蒼と紅と、それから
ルーチェ・ムート 2020年6月30日
静かな部屋を月の光が照らしている。
蒼い炎は柔らかく。
繋ぐ手はあたたかく。
結ぶリボンは誓いの印。
ボクとキミだけの部屋。
―――
⚪︎お招きした人のみ
(リオン・エストレア)
⚪︎のんびり気ままに
0
ルーチェ・ムート 2020年9月5日
う、ん…なんとか…!リオンは?本当に痛くなかった?(一瞬揺らいだ体は繋ぐ手を頼りに立て直した。ゆったりした声に深呼吸をして、もう一度彼の足を見る)
リオン・エストレア 2020年9月5日
勿論、こんなことで痛がるような者ではないさ。でもお前が転んで怪我をしては大変だ、しっかりと気をつけるんだぞ?(繋ぐ手を離さないように。もしも転倒しそうになってしまったとしても、受け止める準備は出来ている。それも含めてのエスコートなのだから)
ルーチェ・ムート 2020年9月5日
んん…でも怪我は大変だから、ね?はーい!ありがとう!じゃあ、もう一回!わんつー、わんつー!(気を取り直して、またステップを踏む。転ばないよう、慎重に。正しいワルツではないかもしれないけれど、楽しくて笑みが溢れた)
リオン・エストレア 2020年9月5日
(軽く、ふわりとした足取り。素人の下手な舞い方かもしれない。けれど、とても楽しい。とてもこの時間が幸せに感じられる。何度も体験したけれど、やっぱり実感する)ふふ、結構お前は上手いんだな。ついて行くのでやっとだよ。(ふふ、とまた穏やかな笑みで。彼女は美しいなと、心の中で呟いてーー)
ルーチェ・ムート 2020年9月8日
そんなことないよ。リオンのえすこーとに合わせてるだけだもん。リオンこそ上手だね。どこかで習ったことあるの?(彼の動きに合わせていくうちにどんどんワルツの形が出来てゆく。ゆうるり笑ってステップを踏む度にヴェールが揺れた)
リオン・エストレア 2020年9月8日
いいや?俺もこれが初めてだ。……どうやら、お互い初めての割には上手くいっているみたいだな。(ふわりとした笑みと対を成すように、静かに微笑んでみせた。お互いの動きに合うように足を動かして、ステップを踏む。周りに人がいたら、どう見られているんだろうか。そんな些細なことを考えながら、揺らめく銀糸がその表情を際立たせるように)
ルーチェ・ムート 2020年9月11日
ね!楽しいな。わるつ、今度どこかに習いに行くのも楽しそう。その時はリオンも一緒に行かない?(落ち着いた笑顔を真紅に映し、楽しげに咲う。ステップはいつしか穏やかな曲調の鼻歌に変わっていた)
リオン・エストレア 2020年9月11日
勿論。ほんの少し、上手くなってみたいなんて思ったしな。(穏やかな曲調に沿うような暖かな表情を浮かべて。あわよくば、彼女よりも少しだけ得意になって、リードしてあげたいなんて言うことも思うけれど)
ルーチェ・ムート 2020年9月14日
ふふ。上手くなったらきっと舞踏会っていうのにも行けるね!(柔らかい表情に心が和む。鼻歌と共にステップが止まっていく)踊るっていうのも楽しいなぁ。わるつ以外のだんすも習ってみたいかも。
リオン・エストレア 2020年9月14日
舞踏会、か。確かにな。相方が俺でも良ければ、いつでも……なんてな。その前に、もう少し上手くなる方が先決か。(普段の調子が戻ってきたのか、冗談のようにそう笑って見せて。止まるステップに合わせて、ゆっくりその足を止めた)
ワルツ以外、と言っても様々だな。その色々も全部習ってみたいなんて言いそうだな。
ルーチェ・ムート 2020年9月20日
…う、うん(足を止めて無言になるのがなんだか少し怖くて、手をそっと離したならソファにゆっくりと歩み寄る)
全部ってなるとすごい量になりそう。体を大きく動かすだんすもあるよね。ぽっぷじゃなくて…ええと、なんていうんだっけ…?
リオン・エストレア 2020年9月20日
(そっと離された手を名残惜しそうにきゅっと握り拳にして。けれど、無理に追うことはしないで)
大きく体を動かす……確か、ブレイクダンス……と言ったか?UDCアースなどではかなり知られているものらしいが。(ただ、俺には難しそうだとまた苦笑いを浮かべて。想像すると、少しやっぱり似合わないから)
ルーチェ・ムート 2020年9月22日
(想像してみると彼の印象とは少し違うように思えて、そしてそれを同じように感じているらしい彼に笑みがこぼれる)ふふ。リオンはわるつとか…舞踊とか…そういう流れるようなだんすが似合う気がする!(ソファに再び腰掛けると見えない扇子を広げるような動きをした)ボクもぶれいくだんすはあんまり似合わないかも…うーん、でもあっぷてんぽの曲を作ってるから知りたい気持ちもある…
リオン・エストレア 2020年9月23日
そうだな、確かに雰囲気や動き的にも俺はその方がいい。あまり激しく動くのは柄でもないしな。(ふわりと優雅な動きをするのも映えるのだろうか、という疑問はあるが、どちらかと言うとこちらの方が性に合っている)興味があるなら、少しやって見てもいいんじゃないか?やってから分かることもあるだろうからな。
ルーチェ・ムート 2020年9月26日
こう、リオンって優雅だから…ゆったりとした動きが似合いそう!洋服もいつもしっくな感じで格好いいもんね!(口元に指先を添えてうーんと首を捻る。自分が踊っている所を想像出来なかった)ボクに出来るかな…?
リオン・エストレア 2020年9月27日
出来ないことは無いと思うぞ。大事なのは、やろうと思うことじゃないか?(確かに激しい動きをする彼女はなかなか想像できないが、もしかしたら似合うかもしれない。そんな風に思って)
ルーチェ・ムート 2020年9月27日
そうだよね!早速UDCアースに行ってだんすを習えそうなところを探してみるよ!(ヒップホップ系のダンスがありそうな世界を挙げてみる。善は急げだとばかりに意気込んだ)
リオン・エストレア 2020年9月27日
ああ。その辺がいちばん良さそうだな。他にも、ヒーローズアースとかも良さそうだ。……同行は必要か?(なんて一言。時々、一緒に行きたいと誘われることもあるから今回はこちらから聞いてみる)
ルーチェ・ムート 2020年9月29日
ひーろーずあーす!盲点だったよ!ふふ。付き添いしてくれるの?リオンが居たら楽しそう!ひーろーずあーすにお出掛けもしたいね(嬉しげに笑って、賑わいの中でキミと遊ぶ姿を想像する。別世界について詳しくはないから、想像もあやふやだ)
リオン・エストレア 2020年9月30日
勿論。そうだな……お前と一緒に行きたい場所が多すぎて選びきれない。……前なら、全く持って興味が無かったのにな。(少しづつ、自分の変化に気付いている。外など興味はなく、ただ自分の役目だけを果たすことを考えて……こんなことを考えたことも無かった。あまり広く世界を見た事はないが、きっと今なら。彼女と共に行くなら、どこだって楽しいと思えるだろうから)
ルーチェ・ムート 2020年10月6日
そうなの?いっぱい遊びにいこうよ。リオンの手を引っ張っちゃう!(両手を大きく広げておどけてみせた。キミが共にと言ってくれることが嬉しい。まだまだ見たいものも見せたいものも、いっぱいある)そうだ、カクリヨって知ってる?新しく見つかった世界!あの世界の食べ物はお喋りをするんだ。リオンにも見て欲しいな。
リオン・エストレア 2020年10月9日
喋る食べ物なんて、なかなか奇天烈な……でも、確かに気になるな。(くすくす、と笑顔を浮かべて。こういう笑顔ではない笑いというのは、もしかしたら初めてかもしれない。こんな不思議な感覚に内心で困惑しながら、楽しんで)
カクリヨファンタズムか……まるで、俺が聞いた”幽世”と似たような名前だ。……是非行ってみたい。
ルーチェ・ムート 2020年10月11日
あの世界では一般的みたいだよ。喋るけど、すごく美味しいんだ(同じように笑って、小さく首を傾げた。同じ響きの世界はいくつもあったろうか)うん?ええと…もしかして同じ世界の話かな?カクリヨ。幽世…別々なのかなぁ。
リオン・エストレア 2020年10月11日
……いつか何処か、そんな名前を聞いたことがあるんだ。死者の魂が向かい、最後に至り着く場所……それが”幽世”。多分、幼い頃に聞いていたんだと思うが……同じ場所なのかもしれないな。
(曖昧な記憶の中で、ほんの少し思い出せる言葉。その世界は現世で死んだ者達の魂が揺蕩う先、最後に行き着く場所。そう聞いていた気がすると穏やかな顔で答えた)
ルーチェ・ムート 2020年10月14日
死者の魂…?幼い頃にってことは…家族に聞いたりしたのかな?でも、そっな。すごく素敵な場所に聞こえるよ。最後に…そんな穏やかな場所にいけるなら良いよね。終わりが怖いものじゃなくなるっていうか…
(彼の表情を見つめて頷く。最期にのんびりと笑えたなら、これ以上の幸せはない気がした)
リオン・エストレア 2020年10月14日
そうだな……でも、確か……記憶の中では、別の解釈もあった。死してなお、その魂は家族や友人、大切な人の元に繋がっていて、幽世より時々気まぐれに会いに来ることもある……なんて話も聞いたような気がする。(死は別れではない。そういう考えが、確かに自分の故郷にあったのだろうか。最期が穏やかで、ずっと共に居ることの出来る世界なのだろうか)
ルーチェ・ムート 2020年10月16日
別の解釈…そっか。それはすごく素敵だね。ボクもこの体を失くしたら…うん、逢いに来たいもん。死が別れじゃないと思うとすごく心が穏やかになる気がする。ほら、寿命を使って戦うこともあるから(なんてほのかに微笑んだ。文字通り命を削って戦っている。それを恐怖に思うことはないけれど――)
リオン・エストレア 2020年10月16日
穏やかな気持ちになることはある……だが、死を恐れる気持ちを忘れては行けない。俺もこんな力を使っている以上は先が長くは無いが……それこそ、完全な安心に変わってしまっては……大事な何かを失ってしまう気がするからな。(命を削るだけでなく、己の中の怪物と対面しながら戦う自身も、その言い分は分かる。けれども、それを完全な安心に変えてしまっては……それはもはや、狂気の域に入ってしまうのではないだろうか。そんな不安が、正気とは程遠い自身から浮かんでくるのだ)
ルーチェ・ムート 2020年10月20日
恐れる気持ち…(小さく反芻する。体を失えば二度と会話が出来ないと思えば、身震いしてしまうほどの何かが迫り上がってきて自分の身を抱きしめた)…うん。そうだね。それは…すごくこわい。戦場で竦みたくないけど、こうしてると…この日常を失いたくないって思うよ。強くなりたい、って。
リオン・エストレア 2020年10月20日
そう思えるのなら、まだ大丈夫だろうさ。恐れを感じ、今を失いたくないと思うのなら……(それさえ無くなれば、それは本当に人ではなくなる。ただの化け物に……自分の様に成り下がってしまう)
死ぬ事は終わりじゃない。だが、確かな喪失である事は確かだ。……死なないに越した事はないだろう?
ルーチェ・ムート 2020年10月20日
そうだね。死にたくないと思う。リオンも…生きててほしいな。終わりじゃなくても怖いことだから…怖いって思ってて、ね…?(彼の気持ちはわからない。けれど死を恐れ避けて欲しくて、願いに似た問いかけだ)
リオン・エストレア 2020年10月20日
大丈夫。簡単に死ねなどしないさ……お前が生きている限りは、きっと俺は恐れるだろう。別れが辛く苦しいものと言うのは、俺が一番分かっている……だから今は、生きていようと思えるよ。お前との別れは、耐えられないからな(死を恐れること。自分が語った言葉は半分嘘で、半分本当。化け物である自分は、それを恐れない。恐れることが出来ない。だが……大切な人の声が聞こえなくなることは自らの罪に苦しめられる事よりも、もっと苦しいだろうから)
ルーチェ・ムート 2020年10月21日
ボクは生きてるよ。生き続けるって決めてるから。リオンが生きてくれるなら、もっともっと生きようって思う。これから先もキミが生きていようって思ってもらえるように頑張るね!リオンが居なくなったらみんなが悲しむってこと、どうか覚えていて(キミにとって死は恐ろしくないのかもしれない。それでも惜しんでくれるのなら、何だってしたいと思えるから。目を伏せて、震えそうな声を叱咤して未来を紡ぐ)
リオン・エストレア 2020年10月21日
分かっているよ。……望んで早く逝くのは許さない。それはお互いに言えること、だろう?もっと生きて、もっと多くの物を一緒に見て、多くの物を知りたい。だから俺も、死のうとなど思わないさ。(震えそうな声に、何となく気がつく。大丈夫と安心させるように、堂々と、されど柔らかい声で語る。本当に、彼女に依存気味だ。でも、それを許してくれるのなら……そう、自分は、それでいいと甘えてしまうのだろう)
ルーチェ・ムート 2020年10月23日
…うん。もっと生きて、もっと多くのものを見て、聞いていこう。キミが終わりを望まないようにボクに出来ることがあったら何だってする(繋ぎ止めるのはわがままでしかないかもしれない。柔らかい声に何度も頷いて、それでも自分本意な言葉を重ねてしまう)
リオン・エストレア 2020年10月24日
お前が俺を此処に繋ぎ止めてくれる。俺も……お前がもしも、終わりを望もうとしたなら……それを繋ぎ止めて、引き止めたい。その為だったら、それこそなんだってする……なんて、自分勝手か。(自分は望んで縛られている。それでいいんだ。それの方がいいんだ。本心から、繋ぎ止められることを望んだ。でも、自分が片割れになったかのように、彼女を繋ぎ止めるのは傲慢なんじゃないだろうか……そんな考えが、頭に過ってしまう。)
ルーチェ・ムート 2020年10月25日
ううん、自分勝手じゃないよ。すごく嬉しい。ボク、まだまだ生きたいって思うよ。キミが一緒に生きてくれるなら、もっと生きたいって思う。あのね、その優しさを自分勝手なんて言わないで(首をふるりと横に振った。手を差し伸べてくれる。その光を勝手なことなんて片付けないでほしい。その手に救われたことがあるから―――そっと指先を伸ばしてキミの服裾を摘めたなら、ふにゃりと微笑むだろう)
リオン・エストレア 2020年10月25日
……ありがとう。押し付けがましい、なんて思ってしまったが……そんなことは無いようで良かった。(自分の善意は、自分勝手でしかないと思っていた。けれど、そう言葉にして貰えると、とても嬉しくて、とても安心出来るような気がした)
ルーチェ・ムート 2020年10月27日
押し付けがましくなんてないよ。キミの優しさだもん。だから、大丈夫。リオンの優しさは、きっとみんなに伝わってるよ(こくこくと何度も頷く。少しでもキミに届くように言葉にしたなら、足をのんびりとぶらつかせて笑った)
リオン・エストレア 2020年10月28日
……ああ。分かったよ。(きっと伝わっている、という言葉にまた頬を緩ませて見せた。自分の思いが、そう伝わっているなら嬉しいと穏やかな顔を見せる)
ふふ、なんだか暗い話になってしまったな。
ルーチェ・ムート 2020年10月29日
(穏やかな表情に心が緩む。静かな部屋に蒼い炎が柔らかく灯って、ふたりきりの空間を優しく包み込んでくれているよう)ううん。そんなことないよ。きっといつかの日のために必要な話だったんじゃないかな。
でも、他の話もしよっか!リオンは行けるとしたらどんな世界に行きたい?
リオン・エストレア 2020年10月29日
そうだな……それこそ、ダークセイヴァーじゃないが……夜の終わらない世界、なんて言うのがあったら言ってみたい。(元々夜が好きであることもそうだが、日の昇らない世界というのも見て見たくて)
ルーチェ・ムート 2020年10月30日
夜の終わらない世界…どんなところだろう?ダークセイヴァー以外にあるのかな?真っ暗な…さっき話に出たカクリヨがそれに似たいめーじがあるよ(ふむ、と口元に人差し指を当てて)
リオン・エストレア 2020年10月30日
そうなのか?……なら、尚更興味が湧いてきた。カクリヨファンタズムも、そんな世界なんだな。(名前が似ているだけではない。本当に雰囲気まで何から何まで近い世界なのかもしれないと期待をふくらませる)
ルーチェ・ムート 2020年10月30日
ね!行ってみたいなぁ。お祭りがよく開催されてるって聞いたことがあるよ!(うんうんと大きく頷く。夜の終わらない世界、どんなものだろうと)
リオン・エストレア 2020年10月31日
ふふ、そうだな……何も無ければ、お祭り巡りにも行ってみたいところだ。(なかなかそんな平和な時間はある訳じゃないが、それでも余裕があるならゆっくり回ってみたいと希望を述べて)
ルーチェ・ムート 2020年11月1日
そうだね。次は2人で一緒に遊びに行こっか。まずはカクリヨのお祭りに行こう?(窓の外は随分と景色が変わっている。長らく共に時間を過ごした事を示していた。立ち上がって扉の方へ跳ねるように歩んでいく)随分と遅いから、帰り送ってくよ!ふふ。楽しい時間をありがとう!
リオン・エストレア 2020年11月1日
もうそんなに時間が経っていたんだな……お前と居ると時間を忘れてしまいがちだ。(苦笑いをしながらも、嫌だという感情を感じさせない純粋な笑みを浮かべた。景色の移り変わりさえ気にしないほど、その時間が幸せに満ち溢れていた証拠だろうか)
いいのか?……少し申し訳ない気もするが、折角のお言葉だ。甘えさせてもらうよ。こちらこそ楽しい時間をありがとう、ルーチェ。(本当に楽しく感じてくれていたような声色に、つい純粋な笑みが溢れる。名残惜しいけれど、もう少し一緒に居れる事を嬉しく思って)
ルーチェ・ムート 2020年11月2日
ボクも時間が経つのを忘れてお喋りしちゃってたよ。楽しい時間を本当にありがとう、リオン
(お互いに笑い合いながら帰路に着くだろう。帰り道の談笑も時間を忘れるようなものだったに違いない)
ルーチェ・ムート 2020年11月2日
(やがて日が変わり、新しい朝がやってくる。次の邂逅は終わらない夜を探しに行く時だろうか)(答えを知るのは未来の―――)
――〆――
(楽しい時間をありがとう!良ければまた遊んでね!)