◆稀人【1:1】
高塔・梟示 2021年1月6日
風見鶏が鳴いたという報告は
事務所内に緊張を齎すには十分だった。
急ぎ手帳を確認する――今日はアポイントの予定はない。
ノックの音に慎重に扉を開けば、迎えたのは人懐こい笑顔。
やや面食らいつつ、不躾な視線を上から下へ。
それは大きな首輪から、握られた求人の紙へと。
「…やあ、何のご用と思ったら。
アルバイトの応募のようだね、どうぞ入って」
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1:1RP
軽め短めの面接
15~20レス程度で終了
⇒ロキ・バロックヒート(深淵を覗く・f25190)
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高塔・梟示 2021年1月6日
(訪れた青年を応接へ通すと、テーブルを挟んで置かれたソファに腰掛けて。ふっと一息吐くと、微苦笑浮かべ)…魔力感知のセンサーが鳴ったものだから、オブリビオンでも殴り込みに来たのかと思ったよ。改めて、初めまして。わたしは高塔、此処の所長をさせて貰っている者さ(懐から名刺入れを取出すと、一枚抜いてテーブルの上へ)さて、早速だが君の名前と…それから志望動機をお聞かせ願えるかな?
ロキ・バロックヒート 2021年1月8日
(事務所をきょろきょろと眺めながら付いて行く。ここに来た時から蜂蜜色を彩るのは好奇心だ)へぇ、魔力感知のセンサー。あはは、そんな時もあるの?ここ。(どうしてどことなく雰囲気が堅かったのか、合点がいった。笑って聞きながら)高塔くん。……所長って呼んだ方がいいのかな? 俺様はロキだよ。――志望動機!(ぽん、と両手を軽く叩くように合わせた)ほんとに聞かれるんだ。ええとね。探偵に興味があってさ。丁度ここの募集を見かけたから。あと、アルバイトっていうのもしてみたかったんだ。
高塔・梟示 2021年1月10日
まあ、警備システムみたいなものさ…ちょっと因縁のあるのがいるものでね(縄張りを荒らされるのは嫌だろう、と冗談めかして)初めまして、ロキ君。わたしのことは呼びたいように呼んでくれればいいさ(無邪気な回答に、くすり小さく笑み)ふふ、素直で良いな。本やテレビで見るより、ずっと地味かもしれないが…うん?もしや働くのが初めてかい?
ロキ・バロックヒート 2021年1月11日
えー、なになに?探偵のライバル?(かえってわくわくと聞き返すけれど)所長ーって呼んだ方がそれっぽそうだけど。きょーじ……梟示くん?(名刺と見比べてから)うん。現実の方が複雑っていうか煩雑で、真実――解決に辿り着けるとは限らないんだろうけど。 そうだねぇ、初めてかも。猟兵の依頼には行ってるよ。ただ興味が向いたものだけだし、働くっていうか遊びに行ってるっていうか。あ、もしかしてアルバイト初心者は駄目?
高塔・梟示 2021年1月17日
ふふ、ライバルはよかったな。相手が同業者でも怪盗でも面白そうだ(くすくす笑うと、違うよと頭を振って)キョウジで当たり。何でも構わないさ(返った言葉に、ほうと呟き)派手な推理や事件を期待する子が多いから驚いたな…いや、初心者でも構わないさ。以前働いてくれた子もいるから、教える手には事欠かないだろうしね。遊びでも働くのは偉いと思うが…であれば、君の得意なことを聞かせてくれるかな。
ロキ・バロックヒート 2021年1月17日
じゃあ面白くない相手かなぁ。大変だね。(ゆるく笑って、それ以上は聞かない)それじゃ梟示くんで。(もう一度ぽんと手を打って決めた。気分で所長ーって呼ぶかもだけど。なんて付け足して)そうだねぇ。起きる全てのことに意味があって繋がってゆくのは、物語の中だけだもの。色んなことをひとが紡ぐから、無駄なことも多いし綻びもある。それを見るのが好きだからね。 あぁ、良かったー。センパイが居るなら安心だね。偉い?そうかな。ふふ。 え、っと、得意?(よく回る口が少しの間閉じて、考え込んだ)ううーん……話したり話を聞くことかなぁ?たぶん……。
高塔・梟示 2021年1月19日
気の合わない相手もいるものでね(この話は終わりとばかりに、大仰に肩竦め溜息吐いて)成程…人が好きなのか、人の世が好きなのかは分らないが、ロキ君、案外この仕事向いているのかもしれないよ。…ふふ、多分かい(自信の無さそうな声に、くすり笑って)それは十分強みだと思うよ。人から情報を引き出すことが多いものでね。君なら相手に余計な警戒心を抱かせず、自然に話を聞けそうだ。それじゃ逆に、苦手なことは?
ロキ・バロックヒート 2021年1月20日
(話は終わり。それには合意するけれど、ふと)あ。アルバイトって何度かここに来るんだっけ。俺様が来る度その感知センサーが鳴るってことになっちゃう?こっちは鳴らないようにするの、できないと思うんだよねぇ。(きょろ、と扉の方を一度見遣った)ひとが好きなんだよ。(笑う)ほんと?向いてるかな。こう、なにが得意っていうのかよくわかんなくって。えへへ、梟示くんは褒め上手だね。(嬉しそうに、擽ったそうにしながら)って、逆も聞くんだ。不得手なのは力仕事かなー。できないことはないんだけど。あ、あと、えーっとね……(さっきのより数倍増しで言い難そうにする)
高塔・梟示 2021年1月24日
あれは、とてもアナログで――所員の結界術みたいなものだからね。パターンを覚えさせれば大丈夫だろう(一々鳴るのも面倒だ、後で聞いてみるよ、と頷いて)そう、気が合いそうな方が来てくれて何よりだよ(擽ったそうな仕草に小さく笑い)有難う、褒めるところは素直に褒めるようにしているんだ。その方がお互い気持ちよく仕事が出来るからね。ふふ、力仕事は得意な者に任せればいいさ。……あと、何か?言い辛ければ構わないよ。事情聴取ではないのだし(不思議そうに軽く首傾げ)
ロキ・バロックヒート 2021年1月27日
へえぇ、結界術かぁ。面白そう。他にも色んな仕掛けがありそうだね。(そのままきょろきょろ、楽しげに見回してから君に向き直った)うんうん。褒めて伸ばすってやつだね。俺様も褒めるの好きだよ。(力仕事のことにも良かったぁ、とのんびり返してから。眉をちょっと下げた)うーん……、あのね。靴が苦手でさぁ。実は普段履いてないんだ。裸足で来ちゃ駄目?(革靴が居心地悪そうにもぞもぞしていた)(アルバイトするならその辺ちゃんとしろって言われたんだけどさ。そんなことを添えて)
高塔・梟示 2021年1月31日
所員二人が主動して設えてくれたから、わたしの知らない仕掛けもあるだろう…そう考えると少し落着かないな(執務室にも仕掛けがあるのかと思案して、居心地悪そうに座り直し)楽しい仕事ばかりじゃない、少しでもストレスを取払えれば嬉しいさ。ふふ、和やかな雰囲気になりそうで何より(くすりと笑うと、視線を彼の足下に移して数度瞬き)…何だ、そんなことかい。言ってくれて良かった、好きにして構わないよ。靴を履かないのと仕事の出来不出来は関係無いものだ。他には何か、働く上での要望や聞いておきたいことはあるかい?
ロキ・バロックヒート 2021年1月31日
梟示くんが頼んだわけじゃないんだ?魔術はちょっと齧ってるからさ、あとでその子たちに話聞いてみたいなぁ。(でも企業秘密かな、と首を傾けて。座り直す君に大丈夫大丈夫、なんてこっちが云う)厭なものでも平気だしむしろ興味あるから、そういう話を回してくれても良いよ。とか初心者アルバイトがえらそーに言うのもなんだけど。(えへへ、と笑い返した。眉もぱっと上がる)わぁ、ほんとう?我慢してみたけど思ったより厭でさ、理解のある所長さんで良かったよ。(これ幸いとばかり、さっさと靴を脱ぐ。靴下も。すっかり靴擦れしていたところを確かめつつきながら)んー、ダメなところはダメって言ってくれた方が良いかも。ってぐらいかなぁ。あとは疑問に思ったらすぐ聞くと思う。
高塔・梟示 2021年2月10日
ああ、此処に移転する時にやってくれたのさ。わたしは図面を引くのは得意じゃないし、任せてしまおうと思って(笑って肩竦め)どうぞ、アフタヌーンティーの時間にはいるはずだから(大丈夫と掛けられた声には、そうだよね、と苦笑して)ほう、頼もしいな。やる気がある子が来てくれるのは嬉しいものだよ(早速脱ぎ出す姿に再び瞬いて)…おや、もしかして結構長い間我慢していたのかい?革靴は慣れないと痛いだろう、後で救急箱を用意しよう。
高塔・梟示 2021年2月10日
(彼の言葉に数度頷いて)そうしてくれると有難いよ。質問もひとつのスキルだからね、お互い仕事は齟齬の無いようにしたいものだ(危険も無いとは限らないし、と呟いて)…では最後に。此処でやってみたい仕事は、何かあるかい?
ロキ・バロックヒート 2021年2月11日
へぇー、お仕事とかのために色々仕掛けてありそう。じゃあその時にでも、お茶飲みながら聞いてみようかな。(わくわくしながら、なにを聞こうか今から考えて)ふふー、探偵に興味があったからね。興味があるものにはやる気はそこそこ出るんだ。 ……んー、うん。(履いた時から我慢してた、と頷く)大変だよね、この世界のひとって。こんなの履いて仕事に通うんでしょう。あ、良いの?ほっとけばすぐ治っちゃうけど、お願いしようかな。(革靴は雑に横に置いて。床に足裏をつけば、息をひとつ吐いた)
ロキ・バロックヒート 2021年2月11日
やってみたい仕事……んー、ひとが関わってて、魔術もあったりして、すぐに謎は解けないもの。とか……?(仕事、という概念が曖昧で。答えもふわふわしたものになる)飽きっぽいからさ、飽きないものが良いな。
高塔・梟示 2021年2月14日
何だか忍者屋敷みたいだな…面白いことが分かったら、わたしにもこっそり教えてくれると嬉しいよ(くすり笑って)それは結構なことだ。…そこからか(頷きに此処までの道程を思えば、自然眉が下がって)大変だったね、普段履かないなら違和感しかないだろう。まあ合理的じゃあないな。常識が必ずしも正しいとは限らない、世界も仕事もそれは同じさ。いいとも。治りが早いとしても痛めるのが良いわけないからね。
高塔・梟示 2021年2月14日
(彼の答えを聞いて、腕組みしながら天井を見上げた)…うむ、猟兵案件だろうか。魔術に謎解きとなると普通の事件じゃないが、無くはない、かな。今、仕事が結構溜まっているからね。整理が出来たら考えよう……おやおや。地道な仕事も多いから、飽きないでくれたまえ(くつくつと苦笑して)それじゃ明日以降。君の都合の良い日からお願いするよ。これからどうぞ良しなに、ロキ君。