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【ロラン1:1RPイベント】プロローグ

ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月1日

闇の救済者戦争に現われた五卿六眼の一人「腐敗の王」。
生と死の境界を歪める恐ろしい支配者であり、自らの視界内を遍く腐敗させる「死の循環」が猛威を振るう中、限界を超えて戦ったロラン・ヒュッテンブレナーは想像を絶する様な酷い状態で発見され、SSWの医療施設に運び込まれていた。

四肢や指などの欠損こそないものの、長年魔力を紡いで来たであろう魔道具たちはボロボロであり、ロラン自身の体も大きく損傷していた。
皮膚の一部は爛れ落ち、毛並みは所々毟れ、一部は骨が露出するほどに肉が剥がれ落ちていた。
それでもロランは生きていた。

科学的処置で峠を越えはしたものの、ロランは意識を取り戻さないまま回復の兆しもなく数日が過ぎていく。
SSWの科学では対応が難しいと判断したヒュッテンブレナー付きの執事とメイドは、魔術的なアプローチを施すことを決め、ダークセイヴァーへとロランを連れ帰った。

そして数日、ロランの体内を巡る呪いに対抗する術式を施すも、その力は執事とメイドの力量を遥かに上回っていて解呪もままならない。
ロランが生きていられるのは、ロラン自身の魔力で生命を保っているからという状況。
このままでは衰弱死を待つだけとなり、執事とメイドはロランの仲間たちへと助力を求めることを決めたのだった。

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【ロラン1:1RPイベント】のプロローグとなります。
他者の書き込みを禁止します。

このスレッドは、イベント参加くださる皆様へ、イベント開始直前までの様子を知っていただく目的のものとなります。

イベント進行の都合上、スレッド内にも日時のズレが発生するオムニバス形式のイベントです。
ご自身のスレッド進行の際、空白のタイミングで何があったのか知りたい場合は、ロラン・ヒュッテンブレナーまでお手紙をいただけると助かります。

お忙しいところ恐縮ですが、楽しく遊べたらと思います。
よろしくお願いします。




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ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月1日
【ロラン・ステータス紹介文:闘病期】
『・・・・・・・・(眠っている)』
その少年が運び込まれた時は酷い有様だった。五体満足でこそあったが、臓器にも『死の循環』によるダメージが及んでいて、生きている事が不思議な状態だった。人狼の猟兵としての生命力と、強い意志、ヒュッテンブレナーの結界が命を繋いでいた。懸命の処置で一命を取り留めるも、回復は思わしくない。如何に猟兵と言えど、復帰には時間が掛かりそうだった。セーフハウスの自室で、竜胆の少年は静かにひたすらに死と戦っていた。
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ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年6月17日
【ロラン・ステータス紹介文:闘病期→療養期】
『みんな、ただいま……』
少年は目覚めた。しかし、少年の体は瀕死に近く、たくさんの支えと力添えを必要とした。呪詛の残滓は毒となり、毒を除けば深すぎるダメージで回復も思わしくなく、それでも仲間たちの懸命の治療で、少年はこの世に帰ってきた。今はまだ満足に動くこともできず、消耗しきった魔力の回復もままならない。が、それでも大切な人たちと再会できたのだ。その身に大いなる不安の種を宿して。
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ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年10月1日
【ロラン・ステータス紹介文:療養期→復帰準備期】
『・・・・・・(自分の手を見つめて溜息)』
仲間に支えられて体の傷は癒えてきた。薬を作ってくれる人、検査をしてくれる人、診断をしてくれる人、話し相手になってくれる人。たくさんの仲間が力を貸してくれていた。思った以上に衰えた筋力も、提案されたベッド上の運動で少し動けるようになった。食事も流動食から少しずつ固形になり量も増えてきた。司書の代理も任せてるし、調べ物も依頼した。穏やかな日々に安堵している。が、体内で静かにざわめく何かを感じている。
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