【ロラン1:1RPイベント】一花:療養期
ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月1日
闇の救済者戦争に現われた五卿六眼の一人「腐敗の王」と戦い倒れたロラン。
一時は危険な状態だったが、仲間たちのお陰で今では起き上がれる程度には回復している。
医療の知識と光の精霊の力を使って、経過観察を請け負ってくれた人物の往診の時間が迫っている。
廊下の先から、足音が聞えてきていた。
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七瀬・一花(優雅なる毒・f35875))さんとの1:1RPスレッドです。
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●期間
6月いっぱい
●速度
置きレス形式、30レスを目処に終了予定 ※延長する場合あり
●プロローグへのリンク
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=124616
●注意事項
旅団「封じられた魔導書庫」にて同時進行している【ロラン1:1RPイベント】内での内容について、または、書庫所属の方々の名前を出しての情報共有も可能とします。
が、旅団外の方の名前やメタ視点を発現することはご遠慮ください。
例)書庫でのみんなの様子をロランが聞いたり、ロランの様子を誰かから聞いていたり、といった名前の出し方はOKです。
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よろしくお願い致します。
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七瀬・一花 2023年6月2日
(ヒュッテンブレナー家の長い回廊を駆け足気味に踏みしめる度に、乾いた音が響いた。周辺に鳴り響くこの靴音はそっくりそのまま私の焦燥の現れでもあるかのようだった。脇に抱えた親書同然のほぼ未読の医学書に、初歩的な回復魔術の原理が綴られた精霊魔術の経典だけを標に私はここまで来た。そんな見習い同然の自分がどれほどロラン君の役に立てるのか、そんな戸惑いが私にあったのだ)
うん……、大丈夫。彼のお役に立てるはず。
(回廊を抜けた先、硬く口を閉ざした扉を前にして私は大きく息をついた。なにか彼の役に立ちたい、そんな想いはある。技量も知識も心もとなくとも、その想いだけは誰にも負けていないのだ。自らを鼓舞するようにそう言い聞かせると、私は扉に手を伸ばして、二度、三度とノックする)
ロラン君、一花よ。今、到着したのだけれどお部屋入ってもよろしいかしら?
(無効票)
ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月2日
『はーい、入ってもらって大丈夫なの。』
(中からはいつもより元気はなさそうだがしっかりした返事があって、部屋に入るとヘッドボードにクッションを敷いて背を預け、肩からガウンを羽織ったロランが待っている。まだ少しばかり包帯やガーゼが目立つものの、ある程度は治っている様子だが、肌の色はまだ青白く、頬はこけてしまっていて痩せているのが遠目でわかる)
(無効票)
七瀬・一花 2023年6月4日
ん、それでは失礼するね(右手で取手を掴むと私は力を込めてゆっくりと捻り、扉を開く。同時に半開きの扉から、私に視界に飛び込んできたのは、病身の彼の姿だった。書庫の面々や彼の友人の介抱もあったからこそロラン君が軽快に向かっているのは分かった。が、それでも尚、普段の血色や柔らかさはその相貌からは失われ、手足もまた弱々しく細っていることは今の私にも一目瞭然だった)
うん……まずはね、最初に、ロラン君、無事に戻ってきてくれてよかったよ。一時、お話聞いた時はどうなるかって本当に心配したのよ? (私はあなたのもとへと歩み寄ると、手元に椅子を引きそこに腰かける。あなたと同じ目線でじっと、あなたの土気色の相貌をじっと覗き込むと頷く)
それから、――おかえりなさい、ロラン君。
(無効票)
ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月4日
一花さん、いらっしゃい、なの。
うん、心配かけちゃったの。
ごめんなさい。
(入ってきた一花に頭を下げて、顔を上げるとベッド脇の椅子に座って背を屈めて目線を合わせる一花と目が合って)
ただいま、なの。
(ふっと肩の力が抜けた)
(無効票)
七瀬・一花 2023年6月4日
うんうん。無事に帰ってきてくれればそれでいいの。無理をしないで……というのは無粋だって、そうはわかっているの。あなたには使命も夢もある。その背中を押すのが私達の使命でもある。だけれど、困ったもので、やっぱり大切なお友達が傷ついてしまうというのは、やっぱり辛いものがあるの。
(あなたのきらきらと輝く青と私の朱が互いに交錯している。眩しい。そう思った。まるでそこには夏空が輝いている様で、病躯でありながらも、きっと彼の中で何かを果たすことが出来たのだと、私は一人、そう納得していた)
ロラン君、あまりお役に立てるかはわからないけれど…(そう言ってぱちりと指を鳴らした)
七瀬・一花 2023年6月4日
(軽快音が響くと同時に私の指先には淡い燈火が人差し指に灯る)
周術期の管理って意外に大切だから、ねぇ、なにか悪いところが無いか、少しメディカルチェックさせて頂いてよろしいかしら? (光とは光子であり、光の精霊の力を光子として利用すれば、理論上は疑似的にX線装置を作り出すことも可能なのでは無いのかと一人、想像していた。魔術のエキスパートは数おり回復魔術では私が役に立てることはないだろう。彼の心のケアは私より付き合いも長く、適任者が多くいる。ならば私が出来るのは、些細な病巣を見つけるための眼となることだ。)
少し変わった検査をしようと思っているのだけれど、ロラン君はX線装置というものをご存じ?
(無効票)
ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月4日
ん、気をつけてたつもりだし、生きて帰ってくるつもりだったんだけど、やっぱり、まだまだ足りないところがあったね。
今度はこういうことにならないように、なんとかするの。
(少し顔を俯かせて、深い反省の色を混じらせた声音で答える)
うん、メディカルチェックしてもらうのは大丈夫なの。
でも、X線?
いや、そういう検査とかは、ぼくの電脳魔術の分野だから、知ってるけど…。
設備はないよ?
(思いがけない単語が出てきてびっくりしたように顔を上げる)
(無効票)
七瀬・一花 2023年6月4日
生きて帰ってきてくれたのだから、本来はそれだけで満足すべきで、ロラン君が反省する事では無いのよ。ただ、やっぱり老婆心というものからかしら? 。でも、生きて帰ってきてくれて、それがなによりも嬉しい。だからね、どうか顔をあげて?(俯くあなたにそっと声をかけて)
紙と光の精霊の光魔法があれば、簡易的にレントゲン装置を再現できると思うの。光をロラン君の体に投射して、深部の臓器を紙に投影する。科学の力で光子を生み出すところを魔術で再現する。以前、ロラン君が話してくれた魔術と科学の類似性から思いついたんだ。
こんなメディカルチェックを打診したのもね、サクセスさんの方でほぼ完璧な血液検査もされているだろうし、治療に関しては優れた他の方が十全に行ってくれている。ただ、ダークセイバーでは最新の装置ってないじゃない? だから体の深部に念のために負傷が無いかだけは、確認しておいた方がいいなって思ったからなんだ。
(無効票)
ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月4日
うん、ありがと、一花さん。
(顔を上げると背をヘッドボードに預けて)
なるほどね。
サクセスさんのバイタルチェックは、データ型だから、数値に表れない部分があるかもしれないね。
うん、お願いするの。
ぼくは、どうすればいい?
(魔術や魔法の事になると、病床でも興味を示して、耳やしっぽこそ動かしていないが瞳はきらきらしている)
(無効票)
七瀬・一花 2023年6月5日
(喜々と表情を綻ばせるあなたとじっと睨めっこ。気づけば私にもあなたの笑みが伝染していた)
うん、ありがとう、そうしたら……ロラン君はこちらの紙をこんな感じで横に広げていてもらっていいかしら?
(腹部全体を覆う程度の大きさの用紙を手渡そうとする)
この白紙で胸部から腹部までを隠すようにしてみて頂いてよろしいかしら?
それで…私が息を吸って……と指示したら大きく息をすって、吐いてというまで息を止めていて貰いたいの。出来そうかしら、ロラン君……?
(無効票)
ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月5日
うん、わかったの。
えっと、こう、かな?
(まだ少しゆっくりながら手を出して用紙を受け取って、言われたとおりに持ってみる)
ん、ちょっと、収まりがよくないね。
よいしょ、っと…。
(ゆっくり太ももを上げるようにして体をずらして、背もたれにしていたクッションに楽に背を預けられる様にする)
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七瀬・一花 2023年6月7日
うん、ポジション完璧よ、ロラン君。(体勢を整えたあなたの腹部から胸部にかけてはしっかりと用紙に納められているのが窺えた。私は右手を持ち上げて指を鳴らして、光の精霊を顕現させる)
さぁ、ロラン君…!大きく、息を吸って――、それで止めて?
(淡く燈火が揺らめく指先は、あなたの腹部を覆う用紙へと向けられていた。揺らめく炎の向こうに見えたあなたの相貌が私の眼をひく。やややつれてはいても、あなたはあなたのまま。春の木漏れ日を彷彿とさせる柔らかな希望の光がその小顔から綻んでいるのは変わらない――。)
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ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月7日
うん。
ーーーーっ。
(息を吸ってぐっと止めて動かないようにする。自然と自分の心音が感じられる。きちんと正しく、脈を打っている)
(無効票)
七瀬・一花 2023年6月7日
光の精霊よ――(指先の光をあなたへと向ける。あなたという光の中にこの指先の燈火を浸透させるようにと念じ、淡い光で持ってあなたの全身へと光を照射すれば、光によってあぶりだされた影が広げた一枚の紙用紙に投影された)
うん、たぶん、上手くいったみたい…。
さぁ、ロラン君。もう普通に息をされて大丈夫よ。
そして、そちらの用紙を見せてちょうだい? きっと、あなたの内臓の臓器が撮影されているはず。(椅子から立ちあがると、私はベット際へと歩を進め、そうして用紙へと手を伸ばした)
(無効票)
ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月7日
ぷぁっ、ふぅ……。
うん、一花さん、精霊さんとすっかり打ち解けてるみたいだね。
(手に持っていた用紙を一花の方へ差し出す。魔力が戻っていないため、その魔法に対しての観測ができない事に内心気落ちしている)
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七瀬・一花 2023年6月9日
(紙用紙を受け取り、手元にひく。ふと、視界に入ったあなたの端正な相貌の端々に、愁いの翳りがにわかに浮かびあがっているかの様に私には感じられた)
お疲れ様、ロラン君。お陰様で、光や風、そして土の精霊とは心を通わせることが出来るようになったのよ? あなたからの知識が私の魔術師としての土台になっていてね、それが精霊さん達との意思の伝達を円滑にしてくれているのよ?
(かつて、あなたが話した魔術理論は私の中で息づき、そうして今、花開いたのだ。あなたの魔術の根源には、いわば、魔術に対する膨大な智慧の集積にこそあるのだ。その知の光から生まれた僅かばかりの副産物こそが、顕現された現象としての魔術であり、あなたの魔術とは私にとっては未だに底のしれないほどのものだ)
そうだ、ロラン君…。魔力の方はそれなりに回復はしてきた...?(いいながら、紙用紙を両手で広げていく)
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ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月9日
一花さんは、精霊さんたちの方へ、一歩近づいた感じだね。
うん、その調子なの。
(教えからしっかり考えて進んでるのを感じ取って笑顔になる)
魔力?
そっちはね、体の修復と維持の方に、自然回復する分の大体を使ってるみたいで、実は全然戻ってないの。
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七瀬・一花 2023年6月9日
(あなたを正面に捉えると顔を合わせて、同じように快活と微笑する。そうして、指先で紙用紙を広げてあなたに、一度、コクリと頷いた)
お体の方は勿論、魔力の回復にはやっぱり時間を要してしまうみたいね、ロラン君。きっと一歩、一歩、時間をかけて回復していくのでしょうね。でも、きっと大丈夫――。あなたは積み上げていく人だから…。(そう言って私は紙用紙、あなたの間で視線を彷徨わせた。あなたの足元を支えているのは膨大な魔術の智識、そしてそれらが重なりあって紡がれた魔術体系という名の強固な礎なのだから。)
んー、理論上は完璧だったのだけれど、ごめんね、ロラン君…こんな風になってしまったよ(紙面には濃淡の異なる黒点が散らばり、乱雑で無秩序な点の集積となって白紙を埋め尽くしていた。それはいわば落書きの様にさえ感じられるだろう。それぞれの濃度に応じた点を拾い上げ、結んでいけばそれは臓器となるのだろうが…)
(無効票)
ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月10日
うん、自分で言うのも、なんだけど…、ぼくの魔力は、自然回復だとかなり時間が掛かるくらいに、総量が多いから…。
でも今、何時間も掛けて、魔力を練る瞑想は、できないからね。
(癒えきってない傷に落ちきった体力ではさすがに打つ手は少ない様子)
………………、一花さん、もう一回、やってみよ?
すごく重要なものが、写ってる気がするの。
(見せてもらった黒点の散らばりをじーっと見て)
(無効票)
七瀬・一花 2023年6月10日
そうだったのね。外部から魔力を供給できるような機関があればよいのだけれど、そうなると今はゆったりとお休みして、美味しくて栄養たっぷりなお食事を食べて魔力を回復させるのが一番ね。ロラン君の周りには書庫のみんな、マリアさん、じぃや、色々な方がいる。きっと、ゆっくりとでも、着実に回復していっているはずよ?
もう一度、ん、やりましょ、やりましょ。(あなたの碧眼は明晰さを湛えながら輝いている様だった。あなたの魔術の源泉は、きっとその知識欲にあるのだろう。その瞳を見ると私も触発され、喜々と胸が弾むのだ。それは暗澹とした暗闇の中、海原を往く船乗りを導く灯台の光の如く、あなたの瞳は私を奮い立たせるのだ。例え、今は魔力が無くても、そう、あなたは私の魔術の目標の一人であり、師匠なのだから)
さぁ、じゃあ、ロラン君……もう一度、こちらを広げて(そう言って、大きめの紙用紙をあなたへと手渡す)
(無効票)
ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月11日
一応、あるんだよね。
アルターギアとか、いつも身に付けてるお洋服や装飾がそれなの。
ただ、力のあるものは腐敗の王との戦いで、崩れちゃったのと、急に魔力を補填すると、多分、ぼくが耐えられないの。
一定量までは、自力でなんとかしないと、ね。
うん、診察とかきちんと受けながら、しばらくはゆっくりさせてもらうの。
(と言いつつも、じっとしてられないので尻すぼみにトーンが落ちていって)
うん、…よいしょ…。
一花さん、たぶん、今度はきちんと写ると思うの。
ちゃんとした解析は、できてないけど…。
(用紙を受け取って先程と同じ姿勢で持つ)
(無効票)
七瀬・一花 2023年6月11日
ふむふむ...。魔力のフィードバック機構という奴かしら。(以前、基礎魔道書で呼んだ理論が模糊として脳裏に浮かんだ)急激な魔力の変化……特にロラン君の様な膨大な魔力を持つ魔術師さんにとっては、外部からの大きな魔力の補充が必要だものね。もどかしさは、わかるけれど、今はゆったりと回復した方が良さそうね。。
ふふふ、なにか妙案ありのようね、ロラン君? えぇ、そうしたら……、もう一度撮影させて貰うよ。
それでは、ロラン君――、息を吸って――、止めて?(ぱちりと目配せしつつ、私は光の精霊を顕現させて、その光子を放った)
(無効票)
ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月11日
うん、自然回復分も、今は、安定してないしね。
もうちょっと、検査結果とか、待たないとって思うの。
(他にも懸念点があると言うことは口にせず、かといって目を合わせ続けることもできない)
うん、すぅー、んっ!
(息を止めてじっとする)
(無効票)
七瀬・一花 2023年6月13日
(言葉の裏に潜む、その碧眼に仄かに浮かんで見えた憂慮の念は、しかし横に結んだ口許が証明するように、おそらくあなたの中で未だに熟考すべき問題が横たわっていることを示しているのだろう。もしもの時は私もまた動けるように。同時に、今は目の前の検査の結果に集中しよう)
そうね。諸々の検査データは必要だものね。そう思うと尚更、今日の画像検査にも力が入ってしまうね…。
光よ(光子はあなたの背側から体に入射し、そうして、紙用紙へと陰影を投影していく)
うん、これで大丈夫、ロラン君……! 普通に呼吸して貰ってもう大丈夫だと思うけれど、上手く臓器の画像が描写できているかしら?
(無効票)
ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月13日
ふぅー…。
(ゆっくり深呼吸してから用紙を一花に差し出して)
うん、多分、写ってると思うの。
(現像すれば今度は綺麗に写っていることだろう。ただし、心臓の部分のみ靄が掛かっているだろう)
(無効票)
七瀬・一花 2023年6月14日
(指先で紙片を受け取ると、さっと広げて全体を俯瞰する。一枚目の撮影画像、そして今回のものを重ね合えば、ぼんやりと臓器の輪郭を刻んだ陰影が生み出される)
トライアンドエラーというやつなのかな。ロラン君の言う通り、現像にたものでね、こうやって重ね合ってみたらね、綺麗な画像になったよ。(用紙にはぼんやりと臓器の影が浮かび上がり、肝臓を始めとした実質臓器、肺、そして最後に心臓の影が浮かび上がる。私はその一つ、一つを指さしながら、説明を開始する)
これが腎臓で、こちらが肝臓、肺、うん、こちらは特に問題の無いわ。……そして――。(用紙には、いわゆるレントゲン画像と似た陰影が明瞭に映し出していた。私は一つ一つの臓器を指差しながら説明し、最後に心臓へと視線を移した)
――そして、心臓。問題は、心臓のこの部分に靄の様な、白いぼんやりとした影が重なっているの(そう言って、一度、私は言葉を切った)
七瀬・一花 2023年6月14日
(脳裏に浮かぶは、UDCの大学での知識と書庫で学んだ魔術理論であった。二つの体系の異なる学問とが今、一つに繋がり、それがあなたの病態をぼんやりとだが示唆している。探求心や知的好奇心が脳裏に渦巻くと同時に、私の胸中は深く締め付けられるような痛みを感じずにはいられなかった)
ロラン君……。あくまで私は疑似的にレントゲン装置を魔術で代用しただけで、詳しい病態については断言できないけれど。
ただ、あなたの心臓にね、こんな風に靄がかかっているの。UDCの医学の教科書では類似した病態として、非常に珍しい疾患だけれど心臓の腫瘍や炎症性疾患が挙げられるかな...。
この前の戦いの中で、あなたに一体何があったの……?(激戦ということは知っていた。だが、この画像に明瞭に現れた影は、あなたの体の底に潜む重症度を否応なしに私に知らしめた。あなたは今、呼吸することさえままならないのではないのだろうか――)
(無効票)
ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月14日
うんうん、なるほど…。
(説明を真剣に聞きながら、二つの用紙に写されたものを見比べている)
まず、ぼくの見解を伝えておくね。
心臓周辺は、ヒュッテンブレナーの魔力の生産場所だから、多分、一花さんの魔法の影響を結界でカットしてると思うの。
両方とも、そうなってるから。
あと、最初のこの黒いのは、ぼくが戦場で受けた呪い「死の循環」かなって。
魔術器官を十分動かせる魔力がないから、分析も解析も進んでないけど…。
(珍しく目を伏せるようにして答えていく。最後は尻切れのように消えていって、続かなかった)
(無効票)
七瀬・一花 2023年6月14日
そうだったのね――、こちらの心臓の陰影は魔力の源という事なら少し安心よ……。ただ。。。(あなたの説明を聞き、杞憂で済んだことにほっと安堵しつつも、同時に徐々に徐々にと弱まっていくあなたの言葉に私は怪訝げに眉をひそめた)
死の循環……(あなたの言葉をおうむ返しするかのように言葉が零れた。しかし私はこの悲壮な表情をすぐに取り繕う。あなたは戦っているのだ、そしてその戦う人を前にして、私が気を病んでどうするというのだ。私は知恵にも乏しく、魔力は脆弱で魔術も拙い。そんな私にとっての武器はただ一つ……。共に歩むこと。暗闇の中を進む彼の杖となることなのだから)
そっか――。今はまだ魔力が足りていないのね。それなら、まずはロラン君の魔力の回復と、それから、私は――。(そう言って、私はもう一度、あなたの禍々しい黒点が描かれた紙用紙を指先で摘ま右)
七瀬・一花 2023年6月14日
(つまんだ用紙をじっと睨み据えて、そうして静かに口を開く)
私もあなたの役に立たせて。魔術の智識では他の書庫メンバーのみなさんほどお役に立てないと思う。だからこそ、私はこの画像を分析させて貰いたいと思うわ?
ロラン君の魔力の回復、そしてその後の魔術によるアプローチと並行して、私もこの画像から死の循環の原理を一緒に解き明かしたいなって。
(無効票)
ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月16日
(一瞬曇った表情から何かを察した様な雰囲気だが何も聞かずに自分のやれる事を提案してくる姿に感謝して)
うん、調べてくれると助かるの。
アンおねえさんにもお願いしてるんだけど、一花さんなら、精霊さんの方面からも、調べられそうだね。
(無効票)
七瀬・一花 2023年6月17日
(顔を合わせて頷いて)
ええ、是非、お手伝いさせて?
アンさんの様な当代きっての魔術師が精査されるのなら一安心。私の出る幕は無いかもしれないけれど、それでも微力ながらもお役には立ちたいな。また情報が手に入ったら色々と共有させてね?(一度目配せしてから、用紙を手元に戻し脇に置いた)
――ただ、死の循環は別として内蔵自体には大きな問題はなさそうだから、それが分かったのは良かったよ、ロラン君。
激しい戦いだったけれどきっとあなたの生命力と他の人のあなたを助けたいという気持ちが実を結んだのね?
(無効票)
ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月17日
うん、一花さん自身の研究や修行にもなると思うの。
それに、物事はたくさんの目線があった方がいいの。
よろしくね、一花さん。
(目配せに頷いて)
うん、みんなのお陰で、ぼくは生きてるの。
そっか、ある程度機能は回復してるみたいだね。
一花さん、ご飯、今は流動食だっけ?を食べてるんだけど、そういうののアドバイス、ある?
(無効票)
七瀬・一花 2023年6月18日
うん。学びつつ、治療に役立たせて頂けたら幸いよ。多くの眼の中の小さな一つとして、それでも何かの役に立てるように尽力させて頂くわ(視線を真正面に受け、微笑がちに言葉をこぼした)
食べるもの。そうね…(口許に人差し指を当てると俯きがちにしばし黙考する)
急に栄養価が高い物を食べてしまうと胃腸が驚いてしまうから、まずは流動食にベリー類や山菜、きのみなどを加えて栄養価を増やしていくのがよいかしら? あとは蜂蜜やベリー入りのヨーグルトやもオススメよ。そうして、少しづつ胃腸を慣らしていって固形食にも手を出していってみるのがよいかしら? 是非、お試ししてみて、ロラン君。それで体調がよくなったら、みんなでハーブティーと一緒にスコーンやスイーツ食べましょ?
(無効票)
ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月19日
一花さん、自分で見聞きした事は、自信を持って。
小さいとか思ったらダメ。
その主観の違いが、大きな一歩でもあるから、ね?
うんうん、やっぱり最初はそうやって慣らしていくのが良いんだね。
みんなとのお茶会を目指しながら、ゆっくりやっていくの。
もうちょっと、食事メニューのスケジュールとかを相談させて?
(食事は復帰への道標であり、目に見える回復具合の一つでもあるためか、先を見続けるロランにはとても大事な指標である。穏やかな空気の中、一花との相談に、復調した自身の姿をロランは見たのだった)
※お疲れさまでした。お付き合いありがとうございます!
(RP終了)
七瀬・一花 2023年6月21日
そうね。小さなものかどうかはわからないものね。同時に、例え小さなものでも、それがあなたの症状を改善できるなにかであれば、嬉しいから。自分に出来ることはやらせて頂くつもり…。
ということでロラン君はリハビリ頑張ってきてちょうだい…? 元気になった後でお食事ご一緒できるの楽しみにしているよ__
(ペコリ一礼して、その場を後にした)
*こちらこそ、RPありがとうございましたー! どうかロラン君の未来に祝福がありますようにと願いを籠めつつ、ここで失礼しますね――。
(RP終了)