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愛とはかくも乱れ

#アックス&ウィザーズ

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#アックス&ウィザーズ


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●猫の目は予知(み)た!
「大変ですにゃ!」
 シャムテイル・イルミナス(カシミール・キトゥン・f05642)は呼び集めた猟兵たちに向かって叫んだ。
「アックス&ウィザーズのとある村が『ウォルファン』に襲われますにゃ!」
 それによって村は大打撃を受けると言う。その襲撃の内容とは……!
「このウォルファンたち、ただいま発情期ですにゃ!」
 ……はい?
「発情期ですにゃ! 大事なことなので2回言いましたにゃん」
 とっても大事なことらしい。

●ほんのりえっちな話になります
 そもそもオブリビオンに繁殖期とかあるのか?
 その疑問にシャムテイルが答える。
「まぁ無くはないと思うのですにゃ。でも今回はそういう自然の摂理ではなく、裏で糸を引いているオブリビオンにあてられた結果だと思いますにゃ」
 シャムテイルが予知たもうひとつのオブリビオン。その名を『愛欲の大精霊・『赤糸』のラーヴァ』という。元は『愛』を司る精霊だったらしいが、今のラーヴァは『愛が無いなら作ればいい』と、愛に暴走した存在だ。
 そんなラーヴァが巣を作っているらしい。通称、愛の巣。
「愛の巣の中では強制的に『誰かと愛し合いたい』という衝動に駆られてしまいますにゃ」
 巣の中に入ったが最後、強じんな精神力で衝動を跳ね返さない限り、そのまま流されて求め合ってしまう。それは愛を確かめる行為かもしれないし、愛を育む行為かもしれないし、愛の結晶を作り出す行為かもしれない。
「ウォルファンもこの衝動に巻き込まれて、発情していると思われますにゃ」
 そんなわけで毎日のように近隣の村から番となる相手を見繕ってはかっさらってきて、この巣の中で子作りしているらしい。
「ということで、近隣の村が大ピンチになってますにゃ!」
 真面目な話、男女問わず若い衆がいなくなるのは致命傷だし、仮にウォルファンが増えればその分だけ脅威は増す。ましてや元凶はそのままいるのだから、加速度的に危機的状況は緊迫していくだろう。

 巣を叩くなら今しかない。

 ただ、今回は少しばかり手順がいるのだ。というのは。
「ごめんなさいですにゃ。愛の巣がどこにあるかがさっぱりわかりませんにゃ」
 つまり、わかっているのは敵とその行動パターン、そして次に襲われる村のみ。
「皆さんにはその村に行ってもらって、ウォルファンと相対し、そしてお持ち帰りされて欲しいのですにゃ」
 ……はい?
「お持ち帰りされて欲しいですにゃ」
 真面目な顔をして言うシャムテイル。

 愛の巣の位置がわからない以上、ウォルファンに連れて行ってもらうしかない。そのため、村で相対した時にはウォルファンを倒さず、上手く誘導して巣を発見する方向へ持ち込むのだ。
「愛の巣に着いたら、ウォルファンは倒すなり気絶させるなりして、ラーヴァの対処に当たって欲しいですにゃん」
 ラーヴァを倒し、巣を破壊すれば、ウォルファンも連動して骸の海へ還るであろう。この作戦の最終目標はラーヴァの撃破と愛の巣の破壊となる。

●お持ち帰り大作戦
 で、最大の問題である『お持ち帰り』であるが。
「ウォルファンは子作りの番としての相手を探してますにゃん」
 そのため、ウォルファンに認めてもらう必要がある。その条件としては2つ。

 ひとつめは実力でウォルファンを倒すことだ。これは普段の猟兵たちの活動とほぼ同じであるが、ここで倒してしまうと巣に連れ帰ってもらえない。手加減など気絶あるいは死亡させない手段が必要となる。

 ふたつめは……。
「シンプルにウォルファンを気持ちよくさせることですにゃん」
 例えば、マッサージ(普通)とかマッサージ(意味深)とか。またウォルファンにとって高揚感は心地よさに通じるため、ドキドキさせるという手も使えるようだ。壁ドンとか。
「とにかく、ウォルファンに気に入ってもらうことが大事ですにゃん」

 そしてもうひとつ、あえて注意するとするならば。
 お持ち帰りしてもらうために、どちらの手段を取ったとしても、ウォルファンが気を失っていたり、死んでいてはダメだ、ということだ。

●全てが終われば日常に
 愛の巣の破壊まで終われば、猟兵たちは村まで戻ってきてほしい。
「村でゆっくり休憩してから、帰還といきますにゃ」
 この村にはキャッ鯖と呼ばれる魚が伝わっているらしい。近くの川や池から取れるそうだが……?
「せっかくなので、キャッ鯖祭りしちゃいますかにゃん?」
 そんな感じで楽しんでもらえたら幸いだ。

「というわけでよろしくお願いしますにゃ!!」


るちる
 はじめまして、あるいはこんにちは、るちるです。うっかりツイッターでえっちなリプレイとか言っちゃったもんだからフラグメント引き寄せてしまいました。あと傾国狐に誘惑されたので(こくり)。

 というわけで、このシナリオはほんのりえっちな感じで蕩けつつ、オブリビオンを撃退するシナリオとなっています。目的はオブリビオンを倒すことなので、間違えないでくださいねー。えっちはほどほどにってことです。
 第1章と第2章については、敵オブリビオンが誘惑してきます。乗るも良し、拒絶するも良し、です。また第2章については、巣の中になります。ここは常時『高揚、または発情を促し』『愛を育む』ための空間となっています。つまり、まぁ、そういうこともできるよ?
 第3章は打って変わって、ほのぼのコミカル劇場です。色んなことに想いを馳せて、キャッ鯖を楽しんでください。

 さて、ここで。私も18禁や官能小説が書きたいわけではないので、今回に限るルールを設けます。このルールはプレイング、ユーベルコード問わず、その内容について、上から順番に適用していきます。

●ルール1:以下に該当する場合は描写しません(場合によってはプレイングを流します)
 ・本番行為、または性別問わず秘部を直接晒しているシーンがある。
 ・物理的なダメージを与える、あるいは罠として使用する以外の用途での液体の使用(薬の服用は除きます)。
 例)○酸で攻撃する、水溜まりで足を滑らせる、媚薬を飲む。
  ×コップの水をぶっかける、服が溶ける液体を使用する。

●ルール2:以下の場合はお互いの合意がプレイングで確認できた場合のみ描写します
 ・ルール1に反しない愛撫。
 ・色んな行為の結果、絶頂する、あるいはさせる。
 ・脱がす。
 ・服の上、または着衣状態で相手の体を触る、弄る行為。
 ・相手と密着する(口づけ含む)。

 ここに記載のないものについては基本的には採用の方向です。壁ドンとか耳元で囁くとかスカートめくるとかしっぽもふもふするとか。

 ウォルファンやラーヴァに対しても同様の適用判定をしますが、こちらは合意が取れませんので。触ったり揉んだり、マッサージ的に気持ちよくする程度までとお考えください(ルール2の下2つが適用可の範囲です)

 それでは皆さんのプレイングをお待ちしています。
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第1章 集団戦 『ウォルファン』

POW   :    みんなでコウゲキだ!
【足の速い個体の攻撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【群れの集中攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    つかまえろー!
【高速移動】から【飛びかかり】を放ち、【抱きつき】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    わたしにマカせろ!
自身の【群れの目的の達成】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。

イラスト:たぢまよしかづ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●グリモア猟兵のひとりごと
 件の村でウォルファンを待ち構える猟兵たち。そこで出掛けにグリモア猟兵が言っていたことを思い出す。

 必勝パターンではないけれど、例えば。まずはウォルファンに先手を打たせてこちらはユーベルコードや技能でその攻撃を相殺、あるいは回避する。そうすればウォルファンに大きな隙を作ることができる。
 その隙を突いて、今度はこちらから仕掛けるのだ。それはもちろん、こっちの方が強いんだぞと示してみたり、あるいは気持ちよくなってもらったり、というお持ち帰り大作戦への布石だ。
 そして首尾よくお持ち帰りされる段になったら、ウォルファンに素直に従って欲しい。

 そんなわけでよろしくお願いしますにゃ。
大崎・玉恵
わしが理に干渉せし傾国こと大崎・玉恵じゃ。
情欲に流される獣か、これほど容易い相手もおらぬ。軽く手玉に取ってやろうかのう。

遭遇したら蠱惑的な笑みと共に【傾国の魔眼】を放ち動きを止める。魔眼の本質は【誘惑】じゃ、そのままに誘えばわしは魅力的なものに見えるじゃろうて。

「わらわが欲しいか?そうじゃ、獣らしく素直に求めるがよい。忘れ得ぬ一夜をくれてやろう」

飛び付かれたらそのままさらわれる。さらわれながら、奴の弱そうな部分……耳や尾、首筋その他をまさぐってひたすら【誘惑】してやろう。巣に帰る頃には蕩けているのではないかのう?



●傾国狐があらわれた
「わしが理に干渉せし傾国こと大崎・玉恵じゃ」
 誰に向かって言っているのかはさておき、大崎・玉恵(白面金毛・艶美空狐・f18343)は声高らかにのたまった。生き物のみならず、世の理(?)まで影響を及ぼす恐るべきもふもふ、じゃなかった、傾国狐である。
 さておき、この場に訪れたからには玉恵もまたこの事件を解決すべく、尽力する所存。遠くうっすら感じる気配はオブリビオン……おそらくはウォルファンのもの。
「情欲に流される獣か」
 グリモア猟兵から聞いた話を思い出し、玉恵がふむと息を吐く。
「これほど容易い相手もおらぬ」
 この場は自分の独壇場、と。玉恵はゆるりと歩き出した。

●真の傾国は眼から始まる
 いつものように村から番いを唆そうと村に忍び寄るウォルファンの前に。姿を現した玉恵は蠱惑的な笑みを浮かべる。
「軽く手玉に取ってやろうかのう」
 声と共に放たれるユーベルコード『傾国の魔眼』。魅了の視線がウォルファンを絡め取り、視線に込められた意思がウォルファンを蕩けさせる。
 ウォルファンとて無策で来たわけでは無く、単身という不利で以て身体の強化を図っていたのだが、玉恵の『傾国の魔眼』がその強化ごとねじ伏せた。

 ウォルファンの動きが止まる。そして、絡みついてくる視線の熱がウォルファンの身体を徐々に火照らせていく。すっ、と玉恵が手を差し出す。
「わらわが欲しいか?」
 直情的な誘惑ですら、ウォルファンにとっては魅力的なものに見えているようで。沸き上がってくる情動に逆らえず、ウォルファンが玉恵に飛び掛かる。それは攻撃では無く、まるでごちそうに飛び掛かる獣のごとく。
 そのまま玉恵を押し倒し、馬乗りになるウォルファン。はっ、はっ、はっ、と獣の荒い息が玉恵の首筋を舐める。
「そうじゃ、獣らしく素直に求めるがよい」
 ウォルファンの様子に、玉恵はますます笑みを深め。持てる誘惑の全てを次の一声と仕草に込める。
「忘れ得ぬ一夜をくれてやろう」
 それがウォルファンの最後の理性を吹っ飛ばした。がばっとウォルファンが玉恵の胸元に顔を埋める。生暖かい息と舌が玉恵の肌を舐めまわす。
 その行為には驚きもせず、玉恵はウォルファンの尾、首筋と敏感と思しき部位を撫で、耳元へ甘い吐息と声を吐きかける。ゆっくり、優しく、それでいて、ひたすらに、逃さぬ、惑わす誘い。
「まだまだ、こんなものではあるまい?」

 程無くして。玉恵という存在に蕩けたウォルファンは、彼女をさらって、巣へ駆け戻っていくのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

鈴木・志乃
多分
怒られる
バレたら死ぬ


でも行く(顔を引き攣らせながら)
だってオブリビオン案件なら仕方ないじゃないアハハ


抜け道使っていいかなっ?!
敵初手は【第六感武器受け】で回避した後
UC発動
全力の純愛攻撃いっけぇ!!
【精神攻撃、マヒ攻撃、催眠術、誘惑、封印を解く】
必要に応じて【優しく】手加減するよ

え、刺激強い?
脳みそ溶けそう?
……これ日常的に送ってる相手はしれっとしてるけどね
恍け顔だからよく分かんないけども
(UCに出来ている時点で普通ではない自覚がない)

ん、大丈夫? 立てる?【手をつなぐ】
顔赤いよ?(おでこぴとっと)
……睦言交わすのは別の場所でね
(【歌唱】イケボで耳元囁き)


……バレたら殺されるぅ!!



●志乃が恐れるものは何か?
 村に忍び寄ってくるウォルファンの気配を感じながら、鈴木・志乃(オレンジ・f12101)はふっと遠い空を見つめた。
(多分……)
 怒られる。
 というか、バレたら死ぬ。

 そんな想いを抱きながら志乃はここにいた。えっ、そんな決死の覚悟なの?
(だってオブリビオン案件なら仕方ないじゃない)
 アハハ、と笑う志乃の顔は全力で引き攣っていた。そう、仕方ない、オブリビオンが世界を壊そうとしているのだから! 決して志乃が来たいから来たわけじゃない……ないよね?
(……抜け道使おう)
 ちょっとだけ日和った志乃であった。

●光が伝える想いの熱
 『わたしにマカせろ!』と飛び掛かってきたウォルファン、その動きを第六感で察した志乃は光の鎖で受け止める。そのまま鎖で絡め取り、一瞬ウォルファンの自由を奪ったその瞬間に。ユーベルコード『I'm crazy for you!!』発動である。
(全力の純愛攻撃いっけぇ!!)
 と、志乃が突き出した手紙は『顔面発火どころか全身心臓化』という代物。ここから変化した『想いを伝える無数の光の鳩の群れ』がウォルファンを飲みこむ。
 様々な力を込めたジュンアイ・インパクト(鳩)に動きを止めるウォルファン。そして、目を蕩けさせた後、ウォルファンは膝から崩れ落ちる。
(え、刺激強い? 脳みそ溶けそう?)
 ウォルファンの様子に首を傾げる志乃。何故なら、このユーベルコードを日常的に送っている相手は『彼女視点では』しれっとしていたからなのだが。
(恍け顔だからよく分かんないけども)
 とも思うのだが、彼女的にはとっても普通な感覚なのである。えぇ、彼女的には。ユーベルコードになってる時点で普通なの? とは言わないお約束である。

 だが、このままではウォルファンが蕩け切って使い物にならなさそうだ。想いの強さを少し緩めてから、志乃はゆっくり近付き、ウォルファンの前に座りこむ。
「ん、大丈夫? 立てる?」
 と。自然に手を繋ぐ志乃。その刺激にウォルファンの身体がびくんっと跳ねる。ウォルファンの反応を見て、志乃は顔を近づける。
「顔、赤いよ?」
「ぁ……」
 ぴとっ、と。おでこをくっつける志乃。顔と声の近さに、ウォルファンの動悸がどっ、どっ、どっと激しくなっていったその時。
「……睦言交わすのは別の場所でね?」
 志乃の声が優しく囁く。それは耳朶を打つイケボで。

 このタイミングで、そんな声で囁かれたらさらわない方がおかしい。

 がばっと志乃を抱えて全速力で駆け戻っていくウォルファン。そのウォルファンの腕の中で。
(……バレたら殺されるぅ!!)
 志乃の心中は全く別の想いに支配されていたのでした。

成功 🔵​🔵​🔴​

久遠・翔
お持ち帰りって…嫌な予感しかしないんっすけど

ウォルファンが攻撃してきたのを見切り・第六感・残像などを使い回避
隙ができた瞬間マッサージ…可愛い女の子にそんな事できないっすから耳に息を吹きかけるぐらいっすかね?(勝手にUCが発動中)
何度も何度も繰り返して、こっちが上だってことを証明して…って、あれ?なんか逆に興奮状態になってないっすか?

何度目かの回避をすると、ウォルファンが体勢を崩し尖った柵に
咄嗟に抱きしめそれを回避しますが…腕をそれで負傷
痛みがあるが、相手に大丈夫っすか?と安否を気遣い、無事なら微笑んでよかったと言います(誘惑42とUC勝手に発動)

んむぅ!?(唇奪われ蹂躙されお持ち帰り案件に)



●迷子なのは性別だけだと思いたい
「お持ち帰りって…嫌な予感しかしないんっすけど」
 自分は男と主張する、見た目が女(これは呪いによるものだ)の久遠・翔(性別迷子・f00042)は遠い空を眺めながら言った。これまでの依頼とか思い出していたのだろうか。
 そんなメランコリーはウォルファンが許してくれず、例に漏れず『わたしにマカせろ!』って飛び掛かってきたのであった。

「くっ」
 ウォルファンの攻撃を第六感で察知してかわす翔。何度か繰り返すうちにウォルファンの動きを見切れるようになってきた。仕掛けるならここがチャンス。攻撃をかわして懐に潜り込み……!
(マッサージ……とかはできないっすから耳に息を吹きかけるぐらいっすかね?)
 女性に免疫が無い翔にマッサージ(意味深)とかできるわけもなく、そんな感じで日和ったわけだが。彼の体質(と書いてユーベルコードと読む)、『無自覚の魅了』がとてもイケなかった。
 何度か耳に息吹きかけを繰り返していたところ。
(これくらい仕掛ければ、こっちが上だってことを証明して……)
 耳まで口が接近している、つまりそれはいつでも喉元を噛み切れるということだ。それが何度も繰り返されたのであればその実力は。そんな勢いの翔であったが、距離を取って相対したウォルファンは。
「はーっ、はーっ、はーっ」
「あれ? なんか逆に興奮状態になってないっすか?」
 なんか想像と違った展開になってた。むしろウォルファンの足腰ががくがくしてて、目もハートマークに近いやつ。『無自覚の魅了』ってのはほんと。
 そしてついにふらふらっとよろめくウォルファン。倒れ込むその先には、尖った先端の柵があって。
「危ないっ」
 翔が咄嗟に駆け寄り、抱きとめる。勢いを受け止めきれず、自身の腕に柵がささったが。
「大丈夫っすか?」
 と確認した相手はどうやら無事のようで。100%の善意でもって微笑む翔は『無自覚の魅了』を発動している。
 結果。

「よかっ、んむぅ!?」
 飛び掛かられるようにしてウォルファンに唇を奪われる翔。そのまま押し倒される。馬乗りかつ完全発情状態になったウォルファンに剥かれる翔。
「ちょっ、まっ、あーっ?!」

 その後、ぐったりしてる翔を無事お持ち帰りしているウォルファンが目撃された。

大成功 🔵​🔵​🔵​

彩波・いちご
【恋華荘】で

「気持ちよくさせて、お持ち帰りされなければいけないんですよね…?」
注文も難しいですが、とりあえずアルテミスさんが盾になってくれているので、その隙にこちらから反撃?を
【異界の抱擁】での触手召喚です
普段は締め上げて倒してしまうやつですが、今回は手加減して、身体撫でまわしたり、愛撫的な感じで攻めるよう、うまく調整して制御しますね
「巻き込まれないでくださいねー?」
「って言ってる傍からぁっ?!」
あっという間にウォルファンだけでなく仲間の女の子も巻き込んで触手で絡み撫でまわし愛撫しというお約束に…
…まぁ、今回殺傷力ないので、しばらく我慢してもらいましょうか
そのまま触手での愛撫続けますね


アルテミス・カリスト
【恋華荘】
いちごさんは女の子

「村を襲うウォルファンたちは、この正義の騎士アルテミスが退治してあげます!」

と、背中の大剣に手をかけますが……
そういえば、今回は実力差を見せつけて、巣まで案内させないといけないのでした。

「ならば、この技でっ!」

【無敵城塞】を発動して敵の攻撃を完全にしのぎきり、
そこに反撃で大剣による峰打ちを叩き込んであげましょう。(なお、両刃大剣)

「って、きゃあっ!」

無敵城塞を発動した瞬間。
気がつけば、いちごさんが放った触手に絡み付かれてしまい……

「だ、だめですっ、いちごさんっ!」

身動きが取れない状態では、いちごさんのとらぶる属性と自分の騎士属性から逃れることはできないのでした。



●お約束ってこういう
「村を襲うウォルファンたちは、この正義の騎士アルテミスが退治してあげます!」
 背中に背負った大剣の柄に手をかけて。アルテミス・カリスト(正義の騎士・f02293)が声高らかに宣言する。
「気持ちよくさせて、お持ち帰りされなければいけないんですよね……?」
 のを制したのは同行者の彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)であった。
「そういえば、今回は実力差を見せつけて、巣まで案内させないといけないのでした」
 そう思い至って柄から手を離すアルテミス。注文も難しいが、なんとかなるはず?
 そんな【恋華荘】の二人の前に、ウォルファンが現れた。

「ならば、この技でっ!」
 ユーベルコード『無敵城塞』を発動してウォルファンたちの攻撃を受け止め続けるアルテミス。
(この隙に!)
 アルテミスの作ってくれた好機を逃さず、いちごがユーベルコード『異界の抱擁』を使って触手を召喚する。
(普段は締め上げて倒してしまうやつですが)
 え、本当? というのはさておき。今回は倒してしまうわけにはいかない。手加減を加え、身体を撫で回すように調整して放ついちご。
「巻き込まれないでくださいねー?」
 それはもちろん前に立っているアルテミスに向けてのものだ。
「って、きゃあっ!」
「って言ってる傍からぁっ?!」
 舌の根も乾かぬ内ってこういうのを言うんだと思う。何やらお約束の展開になっても触手は自分の仕事を忘れない。
 うにょうにょと蠢く触手が、ウォルファンたちはもちろんのこと、アルテミスにも絡みついていた。もちろん先にいちごが調整したように、全力で身体を撫で回している。
 心なしか、触手の動きが激しい、アルテミスの方だけ。粘液に濡れた触手の先端が鎧と肌の隙間へ潜り込む。にちゅ、ぐちゅっと粘った音を立ててアルテミスの白い肌の上を嬉々として這いずりまわる触手。
「だ、だめですっ、いちごさんっ!」
 見た目は女騎士(色んな意味で)なアルテミス。その性質は清楚にして潔白といっていいだろう。そんな彼女が男の前で肌をさらけ出そうものなら……あ、アルテミス的にはいちごは女の子なのでノーカンらしい。セーフ。……セーフ?

 とはいえ、目の前の状況をどうするか。
「……まぁ、今回殺傷力ないので、しばらく我慢してもらいましょうか」
 困ったいちごはとりあえず現状を維持することを決めた。いや、まぁウォルファンを責め落とさないといけないし、仕方ないよね。
「ぁっ、くっ、こ、ころ」
「しませんから! 味方ですからそれ!」
 触手の愛撫に蕩けてきたのか、意味不明な言葉を発しかけるアルテミス。いちごがきっちり押し留めて。

「は……ふ……」
「大丈夫ですか? ……ってえぇぇぇぇ!?」
 触手から解放された放心状態のアルテミスにいちごが近付いた、次の瞬間。今度はウォルファンの群れがいちごとアルテミスに殺到し。
 もみくちゃにされながら、巣に連行されるのでした。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

四王天・燦
人ならざる女の子が大好き…
妖狐の衝動が抑えられない!

「ハートを射止めるぜ」
銃を撃つ仕草をし、同世代のウォルファンに接近。
アタシを倒さなきゃ好き勝手させないと挑発

怪我はさせたくないので寝技重視。
抱きつき攻撃は大歓迎

抵抗が激しければ符術『魔封じの儀』の札をぺたり。
「女同士でも愛し合って血を混ぜれば、神様が子どもを授けてくれるよ」
耳元で息を吹きかけ、尻尾を撫でながら誘惑&催眠術

興奮してきたら唇を重ね生命力吸収で精気を頂くぜ。
「美味しい。アタシのも飲んでよ」
唇を噛んで出血しながら倒錯的な口付け。
ここらで催眠術解除…ちゃんとアタシに触れて欲しい

「一緒に群れを大きくしよう」とお持ち帰り希望。
身体を寄せるぜ



●妖花が戯れるごとく
「人ならざる女の子が大好き……」
 八重歯がキュートな、四王稲荷神社の次女で百合嗜好で胸は盛っている、四王天・燦(月夜の翼・f04448)は、そっと大切そうに、そして思いの丈を全力で、言葉として紡いだ。
「妖狐の衝動が抑えられない!」
 今日はたくさん食べていいんだよ? 燦は衝動のままにウォルファンへ突撃する。

 ウォルファンを燦の金色の瞳が捉える。
「ハートを射止めるぜ」
 手を銃の形にして、燦がウォルファンを挑発する。『アタシを倒さなきゃ好き勝手させない』と思い込ませるのが目的だ。かくして思惑通り、ウォルファンが突撃してきた。

 『つかまえろー!』と飛び掛かってきたウォルファンをそのままキャッチする燦。そして動きを封じられながら、ごろごろごろっと地面を転がり。
「んっふふ」
 何故かいつの間にか燦がマウントポジションの上に。ついでに額にお札をぺたり。ユーベルコード『魔封じの儀』、夢見の符である。
 ほんわか夢心地になったウォルファン、抵抗そのものもふわっふわになってきた。それを見て燦はゆっくりとウォルファンに覆いかぶさる。
「女同士でも、愛し合って血を混ぜれば……神様が子どもを授けてくれるよ」
 耳元で囁き、息を吹きかけ。びくんっ、と跳ねあがったウォルファンの腰の下に手を回し、しっぽの辺りを撫でまわす燦。手の動きは止めないままに、耳たぶを噛み、そこから、つっと舌で首筋から胸元をなぞる。顔を上げた燦が見たのは、荒い息を吐きながら顔を紅潮させているウォルファン。その様子がウォルファン自身もこの状況を受け入れていることを示していた。
 たまらない。その情動のままにウォルファンと唇を重ねる燦。
「んっ!?」
 びくん、びくん、とウォルファンの身体が跳ね上がる。その都度、燦に精気を吸われているのだ。しかし、それすらも燦の誘惑の一部。蕩けるウォルファンの口から零れる声が徐々に熱を帯びていく。
「美味しい。アタシのも飲んでよ」
 唇をはなして燦が告げるのはお願いのような命令。自身の唇を噛んで血を滴らせながら、もう一度口づけをかわす。その倒錯的な愛をウォルファンが飲みこむ。
「一緒に群れを大きくしよう」
 そう言って、燦はウォルファンの手を取る。『ちゃんとアタシに触れて欲しい』、その想いがウォルファンに獣の衝動を思い起こさせる。ウォルファンの手が燦の胸を、腰を掴み……。お互いに身体を寄せ合う二人。

 しばし身体を重ねた後。燦はウォルファンとともに巣への道を辿っていたのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ルトルファス・ルーテルガイト
(※アドリブ、PC絡み歓迎、ルール内での描写歓迎)
(POW)
…うっ…ラーヴァだと、あの面倒(?)な大精霊様か?
…しかし、精霊は心に忠実でもこんな暴走はしない筈、何かあったか?
…一度、お会いして確かめねば。

…とはいうが、どうやってこいつ等(ウォルファンの群れ)を制するか。
…オブリビオンでも無いなら、殺すに忍びないからな。
……人外?とは言え、堂々と女の胸や局部を触るのは忍びないが…愛撫責めと行くか。

…まず足の速い個体、こいつが先走る筈…【覚悟】を決めて【武器受け】でいなして隙を作る。
…その後、【選択UC】で「状態異常力(高揚系)」を付与して、1体ずつ確実に狙って体を弄りつつ相手してやるとしよう。



●知っているのかルトルファス?
「……うっ……ラーヴァだと……。あの面倒(?)な大精霊様か?」
 ルトルファス・ルーテルガイト(ブレード・オブ・スピリティア・f03888)は誰に話しかけるわけでもなく。しかし抑えきれない言葉が彼にそうさせたのであろう。だが気になることがある。
「……精霊は心に忠実でもこんな暴走はしない筈……何かあったか?」
 一度会って確認せねばなるまい。その思いがルトルファスをこの地へ赴かせたのだ。

●想いの前に現実が訪れる
 とはいうものの。いかにルトルファスが見た目通りの性格ではなかったとしても、今回のお持ち帰りミッションはハードルが高い。
(どうやってこいつ等を制するか)
 そんなルトルファスの目の前にはウォルファン。
(人外(?)とは言え、堂々と女の胸や局部を触るのは忍びないが……)
 それしか手が無いのです、仕方ないのです。

 『みんなでコウゲキだ!』と襲いかかってきたウォルファンたち。ルトルファスが目をつけるのはその初動、『足の速い個体の攻撃』。
(こいつを……いなす!)
 覚悟を決めて大剣を構え。目を細めながらその攻撃を見据えたルトルファスはウォルファンの攻撃を大剣で受け流す。ウォルファンの体が傾いで大きく隙が出来たその瞬間に叩き込むのは、ユーベルコード『トリニティ・エンハンス』で状態異常力を強化した大剣の一撃。
「ぁ……っ!?」
 小さく声をあげたウォルファン。どうやら魔力で強制的に気分を高揚させられているようだ。徐々に火照る、そして身体の奥底で燻るような感覚。そんな状態異常を1体ずつ確実に叩き込んでいくルトルファス。
「……さて」
 敵の人数が多い分、最初のウォルファンの放置時間が長いわけで。その間、焦らされていたウォルファンはぺたんと地面にへたりこんでいる。
「体を弄って相手してやるとしよう」
 そう言ってウォルファンにトドメ(?)を刺しにいくルトルファス。

 その直後からウォルファンの悲鳴(ただし嬉しそう)が上がり続け。
 無事、巣に連行されるルトルファスでありました。

成功 🔵​🔵​🔴​

クラウン・アンダーウッド
キャラ崩壊可・アドリブ 大歓迎

キャッ鯖につられてきたよ♪是非とも食べてみたいなぁ。
まずは、終わらせるものを終わらせなくちゃね。

[応援特化型人形]のオーケストラによる【楽器演奏】の【パフォーマンス】で音楽による演出をする。

UCを使用して[懐中時計]を量産して展開、周辺の【情報収集】【第六感】を行い敵の攻撃や弱点を掌握する。

掌握した情報を元に攻撃を回避。怪我をさせない程度に実力の差を見せつける。

相手を壁の前に立たせて、相手を縁取るように投げナイフを当てていく。



●道化師の興味
 周囲で猟兵たちがウォルファンと盛り上がっている(意味深)の中。クラウン・アンダーウッド(探求する道化師・f19033)の興味は別のところにあった。それは。
「キャッ鯖につられてきたよ♪ 是非とも食べてみたいなぁ」
 グリモア猟兵がぽろっと零した『キャッ鯖』の一言であった。とても耳聡い。好き。そんなわけで。
「まずは、終わらせるものを終わらせなくちゃね」
 とクラウンは足取りも軽やかに、ウォルファンへ向かう。

 そしてウォルファンと相対するクラウン。その周囲にはユーベルコード『錬成カミヤドリ』で複製した『懐中時計』が展開し、側には『応援特化型人形』が控えている。
「~~♪」
 クラウンの手が指揮者の如く振り上げられ。それを合図に人形たちが各々手にした楽器を演奏し始める。それはさながらオーケストラのごとく。
「くっ、がおー!」
 大演奏に一瞬怯んだウォルファンだが、クラウンを捕まえるべく飛びかかってくる。
「っと」
 懐中時計から常時得ている情報収集で以て、攻撃は読めたものの回避し損ねたクラウンは、ウォルファンに組みつかれ動きを封じられる。押し倒されるようにして、地面を転がり……しかし。
「ここかな?」
 そう言ってウォルファンを振り張ったクラウン。再び相対するも、ウォルファンの後ろには大きな一枚岩が。懐中時計を介して周囲を見ていたクラウンが、わざとここへ誘導したのだ。
「今度はこっちの番だ♪」
 そう言って取り出したのは数本の投げナイフ。ウォルファンがひと息吸う間に。ナイフがウォルファンの体に沿って、縁取るように突き刺さっていく。瞬く間の業に、ウォルファンの動きが止まる。それは本能的な恐怖。
「どうだい?」
 と。ナイフに囲まれ、身動きが取れないウォルファンの顎に手をかけるクラウン。

 強い者の子が欲しい。その本能に従ってウォルファンはクラウンを巣へ連れ帰るのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『愛欲の大精霊・『赤糸』のラーヴァ』

POW   :    きのうはとても『愛』しあってましたね
【小指に結んだ赤い糸で作った四角の面】を向けた対象に、【対象が過去に行った「愛」ある行為を映す事】でダメージを与える。命中率が高い。
SPD   :    末永く『愛』してあげてね♪
【少しでも他の誰かに対する好意的】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【繋げた二人を密着させる赤い糸】から、高命中力の【対象と、対象が意識する人を拘束する攻撃】を飛ばす。
WIZ   :    ラブ❤バースト
戦闘中に食べた【愛】の量と質に応じて【宙に浮かぶ❤の数と赤い糸の本数が増えて】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。

イラスト:葛飾ぱち

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ルトルファス・ルーテルガイトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●愛の巣にて
 ウォルファンたちが猟兵たちを連れ帰った先。そこは『『愛欲の大精霊・『赤糸』のラーヴァ』』が作った愛の巣。
 巣と言っても物理的に住処が形成されているわけではない。それは領域であり、ラーヴァが作った『愛(魔力)』が満ちる空間。
 この場では愛が強く、生き物へ作用する。例えば、見知らぬ異性同士がこの場で出会ったなら、すぐさまお互いを求めあい、その日のうちに子を成すであろう。

 では子を成すことが愛なのか? 子の成せない行為は愛ではないのか? そもそも愛の前に性別など必要だろうか? 愛とは形なのか? 行為なのか? それとも想いなのか?

 ここはそのような、様々な愛の定義と行為と想いが乱れ合う場所。ここで行われる全てのモノが肯定され、しかし定義されない場所。『誰かと愛し合う』、それだけがここでの正義。

「さぁ、『愛し合い』ましょう♪」
 愛の巣の中にラーヴァの声が響き渡る。その声を合図にして、巣の中の様子が一変する。
「あっ、はっ、んぅっ……」
「あんっ、あっ」
 それは嬌声であり、喜び。愛が芽生え、愛が育まれ、愛が暴走していく。

 猟兵たちの目的はラーヴァを倒すこと。彼女の元へ辿り着く必要がある。しかし、辿り着く前にこの空間の『愛(魔力)』に飲まれてしまえば……愛の奔流に流されてしまうのは必然。
 どのような選択を取るのかは猟兵たちの自由だ。それがきっと、愛に堕ちる行為だったとしても。

●シナリオ捕捉
 第1章と同じく、マスコメのルール1および2が適用されます。ラーヴァと出来ることも同様です。
 ウォルファンは基本的に登場しません。相手いなくて寂しいって人のみプレイングで指定してください(特例)。
 プレイングにはラーヴァに攻撃する意思を1行でもいいので入れておいてくださいね。
四王天・燦
一章のウォルファンと巣の『愛』に当てられ理性が壊れ発情

脱ぐことも忘れ、口付けで精気と血を混ぜ続ける。
赤い糸の拘束が祝福に感じ、唇が重なっていることが当然になる。
「キスで子供ができる…」
優しく腹部を撫で(撫でられたい)倒錯と幸せが加速する

ラーヴァが再び様子を見に来たら…不意に沸く疑問。
―これは本物の愛なのか?
「本当のこの娘に触れたい、愛されたい」
赤い糸に絡まったまま四王稲荷符を投げ、呪詛と精神攻撃を見舞う。
出会いをくれたことは感謝するよ

ラーヴァの魔力が和らいでも拒絶されなければウォルファンと『精気と魂を吸い尽くす接吻』を交わし己が内に取り込む。
(先客に嫉妬されるな…しばらく淫夢は避けられないぜ)



●溶ける、融ける、解ける……
「んぅっ、んふっ、ちゅ、ぁっ……」
 四王天・燦(月夜の翼・f04448)は腕の中に抱えたウォルファンを抱き寄せて口づけをかわす。重ねた唇の端から零れ落ちるのは精気と血が混じり合った唾液。つぅ、とそれが零れ落ちる。

 ウォルファンに連れられて愛の巣に侵入した燦はこれまでの行為と巣の『愛』に当てられて、発情していた。ラーヴァの放った『赤い糸』をかわすことなく、その効果により、燦とウォルファンは密着した状態で拘束され、しかし、それすらも祝福であると感じるほどに、燦の理性は崩壊している。
 繰り返し続けられる口づけ。
「ぁ……キスで、子供ができる……」
 優しく自分の腹部を撫でる燦。それは彼女が感じたモノであり、決して真実とは限らないが。少なくとも燦にとっては倒錯的で幸せな感情の象徴。
 その様子を見て、ラーヴァが再び赤い糸を放つ。祝福(呪い)の言葉と共に。
「『末永く『愛』してあげてね♪』」
 燦の蕩けた頭の中に響くラーヴァの声。燦は不意に疑問を抱く。
(……これは、『本物の愛』なのか?)
 それは単純に疑問。この行為はどういうものなのか、という。
「本当のこの娘に触れたい、愛されたい……」
 それが燦の欲望であり、『愛』であった。今、目の前でラーヴァの魔力に囚われているウォルファンは。『本当の彼女』だろうか?
 雷鳴がごとく、その結論に辿り着いた燦は四王稲荷符を投げつける。それはラーヴァに対する呪詛と精神攻撃。
「出会いをくれたことは感謝するよ」
 覚醒した燦は符に焼かれるラーヴァにそう言い放つのであった。

 しかし、ラーヴァの魔力はいまだ健在。燦の『本当のこの娘に触れたい』という願いは、ラーヴァの弱体を待つより他ないようだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

久遠・翔
はぁはぁ…な、なんとかウォルファンから逃げれたっすけど…色々やばかったっす(服は着崩れ、至る所にキスマークが)

なんで急に発情したんっすかねあれ?(UCの影響だが本人無自覚)

って、なんか周囲が見ちゃいけない感じに!?(真っ赤になりながら)
…でも、なんで俺無事なの?(UCが愛(魔力)を魅了して動けなくしている)

って、ラーヴァがいた…あっ、可愛い(なんぞ糸が絡みつき)
えっ!?なにこれ!?(ラーヴァと共に拘束され)
ちょっ、色々当たっているっす!?(真っ赤になって暴れるがUCの影響でラーヴァにしがみつかれ色々され、器用に服を脱がされ食べられます)

な、なんでこんな目に…(相手は行為により体力を消耗します)



●何か『持っている』者
「はぁはぁ……な、なんとかウォルファンから逃げれたっすけど……色々やばかったっす」
 ラーヴァの愛の巣に足を踏み入れた久遠・翔(性別迷子・f00042)。服は着崩れ、至る所にキスマークがついている状況で、これこのまま戦闘できるのかって感じだけど、とりあえず無事である、たぶん。
「なんで急に発情したんっすかねあれ?」
 無自覚って怖いね。

 それはさておき、黒幕の本拠地に到達できたわけで。翔は周囲を見渡してみる。
「って、なんか見ちゃいけない感じに!?」
 本人は無自覚に周囲を惹きつけるが、本人に異性耐性はない。なお、見た目は女だが、本来は男である。とっても複雑な翔であるが、今一番ダメージを受けているのは中身の男部分。顔を真っ赤にしながら駆け抜ける。
「……でも、なんで俺無事なの?」
 ユーベルコード『無自覚の魅了』が周囲の愛(魔力)を相殺しているようだが、これもまた無自覚らしい。

 そんなわけで無事ラーヴァの元まで辿り着いた翔。
「あっ、可愛い」
 うっかり本音が零れたものだから、ラーヴァは嬉々として赤い糸を翔に放つ。
「えっ!?」
 絡みつく赤い糸。
「なにこれ!?」
 ぐいーっとそのまま引っ張られる翔。実はユーベルコード『無自覚の魅了』が既に作用して、ラーヴァは魅了状態。目がハートマークなラーヴァが獲物を捕らえたなら、次にやることは。
「ちょっ、色々当たっているっす!?」
 ラーヴァにしがみつかれ拘束(?)される翔。抜け出そうと暴れるも愛の力の方が強いっぽい。そして器用に服を脱がされ……ラーヴァが愛を食らう。食べた愛の量だけ、その戦闘力を増すラーヴァ。ちなみに今この場における戦闘力とは。
「な、なんでこんな目に……」
 がくっと崩れ落ちる翔。何があったのかは想像にお任せしましょう。

大成功 🔵​🔵​🔵​

大崎・玉恵
見た目からなんとも分かりやすい欲求不満女じゃのう。獣は面白い故からかってやったが、この手合いは面倒な予感がするのう。適当にあしらってやるとしよう。

……他人の営みを見ることができるじゃと?よもや、わしが終生忘れ得ぬであろうあの者との関係を……?
(映した場合、「皇子様……♥」現在からは想像もできぬような甘ーい声で高貴な身分とおぼしき若い男性に甘える玉恵が映ります。とても酷い別れ方をした人のためトラウマで玉恵に大ダメージ)

……気が変わった。お主は惨たらしく燃えよ。火具土のように大事な部分を燃やしてやろうかのう?
お主に繋がる糸を全て燃やして蝋燭にでもなってみるか?
(映された場合、勿論激おこになります)



●燃え盛る炎
 仲間の猟兵が『食べられる』光景を目撃して。
「見た目からなんとも分かりやすい欲求不満女じゃのう」
 大崎・玉恵(白面金毛・艶美空狐・f18343)の、ラーヴァを見た感想である。それがあっているかどうかはさておいて。玉恵の本能に走る予感。先のウォルファンは『面白いからからかった』のであるが。
「この手合いは面倒な予感がするのう。適当にあしらってやるとしよう」
 そんな感じでラーヴァの元へ赴く玉恵であったが、この後とんでもないことになる。

 ラーヴァを相対した玉恵はその周囲に目を向ける。ラーヴァの行為、それは。
「……他人の営みを見ることができるじゃと?」
 愛を映し、食む。それがラーヴァの力。先に感じた予感の正体に思い当り、玉恵は思わず言葉を零す。
「よもや、わしが終生忘れ得ぬであろうあの者との関係を……?」
「それがお望み?」
 口に出さなければよかったのに。
 ラーヴァが玉恵に向けた赤い糸で作った四角い面。そこに映し出されるのは。
「皇子様……?」
 今、目の前にいる玉恵からは想像できない甘ーい声。身なりも宮中と思しき姿で甘える相手はこちらも高貴な身分とおぼしき若い男性。それはまさしく『『愛』ある行為』。
「なっ……!?」
 絶句する玉恵。それは玉恵の過去にして、トラウマでもあった。
「んふっ♪」
 固まっている玉恵をよそに、映し出された愛を食べて、ラーヴァの戦闘力が増加する。
「それじゃ、改めて盛り……」
「……気が変わった」
 ラーヴァの言葉を遮り、ゆらり、と。ゆっくり、しかし力を纏った手のひらを、玉恵はラーヴァに向ける。
「お主は惨たらしく燃えよ」
 直後、ラーヴァの周囲に出現する狐火。それがかわす間も与えず、ラーヴァを、赤い糸を、ハートを燃やす。ユーベルコード『式陣・朱天照』。
「火具土のように大事な部分を燃やしてやろうかのう? お主に繋がる糸を全て燃やして蝋燭にでもなってみるか?」
 普段の人を食ったような笑みから一転、その表情は烈火のごとく怒りを放つ荒御魂。玉恵の逆鱗に触れたラーヴァはその怒りを自身の身で知ったのである。

成功 🔵​🔵​🔴​

クラウン・アンダーウッド
アドリブ・連携 歓迎
《真の姿》顔の左側が崩れ落ち、激しく燃える地獄の炎が顔を出し、両手のガントレットが炎に包まれている。
唯唯、相手をぐちゃぐちゃにしたい欲求に支配される。

ここは愛の巣だというならば。ならば今だけはキミを愛そう。そう、敵(キミ)がいなくちゃボクは満たされないのだからねぇ。

応援特化型人形楽団を展開、演奏による舞台演出を行い。敵・味方を鼓舞する。

懐中時計の【情報収集】【第六感】で相手の弱点や攻撃方向を掌握して、ガントレットで【怪力】【鎧砕き】をもってひたすら殴る。

締めは、相手を抱き締めるようにガントレットの【怪力】で拘束して、UCを使用して盛大に炙る。それはまるで愛のような激しさで。



●愛とは激しさ
 クラウン・アンダーウッド(探求する道化師・f19033)がラーヴァの愛の巣へ足を踏み入れる。
「ここが『愛の巣』だというならば」
 真の姿を顕したクラウン。顔の左側が崩れ落ち、激しく燃える地獄の炎がその姿を惜しみなく晒す。それに触発されたかのように、白磁のような白いガントレットが今は炎に包まれている。
「ならば今だけはキミを愛そう」
 言葉の表現とは裏腹に。クラウンを支配しているのは、『唯唯、相手をぐちゃぐちゃにしたい欲求』。

 ――そう、敵(キミ)がいなくちゃボクは満たされないのだからねぇ。

 クラウンの姿を認めたラーヴァがユーベルコードを放つ。それは赤い糸が作った四角の面にクラウンの過去、『愛』ある行為を映すもの。
「っ?!」
 それはクラウンの肉体に訴えかけ、物理的なダメージに変換される。頭がこん棒で殴られたように弾け飛ぶ。つぅ、っとこめかみを流れ出る血はクラウンに確実なダメージを与えていることを証明していたが。
「ふ、ふふ、ふふふ……」
 今のクラウンの高揚を、猟奇的な思考を。止めることなどできず。

 すぐさまクラウンが腕を振るう。クラウンの指揮で道化の姿をした応援特化型人形たちが楽団を開く。それぞれ手にした楽器を奏で、演奏するのは周囲の全てを鼓舞する音。
 その音を聴きながら、クラウンは手にした懐中時計に意識を集中して。ラーヴァを捉える。
「さぁ、盛り上がっていこうじゃないか♪」
 燃え盛るガントレットがラーヴァを殴り飛ばす。
「なんなのー?!」
 逃げようとしたラーヴァの先に回り込み、さらに一撃を加えるクラウン。
「フィナーレといこう」
 ラーヴァを迎えるように両手を広げるクラウン。既に切りつけてあった傷口から吹き上がる炎。ユーベルコード『ブレイズフレイム』。クラウンの体から噴き出た炎がラーヴァを抱きしめる。
 それはまるで激しい愛の抱擁のごとく。

成功 🔵​🔵​🔴​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
【ソロ希望・SPD】
愛欲の精霊だなんて最高ね♪
身も心も蕩けるまで愛し合いましょ❤

服を脱ぎ捨てて下着だけの姿になり
加速した『シーブズ・ギャンビット』の【2回攻撃】で
ラーヴァの翼を貫き【呪詛】を流し込むわ。
これで飛んで逃げる事はできない

私は人間や猟兵に興味ないから
この場でラーヴァ以外に好意は抱かないけど
一応、赤い糸は【属性攻撃】の炎で焼き払うわ

逆に 包帯の【ロープワーク】【早業】で
私とラーヴァの体を縛って密着。
もう離さないわ♪

ラーヴァから与えられる快楽には【気合い】で耐え
雷の【属性攻撃】を纏わせた指で 敏感な所を弄び
濃厚なキスで【生命力吸収】

もっと、もっと欲しいのっ❤
貴女の全部っ❤ 私に頂戴っ❤❤



●愛欲の意味
 ラーヴァの話を聞きつけて、愛の巣まで駆けつけたドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)は思いの丈を言葉にして零す。
「愛欲の精霊だなんて最高ね♪ 身も心も蕩けるまで愛し合いましょ」
 ドゥルールの目的はただ一つ。ラーヴァの全てを得ること。

 ラーヴァの存在を見つけたドゥルールは服を脱ぎ捨て下着だけの姿になる。これからのコトには邪魔だと言わんばかりに。そして。
「貴女を、ちょうだいっ」
 素早く2回動いたドゥルールのユーベルコード『シーブズ・ギャンビット』がラーヴァの左右の翼をそれぞれ貫き、呪詛を流し込む。呪いに蝕まれた翼はその動きを止め。
「これで飛んで逃げる事はできない」
 と言いながら近付いてくるドゥルールに対して、ラーヴァは赤い糸を放つ。それは読んでいた、とドゥルールの放った炎が赤い糸を燃やし尽くした。
「もう離さないわ♪」
 逆に今度はドゥルールが仕掛ける。自分の包帯を使ったロープワークで素早く自身の体とラーヴァの体を縛りあげて密着させる。
 その状態から雷を纏わせた指先でラーヴァの背中をなぞる。翼の付け根、敏感な場所を弄び。
「んっ?!」
 ラーヴァの意識が背中に向いたところで、ドゥルールが唇を奪う。濃厚なキスで吸い上げるのはラーヴァの生命力。
「んむぅぅぅぅぅっ?!」
 絶叫のようなラーヴァの悲鳴。それでもドゥルールは生命力吸収をやめない。
「ん、はぁっ」
「……ぁ、はぁっ、はぁっ」
 息継ぎをするために一度口を離すドゥルール。その表情はラーヴァと交れたことによる恍惚で蕩けている。一方、ラーヴァは空気を求めて荒い息を繰り返していて。
「もっと、もっと欲しいのっ! 貴女の全部っ! 私に頂戴っ!!」
「絶対イヤよ!」
「っ?!」
 愛欲のまま叫んだドゥルールに、ラーヴァが頭突きをかます。それは明確な拒絶。突然すぎる想定外のリアクションに、ドゥルールが面食らう。

 ドゥルールにとって計算違いだったのは『愛欲』の定義がラーヴァと異なっていたこと。精霊であるラーヴァにとって愛とは『物理的に食べる食事』であり、それは自分以外の誰かが育んだモノ。決して『自分と誰かが交わる』ことではない。

 ドゥルールが怯んだその隙にラーヴァが拘束から抜け出す。そのまま自分の脚で一心不乱に。ラーヴァは一方的な愛から離脱した。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

彩波・いちご
アルテミスさんと引き続き

…正直、この環境だとオチが見えた気がしますが
「アルテミスさん、魔力に飲み込まれないでください、ね…って言ってる傍からぁ?!」
最後まで言う暇もなく、愛に狂った彼女に押し倒されます

ラーヴァにたどり着いて戦わなければと意識を保とうと、彼女を引き剥がそうとするのですが、引き剥がそうとする手は胸を思いっきり掴んでて柔らかかったり…
「んむっ…」
唇奪われたりして逃げられないんですけどー…
……このままだと私も愛に飲まれて溺れちゃいそうです…

いけません!さすがに力ではかなわないので、仕方ないです【異界の抱擁】の触手出してます
アルテミスさん引き剥がしつつ、触手でラーヴァも攻撃しますよっ


アルテミス・カリスト
いちごさんと一緒
いちごさんは女の子

「ここが敵の親玉の巣ですね!
この正義の騎士アルテミスが退治してあげます!」(攻撃する意思)

ですが、空間に満ちる魔力が影響したのか、いちごさんがとても魅力的に見えてふらふらと引き寄せられてしまいます。

「こ、これが愛ですかっ!?
ですが騎士として女の子同士でそんなことはっ!」

その時天啓のように聞こえる声。
そう、今日の私は愛の騎士!
それならば愛のために全てを捧げてもおかしくありません。
いえ、むしろそうすべき!
いちごさんに胸を揉まれたり口付けしたりしますがこれも愛の騎士の務めですっ!

そのまま愛に飲まれそうになりますが、いちごさんの触手に引き剥がされ巻き込まれるのでした。



●愛は花でなくとも育まれる
 翼を負傷し、思うように身動きが取れないラーヴァの前に、立ち塞がる猟兵が二人。彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)とアルテミス・カリスト(正義の騎士・f02293)である。
「この正義の騎士アルテミスが退治してあげます!」
 攻撃する意思を見せて、大剣を構えるアルテミス。そんな凛々しさを見つめながら、いちごは不安に駆られていた。
(……正直、この環境だとオチが見えた気がしますが)
 いやいや、そんな簡単に、そんな展開になるわけが……。
「アルテミスさん、魔力に飲み込まれないでください「いちご、さん……♪」ね……って言ってる傍からぁ?!」
 なってた。ばっちり愛に狂ったアルテミスに押し倒されてた。

 そんなわけでアルテミスは『愛(魔力)』に囚われてしまったのだ!
(いちごさんが、とても魅力的に見えます……!)
 それこそ吸い込まれるように。いちごの上に乗って、いちごを覗き込むアルテミス。
「こ、これが愛ですかっ!? で、ですが騎士として女の子同士でそんなことはっ!」
 吸い込まれそうな愛の力に、首をぶんぶん振って抵抗するアルテミス。そう、女騎士である自分がいちご(女の子)とそんな関係になるわけにはいかない!(アルテミス談)
 普段であれば、それで誘惑というか心のそわそわを解決できたであろう。しかしここは『愛の巣』であった。
「……っ!」
 突如聞こえてくる声。それは天啓のごとき幻聴(?)。

 ――そう、今日の私は愛の騎士。
 ――それならば愛のために全てを捧げてもおかしくありません。

「いえ、むしろそうすべき!」
「ダメですよ!?」
 心の中で葛藤してたつもりのアルテミス、全部声に漏れてた。唐突に始まった独白の結論にいちごもびっくりである。
「これも愛の騎士の務めですっ!」
 マウントを取った状態からいちごに襲い掛かるアルテミス。対して、いちごは必死にアルテミスを押し留めようと手を伸ばす。そう、ラーヴァと戦うためにはこんなところで流されている場合ではない。
「ちょ、アルテミスさん、ダメです……って、ぇぇぇ?!」
 ふにょん、と柔らかい感触がいちごの手に伝わる。この状態で柔らかいところっていったら、胸しかないわけで。動揺した隙をついてアルテミスがいちごの抵抗を突破する。
「んぅっ?!」
「んっ、ちゅ、あむっ」
 唇を奪われている状態で身動きが取れなくなるいちご。愛(魔力)でますます激しくなるアルテミス。
「よくわかりませんが、えーい」
 自分に被害がこないと思ったのだろう、ラーヴァがこのタイミングで介入してきた。いちごとアルテミスを密着させて拘束する赤い糸である。この上にさらに被せるように。
(ちょっとー?! 逃げられないんですけどー!)
 キスした状態で身体を密着させて赤い糸でぐるぐる巻きされたいちごとアルテミス。もう完全に逃れられない状態である。そして。
(……このままだと私も愛に飲まれて溺れちゃいそうですぅ……)
 アルテミスとのキスは思いのほか気持ちよくて。アルテミスも徐々に興奮してきているのか、体と体の間に挟まっている手がいちごの体を弄る。少しずつ蕩けるいちごの意識。いちごの手が再びアルテミスの胸に触れる。先ほどと同じようで、まったく違う柔らかさ。いちごの手がアルテミスの乳房を優しく掴む。
「あ、んっ」
「んむっ…」
 わずかに離れた口から洩れる吐息。今度はいちごからアルテミスへ唇を重ねる。
「んっ、ちゅ……」
 二人の間にあるのは命を育むものではないとしても、明確な好意を示すもの。それはすなわち、この場における『愛』。
「はー、美味しい。翼も回復したみたいね」
 図らずもその『愛』を食べて、ラーヴァが復活。周囲に浮くハートの数と赤い糸の本数も増えて、戦闘力もばっちり強化された状態である。その声を聞いていちごの意識がはっとする。
(これは……マズイのでは?)
 ラーヴァが好戦的ではないとはいえ、このまま愛を食べられ続けるとラーヴァが手に負えなくなるのは必至。命の危険はないかもしれないが、猟兵たちの目的はラーヴァを倒すことなのだから。
(いけません!)
 いまだアルテミスとの密着状態からは逃げられないが、意識だけは覚醒して。対策を考えるいちご。
(……さすがに力ではかなわないので、仕方ないです)
 即座にユーベルコード『異界の抱擁』で触手を召喚する。普段であれば敵のみに襲い掛かるものだが。
「んっ、ぷはぁっ!」
 アルテミスにも巻きつかせて、赤い糸を引きちぎりながら強引に引き剥がす。いちごの口が解放され、やっと空気を吸える状態になった。間髪入れず意識を向ける先はラーヴァ。
「そこまでです!」
 残った触手をラーヴァに向けて放ついちご。これ以上の愛の食事はさせない、と触手で以て攻撃を仕掛ける。
「……はっ! 私は、いったい……」
 触手に巻きつかれながらもようやく正気に戻ったアルテミス。いちごの姿を見て、彼女もまた臨戦態勢に戻るのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ルトルファス・ルーテルガイト
※アドリブ可、他PC絡み歓迎、ラスト希望
(WIZ)
…何してるんですか、ラーヴァ様
…騒動を起こして、オブリビオン化までして
…後で愚痴聞きます故、この場は大人しくしてください
(武器は全て置いていく)

・ラーヴァ様にしか意識を向けない⇒ラーヴァ様と密着
・【選択UC】で霊力強化⇒好意的な印象
・霊力高めた手で、羽の付け根や服越しの胸にマッサージ(意味深)して、戦意喪失させる

…で、『愛が欲しいのなら、一緒に来ませんか?』
…とか言って、その気になったラーヴァ様と契約すれば…後は俺が制御出来る筈。

…幾ら何でも、精霊を殺す等…精霊術師の本意じゃないから。


…契約方法?
…えぇ、【愛と誓いのキス】ですが…何か?(睨み)


鈴木・志乃
耳朶を打つ嬌声に情欲で掻き乱される
愛欲の感情が分からないから半分興味本位で来たけど
知り合いの少し倒錯的なシーンを思い出して
血迷いかける、が

今愛すのは一人だけ
たとえ世界を敵に回しても
全てを滅ぼし尽くしても

自分に催眠術で
大切な記憶と手をつなぐ
破魔、呪詛耐性のオーラ防御張って
出来れば猟兵達の一番最後に突入

だってお楽しみに来た人もいるだろうに
コレは酷いでしょ?

精神攻撃
秘匿UC発動
さあさ、取り去りましょうその愛を
消し去りましょう紛い物なのだから
たった一つの想いの為なら
私の人格(世界への愛)すら差し出しましょうとも

たとえ惑わされようとも
この心を満たすのはただ一人
……さ、帰って手紙書かなきゃね



●たとえ消えることになろうとも
 少し前に入っていった一人の男の猟兵を見送って。ここに訪れる猟兵が自分が最後と確認した後。鈴木・志乃(ツインクル・f12101)は愛の巣に足を踏み入れる。
 中は既に愛の狂騒が支配していて。耳朶を打つ嬌声に情欲で掻き乱される志乃。
(半分興味本位で来たけど)
 愛欲の感情が分からないから。そんな思い付きで訪れるには『ここ』は刺激的すぎて。思わず知り合いの、少し倒錯的なシーンを思い出して。
「……っ」
 血迷いかけた自分を志乃はなんとか制する。

 ――今、愛すのは一人だけ。
 ――たとえ世界を敵に回しても……全てを滅ぼし尽くしても……。

 それは暗示のような、それでいて強い想い。自身に問いかけ、大切な記憶と手を繋いで、志乃は意識をしっかりと保つ。破魔と呪詛耐性を纏わせたオーラを張り巡らせて防御とし、志乃は巣の中を進む。

 きっと、軽い気持ちで『お楽しみに来た人』もいるだろう。であるならば。
(コレは酷いでしょ?)
 周囲を見渡して、志乃は決意する。

 ――秘匿ユーベルコード、発動。

 直後、志乃の体が光に変ずる。それはただの変身ではなく、代償を払っての強化。
 ラーヴァの姿を認め、志乃はその力を振るう。
「さあさ、取り去りましょうその愛を」
 志乃の声がラーヴァの体に響き、その精神を揺さぶる。
「消し去りましょう紛い物なのだから」
 振るった腕から生じた衝撃波がラーヴァをなぎ払う。

(たった一つの想いの為なら、『私の人格(世界への愛)』すら差し出しましょうとも)

 強き決意の行動がラーヴァを追いつめていく。あと一撃、それで以て、おそらくラーヴァの存在が消滅する。
「これにて終幕……」
「……何してるんですか、ラーヴァ様」
 志乃のユーベルコードがラーヴァの存在意義を消し去るその寸前、ラーヴァの運命が変わった。

●精霊術師の想い
 声の主は、ルトルファス・ルーテルガイト(ブレード・オブ・スピリティア・f03888)。精霊術に通じ、この場で唯一『元よりラーヴァと縁あった者』。その縁を感じ取った志乃は自身のユーベルコードを解除し、この場を見守ることにする。
「……騒動を起こして、オブリビオン化までして」
「……そ、それは……」
 ルトルファスがゆっくりと歩み寄る。ラーヴァとしては不思議な感覚だ。敵対している猟兵に、身近に感じる者がいるのだから。
「……後で愚痴聞きます故、この場は大人しくしてください」
「……う」
 ルトルファスのみが知るラーヴァの過去やその動機がある。しかしそれは今重要では無く。志乃に追い詰められていたラーヴァも逆らうのは得策ではないと判断したのか、その場に座り込む。

「……」
 嘆息ひとつ、ルトルファスはユーベルコード『精霊同調』を用いて霊力を高めた手をかざす。そして。
「あんっ」
 ルトルファスがおもむろにラーヴァの体を触る。片方の手は羽根の付け根の敏感な部分を、もう片方の手は服の上から胸を。ゆっくり、やさしく、マッサージ(意味深)していくルトルファス。
 それによって少しずつほぐれていく凝りと敵意。ラーヴァの敵意が緩んだところへ、ルトルファスが問いかける。
「……ラーヴァ様。……愛が欲しいのなら、一緒に来ませんか?」
「……なっ?!」
 沈黙を守っていた志乃が思わず声をあげる。それはグリモア猟兵から託された目的に反すること。しかし、ルトルファスはそうではないと首を振る。

 ルトルファスの精霊術師の力、そして元より縁ある身、さらにラーヴァがその気になって、という条件が揃えば。
「……契約すれば……後は俺が制御出来る筈」
 そしてラーヴァの力を制御出来たなら、後はこの事態の解決を図ればいい。愛の巣を破壊し、ラーヴァも完全に力として制御できるのであれば……結果的には相違ない、と。
「……幾ら何でも、精霊を殺す等……精霊術師の本意じゃないから」
 ルトルファスの想いを聞いて、志乃も一度引き下がる。彼の言う通りの展開になれば、確かに問題は無いのだから。

「……で、どうなんですか?」
「(こくこく)」
 ルトルファスの問いかけに即答するラーヴァ。きっと志乃に死(消滅)の直前まで追い詰められていたからだろう。それが無ければ、この場は成り立たなかったかもしれない。
 とにかくラーヴァはルトルファスの申し出に応じる気になっている。
「ちなみに契約方法とかって……?」
「……えぇ、『愛と誓いのキス』ですが……何か?」
「な、何でも、ありません……」
 ルトルファスに睨まれて縮こまるラーヴァ。

 ラーヴァを抱きかかえたルトルファスがゆっくりと顔を近づけていき。
 口づけによる契約が成された直後、『愛の巣』が消滅した。

●愛の形
 全ての経緯を見守って。志乃は微笑を浮かべる。
(たとえ惑わされようとも、この心を満たすのはただ一人)
 そんな想いで以て、この場の偽りを、自身の犠牲を払ってでも消し去ろうとしていた志乃。そんな志乃の目の前で交わされたルトルファスとラーヴァの誓いは、決して偽りなどでは無く。世界を壊すオブリビオンが、未来を作る猟兵の力と変化した瞬間。
「……さ、帰って手紙書かなきゃね」
 そう言って志乃は帰路につく。再び、あの日常に戻るために。

 愛に形はないけれど。愛に正誤もないのかもしれないけれど。
 ここで各々の猟兵が感じた愛はどのようなものだったのだろうか? それがあなただけの愛の形。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『キャッ鯖の卵』

POW   :    キャッ鯖を獲るぞ!

SPD   :    キャッ鯖卵を使ったレシピを考えるぞ!

WIZ   :    キャッ鯖卵ドリンクを楽しむぞ!

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●取り戻した平和にキャッ鯖あらわる?
 ウォルファン、そしてラーヴァ。村を襲っていたオブリビオンを倒し、平和を取り戻した猟兵たち。村ではグリモア猟兵が既に休憩の手配をしており、戦いの疲れをゆっくり癒してほしい。

 ところで『キャッ鯖』って?
 それはこの村の近くで獲れるお魚のことである。お魚なのである。
 ただ、残念なことにキャッ鯖の身は食べられない。ならば、なぜこの魚が村で重宝されているのか。
 それはその卵だ。キャッ鯖の卵を食べるのである。

 その卵はまーるくカラフルで、しかも食べると、もちっとしていて、ほんのり甘い。この村ではこの卵を飲み物に入れて楽しむ習慣があるという。

「こちらにキャッ鯖の卵を用意しました」
 村人が猟兵たちに伝えてくる。この卵をどうやって食べるかは猟兵たちの自由だ。
 また、もっと新鮮な卵が欲しいなら、近くの川で獲れるらしい。

 そんなわけでキャッ鯖の卵祭りなのである!
ルトルファス・ルーテルガイト
(アドリブ・絡み歓迎)
…ラーヴァ様と一緒に謝罪に回る。
…大精霊が迷惑かけた等、精霊術師として肩見せまいので。

『誰も私を敬ってくれないから、敬える様に愛を与えたかっただけなのに…』

…言い訳するラーヴァ様の頭を下げて、猟兵と被害者に謝る。
これで許してもらえるとは思えないが、何もしないよりは。

…その後は、機嫌悪いラーヴァ様にキャッ鯖卵ドリンク愛味
(「…いや何だよ『愛』味って?」⇒いちご風味の甘酸っぱい系)
を飲ませてご機嫌直し

『あっ、愛を育む人発見!私にもその愛を頂戴♪』

…勝手しがちなラーヴァ様を引っ張り(引っ張られ)
暫くは取り戻った平穏を満喫する。

…いろんな意味で疲れた、いやこれから大変だな…うん。


鈴木・志乃
(カリカリ)

拝啓    様

どうもこんにちは 私は今日も元気です
最近本当暑いですね 神様は蒸発する許可を下さらないようです
こんな暑い中まだ──とか訳の分からぬことを(以下略)

今A&Wでキャッ鯖なるものをミルクティーに入れて飲んでます
魚の卵なのにもちもちしてて甘くてね
村ではこれを飲物に入れて楽しむんだそうです
初めて飲んだんですけど、結構美味しかったですよ……と

あ、お姉さんおかわりくださーい!
これすーごいおいしーですねー!
こんな魚が取れるなんていいなあこの村

ね、ね、この村の一番のキャッ鯖料理
オススメどれですか?
もしくはお店でもいーよ食べてみたい!

活気がある所っていいよねえ
皆の想いが溢れてて、さ!


久遠・翔
ふむ…卵だけで身の方は放置…それはもったいないと思うっす
卵の方はすでに名産ならば俺は身の方をなんとかしますか

身をいろんな方法で調理します
刺身・煮つけ・天ぷら・つみれ・ソテー・オイル煮と試している間に身を干して干物や鰹節ならぬ鯖節になるようにしてみます

何でこんな事するかって?そりゃあ卵だけで身の方はいらないなんてもったいないからっすよ
それに名産が増えれば村としてもいい収入減が増えるって事じゃないっすか

UCの中にいる使役獣(何故か女性体ばかり)にも手伝ってもらいいくつも作っておくっす
もしおいしいのが出来上がれば村の人達に作り方を教えて何時でも作れるようにします

あ、当然卵の調理法も調査するっすよ?


大崎・玉恵
魚の卵とくれば醤油に白米が定番じゃが、そうは食わぬのか?
(村人が持ってきたのを一口食べ)
なるほど、練り菓子に近い食感じゃな。甘味も菓子のようじゃ。白米のお供ではなさそうじゃのう。

椰子の実を用意せよ、なければ似たもので構わぬ。それに果物、動物の乳じゃ。
椰子の実の胚、脂肪分を椰子果汁と合わせて煮出す。
…火がない?あるぞ(【式陣・朱天照】)
不純物は目の粗い布で濾すのじゃ。濾したものに刻んでおいた果物……何種類かある方がよいな。
果汁まで加えて甘味を加え、動物の乳と合わせまた煮る。強火にしすぎないのがコツじゃ。

これを魚卵をとった器にあけ、粗熱がとれたら薄荷の葉を飾り完成じゃ。
ほれ、皆食うがよい。


彩波・いちご
アルテミスさんと引き続き

「キャッ鯖ですか…タピオカの卵みたいなものですね?」
アルテミスさんと2人分のキャッ鯖ドリンクを狩ってきて、2人で飲みながらデートという事でお散歩しましょう

「そういえば日本だとタピオカチャレンジなんてものがありましたね…」
胸の上に乗せて支えるというあれの説明をアルテミスさんにしてみたんですが、その時うっかり
「…アルテミスさんのサイズだと少し難しいかも?」
なんて言ってしまった私が悪いんです

強引にチャレンジした彼女は、案の定失敗して、カップを受け止めようとした私を巻き込む形でぶっ倒れて
卵塗れドリンクまみれのまま手や顔に柔らかい感触あったりと、結局とらぶるで終わるのでした


アルテミス・カリスト
いちごさんと一緒
いちごさんは女の子

いちごさんから、キャッ鯖の卵入りの飲み物が
UDCアースのたぴおかミルクティーというものに似ていると説明されます。

「たぴおかチャレンジ?」

なんでもUDCアースでは有名な飲み方なのだとか。
けど、私の胸では無理って……
そんなの、やってみないと分からないではないですか。

いちごさんに自慢……というほど大きくないですけど……の胸の
アピールを兼ねて、たぴおかチャレンジです!

「って、きゃあっ!」

やはり無理なものは無理で、いちごさんに覆いかぶさるように倒れて胸を揉まれ……
二人の頭上からキャッ鯖の卵入りの飲み物が降ってくるのでした。

「やぁ……卵とミルクが混ざってどろどろです……」


クラウン・アンダーウッド
キャラ崩壊可・アドリブ歓迎

さぁ、待ちに待ったキャッ鯖だ!早速飲み物(オレンジジュース)に入れて飲んでみよう♪

これは中々美味しいね。そうだ!試しに人形達に飲ませてあげよう♪
模造人格により人形個々に人格を発現させて自由に行動させる。クラウンの意思は介入しないので本当に子供のような人格となる。



●のどかな陽射しの中で
 村に戻ってきた猟兵たちを迎える温かな声と陽射し。その中で猟兵たちは思い思いの過ごし方をする。
 それはきっと――。

●精霊術師、駆けまわる
 ルトルファス・ルーテルガイト(ブレード・オブ・スピリティア・f03888)は村中を歩いて回っていた。決して観光ではない。
「……申し訳なかった」
 今回の騒動に巻き込まれた村の人々に対して、謝罪して回っているのだ。その隣にはもちろん。
「~~っ!」
 なんかちょっといやいやしながら駄々っ子モードの大精霊ラーヴァがいた。ルトルファスに無理矢理、頭を下げさせられているところを見ると、ばっちり契約による制御下にあるようだ。
 もちろんルトルファスも、これにて禊になるとは思っていない。それでも。
(……大精霊が迷惑をかけた等、精霊術師として肩身せまいので)
 何もしないよりは、とラーヴァと一緒に、村人や猟兵の元へ訪れているのである。

「誰も私を敬ってくれないから、敬える様に愛を与えたかっただけなのに……」
 むすーっと機嫌が悪そうなラーヴァの思考はルトルファスに伝わってくる。
「……ラーヴァ様」
 そんなラーヴァを宥めるためにルトルファスが差し出したもの。それは『キャッ鯖卵ドリンク愛味』である。
 いや何だよ『愛』味って? という疑問に対しては、いちご風味の甘酸っぱい系とルトルファスから補足が入ったり。
「~~♪」
 意外とお気に入りでご満悦のラーヴァ様でした。

●綴る
 ――かりかりかり。

 ペン先が紙を引っ掻く……いや、文字を綴っている音がする。ペンを走らせているのは、鈴木・志乃(ブラック・f12101)。木陰の下、休憩用に置いてある椅子に座って、志乃は先に思ったことを実践していた。
 すなわち、手紙を書いている。

『拝啓    様

 どうもこんにちは 私は今日も元気です
 最近本当暑いですね 神様は蒸発する許可を下さらないようです
 こんな暑い中まだ――』

 ここまで書いて、志乃はちゅーっとストローを吸う。ストローの中を通って、ミルクティーとともに志乃の口に運ばれるまるいもの、キャッ鯖の卵だ。

『今A&Wでキャッ鯖の卵なるものをミルクティーに入れて飲んでます
 魚の卵なのにもちもちしてて甘くてね
 村ではこれを飲物に入れて楽しむんだそうです
 初めて飲んだんですけど』

「結構おいしかったですよ……っと」
 そこまで書き終えて志乃は顔を上げた。
「あ、お姉さんおかわりくださーい!」
 本日のキャッ鯖担当お姉さんに声をかける志乃。すぐに持ってきてもらったキャッ鯖の卵入りミルクティーを受け取って志乃が話しかける。
「これすーごいおいしーですねー! こんな魚がとれるなんていいなあ」
「ありがとう。一応、他の村でもとれる、らしいわよ?」
 疑問形なのはこのお姉さんも伝え聞きだから。
 そう、このキャッ鯖、決してこの村特有のものではない。他の場所でも獲れるらしい。そして獲れる時期やその調理方法、食べ方などなど、もしかしたらその地方によって変わる可能性だってある。
 お姉さんの話をふむふむと聞いていた志乃がもうひとつ尋ねる。
「ね、ね、この村の一番のキャッ鯖料理、オススメどれですか?」
 あるいはキャッ鯖を出しているお店とか。『飲み物以外でも食べてみたい!』、そんな希望を伝える志乃だが、お姉さんは少し困り顔。
「あー、実はね?」
 お姉さん曰く。
 この村ではキャッ鯖は原則として限られた時期しか獲らないそうだ。卵を食べるということは次の世代が産まれないということだから獲りすぎない、ということが重要なのだと。
「だから、訪ねて来てもらった人に振舞う分には惜しまないんだけど」
 誰でもいつでも食べられる、ということにはしていないらしい。この村のキャッ鯖解禁時期はもう少し先。今日は原則に対する例外……お祭りやお祝いごと、村を挙げての行事にあたる、ということで。
「そしてオススメはやっぱり甘い飲み物に入れて一緒に食べる、かな?」
 つまり今、志乃の手の中にあるような。
「そうなんですか……」
 少し残念そうに、ミルクティーを飲む志乃。
「あ、でもさっきお仲間が色々試してたわよ?」
 志乃が顔を上げるとお姉さんが、あっち、と指を差す。その方向を見ると、二人の猟兵が青空台所の前で腕をまくっていたのでした。

●今日の青空お料理教室?
「ふむ……卵だけで身の方は放置……それはもったいないと思うっす」
 と腕まくりしているのは久遠・翔(性別迷子・f00042)。卵の方はさておき、身のほうもなんとかならないかと、まな板の上にキャッ鯖の切り身をいただいていた。
「何でこんな事するかって?」
 翔が振り向く先は自身が連れてきた使役獣(何故か女性体ばかり)。ユーベルコード『小さな庭園世界』より表に出てきた使役獣は今日の料理のアシスタントである。
「名産が増えれば村としてもいい収入源が増えるって事じゃないっすか」
 確かに翔の言う通りで、身の方で何かできればそれはそれで新しい道が出来るのかもしれない。
 そんなわけで、調理を色々試してみる。刺身や煮つけ、天ぷらから始まり、つみれやソテー、オイル煮なんかも。身を干して干物にしたり、鰹節ならぬ鯖節なども試してみる翔。

 で、感想。

「う、うーん?」
 である。
 これは事前に詳しく説明していないグリモア猟兵に責任があるのだが。キャッ鯖の卵を何故食べるか、という点に起因する。
 なぜとても美味しいのか。それは栄養となる要素がたっぷり詰まっているからである。逆に言えば。卵にたっぷり栄養を溜めておかないと稚魚が育たないということ。つまり、この近辺はキャッ鯖にとって、生きていくのに厳しい環境なのだ。
 なので、親であるキャッ鯖は子のために大量の栄養を卵に注ぎ込む。
「どうやっても身がぱっさぱさになるっすね……」
 そのため。翔のコメントの通り、親に残る栄養=旨味がほとんどないのだ。念のために言っておくが、あくまでこの村の近辺での環境なので、場所が変わればまた違うかもしれない。
「干物ならなんとか?」
 味はともかく、保存食としてはイケるかもしれない。
 ともあれ、キャッ鯖の卵ほどセンセーショナルな料理にはならなかったのである。

「申し訳ないっす」
「いえ、もしかしたら、とは思っていたのですが」
 謝る翔に、村人は笑顔を返す。
「それならそれで今まで通りの使い方をします」
「……はい?」
 翔が思わず聞き返す。これもグリモア猟兵の説明が悪い。キャッ鯖の身は食べない。しかし捨てているわけではない。例えば飼料。例えば肥料。使い道は食べることのみではない。他の魚と同様、無駄にするようなことはしていないのだ。
「なら、卵の調理を調査した方がいいっすね」
 翔は改めて青空調理台に向き合うのであった。

 そしてこちらは大崎・玉恵(白面金毛・艶美空狐・f18343)。キャッ鯖の卵の概要を聞いて首を傾げている。
「魚の卵とくれば醤油に白米が定番じゃが、そうは食わぬのか?」
 食わぬらしい。不思議に思い、キャッ鯖の卵をひと粒口に運んでみる。
「なるほど、練り菓子に近い食感じゃな。甘味も菓子のようじゃ」
 どうにも白米のお供になりそうではない。であるならば。
「椰子の実を用意せよ」
 玉恵は村人にそう伝えるのであった。

 程無くして、玉恵の元へ運び込まれる椰子っぽい実。そして複数の果物と牛の乳。
「椰子の実の胚、脂肪分を椰子果汁と合わせて煮出す」
「……はい?」
 そんな難しいこと言われましても。村人たちはそう考えながらも、具体的ゆえにわかりやすい、玉恵の指示に従って準備していく。
「……火が無い? あるぞ?」
 とユーベルコード『式陣・朱天照』を使う大判振る舞いの玉恵である。

 不純物を目の粗い布で濾し。濾したものへ小さく切った果物を用意した種類の分だけ入れていく。その際に果汁と牛の乳を混ぜ込んで。火で煮る。コトコト、コトコト。
「強火にしすぎないのがコツじゃ」
 と呟きながら、じっと火を見つめ。『ここじゃ!』と見計らったタイミングを逃さず、火を止める玉恵。これをキャッ鯖の卵が盛られている器に開けて、そのまま粗熱を取る。
 そして。
「これで完成じゃ」
 と薄荷の葉を飾る玉恵。
 ここにひとつ、キャッ鯖卵レシピが新たに出来た瞬間である。

●ちゃれんじなう
 彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)とアルテミス・カリスト(正義の騎士・f02293)は並んで歩いていました。手にはキャッ鯖ドリンク、2人で飲みながらデートということらしい。
「キャッ鯖ですか……」
 手にしたドリンクの中で揺れるキャッ鯖の卵を見て、いちごが呟く。UDCアースで見かけたタピオカミルクティーに似ている、と。
「そういえば日本だとタピオカチャレンジなんてものがありましたね……」
「たぴおかチャレンジ?」
 そう、タピオカチャレンジ。ドリンクの底を胸の上に乗せて支えるというアレである。一応、有名……なのか? 胸の谷間に挟み込むにしても、バストのみで支えるため、それなりの大きさというかテクニック(?)が必要になるのだが。
「……アルテミスさんのサイズだと少し難しいかも?」
 とかなんとかいちごがうっかり言っちゃうもんだから。
「そんなの、やってみないと分からないではないですか」
 とアルテミスは奮起するわけでして。なお、アルテミス的には完全に女子同士の会話です。
 そんなわけで誇り(?)をかけた女騎士のタピオカチャレンジ!
 自慢……というほど大きいとは流石に自分も思ってないけど、それができるくらいはあるんだ、とアピールを兼ねて!
「えいっ」
 胸の位置にドリンクの底を置いて手を離すアルテミス!

 つるっ、ばしゃっ!

「……」
「……」
 いちごとアルテミスの間に、とても気まずい空気が流れる。
 アルテミスの名誉のためにいうと、あれ本当は腰かけながらやるやつですからね? 体そのものにも傾斜作らないと乗らないからね? 立ったままとか歩いている状態だと確実に滑ると思います。

●堪能する
「さぁ、待ちに待ったキャッ鯖だ!」
 クラウン・アンダーウッド(探求する道化師・f19033)は大仰に手を叩いて、キャッ鯖の卵を手に取る。
「早速オレンジジュースに入れて飲んでみよう♪」
 最初からキャッ鯖に言及していたのはクラウンのみ。本当にこれが目的だ、とキャッ鯖の卵入りオレンジジュースをひと口、ふた口と喉に押しこんでいく。
「これは中々美味しいね」
 思わず笑みがこぼれるほどに。
「そうだ! 試しに人形達に飲ませてあげよう♪」
 今日働いたのはクラウンだけではないのだから。頑張ってくれた人形たちにもキャッ鯖の卵入りオレンジジュースを用意するクラウン。当の人形たちは、模造人格により、個々に様々な人格を発現させて、まるで子供たちがジュースを楽しみながら飲んでいるかの様相を見せる。
 その様子を堪能しながら、クラウンもまたひと口、キャッ鯖の卵入りオレンジジュースを味わうのであった。

●平穏の証
 そんなこんなで、猟兵たちの休憩はゆっくりと時間が流れていく。

 クラウンは子供(人形)たちに囲まれて、静かなひと時を過ごし。

 いちごとアルテミスは。
「やぁ……卵とミルクが混ざってどろどろです……」
「うう、すみません……」
 タピオカチャレンジが失敗した後、何がどうなったのかよくわからないのだが、何故かいちごがアルテミスを押し倒す格好。その上からキャッ鯖の卵ドリンクが降りかかったようで、二人ともべたべたである。なお、キャッ鯖の卵ドリンクの代わりに、いちごの顔がチャレンジ中である(何故か手はアルテミスの胸にある)。

「ほれ、皆食うがよい」
 玉恵は楽しそうに、出来上がったキャッ鯖の卵料理を周囲の村人に振舞っていて。

「うーん……むむむ……」
 翔は新しい調理方法にいまだ頭を悩ませている。

 そしてルトルファスとラーヴァは。
「あっ、愛を育む人発見! 私にもその愛を頂戴♪」
「……待ってください、ラーヴァ様」
 たまたまいちゃいちゃしていた村人を見て、文字通り飛んでいくラーヴァに引っ張られるルトルファス。一応迷惑はかけていないっぽいのでセーフとする。
(……いろんな意味で疲れた、いやこれから大変だな……うん)
 引っ張られながらそんなことを思うルトルファス。大変ですよ、うん。
 ただ、取り戻した平穏は確実にそこにあって。ルトルファスはしばしその平穏を満喫している。

 そんな様子を見て志乃。
「活気がある所っていいよねえ」
 笑みを浮かべて隣にいるお姉さんにこう告げた。
「皆の想いが溢れてて、さ!」

 村に戻ってきた猟兵たちを迎える温かな声と陽射し。その中で猟兵たちは思い思いの過ごし方をする。
 それはきっと、今この時が未来に進んでいる、ということ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年07月25日
宿敵 『愛欲の大精霊・『赤糸』のラーヴァ』 を撃破!


挿絵イラスト