ちゅちめことしゃめ! ちゅちめことしゃめええええ!
あなたは『つちねこ』を知っていますか?
頭はねこで身体は……あのなに、なんかへまって長くて足が四つでなんかしっぽのうにょっとしてる……こう、あれ、あれみたいなやつ。
「我ら『シャーキックカルト』の悲願はシャーク様の復活に他ならぬ。
そのために我らはこれまで準備を進めてきた」
頭にサメの三角ずきんを被ったいかにもオレら邪教徒ですよって感じの人たちが、赤いろうそくを手に『然様!』とか言った。
現代社会で然様って言うひとはすごく偉いひとかちょっとイカれてる人のどっちかだが、彼らは後者であるらしい。
「残る手順はただ一つ。とてつもなく美味である幻の食材『つちねこ』を100体祭壇に捧げることである。……ぬかりはないな?」
「ハッ、無論でアリマス!」
シャーク! のかけ声と共に敬礼した一般シャーキックカルト信者が、カーテンを開いて檻を示した。
「この特製つちねこ用捕獲檻の中にきっちり100匹つかまえており……ま……」
檻を見て『オゥ』と呟くシャーキックカルト幹部。
ゆーっくりと振り返る信者。
でっかい檻ン中でたった1匹だけのつちねこちゃんが『みゃーん』と言った。
「「ねこがにげてるううううううううううううううううううううう
!!!!」」
一方その頃、ある関東海岸地域でのこと。
UDコープのエージェント鮫殴フカ次郎。彼は要注意団体『シャーキックカルト』を追っていた。
「ここが奴らのアジト……うみのいえ『サメ天国』か」
サメ殴りグローブを装着し、キッとシリアス顔になるとテレポートしてきたイェーターたちへと振り返った。
「シャーキックカルトはサメ邪神を心棒するイカれた連中だ。
奴らは偶発的に大量発生するという『つちねこ』を生け贄に捧げることできわめて凶悪なサメ邪神を復活させようとしている。
儀式を邪魔するには『つちねこ』を大量に奪取するほかないのだが……」
クッ、どうすれば。儀式はもう始まっているぞ! とか言ってるフカ次郎の足下で、つちねこがぶなーんと鳴いた。
「あっ」
何かに気づくフカ次郎。
周りを見回すフカ次郎。
「ねこがにげてるううううううううううううううううううううう
!!!!」
空白革命
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●第一章:つちねこをつかまえろ!
海の家から猛ダッシュで出てきたシャーキックカルト信者たちよりも早く、海岸で大量にごろごろしてる『つちねこ』をつかまえよう。(信者たちはパンピーなので素早すぎるつちねこを捕まえられずに転倒したりしています。かわいそうに……)
つちねこはこっちの攻撃をよけたり檻を切断したりしてとにかく逃げる。これを素早さやパワーでガッとやって倒し確保するのが近道だ!
ちなみにつちねこはめっちゃ美味らしい。あとで食えるぞ! 今言って置くけど、第三章で食えるぞ! とれるだけとっとけ!
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第1章 集団戦
『つちねこ』
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POW : ちょこまかちょこまか
【超スピードで走った際に出来たカマイタチ】が命中した対象を切断する。
SPD : ささささーっ しゅばばーっ
【相手の脳波・筋肉運動・その他予備動作から】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ : ぬるりとだっしゅつ
【捕獲されない為に】、自身や対象の摩擦抵抗を極限まで減らす。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
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花邨・八千代
あーっ!こいつ美味かったやつ!めっちゃうまかったやつ!!!
やったー喰い放題だな!ごりごり捕獲すんぞー!
血抜きとかそういうんは任せとけ!俺得意!
◆つかまえる
【空躁】でガッと跳んで黒塚で一気に刈り取るぞ!
その可愛い首とおさらばすんだな!逃がすわきゃねーだろ!
跳んで回り込んで片っ端からザクザクすんぞー。
勘で逃げる方向探りつつ、先回りして狩ってくぜ。
ぬるぬる逃げるんなら逃げられんよう殺して仕留めるのは当たり前だろ?
狩り尽して団地の奴等にも土産にすっかなァ、前に食わせたことあるし。
煮付けにしてよし、焼いてよし、揚げてよし。
今回はジャーキーにも挑戦してぇなァ、楽しみだ。
ビール冷やしてくりゃ良かったぜ。
「あーーーーこいつ! こいつめっちゃうまかったやつ! うまかったやつじゃねーか!」
「にゃーん」
無表情でごろんごろんしてるつちねこを指さし、花邨・八千代はまさしく鬼のように笑った。
「100匹だと!? 食い放題じゃねえかーーー!」
うおらーと言って薙刀を頭上で高速回転させ、つちねこめがけて突撃する八千代。
「血抜きは任せろ! 得意分野だぜ!」
「にゃーん」
猛烈なパワーで大地ごと粉砕する八千代大切断(まっすぐ殴ってぶった切る八千代の必殺技である)。
周囲のつちねこもろとも吹っ飛んだ……かに見えたが、素早いつちねこは空中で短いあしをしゅぱぱっと動かして猛烈なスピードで逃げてしまった。
「こいつ……やっぱり俺の動きを読んでいやがるな」
つちねこは相手の筋肉の動きやなんとなーくアレなアレをアレしてこっちの動きを予測してくるぞ。
――明民書房『つちねこを喰おう』より
「ハッ、だったらやるべきコトはシンプルだ。シンプルに一つだけだぜ」
八千代はぐっとクラウチングスタートのような姿勢をとると、こちらに警戒して身構える(?)つちねこめがけて飛び出した。
それも、跳躍。
空中で人は右にも左にも動けないもの。
つちねこは軽いナメプで横に飛び退きその場にごろんと腹をみせたが――その油断が命取り。
「オラ空躁ッ!」
真空を蹴りつけた八千代の機動はつちねこの予測をはるかに上回り、まずいと思った時にはその小さなボディを薙刀の刃が貫いていた。
「ビール冷やしとけよ! 今夜は焼き肉だぜェ!」
獲得つちねこ:🍖
成功
🔵🔵🔴
イサナ・ノーマンズランド
えっ これたべていいの?
……よっしゃ、やるやる!! そーゆーの、わたしだいすき!
ほらほら、レイゲンもてつだって!
『……オレはゲテモノ喰いの嗜好はねーんだけどなあ』
SPD
UCダブル・キャストにて分身。
それぞれが適当にスイッチしながら戦うことで思考を読み取ることを困難にさせ、ツチノコの回避運動を阻害する。
【クイックドロウ】での早撃ちによる牽制で【時間を稼ぎ】、そのスキを狙う相方の振るう処刑斧の【傷口をえぐる】ような執拗な攻撃で機動力を奪いつつ【恐怖を与え】、時々思い出したかのように乱射するサブマシンガンによる【範囲攻撃】で一体でも多く仕留めていく。
「えっこれほんとに? ほんとに食べていいの? にゃーんて言ってるけど……」
わたしねこたべれないと言うのかと思いきや、イサナ・ノーマンズランドはギザ歯をギランと光らせて獰猛に笑った。
「わたしそーゆーのだいすきーーーー! 手伝ってレイゲン
!!!!」
『えぇ……』
跳躍し、処刑斧を振り上げるイサナ。
土に突き刺さる斧を回避し、つちねこはぴゅーんと走って逃げ出した。
「にがすかー! レイゲン!」
『オレ、ゲテモノ食いの趣味はねーんだどな』
ゆらりと実態が陽炎のようにゆらぎ、イサナの背後に内包人格のレイゲンが現われた。
ボルトアクション式の狙撃銃を手に取り、逃げるつちねこへと射撃。
「にゃっ」
射撃を先読みして飛び退くつちねこに、イサナは腰の後ろから抜いた10ミリ拳銃を素早く連射。
飛び退いた直後の、まだ空中にいるつちねこのボディに銃弾を命中させた。
「一匹ゲットぉ!」
『うれしいのか?』
「すっごく美味らしいんだよ? こう……つちねこの味がするんだよ?」
『想像がまったくできねー』
レイゲンは狙撃銃を手放し今度はショットガンを手に取った。
つちねこめがけて突撃し、飛び退くかどうかの瀬戸際のタイミングで射撃。
拡散した弾から逃れるように大きく後ろに飛び退くつちねこへ、サイドへ滑りこんだイサナがトミーガンめいたサブマシンガンを乱射。
つちねこは空中でぱたぱたと踊り、そして仰向けのまま落下した。
獲得つちねこ:🍖🍖🍖
成功
🔵🔵🔴
水元・芙実
え、これって食べて良いものなの?
お腹壊さないの?
って、なんでみんなそんな必死なの?
というよりサメって何?
モンスターなの?
えーと、とりあえず捕まえればいいのね!
深く考えたら駄目なのよねきっと!
オブリビオンだし、うん
じゃあ私の発明を見せてあげるわ!
じゃじゃーん!
瞬間固着剤!
これを使うと勝手に動いて逃げる相手を捕まえてくれるスグレモノ!
私の超化学の産物よ!
液体だから切られないし、たぶん脳波も筋肉も無いから動きを読まれないし、がっちり固まるから摩擦抵抗も関係ないわ!
うっかり他の人が踏んでもどんどん作るから気にしないでね!
ちゃんと落とす薬もあるから大丈夫!
…ねえ、これがどうしたら世界を救うことになるの?
「まって、ねえまって。みんな普通に食べる気でいるけど……これ食べていいものなの? サメ邪神ってなに?」
「サメはサメだろォ!」
「サメを信じたときそこにサメはいるんだよォ!」
つちねこを捕まえようと無意味なヘッドスライディングをしていたエージェントフカ次郎とシャーキックカルト信者が同時に起き上がって叫んだ。
そんなこと言われましても、である。
「わ、わかったわ……オブリビオンだしね、常識にとらわれたらだめなのよね、うん」
水元・芙実はこめかみに指を当て、しばし自分を納得させた。
「にゃっ!」
やる気になったらしい芙実に、つちねこたちが警戒の汁を出す。
言い方が急にいやらしくなったが要はぬるぬるした体液を纏うことでつかみ取りを回避しようという考えなのだ。
「――そうくると思ってたわ。見せてあげる、私の新発明!」
じゃじゃーんという効果音(セルフ)と共に取り出したビーカーの中に、なんか勝手にうねうねしてる謎の液体が入っていた。
「ん?」
「ん?」
「にゃ?」
フカ次郎も邪教徒もつちねこも、『こいつ何する気だ?』という顔(?)で固まった。
「今よ!」
芙実がビーカーのフタを開いた途端、中から飛び出したなんかうねうねしたやつがつちねこにびしゃーっとかかり、むちーっとはりつき、ばっきばきに固まった。
「んにゃーーーー!」
足をじたばたさせるも時既に遅し。自慢のぬるぬる体液もこのなんかよくわかんない液体の前には無力!
「やったわ! ところで……!」
喜びの顔のまま、芙実はサッとエージェントに振り返った。
「これがどうしたら世界を救うことになるの?」
獲得つちねこ:🍖🍖
成功
🔵🔵🔴
パルピ・ペルポル
なるほど食材。
…いや納得してる場合じゃなくて捕獲しないとよね?
というわけで。
雨紡ぎの風糸・捕獲網モード展開っ。
設置網状態で追い込んで捕獲するわねー。
ついでに穢れを知らぬ薔薇の蕾も投げとくわ。あ、絡みつくだけで吸血はしないでおくけど。
上手く動きを止められたら近寄ってガッとやって袋にポイすればいいのよね!
フェアリーだからって非力と思ってなめないでよねっ。
しかし、これで復活するサメ邪神って…。
まぁ、深くは考えないでおきましょうか。
「いいか、このつちねこを捕まえるとだな、サメ邪神への生贄が減って結果的にサメ邪神復活を妨げることができるんだよ」
「けど少量のつちねこでも復活はできるから、今必死こいてつかまえてるとこなんだよ?」
エージェントフカ次郎とシャーキックカルト信者が仲間へ必死に説明しているのをよそに、パルピ・ペルポルは一人でなんとなーく納得していた。
「なるほど、要するに美味しい食材なのね」
腕組みしてうんうんと頷くパルピ。
「……って、納得してる場合じゃなくて!」
細身の剣を抜刀。
と同時に小動物(パルピにとっては大きな動物)を捕獲するための特殊な糸を取り出し、網状にして砂地に広げていった。
「にゃーん!」
他の仲間が追いかけ回していたつちねこがたまたまネットの上へ接近。
パルピはここぞとばかりに糸をひき、ものすごい力でつちねこを引っ張り上げた。
つちねこもつちねこでパルピの動きを読んで飛び退くつもりではあったが、パルピがその小さな身体からは想像も付かないような怪力で引っ張り上げたもんだからもう『にゃー』くらいしか言うことが無いありさまであった。
「フェアリーだからって非力と思ってなめないでよねっ」
キメ顔キメポーズで剣を振りかざして……から、ふと真顔に戻った。
「けどこの生物で復活するサメって……」
獲得つちねこ:🍖
成功
🔵🔵🔴
火奈本・火花
「つちねこって食べれるんですか……」
二度見
「……食べるんですか?」
■捕獲
とにかく、だ。UDCの捕獲といえばエージェントの得意分野、この状況で誰かに後れを取るわけには行かないな
なんともキモカワイイ外見だし、捕獲出来るUDCなら無傷で捕獲したいな
走る相手を追った所で捕まえられるとは限らないし、此処は『演技』で寄ってきて貰おう
こんな事もあろうかと用意した猫の『変装』(着ぐるみパジャマ)へ『早着替え』し、全力の猫の鳴き声で『おびき寄せ』る
足りなければ猫っぽい喉ゴロゴロとか猫ポーズもやろう!(やけくそ)
寄ってきたら逃がさないよう、底力の拳を地面にぶつけてアリ地獄みたいな状態を作り出そう
これなら逃げれまい
「これを……食べるんですか……」
網にかかってうにゃーうにゃーいってるつちねこを顔の前にぶら下げて、火奈本・火花は目を細めた。
そして振り返る。
「食べるんですか?」
「食べるんだよ! 特にサメが!」
頭から砂を被って目をかっぴらいたシャーキックカルト信者が、吠えた。
「だからそれをよこ――アァン!」
飛びかかってきた信者を顔面パンチで黙らせると、網を仲間にパスしてから拳をぽきぽき鳴らした。
「ともあれ、UDCの捕獲はエージェントの分野。この状況で後れを取るわけにはいかないな。見るがいい――エージェントの生き様を!」
胸元を掴み、ずばっと早き替えする火花。
いつものクールなスーツ姿とは一変!
にゃんこちゃんの耳フードがついた着ぐるみパジャマ姿となった!
「いやそうはならんだろエージェント火花」
「黙りなさいエージェントフカ次郎」
こうです。
といってその場に乙女座りし、ネコが顔を洗うモーションをしてみせるエージェント火花。
「にゃーん」
仰向けになり腰をくねんくねんとやって甘えるポーズをとるエージェント火花。
「いやいやそんな動きでつちねこが捕まえられるわけ――」
「にゃーん」
つちねこが火花の横にぽふんと香箱座りをした。
「つかまってる!」
「にがさん」
火花のダイナミックネコパンチが炸裂。足場を破壊されたつちねこがわたついてる間に、火花は軽やかにつちねこを網でとらえたのであった。
「にゃーん」
獲得つちねこ:🍖🍖
成功
🔵🔵🔴
テルプ・ステップアップ
とっても美味しいと聞いて僕が立ち上がらないわけがない!
じゃなかった、邪神復活を阻止するよ!…あ、そこ行く邪教信者っぽい人!
サメ邪神て美味しいの?
あとつちねこのおいしい食べ方教えて!
猫は好き。
蛇も嫌いじゃない。
でもその両方の存在でも
美味しいなら僕は迷わない!
(少年漫画の主人公のような熱い瞳)
アクセルバーストッ!
インストール!
僕の足はこの瞬間光速を超えるの。
誰もこの僕から逃げ切れないよ。
目指せ100匹の食べ放題!
※完全に食い気で動いてます!
※アドリブ・他の方とのからみ歓迎
「美味ときいて!」
うぃーんがしょんというカートゥーン的効果音と共に空から下りてきたテルプ・ステップアップ。
ビーチ背景が設定されたことでやたら見栄えがよくなった例のポーズで砂地にたつと、なにかにハッと気づいてもう一回振り返りなおした。
「邪神が復活すると聞いて!」
「今さら言い直しても」
「シャーキックカルト信者のひとー!」
ポーズを維持したまましゅばっと振りかえるテルプ。
「ねえねえサメ邪神はおいしいの?」
「きさまー! シャーク様を食べようとするな! おいしいけど!」
「おいしいんだ!?」
とにかく今は放って置いておいてくれ! といいながらつちねこをヘッドスライディングで捕まえようとする邪教徒のみなさん。
VR映像にうつった女体を掴むかのような空振りっぷりに哀れみの涙(?)を流した後、テルプは今度こそつちねこへと振り返った。
「猫は好き。
蛇も嫌いじゃない。
でもその両方の存在でも。
美味しいなら、僕は――」
「迷わない!」
はいここでOPテーマのアレンジかけて。
「アクセルバースト・インストール!」
テルプは両足をデータ化し先読み回避で飛び退いたつちねこの背後にシュインって回り込んでキャッチした。
「今の僕は……光を超える!」
獲得つちねこ:🍖🍖
大成功
🔵🔵🔵
ペイン・フィン
つちねこ、食べ放題と聞いて。
つちねこバーガー。そろそろ無くなってきたから、これを機に、沢山取っておきたい……。
コードを使用。
拷問具8種、344の拷問具を展開して、つちねこに。
―――こちらの動きを予想するなら、予想しても意味なくしたら良い―――
指潰しで、膝砕きで、スタンガンで、動きを止めて、
ナイフ、焼き鏝、重石、猫鞭、毒湯でとどめを刺していくよ。
あ、もちろん、下ごしらえもしっかりと、ね。
……楽しみ。
「つちねこ、食べ放題ときいて」
「きゅ」
しゅいーんというそれっぽい効果音と共に現われたペイン・フィン。そして肩にのったオコジョ。八兵衛なんでついてきちゃったのこのこ。
ペインは両手でこう、ハンバーガーをつかんで ふかふかするジェスチャーをしながら虚空を見上げた。
今は無きつちねこバーガーのぬくもりを思い出しているのだろう。
昔見た映画でヒロインが言った。
『無くなって初めて気づくものって、あるよね』
多分この台詞考えた人はハンバーガーのために言ったわけじゃ無いとおもうけど。
「これを機に、沢山ほしい」
コートのポケットに手を入れると、どういう理屈か彼の所有する拷問八道具が次々に取り出された。
むろんそれだけでは無い。宙に放り投げた拷問具が壊れたブラウン管テレビ映像のごとく複製され、周囲のつちねこめがけて発射される。
相手の脳波や肉体動作から動きを予測し回避するつちねこの特性に対し、数でせめるという作戦である。
仮に飛び退くことができても、飛び退ききれないほどの量が襲ってくれば、つちねこはひとたまりもないのだ。
「にゃーん」
スタンガンや石が殺到し、つちねこをしとめていった。
「……たのしみ」
獲得つちねこ:🍖🍖
大成功
🔵🔵🔵
波狼・拓哉
…………カオスってるー!?まだ何にも始まってないよ!?
え?でこれ捕まえんの?捕まえた後どうすんの?一応UDC何だよねこいつ…(寝不足でウトウトしてたら聞いてなかった感)
まあ、捕まえるだけなら何とかなる…と思うんだけど。化け転がせミミック。味方の『捕獲』が成功するように希望を持って祈ろうか。『幸運』でもいいかもね。
さて自分も…といっても戦闘知識から追い込みの最適解を導き出し地形の利用で追い込み易い位置を見つけ追い込んだら網…でいいか他の思いつかんし、投擲して捕獲して回るか。…後は暴れられても困るし一匹一匹ロープで縛っておくか。逆さに吊るしておけば大丈夫かなー。
(アドリブ絡み歓迎)
ズボンのポケットに片手を入れたまま、波狼・拓哉はふああとあくびをした。
海風がまるで寝起きの目にしみるようだ。
目の前、というか砂浜のうえでごろんごろんするつちねこの群れを前に、拓哉は近くのエージェントに問いかけた。
「で、これつかまえんの? つかまえてどうすんの?」
「知るか! 喰え!」
「食えるの……?」
つちねこを初めて見た奴はだいたいみんなそう言うんだよ。
まあいっか、という顔でポケットから六面ダイスを取り出した。
「まずはこれかな。化け転がせミミック」
ダイスを放り投げると奇妙なバウンドと回転をかけ、ダイスはクリティカルな出目を見せた。
上向いた目から発射された……あの、なんだろう、かっこうよく書こうと思ったけどクリティカルって飛ぶの?
うるせえ拓哉くんが飛ぶつったら飛ぶんだよ!
気を取りなおして。
上向いた目から発射された幸運のエネルギーが無数の放物線に枝分かれし、ぬめる体液を出して離脱しようとしたつちねこたちをなんかしらんけど周囲の砂でぼふぼふにかためて転倒させてしまった。
「まあ、こんなもんでいいかな」
適当な虫取り網でつちねこをすくいあげると、拓哉はどうぞといって仲間へと突きだした。
獲得つちねこ:🍖🍖
大成功
🔵🔵🔵
青葉・まどか
つちねこ……美味しいの?
よくわからないけど、美味しいモノを食べるチャンスを逃すなんてもったいないよね。
全力で狩りに行きます!
ねこじゃらしをぴょこぴょこ動かしてみましょう、寄ってくるかもしれないよね?
ぴょこぴょこ
ぴょこぴょこ
ぴょこぴょこ
……なるほどね、無視するんだ。その上、馬鹿されているような気がしてきたよ。
OK、OK。なら実力行使あるのみだね。
私から逃げれると思うなよ!
【神速軽妙】発動。
ダガーを振りかざしてつちねこを追いかける。青春だね!
「食べたこと全然無いけど……美味しいものを食べられるなら、そのチャンスは逃さないよ!」
キリッとした顔で鉄串状のダガーを構える青葉・まどか。
――とみせかけて、今日構えているのは高級猫じゃらし(市販千五百円也)であった。
「おいおいガール、つちねこはねこじゃあないんだぜ。そんなオモチャでつかまるわけがねえだろう? 子供は猫カフェにでも行ってな!」
「「HAHAHA」」
シャーキックカルト信者の皆さんが急に荒野の酒場みたいな空気を出してくるが、まどかは黙ってつちねこたちの真ん中へと立ち、そっとかがんで猫じゃらしを振った。
ご想像頂きたい。
砂浜。あちこちに寝転がるつちねこ。
右へ降るねこじゃらし。
同時に頭を右へ動かすつちねこ。
左へ動かせばまた左へ。
勢いよくしゃらららーと動かしてみると……。
「にゃーん」
もうそれは飽きたとばかりにつちねこは顔をあらいはじめた。前足が短すぎて全然顔に届いてないけど。
「ふふ……馬鹿にされてる気がしてきたよ」
猫じゃらしを肩越しにぽいって投げるまどか。
後ろで荒野の酒場感を出してた邪教徒の額にサクッとささる猫じゃらし。
悲鳴をよそに、まどかは神速モードを発動した。
「こうなったら、実力行使だね!」
「にゃーん」
素早く飛び退くつちねこ、高速で走りダガーを放つまどか。
青春は、加速する!
獲得つちねこ:🍖
大成功
🔵🔵🔵
クロエ・ウィンタース
やつはねこではない(断言
俺は知っているぞ。あいつは猫のツラをした魔性だ。
顔が愛らしくにゃーんとかぷなーとか鳴いているが
生憎だな。俺はもう騙されない(一度騙された
>捕獲
【SPD】アレンジ歓迎
相手を捕まえやすい方向に誘導させようとする動きは【フェイント】だ
裏を掻こうとするつちねこの動きを【見切り】、
UC【無銘・壱】でつちねこが反応出来る速度以上の速度で叩く。
生け捕りが必要なら【踏みつけ】る。
………え?これ喰えるのか?
…いやまあそうか。獲ったのなら喰わないとダメだな。
命に対する礼儀と言うやつだ。うん。
…………本当に食えるんだよな?騙してないよな?
よし。首、落としておこう。頭は食わんだろう、うん。
「ここまでの流れで、わかったことがある」
クロエ・ウィンタースは砂浜にたつと、ゆるく腕を組んで頷いた。
羽織りと髪飾りのリボンが海風になびき、閉じていた目が理知的な光を帯びて開いた。
「つちねこは……ねこではない!」
「「知ってた」」
後ろで同時に応えるエージェントフカ次郎およびシャーキックカルト信者のみなさん。
「やつはネコのツラをした魔性……愛らしい顔でにゃーんといっているが、俺は……」
腰の刀をすらりと抜いて、少年誌で言えば見開きになりそうな決め顔のアップで叫んだ。
「もう、騙されない!」
「「一度は騙されたんだな」」
「やかましい」
振り返りながら仕込み短刀をビャッって投げるクロエ。
邪教徒の額に柄頭をヒットさせると、クロエは自らの身体を錬気によって強化した。
「つちねこ――覚悟しろ」
高速で接近。
その動きを予測していたつちねこはクロエの斬撃を跳躍によって回避――するが、クロエは凄まじい素早さによってスピン。周回して戻ってきた刃がつちねこをすっぱりと切断した。
「一度避けた程度で、逃げられるとおもうな」
倒したつちねこを掴み上げ、祈るように目を閉じる。
「だがとった命は無駄にはしない。命への礼儀として、喰うとしよう」
ちらりと周りをみるクロエ。
つちねこたちがじっとクロエを見ている。
「にゃーん」
「…………頭は落としておこう」
獲得つちねこ:🍖🍖
大成功
🔵🔵🔵
寧宮・澪
おー……おいしかった、やつー……つかまえ、ませんとー……。
逃げたら、だめですよー……。
【Call:ElectroLegion】、使用ー……数で囲んでー……おにく、もとい、つちねこ確保、ですよー……。
おしごとですよー、れぎおーん……確保、しますよー……。
ぐるっと、数で包囲してー……逃さないようにー。
私は、毒使いと催眠術、でー……眠らせましょう、かー……。
たくさん、確保したいですねー……美味しかったです、しー。
うん……からあげー……はんばーぐー……焼肉ー……じゅーしーでおいしー……。
頑張り、ましょー……おー……。
(食い意地じゅるり)
アドリブ、連携、おまかせー。
「おー……つちねこ……おいしかった、やつー……」
寧宮・澪はふわふわとした声で振り返った。
というか実際にふわふわ浮いていた。
謳匣を電脳空間(クラウドストレージ)から呼び出し、手のひらの上へと顕現させる。
その動きだけで何かをすると察したのか、つちねこたちは一斉に澪から飛び退いてぬめり汁(誰か可愛い呼び名をつけてください)を体表へと分泌させた。
「逃げたら、だめですよー……」
謳匣の上面が開き、側面が開き、展開した箱の中から複雑な電子データ同位体が発生、拡散を始める。
拡散した同位体は周囲の砂や水分を一とする物体を吸収し構造を強制的に書き換えると、およそ二百体近いゴールデンつちねこロボへと変化した。
「おしごとですよー、れぎおーん……確保、しますよー……」
掲げた手に指を立て、くいっとつちねこ一匹へと向ける。
この二百体弱のロボが一斉に、たった一体のつちねこを取り囲み取り押さえ、麻酔薬を注入。
つちねこはぶなーといって眠りについた。
「うん……からあげー……はんばーぐー……焼肉ー……じゅーしーでおいしー……」
口元をぬぐい、澪は次なるつちねこへと指をむけた。
「頑張り、ましょー……」
獲得つちねこ:🍖🍖
大成功
🔵🔵🔵
狭筵・桜人
食べられるんですか?
どこを?全部?
取りあえずマタタビ持ってきたのでこいつで釣ります。
にゃーんて鳴くやつは大体猫でしょう。
ヌルリと逃げられたら困るのでUCを使って動きを止めますね。
こんなことに使いたくなかった。
どこを持とう。
あっわかりましたよ。身体じゃなくて頭を抑えればいいんです。
どうどう暴れない暴れない。
縄で縛って集めていきましょう。
こうして縄を引いて歩いてると散歩させてるみたいですね。
通り道でシャーキックカルト信者が転んでたら手を貸して起こしてあげます。
大丈夫です?それじゃあお大事に。
何事もなかったようにつちねこを引きずって行きます。
やっぱり鍋かなー。刺身はないですね。
狭筵・桜人はかがみ込み、お腹を向けて砂の上をごろんごろんしているつちねこを見つめた。
「……本当に食べられるんですか? これを? ぜんぶ?」
「ククク知らないのか。つちねこは伝説の食材。肉も骨も髭ですら美味しく食べることが出来アアアアアアア
!!!!」
ダイブして捕まえようとしたシャーキックカルト信者が空振りからのヘッドスライディングをきめた。
「大丈夫ですか?」
「お、おかまいなく」
「お大事に……」
邪教徒を起こしてあげつつ、桜人はふと気づいてポケットから何かを取り出した。
スーパーで売ってるマタタビスティックである。
スティックっていうかマタタビの枝そのものだが、それに糸をくくって短い竿の先に垂らし、目の前でもっかいごろごろしてるつちねこへとぶら下げてみる。
お腹に近づけた辺りで手をちゃいちゃいやって取ろうとするつちねこ。
つっても手足が短すぎるせいで全然届かないらしく、桜人はつちねこがマタタビを抱きかかえられるまで下ろしてやった。
わーいといって囓りはじめるつちねこ。
この隙に捕まえようと手を伸ばすも、つちねこは身体からぬるぬるしたなんかを出していた。
「だめですね、身体を掴んだらすぐに抜けてしまいそうで……あ、そうだ」
桜人はつちねこの頭をわしっと掴んだ。
わぎゃーといって暴れるつちねこ。
たぶん全国のネコが似たような理由で似たような暴れ方をすると思うが、桜人はどーどーと言って呪いの邪視を打ち込みつちねこを金縛り状態にした。
「どうやって食べるのかな……鍋……?」
獲得つちねこ:🍖🍖
大成功
🔵🔵🔵
火奈本・火花
「やはり猫のマネ作戦で正解だったようだな……だが一辺倒の作戦では看過される。あの手この手と品を変えるのも有効だろう」
■捕獲
ネコの次は、そう立場を変えてネズミだ
音速のやつか電気のやつにするか、はたまた夢のやつにするか迷ったが……オーソドックスなネズミで行こう
ネコの着ぐるみパジャマから一転、さらなる『早着替え』の『変装』でネズミ(悩んだ結果灰色の普通な着ぐるみパジャマ)に変装する
エージェントとして幾多の危機を乗り越えた鳴き真似でつちねこの狩猟本能を刺激しよう
「ちゅー」(時代劇の天井裏から聞こえてきそうな迫真の鳴き声)
寄ってきたら今度は着ぐるみを脱ぎ、身軽になって捕獲だ
着ぐるみの下は水着だ、問題無い
「やはりネコマネ作戦(キャットレディプロトコル)は正解だったようだな」
「認めたくないがそのようだエージェント火花」
「だが同じ作戦を採り続ければいずれは看破される。変化は重要だ」
「同感だエージェント火花」
火奈本・火花はチャッと眼鏡のブリッジを指で押すと、再び服を掴んでバッとは焼き替えをした。
いつものクールなスーツ姿とは一変!
火花はかわいいネズミさんきぐるみパジャマに変身した!
「いややっぱそうはならんだろエージェント火花!」
「だまっていろエージェントフカ次郎!」
こっちのカチューシャを被らなかっただけありがたいと思え! といってモザイクのかかったカチューシャを投げる火花。
そして火花はまあるくうずくまると、キリッとした顔で虚空を見上げた。
「ちゅーちゅー」
「…………」
「ちゅーちゅー。ちゅちゅ」
フカ次郎はクッと唇を噛んで顔を背けた。
「努力は認めるが、いくら声まねをしたところでその外見をねずみだと間違えるはずが――」
「にゃーん」
つちねこが火花の耳フードにかじりついた。
「間違えてる!!」
「今だ!」
火花のエージェントネズミーキックが炸裂。
どういう理屈かしらんけど一瞬で脱ぎ捨てられたねずみパジャマが宙を舞い、水着(黒のフレアビキニ)になった火花の膝蹴りが炸裂した。
「にゃーん」
大成功
🔵🔵🔵
獲得つちねこ:🍖🍖🍖
アンコ・パッフェルベル
未知の味!それもまた冒険ですね!
パートナーの白狼とテトちゃん、私達がいれば何とか捕まえられるはずですよ!
ではれっつごぐああああ!?(猫神に足を引っ掛けられ転ぶ)
…なんでぇ!?エッ、猫だから食べちゃ駄目です?
い、いや違うんですよこれは…!
あれはツチノコに似てる名前の通りあー見えて爬虫類なんですーっ!(たぶん)
流血もそろそろしんどくなってきたのでどうかお力をですね…
(白狼はあくびをしている)
な、なんとか説得出来たです。
作戦は…武器の鞭で獲物をびゅんびゅん【範囲攻撃】してですね。
避けられたら【早業】っ。
武器を時空弦に変形させ【範囲攻撃】です!ぽろろんっと粒子攻撃!
テトちゃんの追撃と白狼で確保です!
「未知の味……それもまた、冒険ですね!」
アンコ・パッフェルベルは自在鞭をびしっと構えて見せた。
足下でどこか遠い目をしている白狼。
「信頼百パーセントのパートナー白狼ちゃん。それに加えて今回の特別ゲストはーーーーーーー!?」
だかだかだかだかだか――だん! じゃじゃーん!
突如ひかれたカーテンの向こうから、なんかでっかいネコの神様が現われた。
「収穫の神、テトちゃん! この最強チームに恐い物なし! 高速移動するつちねこだって捕まえられるはずです!」
アンコはセンターで横ピースをきめると、スタイリッシュに走り出した。
その足をちょいっと前足でひっかけるテト。
「さあいざ冒険にしゅっぱぐあああああああああ!?」
当然アンコは顔から倒れる。
「にゃんでえ!?」
砂の付いた顔を上げて振り返るアンコに、テトはゆっくりと首を振った。
「ネコだから食べちゃだめって!?」
ぶなーんといって頷くテト。
助けを求めるように白狼のほうを見ると、白狼は明後日の方を向いてあくびをしていた。
「いいですかテトちゃん。つちねこは首から上がネコだし名前も半分ねこですが、は虫類なんです(たぶん)。蛇やトカゲと一緒なんです(たぶん)。ねこやなぎはねこじゃないでしょう?」
「なーん……?」
首を傾げるテト。
「そんなわけでお力をですね、お貸し頂ければと……」
「なーん……」
「この最強チームに恐い物なし! 高速移動するつちねこだって捕まえられるはずです!」
さっきまでのやりとりを完全になかったことにしたアンコは横ピースをきめると、鞭を豪快に振り回してつちねこへと襲いかかった。
「逃げても無駄です! タキオンハープ!」
飛び退くつちねこたちにタキオン粒子を発射。
命中によって転がったつちねこへ、テトと白狼が襲いかか――あっ尺が!
獲得つちねこ:🍖🍖🍖
大成功
🔵🔵🔵
ベイメリア・ミハイロフ
まあ、こちらのねこさん、食べられるのでございますか
…そ、そんな、このようなかわいらしい生き物、食すのはためらってしまいます…!
しかしながら、サメ?の邪教徒の儀式はお止めせねばなりません
心を鬼にして、Red typhoonにて攻撃を
お相手も絶望の福音のようなものを使用なさるのですね
ならばこちらも絶望の福音にて対抗(?)致します
お互い残像が見えたりするでしょうか
第六感にて逃げる方向を予見できるよう努めつつ
攻撃は高速詠唱・2回攻撃にてなるべく早く
動きを封じるようマヒ攻撃・気絶攻撃も加えながら
ちちち、と舌を鳴らしておびき寄せはできないでしょうか
ねこさんをおびき寄せる時のように座って目線を低くしながら
「まあ、こちらのねこさんは食べられるのでございますか?」
「にゃーん」
砂地に背中をこすりつけてごろんごろんしているつちねこへとかがみ込み、手を伸ばすか伸ばすまいかしているベイメリア・ミハイロフ。
「ああっ、でも……このような可愛らしい生き物、食すにはためらいが……」
がしっと自分の手首を掴み、ベイメリアは目を瞑った。
「しかしこれも世界の未来のため。ここで捕まえなければサメの餌にされてしまうのですから、心をサメにして――じゃなかった鬼にして、捕まえさせて頂きます!」
ベイメリアは意を決して立ち上がると、『† curtana †』を天空へと掲げた。
「悪しきものよ。他者に荒ぶり、この世に邪悪を成すものよ。紅の聖花の洗礼を受けなさい――『Red typhoon』」
陽光に輝く白銀の刃がガラスのように砕け、無数の薔薇花弁へと変化。
ぬめぬめの体液を分泌して逃れようとしたつちねこたちにそれはもうサックサク刺さっていった。
ぬめってるかどうかとかもう全然関係なかった。
「奪った命は天のもの。せめてあとで美味しくいただいて、感謝とさせていただきます……!」
獲得つちねこ:🍖
大成功
🔵🔵🔵
彩波・いちご
これ、食べられるんですか?
食べられるんなら、食材研究してみたいですね…美味しい料理にできれば、寮のみんなも喜んでくれるかも
というわけで張り切って捕まえましょう!
最近触手の使いすぎか、私と邪神の適合率上がっちゃって、今ではこんなこともできるようになったんです
【異界の憑依】で右手の五指をそのまま触手に変換、それをびょーんと伸ばしてつちねこ捕まえます
食材傷つけないように丁寧にからめとって、きゅっと首に巻き付けて絞め落として
そうやって次々回収していきましょう
それにしても変化しても私の指ですからなかなか器用に思い通りに動きますねえ
だんだん自分が妖狐離れしてきた気がしますけど!
「つちねこ料理……美味しくできたら寮のみんなも喜んでくれるかも。
やる気出てきました。頑張りましょう!」
彩波・いちごはグッとガッツポーズをとると、あやしい呪文を唱え始めた。
「ふんぐるいふんぐるい…、星海にて微睡む父なる神よ、我、その神髄を宿す現身とならん……」
指先から色が抜け、水のようにゆらぎ、長くうねうねと伸び始める。
その動きに危険を察したのか、つちねこたちがしゅばっと素早く飛び退いた。
「無駄です。神話生物の手からは逃れられませんよ!」
伸ばしたいちごの手はながいながい触手となり、逃げ出したつちねこへと素早くからみついた。
絡みついた触手はつちねこの胴体をしめあげ、首へとまわり、あのよく映画とかで怪力キャラがやる首をごって捻って殺すやつをやった。
「にゃーん」
もうほとんどばけもんじゃねーか! みたいな声をあげて逃げ出すつちねこ。
だが目を怪しくひからせた神話生物いちごちゃんから逃れるほどの足はなし。
たちまち触手に捕らえられると、首からゴキッていう『首の骨が折れる音』がした。
「さすが自分の指を変化させてるだけあって、感触がリアルに伝わってきますねえ。便利になったものです!(なんか妖狐離れしてきた気がしますけど!)」
獲得つちねこ:🍖
大成功
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備傘・剱
この世は、弱肉強食の世界…
それはオブリビオンだろうが、猟兵だろうが、変わりはしないのだよ
と、言う訳で…
わーい、つちねこ(お肉)だ~!
頭の上の一足りないのサイコロスナイパーと、ワイヤーワークス使って、ロープワークでの罠
そして、青龍撃の高速移動で、レッツハンティング!
美味い食糧の確保が俺の店の売り上げにめっちゃ響くんだよ!
ここで会ったが運の尽き!
確保してワイルドに焼いて皆で食べよう!
内臓もいけそうだ
というわけで、こいつらの上のサメ邪神も、美味しいのかな?
サメって癖があるけど、オブリビオンだし、マイペンライだし、無問題!
…サメの活け作りって、ワイルドだけど、癖が有りそうだよな?
つちねこと合うだろうか
「そう。この世は弱肉強食」
備傘・剱はハンマーと短刀を両手に振りかざし、くいしんぼうポーズをとった。
「わー、おにくだー!」
そんな人がいたらつちねこじゃなくても逃げる。
つちねこは命の危機を察してターン。四本足を全力で動かし剱から逃げ出した。
「逃がすわけがないよなあ
……!?」
剱の目に青い光が灯った。
空気中の水分が凝縮し彼に青龍の爪と牙を与え、人間をはるかに超越したスピードをもたせた。
逃げるつちねこに突き刺さる水の牙。
「美味い食糧の確保が俺の店の売り上げにめっちゃ響くんだよ!
ここで会ったが運の尽き!」
倒したつちねこを次々に籠に放り込んでいくと、剱は商売人の目をして短刀を振りかざした。
「今夜は焼き肉だぜ!
つちねこ……そしてサメのなァ!」
ハーッハッハッハとワイルドな笑いと共につちねこへと襲いかかる剱。
青龍の爪による斬撃や牙から放たれる水弾をつちねこたちはなんとか避けようと努力するも、しかしそれらを自在に操る剱から逃れることはできなかった。
ただただ剱の籠がいっぱいになっていくのみである。
一連の流れを見てシャーキックカルト信者は。
「……無理だなこれ」
つちねこ百匹を用いた復活を早々に諦めたという。
獲得つちねこ:🍖🍖
大成功
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第2章 ボス戦
『サメ』
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POW : サメは潜航する
【地形に姿を隠した状態からの不意打ち】が命中した対象に対し、高威力高命中の【噛み付き】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : サメは飛行する
全身を【任意の属性】で覆い、自身の【サメ力(ちから)】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
WIZ : サメは仲間を呼ぶ
レベル×5体の、小型の戦闘用【の任意の属性のサメ】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
👑11
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「「シャーク!!」」
みんな忘れてるかもしれないけど海の家『サメ天国』を隠しアジトとしていた要注意団体シャーキックカルトのサメ信奉者たちはぎりっぎり捕まえた数匹のつちねこを祭壇に翳し、どうかコレで手をうってもらえないですかねと平謝りでサメ邪神復活を試みた。
一方のサメも『まー俺だって鬼じゃないし? サメだし?』とかいいながらたった一匹だけのサメ邪神を派遣(復活)してくれたのであった。
「フーハハハー! シャーク様さえ復活すればこちらのものよ!」
かくしてビーチに飛び出してきたシャーキックカルト幹部の偉そうな覆面おじさん。
「ビーチにサメ! 地獄の臭いがするではないか!」
ずおーんと波が高まり、海から巨大なサメが飛び出してくる。
「ただのサメだと侮るな。このシャーク様は空を飛ぶし地中に潜るし我らが死ぬほどお願いしたら新しいサメを派遣してくれるのだ!
まずはこの儀式を邪魔しつちねこを大量に奪ってくれた貴様らを排除してくれる!
シャーク様! おねがいします! よろしくお願いします! シャーッス!」
腰を90度に曲げてお願いすると、空を飛ぶサメがイェーガーたちを見下ろした。
「ククク人間よ、恐れるがいい!」
「「喋った!?」」
シャーキックカルト信者たちが一斉に二度見した。
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第二章はサメ邪神との戦いです。
ホントはここに難易度上昇ギミックがつくはずでしたが皆がつちねこいっぱいとっちゃうから無くなったじゃんか、モウ!
かわりにサメ食べる権利あげるね!
戦いにおいてはこちらからの攻撃方法とは別に、使用するユーベルコードに応じたサメ邪神への対応策を書いていきましょう。
・POWなら地中に潜ってズバッと出てくるサメへの対抗策を
・SPDなら空を飛ぶサメに対抗する手段を
・WIZなら増えるサメへの対抗策を
といった具合です。
※特別ギミック『サメ食べる権利』
サメ邪神に効率的な攻撃を行なうたびに『🦈』がたまります。
🦈が増えれば増えるほどこのあとのお料理パートでサメ料理を堪能できるでしょう。
あとシャーキックカルト信者が言ってたけどサメ邪神は美味しいらしいよ?
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イサナ・ノーマンズランド
「そらとぶサメによく効く道具…… そんなのあるの……?」
『あるよ』
「えっ!」
『だから、あるって言ってんだろ! よぉく思い出せ! オレたちはそいつで何匹ものサメを仕留めた男を知っている筈だ!』
「まっ、まさか!!」
有効な拷問具として取り出されたもの…… チェーンソーであった。
「……さいっこうに、ごきげんだぜェ!!」
『センタ・パラタス!!』
サメ映画で覚えた豊富な【戦闘知識】を活かし、ユーベルコードで取り出した拷問具もといチェーンソーを使って【恐怖を与え】つつ、【ジャンプ】して滞空。
振り上げた電動鋸刃による素早い【2回攻撃】で【傷口をえぐり】、サメをバラバラにする。
「フハハハハハハ! 我はサメ邪神! サメを超越せしものなり! 故に――飛ぶ!」
竜巻をおこして飛行するサメ。
普通の人ならもう無理だよ死ぬよってなる状況にも関わらず、イェーガーたちはひるまなかった。
空に向けてサブマシンガンを撃ちまくるイサナ・ノーマンズランド。
しかし高速飛行するサメに弾丸を命中させることはきわめて難しい。古事記にもそう書いてある。
「どうしよう。空飛ぶサメにもきく道具なんて……あるの……?」
『あるよ?』
フランクに応えてくる内包人格レイゲン。
「うそだ。さっきから銃弾が一発も当たらないんだよ? そんなサメに命中する武器なんてこの世に……」
『よく思い出せ。よぉく思い出すんだ。おまえは空飛ぶサメを見たのは初めてか?』
「そりゃあ、映画とかでしか……」
『映画の中で、サメはどうやって殺していた?』
「そりゃあ……ハッ、まさか!? アレがあるの!?」
『ああそのまさかさ』
金属ロッカーを蹴って開いたイサナの前に、『それ』は現われた。
対サメ最終兵器『チェーンソー』。
「……さいっこうに、ごきげんだぜェ!!」
『センタ・パラタス!!』
チェーンソーを起動し、うおーと言いながら跳躍するイサナ。
竜巻に飛び込んでチェーンソー振り上げたらそりゃあサメだって斬れるだろ!
チェーンソーだぞ!
獲得サメ:🦈
成功
🔵🔵🔴
花邨・八千代
イエーイ鮫だァー!フカヒレー!
こんなでけーんなら食いでがありそうだなァ。
時々召喚してくんねーかな、カルト教団。
まぁでも地獄な臭いはするよな、B級な意味合いで。
最近めっちゃ頭ある鮫居るとかマジで?
◆戦闘
POWな鮫対策!
地面に立つ!構える!「覚悟」をキメて「怪力」で力を溜める!
あとは出てくる場所を「第六感」で予測して「だまし討ち」からの「捨て身の一撃」で【破拳】ぶち込むぞ。
攻撃食らったら「カウンター」で倍返しだ。
当たる距離に向こうから来てくれるんだ、これ以上楽なことはねェよな。
かかってこいよ鮫野郎、フカヒレスープと蒲鉾にしてやんぜ!
邪神だろうが食えるもんは喰ってやらァ!
「ぐおおおおおおお俺様の弱点がチェーンソーだとなぜ気づいたあああああ!」
サメは血を吹きながら大地へ墜落……とみせかけて、そのまま大地へぼちゃんと沈み込んだ。
「クククだがこの弱点は克服した。もう俺様をチェーンソーで真っ二つにすることはできない。
どこから噛みつかれるか分からない恐怖におびえるがいい!」
「ハッ……」
花邨・八千代はサメの挑発を笑い飛ばし、しっかりと地面に足をつけた。
「忘れてねえかサメ野郎。アンタにとって人類はエサかもしれねえが。人類(俺)にとってもアンタはエサなんだよなァ……」
振り上げた拳。
揺れる大地。
来ると察したその瞬間に、八千代は大地を思い切り殴りつけた。
口を開き大地から飛び出すサメの牙へ、八千代の拳が命中する。
「フカヒレスープにしてやるぜ! でもって残った肉は蒲焼きだ!」
腕を噛みつかれ激しく出血する八千代。一方でサメは歯をへし折られ、激しく血を吹き流した。
「ぐおおおおおおおおおおお!」
誰だって歯を折られたら死ぬほど痛い。
歯医者に言ったことのある人なら誰だって分かる痛みである。
「俺を喰おうってんだぜ。喰われる覚悟くらいしておけよな」
八千代は、ギラギラとギザついたサメのような歯で笑った。
獲得サメ:🦈
成功
🔵🔵🔴
寧宮・澪
うん、サメ……唐揚げ、ソテー……ステーキ、ふかひれ……美味しそう、ですねー。
食べられるために、倒されてください、なー。
【霞草の舞風】、使用ー……。
サメ、増えるんですよねー……じゃあ、生み出すそばからー……飛んで、その中心辺りに、移動してー……かすみ草で撃ち落とし、ましょー……。
増えたら、増えただけ、落としてー……ついでに、範囲攻撃、で邪神も撃ちましょー……。
増やせば、増やすほどー……サメ料理ー……うふふ。
あとはー……催眠術で、邪神眠らせられ、ますかねー……。
こう、ぐーるぐるってー……花びら、回してー……眠くなーる、ってー……。
試しに、やりましょかー……。
アドリブ、連携、おまかせですよー……。
「うん、サメ……唐揚げ、ソテー……ステーキ、ふかひれ……美味しそう、ですねー」
引き続きふわふわ浮いていた寧宮・澪は、仕事を終えてごろんごろんしていたゴールデンつちねこロボたちをデータの粒子に変えて散らした。
そして、サメへと指を向ける。
「食べられるために、倒されてください、なー」
「小癪な。食べられるのは貴様だ! シャーク軍団を呼べぃ!」
「「シャーク!!」」
敬礼したシャーキックカルト信者たちはそれぞれスマホを取り出すとそれを耳に当て、口元を押さえながら何度もぺこぺこし始めた。
「あ、はい今どーーーしても必要で、サメ太郎様の軽妙な噛みつきがですね――」
「いやーーーこの前のサメ助先輩の食らいっぷりマジ最高でしたわー。もっかいみたいなーーー」
「サメザレスさんお元気ですか? シフト空いてますか? 手当乗せるので今からよろしいですか?」
ぺこぺこしてる信者たち。
その頭上、天空にてキメ顔で停止しているサメ邪神。
見えないゆりかごにゆーらゆーらされながら待ってる澪。
「来てくれるそーでーす!」
「よし!」
ざっぱーんと波がたかまった瞬間、大量のサメたちが飛び出し澪めがけて襲いかかった。
「かすみが如くー……舞い踊れー……」
対してぴんと指を跳ね上げる澪。
データ粒子と化したつちねこロボだったものが大量のかすみ草の花びらへと変化し、今まさに襲いかかっているサメたちへと飛んでいった。
「「ぐわああああああなんだこの女はああああああ!!」」
「増やせば、増やすほどー……サメ料理ー……うふふ」
次々と切り裂かれては食べやすいサイズのお肉にまとめてパッケージされていくサメたち。
「やるな女よ! だがこの私をその花弁の残りだけで止められるかな!?」
サメ邪神は満を持して澪へ突撃。
澪は対抗して花びらをくーるくーるしたが、サメ邪神の勢いを完全にそぐことはできなった。
「くっ……頭がくらくらする……!」
首を振って飛び退くサメ邪神。
一方の澪は腕に傷を負い、それを手でそっと押さえていた。
「さすがにー……神様、ですねー……」
「この女は手強い、後回しだ! 信者たちよ足止めせよ!」
「「シャーク!」」
獲得サメ:🦈🦈🦈
苦戦
🔵🔴🔴
アンコ・パッフェルベル
ただのサメじゃねーですか…エッ、なんですこれ。予想外に速いです。
むむむう。
これじゃ自在鞭も届かないし白狼もただのペットになってしまうです。
(吠えて抗議する白狼)
なーんてね☆(カメラ目線ウィンク)
あるですよ対策。早速呼びましょーか。
5、4、3、2、1っ。サンダーバード(神鳥のほう)、あ・ごー!
さあ、戦いです!
呼び出したサンダーバードには雷や嘴・爪で攻撃してもらうです。
サメが幾ら速くても雷の速度は超えられないはずですよ!
私も時空弦で援護するです。白狼はがんばれ。
術者の私が倒されないよう備えもしておきましょ。
これ(召喚石)をその辺にぽいぽいするとですね、
盾の性能が上がるです。これで【盾受け】ですっ。
跳躍し、鞭を激しく振り回すアンコ・パッフェルベル。
しかしサメは恐ろしいスピードで飛び回り、アンコを翻弄し始めた。
「フハハハハ! 遅い遅い! 止まって見えるわ!」
「こいつ、ただのサメじゃねーです……テトたん!?」
振り返るがネコはなし。白狼が『もう帰ったけど?』という顔で首を傾げた。
「役目が終わるとすぐ帰るんだからあのテトちゃんは!」
「万策尽きたようだな! 大人しく喰われるがいい!」
大きく口を開けてせまるサメ。
アンコは膝を突き、地面に手を突いた。
「どうしましょう。これじゃあ鞭も届かないし白狼もただのマスコットキャラになってしまうです……!」
『ちょっと!?』という顔で吠える白狼。
が、アンコはサメがすぐそばまで迫った――その瞬間。
「なーんてね☆」
顔を上げ、ぱちんとウィンクをした。
大地を貫き現われる、神鳥サンダーバード。
「何ッ!?」
咄嗟にカーブをきって回避するサメ。サンダーバードはそのひれをくちばしによって攻撃しながら天空へと舞い上がり、激しい雷を呼び出した。
「これで状況は五分と五分! 三対一ですよ!」
「それ五分じゃないな」
「くらえー!」
サンダーバードの雷撃にあわせてタキオンハーブをぽろろんするアンコ。
三対一って言われておきながら割と座って見てるしかない白狼。
「ぐ、ぐおおおおお!」
サメは決死の突撃でサンダーバードを倒しはしたものの、身体に激しいダメージを負うことになってしまったようだ……!
「チャンスです! 白狼!」
「…………」
『何ができるとお思いで?』みたいな顔で振り返る白狼。
獲得サメ:🦈
成功
🔵🔵🔴
シェラティシア・インフィノート
サメってこんなにおかしい生き物でしたっけ?
なんて言ってる暇ないですね!
下手すると私食べられちゃいますよ!
沢山現れる敵には範囲攻撃をすればいいって聞いています
使うのはエレメンタルファンタジア
まずは先制攻撃で炎の竜巻です
炎に対応して水属性になる?それならば
2回攻撃で雷の竜巻です
雷に対応して地面属性になるなら、今度は氷でどうでしょうか
お互いに後出しじゃんけんじみてしまいますが、一応は有効なはずです
どれも高速詠唱と全力魔法を乗せておきますね
「なるほどこのサメを倒せばいいんですね! この……サメ……?」
シェラティシア・インフィノートはテレポートで空中に現われ勇ましくロッドを振り上げ……た所で首を傾げた。
「サメって空飛びましたっけ? それに喋ってますし」
「サメが喋って何が悪い! くらえサメラッシュ!」
ぐおーんとサメ邪神が吠えた途端、虚空に開いたサメゲートから大量のサメが出現。シェラティシアめがけミサイルの如く発射された。
「わ、わ、わ! これ私が食べられちゃうパターンじゃないですか!」
そういうわけには行きません! といってロッドを振るシェラティシア。
空中の粒子がこすれ激しい炎と竜巻が引き起こされ、襲いかかるサメの群れを振り払いにかかる。
竜巻に巻き込まれたサメの殆どは焼きサメになって墜落するも、真上から迫ったサメの攻撃がシェラティシアを掠めた。
掠めたというか竜巻を起こしていたエネルギー接続をたたれ、風圧によって派手に吹き飛ばされただけではあるが……。
「ま、負けませんよ!」
シェラティシアは雷や氷の竜巻を引き起こし、残るサメたちをたちまちのうちに吹き払っていく。
「こ、これでサメラッシュもおしましですね!」
ぜーぜー粗く息をしながらも、サメへロッドをつきつけるシェラティシア。
竜巻に含まれた炎、雷、そして氷のエネルギーが凝縮され、サメ邪神へとぶつかっていく。
「ぐぬう……! 貴様もなかなかやるようだな……!」
サメ邪神は警戒するようにシェラティシアから距離をとると、首を振ってダメージをこらえた。
獲得サメ:🦈🦈
苦戦
🔵🔴🔴
水元・芙実
思い…出したわ!
聞いたことがあるの、知り合いのグリモア猟兵から
このサメは認識に依存して実体を持つの
…実体持ったら殴ればいいだけだと思う
幻炎合成法でまずは鉄粉を作り出して空中で衝突させまくるわ
何してるのって?
知らないのあなた達のロレンチーニ器官って電磁波でものを見るのよ
空気という絶縁空間の中で導体を動かせば電磁波は乱れるのよ!
ほら、そこの小さいサメも混乱して同士討ちしてるわ!
え、効かない?
じゃあ鼻と目の中に鉄粉詰めておくわね
鼻も良かったのよね?
昔の人は言ったわ
目だ耳だ鼻って
感覚器を封じるのは基本よ?
ああ、あと炭素を単分子の刃にして斬るわね
三枚おろしにしてレモンジュースに漬けて上げるわ!
「みんな待って、大事なことを思い出したわ!」
水元・芙実は手を翳し、イェーガーたちへと振り返った。
「前にグリモア猟兵の知り合いからこんな話を聞いたことがあるの……」
頭上に浮かぶ回想雲。
ファーストフード店でポテトをつまむ芙実と、その向かいに座る知り合いのグリモア猟兵(プライバシーのため顔にモザイクがかかっています)。
『いいかい、サメ邪神はただのサメじゃあない。
皆が思うサメへの想いが実体化した偶像鮫なのさ。
海を泳ぐとき、町を歩くとき、パリピ集団が陰キャと美女をつれて海に行こうと言い出した時……サメへの恐怖は形を持つ。
けれど恐れちゃあいけないよ。サメが――』
「サメが実態を持ったなら、殴れば殺せる!」
芙実は周囲の砂に狐火を撒くと大量の鉄粉へと変化させた。
それを空中にまき散らし、サメ邪神の周りで激しくぶつけあわせる。
困惑したようにきょろきょろしはじめるサメ邪神。
「クッ、なんのつもりだ……!」
「知らないの? サメのロレンチーニ器官は電磁波でものを見るのよ。
空気という絶縁空間の中で導体を動かせば当然電磁波は乱れ……あなたの呼び出したサメラッシュも同士討ちを始めるのよ!」
「何ッ
……!!」
サメ邪神は驚いた顔(?)をして芙実を見た後、シャーキックカルト信者たちへ振り返った。
「そうなの?」
「いや、初めて知りましたよその……ペロンチーノ器官?」
「サメ先輩電磁波見えてたんすか?」
「電磁波ってなに。ワイファイ的なやつ?」
サメ邪神はもっかい芙実の方を見た。
「特に見えてないらしい」
「この非サメェ!」
芙実鉄粉鼻地獄!
説明しよう。芙実鉄粉鼻地獄とは芙実が生み出した鉄粉の使いどころがわかんなくなったのでとりあえず相手の鼻に詰め込んでみたという必殺技である。
「ぐおおおおおお痛い痛い痛い
!!!!」
「昔の人は言ったわ……『目だ耳だ鼻だ』って」
くるりと背を向ける芙実。
サメ立ちは鼻づまりによって次々と墜落していった。
墜落したサメを炭素カッターでざっくざっくしていく芙実。
「三枚おろしにしてレモンジュースに漬けて上げるわ!」
獲得サメ:🦈🦈
成功
🔵🔵🔴
パルピ・ペルポル
わぁ予想通りの展開。
そして皆が食い気に走るのもまぁ予想通りね。
仲間呼ぶのよね。でも一撃で消滅するのよね。
なら雨紡ぎの風糸を蜘蛛の巣状に展開して、と。
あとはこいつにひっかけてやるだけねー。
ちなみにこの雨紡ぎの風糸、捕獲網に適するけどこう上手く調整してやれば物を切ることも可能なのよ。
というわけなのでサメ邪神がつっこんできたら三枚おろしにしておきましょうか。
さすがにつちねこと違うから火事場のなんとやらを発揮しないとだけれど。
あ、フカヒレは別に取り分けておきましょ。
いざとなったらそこらへんのサメ信者さんを盾にさせてもらうかもっ。
狭筵・桜人
【WIZ】
数には数をぶつけるんですよ。
エレクトロレギオンを展開。
一機当千とは言いませんからノルマはこなしてくださいね。
先に数を減らされないように敵の動きを【見切り】で捉えてレギオンを撹乱操作。
群れた塊は【一斉発射】で潰していきます。
増えれば増えるほどサメをドロップでき――あっ一撃で消えた。
儚い命……。
でもアレでしょう?
サメ肉ってクサイのでしょう?
いやー臭いがキツイのはちょっと。
敵を煽りつつ意識を逸らしたところを
回り込ませたレギオンの砲撃で減らします。
口を開けたとこに弾丸を撃ち込んでもいいですね。
サメの下処理ってわからないんですよね。
ま、いいや。調理は得意な人に任せましょう。
「うん、知ってた」
空飛ぶサメがびゅんびゅん砂を舞い上げていくのを見上げて、パルピ・ペルポルはなんともいえない顔をした。
ついでに七輪を炊いたり既に米を炊き始めてる人らをみて、もっかい『知ってた』という顔をした。
空を高速旋回しながら笑うサメ邪神。
「フハハハハ! 余裕でいられるのも今のうちだぞ! これまで見せたのは実力のほんの九割!」
「ほとんどじゃないの」
「まあまあ」
後ろから顔を出し、なんだかおっとり笑う狭筵・桜人。
「残り一割の実力を、人は底力と呼ぶんですよ」
「貴様ァ! 我が言おうとしたことを先に言うな!」
サメ邪神は怒りに吠えると、海と天空と砂地全てからサメ・ゲートを解放した。
高鳴る波から、空の彼方から、大地のそこから大量のサメが出現し、桜人とパルピへ襲いかかる。
その様子を見て、七輪炊くのを手伝っていたシャーキックカルト信者が高笑いをあげた。
「貴様らもう終わりだぞ! シャーク様ははるか高いレベルにあるお方。貴様らよりも格段に多い群れの前になすすべも無くひれ伏すがいい!」
「七輪炊きながら言われても」
「でも一理ありますね。協力しませんか」
桜人はエレクトロレギオンの招集スイッチを押し込み大量の戦闘ドローンを呼び寄せたが、数はサメ軍団のほうが圧倒的に上だ。
「どうするのよ。直接ぶつかったら確実に押し負けるわよ」
「ですね。けど、戦いは正面からぶつかるばかりじゃありませんよね?」
片眉を上げてみせる桜人。
パルピは何かを察し、『あー』と頷いた。
「何をこそこそやっている。まずはその頼りない機械どもをスクラップにかえてやろう!」
四方八方から襲いかかるサメ軍団。
一塊になり必死の防御陣形をとりサブマシンガンで応戦するドローン隊だが、サメ軍団を全て撃滅するには至らずあえなく全滅――したかに見えたが。
「ジャストタイミングね」
パルピがとてつもない怪力で網を引き、集まったサメ軍団を一網に納めてしまった。
文字通りの一網打尽。
桜人は銃撃を連続で叩き込み、サメたちを撃滅してしまった。
「ああ……なんて吐かない命」
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
獲得サメ:🦈🦈
波狼・拓哉
・・・この展開は読める。あのサメも食うんだな?アンモニア臭が出る前に終わらせてやろう!
所であれ刺身とかで食う感じ?・・・ちょっと焦げてもいいかな?いいよね?いいね?チェストォ!(箱型ミミックを投擲する)
地上にいるなら味方猟兵巻き込むかもしれんが空中なら巻き込む心配もない(多分)。いくら速かろうと猟兵に向かってくる事が分かってるのなら方向予測も付けやすいしね。広範囲に広がる炎・・・避けきれるかな・・・!
自分は衝撃波込めた弾で戦闘知識から相手の行先を制限するように早業の先打ち。少しでも効果でるといいんだけど。
体当たりとかは死ぬ気で避ける方向で。
(アドリブ絡み歓迎)
「知っていますか。一般的なサメ肉は強いアンモニア臭があって食用には適さないことを。それでも食べるってことは……」
「そう、シャーク様は特別なサメ。その肉体はチキンに近く味わいは高級マグロのそれ。臭みはなく生食にすら適するのだ!」
サメっぽい三角覆面を被ったシャーキックカルト信者が迫真の目でかぶせてきた。
「まがりなりにも信者がそれを言ったらだめなんじゃ……いやいいのか? 褒めてるし?」
波狼・拓哉は疑問🤔の顔をしたが、まあいいかと言って足下に置かれたでっかい箱を持ち上げた。
「そんな箱ひとつでこの我に対抗する気か。笑止!」
空を舞い、拓哉めがけて突撃をはかるサメ。
「ただの箱に見えるのか? そうか……とりあえず皆避けろよ!」
チェストォと言って放り投げたミミックが炎に化け、激しい爆発を引き起こした。
半径45メートルにわたる爆発はそれはもう海の家だろうが砂浜だろうが信者たちだろうが構わず巻き込み一度きれいさっぱり吹き飛ばしてしまったが……。
「それでも死なないのがイェーガー……でもってオブリビオンだよね」
大空に退避したサメを見上げ、拓哉は不敵に笑った。
大成功
🔵🔵🔵
ベイメリア・ミハイロフ
まあっ、サメさんも食べられるのでございますか
…ふかひれ(ぽそっ)
可能であれば、Red typhoonにて
信者の方々の召喚儀式(スマホ)や
絶望の福音・第六感にて予見した出現ゲートを狙い撃ちし
召喚を阻止したく思います
複数のサメが召喚される前に高速詠唱・2回攻撃にて
サメ邪神にダメージを与えられないか試してみたい所
その際はマヒ攻撃も加えてジャッジメント・クルセイドを使用
ああっでも、召喚されないと
仕留める数が減ってしまうのでございますね…
火炎・雷・氷結耐性にて用心しつつ
高速詠唱・2回攻撃を狙って
なるべく多くのサメを巻き込めるよう位置取りし
Red typhoon使用
とにかく数を減らすよう努めたいと思います
「大体わかりました……つまり、ふかひれ」
中華料理店のメニューブックをぱたんと閉じて、ベイメリア・ミハイロフはシリアス顔で振り返った。
『† curtana †』を再び翳し、大量のバラ花弁へと変換。
「さあ、どこからでもサメを出すといいでしょう!」
「ククク貴様は我がただシフトの空いてるサメを読んでいただけだと思っているようだな」
「なんですって
……!?」
顔をしかめるベイメリア。不敵に(?)笑うサメ。
「地獄の底からよみがえれ、サメ・ゾンビよ!」
説明しよう。サメ邪神は小型の戦闘サメを大量に呼び出すことができるが、その属性を任意に設定することができるのだ!
「「ヴァアアアアアア!!」」
大地を貫き飛び出してくるサメ・ゾンビたち。
その恐ろしい造形に見る者はおびえすくみ命乞いをすることだろう! っていいたかったけど。
「えい」
ベイメリアが薔薇花弁をふぁさーってやった途端、サメ・ゾンビたちはヴァーとかいいながら一撃で消滅していった。
「…………」
「…………」
「なんか、すまん……」
サメ邪神はちょっと申し訳なさそうに信者たちを見た。
大成功
🔵🔵🔵
獲得サメ:🦈
ペイン・フィン
サメ……。
かまぼことか、フカヒレも、良いみたい?
でもまずは、確実に、倒さないと、だね。
コードを使用。
扱う拷問具は、猫鞭”キャット・バロニス”。
他の拷問具は、一時的に装備から外すよ。
……サメも、魚の一種。
魚には、やっぱり猫だよね。
空中戦、空中浮遊とかの技能も使いながら、
猫鞭を振るって、パーツごとにちぎり分けようか。
……おなかすいてきた、ね。
テルプ・ステップアップ
おっしゃ!サービスセットがついてきた!(食後のデザート感覚)
やっきざかな🐠
やっきざかな🍖
おっと逃さないよ。
僕のスカイステッパーからは逃げられないよ!
空中戦は僕の得意分野だよ。
はいあーん(電脳機雷を口に投下)
僕の爆弾調理で内側からこんがりだねぃ♪
生は危険だからよく焼くよ。
むむ、結構人数いるからサメが足りない!?
店員さん(信者)!サメ追加ー!
(居酒屋ノリで)
※SPD対応
※アドリブ・他の方とのからみ歓迎
暴風を纏い飛行するサメ邪神。
猛烈な低空飛行により砂浜がめくれ上がり石垣が粉砕された。
ペイン・フィンとテルプ・ステップアップは素早く飛び退くが、サメの暴風から逃れるのは難しい。
「かまぼこ、ふかひれ……サメ料理?」
「かまぼこってサメ料理だっけ? 焼き魚だね!」
魚じゃ無いけど、それを訂正してくれる人はそばにいなかった。
「貴様! 勘違いするな。我はサメ! 魚ではないぞ!」
いた。
サメ邪神は空を旋回しながら再び暴風を巻き起こしにかかるが……。
「……サメも、魚の一種。魚には、やっぱり猫だよね」
全く訂正する気のないペインは拷問具の中から『猫鞭”キャット・バロニス”』を選択すると、ぴしゃんと地面に打ち付けた。
「フン! 鞭ごときでこの我をとらえられるとでも思ったか! 射程の届かぬ武器を無様に振り回しているがいい」
はるか頭上から悠々と見下ろし、勝ち誇ったように鼻を鳴らすサメ。
ペインは鞭をだらりと下げ、仮面の下の目を一度だけ閉じた。
「確かに、鞭の射程より、ずっと遠いね。……ただの鞭なら、ね」
目を開き、鞭をふるうペイン。
伸縮自在の鞭は非常識な長さへ素早く伸び、サメのゆくてを塞ぐように襲いかかった。
「ぬう!?」
打撃をうけながらも鞭の間をくぐり抜けるサメ。
「届いた所でなんだというのだ。すぐに貴様の懐に飛び込んで――」
「はいあーん」
すぐそばに現われたテルプが、マカロン型の機雷をサメの口に放り込んだ。
「んが――」
口内で爆発を起こす機雷。
テルプはぴょんぴょんと空中をはねてその場を離脱。
くるくると回転してから砕けた石垣の上に着地した。
「これで晴れて焼き魚の完成だね!」
「魚ではないと言ってるだろうが!」
爆発の中から飛び出し、猛烈な速度で接近してくるサメ。
テルプは両腕を交差して防御姿勢をとった――その一方、伸びたペインの鞭がサメの顎や身体に巻き付いて一時的に動きを拘束した。
「……おなかすいてきた、ね」
サメのヒレが切り裂かれる。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
獲得サメ:🦈
備傘・剱
今度はサメかぁ…
あ、サメは鮮度が大事だからね!
〆てからすぐに捌かないと鮮度落ちる上にアンモニア臭が出るからね!
というわけで、足元から出てきたサメにガブッとやられた瞬間に黒魔弾で活〆をしてあげよう
で、ナイフで鎧無視攻撃、鱗と皮を剥ぐように捌いてみよう
狩りには、己の命と、相手の命、どっちが尽きるのが速いかを競う事もまま、必要だから
あ、でも、ちょっとオーラ防御を下半身の方にしっかりとコーティング
あっち、数いるし、丁度いいよね?
次はサメかぁ
食卓が豊かになるのはいい事だね!
でも、これが鮪だったら、ナマハゲみたいな顔で丸かじるのに…
前世の記憶って怖いね!
僕、鮫、喰う!って感じだよ
アドリブ等、好きにしてくれ
「ぐおおおおおおおお!!」
墜落し、地面を転がるサメ。
それまでのんびり応援していたシャーキックカルト信者たちにようやっと焦りの色が出始めた。
「シャーク様!」
「だ、大丈夫だ! サメの歯はすぐ生え替わるというだろう。サメを超越したシャーク様の治癒力ならヒレくらい生える! 生えますよね!?」
「無論だ!」
サメ邪神はひれをにょきっと生やすと、ぴょんとジャンプして地中へと潜り込んだ。
地中から飛び出しては暴れ、暴れては地中に潜る。
大地の上に立つ人間だからこそ、地中からの攻撃には無防備になりがちだ。
「あんなにすぐ生えてくるなんて……よっぽど新鮮な肉がとれるんだろうなあ」
備傘・剱はガントレットに精神を集中させ、あえて目を閉じた。
「食卓が豊かになるのはいい事だ。でも、これが鮪だったら、ナマハゲみたいな顔で丸かじるのに……ん? ナマハゲ? なんだろう、身に覚えの無い記憶が」
「ごちゃごちゃと何を言っている! 囓られるのは貴様だァ!」
足下の土が崩れ、下半身を飲み込まんと飛び出してくるサメ。
剱はカッと目を見開くと、サメの口内へ直接『黒魔弾(ルイン)』を叩き込んだ。
拳から打ち出された魔弾がサメ口内へ直撃。
一方の剱も激しいダメージをうけたものの、サメ邪神に的確なダメージを与えることに成功した。
「ぬおおおおおおおおおおお!! また口かあああああああ!!」
サメ邪心は砂浜をぐでんぐでんと転げ回った。
獲得サメ:🦈
大成功
🔵🔵🔵
彩波・いちご
今度はサメ料理ですか
お刺身がいいんですかね?
それとも焼き魚かな?
マグロよりも巨体みたいですし、これは料理のしがいもあります♪
というわけで、地面を泳ぐサメに対しては
【異界の侵食】のスライム投網です!
あ、スライムさんたち、食べちゃダメですよ!
あくまでも絡み付いて捕獲するだけですからねー!
その辺りはちゃんと制御するのです
サメの現れそうな地面にあらかじめスライムを展開させて、顔を出したらからめとって、根こそぎ捕獲しちゃいます!
「ええい付き合っていられるか! 我は家に帰らせて貰う!」
「ああっ、シャーク様!?」
「そんなサスペンスの死亡フラグみたいなことを!」
慌てるシャーキックカルト信者たちを尻目に、サメ邪神は再び地中へと飛び込んだ。
「だがこのままでは屈辱だ。一人ほど喰っていくかな。見目麗しい美少女がいい」
地中から響く声。イェーガーたちは警戒に周囲をうかがったが――。
「そう、貴様だァ!」
ずばんと大地が爆ぜ、サメ邪神が飛び出した。
ミニスカートを咄嗟に押さえ、驚きに目を見開く彩波・いちご。
「サメは美女が大好物だk――って貴様男ではないか!」
「そこは今触れないでください!」
いちごはスカートを押さえたままスライム状の異界生物を発射。
どこにどうやって隠していたのかは……その、なんだ、状況から察してくれ!
「てけり!」
「ぬおおお!?」
網状に展開したスライムにとらえられ、激しくもがくサメ。
じわじわ浸食するスライムの溶解効果から逃れるべく、サメはスライムを強引に振り払って地中へと逃げ込んだ。
「なんという罠だ。我が美少女を足下からいくのが大好きだと知っていたな!?」
「いや知らなかったですけど!」
「ええいもうよい。我帰る!」
獲得サメ:🦈
大成功
🔵🔵🔵
火奈本・火花
「……つちねこよりは鮫の方が食べやすそうな気がしますね。美味しいのならどっちも食べますけど」
■戦闘
小型の鮫が召喚されたら、怯えた『演技』と共に水着になっていて露出が多い点で『誘惑』(噛みつきやすい的な意味で)し、私自身に『おびき寄せ』よう
囲まれた時が反撃のチャンスだ
「小型の眷属を沢山召喚したし、囲んだから勝てる――そう思ったな?」
シャーク様に攻撃出来たら、後はグローブの鋼糸を薙いで切断する『範囲攻撃』で小型の鮫を倒す
倒しきれない時は鋼糸で捕まえて『敵を盾にする』事で同士打ちさせてしまおう。仲間の魚肉は美味いか?
「倒してから調理するのではない。戦いながら調理するのだ……血抜きはしっかりとな」
空を飛び、道路へと飛び出すサメ邪神。
「この世には逃げるが勝ちという言葉もあるのだ!」
「この期に及んでその勝ち方はないと思うが……」
黒いオープンカーに飛び乗り、キーをかける火奈本・火花。
逃げるサメ邪神を猛スピードで追跡しはじめる。
「しかしこの巨体……つちねこよりは鮫の方が食べやすそうな気がしますね。美味しいのならどっちも食べますけど」
「誰が喰われてやるものか。喰われるのは貴様だ!」
今日何度目めかわかんない台詞をはきつつ、サメ邪神は大量のサメライダーを召喚した。
「「ヒャッハー!」」
道路に大量に飛び出し、車に併走してくるシャーくらいだーたち。っていうか二輪のついたサメたち。
なにがどうとちくるったらこんなサメが生まれるのかはわからないが、少なくとも火花はピンチに陥っていた。
「前後左右を取り囲まれたら逃げ場は無いぞ」
「大人しく車ごと喰われるがいい!」
口を開けるサメライダー。
「そう……思ったでしょう?」
火花はポケットから大量の種めいたものを取り出し、まき散らした。
サメたちに張り付き、胸へと根を浸食させていく種。
「「グワーッ!?」」
血を吐いて次々と消滅するサメライダー。
サメ邪神はその様子に目を剥いた。
「くっ、おのれ……!」
「さあ、とどめだ」
アクセルを踏み込む火花。その後部座席から――
獲得サメ:🦈
大成功
🔵🔵🔵
青葉・まどか
うわぁ、本当にサメだ。邪神なんでもありだね。
この邪神、映画産業が衰退しない限り永遠に復活しそう。
それはともかく、お魚なら美味しくいただけますね!
海辺の安全と美味しい食事の為、頑張りますよ!
サメが空を飛ぶなら、私は【射撃武器・魔改造】起動。ビームキャノンを強化して攻撃するよ。
空は飛べないけど、空を飛ぶ獲物は撃ち落とせるよ!
空飛ぶサメなら電気の『属性攻撃』で効果抜群だね!
『範囲攻撃+誘導弾+スナイパー』で撃ち落としてみせるよ!
クロエ・ウィンタース
…飛んでるな
何か海以外の地形も潜っているな
……これ本当に鮫なのか?
いや、まて。何故皆喰う気満々なんだ。というか喰えるのか?
(更に突っ込もうとして口を開くがまず落ち着こうと考える)
(いったん目を瞑り深呼吸。目を開ける。落ち着いたら何か面倒になった)
…よし。食う食わないは仕留めてからだ
細かい事はどうでも良い。まず倒してしまおう
>戦闘
【SPD】アレンジ歓迎。
ボス鮫に対してはUC【無銘・壱ノ追】を使用する
居合で斬撃を飛ばし目、顎の下、腹等やわらかい部位を狙う
飛翔攻撃や潜航攻撃は…まぁ。泳いでいるのなら
高スピードでも直線的だろう。【見切り】で避ける
雑魚鮫は適当に【フェイント】【2回攻撃】でずばーっと
後部座席から身を乗り出し、ビームキャノンを担ぐ青葉・まどか。
「この邪神、映画産業が衰退しない限り永遠に復活しそうだしね。きっちりトドメさしとこう」
「……まあ、同感だ。空を飛んで土に潜るサメなど、そうそう居て貰ってはこまる」
同じく後部座席で腕を組んでいたクロエ・ウィンタースはすっくと立ち上がり、逃げるサメ邪神めがけて狙いをつけた。
狙い、といっても腰の刀に手をかけるのみである。
「こいつがどう食えるのか検討もつかないが……考えるのは仕留めてからだ」
「フン、貴様に我が仕留められるものか。要は刀の射程にはいらなければよいだけのこ――ギャアアアアアア!?」
クロエが豪快に抜刀した剣が光りを帯び、光だけが『飛ぶ斬撃』となってサメ邪神へと命中した。
「……いい加減、学習するべきだな」
「近接武器は射程が伸びる。イェーガーあるあるだね!」
まどかはビームキャノンを連射。
サメは必死の形相(?)でビームを右へ左へ回避した。
「避けないでよ! 当たらないから!」
「当たってたまるか!」
サメ邪神は空中で急速にターン。
オープンカーめがけて正面から突っ込む選択をとった。
「こうなれば我が身を犠牲に貴様らを粉々にしてくれる!」
「……ほう」
刀を大上段に構えるクロエ。
一方まどかはビームキャノンにオプションパーツを接続。
超強力になったビームを至近距離で発射した。
車が破壊され――同時にサメの顎が盛大に破壊された。
刀を振り抜き、壊れた車から飛び降りるクロエ。
サメ邪神は足を潰したのをいいことに猛スピードで天空へと逃げ始めるが……。
「勿論、逃がすわけないよね」
まどかはビームキャノンの銃身やストック、スコープやエネルギーパーツをコンマ五秒で取り替えると、射程一キロを超えるスナイパービームライフルへと改造した。
スコープをのぞき込み、サメの尾びれをロックオン。
「いただきます――っと!」
天空へと向けて発射されたビームが、サメの身体を貫いた。
「がはっ
……!?」
失速し、墜落するサメ。
再び砂浜へ戻り、頭から突き刺さったサメを前に、クロエは刀を鞘へと納めた。
「これで終わり、だな」
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 日常
『海を楽しめ!』
|
POW : 海の家や屋台廻りでとにかく食べ物を堪能
SPD : 水泳、ビーチバレー、水鉄砲の打ち合い、体を張って夏を満喫
WIZ : 海を眺めて物思いに耽る、もしくはのんびり徹底的に日焼け、パラソルの下でのんびり
|
恐ろしきサメ邪神の復活をもくろんだ要注意団体シャーキックカルト。
彼らはお詫びの菓子折り(まんじゅう)をピラミッド積みすると『おぼえていやがれ!』と言いながら逃げていった。
「フ……口ほどにも無いやつらめ。イェーガーが居る限り、サメが栄えることはない」
ニヒルに笑い、煙草をくわえるエージェント鮫殴フカ次郎。
こいつ実質的には何もしてないのにすごい堂々としてんな。
暫くヒニルタイムを満喫してから、もの言いたげなイェーガーたちへと振り返った。
「ああ、分かってる。つちねことサメの味を確かめたい。そうだろう?」
フカ次郎はぱちんと指を鳴らすと、いくつものバーベキューセットとビールサーバーを召喚した。
「オブリビオンといえど奪った命。命に感謝し、美味を頬張るのだ! パーティーの時間だぞ!」
================================
パーティーの時間だぜ!
この章ではこれまで獲得した『つちねこ🍖』と『さめ🦈』のぶんだけ料理を作れます。
といってもみんなしてどっさり獲得したので、それはもう好きなだけ作れるでしょう。ここからの新規参加者さんの分もあるので安心してお楽しみください。
他ではどうかわかんないけど、ここで獲得したつちねこは『チキン』めいた肉の味わいをしています。
もも肉とササミがそれぞれついてると思ってください。顔は……なんだ、見ないほうがいい。
サメはというと、どういうわけか知らないけどマグロ魚肉みたいな味と食感がします。
一般的なサメはアンモニア臭がどうとかいうらしいですが、サメを超越せしサメ邪神さまは食材適正もサメを超越しているのです。
食べ方は自由自在。焼いてよし煮てよし。自分の好きな料理を作ったり食べたりリクエストしたりしましょう。
けど中には『つちねこもさめも食べれないもんで』という方も居ると思うので、バーベキューパーティーとかしたビーチでのんびりしてみるのもよいかと思います。
================================
※ルール補足
第三章は持ち込むユーベルコードのPOW、SPD、WIZに関係なく好きな行動を選択できるものとします。
フリーダムだぜ! サメを倒した奴は、フリーダムが約束されるんだぜ!
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イサナ・ノーマンズランド
POW
とりあえず解体したサメとかつちねこを堪能しつつ、海ではしゃぐ子供たちを上から目線でいつくしむように眺めて悦に浸る。
生きてるつちねこが居たら一匹連れ帰って非常食兼愛玩動物にしようと目論む。
飼っちゃだめ! 返してきなさい!って言われたら王蟲のこどもを隠そうとする風の谷の姫さま宜しく抵抗しつつしぶしぶ諦める。
とりあえず、終わりよければぜんぶよし!
「つちねこってどうやってたべるのかなあ。いっぴき連れ帰ってもいいかなあ」
『食べること考えつつ同時にペットにしようって思うのやばいよね』
「はじめて犬を飼うことを考えた人間もきっとわたしと同じこと思ってたと思うの。死んだらどうやって食おうかなこいつって」
らんらんらららんらんらん。
イサナ・ノーマンズランドはつちねこを抱きかかえ、『ここにはなにもいないのー』と言いながらビーチパラソルの下でうずくまっていた。
あえなく見つかり、持って行かれるつちねこ。
流れからしてこれは生き残って巨大つちねこになって再会するフラグだが、フッツーにシメられ捌かれくーるくーる回す肉焼き機で上手に焼かれた後高々と掲げられた。
「つちねこ……かわいいのに美味しい。オブリビオンじゃなかったらペットにしたのに……」
『食べること考えつつ同時にペットにしようって思うのやばいよね』
「はじめて犬を飼うことを考えた人間もきっとわたしと同じこと思ってたと思うの。死んだらどうやって食おうかなこいつって」
『人類総サイコ説やめて』
イサナは仕方ないよねーと言いながら漫画肉と化したつちねこをもっしゃもっしゃと囓り、よくビーチにたってる監視員椅子から海で遊ぶ子供たちをいつくしむような目で眺めていた。
「美味しいし楽しいし、終わりよければ全てよしってことで」
『綺麗にまとめようとするし……』
大成功
🔵🔵🔵
花邨・八千代
ごはーん!待ってたぜこの時をよォ!
いっぱい食うぞー、でも俺料理できないから他のヤツに任せるな。
あ、まんじゅうも食っていい?良いよな?まぁ食うんだけど。
ところでつちねこってほんとならどうやって食うとうまいの?フライドつちねこ?
うちンとこでまえ獲ってきた時は煮付けにしたりつくねにしたりして美味かったんだぜ。
あ、お持ち帰りってあり?お土産に持って帰りてーんだ。
おー、鮫もつちねこもうっまいなー!
ビールが進むぜー!夏が近いって感じするなー!
フカ次郎も飲め飲め、いっぱい飲め!何やったかわからんけどお前!
ほらつちねこの頭もうまいぞ!何か珍味って感じ!
「待ってたぜこの時をよォ!」
フォークとナイフを両手に握り、十字に構えて目をギラつかせる花邨・八千代。
ちがうの。ヴァンパイアハントをしようってんじゃないの。
「いいか。つちねこの調理法は大量にあるが……今日はサメもあることだしコレでいく」
八千代は巨大な中華鍋を火にかけると、さばいたつちねことサメ肉をそれぞれ両手に掴み、煮えたぎる油の中に滑り込ませた。
ジュワーっと音を立てる肉と肉。
「名付けて……フライドつちねこだ!」
トングで掴み上げたつちねこは、あのなんていうかデカいえびふらいにネコの頭だけついた猟奇的な物体に変化していた。
衣つける手順はどこへ消えた。
「にゃーん」
生きてんじゃねーか。
「つちねこが伝説の食材と言われてるのはこのイキの良さだ。
まだ熱いうちに喰えば……」
ムシャアと食いちぎれば、チキンめいた肉汁があのなんかいいかんじにアレした。
「こいつぁいいぜ! ビールが進む!」
片手に持ったビールジョッキをごくごくやると、それをじっとみていたエージェントフカ次郎へフライドつちねこを突きだした。
「ほらつちねこの頭もうまいぞ! 何か珍味って感じ!」
大成功
🔵🔵🔵
ベイメリア・ミハイロフ
【POW】
他のお仲間さまとの絡みは大歓迎でございます
海には色々な食べ物がございますね
見たことのないものが沢山あって、なんだか胸が躍ります
ひとしきり色々堪能したいと思います
そういえば、ふかひれもございますでしょうか?
まあっ、こちらは一体何が原材料なのでしょう
とても美味しゅうございます
今まで口にしたことのないようなものがいっぱいでございますね
そういえば、あのかわいらしいつちねこさんたちも
食べられる、と伺っておりましたが…
………
つちねこさんを自分で調理しないとならないのでしたら
目を閉じて、無駄に第六感を駆使して
さばいてなんやかんやして、や、焼きます…!
皆さまに振舞うことができたなら感無量でございます
「海には色々な食べ物がございますね。
見たことのないものが沢山あって、なんだか胸が躍ります」
そんなことを呟きつつ、ベイメリア・ミハイロフは大きな鍋をぐーるぐーるとやっていた。
サメと聞いてフカヒレを想像するのはひとのサガっていうか、民間人の癖みたいなところがあるが、こぶし大のフカヒレが丸ごと突っ込まれたスープやサメ肉(ほぼ魚肉)をつみれ状にして突っ込んだスープまでなんでもある状態であった。
イェーガーたちがお料理番組もかくやって調子で何でもかんでも作るからである。
そんな中からスープを一杯もらい、浮いてる肉団子を頬張るベイメリア。
外側のぎっしりとした肉の食感とは裏腹に、噛むと感じるもちっとした内部の食感。
噛むたびにしみ出る油のうまみと『食べ応えのある白玉団子』みたいな感覚に暫く夢中になっていると、途中でぷちんとはじけて中身の美味しい汁がカプセルでも割ったようにはじけ出る。本来は熱湯と化していそうなそれも噛む段階でほどよくさめ、丁度良い暖かさで口いっぱいに広がった。
「まあ……これはなんのお肉ですの? あら、合い挽き肉……」
なるほどなるほど、と暫く何かに納得した後。
ベイメリアはねこの頭がついた漫画肉みてーなやつを肉焼き機にセット。音楽に合わせてぐーるぐーるしたあと、上手に焼けましたとばかりに天に翳した。
「では皆様、いただきます!」
大成功
🔵🔵🔵
アンコ・パッフェルベル
これSPD判定だと食えないやつです?
…まあとりあえず海の家でつちねことサメ料理に舌鼓を打つとしましょ。
あっその前にお料理の写真をイ○スタに上げないとですー。
(ぱしゃぱしゃ)
ではいただき…む。なんですか白狼。テトちゃんまで。
私はこの絶品お料理という強敵を相手にするので手一杯なんです。
…もしかしてあなた達も欲しかったりするです?
しょーがないですねぇ。
はい、あー…(食器に乗せた、或いは刺した料理を2匹へ伸ば)
む!(さない)んー!おいひー!
あっ、いやこれは冗談ですよ冗談。
あいたっ!なんで叩くですか!やめるです!むぎゃー!
ううう…わかったですよぉ。
皆で食べるです。
ふうっ。苦労した分だけ、良い味ですね…。
仲間の作った『上手に焼けたつちねこ』というギャグみたいな漫画肉を手に、アンコ・パッフェルベルはスマホをサッと翳した。
「お料理の写真をイ○スタに上げないとですー。バズりますよこれはー」
ちなみに。こうして世界に発信されたつちねこ画像はUDコープの作戦『メシテロ・プロトコル』によってプラスチック製のキットを使ったみせかけびっくり料理だというカバーストーリーで誤魔化されることになる。
さておき。
「ではいただきまー……あ?」
大きく口をあけるアンコの足下で白狼とテトちゃんがじっとアンコを見上げていた。
「私はこの絶品お料理という強敵を相手にするので手一杯なんです。構ってる暇はー……あ?」
もっかい囓ろうとした所で、アンコはぴたりと動きを止めた。
『上手に焼けたつちねこ』を右へ動かしてみる。
同時にキュッと右に首をひねる白狼&テト。
左に動かしてみる。
同じく左にキュッとやる白狼とテト。
「もー、しょーがないですねぇ」
はいあーんといった具合に漫画肉を突きだし、白狼&テトが食らいつこうという瞬間、シャッとひっこめて自分で囓った。
「んー、おいひー! って冗談ですよ冗談! 叩くのやめるです! むぎゃー!?」
このあとマウントとってさんざんネコパンチされたアンコが漫画肉を奪われた。
大成功
🔵🔵🔵
パルピ・ペルポル
さーて、今回もよく働いたし。
まずは一杯いかせてもらおうかしら(マイジョッキ持参)
さすがにこれにビールサーバーから直接は入れられないからスプーンで入れてくれるかしら。ちゃんと泡ものせてね。
シンプルに軽く炙って食べましょうか。
まずはつちねこから…うん、ササミみたいで食べやすいわ。
こっちは鳥もも肉みたいね。ジューシーで弾力あって美味しいわ。
へぇ、つちねこって獲得地?によって味が違うのね。他のもたべてみた…(残った頭と目があった)…いわね(そっと目そらし)
サメはマグロみたいね?これは表面さっと炙って塩か醤油がいいわねー。
まぁさすがに全部は食べられないし。
残ったお肉は干し肉に加工して持って帰りましょ。
「さーて、今日もよく働いたし……まずは一杯いかせてもらうかしらっ」
フェアリーサイズのマイジョッキを掲げ、フェアリービールをフェアリーサーバーからぼあーってやって泡がたってるいい感じの状態のままぐいっとやった。
フェアリー冷凍庫でキンキンに冷やされたジョッキに冷たいフェアリービール。
それを夏の海辺で飲み干す快感。
「ぷはーっ……」
はいここまで何回フェアリーって言ったでしょうか。
「さてと、つちねことサメも早速頂きましょうか」
パルピ・ペルポルのそばにはバーベキューセットが並べられ、フェアリーサイズにカットされたつちねこ肉が焼かれていた。
鶏のもも肉にも近いもきゅっとした味わい。フェアリー割り箸でつまみ上げてがじがじやりつつパルピは、何かに納得して頷いた。
「鳥も豚も部位によって食感が変わるわよね。例えば鳥のカシラなんて歯ごたえがあっておいしいら……」
振り返るとつちねこヘッドが単体でこっちを見ていた。いや見てないけど。死んでるけど。
「……なんでもないわ」
サッと目をそらし、パルピはサメステーキへと箸をつけた。
「こっちも美味しいわ。あとで干し肉にして持って帰りましょ」
大成功
🔵🔵🔵
彩波・いちご
はい、それじゃめいっぱい料理の腕を振るっちゃうことにしましょう♪
自慢の料理スキルが火を噴きますよー♪
どんな料理にしましょうか?
味はチキンとマグロに似た感じですか…
それなら、フリフリチキンならぬフリフリつちねこにして焼いてみたり
サメは……解体ショーやって、その後刺身で振舞うのもいいですかねぇ?
ホットパンツにタンクトップ、その上にエプロンつけて、いちごちゃんの臨時海の家開店といきましょー♪
皆さんいっぱい食べてくださいねー♪
あ、料理人に触れたらだめですよー?
はっ、作るのも振舞うのも楽しいですけど、これは自分で食べる暇がないのでは?
……ま、いっか
「はい! それじゃあめいっぱいお料理を振る舞っちゃいましょう!」
砂浜に膝立ちし、ビールジョッキ(in麦茶)を手にして振り返るパレオビキニの彩波・いちご。
焼き肉屋とかにこういうポスター沢山あったけど、今もあるの?
「まずはフリフリチキンならぬフリフリつちねこにしてみましょうか」
そういって手早く準備したいちごは、くっそデカいフリフリマシンに大量の剥きつちねこをセットした。
フリフリがわかんない人のために説明すると、軽トラの荷台くらいデカいバーベキューマシンの上に長い鉄クシを何本ものっけて歯車仕掛けで回転させ続けるというものである。クシには軽く五匹くらいのチキンがくっついていてそれがいっぺんに焼ける様がスゲーってんで人気を博しているが、これが全部つちねこになった様をどうかご想像いただきたい。
……悪夢かな?
「サメはマグロに近いそうですからね。なんとかざんまいよろしく解体ショーと参りましょう!」
いちごはサメ(何でか知らんけどマグロサイズのサメがそのまま残ってる)をデカいまな板に置くと、でかい包丁を構えた。
ホットパンツにタンクトップ。その上にエプロンという『前からみたら裸エプロン』みたいな格好でサメを解体しはじめるいちご。
見ろよボーイ、これが未来に生きてるジャパニーズのフード・アミューズメントだぜ!
「料理人へのお触りは禁止ですよー♪」
大成功
🔵🔵🔵
波狼・拓哉
……信者群逃がして置いていいのだろうか。いやまあ、何だろう…致命的な事起こさないという感じはあるんだけど。まあいいや。今は食材となったつちねことさめの方が気になるし。
さて。…周りの様子見る限り?美味しいらしいし躊躇せずにはいくけれど…いや、材料特殊過ぎて自分で調理は無理だな。作ってる人にオススメでお願いしよう。あ、美味ければ見た目とかも気にしないよ!
見た目ネコなのに味は鳥ぽいんだな…サメもサメでサメじゃないし…マグロ…?焦がしたのは失敗だったかもしれないな。そしてどっちもお酒に合うと。…こいつらの死因乱獲じゃねーよな。
(アドリブ絡み歓迎)
クロエ・ウィンタース
サメはまあ見た目通りサメだから良いとして
問題はこっちだな。つちねこ…。
よし頭はアレだ、喰わんだろう。落とす。
落とした頭は…転がしたままも景観がアレでアレなので
頭を含めて不要部位は全部埋めてしまうか骸の海に還そう。
あとは食い方か。
料理なぞせんから適当だな…。
……………うん、焼くか。
つちねこは棒に突き刺して丸焼き(頭無し)か
無難に一口大に切り分けバーベキューの金網で焼く。
サメは丸焼きにするには火が足りないので仕方ないから
無難な大きさに切って焼く。
調味料は塩だな。しんぷるいずべすと?とかいうやつだ。
………うむ、もとがアレだが喰えるな。美味いと思う
(口からつちねこのあしはみ出させつつもぐもぐ食べる
ミミックに腰掛けつつ、波狼・拓哉は顎肘をついていた。
「あの信者たち、逃がして良かったのか……?」
「まずかったのか?」
クロエ・ウィンタースがうにゃーんとかいってるつちねこの首を持ってぶら下げつつ、拓哉へと振り返る。
「また凶悪な犯罪を……」
「犯罪を?」
「……起こさなそうだなあ」
まあいいか、といって気分をつちねことサメにシフトする拓哉。
「それで? つちねこはどうやって調理するんだ?」
「参考になるレシピがまるでないからな。アドリブだ。まず……」
クロエは刀を抜き、すぱーんと頭を切り落とした。
今更だけど頭を落としたつちねこはほんとに謎のは虫類にしか見えないので、ここまでくるともうなんでもいいや感が出てくるものである。
クロエは目にもとまらぬ刀さばきでつちねこをサイコロステーキみたいなサイズまで切り刻むと、クシに連ねてバーベキュー金網へと置いていった。
「へえ、うまいもんだな」
「料理はせんが、斬ることなら得意だ」
ものの調理シーンが時折マンガっぽくなるという、イェーガーあるあるである。
「サメは?」
「こっちはもう斬った後だからな」
クロエは拓哉に包丁をパスすると、でっかいサメ肉を指さして『一口大に切れ』とジェスチャーした。
目の前にした赤身のブロックをぺちんと叩く拓哉。
「うん……今更なこと言っていい?」
「なんだ」
「もうこれ、ほぼマグロだよな」
「……それを言ったらおしまいだ」
拓哉はマグロ……じゃなくてサメを一口大に切っては同じようにクシに連ね、金網の上にのせていった。
結構な火力があるのか、じゅうじゅうと音をたてて焼ける肉からは透明な油が落ち、そのたびに焼き鮭みたいないい香りをさせてくる。
「これ、本当にサメなんだよな?」
軽く炙っただけでも充分に食べられるらしいということで、試しに一本手にとってみることにした。
囓ってみると確かにマグロ。
もきゅっとした歯ごたえに魚めいた味わいが広がり、口の中でよくほぐれる優しさがあった。
一方でつちねこ串に塩を振って、かじってみるクロエ。
「うむ……美味いと思う。元が……」
ふと振り返ると、さっき切り落とした頭がこっちを見ていた。
「頭は埋めよう。今すぐ」
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
狭筵・桜人
人が焼いた肉と魚を食います。
一人暮らしの現役高校生に家庭力を求めないでください。
焼くくらい原始人でも出来るだろって?
そこはほら、甘えたい年頃なので。ね?
つちねこの顔を見たり見なかったことにしたりしながら
微妙な顔で食べ進めます。美味しい。
サメもマグロみたいで美味しいですね。
サメなのにすごくマグロみたいで……。
あのサメにも良いとこあったんですねえ。
やぁオブリビオン食べ始めたら人としてお終いかなーって
思ってたんですけど、存外悪くないですね。
オブリビオン飯で食費浮いちゃうなー。
うーん学生に優しい。ごちそうさまです。
(食べ終えてつちねこの顔を見る)
(見なかったことにする)
テルプ・ステップアップ
いえーい♪
宴だー!
テルプの三分クッキーング!!
材料はサメ邪神とつちねこー!
頭を落として皮はいでー♪
ホネ取ってワタ取ってー♪
身を一口サイズしたら
生姜と大蒜と酒と醤油と酒をてきとーにぶっこんでー♪
おっきな鍋の油を入れてー♪
カラッと揚げるぜー♪
完成!「つちねことサメ邪神の唐揚げ」
ってまんまやんけー!(ハイテンション)
でもできたのならさ~食え!
もちろん僕も食う!
アクセルバーストインストールで胃袋をデータ化!
許容量ほぼ無限のBH(ブラックホール)で
いっただきま~す♪
さて他の人が作ったのがあればそれを食いまくるの♪
備傘・剱
さー、祭りだ!
収穫祭だ!
…と、言いたい所だけど、まずは下処理から始めないとね❤
獲物はちゃんと最後までいただきますするのが礼儀ってもんだ
遊戯守護者を呼び出して、つちねこと鮫の真空パックを作ってお持ち帰りできるようにしよう
あ、ちゃんと冷やして持ち帰るから、クーラーボックスに入れておかなきゃ
…そーいや、オブリビオンって、腐るの、か?
そもそも、食べても…深く考えちゃだめだね☆彡
その片手間に、つちねこを丸焼いて作業が終わった頃に食べ…可愛らしいつちねこちゃんがこんがり焼かれる光景ってのもちょっと、アレだけど…
ビール飲んで酔っ払って丸齧れば問題ナッシング
あん?手の込んだ料理?
解体で疲れてるんだよこっちは!
青葉・まどか
事件も無事に解決したことですし、美味しい食事を楽しみましょう。
邪神もUDCも美味しければ良いんです!
料理は作るより食べる方が得意な私。
皆さんの料理を楽しみながらリクエスト。
「美味しそう!食べていいですか?」
「すいませ~ん。つちねこの串焼き(塩)の盛り合わせとつちねこの唐揚げ、レモンはいらないです。
あと、サメのお造りとサメの兜焼きにお新香。未成年が飲んでも怒られない飲み物中ジョッキで」
フカ次郎さん。サメ映画の上映会の準備、お願いしますね。
ペイン・フィン
……さて。
料理、開始、だね。
(適当なBGMをかけながら、レシピサイトを見る)
今回作るのは、つちねこ2品、サメ1品。
野菜とかも使って、バランス良く、食べようか。
1品目。
つちねこの肉を切り分けて、タレを付けて串で焼くよ。
ネギも間に刺して、焼き鳥風に。
2品目。
サメ肉を切り分けて、骨で出汁を取った鍋に、たっぷりの野菜と一緒に投入。
味付けは、醤油ベースで、お鍋に。
3品目。
つちねこ肉をミンチに。
つなぎの卵とパン粉、塩少々を加えて、成形。
ほどよく焼いたら、レタス、チーズ、少しのピクルスと一緒にパンで挟む。
つちねこバーガーの完成。
さて、では……いただきます。
あ、食材の余った部分(頭部や内臓)は、持ち帰るよ。
「いえーい♪ テルプの三分クッキーング!」
どっかで聞いたような音楽と共にくるくる回る戦闘機械。
テルプ・ステップアップは長机の前に立ち、足下から食材をしゅばっと取り出した。
「材料はサメ邪神とつちねこー! はいまずは頭を落として皮をはぐよー!」
テルプは手のひらをデータ状態に変えるとつちねこをこう……鶏が丸焼きチキンになる過程みたいなことをしてトレーの上にドンと乗せた。
更に手刀をしゅばばっと打ち込むめば、サメ肉とつちねこ肉が一口大のサイズまで細切れにされていく。
「そこへ生姜と大蒜と酒と醤油と酒をてきとーにぶっこんでー♪ おっきな鍋の油を入れてー♪」
巨大な中華鍋を火にかけ、油をボトルでだばだば突っ込んでいく。
トレーの上で味付けされめっちゃもみもみされた肉を掴み――。
「揚げるぜ!!」
そいやーというかけ声と共に『つちねことサメ邪神の唐揚げ』ができあがった。
地味に、今まで出てきた中で一番手の込んだ料理だったりした。
「さー喰えー! ピラミッドみたいに積めるほどあるぞー!」
テルプから唐揚げを差し出され、狭筵・桜人はパチンと手を打った。
「いただきます」
一人暮らしの現役高校生桜人。出されたものは食べる。それが男子高校生の鉄則である。
実際その鉄則を守っているかはともかくとして、つちねこのあのシュールな顔を見たり落としたりしなくてすんでよかったなあみたいな気持ちがかなりあるらしい。
箸でつまんで口へ持って行く。
この時点で加えられたスパイスの香りがたつ。
まだじわっと音が聞こえるほどに熱い唐揚げの表面へと歯を立てる。
カリッという音が骨を通して聞こえ、すぐに訪れる肉汁の味わいと歯に感じる熱。
唐揚げ。
唐揚げ……!
「いやあ、UDC(オブリビオン)食べるなんて人としてどうかなーって思ってたんですけど、思ったより悪くないですね。オブリビオン飯で食費浮いちゃうなー。うーん学生に優……」
ふと振り返ると切り落とされたつちねこヘッドがピラミッド状に積み上がってこっちを見ていた。
サッと顔を戻して見なかったことにする桜人。
「ペイン、三分クッキング」
さっきの長机をそのまま使って料理を再開するペイン・フィン。
レコードの上でくるくる回るオコジョ。
「今回作るのは、つちねこ2品、サメ1品。
野菜とかも使って、バランス良く、食べようか」
テーブルに肉と各種野菜をどかどか置いていくと、ペインはエプロンをはたいた。
「そして――」
そして。
「出来たものが、こちら」
お約束である。
早速端から紹介していこう。
一口大のつちねこ肉とネギを交互に竹串に刺して甘辛タレをつけて焼いたつちねこ焼き鳥。
次にサメ肉の骨から出しを取った鍋に野菜とサメ肉を投入した醤油ベースのサメ鍋。
最後につちねこ肉をハンバーグにしレタスとチーズとピクルスを加え焼いたパンズに挟むこれが、そう――!
「つちねこバーガー」
これが欲しかった、という顔で掲げるペイン。
「なるほどこれが例の……」
その横で青葉・まどかも一緒になってつちねこバーガーを掲げていた。
なんか『つちねこバーガー』って響きだけを聞くとつちねこがまんまパンズに挟まってるシュールな絵を想像しそうだが、できあがったのは普通にチキンハンバーグのバーガーであった。
「美味しそう、いただきます!」
まどかはまだ暖かいバーガーを両手で両サイドから支えるように持ち、一口で囓るにはちょっと大きいのを無理してがぶりと囓りとった。
パンズのふかっとした感触と野菜のしゃきしゃき感とみずみずしさ。そこに燦然と輝くつちねこハンバーグの存在感。
「あ~、すごいこれ~」
語彙力が軽く死んだまどかに、備傘・剱がサッとスライドインしてきた。
なんだかアジアンなデザインをしたエプロンを身につけ、両手に透明なビニール手袋をはめ込んでいく。
「さー、まだまだクッキングタイムは終わらないぞ! 祭りだ祭り!」
剱はパチンと器用に指を鳴らすと――。
「来い! 遊戯の中に封じられた守護者よ! 俺に力を貸せ! ――『遊戯守護者召喚(サモン・イチタリナイ)』!」
「どうもイチタラナイです」
机の下からヌッと白ハゲ漫画みたいな生き物(?)が現われた。
「いいか。つちねことサメの料理は沢山できるが全部食べきれるわけじゃない。真空パックにして持ち帰れるように詰めていってくれ」
「わかりま――クッ、料理ロールがイチタリナイ!」
手首を押さえタッパーをがらーんと落とすイチタリナイさん。
「肉が腐らないようにクーラーボックスは用意したか」
「クッ、イチタリナイ!」
三個のクーラーボックスをいっぱいにして、それでもまだ沢山残ったタッパーに頭をかかえるイチタリナイさん。
「……お手伝いに呼ぶのは失敗だったか?」
「和むから全然いいと思うよ?」
サメの兜焼きとお新香をちびちびつまみながら子供ビールをぐりぐびやるまどか。
ちょいすがもうおっさんだよとは誰もつっこまない。そう、見た目と趣味が乖離するのもあまたの世界をかけるイェーガーあるあるである。
「よし、じゃあこうなったら俺も喰うか!」
並べられたつちねこ焼き鳥を手に取り、ジョッキに注いだビールをぐびぐびあおる剱。
世の中に焼き鳥とビールをつくったひと、最高。
剱は夢心地になりながら、ぽわーんとした頭で天を仰いだ。
「あれ、俺たち何しにきたんだっけ?」
「呑みに来たんでしょ?」
「そうか……そうか?」
まあいいか。
そういいながら、イェーガーたちはいっぱいのご飯に舌鼓を売った。
大成功
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