3
迷宮で待ち受ける、雪、炎、罠。

#アルダワ魔法学園

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#アルダワ魔法学園


0




●グリモア猟兵は悲しい
「くっ、深護・刹那、一生の不覚ですわ!」
 猟兵たちを前に、深護・刹那(花誘う蝶・f03199)が悔しげに、そして悲しげな表情で叫んだ。
「まさか、自分で行けないのに、ぷにぷにを予知してしまうなんて!」
 つんつんぷにぷにしたかったらしい。

●状況です
「ともあれ、予知したからには皆さんにお伝えしないと、と思って集まってもらったわけですが」
 幾分冷静さを取り戻した刹那が猟兵たちに話し出す。
「わたくしが予知(み)たのは、アルダワ魔法学園。迷宮に発生したオブリビオン『メルティ・フレイムレイン』が攻め上がってくる光景ですの」
 迷宮から学園に向けて侵攻するフレイムレイン。このまま放置すれば遠くない未来、フレイムレインに学園が攻撃されてしまう。そうなる前に猟兵たちに撃破してほしいというのが今回の内容だ。
「それで、メルティ・フレイムレインが発生した余波で、配下も発生しておりまして」
 そこで言葉を切り、刹那は大きく息を吸い込んで。くわっと目を開いて叫ぶ。
「それが! つんつんぷにぷに! 違う! 『ユキウサギウミウシ』ですわ!」

●説明しよう
 ユキウサギウミウシとは迷宮に生息していたと言う、陸上生活可能な真っ白なウミウシだ。迷宮の魔力の影響か、とても大きくなる。成長する。基本的に温厚な生き物で、敵に遭遇したら速攻逃げ出す性質だ。
「逃げ足はめちゃくちゃ速いのですが、それ以外にこれといって脅威はなく、放置していてもいいかなーって思うのですが……」
 刹那が困り顔で、こう続ける。
 曰く、ユキウサギウミウシは増える。とても増える。めっちゃ増える。そのため放置しておくと、ユキウサギウミウシで迷宮が埋め尽くされてしまう。ある意味、敵意のない侵略である。
「ですので、メルティ・フレイムレインの元に向かう前にユキウサギウミウシを全部倒してしまわないといけませんの」
 なお、ユキウサギウミウシは自分が倒されそうになると、ぷるぷる震えるらしい。真っ白で丸い牛乳プリンみたいな愛らしい生き物が、ぷるぷる震える。その罪悪感を超えて、戦え猟兵。
「ちなみに、わたくしからは『最終的には倒してくださいませ』としかお伝えしませんので」
 戦闘に関しては問わない。途中でぷにぷにつんつんしても、一緒にすやあしても、ボールみたいに扱っても、そこは問わない。

●炎の雨をかいくぐれ
「さて、ボスのフレイムレインですわ。彼女は、そう、究極の魔法使いを目指す魔法少女、といったところでしょうか」
 全身から迸る炎の魔法を操り、攻撃してくる。威力で押してくるわけでもなく、文字通り炎を操る魔法使いなのだ。
「彼女はその目標ゆえか、魔法、あるいは魔術を使う者を優先して狙うようですわ」
 連携などの際はそこを加味すると有利に戦えるかもしれない。くれぐれも油断しないようにしてもらいたい。

●最後に
「オブリビオンを退治したら、その後お時間の許す限り、迷宮の掃除を手伝っていただけませんか?」
 この迷宮、どうやら新歓コンパで使う予定らしく、清掃を兼ねた事前視察を生徒たちが行うらしい。人手がいる話なので、ぜひ手伝ってほしい。
「迷宮内のゴミ拾いや壁磨きなどが基本ですが、もうひとつ大切な仕事がありますの」
 それはトラップの確認だ。どこにトラップが潜んでいるかという確認もそうだし、トラップの内容が生命の危険があるのかないのかを判断しなければならない。
 例えば、串刺しトラップなら近寄らないようにさせないといけないし、触手に絡め取られる程度(?)ならば放置という選択肢もある。
「ですので、発見とトラップ内容の確認が必要ですの」
 内容の確認は危険が伴う。ましてやどんなトラップが潜んでいるかわからない。ゆえに猟兵たちが率先してトラップの確認をするといいだろう。そう、決して、楽しそうだから、という理由ではなく。

「それでは、皆さんよろしくお願いしますわ」
 そう言って刹那は猟兵たちを送り出すのであった。


るちる
 はじめまして、あるいはこんにちは、るちるです。閃いたからには書くしかなかったんです(言い訳)

 1章はゆるふわ戦闘になる予定です。ユキウサギウミウシとの対決は、とてもこんなんをきわめるでしょう。ええ、ぞんぶんにぷにぷにしてください。
 2章はシリアス気味に戦闘の予定です。純戦に近いかと。連携時はオープニングにある内容も参考にしてください。
 3章はほのぼの日常の予定です。イメージは学校の掃除の時間。のんべんだらりと過ごすも良し、きびきびと掃除するも良し、進んで罠にかかっても良し。ご自由にお過ごしください。
 また、アルダワ魔法学園の生徒たちと一緒に行動することも可能です。以前るちるのシナリオで特定の生徒と面識ある人はご指名いただければその生徒と一緒に行動できます。

 それではプレイングお待ちしています。
151




第1章 集団戦 『ユキウサギウミウシ』

POW   :    あそんで
【ミニぷにぷに】【ミニもちもち】【ミニつるつる】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
SPD   :    ともだち
自身の身長の2倍の【めっちゃ移動が早いシロイルカ】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
WIZ   :    ぶんしん
レベル×1体の、【背中】に1と刻印された戦闘用【自分の分身】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。

イラスト:橡こりす

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 ぷにぷに。もちもち。つるつる。

 迷宮のワンフロアに発生したユキウサギウミウシは思い思いに活動していた。主に仲間同士で遊んでいるようだ。ぶつかり合ってぷるぷるする感触を楽しんだり、あるいはシロイルカを呼び出して競争してみたり。
 うまく集団に入り込めなかった個体もすぐに分身を生み出して。新しい友達とぷるぷる、もちもち遊んでいる。
 まだ、このフロア以外には飛び出していないようだ。しかし、そのうちこのフロアがユキウサギウミウシの絨毯で敷き詰められるだろう。
 そして、メルティ・フレイムレインが上ってくる気配もまだない。

 ーーまだもう少しだけ時間がある、ということだ。

 さて、どう行動しようか?
別府・トモエ
「ひゃっはー!テニスボールがいっぱいだ!打ち放題じゃん!」
私!別府・トモエ!十八歳!
ひょんな事から道端でテニスで化け物ぶっ倒したら
君は猟兵って教えられて冒険の日々!
今回は久しぶりにアルダワ学園!蒸気テニス部との親善試合を前に、いっちょ奉仕活動で気合い入れるって感じ!
ちょべりぐじゃねーの!
「こんな触り心地よくって可愛くって珍しい触感ボールを打たずにいられよーか?いや!限界だ打つね!」
【別府ゾーン】発動
私の前では大体全てがテニスボールさ
ぷにぷににぷにぷにを打つ【誘導弾】
跳ね返って来たのを【武器ラケット受け】して【カウンター】
存分にテニスを楽しむよ!
テニス依頼とはグリモア猟兵さんも粋だね(多分違う)



●導入はこんな感じで

 私! 別府・トモエ(人間のテニスプレイヤー・f16217)! 十八歳!(ここでポーズ)
 ひょんな事から道端で出会った化け物をテニスでぶっ倒したら、君は『猟兵』って教えられて冒険の日々!(びっくり!)

 今回は久しぶりのアルダワ学園!
 蒸気テニス部との親善試合を前に、いっちょ奉仕活動で気合い入れるって感じ!(ラケットを握る手に力が入る!)

「ひゃっはー! テニスボールがいっぱいだ! 打ち放題じゃん!」
 違うよ? そのテニスボール、生きてるし、ぷるぷる震えてるよ?

●ここからが本編です
 自己紹介はさておき、転校生(というか猟兵)トモエはきっと学園生活を満喫している女子高生に相違ない。そんな彼女がテニスラケットを手に迷宮へ足を踏み入れたのだ。その理由はテニスの練習に決まってる。……え、マジで?

 とにかく、トモエの目の前には、ユキウサギウミウシ改めテニスボールがいっぱいいた。最近、対戦相手がテニスラケット持ってないというお悩みを抱えているようだが、今日は打ちっ放しの趣き。対戦相手はいないのでセーフ。たぶん。
 対してユキウサギウミウシたちは迫りくるトモエを前に、逃げようとするもの、分身を召喚して増えようとするものと若干混乱状態。
 そんな中、テニスボールを掬い上げる仕草で、素早くラケットの上にユキウサギウミウシを乗っけたトモエは、つんつん突いて弾力を確認してみる。
「ちょべりぐじゃねーの!」
 お気に召したらしい。
「こんな触り心地よくって可愛くって珍しい触感ボールを打たずにいられよーか? いや! 限界だ打つね!」
 早いな、限界。そんなこんなでユーベルコード『別府ゾーン』を発動するトモエ。
 だいぶざっくりかつぐだぐだなテニスボール認定と、かーなーり理不尽なトモエ理論(打ちたい衝動)により、すごい引力でトモエに引き寄せられていくユキウサギウミウシたち。
「私の前では大体全てがテニスボールさ!」
 とユキウサギウミウシでテニスの壁打ちを敢行するトモエ。

 ぽよん。スパーン! ぷにっ。ぽてっ。
 ぽよん。スパーン! ぷにっ。ぽてっ。

「……あれ?」
 手元まで戻ってこないテニスボール(ウミウシ)に首を傾げるトモエ。
 どうやら壁にぶつかった衝撃で目を回している上に、弾力があるとはいっても跳ね返るほどの衝撃吸収が出来ないらしい。そのまま下にぽてっと落ちて積み重なって、とりあえずくっついていくのだが、既に目を回しているので大きくなっていくだけだったりする。
「むー。これはいけない。練習にならない」
 ならば、とトモエは練習方法(標的)を変更。
「ぷにぷにに、ぷにぷにを打つ!」
 と『別府ゾーン』で引き寄せたユキウサギウミウシを、別のユキウサギウミウシへ誘導弾の如く、ヒットさせていく。

 スパーン。ぷにぷにっ。ぽーん。

 ぶつかってそのまま目を回しながら吹っ飛ぶユキウサギウミウシたち。これならコントロールの練習になりそうだ! そして何より。
「存分にテニスを楽しむよ!」
 練習試合前だし、トモエの気合もトップギアだ。
「テニス依頼とはグリモア猟兵さんも粋だね」
 うん、全然違うんだけど、でも結果オーライです。

成功 🔵​🔵​🔴​

鈴木・志乃
さて
うん、ごめん、慈悲はない

UCと【歌唱】の【衝撃波】で思いっきり暴れまくるよ
だって退治しないといけないんでしょ?
増殖するんだったらGと同じでしょ?
倒して皮剥ぎ取って素材にするのも考えたけど
グロテスクNGなんでそれ考えたら
一息にやっちゃった方がいいかなって
……倒すの辛いから早く終わらせたいんですごめんなさい

【第六感】で危険な【誘惑】を【見切り】
【オーラ防御】肌の接触を防ぎ
【早業、投擲、念動力】で鎖を振り回して【なぎ払うよ】
【武器受けからのカウンター】も狙う

【ダッシュ、スライディング】で回避



●アンブッシュは許されています
「さて……」
 その呟きは鈴木・志乃(ライトニング・f12101)のもの。ユキウサギウミウシが発生しているフロアへ足を踏み入れたものの、目の前に広がるのは白いまるっとした生き物が大量にぷにぷに、ぷよぷよしている光景だ。見た目はとても和やかな光景と言える。
 志乃はその光景をもう一度確認し、目を瞑って空を仰ぎ。そして呟いた。
「うん、ごめん、慈悲はない」

 次の瞬間。志乃の攻撃でユキウサギウミウシが勢いよく、ぽーんと空へ舞い上がるのでした。

●想い
 志乃の歌声が衝撃波となって荒れ狂い、吹き飛んだユキウサギウミウシをユーベルコード『意志の花』による大花火が景気良く焼いていく。突然始まった攻撃にユキウサギウミウシは大混乱!

(だって退治しないといけないんでしょ? 増殖するんだったらGと同じでしょ?)
 そう。志乃はここに来るまでとても考えた。悩んだのだ。ユキウサギウミウシの触感(?)から、うっかり物騒なことも考えたが、それはNG事項なので首を振って頭の中から追い払っておいた。そんなこんなで導いた結論。

 一息にやっちゃった方がいいかなって。

 というわけで志乃の攻撃の手は止まらなかった。思いっきり暴れまくる。
 対してユキウサギウミウシは全力で生命の危機である。危険を感じて、ぶんしんを生み出し。その上で懸命に逃げようとする。
 その愛くるしさによる天然の誘惑を、志乃は第六感でなんとかかわして(?)しのぎ。
「せいっ」
 手にした光の鎖を、素早く投擲し、念動力でコントロールして。地面すれすれを回転しながら飛ぶ鎖がユキウサギウミウシたちを纏めて薙ぎ払っていく。

 次々と倒れていくユキウサギウミウシを見て。志乃は小さく呟いた。
「……倒すの辛いから早く終わらせたいんですごめんなさい」

成功 🔵​🔵​🔴​

アーサー・ツヴァイク
※何でも歓迎、🔵過多なら不採用可

アルダワの迷宮って、たまに見た目が可愛いオブリビオン湧くよな
何なんだろうな…魔王の趣味か?

そしてぷにぷにとかもちもちとかつるつるとかを放つって、その、何だこれ
形状とか全く分らんのだが…先行した猟兵の動きを見る限り、投げれんのかな。【投擲】とかで投げ返したりして反応を確かめてみよう。キャッチボール的な?

さんざん遊んでおいてなんだが、最後は【レイシューター・フルバースト】でぶっ飛ばす。災魔は倒す、慈悲はない
…今度はちゃんとした生き物として生まれ変われよ


ミリア・プレスティール
「本当に倒さなきゃいけないの?…こんなにかわいいのに…」
かわいい生き物が好きなミリアの気持ちとは裏腹に、相棒の手袋型UDC『ミトン』は次々とユキウサギウミウシを潰していく。周辺のユキウサギを粗方倒した『ミトン』がミリアを見ると何かを抱いて隠そうとしている。『ミトン』がミリアから隠しているものを取り上げると生き残ったユキウサギが。
「お願い!この子だけは!このユキちゃんだけはっ!!」
勝手に命名したユキウサギを必死かばうミリアであったが…

※アドリブ、他の方との絡みOK



●女子とミトンとユキちゃん
 ミリア・プレスティール(守護霊持ちのいじられ女子・f16609)は視線を足元へ落とした。そこには楽しそうにぷるぷる体を震わせているユキウサギウミウシがいた。
「本当に倒さなきゃいけないの……? こんなにかわいいのに……」
 足元に寄ってきたユキウサギウミウシにそっと手を伸ばすミリア。敵意のない手にユキウサギウミウシが身をすり寄せてきた。ぷにっ、もちもち。
「~~♪」
 その様子に心穏やかになるミリア。その時であった。

 どんっ、と激しい音、そして何かが潰れる音が響く。

 振り返るミリア。その視線の先では。巨大な手袋がハンマーを使って、ユキウサギウミウシを次々と潰していく光景が繰り広げられていた。
「っ!」
 思わず息を飲むミリア。その手袋はとても見覚えのある……いや、それはミリアの相棒たる手袋型のUDC『ミトン』であった。それはとても機械的に、あるいは定められた運命に従って。ユキウサギウミウシたちを骸の海へ帰していく。
 周囲のユキウサギウミウシをあらかた倒し終えたミトンは次の標的を探して、空中を旋回する。そして、何かに気付いた。
 ミリアの方へゆっくり近づいてくるミトン。対してミリアは腕を組んだ態勢でうずくまっている。何かを必死に隠そうとしているかのように。その時、ぴょんと白い何かが飛び出た。
「だめ!」
 ミリアの制止にもかかわらず、飛び出したユキウサギウミウシは本能に従って、必死に逃げようとしている。それを潰そうと迫るミトン。割り込むようにミリアが立ち塞がる。
「お願い! この子だけは! このユキちゃんだけはっ!!」
 いつの間にか名前付けてた。とにかく必死にミトンからユキちゃんを庇おうとするミリアであるが。ミトンはミリアを押しのけて、ユキウサギウミウシに迫る。
「やめて!」
 とミリアが叫んだその直後。

「……今度はちゃんとした生き物として生まれ変われよ」

 不思議と遠くから。男の声がした。それは少し離れた場所で、ミリアと同じ猟兵が発したもの。
 そう、ミトンの行動の苛烈さはともかくとして、オブリビオンであるユキウサギウミウシを残すことは許されない。それにグリモア猟兵からも念を押されているはずだ、最終的には倒してほしい、と。
 もし、もしだ。ユキウサギウミウシが骸の海へ帰って、次の生を得られるのであれば。ここに留まり、世界を脅かす存在であり続けることと、どちらが幸せであろうか。
「……」
 ミリアにとって『どちらが良いこと』なのか、答えは出ない。ただ、彼女は猟兵で。その逡巡の隙が、ミトンにとっては充分な時間であった。
「……あっ……」
 小さく呟くミリア。

 ……そして。
 ミリアの周辺にいたユキウサギウミウシたちが全て、次の生のためにこの世を去った。少なくとも、ミリアはそう考えて。
 改めて声のした方角を振り向くのであった。

●誰の趣味なんでしょうね?
 そんなこんなでミリアの視線の先。人知れず(?)彼女に影響を与えていた猟兵は、アーサー・ツヴァイク(ドーンブレイカー・f03446)であった。

 アーサーもまたユキウサギウミウシと相対していた者であった。

「アルダワの迷宮って、たまに見た目が可愛いオブリビオン湧くよな」
 首を傾げながら、アーサーはユキウサギウミウシをつつく。ぷにぷにっと白い体が揺れる。
「何なんだろうな……魔王の趣味か?」
 それは創造主のみが知る、なのかもしれない……。

 何はともあれ。アーサーはユキウサギウミウシを観察してみる。というか、事前情報で得た話を思い出してみる。
(ぷにぷにとかもちもちとかつるつるとかを放つって、その、何だこれ)
 何だこれ。
 たぶん、こう……まるっとしたユキウサギウミウシが、体当たりしてぷにぷに震えたり、足元にすり寄ってきてもちもちした感触を与えたり、撫でてもらってつるつる感を楽しんでもらったり……何だこの生き物、どんだけ属性持ってるんだ。
 しかし、ひとつわかったことがある。
「投げれんのかな」
 投げられます。何ならテニスラケットで打ってた人もいた。周囲の人に倣って、ユキウサギウミウシを投げてみるアーサー。ぽーん、と放物線を描いて飛んだ後、ぽん、ぽんと跳ねるユキウサギウミウシ。楽しそうに見えたのだろうか? 周囲から他のユキウサギウミウシが集まってきた。
「えっ」
 アーサーもびっくり。ユキウサギウミウシが集まって、さっき跳ねたユキウサギウミウシを投げ返してきた。キャッチボールである。

「ふぅ……」
 ひと息つくアーサーの周りには、遊んでもらってご満悦のユキウサギウミウシたちがたくさん。これだけ見ると和みの光景なのだが。
「さんざん遊んでおいてなんだが、ぶっ飛ばす。災魔は倒す、慈悲はない」
 ここにも慈悲は無かった。ユーベルコード『レイシューター・フルバースト』が周辺のユキウサギウミウシたちを吹き飛ばしていく。若干、ぷにぷにとかが命中していて攻撃力が下がっているが、今回に限って言えば特に問題なさげである。
「……今度はちゃんとした生き物として生まれ変われよ」
 ユキウサギウミウシたちに手向けた言葉が、同じ猟兵であるミリアにも届いていて。

 この周辺のユキウサギウミウシは万事抜かりなく倒されたのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

高階・茉莉
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との絡みも歓迎

■心情
つんつんぷにぷにですか、さぞかし良い感触なのでしょうね。
ですが沢山増殖されても困りますので、退治しましょう。

■行動
とにかく、最初はぷにぷにを楽しんでおきましょうか。
【優しさ】でウミウシを安心させ、【動物と話す】で話しかけてみましょうかね。
「とってもぷにぷにですね、凄く気持ち良いですよ」

ぷにぷにを楽しんだら、最終的には倒しましょう。
ぶんしんを使われたら
ウィザード・ミサイルで応戦。
【属性攻撃】で炎属性を強化しておき【範囲攻撃】で纏めて攻撃しますね。
【高速詠唱】で素早く唱え【全力魔法】で一気に放ちます。
敵一体につき一本の魔法の矢を割り当てますね。



●司書さんはお話したい?
 高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)は頬に片手を当てながら。ユキウサギウミウシたちが思い思いに遊んでいる光景を見て、グリモア猟兵の言葉を思い出す。
(つんつんぷにぷにですか、さぞかし良い感触なのでしょうね)
 飛び跳ねている感じを見ると、確かにぷにぷに感触が良さそうだ。
 何はともあれ、接近しないことには何も始まらない。茉莉はユキウサギウミウシたちのゾーンへゆっくりと足を踏み入れるのであった。

(とにかく、最初はぷにぷにを楽しんでおきましょうか)
 そう思って、ユキウサギウミウシたちに近付いていく。茉莉の、ふわりとにじみ出る優しさと、おっとりとした性格と、そしてのんびりとした雰囲気。それらはユキウサギウミウシたちの警戒心を解くのに十分なものであった。
「いらっしゃい」
 動物と話す要領で話しかけてみる茉莉。オブリビオンといっても生態は小動物に近いせいなのか、茉莉の声に従って、ぴょんぴょん跳ねてくるユキウサギウミウシ。近くまで来たユキウサギウミウシをぷにぷにしてみる。
「とってもぷにぷにですね、凄く気持ち良いですよ」
 突かれ、撫でられながら、そう言われて。ユキウサギウミウシも満更ではない様子で体を震わせる。そんな和やかなぷにぷにタイムがしばし続いていたのだけれども。

(沢山増殖されても困りますので、退治しましょう)
 そこだけは猟兵の矜持として。茉莉は立ち上がり、スカートの裾を払う。

 茉莉がユーベルコード『ウィザード・ミサイル』を発動する。茉莉の周囲に浮かび上がる、185本もの炎属性の魔法の矢。
 その様子に、ぴっ、とびっくりしたユキウサギウミウシたちは、ぶんしんを生み出しつつ、一斉に逃げ出そうとする。
(属性強化……範囲攻撃……)
 順序立てて攻撃を構築した茉莉は魔法の矢を一斉に解き放つ。その攻撃に耐え切れず、ユキウサギウミウシたちが次々と消えていく。
「問題ないみたいですね」
 構築した属性攻撃による炎属性強化も範囲攻撃も特に問題なく。魔法の矢1本が1体に割り当たるようにして放った攻撃はその本数だけユキウサギウミウシの数を減らした。
 ならば、と。今度は高速詠唱で素早く、そして同じ要領で強化して、炎の魔法の矢を展開。
「一気にいきましょう……!」
 全力で残りのユキウサギウミウシたちへ、炎の矢を走らせる。そのことごとくが狙い違わず、ユキウサギウミウシたちを撃ち抜いていく。

 こうしてこのフロアに発生したユキウサギウミウシたちは。迷宮を、世界を覆い尽くして滅ぼす前に、猟兵たちによって退治されたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『メルティ・フレイムレイン』

POW   :    ロイヤルコード『フレイムレイン』
レベル×5本の【火】属性の【空から降り注ぐ魔法弾】を放つ。
SPD   :    マジカルコード『カルマブレイズ』
【体から迸る業火】が命中した対象を燃やす。放たれた【橙色の】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
WIZ   :    エクストラコード『オーバーロード・インフェルノ』
【炎を武器の形に変えて振り回すこと】による素早い一撃を放つ。また、【マントと帽子を外す】等で身軽になれば、更に加速する。

イラスト:ALEC

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はロザリア・ムーンドロップです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 迷宮の奥から階層を、ゆっくりと踏破していくメルティ・フレイムレイン。その目的は『究極の魔法使い』となること。されど、骸の海より甦ったからには……その行動は意図しようとしまいと、この世界を破滅にもたらすものとなる。
 猟兵たちは、アルダワ魔法学園を守るため、フレイムレインの前に立ち塞がる。
高階・茉莉
SPD判定の行動
アドリブ等歓迎

■心情
炎を操る敵、ですか。
厄介な相手ですが、私も負けませんよ。

■行動
バトル・インテリジェンスで自身を強化して戦いますね。
「戦術ドローンよ、私に力を与えて下さいね」
攻撃時は、ダッシュで一気に距離を詰めて
先制攻撃で先に攻撃するように努め
2回攻撃で攻撃します。
マヒ攻撃、気絶攻撃、鎧無視攻撃も駆使しながら戦いますね。

敵のカルマブレイズに対しては
見切りで避ける様にし、
延焼した箇所は地形の利用を使い、踏み込まない様に注意。
避けきれない場合は、火炎耐性で耐える様にしますね。
「これしきの炎で、私は退く訳には行きませんよ!」




「炎を操る敵、ですか」
 遥か昔何処かの星で在ったという宇宙魔術を記した魔術書を抱えながら、高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)はそっと呟く。
(厄介な相手ですが、私も負けませんよ)
 図書館的にも火事は許されざる敵。茉莉はフレイムレインの前に立ち塞がる。

「……猟兵ね!」
 それはお互いの本能。相対するだけで『それ』と認識する不倶戴天の敵同士が出会ったならば。
「マジカルコード『カルマブレイズ』!」
 フレイムレインの体から橙色の業火が迸る。
「これは、ちょっと……」
 見切って回避しようとする茉莉。しかし、放たれた業火の『面積が広すぎる』。避けきれない、そう判断した茉莉は、自身の耐性を信じて、業火に耐える選択肢を選ぶ。魔術書が燃えないよう、抱え込むような態勢で業火をやり過ごす茉莉。
「これしきの炎で、私は退く訳には行きませんよ!」
 エプロンの裾に残っていた炎を振り払って消し飛ばし、茉莉がユーベルコードを解き放つ。
「戦術ドローンよ、私に力を与えて下さいね」
 『バトル・インテリジェンス』で自身を強化した茉莉がフレイムレインとの距離を一気に詰める。先手は取られてしまったが、ここからは。
「攻撃する暇は与えませんよ」
 フレイムレインが放ったカルマブレイズの次弾をかいくぐり、接近した茉莉は宇宙魔術書をセットした書杖『ブライク』を鋭く振るう。素早く2回、フレイムレインの体を打ち据えた書杖に込めた気絶といった力がフレイムレインを蝕み、しかし効果てきめんとはいかなかったようだ。
「でしたら……!」
 今度は横薙ぎに、書杖で業火ごとフレイムレインをなぎ払う茉莉。フレイムレインの脇腹を抉るように書杖の一撃がめりこみ。フレイムレインに確実なダメージを叩き込んだのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミリア・プレスティール
「私は魔法使いでは…ないよね?」
空中を浮遊する手袋を使い魔?(相棒)とし、歌声で人を癒すような少女が魔法使いでないかは疑問に思うところだが、ミリアは自分が狙われないことを願いながら敵と向かい合う。
ケプラー繊維で出来た『ミトン』は布でありながら非常に耐熱性に優れているため、魔法を受けても簡単に燃えることは無い。
『ミトン』の片手を巨大化させミリアを守りながら注意を惹き、縮小させたもう片方の『ミトン』を死角から接近させ、捕まえることを試みる。

※アドリブ、他の方との絡みOK




 茉莉がフレイムレインと戦う光景を目の前にして、ミリア・プレスティール(守護霊持ちのいじられ女子・f16609)は、少しだけ迷っていた。
「私は魔法使いでは……ないよね?」
 それは引っ込み思案な性格ゆえか、目の前の戦闘の激しさゆえか。問いかけた相棒である手袋型UDCの『ミトン』は何も言わず、両手がふよふよ漂うのみ。
 まぁ、見た目からすると、側に使い魔らしきものが浮いていて、歌声で人を癒す少女が魔法使いでなければ、何が魔法なのかと言われても仕方ないが、今はその答え合わせをしているわけではないので。

「ミトン、いこう」
 ミリアの声に、ミトンがフレイムレインに攻撃を仕掛ける。
「新手……ですか」
 ミリアとミトンの姿を認めて、フレイムレインが力を解き放つ。それは空から降り注ぐ火属性の魔法弾。広範囲に降り注ぐ炎の雨が、ミリアとミトンへ襲い掛かる。
「きゃぁっ!」
 ミトンは燃えにくい素材で出来ているし、ミリアも一撃で倒されるほどヤワではない。それでも炎の雨は少なからず、両者にダメージを残していく。このまま雨を受け続けるわけにはいかない。仕掛けるなら……今。
「いって」
 ミトンの片手が巨大化し、ミリアの守る傘となって。縮小されたもう片方のミトンが炎の雨をかいくぐって、フレイムレインに迫る。
「これで倒れて!」
 ユーベルコード『グラップリング&クラッシュ』。死角からフレイムレインを捉えたミトンの両手による連携。そこから放たれた全力パンチがフレイムレインを吹き飛ばした。

成功 🔵​🔵​🔴​

アーサー・ツヴァイク
※何でも歓迎、🔵過多なら不採用可
【POW】判定

『炎の魔法使い』ねぇ……誰かさんを思い出すぜ
ま、あんたには関係ない話さ

アルダワ育ちの大型バイク・ライドランに【騎乗】して接近。敵の攻撃はバイクのスピードで突っ切って回避したいところだが…上から雨霰の様に降ってくる以上、全部は避け切れないか。こっちに来る分は【火炎耐性】で耐えつつ、レイシューターの砲弾で相殺しながら攻撃できる距離まで詰めるぜ。

十分接近したらこっちの番。ライドランを槍形態に変化させて【エクスプローシブ・ドラゴンライド】を叩き込んでやるぜ!

へへっ、バイクが槍になるんだ。魔法みたいなもんだろ?




 吹き飛ばされたフレイムレインに向かって、地を疾走する駆動音が鳴り響く。
(『炎の魔法使い』ねぇ……誰かさんを思い出すぜ)
 闇をぶち破る光の戦士・ドーンブレイカー、アーサー・ツヴァイク(ドーンブレイカー・f03446)がアルダワ育ちの大型バイク『ライドラン』を駆って疾走する。
「また、新手ですか!」
「ま、あんたには関係ない話さ」
 魔法少女から放たれたが放つロイヤルコード『フレイムレイン』の炎の雨に対して、アーサーはライドランを加速させる。

(このままスピードで突っ切って回避したいところだが……)
 ここまでは空から降り注ぐ炎の雨が落ちる前にすり抜けることができた。しかしフレイムレインに近づくにつれ、炎の雨の密度が違う。全ては避け切れない、と即座に判断したアーサーは『レイシューター』を構える。炎の雨を相殺する光の砲弾が放たれるが、炎の雨の勢いを弱める程度。
「足りないか。なら、頼むぜ!」
 もう一度レイシューターを放った後、ライドランに声をかけるアーサー。相殺しきれないなら耐えるしかない。その覚悟と共にライドランのスロットルを回す。これまで以上の加速で炎の雨の中を突っ切る。
「くぅ……っ」
 身を焼く炎は耐性でごまかしながら、ついにアーサーは炎の雨を通り抜ける。
「今度はこっちの番だ! 【Select…DRIVE ACTION!】!」
 アーサーの詠唱を受けて、ライドランがその形態を変化させる。疾走するバイクから、一本の槍へ。
「行くぜ、ライドラン! 俺たちの一撃……受けてみやがれ!!」
 槍となったライドランとアーサー、二位一体の攻撃。ユーベルコード『エクスプローシブ・ドラゴンライド』が一条の槍となって、フレイムレインを貫く!
「へへっ、バイクが槍になるんだ。魔法みたいなもんだろ?」
 突き抜けた後、地面を抉りながら反転したアーサーは、フレイムレインに向かってそう告げるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

レイン・ファリエル
星川・杏梨(f17737)と協力して参加
WIZ判定の行動を行う。

■心情
こんな暑い夏の季節に、更に暑くなる戦いは勘弁して欲しいわね。
でも、学園の皆の為にも、私も頑張るわ。

■行動
エレメンタル・ファントムを使用して戦うわね。
【呪詛】で、召喚した魔術師の霊の呪術を強化しておき
【属性攻撃】で魔術師の魔法属性を強化するわね。
今日は、氷属性の魔法を使ってもらうわね。

敵がオーバーロード・インフェルノを使って来たら
【見切り】で敵の早い攻撃に対しても避けられる様に努め
避けきれない場合は【盾受け】【オーラ防御】で守って
【火炎耐性】で耐えておくわね。

杏梨さんと協力して戦い、
杏梨さんを【かばう】で守りつつ、戦うわね。


星川・杏梨
レイン・ファリエル(f17014)と一緒に参加
他猟兵との絡みやアドリブ歓迎

POW判定の行動

■心情
炎を操る敵か、熱いのは苦手なのよね。
でも、そんな事を言ってる場合じゃないわね。

■行動
剣刃一閃を使用して戦うわね
「この一太刀で、貴女を一刀両断にしてあげるわ!」

最初は【力溜め】で攻撃準備をしておき、
【ダッシュ】で一気に敵との距離を詰めて、
【2回攻撃】で確実に倒していくように心がけるわね。

フレイムレインに対しては
【第六感】で敵の攻撃範囲を予測して、
【スライディング】や【ジャンプ】で避ける様にしますね。
避けきれない時は【盾受け】で守りつつ【火炎耐性】で耐えますね。




 アーサーの一撃を受け、よろめくフレイムレイン。彼女が態勢を立て直す前に現れたのは、レイン・ファリエル(クールビューティー・f17014)と星川・杏梨(聖炎の剣士・f17737)のペア。
「炎を操る敵か、熱いのは苦手なのよね」
「こんな暑い夏の季節に、更に暑くなる戦いは勘弁して欲しいわね」
 杏梨の言葉に、レインも同意を返す。レインの言葉を聞いて、杏梨は微苦笑を返す。
「でも、そんな事を言ってる場合じゃないわね」
「学園の皆の為にも、私も頑張るわ」
 ぱん、と軽く手を合わせて。二人はフレイムレインに立ち向かう。

「太古の精霊たちよ、その身に秘めた多大なる魔力を敵へ放ちなさい」
 レインのユーベルコード『エレメンタル・ファントム』が魔術師の霊を呼び出す。レインの唱えた呪詛、そして彼女が持つ属性の力を取り込んで、その力を大幅に強化する魔術師。その力をそのまま氷の魔法に変換して、フレイムレインにぶつける。
「魔法使い……!」
 レインの魔法攻撃に歯ぎしりしながら、フレイムレインはエクストラコード『オーバーロード・インフェルノ』で炎を細身の剣を化す。レインに接近して素早く炎の剣を振るうフレイムレイン。
「想定内ね」
 その攻撃をレインは見切りによってかわしていく。レインの動きに対して、大きく距離を取ったフレイムレインが突如、炎の剣を投げつける。
「っ!」
 一瞬の隙を突かれたその攻撃にレインは反応しきれず。

 ぎぃぃんっ!

「私のことを忘れてない?」
「杏梨、助かったわ」
 杏梨が盾で炎の剣を受け止める。少しばかり時間がかかったが、力を溜めるには十分な時間を稼いでもらった。
「いくわよ!」
「……っ!」
 ダッシュで接近してくる杏梨にフレイムレインはロイヤルコード『フレイムレイン』を唱える。杏梨の頭上に現れる火を纏った魔法弾の群れ。
「いけ!」
 フレイムレインの号令に合わせて降り注ぐ魔法弾を、杏梨はスライディングで切り抜け、しかし第六感で予想した攻撃範囲より実際の効果範囲が広い!
「やば……」
「……くはないわね?」
 杏梨の言葉を引き継ぐように、レインが言葉を紡ぐ。杏梨の行く先をかばうように、魔術師に氷のヴェールを展開させて、魔法弾を受け止める。
「レイン、ありがとう!」
「どういたしまして」
 レインの援護を受けて、杏梨がフレイムレインに肉薄する。
「この一太刀で、貴女を一刀両断にしてあげるわ!」
 気合とともに放たれるユーベルコード『剣刃一閃』。素早く、そして鋭く走った切先がフレイムレインを袈裟がけに斬り裂く。
「ぐっ……この……」
 それでも反撃しようと手をかざすフレイムレインに。
「ここで確実に仕留める!」
「援護するわ」
 二連撃のごとく、杏梨が返す刀でフレイムレインを斬り上げる。たたらを踏んで後退したところへ、レインの魔術師による氷の魔法弾が次々と突き刺さり。
 フレイムレインが地面に倒れ伏す。

 レインと杏梨の一撃で、究極の魔法使いを目指す魔法少女、メルティ・フレイムレインはその歩みをここで終えたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『集団ダンジョン清掃』

POW   :    溜まったゴミを運んだり片付けたりする

SPD   :    部屋や廊下に溜まった塵や埃を掃く

WIZ   :    石鹸や洗剤を使って綺麗に磨く

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 災魔=オブリビオンの脅威が去った、此度の迷宮。ここは新歓コンパの会場にと学生たちがピックアップしていた場所であった。
 転校生=猟兵たちの報告を受けて、この迷宮を改めて新歓コンパ会場とすべく、学生たちが掃除用具を手に迷宮へ入っていく。
 時間がある猟兵たちは、ぜひ掃除を手伝ってあげてほしい。そして、もしトラップを発見したのなら。
 そのトラップの放置可否の確認を猟兵たちにお願いしたい。
 なお、どんなトラップがあるかは、行ってみないとわからなかったりするので、がんばれ猟兵。

●シナリオ補足
 主に掃除と罠発見をする章になります。掃除だけでもいいし、罠発見だけでもいいし、どちらかやる振りしてサボってもいいです、つまり自由なのです。
 掃除箇所は、迷宮の壁、床、廊下、入り口にあたる扉など。ほかに思い当たる場所があれば明記ください。
 罠はMS側で決めているものはありません。プレイングに記載あるものを採用していきたいと思ってます。
 行き過ぎた指定(爆発するとアルダワが崩壊する罠)とかは規模縮小したり、表現を抑えることがありますのでご注意ください。
ミリア・プレスティール
迷宮のゴミ拾いを『ミトン』と協力して行うミリア。すると、迷宮内でプリクラのような魔道具を発見する。
「これがあれば学生さん達が喜んでくれるかも…」
まずは自分が試しに撮影してみるミリア。魔道具の案内に従い、ポーズを取り1枚目を撮影する。
『次は直立のまま動かないでください』
魔道具の案内に疑問を感じながらも従うと、突然床と天井に挟まれミリアは押し潰されしまう!その後、魔道具から1メートル四方程の紙が印刷されると、そこには潰される前に撮ったミリアの写真と一緒に潰されたミリアが貼り付けられていた。
すぐにミリア(紙)を回収した『ミトン』は少し悩んだ後に【使用不可】の張り紙を魔道具に付けて立ち去っていった




 学生たちに混ざって、ミリア・プレスティール(守護霊持ちのいじられ女子・f16609)は迷宮内のゴミ拾いを行っていた。もちろん相棒たる手袋型UDC『ミトン』も一緒にである。
 当面の脅威は既にミリアたち猟兵らの活躍で排除されているので、ミリアとミトンも気楽にゴミ拾いをしていたのだが。
 ……見つけてしまった。

「これ、は……?」
 ミリアの前にあるのは、いわゆるプリクラのような形をしているボックス型の何か。そこから感じる力から、これは魔道具であるとの推測は容易く。
 用途はいま現在、不明であるが、もし本当にプリクラの類であるなら。
「これがあれば学生さん達が喜んでくれるかも……」
 意を決して。試しにミリアはボックスの中に入る。ぽーん、とした軽快な音が鳴り、案内が流れる。その案内に従っていくと、ミリアがポーズを決めたところで、かしゃりと撮影音がした。どうやら写真を撮ったようだ。

 『次は直立のまま動かないでください』

「……?」
 その次に流れてきた案内に疑問を感じながらもミリアは従い。直後。

「!?」

 突然、床と天井に当たる部分が稼働し、ミリアを押し潰す! ゆーーっくり元の位置に戻っていく床と天井。その隙間から排出される1m四方程度の紙。それは、先ほど撮ったミリアの写真……なのだが、貼り付けられている用紙はつい先ほど潰されたミリアである。

 危ない。ユーベルコード『ダイラタンシーボディ』がなければ即死、というか状態変化して死んでた、たぶん。幸いにして、ミリアの場合、『ミリア(紙)』と化しただけでなんとかなったようだが、いかなる魔力のせいか、すぐには戻れず、ミトンがミリア(紙)を回収する。
「…………」
 その後、しばし硬直するミトン。何やら悩んでいるようだが……?

 ぺたっ。

 ミトンがボックスに張り付けたのは、『使用不可』と書かれた張り紙。『これは危険』と判断したのだろう。そしてミリア(紙)を抱えて、ミトンはその場を立ち去るのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

レイン・ファリエル
杏梨さん(f17737)と協力して参加
WIZ判定の行動
アドリブ歓迎

●心情
とりあえず、学園を脅かす脅威は跳ね除けましたね。
あとは、掃除とトラップ探しを頑張りましょう。

●行動
石鹸とかを使って、掃除を頑張ってみますね。
杏梨さんと手分けして、効率よく掃除していく事にします。
雑巾などを使ったら、雑巾を洗った水を杏梨さんに捨ててきて貰ったり
協力して掃除しますよ。
「これだけ綺麗にすれば、上出来でしょうか?」

罠も探さないといけないですね。
【第六感】で、罠がありそうな場所に目星をつけておき
危険そうな場所は慎重に探してみますよ。
その際は、学生たちに危険が及ばない様に、
学生たちには少し遠のいて頂きますね。


星川・杏梨
レインさん(f17014)と一緒に参加
他猟兵との絡みやアドリブ歓迎
POWの行動

■心情
皆のお陰で、学園の危機は去ったわね。
これで心置きなく、掃除や罠探しに専念出来るわ。

■行動
私は、ごみ捨てや片付けの手伝いをするわね。
【力溜め】で重い物を運ぶ準備をし【掃除】で懸命に片づけを頑張るわ。
レインさんと協力して、レインさんが掃除で使った雑巾を絞った水を
運んだりして、手分けして効率重視で頑張るわね。

あとは罠発見も頑張りましょう。
【視力】で遠くの場所でも見えるようにしておき、
【聞き耳】も使って、罠の作動音などを察知する様にするわね。
学生が罠に掛からない様に【かばう】で学生を守ってあげるわね。




 迷宮内の掃除組、こちらはレイン・ファリエル(クールビューティー・f17014)と星川・杏梨(聖炎の剣士・f17737)のペア。
「とりあえず、学園を脅かす脅威は跳ね除けましたね」
 雑巾を手にしながら、レインが杏梨に笑いかける。
「これで心置きなく、掃除や罠探しに専念出来るわ」
 そういう杏梨にレインもまた頷きを返して。
「あとは、掃除とトラップ探しを頑張りましょう」
 そんなわけでまずは掃除タイムである。

「石鹸とかを使って、掃除を頑張ってみますね」
「私は、ごみ捨てや片付けの手伝いをするわね」
 せっかく二人いるのだから、効率的に役割分担。レインと杏梨はそれぞれ違う掃除道具を手に、迷宮の一室へ足を運ぶ。

 まずは足元の安全確保。
 杏梨ががれきやごみといった迷宮攻略の邪魔になりそうなものを拾い集めていく。大きながれきも力溜めの要領で綺麗に撤去したりして。
 そして、レインは雑巾と石鹸とかも使って、壁の、例えば血のように見えるブキミ~な汚れを拭いて落としていく。
「それ、捨ててくるわね」
 雑巾を洗って汚れた水を交換しようと杏梨がバケツの水を抱えて迷宮の外で移動する。この辺りも効率よく。順調に掃除が続いていく。

「これだけ綺麗にすれば、上出来でしょうか?」
 そういうレインの目の前には、とても迷宮らしい雰囲気を取り戻した部屋が。
 レインと杏梨は軽くハイタッチをしながら、笑みを浮かべる。

 そして、次は。
「あとは罠発見も頑張りましょう」
 レインが第六感をフルに活用しながら、ゆっくりと、慎重に部屋内を歩き回り。
「ここね」
 レインが目星をつけたアヤシイ場所を、杏梨が杏梨が視力と聞き耳を頼りに、罠の作動音などを察知しようとする。
「少し離れていてくださいね」
 偶然、部屋に訪れた学生たちをレインが制して。けが人が出ないように慎重に調査を進めていく。

 幸いにして、この部屋に罠はなかったようだ。
 学生たちと協力して、杏梨とレインは迷宮内の掃除を続けていく。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

高階・茉莉
WIZ判定の行動
アドリブや仲間との絡み歓迎

■心情
掃除ですか、掃除なら任せて下さい。私の得意分野です。

■行動
石鹸や洗剤を使って、壁などを掃除していきますね。
【掃除】の技能を使って、高い場所の埃とかは
はたきを使って上手に掃除していきます。

罠は、何だか爆竹みたいに大きな破裂音が響く
ドッキリタイプの罠とかありそうですね。
とりあえず、【視力】で罠が無いかを探しつつ
【情報収集】で学生たちから何処か罠らしきものが無いかを
聞いて回ってみますね。

罠を何とか出来たら、後は掃除に集中しておきます。
「ひとまず、この辺りは安全になったでしょうか?」
「学生さん達も、どうもお疲れ様でした」




 高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)は宇宙司書制服の袖をまくりながら、迷宮内に再度足を踏み入れる。
「掃除ですか、掃除なら任せて下さい。私の得意分野です」
 勉強を支える司書さんは、掃除も得意のようです。

 そんなわけで掃除の技能フル活用。
 壁の掃除に取り掛かる茉莉は、まず石鹸や洗剤を使って拭き、高いところははたきを使って埃を落としていく。

 ふと手を止めて考えるのは罠のこと。
「罠は、ドッキリタイプの罠とかありそうですね」
 例えば爆竹みたいに大きな破裂音が響く感じの。
 気になった時にやるのが大事と、とりあえず視力を頼りに、罠らしきものがないかを探していく。
「何か、不思議なものを見かけませんでしたか?」
 通りがかりの学生にもしっかりと情報収集を仕掛けて。学生たちの力も借りて、周辺の罠捜索。もちろん先頭に立つのは茉莉なのだけれども。

 無事発見した罠は、学生たちの協力で以て、とりあえず封印しておく。

「ひとまず、この辺りは安全になったでしょうか?」
 周辺の罠を処理した茉莉は改めて掃除へ集中していくのであった。


 迷宮内の掃除は無事完了。猟兵たちの協力もあり、予定より早く終わったようだ。
 とっても綺麗(=新歓コンパに使える感じに迷宮ぽく)になった迷宮を前に。
「学生さん達も、どうもお疲れ様でした」
 掃除を終えた茉莉が労いの言葉を学生たちへ。何か先生に言われているみたいで、その言葉に学生たちも嬉しそうに笑いあい。

 此度の迷宮における冒険とお掃除は、ミッションコンプリートしたのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年07月08日


挿絵イラスト