鬼門封じを守り切れ!
●
「皆さん、お集まりいただいて、感謝ですわ」
グリモアベースの一角にて、UDCアースの背景を背に、深護・刹那(花誘う蝶・f03199)は集まってくれた猟兵たちに一礼した。
「早速で申し訳ありませんが、UDCアースへ向かっていただけますか? 皆さんには、『鬼門封じ』を守って欲しいんですの」
そう言って刹那は予知の内容を話し出す。
●
「『鬼門』というのは、日本において災いの来る方角を指しますの」
古来より日本では、方角や特定の場所にある地形に対して吉凶を見出し、生活がより良い方向へ行くように画策していた。
「その手段が陰陽思想といった考え方であったり、風水や奇門遁甲などの占いであったり、ということですわね」
そうやって災いを避け、吉や福を呼び寄せる。あるいは、逆説的に占いなどによって吉凶を制御していた、といえるかもしれない。
鬼門というのは陰陽思想による考え方だが、そうと知らずとも名前と存在くらいは聞いたことがあるというくらい、日本ではとびっきり有名なのだ。
その鬼門に対して、お札を貼ったり、守護神を置いてみたり、あるいは寺社を建てて。鬼門から入ってくる災いを防ぐのが、『鬼門封じ』と呼ばれるもの。
「災いが通って来る門なら閉じてしまえばいい、ということですわね」
これもまた人が平穏に生きるための知恵と言えよう。
「それで今回の予知ですわ。場所は日本の地方に在るUDC組織の拠点の近く。その付近にUDC怪物が召喚されてしまいますの」
通常、UDC怪物や邪神といった存在はそう簡単に召喚されないものだが、これはなんらかの要素が重なった結果、偶然召喚されたケース。それが予知で捉えたならば、対処しない手はない。
「ただ、面倒なことに召喚された場所が、UDC組織拠点の『鬼門封じ』にあたる神社でして……」
刹那が結構困った顔をする。当のUDC組織は霊や大地の力といった超自然的なものを大事にしており、この拠点もまた方位や鬼門封じ等、古来より魔よけとされている結界を敷いている。
全くの偶然とはいえ、UDC怪物に鬼門封じを壊されようものなら。結界はもちろんのこと、UDC組織そのもの士気にかかわり、最悪の場合、組織の壊滅に繋がりかねない。
「ですから、皆さんには邪神を倒すという目的以外にも、神社の破壊を防ぐというミッションをお願いしたいんですの」
UDC怪物を倒す傍ら、神社が壊されないように守る。それが今回の仕事というわけだ。
「召喚された存在は『オブジェクト『ソードイーター』』。出自は不明ながら都市伝説のような存在に、邪神の魂が宿った厄介な存在ですわ」
ソードイーターは双剣を用いた攻撃を仕掛けてくる。油断せずに撃破してもらいたい。
「神社のご神体が刀ですので。もしかしたらそんな縁で引っ張られたのかもしれませんわね」
●
ここからは現場での実働に関する情報だ。
UDCアースにテレポートした後、現場に向かえば、ソードイーターが召喚された後に辿り着ける。
「神社を破壊されないように守る、という大前提の上で、皆さんにやってもらいたいことは、敵……邪神を含むオブリビオンの撃破ですわ」
そういって刹那は指を3本立てる。
「まずは先に言ったソードイーター。これを撃破してくださいませ」
ソードイーターは生きている者を優先して狙う。神社を積極的に破壊することは無いと思われるが、大規模破壊をしない、されないようにしてもらいたい。
また近隣の住民の避難はUDC組織の者がやってくれる。猟兵たちは敵の撃破に注力してほしい。
「ソードイーターを倒した後ですが……」
その神社に、ソードイーターを自身の勢力に加えようとするUDC勢力が現れる。まずは手下、そして次にボスが。
「こちらの勢力については詳しい予知が得られませんでしたの」
ゆえに、現地にて猟兵たちが臨機応変に行動するしかない。ソードイーター、手下、ボスの3連戦と激しい戦いになることが予想される。
「決して無理はしないでくださいませ。最悪オブリビオンを逃しても鬼門封じさえ守れば、この場は切り抜けられますわ」
そう言って刹那がグリモアを顕現させる。グリモアが導く先は、UDCアース。
「それでは、皆さん、よろしくお願いしますわね」
るちる
はじめまして、あるいはこんにちは、るちるです。
ネタは新鮮なうちに投下するのが大切なんです! ウソデスゴメンナサイ。アリスラビリンスも魅力的なのですが、こっちは今出さないと忘れそうだったんです(汗)
ちなみに表鬼門と裏鬼門があるのは重々承知していますが、今回は表鬼門だけということでお願いします! つまり艮の方角ってやつ。
さて、シナリオの内容としては純戦に次ぐ純戦となりそうですが、どシリアスである必要はありません。コミカルであろうと、敵さえ倒せばいいんだ。
鬼門封じをしている神社はそれなりに頑強なので、普通に戦っている程度では余波で壊れることはありません。でもグラウンドクラッシャーとかには気をつけましょう、破壊されるって書いてあるから。敵も神社に向かって積極的に攻撃を仕掛けることはないようです。
あとは、あなたらしく。戦ってくださいね。
それではプレイングお待ちしています。
第1章 ボス戦
『オブジェクト『ソードイーター』』
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POW : インフィニティ・ソードダンサー
自身からレベルm半径内の無機物を【触れると正気を失う刀剣 】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
SPD : ブレイクエンド・ソードアーツ
【魔剣『CB1918』と『SB1945』 】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
WIZ : スコーピオン・アナライザー
【憑依させた邪神『第三の蠍』の感知能力で 】対象の攻撃を予想し、回避する。
イラスト:山本 流
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠虻須・志郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●
とあるUDC組織の鬼門封じに当たる神社。その近くで邪神召喚が成ったのは、本当に小さな偶然の積み重ねであった。
例えば。近くに住んでいた刀の愛好家が天寿を全うした直後であったり、UDC組織が取り逃がしたUDC怪物の最後の一匹をこの近くで倒していたり、あるいは御朱印集めをしているようなツアー客が神社でシャーマンの真似事をやってみたり。他にもたくさんあるはずだ、それ単体では何の影響もないというものが。
しかし、今回それらは積み重なってしまった。しまったがゆえに、彼女は、『オブジェクト『ソードイーター』』がこの場に成った。
「ここは? ……ああ、コレは」
周囲を見渡すソードイーター。視界に入った神社は理由は分からないが、ひどく不愉快だ。であるなら、壊すしかない。
両手に剣を携え、神社を破壊すべく歩み出そうとしたその時。気配を感じた。
「……」
ゆっくりと気配の方角へ視線を遣るソードイーター。この気配は、不倶戴天の敵、猟兵のもの。なら、きっと、無機物を壊すよりよっぽど。
「あなたはどんな味かしら?」
そう言って、ソードイーターは猟兵たちへ向かって行った。
六代目・松座衛門
「ちょっと待った!」
戦闘用人形『暁闇』は近場に伏せ、自分だけが大型銃『玲瓏』を片手に、『ソードイーター』と防衛目標の神社の間に躍り出る!
「綺麗なお嬢さんだけど、邪神の一種なのか!?」
外見に戸惑いながらも、『玲瓏』で相手が持つ剣を狙い、弾き落そうとする!
技能:【スナイパー】【吹き飛ばし】
「まだだ! 『暁闇』!」
剣の弾き落としの成否に関係なく、撃ち切った時点で伏せていた人形『暁闇』による戦闘に切り替える!
技能:【だまし討ち】【操縦】【ロープワーク】
「こいつの拳は一味違うぞ! 一ノ型 角砕き!」
常に自身と『ソードイーター』の間に『暁闇』がいるように立ち回りながら、【破魔】を纏った渾身のUCを放つ!
●
ソードイーターが進む先、その眼前に躍り出た影。
「ちょっと待った!」
六代目・松座衛門(とある人形操術の亡霊・f02931)は大型の特殊対物ライフル『玲瓏』を手に、ソードイーターと神社の間に割り込んだ。
「綺麗なお嬢さんだけど、邪神の一種なのか!?」
それは松座衛門にとっての疑問であり、相手に向けての質問でもあった。
「あら、綺麗だなんてありがとう」
声は和やかに、しかし、ちろりと舌なめずりしたソードイーターは両手に剣を構える。双剣にこもる力を感じて、すぐさま松座衛門はライフルで構える。
「させるか!」
松座衛門とソードイーターの間を一条の弾丸が飛び、ソードイーターの剣を弾き飛ばす。
「近寄らせてくれないのね」
剣を弾き飛ばされた手を見て、しかしソードイーターは妖しく微笑む。その空いた手を松座衛門へ向けて誘うように差し出すソードイーター。
「なら、意識を失った後に『いただく』わ」
直後、二人の周囲の塀や地面、石といった無機物が無数の『触れると正気を失う刀剣 』へと変化する。ソードイーターのインフィニティ・ソードダンサーだ。
「さようなら」
ソードイーターの手の動きに合わせて、踊るように刀剣が動き出す。
「ちっ!」
刀剣の数に不利を感じた松座衛門は、すぐさまライフルから弾丸を放つ。弾丸の威力と速度で刀剣を吹き飛ばすものの、戦況を覆すところまではいかない。
しかし。
「まだだ! 『暁闇』!」
「っ!?」
ライフルを投げ捨て、松座衛門が何かを手繰り寄せる。それは、人形を繰るための糸。『暁闇』と呼ばれた鬼猟流の戦闘用人形、それを密かに『伏兵』として隠していたのだ。これこそ、松座衛門の奥の手にして真打。不意を突いてソードイーターへ肉薄する暁闇。
「こいつの拳は一味違うぞ! 一ノ型 角砕き!」
「かはっ!?」
破魔の力を纏った『鬼猟流 一ノ型「角砕き」』がソードイーターを捉える。その衝撃で文字通り吹き飛ばされるソードイーター。しかし、インフィニティ・ソードダンサーを解除させるまで、ほんの少し、間に合わなかった。
「……!?」
痛みは一瞬、刃がかすめて小さな切り傷ができただけの攻撃。それは人形繰りに集中した松座衛門にとって、意識の死角から飛んできた刀剣。しかし、その『正気を奪う』という性質ゆえに。松座衛門が、がくん、と崩れ落ちる松座衛門。
松座衛門が意識を取り戻す頃には、既に別の猟兵がソードイーターを捕捉していたのであった。
苦戦
🔵🔴🔴
ミク・シィナ
久々の依頼参加となりますが…。
どうぞお手柔らかに?
経緯はどうあれ、全て倒してしまえば宜しいのでしょう?
私、難しい事はあまり考えたくありませんの。
とりあえず、あなた(ソードイーター)から潰せば宜しいのですね?
では、参りましょう♪
POWのユーベルコード、剣刃一閃を使用し攻撃を行います。
薄闇の大斧と斬馬刀をそれぞれ片手に持ち、その両方を振るい「怪力」任せに「捨て身の一撃」を放ちます。
武器を二つ使用した「2回攻撃」により敵を「なぎ払い」、その重い一撃は宛ら「鎧砕き」の如く。
また、敵の攻撃に対しては、「第六感」「見切り」「残像」を駆使していなしたり、時折「カウンター」も浴びせるように行動致します。
●
「かはっ……やってくれますね」
松座衛門による暁闇の強烈な一撃はソードイーターに確実なダメージを叩き込んでいた。しかし、松座衛門とは痛み分けの状態で、追撃を行わんと立ち上がったその時。
「経緯はどうあれ、全て倒してしまえば宜しいのでしょう?」
その声は柔らかでありながら、痛烈。振り返ったソードイーターの視線の先にいたのは、ミク・シィナ(漆黒の令嬢・f03233)である。久々の依頼にこの場に訪れるまでは少し気負っていたのだが。
「とりあえず……あなたから潰せば宜しいのですね?」
『難しいことは考えたくない』という彼女のスタンスからか、ソードイーターを目視したミクは、華やかに宣言する。
「どうぞお手柔らかに? では、参りましょう♪」
そうしてミクが駆けた。
その手に持つのは『薄闇の大斧』と『斬馬刀』。ミクの見た目の麗しさに反して、その得物はとても巨大で。それを怪力任せに振るいながら、ソードイーターに斬りかかるミク。
対してソードイーターは双剣を振るってその攻撃をいなす。剣を叩き折られないよう、ミクの攻撃の威力を逃し、かいくぐって肉薄しようとするも、大斧と斬馬刀を軽々と振るうミクの、想像以上の手数にたたらを踏む。
「意外と厄介ですね」
「あら、お褒めの言葉ですの?」
一瞬、ソードイーターに出来た隙へ。ミクは我が身を顧みず、渾身かつ捨て身の一撃を叩き込む。放たれるは『剣刃一閃』、巨大な得物による鋭い二連撃がソードイーターをなぎ払うようして斬り刻む。
「くぅっ!」
熾烈な攻撃に思わず後退するソードイーター。しかし、彼女もやられっぱなしでは性に合わないらしい。
「いけ!」
ソードイーターが手をかざすと、周囲の無機物が彼女の意のままとなる刀剣へと変化して。空中を踊るようにミクへ襲いかかる。
「あらあら♪」
しかし、ミクはこれを力任せに切り開く。第六感のままに振るい、目の前に降って来た刀剣を見切ってかわし。ただ、その手数の多さにソードイーターに近寄ることができない。
「ちっ。面倒な相手は後回しにさせてもらうわ」
その間にソードイーターが離脱する。
「あら、逃しましたか」
辺りに在った刀剣を全て叩き落としたミクは残念そうに呟いた。
成功
🔵🔵🔴
砂月・深影
話を聞く限りだと、この神社が人々の生活を守る要になっているわけだね。そういうことなら敵を倒して神社を守るよ!
まずは刀で破魔がついた先制攻撃を仕掛けようか。その後はフェイントや残像を混ぜながら攻撃。相手の攻撃は武器受けや武器落としで弾いたり、見切りなどを使って避けたりする。可能であればカウンターも狙っていく
あまりにも敵の手数が多いみたいなら【大操舞活劇】で召喚した人形と共に戦う。僕は剣が得意だけど、人形の扱いも得意なんだよ?また敵がUCを使ってきたら、避けるなどして攻撃が僕に当たらないようにする。もちろん神社に被害が出ないようにも注意
●
ミクから距離を取ったソードイーター。その退路を断つがごとく、立ち塞がったのは、砂月・深影(寒空に光る銀刀・f01237)であった。
「話を聞く限りだと、この神社が人々の生活を守る要になっているわけだね」
ひと房色の違うショートの銀髪を揺らしながら、抜き放つは凍てつく氷を思わせる白銀の刀身を持つ刀。銘を『白銀氷刃』という。
「そういうことなら敵を倒して神社を守るよ!」
白銀氷刃を逆手に構えて、深影は言い放つ。
「次から次へと……『食事』くらいゆっくりさせてもらえない?」
呆れた声をあげながらソードイーターも双剣を構えて。次の標的を深影に移す。
「……っ!」
声なく呼気とともに深影が斬りかかる。白銀の輝きは破魔の力を宿してソードイーターを捉える……寸前、双剣に受け止められ。すかさず反撃に繰り出された突きの一撃を、今度は深影が八双に構える要領を以て、白銀氷刃の鎬(しのぎ)で受け止めていなす。
「……ふっ」
小さく息を吐いて。深影が体を回転させて、カウンターの横薙ぎ一閃。その一撃は素早く距離を取ったソードイーターにかわされる。
「さっきから簡単に食べられなくて、面倒な人ばかり」
舌打ちしたソードイーターが剣を天に掲げる。呼応して、周囲の無機物が『触れると正気を失う刀剣』へと変化する。
(……あまりに手数が多いみたいだ)
周囲の石、コンクリといった無機物から無数に作られていく刀剣を見て、深影もまた白銀氷刃を降ろす。
「さあ、とっておきの劇を見せてあげるよ!」
紡ぎ出す詠唱はユーベルコード『大操舞活劇』のもの。深影の前に彼女を護るように、深影の2倍の身長を持つ綺麗なからくり人形が召喚される。
「僕は剣が得意だけど、人形の扱いも得意なんだよ?」
自分に向けて降り注ぐ刀剣を、白銀氷刃で斬り払うように深影が動く。その動きをトレースして、からくり人形が巨大な白銀氷刃で刀剣をなぎ払っていく。
(神社……は少し距離があるから大丈夫だね)
元々の目的も忘れずに。
「いくよ!」
『大操舞活劇』で以て、深影がソードイーターに仕掛ける。深影とからくり人形との連携攻撃、その激しさにソードイーターが徐々に押されていく。
「もらった!」
深影の声と共に、からくり人形の上段から一撃がソードイーターを捉えたのであった。
成功
🔵🔵🔴
オスト・ラーン
アドリブ・連携・ダメージ歓迎
この世界は私がいた所に近しい。尚更、敗れる訳にはいきませんね
双剣を使った行動パターンで何を重視してくるかをよく見ましょう
狙いは命中率を重視した時、それまでは回避に徹します
まだ体が本調子ではありませんから……こういう時は、相手の武器を使いましょうかね
クランケヴァッフェを犠牲にして敵の剣に対し盗み攻撃します
上手く行けば相手の戦闘力は半減、命中率を上げてくるなら尚更狙い易い筈です
そのまま殺戮プログラムを起動、反撃に転じます
この世界を終わらせたりはしません、この身が滅びようと、我が魂は不滅……!
●
「ちぃっ、本当に何なのよ!」
深影から更なる深手を避けるために大きく飛び退るソードイーター。邪神の力ゆえか、近くの壁を乗り越え、さらなる逃走を試みようとしたが。
「この世界は私がいた所に近しい。尚更、敗れる訳にはいきませんね」
オスト・ラーン(Last One・f20169)がそれを許さない。いずれか、いずこか。滅んだ遠き世界(こきょう)の記憶(メモリー)がオストを奮い立たせる。
「今日は厄日かしら?」
邪神にしては面白くもない冗談を吐き捨てながら、ソードイーターがオストに斬りかかる。
ソードイーターの双剣による鋭い斬撃がオストに放たれる。対してオストは『自身の狙い』のために、まずは防御を固める。
そこへ降りかかる2つの剣。それはまるで別の意思を持った2つの生き物のごとく、オストを攻めたてる。
「くっ!」
片方の剣を受け止めたその隙へ。オストの防御をかいくぐるようにして、脇腹へ突き刺さった。
(この行動パターンは……命中率重視できましたか)
脇腹を押さえながらオストは思考を巡らす。オストとて防御に、回避に徹しているのだ、簡単に傷つけられるわけがない、と。
ならば、やることは。
「あら、諦めたのかしら?」
ではいただくわ、と。ソードイーターがトドメの一撃を放つ。
「……っ!」
オストの狙いはそこ。確実に仕留めに来たその瞬間に。自身のクランケヴァッフェを盾のように構える。クランケヴァッフェに突き刺さり、ソードイーターの魔剣はオストの体まで届くが。
「なっ!?」
固定され、そのまま捻られるようにして。オストがソードイーターの手から『魔剣を奪い取る』。
「まだ体が本調子ではありませんから……こういう時は、相手の武器を使いましょうかね」
クランケヴァッフェから抜き取った魔剣を手に、オストはユーベルコード『プログラムド・ジェノサイド』を発動する。ソードイーターの動揺の間を逃さないために。
「この世界を終わらせたりはしません、この身が滅びようと、我が魂は不滅……!」
オストの、激しい超高速連続攻撃がソードイーターの体を斬り刻む。そのまま、プログラムされた行動のままに、オストはソードイーターを追い込んでいった。
成功
🔵🔵🔴
六代目・松座衛門
「…ハッ! どれ位、時間が経った!?」
敵の攻撃による意識の混濁から回復し、戦闘に再度参加する。
「今度は、搦め手なしの力押しだ! 覚悟しろ!」
人形「暁闇」に自身の武器装備を組付け、UC「黒雨」を発動!
空中に張り巡らされた糸を足場に『ソードイーター』のもとへ急接近する。
「逃がしはしない!」
大型銃「玲瓏」と連弩「狂惑」の弾幕を張りつつ、多節棍「双爪丸」で4本腕の異形と化した人形を突進させ、雷雨のような面攻撃を仕掛ける!【援護射撃】【傷口をえぐる】
「まだだ! 飯綱落とし!」
『ソードイーター』を打ち上げることが成功したら、人形で捕まえて、錐揉みしながら地面に叩きつける!
アドリブ、連携歓迎
●
「……ハッ!」
六代目・松座衛門(とある人形操術の亡霊・f02931)が意識を取り戻す。先のソードイーターとの戦闘、そのユーベルコードによる効果から回復した松座衛門は周囲を見渡す。
(どれ位、時間が経った!?)
既にソードイーターの姿は視界に無く、戦闘すらも終わったかと思った矢先。遠くから剣と剣がぶつかる音がする。
「……!」
まだ戦いは終わっていない。その音の元へ松座衛門は駆け出す。
●
本調子ではないというオストを振り切ったソードイーター。
「また!?」
その前に立ち塞がるのは松座衛門とその人形『暁闇』。
「そろそろちゃんと『食事』した……」
「今度は、搦め手なしの力押しだ! 覚悟しろ!」
ソードイーターの言葉を遮り、松座衛門が仕掛ける。暁闇には『玲瓏』『狂惑』『双爪丸』といった武器を装着してあり、戦闘態勢。
「この鋭き雨に打たれろ!」
ユーベルコード『鬼猟流 演目其ノ二「黒雨」』を解き放ち、暁闇が強襲形態に変化する。暁闇は即座に飛び上がり、空中に張り巡らされた糸を足場に、ソードイーターへと駆ける。
「逃がしはしない!」
松座衛門の声に応じて、駆けながら暁闇が武器を構える。『玲瓏』と『狂惑』による弾丸と矢による弾幕を展開、動きの止まったソードイーターの懐へ一気に突進し、仕掛ける暁闇。
「面倒なのね、ホント」
ソードイーターはその攻撃をすんでのところで回避する。それは彼女に憑依している邪神『第三の蠍』の感知能力。しかし、松座衛門は暁闇の動きを止めず、『双爪丸』による雷雨のごとき攻撃を繰り出す。
「ちっ」
邪神の感知によりその攻撃の悉くを回避するソードイーター。暁闇の必殺の一撃を空中に飛んで回避したソードイーターを。
「まだだ!」
「なっ?!」
くん、と糸を素早く繰り、松座衛門は暁闇を跳躍させる。空中の身動きが取れないソードイーターを捕まえて、一回転した後、錐揉みしながら落下。ソードイーターを地面に叩き付けた。
成功
🔵🔵🔴
火土金水・明
「『鬼門封じ』ですか。流石に壊される訳にはいきませんね。」
【WIZ】で攻撃です。
【先制攻撃】で【高速詠唱】した【属性攻撃】の【全力魔法】の【破魔】属性の【サンダーボルト】で『オブジェクト『ソードイーター』』を【フェイント】を掛けつつ【範囲攻撃】でどこに動いても狙えるようにして【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「中々の使い手みたいですね。ここで倒さないと被害が増えそうですね。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。
●
松座衛門と暁闇が追い詰めたソードイーター。
(このままでは……)
消滅の危険を感じたソードイーターは持てるユーベルコードの全てを使って、彼らを何とか振り切る。
元々、偶然ここに召喚された身。この場で行うべき『仕事』もなく、他者の『武装を食らう』暇すらないと言うのなら。
「こんなところに拘る必要、ないわよね」
逃げの一手。それを実践しようとした時、彼女を倒すべく、この場に馳せ参じた最後の猟兵、火土金水・明(人間のウィザード・f01561)が立ち塞がる。
「『鬼門封じ』ですか。流石に壊される訳にはいきませんね」
七色に輝く不思議な杖を構えて明が言えば。
「もう、そんな気なくなったから通してくれない?」
ソードイーターも双剣を構えて、明と相対する。オブリビオンと猟兵、不倶戴天の敵同士が火花を散らす。
(先制攻撃……!)
明がソードイーターを指差す。直後、天から落ちる雷光。それは高速詠唱に破魔の属性を乗せた全力の、明のユーベルコード『サンダーボルト』。天から落ちる雷光がソードイーターを打ち抜く……瞬間、ソードイーターは身を翻して雷光をかわす。
「残念、『読めちゃった』わ」
スコーピオン・アナライザー、邪神の感知能力が雷光を捉えていた。明が次の行動に移る前に、ソードイーターが一気に距離を詰める。
「……っ!」
明とて反撃を予想していなかったわけではない。素早く振るわれる双剣に対して、残像を生み出してかわし、それでも食らいついてきた剣をオーラ防御で受け止める。
「中々の使い手みたいですね」
ここで倒さないと被害が増える。そう感じた明はソードイーターの剣を払う。そして再び距離を取った明は、ひと息吸い込んでから杖を構える。
「受けよ、天からの贈り物!」
『サンダーボルト』の詠唱を唱え、攻撃を仕掛ける明。
「さっきもかわしたのに!」
魔力の高まりを感知したソードイーターは再び回避行動を取る。それは先の行動を元にした予想。しかし。
(来ない……?)
降って来ない雷光、それを不思議に思って身構えた瞬間。雷光が天から迸る。それは明のフェイント。そして今度の雷光は『破魔の属性を乗せた全力魔法』を範囲攻撃化した、全力広範囲攻撃。
「な、によ、これ!」
感知し、予想したところで『かわす余力』が無ければ回避できない。見渡す限りの範囲に降り注ぐ雷光をかわす手段など無く、明の雷光がソードイーターを捉える。
「もうひとつ!」
魔法の2回攻撃で以て、先と同じ雷光を再び降らせる明。
「きゃあああああああああ!」
全周囲から降り注ぐ雷光がソードイーターを何度も焼いていき。
ついにソードイーターはその双剣を手放し、崩れ落ちる。
●
「くっ……どいつもこいつも……何なのよ……」
地面に倒れ伏したまま、ソードイーターが明を睨む。それは猟兵に対する敵意と不満を示す視線。
「私は、ただ『武装を喰らい(たべ)』たかっただけなのに……」
呪詛のような心残りをこの場に残して。
邪神『オブジェクト『ソードイーター』』は消滅したのであった。
成功
🔵🔵🔴
第2章 集団戦
『偽りの自由を手に入れた人形』
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POW : 存在を代価に願うもの
自身が戦闘で瀕死になると【邪神と再契約をし、ボロボロになった自身】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
SPD : 略奪をもってしても得られぬもの
技能名「【盗み攻撃】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
WIZ : 手に入れたものを捨ててでも手に入れたいもの
【自身の動く体の一部】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【邪神の加護をさらに増した形態】に変化させ、殺傷力を増す。
イラスト:香
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●邪神を誘うもの
『オブジェクト『ソードイーター』』を撃破した猟兵たちは、グリモア猟兵の言葉を思い出す。
この後、ソードイーターをスカウトしに来るオブリビオンが現れるはず。事前に得た情報に従い、神社の護りにつく猟兵たちの前に。
「……?」
姿を現したのは、邪神の眷属と化した人形たち。首を傾げ、周囲を確認する様は愛嬌すらあったが、その存在は既にオブリビオンと成っている。
人形たちが猟兵たちの姿を認める。すぐさま一戦交えるべく戦闘態勢になっていく人形たち。
情報を持ち帰らせないためにも。これらを全て逃さず、倒さねばならない。
そんな想いに突き動かされて猟兵たちもまた構えるのであった。
六代目・松座衛門
「次の人形か! ならば、ヤドリガミの本領発揮といくか!」
戦闘開始と同時にUC「錬成カミヤドリ」を発動! 本体器物である操作板「志操」の複製を展開する。
「自由時間は終了だ! 人形はおとなしく、操られてろ!」
複製した操作板と『偽りの自由を手に入れた人形』を、操作糸「領」で繋ぎ、行動の阻害、可能ならば、完全に行動を支配し、同士討ちを仕掛ける!
【ロープワーク】【操縦】【敵を盾にする】
「いくぞ! 暁闇!」
念力で複製器物を動かしつつも、自身も人形「暁闇」を操作し、神社の防衛に努める。
アドリブ、連携歓迎
●
邪神の眷属、『偽りの自由を手に入れた人形』。その正体は、人に恋焦がれ、人のように動きたいと邪神と契約し、自由という名の隷属を手に入れた人形たちだという。
「……人形か!」
目の前に現れた次なる敵を見て、六代目・松座衛門(とある人形操術の亡霊・f02931)が叫ぶ。奇しくも松座衛門も人形に縁ある身。
「ならば、ヤドリガミの本領発揮といくか!」
詠唱するのは、ユーベルコード『錬成カミヤドリ』。ヤドリガミたる彼の本体、操り人形のコアともいえる『操作板「志操」』を複製して、自身の周囲に展開する。
「自由時間は終了だ! 人形はおとなしく、操られてろ!」
人形は人形らしく、と。松座衛門の声とともに『志操』から人形たちへ伸びる糸は念力で繋いだ相手を操作する『操作糸「領」』。それが人形たちの四肢に絡みついていく。『志操』と『領』で以て、繋いだ相手である人形たちの行動を完全に支配しようとする松座衛門であったが。
「くっ。やはり、支配するところまではいかないか!」
容易に邪神から支配を奪うことはできないようだ。ならば、とその行動を阻害すべく、松座衛門の意思を『領』で以て流し込む。邪神の支配と松座衛門の意思とが人形の中でぶつかり合い、その齟齬で人形たちの動きが鈍っていく。
されど、人形たちもやられっぱなしではおらず。
「……!」
鈍りながらもまだ動く四肢で以て、仕掛けるのは『略奪をもってしても得られぬもの』。盗み攻撃の対象は……松座衛門が複製した『志操』。空中に浮く『志操』を掠め取り、そのまま地面に叩き付けて。破壊することで自分たちが得た『仮初めの自由』を取り戻していく。それでもなお、彼女らが求めたものは手に入らないのだけれども。自由を奪う存在を人形たちは許さない。
人形たちが『志操』に気を取られているその好機。松座衛門は戦闘用人形の操り糸を繰る。
「いくぞ! 暁闇!」
『志操』を念力で動かして囮にしつつ、『暁闇』を人形たちの群れに突っ込ませる松座衛門。『暁闇』から繰り出される素早い攻撃に人形たちは対抗できず。次々と撃破されていくのであった。
成功
🔵🔵🔴
オスト・ラーン
アドリブ・連携・ダメージ歓迎
人形……何がしかの想念が宿った物ですか?
私とは違う、そうか――オブリビオンめ
私の何を盗むか、盗ませるかで戦いが変わりますね
先ずは左手のダガーを逆手に持ち防御の構えを
それを奪う様に狙わせて……本命は右腕の装備
クォンタムブレードをメカニックの知識で可変
人形を砕く万力の様なアームに変形させます
ダガーを首尾よく盗ませてからが本番
クォンタムブレードを変形させダガーを盗んだ腕を取り破砕
ダガーを盗み返して、ユーベルコードを発動です
多少のダメージは甘んじて受けましょう
例えこの身がボロボロになろうと……最後に立っていられればいい
世界の破壊さえ止められれば、後はどうなっても構わない!
●
眼前に現れた『偽りの自由を手に入れた人形』たちを見て。オスト・ラーン(Last One・f20169)は目を細めた。
「人形……何がしかの想念が宿った物ですか?」
そう、例えば。オストのようなヤドリガミのような。しかし、よく見ればわかる違い。目の前の人形たちに宿るのは……邪神の力。
「私とは違う、そうか――オブリビオンめ」
決して相容れない天敵を前に、オストはダガーを構えるのであった。
対して人形たちは邪神の命令に忠実に。スカウトすべき相手は既にいないのだから、後は目撃者にして天敵である猟兵を倒すのみ。
「……!」
人形たちがオストに向かって動く。仕掛けるのは『略奪をもってしても得られぬもの』。彼女らが欲しいモノは奪っても奪っても手に入らないから。その攻撃は鋭さを増すばかり。
「……くっ」
押し寄せてくる人形たちの盗み攻撃をかわし、いなし。しかし、いかに早く動こうとも手数の差は補えない。
「……っ」
防御の構えを取っていた左手、逆手持ちのダガーを奪わんと人形たちが殺到する。しのぎ切れず、人形の1体にダガーを奪われるオスト。……だが。
(……今!)
ここまでがオストの計算であった。
直後、素早く振るわれるオストの右腕。そこに在ったのは変形したクォンタムソード。その形状は『人形を砕く万力』のごとく。ダガーを奪って、わずかな隙が出来た人形の腕を取って、クォンタムソードでそのまま強引に破壊する。
――盗みを仕掛けてくるなら、盗ませてその隙を攻撃するまで。
その作戦は功を奏した。宙に浮いたダガーを奪い返してそこから反撃……を阻止したのは人形たちの攻勢であった。一度奪ったダガーだからだろうか。そこへ人形たちの攻撃が殺到する。
「ちぃっ」
次々と襲いかかってくる人形たちの攻撃にダガーを奪い返すところまで手が伸びない。逆に手数のせいでオストが徐々に押されていく。凌ぎ切れず、態勢を崩すオスト。
「しまっ……」
後悔の言葉すら言い切る前に、今度は右腕のクォンタムソードへ人形たちが殺到する。ダガーは盗めたのだから、と言わんばかりに。
「……っ?!」
だが、今度は人形たちが驚く番であった。何度仕掛けて何度当たろうともクォンタムソードは『奪えなかった』。それは武器であるが、オストの一部。オストの右腕と一体化したこの次元兵器だけはいかにしても盗みようがない。
「多少のダメージは甘んじて受けましょう」
人形たちをなぎ払い、破壊して。オストは立ち上がる。人形たちの攻撃でその身に少なからずダメージを負っているけども。その左手には取り戻したダガーがある。
「……発動です!」
言葉と共に発動するユーベルコード『プログラムド・ジェノサイド』。予めプログラムしておいた連続攻撃を、人形たちの群れに叩き込む。
――例え自身の身がボロボロになろうとも……最後に立っていられればいい。
――だが、たとえそうなろうとも譲れない想いがある。
「世界の破壊さえ止められれば、後はどうなっても構わない!」
オストの口から零れた想いとともに、『プログラムド・ジェノサイド』の苛烈さは増していき。『偽りの自由を手に入れた人形』たちをなぎ払っていくのであった。
成功
🔵🔵🔴
六代目・松座衛門
「まだまだいるな。ならば…!」
引き続き戦闘をしながら、装備武器を人形「暁闇」へ組付け、多節棍「双爪丸」により4腕の異形へと変化させる。【真の姿】
「演目「黒雨」! この弾幕、避けられるか!?」
UC「演目「黒雨」」を発動。相手集団の頭上を高速で移動しつつ、大型銃「玲瓏」と連弩「狂惑」を乱れ撃ち、弾丸と矢を浴びせる。【援護射撃】【吹き飛ばし】
「あいつはヤバそうだ! 手早く処理させてもらう!」
(WIZ)のUCを発動させた『偽りの自由を手に入れた人形』に対しては、UCで強化された人形「暁闇」の鋭い爪で、相手の装備武器を攻撃し、無力化を狙う。
アドリブ、連携歓迎。
●
遭遇した人形たちを一掃した六代目・松座衛門(とある人形操術の亡霊・f02931)とその相方である戦闘用人形の『暁闇』。一度は片付いたかと思いきや、どうやらまだであったらしい。遠く、視界に入るのは新しくこの場に辿り着いた、増援の『偽りの自由を手に入れた人形』たち。
「まだまだいるな。ならば…!」
このまま下がるという考えは無く、改めて暁闇へ装備武器を組み付けていく松座衛門。伸縮機能付き多節棍『双爪丸』により、その腕を4つとした暁闇が異形にして真の姿を顕す。
「この鋭き雨に打たれろ!」
ユーベルコード『鬼猟流 演目其ノ二「黒雨」』により、さらに強襲形態へと変形した暁闇が松座衛門によって張り巡らされた操作糸の上を飛翔するかのように駆ける。
「この弾幕、避けられるか!?」
人形たちの頭上を高速で移動しながら放つは、連結された大型銃『玲瓏』と連弩『狂惑』。弾丸と矢を雨あられと乱れ撃ち、人形たちを吹き飛ばしていく。
しかし、人形たちも攻撃を受けているだけではない。
「……ぐ、ぎゃぁぁっ!」
自身の腕を潰し、それを代償に自身の装備武器の封印を解く人形。更なる邪神の加護を得た形態へと変化したその個体を松座衛門は見逃さない。
「あいつはヤバそうだ! 手早く処理させてもらう!」
広範囲への攻撃から一体への集中攻撃へ。暁闇は松座衛門の意思を受けて、その得物を爪へと変える。自分に向かってきた暁闇へ、逆に人形が鋭く爪を繰り出してくる。しかし。
「いけっ!」
人形の爪をかいくぐり、息をつかせぬ速さで肉薄した暁闇。素早過ぎるその動作に人形は反応が追いつかない。そこへ暁闇がその鋭い爪を振るう。カウンター気味に放たれたその一撃に、大きく下から斬り裂かれた人形はそのダメージで動かなくなる。
「よし! このまま押し通る!」
その場に残っている人形たちに対して松座衛門は再び暁闇を繰るのであった。
大成功
🔵🔵🔵
火土金水・明
「今度は邪神の眷属と化した人形達ですか。自由と言っても所詮ただの偽り。かわいそうですけど破壊させていただきます。」
【WIZ】で攻撃です。
攻撃は、他の方に合わせて【援護射撃】にして【高速詠唱】した【破魔】を付けた【属性攻撃】の【全力魔法】の【コキュートス・ブリザード】を【範囲攻撃】にして、『偽りの自由を手に入れた人形』達を纏めて【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「さあ、オブリビオン達は『骸の海』へ帰りなさい。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。
●
「今度は邪神の眷属と化した人形達ですか」
ウィザードローブの裾をはためかせながら、『偽りの自由を手に入れた人形』たちの前に立ったのは火土金水・明(人間のウィザード・f01561)。されど、契約によってもたらされた自由は所詮ただの偽り。決して人形たちが望むものが手に入ったわけではなく。
「かわいそうですけど破壊させていただきます」
明はそう言って七色に輝く杖を構えた。
直後、明の眼前に出現する氷の魔法の矢。ユーベルコード『コキュートス・ブリザード』を高速詠唱によって発動させた明は、氷の矢に破魔の力を込める。
「これでどうです?」
全力の範囲攻撃とした『コキュートス・ブリザード』を人形の一群に放つ明。矢のひとつひとつが強力な一撃で、かつ逃げ場がないほどの矢の雨が人形たちを確実に破壊していく。
反撃といわんばかりに、腕を、脚を、まだ動く体の一部を代償にして更なる邪神の加護を引き出す人形たち。しかし、飛び掛かろうにも明に辿り着く前に、氷の魔法の矢が人形たちを撃ち。それをどうにかしてかいくぐったとしても。
「残念ですが、当たりませんね」
明が生み出しだ残像によって惑わされ、ダメージを与えることができない。
「さあ、オブリビオン達は『骸の海』へ帰りなさい」
今一度『コキュートス・ブリザード』を唱え、人形たちの上空に氷の魔法の矢を生み出す明。
氷の矢が雨のように人形たちに降り注いで、彼女らを一掃するのであった。
大成功
🔵🔵🔵
砂月・深影
独りでに動く人形か……。これは人形遣いとしても見過ごして置けないかな
。彼らを倒せば親玉が出てくるはずだし、頑張っていこう
フェイントと残像を駆使して相手の隙を付きながら攻撃していく
敵の攻撃は見切りや武器受けで回避するか、可能であればカウンターを狙う。敵の数が多いみたいだし、あまり無茶はしないようにする
敵が一ヶ所に集まる等、効果的なタイミングで破魔を乗せた【紅蓮烈斬】を使って一気に焼き払うよ。他の所に燃え移るとまずいから、戦闘が一段落したところで炎は消しておく
他の人の絡み・アドリブOK
●
先に猟兵たちが倒した邪神。その力を手に入れるべく、この地を訪れた尖兵である 『偽りの自由を手に入れた人形』たち。その軍勢もまた猟兵たちの尽力によってそぎ落とされていく。
そんな中、最後の一団を相手取るのは、砂月・深影(寒空に光る銀刀・f01237)。
「独りでに動く人形か……これは人形遣いとしても見過ごして置けないかな」
と小さく呟き、その手に『白銀氷刃』を握る。この人形たちを倒せば、親玉が出てくるはず。つまりこれはまだ前哨戦。
(頑張っていこう)
そして深影は人形たちを倒すべく、駆け出した。
深影を視認した人形たちが彼女を迎撃すべく、手にした傘のような得物を繰り出してくる。複数から放たれる、その突きを。
(冷静に対処すれば)
と見切ってかわし、そして白銀氷刃で受け止める。受け止めたことで動きが止まった人形へ、返す刀でカウンターを叩き込む深影。
(あまり無茶はしないようにしないとな)
戦況は深影の方が優勢といえど、油断すれば敵の数に押し潰される可能性もある。冷静に、しっかりと、確実に人形たちを減らしていく深影。
しかし、人形たちもまだ奥の手があった。『存在を代価に願うもの』と、瀕死の自身を代償にして、邪神を再契約を行う人形たち。ボロボロになった人形たち自身が再度召喚され、しかしその戦闘力は先程より上。より素早く、鋭い傘の一撃が放たれる。
「……っ!?」
咄嗟に回避するもかわしきれず、傘が深影を貫く……がそれは残像。かろうじてかわした深影を追いかけるように、人形たちが、傘を、腕を、蹴りを繰り出していく。
「……くっ!」
小さく吐き捨てながら、残像を利用して攻撃をかわしていく深影。その動きは、『地面に円を描くかのごとく』。
「……頃合いだね」
自分に向かって鋭く突き出された傘を白銀氷刃で受け止める深影。返す刀を読んで回避行動をとった人形に。
「間合いが甘い」
フェイントを入れて間合いを崩し、一刀のもと斬り捨てる。
――気付けば、人形たちは深影によって一ヶ所に追い込まれ。
全ては深影の作戦の内。
「紅蓮の炎に焼かれろ!」
深影のユーベルコード『紅蓮烈斬』が具現する。炎を纏わせた斬撃が人形たちを一気に斬り裂きながら焼き払う。炎の斬撃が二撃、三撃と繰り返され、紅蓮の炎が人形たち目掛けて迸る。
「ふぅ……」
最後の一閃で、目の前の人形たちを全て倒した深影はひと息ついて。いまだ燃え盛る炎を自身の意思で消す。
もはや、炎の後に動く影――人形たちは1体もおらず。
紅蓮の炎の終焉が、この場における『偽りの自由を手に入れた人形』たちの終焉でもあった。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『堕落を誘う淡朱の踊り子』
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POW : パッショネイトダンス
【情熱の篭った振り付けのダンス】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : 閃光百裂拳
【両方の拳】による素早い一撃を放つ。また、【リズムに乗る】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ : ディーヴァズメロディ
【全身】から【伝説の歌姫を思わせる神秘的な歌声】を放ち、【催眠】により対象の動きを一時的に封じる。
イラスト:夜神紗衣
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「片桐・公明」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●堕落に誘うは……
「なんやの。あの子ら、やられてしもたんね」
手下が全て倒されたことを察知した邪神――『堕落を誘う淡朱の踊り子』が、猟兵たちが集う神社へ姿を現わす。邪神がくるりと周囲を見渡して、猟兵たちの背後にある神社に目をとめた。
「ウチの手下だけ壊れて、あんたらのもん壊れてないのは……不公平やと思わんね?」
楽しそうに目を細めながら、踊り子は舞の足を踏む。神社の意義、それを感じて壊すために。ふわりと羽衣が舞い、しかし蠱惑的に伸ばされた手は猟兵たちを誘う。
「それとも、あんたらがウチらの勢力に加わってくれる? それでも構わへんよ?」
――誘い、堕とす……淫らな魔こそが彼女の存在意義。
「どっちにしても、ウチの舞踏には付き合ってもらうんよ」
そう言って戦闘態勢に入る踊り子。殺気、あるいは攻撃の意思は猟兵と神社に向けられる。
それを察知した猟兵たちもまた、迎撃態勢に入るのであった。
火土金水・明
「最後に現れた邪神があなたですか。日本神話のアメノウズメに対抗した存在ですか?。」
【WIZ】で攻撃です。
【先制攻撃】で【高速詠唱】した【属性攻撃】の【全力魔法】の【破魔】属性の【フレイムランス】で『堕落を誘う淡朱の踊り子』を【フェイント】を掛けつつ【範囲攻撃】でどこに動いても狙えるようにして【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「残念ながら、オブリビオンの勢力に就職するほど落ちぶれていませんので。お一人で、『骸の海』へ帰ってください。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。
●
艶やかに、艶やかに。踊り子が自身の身体を魅せつけるように揺らめき動く。それは明らかに舞の準備。『堕落を誘う何か』。
それを待っていてあげるほど、両者の関係は良いものではない。
「我、炎により敵を焼き尽くす」
舞よりも早く。
火土金水・明(人間のウィザード・f01561)が先制攻撃を仕掛ける。高速詠唱で成したユーベルコード『フレイムランス』による炎の魔法の槍が弾幕のように出現する。ついでに破魔属性も付与しての全力展開。それを問答無用で踊り子に向けて叩き付けた。
急に現れ、直線的に飛んでくるそれらを舞うようにしてかわす踊り子。しかし、微妙な時間差をフェイントに、さらには広範囲に対して叩きつけられた槍の雨は、テクニックだけではかわせない。
「熱っつ……踊り子には触ったらあかん、て言われたことないん?」
羽衣と肌を焼かれて踊り子が不満げに口を尖らせるが、明は気にせず言葉を告げる。
「最後に現れた邪神があなたですか。日本神話のアメノウズメに対抗した存在ですか?」
「さぁ? 気にしたことないんよ」
明の問いに軽く言葉を返して。そんなことはどうでもいい、と踊り子が放つのは堕落を誘う神秘的な歌声、『ディーヴァズメロディ』が明に襲い掛かる。
「……っ!」
明が残像やオーラ防御で回避を試みるも、実体のない音を防ぐことができず。声に捕われ、動きを一時的に封じられる明。
「このまま堕ちてくれたら、嬉しいんよ」
「ぐっ……!」
急接近してきた踊り子の掌底を腹部に受けて後方に吹っ飛ぶ。しかし、その衝撃で声による拘束が解けた。飛ばされた勢いをそのまま利用して後方回転、着地した明は再びユーベルコード『フレイムランス』を高速詠唱で展開する。
「残念ながら、オブリビオンの勢力に就職するほど落ちぶれていませんので。お一人で、『骸の海』へ帰ってください」
決して受け入れることは無い、と。炎の魔法の槍を連続で、マシンガンのように射出する明。踊り子に対する返事は、それで十分だった。
成功
🔵🔵🔴
砂月・深影
僕達はここを壊されたくないからそう行動した。そこまで壊されたくないなら、守るなりすればよかったのに。まあ、お前の思い通りにはさせないけどね
フェイントや残像をおり混ぜて、敵の隙をつくように2回攻撃を仕掛ける
敵の攻撃は見切りで回避したり、武器受けで受け止めたりする。状況に応じてカウンターや咄嗟の一撃を入れていく。敵の攻撃のリズムを崩すことが狙い。可能であればそのまま僕のペースにもっていきたいところ
勝負所は破魔を込めた【波涛舞刃】で一気に仕掛ける。さて、こちらの舞いも披露させてもらうよ!
他の人との絡み・アドリブOK
●
明の攻撃に押され、後方へ大きく飛び退るようにして退避してきた踊り子の。着地したその隙を狙って、攻撃を仕掛けるのは砂月・深影(寒空に光る銀刀・f01237)であった。
「何なん!?」
「はっ!」
小さく息を吐きながら、生み出した残像をフェイントに、素早く2回攻撃を仕掛ける深影。その攻撃を体を捻ってかわそうとする踊り子だが、2度目の刃が踊り子の身体を斬りつける。
「もうっ!」
無理矢理振るわれた腕を回避して、距離を取った深影が踊り子と相対する。
「僕達はここを壊されたくないからそう行動した。そこまで壊されたくないなら、守るなりすればよかったのに」
「は? あ、アレ真に受けたん?」
深影の言葉にくすくすと笑う踊り子。そしてにやりと口端を上げて話し出す。
「ほら、後で文句つけられても困るん。『壊す』ならきっちり筋つけとかんとね」
そんな自分勝手な理屈に深影もまた言葉を返す。
「まあ、お前の思う通りにはさせないけどね」
踊り子のやり方を阻止すべく、『白銀氷刃』を逆手に持ち、構えを取る深影。
「むぅ、いけずな人らばかりは面白ないんよ」
その仕草が気に入らないのか、踊り子はタンタンっとステップを踏んで加速、一気に深影との間合いを詰める。その両の拳を使って放たれるのは『閃光百裂拳』。痛烈な素早い一撃が深影を襲うが。
「……っ!」
その必殺の一撃へ咄嗟にカウンターで合わせるように。深影は『白銀氷刃』を繰りだし、そのまま武器で受け止める。
強烈な一撃を受け止められたその反動で、態勢が崩れた踊り子の隙。
「さて、こちらの舞いも披露させてもらうよ!」
その隙を逃さず、深影はユーベルコード『波涛舞刃』を解き放つ。
「打ち寄せる波の如く、攻める! かわせるかい!?」
深影の身体が優雅な舞の足を踏み、それに合わせて流れるような連続攻撃を踊り子へ仕掛ける。剣舞によって破魔の刃が、一度、二度、と煌めき描く軌跡で、踊り子を軽やかに、そして鋭く斬りつけていく。
刃の舞を終えた深影の前には、全身から血を流し、膝をつく踊り子の姿。
「もう少し、舞に付き合ってもらうよ」
「っ、ええんよ。これで終わりやないんね」
立ち上がる踊り子に対し、再び白銀氷刃を構える深影。
戦況は猟兵側に傾きつつあった。
大成功
🔵🔵🔵
オスト・ラーン
アドリブ・連携・ダメージ歓迎
リズムに乗る、か……ならばそれを乱してやればいい
キーオブヴィクトリーをクォンタムブレードに装填
大音響で不規則な旋律を流す音波兵器を創造する
型に背負うスピーカー型だ、少々喧しいが取り回しも無難
これで容易にリズムには乗れまい!
そして両の拳で攻撃か――ならば俺は着ている服を投げつけて
片方だけでも拳に絡めつけてその自由を奪う
同時に加速、コルテスに一太刀を浴びせた戦法だ
そう遅れは取るまいよ。とうッ!
色仕掛けだと? 馬鹿め……古の記憶を有する集積回路にそんな物
数世紀分の××××に比較すれば、
たかが一度のそんなものに惑わされるものかよッ!
ダガーで急所に一撃を与えてやる。覚悟しろ!
●
深影との舞対決でしのぎを削り、押し負けた踊り子がさらに後退する。その先に待ち構えていたのは、オスト・ラーン(Last One・f20169)であった。
「今度はあんたがウチの相手してくれるん?」
オストを視界に収めた踊り子は駆ける足を留めず、そのまま舞へと移行する。誘惑の舞。相対した異性を堕とす、その舞にオストは。
「色仕掛けだと? 馬鹿め……古の記憶を有する集積回路にそんな物!」
オストの正体は集積回路のヤドリガミ。稼動したその期間よりも多くの記憶と記録を刻んだ集積回路から引き出すのは。
「数世紀分の(自主規制)に比較すれば、たかが一度のそんなものに惑わされるものかよッ!」
……とりあえずなんか対抗できたみたいである。よくわからない対抗手段に面食らって、唖然とした踊り子に、しかしオストは容赦しない。
「覚悟しろ!」
「はっ?! ぼーっとしとったらあかんね!」
ダガーを構えて接近、そして一閃。それを再び踏んだ舞のリズムで踊り子がかわせば、そのままリズムに乗って加速する踊り子。そして放たれる『閃光百裂拳』がオストを捉える。
「ぐぅっ!」
その一撃をまともに食らい、後ずさるオスト。
「素直に誘惑された方が楽なんよ?」
そう言って近づいてくる踊り子に対して、しかしオストは冷静であった。
「リズムに乗る、か……ならばそれを乱してやればいい」
立ち上ったオストは、右腕の『クォンタムブレード』に、自身の本体でもある鉤型の集積回路『キーオブヴィクトリー』を装填する。キーオブヴィクトリーの力を以てクォンタムブレードに干渉。創造するは『大音響で不規則な旋律を流す音波兵器』だ。右腕、というか肩にスピーカーを担いでいるような態勢で、自身も少々喧しいが、利便性は問題ない。
「これで容易にリズムには乗れまい!」
「……っ、汚い音流す人は嫌いなんよ!」
スピーカーから流れてきた音に対して露骨に嫌な顔をする踊り子。もう一度舞の足を踏もうとするが、仮にもUDCの肉体を加工して造り上げた武器をベースにした攻撃。ただの音であるはずもなく、その音に徐々にリズムを乱されていく。
「もうっ!」
無理矢理に放って来る閃光百裂拳は先の速度に比べれば十分に見切れるほどで。
(ならば……!)
とオストが着ている服を投げつける。狙いは衣服による拳の拘束。敵の自由を奪い、さらにそれはユーベルコード『シーブズ・ギャンビット』の加速条件でもある。引き寄せる勢いと自身の加速、二つを利用して、オストがダガーを振るう。
先のエンパイアウォーでも強敵に一太刀浴びせた戦法。
「そう遅れは取るまいよ。とうッ!」
「くぁぁっ!!」
駆け抜けるように振り抜いたオストのダガーが踊り子の身体を大きく斬り裂いた。
大成功
🔵🔵🔵
化野・那由他
魔魅跳梁を防ぎ止める鬼門封じ――守り抜きます。
「壊させはしません。此処で踊り納めにして貰いましょう」
喋りながらヤドリガミの本体である奇書の頁を開き、
【高速詠唱】で『仍て件の如し』を使用。
その後、頁を捲って『妖奇譚『鎌鼬』』の力を顕現。
速さを活かした風の【属性攻撃】をお見せします。
恐らく緩急を付けた攻撃を仕掛けてくるのでしょう。
こちらは相手の動き、拳打を見極めながら速度を上げて【ダンス】するように斬撃を返します。
周囲に被害を及ぼさぬよう出来るだけ気を配りながら立ち回りましょう。
それにしても、何処かで見たような技……いえ、記憶がないから何とも言えないのだけど。
※アドリブ大歓迎です。
●
オストと踊り子の戦闘している元へ駆けつけたのは化野・那由他(書物のヤドリガミ・f01201)。踊り子が放つその技に。
(……何処かで見たような技……いえ、記憶がないから何とも言えないのだけど)
奇妙な既視感を抱きつつも、その正体はつかめず。彼女の成り立ちに関係するのか、あるいはもっと別の――いや、それは今、重要なことではない。小さく頭を振ってその考えを外にだし。視界に収めるのはこの地を護る、魔魅跳梁を防ぎ止める鬼門封じ。
「――守り抜きます。壊させはしません」
その身に蓄積したダメージ、そしてこの場の戦況。鬼門封じを壊すことはできなくとも、この場に踊り子が残り続けるメリットはなく、逡巡することなく逃げの一手を選んだ彼女に対して、那由他が仕掛ける。
ふわりと。彼女の本体である奇書の頁が風に舞うようにめくれていく。指し示した場所に在る怪異譚は。
「……先を視ること件の如く」
未来を読むという妖怪『件』をその身に宿しつつ、踊り子の前に立ち塞がる那由他。
「もうっ! しつこい人は嫌われるんよ!」
その那由他にいら立ちを隠すことも無く踊り子が怒声をあげる。
「此処で踊り納めにして貰いましょう」
「っ! いらっとするんね!」
されど那由他は踊り子の勢いに動じることなく。那由他の言葉に、踊り子は舞を踏む。リズムに乗って繰り出した『閃光百裂拳』に那由他は。
「丸見えですね」
と、件の力を以て先を視て、するりと身を翻す。出来た踊り子の隙をついて、新たに繰る奇書の頁。高速詠唱で読み上げる力は、ユーベルコード『妖奇譚『鎌鼬』』。
「瞬刃の風、肉を裂き、瞬刻の妙、骨を断つ」
詠唱を受けて、妖怪『鎌鼬』を宿し、鎌鼬が司る風を纏う那由他。
「……ちっ!」
その様子を見て舌打ちしながら、なおも仕掛けてくる踊り子。しかし、鎌鼬の力で高速移動すらも可能とした那由他にとってそれは容易に見切れるもので。
「速さを活かした、風の攻撃、お見せします」
その拳に合わせて、那由他が風のように舞う。繰り出された拳をかわし、敵のリズムに合わせて速度を上げていき、まるでダンスをするように踊り、返礼とばかりに繰り出すのは『妖の御扇子』による一閃。それに乗って放たれる不可視の衝撃波。
「なっ、んなん!」
踊り負けていられない、と踊り子も速度を上げてくるが、それ以上に那由他の動きは素早く。ついには踊り子の攻撃、全てに対して衝撃波を叩き付けることに成功する。
舞を止めた那由他の前には、跪いた踊り子の姿。
「今日の舞踏会はこれにて……閉演といきましょう」
少し距離を取って、さらには周囲に被害を及ぼさぬよう気を配りながら。那由他が終の舞と言わんばかりに、妖の御扇子を縦横無尽に振るう。その軌跡に沿って放たれる不可視の衝撃波が幾度となく、踊り子の身体を斬り刻んでいき。
「こんなん……いや、嫌なんよ。ウチはまだ、踊り足ら……ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
それが踊り子の断末魔となったのであった。
「……ふぅ」
激しい戦闘を終えて、ほっと一息つく那由他。ゆるりと振り向く先は、戦闘の影響で少々荒れているものの、掃除すれば元に戻りそうな神社――『鬼門封じ』。
「無事、守れましたね」
そう言って、那由他はふわりと笑みを浮かべるのであった。
大成功
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