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十字の儀式、貪る白い神

#UDCアース #宿敵撃破 #挿絵

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「な、なんだ!?」
 ここは、とある宗教団体の支部の1つ。
 いつもと変わらぬ生け贄の儀式……そのはずだった。
「く、何も見えん!」
「ぐあああ!」
 その儀式場は今、白い光に包まれていた。
 少し前……いつものように、眠らせた少女の腹に十字の傷を付けようと、司祭役がナイフを突きつけた途端、少女から光が溢れたのだ。
「ひっ!」
 その光が収まると、浮き上がる少女の背にはいくつもの翼が生え、その翼に貫かれた人間の姿が見えた。
 ……少女がその顔を上げたとき、翼が視界の人間に伸びる。
 さらに人を取り込むために。

「シュラヴェイア様! 生け贄の儀式にイレギュラーが!」
 急いで駆け込んできた男から説明を受ける、教祖と思しき女性。
 監視カメラの映像に写る、白い少女の姿に笑みを浮かべ、
「確かに、これは起こってはならないことです。しかし、この結果は興味深い。」
「いかがいたしましょう?」
 少し考え、にこりと笑みを浮かべながら言いはなった。
「蟲を放ちなさい、あとは私が何とかしましょう。」
「は、し、しかし……。」
「……私が信用出来ませんか?」
 凄みをきかせたその言葉に、男は教団特有の祈りの姿である十字を作り、
「いえ! 我ら十字教の教えのままに!」
「よろしい、では早急にお願いしますね。」
 教祖シュラヴェイアも、自身の持つ儀礼剣で十字を作り、男を見送った。

「……というようなことが起きているそうです。」
 事のあらましを説明していたアトは、手にした魔笛と腕で作った十字を解いて説明を続ける。
「この教団は偶発的に、別の邪神を呼び出してしまったようです。
 皆さんには、この白い少女の邪神と、十字教を名乗る教団の教祖を倒していただきます。」
 アトは、グリモアの力でゲート を開くと、教団の儀式場へと繋げた。
「多数の人を取り込む事、それによってあの少女の邪神は完全な姿になろうとしています。
 放っておけば、この教団の放つ蟲と共に外へ逃げ出し、この街にいる人を呑み込んでいくでしょう。
 そうならぬよう……皆さん、よい結末を期待していますね。」


ヨグ
 ヨグです、今回は少女型の邪神と、それを捕らえたい教祖とを倒していただきます。
 それでは、よろしくお願いします。
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第1章 ボス戦 『『受胎者』セレニア・ミグダニア』

POW   :    救い求めた祈りは白に貪られた
自身の身体部位ひとつを【触れた者の生命力を削る輝く粒子】に変異させ、その特性を活かした様々な行動が可能となる。
SPD   :    いつか見た記憶は白に流れゆく
【現存する生物の器官を現した侵蝕体】に変形し、自身の【自身に微かに残っていた人格や記憶】を代償に、自身の【攻撃力】【機動力】【飛翔能力】を強化する。
WIZ   :    生きたい理由は白に否定された
自身が戦闘で瀕死になると【自身に宿っていた不完全な邪神】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。

イラスト:透人

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はジニア・ドグダラです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「……ぅ……だぃ……。」
 浮かび上がる白い少女は、猟兵達の姿を見て呟く。
「から、だ……ちょうだ、い!」
 たどたどしい言葉で、本能のままに襲い掛かってくる。
 ……彼女の記憶は、白に染まりつつある。
火奈本・火花
「犠牲になる前に助けてやれず、すまない。……だが邪神を宿した今、彼女を捕獲・収容の対象として任務にあたる」

■戦闘
まずは先手を取りたい
儀式場なら装飾物も多いだろう。『地形の利用』で身を隠し、『暗殺』するつもりで接近しよう
接近後は9mm拳銃の『クイックドロウ』による『先制攻撃』と、こちらに気付いて見たと同時に、記憶消去ペンライトでの『2回攻撃』を行い奇襲するつもりだ

無論、これで倒せるとは思わない
ペンライトが成功すれば『催眠術』で一時的な記憶消去を行い、本命は更に接近してのヤドリギの一撃だ

輝く粒子は触れただけで危険だろうし、ヤドリギの一撃が可能なレベルまで接近出来なければ、銃撃だけで攻撃しよう


波狼・拓哉
…ん、まあこれは手遅れかな。生きたいだけなんだろうけど沈み還って貰おうか。
じゃあ、化け咆えなミミック。狂気を狂気で塗り替えよう。生きたい意志がトリガーぽいしちょっとでも薄れれば弱体化するんじゃねぇかなぁ(希望的観測)…まあ、後は邪神の意識もあんまり戻させたくないし…
自分は衝撃波込めた弾で撃ちつつサポートに。粒子状でも衝撃波纏わすことによって吹っ飛ばせるだろう。後は侵蝕体撃ったりしておこうかな。
(アドリブ絡み歓迎)


庚・鞠緒
面倒くせェことになってンのな…ま、状況はわかりやすいか
全部潰しちまえば解決ってなもんだ
ここで叩き潰してやる

粒子に削られる生命力は両腕の「鉤爪」で【2回攻撃】しながら
血肉を鉤爪に吸わせて【生命力吸収】して補っていく

飛ばれると面倒だからよ、人格らしきものが消えそうになったら「Wildchild」発動だ
【怪力】に任せて頭でもなんでもいいから掴んで床に叩きつけまくる
あとはトドメ刺しにかかるが…弱らせ方次第じゃ他の邪神も出てきちまうかもな
ま、何が出てこようが同じようにブチ殺してやればいいだけだ
どんな出方するかわからねェから【カウンター】の準備はしておくけどな

(アドリブ歓迎)



「犠牲になる前に助けてやれず、すまない。」
 儀式場に素早く潜り込み、装飾の施されたテーブルの影から様子を窺う火奈本・火花(エージェント・f00795)。
「だが邪神を宿した今、彼女を捕獲・収容の対象として任務にあたる!」
 白い姿が背を向けたと見るや身を乗り出し、自動拳銃を抜き打ち……。
 発射音と同時に、光の粒子を纏った翼が火奈本へ伸びる。
「くっ?!」
「させねェ!」
 横から異形の爪が翼を引き裂き、衝撃波を伴うBB弾が撃ち落す。
「面倒くせェことになってンのな……ま、状況はわかりやすいか。」
 双方の腕を貫いて伸びる鈎爪を構え、少女を見ながら吐き捨てるように呟く、庚・鞠緒(喰らい尽くす供物・f12172)。
「そうだね……これは手遅れかな。」
 油断なくモデルガンを構えて見据える、波狼・拓哉(ミミクリーサモナー・f04253)。
 対して少女は、腹に開いた弾痕を手で押さえ、
「あぅ……ちょぅ、だい!」
 さらに体から新たな光の翼を生み出し、猟兵達へ伸ばしてきた。

「全部潰しちまえば解決ってなもんだ。」
 前に立ち、庚は伸びてくる翼を避けつつ、その爪で引き裂いていく。
 異形の爪に沁み込む血により力を得ているが、少しでも光の翼の粒子に触れると逆に疲労が増す。
「……にしても、攻撃が激しいね。」
「ああ、さすがに吸われ続けるとジリ貧だ。」
 火奈本と波狼も後ろから射撃で援護するが、相手の少女が全く消耗していない。
「もう少し近づければ……。」
「OK、わかった。……ミミック!」
 その声に、波狼の足元から転がるように飛び出た、箱型のミミック。
 口を開くと、中からズルリと金属製の竜が伸びあがり、
「化け咆えなミミック! 狂気を狂気で塗り替えてやれ!」
「グルアアアアアアアアア!」
 身を震わす竜の咆哮にさらされ、光の翼が消滅する。
 その隙に一気に距離を詰める、庚と火奈本。
「これで!」
「う……あぁぁあ!」
 火奈本の持つ記憶消去用ペンライトの光が当たり、少女が自身の目を押さえるように悶える。
「少しは隙ができた?」
「ああ、十分だぜ!」
 そのまま少女の頭を庚がひっつかみ、片手で持ち上げて床に叩きつけた。
「ここで叩き潰してやる!」
「うぁう!……あああ!」
 何度も何度も、床に叩きつけられる少女。
 そして、床に伸びた白い胸に、火奈本のヤドリギの拳が叩きつけられた。
「これでどうだ!」
「あ……ぅ……。」
 その拳は少女の体を貫き、床に血だまりを生み出す。

 ずる……と拳を引き抜き、
「確保……生きたままは無理、か。」
「そりゃそうだろ。こんなばけもん、どうやって」
「離れろ!」
 タン!タタン! と衝撃波を伴うBB弾が足元に放たれる。
 波狼の声と同時に跳び退った火奈本と庚……その場所に流れた少女の血から、光の粒子を散らしながら翼が生え伸びる。
 離れる二人に伸びる翼をBB弾で押し戻すと、翼はそのまま少女の体を包んだ。
「ちっ!……多少は削ったか?」
「ええ、おそらく……しかし、頑丈ですね。」
 見る間に翼が少女の形をとり、浮き上がってきた。
「いた……ぃ……から、だぁ!」
「まったく……生きたい気持ちだけで、ここまで耐えるとはね。」
 先ほどまでより、少し小さくなった白い少女。
 彼女を前にして、猟兵達は改めて武器を構えた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ジニア・ドグダラ
「何故、何故あなたが……!」『……それは後だ。対処、しなければ』

変わりゆく敵の姿に悲しみ、衝撃を受けながらも、行動します。
動揺しながらも【高速詠唱】にて、素早く背後の棺桶から死霊を解き放ち、その死霊達を弾丸へと精製して対象や周辺に撃ち込み、牽制します。その後、対象に宿っていた邪神が現れたのなら、【第六感】で敵の攻撃を回避しながらワイヤーフックで急行し、多量の死霊を湧き上がらせ【生命力吸収】の【呪詛】による行動の制限を狙っていきます。

その間に、邪神との接続点であるはずの、対象である貴女に、死霊の弾丸を放ち、邪神ごと骸の海に、流します。

「……どうか、どうか……!」

※アドリブ・絡み歓迎


紬雁・紅葉
神…?いえ、あれは…
何れにしても、それは斬り祓う必要がある
御鎮めします

羅刹紋を顕現
天羽々斬を鞘祓い十握刃を顕現
【空の魔力】を攻撃、防御に付与
空間を境す…!

正面からゆるゆると接敵
射程に入り次第破魔空属性衝撃波を以て回数に任せ範囲を薙ぎ払う

敵の攻撃は躱せるかを見切り
躱せるなら残像などで躱し
そうでなければUC+破魔衝撃波オーラ防御武器受け等で受ける

窮地の仲間は積極的にかばい援護射撃

少女を救おうとする仲間には同調
能う限り援護

掛けまくも畏き畏きマレヒト神
現世に御身の幸在らざれば
いざや疾く速く去り賜う事
畏み畏み事申し賜う

斬るならばとどめは唐竹割り

※アドリブ、緊急連携、とっさの絡み、大歓迎です※


ドゥルール・ブラッドティアーズ
据え膳喰わぬは何とやら!
体を求められたら応じるしかないわね❤
……冗談よ。そっちじゃないのは知ってる

今回は共闘も視野に入れるわ。
外傷を最小限に抑えれば、邪神が離れた後
生贄にされた少女は助かるかも……
別に、人間の事なんて知らないけど!

相手の攻撃を【見切り】【残像】で回避後
包帯の【ロープワーク】【早業】で捕縛し
闇の【属性攻撃】を流し込む。
白には黒。短絡だけど、少女を傷つけず
邪神そのものを攻撃できれば幸いね


邪神が少女の体から離れたら
『愛の想起・花と鳥の小夜曲』発動。
相手の精神を蝕みつつ、私は戦闘力アップ!
抱きしめて【生命力吸収】対決よ

貴女の生存本能に敬意を表すわ。
そんなに体が欲しいなら、私の中においで


空見・彼方
倒すしかないなら、手早く終わらせよう。
それが救いになるかどうかは、分からんけど。

紅刀のオーラを広げて粒子をなぎ払いのけ、正面から接近
だまし討ち、黒揚羽を通して背後に回った空白に翼を斬らせ、
その間にオーラ防御した手で少女を掴む。
せぇのッッ!

オーラを介した呪詛で動きを阻害、
念動力で強化した怪力で空へ投げ飛ばし、
黒揚羽蝶、パピリオゲートの群れで少女を囲む。

【重ね釘】発動。
黒揚羽から射出した釘で少女の全身を突き刺す。
ごめんな。
全ての釘が刺さった後、釘に込めた衝撃波を解放、全身を引き裂く。



「据え膳喰わぬは何とやら! 体を求められたら応じるしかないわね❤」
「……。」
 残念ながら、ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)に言葉を返すものはいなかった。
 ため息とともに真面目に対峙し、
「……冗談よ。そっちじゃないのは知ってる。」
「何れにしても、あれは斬り祓う必要があります。」
 御鎮めします……の言葉と共に、紬雁・紅葉(剣樹の貴女・f03588)の肌に羅刹紋が浮かび上がっていく。
 そして、刀を引き抜き……。

「何故、何故あなたが……!」
 突然響いた声に二人が振り返ると、棺を背負ったジニア・ドグダラ(朝焼けの背を追う者・f01191)が、少女へ向かって歩き出していた。
 白い少女に残る、昔の友人の面影を確かめるように、一歩一歩……。
『……それは後だ。対処、しなければ。』
 ジニアの口から出たのは、冷静なもう一人の言葉。
 すっかり変わってしまった……しかし、知っている少女へ向けて棺を開く。
「……それで、構わないのか?」
 すぐ横からかけられた声。
 空見・彼方(デッドエンドリバイバル・f13603)の問う意味は理解できた。
「ええ……どうか、お願いします。」
「解った。倒すしかないなら、手早く終わらせよう。」
 それが救いになるかどうかは、分からんけど……とは口に出さずに、空見は紅刃を構える。

「では、やらせていただきましょう。」
 引き抜いた天羽々斬・十握刃を構え、ゆるゆると近づく紬雁。
「あぁあ……ちょうだ、ぃ……から、だ!」
「……こちらですよ!」
 そんな紬雁へ伸びる、光の翼。
 しかし、その場所にはすでに紬雁はおらず、風を纏った斬撃は翼を斬り上げる。
 さらに死霊の弾丸が降り注ぎ、翼は光となって溶けていく。
「お願い……大人しくして!」
「ぁあ!……もっ、と!」
 棺の死霊を制御していたジニアの祈りは届かず、さらに背中から光の翼を生やす少女。
 そこに飛び交う、黒揚羽の群れ。
「やれ、空白!」
「ああぁ!」
 群れの中から現れた、空見の連れた人形の空白が翼につかみかかり、容易くへし折った。
 その痛みに身悶える少女に絡みつく、黒い包帯。
「うぅ……ああああ!」
「さぁ、その子から離れなさいよ、邪神さん!」
 素早く少女を拘束したドゥルールから闇の力が流し込まれ、包帯の間から白い光が漏れる。
 そして、少女から抜け出した光は形をとり、新たに光の触手を周囲へ伸ばし始めた。

『ふん、やっと正体を出したか。』
「ふあ!? ちょっと!」
 ワイヤーフックを用いて一気に近づいたジニアに、ドゥルールは不意を突かれていた。
 が、もう一人のジニアは気にせず棺の死霊を解き放ち、光の触手に絡み付かせる。
「さぁ、終わりです!」
 さらに触手を切り裂く、紬雁の刃。
 あらかた斬り落とした時、光の周りを空見の黒揚羽が包む。
「せぇのッッ!」
 黒揚羽から一斉に放たれる、五寸釘。
 貫かれた光は身動きができないようだ。
「掛けまくも畏き畏きマレヒト神。現世に御身の幸在らざれば、いざや疾く速く去り賜う事、畏み畏み事申し賜う!」
 紬雁の祝詞と共に、刀身に精霊の力が集まる。
 そのまま大上段から振り下ろされ……。
 光は二つに切り裂かれ、消え去ろうとしていた。
「ぁぁ……あああああ!」
 ……突然、光が抜けたはずの少女が叫び声をあげた。

「セレニアさん!」
 少女を呼ぶ、ジニアの声が響く。
 見れば、少女の腕や足が光となり、身体から離れようとしていた。
「……本当に、生きようっていう貴女の生存本能に、敬意を表すわ。」
 ドゥルールはその光を黒い包帯で包み、呼び出したハーピィとアルラウネに呪詛の歌を歌わせる。
「さぁ……やるなら、この子の力を押さえてる、今よ。」
「……はい。」
 ジニアは自身から流れる涙をぬぐい、手に死霊たちを集めた。
 そして、その手を少女へ向ける。
「あぁぁ……。」
「どうか、どうか!」
 ジニアの手から放たれた死霊たちに、少女の体は貫かれた。
 光が収まり、ぐったりとした少女の口元が動く。
「ジニ……」
「……え?」
 残った手をジニアへ向け、少女は言葉を絞り出していた。
「ぁり、が……と。」
 それを最期に……塵となって崩れ去った。

「何とか、止めることができましたね。」
「あぁ……まぁ、やりきれねえけどな。」
 少女がいた場所へ座り込んだジニアを見ながら、武器を収めつつ紬雁と空見が呟く。
「……本当、こういうのは慣れないわ。」
 白く変わった包帯を巻きなおし、背を向けているドゥルール。
 ……辺りに、羽音が響いてきた。
『さぁ、セレニア・ミグダニアを汚した者たちが残っている。』
「そう……ですね。」
 起き上がり、棺を背負いなおすジニア。
 その顔は、新たな決意と共に前を向いていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『パープル・フリンジ』

POW   :    狩り
【視線】を向けた対象に、【群れ】が群がり【鋭い牙】でダメージを与える。命中率が高い。
SPD   :    存在しえない紫
対象の攻撃を軽減する【位相をずらした霞のような姿】に変身しつつ、【不意打ち】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    「「「ゲッゲッゲッゲッゲッ」」」
【不気味な鳴き声】を発し、群れの中で【それ】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。

イラスト:オペラ

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 儀式場の扉から、蟲が現れる。
「ゲッゲッゲッゲッゲッ」
 嫌らしい嗤い声をあげながら、猟兵達へ襲い掛かってきた。
波狼・拓哉
うっわ本当に蟲だ。取り敢えず碌な事してないのだけは確定と。
じゃ、焼くか。飛んで火にいる夏の虫!(ミミックを投擲)
化け焦がせ―。広範囲高火力じゃ不意打ちも軽減も効果を出し難いだろう。あ、味方猟兵は気を付けてね。無差別だし。
自分は衝撃波込めた弾を装填しつつ今まで培った戦闘知識から不意打ちしに出てくる位置を第六感も含めつつ予測。その場から動かないことで拠点防御の知識もプラスしてみようか。
予測したとこに先に銃口突きつけておいて出てきたらクイックドローの早業で先手を撃とう。
…さて蟲けらだろとこっちを脅威と認定しただろう。より恐怖を与えればより行動を読み易く持っていけるかな…?
(アドリブ絡み歓迎)


火奈本・火花
「少女型邪神は終了したが、それでも追手を放ってくるか。到着が遅れたのか? ……我々の口封じのつもりなら、無意味だが」

■戦闘
UDCとはいえ昆虫型か、ある程度単純な思考ならやりやすいが
「かかってこい、UDC。お前達の獲物を横取りしたのは私達だ」
言葉が分かるかは怪しいが、声を出すことで『おびき寄せ』る事は出来るだろう

奴らが向いた瞬間、ペンライトでの『目潰し』を行うつもりだ。『催眠術』もかけられれば更に隙が作れるが、どうだろうか
その上で奴らに近付き、ある程度の攻撃は『激痛耐性』で無視して進もう
より多くを倒せる所へ接近後、ヤドリギを開放する

可能なら死骸、欲を言えば瀕死の個体でも「捕獲」したい
我々の理念だ



「うっわ、本当に蟲だ。」
 儀式場に入ってきた異形の蟲へモデルガンを向けながら、波狼はミミックを抱え上げていた。
「少女型邪神は終了したが、それでも追手を放ってくるか。」
 火奈本も同じく、ハンドガンと記憶消去用ペンライトを構え、教団の意図を考えていた。
「到着が遅れたのか? ……我々の口封じのつもりなら、無意味だが。」
「そうだね、口封じにしては敵の質がいまいちな気も。」
 と、二人の目の前で蟲の姿がぶれ、紫の霞のような姿に変わっていく。
「……なあんか仕掛けてきそ、って!?」
 タタン! と勘を頼りに、背中側へモデルガンを向けて撃つ波狼。
 今まさに牙を突き立てようとしていた蟲が、衝撃波を伴うBB弾に撃たれてはじき返されていた。
「これは厄介だなぁ。」
 と波狼が振り返ると、火奈本が蟲の群れに向かって歩いていくのが見えた。

「かかってこい、UDC。」
 さらに自身の胸を指さして続ける。
「お前達の獲物を横取りしたのは、私達だ。」
 ざわ……!
 火奈本の死角に当たる部分から、蟲達が実体化して向かう。
 そこへ照らされる、ペンライトの光。
「ゲッゲェ!?」
「……先ほどの動きで、予測済みだ。」
 奇怪な声を上げて飛び離れる蟲達。
「これで、敵と認識したかな。」
「だろうね。」
 ふいに、何かが飛んでくる気配に火奈本が振り向くと、波狼のミミックだった。
 そのまま受け取り、
「この子は?」
「無差別にやるなら、使ってやって。」
「……そういうこと、ね。」
 親指を立てる波狼に一瞬笑みを浮かべ、霞となった蟲達の中へ走る火奈本。
 その動きに、蟲達は一斉に実体化するが、
「だろうと思った。」
「さあ、化け焦がしなミミック……!」
 火奈本の腕から、ヤドリギの枝や蔓でできた鞭が伸びる。
 さらに、蔦に持ち上げられたミミックが炎へと変わり、ヤドリギの鞭に這い広がる。
「一瞬だけ、だ……暴れすぎるなよ!」
 荒れ狂う、炎の鞭。
 周囲を飛ぶ蟲は焼き焦がされ、灰となって宙を舞っていった。

「おー、大体終わったね。」
「ああ……。」
 波狼の言葉に、自身から生えたヤドリギの鞭が燃え落ちるのを見ながら答える火奈本。
「できれば捕獲したいところだったが。」
「なかなかねぇ……と!」
 タン! 二人の銃声が重なる。
 感じた気配は同じもの、貫かれた蟲が1匹転がっていた。
「ふぅ……それで大丈夫?」
「十分さ。……助かった。」
 瀕死の個体を抱え上げた時、新たな羽音が近づいてくる。
 ……その蟲達の口からは、まだ乾いていない人の血が滴っていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

庚・鞠緒
やれやれだ、本番はこれからってか
こっちは教団が放ったほうの虫ってヤツか
虫って苦手なんだよな……ま、群れで動くってンならこうするまでだ

「Roadkill Morning」発動、迷路を作りだして血の壁で群れを分断する
そんな凝った構造にはしねェがちょっとの間孤立させるにゃァ十分だろ
あとは迷路を単独で彷徨ってるパープルフリンジを【追跡】して一匹ずつブチ殺していく
【地形利用】ってヤツだな
群れに作用する能力多いから一匹ずつならこれでいけっだろ
霞のような姿になろうが攻撃できるポイントを【第六感】と【見切り】でなんとかして
「鉤爪」で【2回攻撃】して倒す
嗤ってる場合じゃなくしてやるよ


ジニア・ドグダラ
……敵は多数、来ますが……!『ちっ、眷属の一種の可能性がある以上、対処が必要か!』

相手は集団で来る蟲、広範囲での対処も必要ですが、邪神に連なる敵であることを考慮し、対策行動として他人格を発露させます。その際に発生する出血等は、特殊な鎮痛剤で【医術】による強制的な止血と、【激痛耐性】で無理やり行動を継続します。

〈悪辣たる第三人格〉により相手は位相がずれた存在であると判断し、《卑劣な第四人格》により不意打ちに対処するため死霊を召喚、[鬼畜外道の第五人格]により死霊を盾にしながら相手の行動を【追跡】するため死霊拳銃による攻撃で対象の【存在感】を露わにしながら、攻撃していきます。

※アドリブ・連携歓迎



「……敵は多数、来ますが……!」
「やれやれだ、本番はこれからってか。」
 新たな蟲の集団に、ジニアと庚は改めて身構える。
「こっちは教団が放ったほうの虫ってヤツか。虫って苦手なんだよなぁ。」
「あ、あの……血が。」
「あん?」
 赤い血と思わしきものを口から滴らせた蟲を指さすジニア。
 それに気が付いた庚は思わず舌打ちしていた。
「ちっ……制御できてねえじゃねえかよ!」
『ただの人間では、邪神の眷属を操ることはできなかったか。』
 異形の鈎爪を伸ばした庚は、落ち着いたもう一人の人格を出したジニアへ問いかける。
「あんた、少しなら一人でもいけるか?」
『問題ない、お前のやりやすいやり方で頼む。』
「よし、じゃあ……。」
 庚は鈎爪を伸ばした手から滴る血を操り、二人と蟲達を迷宮へと飲み込む。
「狩りの開始だ!」

「く、ああああ!」
 一人になったジニアは、自身の体からの出血に悶えていた。
 自身に宿る、複数の人格を一度に呼び出す副作用……古傷が開く。
「ぐ、うう……。」
 手持ちの軟膏を塗り込み、その痛みに耐えながら周囲を見渡す。
 ……新鮮な血の匂いを察したか、蟲が顎を鳴らして飛んでくるのが見えた。
『珍しい……この位相からずれているのね。』
 霞へと変わる様を見、悪辣な第三人格がニヤリと看破。
『で、でも……死霊の壁を越えられるかしら?』
 卑屈な笑いを浮かべながら、卑劣な第四人格が死霊を周囲へ浮かべる。
 不意を打つにもジニアの死霊たちを超えられず、蟲が実体を現すのを見て、
『敵対存在を殲滅しましょう!』
 にっこりと笑みを浮かべ、死霊拳銃で蟲を撃ち倒す、鬼畜外道の第五人格。
『ふふ……一方的な戦いを、始めますよ。』

「まてこらァ!」
「ゲゲッ1?」
 迷路に分断され、一匹でいる蟲へ襲い掛かる庚。
 不規則な軌道で飛ぶ蟲に対し、血の壁を蹴って追いかけ、両手の鈎爪で切り刻む。
「ちっ……慣れねえな、これだけは。」
 鈎爪についた蟲の体液に顔をしかめ、振るって落としていた。
「さて、次は……。」
 羽音を頼りに通路の角から先を覗くと、一匹でふらふらと飛ぶ蟲の姿が見える。
「ゲッゲッゲ」
「気にくわねえ嗤い浮かべてんじゃねえ!」
 駆け寄る庚を見て、蟲は霞の姿へ移行する。
 しかし、それすらも気にせず鈎爪を突き刺し、
「嗤ってる場合じゃなくしてやるよ!」
 身動きできない蟲を、もう片方の鈎爪で両断していた。

『ふふふ、これで終わりですか?』
 ジニアが最後に飛んでいた蟲を撃ち落した所に、庚が迷路の角から現れた。
「おう、お疲れ。だいぶやったみてぇだな。」
「……はい、なんとか。」
 足元に落ちる死骸を見て、労いの言葉をかける庚。
 その言葉は荒いが、ジニアは笑顔を返すことができた。
「よし、こんなもんか。」
 パチンと庚が指を鳴らすと、周りの血の壁が消える。
 今の儀式部屋には、蟲の姿は見えないが……。
「……まだ、います……!」
 次の群れが、扉から入ってきた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

空見・彼方
オーラ防御、自分の周囲に伸ばしたオーラで蟲をからめ捕る。

(不気味な鳴き声を聞いて)
今更そんなんで怯えるかよ。
ネイルガンで釘を叩き込んで沈黙させ、人形達へ指示を出す。

空白、潰せ。
ダイスム、セクター、フォロー頼んだ。

UC【白影】発動。
教団への怒りを呪詛へと変え、教団の一部である蟲共を視線で呪う。
呪われた対象を追跡し、大きな両手でまとめて挟んで潰す巨人
を横に、
巨人から逃れようとする散らばった個体を人形のダイスムがマスケット銃(スナイパー)で、セクターが熱線銃の援護射撃(属性攻撃)で撃つ。


紬雁・紅葉
憚りながら
私、今不機嫌です
八つ当たりと参ります

羅刹紋を顕わに戦笑み
【光の魔力】を攻撃、防御に付与

UC効果+忍び足残像で姿隠し

九曜、巴、鳳翔を適宜使い分け
正面からゆるゆると接敵
射程に入り次第破魔光属性衝撃波UCを以て回数に任せ範囲を薙ぎ払う

敵の攻撃は躱せるかを見切り
躱せるなら残像などで躱し
そうでなければUC+破魔衝撃波オーラ防御武器受け等で受ける
いずれもカウンター破魔光属性衝撃波を狙う

窮地の仲間は積極的にかばい援護射撃

…剣奉じる者が…
かかる業を成すか…
要らぬ邪縁を繋ぎ…
斯様な穢敵を寄せるか…

"剣神"の巫女として
御鎮めせねばなりますまい

思いつつ手を休めずまとめて敵を斬滅



「教団員を喰ってて、ここに来るのが遅くなったって?」
 入口から現れた蟲の、明らかに新しい血を滴らせる口を見ながら、空見は人形たちを散らばらせて呟く。
「ここの教祖とやらも、ろくでもないんだろうな。」
「憚りながら……。」
 ゆるゆると蟲の方へ歩き出す紬雁。
 その顔は笑みを浮かべているが、巫女服から覗く肌には羅刹紋が浮かび、破魔弓を引くその目は笑っていなかった。
「私、今不機嫌です。八つ当たりと参ります。」
 霊木で作られた弓から放たれた矢は光を纏い、先頭で紬雁へ視線を向ける蟲の目を貫く。
 その弓鳴りを皮切りに、戦いの火蓋は切って落とされた。

「ゲッゲッゲッ!」
「今更、そんな声で怯えるかよ!」
 動き出す蟲達へ、空見がネイルガンから釘を撃ち込むと、
「……剣奉じる者が、かかる業を成すか……。」
 紬雁が祝詞をあげながら一足跳びに近づき、持ち替えた薙刀に光の魔力を載せて突き、勢いを殺さず薙ぎ払う。
 しかし、数に任せて押し寄せ、薙刀の間合いの内に入る蟲。
「要らぬ邪縁を繋ぎ、斯様な穢敵を寄せるか!」
「ゲヒ!?」
 紬雁は躊躇なく薙刀から手を放し、腰に差したルーンソードを抜きつつ薙ぐ。
 その周囲に集まる蟲達へ、呪いの視線を向ける空見。
「よし、そろそろいいか。……下がって!」
「はいっ!」
 回るように斬り払い、その勢いのまま薙刀を拾って跳び退る紬雁。
 その場に残された蟲へ、巨大な白い手が迫る。
「空白、潰せ。」
 白い靄のような巨人の手が、集まった蟲達を勢いよく挟む。
 大半を巻き込み、その手が消えた時には黒い塵と化していた。
「ダイスム、セクター、フォローを」
「はぁ!」
 マスケット銃と熱線銃を持つ人形へ空見が指示を出している隙に、巨人の手を逃れた蟲が近づいていた。
 その間へ入り、光を残しながら一刀のもとに斬り伏せる紬雁。
「ふふ、傷一つ付けさせはしませんよ。」
「心強いね。さぁ、頼んだ。」
 空見の言葉に応えるように、人形・セクターの放つ熱線が飛ぶ蟲の羽を傷つけ、動きが鈍ったところをダイムスのマスケットの弾が貫く。
 さらに紬雁が近づくものを斬り伏せていき……動ける蟲がいなくなるのに、それほど時間はかからなかった。

「これで大体……というところでしょうか。」
「だろうね。」
 紬雁が刃についた蟲の体液を拭って鞘へ収め、空見も人形たちを纏めていると……。
 儀式場の入り口から、拍手の音が鳴り響いた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『十字教教祖シュラヴェイア』

POW   :    これぞ我が信仰の証!
単純で重い【邪神信仰】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    悪い子にはお仕置きです!
レベル×1tまでの対象の【体や手足】を掴んで持ち上げる。振り回しや周囲の地面への叩きつけも可能。
WIZ   :    これぞ救済の道筋である
戦場全体に、【邪神に捧げられた生贄】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。

イラスト:東堂

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠白石・明日香です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「ふふふ、猟兵達……鮮やかな腕前ですね。」
 手を叩きながら現れたのは、この十字教団を統べる教祖、シュラヴェイア。
 柔らかな笑みを湛えつつ、儀礼剣を抜いて両手に持ち、
「しかし、せっかくお出ましになられた神に、我らの眷属まで倒してしまうとは……見逃せるものではありません。」
 その特徴的な、剣を十字に合わせて、言葉を放つ。
「かくなる上は、あなた方を生贄に、新たな神を呼び寄せましょう!」
波狼・拓哉
えーっと…ああ、元々の教団の方だっけ?何の神呼び出そうとしてたか知らんけど、その在り方を認めるわけにはいかないんだよね。ここで沈み還れ。
じゃ、化け咆えなミミック。何信仰してるか知らないけど、その信仰を狂気で犯して踏み躙ろう。後は盾だ。図体でかいから攻撃は集めやすいだろ。何かすぐにやられそうな気はするけど!!!…まあ、ミミックに再召喚制限とかないからその辺はどうでもいいんだけどね。
自分は衝撃波込めた弾で剣とか…邪神信仰は武器?まあ、落とせそうなら武器落としを狙いつつ牽制で撃ってサポートに。後、迷路閉じ込められたら狂気で繋がってるし何となくの方向は指し示せるんじゃないかなぁ。
(アドリブ絡み歓迎)


ジニア・ドグダラ
「……貴女が、ですか」『ワタシの親友を巻き込んだその罪、払ってもらおうか』

棺桶の【封印を解く】ことで死霊を大量に召喚、死霊達を取り纏め、巨大な骸骨霊として使役します。

……生贄で出来た迷路、ですか?それは、過去の存在を扱う、私にとっては悪手、です。その生贄も死霊と判断、【高速詠唱】にて素早くその生贄も取り込み、骸骨霊を更に強化させていきましょう。

ある程度取り込んだのならば、巨大化した骸骨霊でも通れる通路ができることでしょう。取り込んだ生贄の怨みや執念を利用し、教祖の居場所を【追跡】、発見したのなら、殺意と憤怒に満ちた拳を叩きこみます。

「怨恨晴れぬ者よ!」『惨劇の実行者に己が意思を見せつけよ!!』


紬雁・紅葉
御託宣です
羅刹紋を顕わにUC発動
 
神を呼ぶ?
正しき心魂あらば、我等は幾らでも現れるが?
それをここまで大仰に仕掛け仕損じる…
うぬの信心信仰が鈍なだけではないのか?(呆れ)

天羽々斬を鞘祓い十握刃を顕現
九曜と二刀流に仕立て敵と逆の十字に構える

正面からゆるゆると接敵
射程に入り次第破魔雷属性衝撃波UCを以て回数に任せ範囲ごと薙ぎ払う

敵の攻撃は躱せるかを見切り
躱せるなら残像などで躱し
そうでなければUC+破魔衝撃波オーラ防御武器受け等で受ける
いずれもカウンター破魔雷属性衝撃波を狙う

窮地の仲間は積極的にかばい援護射撃

汝の剣に神は無し
去り罷りませい!

※アドリブ、緊急連携、とっさの絡み、大歓迎です※



「えーっと……ああ、元々の教団の方だっけ?」
「ええ、そうです。」
 波狼の言葉に、武器を構えたまま笑顔で応える教祖。
「何の神呼び出そうとしてたか知らんけど、その在り方を認めるわけにはいかないんだよね。」
「ふふ……どのような神であっても構わなかったのですよ、手に入れられるなら。」
「ほう?」
 聞き捨てられない……という様子で、紬雁は前に出る。
 御託宣です、という言葉に羅刹紋が浮かび上がり、紬雁の信奉する神、"剣神"布都主が宿る。
「神を呼ぶ? 正しき心魂あらば、我等は幾らでも現れるが?」
「……長く信奉された、あなた方のような神は、私たちのような新参者へは手を貸してくれないものですから。」
 教祖の返答に、紬雁は鼻で笑い、
「ふん、それこそ言い訳にすぎぬ……うぬの信心信仰が鈍なだけではないのか?」
「確かに、手当たり次第という自覚はありますね。」
「……貴女が、ですか。」
 そんなやり取りをしている後ろで、肩を震わせながらやっと言葉を絞り出すジニア。
 激情に憑りつかれた声が皆の視線を集めるが、すぐに言葉が続かない。
 らちが明かないと、冷静なもう一人が言葉を引き取り、続ける。
『ワタシの親友を巻き込んだその罪、払ってもらおうか。』
「あら、お知り合いだったのですか。」
 口に手を当てて微笑む教祖。
「貴女の親友は、大変役に立ってくれましたよ。」
『……集え! 己に刃を突き立てた者への惨劇を祈る、怨恨晴れぬ朽ちた者よ!』
 罪とも思っていないその様子にぎりりと奥歯をかみしめ、ジニアは背の棺桶を解き放つ。
 亡霊たちは集まり、巨大な骸骨の霊となって教祖を見下ろしていた。

「さて、1対多は不利という物。」
 パチンと教祖が指を鳴らすと、猟兵達との間に壁が立ちあがる。
 教団に生贄にされた骨と霊で構成された迷宮、教祖の目の前には波狼が一人で立っていた。
「正々堂々と、戦いましょう!」
「は! そういう気概は元々持ってなくてね!」
 儀礼剣を振りかぶって斬りかかってくる教祖。
 いつの間にか、その間に立っていたミミックが口を開き、巨大な金属質のドラゴンとなって道を塞ぐ。
「さぁ化け吼えな、ミミック!」
「グルアアアアアアアアア!」
 狂気を湛えた咆哮が響く。
 教祖はとっさに耳を塞ぐが、直接脳を揺さぶる咆哮に成す術もなかった。
「ふ、ふふ……そのような攻撃」
「……そこですか。」
 ジニアの声と共に、教祖の横の壁が溶けて霊体となり、穴が開く。
 そこには、光り輝く剣を2本交差させて立つ、紬雁の姿。
 十握刃を縦に立て、特徴的なルーンの入る九曜を横に重ねたその形は……教祖の掲げる十字の逆。
「おのれ、その形は!」
「うぬの逆よ!」
 怒りに任せて儀礼剣を振るう教祖に対し、軽やかな身のこなしで回避しながら刃を振るう紬雁。
 振るうたびに空間を衝撃波が走り、教祖へ襲い掛かる。
「汝の剣に神は無し、去り罷りませい!」
「ぐ、これしき……!」
 何度目かの衝撃波に呑まれ、壁に手をついた時……その壁がなくなった。
「な!?」
「……捕まえ、ました。」
 壁の後ろへ回り込んだジニアの声。
 そこに浮かぶ骸骨霊は、先ほどよりも明らかに大きく、厳つくなっていた。
『お前の生贄にされた、彼らの怒りを受けろ。』
「く!」
 教祖は、怒りと怨念の詰まった骸骨霊の拳から逃れようと動くが、
「そうはさせねえよ!」
「報いを受ける時よ!」
 衝撃波のこもるBB弾と剣閃とともに放たれる衝撃波。
 その二つに背を押され、教祖は拳に呑まれた。
「怨恨晴れぬ者よ!」
『惨劇の実行者に己が意思を見せつけよ!!』
「ぐ、うぅ、ああああああ!」
 骸骨霊の拳に握り込まれた教祖の悲鳴が鳴り響く。

「やったか?」
「……おそらくは。」
 油断なくモデルガンを構えた波狼の問いに、神霊を返して戻った紬雁が答える。
「……いえ、まだです!」
「ああああ!」
 ジニアの声に教祖を見ると、気合と共に儀礼剣を斬り払い、骸骨霊を祓う姿があった。
「はぁ、はぁ……ふ、ふっふふふ。」
 だいぶ消耗したように肩で息を切らしていたかと思えば、笑みを浮かべて猟兵達へ向く。
 そして、狂信で濁った瞳で叫んだ。
「いいですね! ……あなた方を生贄に捧げれば、さぞ強い神が得られるでしょう!」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
【ソロ希望・POW】
虫の大群を目の当たりにして気絶してたわ……
も、もういないわよね……?

セレニア・ミグダニアの事といい
虫の大群といい、今日の私は機嫌が悪いの

神に身を捧げるのが聖職者の務めよね?
私という女神に、その身を捧げなさい❤


真の姿と『欲望解放』で黒炎の翼をもつ全裸の女神に。
愛欲に比例した戦闘力増強と
最大4100km/hの速度で【空中戦】
地形破壊の影響も受けず
【見切り】【残像】で攻撃を回避

光の【属性攻撃】で目をくらませ
包帯の【ロープワーク】【早業】で捕縛。
豊満な胸を背後から鷲掴みにして
【催眠術】を使った愛の囁きと共に
首筋に噛みつき【吸血】

女神の寵愛、快楽という名の幸福
存分に味わいなさい……❤



「うーん……あっ!」
 一方、床に倒れていたドゥルール。
 急いで辺りを見渡して、
「も、もういないわよね……?」
 最後の記憶は、儀式場へ蟲の群れが入ってきた時。
 そのビジュアルに耐えられず、意識を手放していたのだった。
「ふぅ……。」
 安堵のため息とともに、これまでの事にふつふつと怒りが湧いてきた。
 そして教祖の姿を認め、ドゥルールの口元に笑みが浮かぶ。
「ふ、ふふふ……アナタが教祖ね。」
「ええ。」
 舌なめずりをしそうな雰囲気に、儀礼剣を構えて答える教祖。
「今日の私は機嫌が悪いの……神に身を捧げるのが聖職者の務めよね?」
「その通り、ですよ。」
「なら……。」
 ドゥルールはペロリと自身の指先を舐め、その手に持った包帯を構えた。
「私という女神に、その身を捧げなさい❤」
 言葉と共に黒炎の翼を生やし、服がちぎれて飛ぶ。
 艶めかしいポーズをとるその姿は、まるで美の女神……。

「……というには、線が少し細いですか。」
「う、うるさい! でも」
「!?」
 前から飛んでくる……そう予想した教祖の振り下ろした儀礼剣は、床を叩いて破壊する。
 その時にはすでに、ドゥルールはすぐ後ろに立っていた。
「いい身体をしてるのね。」
「く、なに……を。」
 耳元で囁く言葉に、教祖の目が惚けていく。
 包帯で拘束しつつ身体に手を這わすと、少しずつ強張りが解けていく。
「綺麗な首筋……。」
「あ……!」
 教祖が気が付いた時にはもう遅かった。
 ドゥルールの牙がその首筋を貫き、血を吸い上げる。
 しかし、その痛みは自我を取り戻す後押しとなった。
「この、離れなさい!」
「おっと。」
 手にした儀礼剣で突く様子にドゥルールは飛んで避け、離れて立つ。
 翼を解いて簡単にマントで体を覆って背を向け、
「貴女の血、とてもおいしかったわ。」
「く、吸血鬼が!」
 その言葉に、クスクスと笑いながら振り返る。
「そうよ……ふふ、あとは任せるわ。」
 そう言葉を残し、ドゥルールは闇に紛れて去っていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

火奈本・火花
「妙な事を言うな。あのUDCの召喚は偶発的だったのだろう? 信奉する邪神とは異なる邪神を迎え入れるとは、随分と浮気性ではないか……それとも宗旨替えか」

■真の姿
胸から左腕にかけてが樹木化
浮き上がった血管のような根が、顔や腕、脚に張り巡らされている

■戦闘
障害となる蟲達の排除は成功した。機動部隊をこの場に突入させよう
ライオットシールドを装備させた防御重視の編成とすれば、教祖の剣撃や腕力にもある程度は抵抗出来るだろう

と言っても、直接相手をするのは私だ
9mm拳銃による『クイックドロウ』での『先制攻撃』を行い、『2回攻撃』を叩き込むつもりだ
機動部隊にも援護射撃をさせ、接近戦に持ち込ませないようにしよう


庚・鞠緒
教祖サンのお出ましか、助かるぜ
あんたをヤっちまえばこれで終いってわけだ

攻撃がいちいち重そうだから武器受けは避け
【野生の勘】で【見切り】、【カウンター】を仕掛ける
ウチの鉤爪と比べると微妙にリーチが上の相手だ、間合いはこっちで調節しねェとな
【2回攻撃】で斬りつけちゃ離れる
必殺の一撃をもらわねェようにな

迷路作って分断しようが
一人にすりゃウチらに勝てるってか?
敵とタイマンになったら「Needled 24/7」発動
敵味方の区別つかなくなっても問題なくなるってだけなんだよウチにとってはよ
【怪力】と【激痛耐性】で押しきってやるぜ

生贄にすンならテメェがさっさとなっとけば良かったな

(アドリブ歓迎)


空見・彼方
俺も、生贄とかやってる奴見逃すつもりはねぇな。

ネイルガンで釘を撃ち牽制(スナイパー)、から
ラーゼンホイール、タイヤを念動力でシュラヴェイア目掛けて投擲

そんなに生贄ほしけりゃ、自分がなりやがれ!

接近されたら第六感と紅刀でオーラ防御し、破られ叩き斬られて死亡。
【UDC/人間】発動、復活。(だまし討ち)

媒介道具・紅刀の威力を強化。
対象に向け地面に刃を叩きつけ、刃に込めたオーラの封印を解き、
刀身から吹き出た、オーラの奔流とその衝撃波、
オーラを浴びた対象を呪殺す邪神の呪詛を全身に浴びせ攻撃。吹っ飛ばす。
あんたの生贄になる気はない…俺はもう命握られてんだよ。



「しかし、偶発的な邪神の召喚を喜ぶとは、ずいぶんと浮気性ではないか?」
 息を荒げている教祖に対し、冷たい視線を向けながら語り掛ける火奈本。
「それとも宗旨替えか?」
「ふふ……何を言うかと思えば。」
 苦しそうだが、口の端に笑みを浮かべて答える。
「他の神を呑み込み、我らが力とすること……それこそが、我らの信仰する神の力です。」
「はん! 生贄使って神さん呼び出した理由がそれかよ!」
 両手の鈎爪を伸ばして×字に組み合わせ、庚は言葉を続ける。
「なんにせよ、あんたをヤっちまえばこれで終いってわけだ。」
「俺も、生贄とかやってる奴見逃すつもりはねぇな。」
 空見のネイルガンが教祖を狙い、小さな破裂音と共に釘が放たれた。
「そんなに生贄ほしけりゃ、自分がなりやがれ!」
「そうはいきません。」
 教祖はそれを儀礼剣で弾き、特徴的な十字を組んで宣言する。
「教団のため、そして私の力とするため……あなた方を生贄に捧げましょう!」

「そう簡単にさせるものか。」
 火奈本の合図とともに、儀式場へ雪崩れ込んできた完全武装の機動部隊ひー4……通称、四葉のクローバー。
 ライオットシールドを前に構え、教祖を取り囲む。
「全てを猟兵が対処する必要は無い。我々は人類だ、我々には我々のやり方がある。」
「ふふ、なめられたものですね。」
 くすくすと笑いながら手近な機動部隊へ斬りかかる教祖。
 シールドを弾き飛ばし、その腕を掴み……殺気を感じ、とっさに手を放して飛び退る。
「ちっ、避けるか!」
 機動部隊の影から投擲された、空見のラーゼンホイールが教祖のいた場所を抜ける。
「こんのやろう!」
 機動部隊の間を抜けて鈎爪を振るう庚。
 一手目を儀礼剣に防がれるが、次で教祖の脇腹を引き裂いた。
「く、ちょこまかと!」
「はン、テメェの方がリーチが長ぇだろうがよ!」
 返しに空いた手の儀礼剣が迫ると見るや、庚は急いで距離をとる。
 そのままの勢いで教祖は機動部隊に斬りかかり、一人の腕をひっつかむ。
「邪魔ですよ。」
「!?」
 掴まれた隊員は軽々と持ち上げられ、盾を構えた隊員へ投げつけられる。
 比較的豊満な肉体をしているとはいえ、明らかに人を超えた力であった。
 そして、こじ開けられた道……その先には、空見が立っていた。
 ぞぶり……儀礼剣が、その胸と腹に、突き刺さる。
 力の抜けたその肉体を、教祖はそのまま床に落とし……返り血を浴びた顔で微笑む。
「ふふふ……まずは、一人。」

「やりやがったなテメェ!!」
 目の前で仲間の猟兵がやられた……その怒りが、庚に流れる邪神の血を目覚めさせた。
 そのまま駆け寄り、鈎爪を振るう。
 先ほどと同じように受け……儀礼剣が一つ、もぎ取られる。
「なっ!」
「イライラすンだよ、テメェのにやけた面がよォ!!」
 庚の目には、教祖しか映っていない。
 儀礼剣を両手で持ち、庚の鈎爪を捌くので手いっぱいの姿だけ。
「さっさと、ヤられな!」
「く、このままでは……!?」
 突然、教祖の足を一つの手が掴む。
「とった!」
「あああああ!」
 その隙を逃さず、庚の鈎爪が教祖の腕を捉え、弾き飛ばす。
 そのまま倒れ込んだ教祖が見たのは……。
「あ、あなたはさっき!?」
「ああ、死んださ。」
 足を掴んだのは、空見だった。
 傷は無く、新たな身体で蘇った……もとい、蘇らせられた。
「あんたの生贄になる気はない……俺はもう、命握られてんだよ!」
 そして、手には禍々しいほどのオーラを放つ紅刀が握られていた。
 吐き捨てるように言葉を放ち、紅刀を床に突き刺す。
「邪神の呪詛をうけな!」
「ぐ、ああああ!」
 紅刀から放たれる、エネルギーの奔流と衝撃波。
 邪神の呪詛を主としたそれに飲み込まれ、教祖が吹き飛ばされる。
「がふ!」
「確保、だ。」
 教祖の背からその腹へ、ヤドリギの枝が貫く。
 それは火奈本の心臓から左腕を覆う、力を与える樹木だ。
「く、くふふ……どうやら、これまで……のよう、ね。」
「ああそうだ。お前はこれで、終了だ。」
 火奈本の腕にかかる重さが、突然軽くなる。
「ふふふ……次こそは、あなた達の神を……いただくわ。」
 そう言葉を残し、黒い塵となって消えていった。

「けっ! 誰がテメェなんかにやるかよ!」
 消えていった方へ向かって吐き捨てる庚。
「ああ、次はやらせないさ。」
「それにしても……。」
 呟く空見を見ながら、機動部隊を撤収させた火奈本が言う。
「あの状態から生き返るとは思いませんでしたよ。」
「……ちょっとな、厄介な邪神に憑かれてるのさ。」
「なるほど……ふふ、庚さんもかなり驚いていましたしね。」
「なっ、仕方ねェだろ!? やられたのは間違いねェし!」

 こうして、教祖シュラヴェイアの率いる十字教の一つは壊滅した。
 だが、彼女はまだ完全に滅ぼされてはいない……また別の場所で、その教義を広めるだろう。
 それがいつかは解らない……だが、一つだけわかっていることがある。
 この街の脅威は取り払えたのだ、と。
 そのことを心に留め、猟兵達はグリモアベースへと帰っていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年07月09日
宿敵 『『受胎者』セレニア・ミグダニア』 を撃破!


挿絵イラスト