0
【RPイベント】ネンドマツ大掃除完了

ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年4月2日

「みんな、大掃除お疲れさまなの。
 お手伝いありがとね。」

三角巾とケープを外しながら司書としてこの書庫を任されているロラン・ヒュッテンブレナーは書庫組のみんなに頭を下げた。

恐ろしいほどの汚れを退治して見違えるようになった書庫内は、相変わらず薄暗くて陰気ではあるが気分を落ち込ませるような重たい魔力は消え去っていて過ごしやすくなっている。

ロランはみんなをエントランスの一角、読書スペースへと誘導する。
そこにじぃやとマリアが労いのためのご馳走を用意して待っていた。
「まずは、みんなで、綺麗になった書庫で新年度を祝お。」
乾杯の音頭に、みんなが各々グラスを掲げたのだった。





宴もたけなわの頃、ロランは一冊の本をみんなに見せた。
「大掃除して退治したネンドマツたちなんだけど、みんなは何か感じた?
 実はね、ネンドマツは、自然発生した物じゃなさそうなの…。
 この本、最後のボスの消滅したところから見つかったの。
 紛れもない、魔導書、なの。
 それも、コズミック級……。」

腐食を受けたようにボロボロでありながらも本としての体裁を崩さないその魔導書は、今は静かにテーブルの上に置かれている。
擦れて崩れたその表紙から辛うじて読み取れる銘は、
『腐怪の食み』

一瞬の静寂の中、ロランは話を続ける。
「これは、ぼくが新たに封印するね。
 中身は、ネンドマツみたいな魔力を受けて魔法生命化させる呪法と、腐食や浸食による”汚れ””穢れ”に言及した禁忌の知識の本なの。
 さっき封印するって言ったけど、多分、長続きはしないかも。
 この魔導書、自力で書庫の封印を浸食して解いてると予想してるの。」

一同の間に不穏な空気が流れる。
それを肯定するように、ロランははっきりと言葉にした。
「魔導書に魔力が溜まるのを解消しないと、また大規模なハザードを起こすと考えられるの。
 だから、定期的に魔力抜きが必要になるの。
 そうだね、1年後、年度末にまた、ーーーー

 大掃除が必要になるの。」


To be continued……
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・大掃除お疲れさまでした。
このスレッドは、【RPイベント】書庫の汚れを倒せ、ネンドマツ大掃除1~6までの打ち上げ用となります。

・イベントの感想や質問、来年への希望がありましたらどんどんお願いします。
・制作側からの裏話や設定を投下する予定です。
・発言は団員のみとしますが、内容は公開されていますのでご注意ください。
・4月いっぱいまで残しておきますので、雑談場所としてもご利用ください。

・関連スレッド
書庫の汚れを倒せ、ネンドマツ大掃除シリーズ1~6
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=121399
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=121734
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=121897
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=122582
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=122767
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=122886

◎【今シリーズ参加者】に限って、関連および当スレッドに関する内容のノベルのリクエストを許可します。




0





ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年4月2日
まずはみんな、お疲れさまなの。
成功と言う事で、問題コズミック級魔導書・腐怪の食み、が手に入ったの。
それと、来年の同じ時期にもパワーアップさせてまたやるからね。
よろしく、なの。
0
七瀬・一花 2023年4月2日
皆さん、お掃除お疲れ様ね?
(乾杯したグラスにそっと口づけし、葡萄酒をくいと飲み干して)
まさかネンドマツの正体が魔導書だったというのは驚いてしまったけれど、戦っていて独特な手応えあったものね?

あら、また一年後に? ふふふ、そしたら、一年後も気が抜けないね? でも、またみんなでこうやって一緒に戦えるのなら――、うん、年に一度のこんな大掃除も、少しも苦痛に感じたりしないわ(嬉しそうに微笑して、空のグラスを卓上に戻して)
0
ビッグ・サン 2023年4月2日
魔法生物化ですか
ヤドリガミみたいですね

封印する前に読んでも良いですか
今後の対策ができるかもしれません
0
スリー・サクセス 2023年4月3日
お疲れ様でした。まさかクラウンモードで倒したあれが魔導書だったとは、解析する間もなく離れたので気が付きませんでした。
(桃のジュースを飲んでいる)
試運転で分かりましたが、クラウンモードも安定化が必要ですね。
……恐らく現段階では1|クール《イベント》に1回が限度でしょうか。
0
夜刀神・鏡介 2023年4月4日
ふむ。来年も同じ事が起きると考えると今から少々悩ましいが。とはいえ、起きるとわかっていれば備えようもあるものな。
ま、今は無事に片付いた事を祝うとしよう。皆、お疲れ様だ。
0
アン・カルド 2023年4月5日
遅ればせながらお疲れ様だ、来年のために…罠でもはっとく?
0
ビッグ・サン 2023年4月5日
この書庫に溢れる濃密なマナが原因なのでしょうね
その本のおかげで、物理的に対処できる存在に変換されているなら放って置くのも一つの手ですね
ガス抜きができないで溜まった魔力がもっと重大な被害を及ぼすかも知れませんし
0
キーヴィット・フィールヘクセ 2023年4月6日
どうにかなったね……お疲れ様。

それにしても、魔導書が元凶だったとは……それもコズミック級の。
こちらの対応を学習していないことを祈りたいね。
0
ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年4月6日
うん、いろんな世界のいろんな魔導書を封じてる場所だからね。
似たような魔導書が他にあっても不思議じゃないの。(フラグ)

うん、魔力が漏れない様にしてるから、力を引き出したりは無理だけど、読むことはできるよ。
汚れとかが全くない、無菌室とかに置いておけば、無力化できそうなきもするけど、魔力の暴走がどうなるか読めないのが難点かな。
0
ロラン・ヒュッテンブレナー 2023年4月6日
『腐怪の食み』内容抜粋・要約

・世の中の汚れや穢れを取り込み疑似生命を生み出す実験記録
・この本は穢れた魔力の発生装置
・死体、カビ、菌類、疫病などの増幅や魔化による影響の記録

●この魔導書の内容から推測できるネンドマツという魔導生物について
・数体のボスによって統治される群体
・増殖力に秀でる自己進化型
・生命としての強さによる階級分けができる
・蟻のコロニーと似た生態を持つ
0
二條・心春 2023年4月8日
大掃除お疲れ様でした。上手くいって良かったです。

自分で封印を解いちゃうなんて、恐ろしい魔導書ですね。失敗してたらどうなっていたんでしょう……?
0
アメリ・ハーベスティア 2023年4月11日
遅れてゴメンなのですが、皆さんお疲れ様なのです。それにしても今回の、魔導書由来とはビックリなのです……今回余り動けなかったのですが、菌類のもと言う事は、やはりキノコ型ネンドマツも居そうですね

次の機会、アメリも動けるならハントを試みてみたいのです。
0