エンパイアウォー㉑~ブラック&モンキー
●決戦は関門海峡
「皆さん、連日の戦いお疲れ様です。
皆さんの頑張りによって、大帝剣『弥助アレキサンダー』の所在が判明しました」
頭の熊耳をピコピコさせながら、茅乃・燈(“キムンカムイ”は愉快な仲間で力持ち・f19464)は集まった猟兵達に告げている。
「弥助アレキサンダーがいるのは、関門海峡の大渦の上です。
ただ、問題なのはそこにいるのは弥助アレキサンダーだけではないんですよ」
燈が言うには、そこには弥助の持つメガリス『大帝の剣』によって操られている毛利水軍が陣取っているらしい。
「洗脳された一般人の軍隊ですけれど……猟兵ほどではなくてもかなりの強兵で、無視できるような存在ではありません。
一応普通に倒してしまってもいいのかもしれませんけれど、あくまでも洗脳されているだけの一般人なので……死なせてしまっては今後の未来に悪影響がある可能性もありますよね。
できれば死なせずに無力化させたいところです」
難しそうな顔をして言う燈だった。
燈本人にもどうすればいいのか妙案はない様子。
「なんとかして毛利水軍を突破しないと、弥助アレキサンダーとは戦えません。
といいますか、首尾よく毛利水軍を突破できたとしても、弥助アレキサンダーを守るように、隠されていた魔軍将である豊臣秀吉もいたりするんです」
隠し将『豊臣秀吉』。
見た目は奇妙な猿……というか黒い毛玉のようにしか見えず、言葉も「フェンフェン」としか話さないが、弥助の持つ対象を異形強化するメガリス『逆賊の十字架』の能力によってスピードと反応速度を強化されており、関門海峡の海上をゴムマリのように飛び跳ねながら、あらゆる角度からの弥助への攻撃を超高速で受け止めるため、秀吉が健在のうちは弥助に攻撃することは不可能だ。
「なので、まずは豊臣秀吉を倒してから、続けて弥助アレキサンダーと戦うという2連戦が必要になってしまいます。
毛利水軍も含めたら3連戦ですね」
そこまで話すと、燈は何かを思い出したように明るい笑顔でポンっと手を叩いた。
「あ、そうそう。豊臣秀吉なんですけど、フェンフェンとしか言わない奇妙な生き物なのに、なぜかそのフェンフェンという言葉を聞けば、一般人でもちゃんと豊臣秀吉が何を言っているのか理解できるそうですよ。不思議ですね。
しかも話によると、義と忠に厚い武将の鑑みたいな人物らしいですよ?
ぼくもちょっとだけ会ってお話してみたいかも……」
完全に余談だった。
話がそれていたことに気付いた燈は、コホンと咳払いをする。
「と、とにかく、それで豊臣秀吉を撃破すれば、そこではじめて弥助アレキサンダーへ攻撃できるようになります。なりますが……」
弥助はメガリス『闘神の独鈷杵』の力によって発生した『関門海峡の大渦』の中心に浮遊しながら、3つのメガリスの力を高めている様子。
だが、流石に猟兵たちが攻撃を仕掛けて来れば3つのメガリスの力を高めながらもメガリスを武器として用い応戦してくる。
「……とにかく厳しい戦いになると思います。
少なくとも舞台が関門海峡の海上ですから、海の上で戦うための方法も考えないといけませんし、弥助アレキサンダーと戦うときには大渦の真上になるので、それに巻き込まれないように注意もしないといけないでしょう。……逆に大渦を利用して戦うとかもできるかもしれませんけれども……」
いずれにせよ、もし、討伐に失敗すれば、高まったメガリスによる天変地異にも等しい力でその場にいた猟兵はすべて吹き飛ばされてしまうだろう。
「3連戦、しかも魔軍将が2人という、かなり厳しい戦いですが、皆さんどうかよろしくお願いします」
燈はそういうと深々と頭を下げるのだった。
雅瑠璃
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで……あれ、3章ある?!
というわけで、こんにちは。またはこんばんは。
雅です。
このシナリオは、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす特殊なシナリオですが、他の戦争シナリオと違って3章構成となっています。
その代わり章ごとの👑は少ないですので、お気を付けください。
下手したらあっさりと失敗で終わってしまいますのでっ。
まずは1章。燈も言っていますが、なるべく毛利水軍を死なせないように突破していただければと思います。
そして2章と3章は、魔軍将との連続ボス戦になります。
魔軍将が相手ですので、いつもの特殊ルールが適用されます。
以下の注意書きをよく読んでプレイングをかけてください。
====================
大帝剣『弥助アレキサンダー』および隠し将『豊臣秀吉』は、先制攻撃を行います。
これは、『猟兵が使うユーベルコードと同じ能力(POW・SPD・WIZ)のユーベルコード』による攻撃となります。
彼を攻撃する為には、この先制攻撃を『どうやって防いで、反撃に繋げるか』の作戦や行動が重要となります。
対抗策を用意せず、自分の攻撃だけを行おうとした場合は、先制攻撃で撃破され、敵にダメージを与える事はできないでしょう。
対抗策を用意した場合も、それが不十分であれば、苦戦や失敗となる危険性があるので注意してください。
====================
というわけで、難関の3章構成ですが、皆さんのプレイングに期待しています。
第1章 冒険
『毛利水軍を突破せよ』
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POW : 邪魔する船をひっくり返すなど、力任せに毛利水軍を突破します。
SPD : 毛利水軍の間隙を縫うように移動し、戦う事無く突破します。
WIZ : 毛利水軍の配置、天候、潮の流れ、指揮官の作戦などを読み取り、裏をかいて突破します。
👑3
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
槙島・未幽
絡みあり
POWに挑戦
目的
毛利水軍の将兵を乗り物酔いさせ海に落とす
なるべく海峡の広範囲を見渡せる場所を陣取るか
「実はこう見えて、絶叫系は大の苦手でさ。それはそうと、毛利水軍の将兵達はそこんところどうなんだろうなぁ?」
『見えない射手』で、船一つ一つをジェットコースターよろしく振り回し揺さぶり宙返りからの急降下させた後、船を逆さまにして将兵達を海に落とす
「これぞ無血開城」
「オー、ソルジャーアイランド」
「ドゥーユーノースカイママ?」
これは、あの黒焦げコロッケヘアーの魔将を意識して言ってるだけで、某芸人さんの真似じゃあない。お国が違う気がするが、まぁいいだろう
アリス・セカンドカラー
念動力、空中浮遊、空中戦で浮遊移動。
ふむ、死なせずに無力化か。ならば、ワンダーラビリンスを展開、現実と同じ風景を被せたオープンワールド式の迷宮にするわ。
念動力、罠使い、地形の利用、精神攻撃、呪詛、時間稼ぎで正しい道筋で進まないと元の場所に戻される無限回廊トラップで封じ込め作戦といきましょうか。初見でトラップの原理を見抜くのは難しく、仮に気づけても正しい道筋を探るのは膨大な時間がかかるでしょう。弥助戦終了まで脱出は難しいんじゃないかな?
うっかり巻き込んだ味方はフロア移動トラップで出口まで送るわよ。
イデアール・モラクス
フン、殺さずだと?
面倒な話だが…頼まれてはやらずにはおられぬなぁ!
・突破策
「水軍にまさか溺れるマヌケはおるまい、手荒に行かせてもらうぞ!」
UC【隕石招来】に『範囲攻撃』で着弾範囲を広げ、『全力魔法』で隕石を更に巨大化させた上で『高速詠唱』を用いて唱え、水軍には直撃させぬよう隕石を落として大波にて船を尽く転覆させる。
「海の猛威を存分に思い出させてやろう!」
そして着弾地点の上に『空中戦』スキルを使った飛翔魔術で滞空し戦闘力を上昇させた上で【広範囲に水柱や渦潮を発生させる水流操作魔法】の術式を『範囲攻撃・全力魔法・属性攻撃・高速詠唱』により構築して放ち、敵を一網打尽に『なぎ払い』突破。
※アドリブ歓迎
デュナ・ヴァーシャ
海上戦か。飛んで行っても良いが、あまり目立って的になるのも好ましくはないか。
ではここは、走って突破する事にしよう。権能によって神躰の力を引き出して脚力を高め、雷迅の速さで突っ切る。
体重が分散しないように水面を正確に踏みしめた上で、沈むより先に足を前に出せば、海の上を走る事など造作もない。まあ、我が女神ゆえに出来る事だがな。
突破するついでに、進路上の船体を軽く……まあ、壊さない程度に殴りつけておこう。激しい揺れが生じれば、相手に混乱が発生する筈だ。
その他、味方に援護の必要がありそうなら必要に応じて手助けしよう。持ち上げて運ぶとか、投げてやるとか、攻撃している敵船を優先的に殴るとか。
フランチェスカ・ヴァレンタイン
さてさて。先陣を切り抜けるところからですかー…
魔軍将が連続で控えておりますし、手早く参りましょうか
船団の上空を全速機動で旋回飛行しながら、おびき寄せで弓矢での迎撃を引き出し、船内の人員を可能な限り甲板まで引っ張りだします
飛び交う矢弾を見切りながらマニューバで舞い、属性攻撃の応用で閃光のみが炸裂する非殺傷砲撃を次々と各船の甲板へ
兵員を無力化している間に降下し、船の間をすり抜けつつ舵や櫂へUCの爆導索(弱)を巻き付けて気持ち控えめな爆破で破壊してしまいましょうか
ワイヤーアンカーの遠隔操作で上げられている錨も落としてしまえば、充分な足止めと他の方の足場にはなるでしょう、と
さ、お次はあちらですわね…!
●船団の足止めを
「さてさて。先陣を切り抜けるところからですか。
魔軍将が連続で控えておりますし、手早く参りましょうか」
空戦機動にて空を飛ぶフランチェスカ・ヴァレンタイン(九天華めき舞い穿つもの・f04189)は、眼下に毛利水軍を捕らえた。
それほどの高度ではない。ゆえに毛利水軍もまたフランチェスカが空を舞って近づいてきている事には気づいている。
ならばもちろん、水軍の兵たちは看板上に上がり、弓を構え、宙を舞う猟兵を射抜こうと矢を放ってきた。
「狙い通りですけれど……皆さんの準備が整うまで当たるわけにはいきませんね」
フランチェスカはそれを、高速のマニューバでかわし続け、さらに閃光弾を撃ち込んでいって、水軍兵たちを翻弄している。
「飛んで行っても良かったが、やはり目立つとあのように的になってしまうか。それは好ましくはないな」
フランチェスカの空戦機動を地上から見上げつつ、デュナ・ヴァーシャ(極躰の女神・f16786)はそんなことを呟いた。
「まぁ、彼女が囮になってくれている間に、我々はやることをやってしまおうか」
デュナはそういうと、【権能:神の肉体】を発動させる。紙の権能を使い、水面を走っていくつもりのようだ。
そんなデュナの傍らには、他の猟兵もそれぞれに準備を始めていた。
「なるべく殺さず……だったか?
面倒な話だが、頼まれてはやらずにはおられぬなぁ!」
例えば、先のデュナの声に頷いたのは、イデアール・モラクス(暴虐の魔女・f04845)だ。
「まぁ、水軍にまさか溺れるマヌケはおるまい、手荒に行かせてもらうぞ!」
そのイデアールは、さっそく魔法の詠唱を始める。
「実はこう見えて、絶叫系は大の苦手でさ」
イデアールの手荒にという言葉に反応したのは、槙島・未幽(流星召喚(スターコール)・f20363)だ。急に何の話かというと、イデアールのやろうとしていることを察したからのようで。
「それはそうと、毛利水軍の将兵達はそこんところどうなんだろうなぁ?」
そして未幽もまた、同じようなことを考えているらしい。
「ふむ、死なせずに無力化か……なら、あれかな?」
さらにアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の魔少女・f05202)も、どうするか色々考えている様子。空中浮遊しつつ、その思い付きをいつでも実行できるように準備するのだった。
それぞれが対処法を考えているうちに、イデアールの詠唱が完了した。
「我招く無窮の厄災に慈悲は無く、汝に救いと希望の一切も無し……海の猛威を存分に思い出させてやろう!」
詠唱が終わると同時に、天に隕石が現れる。【隕石招来】によって呼び出された巨大な星屑は、毛利水軍の船団の近傍へと落ちていった。
轟音を上げて着水する巨大質量。それに伴い揺さぶられる海面。当然その上に浮かんでいる毛利水軍の船は激しく揺れ、フランチェスカを迎撃するために甲板上にいた兵士たちは立っていられなくなった。
そんな高波の上を、デュナは小走りに駆けていく。そのついでに、通りがかった船を全力で……いや、壊さない程度に加減して殴りつけていくと、波で揺られる船はさらに大きく揺れ、甲板上の水軍兵の中には海面へと落下していくものも出始めた。
さらにそのうちいくつかの船は、まるで水上のジェットコースターのように、まずます激しく揺さぶられていった。
「宙返りとか、行ってみようか?」
これは未幽の【見えない射手】の仕業だ。隕石が起こした大波に揺れる船を捕まえては縦横無尽に揺さぶっていく。その激しい動きに耐えきれず、次から次へとぽろぽろと船から落ちていく水軍の兵たち。
それでも落されまいと未だ船にしがみついている者もいるが……。
「その粘りには感心するが、ここは素直に落ちておくといい。溺れないようにな」
デュナは、そう言いながら次々と水面へ投げ飛ばしていくのだった。
「すごいですね。水の上を走れるなんて……」
上空からその様子を見ていたフランチェスカは感心して舞い降りてきた。もう上空で囮をする必要もなくなったということもある。
「まあ、我が女神ゆえに出来る事だがな」
次々と水軍兵を海に叩き落としながら、デュナは走りの秘密を解説している。
曰く。体重が分散しないように水面を正確に踏みしめた上で、沈むより先に足を前に出せば、海の上を走る事など造作もない……とのことだ。
イマイチ理解できなかったのか、フランチェスカは少し首をかしげたが、気を取り直して、未幽とデュナの行動の結果無人となった船を見据え、行動を再開した。
「それではその1隻、いただいてしまいましょうか」
無人船に向けて【虚空に踊り 繰り爆ぜるもの】のワイヤーアンカーを射出し、それを使って船を曳航していく。この後の戦いの足場にちょうどいい。
「よーし! 他のは閉じ込めてしまうわよ!」
フランチェスカが猟兵用に1隻確保したのを確認した後、最後にトドメとばかりに、アリスが術を解き放つ。
「無限回廊トラップで封じ込め作戦といきましょう!」
いまだ隕石の影響による高波で揺れる海域全体に、アリスは【アリスの不可思議迷宮】を仕掛けた。現実の海と同じテクスチャを張ったオープンワールド式の幻想の迷宮。そこでは海流が罠となって、正しい進み方を見つけない限り永遠にその場をグルグルと漂う羽目になってしまう。
「弥助戦終了まで脱出は難しいんじゃないかな?」
アリスはそう言いながら、唯一範囲外に曳航されていた無人の船まで浮遊してやってきた。
フランチェスカとデュナは既にその甲板上で待っている。
最後にイデアールと未幽もやってきて全員そろったので、このまま海域を突破して弥助アレキサンダーと豊臣秀吉が待つ大渦の方へと船の進路を向けた。
背後では、アリスのラビリンスに閉じ込められた船団が、脱出して猟兵達のいる船を追いかけようとしているが、イデアールがダメ押しに水流を操作する魔法を使い、さらなる潮の流れに飲み込ませたことで、それ以上追う事もラビリンス脱出に挑戦することも出来なくなって、猟兵達の船から引き離されていったのだった。
「これぞ無血開城だね」
未幽の言葉に、皆笑って頷くのだった。
「ええ。お次はあちらですわね……!」
「それじゃ出発進行ー!」
大渦が出現している海域を目指すため、鹵獲船の上でフランチェスカとアリスが号令をかけ、猟兵達は次なる戦いへと進む。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『隠し将『豊臣秀吉』』
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POW : 墨俣一夜城
自身の身長の2倍の【墨俣城型ロボ】を召喚する。それは自身の動きをトレースし、自身の装備武器の巨大版で戦う。
SPD : 猿玉变化
自身の肉体を【バウンドモード】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
WIZ : グレイズビーム
【腹部のスペードマーク】から【漆黒の光線】を放ち、【麻痺】により対象の動きを一時的に封じる。
イラスト:フジキチ
👑4
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●隠し将『豊臣秀吉』
毛利水軍を突破した猟兵達。
足場代わりの船に乗り、弥助アレキサンダーが待つ大渦へと進む。
だが、その前に豊臣秀吉が立ちふさがった。
海上を縦横無尽に飛び跳ね、弥助の元へは行かせまいと、立ちふさがる。
先制攻撃の構えを見せ猟兵達に立ち向かう秀吉。
秀吉を突破しなければ弥助に攻撃はできない。
猟兵達の決戦の第2ラウンドが開始されたのだった。
アリス・セカンドカラー
ロボ?
グラビティプレス(重力属性攻撃、念動力、怪力、マヒ攻撃、時間稼ぎ)で重圧をかけて動きを鈍重にさせて、その上で第六感で動きを見切り、空中浮遊、空中戦、早業、ダッシュ、逃げ足で間合いの外に逃げましょ。更にサイバージャック(念動力、ハッキング、呪詛)を仕掛けて行動阻害を試みるわ。
重圧と行動阻害を維持して距離を保ったまま、大食いの念動力による盗み攻撃を乗せたエナジードレインでリソースを奪い自身のリソースへと回すわ。
エナジーを簒奪した結果、与える続けた重圧で自重を支え切れなくなって自壊すれば御の字ね(破壊工作、部位破壊)
槙島・未幽
目的
墨俣城型ロボの破壊
絡みあり
海上の移動、回避は宙を飛んで行う
「豊臣秀吉って毛玉だったのか」
「何というか、バットでカッキーン!とかっ飛ばしたくなる姿だよな」
しっかし、まぁ、秀吉の姿には驚いたな
墨俣城への攻撃には海水を使う
攻撃方法は以下の通り
・ウォーターカッターのように勢いよく射出して外郭を切り裂く
・海水をバランスボール状に丸めて撃ち出す
・動きを止める時は、海水を縄みたく巻き付ける。可能ならそのまま海に沈める
「こっのっままっ、海にっ、沈めてっ、やらぁー!!」
フランチェスカ・ヴァレンタイン
こうして目の前にしますと、体長が控えめでしたら完全にマスコットなんですけどねー…
見た目はこうでも魔軍将、油断なく参りましょう
ロボに対しては観察と勘で動きの死角を見切り、そこをついてのフェイント・迷彩・残像を駆使した空中機動での応戦を
攻撃にはカウンターで斧槍を揮い、交戦距離が開けば周囲を旋回しながら断続的に砲撃を浴びせて
他の方とも連携しながら機を伺い、ロボの防備が崩れた隙に全速機動で秀吉本体へと迫り、すり抜けざまにとっておきの一撃を
交叉で接触距離になる一瞬にUCの蹴りを連続で叩き込み、共振による振動破砕で粉々に打ち砕いて差し上げましょう…!
「身に突き抜ける神音の響きを――どうぞ、召し上がれッ!」
デュナ・ヴァーシャ
正義の反対は別の正義、などと賢しらな連中は囀るが……否、我こそが、反駁を許さぬ絶対なる正義である。
いかに貴様が立派な武人であろうと、オブリビオンであり世界に仇なすならばそれは悪。なれば、女神デュナの名において誅戮させてもらおう。
確固たる正義の意志をもって力を高め、敵よりも速さで上回るとしよう。いかに貴様が速かろうと、音より速い我に着いてこれるか?
ロボとやらの攻撃は徹底的に回避し、相手が方向転換する際の隙をついて、この肉体で攻撃する。
城型のロボか、なれば関節部は他より弱かろう。そのあたりを重点的に殴り、蹴る。
動きが鈍れば、両手でしっかりと握って指を喰い込ませ、遠心力をつけて本体へとぶん投げる。
●墨俣一夜城
「豊臣秀吉って毛玉だったのか」
立ちふさがる秀吉の姿を見て、槙島・未幽(流星召喚(スターコール)・f20363)は驚いたように呟いた。
「何というか、バットでカッキーン!とかっ飛ばしたくなる姿だよな」
「こうして目の前にしますと、体長が控えめでしたら完全にマスコットなんですけどねー……」
未幽の物騒な感想とは違い、フランチェスカ・ヴァレンタイン(九天華めき舞い穿つもの・f04189)はもう少し好意的だ。ただし彼女の言うとおり、マスコットキャラというには大きいが。
「あれで武人なんでしょ? そうは見えないわね」
アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の魔少女・f05202)の感想もまた当然か。見た目からは全く想像できない。
「だが、いかに彼奴が立派な武人であろうと、オブリビオンであり世界に仇なすならばそれは悪。なれば、女神デュナの名において誅戮させてもらおう」
もっとも、いくら見た目がアレでも、それで手を緩める猟兵ではない。デュナ・ヴァーシャ(極躰の女神・f16786)の言う通り。
猟兵達はそれぞれに足場の船から飛び立ち、秀吉に向かっていくのだった。
「フェンフェーン」
秀吉は飛び出してきた4人の猟兵を迎撃するために、【墨俣一夜城】すなわち自身の倍の大きさのあるロボを召喚し、襲いかかってくる。
「ほう、ここから通さないか。なるほど、貴様には貴様の正義があるのだろう。
なるほど正義の反対は別の正義、などと賢しらな連中は囀るだろうが……否、我こそが、反駁を許さぬ絶対なる正義である!」
秀吉のフェンフェン語を理解し反論しながら、デュナは己の正義を貫く。確固たる正義の意思が、【スーパー・ジャスティス】の黄金のオーラを燃やし、音よりも早く宙を舞う。
「そのロボがいかに強かろうと速かろうと、音より速い我に着いてこれるか?」
墨俣城ロボが放つ激しい攻撃を、その高速で回避していくデュナだった。
「見た目はこうでも魔軍将、油断なく参りましょう」
ロボが攻撃しているのは何もデュナにだけではない。フランチェスカもまた、その高機動による空中戦を展開している。といっても攻撃に転じる隙は無いが、その動きを見切り、己の残像で攻撃を無駄打ちさせ、デュナほどのスピードはなくとも回避していく。
未幽やアリスもまた同じように空中浮遊によって回避を試みる。
だが、2人はデュナやフランチェスカほどの機動力はない。なのでかわりに、ロボの動きを束縛するべく手を尽くしている。
「喰らいなさい! グラビティプレスっ!!」
「こっのっままっ、海にっ、沈めてっ、やらぁー!!」
アリスは間合いの外から念動力で重圧をかけ、未幽は【見えない射手】を海水に向け、海水を操ってロボの足元に絡みつかせた。ロボの関節が、念動力によってかけられた重圧によって軋みを上げる。絡みつく海水が、ロボの推進力を奪いじわじわと海に沈めようとしている。両者の攻撃によって、ロボ自体の動きは次第に鈍っていった。
だがそれでも、メガリスによって強化された秀吉の動きを再現する墨俣城ロボだ。
多少鈍ったところで、猟兵達を捕まえようと動き回ることには変わりはない。
「こいつっ……これだけ重圧かけていても、まだうごけるの?
なら、これはどう? そのエネルギー奪い尽くしてあげるわ!」
アリスは、念動での重力をかけつつ、そこにさらに【エナジードレイン】を仕掛けて、ロボのエネルギーを奪おうと試みる。
「沈まないなら、叩き潰してっ、やるっ!」
さらに未幽が見えない射手で操る海水を、ボールのように丸めてロボの膝関節に向けて撃ちだした。
エナジーを奪われ、関節にダメージを受けて、ロボの動きはさらに鈍る。
「関節か。確かに関節部は他より弱かろう」
そして2人の抵抗で動きを鈍らせてきたのを好機とみて、回避に専念していた2人も動き出した。
まずはデュナが、未幽の海水の攻撃でダメージを受けた膝の関節部に、神の力で殴りかかる。そのダメージを受けた部分にピンポイントで重点的に殴りかかることで、ロボは体勢を維持できなくなりぐらついていった。
そしてフランチェスカがそこに舞い降りてくる。
「その脚、これでいただきますわッ!」
降下する勢いのままにふるわれる斧槍の一撃が、ロボの膝関節を砕いた。大きく崩れ落ちそのまま海面へと落下する墨俣城ロボ。だが、海中に没したりはしなかった。
「おっと、沈む前にもうひと働きしてもらおう」
デュナがロボの脚を両手でしっかりと握りしめ、支えていたからだ。そしてそのままジャイアントスイングの要領でロボを振りまわし……。
「それじゃ、これは返却させてもらうよ!」
「フェーーーン?!」
秀吉めがけて投げ飛ばした。
ばっしゃーーーんと激しい水飛沫が上がる。
さすがに秀吉も自らのロボに押しつぶされることはなく、飛んできたロボを回避はしたのだが……そこに、デュナの投擲と共に高速機動で突っ込んできたフランチェスカが迫る。
「身に突き抜ける神音の響きを……どうぞ、召し上がれッ!」
「フェン?!」
接触する一瞬に【天穹濤撃ち 蹴り砕くもの】による連続蹴りが秀吉に炸裂した。
蹴り飛ばされ、大きなダメージを受けた秀吉は、そのまま海面をバウンドしてゴムまりのように弾き飛ばされるのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
イデアール・モラクス
・対先制
「やらせるか!」
先制で放たれるビームは《アクセラレート》にて加速飛翔し『空中戦』技能にて回避を試み、回避し切れなそうであれば魔剣ドミナンスでビームを『薙ぎ払い』『武器受け』で防ぐ。
それでも麻痺させられたら、触手を召喚し自身に絡みつかせ、思念で触手を操り自らを操り人形として交戦継続。
「私の目からは逃れられん!」
そしてUC【鏖殺魔剣陣】を『全力魔法』で威力を増し、『範囲攻撃』で空を埋め尽くすほどの数に増やした上で『 『一斉射撃』
魔剣は命中したら敵を『串刺し』にして縫い止めた上で『属性攻撃』で刀身に雷撃を通して『傷口を抉り』ながら剣に血を『吸血』させ『生命力を奪い』嬲り尽くす。
アドリブ歓迎
●グレイズビーム……そして
「フェン、フェーン」
ゴムまりのように海面に叩きつけられ弾き飛ばされた秀吉だが、それでもまだ倒れない。さらに追い打ちへとやってくる猟兵を睨みつけるように声を上げるのだった。
「ほほう、まだやる気か。
その忠義あっぱれだ。だが、やらせるか!」
追撃へと跳んでくる猟兵……イデアール・モラクス(暴虐の魔女・f04845)に対し、秀吉はグレイズビームを乱射する。ダメージを受けていたからか、精密な射撃とはならないが、その分手数でイデアールに襲い掛かってきた。
魔術での空中浮遊で飛んできていたイデアールの回避力はそれほど高くはない。乱射されるビームを、何とか魔術で加速し、空中戦の要領でかわしていくが、それだけではいずれ直撃してしまうだろう。
「くっ……まだこんな力があるか」
魔剣ドミナンスで直撃しそうなビームを受け流すも、完全には回避できずわずかながら麻痺をも受けてしまう。
だがそれでもイデアールは止まらない。己に巻き付かせた触手に自らを操らせ、それによって紡いでいた術を完成させる。
「私の目からは逃れさせん! 我に仇なす尽くを串刺しにしてしまえ!」
空を埋め尽くすほどの数多の魔法陣が展開し、そこから同じ数だけの魔力の剣が解き放たれる。【鏖殺魔剣陣】による天を埋め尽くすまるで剣の雨。
「フェーーーン?!」
広範囲に降り注ぐ剣の雨は、さすがに秀吉もかわしきることもできず、次々と魔力の剣がその毛玉のような体に突き刺さっていく。
「役目を果たせず無念か?
その無念を抱えたままここで消えるがいい!」
串刺しのように秀吉を貫いていった魔力の剣が、秀吉の血を、そして生命力を喰らっていく。
やがて動かなくなった秀吉は、そのまま骸の海へと落ちていくのだった……。
成功
🔵🔵🔴
第3章 ボス戦
『大帝剣『弥助アレキサンダー』』
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POW : 大帝の剣
単純で重い【両手剣型メガリス『大帝の剣』】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : 逆賊の十字架
自身の身体部位ひとつを【触れた者の闘志を奪う超巨大肉塊『視肉』】に変異させ、その特性を活かした様々な行動が可能となる。
WIZ : 闘神の独鈷杵
自身からレベルm半径内の無機物を【無尽蔵に破壊の雷槌を放つ『闘神の渦潮』】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
イラスト:みやこなぎ
👑5
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●大帝剣『弥助アレキサンダー』
「秀吉殿。すまぬ。その覚悟は受け取った」
豊臣秀吉を撃破した猟兵達の前に、ついに弥助アレキサンダーが姿を現した。
関門海峡の大渦の上に浮遊する弥助は、戦友である秀吉を悼み、そして猟兵達を睨みつける。
「俺も秀吉殿の覚悟を受け継がせてもらおう。
信長様の為に、この命燃やし尽くしてでも、ここで奴らを打ち倒してみせる」
大帝の剣。逆賊の十字架。闘神の独鈷杵。
3つのメガリスを手にした弥助が、猟兵達に攻撃を仕掛けてくるのだった。
イデアール・モラクス
大帝剣とは面白い!
ならば魔剣の女帝が相手をしてやる!
・対先制
「一瞬の刹那さえ稼げれば!」
放たれる破壊の雷槌を防ぐ為に【今の残存魔力を全て使った全周囲魔力防壁】の術式を『範囲攻撃・全力魔法・属性攻撃・高速詠唱』により構築して防御。
「魔女の時間は終わりだ…ここからは剣の統べる世界!」
そしてすかさずUC【魔剣の女帝】を『高速詠唱』で行使。
真の姿となり、魔剣を無尽蔵に召喚し『一斉射撃』で雨霰と射出、圧倒的弾幕の『範囲攻撃』と成して放たれる雷槌を相殺し
高速飛翔の『空中戦』で斬り込み、大帝の剣を魔剣ドミナンスで斬り払い『武器受け』して、返す刀で『串刺し』にし『吸血』『生命力を吸収』して殺す。
※アドリブ歓迎
●闘神の独鈷杵
「貴様、大帝剣と言ったな。面白い!
魔剣の女帝が相手をしてやる!」
弥助アレキサンダーに対して真っ先に挑んでいったのは、イデアール・モラクス(暴虐の魔女・f04845)だ。先ほど秀吉を討った勢いのまま、飛行魔術を駆使して弥助へと向かっていく。
「秀吉殿を討った魔術師か。秀吉殿の仇を取らせてもらう!」
それを迎え撃つ弥助は、闘神の独鈷杵を手に構え、その力を解放した。
「闘神よ唸れ!」
破壊の雷槌を放つ『闘神の渦潮』がイデアールを飲み込むように出現し、唸りを上げて襲い掛かってくる。
「一瞬の刹那さえ稼げれば!」
イデアールは放たれる雷の渦から身を護るため、全魔力を込めた魔法防壁を前面に全力展開する。
吹き荒れる雷の渦。全力の魔法防壁でもその力には押されていく。雷が舞うたびに障壁を張った空間に火花が散り、見えない壁がみしりと音を立てているような気がする。
「くっ……なんて力だ……」
「秀吉殿をやった力はこの程度か?!」
このままでは防ぎきれないと、イデアールは真の姿を解放した。髪の色が変わり、額に文様が浮き出る。その力によって押されていた防壁が少しずつ盛り返すが……やがて闘神の渦の力も増していき、イデアールの防壁を打ち砕いて吹き飛ばしていった。
「ぐぅぅぅ……だが、持ちこたえたぞ……!」
「なんと……?!」
それでも、全力の魔法障壁によってある程度は力が逸らされており、完全な直撃は避けることができていた。イデアールを倒すには至らず、逆にイデアールは残された力で反撃を狙う。
魔法防壁に全魔力を込めていた彼女が、この状態でも取れる手段は一つ。
「魔女の時間は終わりだ……ここからは剣の統べる世界!」
イデアールは【魔剣の女帝】を使い、残された力を振り絞って高速飛翔で弥助に迫っていく。
「これが私の真の姿……魔剣の女帝だ!」
「ぐううううっっ?!」
手にした魔剣ドミナンスでの一閃、弥助は独鈷杵でそれを受けるが、イデアールの剣の威力に押されて受けきれず、ダメージを受けるとともに独鈷杵がはじかれ手放してしまう。
「くっ……?! おのれぇ!!」
返す刀で大帝の剣を振るう弥助の攻撃に、ドミナンスで受けるもののそのまま弾き飛ばされてしまうイデアールだったが、間違いなくその爪痕は弥助に刻んでいた。
「ざまぁみろ……あとは任せたぞ」
それだけ言い残してイデアールは海へと叩きつけられた。
苦戦
🔵🔴🔴
槙島・未幽
絡みあり
移動は宙を飛ぶ(サイキックにより)
目的
弥助の撃破
行動の優先順位
①弥助からの攻撃を回避
②見えない射手による攻撃
①詳細
剣を振り上げた瞬間に、上空へ移動(攻撃の規模を目視するため)
以降、大帝の剣の度に、規模の範囲外へ移動する
「そういや、海をどうやって破壊するつもりなんだろうか?ん?そもそも、海って破壊できるもんなのか?」
②詳細
①の行動後海水を操って攻撃
以下目的
縄状:弥助の束縛
球状:弥助の顔面を包んで溺れさせる
杭状:弥助の首から下を貫いて負傷させる
「その爆発ヘアーがへなっているとこ見てみたい♪」(リズミカルに言う)
もしくは、海底から船の残骸等を集めてぶつける。
デュナ・ヴァーシャ
大帝の剣、か。メガリスとやらが何かは知らぬが、並ならぬ力を持つのは分かる。我が肉体とてまともに受けるのは危険だな。
敵は大渦の最中にいる、ならばそれを利用させてもらうとしよう。権能を発揮した上で自ら渦の中に飛び込み、その水面を回転に合わせて駆け抜ける。我自身の脚力と渦の回転力を合わせる事で、極限まで加速しよう。そして最大まで加速した所で、渦を蹴って飛び出し、相手が反応出来ないほどの速度で、回避も、迎撃も、反撃も許さず、その速度を乗せた渾身のパンチを叩き込んで殴り倒す。
アリス・セカンドカラー
リアクティブサイコシールド(念動力、オーラ防御、シールドバッシュ、衝撃波、カウンター、時間稼ぎ)で受け流し。勿論、この程度で剣撃の軌道を逸らせないのは分かっている。ならば、その力を利用して自分が流れればいい。盗み攻撃で剣圧の勢いを借り空中浮遊によって足場の摩擦をなくし念動力による罠使いで強制移動トラップを発動させ、その剣風に乗って流されるように滑り側面をとりましょう。
空中浮遊してるから地形を破壊されても問題無し。
息をするように幻想世界の創造で弥助を年齢一桁まで若返させるわ。これはデバフ、急激な肉体の変化による負荷と間合いの変化で一時的に弱体化するでしょう。
さぁ、畳み掛けるなら今の内よ!
フランチェスカ・ヴァレンタイン
その忠心は見上げたものだとは思いますけれども
それも過去の残滓なんですよねえ… 生きてる貴男方にお目に掛かりたかったですわ。ええ、本当に
先制の大帝の剣の一撃は、剣が振るわれる軌道を見切っての空戦機動で予測回避を
そのまま鍔元へと飛び込み、カウンターで斧槍の一撃を叩き込んでアウトレンジへと離脱します
UCを発動し、機動力と戦闘力をブースト
迷彩・残像・フェイントを駆使した幻惑機動で全周から絶え間なく牽制・援護の砲撃を浴びせつつ
消費したエネルギーによる増強が極限まで達すれば、知覚を振り切る慣性無視の機動で周囲を旋回して土手っ腹へのランスチャージを
「裂き穿ちませ…! バード――ストラァァイクッ!!」
●大帝剣……その終焉
「くっ……まだだ。まだ俺は信長様の為に戦い続けなければならない!」
受けたダメージはそこまで大きくもないが、闘神の独鈷杵を手放してしまった弥助である。だが、それくらいではまだ戦いは終わらない。あくまでも使える武器として1つ失われただけで、独鈷杵の力による大渦はいまだに海面で唸りを上げている。
「ならば、この剣で猟兵をすべて切り伏せるまでのこと!」
弥助はそういうと、大帝の剣を構え、他の猟兵達を迎え撃つ構えをとった。
「その忠心は見上げたものだとは思いますけれども。
それも過去の残滓なんですよねえ……生きてる貴男方にお目に掛かりたかったですわ。ええ、本当に」
そんな弥助を見て、フランチェスカ・ヴァレンタイン(九天華めき舞い穿つもの・f04189)は少しだけ残念そうにつぶやいた。
「……大帝の剣、か。メガリスとやらが何かは知らぬが、並ならぬ力を持つのは分かる。我が肉体とてまともに受けるのは危険だな」
デュナ・ヴァーシャ(極躰の女神・f16786)は、そういって弥助の持つ剣を警戒する。
フランチェスカとデュナだけではない。この場にはあと2人、槙島・未幽(流星召喚(スターコール)・f20363)とアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の魔少女・f05202)もいた。4人ともそれぞれの能力で宙に浮かび、弥助と対峙している。
「大帝の剣の力、それほど気になるのなら、今すぐ味合わせてやろう!」
そんな4人を前にして、弥助は長大な両手剣である大帝の剣を構えると、一気に跳んで4人との間合いを詰め、振りおろす。
「きゃぁっ?!」
念動力でサイコシールドを張ったアリスがその一撃を受け止めることになった。とはいえ単純な力比べではとてもかなわない。アリスは念動とオーラで生み出した見えない盾の曲面を使ってうまく剣の勢いを受け流そうとする。だがそれでも抑えきれない。アリスはそのまま吹き飛ばされ、海面の大渦に大きな水柱が上がった。
「なんて威力……」
咄嗟に空戦機動をとり、剣の間合いから大きく離れた位置にまで逃れたフランチェスカが、大帝の剣の力を見て驚愕した。
「当たった場所の地形を破壊するって、海をどうやって破壊するつもりなんだろうか……って思ってたけど、これは……」
同じく剣の間合いから逃れるように大きく距離をとっていた未幽も、海を破壊するとまではいかないにしろ、大きな水柱があがったのを見てなんとなく納得していた。
「次はお前たちも同じように……ん? もう1人はどこに行った?」
アリスを海に叩き落とした弥助は、未幽とフランチェスカを見る。気が付くともう1人のデュナの姿が見えなかったが、弥助はまぁいいと、ひとまずは姿を見せている2人に専念することにし、より近くにいたフランチェスカに斬りかかっていった。
「くっ、これは、避けるのが精いっぱい、ですねっ」
弥助の振るう剣の攻撃を、フランチェスカは何とか空戦機動を駆使して逃れている。なんとかその剣筋を見切って回避し、牽制砲撃程度ならすることはできているものの、懐に潜り込んで斧槍でカウンターを仕掛けるほどの余裕はない。
だが、1人では攻撃に転じられなくても、2人ならば。
「その爆発ヘアーがへなっているとこ見てみたい♪」
「なに?!」
歌うようなリズミカルで陽気な未幽の声に、一瞬弥助は戸惑いを見せた。そしてそこに、未幽の【見えない射手】によって操られた海水の球が飛んでくる。
「がぼっ?! な、なんだこれはっ……?!」
海水の球は弥助の顔にあたり、弥助を溺れさせるようにその顔を包んでしまう。
纏わりつく海水を取り除こうともがく弥助だが、海水に溺れるどころではなく、さらにそれとは別にだんだんと体の力も抜けていくような感覚にさえ襲われていた。
「もがっ……力が……どういうことだっ?!」
「……さすがに見た目までは若返ったりしないか。でもデバフはきいているみたいね?」
弥助の疑問に答えたのはアリスの声だった。アリスの【アリスの不可思議な世界】による幻想が、弥助を若返らせるという幻想を創造し、それによる急激な肉体の変化で一時的に弥助の身体から力が抜けているのだ。
「貴様、なぜ……?!」
それにしても先程大渦に叩き落としたアリスが平気でそんな攻撃を仕掛けているのはどういうことか。
実はアリス、吹き飛ばされたのも半分は演技だった。不可視の盾で全て受け流せるとは思わなかったアリスは、自らその力を利用して跳ぶことで威力を殺していたのだ。それでも想定と違い、大きく吹き飛ばされることにはなったのだが。
「答えはこういう事だ!!」
疑問を持った弥助の背後に、大渦から高速で飛び出してきたデュナの拳が迫る。
大渦の回転の力を身に纏ったデュナの神の拳が、弥助の胴体に突き刺さり、その身体をくの字に大きく曲げさせ、吹き飛ばした。
「がはっ?!」
弥助を激しく殴り飛ばしたデュナは、アリスに向かって苦笑している。
「まったく、無茶をしてくれる。受け止める身にもなってほしいものだぞ?」
「感謝してるって」
弥助の攻撃で吹き飛ばされたアリスを受け止めたデュナは、【権能:神の肉体】を使い、彼女と共に大渦に飛び込んでいたのだ。大きな水柱は彼女が自ら大渦に飛び込んだことによるものだ。
「貴様、ら……ぐぐぐ……」
そしてデュナは、アリスをその場に残し、自らは大渦の回転の中を泳いで、その回転を使い自らを加速させて力を貯め、未幽やアリスの攻撃で一瞬弱体化した弥助めがけて飛び出し、殴りつけたという事だ。
「さぁ、畳み掛けるなら今の内よ!」
アリスに言われるまでもない。デュナはそのまま神の拳でのラッシュで弥助に攻撃する。
「ぐっ……いつまでも、舐めるな……!」
先程の拳が大きなダメージになっている弥助だが、それでもまだ大帝の剣を振りまわしデュナのラッシュと打ち合っている。だが、未幽による海水を使った援護もあり、アリスの幻想により蝕まれる身体のこともあるため、次第にうち負けていき、再びデュナの拳がその胸を叩いた。
そしてデュナからの声が上空に向けて響く。
「とどめを頼んだぞ!」
「お膳立て、感謝しますわ」
そこには先程までの空戦で消費したエネルギーに比例した増強を得て、槍先から光の刃を纏っているフランチェスカがいる。仲間たちの攻撃の間に準備は完了していた。
「裂き穿ちませ……! バード、ストラァァイクッ!!」
そのまま弥助に向けて一気に急降下。【天つ煌めき 翔け穿つもの】による超高速のランスチャージが、弥助の土手っ腹を貫いていく。
「がああっっ……信長様、秀吉殿、俺はここまでのようです、すみま、せん……」
最後まで殊勲や戦友への想いを口にして、弥助は骸の海へと還っていくのだった。
成功
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