エンパイアウォー②~死の侮蔑者
●エンパイアウォー②~死の侮蔑者
「みんな。ちょっといいかな? 至急の案件が出来たんだ!」
双葉・翔は、猟兵達に声を掛けていく。
そして、集まった皆に。
「『第六天魔軍将』達がサムライエンパイアを征服せんと攻勢を仕掛けている事件は皆も知って居ると思う。徳川幕府軍もその国難に立ち向かう為に、諸藩の援軍と共に10万という兵を召集、総力を挙げて織田信長を撃破すべく為に動き出したんだ」
「勿論、織田信長軍を撃破するには、徳川軍の軍勢を是が非でも残す必要がある。しかしそれを妨害する動きが発生しているんだ」
「今回、皆に集まって貰ったのは、その一つ……奥羽地方で大量の『水晶屍人』が発生しているんだけど、その事件を止めてきて欲しい」
「この『水晶屍人』は、『魔軍将』の一人である陰陽師『安倍晴明』が屍に術を掛けて作り出した、肩から奇妙な水晶を生やし動く屍達なんだ」
「この『水晶屍人』らの戦闘能力自体は高くは無いんだけど『水晶屍人』に噛まれてしまった人間も新たな『水晶屍人』となるので、雪だるま式に数が増えていってしまう」
「そして、皆が相手する『水晶屍人』の軍勢は、『安倍晴明』配下のオブリビオン『戸沢・三毛猫斎』が指揮しており、各地の砦や街、城を落としながら江戸に向かい南下しつつあるんだ」
「このまま『水晶屍人』の軍勢が江戸に迫れば、徳川幕府軍は全軍の2割以上の軍勢を江戸の防衛の為に残す必要が出てくる。そうなれば織田信長との決戦に十分な軍勢を差し向けることは出来なくなってしまう……それはどうにか避けたい所なんだ」
「周りに居る『水晶屍人』は、知性も無く指揮官を倒せば奥羽諸藩の武士達でも駆除が出来るぐらいの実力だ。だから、皆は水晶屍人の攻撃を掻い潜りつつ、『戸沢・三毛猫斎』を倒して欲しい!」
そして、翔は最後に。
「屍を略奪し、利用するだなんて絶対に許せないよ。みんな、宜しく頼むね!」
と、グリモアに力を込め、送り出すのであった。
幾夜緋琉
皆様、御世話になっております。幾夜・緋琉(いくよ・あける)です。
44番目の依頼、奥羽地域に現れた『水晶屍人』と、その指揮官である『所沢・三毛猫斎』退治です。
水晶屍人らは戦闘能力はそんなに高くはないものの、指揮官が強敵です。
そして、指揮官を倒せば水晶屍人らは殆ど脅威にはなりませんので、基本的にはオブリビオンだけの退治に集中して頂ければと思います。
又、このシナリオは1フラグメントのみで構成されます。
最低4人以上のプレイング着もしくは一本目の執筆期限前日までのを纏めて執筆させて頂きますので、宜しく御願いします。
このシナリオは「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
それでは、皆様のプレイングを心よりお待ちしております。
第1章 ボス戦
『戸沢・三毛猫斎』
|
POW : きゃっ遁・大山猫変化の術
【巨大な山猫】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD : きゃっ遁・猫津波の術
戦闘力のない、レベル×1体の【かわいい子猫】を召喚する。応援や助言、技能「【誘惑】」を使った支援をしてくれる。
WIZ : ぐらび遁・でっぷり落としの術
【怪しい印を結んで重力装置を起動すること】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【でっぷりした猫を上空から落下させること】で攻撃する。
イラスト:華月拓
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠グァンデ・アォ」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
雷楽寺・六郎兵衛
死人を愚弄するなんざ、外道の所業にもほどがある。
戦闘は専門外だが、今回に限っては儂にもできることはあるだろうぜ。
「さて、覚悟はいいか畜生ども」
敵の支援の妨害に徹する。
『きゃっ遁・猫津波の術』に対し、『錬成カミヤドリ』でありったけの三味線を周囲に浮遊させ、念力で荒々しく演奏する。
圧倒的な音量で敵の声援や助言をかき消すぜ。三味線の素材に何が使われてるかを思えば、儂が猫に誘惑などされるはずもねえしな。適材適所極まれりって奴だ。
こちとら三味線弾く以外何もできねえ。身の守りや敵への攻撃は他の奴に任せる。流れ弾が多少飛んできても構わん。意識が飛ぶか死なねえ限り、儂は演奏を続けるぜ。
※連携、アドリブ歓迎。
真白・白夜
死んだ人を玩具のように…絶対許しません!
【ジャンプ】からの【空中浮遊】でボスに近付き、オルタナティブ・ダブルを使用
残忍な人格と共に上空から【先制攻撃】を仕掛けます
「行くよ!」
『俺の出番だな!息の根を止めてやらぁ!』
僕の方は、ハンドガンで【スナイパー】、【援護射撃】
弾は【クイックドロウ】で瞬時に補充します
もう一人の方は、拷問具で敵を拘束し、ナイフで攻撃します
【串刺し】からの【傷口をえぐる】でダメージを与え、さらに【毒使い】で毒を食らわせます
『苦しみ抜いて死にやがれ!』
猫を使った誘惑には、【激痛耐性】を利用し、自傷で正気を保ちます
…もう一方は平気そうですが
『お前、何やってんだ?』
「可愛いから…。」
マヤ・ウェストウッド
「……にぎやかなもンだねえ。これが世に言う屍人の盆踊りってえヤツかい?」
・魔矢眼を重圧モードで発動。水晶屍人の群れに[範囲攻撃]を仕掛け、動きを封じんとする。操演者への攻撃の足掛かりを造るために……
・したがってマヤ本人は三毛猫斎への直接攻撃に参加せず、僚友との連携を望む。望みます。誰かお願いします。
・屍人群の抑えがきかなければダメ押しで[範囲攻撃]の技能で更に重力場の有効範囲を拡げる
・重力を操作する敵にちょっと親近感がわく
「やい、そこのネコ耳。アンタにも人の心が有ンなら死人を解放しておくれよ。可哀想だろ。今ならケモノの耳を持つ者のよしみで見逃してやるってンだ。同じ重力使いだし……」
星川・杏梨
POW判定
アドリブや他猟兵との共闘歓迎
■心情
水晶屍人か、どんどん増殖していくなんて、厄介な相手ね。
はやく、指揮官を倒してしまいましょう。
■行動
スーパー・ジャスティス(UC)を使用して戦うわね。
「さぁ、この動きに付いて来られるかしら?」
戦闘では、【視力】で敵の指揮官を見つける様にするわね。
邪魔な水晶屍人は【範囲攻撃】や【なぎ払い】で纏めて始末するわ。
飛翔中は【空中戦】を駆使して戦う。
指揮官を発見したら、逃げられない様に【追跡】し
『流星の聖剣』で【2回攻撃】や【串刺し】で攻撃。
敵が巨大な山猫に変化したら、UCの使用を解除し
『シューティングスター』で【スナイパー】での狙撃攻撃に切り替える。
「にぎやかなもンだねえ。これが世に言う屍人の盆踊りってえヤツかい?」
肩を竦めるマヤ・ウェストウッド。
奥羽の地を進軍する『水晶屍人』の軍勢と、そのリーダーの『戸沢・三毛猫斎』。
進む軍勢を見据えた星川・杏梨も。
「水晶屍人。どんどん増殖していくなんて、厄介な相手よね」
と言うと、それに雷楽寺・六郎兵衛と真白・白夜が。
「全くだ。それも増殖する為に利用するは死人……死人を愚弄するなんざ、外道の所業にもほどがある」
「ええ……死んだ人を玩具のように……絶対許しません!」
静かに拳を握りしめる白夜、そして六郎兵衛が。
「儂は戦闘は専門外だ。だが今回に限っては儂にもできることはあるだろうぜ……さぁ、んじゃあ行くとするか」
と言うと、杏梨が。
「そうね。はやく、指揮官を倒してしまいましょう」
と頷き、そして猟兵達は、近づきつつある水晶屍人の軍勢が通りがかる瞬間を待つ。
そして……白夜がジャンプを発動し、水晶屍人の軍勢、真ん中に位置する『戸沢・三毛猫斎』の頭上へ空中浮遊で接近。
「行くよ!」
と短く言うと、それと共に彼に似た姿ながら、荒々しい口調の者が出現。
「ああ、俺の出番だな! あいつの息の根を止めてやらぁ!!」
と白夜ともうひとりの自分が姿を現わし、白夜がハンドガンでスナイプ、もう一人の自分は拷問具を放ち、敵を拘束しようとする。
……その先陣の一閃に不意を突かれた三毛猫斎。
続いて動くは六郎兵衛。
「さて、覚悟はいいか畜生ども!!」
と威勢良く言葉を叫び、水晶屍人の注目を集める。
そして注目を集めた所に、錬成カミヤドリで10個の三味線を周囲に浮遊させ、それらを念力で操作、荒々しく演奏し、圧倒的な音量で敵の耳目を妨害する。
そして二人の攻撃に、杏梨が続く。
「さぁ、この動きに付いて来られるかしら?」
と、『スーパー・ジャスティス』を発動し、全身を黄金のオーラで覆い、戦闘力を大幅に強化しながら、敵指揮官の真っ正面へ。
立ち塞がる水晶屍人を、範囲攻撃で薙ぎ払い、道を切り拓き、更にマヤも。
「待て! おすわり! ……よォし、いい子だ!!」
と『魔矢眼・重圧モード』を発動し、同じく水晶屍人の群れに範囲攻撃で、動きも封じる。
敢えてマヤは水晶屍人らの動きの制限に集中し、仲間を補助していく。
そして、猟兵達の行動が一巡し、対する敵陣の行動。
大量の水晶屍人らは、ウゥゥ、と呻き声を上げて腕を振るい、攻撃してくる。
そして、一方三毛猫斎は、猟兵達の邪魔を、その猫の仮面の下で少し唇を噛みしめて。
「……仕方ないにゃ」
と短い一言を紡ぎながら、自分の周りにかわいい子猫を大量に召喚。
『にゃー』
『にゃ?』
『にゃにゃー!!』
それぞれの子猫達が、思い思いに煩く鳴く。
……そして、その内の猫数匹がフゥゥゥ、と威嚇の鳴き声を上げて飛びかかり、引っ掻いてくる。
でも、その攻撃を身を呈するのは白夜。
「お前、何やってんだ? 自分から攻撃を受けに行くか?」
「……だって、可愛いから……」
もう一人の自分の言葉に、小さく頷き微笑む白夜。
まぁ、可愛い子猫達の攻撃力は、そんなに高く無いのは幸いな事。
そして、三毛猫斎の攻撃をどうにか切り抜け、次の刻。
マヤは更に攻撃を続け、周囲の水晶屍人達が三毛猫斎の加勢を妨害を継続。
そして、六郎兵衛も三味線を弾き続け、大きな音を流し続け、妨害。
一方、白夜ともうひとりの自分が連携。
「さぁ、苦しみ抜いて死にやがれ!!」
と、ナイフに毒を付与し、毒の効果を付与、白夜もクイックドロウで弾を即座に充填し、援護射撃。
そして、杏梨は流星の聖剣を掲げ、二回攻撃で確実にダメージを与えていく。
そんな猟兵達の攻撃は、刻一刻と彼女の体力を削る。
……そして、そんな彼女にむけて。
「やい、そこのネコ耳。アンタにも人の心が有ンなら死人を解放しておくれよ。可哀想だろ。今ならケモノの耳を持つ者のよしみで見逃してやるってンだ。同じ重力使いだし……」
とマヤの宣言。
しかし三毛猫斎は。
「……知らないにゃ」
と一言言い捨て、攻撃の手は緩めない。
……そして、更に数刻。
三毛猫斎の和服がボロボロになり、その表情も僅かに苦悶の色が見える。
「そろそろ……決着を付けましょう!」
と杏梨が宣言。
そして、流星の聖剣を真っ直ぐに、彼女の心臓を一思いに貫き通し……三毛猫斎は、苦悶の叫びを上げる事も無く、崩れ墜ちる。
そして……主を失いし『水晶屍人』らは、統率を失い始めて。
『ありがとう、後は拙者らで!』
奥羽の武士達がそれを引き継ぎ、倒して行くのである。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
最終結果:成功
完成日:2019年08月07日
宿敵
『戸沢・三毛猫斎』
を撃破!
|