パリピと陰キャとナイトプール
●アルダワ地下迷宮
「ウェーイ!」「ウェーイ!」
アルダワ地下迷宮の中をひときわチャラい声が響き渡る。その正体はパリピ罠うさぎ……ダンジョン罠うさぎの中でも特にその場のノリ重視な連中で構成された集団である。人型うさぎ型、混ざって騒いでいる。
「なんでも聞くところによると、地上にもナイトプールがあるって話じゃん?」
「なら、俺達が占拠しなきゃいけないじゃん?」
「ついでにかわいいコ達もゲットしちゃおうぜ!」
「ウェーイ!」
などとはしゃいでいる一団がダンジョンを逆進行してゆき、地上を目指している。だが、その一団の最後尾は何だか重い雰囲気が漂っていた。
「はぁ~~~~~~~」
(本当に騒がしいわねコイツラ)
どんよりとした表情で彼らを見ているのは黒いメイド風の格好をしているウサミミ少女。
(パリピって生き物が本当に嫌いよ。うるさくて、空気読めなくて。ナイトプールごと粉砕してやろうかしら)
などと昏い瞳でパリピ共を見つめる。
「どうしたのリーダー?」
「ひゃいっ!?」
突然パリピに声をかけられてビクッとするリーダーと呼ばれるウサミミ少女。
「元気ないじゃ~ん」
「いや……これが平常だし」
「テンション上げてこウェーイ!」
「うぇ、うぇ~い……」
「リーダーもウチらと一緒にカレシ見つけようね」
「え、あ、うん」
パリピ女子にも声をかけられ、勢いに押されて返事してしまうリーダー。
(だからパリピは嫌なのよ)
●グリモアベース
「……そんな訳で……学園に災魔が進行中よ」
どんなわけなのか分からないが、グリモア猟兵の中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)は猟兵たちにそう語りかける。
「……進行してくるのは……うさぎ系の災魔『パリピ罠うさぎ』……陰キャにとっては天敵とも言える存在よ」
こちらの都合をお構いなしにムダに高いテンションを押し付けてくる最悪の敵(裕美談)らしい。
「……そして……そのパリピ達を引率してるのが……『影うさぎリーダー』と呼ばれる存在ね」
影にまつわる能力に目覚めた罠うさぎの一種で、影を鋭利な刃に変えたり、ワープできるダークゾーンを作ったり、光などからより濃い影を生み出してパワーアップするなどといった能力を持っているらしい。
「……性格的にパリピ達に混ざれないのか……パリピ達の戦闘には……加勢してこないわ」
つまり、パリピ達と戦ってから影うさぎリーダーという二段構えの戦闘になるという。
「……彼女には……個人的には共感できそうなっところもあるけど……遠慮なく倒しちゃって」
そして、裕美は思い出したように話す。
「……そうそう。……学園にナイトプールがあるから……戦闘が終わったら……言ってみてもいいかもね。……屋内だから……雨天でも遊べるわよ。……パリピ達も……そこを目指してたみたいだし……自分たちが守ったものを見に行くのも……アリかもね」
などと言いつつ、裕美は猟兵達をダンジョンへ送り出すのだった。
麦門冬
どうも、マスターの麦門冬(むぎとふゆ)です。みなさん残暑はいかがお過ごしですか?というわけで、納涼納めになるかもしれないプール依頼をご用意しました。パリピ達を倒せばナイトプールが待っています。
第1章で集団戦、第2章でボス戦をしていただき、第3章でみんなでワイワイプールで遊んでもらいます。
以下、補足事項です。
●パリピ罠うさぎ
テンション高いうさぎ型災魔です。性欲が強い。ただのチャラついた集団には見えますが、装備を溶かしたり変な気分にさせる等の薬品をガトリングガン型水鉄砲で飛ばしたり、罠満載のトラップフロアを作ったりと、やっていることはえげつないです。
オスメス両方おり、メスの個体は水鉄砲で隠れて見れていませんが、タンクトップ型のビキニをつけているそうです。
●影うさぎリーダー
テンション高いうさぎ型災魔です。性欲が強い。パリピ達のノリを毛嫌いしているようですが、本当は構ってほしいので強く当たれない乙女心。ナイトプールを台無しにしてやろうかと画策しているようですが、ちゃっかり水着は持ってきています。
●ナイトプール
アルダワ学園内にあるプールが不思議な蒸気エネルギーで流れるプールになっていたり、オシャレにライトアップされているようです。飲食物の持ち込みもOKなので、プールの明かりに反応して光る不思議な飲み物などおしゃれな飲み物片手に泳がずに雰囲気を楽しんでる勢もいます。
裕美は監視員のアルバイトをやっているようなので、プール内のどこかで監視用の小型の電子機械達を操っています。水着で。
水着の描写に関しては、水着イェーガーカードを持っている人で、特に服装の指定がなければ、水着で来ていると考えて描写させていただきます。
それでは皆様のプレイングをお待ちしております。
第1章 集団戦
『パリピ罠うさぎ』
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POW : アルケミカルガトリング
レベル分の1秒で【怪しい効果を発揮する液体】を発射できる。
SPD : ラビラビラビリンス
戦場全体に、【えげつない罠や隠しカメラのある通路や部屋】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
WIZ : ブチ上げウサテンション
【「ウェーイ!」って感じの楽しそうな歓声】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
イラスト:さいばし
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●お詫び
上記「マスターより」の補足文章ですが、影うさぎリーダーの項目ついて「テンション高いうさぎ型災魔です。」とありますが、正しくは「テンション低いうさぎ型災魔です。」でした。皆様方にはご迷惑をおかけして申し訳ありません。
有栖河・鏡
ウェーイ!ってかぁ。
なかなかお楽しみみたいじゃないか、俺も混ぜろよ…なぁ?
●服装
俺は布面積少な目のビキニ姿だぜ、股間の愛刀が目立っちまうけどな?
キャハハ!
●ヤってやるぜ
「オスもメスも可愛がってヤるから来いよ、欲しいんだろ?」
《見切り》でウサギどもの攻撃を躱しながら1匹ずつ後ろから愛刀をブチ込んで可愛がってやるぜ。
「おらもっと盛り上がれよ、ウェーイってピースしてみせろや」
気が済むまで可愛がってやったら始末だ、UC《颯》でウサギを血祭りにしてやるぜ。
「ヤった後は殺るに限るぜぇ…嗚呼…たまんねぇ…またギンギンになっちまう!
キャハハハ!」
●アドリブ、絡み、歓迎だぜ
●性欲が強いうさぎ達
「ウェーイ!ってかぁ。なかなかお楽しみみたいじゃないか、俺も混ぜろよ…なぁ?」
少し気が早いようだが、ビキニ姿でパリピ達を迎え撃つのは有栖河・鏡(悪に咲く狂刃・f22059)だ。股間の方では彼の愛刀が激しく主張している。
「オスもメスも可愛がってヤるから来いよ、欲しいんだろ?」
「キレイめの顔のお兄さんね。一緒に遊びましょ」
「ウェーイ! 顔が美人ならどっちでもいいや!」
さっそく鏡に対して【アルケミカルガトリング】を向けるパリピ罠うさぎ達。水鉄砲から怪しい効果の液体が連射されるが、鏡は残像を残しながら回避してゆく。そして攻撃してきた1体の後ろに回り込み、
「うさぎ一匹捕まえたぜ」
自慢の愛刀を彼女へとぶち込む。
「ひゃひんっ!」
「おらもっと盛り上がれよ、ウェーイってピースしてみせろや」
そのままお楽しみに入ろうとするのだが、
「二人だけで盛り上がっているなんてずるーい」
「こっちも混ぜてよー」
わらわらと他のパリピ達も寄ってくる。鏡としては1体ずつ相手するつもりだったようだが、性欲の強い、それでいてノリの軽い彼ら彼女らが目の前でおっぱじまった光景に我慢できるわけがない。
「おいおい、欲しがりさんかよ」
「そうでーす、欲しがりでーす」
「まあ、お兄さんは駆けつけ一杯」
「んぶっ!?」
行為中で動けないのをいいことにパリピの一体が水鉄砲に仕込んであった液体を給水タンクを外して鏡に直に飲ませる。
「なんだコレ!? …嗚呼…たまんねぇ…殺った後みたいにギンギンになっちまう! キャハハハ!」
怪しい液体の効果で気分が高揚した鏡が嬌声を上げる。
「お兄さん盛り上がってるー?」
「盛り上がってるならピースピース」
「ウェーイ!」
「キャハハハハ!」
それから程なくして、怪しい液体で常に変な気分にされられっぱなして精力を使い果たした鏡と、彼に寄って満足させられ、ナイトプールへ向かう気力がなくなったパリピ達いた。なにわともあれ、パリピ達の逆侵攻を食い止めるのに鏡は大きく貢献したのであった。
成功
🔵🔵🔴
カナタ・アマガ
まったく、人の楽しみをめちゃくちゃにしようなんて、そんなウサギには、お仕置きが必要ね!
【バトルコード・BCR】で、戦闘用のねこちゃんたちを呼び出すわ。普通のねこちゃんたちじゃなくて、戦闘に特化したこの子たちなら十分戦えるわ。
敵は、迷宮を作り出すみたいだけど、そっちは、ウチが、【情報収集】で、地形データを入手。ねこちゃんたちにインプットして有利な位置取りから敵を強襲よ。逆に利用してあげるんだから!
連携アドリブ歓迎
●にゃんこ大突入
「まったく、人の楽しみをめちゃくちゃにしようなんて、そんなウサギには、お仕置きが必要ね!」
と、憤慨するのはカナタ・アマガ(スペースノイドの電脳魔術士・f06745)である。
「えー? そんなの俺らが楽しければいいじゃん!」
「そうそう、何だったら君も俺らと一緒に楽しんでったっていいんだぜ?」
「お断りよ」
パリピの軽薄な誘いをきっぱり断るカナタ。
「だったら、俺らだけで楽しんじゃうぜ!」
「ウェーイ! 【ラビラビラビリンス】!!」
突如、彼方の周囲に壁がせり上がり、狭い通路が形成され、そこはトラップ満載の迷路となる。
『せいぜい俺らを楽しませてよね!』
どこかにスピーカーを仕込んでいるのか、どこからともなくそんな声が聞こえる。こちらの様子をモニタリングするのにカメラも仕込まれていることだろう。
「ネコちゃん達!トランスフォーム!一気に決めちゃって!」
ユーベルコード【バトルコード・BCR】で猫を呼び出すカナタ。その数は37体。
「ニャー」
猫達は一斉にダンジョンを駆けてゆく。が、何体かは落とし穴に落ちたり、壁から伸びた手に捕獲されてしまう。
『いくらたくさん猫を呼んでも無駄無駄~。例え災魔くらい強い猫でもこの迷宮は抜けられないよ~』
「果たしそうかな?」
『ん? あれ? 全然罠に引っかからなくなったぞ?』
いつの間にか罠のある箇所を器用に避けて進んでゆく。それもそのはず。この猫たちはただの猫ではない。BCR、正式名『ブレイブ・キャット・レギオン』、ネコ型戦闘ドローンである。
カナタの電脳魔術で収集した迷宮のデータや他の個体がかった罠のデータをフィードバックすることで、迷宮内の罠の位置を把握することに成功したのだ。
「それと、こちらの様子を把握しようとカメラを仕掛けたのが命取りね」
そして、隠しカメラなどの通信設備をハッキングすることで、罠うさぎ達の位置も逆探知済みである。
『一体どうなってるんだ? あ、そこの隠し扉は』
『ニャー』
『ちょっと待て! 何でここがわかって……ギャーー!!』
スピーカーの向こうで何が起きたのか。猫達の動向を把握しているカナタには分かっていたし、程なくして迷路が消えたので、言うまでもないであろう。
成功
🔵🔵🔴
ユキノ・サーメッティア
テンション高めのウザい兎-?
「うん、言ってることも含めて、可愛いとは思えないね!」
実際、捕まったら薄い本案件しそうなやべー奴らだし
てか、メス型も居たんだ…
誘惑と誘き寄せで
こっちに意識向けさせて集めてみよう
「うーん、こう、変態さん!ってやつなんだろーか…?」
POWに対処しましょう
飛ばしてくる怪しい液体をα・β・γの3つの浮遊する盾を
展開させて盾受けとオーラ防御で防いで見よう
結構、勝手に動いで防ぐんだけど
防いでる間にUCで纏めて叩いてみましょー
「その高いテンションのままで居られるかな!」
全力魔法と衝撃波でなぎ払いしてみようか
2回攻撃でもう一回、UC叩きこみますか
「おかわりあるよー」
鈴木・志乃
アド連歓迎
パリピは嫌いじゃないんだけど、今はゆっくり揺蕩いたい気分なんだよね。そこどいとくれウサギさん(ニッコリ)
マイクか拡声器持って念仏のごとくUC発動
全力魔法で爆音歌唱の衝撃波、一切合切なぎ払うレベルで届けちゃうよ~
プラス念動力で周囲の器物巻き上げて敵の頭上に落として、テンションダダ下がりに出来れば良いな~
空飛んで空中で第六感発動の攻撃見切り~からの逃げ足の早さで回避回避回避~
変な液体ヤだからオーラ防御張っとくわ
なんか敵の喋り方うつってる気がするけどま、大丈夫でしょ。水着? ないよ? 太ももに傷痕あるけど隠すの大変なんだよねこれ。だから水着着たくないのさ。
●ウザいテンションをぶち壊せ
「うん、言ってることも含めて、可愛いとは思えないね!」
テンション高めのパリピ集団をウザそうにみているのはユキノ・サーメッティア(空白・f00911)だ。実際、捕まったら薄い本案件しそうなやべー奴らなのは猟兵と色々おっぱじめた奴らがいたので確定的に明らかだろう。
「てか、メス型も居たんだ…」
そしてパリピ男子達に混ざっている女子の姿を見て更にそう呟く。さらに完全にうさぎ形態になっている個体の中にもそうした個体もいるかも知れない。
「パリピは嫌いじゃないんだけど、今はゆっくり揺蕩いたい気分なんだよね」
ユキノとは対照的にパリピの存在をそこまで否定的ではないのは鈴木・志乃(ブラック・f12101)である。ただ、今の気分ではない相手のようだ。
「だから、そこどいとくれウサギさん」
と、ニッコリと笑顔を向ける。笑顔とは本来、相手に歯を向け、威嚇する動作から来ているものと言われている。それを知ってか知らずか、
「そんな事言わずにさー、お姉さんも俺達と盛り上がろうぜー」
「ボーイッシュな感じだから私もいけちゃうかもー」
方々にそんな感じのことを言いながら【アルケミカルガトリング】を志乃に向ける。
「うーん、こう、変態さん!ってやつなんだろーか…?」
ユキノもこちらの方に意識を向けさせようと声をかけるが、
「流石に子供は、ヤバイかな?」
「見た目だけ子供で実はかなりの大人だったりする可能性もあるか?」
「いや、万が一のときのリスクが……」
とりあえず外見年齢10歳のユキノの存在になにか危険なものを感じて手を出しあぐねている感じはある。
「とにかく、そっちのお姉さんをひん剥いてやるぜ!」
「ウェエエエエエエイ!!」
とりあえず、ユキノのことは後回しにして志乃に攻撃を絞るようだ。【ブチ上げウサテンション】で互いのテンションを上げて志乃に怪しい液体入りのガトリングガンをぶちかます。
「変な液体ヤだから逃げさせてもらうわ」
そう言うと志乃は翼を広げ、ひらりと空中へと逃げる。見切れないほどの飽和射撃の前にこれは、危ないと思いつつも自分の勘を信じて避けきれない分を魔力の壁て防ごうとする。
「大丈夫ー?」
そんな声とともに志乃の前に現れたのは3つの浮遊するカナタの盾『ミラッジョテストゥードα』『アリアバーラエナβ』『ネッビアバーラエナγ』だ。薬品を受けて腐食している部分はあるが、素材不明のこの盾達は、謎の原理でいつの間にか修復されているだろう。
「サンキュ。それじゃ、向こうの攻撃もウザいし反撃と行こうか」
魔改造したマイク『魂の呼び声』を手にし、志乃は朗々と長台詞を上げる。
「拙者親方と申すは 御立会の内に御存知の御方も御座りましょうが 御江戸を発って二十里上方 相州小田原一色町を御過ぎなされて青物町を登りへおいでなさるれば……」
これぞ志乃のユーベルコード【外郎売】である。外郎売の口上に思わずパリピ達は手を止める。
「東方世界の薬の元締、薬師如来も照覧あれと、ホホ敬って外郎はいらっしゃりませぬか!」
「おお、すげー長台詞!」
「この液体売ってくれた薬売りもそんな口上やってた気もするけど、それより上手いかも」
などとのんびりしてしまったところに、
「その高いテンションも、そのままじゃいられなかったみたいねー」
ユキノが全力で放つ【インフィインティブレイク】による破壊的な力をパリピ達へと放つ。
「それじゃ、私も続こうか」
志乃も全魔力を注ぎ、マイクから場音を発すると、その衝撃で更にパリピ達を吹き飛ばす。
「おかわりはー、いらないみたいだね」
二人の猛攻に立っているパリピ達はいなかった。
「お姉さんたちと……プールで水着でキャッキャウフフしたかった」
パリピの一人が最期にそう残して突っ伏す。
「水着? ないよ? 太ももに傷痕あるけど隠すの大変なんだよねこれ。だから水着着たくないのさ」
なんか向こうに喋り方移されちゃった気がするなと思いつつも、志乃はそう言い放つのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
栗花落・澪
相変わらずテンションたっかいなぁ
煩さすぎる人はちょーっと苦手なんだよね
だからごめん
少し大人しくしてほしいな?
【オーラ防御】で身を守りながらの【空中戦】で
敵の間を縫うように素早く動き回りながら
初手に★爪紅の【投擲】による爆発で攻撃
優しい笑顔の【誘惑】を振りまきながら
オスうさぎには氷の【高速詠唱、属性攻撃】で凍結
メスうさぎには
体は大切にしなきゃダメだよ
の忠告と共に【優しい祈り】を宿した光魔法の【範囲攻撃】で
痛みを与えず暖かく退治
更に【指定UC】に閉じ込め
【催眠歌唱】を迷宮全体に響かせる事で眠らせながら
風の【全力魔法】で舞い上げた花弁による斬撃により巻き込んだ敵を一掃
※ハプニングや絡み自由にお任せ
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
何とも元気な方々ですねぇ。
『FRS』『FSS』を起動、出来るだけ相手の中心に飛び込み【指定UC】を乗せた[範囲攻撃]を[2回攻撃]で連射、パリピさん達の所持する『水鉄砲』や『タンク』を中心に破壊しますぅ。
直接本体を狙うより守りは甘いでしょうし、これで或る程度無力化出来るのではないかとぉ。
問題は、破壊した『タンク』から『大量の液体』が零れ気化することと、私がその中に飛び込んでいることですねぇ。
服は大部分が溶けるでしょうし、かなり『変な気分』になりそうですぅ。
此方のテンションも上がり、『変な気分になる薬』の残りを「いっき」する様言われたら、愉しんで応じてしまいそうですねぇ。
●あやしいえきたい飲まされて
「相変わらずテンションたっかいなぁ。煩さすぎる人はちょーっと苦手なんだよね」
などと独りごちるのは栗花落・澪(泡沫の花・f03165)だ。
「だからごめん、少し大人しくしてほしいな?」
そう言うと髪飾り【爪紅】を外し、おもむろに雄しべのあたりを引っ張ると、パリピたちに向けて放り投げる。そして巻き起こる爆発。
「キャー!」
「うわっ! 何だ!?」
手榴弾として使える髪飾りのいきなりの攻撃にパリピ達は蜂の巣をつついたような騒ぎになる。更に澪は氷魔法や光魔法で追い打ちをかける。
「女の子は、体を大切にしなきゃダメだよ」
などとパリピ女子には気を使って痛みを与えないように倒す真摯っぷりも発揮する。
「何とも元気な方々ですねぇ」
その騒ぎに乗じてパリピ達の中に飛び込んだのは夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)だ。そして、アームドフォート『FRS』とビームシールド『FSS』を展開する。
「一斉発射、行きます」
そして、【フルバースト・マキシマム】によってそれらの武装から砲撃を一斉発射する。
「うわっ! 俺の水鉄砲が!」
「きゃあっ! こっちも!」
るこるの狙いは水鉄砲や、付属の貯水タンク。パリピ本体を狙うより狙いやすいと判断したのと、武器を破壊することで相手の攻撃を無効化するという狙いだ。だが、この狙いにも誤算があった。
「んんっ、服が……っ!?」
かなり至近距離からの射撃だったため、破壊されたタンクから怪しい液体が飛び散り、るこるの身体に降り注ぎ、その服を溶かしたのだ。更にビームシールドからのビームなどで気化した怪しい液体を吸ってしまい、どんどん変な気分になってくる。
「んっ、なんか、変な気分に……」
怪しい液体の効果で身体をもじもじとさせるるこる。
「彼女ぉ、俺らの水鉄砲に何してくれちゃってんの?」
「これは身体で弁償してもらうしかねーわ」
そこに同じく液体の効果で変な気分になってきているパリピが加わってくる。
「とりあえず、まずはこれ追加でイッキしてもらおうか?」
「そうれ、イッキ!イッキ!」
「ウェーーイ!!」
無事だった液体の詰まったタンクをるこるに手渡し、【ブチ上げウサテンション】で盛り上がりながら一気飲みを強制してくる。
「こ、これでいいでしょうか?」
その勢いと雰囲気に流され、怪しい液体を一気飲みするるこる。眼に焦点が合わなくなり、ぽーっとしてくる。
「そうそうその調子。それで次は……」
「そ、そこまでだよ!」
なんだから危険なことになりそうな空気を感じ、澪はパリピ達をユーベルコード【華響迷宮】で作り出した、花びら舞い、音の響く迷路に閉じ込める。
「オイオイオイオイ、迷宮のスペシャリストな俺らをこんなところに閉じ込めるなんて舐めてるの?」
「こんなところ、秒で脱出余裕じゃねーの」
「変な花びらに気をつければ、音が響いていい感じの場所なだけじゃん」
「ウェーイ!」
実際、パリピ罠うさぎはその名の通り、罠のエキスパート。迷宮の仕掛けに関してもすぐ見破ってしまう。こうした迷路作成系のユーベルコードは彼らには普通の災魔に比べれば、半分も効果を発揮できない。もっとも、迷路の仕掛けだけを相手にすればの場合であるが。
「じゃあ、この迷宮から逃れられる?」
澪は最初、催眠の歌声でパリピ達を練らせようと思ったが、あのテンションで眠らせるのは一苦労だと判断し、全力の風魔法を迷宮内に叩き込むことにする。
「痛っ! 花びらが刃になって……」
「ぎゃああああ!!」
暴風とともに鋭刃な刃となった花びらが逃げ場のない空間でパリピたちに襲いかかる。
「これでよしっと。うさぎさんに襲われてた人は巻き込まないよう気をつけてたけど、大丈夫だったかな?」
パリピ達が骸の海へと還った後、そこに残っていたのはるこるだけだったが、特には大きな怪我はないようだ。だが、
「ふふ、ふふふふふ」
「!?」
全身に怪しい液体を浴び、じっとりした身体には溶けかけた衣服が張り付いた程度、さらには液体の効果で変な気分で高揚した状態のるこるがいた。そして、妖しい目で澪を見つめている。
「あの、大丈夫ですか……?」
「身体が、熱いんですぅ。火照りを、おさめてくれませんかぁ?」
るこるはじりじりと澪の方へ歩み寄る。これは、ヤバイ。色々と。
「え、えーと、このまま何か羽織らせても溶けちゃうかもだし、まずは水魔法で洗浄? あれ? 魔法が使えない!?」
赤面しながらもこの状況に対処しようとするが、パリピ達を風の全力魔法で一掃したため、澪に新しい魔法を使うだけの魔力が残っていない。
「ふふふふふ」
「ちょ、ちょっと待って! ちょっと待って下さいぃ!」
るこるを正気に戻せる魔力が戻ってくるまで、澪はるこるから逃げ回るしかなかった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
雨音・玲
【POW】
彼女のエイル(f21735)とナイトプールを楽しむために参加
(水着姿にドキドキしながら、めちゃかわいいエイルにベタ惚れ)
自分はハーフパンツに黒色のパーカーを着こみ
身体の傷跡を隠しています。
飛んでくる液体を「野生の勘」で攻撃を回避しつつ
「咄嗟の一撃」+「手をつなぐ」でエイルを抱き寄せ
ダンスを踊るように回避。
おぃ、俺の女に手を出すってか?
舐めてんじゃねぇぞ?
目が笑ってない怖い笑顔で「焔ノ空」を展開
炎を纏った無数の烏たちを操り
無慈悲に水鉄砲や服や水着を斬裂いてお仕置きをしていきます。
もし「怪しい効果を発揮する液体」が掛かった場合は
エイルに癒してもらおう
まぁ、掛かってなくても愛し合うけどね
エイル・ヒルドル
恋人の玲(f16697)とナイトプールを楽しむために参加
(玲の水着姿にキュンとしながらも、自分の肉体美を強気に見せびらかすのは忘れない)
水着は鮮やかな赤のビキニ、布面積は少なめよ!
玲と手を繋ぎ「野生の勘+第六感」で危機を察知し「残像」を残しながらダンスを踊るように華麗に回避。
アタシは玲の女…玲専用なの。
ふふんと強気な笑みを浮かべて玲の攻撃へ追従するようにUC「シーブズ・ギャンビット」を放ち攻撃よ。
もし玲に「怪しい効果を発揮する液体」が掛かった場合は物陰で彼を「胸や口で気持ち良く癒して」スッキリさせるわ。
かからなくても敵があらかた倒れたら物陰で愛し合うけど。
玲…逞しいアンタってステキよ…。
●リア充とリア充と非リア充
倒されたり、やる気を無くして帰されたりしてパリピ罠うさぎ達も大分数が減ってきたようだが、
「ここまで来て諦められるかっつーの! なあ?」
「ウェーイ!」
元気な奴らはまだまだ残っている。
「そこまでにしてもらおうか」
だが、それを阻むように立つのは雨音・玲(路地裏のカラス・f16697)と恋人のエイル・ヒルドル(高速剣のエイル・f21735)だ。玲は黒いハーフパンツに黒のパーカーを羽織り、エイルは露出度高めの赤いビキニ姿だ。
「痛い目にあいたくなければ、とっととおうちに帰りなさい」
玲はクールに澄ましたような態度で、エイルは強気な感じにパリピたちに言い放つが、
(エイル、水着姿も可愛いな)
(玲の水着姿、思わずキュンとしちゃう。私もビキニ、露出度の高いものにしてみてよかった)
などと互いのパートナーのことを考えていたりする。ある意味似たものカップルである。
「へぇー、お似合いのお二人さんじゃん。俺等とも遊ぼうぜー」
だが、彼氏付きだろうとお構いなしにお誘いしてくるパリピ達。そしてそんな事を言いながらも【アルケミカルガトリング】で二人を狙ってくる。
「おっと」
突然の攻撃にも玲はとっさにエイルの手を引き、抱き寄せる。そして、二人でダンスを踊るかのように残像を残しつつ回避する。
「アタシは玲の女…玲専用なの」
ふふんと強気に笑みを浮かべるエイル。
「えー、みんなで楽しもうぜー」
「そうそう。その間そっちの彼はこっちでかわいがってあげるし~」
チャラいオスうさぎにビッチ感あふれるメスうさぎも加わる。
「ダメよ。玲は絶対渡さな……」
そんなうさぎ達を黙らる為【シーブズ・ギャンビット】を放とうとするが、
ゴトンッ
「え?」
素早い一撃を繰り出そうと踏み出した足が床に沈み込み、そのまま足を取られる。
「イエーイ! 大成功!」
「ウェーイ!」
気づけば二人は【ラビラビラビリンス】の迷路の中にいた。そして、素早い動きのために床を強く蹴る【シーブズ・ギャンビット】はこの罠だらけの迷路と相性がすごく悪く、敵の攻撃にばかり注意が向き、罠に無警戒だったエイルには避けられるものではなかった。
「くっ、抜けない!」
「チャーンッス! アルケミ入りまーす!」
「ウェーイ!」
そして、動けなくなったのをチャンスと見てパリピ達がガトリングガン型水鉄砲をぶっ放す。
「……ッ!」
もうダメだと、ギュッと目をつぶるエイル。だが、少し飛沫が来る程度で水鉄砲の直撃はこない。恐る恐る目を開けてみると、
「玲!」
玲がエイルに覆いかぶさるようにして水鉄砲からかばっていた。直撃を受けたことでパーカーの背中部分は溶けていて、わざわざ隠していた背中の傷が見えていた。
「おぃ、俺の女に手を出すってか? 舐めてんじゃねぇぞ?」
笑顔で言っているが目は笑っていない。
「天高く紅く染めよ我が友よ…さぁまとめてぶっ飛ばす!!」
玲の【焔ノ空】の詠唱に応じ、鳥の大群が召喚され、鳥達に炎が纏わりつく。
「お仕置きの時間だ!」
炎の鳥がパリピ達へ飛んでいく。
「熱っ! なんだコレ!?」
「きゃあっ! 水着が!」
水鉄砲で応戦しようとするも、焼け石に水状態。意に介さず鳥達はパリピ達の水着や羽織っていた服などを切り裂いてゆく。
「クソッ! 覚えてろよ!」
その身を剥かれて全裸状態になったパリピうさぎ達はモフモフのうさぎ形態になると一目散に逃げてゆく。
「大丈夫か、エイル?」
パリピ達が逃げてから、迷路を作っていたパリピも逃げたのか倒されたのか、迷路も消え、エイルを捕獲していた罠も消える。玲はエイルの足の状態を見るが、特に大きな怪我はないようだ。
「私は大丈夫だけど、玲の方こそ……」
隠していた背中の傷が見えることを顧みることなくエイルをかばったのだ。被害で言えば玲のほうが大きいだろう。
「こっちも大丈夫だ」
「ソッチは大丈夫そうじゃないけど」
「!?」
相手の飛ばしてきた液体は服を溶かすものだけでなく、変な気分にするものも混じっている。エイルの足を確認する際にも彼女のビキニ姿をまじまじと見てしまったせいで、変な気分になりっぱなしだ。
「私が玲を癒やしてあげる」
玲の身体をさする彼女もどこか熱に浮かされた表情だ。炎の鳥で気化した妖しい液体を吸ってしまったのかもしれない。
「玲…逞しいアンタってステキよ…」
続きは物陰で行おうと、迷宮の隅の方へ移動しようとすると……
「あ」
物陰でコチラの様子をうかがっていた存在と目が合う二人。そこにいたのはメイド風の姿をしていた黒いうさ耳少女、影うさぎリーダーだった。
「べべ、別に後学のためにデバガメしようって訳じゃないのよ! これは、えーと、その、あの……」
色々と言い訳しようとしているみたいだが、人付き合いの苦手そうな彼女に気の利いた言葉がパッと出てくるわけもなく。
「ええーい!! 所構わずイチャイチャするアンタ達みたいなリア充の存在がいけないのよ!」
弁解を諦めた彼女は逆ギレした。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
第2章 ボス戦
『影うさぎリーダー』
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POW : 影兎鋭刃(エイトリッパー)
自身の肉体を【影に潜ませたり、影を立体的に好きな形】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
SPD : 影兎聖域(エイトサンクチュアリ)
【漆黒のエネルギー弾】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【に自分だけ通過可能なワープゾーンを作成し】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
WIZ : 永遠の影兎(エンドレスエイト)
全身を【影で形成された漆黒の衣】で覆い、自身が敵から受けた【光やエネルギー】に比例した戦闘力増強と、生命力吸収能力を得る。
イラスト:倉吉サム
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠中村・裕美」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●吠える影うさぎ
私はリア充が嫌い。私に持っていないキラキラしているものを持っていて、いつでも楽しそうで、それでいて、そういうのに向いていない奴がいることも知らないで、誰でもそうなれると信じている無知さにも腹が立つ。
そう、私は日陰に生きる女。無理に明るいところに出てもダメなのよ。どこかで無茶が出る。影でひっそりしているのがお似合いなのよ。なのにあいつら騒ぎ立てて、こっちの領域に無遠慮に踏み込んできて。……お陰で寂しくなかったと言えば、嘘じゃないけど。
きっと自分達が楽しくなりそうって思っているだけで、実はどうでもいいとか思っているかもしれないけど。……けど。
…。
……。
………………。
「よくもうちの部下達をいじめてくれたわね! アンタ達なんて私の力で影の奥底に沈めてやるんだから! 命乞いして道を開けるなら今のうちよ!」
アイツラよりも腹の立つ相手は目の前にいる。だからコイツラを蹴散らそう。
「私は影うさぎリーダー! かかってくるのなら、覚悟しなさいよ!」
カナタ・アマガ
あんたが、この馬鹿ウサギたちのリーダーね!お仕置きしてあげるから覚悟しなさい!
さっきに続いて、【選択UC】で戦闘用のネコちゃん達で相手するわ。いっくわよー!やっちゃって!
数で翻弄しながら、確実に攻撃していくわ。敵は、ワープゾーンを作りだせるから空間を飛び越えるのよね。でも、ウチにはお見通しよ。電脳世界に【ハッキング】して【情報収集】。相手が次に出てくる空間を予測よ。
相手がワープから出てきた瞬間をねらって集中砲火!やっちゃって!
連携アドリブ歓迎よ
有栖河・鏡
なんだよ、リーダーはどちゃシコなオンナじゃねぇか…!
コイツはヤるしかねぇ、本気でイくぜぇ!
●服装
布面積少な目のビキニ姿だぜ、股間の愛刀が目立っちまうぜおい。
●ヤる
「こう見えても俺は剣の達人でね…心眼には自信があるのさ」
捉えにくい影を心眼で《見切り》、うさオンナ目掛けて一直線、躱しきれない攻撃も《咄嗟の一撃》で斬り払うぜ。
「つーかまえたぁ!」
肉薄したらまずはUC【鬼崩し】で腹に一撃、怯んだところを組み伏せてそのまま愛刀でオンナを《串刺し》にするぜ。
「初めてちゃんかぁ?アハァ、たまんねぇ!」
そのままフィニッシュで止めを刺したら…倒し切れないだろうから俺は逆襲される前に退くぜ。
●アドリブ歓迎NG無し
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
成程、色々と言いつつもリーダーなのですねぇ。
それでは、此方もきちんと対処させていただきますぅ。
『FRS』『FSS』を『オプション兵装』で調整、利用され辛い「実弾」に変更しますぅ。
その上で、伸縮性の高い武器をお持ちの様ですから、それを生かし辛い距離まで【白翼衣】の速度を生かして斬り込みますねぇ。
影に潜まれそうであれば【白翼衣】で上へ退避、実弾を用いて「絨毯爆撃」の要領で[範囲攻撃]、潜む影ごと狙いましょう。
「相手の攻撃」は、弾力が有る分『刀』で防ぎ辛いですから『FSS』の盾で防ぎますねぇ。
ところで、仮に勝負がついた上でまだ御無事でしたら。
折角ですので一緒に泳ぎませんかぁ?
●影から引きずり出せ!
「成程、色々と言いつつもリーダーなのですねぇ。それでは、此方もきちんと対処させていただきますぅ」
影うさぎリーダーの覚悟の言葉を聞いた夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)はアームドフォート『FRS』とビームシールド『FSS』を展開する。相手はエネルギー系の攻撃を取り込んでくる可能性があるため、オプション兵装によって実弾寄りの武装に換装している。
「あんたが、この馬鹿ウサギたちのリーダーね! お仕置きしてあげるから覚悟しなさい!」
カナタ・アマガ(スペースノイドの電脳魔術士・f06745)は再び【バトルコード・BCR】で再び猫ちゃん達を召喚して影うさぎリーダーと対峙する。
「不本意ながらね。だから、お仕置きを受けるのはアンタ達の方よ!」
返事とともにボワンッ!と漆黒のエネルギー弾を両手に発生させて投げつける影うさぎ。攻撃は誰にも命中せずに床や壁に当たるが、そこに黒い影のようなものが生まれる。影は【影兎聖域】によるワープゾーンであり、これから戦う上での下準備のようだ。
「なんだよ、リーダーはどちゃシコなオンナじゃねぇか…! コイツはヤるしかねぇ、本気でイくぜぇ!」
影うさぎの姿を見るやいなや股間の愛刀をビキビキにさせながら有栖河・鏡(悪に咲く狂刃・f22059)は言い放つ。
「あ、あけすけな! パリピ達もそうだけど、そういうのってもっと包み隠すものでしょ!」
などと言いながらも股間の方に視線が行ってしまう。
「とにかく、アンタ達はここで蹴散らす!」
エネルギー弾で攻撃を仕掛けつつも【影兎鋭刃】で影の形に変えて無数の刃にし、3人に向けて伸ばしてゆく。
「いっくわよー! ネコちゃん達、やっちゃって!」
カナタはネコ型ドローンに指示を出して弾幕を張り、刃を近づけさせないようにする。
「こう見えても俺は剣の達人でね…心眼には自信があるのさ」
影の刃の動きを見切り、日本刀『無明』で切り払う鏡。
「伸縮性の高い武器をお持ちの様ですから、距離を開けるのはよくなさそうですねぇ」
るこるはユーベルコード【豊乳女神の加護・白翼衣】で乳白色のオーラを纏い、高速飛行して影うさぎへと肉薄する。その間、影の刃の攻撃は浮遊する4枚の小型ビームシールド『FSS』で防御する。
「キャハ! とったぜ!」
鏡が影の刃をかいくぐり、攻撃を仕掛けようとするが、スッと影うさぎの姿が消える。影の中に潜り込んだのか。
「影に潜んだんですかねぇ」
るこるは影へ消えた影うさぎに警戒しつつ、上へ退避。そこから影へ向けて絨毯爆撃を仕掛けようとするが、
「上からくるわ! 気をつけて!」
カナタの声とともに猫達の砲撃がるこるの上方に向けて飛んでゆく。
「ぐっ!」
声のした方を向くと、天井から影の刃が伸びてきており、今にもルコルに切りかかりそうだったのだが、猫達の攻撃で間一髪防がれたようだった。
「ウチにはお見通しよ」
カナタの周囲には電脳ディスプレイが複数浮かんでおり、空間をハッキングすることで隠れている敵の位置情報を補足していた。
「今、そっちの武装の方にもデータを同期させるから」
ホログラムキーボードを叩き、相手の位置情報をるこるの兵装にも送り込む。
「これなら、相手の位置も丸わかりですねぇ」
そして、実弾兵装を別の影へと一斉発射する。
「そんなっ!」
いつの間にかその影とワープしていた影うさぎだったが、それを読まれた上での攻撃に耐えきれず、影の外へと投げ出される。
「つーかまえたぁ!」
そこへ鏡が肉薄し、その鳩尾へ【鬼崩し】による強烈な膝蹴りを叩き込む。
「げほっ!」
その一撃に吹き飛ぶ影うさぎ。呼吸もままならない状態から立ち直ろうとはするが、それを許す相手でもなく、鏡はそのまま影うさぎを組み伏せる。
「初めてちゃんかぁ?アハァ、たまんねぇ!」
「……」
相手を愛刀で串刺し(比喩表現)にしようとする鏡だが、鏡の言葉に影うさぎが目を泳がせたところで、流れが一瞬止まる。
「な、何よ! 私に経験あっちゃ悪いわけ!? ふん、なら蔑みなさいよ成り行きに流されて肉欲に負けた女って!」
どうやら色々となにかあったらしい。
「キャハ! いいぜぇ、そういう女も悪くねぇぜ」
そして行為の続きをしようとするが、
「危ないっ!」
「危ないです!」
影うさぎめがけてカナタとるこるが一斉砲撃を行う。
「うおっ!」
攻撃に巻き込まれそうになり、鏡はとっさに退く。
「おい、お楽しみのところに何しやがる!」
と、文句の一つでも言ってみるが、
「でも、影を刃にしてこっそり後ろから斬りかかろうとしていたんですよねぇ」
と、指摘したのはるこる。あと少し遅ければ、ズタズタに切り裂かれていたかもしれないとのことだ。
「キャハ! 油断も隙もねえな! けど、そういうところも気に入ったぜ!」
そう言って鏡は爆煙の先にいるであろう相手を見やるのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
栗花落・澪
事前情報を辿りつつ
…本心は、どうなんだろうね?
【空中戦】で距離を取り
植物魔法の【高速詠唱、属性攻撃】で
蔦や木による攻撃や進路妨害、足止めを仕掛け
ねぇ
どうしてそんなに怒ってるの?
大事な部下だから?
本当にそれだけ?
似合わない、らしくない…それでも
やりたい気持ちがあるなら、我慢しない方がいいよ?
敵の動きを注視し攻撃を【見切り】
【ダンス】のように軽やかな動作で回避狙い
【指定UC】を発動
白いヒヤシンスの花弁による追尾攻撃
彼女が倒れたらその隙に近づき
彼女の髪にそっと花を飾る
花言葉…知ってる?
『控えめな愛らしさ』
貴方はとても可愛いよ
敵同士なのが…残念だけれどね
リア充っぽさ体験演出しつつ念の為即回避
エイル・ヒルドル
恋人の玲(f16697)と共闘
玲ったら優しいのね
いいわ、アンタが決めた事ならトコトンまで付き合う…それがアタシ、アンタの可愛い彼女の務めよ!
玲はあのウサギさんを助けるみたい、だからアタシはその手助けをする
【超集中】で能力をブースト、強化した【残像・早業・ダッシュ・騙し討ち】で殺到する攻撃を翻弄してウサギさんを庇い、玲のアシストをするわ
素直になれないって、もしかしてアタシの事?
まぁなんでもいいわ、アタシは玲のシたい事をさせてあげるだけ…それは戦場でもベッドでも一緒なのよ
うふふふ、ウサギさん…アンタもいつかそういう相手が見つかるといいわね?
雨音・玲
陰キャでもっとドライな奴かと思ってたら
仲間思いの仁義に熱い奴じゃないか
(デバガメ未遂や逆ギレとか横に置いてもなんか憎めない奴だな)
エイル?悪い俺の我儘に付き合ってくれるか?
他の仲間達の猛攻でボロボロになった『影うさぎリーダー』が
止めを刺されそうになったその瞬間
「野生の勘」+「咄嗟の一撃」+「手をつなぐ」+スキルマスター「スティール」
で「掠め取り」「隠して」「庇い」ます
助ける理由?気まぐれかな…
ただ、素直になれないところとか他人を見てる気がしなくてさ
それに見て見ろよ
仲間が心配して迎えに来てるぜ
「スティール」が奪うのは何もモノだけじゃなくて
「動物使い」込々で『心』も奪えたら駄目元で試してみます
●飾られた1ページ
爆煙が晴れた先には影うさぎはいなかった。
「陰キャでもっとドライな奴かと思ってたら、仲間思いの仁義に熱い奴じゃないか」
(デバガメ未遂や逆ギレとか横に置いてもなんか憎めない奴だな)
少し離れたところに、影うさぎを抱きかかえた雨音・玲(路地裏のカラス・f16697)がそこにいた。
「玲ったら優しいのね」
その横には玲の恋人、エイル・ヒルドル(高速剣のエイル・f21735)が立っている。玲が咄嗟に【スティール】で影うさぎを掠め取り、それでも飛んでくる攻撃をエイルの【超集中】による早業で叩き落としたのだ。
「悪いなエイル。俺の我儘に付き合ってくれて」
「アンタが決めた事ならトコトンまで付き合う…それがアタシ、アンタの可愛い彼女の務めよ!」
玲の言葉にエイルが胸を張って応える。
「何で私を助けたのよ! そのイチャイチャを見せつける為!?」
この状況に真っ先に異を唱えたのは助けられた影うさぎ本人である。
「敵である猟兵がオブリビオンを助ける理由なんてないじゃない!」
「助ける理由? 気まぐれかな……」
「はぁ!? たったそれだけの理由!?」
呆れかえる影うさぎ。
「ただ、素直になれないところとか他人を見てる気がしなくてさ」
「素直になれないって、もしかしてアタシの事?」
などとエイルも会話に加わるが、
「素直じゃないってどういうことよ!」
わけわからない! とでもいいたげに影うさぎは声を上げる。
「ねぇ、それならどうしてそんなに怒ってるの?」
ふわり、と影うさぎの前に舞い降りたのは栗花落・澪(泡沫の花・f03165)だ。彼も影うさぎの本心に思うところがあるらしい。
「大事な部下だから? 本当にそれだけ? 似合わない、らしくない…それでも やりたい気持ちがあるなら、我慢しない方がいいよ?」
「う、うるさいわね! アンタ達に何が分かるのよ!」
「少なくても、あいつらは分かってるんじゃないか? 見てみろよ」
そこには、先程の戦闘で逃走していったパリピ達の一部がおそるおそるこちらの様子を伺っていた。
「連中、あんたの気持ちにとっくに気づいていたんじゃないか?」
勇気を出せば、彼らとだってもっと打ち解けることだって出来る。。一歩踏み出せば、出来ない、無理だと言っていた自分かを変えることだって出来るかもしれないのだ。そして、そんな自分を受け入れてくれるだろう者達はこんなにいたのだ。
「何でよ……」
影うさぎの瞳からぽろりと涙が落ちる。
「何でもっと『早く』気づけなかったのかしら」
オブリビオンとは過ぎ去った時間から溢れかえってきた 過去の残滓。人生を本に例えるなら、切り出された1ページのような存在。変えられることが分かったとしても、確定した先のページを変えることは出来ないし、本の結末は確定しているのである。
「だからね、私はもう無理なのよ」
そういうと彼女は突如、両手に【影兎聖域】による漆黒のエネルギー弾を発生させて、玲とエイルへと放つ。
「なっ!?」
「きゃっ!」
咄嗟の攻撃に二人は回避するが、体勢が崩れ、次の行動までに動きが止まる。そこから【永遠の影兎】によって漆黒の衣を纏い、澪へと飛びかかる。
「香り高く舞い遊べ」
だが、影うさぎの動きに注視していた澪は舞うような動きでそれをかわすと、ユーベルコード【Orage de fleurs】で無数の花嵐を舞わせると、指先で指定した先、影うさぎに向けて放つ。玲やエイルがカバーに入ることの出来ない一瞬の出来事だった。
「ああああああああ!!」
光やエネルギー系の攻撃には耐性は上がるが、花嵐による攻撃には身を裂かれてしまう。
「なんでこんな……」
突然の展開に呆然とする玲。
「私『は』もう無理……ってこと?」
影うさぎの意図に気づいたのか、エイルがそう口にする。
「もしかしたら私みたいな子が……変われる可能性ががある『今』があるかもしれないなら……世界を止めるわけにはいかないじゃない」
オブリビオンは過去から溢れ出し、世界を停止させてしまう存在。例え本人にその意志がなかったとしても、存在しているだけで世界を破滅に追いやってしまうのがオブリビオンである。そこで彼女は世界を存続させて、自分のような誰かが変わることの出来る可能性を残そうとしたのだ。
「ねえ、ヒヤシンスの花言葉…知ってる?」
そんな彼女に澪は声をかける。先程の花嵐で攻撃した花は全てヒヤシンスだった。
「花言葉は『控えめな愛らしさ』。貴方はとても可愛いよ」
そう言って彼女の髪にそっと花を飾る。自分の気持ちを表に出せず、それでいて誰かの為にと懸命に生きた彼女にピッタリの花かもしれない。
「敵同士なのが…残念だけれどね」
「何よ……もう」
そんな澪に影うさぎは文句を言うような口調で呟く。
「今シチュエーション。なんか私……リア充みたいじゃないの」
皮肉っぽい笑みを浮かべつつ、影うさぎは光の粒子へと身を崩してゆき、そのまま骸の海へと還っていった。遠くで伺っていたパリピ達は、それを見届けると、そのまま逃走してゆく。距離が離れていたせいか、その表情は確認できなかった。
「なあ、エイル」
その様子を見送りつつ、玲は恋人に声をかける。
「玲? どうしたの?」
「俺は彼女を救うことが出来たのか?」
ユーベルコード【スティール】で彼女の心も盗むことは出来ないか、そうすれは彼女を救うことが出来るんじゃないかと思っていた玲だったが、この結末を受け止めきれていないようだ。
「そうね……私は玲が納得できるなら、どちらでもいいわ」
そういうとエイルは蠱惑的な笑みを玲に向ける。
「アタシは玲のシたい事をさせてあげるだけ…それは戦場でもベッドでも一緒なのよ」
どんな結果になろうと、玲の決めたことにエイルはついて行くだろう。そんな彼女の気持ちに玲はサラリと髪を撫でて応える。
(うふふふ、ウサギさん…アンタが託した子も、いつかそういう相手が見つかるといいわね?)
玲の手の感覚に心地良さを覚えつつ、エイルはそのように思うのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
第3章 日常
『ナイトプール in アルダワ』
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POW : プールを泳いだり浮かんだり
SPD : 美味しいものを食べたり飲んだり
WIZ : 幻想的な光景を眺めたり飾ったり
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●ナイトプール
暗闇の中で幻想的にライトアップされているプールがそこにあった。アルダワ魔法学園のナイトプールである。蒸気の力でゆったりと水流が起きている流れるプールにのんびりとたゆったっている者、オシャレなドリンク片手に幻想的なライトアップを眺めている者と様々である。
「……とりあえずは……お疲れ様」
オブリビオンの逆侵攻を食い止めた猟兵達に裕美はそう声をかける。ちなみにプールというTPOのためか彼女の格好は水着にパーカーを羽織ったような格好となっている。
「……まあ……飲み物くらいはおごるし……ここでゆっくり羽でも伸ばしていって」
そう言ってグラス注いだ、彼女愛用のエナジードリンク(味は意外とマトモ)は、プールのライトの光を受けて蛍光色に輝いていた。
「……あとまあ……今回の件で色々とあった人は……ここで気持ちに整理をつけるでもいいんじゃないかしらね」
プールでゆったりしながら、今回のことを思い返すというのもアリかもしれない。
「……あとは……そうね」
最後に彼女は猟兵達に告げる。ぐるぐるメガネ越しの眼光がどこか鋭いような気がした。
「……プールで……あまりハメを外しすぎて……周りに迷惑かけないようにね。……一応私……監視してるから。……リア充がイチャつくくらいは見逃すけど……公序良俗には……反しないようにね」
などと言って、監視用の小型機械を電脳魔術で操作するのだった。
有栖河・鏡
ふぅー、終わった終わった…割りかしスッキリしたけど気づいたらパリピもウサギもいねーじゃんか!
●服装
俺は相変わらず布面積少な目のビキニ姿だが、白シャツを羽織ったぜ。
●プール
「裕美ちゃーん、遊ぼーぜ」
トロピカルドリンクを裕美の分も持ってきて隣に座るぜ。
「おっと変な事するつもりねぇから安心しな、何やかんやで俺もボッチだから裕美とサシで飲みたくてよ」
ちなみにドリンクはノンアルコールだかんな。
「まぁ俺は生来の悪タレだからウサギの最期とか何の感慨も無いんだが…だからってしんみりしてる連中を茶化すほどクソッタレでもねぇ、つーワケで飲みに付き合ってもらいてぇワケよ」
1人よりは良いだろ?
●アドリブOK、NGなし
夢ヶ枝・るこる
■方針
・【POW】使用
・アド/絡◎
■行動
何と申しますか、「オブリビオンで無ければ」「一緒に遊んで、その後平和に帰ってくれるなら」という相手でしたねぇ。
とはいえ、折角の機会ですし、楽しんで帰りましょう。
こういう場所で泳ぐ機会は少ないですし、まったりと泳ぎつつ時折一休み、ですねぇ。
休憩の際には、変わった飲み物が有るみたいですし、其方をいただいてみましょう。
中村さんが飲んでいたエナジードリンクにも、少々興味が。
ナンパ等はお断りしますねぇ。
そう言えば、中村さんには以前、ヒーローズアースで窓に嵌っていたところを助けていただきましたので、お会い出来ましたら一言御礼を。
休憩時間など、一緒に如何でしょうかぁ?
カナタ・アマガ
アドリブ連携大歓迎
やっと、一息つけたわね。せっかくだから水着に着替えてのんびり過ごそうかしら。あ、でも、さっきみたいなナイトプールを荒らす輩が出ないとも限らないし、うちのネコちゃんたちに見回りもさせておくわ。
【エレクトロレギオン】で呼び出した機械兵器たちで、【情報収集】で安全確保。ついでに、機械の目を光らせたら照明になってきれいなんじゃないかな。プールサイドで、可愛いドリンクとか注文して、機械兵に写真とらせるのもいいかも。せっかくだし、楽しまなきゃ損よね!
●プールサイドの華々
「やっと、一息つけたわね」
そう言って伸びをするのはカナタ・アマガ(スペースノイドの電脳魔術士・f06745)だ。彼女が動くたびに水着のフリルが揺れ、髪の花飾りがライトを反射してキラキラと輝く。せっかくだから水着に着替えてのんびり過ごそうかとナイトプールに来た彼女だが、
「あ、でも、さっきみたいなナイトプールを荒らす輩が出ないとも限らないし、うちのネコちゃんたちに見回りもさせておこうかしら」
と、【エレクトロレギオン】によって小型の猫型機械兵を呼び出し、哨戒に当たらせる。
「ニャー」
動き回る猫達の目が光り、新たなライトアップとなる。そうやって猫達を歩き回らせていると、
「ん?」
猫達と同じくらいのサイズの小型機械がウロウロ歩き回っているのを見つける。竜をモチーフにした黒い機械達で、時折目をグポーンと光らせていたりする。
「あれは……」
「裕美ちゃんの【エレクトロレギオン】じゃねーの?」
そんな言葉とともに現れたのは有栖河・鏡(悪に咲く狂刃・f22059)だ。布面積少なめのビキニに白いシャツを羽織っている。端正な顔立ちから勘違いされそうだが、これでもれっきとした男である。
「ふ、不審者!?」
鏡の格好と、ダンジョンでの行い等を加味してカナタが怪訝な様子で鏡を見つめる。
「おっと変な事するつもりねぇから安心しな、何やかんやで俺もボッチだから裕美とサシで飲みたくてよ」
割りかしスッキリしたからおイタする気はねーぜ、と鏡はホールドアップのポーズで無害をアピールする。ちなみにその両手にはトロピカルドリンクのグラスが握られており、グラスの中の液体はライトに反応してぼんやり光っているようにも見える。
「まあ、それならいいけど」
とは言いつつも念の為ついていくカナタ。
「裕美ちゃーん、遊ぼーぜ」
裕美がいるであろう場所に着き、そう呼びかけてみたのだが、
「あら、先客がいたようね」
(何と申しますか、「オブリビオンで無ければ」「一緒に遊んで、その後平和に帰ってくれるなら」という相手でしたねぇ)
などと考えているのは夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)だ。
(とはいえ、折角の機会ですし、楽しんで帰りましょう)
流れるプールをまったりひと泳ぎし、休憩に入った夢ヶ枝・るこるは、ある場所へ向かう。途中、牛柄水着の、その豊満な胸に引きつけられるように彼女に声をかける学生達もいたが、手慣れたようにあしらってゆく。
「……あら……どうしたの?」
るこるの向かった場所では、【エレクトロレギオン】の操作をしてプールを監視している裕美がいた。
「変わった飲み物が有るみたいですし、其方をいただこうかと。あと、中村さんが飲んでいたエナジードリンクにも、少々興味がですねぇ」
「……なるほど」
るこるの言葉に、裕美は持参のエナジードリンクを次々と出してみる。
「……どれ飲んでみる?……基本はこのドラゴンエナジーだけど……フルーツ風味のケイオスとか……カロリーゼロのアブソリュートゼロとか……」
「あ、カロリーゼロのは別にいいですねぇ」
「……そう」
「あと、中村さんには伝えておきたいことがあったんですねぇ」
などと、飲み物を選んでいる時に、ふとるこるが話題を切り出す。
「中村さんには以前、ヒーローズアースで窓に嵌っていたところを助けていただきましたので、お会い出来ましたら一言御礼をと思っていたんですねぇ。その説はどうもありがとうございました」
かつて一緒に受けた依頼で起きた話のことだった。そう言ってるこるは深々と礼をする。
「……別に。……それにあれは……私の指示が悪かったせいも……あるし」
面と向かってお礼を言われるのになれていないのか、照れくさそうに顔を逸しながらごにょごにょと返事をする裕美。
「裕美ちゃーん、遊ぼーぜ」
「あら、先客がいたようね」
そんなところに鏡とカナタが合流する。
「サシで飲もうかと思ったが、こうのも悪くねえな」
そう言って裕美のところにトロピカルドリンクを置き、隣に座る。
「まぁ俺は生来の悪タレだからウサギの最期とか何の感慨も無いんだが…だからってしんみりしてる連中を茶化すほどクソッタレでもねぇ、つーワケで飲みに付き合ってもらいてぇワケよ」
「ならウチも可愛いドリンクとか注文してみようかな。機械兵に写真とらせるのもいいかも。せっかくだし、楽しまなきゃ損よね!」
「せっかくですし、色々ものを飲んでみるのがいいと思いますねぇ」
そこへカナタも続き、るこるがそれに応じる。
「……まあ……好きにするといいわ」
更に加わってきた二人にぶっきらぼうな感じに応えてしまう裕美だが、まんざらでもなさそうだ。
こうして猟兵達はプールサイドでのんびりとした時間を過ごすのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
鈴木・志乃
はー……
平和だねー……
アド連歓迎
適当な椅子……があれば腰かけて、そのオシャレなドリンクとやらを飲もうではありませんか
あいにくあんまり肌さらしたくないのでね。左ももにでっかい傷痕あって、隠すのめんどいから
ところでそのオシャレなドリンクってどんなのあるの?
(色気より食い気派)
おすすめあります?
おーこれカクテルっぽいねえ
(目移りが止まらない)
……こーゆーのCFでもあったなあ、フルーツも飾り切りして無駄に盛って写真とるやつ
最近あの世界に帰ってないや……そろそろ里帰りするかなあ
(ごくごく)
中村さんもお疲れ様です
どーですか、宜しければ一杯
ユキノ・サーメッティア
影うさぎとは相対することはなかったけど…
まー、過ぎたことか
(特に含み等は無く、常時ハイテンションのパリピ達よりかは
話通じそうかな?程度)
水着を着て
水の上に腰掛けて浮いている、風に見える
単に浮遊盾に乗ってるだけ
軽い素材だから水に浮く、じゃなくて水面ぎりぎりに
浮かせてそこに腰掛けてるだけだよ
3つだし、腰掛けてるの以外の盾に飲み物を乗せてサイドテーブルみたいに
してるのもいいかも
でも、「盾は後で手入れしておかないとなー」
「もしも、ここにあのうさぎ達が到着していたら…どうなってたんだろうねぇ」
多分だけど、公共序列に反するような景色になってたかもしれない?
怪しい液体とかも持ってたんだし
●平和なひとときを
「はー……平和だねー……」
プールサイドの椅子に腰掛け、プールで遊んでいる学生達を眺め、そう呟くのは鈴木・志乃(ブラック・f12101)だ。体にある傷痕のため彼女は水着ではなく普段どおりの格好だ。
「あ、志乃さんだ。おーい!」
プールからそんな声がする。そちらには、戦闘で使っていた浮遊縦に腰掛けているユキノ・サーメッティア(空白・f00911)の姿があった。水着はシンプルながら露出高めの赤と白に彩られたビキニだ。3つあるうちの浮遊盾、残りの2つはサイドテーブルのように扱い、ドリンクを上に乗せていた。
「ちょっとそっちに行くから待っててね」
そこからユキノはプールの水流に流されることなく志乃のところに近づく。よく見ると、ユキノの浮遊盾はプールに浮いているのではなく、水面からさらに浮上しているようだ。
「そのような使い方もできるんだね」
「うん。でも、盾は後で手入れしておかないとかなー」
パリピ達の攻撃からユキノや志乃を守ってくれたのが、この浮遊盾である。相手は装備品を腐食させる薬品などを飛ばしていたので、これが終わったらメンテナンスをしなければならない。
「影うさぎとは相対することはなかったけど…まー、過ぎたことか」
「そうだね。私達が駆けつけた時には、既に無効は決着がついていたようだしね」
実際に戦闘をした猟兵達は影うさぎリーダーと戦い何を思ったのか、特にあまり話は聞かされていないが、ユキノにとってはそれはそこまで重要ではない。
「もしも、ここにあのうさぎ達が到着していたら…どうなってたんだろうねぇ」
おそらくだが、公共序列に反するような景色になってたかもしれない。ユキノにとってはそうした悲劇を食い止められたことのほうが大事なのだ。
「ところで、ユキノさん」
「ん? なーに?」
少し感慨にふけっていたユキノに志乃が声をかける。
「ところでそのオシャレなドリンクってどんなのあるの?」
志乃の興味はユキノのサイドテーブル代わりの浮遊縦に乗っていたオシャレドリンクに移っている。
「あー、確かそっちの方で売ってたよ。私も別のものも飲んでみたいし、一緒に行こうか?」
「ぜひ、お願いするよ」
プールには色気より食い気で来ていた志乃。こうして二人はドリンクの販売所まで足を運ぶ。
「おすすめあります? おーこれカクテルっぽいねえ。でもノンアルコールなのかな?」
色とりどりのドリンクに目移りしてしまう志乃。
「……こーゆーのキマイラフューチャーでもあったなあ、フルーツも飾り切りして無駄に盛って写真とるやつ。最近あの世界に帰ってないや……そろそろ里帰りするかなあ」
などと色々と考えが逸れそうになりつつもどのドリンクにしようか悩む志乃。
「まー、ドリンクは逃げませんしゆっくり選べいいんじゃないですかね」
クールな見た目とは裏腹に一生懸命にドリンクを選んでいる志乃を見てユキノはどこか楽しく思う。
「では、これと、これを」
志乃が選んだのは2つのドリンクだった。
「結局一つに選べなかったの?」
「いえ、もう一つは中村さんにと思ってね。私達がのんびりしている間も監視員の仕事がんばっているみたいだしね。どーですか、宜しければ一杯」
だが、やっぱりこういうところは大人なんだなーと思ったユキノであった。
大成功
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エイル・ヒルドル
ふぅ、アタシは玲の役に立てたのかしら…
少し考えてしまいながら彼と自分のドリンクを買って運んでいたら、ナンパなんてされちゃって。
ハァ?アタシになんか用なワケ?!
いつもの生意気な態度が出て、続くように脚蹴りが出そうになるけど…玲が助けに来てくれたから大事にはしない。
アリガト…玲。
疲れてる裕美がいたら玲とアイコンタクトして一緒にプールへ。
エヘヘ、たまにはこうやって遊ぶのも楽しいでしょ?
みんなの色んな思いが渦巻いて、色んな事があったけど、最後は水に流して流れていれば、明日もきっと良い日になるよね。
ウサギさんや皆も、過去の残滓は消え去っても、未来があれば過去と思い出は決して消えないから。
雨音・玲
コレだけ幻想的で綺麗ならアイツ等も来たがるわな
買い直したパーカーに袖を通し
プールサイドのデッキチェアに深々と腰を沈め
ドリンクを買いに行っているエイルを待ちます
思う所は色々あった1日だけど
エイルの水着姿を見れたし十分来たかいがあっ…
ドリンクを運んでいるエイルが
学生たちにナンパされて居るのが目に留まり
世界一可愛いから仕方ないけどさ
アイツ等居ても居なくてもあんま状況変わんなくないか?
苦笑いを浮かべながら起き上って荒事になる前に
学生たちを助けに入ります
俺の女に何か用
注意に来た老け込んだ顔をしている裕美を
エイルとアイコンタクトしてプールに巻き込んで一緒にダイブ
最後はハメ外しても良いよね?
●笑顔の答え
(コレだけ幻想的で綺麗ならアイツ等も来たがるわな)
魔法の光でライトアップされたナイトプールを見て雨音・玲(路地裏のカラス・f16697)はそう思わずにはいられない。守った甲斐があったというものである。
元々来ていたパーカーはパリピ罠うさぎに溶かされてしまったので、買い直したパーカーに袖を通し、プールサイドのデッキチェアに深々と腰を沈め、ドリンクを買いに行っているエイルを待つ。
(思う所は色々あった1日だけど、エイルの水着姿を見れたし十分来たかいがあっ…)
気づいた時には既に玲は行動を移していた。
「ふぅ、アタシは玲の役に立てたのかしら…」
玲と自分のドリンクを買いに行く時に、エイル・ヒルドル(高速剣のエイル・f21735)はふと、そのようなことを考えてしまう。結局の所、影うさぎリーダーにして玲のやりたかったこと、本当にちゃんと手伝えていたのか、思い返すと、悩んでしまうのだ。だからこそ、普段は近寄らせない相手が近づくのを許してしまったのかしれない。
「ねえ、そこのお姉さん。今ひとり?」
「俺達と遊んじゃわない?」
ここの学生だろうか。いかにもチャラついた青年達がエイルに声をかける。エイルが露出度高めの赤いビキニを着ているので、それにつられて来てしまったようだった。
「ハァ?アタシになんか用なワケ?! てか、ドリンク二人分持っていて一人なワケ無いでしょ!?」
あまりに考えなしな学生達につい強気な態度で若者達に声を荒げるエイル。ついでにドリンクを両手に持っているので、代わりに回し蹴りでもお見舞いしようかと、体を捻り、蹴りかかる。
「エイル」
だが、後ろから玲の声とともに肩に手を置かれたのにハッとし、蹴りを中断する。ビタッと蹴りが学生の頭に直撃する寸前のところで止まる。
「俺の女に何か用? って、聞いちゃいないな」
すでに顔を真っ青にした学生達はほうほうの体で逃げてゆく。
「まあ、エイルが世界一可愛いから仕方ないけどさ。てか、パリピうさぎが居ても居なくてもあんま状況変わんなくないか?」
逃げてゆく学生達を見送りながら玲はそんなことを口にする。
「玲……」
玲の何気ない一言にエイルは気持ちを淀ませる。もし、本当に自分たちのやってきたことが何も変わらないのであれば……
「……あまり……騒ぎを起こしてほしくはないのだけど」
騒ぎを聞きつけたのか、プールの監視員こと裕美がやってきた。小型機械を巡回させて、全てを監視していたのがあるのか、その表情に疲労が見て取れる。その険しい表情と体つきのせいか、玲やエイルより年下だという印象はパット見では抱くことはできないだろう。
「エイル」
スッと玲がエイルに目配せをする。そして裕美近寄ってゆく
「まあまあまあ、そんな怖い顔しないで」
「……まあ別に……カメラで見てたから……向こうにも非があるのはわかってるから……そんな身構えなくても」
「まあまあまあ」
そう言いながら玲は裕美の腕を自分の腕と絡める。
「……え?」
そして、玲に合わせるかのようにエイルも裕美の反対側の腕を自分の腕に絡める。
「せーのっ!」
そしてそのまま裕美を道連れにダイブする。盛大に上がる水しぶき。
「最後はハメ外しても良いよな?」
プールから顔を出し、同じくプールから顔を出したエイルにそういう。その屈託のない笑顔にエイルは思う。
(みんなの色んな思いが渦巻いて、色んな事があったけど、最後は水に流して流れていれば、明日もきっと良い日になるよね)
玲はもう前を向いている。ならば自分だけが樹にしていても仕方ないではないか。
(ウサギさんや皆も、過去の残滓は消え去っても、未来があれば過去と思い出は決して消えないから)
「アリガト…玲」
「ん? どうしたエイル?」
突然のありがとうに首をかしげる玲。
「ううん、なんでもない」
そう言ったエイルの表情も満面の笑顔だった。
ちなみに、それからすぐに裕美がカナヅチであることが発覚し、全然浮かび上がってこない彼女を救助する羽目になるのだが、それはまた別の話となる。
大成功
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栗花落・澪
倒さなきゃいけない理由があるなら
私情だけで任務を放棄することは出来ない
それでも、倒さなきゃいけない敵でも
僕にできる事はゼロじゃない
少しでも彼女を救えたのなら
僕がここに来た理由はあったという事
ライトアップに輝くノンアルコールの甘いドリンクを見つめながら
周囲の喧騒に耳を傾け、そっと一口喉を潤して
花の魔法で手のひらに出したのは
彼女にも送った白いヒヤシンス
中村さんには後でお金返さないとだけど…
一杯だけ、余分にもらおうかな
向かいの席に飾ったヒヤシンスと、その前に並べたドリンク
自分のグラスとそっと合わせて音を鳴らし
この乾杯は、貴方のために
最後に見た優しい覚悟は忘れない
今度はもう少し…素直になれるといいね
●未来への乾杯
倒さなきゃいけない理由があるなら
私情だけで任務を放棄することは出来ない
それでも、倒さなきゃいけない敵でも
僕にできる事はゼロじゃない
少しでも彼女を救えたのなら
僕がここに来た理由はあったという事
「うーん、中村さん大丈夫かな? 話の途中で騒ぎの仲裁に行っちゃったけど」
プールサイドのテーブル席に腰掛け、栗花落・澪(泡沫の花・f03165)はそう口にする。テーブル席にはライトアップに輝くノンアルコールの甘いドリンク。それが2つある。
とある理由で裕美に余分に一つ奢ってもらい、その分については自分がお金を払うと行っていたのだが、「……わざわざ受けるのが面倒」とか謎の理由でお金を受け取りを断られた上で、何らかの騒ぎが起きたために、彼女はそのまま去っていってしまったのだ。
「中村さんには後でお金返さないとだけど…」
とりあえずそれは後だ。澪はテーブルに向き直る。テーブの向かいの席には誰もいない。そしてそっと花の魔法でヒヤシンスの花を出し、席に飾る。それは影うさぎにも送ったものと同じものだ。
そして、席の前にドリンクを並べると、自分のグラスとそっと合わせる。
チンッ
グラスの乾いた音が響くが、周囲の喧騒にすぐかき消される。
「この乾杯は、貴方のために。最後に見た優しい覚悟は忘れない」
そして周囲の喧騒に耳を傾け、そっと一口喉を潤す澪。
「今度はもう少し…素直になれるといいね」
この時のカクテルの味は、きっと彼にしか分からないだろう。
大成功
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