4
エンパイアウォー㉒~風魔忍法帖

#サムライエンパイア #戦争 #エンパイアウォー

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#サムライエンパイア
🔒
#戦争
🔒
#エンパイアウォー


0




●風魔忍軍ここにあり
 人里離れたススキ野原に一軒のボロ小屋が建っていた。
 寄る者もなくただ朽ちているように見えるその建物こそが風魔忍軍の乱波達の隠れ家なのである。
 風に吹かれ辺り一面に生えたススキが揺れると余計に人寂しさが増すそのような場所こそが闇に生まれ闇に生きる忍達の住処としては相応しい。
 その中では幾人もの虚無僧達が輪になって座り今後どうすべきかと話あっていたのだが。
 一人の虚無僧姿の男が中へと入ってくると全員の空気が変わった。
「頭(かしら)!」「頭!」「頭!」
 頭と呼ばれた虚無僧が一斉に声をかける者達を片手で制す。
「駒草の……」
 不意に頭が俳句の一節を口にすると。
「「「「花は風魔を、ものともせず!」」」」
 座った男達が次の句を口にしながらさっと立ち上がり、さっと座った。
「……ぐぁっ」
 一人その一連の動きに着いていけなかった男に周囲の乱波達からの刃が何本も刺さりそして絶命する。
 これぞ風魔の「立ちすぐり・居すぐり」
 紛れ込んだ敵忍者を見分ける風魔独特の合図なのだ。
「ふむ、伊賀者が紛れ込んでいたようじゃな」
「頭、であればどう為さいます!」
 死体を片付けさせると頭と呼ばれた男は天井裏に声をかける。
「妖魔忍の旦那方、ご尽力いただけますかな?」
 少し沈黙が続いた後ただ一言、抑揚の無い声が返ってくる。
「承知」
 それを聞き風魔忍全員が頷くと頭の号令を待ち全員の視線が注がれる。
「風魔忍軍の恐ろしさ存分に教えてやるがいい…………散!!」
 号令と共に風魔忍軍の姿が小屋の中から一斉に消えた。
 そして小屋の外では服部忍軍と風魔忍軍の熾烈な戦いが幕を開けたのである。

●服部忍軍進撃の巻
「ニンニン、世紀の忍術勝負が始まろうとしていますよ!」
 巻物を咥え指で印を組みながらグリモア猟兵の村雨・ベルは集まった猟兵達にモゴモゴと声をかける。
 なんというか緊張を解そうと彼女なりに考えがあるのだと信じたいが、知ってる者からすればただたんに遊んでいるだけだろう。
 それはさておき咥えていた巻物を机に広げ説明を始めた。
「皆さんの頑張りで早期に”風魔忍法隕石落とし”を阻止できたのは幸いでした。おかげで徳川方の服部忍軍が”風魔の乱波”(乱波=風魔忍者の意)共の拠点をいくつも突き止める事はできたのですよ」
 そう言いつつ巻物に記された地図には何箇所も赤色の×印がつけられている。
「そこで服部忍軍は各地に分散、風魔忍軍の拠点を同時に襲撃しようという作戦が立案されたのですが……」
 勘のいい者はそこまで聞けば何を言いたいのかは理解が及ぶ。
「全ての拠点というわけではないのですが風魔の拠点にどうやらオブリビオンの集団が手を貸している場所もあるらしく、服部忍軍だけでは返り討ちにあい無駄な犠牲を出す事は必至というわけで……」
 それはそうだろう、いくら服部忍軍が精鋭揃いであろうと常人の手ではオブリビオンは倒せない。
 いや、倒すどころかこちらが一方的に虐殺されるのは火を見るより明らかだ。
「そこで皆さんには服部忍軍に同行し、オブリビオンの乱波達の撃破をお願いしたいのです」
 こちらの受け持ちになる敵は人を捨てた乱波達であるらしく、その動きや極められた術の数々は一目で見分けがつくはずだという。
「服部忍軍と風魔忍軍同士も忍術合戦を行いますし、十分な準備はされているとは思うのですがもし余裕があるのなら合戦の助っ人をしてもらえると助かりますね」
 少しの手助けでも拮抗に近い戦いだったとすれば大きく天秤は傾くだろう。
「敵拠点を潰せれば風魔忍軍の情報力が減少しますから、織田信長軍の作戦行動に影響が出てこちらに有利に働くはずですよーたぶん!」
 なんだか心配になってくる怪しい笑顔に見送られ猟兵達は戦場へと赴いていくのであった。


轟天
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。


 伊賀者と風魔乱波の壮絶な忍術勝負が繰り広げられます。
 舞台となるのは隠れ家の小屋がある背丈ほどもあるススキ野原で視界はあまり良くありません。
 ここでの忍者同士の戦いを背に猟兵の皆さんにはオブリビオンの集団と戦っていただきます。
 オブリビオンさえ倒せば勝利しますが、余裕があれば忍者同士の戦いに助力をしてもらえばより有利に戦いが進むかと思われます。
 それでは熱いプレイング、お待ちしています。
279




第1章 集団戦 『妖魔忍者』

POW   :    忍法瞬断
【忍者刀】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD   :    忍法鎌鼬
自身に【特殊な気流】をまとい、高速移動と【斬撃による衝撃波】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    忍法鬼火
レベル×1個の【鬼火】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。

イラスト:カス

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

梅ヶ枝・喜介
伊賀と風魔の競り合いか!
こいつァ一世一代限りの大一番に違いねえ!
なんとしても目に入れとかにゃ悔いが残る!

しっかしおぶりびおんってのは不粋だねぇ!
こんな世紀の戦に横槍入れようってんだから始末に終えん!

へっ!おれの目が黒い内はそんな事やらせねえケドよ!
猟兵!梅ヶ枝喜介!助太刀致ス!

来いよ妖魔忍者!練りに練った一太刀を馳走してやる!

テメーの忍者刀と!おれの木刀の!
どちらが上か真っ正面から打ち合おうぞ!

つっても敵は手練手管の忍び!真っ正面から振るわれる太刀なんざ避けられるか!

ならばと木刀から左手を離し!敵の放つ一撃へと差し出す!
腕一本犠牲にして敵を捕まえるぜ!

もう逃がさねぇ!ブッ潰れやがれぇええッ!!




「絶景かな絶景かな!」
 見事な桜を見たわけでもないが、古の大盗賊に習い大声でそう言わずしてどうすると梅ヶ枝・喜介(武者修行の旅烏・f18497)は腹の底から声を出す。
 目の前に繰り広げられるのは東西忍者の有名所、伊賀と風魔の大競り合い。
 並み居る強敵打ちのめし立っているのは古強兵、ススキ野のあちらこちらで爆炎が水柱がそして土煙が噴き上がる。
(こいつァ一世一代限りの大一番に違いねえ!なんとしても目に入れとかにゃ悔いが残る!)
 双方の鍛え上げられた忍術は見る者が見ればそれはまさに極められた一芸ばかり、武者修行中の喜介にとってはそれはまさに到達すべき目標のようなもの。
 それを二つの眼(まなこ)で見れるとなれば是非も無く見物に回りたいところではあるのだが……。

 不意に飛んできた手裏剣を半歩下がることで避けると喜介は静かに木刀を肩に担ぐ。
「しっかしおぶりびおんってのは不粋だねぇ!」
 その目が見るのは忍び寄る妖魔忍軍、忍者刀を構える者もいれば苦無を持つものもいる。
 さらには鎖鎌の分胴を振り回すものまでいればまさにそれは忍者の見本市。
 だがそれらは全てオブリビオン、人類の……いや世界の敵だ。
「こんな世紀の戦に横槍入れようってんだから始末に終えん……猟兵!梅ヶ枝喜介!助太刀致ス!」
 あえて敵であると宣言し敵の注意をこちらへと引き付けた。
 ここで無視されてしまうと余計な手間がかかるので出来ればここで決着をつけたいのだ。
 実は喜介が見物に回ってのんびりしていた風に見えるこの場所こそ妖魔人軍が服部忍軍の背後をつくための絶好の回りこむ順路。
 ここを抑えるだけで牽制の意味合いを持っていたのだ。
「キエエッ」
 奇声をあげ斬りかかる妖魔忍とまともにやり合うのうつけの所業と逃げて逃げて逃げまくる。
 喜介の通った地面に次々と分胴が突き刺さる、それを足で踏みつけ鎖に沿って一気に間合いを詰め木刀の重い一撃が妖魔忍の頭蓋を叩き割る。
「おれの木刀の勝ちってか、うおっと!!」
 死体を蹴り後ろへ跳んだ直後、妖魔忍の死体に何本もの手裏剣が突き刺さる。
「仲間もろともってか……外道共めっ!!」
 背丈もあるほどのススキの中を喜介は駆ける、あちらこちらから草木を倒し追ってくる気配を確かに感じる。
 殺気を感じ地面につくのではというぐらいに一気に伏せた。
 その上を鎖鎌がススキを切り裂くように一薙ぎし急に視界が広がった。
 ここが正念場だなと息を吸いそしてゆっくりと吐く。
「テメーの忍者刀と!おれの木刀の……どちらが上か真っ正面から打ち合おうぞ!」
 大上段に構えた木刀に気合をこめて喜介は叫ぶ。
「諸行無常……死せよ若造」
 ようやく口を開いた妖魔忍が地に伏せるかのような低い姿勢で忍者刀を構えると……一気に”跳んだ!”
「うおおおおおおっ!!」
「斬!」
 大きな咆哮と小さな言の葉がぶつかり合う。
(敵は手練手管の忍び!真っ正面から振るわれる太刀なんざ避けられるか!)
 木刀と切り結んだ忍者刀のほうが僅かに早い、だがそこで喜介は一か八かの賭けに出る。
 木刀を握っていた左手が緩められ喜介の脇へと襲い掛かる凶刃。
 だがそこに差し出されたのは木刀から手を離した中羽織を着ただけの喜介の腕。
 赤い鮮血が飛び返り血が妖魔忍を濡らす、だが勝利を確信したその邪悪な瞳は見開かれそして……信じられないというような目をした。

「もう逃がさねぇ!ブッ潰れやがれぇええッ!!」
 肉を斬らせて骨を断つ、それをまさに実行した喜介の策がここに炸裂した。
 鮮血に染まりながらも忍者刀を受けきった左腕を犠牲に、再上段から振るわれるのは必殺の一撃。

 その名を『火の構え』

 その全身全霊を注ぎこんだ一撃は妖魔忍の身体ごと、周囲の地面を抉り取ったのであった。
 後に残されたのはただの妖魔忍だった物……この勝負、喜介の勝利である。

大成功 🔵​🔵​🔵​

二條・心春
(忍者同士の戦いを見て)凄いですね……。私も忍術や魔法とかで派手に戦えたらなぁ。

まず服部忍軍の方に加勢して、オブリビオンを引き付けましょうか。拳銃に、目立つように雷の銃弾を込めて、風魔忍者をばしばし撃ちます。加勢します。敵を痺れさせますから、とどめをお願いしますね。
オブリビオンが出てきたら、私が対応します。武器は私が槍で、相手が忍者刀……リーチでは有利ですが、飛び道具も気をつけないと。刀は槍で「武器受け」、飛び道具は「第六感」で避けて、懐に入られないようにします。チャンスができたら、スタングレネードで「目潰し」した後に【蜻蛉切り】で攻撃です。忍術や魔法は使えませんが、私だって戦えるんですよ!




 服部忍軍と風魔忍軍の戦いは熾烈を極めていた。
 遠目に見るだけでも跳び跳ねそして起る爆発、それは二條・心春(弱さを強さに・f11004)にとっては漫画や小説でしか見た事のない忍者同士の戦いで常人としては極められた動きに思わず唸ることしかできなかった。
(凄いですね……。私も忍術や魔法とかで派手に戦えたらなぁ)
 UDCアースという現代日本生まれの心春にとって未知の技である忍術は使えないかもしれないがだからといって何も出来ないという意味ではない。
 
 ススキ野原を自在に駆け巡りすれ違いざまに飛び散る火花、剣と剣のぶつかり合いがあちらこちらで起っている。
 だがこれは侍同士の戦いではない、忍同士の戦いで恐ろしいのは”それ以外”の術のほうなのだ。
 身体能力と数で攻める伊賀者に対し、風魔の乱波は個々の技量でそれを退ける力量の者が多数存在する。
 蜘蛛の糸のような物を吐き出し動きを封じた所でトドメを……刺そうとした乱波に轟音と共に突如稲妻が奔る。
「加勢します! 今のうちにトドメをお願いしますっ!」
 心春の構えた拳銃の銃口から硝煙の煙が漏れている。
 次々と狙いを定めトリガーが引かれると雷を纏った弾丸が次々と風魔の乱波達へと撃ち出された。
 トドメは刺せなくとも雷を纏った弾丸は命中するだけで身体を痺れさせ動きを阻害する。
 拮抗していた忍同士の戦いでそれは致命的な差であり次々と服部忍軍の刃が風魔の乱波を討ち取り始めた。

(流れはもう服部忍軍に傾いたですね)
 そう心春が気を緩めかけた時、脳裏を走る火花が身の危険を察知し今の今まで心春の立っていた場所に手裏剣が何本も刺さった。

「ようやく出てきましたね妖魔忍軍!」
 残弾はまだ残っているが拳銃のマガジンを地面に捨て、急ぎ装填済のマガジンと交換し要人深く狙いを定める。
 槍も中央に近い場所で短めに持ち小回りが効くように勤める。
 忍者刀と槍、間合でいえば槍が有利ではあるが油断はならない、懐に入られては逆にこちらが不利なのだ。
 踏み込んでこようとする足場へ弾丸を撃ち込み牽制するがそれもいつまでもつかはわからない。
 妖魔忍が地面を這うように姿勢を低くすると群生したススキが邪魔で視界が通らない。
(しまった……これでは!)
 そう思った時にはすぐ足元から忍者刀が逆袈裟から一閃してくる。
 それを咄嗟に槍で軌道を変えれたのは僥倖だった、前髪を敵の剣閃が通過した所で目の前の妖魔忍の額へと銃口を押し付けると心春は躊躇わずにトリガーを引いた。
 頭部から血飛沫をあげ妖魔忍が後ろへと吹き飛ぶのを確認すると、そこで動作を止めずに上半身を捻り槍を横薙ぎに振り回した。
 背後から忍びよっていたもう一人の妖魔忍の首が跳び、慌てて心春は数歩その場から後ろへと跳んだ。
 首を失った妖魔忍の肉体が爆発し周囲が焼け焦げる、油断も隙もあったものではない。
(もう一人は……そこの茂みですね!)
 冴え渡る勘が敵の居場所を察知しそこへ不意をつきスタングレネードを投げ込んだ。
「ぐあああっ」
 ススキの中で轟音と共に激しい光が放たれ目を押さえ苦しむ妖魔忍へと……心春は大きく右足を踏み込み腰を回転させ槍を鋭く突き出す。
「当ると痛いですよ!」
 必殺の蜻蛉切りが唸りをあげ妖魔忍の胴を切り裂き真っ二つに裂けた上半身がススキの茂みの奥へと消え去る。
 おそらくはすぐ近くにいる妖魔忍軍はこれで最後だろう。
 
 ふうっ……と一息つくともはや動かない妖魔忍に心春は静かに言い放った。
「忍術や魔法は使えませんが、私だって戦えるんですよ!」

成功 🔵​🔵​🔴​

ネメシス・アレクトー
私たちの相手はオブリビオンの忍者ですかロボ。
それにしても、ただでさえ忍者の相手は大変そうなのに、周辺のススキ野原は、邪魔ですロボ!

先ずは、相手の出方を見極めます。上手く「地形の利用」を駆使し、ガトリングで隠れている敵の位置の把握と炙り出しをしていきますロボ!
敵が掛かったら、武装を活用した、誘導弾やクイックドロウで素早く処理していきます。

基本的、遠距離から中距離で狙って倒してみますが、それを抜けて、接近してくる敵もいるかもしれないので、その場合は【星幽殲滅ノ型】を発動し、その戦闘能力上昇を活かして、接近戦の速さを活かした戦い方で撃破してみます。

余裕があったら伊賀忍者の助太刀をします。




 忍者同士の決戦の場に転送されネメシス・アレクトー(エリーニュス三美姫・f06227)は周囲のススキ野を見渡し溜息をつきそうなほど嫌そうな表情をしていた。
(それにしても、ただでさえ忍者の相手は大変そうなのに、周辺のススキ野原は、邪魔ですロボ!)
 そう、人の背丈ほどもあるススキは視界を奪うのに十分で正直その辺りに誰が潜んでいてもわからないのが正直なところだ。

「オブリビオンの忍者にはこれロボ!」
 このような状況で使えるウェポンの選択、それこそが今後の戦いを有利に進める為に必要な条項。
 さまざまな要素を加味しチョイスした武装を選択し多武装搭載機『エリーニュス』より三連装ガトリングガンを取り出した。
 このような視界が悪い場合に必要なのは絶対の命中精度ではない、点ではなく面で制圧する圧倒的な火力。
 つまりは息もつかせぬ弾幕こそが相応しいと弾き出したわけだ。
 忍軍同士の戦いで出来たであろう窪みに入れば下半身を隠せ周囲から狙われるのは上半身のみとなる。
 
 妖魔忍はすぐ近くまで来ている確信がある、だからこそネメシスはここまで用心深く準備をし砲身がモーター駆動で回転を始めると正確無比なタイミングでトリッガーを引いた。
「目標を駆逐するロボ!」
 腰溜めで反動に耐え毎秒ものすごい数の弾丸をばら撒きススキ野にその弾丸は雨霰のように襲い掛かり、それらは全て貫通し隠れている者達へと平等に弾丸が届く。
「ぐあっ」「ギャッ」「くそっ新型の種子島かっ!」
 次々と悲鳴ともとれる声がススキの奥から聞こえ、少なくとも複数名の妖魔忍が命を落としたであろうことは間違いない。
 音響センサーと熱源センサが捕らえた反応へ向かい重点的に弾幕を撃ち込むと今度は『エリーニュス』から別の武装がせり出し小型のマイクロミサイルが一斉に天へと昇っていく。
 弧を描き天頂方面からミサイルが誘導されススキの陰に身を潜めていた妖魔忍に容赦なく降り注ぎ飛び散った死体の一部が近くの地面へと落ちてくる。
「索敵続行、高熱源増加により熱センサーより動体センサーに切り替えと同時に砲身冷却開始ロボ」
 直接視認出来ない為に少しオーバーヒート気味に砲身を荒使いしてしまった、だがそれぐらい無理をしないと何処から襲い掛かってくるかわからない妖魔忍相手では通用しないと想定しているのだが……。
 左右両脇から同時にセンサーに感がある、どうやら早々楽はさせてくれる相手ではないらしい。
「挟み撃ちにすればいいと思うなロボ!」
 片方はエレメンタルライフルを抜きざまトリガーを引きっぱなしにし撃鉄を高速で連打しクイックドロウで脳天を撃ち抜いた。
 だが重いガトリング砲を振り回し狙いを定める直前、投げつけられた手裏剣が回転するガトリングの砲身の隙間に突き刺さり弾丸詰まりを起してしまった。
 射撃がこなければ妖魔忍は間合いを詰め忍刀を振るうのみ。
 射撃戦を得意とするネメシスが懐に入られてしまえば絶体絶命のピンチ……そう誰もが思った。

「全外装甲強制パージ。これより必殺術技形態に移行するロボ!」
 慌てる事なくコマンドを脳内で打ち込んだネメシスの腕からガトリングが身を守るべき装甲板がスラスターが……全てが強制パージされ妖魔忍が驚きの表情を晒してしまう。
 一瞬の攻防、互いがすれ違った直後パージしたパーツが全て地面に金属音をたて次々と散らばった。
「……っ」
 素肌とほぼ変わらないインナーウェアのみの姿となったネメシスの肩が切り裂かれており片膝をつく。
 
 ネメシスとの背後で仁王立ちの背中を見せ動かない妖魔忍がゆっくりと振り返る。
 その胸には殲滅形態へと変形したライトニングスピアが突き刺さっており……。
「……見事也」
 そのまま大の字に倒れこみ妖魔忍はそのまま絶命した。

「……まだ戦闘続行可能ロボ」
 死体に近付き突き刺さったライトニングスピアを引き抜くとネメシスは新たな戦場へと歩み去るのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

月宮・ユイ
アドリブ◎※NGなし御自由に
*身に<誘惑の呪詛>宿し呪詛/呪操る

忍術合戦…つい興味深いと思ってしまいました
忍びの者達が自由に動けるのは恐いです
好機を逃さず討ちましょう

見学、もとい助力したい所ですが、こちらの相手も来られた様で。
[ステラ+ケイオス]剣槍形態:伸縮自在、変則二刀流も
《機能強化》<第六感>併用全知覚強化<情報収集・学習・見切り>

視界の悪いこの場所での機動戦はあちらの土俵ですか…
基本は受け中心で防御優先
攻撃は《不死鳥》中心
<早業:高速詠唱>破邪<破魔の呪>乗せ威力強化
【鬼火】に対抗。
その炎ごと滅し喰らい摂り込んであげます

倒せたなら忍軍に助力
直接介入よりは後方で不死鳥の回復能力活用




 高く飛び上がった忍が口から火を吹き、対する忍も印を結び水柱でそれを打ち消す。
 ススキ野で繰り広げられる忍術合戦に月宮・ユイ(捕喰∞連星・f02933)はしばし目を奪われ好奇の目を向けてしまっていた。
「これは中々興味深い戦い……かも」
 これだけの数の忍者同士の戦いなど滅多に見れるものではなくついつい興味深いと思ってしまうのは仕方がないかもしれない。
 だがそれほどの実力をもつ忍達が自由に動き回るというのは実に恐ろしい事だ。
 これだけ拮抗している戦場に妖魔忍の自由を許してしまえば服部忍軍といえど耐え切れないかもしれない。
(もう少しゆっくり見物したいところですが……)
 ユイの機能強化された感覚が見えはしないが敵が近付いてきていることを察知し警戒を促す。
 星剣ステラと右手に、左手にはケイオスを槍へと変化させ変則的な二刀流の構えをとり周囲に感覚を飛ばした。
 ススキで視界が悪い中、ヒュンと飛んでくる苦無を次々と弾き落とすが相手の数も姿もわからなければどうしてもジリ貧になってしまうのが悲しいところだ。
(視界の悪いこの場所での機動戦はあちらの土俵ですか…)
 だがこれはまだ序の口、今のは風魔忍軍からいわば牽制。
 本命の妖魔忍であるならばその程度の攻撃で済むわけがなく……。
 <(共鳴・保管庫接続正常、能力強化。無限連環具現化術式起動。概念制御、効果・対象指定、具現)舞え…>
 ユイが咄嗟に並行処理を行いつつ概念兵装の起動を実行した。
 それは正しい判断だったらしい、次々とススキを焦がしつつ四方八方から襲い掛かるのは無数の鬼火。
 妖魔忍の得意とする忍術に絶体絶命のユイ……。
「炎には炎が一番ね!」
 ……だが冷静に手を横に払うとそれに合わせ起動した概念兵装『不死鳥』の炎が横薙ぎにそれらを飲み込みそして一気に爆ぜた。
 周囲に飛び散った炎がススキを焼き始め隠れていた妖魔忍が姿を現しユイを取り囲む。
「この女も妖術使いの類か……囲め囲め囲め!!」
 妖魔忍が円を描くようにユイを取り囲むがそれはすでに策中に嵌っているのだと彼らは気付いていない。
「不死鳥はね……」
 ユイが静かに手を伸ばし手を広げ不敵に笑う。
「……何度でも蘇るって知らないかしら?」
 広げた手を握り締めると同時、周囲に飛び散った炎が無数の不死鳥に変化しながら円の中心にいるユイに向けて一気に羽ばたいた。
「グアア……まさか放った術がまだ使えるなどと……無念」
 全身炎に包まれ一人また一人と妖魔忍が燃え尽きそして最後の一人が地に伏し絶命する。

「目標撃破……はぁ……服部忍軍の援護もしないとね」
 先ほどの戦闘で追った怪我を不死鳥の炎で癒しつつユイは未だ戦いが続く草原へと駆け始めるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

月山・カムイ
妖魔忍者……さしずめ、戦国の世の徒花といったところでしょうかね?
隠れて背後を突かれるのも面倒ですので、少しすすきと忍者の掃除と参りますか

にこやかにそう呟くと、ユーベルコードを解き放ち、辺り一面のすすきをまずは薙ぎ払い、視界を確保
丸見えになってしまった妖魔忍者に向けて、斬撃を放っていく
ついでと言ってはなんですが、伊賀者に忍び寄ろうとしている風魔乱波も片付けて行きましょう

敵が接近する前に、その姿を視認した端からたたっ斬って行く
風魔と伊賀の戦いは、この時代の者達の戦いですが、お前たちの様な異形はこの世界には相応しくない
この絶影の刃に喰らわれて、速やかに骸の海へ還るがいい




 光あるところに影がある……忍が通るは獣道。
 忍者とは歴史の影に生きるもの、その名が光当たる場所に出ること自体が本来はありえないことなのだ。
(妖魔忍者……さしずめ、戦国の世の徒花といったところでしょうかね?)
 忍の生き方というものに共感は出来ないがそれでも命を賭けて合間見えるとなれば感慨深いものもある。
 とはいえ……正直このような場所で戦うのはコリゴリだと月山・カムイ(絶影・f01363)は思う。
 何が悲しくてこのような妖魔忍達が隠れて動くのに最適な場所で戦わねばならないのか。
「さーって、背中を切られるのも面倒なので、少しばかりお掃除と参りますか」
 やれやれとばかりに愛刀『絶影』を鞘から抜くと肩に乗せどこから始めたものかと少しばかり思案したが悩むまでも無かった。
 にこやかに呟いたカムイは無造作に一歩踏み出すとすぅと息を吸いそして一気に吐き出した。

「音も無く――――その身に刻め!」
  
 無数の……そう、無数としか表現しようのない斬撃がカムイを中心に半径27間(けん)の円を描き一面のススキが全て薙ぎ払われ何もかもが丸見えになる。
 不用意に間合いの内にいた者は受身をとる事も出来ずに上半身と下半身がサヨナラをしてしまっていた。

「こやつ……出来る!」
「固まるとまずい、散れ散れ散れっ!!」
 こうなってしまえば妖魔忍軍も隠れつつ戦うなんはもはや不可能、数に物を言わせるのが一番と判断したのか四方八方から間合いの中へと飛び込み始めた。
 同時に切り込めば全てに対処するのは不可能だろうという判断だったのだがカムイの秘剣『無響剣舞・絶影』の間合いは遥かに広い。
 最初に指示を出したリーダー格がまず最初に額を割られ地に伏した。
 左右同時に飛び掛った者は横薙ぎの一閃で首が飛び、背後から突きを仕掛けた者も逆手に持ち替えた一刀で胸を貫かれ絶命する、
「風魔と伊賀の戦いは、この時代の者達の戦いですが、お前たちの様な異形はこの世界には相応しくない」
 カムイは吐き出すように本心を吐露すると絶影の刃に付着した血糊を振り飛ばす。
「なんの貴様らにはわからぬ世の理というものもあるとしれ!!」
 忍刀を逆袈裟で振るうもそれはカムイに紙一重で見切られわずかに届かない。
 大降りになってしまいがら空きになった妖魔忍の胴に、右下段の構えから横薙ぎに振られたぜ絶影が叩き込まれ血飛沫と共にその場へと崩れ落ちた。
 妖魔忍軍の肉体が消滅を始めるとカムイは血糊をふき取りようやく一息つくことが出来た。
「この絶影の刃に喰らわれて、速やかに骸の海へ還るがいい……もう迷って出るじゃないぞ」

 ……だが戦いはまだ終わりではない、服部忍軍と風魔忍軍の忍法合戦は未だに続いているのだ。
(他に被害が出ないうちに片付けますか)
 納刀したとはいえ他の場所で忍び寄ろうとしている風魔忍軍を調べようとするカムイに油断はない。
 時代の徒花に終止符を打つべくカムイ剣戟の響く戦場へと再び身を投じるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

無累・是空
チガヤ(f04538)と組むぞい!

フーマ・ニンジャか。
俊敏にして面妖、隙を突くことに長じてなんかスゴイジツとかカラテを使うんじゃろ。わし知ってる。
これはわしと忍術合戦をしようっちゅうことじゃな!

【範囲攻撃】【誘導弾】『虹霓弓』
ビームは手から出るぞい!
いかに素早かろうと、曲がりながら追尾してくる200本のビームは避けきれんじゃろ!
近づかれたら散弾銃よろしく拡散レーザーをぶち込んでやるわい!

「これがわしのニンポー!七色破壊光線のジツじゃあ!!」
「近づけば撃てない、というわけでもないんじゃよなこれが!」

彼奴等炎のジツを使うそうじゃが、わしには五層のバリアがあってな。【火炎耐性】があるんじゃ!


チガヤ・シフレット
是空(f16461)と行くぞ

忍者とか忍術とか面白そうではあるよなぁ?
サイボーグってもある意味で、忍んでざっくりやったりするからニンジャとか言えるんじゃないか?

是空、お前のは神様パワーだ。忍術じゃないと思うぞ

忍者どもを倒していくとするか!
隠れてるやつはサイバーアイのセンサーやらで【情報収集】して居所を割り出し敵の位置情報を是空にも伝えつつ、両手足の銃火器でガンガン撃ちまくってやろう

ちょろちょろ逃げるようならミサイルやらぶち込んで【衝撃波】と【吹き飛ばし】で木端微塵だ!

味方の忍者たちが苦戦してたら【援護射撃】だ

寄ってくるやつは、アームの力に任せてひねってやろう
「忍法、ネックスナップ! なんてな?」




 服部忍軍と風魔忍軍との戦いは熾烈を極めさまざまな戦いが繰り広げられていたのだが、それを遠巻きに見渡そうとする者が二人いた。
 無邪気な神様の無累・是空(アカシャ・f16461)とサイボーグだしこれニンジャじゃね?とか言いながら不敵に笑うチガヤ・シフレット(バッドメタル・f04538)。
 この二人が介入することでこの世紀の忍術対決が進む未来はどっちだ!

「フーマ・ニンジャか。俊敏にして面妖、隙を突くことに長じてなんかスゴイジツとかカラテを使うんじゃろ。わし知ってる」
 物知り顔で知識を披露する是空君、うん……たぶんそれ近未来の話じゃないかな?
「何言ってんだ是空、サイボーグってもある意味で忍んでざっくりやったりするからニンジャとか言える。つまりはだ……」
「つまり?」
 何だか好き放題言ってるチガヤに是空が合いの手を入れると自信満々に笑いつつチガヤは自分を指差した。
「私こそが最強のニンジャってわけだよな!」
 普通なら呆れる所だがこの是空という男、さらに高い次元に生きている。
「なるほど……つまりはわしらと忍術合戦をしようということじゃな!」
「おう……かかってこいってんだ! だたよぅ、是空?」
 急に素に返るテンションでチガヤは是空の肩を叩く。
「お前のは神様パワーだ、忍術じゃないと思うぞ?」
「アイエエエ!?カミサマ!?カミサマナンデ!?」
 悲しい是空の叫びがススキ野に木霊した……。


 チガヤの悪機魔瞳(サイバーアイ)が視界の悪いこのススキ野原の僅かな違和感さえも見逃さない。
 緊張感のない会話をしている二人に襲い掛かろうと近づいていた妖魔忍達に容赦のない銃弾が襲い掛かる。
「オーバーヒートするまでかっ飛ばして! ぶっ壊れるまで止まれないよなぁ!」
 今の今まで軽口を叩いていたチガヤの両手両足に内臓された銃火器がトリガハッピーよろしくばら撒かれ周囲のあちらこちらで命中したであろう鈍い音が響く。
 縦横無尽の悪機の前にはススキ野などあって無きが如しなのだ。
「オラオラオラ! 是空!八時の方向、距離30……ぶっ放せ!」
「応! 気が利くな、ならばよし喰らえ!」
 是空が怪しげなニジャ的ポーズをとりながら放った無数の光はゆうに百を超えていた。
 それらが一斉にススキ野の一方向へと注がれるのだから回避も何もあったものではない。
「ウギャアア、ナンデ!?」
 しかも放たれた虹霓弓一発一発が敵へと導かれるように屈折しあちらこちらで妖魔忍達の断末魔が轟いた。
 その声を聞いたか聞かないか是空は得意そうに鼻をこすりウィンクしてからポーズを決め。
「これがわしのニンポー!七色破壊光線のジツじゃあ!!」
「あ、ずりーぞ是空! くーっ私も何か気の利いた事叫んどきゃよかった」
 

「こやつ等、ふざけているようで強い!」
「ならば全員でかかれ!」
 隠れていても意味が無いのならば妖魔忍達のとる手は一つ、数により近づいて一気に殲滅すること。
「喰らえ忍法鎌鼬!!」
 印を結んだ妖魔忍を独特の気流が包み込みそれがススキを切り払いつつチガヤへと襲い掛かった。
「おおっと、やべぇ!」
 回避しきれないと察したチガヤが咄嗟に目の前の地面にミサイルを撃ち込みその衝撃で抉れた地面が斜め前方向へと浮き上がった。
 バシバシバシっと鈍い音が響き渡り鎌鼬がその抉れた地面に命中しその威力が相殺された。
「何と!?」
「甘ぇ甘ぇ……そらよっ!!」
 連続発射されたミサイルが山なりの角度を描き頭上から妖魔忍に襲い掛かると爆発四散ナムアミダブツである。

「くっ 火遁鬼火の術!」
 息を吸いふっと吐き出した妖魔忍の息が炎の玉となり是空に襲い掛かる。
「……って、しまった!?」
 光線を放った隙をつかれ次々と打ち込まれる鬼火が何発も是空に命中し人の形の燃える人形のようにふらふらとよろめいた。
 だが数瞬の後に驚くことになったのは妖魔忍達のほうで。
「いやぁ、実はわし……五層のバリアがあってな」
 ちょっと照れくさそうに頬をかく仕草に妖魔忍達には逆に恐怖を覚えていた。
(我ら必殺の鬼火も鎌鼬も通じぬだと!?)
 やはりユニークジツでは拉致が明かぬ最後はやはりカラテ(?)である。
 忍者刀を抜き間合いを詰めるもある者はチガヤの強靭なアームに投げ飛ばされ、ある者はゼロ距離からの光線を浴び次々と命を落としていく。
「き……貴様ら一体……っ」
 戦闘機械であるはずの妖魔忍の生き残りが震える体を押さえ込み逃げ出すのを我慢していると二人の猟兵達はとてもいい笑顔で答えた。
「いやぁ~近づけば撃てない、というわけでもないんじゃよなこれが!」
 是空が緊張感を感じさせず笑うと横にいるチガヤも肩を回し不敵に笑う。
「忍法、ネックスナップ! なんてな?」

(力任せに投げ飛ばしてただけだろうが!?)
 心の中のツッコミを最大限我慢しつつ最後に残った妖魔忍は刀を逆手に構えた。
「せめて腕の一本ぐらいは頂いていく!」
「無駄なんだぜ?」
 飛び込んできた勢いそのままにチガヤが空中へ投げ飛ばすと天高く舞い上がり……そして空中で妖魔忍が爆発四散した。

 服部忍軍と風魔忍軍との戦いはほぼほぼ終結の時を迎える。
 事前に数と策を練りこみ臨んだ服部忍軍に負ける要素はなく、この戦いは徳川勢の勝利となるだろう。
「「……♪」」
 是空とチガヤのハイタッチの音が戦いの終わったススキ野へと響き、これにて稀代の忍術勝負は終わりを告げたのである。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年08月08日


挿絵イラスト