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くるると紅奈と夏の海

#スペースシップワールド #【Q】 #お祭り2019 #夏休み

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●グリモア猟兵2人
「なるほどー、リゾートシップかー」
「はい。猟兵の皆さんもお誘いして、いかがかと」
 万将・紅奈(呪われし蛮狐・f12157)がスペースシップワールドから持ってきたチラシを見ながら、鏡繰・くるる(属性過積載型バーチャル男の娘・f00144)はふむふむと頷いた。
「ええ、戦争の方も概ね終局に向かっていますし、猟兵の皆さんの慰労も兼ねて」
「幕府軍の護衛、激戦だったからねぇ……」
 しみじみ同意した後、可愛く首を傾げるくるる。
「でも、紅奈がそーいう感じの事言うの、割と珍しいよね。仕事人間だしさー」
「そう言われれば、否定はできませんが」
 ずっと幽閉されていた紅奈は、あまり世間を知らず、趣味と呼べる趣味を持たない。グリモア猟兵になって初めて牢の外に出たため、その職務に全力を注いでいる。
 それを指摘された彼女は、そっと目を反らした。
「私の依頼では、猟兵の皆さんに随分と苦労を強いているので……」
「あー……」
 別に紅奈が事件を起こしている訳ではないが。そういう星回りのグリモア猟兵と言うのも、たまにいる。
「う、うん、まあ、良いんじゃないかな。みんな疲れも溜まってるだろうしねー……って言うかボクが疲れてる! うん!」
 んー、と背伸びをすると、猫しっぽがそれに合わせてピンと立つ。
「ま、それじゃ、みんな誘って遊びにいこっか♪」

●猟兵達への招待
「と、言うわけでー。ボク達と遊びにいく人ー!」
 何がと言う訳なのかはともかく、グリモアベースの猟兵達に、くるるは元気よく呼びかけた。その手に握られているのは、パンフレットと招待チケットの束だ。
 それを受け取って配りながら、紅奈は猟兵達に説明する。
「今回向かうのは、スペースシップワールドの『エターナル・パラダイス』号。小型のリゾートシップです。白い砂、青い海、どこまでも広がる青空……正統派のビーチリゾートですね」
 無論それらは人工のものではあり、『どこまでも広がる』と言うのも立体映像ではあるが、最新技術によって環境も景色も、かつての地球に有った最高のリゾート地を再現していると言う触れ込みだ。
 実際売り文句や『エターナル・パラダイス』と言う艦名に偽りはなく、UDCアースやヒーローズアースのそうしたリゾートとなんら遜色はない。
「海で泳いでも良いし、燦々と輝く陽光の下でのんびりしても良いし、マリンスポーツとかを楽しんでも良いね。海の中も珊瑚とか熱帯魚とか、きれいな光景が広がってるよ。いやまあ全部人工とかクローンとかだけど、特に気にしなければ問題ないよね!」
「遊び道具に関しては、海に必要そうなものなら無料で貸し出しを行っています。休憩処の使用や食事も可能です」
 説明を終えると、紅奈はあくまで無表情に、くるるは満面の笑みを浮かべてビシッと可愛いポーズを決めて。2人のグリモア猟兵は対照的な様子で、猟兵達にそう呼びかけた。
「たまには戦いを考えず、休暇を楽しむのもよろしいかと」
「ま、今月はいろいろと頑張ったし、羽をぐーっと伸ばして楽しもー♪」


一二三四五六
 熱さのピークは過ぎましたが、まだまだ夏。

 ごきげんよう。のんびり寛ぎ日常系。一二三四五六です。

 このシナリオは【日常】一章のみでオブリビオンとの戦闘が発生しないため、獲得EXP・WPが少なめとなります。
 と、言う訳で【Q】からお届け致します日常シナリオです。だらだらーっと夏休みを楽しみましょう。特にテーマは設けず、『一二三に夏休みを書いてほしい』『うちのグリモア猟兵と絡みたい』と言う方向けな感じです。他の依頼との差別化はあんまり考えてません。
 『猟兵達の夏休み』はカノン・トライスタ(深紅の暗殺者・f01119)さんの投稿フラグメントで、このシナリオフレーム共通のものです。ありがとうございます。

 なお今回は、プレイングに特に記載がなく、執筆期間中にステータス画面に水着全身図が『1つだけ』活性化されている場合、その水着を着ているものとして判定します。プレイングに書く必要はありません。
 水着全身図持っていないor活性化していない方、複数の水着全身図を活性化している方、水着全身図とは別の水着を着ていきたい方、そもそも水着着ないよと言う方はプレイングに記載してください。

 プレイングで呼び出しますと、くるるや紅奈と一緒に行動する事もできます。プレイングに特に記載がなければ、絡む事はありません。
 くるるの水着は依頼トップに有る通りの水着、紅奈はさらしと褌です。

 倫理関連はくるる基準。締める所はきっちり締めます。まあ夏休みなので多少羽目を外しても構いませんが、深夜アニメで放送出来るぐらいまでで一つ。

 戦争終わったので返却予定はいつもどおり、プレイング失効前に間に合わせるような感じになります。

 それでは、皆様のプレイングを楽しみにお待ちしています。
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第1章 日常 『猟兵達の夏休み』

POW   :    海で思いっきり遊ぶ

SPD   :    釣りや素潜りに勤しむ

WIZ   :    砂浜でセンスを発揮する

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

弥久・銀花
アドリブ、他の人との絡み、ピンチシーン歓迎です


【SPD】


今日の私は一味ちがいます
なんて言ったってこのUKIWA(浮き輪)が有るのですから!

浮き輪にお尻を入れて、プカプカ浮いて波間に漂いながら釣りをします
釣った魚は即座にリリースです、今日は遊びに来たのであって漁をしに来たのではありませんからね

おおっと、これは大物ですね負けませんよー!(魚に牽かれて沖に連れ攫われるカナヅチの銀花)

(ちなみにリリースされた魚達は怒りを募らせているようです)



(帰ってくる頃には活性化している水着姿の様な感じでしたとさ)


フレミア・レイブラッド
リゾート船ね…良いじゃない。戦争も一段落した事だし、たまには眷属の子達にもゆっくりさせてあげなきゃね♪

【虜の軍勢】で魔城スカーレットから眷属達(雪花、罠うさぎ、エビルウィッチ、邪悪エルフ、ぽんこつ女王様、氷擬鳥、ウォルファン、猫又、ハート・ロバー、元邪神エージェントの子達、黒い薔薇の娘たち、異国の少女剣士、猫又花魁)を全員召喚。
お休みという事で、自由に楽しむ様伝えるわ♪

わたし自身は赤の露出多めなビキニ姿で眷属の子達の様子を眺めながら、傍で寝てるワイバーンのレクスや雪花等一緒に着いて来た眷属の子達を侍らせ(イロイロと可愛がってあげたりもし)つつ、ビーチで寛いだりドリンクを優雅に楽しんだり♪


四季乃・瑠璃
緋瑪「瑠璃!わたし達、現役JKなのに夏遊んでないよ!」(かき氷片手に熱弁)
瑠璃「ずっと戦争してたしねー」(いちごかき氷にデスソース掛けてる)
翡翠「……」(瑠璃のかき氷を見て慄いてる)

POW
【ダブル】で分身&シスターズ
全員同デザインで色違いのビキニにそれぞれのカラーのパーカー羽織った感じ

緋瑪「というワケで、折角の海を楽しも~♪」
瑠璃「シュノーケリングとかやりたいな」
翡翠「凄い海が綺麗だしね」
瑠璃「貸し切りとは聞いてないけど、一般の人もいるのかな?」
翡翠(ナンパとかあるとめんどうそうだなぁ…予め処置する…?)

そんな感じでマリンスポーツ等、普通の女の子らしく(一部物騒な事考えつつも)海を楽しんだり



「今日の私は一味ちがいます!」
 広大に広がる海を前に、自信満々に、白いビキニ姿で胸を張る銀花。
「なんて言ったってこのUKIWAが有るのですから!」
 まるで伝説の武具か何かのように、誇らしげに掲げるピンクの浮き輪。お尻にしっかりと装着すると、海に入り、波にその身を委ねる。
「ふふふ、これさえあれば海など恐るるに足りません!」
 嬉しそうに釣り竿を取り出し、釣りを始める銀花。天敵のいないリゾートの人工魚は警戒心が薄い。彼女自身の釣りの技量もあり、次々と釣れる魚達。
「とはいえ、今日は遊びに来たのであって漁をしに来たのではありませんからね」
 釣れた魚はすぐにリリースし、あくまで釣りと言う行為を楽しむ銀花。そんな彼女の釣り針に、重い手応えがかかる。
「おおっと、これは大物ですね!」
 グッ、と力をこめる銀花。例えどれほどの大物であろうと、人狼の怪力を持ってすれば力負けする事は無い。
「……おや?」
 が。海の上、頼りは浮き輪だけ。力勝負以前の問題として、引き合うと浮き輪が沖へ引っ張られていく。
「ちょっと、待っ……UKIWAが! UKIWAが外れ……私泳げなっ、ああー!?」

「リゾート船ね……良いじゃない♪」
 露出多めな赤のビキニで幼くも妖艶な肉体を包み、ビーチチェアに寝そべるフレミア。
 彼女の周囲には、魔城より呼び出した眷属……かつて彼女が闘い誘惑したオブリビオン達が遊び回っている。
「たまにはみんなにゆっくりさせてあげなきゃね」
「んっ……おねぇさま、私は休めてないのー……」
 そんな彼女の腕の中には、雪女見習いの愛らしい少女が抱かれている。抱かれていると言うか、いろいろとイジられており、その度に可愛らしい声が溢れ出す。
「あら、だって気持ち良いんですもの?」
「うぅー……ひゃんっ」
 心地よい暑さとはいえ気温の高い夏のビーチに、そのひんやりとした身体はとても心地よい。
 逆に雪女にしてみれば暑さはちょっとしんどいが……その顔が赤いのは、暑さのせいだけではあるまい。拒まずフレミアに抱かれる様を見て、何人かの眷属達が集まってくる。
「あら、あなた達も、来てもいいのよ?」
 嬉しそうに彼女らを招き寄せ、侍らせて寛ぐフレミア。マイペースに遊び回る別の眷属達の姿も愛でながら、優雅な物腰でトロピカルドリンクに口をつける。

「瑠璃! わたし達、現役JKなのに夏遊んでないよ!」
「ずっと戦争してたしねー」
 緋瑪の熱弁をのんびり聞き流しながら、かき氷に口をつける瑠璃。
「ん~、美味しい!」
「……」
 食べているのはいちごのかき氷……だったものだが。かかっている赤はシロップではなく、彼女がかけたデスソースである。その有様に慄く翡翠。
 ともあれ三人の殺人姫は色違いの揃いのビキニに、パーカーを羽織り、海を満喫する。
「シュノーケリングセット、借りてきたよ」
「おー、じゃあせっかくの海を楽しも~♪」
 楽しげに海に乗り出す瑠璃と緋瑪。それを追う翡翠が、突然くるりと振り向いた。
「おーい、キミ達、可愛いね。俺達と遊ばなんでもありません失礼しました」
 振り向いた先、いかにもチャラい感じの一般客男性が、全力で回れ右して逃げていく。
「ん? どうしたの、翡翠?」
「なんでもない。人違いじゃないかな」
 パーカーのポケットに入れた手を出し、首を振る翡翠。そこにしまわれたダガーは、幸いにも取り出される事はなかった。
「……? そう」
「瑠璃ー、翡翠ー、早くー! 凄いよー♪」
 不思議そうに首を傾げる瑠璃を、海から大声で呼ぶ緋瑪。
「綺麗な魚がいっぱいだよー♪」
「どれどれ……」
 シュノーケルを装着して海を覗き込めば、なるほど、宝石のような色とりどりの魚達がたくさん泳いでいる。手を伸ばせば触れられる、どころか警戒心なくじゃれついてくるほどだ。
(すごい、綺麗……)
 魚だけではなく、海自体も綺麗なもので。それを満喫しながら、海を泳ぐ3人。
 しばらく泳いでいくと、多数の魚が集まっている場所に遭遇する。色とりどりの魚達が固まっている様は、幻想的ですらあって。
(おぉー、すご……い……?)
 が。よく見ると、その魚は何かに集っているようにも見える。近づいて様子を確かめる緋瑪。
「がぼがぼがぼがぼ……」
「わー、溺れてるー!?」
 具体的に言うと、さっき巨大魚に攫われた銀花が沈んでいた。キャッチ&リリースを繰り返したせいで、魚達に恨みを買ったようである。
「やっぱり助けた方が良いよね?」
「そりゃあまあ……?」
 瑠璃と翡翠が向き合って首を傾げていると、その頭上に影が差す。見上げれば、騒ぎを聞きつけた紅鱗のワイバーンが飛んできて、海中の銀花を掬い上げる。
「げほっ、ごほっ、ごほっ……ぶっ」
「あら、ご苦労さま、レクス」
 そのまま銀花を砂浜に連れていくと、気紛れで助けただけとばかりにぽいと放り捨て、主であるフレミアの横で丸くなり、氷鳥と並んで再び居眠りを始める。
「次は何して遊ぼうか?」
「いろいろ楽しまないとねー♪」
 瑠璃達は、もうそんな事件は忘れて海を満喫している。ので、銀花は上半身が砂に埋まったまま放置された。
「……」
 まあビキニの上を魚に剥ぎ取られた状態なので、そのままの方が良いかもしれない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

パニーニャ・エルシード
・同行
彩波いちご(f00301)

・水着補足
全身図のを「パニーニャ」(主人格、額が青宝石状態)&『アザレア』(副人格、額が赤宝石状態)が共有

・行動
イチゴと一緒にフロート上で揺られてプカプカ、のんびりね…♪


「ま、いつもどたばたしちゃってるし…玉にはこう言うのもいいでしょ…?」
だから…今は甘えさせてあげたいな
…なんて、恥ずくて言えないケド

もう少し近づけば…唇も触れそうで

『…んっ♪』
直前でアザレアが表に出て唇奪っちゃった!?

「もう、何するのよアザレア!?」ダブル状態で結局もみくちゃに…
「『ひゃっ!?』」
その拍子にイチゴの手が二人の胸に片方ずつ…

『ん、いちごのえっち…♪』
「人前で何するのよ、もぅっ…!」


彩波・いちご
パニーニャさん(f15849)と一緒に

大きめのビーチフロートを借りて、2人で沖合で波に揺られてのんびり
「たまにはこういうのもいいですねぇ…」
のんびりお話をしたりして穏やかに過ごします
2人だとちょっと狭いかな…不意に肩とか手とかが触れて、何となく赤面
彼女も意識してるのか少しずつ寄ってきてて…そっと抱き寄せ唇を…
「ん…」
…って、あれ、いつの間にかアザレアさん?!
いつ切り替わったんですかも~
って、ああ、パニーニャさん、分身して暴れないで狭いんだからぁ?!
「あわわっ?!」
結局そのままバランス崩して3人でどぼーんと
溺れないようにとしがみついたら手に柔らかい感触があったりして
結局いつもみたいにとらぶるにっ



「たまにはこういうのもいいですねぇ……」
「そうよね、いつもどたばたしちゃってるし……」
 大きめのビーチフロートを借りて、その上でゆったりのんびりとくつろぐ、いちごとバニーニャ。
 いちごのフリルたっぷりのセパレートは可愛らしく、いつも以上に女の子にしか見えない。だが、そんな彼が普段からいろいろと苦労している事を、バニーニャは知っている。
(だから……今は甘えさせてあげたいな)
 なんて、そんな本音は言えないけれど。代わりにそれとなく身を寄せる。
「ん……2人だとちょっと狭いですかね……?」
 その手や肩が触れると、何となく赤面するいちご。バニーニャの纏うのはスポーティな競泳水着で、その白が褐色の肉体を引き立てる。それがより一層に非日常感を生み出し、ドキドキと胸が高鳴っていく。
 より近づこうとしたのはどちらからか。気づけばそっと抱き合って、唇を……。
「……んっ♪」
 重なる寸前、バニーニャの額の宝石が、青から赤に変わった。真面目な表情が悪戯っぽいそれに代わり、唇を重ねると言うより奪い取るように口づける。
「んっ……アザレアさん?! いつ切り替わったんですか」
「ふふ、いつだと思う~?」
 唇を重ね、離れた後、それに気づいて目を丸くするいちご。バニーニャ……いや、彼女の中のもうひとつの人格、アザレアは、楽しげに微笑んで。
「もう、何するのよアザレア!?」
「ああっ、パニーニャさんっ、暴れないで!?」
 すぐさまその身体から分身して、元の自分の身体へと飛びかかるバニーニャ。2人でもみくちゃに組み合うが、何しろここは不安定なビーチフロートの上だ。
「ただでさえ3人で乗るには狭いんだから、そんなに……あわわっ!?」
「「きゃあっ!」」
 いちごの制止も虚しく、フロートがひっくり返り、海へと転落する。3人とも泳げない訳ではないが、急な事に焦って上手くバランスが取れない。
 特に慌てたいちごは、必死に、目の前にあった大きな手がかりに手をかける。
「「ひゃっ!?」」
「わ、わあっ!?」
 それはバニーニャ達2人の豊かな胸部であり。顔を真っ赤にするいちごだが、そこで慌てたものだからますますバランスを崩し、より一層強く握ってしまう。
「ん、いちごのえっち……♪」
「人前で何するのよ、もぅっ……!」
 アザレアは恥じらいつつもどこか楽しそうに、バニーニャは真面目に怒りつつも拒みはせず。
「うぅ、け、結局いつもみたいにっ……!」
 体勢を立て直そうとすればするほど、より一層指が食い込んでいくのは、もはや運命なのだろうか。
「あ、あんっ……いちごぉ……♪」
「だ、だめっ、もうっ、これ以上はっ……」
 いや、運命などと諦めている場合でもない。積極的なアザレアはともかく、いやそっちも危険だが、それ以上にバニーニャがちょっと危ない。
「と、とにかくフロートに戻……ああっ、流されてるっ!?」
 原状復帰まで、まだ当分かかりそうだが。それまでにどこまでとらぶるか、実に心配である。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
スリングショット水着を着て
海でぷかぷか浮かびながら
考え事しているわ

くるるちゃん達にはいつもお世話になってるし
この機会にお礼を言いたいけど……
うぅ、オブリビオンには素直になれるのに
猟兵相手だと話しかけにくいわ……

(くるるちゃんの方をチラ見)

し、白スク水ですって!?
やだちょっと、男の娘の白スク水とか反則でしょ!?
猫耳と尻尾だけでも強烈なのに!!

ああっ、程よく男の子らしさを残した背中……!
キュートかつ悩殺的なお尻……!
あの魅力は何なnごぼごぼごぼ……(興奮しすぎて溺れる)


その後、救助されたドゥルールは
騒がせた事への謝罪後
無事、感謝の気持ちを伝えたのでした

くるるちゃん……(色々な意味で)ありがと……❤



「うぅ、オブリビオンには素直になれるのに……」
 スリングショットの水着で大胆に身体を晒し、海にぷかぷかと浮かぶルル。だが、その表情は悩みに満ちている。
「でも……くるるちゃん達にはいつもお世話になってるし……」
 生い立ちのせいで、どうにも人間に対して素直になれない。この機会にお礼を、とは思うのだが、決意と逡巡を繰り返すばかり。せめて遠くから様子を伺おうと、ちらりと視線を向ける。
「し、白スク水ですって!?」
 そしてビーチで遊び回るくるるの姿を見た瞬間、悩みとかいろんなものが吹き飛んだ。
「やだちょっと、男の娘の白スク水とか反則でしょ!? 猫耳と尻尾だけでも強烈なのに!!」
 目を見開いてくるるを凝視していると、くるり、と彼が背を向けた。その瞬間、さらなる衝撃が彼女の思考を吹き飛ばす。
「程よく男の子らしさを残した背中……! キュートかつ悩殺的なお尻……!」
「……? 何か視線を感じる? ボクが超可愛いからかなー」
 可愛くポーズを決めるくるるに対し、その背後の方を指差す紅奈。
「……多分あちらの方からかと」
「あ、ルルだ……って溺れてるー!?」
 と言う訳で、救出作業。
「うぅ……ごめんなさい、騒がせちゃって……」
 助けられ、申し訳なさそうに謝るルル。
「いやー、びっくりしたよー?」
「くるるちゃん……ありがと……♪」
 無事に伝える事ができた感謝の言葉。だが、そこに何か別のニュアンスを感じ取ると、くるるは首を傾げて。
「……どういたしまして♪」
「はぅっ……」
 間近で見せつけるようにお尻を突き出し、尻尾と一緒にフリフリして見せるくるるの姿に、再び溺れるルルであった。今度は海以外の何かに。

大成功 🔵​🔵​🔵​

グァーネッツォ・リトゥルスムィス
くるると紅奈が一緒なんてオレは見た事ないぞ
だからくるる&紅奈、二人一緒に遊びたいぞ!

まずは砂浜で砂アートを作ろう!
オレはA&W風の城を作るぜ
二人のアートも見ながら感動したり褒め称えるぞ

次に波打際でビーチボール!
どこまでトスやパスが続くかチャレンジ
応援したり励まして目指せ百回!

一通り遊んだら最後にお願い
くるると紅奈の尻尾を同時にモフらせてくれ!(土下座
たぶんこの機会じゃないと出来ないんだ
右頬にくるるの猫尾、左頬に紅奈の狐尾
両手に花ならぬ両頬に尾で癒されたいんだ……!

もしWモフモフを味わえたらオレも何かお返ししないと……
オレに出来るのはとんがりドワーフ耳ぐらいだけどどうだろうか?



「くるると紅奈が一緒なんて、初めて見たぜ!」
「そうだねー、普段猟兵のみんなへの依頼案内は一人でやるし」
 グァーネッツォの言葉に、ふむ、と頷くくるる。
「一応、普段からお付き合いはさせて頂いています。グリモア猟兵の先輩ですので、何かと相談にも乗って貰っていますし」
「おぉ、仲が良いんだな。じゃあ2人も一緒に遊ぼうぜ!」
 紅奈の言葉を聞くと、満面の笑みを浮かべるグァーネッツォ。
「ええ、是非」
「よぉし、まずは砂アートを作るぜ!」
 元気いっぱいに、アックス&ウィザーズ風の砂の城を作り上げていく。
「素晴らしい出来ですね。その……私はあまり器用ではないので」
「うーん……やっぱり本物の方がずっと可愛いよねー」
 紅奈の方は簡単に山を作ってトンネルを通した程度のもので、くるるは自分の砂像を作ろうとして上手く行かずに頬を膨らませる。
「じゃあ次はビーチボールだぜ! 目指せ百回!」
「元気、良いよねー……」
 紅奈の方は生真面目に続けるが、くるるは途中でぐだーっとする。割と運動神経は良い方だが、根気があまり続かないタイプ。
「なんだ、もっと元気出そうぜ、くるる! でもまあ、疲れたなら……」
 一段落してビーチボールをキャッチすると、グァーネッツォは2人の前に立ち。
「くるると紅奈の尻尾を同時にモフらせてくれ!」
 意を決して土下座した。
「両手に花ならぬ両頬に尾で癒されたいんだ……!」
「ええと……?」
 困惑してちらりとくるるを横目で見る紅奈。
「しょうがないなー。ボクの可愛い尻尾がそんなに気になるかー♪」
「……では、はい」
 くるるは割とやる気だったので、しょうがなく紅奈も尻尾を差し出す。
「うぉぉぉ……もふもふ……!」
 至福の感触に癒やされ、恍惚とするグァーネッツォ。
「これはオレも何かお返ししないと……出来るのはとんがりドワーフ耳ぐらいだけど」
「いや、そんな事ないと思うけど?」
 くるるが見つめるのは、グァーネッツォの2つの膨らみで。
「お、おぉ……!?」
「あはは、冗談だって。その顔だけで十分かなー」
 くるるが楽しそうに笑う一方、紅奈は無言でドワーフ耳をふにふにしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

日和見・カナタ
おおー…人工だって聞いていましたけど、まるで本物みたいです!
こうして誘っていただけた訳ですし、全力で楽しむことにしましょう!

私は砂浜で遊びます!
ビーチバレーやビーチフラッグ…何で遊ぶかは決めていませんが、もし良ければくるるさんたちも誘って皆さんと遊びますね!
≪ダッシュ≫に≪早業≫、義肢の力もフルに活用して遊びつくしますよ!

【アドリブ・協力歓迎】


フランチェスカ・ヴァレンタイン
束の間の息抜き、という感じではありますけれども…
せっかくお誘いいただきましたし、のんびり致しましょうかー

――今から代替品を調達するのは難しそうですし、やっぱりあの水着を着るしかないですよねえ…。

そんな感じで着替えた「(主に青少年にとっては)水辺の危険物」っぷりを存分に発揮しつつ、砂浜を闊歩してくるるさん・紅奈さんと合流を

わたし、翼があるので水の中はちょっと…
泳げなくはないんですけどねー… 浮きすぎて。ええ、色々と

あら、ビーチバレーですか。それなら大丈夫です
…飛ぶのは禁止? 当然ですね。ええ、飛ばなくても普通の方の数倍は跳べますけど
――そうして繰り広げられるのはもはや視覚への暴力かと思われます?



「お誘い頂いて、ありがとうございます。人工だって聞いていましたけど、まるで本物みたいですよね!」
「ええ。スペースシップワールドの技術力には目を見張るものがあります」
 冒険少女であるカナタにとっては、これもまた胸躍る未知の光景の一つである。感嘆と喜びの混じった言葉に、紅奈も同意して頷いた。
「せっかくお誘いいただきましたし、のんびりさせて貰いましょうか」
「うわぁ……」
 フランチェスカも合流し……その大胆な姿に目を瞠るくるる。
「これは……まあその、代替品を調達するのは難しかったので」
「ええ、よくお似合いだと思います」
 水着っていうかほとんど紐だが、紅奈は割とその辺りに無頓着で、素直にそのスタイルと色気を褒め称える。
「でもわたし、翼があるので……泳げなくはないんですけどねー、浮きすぎるので」
「なるほど……分かります」
 その豊かな膨らみを見せるフランチェスカと紅奈を見つめた後、カナタに視線を移すくるる。
「まあ目の保養にはなるけど。カナタを見ると落ち着くねー」
「……褒められて、ますよね?」
 微妙に釈然としないカナタはセパレートのシンプルな水着にパーカーを羽織っており、可愛らしい。
「いや褒めてるよー。まあ、むしろ格好いいけど」
 ただ、いつもよりもスマートな義肢の方がやはり目立ち、そちらに目を向けるくるる。
「なら良いんですけど……まあ、とにかく遊びましょうか。泳ぐのが苦手なら、ビーチバレーとか」
「ええ、それなら大丈夫です」
 フランチェスカも頷き、くるる・紅奈とカナタ・フランチェスカに別れてのビーチバレーが始まる。
「じゃあ、お願いしますね……せぇいっ!!」
「うわっ!?」
 そして、義肢のパワーを全開にしたカナタのスパイクで、ボールが砂浜に埋まった。くるるのこめかみを汗が伝う。
「……ふむ。ではいきます」
「おぉ、やりますね!」
 それに対応し、紅奈が血液を活性化させると、今度は全力でボールを打ち返す。
「……まあ、猟兵のバレーボールだし、こんなものだよね、うん」
 あまりに激しい応酬に、割って入りたくないなー、と言う顔をするくるる。
「はぁっ!」
「させませんよっ!」
 紅奈の強烈なスパイクがコートの端をつくが、砂を蹴立ててダッシュしたカナタが、それをレシーブする。高く高く舞い上がるボール。
「そこ……っ!」
 それを、6mほどの高度に上昇したフランチェスカが、思い切りスパイクを打ち下ろした。
「……いや、でも流石に飛ぶのは無しじゃないかな?」
「ええ、当然ですね。でもわたくし、飛ばなくても普通の方の数倍は跳べますので」
 くるるのツッコミに返しつつ、平然とした表情で着地するフランチェスカ。
「……まあ猟兵だしね!」
 なんかもう開き直るくるる。その後チーム分けを何度か変えたりもするが、徹底してトス役に専念する。
 ……だが、もう1つ気になって仕方ないのが。
「よくズレないよねー……」
 紐に近い水着で激しく動き回る度にばるんばるんと揺れるフランチェスカのあれやこれやを見て、思わず口から漏れる感想。
「……? どうしました?」
「いや、こう……まあいっかー」
 自覚のないフランチェスカに、なんか紅奈の依頼に出てくる男達の気持ちが分かるなーとしみじみ頷くくるるだった。

「ふー……遊んだ遊んだー」
 その後もビーチフラッグやら何やらで遊び回り。その度に本気になる面々に、くるるが若干遠い目をしたりもしたが、終わって見れば楽しかったとのんびり背伸びをする。
「はい、私も楽しかったです。また来年も来たいですね!」
「そうですね、是非。また何か有れば、お誘いしますので」
 カナタの言葉に紅奈も頷き、約束する。
「まあ、束の間の息抜き、という感じではありましたけれども……」
 ただフランチェスカが言うように、猟兵達にはすぐにまた新たな戦いが待っている。
 またこうして皆で平和に遊びに来るためにも、数多の世界の平和を救わなくてはならないと。改めて、決意を固めるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年08月27日


挿絵イラスト