【1:1】代償
ベスティア・クローヴェル 2021年9月19日
『アポカリプス・ランページ⑪~偽神』の後日談
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=37644
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ただでさえ無理をしている身体に偽神細胞液を注射して、更なる無理を強いたのだ。
その代償は大きく、僅かに身体を動かすだけで激痛に苛まれ、呼吸をするだけで肺が焼かれるようにさえ感じる。
それでも悲鳴の一つも上げずに気力と根性だけで痛みに耐え、つい先ほどやっと根城にしている館の前まで戻ってきた。
扉に手をかけて、ふと「もう無茶はしない」と約束した友人の事を思い出す。
こんな所を彼女に見られでもしたら。きっと物凄く怒られるだろうな
そんな事を考えながら中へと入り、後ろ手に扉を閉めたのだった
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・ベスティア・クローヴェル(f05323)
・シルヴィア・ジェノス(f00384)
上記2名のみ発言可
1週間ほど発言が無いか、区切りの良いところで終了
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ベスティア・クローヴェル 2021年9月19日
(根城に帰ってこれた安心感からか緊張の糸が切れ、壁に背を預けながらその場にへたり込む)
(「身体が痛くてもう動きたくない…。ある程度痛みが引くまで、ここで大人しくしていよう…。)
シルヴィア・ジェノス 2021年9月19日
~♪(ベスティアが今どういう状況かなど露ほども知らない娘は、鼻歌交じりに彼女の住む館まで向かう。バスケットには全粒粉パンにトマトとレタス、卵にベーコンを挟んだサンドイッチと明日のおやつにしてもらおうと焼いたバタークッキーが入っている。そのまま扉をノックして)
ベスティアさん、いるかしらー?遊びに来たのだけれど……
ベスティア・クローヴェル 2021年9月20日
(目を閉じて呼吸を整えていると、外から聞き覚えのある声が聞こえる。よりによって一番見られたくない相手が遊びに来るなんて、あまりのタイミングの悪さに笑うしかない)
(このまま無視を決め込んでも、中に入ってき場合に間違いなく問い詰められる。であれば出迎えた方が良い。そう判断すると懐から痛み止めの錠剤を取り出して口の中に放り込む。気合を入れて立ち上がると、ゆっくりと扉を開けて)
…いらっしゃい。シルヴィアがこっちの方までくるなんて珍しいね。
シルヴィア・ジェノス 2021年9月20日
(もう一度、ノックをする。しばらくして彼女が扉を開けた。まだ、彼女の異変に気づいてはいない。だが気づくのも時間の問題だろう。にこり、ほほ笑みながら手に持っていたバスケットを掲げてみせて)
そうね、あまり来ることはなかったけれど……ベスティアさん、ちゃんとご飯とか食べているかなーとかなんか心配になって。全粒粉パンを使ったサンドイッチと、あとはバタークッキーを持ってきたの(上がっても大丈夫かしら、と彼女の都合を尋ねつつ)
ベスティア・クローヴェル 2021年9月20日
(バスケットとシルヴィアの顔を交互にみて、困ったように苦笑い)
もう、シルヴィアは心配性だな。前からご飯はちゃんと食べてる。
(扉を開けて招き入れようとしたところで大きく咳き込んで、少し辛そうに深呼吸をして息を整える。そして気まずそうに視線を彷徨わせれば、観念したのか申し訳なさそうに話し出した)
隠し事をすると後でもっと怒られそうだから自白するけど、少し無茶をした。で、今あんまり体調が良くなくて…。
あんまりお喋りには付き合えないかもしれないけど、それでもいいなら上がっていって。
(非情に緩慢ゆっくりとした動作で扉を大きく開けると、中へと招き入れ)
シルヴィア・ジェノス 2021年9月21日
あら、本当かしら?まあこの数日何をどの位食べたか後で聞くとして
。これ、どう?今からは無理でも明日の朝とか位なら……(大丈夫かしら、と言いかけたのを彼女の咳が遮った。彼女と目が合えば彼女は観念したように口を開いた)……!(確かに、改めてよく見ればその顔には汗が滲んでおり元より白い肌はいっそう白く、いや青白くなっていた。すぐ気づかなかった恥ずかしさを、あっという間に上書きするのは悲しみと、身勝手な怒り)
……ベッド。今すぐベッド、行きなさい。話はそこでじーーーーっくり、聞かせていただきます……!
ベスティア・クローヴェル 2021年9月22日
(有無を言わせない様子の怒りっぷりに「はい」としか返事が出来ず、屋敷の中へと戻っていく)
(メインロビーを抜けて客間として活用されていた部屋に入ると、生活の痕跡が見て取れる。テーブルの上には未開封の保存食があり、寝床として活用しているであろう高級そうなソファーの脇には本が山積みにされている)
(身体を引きずるように歩きながらソファーまでたどり着くと腰を下ろして、テーブルの上のキャンドルに明かりを灯す。部屋が多少明るくなった所で対面に配置されているもうひとつのソファーをシルヴィアへと進めた)
(ぜぇ、ぜぇ、と辛そうに深呼吸をして身体の痛みを落ち着かせ、苦笑いで誤魔化しながら語り掛ける)
見ての通り、この屋敷はあまり手入れがされていなくて。使えるベッドが1つもないんだ。前もって教えてくれればもうちょっと掃除くらいはしたんだけど…。
シルヴィア・ジェノス 2021年9月22日
(彼女の案内で中へと入っていく。以前ちらりと話を聞いたことがあるが成程、確かにこれは一人で隅々まで手入れをするのは困難だろうと思う。客間のテーブルに置かれた保存食、あれが彼女の主な食事だろうか。ある程度の栄養は補給できそうだが、あれだけで済ませているというなら―。目の前を歩く彼女は相当しんどそうで、思った以上に体調は芳しくないらしい。ベッドへ行けと言ったのに、と言いかけたがどうやらあれが彼女のベッドらしい。呆れて深いため息)
全く、今すぐ私の家に連れて行ってベッドに寝かせてやりたいところだわ……もっとも、そうする前に倒れてしまいそうだけれど。
まあ……いいわ、とりあえず寝なさい。座ってなくていいから。客人の前だから、なんて言って拒否したら……はっ倒してでも寝かせてやるから(テーブルにバスケット置きつつ、むすっとした表情で言い放つ)
ベスティア・クローヴェル 2021年9月23日
(下手に言い訳して起き上がっていれば更に怒らせてしまいそうで、しぶしぶとソファークッションを頭の下に敷いて横になる)
(やはり起き上がっている時よりも楽になるようで、心なしか呼吸音が安定したような気がする。が、やはりむすっとしたままのシルヴィアの様子に落ち着かず、言い訳でもするかのように声をかける)
あのね、シルヴィア。確かに今は体調が悪いけど、ちゃんと薬は飲んだんだ。あと1時間もしないうちに起き上がれるくらいには回復するはずだから、そんなに心配しなくても大丈夫。
シルヴィア・ジェノス 2021年9月25日
(彼女がとりあえず横になったのを見てむすっとしながらも頷き)そうしているだけでも幾分ましになると思うわ。とりあえずはそのままでいることね。……(薬を飲んだから、などと言いだすものだからますますむすっとして)薬はね、魔法じゃないの。確かに楽にはなるかもしれないけれど、そんな飲んで1時間したら起き上がれます、大丈夫ですなんてものじゃないわ(そう言って彼女をびしっと指さして)貴方の体調はね、そんなちょっとやそっとで良くなるものじゃありません、ええ、医者じゃなくてもそれ位分かりますとも
一体どう無茶をすればそうなるのか、さて、じっくり聞かせていただきましょうか?
ベスティア・クローヴェル 2021年9月25日
(むすっとした顔を敢えて見ないよう、仰向けに寝たまま目を閉じる。きっとシルヴィアの顔を見たら申し訳なさで何も言えなくなってしまいそうだから)
そうはいうけど、魔法といっても差支えは無いと思う。
指先をちょっと動かすだけでも物凄く痛くて、息を吸えば胸が焼けるように熱かった。けど、薬を飲むだけで少しずつそれが無くなっていくんだから。
(あまりの決めつけっぷりに、思わずシルヴィアの方を向いて困り顔を浮かべる)
敵と戦うために偽神細胞を打ち込んで、その拒絶反応で体中が痛くて死んじゃいそうなだけ。
痛み止めを飲んで一晩くらい安静にしてれば治まるはずだから、そんなに心配しなくても大丈夫。
シルヴィア・ジェノス 2021年9月27日
(目を閉じ、とりあえず休む体勢になった彼女を今にも泣きだしそうな表情で見つめる。どれだけの痛みだったか、その口から語られた––想像するだけで痛くて、苦しくて、辛い)
……痛み止めは痛みの原因を治す効果もあるでしょうけれど……それが、人智の及ばぬものまでどうにか出来るとは、私には思えないのだけれど……
偽神、細胞……アポカリプスヘルの戦争ね。私は猟兵以外の仕事とかもあって結局参加できなかったけれど……あらましは、聞いているわ。
確かにその戦いは人々を守る為に大切なことだし、貴方は一切戦わないようにすると言ったわけじゃない。でも、でも……
ベスティア・クローヴェル 2021年9月29日
異物を注射で打ち込んで、それの拒絶反応なんだからアレルギーの一種みたいなもの。
戦いが終わったあとに適切な処理は済ませてるから、あとはこの痛みを乗り越えるだけ。だから、そんな泣きそうな顔をしないで。
(今にも泣きだしそうな顔を見て、罪悪感で胸が痛む。だからこそ、出来る限り安心させようと困ったように笑って見せた)
私がどれだけ望んでも手に入れられなかった力をもっていて、それでいて「他人を救う力なんて無い」なんて言ってるヤツがいたんだ。
私とは在り方が真逆で、どうしても放っておけなかった。…だから、少しだけ無茶をしてしまって、ね。
シルヴィア・ジェノス 2021年9月29日
本当の……本当に?私を安心させようと嘘、ついてない?本当に、ほんとーーーに……だいじょーぶ?(今があまりに辛そうで、そんな彼女の姿を見れば見るほど不安で、辛くて、苦しくなる。零れる笑みも、うんと無理をして作っているのではないか、そんなことを思う位)
心配で……心配で……貴方は私の大切な友達よ。だから、心配なのよ、心配だからもう腹立たしくて……貴方がそうじゃなかったら正座させて1,2時間お説教しているところよ
在り方……か……
ベスティア・クローヴェル 2021年9月30日
誰かを守った結果として死ぬことは受け入れている。
けど、生きる為に必要な処置を断ったり、自ら毒を食べて自殺するような真似はしないよ。
この二つは似ているようで、異なるものだ。だから安心して
(手を伸ばして、その悲しそうな顔を撫でで安心のひとつでもさせてあげたい。けど、距離が遠いうえ、痛みで自由に手を伸ばせないのがもどかしい)
うん、シルヴィアが私の事を心配してくれてるのはわかってる。だから、私もそれに応えようと努力はしてるつもり。
出来る限り無茶は控えて、任せられる所は他の猟兵に任せる、でしょ?
シルヴィア・ジェノス 2021年10月2日
それは……そうだけれど……我儘言うなら、誰かを守って死んでしまう未来も考えたくないわ……そうならないように、してね。だって大切な友達ですもの
(それに応えようとしている、という言葉は嬉しい。きっと少し前だったらそんなこと言わなかったに違いない)まあ、今まさにうーんと心配しちゃっているわけだけど……ちゃんと考えてくれているなら……でも本当、程ほどにしてよね。貴方のこんな姿、そうそう見たくないですもの(自分がアポなしで突撃しなければ見ることもなかった、という事実からはちゃっかり目を逸らしつつ)
ベスティア・クローヴェル 2021年10月3日
わかってる。シルヴィアと約束したから、ね。…無傷とはいかないだろうけど、出来る限りの努力はするつもり。
(話し終わると小さく咳を繰り返す。心配そうな顔をしているシルヴィアを見ながら自嘲気味に笑って、「この様子じゃ説得力ないけど」と呟いた)
それなら、依頼に行く前にシルヴィアに声をかけた方がいいかな。そうすれば、今日みたいにタイミング悪く遊びに来ることもないだろうし。…まぁ、依頼のあとは大体1日か2日くらい寝込んでるんだけど
(無茶はしてない。が、自身の放つ炎の熱ばかりは避けられない。あくまで我慢出来るというだけで、やはり熱いものは熱いのだ)
シルヴィア・ジェノス 2021年10月7日
そうね……戦う以上、無傷であることは避けられないわ。でも……そう……うん、ちゃんと分かっているなら……覚えていてくれるなら……それで、良いわ(ようやく微かに笑むが、咳き込む姿を見れば再び顔は曇る)とりあえず……ゆっくり休んで今にも死にそうなその状態をどうにかしてもらわないとね。
(声をかけた方が良いかな、という呟きに対して)少し危険な依頼に行く時は……事前に聞いていた方が良いかも、ね。そうすれば空気読まずに遊びに行くこともないし……どうしても様子が気になって尋ねる時も、相応の準備をして行くこともできるし。貴方のそんな姿を見たくないけれど、でも一方で気になって仕方なくなって、面倒を見に足を運ぶことがあるかもしれないし(と苦笑
ベスティア・クローヴェル 2021年10月10日
シルヴィアが来た直後に痛み止めを飲んだばかりだから、効果が出るまでもう少しだけかかりそう。
だから、もう少し見苦しい姿を見せてしまうことになるけど、ごめんね。
(体中に走る痛みを押さえつけ、少しでも安心させようと気丈に振る舞い笑って見せる)
はっきりと危険だってわかるなら事前に伝えるけど、グリモアの予知も万能じゃないから。
いっそ、仕事が終わったらシルヴィアのところにでも戻ろうか。
こんな廃墟に怪我人が一人でいるより、自分の手元で様子を見れた方が少しは安心するんじゃない?
シルヴィア・ジェノス 2021年10月12日
(ふるふると首を振って)私の方こそ突然訪ねてしまってごめんなさいね……。とりあえずもし落ち着いたら、サンドイッチかクッキー食べる?サンドイッチも小さく切れば少しは食べやすくなるかもしれないわ
(きっと無理をしているのだろう、それは表情を見ればわかる。しかしあまりそれに対してわあわあ言いすぎるのも良くないだろう。次いで彼女の口から告げられた提案には頷いて)
ああ、その方が良いかもしれないわね……大した怪我でない時はともかく、ちょっとしんどい時は……是非。常に家にいるわけじゃないけれど、多分ここで休むよりは落ち着けると思うわ。ベッドもあるし
ベスティア・クローヴェル 2021年10月17日
うん、後で貰うよ。お腹は減っているけど、まだ痛み止めが効かなくて。起き上がって食べられるようになるまで、もう少しかかりそう。
(安心させる為とはいえ、随分と図々しい提案をしたと思う。それで頷いてしまうあたり、私が考えている以上に心配させているのかもしれない)
一応、ベッドもあることはあるんだよ。ただ、使えるベッドが置いてある部屋はキッチンから遠いから、生活スペースにするには不便で、ね。
使い勝手を考えると、どうしてもこの部屋が便利なんだ。それに、雨風は凌げるし、家主は倒した後だから賃料もかからないし。
シルヴィア・ジェノス 2021年10月19日
そう……良かった。食欲があるのなら、きっと……大丈夫ね。ええ、落ち着いたら食べて頂戴な(その答えに安堵したのか、微かに笑みを浮かべつつ肩を撫で下ろし)
なるほどねえ……まあ、ここ、見るからに広いですものね。一人で使って管理するのは厳しいでしょうね……とはいえ、やっぱりちゃんとしたベッドで休息をとるのは大事だとおもうのよねえ……え、倒した?家主を倒した結果手に入ったのここ????
ベスティア・クローヴェル 2021年10月21日
(シルヴィアの安堵した様子にホッとして、「よかった」と小さく呟いた)
そうするよ。だけど、せっかく美味しい料理が目の前にあるのに、食べたくても食べられないっていうのは中々辛いものだね。
(シルヴィアの方を見ていると、自然とバスケットも視界に入る。美味しそうな匂い食欲が刺激されるが、それを誤魔化すように仰向けに体勢を変えて視界から外した)
ここ、元は領主の住居だったんだ。
確か、猟兵になった直後くらいだったかな。依頼を受けたわけじゃなかったけど、どうしても放っておけなくて。それで攻め込んで、そのまま討伐したんだよ。
で、丁度住む場所が無かったからここを貰ったんだ。
シルヴィア・ジェノス 2021年10月21日
分かるわー!私ももし美味しいお菓子がテーブルに沢山乗っているのに、食べられるのは30分後です、それまでおとなしく待っていてください、なんて言われたら辛いー!(と先ほどまでのしんみりとした空気をはねのけるように、明るい口調でそんなことを言いながら声をあげて笑う)それじゃあ貴方の目の届かないところに一旦移動しようかしら?その方がいいかもね?
へーえ……領主の……討伐されたってことはまあ、ダークセイヴァーの領主らしい領主様だったってことかしらねえ。それじゃあある意味では依頼の報酬の様なものね
ベスティア・クローヴェル 2021年10月26日
(シルヴィアはきと、こちらに気を使わせないよう明るい雰囲気へと塗り替えた。であれば私も暗い雰囲気を纏ったままではいけないと、気持ちを切り替えて話に乗る事にした)
残念だけど、ちょっと隠した程度じゃあまり意味はないよ。人狼と言うだけあって、嗅覚にはちょっとした自信があるんだ。匂いを完全に遮断するか、隠すならどこかどこか遠くにでもしなと、ね
(うーん…と少し悩んでから、ゆっくりと腕を動かして天井を指さして。「例えば2階とか」と笑いかけた)
報酬にしては、少し豪華過ぎるな。宝の持ち腐れ。事実、管理や補修が出来なくて荒れちゃってるわけだし。
それに、鼠や虫も湧くしね。2階に美味しいものを剥き出しで置いたら、翌日には鼠に齧られちゃう。
シルヴィア・ジェノス 2021年10月27日
(少し前まで少し重苦しかった空気が少しずつ軽くなって、いつもの温かなものに変わっていくのを肌で感じ取りながらくすっと笑って)あらあら、そうでした。それじゃあ私が今から自分の胃袋におさめちゃおうかしら?そしたらもう絶対手が届かないし……食べられなくなっちゃうわ。2階?そうね、それなら幾ら何でも食欲を刺激するほどの匂いは届かないでしょうよ
そうねえ……一人で住むにはやっぱり、ね。あらいやだ、それじゃあしーっかりネズミさんガードしておかないとね?
ベスティア・クローヴェル 2021年10月29日
(今までのぐったりしていた様子から一転。慌てるように起き上がってバスケットに手を伸ばそうとして、椅子の下に転げ落ちた)
(無理やり身体を動かした痛みと転げ落ちた事による二重の痛みで、ソファーとテーブルの隙間で呻き声を漏らす)
いててて……。シルヴィアのその言葉はあまり冗談に聞こえなくて、ちょっと焦ったらこれだ……。
(ゆっくりと起き上がるとその場に座り込む。流石に立ち上がってソファーに座り直す元気はないようだ)
台所ならちゃんとした保存場所が用意してあるから、齧られたりはしないけど、ね。とはいえ、この状態は流石にあまりよくないとは思ってる
シルヴィア・ジェノス 2021年10月30日
(冗談で言って笑ったら、彼女が急に起き上がったのでびっくり。かなり慌てた様子で動けば、その動きに病み上がりの体はついていけず転げ落ちる。今の状態で転べばいつも以上に辛いだろう。思わず彼女の側へと行き、体を起こすのを手伝って)大丈夫!?やだ、もう、やだー冗談のつもりで……え、冗談に聞こえなかった?や、やだー私そんな人にあげるものを食べたりなんてしませんって。もう……とりあえず落ち着くまで一旦座ってて。
そう、それなら良かったわ……それじゃあそこに……あはは……そうねえ……
ベスティア・クローヴェル 2021年11月2日
(起き上がるのを手伝って貰ったことに対して礼を述べると、深呼吸しながら痛みが引くのを待つ。)
でもその料理、シルヴィアが作ったんでしょ? 今夜のうちはそれ食べられないし、さっき鼠の話もしたから。
この場で食べないにしても、持って帰られてしまいそうな雰囲気を感じたんだ。
(痛みの具合が多少落ち着いて、扉の方を指さして)
台所はそこの扉を出て、廊下の突き当りの部屋が台所。床下に氷室があるから、そこに入れといてもらえると助かる。
まぁ、「よくない」と思うだけで、どうにかする方法は特に思い浮かばないのだけど、ね
シルヴィア・ジェノス 2021年11月5日
でも明日はきっと食べられるのでしょう?なら食べないわよ、もう(と唇を尖らせてみせながら、彼女が指さす先の方へと目を向けた)
ええ、分かったわ。それじゃあちょっと入れてくるから待っていてね(そう言って持ってきたものを手に一旦部屋を後にする)
ベスティア・クローヴェル 2021年11月8日
明日には食べられるかも知れないけど、シルヴィアとは食べられないから(少しだけ寂しそうな顔をしながらそっと頷いて、シルヴィアを見送った)
(座っているのが少しだけ辛い。シルヴィアが戻ってきたら起き上がればいいだろうと考えて、パタンと床に倒れ込む。薄暗い部屋の中で、蝋燭が燃える音だけが聞こえる。先ほどまでの賑やかさが嘘みたいで、彼女の明るさにどれだけ救われているか…。そんな事を考えながら、そっと目を閉じた)
シルヴィア・ジェノス 2021年11月12日
あらいやだ、そんな可愛らしいこと言って……ふふっ、なんだか嬉しいな(などと言って微笑む)泊まる……という選択肢もなくはないけれど、私に変に気を遣うことになってゆっくり休めないかもしれないし……(そして部屋を後にし薄暗い廊下を歩いていく。このような広く、そしてどこか寂しい空気に包まれたところに一人で暮らしている彼女のことを思う。それにしても)……本当に無茶するんだから。私にとってはきっともう……一番大事な友達なのに(ぼそり、呟く。その呟きは広い屋敷に寂しく溶けて消えていった)
ベスティア・クローヴェル 2021年11月14日
(薬が効いてきて、身体の痛みも大分和らいできたのだろう。依頼の疲労もあって急激に眠気に襲われる。抗う事は難しく、友人には悪いことをしたと思いつつ深い眠りへと落ちていく。「起きたらちゃんとお礼にいかないとな」なんてことを考えながら)