば、その音で甲鎧虫の発する音を掻き消してしまう。
 ――キュイイーン。
 チェーンソーの音も煩いには煩いが、敵が発する音と比べれば雲泥の差だ。
「ンー、ステキ。じゃあ――こっちめがけて落ちてくるのだけ、バシバシ斬っていこうかしらぁ」
「ん、了解だ。サポートは任せろ」

 大量の甲鎧虫は周囲に展開して、様々な場所から二人を狙おうと迫っている。
 鬼鵼に乗るマリーのやや後方にある巨岩に灯理が立って、自身の念動力を用いて自らに纏う『思念の鎧』を強化。
 それによって彼女の周囲に現れるのは、無数の手。
 しかし、甲鎧虫達はそれに気付いた様子もなく向かって来て。
「邪魔だよダンゴムシ共」
 見えざる手は飛んで来た甲鎧虫を払い落とし、次々と撃破して行く。
 巨岩の中に潜ったものは見えざる手で引き摺り出して、宙へと投げ捨てて。
 だが数が多すぎる為、幾らかは突破されてマリーの元へ――。

 ――ズジャアアアッッ!

 マリーとしては敵を倒して回る気はあまりない。だが向かって来るならば話は別だ。
 彼女が振るったチェーンソー剣は、硬い甲殻を持つそれをバラバラに斬り裂いて。
「――私に触りたいっていうなら……『心臓を捧げて頂戴』?」
 その瞬間、鬼鵼がバサッと空に飛んで。
 空中に留まった状態で甲鎧虫を待ち受ける。

 四方八方から甲鎧虫がマリーに向けて飛来し、死角からの突進で攻撃を仕掛けて。
 しかし、居場所が分かっているかの様に武器が振り回されて、斬り裂かれる。
 先ほどからマリーの頭の中に響き渡るのは、灯理のテレパシー。
 煌器『霊亀』によって、甲鎧虫の動きを魔力観測で分析されている。
 どこから現れるのかも、どの様に落ちて来るのかも、全て完全に。
 情報を逐一マリーに伝えて、見えざる手で叩き落として。
「半分は任せるよ。心臓ごとたたっ切ってくれ」
「任せて! バラッバラにしちゃうわよぉ!」
 チェーンソー剣の駆動音がより一層大きく響き渡る。
 ――殲滅開始だ。


 そう時間が掛からない内に、甲鎧虫を殲滅した二人。
 鬼鵼で超巨大岩の上部へと向かえば、すぐに見えてくる鉄の天空城。
 全面が鉄製のそれは、太陽の光を浴びてかなりの熱を帯びていた。
 目の前には城門。門は開いており、まるで到達者を待ち構えるかの様で。
 二人は鬼鵼から降りると、鉄の城の中へと侵入を始めるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『鉄鋼蟹』

POW   :    鉱石砕く牙
戦闘中に食べた【金属類】の量と質に応じて【全身が再生、より強靭性を増し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD   :    聳える鉄砦
【あらゆる物理攻撃を跳ね返す迎撃状態】に変形し、自身の【移動速度】を代償に、自身の【攻撃力】【防御力】【カウンター性能】を強化する。
WIZ   :    木々断つ鋏
【あらゆるものを切断する巨大な鋏】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。

イラスト:小日向 マキナ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は宇冠・由です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 城内は一つのだだっ広い空間があるだけだ。
 その中央には、空間の三割程を占める巨大な鉄鋼蟹。
 異様なまでに頑丈で、多少の攻撃ではビクともしない超防御力を持つ。

 鉄鋼蟹が鋏を振り上げて、鉄の床に叩き付けると大きな穴が開く。
 防御力だけではなく、攻撃力も凄まじい様子。
 挟んだ鉄をバリバリと食し、力を蓄えている。

 普通に戦えば非常に手こずるが、ここには強力な力を持った数々の宝箱がある。
 何が出るかは分からない物の、上手く利用できれば有利に戦えるだろう。
御剣・刀也
鉄鋼蟹か
まさに全身鋼鉄。斬れるものなら斬ってみろって感じだな
面白い。お前を両断して俺に斬れない物が無いって証明してやる

鉱石砕く牙で金属類を砕いて、食べて再生したら、強靭性を増そうと、弾かれる事を勇気をもって恐れず、踏み込み、捨て身の一撃で真っ向から両断する。
戦闘力が増して、攻撃が苛烈になったら、第六感、見切り、残像、武器受けで回避、受け、いなしながら、カウンターでその硬い体を勇気をもって恐れることなく、捨て身の一撃で斬り捨てる
「鋼鉄の蟹か。こいつは食えるところがなさそうだ。が、頑丈さに自信があるなら、それを真っ向から斬り捨てるのみ!」



 銀色に妖しく輝く鉄鋼蟹。
 巨大な鋏を天空城の床に滑らせて、鉄をまるでバターの様に斬り裂いてしまう。
 長年に渡って鉱物を取り込み続けたからか、その甲殻は極めて高い純度で。
 目の前に猟兵が現れようとも、特に気にした様子はなく鉄を食していた。
 自分が強者であるという自信の表れだろうか。


 一番最初に鉄鋼蟹の前に現れた刀也は、敵をよく観察して。
「鋼鉄の蟹か。こいつは食えるところがなさそうだ」
 全身が鋼鉄――正確には今までに蓄え続けた金属によって、通常の鋼鉄の何十倍もの硬度に変質した超鋼鉄だ。
 目の前の刀也を見ても余裕そうな態度で、食事を続ける。
 斬れるものならば斬ってみろとでも言いたそうな雰囲気だ。
 ……いや、ブクブクと口から泡を吹き出して、鋏で挑発する様な動きをしている。
 挑発しているのに間違いはないだろう。
「面白い」
 それならば、お望み通り一刀両断してやろうと獅子吼を抜き放つ。
 人を魅了する程に美しい刃。鉄鋼蟹の鋏が放つ怪し気な輝きとは対象的と言える。
 鋭い刃が二つ。互いに構えを取ると、全くの同時に飛び出した。

 鉄鋼蟹を斬り裂いて、刀也は自分に斬れない物は無いと証明する為に。
 自らの甲殻や鋏は絶対無敵だと、鉄鋼蟹は自身の強さを見せ付ける為に。
 まずは、初撃。

 ――ギンッ!

 獅子吼と鋏の刃が交差して、甲高い音を鳴り響かせた。
 その後も只管に刃が振り回されて、何度も何度も辺りに響き渡る。
 互いに渾身の一撃を放てば、その衝撃で吹き飛ばされて。
「恐ろしいまでの硬さだ……」
 依然として互いの刃は砕けず、獅子吼と鋏は拮抗していた。
 鉄鋼蟹は横の柱を鋏で斬り裂いて、鋭い牙で噛み砕く。
 超鋼鉄が更に強靭性を増して、先ほどよりも遥かに強い力を得る。
 これを見ても、刀也に諦めるという文字は存在せず。
 弾かれる事を覚悟して、勇気を以て踏み込み鉄鋼蟹に捨て身の一撃を仕掛ける。
「この切っ先に一擲をなして乾坤を賭せん!!」
 全身の力を込めた一撃。
 防御を捨てた上段からの振り下ろしは、真っ直ぐに鉄鋼蟹に向けて放たれて。
 すぐにそれを鋏で防ごうとする鉄鋼蟹……。

 ――ギギギィィィン……ザシャッ!!

 刀也の放った最高の一撃。
 鉄鋼蟹が防御に使った二本の鋏の内、一本を真っ向から完全に両断してしまった。
「頑丈さに自信があるなら、それを真っ向から斬り捨てるのみ!」
 獅子吼による追撃を仕掛けようとするが、鉄鋼蟹も残る鋏で反撃を仕掛けて。
 苛烈な反撃にも刀也は動じず、持てる力を回避と受け流しに回す。
 鋭い刃の薙ぎ払いを伏せて躱し、鋏の甲の棘による突進を獅子吼で受けて流す。痺れを切らした単調な鋏突きをいなせば、そこに放たれるカウンターの振り下ろし。
 それは鉄鋼蟹の頭を捉えて、獅子吼の刃が甲殻を両断して。
 しかしすぐにいなされた鋏を横に薙いで刀也を吹き飛ばしてしまう。
「流石に一筋縄では行かないか……っ!」
 一本の鋏と頭の甲殻を破壊された鉄鋼蟹だが、まだまだその戦闘力は健在だ。
 その上、自慢の鋏を破壊されて怒り心頭の様子。

 戦いはここからが本番だ、一気に畳み掛けてしまおう。

大成功 🔵​🔵​🔵​

尾崎・ナオ
無理だ。こーれ無理だー。ナオちゃんSPD技しかないの!岩みたいに動かなくなるんかな。煽るって、岩の前でカバディしてるだけにならない?凄い滑稽じゃない?

よし、連携を取ろう。誰でもいい、一緒に戦おう。ナオちゃんが目くらましするから、その間に何とか攻撃してくれ!

【指定UC】でフェイント攻撃。食べられても困るし、当たったら跳ね返されるから、ギリギリの所を、フヨフヨフヨフヨ。めっちゃ邪魔だと思う。まあ、相手の視界を塞いで、動きを制限するという意味では役立てそう。目に突き刺してもいいしね!

(連携が組めない場合)相手がウザがって動いた時や、ハサミ攻撃をしてきた際、胴体の『関節』をクイックドロウ161で狙う。



 ――ガギィ、ガキィン。
 鉄鋼蟹は切断された自らの片鋏を、あろう事か自らの口元に。
 鋭い牙はそれを圧し折り、ガリガリと食べ尽くしてしまう。

 これは食事ではない。
 鋏を切断された事で危機感を覚えたのか、自らの強化を最優先した上での行動。
 更には天空城の鉄壁を喰らおうと斬り裂いて、大きな穴を開けて。
 その先に見えるのは果てしない空と、もう一つ。


「げっ!」
 天空城の周囲を見て回って、奇襲する場所を探していたナオ。
 運悪く、壁を開けた鉄鋼蟹に見付かってしまって。
 すぐにナオの元へ迫る、鋏による切り払い。
「危なぁっ! この……っ!」
 大量の複製した黒いナイフを浮かび上がらせて、牽制で数本を鉄鋼蟹へと放つ。
 だが強化された超鋼鉄には全く効いておらず、跳ね返されて。
 続けて鋏を鎌の様にして振り被って、岩の地面を斬り裂いてしまう。
 横に跳んでそれを躱すナオは、次の行動を考える。
「ひぇぇ、相性最悪じゃん……。どうしよっかね、これ」
 味方と連携を取ろうとして、辺りを見て。
 しかし、組める味方は周囲には居ない様だ。すぐに頭を切り替える。
 ナイフによる直接攻撃は甲殻に跳ね返されて、食われる可能性もある。
 更には攻撃力の高さもあって、ナオ自身が近付くのは危険と言えよう。
「んー、キッツいなぁ……」
 極めて高い超防御力がある以上、ナオが有効打を与えるには隙を付くしかない。
 それならば、と。大量のナイフを全て鉄鋼蟹の周囲に展開し始めた。

 鉄鋼蟹は困惑していた。
 周囲に浮かび上がるナイフ。しかしそれは自分の元へは向かって来ない。
 フヨフヨと漂うだけで、鉄鋼蟹からしてみれば意味が分からない事だろう。
 振り払おうとしても、それに合わせてナイフが動いて振り払えない。
「ふふーん。ウザいでしょー、邪魔でしょー」
 ニヤニヤと笑うナオ。
 鉄鋼蟹に人間の表情は分からないが、相手が自身を挑発しているのは理解できる。
 ブクブクと泡を吹き出して、蟹脚を地面へと突き付けて。
 直後に大きく跳躍し、巨大な鋏を振り被って、ナオに向けて飛び掛かる。
「っし、そこぉッ!」 
 大振りの攻撃から逃れながら、無防備な胴体、腕や脚にある関節部分をナイフで突き付ける。一本では大した効果を見込めないが、複数を突き付ければどうなるか。
 薄く鋭いナイフが関節に潜り込むと動きを封じて、バランスを強制的に崩す。
 巨大な鋏が重りとなって、ぐるぐると回って地面へと落下してしまった。

 岩の地面に落下した程度では鉄鋼蟹は破壊できない。
 だが、動き封じられた事によって立ち上がれずに。 
「ホント相性悪かった……でも、ようやく当てられるよ」
 倒れた鉄鋼蟹に向けて、残る数本のナイフを突き付ける。
 狙うは超鋼鉄の甲殻でも、関節でもない。
 今までに鉄鋼蟹が防御を続けていた、露出した弱点部分。

 ――サクッ。

 二つの赤い瞳にナイフが突き刺さって、鉄鋼蟹の視界を封じてしまう。
 口から泡が吹き出る。巨大な鋏を地面に叩き付けて、その反動で起き上がって。
 関節のナイフを幾つか圧し折って、手当り次第に鋏の刃で辺りを切り裂き始める。
「ひぇっ! や、やる事はやったし、戦略的撤退ぃっ!!」
 これ以上はナオにする事もないだろう、一目散にその場から逃げて行った。

 後に残るのは両目を潰され、関節をナイフで刺されて動き難くされた鉄鋼蟹。
 超防御力は未だに健在。手負いのオブリビオンは厄介だ、気を付けて掛かろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​

黒川・闇慈(サポート)
・キャラクター
胡散臭く怪しい魔術師というキャラです。
依頼には様々な知見を得るために参加しています。
魔術的、魔法的な物品や情報が関わるとテンションが上がります。
魔法が関係のない依頼でもきちんと戦います。世界が滅ぶと知見を得る先が消えるので。
基本的に丁寧な口調ですが、語尾というか最後に「クックック」と怪しく笑う癖があります。

・戦闘
UCは全て自作の魔術です。中遠距離戦で戦うことが多いです。一応近距離でも魔術の応用で対応しますが、白兵戦はからきしです。


口調 丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)
戦闘中は 丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)



 片鋏と両眼を失っても尚、鉄鋼蟹の攻撃力は凄まじい。
 食事による戦闘力強化によって、超鋼鉄による甲殻の硬さも跳ね上がっている。
 しかし視界を封じられた為か、攻撃精度は大きく減少していた。


 天空城周囲、超巨大岩の上にて鉄鋼蟹が手当り次第に鋏を振り回す。
 自分に近寄るな、と言わんばかりの暴れっぷりを見て、黒川・闇慈(魔術の探求者・f00672)は面白そうにそれを眺めていて。
「光の無い世界とはさぞかし恐ろしい事でしょう……クックック」
 必死に動き回る鉄鋼蟹に対して、怪しい笑みを見せる闇慈。
 鉄鋼蟹を指差すと、辺りが暗くなって太陽の光を遮る空間を作り出して。
 続けて手を動かして印を結ぶ。
「怨敵呪殺、皆敵鏖殺、急急如律令」

 ――ガチャ、ガシャン。

 印を結び終えれば、闇の中から死霊――それが集まった、がしゃどくろが現れる。
 死霊術と式神術を融合させた、闇慈の自作魔術――。
 強力な呪爪を以て、がしゃどくろは骨の音をかき鳴らし、鉄鋼蟹に向かって行く。

 辺りに強靭な鋏を振り回す鉄鋼蟹に一直線する、がしゃどくろ。
 鋏に当たれば破壊は免れないが、恐怖など微塵もない様子で襲い掛かる。
 呪爪を超鋼鉄の甲殻に突き付けるが、その防御力は貫けず。
 しかし呪詛が甲殻を通り抜けて、鉄鋼蟹の身に傷を付けて行って。
「どうですか、亡者の嘆きは……クックック、効くでしょう?」
 亡者の嘆きが形となったそれの呪いは、鉄鋼蟹に確実なダメージを与えて行く。
 だが、鉄鋼蟹もやられているだけではない。
 鋭い鋏の刃を振り回し、死霊達を切り払って行って。

 ――オオオオォォォッ!

 突如、身が強張りそうな恐ろしい叫びが轟くと、鉄鋼蟹は怯んで動きを止めて。
 その隙に放たれるのは、怨念を込めた強烈な呪力砲撃。
 更に呪詛が強まり、その身を蝕まれる鉄鋼蟹。
 即座に鉄鋼蟹による反撃、渾身の一振りで死霊を叩き潰してしまう。
「これはお強い。白兵戦は苦手ですのでね、私はここでお暇させて頂きます」
 呪詛による痛みで動きを止めており、鉄鋼蟹は相当に弱体化された様だ。
 その様子を見ながら、役割は果たしたと立ち去ろうとするが、ふと足を止める。
「そう言えば、城内に宝があるらしいですね。……もしや、魔法的な物もあるのでしょうか? これは探さなければ……クックック、楽しみですね……!」
 そういった物に強い興味を持っている闇慈は、ややテンション高めに城を見て。
 鉄鋼蟹に近付かないように、財宝を求めて城内へと向かって行くのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

愛久山・清綱
実に見事な身体。如何に鋭利な刃も通らなさそうだ。
……だが残念。俺は其方を簡単に斬る術を持っている。

■闘
先ずは相手が攻撃を仕掛けてくる瞬間を【見切り】、
【残像】を見せつつ回避しながら宝箱の間を目指す。
たどり着いたら作戦開始。

比較的大きめの宝箱を【怪力】を込めた蹴りで強引にこじ開け、
その中身を【念動力】で投げつけ、強化用の餌にする。
あの大きさの宝箱なら金属が少し入っている筈。

相手が金属を喰らいだしたら死角から【ダッシュ】で急接近。
そこから攻撃力を重視した【夜見】を放ち、肉体ではなく霊魂を
断ち斬る【鎧無視攻撃】を仕掛ける。

俺の太刀は命そのものを断つ「霊剣」……鎧如きでは防げんよ。

※アドリブ・連携歓迎



 視界と武器の一つを失い、呪いによって蝕まれている鉄鋼蟹。
 それでも超防御力は変わらず、並大抵の攻撃は通らないだろう。


 清綱は城内にある宝箱の前に居る。
 鉄鋼蟹は現在、天空城の外で戦闘中。宝箱の元には容易に辿り着けた。
 厳重に封印されており、全てを開け終える前には鉄鋼蟹が戻って来る事だろう。
 清綱は比較的大きな宝箱に目を付けて、脚に力を込めて、
「フンッ!!」
 鋭く力強い蹴りが宝箱に炸裂すると、怪力で無理矢理に蓋を飛ばしてしまって。
 中身は結構な量の装飾。見たところは、金銀プラチナなどの貴金属だ。
「ふむ……これは餌になりそうだな」
 視界が塞がれていても、鉄鋼蟹の目の前に置けばすぐに気付く筈だ。
 清綱は念動力を用いて浮かび上がらせると、隠れ易そうな場所へと移動を始める。

 鉄鋼蟹は外での戦闘を終え、城内へと戻って来る。
 強化に強化を重ね続けた結果、如何に鋭利な刃でも通すのが至難となった甲殻。
 死角より清綱は、その超鋼鉄による鉄鋼蟹の甲殻を見ていて。
「実に見事な身体だ。……だが残念。俺は其方を簡単に斬る術を持っている」
 簡単に斬る、と言い切った清綱。
 それは慢心ではなく、確かな技術による確信。
 念動力で操作した金属を鉄鋼蟹の前に投げ付ければ、すぐにそれを喰らい始める。

 ――ガチャッ、カチャン。

 一心不乱に金属を食べ進める鉄鋼蟹。しかしその背後には清綱が立っている。
 自己強化を優先させたのが裏目に出るとは、鉄鋼蟹には予想も付かなかっただろう。
 凄まじい速度で急接近を始める清綱。
 鉄鋼蟹はすぐにそれに気付くが、時既に遅し。
 すぐ目の前には、清綱が攻撃の構えを取っていた。
「反応が遅い、秘伝……夜見」
 片鋏の為か食事に難儀していたからか。
 若しくは、関節に挟まれた大量のナイフ。呪詛によって動きを制限されたからか。
 何れにしても、反撃する隙もなく清綱の一太刀が振るわれた。

 ――ザンッ!

 清綱の手には青白く輝く、実体なき霊剣。
 如何に超硬度の甲殻に覆われようとも、魂まで防ぐ事は叶わず。
 今までに蓄積していた魂へのダメージも相当な物だった様で、ただの一撃で鉄鋼蟹の霊魂を断ち切ってしまう。

 鉄鋼蟹はぶくぶくと口から泡を吹いて、前のめりに倒れる。
 暫くはピクピクと脚などを動かしていたが、完全に動かなくなって。
 霊剣の一太刀は、見事に鉄鋼蟹の命を断つ事に成功したのだった。


「魂は柔らかかったが、この鎧は……うむ、凄まじいな」
 鉄鋼蟹の超鋼鉄製甲殻を軽く叩いて、清綱はその硬度が凄まじい物だと感じて。
 ここまで強化されていては、どれ程の衝撃を受けても傷一つ付かないだろう。
 恐らくは、加工も至難の業だ。
「ううむ……。宝も気になるが、これも気になるな。さて、どうするか……」
 倒れ伏す鉄鋼蟹の前で座って、清綱は暫し物思いにふけていく。


 天空城の主を倒した事で、クラウドヴェールの完全破壊にまた一歩近付いた。
 他の天空城の制圧も続けて、群竜大陸の全貌を明らかにするとしよう。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年09月17日


挿絵イラスト